JP2004267309A - 遊技情報表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技情報表示システムのシステム価格の低減と遊技者に対する情報提供能力の確保、並びにシステムの改良が容易に出来、さらには遊技者の負担の少ない遊技情報表示システムを提供する。
【解決手段】遊技機2および周辺機器5から種々の情報を収集する呼出表示器3に赤外線インターフェースを設け、情報表示端末機能用プログラムにより情報表示端末装置となった携帯電話7と相互通信を可能とし、表示情報の制御・データ信号P7bとして遊技機データ要求メッセージが携帯電話7から呼出表示器3へ送信されると、このデータ要求に応じて呼出表示器3から携帯電話7へ遊技機データ応答メッセージが送信され、これを受信した携帯電話7が応答メッセージを解析して、表示画面に遊技機データを可視表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】遊技機2および周辺機器5から種々の情報を収集する呼出表示器3に赤外線インターフェースを設け、情報表示端末機能用プログラムにより情報表示端末装置となった携帯電話7と相互通信を可能とし、表示情報の制御・データ信号P7bとして遊技機データ要求メッセージが携帯電話7から呼出表示器3へ送信されると、このデータ要求に応じて呼出表示器3から携帯電話7へ遊技機データ応答メッセージが送信され、これを受信した携帯電話7が応答メッセージを解析して、表示画面に遊技機データを可視表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機が備えられる遊技場において、主として、遊技機の過去の履歴などを遊技者に表示して、遊技を行う遊技機を遊技者が選択する時の参考としたり、あるいは、遊技者が遊技機で遊技を行っている間の遊技実績を遊技者に表示して、以後の遊技戦略をたてるための一助となる遊技情報表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技店で使用されていた遊技情報システムの概略構成を図6に示す。この種の遊技情報表示システム90としては、各遊技機(パチンコ台、以下同じ)91には夫々に呼出表示器92が設けられ、この呼出表示器92には、前記遊技機91からの、打玉数信号,出玉数信号,スタート信号,特賞信号,確率変動信号等の遊技機信号P1に加え、例えばこの遊技機91に遊技玉を供給するための玉補給機、あるいは、遊技機91間の設けられている玉貸機など周辺機器93からの周辺機器信号P2も入力されている。
【0003】
前記呼出表示器92は、上記の入力が行われた信号P1,P2の各信号毎に加算、集計などの必要な処理が行われ、必要な信号における処理結果を、この呼出表示器92に内蔵されたLEDランプ、液晶表示器等の表示装置に点灯、文字表示、絵表示など適当な手段で表示を行わせることで、対応する遊技機91の遊技状態を遊技者に表示する。呼出表示器92に表示される履歴情報は、遊技者が遊技する遊技機を選択ための参考となるし、呼出表示器92で様々な演出表示を行うと、遊技中の興味を盛り上げることができる。
【0004】
前述した機能を実現するために、前記呼出表示器92には遊技技91からの遊技機信号P1、周辺機器信号P2を取り込むための入力機能、表示装置に表示を行わせるための表示機能、及び入力した信号P1,P2を外部に出力する出力機能、および、停電などに備える情報保持機能が設けられている。
【0005】
また、呼出表示器92は、対応する遊技機91の故障時に店員を呼び出す呼び出しスイッチと、これにより点灯する呼び出しランプを備え、更に、店員が近所にいない場合にも呼出を確実にするために、呼出表示器92は呼び出し信号P3を外部に出力し、見通しの良い場所に設けられた代表呼出装置94も点灯させる。
【0006】
さらに、高機能な遊技情報表示システムにおいては、呼出表示器92には、自己が対応する遊技機91の特賞状態が発生した場合には、近隣の呼出表示器92の特賞ランプを順次点灯させるランニングと称される機能を実現する為に、ランニング信号P4も出力信号として設けられている。また、前記ランニング信号P4は前記代表呼出装置94にも伝達され、その区画(遊技場では島やコーナーと称される)で特賞状態が発生したことを表示する。
【0007】
一方、前記呼出表示器92は遊技情報収集装置95とも接続され、前記信号P1,P2を遊技機情報収集装置95に出力信号P5として供給し、この遊技機情報収集装置95は信号P1,P2毎に演算、集計など必要な処理を行い、その結果を遊技データP6として集中管理装置(図示せず)に送信する。また、遊技場によっては呼出表示器92に要求される表示項目にも相違があるので、赤外線リモコンなどによる表示項目の設定信号P7を受信する為の受光部も設けられている。
【0008】
この様に、遊技情報表示システムは、多くの機能を取り込みながら高機能化・複雑化の道を歩んでいる。このような高機能化に対応して、呼出表示器92も、表示機能が「ランプ表示による状態表示」→「LED表示によるデータ表示」→「液晶表示によるデータ/情報/販売促進画面の表示」のように高機能化しており、それに伴って図6で例示したような配線主体のシステムからネットワーク主体のシステムというように変遷を続けている。実際の遊技場では、遊技場が要求する遊技者への情報提供のレベルに応じて適切な機能のシステムを導入している。
【0009】
このような遊技情報表示システムとしては、呼出表示器をネットワークで接続する方式や画面情報に関する提案が行われている(例えば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。また、携帯電話等の情報端末を利用して遊技情報をWEB機能を利用して提供する方式が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
【0010】
【特許文献1】
特許第2686497号公報
【特許文献2】
特許第2599921号公報
【特許文献3】
特開2002−233629号公報
【特許文献4】
特開2002−336529号公報
【0011】
前述したように、遊技情報表示システムは遊技機の特性の変化や、遊技者の要求に応じて多種多様な情報提供を実施すべく高度化しており、逆に言えば、システムの高度化は遊技場から見ると投資額が増大していくこととなる。例として、呼出表示器を見ると、液晶表示は情報表示能力の面から、LED表示に比べて圧倒的な表現力と付加的な表示能力があり、利用する遊技者から見ても大変魅力的ではあるが、遊技場にとってはより多くの投資が必要となり、遊技場の経営を圧迫する要因ともなっている。
【0012】
さらに、遊技情報表示システムの高度化が進むと、既に導入しているシステムが陳腐化して、遊技客が要求するデータ/情報が提供されない状態となってしまう。このため、遊技客の要望に添うために、遊技場は、新しい遊技情報表示システムを導入するか、導入済みの遊技情報表示システムを改造するかの選択を迫られる。
【0013】
例として、呼出表示器の表示部をみると、LED表示の呼出表示器では、表示できる項目は固定であるため、新しい表示項目は追加できない。一方、液晶表示を採用したシステムでは表示機能はソフトウェアの変更で比較的容易に追加できるが、LED表示を採用した呼出表示器と比べると大幅な価格上昇となり、導入は困難である。即ち、現状の遊技情報表示システムでは、価格面と表示機能・機能向上性とはトレードオフの関係にある。
【0014】
このような理由から、遊技情報表示システムに対しては、価格が適切で、システムの高度化に対して容易に追従できるシステムが待望されている。このような要望に対する対応として、特許文献4に開示された発明では、遊技機の情報をWEBサーバに登録し、これを携帯電話のWEBブラウザ機能によって参照する遊技情報表示システムが提案されている。これは、遊技客が持つ携帯電話のWEBブラウザ機能を利用して、遊技場の新台入れ替え情報やイベント情報などをサービスするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した携帯電話のWEBブラウザ機能を使って遊技情報を提供する遊技情報表示システムにおいては、遊技客が持っている携帯電話の操作性が必ずしも良好とは言い難く、また、数インチ程度の小さな液晶画面に分かり易い画面表示で種々の情報を提供する事が困難である。更に、遊技者がWEBサーバに接続し情報を取得する方式である為、遊技者が通信費用を負担することとなり、遊技客の利用促進には大きな妨げとなってしまう。また、WEBブラウンザからの情報取得には、携帯電話の操作→サーバへの接続→データの取得→表示と言う一連の処理が必要となり、データ取得に手間と時間が掛かりるという運用上の欠点をも有している。この様にインターネット利用の方式では、遊技者に費用面、利用面で大きなストレスが掛かるという欠点がある。
