JP2004147141A - 緊急通報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車において生じた緊急事態を確実に通報する。
【解決手段】車両Aで緊急事象が生じた場合、車両Aの車載端末1に移動電話機2が装着されている場合には緊急情報が車両Aの車載端末1から直接緊急連絡先に移動電話機2で通報されるが、他の場合には車両Aの車車間通信装置105の通信可能範囲内RAにいる移動電話機2を備えた他の車両の車載端末1に緊急情報が中継され、当該他の車両の車載端末1より緊急連絡先に緊急情報が移動電話機2で通報される。一方、車両Aの通信可能範囲内RAにそのような車両が存在しない場合には、通信可能な他車両Eの車載端末1に緊急情報が中継される。そして、車両Eの車載端末1によって、さらに、車両Eの通信可能範囲内REにいる移動電話機2を備えた他の車両Gの車載端末1に緊急情報が中継され、車両Gの車載端末1によって、緊急情報が緊急連絡先に通知される。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個々の自動車において生じた緊急事態を、当該事態に対処する然るべき相手に速やかに通報する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
個々の自動車において生じた緊急事態を通報する技術としては、衝突センサにより自車に生じた事故を検知し、事故発生を、無線通信によって警察、消防などに自車現在位置と共に通報する技術が知られている(たとえば、特開平10−49779号公報)。
【0003】
また、各車両に緊急通報装置を搭載し、当該緊急通報装置において、自車に生じた異常を検知し、移動電話サービスエリア内に自車位置があるときには、移動電話によって発生した異常を警察、消防などに通報し、移動電話サービスエリア内に自車位置が無いときには、移動電話とは別に設けた無線通信装置によって他車の緊急通報装置に通知する技術も知られている(たとえば、特開2000−306181)。この技術では、他車より通報を受けた緊急通報装置は、自車位置が移動電話サービスを利用可能となった時点で当該他車より通知された内容を警察、消防などに通報する。
【0004】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−49779号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2000−306181号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平10−49779号公報記載の技術によれば、警察、消防等と通信を行う装置の通信可能範囲外に車両がある場合には、当該車両で生じた事故を通報することができない。一方、特開2000−306181号公報記載の技術によれば、移動電話サービスエリア外にいるときに車両に異常が発生した場合には、その時点で通信可能な他車に、警察、消防等への通報を依頼し、当該他車が警察、消防等へ通報を代理して行うために、このような問題は軽減される。
【0008】
しかし、特開2000−306181号公報記載の技術によれば、通報を依頼された他車も、移動電話サービスエリア外にいるときには、当該他車が移動電話サービスエリア内に移動した後にしか警察、消防等への通報を行うことができないために、緊急通報を速やかに行えない場合がある。また、異常発生時に当該異常が発生した他車と通信可能な車両が、移動電話を利用できない車両である場合等には、警察、消防等への通報自体を行うことができない。
【0009】
そこで、本発明は、個々の自動車において生じた緊急事態を、より確実に、当該事態に対処する然るべき相手に、より速やかに通報可能とすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、自動車に搭載する緊急通報装置に、他車両に搭載された緊急通報装置と通信する車車間通信装置と、自車において緊急事態が発生した場合であって、緊急事態の発生を表す緊急情報の通報先である緊急通報先と通信する移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能であるときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記緊急連絡先に、前記移動通信装置を用いて送信する自車両緊急情報通報手段と、自車において緊急事態が発生した場合であって、前記移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能でないときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記車車間通信装置を用いて、他車両に搭載された緊急通報装置に送信する緊急情報通報依頼手段と、他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能であるときに、前記受信した緊急情報を前記緊急連絡先に、前記移動通信装置を用いて送信する他車両緊急情報通報手段と、他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能でないときに、前記受信した緊急情報を、他車両に搭載された緊急通報装置に前記車車間通信装置を用いて送信する緊急情報中継手段とを設けたものである。
【0011】
このような緊急通報装置によれば、ある車両において緊急事態が発生した場合、当該車両において移動通信装置を利用できないときには、緊急情報が、移動通信装置を利用できる車両の緊急通報装置によって受信されるまで、順次、各緊急通報装置間で中継される。そして、移動通信装置を利用できる車両の緊急通報装置にまで緊急情報が中継されたならば、その緊急情報が移動通信装置を用いて緊急連絡先に通報される。
【0012】
