JP2004141378A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】内刃が外刃に対して軸ずれすることなく回転すると共に、従来の電気かみそりよりも消費電力が小さい電気かみそりを提供する。
【解決手段】肌に当接する剃り面56がリング状に形成され、剃り面56の内面が外刃面62に形成された外刃36と、外刃面62に摺接する部位が内刃面76に形成され、内刃駆動軸24に連繋して回転する内刃38とを備え、外刃36と内刃38とが電気かみそり本体に設けられた刃枠28に対して傾動可能に設けられている電気かみそりにおいて、内刃面76が、内刃側から外刃側へ向かって突出した凸面に形成され、外刃面62が凸面を受ける凹面に形成され、内刃面76と外刃面62とが凹凸嵌合して内刃38の軸ずれを防止している。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気かみそりに関し、詳細には、外刃に沿って回転する内刃によりひげを切断するロータリー式の電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の電気かみそりの外刃とこれに摺接する内刃の一部分の構成を示す正面断面図である(例えば、特許文献1参照)。外刃102は、肌に当接する外面が剃り面103としてリング状に形成され、外刃102の内面で内刃106の刃体107と摺接する面が外刃面104として形成されている。内刃106には、外刃面104に摺接する刃体107が複数設けられ、刃体107の先端面が内刃面108として形成されている。前記外刃面104は平面状に形成され、外刃面104に摺接する内刃面108も同様に平面状に形成されている。
【0003】
図6に示す電気かみそりの内刃106は内刃支持体118を介して内刃駆動軸109と連繋し、内刃駆動軸109とともに回転駆動される。内刃駆動軸109の先端に嵌合する内刃支持体118は内刃駆動軸109に対して任意の方向に傾動するように設けられている。
また、内刃駆動軸109は、付勢部材(図示しない)により常時内刃106を外刃102に押接する方向すなわち外方に付勢するように設けられている。外刃102は、内刃駆動軸109の付勢力により、内刃106を介して外刃102のフランジ102aが刃枠28の内壁面に当接して刃枠28に対して傾動可能に支持されている。外刃102の外刃面に摺接する内刃106は外刃102に追従して傾動するように設けられている。
【0004】
外刃102のリング状の剃り面103によって囲まれた領域は凹部112として形成され、この凹部112には、リング状の剃り面103の中心に位置するように外刃カバー116が取り付けられている。この外刃カバー116は、凹部112に設けられた嵌合孔112aに、外刃カバー116に設けられた嵌合壁116aを嵌入して固定されている。嵌合壁116aは外刃カバー116の内刃支持体118側で下方が開口したリング状に設けられている。嵌合壁116aによって形成された凹部116bは外刃102の中心に位置し、この凹部116bには内刃支持体118の突起部118aから突出したガイド部118cが挿入されている。
【0005】
回転する内刃支持体118のガイド部118cは、外刃カバー116の凹部116bの内側面にガイド部118cの外側面が常時摺接して、外刃102と同芯に軸支されている。これにより、外刃102と、内刃106を支持する内刃支持体118とは常に同軸となり、外刃102が傾動した際にも、外刃102と内刃支持体118とは軸ずれが起こらない。
【0006】
また、別の従来例として図7に示すような外刃と内刃の構造を備えた電気かみそりがある(例えば、特許文献2参照)。この電気かみそりも、外刃120及び内刃124が刃枠123に対して傾動可能に取り付けられ、外刃面128及び内刃面130が平面状に形成されているものであるが、図6に示す電気かみそりとは異なり、外刃に内刃支持体を同軸にガイドする軸受部を備えずに、外刃120の剃り面121の内側領域が、単に底面が平坦面となる凹部122に形成されているものである。また、内刃124を支持する内刃支持体126の上端面126aは平坦面に形成され、凹部122の下面と内刃支持体126の上端面126aとが離間して設けられている。
【0007】
この電気かみそりにおいては、外刃120の内面部に内刃124の刃体125の内側面136が摺接するガイド部132が設けられ、刃体125がガイド部132によってガイドされることにより、内刃124が外刃120に対して軸ずれすることなく回転する。外刃120に対しては常時内刃124の内刃面130が押圧されていることから、外刃120が傾動した際に内刃124も外刃120に追従して軸ずれすることなく回転する。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−4980号公報 (第2図)
