JP2004142373A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2004142373A
JP2004142373A JP2002312302A JP2002312302A JP2004142373A JP 2004142373 A JP2004142373 A JP 2004142373A JP 2002312302 A JP2002312302 A JP 2002312302A JP 2002312302 A JP2002312302 A JP 2002312302A JP 2004142373 A JP2004142373 A JP 2004142373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
fine particles
biaxially oriented
oriented polyester
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002312302A
Other languages
English (en)
Inventor
Ieyasu Kobayashi
小林 家康
Shinji Muro
室 伸次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Film Solutions Ltd
Original Assignee
Teijin DuPont Films Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin DuPont Films Japan Ltd filed Critical Teijin DuPont Films Japan Ltd
Priority to JP2002312302A priority Critical patent/JP2004142373A/ja
Publication of JP2004142373A publication Critical patent/JP2004142373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】表面が平坦で、表面欠点、特に表面傷が少なく、高強度でかつ熱収縮率が小さく、また寸法安定性に優れたフレキシブルディスク用ベースフィルムの提供。
【解決手段】ポリエステルを主たる構成成分とする二軸配向ポリエステルフィルムであって、該フイルム両面の長手方向における中心線平均粗さ(Ra)がそれぞれ1〜8nmの範囲であり、フィルムの長手方向を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向乃至170°方向の各方向においてフィルムのヤング率が5GPa以上、ヤング率の最大値と最小値の差が1GPa以下であり、該フィルムの0°方向乃至170°方向の各方向の熱収縮率(105℃、30分)が0.6%以下、熱収縮率の最大値と最小値の差が0.3%以下であり、かつ、該フィルム両面における長さ2mm以上の表面傷の数がそれぞれ20個/m2 以下であることを特徴とする。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフレキシブルディスク用二軸配向ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくはドロップアウト(D/O)等のエラーや、加工時、加工後の寸法変化が少なく、電磁変換特性に優れたフロッピーディスク等のフレキシブルディスク、特に高密度磁気ディスクに有用な二軸配向ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリエチレンナフタレートフイルムに代表される二軸配向ポリエステルフィルムは、その優れた物理的、化学的特性の故に特に磁気記録媒体のベースフィルムとして広く用いられている。
【0003】
一方、パーソナルコンピューター等の普及とともに記憶装置としてのフロッピーディスクドライブ装置およびフロッピーディスクは広く普及し、また、近年、画像データなどデータ量の増大に伴い、フロッピーディスクの大容量化、高密度化が求められている。
【0004】
これに伴い、使用されるベースフィルムも、表面性がより平坦なものが要求され、フィルムに添加する粒子サイズもより小さく、また添加量もより少なくすることが求められている。この問題を解決するため、ポリエステルに配合する粒子サイズを小さくすることにより、表面粗さを特定の範囲とするポリエステルフィルムが提案されている(例えば、特開2000−289105号公報)。
【0005】
しかし、粒子サイズを小さくすることに伴い、粒子の凝集が起こりやすくなり、これが凝集突起を形成し、エラー(D/O)の原因となるようになった。また、フィルム表面により傷が発生しやすくなり、高密度化に伴い、こういった微小な傷もエラー(D/O)の原因となるようになった。
【0006】
特にフィルム工程での未延伸フィルムを縦延伸する際、二軸配向フィルムに比べ、未延伸フィルムは突起形成がされていないため、非常に平坦であり、また表面に易滑塗布層等が設けられないため、金属ロールとのすべりは悪く、縦延伸工程でのロールとの周速差により、フィルムは非常に削りやすくなっている。
【0007】
