JP2004138262A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降機構を化粧パネルに簡単に組み付けることができ、昇降機構の小型化が図れる天井埋込型空気調和機を提供する。
【解決手段】化粧パネル7に4本の吊紐31〜34を介して吸込グリル8を支持し、4本の吊紐31〜34を繰り出し、或いは巻き戻すことにより、吸込グリル8を昇降させる機構を備えた天井埋込型空気調和機において、吊紐31〜34を巻いたボビン71〜74を昇降ユニット1内に収納し、この昇降ユニット1の底板45及び天板46間に支持された軸の軸上に、ボビン71,72及びボビン73,74を重ねて配置した。
【選択図】   図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井に設置されるユニット本体を有する天井埋込型空気調和機の吸込グリルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
天井開口に取り付けられる化粧パネルに吸込グリルを設け、この吸込グリルにフィルタを設けた天井埋込型空気調和機は知られている。この吸込グリルに設けられたフィルタは、定期的に外されて、これを掃除することにより空気調和機の性能が十分に発揮される。
【0003】
化粧パネルに収納された吸込グリルを天井から作業場所に降ろすために、化粧パネルに吸込グリルを昇降させる昇降機構を設けた天井埋込型空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この昇降機構は化粧パネルに設けられた昇降用モータの駆動により正逆回転するドラムに、一端が吸込グリルに取り付けられた吊紐の他端が巻回され、ドラムの回転によって吸込グリルを昇降させるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−220863号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、正逆回転する複数のドラムをシャフトが貫通し、このシャフトを化粧パネルの一辺に掛け渡すため、この昇降機構を化粧パネルに組み付ける作業が困難になると共に、複数のドラムがシャフトの軸方向に重ねられて延びるため、昇降機構が大型化するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、昇降機構を化粧パネルに簡単に組み付けることができ、昇降機構の小型化が図れる天井埋込型空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、化粧パネルに4本の吊紐を介して吸込グリルを支持し、4本の吊紐を繰り出し、或いは巻き戻すことにより、吸込グリルを昇降させる機構を備えた天井埋込型空気調和機において、前記吊紐を巻いたボビンを昇降ユニット内に収納し、この昇降ユニットの底板及び天板間に支持された軸の軸上に前記ボビンを重ねて配置したことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、吸込グリルの一辺を4本の吊紐の内、2本の吊紐で支持し、吸込グリルの他辺を残りの2本の吊紐で支持し、一辺を支持する2本の吊紐を巻いたボビン同士を第一軸上に重ねて配置し、他辺を支持する残りの2本の吊紐を巻いたボビン同士を第二軸上に重ねて配置したことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のものにおいて、軸の軸上にギアを配置し、このギアをモータ駆動することにより、ボビンを正逆回転させる構成としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項記載のものにおいて、前記昇降ユニットの底板及び天板に、前記軸が嵌まるボスを一体的に形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項記載のものにおいて、ボビンに巻かれた吊紐を昇降ユニットの外に案内する一対のローラを有し、一対のローラ間に吊紐切れ検知手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のものにおいて、吊紐切れ検知手段が一対の板体を備え、各板体には、吊紐を通すための大きさの異なる通し孔が形成され、吊紐がぴんと張られた場合、各吊紐が、小さい方の通し孔の孔壁に接触し、板体が、吊紐の押し力に押されてスイッチが作動し、吊紐のぴんと張られた状態が検出され、吊紐が切れた場合、この吊紐による拘束が解かれ、板体が、吊紐の押し力に抗して付勢されて、スイッチが外れ、吊紐切れが検出される構成を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、一般的な天井埋込型空気調和機の縦断面図であり、このHYPERLINK ”JP−A−2000−220863.files/000003.gif”図1において、1は天井埋込型空気調和機を示している。この天井埋込型空気調和機1は、天井内部に収納される板金製のユニット本体2と、中央に吸込口3を外周部の四辺に吹出口4を有し、天井穴5を塞ぐように天井面6に設けられる化粧パネル7と、中央に吸込口3を有する吸込グリル8とにより構成されている。
【0015】
11はターボファン12と天板13に取り付けられたファン用モータ14からなる送風機、15は吸込口3からの室内空気をターボファン12に案内するノズル口、16は内側立上がり部17と外側立上がり部18とを有し、角張った環形状に発泡スチロールで形成されたドレンパン、21はターボファン12の吐出側にこのファンを取り囲むように環状に配置されたプレートフィン型の熱交換器である。そして、22はユニット本体の周面に巻付けられた断熱材、23は前記熱交換器で熱交換された空気を吹出口4へ導く導風部、24はユニット本体2を吊具で天井梁に吊下げるための吊下げボルト、25は吸込グリル8下流側に取付けられたフィルタである。
【0016】
この吸込グリル8は、図2に示すように、4本の吊紐31〜34を介して化粧パネル7に支持され、吊紐を繰り出し、或いは巻き戻すことにより、所定の範囲で昇降し、吸込グリル8を下げた位置で、この吸込グリル8に載せられたフィルタ25を取り外し可能に構成される。
【0017】
4本の吊紐31〜34を繰り出し、或いは巻き戻す昇降機構は、単一の筐体(昇降ユニット)41内に収納されている。この昇降機構は、図3A,Bに示すように、第一機構42と、第二機構43とからなる。第一機構42は、筐体41内の一方の側41Aに収納され、これには吸込グリル8の一辺8A(図2)を支持する2本の吊紐31,32が連結される。また、第二機構43は、筐体41内の他方41Bの側に収納され、これには吸込グリル8の他辺8B(図2)を支持する残りの2本の吊紐33,34が連結される。筐体41の中間部41Cには、昇降機構を制御する制御基板44が収納されている。
【0018】
単一の筐体41は、図3Bに示すように、箱形の本体45と蓋体46とからなり、蓋体46は、これに一体に形成された側方に開く爪146を介して本体45に固定される。箱形の本体45は一つで、蓋体46は第一機構42を覆う第一蓋体46Aと、第二機構43を覆う第二蓋体46Bと、制御基板44を覆う第三蓋体46Cとの三つに分割される。
【0019】
第一、第二蓋体46A、46Bは、各3本のねじ49を介して、本体45に固定される。この場合、各3本のねじ49は、本体45を貫通して取り付け板47に達し、この取り付け板47にねじ固定される。また、第三蓋体46Cは、その一辺が一対のヒンジ50を介して本体45に連結され、他片が1本のねじ51によって本体45に固定される。
【0020】
この筐体41は、化粧パネル7の下面に、板金製の取り付け板47(図2)を介して取り付けられている。図4A、図4Bは、取り付け板47を示す。この取り付け板47には、合計6ヶ所に受け孔47Aが形成され、本体45の底部には、図3Bに示すように、各受け孔47Aに係合する爪片45Aが形成され、爪片45Aを受け孔47Aに挿入して、筐体41を、図3Bの矢印X方向にスライドさせると、爪片45Aが受け孔47Aに係合して、筐体41が、落下しない程度に取り付け板47に仮固定される。
【0021】
この取り付け板47には、当該取り付け板47に筐体41が取り付けられた場合、蓋体46の爪146が側方に開かないように、爪146を保持する保持部47Bが折り曲げ形成されている。
【0022】