【0016】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みて成されたもので、遊技情報表示システムのシステム価格の低減と遊技者に対する情報提供能力の確保、並びにシステムの改良が容易に出来、さらには遊技者の負担の少ない遊技情報表示システムの提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数の遊技機が設置された遊技店内において、遊技機から収集した遊技機の動作情報である遊技情報を遊技客に可視表示する遊技情報表示システムであって、近距離通信機能を備え、特定の遊技機における遊技情報の提供要求である遊技機データ要求を受けることに基づいて、遊技情報を近距離通信により提供可能な遊技情報提供手段と、上記遊技情報提供手段と双方向通信が可能な近距離通信機能と、上記遊技情報提供手段へ遊技機データ要求を送信する遊技機データ要求機能と、上記遊技情報提供手段からの遊技機データを受信してデータ要求した遊技機の遊技情報を可視表示する遊技機データ表示機能と、を備える情報表示端末装置と、から構成したことを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記遊技情報提供手段は、各遊技機に対応して設けられ、当該遊技機から収集した遊技情報を表示する遊技機用表示装置に設けるものとしたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記情報表示端末装置には、近距離通信機能とプログラムの実行機能とを有する汎用的な情報端末を用い、外部の情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段から情報表示端末機能用アプリケーションプログラムのソフトウェアを取得した情報端末で、情報表示端末機能用アプリケーションプログラムを実行することにより、遊技機データ要求機能と遊技機データ表示機能とを実現するものとしたことを特徴とする。
【0020】
また、請求項4に係る発明は、上記請求項3に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段は、情報表示機能が異なる複数種類の情報表示端末機能用ソフトウェアを提供可能とすると共に、情報表示端末装置として用いる情報端末の固有情報と該固有情報に対応するレベルを記憶させておき、情報表示端末機能用ソフトウェアの取得要求を受けると、その情報端末の固有情報からレベルを判断し、このレベルに応じて定められた種類の情報表示端末機能用ソフトウェア以外の提供を行わないようにしたことを特徴とする。
【0021】
また、請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記遊技情報提供手段は、情報表示端末装置から遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報の設定要求を受けること基づいて、設定要求元である情報表示端末装置の固有識別情報の登録を含めて個人遊技情報表示のための初期設定を行い、その後、情報表示端末装置から個人遊技情報の要求を受けた場合は、その要求元である情報表示端末装置の固有識別情報が、個人遊技情報の設定時に登録された端末情報表示装置の固有識別情報と一致した場合にのみ、個人遊技情報の提供を行うようにしたことを特徴とする。
【0022】
また、請求項6に係る発明は、上記請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技情報表示システムにおいて、情報表示端末装置として機能させる情報端末は、本システムの利用者が所持する携帯式電話機としたことを特徴とする。
【0023】
また、請求項7に係る発明は、上記請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技情報表示システムにおいて、情報表示端末装置として機能させる情報端末は、本システムの利用者が所持する携帯個人端末としたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面に基づいて、本発明に係る遊技情報表示システムの実施形態を説明する。
【0025】
先ず、図1に基づいて、本実施形態に係る遊技情報表示システムの概略構成を説明する。なお、遊技情報表示システムとは、その名称の通り、遊技機から収集される種々の遊技情報を表示し遊技者にサービスするシステムであるが、呼出表示器を遊技機の枠開錠リモコンのインターフェースとして利用するなど、複合的な機能を呼出表示器に付加した応用システムもあるが、本実施形態では、説明を簡単にするため、基本的な機能に絞った構成としてある。
【0026】
また、以下に説明する実施形態に係る遊技情報表示システムは、不特定多数の遊技者に公開する情報を呼出表示器に表示し、全ての遊技者が参照できるようにすると共に、ある条件を満たした特定の遊技者に対しては追加の情報を提供できるように呼出表示器に備えた赤外線インターフェース回路を用意している。情報表示端末装置としては、遊技客が所持する携帯電話(IrDAやブルートゥース等の近距離通信機能およびiアプリ(登録商標)等のアプリケーション実行機能を有するものに限る)や個人携帯端末(所謂PDA)等の汎用的な情報端末を利用し、該情報端末には呼出表示器の近距離通信機能(例えば、赤外線インターフェース)を介して呼出表示器が保持している遊技情報を受信するソフトウェアがインストールされている。なお、情報端末は利用者が所有しているものに限らず、遊技店で貸し出されたものであっても良く、サービス利用時に利用者が情報端末を所持していれば良い。
【0027】
図1において、符号1で示すのは、遊技情報表示システムの全体構成であり、遊技情報表示システム1は、個々の遊技機2毎に呼出表示器3が設けられ、この呼出表示器3に過去の履歴、例えば本日現在までの大当り回数やスタート回数、昨日の大当り回数、一昨日の大当り回数などを表示する。呼出表示器3は不特定多数の遊技者が必要とする最低限のデータを固定の表示LEDを使って表示するように構成することで、安価に製造する事ができる。
【0028】
遊技機2からは、打玉数信号、出玉数信号、スタート信号、特賞信号、確率変動信号等の遊技機信号P1に加え、例えばこの遊技機2に遊技玉を供給するための玉補給機、あるいは、遊技機2と遊技機2の間に設けられている玉貸機など周辺機器5からの周辺機器信号P2も入力されている。また、呼出表示器3は、対応する遊技機2の故障時に店員を呼び出す呼び出しスイッチと、これにより点灯する呼び出しランプを備え、更に、店員が近所にいない場合にも呼出を確実にするために、代表呼出装置4へ呼び出し信号P3を出力し、代表呼出装置4を点灯させる。
【0029】
さらに、呼出表示器3には、自己が対応する遊技機2の特賞状態が発生した場合には、近隣の呼出表示器3の特賞ランプを順次点灯させるランニング機能を実現する為に、ランニング信号P4を出力する機能も有する。また、前記ランニング信号P4は前記代表呼出装置4にも伝達され、その区画(遊技場では島やコーナーと称される)で特賞状態が発生したことを表示する。加えて、呼出表示器3は情報収集装置6とも接続され、前記信号P1,P2を情報収集装置6に出力信号P5として供給し、この情報収集装置6は信号P1,P2毎に演算、集計など必要な処理を行い、その結果を遊技データP6として集中管理装置(図示せず)に送信する。また、本実施形態における呼出表示器3には、赤外線リモコンなどによる設定信号P7を受信する為の受光部も設けられている。
【0030】
ここで、呼出表示器3に設けた赤外線インターフェースは、外部機器と相互にデータを授受できる光送受信部が設けられ、遊技客が要求する表示項目を設定するための設定リモコンからの設定信号P7aのほか、携帯電話7と相互通信が可能な表示情報の制御・データ信号P7bがやり取りされる。
【0031】
次に、図2を用いて遊技情報表示システム1における動作を呼出表示器3と携帯電話7との連携で実現される遊技機データ(対象とする遊技機2における遊技情報)表示までの流れを説明する。なお、図2においては、時間は上から下(図中、矢印の方向)の向かって流れるものとする。
【0032】
先ず、遊技者は携帯電話7の赤外線送受信部を当該遊技機2に対応する呼出表示器3の赤外線送受信部に向けて、データ要求を発信するための操作を携帯電話7で行う。なお、標準的な携帯電話7を、遊技情報表示システム1における情報要求端末として機能させるために、情報表示端末機能用のソフトウェア(アプリケーションプログラム)を携帯電話7で実行させるものとし、例えば、ソフトウェア的に携帯電話7の既設ボタンのどれかに「データ要求の発信」の機能を割り付けることで、利用者の操作性を向上させることができる。携帯電話7で実行中のソフトウェアは、その操作を検知し、赤外線送受信部を介して遊技機データを要求するメッセージを呼出表示器3に送信する。
【0033】
一方、呼出表示器3が赤外線送受信部で受信したメッセージは、呼出表示器3に内蔵されたCPU(図示せず)で処理される。まず、受信したメッセージがデータの要求か否かを判定し、データ要求で無ければ無視(非応答)する。しかし、受信したメッセージがデータ要求であれば、呼出表示器3が収集したデータ項目から応答すべきデータを準備し、赤外線送受信部から遊技機データ応答メッセージとして送出する。
【0034】