また高密度化に伴い、ヘッド当たりの関係からより高強度のものが要求されるともに、寸法安定性の観点から、より熱収縮率の小さいものが要求されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−289105号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、表面が平坦で、表面欠点、特に表面傷が少なく、高強度でかつ熱収縮率が小さく、フレキシブルディスク、特に高密度磁気ディスク用ベースフィルムとして、エラー(D/O)が少なく、ヘッド当たり、また寸法安定性に優れたベースフィルムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、本発明によれば、
[1]ポリエステルを主たる構成成分とする二軸配向ポリエステルフィルムであって、該フイルム両面の長手方向における中心線平均粗さ(Ra)がそれぞれ1〜8nmの範囲であり、フィルムの長手方向を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向乃至170°方向の各方向においてフィルムのヤング率が5GPa以上、ヤング率の最大値と最小値の差が1GPa以下であり、該フィルムの0°方向乃至170°方向の各方向の熱収縮率(105℃、30分)が0.6%以下、熱収縮率の最大値と最小値の差が0.3%以下であり、かつ、該フィルム両面における長さ2mm以上の表面傷の数がそれぞれ20個/m2 以下であることを特徴とするフレキシブルディスクに用いる二軸配向ポリエステルフィルムにより達成される。
【0011】
更に、本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、以下の態様をとることが好ましい。
【0012】
[2]同時二軸テンターを用いて、長手方向と幅方向とを同時二軸延伸して得られた[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0013】
[3]ポリエステルがポリエチレン−2,6−ナフタレートである[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0014】
[4]フィルムの厚みが20〜80μmである[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0015】
[5]フィルム中に平均粒径0.01〜0.5μmの微粒子が、0.1〜0.5重量%含まれている[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0016】
[6]微粒子が球状シリカ微粒子あるいは架橋有機微粒子から選択された微粒子である[5]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0017】
[7]フィルム中に平均粒径0.01〜0.5μmの微粒子(A)0.1〜0.5重量%と平均粒径0.1〜1.0μmの微粒子(B)0.001〜0.1重量%とが含まれている[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0018】
[8]微粒子(A)、微粒子(B)がそれぞれ球状シリカ微粒子あるいは架橋微粒子から選択された微粒子である[7]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0019】
[9]フィルムの両面に平均粒径10〜200nmのコロイド粒子を含有する易接着層が設けてあり、該易接着層の樹脂成分が主としてスルホン酸塩基を有する水分散性ポリエステル樹脂からなる[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】
[ポリエステル]
本発明におけるポリエステルは、芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分のエステル単位から主としてなるフィルム形成性の線状ポリエステルである。
【0022】
本発明におけるポリエステルを構成する主たる酸成分はテレフタル酸もしくはナフタレン−2,6−ジカルボン酸であることが好ましく、グリコール成分はエチレングリコールであることが好ましい。
【0023】
本発明におけるポリエステルは、本質的にポリエチレンテレフタレートあるいはポリエチレン−2,6−ナフタレートの性質を失わないポリエステルやポリエステル組成物を包含し、例えばポリエチレンテレフタレートホモポリマー、エチレンテレフタレート単位が50重量%以上、さらには70重量%以上である共重合体や他種ポリマーとの混合体、また、ポリエチレン−2,6−ナフタレートホモポリマー、エチレン−2,6−ナフタレート単位が50重量%以上、さらには70重量%以上である共重合体や他種ポリマーとの混合体を包含する。これらの中、特にエチレン−2,6−ナフタレート系ポリエステルが好ましい。
【0024】
この共重合成分としては、テレフタル酸(主成分がナフタレン−2,6−ジカルボン酸の場合)、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸(主成分がテレフタル酸の場合)、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ベンゾフェノンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸;ヘキサヒドロテレフタル酸、1,3−アダマンタンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸;p−オキシ安息香酸、p−オキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸;ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等のグリコールを挙げることができる。
