JP2004139448A - ネットワークプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるプリント要求に基づく記録紙が多数放置される状態が継続して、記録紙の混在が発生しそうな場合に、ユーザに記録紙の回収を喚起するための手段を提供する。
【解決手段】ネットワークプリンタ4は、各ビン41・42・・・の記録紙の有無を検知するセンサ41a・42a・・・と、制御手段21とを備え、該制御手段21は、LAN1を介してコンピュータ31・32・・・から最新のプリント要求を受信した際、各ビンの収納状態に基づいて警告の必要性を判断すると共に、必要と判断した場合には、プリント要求元のコンピュータ31の表示装置31aにより、警告メッセージを出力するための警告データを送信するように制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して複数の外部機器に接続され、これらの外部機器からプリントデータを受信してプリントアウトするネットワークプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して、複数の外部機器(コンピュータ)に接続されると共に、複数のビン(記録紙収納部)を備えるネットワークプリンタが存在する。このようなネットワークプリンタには、異なる外部機器からのプリントデータが送信され、該プリントデータを印刷した記録紙がビンに排出される。
そこで従来より、異なるプリントデータの記録紙が混在するのを防止したり、ユーザが、ビンに収納されている記録紙を見つけやすいようにしたりするための技術が知られている。
【0003】
特許文献1に示す技術では、プリント要求元たる外部機器の側で、記録紙の排出先であるビンの割付け選択を可能として、異なる外部機器(ユーザ)との間で、記録紙の混在が発生しないようにしている。
また、特許文献2に示す技術では、前記割付けにより記録紙の混在を防止すると共に、プリント要求元とビンとの対応関係を表示部に表示させて、記録紙の回収するユーザの便宜を図っている。加えて、空き状態のビンがない場合でも、記録紙の排出先を一定の基準(最上段または最下段より順次)で割付けて、プリントを中断することなく、記録紙出力先の特定を容易としている。
また、特許文献3に示す技術では、ビンに表示灯を設けて、該表示灯の点灯制御を行うことにより、ユーザが記録紙の出力完了の確認を、プリンタより離れた場所より可能として、自らの記録紙の特定を容易としている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−198515号公報
【特許文献1】
特開平10−139269号公報
【特許文献3】
特開2001−302065号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
プリント要求の頻度にもよるが、プリンタに備えるビンのすべてに記録紙が収納されるなどして、記録紙の混在が発生する最たる原因は、各ユーザが記録紙を放置した状態に留めておくためである。
前記各技術では、記録紙の混在が発生するような状況下において、ユーザに記録紙の回収を喚起するような手段を備える構成とはなっていない。
そこで本発明は、異なるプリント要求に基づく記録紙が多数放置される状態が継続して、記録紙の混在が発生しそうな場合に、ユーザに記録紙の回収を喚起するための手段を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、少なくとも一つの記録紙収納部を備えたネットワークプリンタであって、
各記録紙収納部の記録紙の有無を検知するセンサと、制御手段とを備え、
該制御手段は、ネットワークを介して外部機器から最新のプリント要求を受信した際、記録紙収納部の収納状態に基づいて警告の必要性を判断すると共に、必要と判断した場合には、プリント要求元の外部機器に対し、その外部機器の報知部により警告メッセージを出力するための警告データを送信するように制御するものである。
【0007】
請求項2においては、複数の記録紙収納部を備え、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部として、最上段の記録紙収納部を選択するものである。
【0008】
請求項3においては、複数の記録紙収納部を備えると共に、各記録紙収納部に収納される記録紙枚数を計数する手段を備え、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、各記録紙収納部の収納枚数に基づいて、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部を選択するものである。
【0009】
請求項4においては、複数の記録紙収納部を備えると共に、各記録紙収納部に収納される記録紙のプリント要求元情報を記憶する手段を備え、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対し、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、その外部機器からのプリント要求に基づく記録紙が存在する記録紙収納部を、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部として優先的に選択するものである。
【0010】
請求項5においては、報知手段を備えると共に、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の否定応答を受信した場合には、報知手段を作動させるものである。
【0011】
請求項6においては、報知手段を備えると共に、
前記制御手段は、記録紙が継続して所定時間以上収納されている記録紙収納部があれば、報知手段を作動させるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態であるネットワークプリンタ2について説明する。
図1に示すように、ネットワークプリンタ(以下プリンタ)2と、複数のパーソナルコンピュータ(以下コンピュータ)31・32・33・・等とは、LAN(Local Area Network)1を介して、双方向通信可能に接続されている。
ここで、LAN1はネットワークの一形態であり、コンピュータ31・32・33・・等は、プリンタ2に対する外部機器である。
そして、プリンタ2は、LAN1を介して、コンピュータ31・32・33・・等から送信されたプリントデータを受信すると、該プリンタ2内に備える用紙に、前記プリンタデータを印刷して記録紙を作成する。
【0013】
プリンタ2には、本実施の形態では、記録紙収納部であるビン(排出トレイ)41・42・43・44・45が複数備えられており、各ビンに記録紙を収納可能である。
各ビン41・42・・・には、自らのビンに収容する記録紙の有無を検知するセンサ41a・42a・・・が、それぞれ備えられている。該センサ41a・42a・・・は、ビン41・42・・・上に記録紙が収納されていると、該記録紙と接触して作動するスイッチに構成されており、記録紙の有無検知が可能である。
【0014】
また、プリンタ2に備える制御手段(CPU)21は、プリンタ2に送信されたプリント要求に応じ、後述する対処手順に基づいて、記録紙の排出実行の可否や、排出先としてのビンの選択を行う。
この対処手順は、プリンタ2において、該プリンタ2に備えるビンのすべてに記録紙が収納されるなどして、そのままプリント作業を継続すると、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が収容されるような場合の対処を、制御手段21に指令するものである。
