JP2004140686A - 車載用マルチメディア端末及び車載用マルチメディアシステム - Google Patents

車載用マルチメディア端末及び車載用マルチメディアシステム Download PDF

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Abstract

【課題】外部に接続されたオーディオユニット等の増幅手段を利用可能なマルチメディア端末及びこれを備えたマルチメディアシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】マルチメディア端末としての情報通信端末12に、アンプ32L、32Rを有する専用オーディオユニット20Aが接続されているか否か判定し、専用オーディオユニット20Aが接続され、情報通信端末の音源による音楽再生が指示された場合には、専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rを用いてスピーカFL、FR、RL、RRから音声出力する。専用オーディオユニットが接続されておらず、情報通信端末12の音源による音楽再生が指示された場合には、切換手段16L、16Rを切り換えて情報通信端末12のアンプ30L、30Rを用いてスピーカFL、FRから音声出力する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用マルチメディア端末及び車載用マルチメディアシステムにかかり、特に、ナビゲーション機能や音楽再生機能等を有するマルチメディア端末及び当該マルチメディア端末に音楽再生可能なオーディオ装置が接続された車載用マルチメディアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載され、LAN(Local Aria Network)接続されたオーディオシステムは、一般的に、主制御を行うオーディオヘッドユニットの存在を前提に構成されている。なお、ディスプレイを有するマルチメディア端末がオーディオヘッドユニットと一体で形成され、スレーブとなる他の音源専用機器(例えば、外付けのCDチェンジャー等)と共にシステムを構成する場合も同様にヘッドユニットの存在を前提に構成されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の技術では、スピーカーと、オーディオユニットと、ナビゲーション装置とを基本構成とした車載用マルチメディアシステムが提案されている。特許文献1に記載の技術では、ナビゲーション装置及びオーディオユニットのそれぞれに音声出力部を有しており、スピーカーに出力する音声をスイッチによって選択的に切り換える構成とされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−266558号公報(第4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、オーディオユニットとナビゲーション装置のそれぞれに音声を増幅するアンプを備えているが、ナビゲーション装置側からの音声出力についてオーディオユニット側のアンプを利用することができない、という問題がある。
【0006】
また、オーディオを一体としない情報通信端末が音楽コンテンツ等のマルチメディア機能を有するときには、音声の再生を行うためにアンプを保有するオーディオヘッドユニットとセットでなければシステムを構成することができない。すなわち、仕様上の制約が生じ、マルチメディア端末だけを独立で設定することができない、という問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、外部に接続されたオーディオユニット等の増幅手段を利用可能なマルチメディア端末及びこれを備えたマルチメディアシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、音楽データを含む音声データを出力する音源と、前記音声データに基づく音声を出力する音声出力手段と、前記音声出力手段により音声を出力するための前記音声データを増幅する内部増幅手段と、前記音声出力手段により音声を出力するための前記音声データを増幅する、外部に設けられた外部増幅手段の接続を検出する検出手段と、前記音声データを増幅する、前記内部増幅手段と前記外部増幅手段とを切り換えて、増幅された前記音声データを前記音声出力手段に出力する切換手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記切換手段を制御する切換制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、音源では、音楽データを含む音声データが出力される。例えば、音源は、メモリカード等の記憶媒体に記憶された音楽データを読出して出力したり、ナビゲーション装置等の音声ガイドを表す音声データを出力したりすることが可能である。
【0010】
音声出力手段では、音源等から出力される音声データに基づく音声が出力される。また、音声出力手段より出力するための音声データは、内部増幅手段によって増幅される。すなわち、内部増幅手段によって増幅された音声データに基づく音声を音声出力手段から出力することが可能となる。