【特許文献2】
特開平7−185149号公報 (第2図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示す電気かみそりにおいては、内刃106が回転する際に、外刃カバー116の凹部116bの内側面と内刃支持体118のガイド部118cの外側面との間に生じる摩擦により、内刃支持体118を回転させる駆動力に負荷がかかり、電気かみそりの消費電力が大きくなってしまうという問題があった。また、外刃カバー116の凹部116bと内刃支持体118のガイド部118cとは、内刃106の軸ずれを防止するため高精度部品として製作しなければならない。
【0010】
また、図7に示す電気かみそりにおいては、回転する内刃124の刃体125の側面136が外刃120のガイド部132に摺接することによって摩擦が生じ、図6に示す電気かみそりと同様、摩擦力によって消費電力が大きくなってしまうという問題があった。また、刃体125の側面136とガイド部132とが常時摺接していることにより、刃体125の側面136が摩耗してしまい、軸ずれ防止の機能が作用しなくなるという不具合もあった。
【0011】
そこで、本発明においては、これらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、内刃が外刃に対して軸ずれすることなく回転すると共に、従来の電気かみそりよりも消費電力が小さい電気かみそりを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
肌に当接する剃り面がリング状に形成され、該剃り面の内面が外刃面として形成された外刃と、前記外刃面に摺接する部位が内刃面として形成され、内刃駆動軸に連繋して回転する内刃とを備え、前記外刃と前記内刃とが電気かみそり本体に設けられた刃枠に対して傾動可能に設けられている電気かみそりにおいて、前記内刃面が、前記内刃側から前記外刃側へ向かって突出した凸面に形成され、前記外刃面が前記凸面を受ける凹面に形成され、前記内刃面と前記外刃面とが凹凸嵌合して前記内刃の軸ずれを防止していることを特徴とする。
【0013】
また、前記外刃と前記内刃とが、前記外刃面と前記内刃面との摺接部を除いて、互いに離間して設けられていることを特徴とする。
また、前記内刃面が、凸状の湾曲面に形成されていることを特徴とする。
また、前記外刃面には、外刃の径方向に破断した形状が直線状となる外刃ガイド面が少なくとも一部に形成され、前記内刃面には、前記外刃ガイド面に摺接する内刃ガイド面が形成されていることを特徴とする。
また、前記外刃ガイド面の傾斜角度θが、前記内刃の回転面に対して略30°<θ<90°に設けられていることを特徴とする。
また、前記外刃に同心円状の区画溝が単数または複数設けられ、該区画溝によって区画された外刃面に凹凸嵌合する形状に内刃面が形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電気かみそりの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態における電気かみそりの外刃と内刃の主要部の構成を示す正面断面図である。図2は本実施形態の電気かみそりのヘッド部分の断面説明図である。また、図3(a)は図1に示す外刃の形状を示す平面図であり、図3(b)は正面図、図3(c)は底面図である。さらに、図4は図1の部分拡大図を示している。
【0015】
図2により本実施形態の電気かみそり10の内部機構について説明する。
図2において、電気かみそり10の本体12の内部には固定フレーム14が取り付けられている。固定フレーム14の下面にはモータ16が固定されている。このモータ16の駆動軸16aは、固定フレーム14の孔14aから突出し、突出した駆動軸16aにギア18が取り付けられている。ギア18には、固定フレーム14上に軸支された3個の伝達ギア20・・が噛合している。この3個の伝達ギア20・・は平面正三角形状の頂点位置となるように配置されている。
【0016】
3つの伝達ギア20・・は同一構造であるため、ここで1個の伝達ギア20を例に構造を説明する。
伝達ギア20上には内刃駆動軸24が係合している。内刃駆動軸24は、上部が嵌合軸24bに形成されて胴部から下部に向かって中空筒体状に形成されている。内刃駆動軸24の筒体内部24aには付勢部材としてのスプリング21が嵌め込められて内刃駆動軸24を外方に付勢している。
内刃駆動軸24の下端の開口周縁部に形成されたフランジ24bは、伝達ギア20上に設けられたガイド筒20a内に位置し、ガイド筒20aの内壁面の爪20bにより抜け止めされている。内刃駆動軸24のフランジ24bと、ガイド筒20aとは嵌合しており、伝達ギア20と内刃駆動軸24とが一体となって回転駆動するように設けられている。このため、内刃駆動軸24は、伝達ギア20の軸線方向に対して傾いた状態で回転可能である。