【0015】
後述する対処手順は、各ビンに対して、ユーザ割付を行う場合でも、行わない場合でも適用可能である。
ここで、ユーザ割付の実行とは、プリンタ2側で、各ビンの特定情報と、LAN1に接続されるコンピュータを特定情報(プリント要求元情報)とを、対応付けて登録することを意味する。コンピュータ31・32・・・は、プリンタ2に対してプリンタ要求を行うプリント要求元である。
そして、ユーザ割付を行う場合は、プリンタ2は、プリント要求を発信したコンピュータの要求元情報に基づいて、同一ユーザからのプリント要求に基づく記録紙は同一のビンに収納するように、記録紙を排出するビンを選択する。
例えば、ビン41がコンピュータ31に割付けられているとすると、コンピュータ31からプリント要求が送信された際には、該プリント要求に基づく記録紙はビン31に収納される。そして、異なるユーザの記録紙が、同一のビン上で混在するのを防止する。
【0016】
一方、各ビンに対してユーザ割付を行わない場合は、プリンタ2は、プリント要求の送信を受けた際に、空いているビンから所定の優先条件で、記録紙を排出するビンを選択する。つまり、要求元であるコンピュータと、ビンとの対応関係はランダム(プリント要求の受信順)に設定されることになる。
なお、所定の優先条件とは、例えば、空き状態のビンが複数あれば、上段側のビンを下段側のビンよりも優先する、といったものである。
この場合は、同一ユーザ(同一コンピュータ)からのプリント要求に基づく記録紙が、複数のビンに収容されることがある。
【0017】
各ビンは、シフト(スライド)機能を備えており、同一のビン上で複数のプリント要求の記録紙が重なるような場合に、ビン上での記録紙排出位置をプリント要求毎に切替え可能である。なお、シフト機能を実行するか否かは、コンピュータ31・32・・・における設定によって、切替え可能である。
つまり、同一のビン上であっても、複数のプリント要求に基づく記録紙が、区分されて収容される。
【0018】
また、各ビン41・42・・・には、発光体であるランプ41b・42b・・・がそれぞれ付設されている。
前記制御手段21は、所定条件を満たすビンのランプを、他のビンのランプと区別できる形態で、作動させることが可能である。所定条件とは、例えば、「最後にプリントした記録紙」または「所定時間以内にプリントした記録紙」が、ビンに収容されていることを意味する。
また、前記「区別できる形態」とは、例えば、所定条件を満たすビンのランプと他のランプとの発光色を、色違いとしたり、点灯・消灯で区別したり、点滅・点灯(消灯)で区別したりすることを意味する。
このようにすることで、プリント実行後、直ぐにプリンタ2へ記録紙を取りに行くユーザは、自分の記録紙を見つけ易くなる。
【0019】
また、前記制御手段21は、各ビンの収納状態に応じて、ランプ41b・42b・・・の作動状態を変更可能である。
例えば、制御手段21は、前記センサ41a・42a・・・による記録紙の有無検知に基づいて、「記録紙有り」と「記録紙無し」とが区別されるように、ランプ41b・42b・・・を作動させる。
また、「記録紙有り」の状態において、所定枚数に満たないビンと、所定枚数以上のビンとを区別するように、ランプ41b・42b・・・を作動させることができる。
ビンとを区別ようにするランプの作動は、例えば、点灯・点滅で区別するといった前記「区別できる形態」となるように作動させることで、行うものとする。
【0020】
次に、図2を用いて、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複する場合におけるプリンタ2の対処手順群10について説明する。
対処手順群10は、プリンタ2を制御するための一プログラムとして、プリンタ2のROM(記憶装置)22に記憶されている。
【0021】
図2に示すように、本実施の形態における対処手順群10は、四つの対処手順100・200・300・400・500・600よりなっている。
これらの対処手順は、各ビンに対するユーザ割付を行わない場合と、行う場合とを大分類の基準として、二つのグループに分類されている。ユーザ割付を行わない場合に適用される対処手順は、対処手順100・200・300である。また、ユーザ割付を行う場合に適用される対処手順は、対処手順400・500・600である。
加えて、両グループは、同一のビン上に記録紙を重ねる場合におけるビンの選択方法を小分類の基準として、三つの対処手順に分類されている。第一の選択方法の場合に適用される対処手順は、対処手順100・400である。また、第二の選択方法の場合に適用される対処手順は、対処手順200・500であり、第三の選択方法の場合に適用される対処手順は、対処手順300・600である。
【0022】
プリンタ2で適用される対処手順の選択切替えは、ユーザがコンピュータ31・32・・・等に入力指示を行うことで可能となっている。
まず、図3を用いて、各ビンに対するユーザ割付を行わない場合かつ、ビンの選択が第一の選択方法で行われる場合である対処手順100について、説明する。
【0023】
図3に示すように、プリンタ2の起動と同時に、対処手順100(のプログラム)による処理が開始される(ステップ101)。なお、プリンタ2の起動後において、随時、LAN1を介したコンピュータからの指令により、対処手順の切替え(対処手順100から対処手順200への変更等)が可能である。
起動(ステップ101)の後、プリンタ2の制御手段21は、コンピュータ41・42・・・等から、プリント要求があるか否かの判定を行い(ステップ102)、プリント要求がある場合には、ステップ103に進む。プリント要求がない限りは、ステップ102の判定の待機状態である。
ステップ103においては、前記プリント要求の対象となるプリントデータが、プリンタ2に備えるRAM(記憶装置)23に蓄積(記憶)される。
【0024】
なお、ステップ102において判定されるプリント要求を、対処手順群10に属する対処手順において、最新のプリント要求とする。
これらの対処手順は、ある最新のプリント要求に対して実行される制御手段21の処理手順を示すものである。複数のプリント要求が略同時に送信された状況であっても、該処理手順の一ループが終了する前に、他のプリント要求に基づく処理が、同時もしくは並行して行われることはない。
したがって、これらの対処手順の一ループにおいて、処理の対象となっているプリント要求を、最新のプリント要求と表現している。そして、「最新の」という修飾語を用いることで、既に記録紙の出力等が終了したような以前に送信された他のプリント要求と、最新のプリント要求とを区別するようにしている。
【0025】
次いで、制御手段21は、前記センサ41a・42・・・から送信される、記録紙有無の検知情報を確認し、それぞれのビン41・42・・・上の記録紙の有無をチェックする(ステップ104)。
そして、制御手段21は、ステップ104でのチェックに基づいて、空き状態(記録紙無し)のビンがあるか否かを判定する(ステップ105)。空き状態のビンがある場合には、ステップ106に進み、ない場合にはステップ109に進む。
【0026】
ステップ105での判定により、空き状態のビンがある場合には、空き状態のビンにプリントアウトすることで、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複することがないので、制御手段21は、そのままプリントを実行する(ステップ106)。
制御手段21は、プリントを実行する(ステップ106)と、プリントデータを消去(ステップ107)する。そして、対処手順100の一ループが終了(ステップ108)し、再び次のループが開始される(ステップ101)。
