JP2022043774A - 遮蔽装置 - Google Patents

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武信 江波戸
Takenobu Ebato
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Abstract

【課題】簡易な構成で周辺の飛沫を含む空気を誘導して収集することができる遮蔽装置を提供する。【解決手段】遮蔽装置1は、9を仕切る遮蔽部材2と、遮蔽部材2を支持する支持部材3と、支持部材3に設けられた吸入スリット4と、を備える。支持部材3は、内部空間7の周囲を口の字状に囲むように上枠材3a,左,右枠材3b,3bおよび下枠材3cを有している。左,右枠材3b,3b間には、透明材料で長板状に形成された複数の水平ルーバ5a,6aが上下方向に互いに隙間を空けて水平方向に延設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、遮蔽装置に関する。
従来、遮蔽装置としては、上下の開口部からファンによる吸排気を行い、パネルの内部で紫外線による殺菌を行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、卓上のパネルとして多数の孔を形成したパンチングボードを用いるものが知られている(例えば特許文献2参照)。
特許第5916070号公報 特許第5334628号公報
上記特許文献1に示されるような遮蔽装置では、パネル自体の構造が煩雑となってしまう。
また、上記特許文献2に示す遮蔽装置では、飛沫がパネル側縁から廻り込んで反対側に到達する虞がある。このため、さらなる改善が求められている。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、簡易な構成で周辺の飛沫を含む空気を誘導して収集することができる遮蔽装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、外部空間を仕切る遮蔽部材と、遮蔽部材を支持する支持部材と、支持部材に設けられた吸入孔と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で周辺の飛沫を含む空気を誘導して収集することができる遮蔽装置が提供される。
本発明の実施形態1に係る遮蔽装置で全体の構成を説明する正面図である。 実施形態の遮蔽装置で、内部の構成を説明する図1中II-II線に沿った位置での断面図である。 実施形態の遮蔽装置で、下部の構成を説明する図1中III-III線に沿った位置での断面図である。 実施形態2の遮蔽装置で、一対の遮蔽部材間に透明パネル面材を介装させている様子を説明する図2に相当する部分での断面図である。 実施形態3の遮蔽装置で、全体の構成を説明する正面図である。 実施形態3の遮蔽装置で、制御装置の構成を説明するブロック図である。 実施形態3の遮蔽装置で、吸引に用いるモータの制御フロー図である。 実施形態4の遮蔽装置で、図2に相当する部分での断面図である。 実施形態5に係る遮蔽装置で全体の構成を説明する斜視図である。 実施形態6の遮蔽装置で、要部の構成を説明する斜視図である。 実施形態7の遮蔽装置で、要部の構成を説明する一部断面斜視図である。 実施形態8の遮蔽装置で、全体の構成を説明する正面図である。 実施形態8の遮蔽装置で、図12中XIII-XIII線に沿った位置での断面図である。 実施形態8の遮蔽装置で、図12中XIV-XIV線に沿った位置での断面図である。 実施形態9の遮蔽装置で、全体の構成を説明する正面図である。 実施形態9の遮蔽装置で、内部の構成を説明する図15中IVI-IVI線に沿った位置での断面図である。 実施形態9の遮蔽装置で、ルーバの角度を制御する制御フロー図である。 実施形態9の遮蔽装置で、内外のモイスチャセンサによって検出された湿度と、制御されるルーバの位置により隙間の大きさとの関係を示す表図である。 本実施形態の遮蔽装置で、飛沫の流れを示す模式的な断面図である。 本実施形態の他の遮蔽装置で、飛沫の流れを示す模式的な断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態1]
図1に示すように、実施形態1の遮蔽装置1は、外部空間9を仕切る遮蔽部材2と、遮蔽部材2を支持する支持部材3と、支持部材3に設けられた吸入孔としての吸入スリット4と、を備えている。