【0011】
また、検出手段では、音声出力手段により音声を出力するための音声データを増幅する、外部に設けられた外部増幅手段がマルチメディア端末に接続されているか否かが検出される。
【0012】
切換手段では、音声データを増幅する内部増幅手段と外部増幅手段が切り換えられて、増幅された音声データが音声出力手段に出力される。
【0013】
そして、切換制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて、切換手段が制御される。すなわち、外部増幅手段がマルチメディア端末に接続されている場合には、外部増幅手段を用いて音声データを増幅して音声出力手段で音声を出力することができる。従って、外部に接続されたオーディオユニット等の増幅手段を利用することが可能となる。
【0014】
なお、切換制御手段は、請求項2に記載の発明のように、さらに音源から出力される音声データの種類に基づいて、切換手段を制御するようにしてもよい。例えば、音楽データの場合には、外部増幅手段を用いて増幅して音声出力手段より音声を出力するようにし、ナビゲーション装置等の音声ガイドを表す音声データの場合には、内部増幅手段を用いて増幅して音声出力手段より音声を出力するようにすることが可能である。
【0015】
また、切換手段は、請求項3に記載の発明のように、デフォルトの状態で、外部増幅手段によって増幅された音声データを音声出力手段に出力するようにしてもよい。このようにデフォルトの状態を設定することによって、外部に汎用のオーディオユニットが接続された場合でも音声データを音声出力手段を用いて出力することが可能となる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車載用マルチメディア端末と、前記検出手段により前記外部増幅手段を検出するための通信を行う通信手段と、前記音声データを出力するオーディオ音源と、前記音声データに基づく音声を出力する副音声出力手段と、前記音声出力手段及び前記副音声出力手段により音声を出力するための前記音声データを増幅するオーディオ増幅手段と、前記音源から出力される前記音声データと前記オーディオ音源から出力される前記音声データとを切り換えて、前記オーディオ増幅手段に出力するオーディオ切換手段と、前記切換制御手段が前記外部増幅手段によって増幅された前記音声データを前記音声出力手段に出力するように前記切換手段を制御するときに、前記音源からの前記音声データを前記オーディオ増幅手段によって増幅して、前記音声出力手段及び前記副音声出力手段より音声を出力するように前記オーディオ切換手段を制御する制御手段と、を含むオーディオユニットと、からなることを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のマルチメディア端末と、オーディオユニットと、によってマルチメディアシステムが構成される。
【0018】
オーディオユニットには、通信手段と、オーディオ音源、副音声出力手段、オーディオ増幅手段、オーディオ切換手段、及び制御手段が設けられており、通信手段では、マルチメディア端末の検出手段により外部増幅手段を検出するための通信が行われる。すなわち、マルチメディア端末では、オーディオユニットのオーディオ増幅手段を外部増幅手段として検出することができる。
【0019】
オーディオ音源は、例えば、CDプレーヤ、MDプレーヤ、カセットプレーヤ、メモリカードプレーヤ等を適応可能であり、各種音楽データなどの音声データを出力する。
【0020】
副音声出力手段では、音声出力手段と同様に、音声データに基づく音声が出力される。また、オーディオ増幅手段では、音声出力手段及び副音声出力手段から音声を出力するための音声データが増幅される。すなわち、オーディオ増幅手段によって増幅された音声データに基づく音声を音声出力手段及び副音声出力手段から出力することが可能となる。
【0021】
また、切換手段では、マルチメディア端末の音源から出力される音声データとオーディオ音源から出力される音声データとが切り換えられて、オーディオ増幅手段に出力される。
【0022】
そして、制御手段では、マルチメディア端末の切換制御手段が外部増幅手段によって増幅された音声データを音声出力手段に出力するように切換手段を制御するときに、マルチメディア端末の音源からの音声データをオーディオ増幅手段によって増幅して、音声出力手段及び副音声出力手段から音声を出力するようにオーディオ切換手段が制御される。すなわち、マルチメディア端末の音源から出力される音声データを外部のオーディオユニットのオーディオ増幅手段を用いて増幅して、音声出力手段及び副音声出力手段で音声を出力することができる。
【0023】
なお、請求項4に記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、マルチメディア端末及びオーディオユニットのそれぞれに、音声出力手段から出力する音声の音量を調節する調節手段を含んで、マルチメディア端末の切換手段によって外部増幅手段によって増幅された音声データを音声出力手段に出力するように切り換えられたときに、オーディオユニットの調節手段によって音量調節を行うようにしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0025】