呼出表示器3からの遊技機データ応答メッセージを受けた携帯電話7は、メッセージ上のデータを解析し、携帯電話7の表示画面にデータとして表示する。なお、表示内容や表示データを変更する場合には、それに対応したソフトウェアを携帯電話7にインストールすることで、容易に対応できる。
【0035】
上述した携帯電話7から呼出表示器3に送る遊技機データ要求メッセージのデータ構成は、例えば、図3(a)に示すようなもので、シリアル信号として携帯電話7から呼出表示器3に送られる。データは「要求コマンド」、「携帯電話番号」、「パラメータ」、「ECC」より構成されている。
【0036】
要求コマンドは、呼出表示器3に対する指示であり、例えば、要求するデータの種類を区分けしたり、同じメッセージに組み込まれる携帯電話番号を呼出表示器3に登録させたりする。要求コマンドに続く携帯電話番号は、携帯電話7の番号であり、要求メッセージの発信元を識別するためのIDとして呼出表示器3に送られる。
【0037】
パラメータは、呼出表示器3が要求コマンドを受けた時に処理をする時の詳細事項を設定するものである。例えば、遊技情報表示システム1における情報提供手段が各遊技機2に対応して設けられた呼出表示器3ではなく、複数の遊技機の情報提示を行う専用機器を用いる場合には、遊技情報の表示を希望する遊技機2を特定しなければならないので、このパラメータに遊技機番号を設定する事が可能である。
【0038】
ECCは、エラーチェックコードであり、送信されたメッセージがノイズ等で破損していないかをチェックするもので、チェックサムやCRC(巡回冗長符)等のエラー検出方式を適宜に利用する。
【0039】
上述した呼出表示器3から携帯電話7に送る応答メッセージのデータ構成は、例えば、図3(b)に示すようなもので、シリアル信号として呼出表示器3から送られる。データは、「応答コード」、「遊技機番号(一般に、台番号と称される)」、「データ列(例えば、データ1〜データNのN個のデータ)」、そしてデータのエラーを検出する為の「ECC」より構成される。
【0040】
応答コードは、要求コマンドに対する応答を示すコードである。遊技機番号は、送信するデータの収集元である遊技機を特定する番号である。データ列は、例えば、遊技機の過去データを送信する場合、日付、大当り回数、大当り確率などの数日分が、データ1〜データNに設定されるものである。ECCは、上述したと同様なエラーチェックコードである。
【0041】
呼出表示器3から上記のような応答メッセージを受信した携帯電話7は、ソフトウェアによりデータのエラーチェックと解析を行い、予め定めた形式もしくは利用者が望むようにカスタマイズされた形式で携帯電話7の画面にデータを表示する。このように、遊技客が持っている一般的な携帯電話7を情報要求端末として機能させた場合には、呼出表示器3に送信したデータ要求に対する呼出表示器3からの応答メッセージから、要求したデータを得ることが可能となる。
【0042】
上記のように、遊技客が所持する携帯電話7を、遊技情報表示システム1の構成要素である情報要求端末として機能させるために必要なソフトウェア(アプリケーションプログラム)を携帯電話7にインストールする手順を図4に示す。
【0043】
標準的な携帯電話7の機能として、インターネットに接続してWeb情報を閲覧するブラウザが設けられており、電話会社が提供するインターネット接続サービスを利用することで、インターネット上の各種コンテンツにアクセスできる。そこで、情報表示端末機能用のソフトウェアをダウンロードさせるためのWebサーバ8をたてておき、該Webサーバ8のURLを利用者に知らせておけば、利用者がインターネットに接続してWebサーバ8にアップロードされているソフトウェアをダウンロードできる。
【0044】
なお、情報表示端末機能用のソフトウェアは、例えば、JAVA(登録商標)言語により作成し、該ソフトウェアの実行環境である情報端末のアーキテクチャに大きく左右されない比較的汎用性の高いものとした。無論、情報端末の機種に合わせて専用ソフトウェアを多数用意しておくものとしても良い。
【0045】
Webサーバ8には、例えば、情報表示端末機能用のソフトウェアとして機能の異なる3種類のソフトウエア、SFT1,SFT2,SFT3を保存してあり、携帯電話7からの要求に応じてダウンロードさせ、携帯電話7にソフトウェアがインストールされる。
【0046】
ここで、Webサーバ8には、情報表示端末機能用のソフトウェアをダウンロードさせる携帯電話7の電話番号を事前に登録しておくものとし、携帯電話7の電話番号を識別情報として、その電話番号に応じて予め機能制限を設定しておくことで、ダウンロード可能なソフトウェアの種類を限定する。例えば、遊技客を3つの階層、レベル1,2,3に分け、レベル1の遊技客はソフトウェアSFT1のみをダウンロードでき、レベル2の遊技客はソフトウェアSFT1,SFT2をダウンロードでき、レベル3の遊技客は全てのソフトウェアをダウンロードできるように制限をかける。このとき、携帯電話7で利用可能な情報表示機能を、ソフトウェアSFT1,SFT2,SFT3の順に拡大し、SFT3で最も多くの情報を表示可能とすることで、レベル1の遊技客にはごく限られた情報しか得られ何のに対して、レベル3の遊技客は最も多くの遊技情報を得られるように差別化できる。
【0047】
斯くすれば、遊技者へのソフトウェアの提供を遊技店側がコントロールできるので、例えば、会員制をとっている遊技店では、非会員に対しては携帯電話7を使った情報表示サービスを提供しないで、呼出表示器3単独で表示できる情報(例えば、本日の大当り数と昨日の大当り数)のみを与えるものとし、会員に対しては、そのレベル付けによってソフトウェアSFT1〜SFT3を提供して、呼出表示器3では表示できない細かな遊技情報を携帯電話7で表示できるようなサービス提供方法を採ることもできる。
【0048】
なお、遊技者のレベル分けのレベル数やレベル判定基準などは、遊技店の自由裁量で決めて構わない。例えば、遊技店が遊技客の利用金額に対してポイントを発行し、貯まったポイントとの交換でレベルを決めるなど、遊技店の営業方針を反映した設定方法であっても良い。遊技者のレベル登録は、例えば、遊技客からのポイント交換の申し出に応じて、遊技客の所持する携帯電話7の電話番号をWebサーバ8に設定レベルと併せて登録すれば良い。
【0049】
以上の説明では、情報表示端末装置として携帯電話7を例に説明したが、本発明の主旨は、遊技者が所有する情報端末の表示画面を利用することであり、携帯電話と同様な赤外線通信機能およびソフトウェア実行機能を有する携帯用個人端末(所謂、PDA)を利用することももちろん可能である。また、遊技客の所持する情報端末を遊技情報表示端末として機能させるためのソフトウェアを供給する手法も、上述したWebサーバ8によって供給するものに限らず、赤外線通信機能を使って遊技店内で通信費用をかけずに受信できるようにしても良い。
【0050】
上述した遊技情報表示は、既に遊技機2にから収集されて蓄積された過去の情報を表示するものであったが、遊技情報表示システム1によって遊技客に提示する情報は、これに限定されるものではない。例えば、遊技客がこれから行う遊技で遊技機2から収集される情報、つまり、遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報(以下、個人データという)に限定して提示できるようにしても良い。
【0051】
図5は、遊技情報表示システム1における個人データの取得までの動作を、呼出表示器3と携帯電話7の各処理の流れとして示したものである。遊技情報表示システムの構成は図1と同じであるので説明を省略する。また、図5において、携帯電話7、呼出表示器3、時間経過の方向は図2と同様であるので、これも説明を省略する。
【0052】
個人データ取得に際して、先ず、遊技者が遊技を開始する時点での遊技機の状態を設定する必要がある。遊技者は、携帯電話7を操作して、呼出表示器3に個人データ設定要求メッセージを送信する。呼出表示器3は受信したメッセージを解析し、個人データ設定要求か否かを判断し、個人データ設定要求の場合は、受信したメッセージに含まれる携帯電話番号を記憶するとともに、初期設定として現在値を個人データ取得用の初期値として記憶する。一方、受信したメッセージが個人データ設定要求メッセージでないと判断した場合には、他のメッセージ(例えば、遊技機データ要求メッセージ)であるかを判断したり、受信メッセージエラーとして処理を中止したりする。
【0053】
なお、携帯電話7から個人データ設定要求を受けた時、無条件に設定を行うものとしないで、例えば、既に個人データ設定が行われていないか確認し、個人データ設定が行われていた場合には、その個人データ設定要求が異なる携帯電話7からのものか同じ携帯電話7からのものかを判断し、異なる携帯電話番号での個人データ設定要求の場合はそのまま新たな個人データ設定を行い、同じ携帯電話番号での個人データ設定要求であった場合には、個人データ設定用の初期値を変更するか否かの確認のメッセージを携帯電話7へ送信するようにしても良い。
【0054】
上記のようにして、呼出表示器3で個人データ設定が完了すると、携帯電話7に設定完了メッセージを送る。設定完了メッセージを受取った携帯電話7は、その表示画面に「設定完了」の表示を行う。これ以後に、当該遊技機2で行われた遊技の情報は、その設定者(遊技者)の個人データとして取得可能となる。