したがって、緊急事態が発生した車両の緊急通報装置から最初に緊急情報を送信された車両において一時的に移動通信装置を利用できない場合であっても、最初に緊急情報を送信された車両が移動通信装置を利用できるようになるまで待つことなく、速やかに緊急連絡先への通報を行うことができる緊急通報装置まで緊急情報が中継され、緊急連絡先への通報が行われる。また、最初に緊急情報を送信された車両が移動通信装置を恒久的に利用できないものである場合にも、緊急連絡先への通報を行うことができる緊急通報装置まで緊急情報が中継され、緊急連絡先への通報が行われるので、確実な緊急通報が可能となる。
【0013】
また、本発明は、前記課題達成のために、自動車に搭載する緊急通報装置に、緊急事態の発生を表す緊急情報の通報先である緊急通報先及び他車両に搭載された緊急通報装置と通信する通信装置と、自車において緊急事態が発生した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能であるときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記緊急連絡先に、前記通信装置を用いて送信する自車両緊急情報通報手段と、自車において緊急事態が発生した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能でないときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を他車両に搭載された緊急通報装置に、前記通信装置を用いて送信する緊急情報通報依頼手段と、他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能であるときに、前記受信した緊急情報を前記緊急連絡先に、前記通信装置を用いて送信する他車両緊急情報通報手段と、他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能でないときに、前記受信した緊急情報を他車両に搭載された緊急通報装置に送信する緊急情報中継手段とを備えたものである。
【0014】
このよう緊急通報装置によれば、ある車両において緊急事態が発生した場合、当該車両において緊急連絡先と通信できないときには、緊急情報が、緊急連絡先と通信できる車両の緊急通報装置によって受信されるまで、順次、緊急通報装置間で中継される。そして、緊急連絡先と通信できる車両の緊急通報装置にまで緊急情報が中継されたならば、その緊急情報が緊急連絡先に通報される。
【0015】
したがって、確実かつ速やかに、緊急連絡先への通報を行うことができるようになる。
ここで、このような緊急通報装置は、前記緊急情報通報依頼手段において、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を、自車両から前記緊急連絡先までの道路経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記通信装置を用いて送信し、前記緊急情報中継手段において、前記受信した緊急情報を、自車両から前記緊急連絡先までの道路経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記通信装置を用いて送信するように構成しても良い。
【0016】
緊急事態が発生した車両から緊急連絡先までの道路経路は、各車両がおよそ道路上に位置するものであることより、緊急事態が発生した車両から緊急連絡先までの1または複数の緊急連絡装置を経る緊急情報の中継経路となり得る可能性が高い。したがって、このように構成することにより、効率的かつ確実な緊急連絡先への通報を行えるようになることが期待できる。
【0017】
また、この場合には、さらに、前記緊急情報通報依頼手段において、自車両から前記緊急連絡先までの前記通信装置が通信可能な他の緊急通報装置を経由する道路経路を中継経路として求め、前記通信可能な他の緊急通報装置に、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記通信装置を用いて送信し、前記緊急情報中継手段において、前記通信装置が前記中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置と通信可能である場合に、当該中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記受信した緊急情報を前記通信装置を用いて送信し、前記通信装置が前記中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置と通信可能でない場合に、自車両から前記緊急連絡先までの前記通信装置が通信可能な他の緊急通報装置を経由する道路経路によって前記中継経路を更新し、前記更新後の中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記受信した緊急情報を前記通信装置を用いて送信するように構成しても良い。
【0018】
このようにすることにより、効率的な中継経路によって速やかに緊急連絡への通報を行うことができると共に、中継経路途中で当該中継経路に従った中継ができなくなってしまった場合でも、新たな中継経路を自動的に設定し、新たな中継経路に従って緊急情報の中継を行うことができるので、より確実な通報が実現できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に、本第1実施形態において、各車両に搭載される車載端末の構成を示す。
図示するように、車載端末1は、車両のエアバックの作動や衝突やガソリン欠乏やパンクやエンジン故障やバッテリ異常やシートベルト装着有無などを検知する車両状態センサ101、心拍や脈圧等より車両の運転者の異常を検知する生体センサ102、車両状態センサ101と生体センサ102の検知内容から緊急を要する事象の発生を検知する緊急事象発生検知部103、緊急事象検知部が緊急事象を検知した場合に緊急事象の発生を表す緊急情報を生成する緊急情報生成部104とを有する。また、車載端末1は、他車の車載端末1と無線通信を行う車車間通信装置105、移動電話網を介して通信を行う移動電話機2(携帯電話機など)を脱着可能に装着し装着された移動電話機2を用いた通信を制御する移動電話機制御部106、緊急情報が示す緊急事象への対処を期待できる然るべき人物/組織である緊急通報先への移動電話機2による通報を、移動電話機制御部106を介して行う緊急連絡処理部107を有する。