【0027】
ステップ105での判定により、空き状態のビンがない場合には、制御手段21は、プリント要求元のコンピュータに、警告データを送信する(ステップ109)。
ここで、警告データとは、プリント要求元たるコンピュータ側へ、警告メッセージを何らかの形で出力させるために、プリント2側から該当コンピュータへ送信する指令に相当する。つまり、警告データを送信されたコンピュータは、該コンピュータに備える報知部に、該警告データに基づいて、警告メッセージを出力する。
本実施の形態では、報知部は、各コンピュータ31・32・・・が備えるディスプレイ等の表示装置31a・32a・・・とし、該表示装置31a・32a・・・上に警告メッセージが表示出力されるようにしている。警告メッセージは、例えば、「すべてのビンに記録紙が収納されていますが、重ねて排出しますか?」といったものや、「空き状態のビンがありませんが、既に収納されている記録紙に重ねて排出しますか」等である。
なお、前記報知部としては、コンピュータに付設する音声出力手段であるスピーカとして、該スピーカより音声により警告メッセージを出力するようにしても良い。
【0028】
以上のように、プリンタ2の制御手段21は、LAN1を介してコンピュータから最新のプリント要求を受信した際、各ビンの収納状態に基づいて、警告の必要性を判断する。具体的には、対処手順100においては、制御手段21は、空き状態のビンがない場合に、警告が必要であると判断する。
そして、警告が必要と判断した場合には、制御手段21は、プリント要求元であるコンピュータに対し、そのコンピュータが備える報知部(表示装置31a・32a・・・)に警告メッセージを出力するための警告データを送信する。
警告データを送信されたコンピュータは、該コンピュータに備える報知部に、該警告データに基づいて、警告メッセージを出力する。
【0029】
このため、ビン上で複数のプリント要求に基づく記録紙が混在しそうな場合に、予めプリント要求者であるユーザに知らせることができる。したがって、ユーザの知らないうちに、ビン上に複数のプリント要求に基づく記録紙が混在してしまうことを防止できる。
【0030】
なお、本実施の形態では、プリンタ2に複数の記録紙収納部としてのビンを備える構成としているが、本発明は一つのビンしか備えない場合にも適用可能である。
つまり、一つのビンを備えるネットワークプリンタにおいて、該プリンタの制御手段は、LANを介してコンピュータからプリントデータを受信した際、ビンの収納状態に基づいて、警告の必要性を判断する。具体的には、制御手段21は、ビンに記録紙が収納されている場合に、警告が必要であると判断する。
そして、警告が必要と判断した場合には、制御手段は、プリント要求元であるコンピュータに対し、そのコンピュータが備える報知部により警告メッセージを出力するための警告データを送信する。
【0031】
以上構成のネットワークプリンタにおいても、ビン上で複数のプリント要求に基づく記録紙が混在しそうな場合に、予めプリント要求者であるユーザに知らせることができる。したがって、ユーザの知らないうちに、ビン上に複数のプリント要求に基づく記録紙が混在してしまうことを防止できる。
【0032】
プリント2より、プリント要求元たるコンピュータに警告データが送信(ステップ109)されると、該コンピュータの報知部には、警告メッセージが出力される。
該コンピュータを操作してプリント要求を行ったユーザは、報知部における警告メッセージの出力を見て、ビン上に複数のプリント要求に基づく記録紙が混在することを承知で、プリントを実行させるか否か、を判断する。そして、プリント実行の肯定もしくは否定の応答を、プリンタ2に向けて送信する。
一方、制御手段21は、ステップ109の処理の後、実際にプリントを実行してよいというプリント実行の肯定応答が、当該コンピュータより送信されたか否かの判定を行う(ステップ110)。
制御手段21がプリント実行の肯定応答を受信した場合には、処理は、ステップ111に進み、それ以外の場合はステップ112に進む。
ここで、「プリント実行の肯定応答を受信する以外の場合」とは、プリント要求元よりプリント実行の否定応答が送信された場合、および、未だ肯定もしくは否定の応答が送信されていない場合の双方を含んでいる。
【0033】
ステップ111に進んだ場合とは、すべてのビン上に記録紙が収納されているにも関わらず、プリント実行が指令された場合であり、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複する場合を意味する。
対処手順群10には、前述したように、ユーザ割付を行わない場合の対処手順として、対処手順100・200・300が用意されている。そして、これらの対処手順100・200・300は、同一のビン上に記録紙を重ねる場合におけるビンの選択方法が異なる対処手順である。
ここでは、対処手順100に関する説明を行っているので、対処手順100の場合におけるビンの選択方法について説明し、対処手順200・300の場合におけるビンの選択方法については後述する。
【0034】
対処手順100のステップ111では、制御手段21は、プリント要求元であるコンピュータへの前記警告データの送信(109)に対して、該コンピュータよりプリント実行の肯定応答を受信した場合(ステップ110の判定で肯定の場合)には、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出するビンとして、最上段のビン41を選択する。
なお、図1に示すように、プリンタ2が備えるビン41・42・43・・・のうち、最上段のビンはビン41である。
【0035】
このため、同一のビン上に記録紙の混在が避けられない場合に、最上段のビンに記録紙を排出することで、他のビンに排出する場合に比して、排出された記録紙をユーザが最も探しやすいと共に、取り出しやすい。
【0036】
処理がステップ112に進むと、制御手段21は、プリント実行の否定応答がプリント要求元たるコンピュータより送信されたか否かの判定を行う。
そして、制御手段21が、当該コンピュータよりプリント実行の否定応答を受信した場合には、処理は、ステップ113に進み、それ以外の場合(無応答の場合)はステップ114に進む。
【0037】
処理がステップ113に進んだ場合とは、ユーザとしてはプリントを実行したいが、すべてのビン上に記録紙が収納されて、ビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙を混在させたくない場合である。
ステップ113では、制御手段21は、プリンタ2に備える報知手段を作動させる。該報知手段は、本実施の形態では、各ビン41・42・・・毎に備えるランプ41b・42b・・・としている。そして、一部もしくは全部のランプ41b・42b・・・を点灯もしくは点滅させて、プリンタ2の周辺にいるユーザに、すべてのビン41・42・・・に、警告するものとしている。
【0038】
以上のように、プリンタ2には、すべてのビン41・42・・・に記録紙が収納された状態を報知する報知手段が備えられている。本実施の形態では、前述したように、プリンタ2の各ビン41・42・・・毎に備えるランプ41b・42b・・・が、報知手段である。
そして、制御手段21は、プリント要求元たるコンピュータへの警告データの送信(ステップ109)に対して、該コンピュータよりプリント実行の否定応答を受信した場合(ステップ112の判定で肯定の場合)には、報知手段を作動させる(ステップ113)。
【0039】
このため、ユーザがビン上での記録紙の混在を望まない場合には、近くにいるユーザに警告を発することで、記録紙の取り出しを促すことができる。