蓋体46は、その爪146が側方に開かれたとき、爪146と本体45との係合が解除されて、本体45から取り外される構成であり、取り付け板47に筐体41が取り付けられた場合、爪146が保持部47Bに保持されて側方に開かないため、蓋体46を取り外すことはできない。
【0023】
この空気調和機は、天井に据え付けられると、筐体41の蓋体46が下方を向く。メンテナンス時の筐体41の取り外し手順としては、まず、6本のねじ49を外す。この段階では、取り付け板47の保持部47Bが、爪146を保持するため、蓋体46が開くことはない。ついで、筐体41を矢印Xと反対方向にスライドさせる。これにより、爪片45Aと受け孔47Aとの係合が解除されて、取り付け板47から筐体41が取り外される。この筐体41を取り外した後、蓋体46の爪146を側方に開くと、爪146と本体45の係合が解除され、蓋体46が開かれ、その内側の昇降機構のメンテナンスが可能になる。第三蓋体46Cは、その一辺が一対のヒンジ50を介して本体45に連結され、他片が1本のねじ51によって本体45に固定されている。従って、この1本のねじ51を外すことによって、第三蓋体46Cが開放されて、その内側の制御基板44のメンテナンスが可能になる。
【0024】
つぎに、昇降機構について説明する。
【0025】
第一機構42と、第二機構43とは線対称構造である。第一機構42は、図5及び図6に示すように、モータ61を備える。このモータ61の出力軸61Aにはピニオンギア62が固定され、ピニオンギア62には傘歯ギア63が噛み合い、この傘歯ギア63の軸上の伝動ギア63Aには、中間ギア64の大ギア64Aが噛み合う。この中間ギア64の軸上の小ギア64Bには、ギア65が噛み合い、このギア65の第一軸65A上には一対のボビン71,72が重ねて配置される。ボビン71,72には、吸込グリル8の一辺8A(図2)を支持する2本の吊紐31,32が巻かれる。
【0026】
第二機構43は、第一機構42と同様構成であるため、説明を省略するが、その一対のボビン73,74(図3A)には、吸込グリル8の他辺8Bを支持する残りの2本の吊紐33,34が巻かれる。
【0027】
第一機構42において、一対のボビン71,72に巻かれた2本の吊紐31,32は、一対のローラ75,76に案内されて、筐体(昇降ユニット)41の外に導出される。ボビン71,72側のローラ75は、吊紐31,32の接触するローラ部75Aが円柱状であり、ボビン71,72から離れた側のローラ76は、吊紐31,32の接触するローラ部76AがV溝状である。これら吊紐31,32は、ローラ76のV溝状のローラ部76Aで位置を規制されながら、しかもローラ75の円柱状のローラ部75A上を、図6中で上下動を繰り返しながら、夫々のボビン71,72に対し規則正しく巻かれる。
【0028】
上記構成において、傘歯ギア63の軸、中間ギア64の軸、第一軸65A、並びに一対のローラ75,76の各軸は、互いに平行に、筐体41の本体45と蓋体46との間に保持されている。各軸の平行度を維持するため、本体45及び蓋体46の各内面には、傘歯ギア63の軸、中間ギア64の軸、第一軸65A、並びに一対のローラ75,76の各軸を支持するための、それぞれ軸穴を有したボス77が一体形成され、各ボス77によって、各軸が両持ち支持されている。そして、上述の6本のねじ49は、各軸の平行度を維持するために、特に軸の密集する領域に設けられている。
【0029】
第一機構42において、吊紐31,32を巻いたボビン71,72同士は、筐体(昇降ユニット)41の本体(天板)45と蓋体(底板)46間に支持された、略鉛直方向に延びる第一軸65Aの軸上に重ねて配置され、残りの2本の吊紐33,34を巻いたボビン73,74同士は、第二機構43において、吊紐33,34を巻いたボビン73,74を支持する、略鉛直方向に延びる第二軸(図示せず)上に重ねて配置されている。
【0030】
一対のローラ75,76間には、吊紐切れ検知手段81が設けられる。図7は、吊紐切れ検知手段81の模式図である。この検知手段81は、図7に示すように、矢印Aの方向に付勢された一対の板体82,83を備え、各板体82,83には、吊紐31,32を通すための、互いに大きさの異なる通し孔82A,82B,83A,83Bが形成されている。
【0031】