遮蔽装置1は、たとえばテーブルの上に配置され、当該テーブルを挟んで向かい合って座った二人の間の空間を仕切って遮蔽する。
このうち、支持部材3は、上枠材3a、左,右枠材3b,3bおよび下枠材3cを有している。そして、各上枠材3a~下枠材3cのそれぞれの端部同士を直交方向に突合わせて接続することにより支持部材3は、正面視略ロの字形状に形成されている。本実施形態1の支持部材3は、上枠材3a、左,右枠材3b,3bおよび下枠材3cによって遮蔽部材2および内部空間7(図2参照)の周囲を囲んでいる。
遮蔽部材2は、第一遮蔽部材5と、第一遮蔽部材5に対して内部空間7を隔てて配置された第二遮蔽部材6と、を備えている。
第一遮蔽部材5には、上下方向に互いに等間隔の隙間を空けて複数の水平ルーバ5aが水平方向に延設されている。また、第二遮蔽部材6には、上下方向に互いに等間隔の隙間を空けて複数の水平ルーバ6aが水平方向に延設されている。各水平ルーバ5a,6aは、透明材料で長尺平板状に形成されていて、上枠材3aおよび下枠材3cとほぼ同じかあるいはやや短い長手方向の寸法を有している。
これらの水平ルーバ5a,6aの各左,右端部は、左,右両側の左,右枠材3b,3bの対向する各内側面にそれぞれ固定している。
各水平ルーバ5a,5a間および水平ルーバ6a,6a間には、連通路5b,6bとなる複数の隙間が水平方向に沿って横長に形成されている。これらの隙間は、外部空間9を内部空間7に連通する複数の連通路5b,6bを構成している。
また、各水平ルーバ5a,6aは、断面視で、水平方向に対して互いに平行で、かつ外部空間9から内部空間7に向かうにつれて下がるように傾斜している。
各水平ルーバ5a,6aの取付角度と隙間により形成される連通路5b,6bの角度とは、同じ角度となる。
このため、これらの各水平ルーバ5a,6aの取付角度により連通路5b,6bの角度を設定することができる。本実施形態1では、連通路5b,6bは、上下方向に形成される内部空間7の上下方向中心線と比較的浅い角度、例えば約15度~45度、さらに好ましくは、約25度~35度で連通するように傾斜している。
本実施形態1では、各水平ルーバ5a,6aは、上下方向に隣接する他の水平ルーバ5a,6aに対して上縁と下縁との上下方向位置を一致させる(図2中水平補助線H1参照)。また、上下方向に隣接する他の水平ルーバ5a,6aに対して、上縁および下縁の少なくとも一部を上下方向で重複させるように構成されていてもよい。
さらに、本実施形態1の各水平ルーバ5a,6aは、左,右に対となるように内部空間7を挟んで略対称となるようにそれぞれ配置されている。なお、これに限らず、各水平ルーバ5a,6aは、上下方向で左,右が交互となるように千鳥状等に配置されていてもよい。
また、図3に示すように、吸入スリット4は、下枠材3cの前,後幅方向で略中間位置(図2参照)に長孔状に開口形成されている。吸入スリット4の長手方向は、内部空間7の下方に下枠材3cに沿って延設されていて、内部空間7内の気体を吸入するように構成されている。
本実施形態1の吸入スリット4は、下枠材3cの幅方向で略中間位置に一か所設けられていて、長手方向では、下枠材3cの略全幅に渡り一本の直線状に形成されている。
そして、吸入スリット4は、下方に向けて降下した飛沫を含む気体を吸入するように構成されている。
さらに、本実施形態1の支持部材3は、遮蔽部材2を自立させる脚部8,8を有している。図2に示すように脚部8,8は、下枠材3cの前,後各側面から前,後方向へ水平に突設されている。
各脚部8は、遮蔽装置1をテーブル10の上面に配置する際、遮蔽部材2が前,後方向へ倒れないように遮蔽部材2の面延設方向と直交する方向に固定されている。これにより、遮蔽装置1を載置するだけで、遮蔽部材2は自立して、テーブル10の上方の外部空間9を二つの第一,第二外部空間9a,9bに仕切ることができる。例えば、テーブル10の上に限らず、室内または屋外で遮蔽を必要とされる場所に容易に設置可能で設置場所の自由度が向上する。
次に、本実施形態1の遮蔽装置1の作用効果について説明する。
本実施形態1の遮蔽装置1では、簡易な構成で周辺の飛沫を誘導して収集することができる。
すなわち、遮蔽部材2が複数の水平ルーバ5a,6aを有している。そして、水平方向に延設(図1参照)されて、図2に示すように水平ルーバ5a,5aまたは6a,6a間に空けられた各隙間を内部空間7に連通する連通路5b,6bとしている。