【0025】
また、本発明におけるポリエステルは、例えば安息香酸、メトキシポリアルキレングリコール等の単官能性化合物によって末端の水酸基及び/又はカルボキシル基の一部または全部を封鎖したものであってもよく、或いはグリセリン、ペンタエリスリトール、トリメリット酸、ピロメリット酸等のような3官能以上の多官能性化合物成分を極小量(実質的に線状のポリマーが得られる範囲)共重合したものであってもよい。
【0026】
本発明におけるポリエステルのo−クロロフェノール中35℃で測定した固有粘度は0.40〜0.90の範囲にあり、さらには0.50〜0.85の範囲にあるのが望ましい。上記範囲より小さい固有粘度であると、安定した製膜が出来ず、逆に上記範囲より大きい固有粘度であると溶融ポリマーを押出し難くなる。
【0027】
[二軸配向ポリエステルフィルム]
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、フィルム両面の長手方向における中心線平均粗さ(Ra)がそれぞれ1〜8nmであることが必要である。この中心線平均粗さ(Ra)は、好ましくは1〜6nm、さらに好ましくは1〜5nmである。この中心線平均粗さ(Ra)が1nm未満ではフィルム製造時に極端に傷が発生しやすく、一方8nmを超えると、記録出力が低下する。なお、中心線平均粗さ(Ra)について、易接着層がフィルム表面に積層されている場合は易接着層表面を測定した値を意味する。
【0028】
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、フィルムの長手方向の一方を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向乃至170°方向の各方向(0°方向、20°方向、30°方向、40°方向、50°方向、60°方向、70°方向、80°方向、90°方向、100°方向、110°方向、120°方向、130°方向、140°方向、150°方向、160°方向及び170°方向の各方向で)において、フィルムのヤング率が5GPa以上、ヤング率の最大値と最小値の差が1GPa以下でることが必要である。
【0029】
上記、各方向のヤング率は、好ましくは6GPa以上である。このヤング率が5GPaよりも低いと、フロッピーディスクとしての腰が弱くなり、出力が低下し、エラーの原因となる。
【0030】
また上記、ヤング率の最大値と最小値の差は、好ましくは0.7GPa以下、さらに好ましくは0.5GPa以下である。最大値と最小値が、1GPaよりも大きいと、フロッピーディスクとしての円周方向のヘッド当たりが変わるため、出力変動の起こし、エラーの原因となる。
【0031】
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、更に、フィルムの長手方向の一方を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向乃至170°方向の各方向(0°方向、20°方向、30°方向、40°方向、50°方向、60°方向、70°方向、80°方向、90°方向、100°方向、110°方向、120°方向、130°方向、140°方向、150°方向、160°方向及び170°方向の各方向)において、105℃×30分の熱収縮率が0.6%以下であることが必要である。この各方向の熱収縮率は、好ましくは0.3%以下、さらに好ましくは0.2%以下である。この熱収縮率が0.6%より大きいと、磁性層を塗布した後のフレキシブルディスクの熱収縮率も大きくなり、平面性の悪化、またトラックズレが発生し、出力変動、また出力低下が発生し、エラー(D/O)等のトラブルが生じる。
【0032】
また、上記熱収縮率の最大値と最小値の差が0.3%以下であることが必要であり、好ましくは0.2%以下、さらに好ましくは0.1%以下である。この熱収縮率の最大値と最小値の差が0.3%より大きいと、トラックズレ等のトラブルが生じる。
【0033】
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、フィルム両面における長さ2mm以上の表面傷の数がそれぞれ20個/m2 以下であることが必要であり、好ましくは10個/m2 以下、さらに好ましくは5個/m2 以下である。表面傷の数が20個/m2 より大きいと、エラー(D/O)が多くなり、高密度化に対応できない。
【0034】
本発明においては、二軸配向ポリエステルフィルムの前記表面粗さを満足させるために、該フィルム中に微粒子を含有させるのが好ましい。その際、該微粒子の平均粒径を0.01μm以上1.0μm以下の範囲、好ましくは0.05μm以上0.6μm以下の範囲、特に好ましくは0.1μm以上0.4μm以下の範囲から、また添加量は0.001〜0.5重量%の範囲、好ましくは0.005〜0.4重量%の範囲、特に好ましくは0.01〜0.3重量%の範囲から選択するのが好ましい。
【0035】
かかる微粒子としては外部添加微粒子が好ましい。外部添加微粒子としては炭酸カルシウム、コロイダルシリカ、凝集シリカ、アルミナ、有機微粒子などの単分散微粒子あるいは凝集微粒子でよいが、粗大な突起を減少させる等の観点から、単分散微粒子、特に球状シリカ微粒子、架橋有機微粒子が主たる微粒子として含有される場合が好ましい。
【0036】