吊紐31,32がぴんと張られている場合、各吊紐31,32が、小さい方の通し孔82A,83Aの孔壁に接触し、板体82,83が、吊紐の押し力により図中矢印Bの方向に押され、これに押されてリミットスイッチ84,85が作動し、吊紐31,32のぴんと張られた状態が検出される。
【0032】
これに対し、一方の吊紐31が切れた場合、この吊紐31による拘束が解かれて、板体82が、吊紐の押し力に抗して矢印Aの方向に付勢され、リミットスイッチ84が外れる。これにより、吊紐31の吊紐切れが検出される。この場合、板体82が、矢印Aの方向に付勢されても、板体82の通し孔82Bが大きいため、その孔壁に吊紐32が接触することはなく、この吊紐32のぴんと張られた状態は、リミットスイッチ85によって継続して検出される。なお、他方の吊紐32が切れた場合も、同様にして、吊紐切れが検出される。
【0033】
上記構成では、モータ61が駆動されると、傘歯ギア63、中間ギア64を介して、第一軸65Aの軸上に配置されたギア65、並びにボビン71,72が回転駆動される。モータ61が正逆回転されると、ボビン71,72が正逆回転され、吊紐31,32が繰り出し/巻き戻しされる。
【0034】
吊紐の繰り出し量/巻き戻し量の制御は、ボビン71,72の回転量を検出し、この回転量を制御することによって行われる。具体的には、図5のロータリーエンコーダ91が使用される。このロータリーエンコーダ91は、図8Aに示すように、プラス電極93Aと、アース電極93Bと、マイナス電極93Cとを各同一円周上に配列した電極パターン93と、この電極パターン93の各電極93A〜93C上を接触して移動するブラシ95(95A〜95C)とを備える。このブラシ95は、ギア65に取り付けられ、電極パターン93は、ブラシ95に対向する本体45の内面に配置される。
【0035】
ギア65が回転すると、これと一緒にブラシ95が、図8Aの矢印X方向に回転する。例えば、図8A中で、ブラシ95の先端95A〜95Cが、▲1▼〜▲2▼の間を移動すると、プラス電極93Aとアース電極93Bが導通し、図8Bで、高電位のパルスが出力される。また、▲2▼〜▲3▼の間を移動すると、アース電極93Bだけが導通し、図8Bで、零電位となり、▲3▼〜▲4▼の間を移動すると、アース電極93Bとマイナス電極93Cが導通し、図8Bで、低電位のパルスが出力される。また、▲4▼〜▲5▼の間を移動すると、プラス電極93Aとアース電極93Bとマイナス電極93Cが導通し、図8Bで、零電位となる。これが繰り返されて、図8Bに示すパルス波形が出力される。
【0036】
これら出力は、上述した制御基板44の制御回路に入力され、この制御回路では、プラス波形の立ち上がり及び立ち下がりの回数、並びにマイナス波形の立ち下がり及び立ち上がりの回数を全てカウントし、ギア65の回転量を算出する。図8Bのパルス波が、継続して出力されている間は、吊紐31,32が、繰り出し/巻き戻しされている。
【0037】
この構成では、吊紐31,32が巻き戻される場合、毎回、ロータリーエンコーダ91の零点が設定される。吊紐31,32が完全に巻き戻されて、吸込グリル8が化粧パネル7に当接すると、それ以上、モータ61による駆動が不可能になって、ギア65、並びにボビン71,72の回転が停止する。そうなると、ロータリーエンコーダ91からはパルス波が出力されなくなるから、その時点が零点に設定される。
【0038】
この零点が設定されたら、吊紐31,32の繰り出し時には、当該零点を基準として、何パルス分を繰り出したかにより、吊紐31,32の繰り出し量が制御され、吊紐31,32の巻き戻し時には、吊紐31,32の繰り出し量に相当するパルス数を基準として、何パルス分を巻き戻すかによって、吊紐31,32の巻き戻し量が制御される。
【0039】
本実施形態では、吊紐を巻いたボビンを昇降ユニット41内に収納し、この昇降ユニット41の底板45及び天板46間に支持された軸の軸上に、ボビン71,72及び73,74を重ねて配置したため、昇降機構の薄型化、コンパクト化が図られると共に、昇降機構の取り付け作業としては、単一の昇降ユニット41を化粧パネル7に固定するだけであるため、従来の昇降機構に比べて、極めて簡単に取り付けることができる。
【0040】