【0055】
遊技が進み、遊技者が個人情報を参照したいときには、再び携帯電話7を操作することにより、呼出表示器3に個人データ要求メッセージを送信する。これを受けた呼出表示器3は、個人データ要求メッセージであるか否かを判別し、個人データ要求メッセージであった場合には、この要求メッセージを送信した携帯電話の電話番号が、個人データ設定で登録されている携帯電話番号か否かを判別し、携帯電話番号が一致していれば正当な個人データ要求元と判断し、そのときのデータを個人データ応答メッセージとして携帯電話7へ返送する。携帯電話7では、受信した個人データ応答メッセージを解析し、個人データを表示する。
【0056】
なお、上述した遊技情報表示システム1の個人データ取得方式では、遊技者が自ら個人データ設定解除を行わないで、別の遊技者が新たに個人データ設定を行うまで継続するものとしたが、これに限らず、遊技者の自由意思によって個人データ設定の解除を行えるようにしても良い。斯くするためには、携帯電話7を操作して個人データ設定解除メッセージを呼出表示器3へ送信し、これを受けた呼出表示器3が個人データ設定の解除を行うようにすれば良い。
【0057】
上記のような個人データ設定の解除方法を採用した場合、遊技者が遊技機2での遊技を止める時に個人データ設定解除の操作を忘れたまま席を立ってしまうと、その遊技機2で別の遊技者が個人データ設定を行おうとしても呼出表示器3にキャンセルされてしまい、折角の遊技情報表示システムの有効利用ができない可能性もあるので、例えば、個人データ設定を行った呼出表示器3は、設定対象の携帯電話7へ一定時間毎に遊技継続確認メッセージを送信し、これに対する遊技継続中メッセージが携帯電話7から戻らない場合、個人設定の解除を自動で行うような制御とすることも考えられる。
【0058】
以上のように、本実施形態に係る遊技情報表示システム1では、比較的安価に導入できる呼出表示器3と、遊技客の所有する携帯電話7を使うことで、低価格を実現でき、高精細の液晶画面等を備える携帯電話7で遊技情報を表示するので、高い表示機能を実現でき、しかも、遊技客は遊技情報表示機能用のソフトウェアを入手すれば、それ以降は携帯電話7の通信料金が発生することなく遊技情報を取得できるので、遊技客は利用費用を気にすることなく遊技情報表示の機能を利用できることから、高い運用性を期待できる。加えて、リアルタイムにその場でデータを取得することができるため、遊技場、遊技者共に利益を享受する事ができ、遊技産業へ大きく貢献することが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る遊技情報表示システムによれば、遊技情報提供手段と情報表示端末装置との近距離通信機能によって、遊技機情報提供手段から直接的に情報表示端末装置へ遊技情報を提供するものとしたので、Webサーバのような外部システムに一旦情報を蓄積し、この蓄積情報の中から必要な表示情報を情報表示端末装置で取得して表示する方式よりも、表示情報の即時性を担保できる。
【0060】
また、請求項2に係る遊技情報システムによれば、各遊技機に対応して設けられ、当該遊技機から収集した遊技情報を表示する遊技機用表示装置に遊技情報提供手段を設けるものとしたので、遊技機用表示装置には高価な液晶表示装置を使わずにLEDのような安価な表示器を用いて簡単な遊技情報のみを表示させるものとしても、複雑な遊技情報は情報表示端末装置で表示させることができ、遊技店における店内設備としての遊技機用表示装置の簡素化を図っても、従前通りの遊技情報もしくはそれ以上に詳細な遊技情報を情報表示端末装置で提供できる。したがって、提供できる遊技情報の質を落とすことなく遊技設備コストを低減でき、遊技情報表示システム導入が容易となる。加えて、遊技機の近傍(通常は上部)に設けられる遊技機用表示装置に対して遊技情報の要求を行うことができるので、遊技客は遊技機に座ったまま遊技情報を要求することができ、利便性を一層高めることができる。
【0061】
また、請求項3に係る遊技情報表示システムによれば、汎用的な情報端末を用いてソフトウェアにより情報表示端末装置の機能を実現するので、情報表示端末装置としての機能拡張や情報表示項目の追加や変更などのアップデートを容易に行うことができる。すなわち、情報表示端末装置に表示する遊技情報の表示項目はハードウェア的に限定されないので、利用者のニーズに応じて提供する遊技情報の項目を増やすことも容易であり、柔軟性に富んだシステム運用を期せる。
【0062】
また、請求項4に係る遊技情報表示システムによれば、情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段が、複数用意した情報表示端末機能用ソフトウェアの中から、情報表示端末機能用ソフトウェアの取得要求を受けた情報端末の固有情報から判断できるレベルに応じて、定められた種類の情報表示端末機能用ソフトウェアの提供しか行わないので、利用可能な情報表示端末機能用ソフトウェアを限定することで、遊技客に対するサービスの差別化を行うことができる。
【0063】
また、請求項5に係る遊技情報表示システムによれば、遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報を提供でき、サービス向上を期せると共に、その個人遊技情報の提供に際しては、個人遊技情報表示の設定時に登録した情報表示端末装置の固有識別情報と、個人遊技情報の要求を受けた情報表示端末装置の固有識別情報とが一致するかの認証を行い、正常に認証された場合にのみ個人遊技情報の提供を行うので、遊技者のプライバシーを保護できる。
【0064】
また、請求項6に係る遊技情報表示システムによれば、情報表示端末装置として機能させる情報端末を、利用者が所持する携帯式電話機としたので、情報端末を遊技店側が予め用意する必要が無く、システム導入のコストを削減できるし、携帯式電話機の高機能化(表示画面の高精細化・動画表示機能の付加など)に伴い、システム提供時にける携帯式電話機の標準的な機能を使って遊技情報の表示を行うことができるので、陳腐化しない時流に即したサービス提供を行うことが可能となる。
【0065】
また、請求項7に係る遊技情報表示システムによれば、情報表示端末装置として機能させる情報端末を、利用者が所持する携帯個人端末(一般にはPDAと称される)としたので、情報端末を遊技店側が予め用意する必要が無く、システム導入のコストを削減できるし、携帯個人端末はパーソナルコンピュータに近い処理能力を有すると共に比較的大きな表示画面を備えることから、遊技店に設置された全遊技機のデータを入手できるようにしたり、高い表示能力を利用して遊技店からの販促情報や景品情報などを表示するサービスを行うこともできる。無論、システム提供時における携帯個人端末の標準的な機能を使って遊技情報の表示を行うことができるので、陳腐化しない時流に即したサービス提供を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技情報表示システムの概略構成図である。
【図2】遊技情報表示システムにおける呼出表示器と携帯電話との連携で実現される遊技機データ表示までの流れ示す動作説明図である。
【図3】(a)携帯電話から呼出表示器へ送られる遊技機データ要求メッセージのデータ構成図である。
(b)呼出表示器から携帯電話へ送られる遊技機データ応答メッセージのデータ構成図である。
【図4】携帯電話へソフトウェアをダウンロードする方式の説明図である。
【図5】遊技情報表示システムにおける呼出表示器と携帯電話との連携で実現される個人データの表示までの流れ示す動作説明図である。
【図6】従来の遊技情報表示システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 遊技情報表示システム
2 遊技機
3 呼出表示器
4 代表呼出装置
5 周辺機器
6 データ収集装置
7 携帯電話
8 Webサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機が備えられる遊技場において、主として、遊技機の過去の履歴などを遊技者に表示して、遊技を行う遊技機を遊技者が選択する時の参考としたり、あるいは、遊技者が遊技機で遊技を行っている間の遊技実績を遊技者に表示して、以後の遊技戦略をたてるための一助となる遊技情報表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技店で使用されていた遊技情報システムの概略構成を図6に示す。この種の遊技情報表示システム90としては、各遊技機(パチンコ台、以下同じ)91には夫々に呼出表示器92が設けられ、この呼出表示器92には、前記遊技機91からの、打玉数信号,出玉数信号,スタート信号,特賞信号,確率変動信号等の遊技機信号P1に加え、例えばこの遊技機91に遊技玉を供給するための玉補給機、あるいは、遊技機91間の設けられている玉貸機など周辺機器93からの周辺機器信号P2も入力されている。
【0003】