【0020】
また、車載端末1は、緊急情報生成部104で生成された緊急情報の車車間通信装置105による他車の車載端末1への送信、緊急情報生成部104で生成された緊急情報の緊急連絡処理部107による緊急通報先への通報、車車間通信装置105で他車より受信した緊急情報の緊急連絡処理部107による緊急通報先への通報、車車間通信装置105で他車より受信した緊急情報のさらに別の他車の車載端末1への送信を制御する緊急情報処理部108を有する。
【0021】
また、車載端末1は、表示装置109、入力装置110、表示装置109や入力装置110を用いたユーザとの間の入出力を制御するGUI制御部111、緊急情報処理部108が処理する緊急情報をGUI制御部111を介して表示装置109に表示する緊急情報提示部112を有する。また、車載端末1には、現在位置の算出や現在位置から目的地までの経路探索や、現在位置や探索した経路を地図上に表した表示画面のGUI制御部111を介した表示装置109への表示を行うナビゲーションユニット113が組み込まれている。そして、車載端末1には、移動電話機制御部106を介して移動電話機2を利用し、インターネットアクセスや通常の音声通信その他の通信サービスをユーザに提供する移動電話機利用アプリケーション114も有する。
【0022】
このような構成において、緊急事象発生検知部103は、車両状態センサ101と生体センサ102の検知内容から緊急を要する事象の発生を検知すると、発生した緊急事象の緊急度のレベルを判定し、検知した緊急事象を判定した緊急度レベルと共に、緊急情報生成部104に送る。
【0023】
緊急度レベルは、たとえば緊急度レベル1〜3の3つのレベルとし、各々次のように判定する。
緊急度レベル1 − エアバック作動、心拍低下
緊急度レベル2 − 車両の衝突、脈圧の軽い異常
緊急度レベル3 − パンク、エンジン故障、バッテリ異常、ガソリン欠乏
ただし、シートベルト装着の無の場合には車両の衝突を緊急度レベル1とするなど、車両状態センサ101と生体センサ102の複数の検知内容の組み合わせに応じて緊急度を判定するようにしてもよい。
【0024】
次に、緊急情報生成部104は、緊急事象発生検知部103から発生した緊急事象と緊急度レベルを受け付けると、これにナビゲーションユニット113から取得した自車両の現在位置と、現在時刻を付加して緊急情報とし、緊急情報処理部108に送る。
次に、緊急連絡処理部107は、緊急情報処理部108から、緊急情報の緊急通報先への通報を指示されると、緊急情報が示す緊急事象に応じて緊急連絡先の種別(救急、警察、修理等サービス会社)を決定し、自車両の現在位置最寄りの決定した種別の緊急連絡先の電話番号を、ナビゲーションユニット113に問い合わせて入手する。ナビゲーションユニット113は、各種緊急連絡先の位置と電話番号を示すデータベースを保持しており、緊急情報処理部108から問い合わせを受けると、緊急連絡処理部107から指定された種別の現在位置最寄りの緊急連絡先の電話番号を応答する。そして、このようにして緊急連絡先の電話番号を入手したならば、緊急連絡処理部107は、移動電話機制御部106を介して、車載端末1に装着されている移動電話機2に緊急連絡先の電話番号に発呼させ呼が確立したならば通報を指示された緊急情報を送信させる。ここで、移動電話機制御部106は、移動電話機2が移動電話機利用アプリケーション114によって使用中である場合には、移動電話機利用アプリケーション114による移動電話機2の使用を中止し、緊急連絡処理部107から指示された緊急情報の送信を行う。なお、この緊急情報の緊急情報の送信は、たとえば、緊急情報を音声に変換して音声通信により行うものであってもよい。
【0025】
次に、緊急情報提示部112は、緊急情報処理部108から緊急情報の提示を指示されると、GUI制御部111を介して表示装置109に緊急情報の内容を表示する。
以下、緊急情報処理部108の動作について説明する。
図2に示すように、緊急情報処理部108は、処理を開始すると、自車両の緊急情報生成部104における緊急情報の発生と(ステップ202)、車車間通信装置105の他車の車載端末1からの緊急情報の受信(ステップ204)を監視する。
そして、自車両の緊急情報生成部104において緊急情報が発生したならば、自車載端末1に移動電話機2が装着されているかどうかを調べ(ステップ206)、装着されていれば、緊急情報生成部104から送られた緊急情報の緊急連絡先への通報を緊急連絡処理部107に指示することにより、緊急情報を緊急連絡先に送信させ(ステップ208)、初めのステップ202に戻る。
一方、自車両に移動電話機2が装着されていない場合には、車車間通信装置105で通信可能な他車両の車載端末1が存在するかどうかを調べ(ステップ210)、通信可能な他車両の車載端末1がなければ、通信可能な他車両の車載端末1が現れるのを待つ。ここで、通信可能な他車両の車載端末1の有無は、たとえば、各車載端末1が定期的に放送形式で自己の情報を車車間通信装置105から送信すると共に、車車間通信装置105で他車載端末1の情報を受信した場合に、その他車載端末1を通信可能な車載端末1として認識することにより行うこともできるし、通信可能な他車載端末1を調べたい車載端末1が放送形式で車車間通信装置105から問合せコマンドを送信すると共に、車車間通信装置105で他車載端末1の情報を問い合わせコマンド受信し他車載端末1が自己情報を車車間通信装置105で応答するようにし、通信可能な他車載端末1を調べたい車載端末1において送信した問い合わせコマンドに対する応答より通信可能な車載端末1を認識することにより行うようにすることもできる。