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステム10の車両側の基本構成について説明する。
【0026】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステム10が搭載される車両には、音声出力手段としての2つのフロントスピーカFL、FR及び副音声出力手段としての2つのリヤスピーカRL、RRが車両に設けられている。
【0027】
フロントスピーカFL、FRは、フロントドアやダッシュボード等に設けられ、リヤスピーカRL、RRは、リヤドア等に設けられている。
【0028】
リヤスピーカRL、RRに接続されたハーネス26は、車両のセンタコンソール等の一般的にオーディオユニット20が搭載されている位置まで配設されており、フロントスピーカFL、FRに接続されたハーネス28はマルチメディア端末としての情報通信端末12に接続されている。
【0029】
リヤスピーカRL、RRのハーネス26のオーディオユニット20側の接続部(端子またはコネクタ等)C1は汎用のオーディオユニットに接続可能なものが使用されている。
【0030】
情報通信端末12からは、フロントスピーカFL、FRに接続するためのハーネス29が上述の一般的にオーディオユニット20が搭載される位置まで配設されており、当該ハーネス29のオーディオユニット20側の接続部(端子またはコネクタ等)C2も汎用のオーディオに接続可能なものが使用されている。
【0031】
また、情報通信端末12には、詳細は後述するが、情報通信端末12に備えられた音源14からの音声出力と、情報通信端末12の外部のオーディオユニット20からの音声出力と、をフロントスピーカFL、FRに切り換えて出力するための切換手段16L、16R、が設けられており、情報通信端末12に備えられた音源14からの音声出力と、情報通信端末12の外部のオーディオユニット20からの音声出力と、を選択的にフロントスピーカFL、FRから音声出力が可能なように構成されている。
【0032】
情報通信端末12は、CPUとこのCPUにバスを介して接続された、RAM、ROM(またはハードディスク装置などの記憶媒体)、メモリカード読取装置、スピーカ等の音声出力装置、画像表示装置、タッチパネル等の入力装置、車両の現在位置を検出する検出手段(例えば、GPSアンテナ、車速センサ、及びジャイロセンサ等)、バックアップランプ信号などその他のセンサ、マイク、携帯電話が接続される接続部、及びハンズフリーユニットなどを備えている。
【0033】
情報通信端末12のROMには、ウインドウズ(R)CEなどのオペレーティングシステム(OS)と、該OS上で実行されるナビゲーションシステムのプログラムや音楽・画像(静止画または動画)の再生プログラムなどが格納されている。
【0034】
ナビゲーションシステムは、主に、メモリカード読取装置によってメモリカードから読み取られた経路案内に用いられるデータ(地図データや経路探索用データや経路案内用データなど)に基づいて、車両現在位置などの所定位置から目的地までの経路を案内する。車両現在位置としては、GPSアンテナを介して衛星から受信した信号に基づいて算出される絶対位置と、車速センサやジャイロセンサなどから受信した信号に基づいて算出される相対位置とがある。なお、目的地までの経路の案内は、音声ガイドと画像表示装置の表示によって行われる。
【0035】
再生プログラムは、主に、メモリカード読取装置によってメモリカードから読み取られた音楽ファイルや画像ファイルに基づいて、車載のスピーカなどの音声出力装置から音楽を出力し、また、液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの画像表示装置に画像を表示する。
【0036】
メモリカードに記憶される音楽ファイルや画像ファイルは、例えば、外部の固定局から音楽ファイルを取得することが可能とされている。
【0037】
続いて、情報通信端末12と専用オーディオユニットが接続された場合の例を示す図2を参照して情報通信端末12について詳細に説明する。
【0038】
図2に示すように、情報通信端末12は、CPU18にバスを介して画像表示装置22、タッチパネル24、及び音源14が接続されている。音源14は、上述した再生プログラムやナビゲーションシステム等の音声ガイドなどの音声データを出力する。
【0039】
音源14には、音声データを増幅する内部増幅手段としての2つのアンプ30L、30Rが接続されている。アンプ30Rには、フロント右側に配置されたフロントスピーカFRが接続され、アンプ30Lには、フロント左側に配置されたフロントスピーカFLが接続されている。すなわち、情報通信端末12は、フロント右側スピーカ用のアンプ30Rとフロント左側スピーカ用のアンプ30Lとを有する。
【0040】