また、粒径の異なる微粒子を組合せて(例えばコロイダルシリカと炭酸カルシウム、有機微粒子とアルミナなど)添加してもよく、有機微粒子としては、架橋ジビニルベンゼン微粒子、架橋シリコーン樹脂微粒子などが例示できる。2種類の微粒子を用いる場合は、含有される微粒子の平均粒径は小さい方の微粒子(A)が0.01μm以上0.5μm以下、好ましくは0.05μm以上0.4μm未満、更に好ましくは、0.1μm以上0.3μm未満である。この平均粒径が0.01μm未満では表面の易滑性が十分ではなく、一方0.5μm超では記録出力が低下するため好ましくない。含有量は所定の表面粗さを得るために0.1〜0.5重量%の範囲、好ましくは0.1〜0.4重量%の範囲、特に好ましくは0.1〜0.3重量%の範囲である。
【0037】
また、大きい方の微粒子(B)は、0.1μm以上1.0μm以下、好ましくは0.1μm以上0.6μm未満、更に好ましくは0.2μm以上0.4μm未満である。この平均粒径が0.1μm未満では表面の易滑性が不十分であり、一方1.0μm超では記録出力が低下するため好ましくない。含有量は所定の摩擦係数を得るため0.001〜0.1重量%範囲、好ましくは0.005〜0.05重量%、特に好ましくは0.005〜0.03重量%である。
【0038】
また、微粒子(A)、微粒子(B)は球状シリカ微粒子あるいは架橋有機微粒子から選択された微粒子であることが好ましい。
【0039】
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、フレキシブルディスク用、特に高密度磁気記録フレキシブルディスク用として用いるので、該フイルムの厚みは20〜80μm、さらには25〜70μm、特に25〜60μmであることが好ましい。これらはフィルムの厚さが20μm未満ではディスクとしての剛性度が極端に低く、特に高密度記録方式の要請を充たすことが難しく、一方80μmを超えると磁気ヘッドによる記録再生においてフィルムの柔軟性が不足するため好ましくない。
【0040】
[易接着層]
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムには、巻取り性を良くするためにコロイド粒子、特に単分散粒子を含有した易接着層をフィルム表面に積層してもよい。この層は磁性層との接着性を向上する層であるが、コロイド粒子を層の表面に保持している為に易滑層にもなる。
【0041】
前記コロイド粒子の平均粒径は10〜200nm、好ましくは10〜100nm、更に好ましくは20〜50nmである。この平均粒径が10nm未満では粒子が小さすぎて、耐ブロッキング性や磁性層の耐削れ性に対する効果が充分発揮できず、他方200nmを超えると粒子が削れ落ちやすくなり、ベースの耐削れ性が悪くなる。さらにこのコロイド粒子は、下式(1)で表される体積形状係数(f)が0.4〜π/6の範囲にあることが好ましい。
【0042】
【数1】
f=V/D3       (1)
(式(1)で、fは体積形状係数、Vは粒子の平均体積(μm3 )、Dは粒子の平均最大径(μm)である。)
塗布方法としては、例えばロールコート法、グラビアコート法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸法及びカーテンコート法などを単独又は組合せて運用できるが、好ましくはロールコート法、例えば3本リバースロールコート法が好ましい。
【0043】
塗液の塗布は二軸配向ポリエステルフィルムに施してもよいが、未延伸ポリエステルフィルムに施すのが好ましい。
【0044】
水性塗液を塗布した未延伸ポリエステルフィルムは、同時二軸テンターでの縦横延伸にて乾燥され、次いで熱固定処理等の工程に導かれる。この間塗布液は乾燥し、フィルム上に薄い皮膜、例えば連続皮膜を形成する。
【0045】
[二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法]
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、逐次二軸延伸法に準じて製造されたものが好ましいが、同時二軸延伸法によって製造されたものが特に好ましい。また、簡易な試験装置で製造されたものであってよい。
【0046】
例えば、十分に乾燥されたポリエステル樹脂を融点〜(融点+70)℃の温度で溶融押出し、平均目開き20μm以下の高精度フィルターにてろ過し、キャスティングドラム上で急冷して未延伸フィルムとし、次いで該未延伸フィルムを逐次又は同時二軸延伸し、熱固定する方法で製造することができる。
【0047】
本発明において、二軸配向ポリエステルフィルムにおける粗大突起の原因物としては、フィルム中の不活性微粒子の凝集や、ゴミとして混入したものであることが多いので、溶融製膜時のポリマーろ過を強化し、フィルターの目開きを20μm以下のフィルターを使用するのが好ましい。
【0048】
同時二軸延伸は70〜170℃で縦方向に2.3〜5.8倍、横方向に2.3〜5.8倍延伸し、その後150〜250℃の温度で緊張下又は制限収縮下で熱固定するのが好ましい。熱固定時間は10〜30秒が好ましい。また縦方向及び横方向の延伸条件は得られる二軸配向ポリエステルフィルムの物性が両方向にほぼ等しくなり面内各方向のヤング率が5GPa以上で、最大値と最小値の差が1GPa以下になる様な条件を選択する。
【0049】
また、必要に応じて二軸延伸ポリエステルフィルムをさらに縦方向及び/又は横方向に再延伸する、いわゆる3段延伸法、4段延伸法も採用することができる。
【0050】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明をさらに説明する。なお、例中の「部」は重量部を意味する。また、本発明における種々の物性値および特性は以下の如く測定されたものであり、かつ定義される。