【0026】
さて、通信可能な他車両の車載端末1が存在するか存在するようになった場合には、次に、存在した車載端末1のうちから、移動電話機2が装着されている車載端末1を、通信可能な各車載端末1に問い合わせることにより探索する(ステップ226)。そして、移動電話機2が装着された車載端末1が探索できたならば(ステップ228)、緊急情報生成部104から送られた緊急情報に自車載端末1の識別子を含めて、探索した車載端末1に車車間通信装置105より送信し(ステップ230)、初めのステップ202に戻る。一方、移動電話機2が装着された車載端末1が探索できなかった場合には末228)、通信可能な他車両の車載端末1のうちの一つの車載端末1を選択し、選択した車載端末1に緊急情報生成部104から送られた緊急情報に自車載端末1の識別子を含めて送信し(ステップ232)、初めのステップ202に戻る。
【0027】
ここで、このようにして他車両の車載端末1から送信された緊急情報を受信した車載端末1において、車車間通信装置105は受信した緊急情報を緊急情報処理部108に送る。
さて、車車間通信装置105の他車の車載端末1からの緊急情報を受信した場合には(ステップ204)、まず、自車載端末1に移動電話機2が装着されているかどうかを調べ(ステップ212)、装着されていない場合には、受信した緊急情報に含まれている識別子が示す車載端末1ではない(受信した緊急情報が既に経由していない)、車車間通信装置105で通信可能な他車両の車載端末1が存在するかどうかを調べ(ステップ218)、そのような車載端末1がなければ、そのような車載端末1が現れるのを待つ。そして、受信した緊急情報に含まれている識別子が示す車載端末1ではない、車車間通信装置105で通信可能な他車両の車載端末1が存在するか存在するようになった場合には、存在した車載端末1のうちから、移動電話機2が装着されている車載端末1を、各車載端末1に問い合わせることにより探索する(ステップ226)。そして、移動電話機2が装着された車載端末1が探索できたならば(ステップ228)、他車両の車載端末1から受信した緊急情報に自車載端末1の識別子を付加し、探索した車載端末1に車車間通信装置105より送信(中継)し(ステップ230)、初めのステップ202に戻る。一方、移動電話機2が装着された車載端末1が探索できなかった場合には、受信した緊急情報に含まれている識別子が示す車載端末1ではない、車車間通信装置105で通信可能な他車両の車載端末1のうちの一つの車載端末1を選択し、選択した車載端末1に他車両の車載端末1から受信した緊急情報に自車載端末1の識別子を含めて送信(中継)し(ステップ232)、初めのステップ202に戻る。
【0028】
ここで、このようにして他車両の車載端末1から中継された緊急情報を受信した車載端末1において、車車間通信装置105は受信した緊急情報を緊急情報処理部108に送る。
一方、車車間通信装置105の他車の車載端末1からの緊急情報を受信した場合において(ステップ204)、自車載端末1に移動電話機2が装着されている場合には(ステップ212)、受信した緊急情報が示す緊急レベルが所定のレベルThL(例えば緊急度レベル2)以上緊急度が高いものであるかどうかを調べ(ステップ214)、高ければ、他車両より中継された緊急情報の緊急連絡先への通報を緊急連絡処理部107に指示することにより、緊急情報を緊急連絡先に送信させ(ステップ216)、初めのステップ202に戻る。
【0029】
一方、受信した緊急情報が示す緊急レベルが所定のレベルThL未満であれば、移動電話機制御部106に問い合わせることにより現在移動電話機が使用中であるかどうか調べ(ステップ220)、使用中でなければ、他車両より中継された緊急情報の緊急連絡先への通報を緊急連絡処理部107に指示することにより、緊急情報を緊急連絡先に送信させ(ステップ216)、初めのステップ202に戻る。使用中である場合には、受信した緊急情報が示す緊急レベルが、現在の移動電話機2の使用に優先するかどうかを調べ(ステップ222)、優先するものであった場合には、他車両より中継された緊急情報の緊急連絡先への通報を緊急連絡処理部107に指示することにより、緊急情報を緊急連絡先に送信させ(ステップ216)、初めのステップ202に戻る。ここで、受信した緊急情報が示す緊急レベルが、現在の移動電話機2の使用に優先するかどうかは、その時点で移動電話機2が使用されている用途によって異なる。たとえば、その時点で、既に受信した緊急情報が示す緊急レベル以上の緊急レベルを持つ他の緊急情報の通報に移動電話機2が使用されている場合や、所定の移動電話機利用アプリケーション114によって移動電話機2が使用されている場合には、現在の移動電話機2の使用が優先するものとする。
【0030】
そして、受信した緊急情報が示す緊急レベルが、移動電話機2の使用に優先しない場合には、ステップ224に進み、緊急情報が未経由の通信端末であって通信可能な他車載端末1があれば、前述のように移動電話機2を有する車両を優先して中継先とする、他車両の車載端末1への緊急情報の中継を行い(ステップ226〜232)、通信可能な他車載端末1がなければ、移動電話機2の使用が終了するのを待って(ステップ220)移動電話機2を用いて緊急情報の緊急連絡先への通報を行う(ステップ216)か、通信可能な他車載端末1が現れるのを待って(ステップ224)、前述のように移動電話機2を有する車両を優先して中継先とする、他車載端末1への緊急情報の中継を行い(ステップ226〜232)、初めのステップ202に戻る。
【0031】
以上、緊急情報処理部108の処理について説明した。なお、以上の処理におけるステップ206、212では、移動電話機2が装着されている場合であっても、移動電話機2が移動電話サービスエリア外にいるときには、移動電話機2が装着されていないものとして判定するようにする。
【0032】