【0040】
以上において、各ビン41・42・・・毎に備えるランプ41b・42b・・・を報知手段とし、点灯および点滅により報知を行う方法を、第一報知方法としている。次に、他の報知方法について説明する。
【0041】
第二報知方法では、報知手段として、プリンタ2に一つの発光体(ランプ)を設けると共に、該発光体を、点灯および点滅させることで、報知を行うものとしている。
第三報知方法では、報知手段として、プリンタ2に音声出力手段であるスピーカを備え、該スピーカより警告内容を示す音声メッセージを出力させることで報知を行うものとしている。音声メッセージとしては、例えば、「ビンに記録紙が溜まっていますので、取り除いてください」といったもの等である。
第四報知方法では、報知手段として、プリンタ2に備えるビープ音発生用の簡易スピーカを利用するものとし、該簡易スピーカより警告としてのアラーム音を出力することで、報知を行うものとしている。該アラーム音としては、例えば、「ピピッ」といったものである。
【0042】
一方、前記第一から第四の報知方法が、報知手段をプリンタ2に備える装置とするのに対し、第五報知方法においては、LAN1を隔てた外部機器であるコンピュータ側の装置を、報知手段としている。
第五報知方法では、報知手段を、各コンピュータ31・32・・・が備えるディスプレイ等の表示装置31a・32a・・・としている。なお、この場合、表示装置31a・32a・・・は、第五報知方法の報知手段と、前記警告メッセージを出力する前記報知部とを兼用することになる。
そして、プリンタ2の制御手段21は、プリント要求元であるコンピュータ、あるいはビン上に記録紙を収納させたままのユーザのコンピュータすべてに対し、報知データを送信する。そして、報知データが送信されたコンピュータは、該コンピュータに備える報知手段に、該報知データに基づいて、報知メッセージを出力する。報知メッセージとしては、「ビンに記録紙が溜まっていますので、取り除いてください」といったもの等である。
【0043】
前記第二から第五の報知方法を実行可能とする各報知手段を、本実施の形態である報知手段(ランプ41b・42b・・・)に代えて、プリンタ2に備えるものとしてもよく、あるいは、これらの報知手段を併存させるようにしてもよい。
【0044】
前述したように、プリンタ2からプリント要求元たるコンピュータへ警告データを送信(ステップ109)した後、プリンタ実行の肯定応答も否定応答もない場合は、ステップ114に進む。
ステップ114では、制御手段21は、ステップ110でのプリント実行の肯定応答および、ステップ112でのプリント実行の否定応答のいずれもがない状態において、所定時間、記録紙が放置されたままのビンがあるか否かの判定を行う。
そして、放置時間の長いビンから、前記報知手段を用いてプリンタ2周辺のユーザに報知して、記録紙の放置状態の解消を行うものとしている。以下、具体的に説明する。
【0045】
ここで、各ビンに記録紙が放置された時間の計測は、次のようにして可能である。
プリンタ2には、ビン上の記録紙の有無を検知するセンサ41a・42a・・・が備えられると共に、該検知情報に基づいて、記録紙が継続してビン上に載置されている時間を計測する時間計測手段24が設けられている。そして、センサ41a・42a・・・および時間計測手段24により、各ビン毎に、記録紙の放置されている時間を計測可能となっている。
【0046】
ステップ114において、記録紙の放置時間が所定時間以上となるビンが存在する場合には、処理がステップ116に進む。ステップ116では、制御手段21は、前記報知手段を作動させる。
また、記録紙の放置時間が、所定時間以上となるビンが存在しない場合には、ステップ110に処理が戻って、ステップ110およびステップ112(ステップ110で肯定でない限り)、そしてステップ114の判定が繰り返される。
【0047】
ステップ116において作動される報知手段は、本実施の形態では、前記第一報知方法における報知手段であるランプ41b・42b・・・である。
ステップ116で作動させる報知手段は、第一報知方法における報知手段に限定されるものではなく、前記第二から第五報知方法における各報知手段であっても良い。
第一、第三、第五報知方法における報知手段では、ステップ116において、所定時間以上、記録紙が放置されたままのビンを指定して、報知を行うことが可能である。
ステップ116の処理で第一報知方法を適用した場合は、所定時間以上放置されたままのビンに対応するランプを、点灯または点滅させることで、報知を行う。
また、ステップ116の処理で第三報知方法を適用した場合は、所定時間以上放置されたままのビンを指定した音声メッセージを出力する。該音声メッセージとしては、「2番ビンの記録紙を取り除いてください」あるいは「4番ビンに記録紙が置きっ放しになっていますので、取り除いてください」等である。
また、ステップ116の処理で第五報知方法を適用した場合は、所定時間以上放置されたままのビンを指定した報知メッセージが、報知対象となるビンにプリント要求を行ったコンピュータに表示されるようにする。該報知メッセージとしては、「あなたのプリントされた1番ビンの記録紙を取り除いてください」等である。
【0048】
以上のように、ステップ116の処理に、第一から第四報知方法を適用する場合に示すように、プリンタ2には、すべてのビン41・42・・・に記録紙が収納された状態を報知する報知手段が備えられている。本実施の形態では、前述したように、プリンタ2の各ビン41・42・・・毎に備えるランプ41b・42b・・・が、報知手段である。
そして、制御手段21は、所定時間以上、記録紙が放置されたままのビンがあれば(ステップ114での判定で肯定の場合)、報知手段を作動させる(ステップ116)。
【0049】
このため、記録紙が放置されたままのビンの存在を、プリンタ2の周囲にいるユーザに知らせることができ、記録紙の取り出しを促すことができる。
【0050】
ステップ113もしくはステップ116において、報知手段の作動が終了すると、ステップ115に進む。
ステップ115においては、制御手段21は、空き状態のビンが発生したか否かの判定を行う。少なくともステップ105での判定時点では、プリンタ2に備えるビン41・42・・・には空き状態のビンが存在しておらず、ステップ115での処理は、その後に空き状態のビンが発生したか否かを判定するものである。
この空き状態のビンの発生は、特に、ステップ113およびステップ116での報知手段の作動により、記録紙が報知されたままのビンの存在を意識したユーザが、ビンより記録紙を取り除くことにより発生するものとしている。
そして、空き状態のビンが発生した場合には、ステップ117に進み、プリント実行に向けて処理を進めていく。また、空き状態のビンが発生していない限りは、ステップ115の判定を繰り返すものとしている。つまり、空き状態のビンが発生するまで、プリント実行を待機させるものである。
【0051】
ステップ117では、プリント要求元であるコンピュータに向けて、問合せデータを送信する。問合せデータを送信されたコンピュータは、該コンピュータに備える前記報知部に、該問合せデータに基づいて、問合せメッセージを出力する。
前述したように、本実施の形態では、報知部は、各コンピュータ31・32・・・が備えるディスプレイ等の表示装置31a・32a・・・とし、該表示装置31a・32a・・・上に問合せメッセージが表示出力されるようにしている。問合せメッセージとしては、例えば、「空き状態のビンが発生しましたが、プリントを実行しますか?」あるいは「3番のビンが空きましたので、プリントアウトを開始してもよろしいですか?」といったもの等である。