このため、水平ルーバ5a,5aまたは6a,6aを断面視で水平方向に対して互いに平行に傾斜させて固定される。これにより、連通路5b,6bは、外部空間9から内部空間7に向かうにつれて下がるように傾斜させて容易に形成できる。
したがって、飛沫を含む空気は、少ない抵抗でカーブを描きながら傾斜する連通路5b,6bを介して内部空間7に収集されて、下方に設けられた吸入スリット4に容易に吸入される。
本実施形態1の遮蔽装置1は、遮蔽部材2に内部空間7を挟んで二層となるように、第一遮蔽部材5および第二遮蔽部材6が平行に設けられている。このため、第一外部空間9aで生じた飛沫を含む空気は、反対側の第二外部空間9bに到達しないように遮断される。また、第二外部空間9bで生じた飛沫を含む空気は、反対側の第一外部空間9aに到達しないように遮断される。
特に、遮蔽装置1では、図2中水平補助線H1に示すように、各水平ルーバ5a,6aは、上下方向に隣接する他の水平ルーバ5a,6aに対して少なくとも上縁と下縁との上下方向位置を一致させている。
このため、何れか一方の第一外部空間9aまたは第二外部空間9bから反対側の第二外部空間9bまたは第一外部空間9aに水平に向かう飛沫は、各水平ルーバ5a,6aの何れかに当接する。そして、他の飛沫は、周縁の空気とともに内部空間7内へ収集される。したがって、遮蔽部材2の反対側に飛沫が飛散することがない。
このように、外部空間9内の飛沫を含む空気は、遮蔽部材2で遮られて、遮蔽部材2の反対側に飛沫を含む空気が飛散することがない。
特に、エアゾルの状態で空気中を漂うウイルス等は、空気とともに吸入スリット4から吸入される。したがって、遮蔽装置1は、簡易な構成で周辺の飛沫や空気に含まれるウイルス等を収集して所定の感染防止策を施すことにより処分できる。
第一,第二外部空間9a,9bに面する第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6には、上下の水平ルーバ5a,5a同士または水平ルーバ6a,6aの隙間によって連通路5b,6bが構成されている。
このため、第一,第二外部空間9a,9bを連通路5b,6bに連通させる入口側開口の開口総面積は、水平ルーバ5a,6aの厚さ寸法を除いて第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6の外側面の面積とほぼ等しい。
したがって、遮蔽部材2が飛沫を含む空気を吸引することが可能な面積が、遮蔽部材の両外側面の面積とほぼ同等となり、大きな面積で確実に飛沫を集めることができる。
さらに、本実施形態1では、上下方向の水平ルーバ5a,5a同士または水平ルーバ6a,6a同士の隙間を広く設定できる。このため、空気が連通路5b,6bに流入する際の抵抗を減少させて、空気が当接することによる飛沫の飛散を抑制できる。
また、複数の水平ルーバ5a,6aは、図2に示す断面視で、水平方向に対して互いに平行に傾斜している。
このため、第一,第二外部空間9a,9bの飛沫を含む空気を遮蔽部材2の両側面から平行に設けられた水平ルーバ5a,6aに沿って傾斜する連通路5b,6bを通過させて内部空間7内に円滑に導くことができる。
本実施形態1では、各水平ルーバ5a,6aは、傾斜により上下方向に隣接する他の水平ルーバ5a,6aに対して少なくとも上縁と下縁との上下方向位置を一致させている(図2中水平補助線H1参照)。このため、遮蔽部材2の面に垂直または吹上げるように空気が流入すると、何れかの水平ルーバ5a,6aに当接して、反対側に到達する虞がない。
なお、本実施形態1の遮蔽装置1では、各水平ルーバ5a,6aは、長尺平板状に形成されているが特にこれに限らず、上側を凸として短辺方向に湾曲する円弧状を呈していてもよい。この場合、さらに円滑に飛沫を含む空気を第一,第二外部空間9a,9bから連通路5b,6bおよび吸入スリット4に導くことができる。
また、水平ルーバ5a,6aは、透明材料で長板状に形成されている。このため、遮蔽部材2で仕切られて反対側にいる人物間でもお互いが見える、このため、コミュニケーションを取りやすい。
さらに、透明材料で構成された水平ルーバ5a,6aは、光を通過させてテーブル10上に配置されても圧迫感が少なく設置場所の自由度が向上する。
[実施形態2]