前記呼出表示器92は、上記の入力が行われた信号P1,P2の各信号毎に加算、集計などの必要な処理が行われ、必要な信号における処理結果を、この呼出表示器92に内蔵されたLEDランプ、液晶表示器等の表示装置に点灯、文字表示、絵表示など適当な手段で表示を行わせることで、対応する遊技機91の遊技状態を遊技者に表示する。呼出表示器92に表示される履歴情報は、遊技者が遊技する遊技機を選択ための参考となるし、呼出表示器92で様々な演出表示を行うと、遊技中の興味を盛り上げることができる。
【0004】
前述した機能を実現するために、前記呼出表示器92には遊技技91からの遊技機信号P1、周辺機器信号P2を取り込むための入力機能、表示装置に表示を行わせるための表示機能、及び入力した信号P1,P2を外部に出力する出力機能、および、停電などに備える情報保持機能が設けられている。
【0005】
また、呼出表示器92は、対応する遊技機91の故障時に店員を呼び出す呼び出しスイッチと、これにより点灯する呼び出しランプを備え、更に、店員が近所にいない場合にも呼出を確実にするために、呼出表示器92は呼び出し信号P3を外部に出力し、見通しの良い場所に設けられた代表呼出装置94も点灯させる。
【0006】
さらに、高機能な遊技情報表示システムにおいては、呼出表示器92には、自己が対応する遊技機91の特賞状態が発生した場合には、近隣の呼出表示器92の特賞ランプを順次点灯させるランニングと称される機能を実現する為に、ランニング信号P4も出力信号として設けられている。また、前記ランニング信号P4は前記代表呼出装置94にも伝達され、その区画(遊技場では島やコーナーと称される)で特賞状態が発生したことを表示する。
【0007】
一方、前記呼出表示器92は遊技情報収集装置95とも接続され、前記信号P1,P2を遊技機情報収集装置95に出力信号P5として供給し、この遊技機情報収集装置95は信号P1,P2毎に演算、集計など必要な処理を行い、その結果を遊技データP6として集中管理装置(図示せず)に送信する。また、遊技場によっては呼出表示器92に要求される表示項目にも相違があるので、赤外線リモコンなどによる表示項目の設定信号P7を受信する為の受光部も設けられている。
【0008】
この様に、遊技情報表示システムは、多くの機能を取り込みながら高機能化・複雑化の道を歩んでいる。このような高機能化に対応して、呼出表示器92も、表示機能が「ランプ表示による状態表示」→「LED表示によるデータ表示」→「液晶表示によるデータ/情報/販売促進画面の表示」のように高機能化しており、それに伴って図6で例示したような配線主体のシステムからネットワーク主体のシステムというように変遷を続けている。実際の遊技場では、遊技場が要求する遊技者への情報提供のレベルに応じて適切な機能のシステムを導入している。
【0009】
このような遊技情報表示システムとしては、呼出表示器をネットワークで接続する方式や画面情報に関する提案が行われている(例えば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。また、携帯電話等の情報端末を利用して遊技情報をWEB機能を利用して提供する方式が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
【0010】
【特許文献1】
特許第2686497号公報
【特許文献2】
特許第2599921号公報
【特許文献3】
特開2002−233629号公報
【特許文献4】
特開2002−336529号公報
【0011】
前述したように、遊技情報表示システムは遊技機の特性の変化や、遊技者の要求に応じて多種多様な情報提供を実施すべく高度化しており、逆に言えば、システムの高度化は遊技場から見ると投資額が増大していくこととなる。例として、呼出表示器を見ると、液晶表示は情報表示能力の面から、LED表示に比べて圧倒的な表現力と付加的な表示能力があり、利用する遊技者から見ても大変魅力的ではあるが、遊技場にとってはより多くの投資が必要となり、遊技場の経営を圧迫する要因ともなっている。
【0012】
さらに、遊技情報表示システムの高度化が進むと、既に導入しているシステムが陳腐化して、遊技客が要求するデータ/情報が提供されない状態となってしまう。このため、遊技客の要望に添うために、遊技場は、新しい遊技情報表示システムを導入するか、導入済みの遊技情報表示システムを改造するかの選択を迫られる。
【0013】
例として、呼出表示器の表示部をみると、LED表示の呼出表示器では、表示できる項目は固定であるため、新しい表示項目は追加できない。一方、液晶表示を採用したシステムでは表示機能はソフトウェアの変更で比較的容易に追加できるが、LED表示を採用した呼出表示器と比べると大幅な価格上昇となり、導入は困難である。即ち、現状の遊技情報表示システムでは、価格面と表示機能・機能向上性とはトレードオフの関係にある。
【0014】
このような理由から、遊技情報表示システムに対しては、価格が適切で、システムの高度化に対して容易に追従できるシステムが待望されている。このような要望に対する対応として、特許文献4に開示された発明では、遊技機の情報をWEBサーバに登録し、これを携帯電話のWEBブラウザ機能によって参照する遊技情報表示システムが提案されている。これは、遊技客が持つ携帯電話のWEBブラウザ機能を利用して、遊技場の新台入れ替え情報やイベント情報などをサービスするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した携帯電話のWEBブラウザ機能を使って遊技情報を提供する遊技情報表示システムにおいては、遊技客が持っている携帯電話の操作性が必ずしも良好とは言い難く、また、数インチ程度の小さな液晶画面に分かり易い画面表示で種々の情報を提供する事が困難である。更に、遊技者がWEBサーバに接続し情報を取得する方式である為、遊技者が通信費用を負担することとなり、遊技客の利用促進には大きな妨げとなってしまう。また、WEBブラウンザからの情報取得には、携帯電話の操作→サーバへの接続→データの取得→表示と言う一連の処理が必要となり、データ取得に手間と時間が掛かりるという運用上の欠点をも有している。この様にインターネット利用の方式では、遊技者に費用面、利用面で大きなストレスが掛かるという欠点がある。
【0016】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みて成されたもので、遊技情報表示システムのシステム価格の低減と遊技者に対する情報提供能力の確保、並びにシステムの改良が容易に出来、さらには遊技者の負担の少ない遊技情報表示システムの提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数の遊技機が設置された遊技店内において、遊技機から収集した遊技機の動作情報である遊技情報を遊技客に可視表示する遊技情報表示システムであって、近距離通信機能を備え、特定の遊技機における遊技情報の提供要求である遊技機データ要求を受けることに基づいて、遊技情報を近距離通信により提供可能な遊技情報提供手段と、上記遊技情報提供手段と双方向通信が可能な近距離通信機能と、上記遊技情報提供手段へ遊技機データ要求を送信する遊技機データ要求機能と、上記遊技情報提供手段からの遊技機データを受信してデータ要求した遊技機の遊技情報を可視表示する遊技機データ表示機能と、を備える情報表示端末装置と、から構成したことを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記遊技情報提供手段は、各遊技機に対応して設けられ、当該遊技機から収集した遊技情報を表示する遊技機用表示装置に設けるものとしたことを特徴とする。
【0019】
また、請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記情報表示端末装置には、近距離通信機能とプログラムの実行機能とを有する汎用的な情報端末を用い、外部の情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段から情報表示端末機能用アプリケーションプログラムのソフトウェアを取得した情報端末で、情報表示端末機能用アプリケーションプログラムを実行することにより、遊技機データ要求機能と遊技機データ表示機能とを実現するものとしたことを特徴とする。
【0020】
また、請求項4に係る発明は、上記請求項3に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段は、情報表示機能が異なる複数種類の情報表示端末機能用ソフトウェアを提供可能とすると共に、情報表示端末装置として用いる情報端末の固有情報と該固有情報に対応するレベルを記憶させておき、情報表示端末機能用ソフトウェアの取得要求を受けると、その情報端末の固有情報からレベルを判断し、このレベルに応じて定められた種類の情報表示端末機能用ソフトウェア以外の提供を行わないようにしたことを特徴とする。
【0021】