さて、以上の処理を行う他、緊急情報処理部108は予め定めた基準に従って、適宜処理する緊急情報の表示を緊急情報提示部112に指示する処理も行う。たとえば、処理する緊急情報が他車両の衝突を示すものであった場合には、その旨を緊急情報が示す他車両の位置をナビゲーションユニット113が表示する地図上で表すよう緊急情報提示部112を制御するようにして良い。
【0033】
ここで、このような車載端末1によって実現される緊急情報の通報の流れの一例を示す。
いま、たとえば、図3に示すように車両AからHが位置する状況において、車両Aで緊急事象が生じた場合には、車両Aに移動電話が装着されている場合には車両Aにおける緊急事象の発生を告げる緊急情報が車両Aから直接緊急連絡先に移動電話機2で通報されるが、車両Aに移動電話が装着されていない場合には車両Aの車車間通信装置105の通信可能範囲内RAにいる移動電話機2を備えた他の車両に緊急情報が中継される。そして、当該他の車両より緊急連絡先に緊急情報が移動電話機2で通報される。
【0034】
一方、車両Aの車車間通信装置105の通信可能範囲内RAに移動電話機2を備えた車両が存在しない場合には、図示するように、通信可能範囲内RAの他車両Eに緊急情報が中継される。そして、車両Eによって、さらに、車両Eの車車間通信装置105の通信可能範囲内REにいる移動電話機2を備えた他の車両Gに緊急情報が中継され、車両Gによって、緊急情報が緊急連絡先に通知されることになる。
【0035】
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
以上のように本第1実施形態によれば、ある車両において緊急事態が発生した場合、当該車両において移動電話機2を利用できないときには、緊急情報が、移動電話機2を利用できる車両の車載端末1によって受信されるまで、順次、異なる車載端末1間で中継される。そして、移動電話機2を利用できる車両の車載端末1にまで緊急情報が中継されたならば、その緊急情報が移動電話機2を用いて緊急連絡先に通報される。したがって、確実かつ速やかに緊急連絡先への通報を行うことができるようになる。
【0036】
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2実施形態においても、前記第1実施形態同様に各車両に車載端末1が搭載される。本第2実施形態に係る車載端末1の構成は、図1に示した第1実施形態に係る車載端末1の構成と同様であるが、移動電話制御部、移動電話機利用アプリケーション114、緊急連絡処理部107は、これを備える必要はない。また、本実施形態では、車車間通信装置105を、各緊急連絡先に設けた通報受信装置と通信が可能なように構成している。
【0037】
また、本第2実施形態では、緊急情報処理部108は、以下の動作を行う。
すなわち、図4に示すように、緊急情報処理部108は、処理を開始すると、自車両の緊急情報生成部104における緊急情報の発生と(ステップ402)、車車間通信装置105の他車の車載端末1からの緊急情報の受信(ステップ404)を監視する。
そして、自車両の緊急情報生成部104において緊急情報が発生したならば、前述のようにナビゲーションユニット113に問い合わせることにより、発生した緊急情報の連絡先とする緊急連絡先の位置と通信の宛先として使用するアドレス等を求める(ステップ406)。ナビゲーションユニット113は、各種緊急連絡先の位置とアドレス等を示すデータベースを保持しており、緊急情報処理部108から問い合わせを受けると、緊急連絡処理部107から指定された種別の現在位置最寄りの緊急連絡先の位置とアドレスとを応答する。
【0038】
そして、次に、緊急情報処理部108は、決定した緊急連絡先と車車間通信装置105によって通信可能かどうかを調べる(ステップ408)。緊急連絡先と通信可能であるかどうかは、自車両の現在位置と緊急連絡先の位置間の距離から求めたり、車車間通信装置105からの緊急連絡先への発信に対する緊急連絡先からの応答の有無によって求めることができる。そして、緊急連絡先と通信可能であれば、緊急情報生成部104から送られた緊急情報を、車車間通信装置105より緊急連絡先に送信させ(ステップ410)、初めのステップ402に戻る。
【0039】
一方、緊急連絡先と通信可能でなければ、車車間通信装置105で通信可能な他車両の車載端末1が存在するかどうかを調べ(ステップ412)、通信可能な他車両の車載端末1がなければ、緊急連絡先と通信可能となるか(ステップ408)、通信可能な他車両の車載端末1が現れるのを待つ。そして、通信可能な他車両の車載端末1が現れる前に、緊急連絡先と通信可能となったならば、緊急情報生成部104から送られた緊急情報を、車車間通信装置105より緊急連絡先に送信させ(ステップ410)、初めのステップ402に戻る。一方、通信可能な他車両の車載端末1が存在するか、緊急連絡先と通信可能となる前に通信可能な他車両の車載端末1が現れたならば、通信可能な車載端末1を一つ選択し(ステップ414)、選択した車載端末1の位置を当該車載端末1に問い合わせて得る。
【0040】
そして、ナビゲーションユニット113の経路探索機能を利用して、自車両位置から選択した車載端末1を搭載した他車両を経由する緊急連絡先の位置までの間の道路経路を探索し、探索した道路経路を中継経路に設定する(ステップ416)。ここで、ナビゲーションユニット113による、中継経路とする道路経路の探索は、道のり距離が最短となる経路を優先して探索したり、できるだけ走行中の車両が存在しそうな道路(たとえば、主要道)を使用する経路を優先して探索することにより行うのが好ましい。なお、ステップ414における一つの車載端末1の選択も、通信可能な車載端末1が複数ある場合には、緊急連絡先方向にある車載端末1を優先して選択するようにしたり、自車両位置から選択した車載端末1を搭載した他車両を経由する緊急連絡先の位置までの間の経路が、他の通信可能な車載端末1を経由する経路よりも道のり距離が短くなるように選択したり、自車両位置から選択した車載端末1を搭載した他車両を経由する緊急連絡先の位置までの間の経路が、できるだけ走行中の車両が存在しそうな道路を使用するものとなるように選択することにより行っても良い。