それぞれのアンプ30L、30RとフロントスピーカFL、FRとの間には、外部のオーディオユニット20からの音声をフロントスピーカFL、FRから出力するためのリレー等の切換手段16L、16Rが設けられており、該切換手段16L、16Rには外部のオーディオユニット20からの音声をフロントスピーカに出力するための入力端子C3が接続されている。なお、入力端子C3には、外部の専用オーディオユニット20A以外の汎用オーディオユニットとフロントスピーカFL、FRとを接続するための汎用の接続部を有する、汎用のハーネス29が接続される。
【0041】
切換手段16L、16Rは、CPU18の制御によって切換えられるようになっている。切換手段16L、16Rは、デフォルトでは外部のオーディオユニット20からの音声を出力するようになっており、情報通信端末12の音源14からの音声を出力する場合に、CPU18の制御によって切換手段16L、16Rが切換えられるようになっている。なお、図2では、切換手段16L、16Rは電気的なモード切換えも含む信号系統の切り換えを模式的に示したもので、必ずしも物理的なリレーによる構成を限定するものではない。
【0042】
また、音源14には、音源14から出力される音声データを外部に接続される専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rを用いて出力するための外部出力端子C4が接続されており、該外部出力端子C4にハーネス34を介して外部の専用オーディオユニット20Aを接続することによって、音源14からの音声データを外部の専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rを使用して出力することが可能とされている。
【0043】
また、情報通信端末12のアンプ30L、30Rから出力される音声の音量調節は、画像表示装置22に表示される音量調節ボタン等をタッチパネル24で操作することによってなされる。
【0044】
さらに、情報通信端末12のCPU18にはバスを介して外部の専用オーディオユニット20AとLAN(Local Area Network)接続するためのLAN端子CL1が接続されており、当該LAN端子CL1にLANハーネス36を介して接続された外部の専用のオーディオユニット20Aとの通信が可能とされている。なお、CPU18は本発明の検出手段及び切換制御手段に相当する。
【0045】
一方、外部の専用オーディオ20Aは、CPU40にバスを介して操作部42及び音源44が接続されている。音源44は、例えば、カセットプレーヤ、CDプレーヤ、MDプレーヤ、その他の音楽再生プレーヤなどの音声データを出力する。また、音源44は本発明のオーディオ音源に相当する。
【0046】
音源44には、音声データを増幅するオーディオ増幅手段としての2つのアンプ32L、32Rが接続されている。アンプ32Lは、上述の汎用のハーネス29を介してフロントスピーカFLに接続され、アンプ32Rは、上述の汎用のハーネス29を介してフロントスピーカFRが接続されている。また、アンプ32Rには、リヤ右側に配置されたリヤスピーカRRが接続部C1及びハーネス26を介してさらに接続され、アンプ32Lには、リヤ左側に配置されたリヤスピーカRLが接続部C1及びハーネス26を介してさらに接続されている。すなわち、専用オーディオユニット20Aは、フロントスピーカFR及びリヤスピーカRR用のアンプ32Rと、フロントスピーカFL及びリヤスピーカRL用のアンプ32Lとを有し、アンプ32L、32Rによって増幅された音声データを用いて4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)から音声を出力するようになっている。
【0047】
また、音源44とアンプ32L、32Rとの間には、情報通信端末12からの音声をアンプ32L、32Rで増幅するためのリレー等の切換手段46L、46Rが設けられている。なお、切換手段46L、46Rは本発明のオーディオ切換手段に相当する。
【0048】
切換手段46L、46Rは、制御手段としてのCPU40の制御によって切り換えられるようになっている。切換手段46L、46Rは、デフォルトでは専用のオーディオユニット20Aの音源44からの音声を出力するようになっており、情報通信端末12の音源14からの音声を出力する場合に、CPU40の制御によって切換手段46L、46Rが切り換えられるようになっている。なお、図2では、切換手段46L、46Rは、電気的なモード切換えも含む信号系統の切り換えを模式的に示したもので、必ずしも物理的なリレーによる構成を限定するものではない。
【0049】
また、専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rから出力される音声の音量調節は、操作部42の操作によってなされる。操作部42はこの他に、モード切替(例えば、情報通信端末12の音源14からの再生等)の操作入力が可能とされている。
【0050】
さらに、専用オーディオユニット20AのCPU40にはバスを介して情報通信端末12とLAN接続するためのLAN端子CL2が接続されており、情報通信端末12との通信がLANハーネス36を介して可能とされている。なお、専用のオーディオユニット20Aは、情報通信端末12の制御によって電源のオンオフも制御可能とされている。
【0051】
ところで、情報通信端末12は、図3に示すように、汎用オーディオユニット20Bも接続可能とされている。