また、請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技情報表示システムにおいて、上記遊技情報提供手段は、情報表示端末装置から遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報の設定要求を受けること基づいて、設定要求元である情報表示端末装置の固有識別情報の登録を含めて個人遊技情報表示のための初期設定を行い、その後、情報表示端末装置から個人遊技情報の要求を受けた場合は、その要求元である情報表示端末装置の固有識別情報が、個人遊技情報の設定時に登録された端末情報表示装置の固有識別情報と一致した場合にのみ、個人遊技情報の提供を行うようにしたことを特徴とする。
【0022】
また、請求項6に係る発明は、上記請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技情報表示システムにおいて、情報表示端末装置として機能させる情報端末は、本システムの利用者が所持する携帯式電話機としたことを特徴とする。
【0023】
また、請求項7に係る発明は、上記請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技情報表示システムにおいて、情報表示端末装置として機能させる情報端末は、本システムの利用者が所持する携帯個人端末としたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面に基づいて、本発明に係る遊技情報表示システムの実施形態を説明する。
【0025】
先ず、図1に基づいて、本実施形態に係る遊技情報表示システムの概略構成を説明する。なお、遊技情報表示システムとは、その名称の通り、遊技機から収集される種々の遊技情報を表示し遊技者にサービスするシステムであるが、呼出表示器を遊技機の枠開錠リモコンのインターフェースとして利用するなど、複合的な機能を呼出表示器に付加した応用システムもあるが、本実施形態では、説明を簡単にするため、基本的な機能に絞った構成としてある。
【0026】
また、以下に説明する実施形態に係る遊技情報表示システムは、不特定多数の遊技者に公開する情報を呼出表示器に表示し、全ての遊技者が参照できるようにすると共に、ある条件を満たした特定の遊技者に対しては追加の情報を提供できるように呼出表示器に備えた赤外線インターフェース回路を用意している。情報表示端末装置としては、遊技客が所持する携帯電話(IrDAやブルートゥース等の近距離通信機能およびiアプリ(登録商標)等のアプリケーション実行機能を有するものに限る)や個人携帯端末(所謂PDA)等の汎用的な情報端末を利用し、該情報端末には呼出表示器の近距離通信機能(例えば、赤外線インターフェース)を介して呼出表示器が保持している遊技情報を受信するソフトウェアがインストールされている。なお、情報端末は利用者が所有しているものに限らず、遊技店で貸し出されたものであっても良く、サービス利用時に利用者が情報端末を所持していれば良い。
【0027】
図1において、符号1で示すのは、遊技情報表示システムの全体構成であり、遊技情報表示システム1は、個々の遊技機2毎に呼出表示器3が設けられ、この呼出表示器3に過去の履歴、例えば本日現在までの大当り回数やスタート回数、昨日の大当り回数、一昨日の大当り回数などを表示する。呼出表示器3は不特定多数の遊技者が必要とする最低限のデータを固定の表示LEDを使って表示するように構成することで、安価に製造する事ができる。
【0028】
遊技機2からは、打玉数信号、出玉数信号、スタート信号、特賞信号、確率変動信号等の遊技機信号P1に加え、例えばこの遊技機2に遊技玉を供給するための玉補給機、あるいは、遊技機2と遊技機2の間に設けられている玉貸機など周辺機器5からの周辺機器信号P2も入力されている。また、呼出表示器3は、対応する遊技機2の故障時に店員を呼び出す呼び出しスイッチと、これにより点灯する呼び出しランプを備え、更に、店員が近所にいない場合にも呼出を確実にするために、代表呼出装置4へ呼び出し信号P3を出力し、代表呼出装置4を点灯させる。
【0029】
さらに、呼出表示器3には、自己が対応する遊技機2の特賞状態が発生した場合には、近隣の呼出表示器3の特賞ランプを順次点灯させるランニング機能を実現する為に、ランニング信号P4を出力する機能も有する。また、前記ランニング信号P4は前記代表呼出装置4にも伝達され、その区画(遊技場では島やコーナーと称される)で特賞状態が発生したことを表示する。加えて、呼出表示器3は情報収集装置6とも接続され、前記信号P1,P2を情報収集装置6に出力信号P5として供給し、この情報収集装置6は信号P1,P2毎に演算、集計など必要な処理を行い、その結果を遊技データP6として集中管理装置(図示せず)に送信する。また、本実施形態における呼出表示器3には、赤外線リモコンなどによる設定信号P7を受信する為の受光部も設けられている。
【0030】
ここで、呼出表示器3に設けた赤外線インターフェースは、外部機器と相互にデータを授受できる光送受信部が設けられ、遊技客が要求する表示項目を設定するための設定リモコンからの設定信号P7aのほか、携帯電話7と相互通信が可能な表示情報の制御・データ信号P7bがやり取りされる。
【0031】
次に、図2を用いて遊技情報表示システム1における動作を呼出表示器3と携帯電話7との連携で実現される遊技機データ(対象とする遊技機2における遊技情報)表示までの流れを説明する。なお、図2においては、時間は上から下(図中、矢印の方向)の向かって流れるものとする。
【0032】
先ず、遊技者は携帯電話7の赤外線送受信部を当該遊技機2に対応する呼出表示器3の赤外線送受信部に向けて、データ要求を発信するための操作を携帯電話7で行う。なお、標準的な携帯電話7を、遊技情報表示システム1における情報要求端末として機能させるために、情報表示端末機能用のソフトウェア(アプリケーションプログラム)を携帯電話7で実行させるものとし、例えば、ソフトウェア的に携帯電話7の既設ボタンのどれかに「データ要求の発信」の機能を割り付けることで、利用者の操作性を向上させることができる。携帯電話7で実行中のソフトウェアは、その操作を検知し、赤外線送受信部を介して遊技機データを要求するメッセージを呼出表示器3に送信する。
【0033】
一方、呼出表示器3が赤外線送受信部で受信したメッセージは、呼出表示器3に内蔵されたCPU(図示せず)で処理される。まず、受信したメッセージがデータの要求か否かを判定し、データ要求で無ければ無視(非応答)する。しかし、受信したメッセージがデータ要求であれば、呼出表示器3が収集したデータ項目から応答すべきデータを準備し、赤外線送受信部から遊技機データ応答メッセージとして送出する。
【0034】
呼出表示器3からの遊技機データ応答メッセージを受けた携帯電話7は、メッセージ上のデータを解析し、携帯電話7の表示画面にデータとして表示する。なお、表示内容や表示データを変更する場合には、それに対応したソフトウェアを携帯電話7にインストールすることで、容易に対応できる。
【0035】
上述した携帯電話7から呼出表示器3に送る遊技機データ要求メッセージのデータ構成は、例えば、図3(a)に示すようなもので、シリアル信号として携帯電話7から呼出表示器3に送られる。データは「要求コマンド」、「携帯電話番号」、「パラメータ」、「ECC」より構成されている。
【0036】
要求コマンドは、呼出表示器3に対する指示であり、例えば、要求するデータの種類を区分けしたり、同じメッセージに組み込まれる携帯電話番号を呼出表示器3に登録させたりする。要求コマンドに続く携帯電話番号は、携帯電話7の番号であり、要求メッセージの発信元を識別するためのIDとして呼出表示器3に送られる。
【0037】
パラメータは、呼出表示器3が要求コマンドを受けた時に処理をする時の詳細事項を設定するものである。例えば、遊技情報表示システム1における情報提供手段が各遊技機2に対応して設けられた呼出表示器3ではなく、複数の遊技機の情報提示を行う専用機器を用いる場合には、遊技情報の表示を希望する遊技機2を特定しなければならないので、このパラメータに遊技機番号を設定する事が可能である。
【0038】
ECCは、エラーチェックコードであり、送信されたメッセージがノイズ等で破損していないかをチェックするもので、チェックサムやCRC(巡回冗長符)等のエラー検出方式を適宜に利用する。
【0039】
上述した呼出表示器3から携帯電話7に送る応答メッセージのデータ構成は、例えば、図3(b)に示すようなもので、シリアル信号として呼出表示器3から送られる。データは、「応答コード」、「遊技機番号(一般に、台番号と称される)」、「データ列(例えば、データ1〜データNのN個のデータ)」、そしてデータのエラーを検出する為の「ECC」より構成される。
【0040】
応答コードは、要求コマンドに対する応答を示すコードである。遊技機番号は、送信するデータの収集元である遊技機を特定する番号である。データ列は、例えば、遊技機の過去データを送信する場合、日付、大当り回数、大当り確率などの数日分が、データ1〜データNに設定されるものである。ECCは、上述したと同様なエラーチェックコードである。
【0041】
呼出表示器3から上記のような応答メッセージを受信した携帯電話7は、ソフトウェアによりデータのエラーチェックと解析を行い、予め定めた形式もしくは利用者が望むようにカスタマイズされた形式で携帯電話7の画面にデータを表示する。このように、遊技客が持っている一般的な携帯電話7を情報要求端末として機能させた場合には、呼出表示器3に送信したデータ要求に対する呼出表示器3からの応答メッセージから、要求したデータを得ることが可能となる。