【0041】
さて、中継経路を設定したならば、緊急情報処理部108は、設定した中継経路と緊急連絡先の位置やアドレスの情報とを緊急情報に含めて、選択した他の車載端末1に車車間通信装置105より送信し(ステップ418)、初めのステップ402に戻る。
【0042】
ここで、このようにして他車両の車載端末1から送信された緊急情報を受信した車載端末1において、車車間通信装置105は受信した緊急情報を緊急情報処理部108に送る。
さて、車車間通信装置105の他車の車載端末1からの緊急情報を受信した場合には(ステップ404)、まず、緊急情報に位置やアドレスが示される緊急連絡先と車車間通信装置105によって通信可能かどうかを調べる(ステップ420)。そして、緊急連絡先と通信可能であれば、緊急情報生成部104から送られた緊急情報を、車車間通信装置105より緊急連絡先に送信させ(ステップ422)、初めのステップ402に戻る。
【0043】
一方、緊急連絡先と車車間通信装置105によって通信可能でなければ、車車間通信装置105で通信可能な他車両の車載端末1が存在するかどうかを調べ(ステップ424)、通信可能な他車両の車載端末1がなければ、緊急連絡先と通信可能となるか(ステップ420)、通信可能な他車両の車載端末1が現れる(ステップ424)のを待つ。そして、通信可能な他車両の車載端末1が現れる前に、緊急連絡先と通信可能となったならば、緊急情報生成部104から送られた緊急情報を、車車間通信装置105より緊急連絡先に送信させ(ステップ422)、初めのステップ402に戻る。一方、通信可能な他車両の車載端末1が存在するか、緊急連絡先と通信可能となる前に通信可能な他車両の車載端末1が現れたならば、通信可能な他車両の車載端末1のうちに、緊急情報によって示される中継経路上、自車両位置より緊急連絡先方面にある車載端末1が存在するかどうかを調べ(ステップ426)、存在する場合には、中継経路上で最も緊急連絡先方面よりにある通信可能な車載端末1に、緊急情報を中継し(ステップ428)、初めのステップ402に戻る。通信可能な他車両の車載端末1のうちに、緊急情報によって示される中継経路上、自車両位置より緊急連絡先方面にある車載端末1が存在しない場合には、通信可能な車載端末1を一つ選択し(ステップ430)、選択した車載端末1の位置を当該車載端末1に問い合わせて得る。そして、前述のように、ナビゲーションユニット113の経路探索機能を利用して、自車両位置から選択した車載端末1を搭載した他車両を経由する緊急連絡先の位置までの間の道路経路を探索し、探索した道路経路を新たな中継経路に設定し、新たな中継経路で緊急情報中に含まれている中継経路を更新する(ステップ432)。そして、更新後の緊急情報を、選択した他の車載端末1に車車間通信装置105より送信し(ステップ434)、初めのステップ402に戻る。
【0044】
以上、第2実施形態に係る緊急情報処理部108の動作について説明した。
ここで、このような本第2実施形態に係る車載端末1によって実現される緊急情報の通報の流れの一例を示す。
いま、たとえば、図5に示すように車両が位置する状況において、車両Aで緊急事象が生じた場合に、車両Aが緊急連絡先として図中の緊急連絡先Xを決定した場合には、車両Aの通信可能範囲内RAに緊急連絡先Xが位置しないので、車両Aと通信可能な車両のうちから車両Bが選択され、選択された車両Bの位置を経由する車両Aから緊急連絡先Xまでの道路経路LAが中継経路として設定される。そして、車両Aから選択された車両Bに緊急情報が中継される。緊急情報を受信した車両Bでは、やはり車両Bの通信可能範囲内RBに緊急連絡先Xが位置しないので、通信可能範囲内RBに位置する中継経路LA上、最も緊急連絡先Xよりの車両Cを選択し、車両Cに緊急情報を中継する。車両Cにおいても、やはり車両Cの通信可能範囲内RCに緊急連絡先Xが位置しないので、通信可能範囲内RCに位置する中継経路LA上、最も緊急連絡先Xよりの車両Dを選択し、車両Cに緊急情報を中継する。
【0045】
そして、車両Dでは、やはり車両Dの通信可能範囲内RDに緊急連絡先Xが位置しないので、通信可能範囲内RDに位置する中継経路LA上の緊急連絡先X方面の車両に緊急情報の中継を試みるが、通信可能範囲内RDに位置する中継経路LA上の緊急連絡先X方面の車両は存在しないので、新たなに通信可能な車両Eを選択し、中継経路LAを、選択した車両Eの位置を経由する車両Dから緊急連絡先Xまでの道路経路である中継経路LBに更新する。そして、選択した車両Eに緊急情報を中継する。緊急情報を受信した車両Eでは、車両Eの通信可能範囲内REに緊急連絡先Xが位置しないので、通信可能範囲内REに位置する更新後の中継経路LB上、最も緊急連絡先Xよりの車両Fを選択し、車両Fに緊急情報を中継する。車両Fにおいても、やはり車両Fの通信可能範囲内RFに緊急連絡先Xが位置しないので、通信可能範囲内RFに位置する中継経路LB上、最も緊急連絡先Xよりの車両Gを選択し、車両Gに緊急情報を中継する。
【0046】
そして、車両Gでは、車両Gの通信可能範囲内RGに緊急連絡先Xが位置するので、緊急連絡先Xに受信した緊急情報を通報する。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
このように本第2実施形態によれば、ある車両において緊急事態が発生した場合、当該車両において緊急連絡先と通信できないときには、緊急情報が、緊急連絡先と通信できる車両の車載端末1によって受信されるまで、順次、異なる車載端末1間で中継される。そして、緊急連絡先と通信できる車両の車載端末1にまで緊急情報が中継されたならば、その緊急情報が緊急連絡先に通報される。したがって、確実かつ速やかに、緊急連絡先への通報を行うことができるようになる。
【0047】