なお、前記報知部としては、前述したように、コンピュータに付設する音声出力手段であるスピーカであってもよい。
【0052】
プリント2より、プリント要求元たるコンピュータに問合せデータが送信されると(ステップ117)、該コンピュータの報知部には、問合せメッセージが出力される。
該コンピュータを操作してプリント要求を行ったユーザは、報知部における問合せメッセージの出力を見て、空き状態のビンが発生したことを確認し、プリントを実行させるか否かを判断する。そして、プリント実行の肯定もしくは否定の応答を、プリンタ2に向けて送信する。
一方、制御手段21は、ステップ117の処理の後、実際にプリントを実行してよいというプリント実行の肯定応答が、当該コンピュータより送信されたか否かの判定を行う(ステップ118)。
制御手段21は、プリント実行の肯定応答を受信すると、ステップ106に進み、それ以外の場合は、ステップ119に進む。ここで、「プリント実行の肯定応答を受信する以外の場合」とは、コンピュータ側よりプリンタ2に向けて、プリント実行の否定応答が送信される場合と、無応答の場合とを含むものである。
【0053】
ステップ118での判定によりステップ106に進むと、前述したように、制御手段21により、そのままプリントが実行される。そして、制御手段21がプリントデータを消去(ステップ107)して、対処手順100の一ループが終了(ステップ108)し、再び次のループが開始される(ステップ101)。
【0054】
ステップ119では、制御手段21は、ステップ118でのプリント実行の肯定応答がない状態において、所定時間が経過したか否かの判定を行う。
ここで、ステップ118でのプリント実行の肯定応答がない状態が継続する場合は、ユーザがプリント実行を取りやめたか、あるいは報知部を見ていないか、と予測される。
そこで、プリント実行の肯定応答を待つために一定の待機時間を設定すると共に、該待機時間たる所定時間を過ぎると、ユーザがプリント実行の意思を放棄したものとみなすようにしている。
つまり、ステップ119で所定時間が経過すると、処理は、プリント中止の処理であるステップ120に進む。また、該所定時間が経過しない限りは、ステップ118に処理が戻って、ステップ118の判定が繰り返される。
【0055】
ステップ120では、ステップ103で蓄積したプリントデータの消去が行われる。ステップ120は、前述したように、プリント中止の処理である。
プリントデータの消去(ステップ120)が終了すると、制御手段21は、プリント要求元のコンピュータに、消去通知を送信(ステップ121)し、対処手順100の一ループが終了(ステップ108)する。そして、再び次のループが開始される(ステップ101)。
【0056】
次に、図4を用いて、各ビンに対するユーザ割付を行わない場合かつ、ビンの選択が第二の選択方法で行われる場合である対処手順200について、説明する。
対処手順200は、対処手順100と、該対処手順100におけるステップ111の処理が相違するのみである。ステップ111は、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複する場合に、どのビンを選択して記録紙を重複配置するかを、判定するための処理である。
以下では、対処手順200において、対処手順100と同様の処理に関しては、同符号を用いると共に、説明を省略する。
【0057】
図4に示すように、対処手順200では、対処手順100におけるステップ111の処理が、ステップ201・202の処理と置換されている。
ステップ111およびステップ201・202の処理は、すべてのビン上に記録紙が収納されているにも関わらず、プリント実行が指令された場合であり、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複する場合の処理である。
【0058】
ステップ201・202の処理が実行されるのは、次のように処理が進んだ場合である。
制御手段21は、プリント要求元であるコンピュータに警告データを送信(ステップ109)した後、該コンピュータよりプリンタ2に向けて、プリント実行の肯定応答があるか否かの判定(ステップ110)を行う。そしてステップ110において、プリンタ実行の肯定応答があった場合には、ステップ201に進むものである。
【0059】
ステップ201では、制御手段21は、各ビン41・42・・・が収納する記録紙の収納枚数を計数する。プリンタ2には、各ビン41・42・・・に収納される記録紙の枚数を計数する手段が設けられている。該計数手段による収納枚数の計数は、具体的には、次のようにして行われる。
プリンタ2に備える前記RAM23には、各プリント要求を受けた際のプリント枚数が記憶されている。また、プリント要求にプリント処理毎に、該プリント処理の出力先たるビンと、該プリント要求におけるプリント枚数とは、対応をつけて、RAM23に記憶されている。つまり、各ビンに、何枚の記録紙が収納されているかが、制御手段21で計数可能である。
なお、ビン上の記録紙の有無を検知する前記センサ41a・42a・・・により、記録紙がビンより除去されたことが検知されると、そのビンにおける記録紙枚数は、0枚にリセットされる。したがって、記録紙を収納していないビンは、記録紙の計数が0枚である。逆に、同一のビンに、異なるプリント要求に基づく記録紙が混在するような場合は、各記録紙枚数を合計した枚数を、そのビンでの記録紙の枚数として、制御手段21が計数する。
そして以上のように、RAM23と、センサ41a・42a・・・と、制御手段21とにより、各ビン41・42・・・毎の記録紙の枚数を計数する手段が構成されている。
【0060】
制御手段21は、各ビン41・42・・・毎の記録紙枚数を計数(ステップ201)した後、各ビンの収納枚数に基づいて、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出するビンを選択する(ステップ202)。具体的には、本実施の形態では、制御手段21は、各ビンのうち、収納枚数の最も少ないビンを、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出するビンとして選択する。
つまり、すべてのビンに記録紙が収納されている状態において、最も記録紙の収納枚数の少ないビンに、プリント要求に基づく記録紙を出力するものとしている。
【0061】
以上のように、対処手順200でのステップ201では、制御手段21は、プリント要求元であるコンピュータへの前記警告データの送信(109)に対して、該コンピュータよりプリント実行の肯定応答を受信した場合(ステップ110の判定で肯定の場合)には、各ビン41・42・・・における記録紙の収納枚数を計数する。
次いで、制御手段21は、各ビン41・42・・・毎の記録紙の収納枚数に基づいて、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出するビンを選択する(ステップ202)。
【0062】
このため、複数のプリント要求に基づく記録紙が混在せざるを得ない場合に、ビン41・42・・・・の全体で収納する記録紙の収納枚数を、各ビンに効率良く分散させることができる。つまり、一部のビンに記録紙が集中してしまう不具合を防止できる。
なお、前述したように、各ビンは、プリント要求毎に記録紙の排出位置を横方向(排出方向に直交する方向)にシフト(スライド)させる機能を備えており、異なるプリント要求に基づく記録紙が、区分されて収容される。
【0063】
次に、図5を用いて、各ビンに対するユーザ割付を行わない場合かつ、ビンの選択が第三の選択方法で行われる場合である対処手順300について、説明する。