【0042】
上記のように、遊技客が所持する携帯電話7を、遊技情報表示システム1の構成要素である情報要求端末として機能させるために必要なソフトウェア(アプリケーションプログラム)を携帯電話7にインストールする手順を図4に示す。
【0043】
標準的な携帯電話7の機能として、インターネットに接続してWeb情報を閲覧するブラウザが設けられており、電話会社が提供するインターネット接続サービスを利用することで、インターネット上の各種コンテンツにアクセスできる。そこで、情報表示端末機能用のソフトウェアをダウンロードさせるためのWebサーバ8をたてておき、該Webサーバ8のURLを利用者に知らせておけば、利用者がインターネットに接続してWebサーバ8にアップロードされているソフトウェアをダウンロードできる。
【0044】
なお、情報表示端末機能用のソフトウェアは、例えば、JAVA(登録商標)言語により作成し、該ソフトウェアの実行環境である情報端末のアーキテクチャに大きく左右されない比較的汎用性の高いものとした。無論、情報端末の機種に合わせて専用ソフトウェアを多数用意しておくものとしても良い。
【0045】
Webサーバ8には、例えば、情報表示端末機能用のソフトウェアとして機能の異なる3種類のソフトウエア、SFT1,SFT2,SFT3を保存してあり、携帯電話7からの要求に応じてダウンロードさせ、携帯電話7にソフトウェアがインストールされる。
【0046】
ここで、Webサーバ8には、情報表示端末機能用のソフトウェアをダウンロードさせる携帯電話7の電話番号を事前に登録しておくものとし、携帯電話7の電話番号を識別情報として、その電話番号に応じて予め機能制限を設定しておくことで、ダウンロード可能なソフトウェアの種類を限定する。例えば、遊技客を3つの階層、レベル1,2,3に分け、レベル1の遊技客はソフトウェアSFT1のみをダウンロードでき、レベル2の遊技客はソフトウェアSFT1,SFT2をダウンロードでき、レベル3の遊技客は全てのソフトウェアをダウンロードできるように制限をかける。このとき、携帯電話7で利用可能な情報表示機能を、ソフトウェアSFT1,SFT2,SFT3の順に拡大し、SFT3で最も多くの情報を表示可能とすることで、レベル1の遊技客にはごく限られた情報しか得られ何のに対して、レベル3の遊技客は最も多くの遊技情報を得られるように差別化できる。
【0047】
斯くすれば、遊技者へのソフトウェアの提供を遊技店側がコントロールできるので、例えば、会員制をとっている遊技店では、非会員に対しては携帯電話7を使った情報表示サービスを提供しないで、呼出表示器3単独で表示できる情報(例えば、本日の大当り数と昨日の大当り数)のみを与えるものとし、会員に対しては、そのレベル付けによってソフトウェアSFT1〜SFT3を提供して、呼出表示器3では表示できない細かな遊技情報を携帯電話7で表示できるようなサービス提供方法を採ることもできる。
【0048】
なお、遊技者のレベル分けのレベル数やレベル判定基準などは、遊技店の自由裁量で決めて構わない。例えば、遊技店が遊技客の利用金額に対してポイントを発行し、貯まったポイントとの交換でレベルを決めるなど、遊技店の営業方針を反映した設定方法であっても良い。遊技者のレベル登録は、例えば、遊技客からのポイント交換の申し出に応じて、遊技客の所持する携帯電話7の電話番号をWebサーバ8に設定レベルと併せて登録すれば良い。
【0049】
以上の説明では、情報表示端末装置として携帯電話7を例に説明したが、本発明の主旨は、遊技者が所有する情報端末の表示画面を利用することであり、携帯電話と同様な赤外線通信機能およびソフトウェア実行機能を有する携帯用個人端末(所謂、PDA)を利用することももちろん可能である。また、遊技客の所持する情報端末を遊技情報表示端末として機能させるためのソフトウェアを供給する手法も、上述したWebサーバ8によって供給するものに限らず、赤外線通信機能を使って遊技店内で通信費用をかけずに受信できるようにしても良い。
【0050】
上述した遊技情報表示は、既に遊技機2にから収集されて蓄積された過去の情報を表示するものであったが、遊技情報表示システム1によって遊技客に提示する情報は、これに限定されるものではない。例えば、遊技客がこれから行う遊技で遊技機2から収集される情報、つまり、遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報(以下、個人データという)に限定して提示できるようにしても良い。
【0051】
図5は、遊技情報表示システム1における個人データの取得までの動作を、呼出表示器3と携帯電話7の各処理の流れとして示したものである。遊技情報表示システムの構成は図1と同じであるので説明を省略する。また、図5において、携帯電話7、呼出表示器3、時間経過の方向は図2と同様であるので、これも説明を省略する。
【0052】
個人データ取得に際して、先ず、遊技者が遊技を開始する時点での遊技機の状態を設定する必要がある。遊技者は、携帯電話7を操作して、呼出表示器3に個人データ設定要求メッセージを送信する。呼出表示器3は受信したメッセージを解析し、個人データ設定要求か否かを判断し、個人データ設定要求の場合は、受信したメッセージに含まれる携帯電話番号を記憶するとともに、初期設定として現在値を個人データ取得用の初期値として記憶する。一方、受信したメッセージが個人データ設定要求メッセージでないと判断した場合には、他のメッセージ(例えば、遊技機データ要求メッセージ)であるかを判断したり、受信メッセージエラーとして処理を中止したりする。
【0053】
なお、携帯電話7から個人データ設定要求を受けた時、無条件に設定を行うものとしないで、例えば、既に個人データ設定が行われていないか確認し、個人データ設定が行われていた場合には、その個人データ設定要求が異なる携帯電話7からのものか同じ携帯電話7からのものかを判断し、異なる携帯電話番号での個人データ設定要求の場合はそのまま新たな個人データ設定を行い、同じ携帯電話番号での個人データ設定要求であった場合には、個人データ設定用の初期値を変更するか否かの確認のメッセージを携帯電話7へ送信するようにしても良い。
【0054】
上記のようにして、呼出表示器3で個人データ設定が完了すると、携帯電話7に設定完了メッセージを送る。設定完了メッセージを受取った携帯電話7は、その表示画面に「設定完了」の表示を行う。これ以後に、当該遊技機2で行われた遊技の情報は、その設定者(遊技者)の個人データとして取得可能となる。
【0055】
遊技が進み、遊技者が個人情報を参照したいときには、再び携帯電話7を操作することにより、呼出表示器3に個人データ要求メッセージを送信する。これを受けた呼出表示器3は、個人データ要求メッセージであるか否かを判別し、個人データ要求メッセージであった場合には、この要求メッセージを送信した携帯電話の電話番号が、個人データ設定で登録されている携帯電話番号か否かを判別し、携帯電話番号が一致していれば正当な個人データ要求元と判断し、そのときのデータを個人データ応答メッセージとして携帯電話7へ返送する。携帯電話7では、受信した個人データ応答メッセージを解析し、個人データを表示する。
【0056】
なお、上述した遊技情報表示システム1の個人データ取得方式では、遊技者が自ら個人データ設定解除を行わないで、別の遊技者が新たに個人データ設定を行うまで継続するものとしたが、これに限らず、遊技者の自由意思によって個人データ設定の解除を行えるようにしても良い。斯くするためには、携帯電話7を操作して個人データ設定解除メッセージを呼出表示器3へ送信し、これを受けた呼出表示器3が個人データ設定の解除を行うようにすれば良い。
【0057】
上記のような個人データ設定の解除方法を採用した場合、遊技者が遊技機2での遊技を止める時に個人データ設定解除の操作を忘れたまま席を立ってしまうと、その遊技機2で別の遊技者が個人データ設定を行おうとしても呼出表示器3にキャンセルされてしまい、折角の遊技情報表示システムの有効利用ができない可能性もあるので、例えば、個人データ設定を行った呼出表示器3は、設定対象の携帯電話7へ一定時間毎に遊技継続確認メッセージを送信し、これに対する遊技継続中メッセージが携帯電話7から戻らない場合、個人設定の解除を自動で行うような制御とすることも考えられる。
【0058】
以上のように、本実施形態に係る遊技情報表示システム1では、比較的安価に導入できる呼出表示器3と、遊技客の所有する携帯電話7を使うことで、低価格を実現でき、高精細の液晶画面等を備える携帯電話7で遊技情報を表示するので、高い表示機能を実現でき、しかも、遊技客は遊技情報表示機能用のソフトウェアを入手すれば、それ以降は携帯電話7の通信料金が発生することなく遊技情報を取得できるので、遊技客は利用費用を気にすることなく遊技情報表示の機能を利用できることから、高い運用性を期待できる。加えて、リアルタイムにその場でデータを取得することができるため、遊技場、遊技者共に利益を享受する事ができ、遊技産業へ大きく貢献することが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る遊技情報表示システムによれば、遊技情報提供手段と情報表示端末装置との近距離通信機能によって、遊技機情報提供手段から直接的に情報表示端末装置へ遊技情報を提供するものとしたので、Webサーバのような外部システムに一旦情報を蓄積し、この蓄積情報の中から必要な表示情報を情報表示端末装置で取得して表示する方式よりも、表示情報の即時性を担保できる。