【0051】
(1)微粒子の平均粒径(DP)
島津製作所製CP−50型セントリフュグル パーティクル サイズ アナライザー(Centrifugal Particle Size Analyzer)を用いて測定する。得られる遠心沈降曲線を基に算出した各粒径の粒径とその存在量との積算曲線から、50マスパーセントに相当する粒径を読取り、この値を上記平均粒径とする(Book「粒度測定技術」日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜247参照)。
【0052】
(2)フィルムの全体の厚み
ゴミの入らないようにしてフィルムを10枚重ね、打点式電子マイクロメータにて厚みを測定し、1枚当たりのフィルム厚みを計算する。
【0053】
(3)熱収縮率
温度105℃に設定されたオーブン中にあらかじめ正確な長さを測定した長さ約30cm四方のフィルムを無荷重で入れ、30分間保持処理した後取出し、室温に戻してからその寸法の変化を読取る。長さの読取り方向は、フィルムの長手方向の一方を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向、20°方向、30°方向、40°方向、50°方向、60°方向、70°方向、80°方向、90°方向、100°方向、110°方向、120°方向、130°方向、140°方向、150°方向、160°方向及び170°方向の各方向とする。これらの方向での熱収縮率のうち最大のものと最小のものを求めた。尚、熱処理前の長さ(L0 )と熱処理による寸法変化量(ΔL)より、次式(2)で熱収縮率を求めた。
【0054】
【数2】
熱収縮率=(△L/L0 ) × 100 [%]  ……(2)
【0055】
(4)ヤング率
フィルムの長手方向の一方を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向、20°方向、30°方向、40°方向、50°方向、60°方向、70°方向、80°方向、90°方向、100°方向、110°方向、120°方向、130°方向、140°方向、150°方向、160°方向及び170°方向の各方向について、幅10mmのフィルムをサンプリングした。このサンプルをチャック間長さ100mmとなるように引張試験機にセットし、23℃、65%RHの条件下で引張速度200mm/分で引張試験を用いて測定する。これらの方向でのヤング率のうち最大のものと最小のものを求めた。
【0056】
(5)フィルムの表面粗さ(中心線平均表面粗さRa)
(株)小坂研究所製の触針式表面粗さ計を用いて、フィルムの長手方向においてフィルム両面につき、触針荷重80mg、測定長4mm、カットオフ0.25mmの条件で測定する。なお、Raの定義は、例えば奈良治郎著「表面粗さの測定・評価法」(総合技術センター、1983)に示されているものである。
【0057】
(6)巻取り性
スリット時の巻取り条件を最適化したのち、幅1000mm×3,000mのサイズで、100ロールを速度100m/分でスリットし、スリット後のフィルム表面に、ブツ状、突起やシワのないロールを良品として、以下の基準にて巻取り性を評価した。
◎ : 良品ロールの本数80本以上
○ : 良品ロールの本数60〜79本
× : 良品ロールの本数59本以下
【0058】
(7)粗大突起および付着物
測定する面を、中心線表面粗さRaが1.5nmで、10点平均高さRzが10nmである二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムと重ね合わせ、密着させてナトリウムD線(589nm)を光源として、測定面積は100cm2 で、高突起による1リング以上の干渉縞の個数をカウントし、エラー(D/O)の評価をした。
◎ : 10ケ/100cm2 未満
○ : 10ケ/100cm2 以上、20ケ/100cm2 未満
× : 20ケ/100cm2 以上
【0059】
(8)フィルム表面傷
二軸配向ポリエステルフィルムに蛍光灯などでフィルム表面又は裏面から光を当て、目視によりフィルム表面を観察するか、または光学顕微鏡で20倍以下の比較的低倍率でフィルムを観察し傷の長さ、数を測定する。
【0060】
(9)ガラス転移点(Tg)
サンプル約10mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差熱量計(デュポン社製・V4.OB2000型DSC)に装着し、25℃から20℃/分の速度で300℃まで昇温させ、300℃で1分間保持した後取出し、直ちに氷の上に移して急冷する。このパンを再度示差熱量計に装着し、25℃から20℃/分の速度で昇温させてガラス転移温度(Tg:℃)を測定する。
【0061】
(10)融点(Tm)
サンプル約10mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差熱量計(デュポン社製・V4.OB2000型DSC)に装着し、25℃から20℃/分の速度で300℃まで昇温させ、300℃で1分間保持した後取出し、直ちに氷の上に移して急冷する。このパンを再度示差熱量計に装着し、25℃から20℃/分の速度で昇温させて融点(Tm:℃)を測定する。
【0062】
(11)固有粘度
ポリエステルの固有粘度(IV:dl/g)は、25℃のo−クロロフェノール溶液で測定する。
【0063】
[実施例1]
<共重合ポリエステル樹脂の製造>