対処手順300は、対処手順100と、該対処手順100におけるステップ111の処理が相違するのみである。ステップ111は、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複する場合に、どのビンを選択して記録紙を重複配置するかを、判定するための処理である。
以下では、対処手順300において、対処手順100と同様の処理に関しては、同符号を用いると共に、説明を省略する。
【0064】
図5に示すように、対処手順300では、対処手順100におけるステップ111の処理が、ステップ301・302・303の処理と置換されている。
ステップ111およびステップ301の処理は、すべてのビン上に記録紙が収納されているにも関わらず、プリント実行が指令された場合であり、同一のビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙が重複する場合の処理である。
【0065】
ステップ301の処理が実行されるのは、次のように処理が進んだ場合である。
制御手段21は、プリント要求元であるコンピュータに警告データを送信(ステップ109)した後、該コンピュータよりプリンタ2に向けて、プリント実行の肯定応答があるか否かの判定(ステップ110)する。そしてステップ110において、プリンタ実行の肯定応答があった場合には、ステップ301に進むものである。
【0066】
ステップ301では、制御手段21は、各ビンに収納されている記録紙のプリント要求元の中に、最新のプリント要求を行ったプリント要求元と一致する(過去の)プリント要求元があるか否かを判定する。
つまり、ステップ301の処理内容を言い換えると、過去にプリント要求を行って、記録紙をビン上に排出させたプリント要求元の中に、記録紙をビンより取り去らないうちに、新たなプリント要求を行ったものがあるかどうか、を判定するものである。
なお、以上は、空き状態のビンが存在しない前提の下において、である(ステップ105で否定の状態)。
また、プリント要求元は、前述するように、LAN1に接続される外部機器たるコンピュータ31・32・・・等である。
【0067】
プリンタ2に備える前記RAM23には、各プリント要求を受けた際のプリント要求元の特定情報と、該プリント要求に基づいた記録紙の排出先たるビンの特定情報とが、対応をつけて記憶されている。したがって、制御手段21は、最新のプリント要求を受信した際に、記録紙を収納したビンの中に、該最新のプリント要求を行ったプリント要求元に対応しているものがあるか否かを、判定可能である。
【0068】
ステップ301での判定で、記録紙を収納したビンの中に、最新のプリント要求を行ったプリント要求元に対応するビンがある場合は、ステップ302に進み、存在しない場合はステップ303に進む。
ステップ302では、制御手段21は、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出するビンとして、該該最新のプリント要求を行っているプリント要求元に対応しているビンを、選択する。
【0069】
一方、ステップ301の判定で、前記同時に行っているプリント要求元が存在しない場合には、制御手段21は、ステップ303に進んで、所定の基準によりいずれかのビンを選択するものとしている。
本実施の形態では、所定の基準による選択として、対処手順100のステップ111と同様に、最上段のビンを選択するものとしているが、他の基準による選択であっても良い。例えば、対処手順200のステップ201・202のように、各ビンの収納枚数の計数の後、最小枚数のビンを選択するものとしても良い。
【0070】
以上のように、対処手順300のステップ301は、制御手段21からプリント要求元であるコンピュータへの前記警告データの送信(109)に対して、該コンピュータよりプリント実行の肯定応答を受信した場合(ステップ110の判定で肯定の場合)に、実行される。
ステップ301では、制御手段21は、記録紙を収納した各ビンの中に、最新のプリント要求を行ったプリント要求元に対応したビンがあるか否かを判定する。
そして、対応するビンがある場合には、最新のプリント要求の出力先として、その対応するビンに選択(ステップ302)して、該ビンに記録紙を排出する。また、最新のプリンタ要求の要求元に対応したビンが存在しない場合には、本実施の形態のように最上段のビンを選択(ステップ111)するか、もしくは他の判定基準(ステップ201・202等)に基づいて、記録紙の排出先としてのビンを選択する。
つまり、以上においては、最新のプリント要求の要求元に対応するビンを、該最新のプリント要求に基づく記録紙の排出先として、優先的に選択するものとしている。
【0071】
このため、同じユーザによる記録紙は同じビンに排出されるので、ピンに収納される記録紙を回収に赴いた際に、ユーザ自身がプリント要求を行ったすべての記録紙を、異なるユーザのプリント要求による記録紙が混在している場合に比して、迅速に取り出すことができる。
【0072】
次に、図6、図7を用いて、ユーザ割付を行う場合かつ、ビンの選択が第一の選択方法で行われる場合である対処手順400について説明する。
プリンタ2に備えるビン41・42・・・の配設数や、LAN1を介してプリント要求を送信するコンピュータ31・32・・・の配設数や、プリンタ要求の使用頻度等によって、各ビンと各コンピュータとの割付けのパターンは数多く存在する。
ここでは、図6に示す対応関係で、各ビンとユーザの操作する各コンピュータとが、割付けられている状況について説明するものとする。他の割付けパターンにおいても同様に議論を進めることができるので、図6に示す場合についてのみ説明し、他の場合については省略する。
図6において、プリンタ2の備える各ビンは、一番のビン41、二番のビン42、三番のビン43、四番のビン44、五番のビン45の五つとし、LAN1に接続されるコンピュータは、コンピュータ31・32・33の三つとしている。そして、一番のビン41にはコンピュータ31を割付け、二番のビン42にはコンピュータ32を割付け、三番のビン43、四番のビン44、五番のビン45には、割付ける外部機器がないものとする。また、コンピュータ33にはいずれのビンも割付けないものとする。
【0073】
対処手順400において特徴的な点について述べる。
記録紙の出力先としてのビンの選択においては、基本的には、割付に基づくビンの選択が、対処手順400に基づくビンの選択に優先される。そして、予め割付けられたビンが空き状態でない場合に、重ねて排出しても良いか否かを、プリント要求元へ問い合わせるものとしている。
対処手順400において、ステップ401からステップ405までの判定処理が、この特徴的な部分の処理となっている。
また、以下での対処手順400の説明においては、対処手順100と相違する部分についてのみ説明し、同一の部分に関しては、同符号を用いると共に、説明を省略する場合がある。
【0074】
図7に示すように、対処手順400において、処理の開始(ステップ101)から記録紙収納状態のチェック(ステップ104)までは、対処手順100と同一の処理を行う。
ステップ104の次に、ステップ401に処理が進むと、制御手段21は、最新のプリント要求の要求元が割付ユーザであるか否か、を判定する。
ここで、割付ユーザとは、操作機器がビンに割付けられているユーザの事を指し、コンピュータ31・32のユーザを意味する。したがって、コンピュータ33のユーザは、割付ユーザではない。
つまり、制御装置21は、ステップ401において、ユーザ割付に対応した処理を行う必要があるのか、その必要がないのかを、判定するものとしている。