【0052】
汎用オーディオユニット20Bは、図3に示すように、専用オーディオユニット20Aと同様に音源50を備えており、音源05は、例えば、カセットプレーヤ、CDプレーヤ、MDプレーヤ、その他の音楽再生プレーヤなどの音声データを出力する。
【0053】
音源50には、操作部52が接続されており、音源50の操作が該操作部52によってなされるようになっている。操作部52は、例えば、音源50の再生や停止等の操作に加えて、汎用オーディオユニット20Bの音量調節等の操作を行うことが可能とされている。
【0054】
音源50は、音声データを増幅するアンプ54L、54Rに接続され、アンプ54Rはリヤ右側に配置されたリヤスピーカRRに接続部C1及びハーネス26を介して接続され、アンプ54Lはリヤ左側に配置されたリヤスピーカRLに接続部C1及びハーネス26を介して接続されている。
【0055】
汎用のオーディオユニット20Bが情報通信端末12に接続される場合には、上述のLAN接続及び通信情報端末12の音源14との接続はされずに、切換手段16L、16Rに接続された汎用のハーネス29のみが接続されるようになっている。すなわち、汎用のオーディオユニット20Bのアンプ54L、54Rに汎用のハーネス29の接続部C2が接続されるようになっており、これによって、汎用オーディオユニット20Bの音源50からの音声を4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)から出力可能なようになっている。
【0056】
なお、本実施の形態に係わる車両に搭載されるオーディオユニット20は、上述のように専用オーディオユニット20Aが搭載される場合と、汎用オーディオユニット20Bが搭載される場合と、があり、この他にオーディオユニット20自体搭載されずに、情報通信端末12のみが搭載される場合と、の3種類の形態がある。
【0057】
続いて、上述のように構成された車両用マルチメディアシステム10の情報通信端末12で行われる処理の一例について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0058】
情報通信端末12では、電源が投入されると、まずステップ100でシステムの認識が行われる。
【0059】
続いて、ステップ102では、専用オーディオユニット20AがLANハーネス36を介して接続されているか否か判定される。該判定は、ステップ100のシステム認識でLANハーネス36を介して専用オーディオ20Bが接続されているか否かの確認をすることによってなされ、該判定が肯定された場合には、ステップ104へ移行する。
【0060】
ステップ104では、情報通信端末12の音源14による音楽再生か否か判定される。すなわち、タッチパネル24等の入力装置を介して情報通信端末12の音源14による音楽再生が指示されたか否か判定され、該判定が肯定された場合には、ステップ106へ移行する。
【0061】
ステップ106では、外部の専用オーディオユニット20Aに情報通信端末12の音源14による音楽再生指示がLANハーネス36を介して外部の専用オーディオユニット20Aに出力される。
【0062】
そして、ステップ108では、外部の専用オーディオユニット20Aに情報通信端末12の音源14から音楽データがハーネス34を介して専用オーディオユニット20Aに出力されて、ステップ110へ移行する。すなわち、これによって、外部の専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rによる音楽再生ができ、情報通信端末21の音源14を4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)を使用して再生することができる。
【0063】
一方、ステップ102の判定が否定された場合、及びステップ104の判定が否定された場合、すなわち、専用オーディオユニット20Aが情報通信端末12に接続されていない場合、及び専用オーディオユニット20Aが情報通信端末12に接続されていても情報通信端末12の音源14からの音楽再生ではない場合には、そのままステップ110へ移行する。
【0064】
ステップ110では、ナビゲーション案内音声出力か否か判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ112へ移行して、情報通信端末12の切換手段16L、16Rが切り換えられる。すなわち、情報通信端末12の音源14からの音声をフロントスピーカFL、FRから出力するように切り換えられる。これによって、情報通信端末12の音源14からの音楽再生中等でも、ナビゲーション案内の音声をフロントスピーカFL、FRから出力するように切り換えることができる。すなわち、結果的に音楽を一時ミュートしてナビゲーション案内の音声に切り換えることができる。
【0065】
続いて、ステップ114では、ナビゲーション案内音声が終了したか否か判定される。該判定が否定された場合には、肯定されるまで待機してステップ116へ移行する。
【0066】
ステップ116では、情報通信端末12の切換手段16L、16Rがデフォルトに切り換えられる。すなわち、外部のオーディオユニット20Aからの音声がフロントスピーカFL、FRに出力されるように切り換えられる。