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチル90部、イソフタル酸ジメチル6部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸4部、エチレングリコール70部及び下記構造式で示されるビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物30部をエステル交換反応器に仕込み、これにテトラブトキシチタン0.05部を添加して窒素雰囲気下で温度を230℃にコントロールして加熱し、生成するメタノールを留去させてエステル交換反応を行った。
【0064】
【化1】
Figure 2004142373
【0065】
(但し、m+n=4(平均値))
次いで、この反応系に、イルガノックス1010(チバガイギー社製)を0.6部添加した後、温度を徐々に255℃まで上昇させ、系内を1mmHgの減圧にして重縮合反応を行い、固有粘度0.64の共重合ポリエステル樹脂を得た。
【0066】
<ポリエステル水分散体の調製>
この共重合ポリエステル樹脂20部をテトラヒドロフラン80部に溶解し、得られた溶液に10000回転/分の高速攪拌下で水180部を滴下して青みがかった乳白色の分散体を得た。次いで、この分散体を20mmHgの減圧下で蒸留し、テトラヒドロフランを留去した。かくして固形分濃度10wt%のポリエステル水分散体を得た。
【0067】
かくして得られたポリエステル水分散体100部に対し平均粒径50nmの架橋アクリル微粒子10部および界面活性剤としてポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル14部からなる組成の水系塗液(固形分濃度1.8wt%)を作成した。
【0068】
<ポリエステルフィルムの製造>
ジメチル−2,6−ナフタレートとエチレングリコールとをエステル交換触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アンチモンを、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤として平均粒径0.1μmの球状シリカ微粒子を0.2wt%、添加して常法により重合し、固有粘度(オルソクロロフェノール、35℃)0.61のポリエチレン−2,6−ナフタレート(PEN、Tm:269℃、Tg:121℃)を得た。
【0069】
該ポリエチレン−2,6−ナフタレートのペレットを170℃で6時間乾燥後、押出機ホッパーに供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、平均目開き10μmの高精度フィルターにてろ過し、ダイより表面仕上げ0.3S程度、表面温度60℃の回転冷却ドラム上に押出し、厚み650μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムの両面に前記で調整した塗布液をdryの状態で、30nmになる様に塗布した。
【0070】
このようにして得られた未延伸フィルムを150℃で縦方向に3.5倍、横方向に3.7倍同時二軸延伸し、230℃の熱風で10秒間熱固定し、厚み50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。
【0071】
表1から明らかなように表面傷が少ないため、エラー(D/O)が少なく、良好であった。
【0072】
[実施例2]
滑剤を添加せず、塗布液を塗布しない以外は実施例1に準じて、二軸配向ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。表1から明らかなように表面傷が少ないため、エラー(D/O)が少なく、良好であった。
【0073】
[比較例1]
ジメチル−2,6−ナフタレートとエチレングリコールとをエステル交換触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アンチモンを、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤として平均粒径0.1μmの球状シリカ微粒子を0.2wt%、添加して常法により重合し、固有粘度(オルソクロロフェノール、35℃)0.61のポリエチレン−2,6−ナフタレート(PEN)を得た。
【0074】
該ポリエチレン−2,6−ナフタレートのペレットを170℃で6時間乾燥後、押出機ホッパーに供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、平均目開き10μmの高精度フィルターにてろ過し、ダイより表面仕上げ0.3S程度、表面温度60℃の回転冷却ドラム上に押出し、厚み600μmの未延伸フィルムを得た。
【0075】
このようにして得られた未延伸フィルムを120℃に予熱し、更に低速、高速のロール間で15mm上方、下方よりそれぞれ900℃、800℃の表面温度のIRヒーターにて加熱して、延伸時のフィルム表面温度を上方側145℃、下方側150℃にて3.5倍に延伸し、冷却した後、前記で調整した塗布液を一軸延伸フィルムの片面にdryの状態で、30nmになる様に塗布した。次いでステンターに供給し、145℃にて横方向に3.7倍に延伸した。得られた二軸配向フィルムを230℃の熱風で10秒間熱固定し、厚み50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。
【0076】
表1から明らかなように表面傷が多いため、エラー(D/O)が悪かった。
【0077】
[比較例2]