そして、制御装置21は、プリント要求元が割付ユーザである場合には、処理をステップ402に進め、プリント要求元が割付ユーザでない場合には、処理をステップ105に進める(図8に図示)。ステップ105以降の処理は、対処手順100と同一の処理である。
なお、対処手順400は、図7、図8にわたっており、両図に示す丸印のAおよびBは、それぞれ両図間の連結個所を意味する。
【0075】
ステップ402に処理が進むと、制御装置21は、割付に基づくビンが空き状態か否か、を判定する。
ここで、割付に基づくビンが空き状態であれば、最新のプリント要求を印刷した記録紙は、割付に基づくビン(割付対象のビン)に排出すればよい。そうでない場合は、重ねて記録紙を排出しても良いのか、それとも割付対象外のビンに排出した方が良いのかを、ユーザに再確認させるのである。
つまり、制御装置21は、ステップ402で、割付に基づくビンが空き状態の場合は、記録紙の排出先として割付対象のビンを選択して(ステップ403)、プリントアウト(ステップ106)を実行する。また、割付に基づくビンが空き状態でない場合は、処理をステップ404に進める。
【0076】
ステップ404では、制御装置21は、プリント要求元に対して、問合せデータを送信する。問合せの内容は、割付対象のビンには記録紙が残置されているが、記録紙を重ねて排出しても良いか否かを、問うものである。
問合せデータを送信されたコンピュータは、該コンピュータに備える前記報知部に、該問合せデータに基づいて、問合せメッセージを出力する。問合せメッセージとしては、例えば、「割付対象のビンに重ねて記録紙を排出してもよろしいですか?」といったもの等である。
そして、プリント要求を行ったユーザは、報知部における問合せメッセージの出力を見て、割付対象のビンに重ねて記録紙を排出するかどうかを判断し、肯定(重ねて排出してよい)、もしくは否定(重ねては排出しない)の応答を、プリンタ2に向けて送信する。
【0077】
ステップ405では、制御装置21は、割付ユーザであるプリント要求元より、重ねて排出してよいとする肯定応答があるか否かを、判定する。肯定応答があった場合には、プリントアウト(ステップ106)を実行する。
なお、前述したように、各ビンは、プリント要求毎に記録紙の排出位置を横方向(排出方向に直交する方向)にシフト(スライド)させる機能を備えており、異なるプリント要求に基づく記録紙が、区分されて収容される。
そして、肯定応答がない場合には、ステップ406に進み、制御装置21は、プリント要求元より、重ねて排出しないとする否定応答があるか否かを、判定する。否定応答があった場合には、ステップ105に進む。ステップ105以降の処理は、対処手順100と同一の処理である。ステップ406において否定応答がない場合は、ユーザよりプリンタ2に向けて、肯定および否定の応答のいずれもが送信されていない状態であり、ユーザが記録紙の排出先の選択に関して、判断中であると推測される。したがって、この場合は処理をステップ405に戻して、ユーザからの返答があるまで、ステップ405・406の処理を繰り返すものとしている。
【0078】
以上のように、ユーザ割付を行う場合かつ、ビンの選択が第一の選択方法で行われる場合である場合において、制御手段21を対処手順400に従って動作させることで、異なるプリント要求に基づく記録紙の混在が避けられない場合に、予めユーザに警告を与えることができる。
【0079】
対処手順400・500・600は、前述したように、同一のビン上に記録紙を重ねる場合におけるビンの選択方法が異なる対処手順である。つまり、これらの対処手順間で相違するのは、ステップ105以降の処理におけるステップ110で肯定とされた場合のビンの選択方法のみである。
したがって、この相違部分に関しては、対処手順500は対処手順200と同一であり、対処手順600は対処手順300と同一であるので、説明を省略する。
【0080】
以上では、対処手順群10を構成する各対処手順において、ステップ104での記録紙収納状態の判定は、本実施の形態では、各ビン41・42・・・に記録紙が(一枚でも)あるか否かの判定により、行うものとしている。
ここで、前記センサ41a・42a・・・は、前述したように、ビン41・42・・・上に記録紙が収納されている場合には、該記録紙と接触して作動するスイッチに構成されている。したがって、該センサ41a・42a・・・の検知情報により、制御手段21が直接的に記録紙の有無検知が可能であることを利用している。
【0081】
ステップ104での記録紙収納状態の判定を、各ビン41・42・・・上に所定枚数以上記録紙が収納されているか否かで、行うことも可能である。
前述(ステップ201の説明の際)したように、制御手段21は、各ビン41・42・・・に収納する記録紙の収納枚数を計数可能である。したがって、制御手段21は、各ビン41・42・・・に収納される記録紙が、それぞれ所定とされる枚数未満であるか以上であるかを、判定することが可能である。
【0082】
そして、前記各対処手順において、ビン上の記録紙の有無により、記録紙収納状態を判定するステップ104の処理に代えて、記録紙が所定枚数以上あるか否かで、記録紙収納状態を判定するようにして、一部のビンへの記録紙の集中の防止を主目的とした対処手順を構成することも可能である。
【0083】
次に、図9を用いて、対処手順100の変形例である対処手順500について説明する。
対処手順500では、対処手順100の一部が変更されている。変更箇所は、対処手順100におけるステップ115以降の処理であり、対処手順100に備えるステップ118・119・120・121が削除され、対処手順500には代わりに、ステップ115以降の処理としてステップ501・502が追加されている。
【0084】
対処手順100では、ステップ115の判定が肯定となると、制御手段21は、プリント要求元たるコンピュータに、プリント実行の可否を問うための問合せデータを送信する(ステップ117)。
なお、ステップ115に処理が移行した状態は、プリンタ2に最新のプリンタ要求が送信(ステップ102での判定が肯定の場合)された際に、空き状態のビンが存在せず(ステップ105での判定が否定の場合)、しかもビン上に異なるプリント要求に基づく記録紙の混在をユーザが厭う場合(ステップ110の判定が否定の場合)である。
【0085】
対処手順500では、ステップ115の判定が肯定となった際に、制御手段21は、問合せデータの送信を行うことなく、直ちにプリントアウトを実行する(ステップ501)。そして、ステップ501の次に、制御手段21は、事後報告として、最新のプリンタ要求の要求元に対し、プリントアウトが実行された旨と、プリントアウト先のビンの特定情報(ビンの番号)とを、通知する(ステップ502)。
該通知がプリンタ要求元のコンピュータに受信されると、該コンピュータの報知部たる表示装置上には、例えば、前記通知の内容が文字出力が行われる。該文字出力の内容は、例えば、「待機していたジョブが、3番のビンで実行されました」等である。
【0086】
ステップ502の処理が終了すると、制御手段21は、プリントデータを消去(ステップ107)する。そして、対処手順100の一ループが終了(ステップ108)し、再び次のループが開始される(ステップ101)。
【0087】
以上のように、対処手順500では、空き状態のビンが発生(ステップ115での判定で肯定の場合)すると、直ちにプリントアウトが実行(ステップ501)される。
したがって、対処手順500においては、空き状態のビンの発生を待機(ステップ115での判定で否定の場合)する状態に処理が到達すると、それ以降の処理では、プリンタ2側への応答を不要として、自動的にプリントアウトが実行されるようにすることができる。