【0067】
次に、ステップ118では、電源オフか否か判定される。該判定が否定された場合には、ステップ102へ移行して、上述の処理が繰り返され、ステップ118の判定が肯定されたところで、一連の処理を終了する。
【0068】
続いて、上述のように構成された車両用マルチメディアシステム10に専用オーディオユニット20Aが接続された場合における、専用オーディオユニット20Aで行われる処理の一例について図5のフローチャートを参照して説明する。
【0069】
専用オーディオユニット20Aでは、操作部52への操作、または情報通信端末12の音楽再生指示等により電源が投入されると、ステップ200では、情報通信端末12からの音楽再生指示が入力されたか否か判定される。該判定が肯定された場合には、ステップ202へ移行して、専用オーディオユニット20Aの切換手段46L、46R、の切り換えが行われる。すなわち、情報通信端末12からの音声データを専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rで増幅するように切換手段46L、46Rの切り換えが行われる。これによって、情報通信端末12の音源14から出力される音楽を専用オーディオユニット20Aのアンプ32L、32Rで増幅して、4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)を用いての音楽再生ができる。
【0070】
次に、ステップ204では、情報通信端末12からの音楽再生が終了したか否か判定される。該判定が否定された場合には、肯定されるまで待機してステップ206へ移行する。
【0071】
ステップ206では、専用オーディオユニット20Aの切換手段46L、46Rがデフォルトに切り換えられて、ステップ208へ移行する。すなわち、専用オーディオユニット20Aの音源44をアンプ32L、32Rに出力するように切換手段46L、46Rが切り換えられる。
【0072】
一方、ステップ200の判定が否定された場合には、そのままステップ208へ移行する。
【0073】
ステップ208では、専用オーディオユニット20Aの音源44による音楽再生か否か判定される。該判定は、操作部42により音源44の再生が指示されたか否かによって判定され、該判定が否定された場合には、ステップ200に戻って上述の処理が繰り返される。
【0074】
ステップ208の判定が肯定された場合には、ステップ210へ移行して、専用オーディオユニット20Aの音源44による音楽再生が行われる。すなわち、専用オーディオユニット20Aの音源44から出力された音声データがアンプ32L、32Rによって増幅されて、4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)に出力される。これによって、専用オーディオユニット20Aの音源44からの音楽再生を4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)を用いて行うことができる。
【0075】
次にステップ212では、専用オーディオユニット20Aの電源がオフされたか否か判定される。該判定が否定された場合には、ステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ212の判定が肯定されたところで、一連の処理を終了する。
【0076】
このように、本実施の形態に係わる車載用マルチメディアシステム10の情報通信端末12は、アンプを有する専用オーディオユニット20Aが外部に接続されている場合には、情報通信端末12の音源14による音楽再生時に、専用オーディオユニット20Aのアンプを用いて4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)から音声出力することができる。
【0077】
また、情報通信端末12は、汎用オーディオユニット20Bを接続することも可能とされており、この場合には、情報通信端末12の音源14による音楽再生時には、情報通信端末12に設けられたアンプ30L、30Rを用いてフロントスピーカFL、FRだけによる音声出力ができる。そして、汎用オーディオユニット20Bの音源50による音楽再生等の場合には、汎用オーディオユニット20Bのアンプ54L、54Rを用いて4つのスピーカ(フロントスピーカFL、FR、リヤスピーカRL、RR)から音声出力ができる。
【0078】
さらに、オーディオユニット20が情報通信端末12に接続されない場合でも、情報通信端末12のアンプ30L、30Rを用いてフロントスピーカFL、FRから音声出力ができる。
【0079】