【0017】
本体12の上部には刃枠28が本体12に対して着脱自在に取り付けられている。この刃枠28の上面には3つの孔31・・が形成され、それぞれに内側からひげそりユニット30が装着されている。
ひげそりユニット30は外刃36と内刃38とから成る。このひげそりユニット30の内刃38は内刃支持体40を介して内刃駆動軸24に連繋され回転駆動される。この内刃駆動軸24の嵌合軸24bは、平板状に形成され、先端部が正面方向からみて外方に突出する湾曲形状に形成されている。また、内刃支持体40の下面側の凹部40bは、嵌合軸24bが若干の隙間をもって嵌まり合う溝状に形成され、前記嵌合軸24bの先端部が当接する凹部40bの内面は、前記先端部と略同形の湾曲面に形成されている。
このため、嵌合軸24bと嵌合する内刃支持体40は、嵌合軸24bの湾曲形状に沿って一方向に傾動し、嵌め合わせの隙間分により一方向と直交する他方向にも傾動する。
【0018】
外刃36は、内刃駆動軸24の付勢力により外方に押圧され、刃枠28の孔31から剃り面56が突出した状態に支持されている。この外刃36は、刃枠28に対して傾動可能に支持されており、内刃38は外刃36に追従して傾動する。なお、外刃36の下端に設けられたフランジ36aが刃枠28の内側面に当接して、外刃36が刃枠28の孔31から外側に抜けないように設けられている。また、刃枠28に当接した外刃36はストッパ(図示しない)により回転不能に設けられている。
【0019】
本発明の電気かみそり10は、内刃38の外刃36に対する軸ずれを防止する構成を備えている。すなわち、回転する内刃38の中心軸が外刃36の中心から偏位し、内刃面76が外刃面62に摺接せずに回転することを防止している。以下に外刃36と内刃38の形状及び摺合状態を詳しく説明する。
図1及び図3に示すように、本実施形態の外刃36は、下方側が開口した円形のカップ状に形成されている。外刃36の外面は、肌に接触する剃り面56として形成される。剃り面56は平面形状がリング状に設けられ、リング状の剃り面56によって囲まれた領域に、凹部64が設けられている。
【0020】
上記剃り面56には区画溝58が設けられている。区画溝58は、剃り面56と同心円状に設けられ、剃り面56を同心状の2面56a,56bに区画している。この区画された剃り面56a,56bの各々はリング状に設けられている。この剃り面56a,56bにはひげを導入する開口部としてのスリット60が設けられている。スリット60は剃り面56の中心から径方向に放射状に設けられている。
【0021】
図3(c)に示すように、このスリット60で仕切られたリブの内面には、一部に刃面が形成された外刃面部61が複数形成されている。そして、これらの外刃面部61・・の集合体が外刃面62a,62bとして、剃り面56a,56bの反対面側(外刃の内面側)に形成されている。
【0022】
図1に示すように、上記凹部64には嵌合孔64aが設けられ、底部に嵌合部66aが形成された外刃カバー66が上記嵌合孔64aに嵌め込まれている。この外刃カバー66の底面は平坦面に形成されている。
外刃カバー66の下方には内刃支持体40が設けられている。内刃支持体40の上部には突起部40aが形成され、突起部40aの内刃支持体40に対向する面側には凹部40bが形成されている。凹部40bには、上述したように、内刃駆動軸24の嵌合軸24bが嵌め込まれている。また、内刃支持体40の突起部40aの上端面と外刃カバー66の下端面とは離間した状態に設けられている。
【0023】
外刃カバー66と内刃支持体40とが離間して設けられていることから、相互に摩擦が生じることがなく、消費電力を従来の電気かみそりよりも小さくすることができる。また、外刃カバー66と内刃支持体40とを高精度に形成する必要がなく製造が容易になる。
【0024】
内刃支持体40に取り付けられる内刃38は、中央部に嵌合孔72aが設けられた円板部72と、この円板部72の外周縁から起立する形状に設けられた複数の内刃アーム74と、各々の内刃アーム74の外側面に連結して形成され、先端面に内刃面76が設けられた刃体78とで構成されている。この内刃38は、内刃支持体40の突起部40aに円板部72の嵌合孔72aが嵌め込まれて内刃支持体40に支持されている。
【0025】
本実施形態の電気かみそりにおいては、内刃38の刃体78の先端面に設けられた内刃面76が外方に突出した凸面に形成され、外刃面62が内刃面76の凸面を受ける凹面に形成されている。すなわち、内刃面76を破断した形状が外方へ突出する凸状に形成され、外刃面62の破断形状が凹状に形成されて、凹状の外刃面62に対して内刃面76が摺動するように設けられている。なお、外方とは内刃側から外刃側へ向かう方向をいい、また、破断した形状とは、リング状に形成された外刃面62の径方向に切断した際の形状をいうものである。