吸込グリル8の一辺を4本の吊紐の内、2本の吊紐31,32で支持し、吸込グリル8の他辺を残りの2本の吊紐33,34で支持し、一辺を支持する2本の吊紐を巻いたボビン71,72同士を第一軸65A上に重ねて配置し、他辺を支持する残りの2本の吊紐を巻いたボビン73,74同士を第二軸(図示せず)上に重ねて配置したため、各軸を例えば線対称に配置することで、レイアウト的にも重量的にもバランスがとれたものとなる。
【0041】
昇降ユニット41の底板45及び天板46に、軸が嵌まるボス77を一体的に形成したため、各軸の振れが抑制される。
【0042】
ボビン71〜74に巻かれた吊紐31〜34を、昇降ユニット41の外に案内する一対のローラ75,76を有し、一対のローラ75,76間に吊紐切れ検知手段81を配置したため、吊紐31〜34の吊紐切れをほぼ確実に検知することができる等の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】
本発明では、昇降機構を化粧パネルに簡単に組み付けることができ、昇降機構の小型化が図れられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による天井埋込型空気調和機の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】Aは筐体を示す平面図、Bは側面図である。
【図4】Aは取り付け板を示す平面図、Bは側面図である。
【図5】第一機構を拡大して示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】吊紐切れ検知手段を模式的に示す斜視図である。
【図8】Aはロータリーエンコーダーを示す平面図、Bはパルス波形図である。
【符号の説明】
1 天井埋込型空気調和機
7 化粧パネル
8 吸込グリル
31〜34 吊紐
41 筐体(昇降ユニット)
42 第一機構
43 第二機構
44 制御基板
45 本体(底板)
46 蓋体(天板)
71〜74 ボビン
75,76 ローラ
77 ボス
81 吊紐切れ検知手段
82,83 板体
84,85 リミットスイッチ(スイッチ)

Claims (6)

  1. 化粧パネルに4本の吊紐を介して吸込グリルを支持し、4本の吊紐を繰り出し、或いは巻き戻すことにより、吸込グリルを昇降させる機構を備えた天井埋込型空気調和機において、
    前記吊紐を巻いたボビンを昇降ユニット内に収納し、この昇降ユニットの底板及び天板間に支持された軸の軸上に前記ボビンを重ねて配置したことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  2. 吸込グリルの一辺を4本の吊紐の内、2本の吊紐で支持し、吸込グリルの他辺を残りの2本の吊紐で支持し、一辺を支持する2本の吊紐を巻いたボビン同士を第一軸上に重ねて配置し、他辺を支持する残りの2本の吊紐を巻いたボビン同士を第二軸上に重ねて配置したことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
  3. 軸の軸上にギアを配置し、このギアをモータ駆動することにより、ボビンを正逆回転させる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の天井埋込型空気調和機。
  4. 前記昇降ユニットの底板及び天板に、前記軸が嵌まるボスを一体的に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の天井埋込型空気調和機。
  5. ボビンに巻かれた吊紐を昇降ユニットの外に案内する一対のローラを有し、一対のローラ間に吊紐切れ検知手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の天井埋込型空気調和機。
  6. 吊紐切れ検知手段が一対の板体を備え、各板体には、吊紐を通すための大きさの異なる通し孔が形成され、吊紐がぴんと張られた場合、各吊紐が、小さい方の通し孔の孔壁に接触し、板体が、吊紐の押し力に押されてスイッチが作動し、吊紐のぴんと張られた状態が検出され、吊紐が切れた場合、この吊紐による拘束が解かれ、板体が、吊紐の押し力に抗して付勢されて、スイッチが外れ、吊紐切れが検出される構成を備えたことを特徴とする請求項5記載の天井埋込型空気調和機。
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