滑剤として、平均粒径0.6μmの炭酸カルシウム微粒子0.04重量%、平均粒径0.1μmの球状シリカ微粒子0.3重量%添加した以外は実施例1に準じて、二軸配向ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。表1から明らかなように表面性が粗すぎるため、エラー(D/O)が不良であった。
【0078】
[比較例3]
ジメチルテレタレート100部とエチレングリコール70部の混合物に、トリメリット酸チタン5mmol%を加圧反応が可能なSUS製容器に仕込み、0.07MPaの加圧を行い140℃から240℃に昇温しながらエステル交換反応させた後、トリメチルホスフェート30mmol%を添加し、実質的にエステル交換反応を終了させた後、平均粒径0.3μmの架橋シリコーン微粒子を0.01重量%、平均粒径0.1μmのシリカ微粒子を0.3重量%添加した。
【0079】
その後反応生成物を重合容器に移し、290℃まで昇温させ、0.2mmHg以下の高真空にて重縮合反応を行って、固有粘度0.60、ジエチレングリコール量が1.5%であるポリエステル樹脂組成物(Tm:258℃、Tg:78℃)を得た。
【0080】
該ポリエチレンテレフタレート(PET)のペレットを170℃で3時間乾燥後、押出機ホッパーに供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、平均目開き10μmの高精度フィルターにてろ過し、ダイより表面仕上げ0.3S程度、表面温度60℃の回転冷却ドラム上に押出し、厚み680μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムの両面に前記で調整した塗布液をdryの状態で、30nmになる様に塗布した。
【0081】
このようにして得られた未延伸フィルムを150℃で縦方向に3.5倍、横方向に2.9倍同時二軸延伸し、230℃の熱風で10秒間熱固定し、厚み50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。表1から明らかなように熱収縮率が大きく、平面性が悪くなり、エラー(D/O)が不良であった。
【0082】
【表1】
Figure 2004142373
【0083】
尚、表1の中心線平均粗さの欄で、(a面)はフィルムを製膜した際に冷却ドラムに接しなかった側の面、(d面)はフィルムを製膜した際に冷却ドラムに接した側の面であることを示す。
【0084】
【発明の効果】
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムはフレキシブルディスク、特に高密度磁気ディスクに有用なベースフィルムとして優れた特性を有している。

Claims (9)

  1. ポリエステルを主たる構成成分とする二軸配向ポリエステルフィルムであって、該フイルム両面の長手方向における中心線平均粗さ(Ra)がそれぞれ1〜8nmの範囲であり、フィルムの長手方向を0°方向とし、フィルム平面上で平面に向かって右廻りに方向を10°刻みに変えて定まる0°方向乃至170°方向の各方向においてフィルムのヤング率が5GPa以上、ヤング率の最大値と最小値の差が1GPa以下であり、該フィルムの0°方向乃至170°方向の各方向の熱収縮率(105℃、30分)が0.6%以下、熱収縮率の最大値と最小値の差が0.3%以下であり、かつ、該フィルム両面における長さ2mm以上の表面傷の数がそれぞれ20個/m2 以下であることを特徴とするフレキシブルディスクに用いる二軸配向ポリエステルフィルム。
  2. 同時二軸テンターを用いて、長手方向と幅方向とを同時二軸延伸して得られた請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  3. ポリエステルがポリエチレン−2,6−ナフタレートである請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  4. フィルムの厚みが20〜80μmである請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  5. フィルム中に平均粒径0.01〜0.5μmの微粒子が、0.1〜0.5重量%含まれている請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  6. 微粒子が球状シリカ微粒子あるいは架橋有機微粒子から選択された微粒子である請求項5に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  7. フィルム中に平均粒径0.01〜0.5μmの微粒子(A)0.1〜0.5重量%と平均粒径0.1〜1.0μmの微粒子(B)0.001〜0.1重量%とが含まれている請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  8. 微粒子(A)、微粒子(B)がそれぞれ球状シリカ微粒子あるいは架橋微粒子から選択された微粒子である請求項7に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  9. フィルムの両面に平均粒径10〜200nmのコロイド粒子を含有する易接着層が設けてあり、該易接着層の樹脂成分が主としてスルホン酸塩基を有する水分散性ポリエステル樹脂からなる請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