【0026】
図4に、図1に示す外刃面62に内刃面76が当接して摺動する状態を拡大した部分拡大図を示す。
本実施形態の内刃38は、刃体78の先端が二股に分岐された形状に形成されている。この分岐した刃体78の先端面に形成される各内刃面76a,76bは、外方に突出した凸状の湾曲面に形成されている。
また、外刃36には、各々の内刃面76a,76bと凹凸嵌合する外刃面62a,62bが形成され、各々の外刃面62a,62bは凹状の湾曲面に形成されている。
【0027】
このように凹状の湾曲面に形成された外刃面62a,62bに凸状に形成された内刃面76a,76bが当接し、内刃面76a,76bが常時外方へ付勢された状態で回転することから、内刃面76a,76bの中心位置と外刃面62a,62bの中心位置が位置ずれした際には、中心位置に位置合わせ(戻そうとする)する力が作用し、内刃38は外刃36に対して軸ずれせずに回転する。
【0028】
本実施形態においては外刃面62及び内刃面76が二股に分岐された形状に設けられているため、区画溝が設けられていないいわゆるシングルトラック刃よりも外刃面62と内刃面76がしっかりと嵌まり合う。このように、外刃面及び内刃面が複数のトラック刃に形成されているものは、外刃に対する内刃の軸ずれをより起こりにくくすることができる。
【0029】
なお、本実施形態の電気かみそりは、外刃36と内刃38とが、外刃面62と内刃面76との摺接部を除いて、互いに離間して設けられている。すなわち、図1に示すように、内刃支持体40と、外刃カバー66が設けられている外刃中央部とが離間して設けられているとともに、図4に示すように、外刃36の内周側の内側面86と刃体78の内側面84とが離間して設けられ、外刃36の外周側の内側面87と刃体78の外側面85とが離間して設けられている。
このように、外刃36と内刃38とが、外刃面62と内刃面76とのみが摺接するように設けられている。このため、他の部位による摩擦が生じないことから電気かみそりの消費電力が従来よりも小さくなる。
【0030】
なお、本発明の電気かみそりにおける内刃面と外刃面の形状は上記形状に限定されるものではない。
図5(a)は、区画溝が設けられていないシングルトラック刃の外刃36b及び刃体78aの例を示す。刃体78aは、先端が外方に突出した湾曲凸状に形成され、先端の一部が切り欠かれた形状に設けられている。この刃体78aの先端面に設けられる内刃面76cは、径方向に破断した形状が外方へ突出した湾曲状となる内刃湾曲面79aと、径方向に破断した形状が直線状となる内刃ガイド面80aとから成る。この内刃ガイド面80aは、摺接するリング状の外刃面62cの外周側に位置し、内刃38の回転面に対する傾斜角度θが略30°に設けられている。
外刃面62cは、径方向に破断した形状が湾曲状となる外刃湾曲面81aと、径方向に破断した形状が直線状となる外刃ガイド面82aとから成る。この外刃ガイド面62aは、外刃面62cの外周側が円錐台曲面に形成された部位である。内刃38が回転駆動される際に、上記内刃面76cの内刃ガイド面80aは、この外刃ガイド面62cに摺接する。
【0031】
このように内刃面76cの一部を直線状に切り欠いた内刃ガイド面62cを設けることによって、回転する刃体78aに若干のふれが生じた際にも、直線状に傾斜した内刃ガイド面62cが外刃ガイド面82aに規制されて元位置に復帰し、刃体78aの回転軌道を安定させ、内刃の軸ずれを起こりにくくさせることができる。
なお、外刃ガイド面82の傾斜角度θが小さすぎると外刃ガイド面82による軸ずれ防止効果が不十分となる。したがって、外刃ガイド面82の傾斜角度はθ>30°程度とすることが良い。また、外刃ガイド面82の傾斜角度はガイド作用を奏するためθ<90°に設定するが、傾斜角度θが大きすぎると嵌合の度合いが深くなり摩擦が大きくなる。したがって、傾斜角度をあまり大きくすることは好ましくない。
【0032】
また、図5(b)は、外刃面62dの外周側及び内周側に外刃ガイド面82b,82cが設けられた例を示す。外刃ガイド面82b,82cは、破断方向の断面形状が直線状に形成されたものである。これによって、外刃36bの中央部が外方に凸となる湾曲面に形成され、湾曲面の両側に外刃ガイド面82b,82cが形成されたものとなる。内刃面76dには、外刃ガイド面82b,82cと同様に傾斜した内刃ガイド面80b,80cが形成され、外刃面62dと凹凸嵌合するように形成されている。これにより、内刃38は外刃ガイド面82b,82cにガイドされ、軸ずれ防止が好適に図られている。
【0033】