【0088】
なお、対処手順100に適用した以上の変形は、他の対処手順200・300・400に適用してもよい。
【0089】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、少なくとも一つの記録紙収納部を備えたネットワークプリンタであって、
各記録紙収納部の記録紙の有無を検知するセンサと、制御手段とを備え、
該制御手段は、ネットワークを介して外部機器から最新のプリント要求を受信した際、記録紙収納部の収納状態に基づいて警告の必要性を判断すると共に、必要と判断した場合には、プリント要求元の外部機器に対し、その外部機器の報知部により警告メッセージを出力するための警告データを送信するように制御するので、
記録紙収納部上で複数のプリント要求に基づく記録紙が混在しそうな場合に、予めプリント要求者であるユーザに知らせることができる。したがって、ユーザの知らないうちに、記録紙収納部上に複数のプリント要求に基づく記録紙が混在してしまうことを防止できる。
【0090】
請求項2記載の如く、複数の記録紙収納部を備え、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部として、最上段の記録紙収納部を選択するので、
同一の記録紙収納部上に記録紙の混在が避けられない場合に、最上段の記録紙収納部に記録紙を排出することで、他の記録紙収納部に排出する場合に比して、排出された記録紙をユーザが最も探しやすいと共に、取り出しやすい。
【0091】
請求項3記載の如く、複数の記録紙収納部を備えると共に、各記録紙収納部に収納される記録紙枚数を計数する手段を備え、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、各記録紙収納部の収納枚数に基づいて、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部を選択するので、
複数のプリント要求に基づく記録紙が混在せざるを得ない場合に、記録紙収納部の全体で収納する記録紙の収納枚数を、各記録紙収納部に効率良く分散させることができる。つまり、一部の記録紙収納部に記録紙が集中してしまう不具合を防止できる。
【0092】
請求項4記載の如く、複数の記録紙収納部を備えると共に、各記録紙収納部に収納される記録紙のプリント要求元情報を記憶する手段を備え、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対し、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、その外部機器からのプリント要求に基づく記録紙が存在する記録紙収納部を、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部として優先的に選択するので、
同じユーザによる記録紙は同じ記録紙収納部に排出されるので、記録紙収納部に収納される記録紙を回収に赴いた際に、ユーザ自身がプリント要求を行ったすべての記録紙を、異なるユーザのプリント要求による記録紙が混在している場合に比して、迅速に取り出すことができる。
【0093】
請求項5記載の如く、報知手段を備えると共に、
前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の否定応答を受信した場合には、報知手段を作動させるので、
ユーザが記録紙収納部上での記録紙の混在を望まない場合には、プリンタ周辺の人に警告を発することで、記録紙の取り出しを促すことができる。
【0094】
請求項6記載の如く、報知手段を備えると共に、
前記制御手段は、記録紙が継続して所定時間以上収納されている記録紙収納部があれば、報知手段を作動させるので、
記録紙が放置されたままの記録紙収納部の存在を、プリンタの周囲にいるユーザに知らせることができ、記録紙の取り出しを促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はLAN1に接続する機器の接続構成を示す模式図である。
【図2】図2は対処手順群10の構成図である。
【図3】図3は対処手順100を示す手順図である。
【図4】図4は対処手順200を示す手順図である。
【図5】図5は対処手順300を示す手順図である。
【図6】図6はユーザ割付における各ビンと各コンピュータとの対応を示す模式図である。
【図7】図7は対処手順400の前部を示す手順図である。
【図8】図8は対処手順400の後部を示す手順図である。
【図9】図9は対処手順500を示す手順図である。
【符号の説明】
1 LAN(ネットワーク)
2 ネットワークプリンタ
21 制御手段
22 ROM
23 RAM
31・32・33 コンピュータ(外部機器)
31a・32a・・・ 表示装置(報知部)
41・42・・・ ビン(記録紙収納部)
41a・42a・・・ センサ
41b・42b・・・ ランプ(報知手段)
100 対処手順

Claims (6)

  1. 少なくとも一つの記録紙収納部を備えたネットワークプリンタであって、
    各記録紙収納部の記録紙の有無を検知するセンサと、制御手段とを備え、
    該制御手段は、ネットワークを介して外部機器から最新のプリント要求を受信した際、記録紙収納部の収納状態に基づいて警告の必要性を判断すると共に、必要と判断した場合には、プリント要求元の外部機器に対し、その外部機器の報知部により警告メッセージを出力するための警告データを送信するように制御する、
    ことを特徴とするネットワークプリンタ。
  2. 複数の記録紙収納部を備え、
    前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部として、最上段の記録紙収納部を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークプリンタ。
  3. 複数の記録紙収納部を備えると共に、各記録紙収納部に収納される記録紙枚数を計数する手段を備え、
    前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、各記録紙収納部の収納枚数に基づいて、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークプリンタ。
  4. 複数の記録紙収納部を備えると共に、各記録紙収納部に収納される記録紙のプリント要求元情報を記憶する手段を備え、
    前記制御手段は、前記警告データの送信に対し、前記外部機器からプリント実行の肯定応答を受信した場合には、その外部機器からのプリント要求に基づく記録紙が存在する記録紙収納部を、最新のプリント要求に基づく記録紙を排出する記録紙収納部として優先的に選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークプリンタ。
  5. 報知手段を備えると共に、
    前記制御手段は、前記警告データの送信に対して、前記外部機器からプリント実行の否定応答を受信した場合には、報知手段を作動させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のネットワークプリンタ。
  6. 報知手段を備えると共に、
    前記制御手段は、記録紙が継続して所定時間以上収納されている記録紙収納部があれば、報知手段を作動させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のネットワークプリンタ。
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