また、本第2実施形態によれば、緊急事態が発生した車両から緊急連絡先までの道路経路を緊急情報の中継経路として緊急情報を緊急連絡先まで到達させる。ここで、各車両がおよそ道路上に位置するものであることより、緊急事態が発生した車両から緊急連絡先までの1または複数の緊急連絡装置を得る緊急情報の中継経路となり得る可能性が高いことより、このような本第2実施形態の構成によれば、効率的かつ確実な緊急連絡先への通報を行えるようになることが期待できる。また、中継経路を適当に設定することにより確実かつ速やかに緊急連絡への通報を行えるようになると共に、中継経路途中で当該中継経路に従った中継ができなくなってしまった場合でも、自動的に新たな中継経路を設定し、新たな中継経路に従って緊急情報の中継を行うことができるようになる。
【0048】
ところで、以上の各実施形態においては、事故等の緊急事態が生じた車両において車載端末1自身が損傷を受けた場合には、緊急情報を生成することができず、したがって、緊急情報を緊急連絡先に通報することができなくなる。そこで、以上の各実施形態において、緊急事象が生じた車両の近傍にいる他の車両において、緊急事象が生じた車両に変わって緊急情報を生成し通報、中継などできるようにすることが好ましい。すなわち、たとえば、車載端末1の入力装置110からの入力に応じて、緊急事象発生検知部103において緊急事象を検知し、緊急情報部で緊急情報を生成するようにしてもよい。このようにすることにより、緊急事象が生じた車両の近傍にいる他の車両のユーザが入力装置110を操作することにより、当該ユーザの車載端末1が、緊急事象が生じた車両の車載端末1に代わって緊急情報を生成し通報、中継などすることができるようになる。
【0049】
また、以上の各実施形態においては、車載端末1から他の車載端末1に緊急情報を送信する場合に、常に一つの他の車載端末1にのみ緊急情報を送信するようにしたが、これは放送形式などにより複数の他の車載端末1に緊急情報を送信するようにしても良い。この場合には、同じ車両の同じ緊急事象について複数の緊急情報が緊急連絡先に通報される可能性が生じるが、このような問題は、たとえば、緊急情報の発行元の車載端末1において緊急情報に識別子を付与して送信し、緊急連絡先の受信装置において受信した緊急情報の識別子に応じて、受信した緊急情報を峻別などすることにより軽減することができる。
【0050】
また、以上の実施形態では、実際に他の車載端末1に緊急情報を送信するときに、送信先とする車載端末1を探し出すようにしたが、これは予め車載端末1間で適当なアルゴリズムに従って相互にネゴシエーションを行って、第3の車載端末1による中継を経た第1、第2の車載端末1間の通信を可能とする仮想的なネットワークを構成しておき、この仮想的なネットワークを用いて、各緊急情報を送信するようにしても良い。すなわち、たとえば、第1実施形態では、緊急情報を発行する車載端末1が、仮想的なネットワーク上で移動電話機2を持つ他の車載端末1を探索し、探索した車載端末1宛に仮想的なネットワーク上で緊急情報を送信することにより、結果として緊急情報が他の車載端末1を経て移動電話機2を持つ車載端末1に中継されるようにしてもよい。また、第2実施形態では、緊急連絡先の受通報信装置も仮想ネットワークに組み込まれるようにし、緊急情報を発行する車載端末1が直接仮想的なネットワーク上で緊急連絡先の受通報信装置宛に緊急情報を送信することにより、結果として緊急情報が他の車載端末1を経て緊急連絡先の通報受信装置に通報されるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、個々の自動車において生じた緊急事態を、より確実に、当該事態に対処する然るべき相手に、より速やかに通報可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車載端末の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る緊急情報処理部の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態に係る緊急情報の通報動作の例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る緊急情報処理部の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係る緊急情報の通報動作の例を示す図である。
【符号の説明】
1:車載端末、2:移動電話機、101:車両状態センサ、102:生体センサ、103:緊急事象発生検知部、104:緊急情報生成部、105:車車間通信装置、106:移動電話機制御部、107:緊急連絡処理部、108:緊急情報処理部、109:表示装置、110:入力装置、111:GUI制御部、112:緊急情報提示部、113:ナビゲーションユニット、114:移動電話機利用アプリケーション。

Claims (6)

  1. 自動車に搭載される緊急通報装置であって、
    他車両に搭載された緊急通報装置と通信する車車間通信装置と、
    自車において緊急事態が発生した場合であって、緊急事態の発生を表す緊急情報の通報先である緊急通報先と通信する移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能であるときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記緊急連絡先に、前記移動通信装置を用いて送信する自車両緊急情報通報手段と、
    自車において緊急事態が発生した場合であって、前記移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能でないときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記車車間通信装置を用いて、他車両に搭載された緊急通報装置に送信する緊急情報通報依頼手段と、
    他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能であるときに、前記受信した緊急情報を前記緊急連絡先に、前記移動通信装置を用いて送信する他車両緊急情報通報手段と、