なお、本発明に係る電気かみそりは、上記実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、刃枠が電気かみそり本体に着脱自在に取り付けられているが、本体に一体に設けられているものでも良い。また、図2に示すように、本実施形態の電気かみそりは、ひげそりユニット30が3組組み付けられたものであるが、本発明においてはひげそりユニット30が1つのみ組み付けられているもの、または2つ若しくは3つ以上設けられているものであっても良い。
また、本発明においては、ひげを導入する開口部をスリット状に形成することに限定するものではなく、多数の孔を設けることでも良い。
【0034】
さらに、外刃の形状においても、区画溝が複数設けれられ、同心状の剃り面が2面以上設けられていても良い。この場合、各々の外刃面に摺合するように、刃体の先端側が外刃面と同数分岐して設けられている必要がある。
また、本実施形態においては外刃中央部に外刃カバーが設けられているが、本発明においては必須とするものではない。
また、ひげそりユニットの傾動機構においても本実施形態の傾動機構に限定するものではなく、刃枠28に対して外刃及び内刃が傾動する機構を有していれば良い。
【0035】
【発明の効果】
本発明による電気かみそりによれば、上述したように、外刃及び内刃が傾動可能に設けられ、内刃の内刃面が外方へ突出する凸面に形成され、外刃の外刃面が内刃面を受ける凹面に形成され、内刃面と外刃面とが凹凸嵌合して設けられていることにより、内刃が外刃に対して軸ずれすることなく回転する。また、外刃が傾動した際に内刃も外刃に追従して傾き、外刃に対して内刃が軸ずれすることなく回転する。
また、外刃と内刃とが、外刃面と内刃面とのみが摺接するように形成されているため、従来の電気かみそりに比べ消費電力を小さくすることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る電気かみそりの外刃と内刃の主要部の構成を示す正面断面図である。
【図2】図2は、本実施形態の電気かみそりのヘッド部分の構成を示す断面説明図である。
【図3】図3は、本実施形態の電気かみそりの外刃の形状を示す平面図、正面図、底面図である。
【図4】図4は、図1に示す外刃面と内刃面との摺合状態を拡大した部分拡大図である。
【図5】図5は、本実施形態の外刃面及び内刃面の他の形状を示す状態図である。
【図6】図6は、従来の電気かみそりの外刃と内刃の主要部の構成を示す正面断面図である。
【図7】図7は、図6とは異なる従来の電気かみそりの外刃と内刃の構成を示す正面断面図である。
【符号の説明】
10 電気かみそり
12 本体
21 スプリング
24 内刃駆動軸
28 刃枠
30 ひげそりユニット
36 外刃
38 内刃
40 内刃支持体
56 剃り面
62 外刃面
66 外刃カバー
76 内刃面
78 刃体
80 内刃ガイド面
82 外刃ガイド面

Claims (6)

  1. 肌に当接する剃り面がリング状に形成され、該剃り面の内面が外刃面として形成された外刃と、前記外刃面に摺接する部位が内刃面として形成され、内刃駆動軸に連繋して回転する内刃とを備え、
    前記外刃と前記内刃とが電気かみそり本体に設けられた刃枠に対して傾動可能に設けられている電気かみそりにおいて、
    前記内刃面が、前記内刃側から前記外刃側へ向かって突出した凸面に形成され、前記外刃面が前記凸面を受ける凹面に形成され、前記内刃面と前記外刃面とが凹凸嵌合して前記内刃の軸ずれを防止していることを特徴とする電気かみそり。
  2. 前記外刃と前記内刃とが、前記外刃面と前記内刃面との摺接部を除いて、互いに離間して設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. 前記内刃面が、凸状の湾曲面に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電気かみそり。
  4. 前記外刃面には、外刃の径方向に破断した形状が直線状となる外刃ガイド面が少なくとも一部に形成され、
    前記内刃面には、前記外刃ガイド面に摺接する内刃ガイド面が形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の電気かみそり。
  5. 前記外刃ガイド面の傾斜角度θが、前記内刃の回転面に対して略30°<θ<90°に設けられていることを特徴とする請求項4記載の電気かみそり。
  6. 前記外刃に同心円状の区画溝が単数または複数設けられ、該区画溝によって区画された外刃面に凹凸嵌合する形状に内刃面が形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の電気かみそり。
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