なお、上記の実施の形態では、マルチメディア端末として情報通信端末12を例に説明したが、これに限るものではなく、例えば、ナビゲーション装置やその他のマルチメディア端末を適用するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、マルチメディア端末の外部に設けられた外部増幅手段の接続の検出に基づいて、マルチメディア端末の音源から出力される音声データを増幅する、内部増幅手段と外部増幅手段を切り換えて、増幅された音声データを音声出力手段に出力することによって、外部増幅手段がマルチメディア端末に接続されている場合に、外部増幅手段を用いてマルチメディア端末の音源から出力される音声データを増幅することができるので、外部に接続されたオーディオユニット等の増幅手段を利用することが可能となる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステムの情報通信端末に専用オーディオユニットが接続された場合の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステムの情報通信端末に汎用オーディオユニットが接続された場合の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステムの情報通信端末で行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係わる車両用マルチメディアシステムに専用オーディオユニットが接続された場合における、専用オーディオユニットで行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10  車両用マルチメディアシステム
12  情報通信端末
14  音源
16L、16R  切換手段
18  CPU
20  オーディオユニット
20A 専用オーディオ
20B 汎用オーディオ
24  タッチパネル
30L、30R  アンプ
32L、32R  アンプ
36  LANハーネス
40  CPU
42  操作部
44  音源
46L、46R  切換手段
FL、FR  フロントスピーカ
RL、RR  リヤスピーカ
CL1、CL2  LAN端子

Claims (5)

  1. 音楽データを含む音声データを出力する音源と、
    前記音声データに基づく音声を出力する音声出力手段と、
    前記音声出力手段により音声を出力するための前記音声データを増幅する内部増幅手段と、
    前記音声出力手段により音声を出力するための前記音声データを増幅する、外部に設けられた外部増幅手段の接続を検出する検出手段と、
    前記音声データを増幅する、前記内部増幅手段と前記外部増幅手段とを切り換えて、増幅された前記音声データを前記音声出力手段に出力する切換手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記切換手段を制御する切換制御手段と、
    を含む車載用マルチメディア端末。
  2. 前記切換制御手段は、さらに前記音源から出力される音声データの種類に基づいて、前記切換手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車載用マルチメディア端末。
  3. 前記切換手段は、デフォルトの状態で、前記外部増幅手段によって増幅された前記音声データを前記音声出力手段に出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載用マルチメディア端末。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車載用マルチメディア端末と、
    前記検出手段により前記外部増幅手段を検出するための通信を行う通信手段と、
    前記音声データを出力するオーディオ音源と、
    前記音声データに基づく音声を出力する副音声出力手段と、
    前記音声出力手段及び前記副音声出力手段により音声を出力するための前記音声データを増幅するオーディオ増幅手段と、
    前記音源から出力される前記音声データと前記オーディオ音源から出力される前記音声データとを切り換えて、前記オーディオ増幅手段に出力するオーディオ切換手段と、
    前記切換制御手段が前記外部増幅手段によって増幅された前記音声データを前記音声出力手段に出力するように前記切換手段を制御するときに、前記音源からの前記音声データを前記オーディオ増幅手段によって増幅して、前記音声出力手段及び前記副音声出力手段より音声を出力するように前記オーディオ切換手段を制御する制御手段と、
    を含むオーディオユニットと、
    からなることを特徴とする車載用マルチメディアシステム。
  5. 前記マルチメディア端末及び前記オーディオユニットは、前記音声出力手段から出力する音声の音量を調節する調節手段をそれぞれさらに含み、前記切換手段によって前記外部増幅手段によって増幅された前記音声データを前記音声出力手段に出力するよう切り換えられたときに、前記オーディオユニットの前記調節手段によって前記音量調節を行うことを特徴とする請求項4に記載の車載用マルチメディアシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194633A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Toyota Motor Corp 車両用音声情報提供装置
JP2016040168A (ja) * 2015-12-08 2016-03-24 クラリオン株式会社 車載装置

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