    他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記移動通信装置を当該緊急通報装置が利用可能でないときに、前記受信した緊急情報を、他車両に搭載された緊急通報装置に前記車車間通信装置を用いて送信する緊急情報中継手段とを有することを特徴とする緊急通報装置。
  2. 自動車に搭載される緊急通報装置であって、
    緊急事態の発生を表す緊急情報の通報先である緊急通報先及び他車両に搭載された緊急通報装置と通信する通信装置と、
    自車において緊急事態が発生した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能であるときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記緊急連絡先に、前記通信装置を用いて送信する自車両緊急情報通報手段と、
    自車において緊急事態が発生した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能でないときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を他車両に搭載された緊急通報装置に、前記通信装置を用いて送信する緊急情報通報依頼手段と、
    他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能であるときに、前記受信した緊急情報を前記緊急連絡先に、前記通信装置を用いて送信する他車両緊急情報通報手段と、
    他車両に搭載された緊急通報装置から緊急情報を受信した場合であって、前記通信装置を用いて前記緊急連絡先と通信可能でないときに、前記受信した緊急情報を他車両に搭載された緊急通報装置に送信する緊急情報中継手段とを有することを特徴とする緊急通報装置。
  3. 請求項2記載の緊急通報装置であって、
    前記緊急情報通報依頼手段は、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を、自車両から前記緊急連絡先までの道路経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記通信装置を用いて送信し、
    前記緊急情報中継手段は、前記受信した緊急情報を、自車両から前記緊急連絡先までの道路経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記通信装置を用いて送信することを特徴とする緊急通報装置。
  4. 請求項2記載の緊急通報装置であって、
    前記緊急情報通報依頼手段は、前記通信装置が通信可能な他の緊急通報装置を経由する自車両から前記緊急連絡先までの道路経路を中継経路として求め、前記通信可能な他の緊急通報装置に、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記通信装置を用いて送信し、
    前記緊急情報中継手段は、前記通信装置が前記中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置と通信可能である場合に、当該中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記受信した緊急情報を前記通信装置を用いて送信し、前記通信装置が前記中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置と通信可能でない場合に、前記通信装置が通信可能な他の緊急通報装置を経由する自車両から前記緊急連絡先までの道路経路によって前記中継経路を更新し、前記更新後の中継経路上の前記緊急連絡先方面に位置する他車両に搭載された緊急通報装置に、前記受信した緊急情報を前記通信装置を用いて送信することを特徴とする緊急通報装置。
  5. 自動車において緊急事態が発生した場合に、緊急事態の発生を表す緊急情報を所定の緊急通報先に通報する緊急通報方法であって、
    緊急事態が発生した車両に搭載された車載装置において、前記緊急通報先と通信する移動通信装置を利用可能であるときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記緊急連絡先に送信し、前記移動通信装置が利用可能でないときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を他車両に搭載された車載装置に送信するステップと、
    他車両に搭載された車載装置から緊急情報を受信した車両の車載装置において、前記移動通信装置が利用可能であるときに、前記受信した緊急情報を前記緊急連絡先に、前記移動通信装置を用いて送信し、前記移動通信装置が利用可能でないときに、前記受信した緊急情報を、さらに他の車両に搭載された車載装置に送信するステップとを有することを特徴とする緊急通報方法。
  6. 自動車において緊急事態が発生した場合に、緊急事態の発生を表す緊急情報を所定の緊急通報先に通報する緊急通報方法であって、
    緊急事態が発生した車両に搭載された車載装置において、前記緊急連絡先と通信可能であるときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を前記緊急連絡先に送信し、前記緊急連絡先と通信可能でないときに、前記発生した緊急事態を表す緊急情報を他車両に搭載された車載装置に送信するステップと、
    他車両に搭載された車載装置から緊急情報を受信した車両の車載装置において、前記緊急連絡先と通信可能であるときに、前記受信した緊急情報を前記緊急連絡先送信し、前記緊急連絡先と通信可能でないときに、前記受信した緊急情報を、さらに他の車両に搭載された車載装置に送信するステップとを有することを特徴とする緊急通報方法。
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