JP2002312302A 2002-10-28 2002-10-28 二軸配向ポリエステルフィルム Pending JP2004142373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002312302A JP2004142373A (ja) 2002-10-28 2002-10-28 二軸配向ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002312302A JP2004142373A (ja) 2002-10-28 2002-10-28 二軸配向ポリエステルフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004142373A true JP2004142373A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32457239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002312302A Pending JP2004142373A (ja) 2002-10-28 2002-10-28 二軸配向ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004142373A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090849A (ja) * 2005-09-01 2007-04-12 Tohcello Co Ltd 離型フィルム
US10286597B2 (en) * 2015-10-02 2019-05-14 Unitika Ltd. Polyester film, laminate, and method for producing polyester film

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090849A (ja) * 2005-09-01 2007-04-12 Tohcello Co Ltd 離型フィルム
US10286597B2 (en) * 2015-10-02 2019-05-14 Unitika Ltd. Polyester film, laminate, and method for producing polyester film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11255913A (ja) 二軸配向改質ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム
US6485810B1 (en) Biaxially oriented polyester film and flexible disk
WO2002045959A1 (fr) Film polyester a couches oriente bi-axialement et support d'enregistrement magnetique
JP2003321561A (ja) 高透明易接着ポリエステルフィルム
EP2272669A1 (en) Biaxially oriented multilayer film
EP1555657A1 (en) Biaxially oriented polyester film and flexible disk
JP3684095B2 (ja) 易滑性複合ポリエステルフイルム
JP3653415B2 (ja) フレキシブルディスク用二軸配向ポリエステルフイルム
JP2004142373A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP6982801B2 (ja) 積層ポリエステルフィルムおよび磁気記録媒体
JP2011183714A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2008290365A (ja) 複合フィルム
JP2000025106A (ja) 二軸配向ポリエチレンナフタレートフイルム
JP2008018628A (ja) 積層フィルムおよびフィルムロール
JP2004223794A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP3215304B2 (ja) 積層フイルム
JP3474985B2 (ja) 磁気ディスク用ポリエステルフイルム
JP2001162750A (ja) 易接着性二軸配向ポリエステルフィルム
JP2002254510A (ja) フレキシブルディスク用二軸配向ポリエステルフィルム
JP6982802B2 (ja) 積層ポリエステルフィルムおよび磁気記録媒体
JP3725011B2 (ja) 磁気記録媒体用複合ポリエステルフィルム
JP2007254653A (ja) 易接着性フイルム
JP2001253958A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP3942410B2 (ja) 積層ポリエステルフィルムおよび磁気記録媒体
JPH11316934A (ja) 磁気記録ディスク用ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070424

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070508

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070911