【0060】
また、請求項2に係る遊技情報システムによれば、各遊技機に対応して設けられ、当該遊技機から収集した遊技情報を表示する遊技機用表示装置に遊技情報提供手段を設けるものとしたので、遊技機用表示装置には高価な液晶表示装置を使わずにLEDのような安価な表示器を用いて簡単な遊技情報のみを表示させるものとしても、複雑な遊技情報は情報表示端末装置で表示させることができ、遊技店における店内設備としての遊技機用表示装置の簡素化を図っても、従前通りの遊技情報もしくはそれ以上に詳細な遊技情報を情報表示端末装置で提供できる。したがって、提供できる遊技情報の質を落とすことなく遊技設備コストを低減でき、遊技情報表示システム導入が容易となる。加えて、遊技機の近傍(通常は上部)に設けられる遊技機用表示装置に対して遊技情報の要求を行うことができるので、遊技客は遊技機に座ったまま遊技情報を要求することができ、利便性を一層高めることができる。
【0061】
また、請求項3に係る遊技情報表示システムによれば、汎用的な情報端末を用いてソフトウェアにより情報表示端末装置の機能を実現するので、情報表示端末装置としての機能拡張や情報表示項目の追加や変更などのアップデートを容易に行うことができる。すなわち、情報表示端末装置に表示する遊技情報の表示項目はハードウェア的に限定されないので、利用者のニーズに応じて提供する遊技情報の項目を増やすことも容易であり、柔軟性に富んだシステム運用を期せる。
【0062】
また、請求項4に係る遊技情報表示システムによれば、情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段が、複数用意した情報表示端末機能用ソフトウェアの中から、情報表示端末機能用ソフトウェアの取得要求を受けた情報端末の固有情報から判断できるレベルに応じて、定められた種類の情報表示端末機能用ソフトウェアの提供しか行わないので、利用可能な情報表示端末機能用ソフトウェアを限定することで、遊技客に対するサービスの差別化を行うことができる。
【0063】
また、請求項5に係る遊技情報表示システムによれば、遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報を提供でき、サービス向上を期せると共に、その個人遊技情報の提供に際しては、個人遊技情報表示の設定時に登録した情報表示端末装置の固有識別情報と、個人遊技情報の要求を受けた情報表示端末装置の固有識別情報とが一致するかの認証を行い、正常に認証された場合にのみ個人遊技情報の提供を行うので、遊技者のプライバシーを保護できる。
【0064】
また、請求項6に係る遊技情報表示システムによれば、情報表示端末装置として機能させる情報端末を、利用者が所持する携帯式電話機としたので、情報端末を遊技店側が予め用意する必要が無く、システム導入のコストを削減できるし、携帯式電話機の高機能化(表示画面の高精細化・動画表示機能の付加など)に伴い、システム提供時にける携帯式電話機の標準的な機能を使って遊技情報の表示を行うことができるので、陳腐化しない時流に即したサービス提供を行うことが可能となる。
【0065】
また、請求項7に係る遊技情報表示システムによれば、情報表示端末装置として機能させる情報端末を、利用者が所持する携帯個人端末(一般にはPDAと称される)としたので、情報端末を遊技店側が予め用意する必要が無く、システム導入のコストを削減できるし、携帯個人端末はパーソナルコンピュータに近い処理能力を有すると共に比較的大きな表示画面を備えることから、遊技店に設置された全遊技機のデータを入手できるようにしたり、高い表示能力を利用して遊技店からの販促情報や景品情報などを表示するサービスを行うこともできる。無論、システム提供時における携帯個人端末の標準的な機能を使って遊技情報の表示を行うことができるので、陳腐化しない時流に即したサービス提供を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技情報表示システムの概略構成図である。
【図2】遊技情報表示システムにおける呼出表示器と携帯電話との連携で実現される遊技機データ表示までの流れ示す動作説明図である。
【図3】(a)携帯電話から呼出表示器へ送られる遊技機データ要求メッセージのデータ構成図である。
(b)呼出表示器から携帯電話へ送られる遊技機データ応答メッセージのデータ構成図である。
【図4】携帯電話へソフトウェアをダウンロードする方式の説明図である。
【図5】遊技情報表示システムにおける呼出表示器と携帯電話との連携で実現される個人データの表示までの流れ示す動作説明図である。
【図6】従来の遊技情報表示システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 遊技情報表示システム
2 遊技機
3 呼出表示器
4 代表呼出装置
5 周辺機器
6 データ収集装置
7 携帯電話
8 Webサーバ
Claims (7)
- 複数の遊技機が設置された遊技店内において、遊技機から収集した遊技機の動作情報である遊技情報を遊技客に可視表示する遊技情報表示システムであって、
近距離通信機能を備え、特定の遊技機における遊技情報の提供要求である遊技機データ要求を受けることに基づいて、遊技情報を近距離通信により提供可能な遊技情報提供手段と、
上記遊技情報提供手段と双方向通信が可能な近距離通信機能と、上記遊技情報提供手段へ遊技機データ要求を送信する遊技機データ要求機能と、上記遊技情報提供手段からの遊技機データを受信してデータ要求した遊技機の遊技情報を可視表示する遊技機データ表示機能と、を備える情報表示端末装置と、
から構成したことを特徴とする遊技情報表示システム。 - 上記遊技情報提供手段は、各遊技機に対応して設けられ、当該遊技機から収集した遊技情報を表示する遊技機用表示装置に設けるものとしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技情報表示システム。
- 上記情報表示端末装置には、近距離通信機能とプログラムの実行機能とを有する汎用的な情報端末を用い、外部の情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段から情報表示端末機能用アプリケーションプログラムのソフトウェアを取得した情報端末で、情報表示端末機能用アプリケーションプログラムを実行することにより、遊技機データ要求機能と遊技機データ表示機能とを実現するものとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技情報表示システム。
- 上記情報表示端末機能用ソフトウェア供給手段は、情報表示機能が異なる複数種類の情報表示端末機能用ソフトウェアを提供可能とすると共に、情報表示端末装置として用いる情報端末の固有情報と該固有情報に対応するレベルを記憶させておき、情報表示端末機能用ソフトウェアの取得要求を受けると、その情報端末の固有情報からレベルを判断し、このレベルに応じて定められた種類の情報表示端末機能用ソフトウェア以外の提供を行わないようにしたことを特徴とする請求項3に記載の遊技情報表示システム。
- 上記遊技情報提供手段は、情報表示端末装置から遊技者の個人的な遊技実績情報である個人遊技情報の設定要求を受けること基づいて、設定要求元である情報表示端末装置の固有識別情報の登録を含めて個人遊技情報表示のための初期設定を行い、その後、情報表示端末装置から個人遊技情報の要求を受けた場合は、その要求元である情報表示端末装置の固有識別情報が、個人遊技情報の設定時に登録された端末情報表示装置の固有識別情報と一致した場合にのみ、個人遊技情報の提供を行うようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技情報表示システム。
- 情報表示端末装置として機能させる情報端末は、本システムの利用者が所持する携帯式電話機としたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技情報表示システム。
- 情報表示端末装置として機能させる情報端末は、本システムの利用者が所持する携帯個人端末としたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の遊技情報表示システム。
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- 2003-03-06 JP JP2003059347A patent/JP2004267309A/ja active Pending
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