図4は、実施形態2の遮蔽装置11を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2の遮蔽装置11は、第一遮蔽部材5及び前記第二遮蔽部材6との間に形成される内部空間7に、透明パネル面材12を介装させている。
このように構成された実施形態2の遮蔽装置11は、図4に示すように、第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6との間に、透明パネル面材12が介装されている。このため、透明パネル面材12によって、良好なコミュニケーション性を維持しながら、さらに確実に遮蔽装置11の反対側に飛沫を含む空気を飛散させることがない。
他の構成および作用効果は、実施形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態3]
図5~7は、実施形態3の遮蔽装置21を示すものである。なお、実施形態1,2の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、実施形態3の遮蔽装置21は、吸排気装置24を吸入スリット4に接続している。また、遮蔽装置21の外側面には、赤外線(人感)センサ22およびモイスチャセンサ23が上下方向に所定の距離をおいて配置されている。
吸排気装置24は、吸引用ダクト26と、ボックス状の筐体27と、コントローラ25およびスイッチ28aが装着される制御ボード28とを有している。また、吸排気装置24は、モータ30と、減速ギヤ30aと、減速ギヤ30aを介してモータ30の回転駆動力で旋回するファン30bとを有している。
さらに、吸排気装置24は、筐体27の上流側(吸入側)に配置される第一フィルタ27aを有している。また、吸排気装置24は、筐体27の下流側(排気側)に配置される第二フィルタ27bと、筐体27の排気側開口に接続される排気ダクト29とを有している。
図6に示すように、赤外線(人感)センサ22およびモイスチャセンサ23は、遮蔽装置21のコントローラ25に接続されている。コントローラ25は、赤外線センサ22およびモイスチャセンサ23の検出結果に基づいて吸排気装置24のモータ30への駆動電力の供給をON,OFF制御する。
赤外線センサ22は、環境の変化として遮蔽装置21の周囲の人の有無を赤外線によって検知している。赤外線センサ22によって人の有無が検知されると、コントローラ25は、接続されているモータ30の駆動をON,OFF制御するように構成されている。
モイスチャセンサ23は、環境の変化として外部空間内の空気の湿度の変化を検知している。モイスチャセンサ23は、所定のギャップが設けられた異種金属の細線23a,23bを有している。そして、飛沫が細線23a,23bに付着することにより生じた電流の変化を検出する。
また、モイスチャセンサ23によって湿度の変化が検知されると、コントローラ25は、接続されているモータ30の駆動をON,OFF制御するように構成されている。
本実施形態3の遮蔽装置では、ON制御に、さらにモータ30を通常の回転速度で回転させる通常回転制御およびモータ30を通常回転制御と比較して高い回転速度で回転させる高回転制御が設けられている。
次に、本実施形態3の遮蔽装置21の作用効果について、図7に示すフローチャートに沿って説明する。
このように構成された実施形態3の遮蔽装置21では、吸排気装置24の制御をスタートさせるとコントローラ25は、ステップS1で自動運転モードか否かを判定する。コントローラ25は、ステップS1で自動運転モードであると判定する(ステップS1にてYes)と、ステップS2に進む。また、コントローラ25は、自動運転モードでないと判定する(ステップS1にてNo)と、ステップS1を自動運転モードと判定されるまで繰返す。
ステップS2では、コントローラ25は、モイスチャセンサ23によって検知された環境の変化としての空気の湿度の変化から空気中に水分(飛沫等)があるか否かを判定する。
ステップS2で水分があると判定される(ステップS2にてYes)と、ステップS3に進み、水分がないと判定される(ステップS2にてNo)と、ステップS4に進む。
ステップS3では、コントローラ25が高回転制御としてモータ30を高回転速度で回転させる。
一方、ステップS4では、コントローラ25は、赤外線センサ22によって検知された環境の変化としての人の有無を判定する。
ステップS4で人が存在すると判定される(ステップS4にてYes)と、ステップS5に進み、人がいないと判定される(ステップS4にてNo)と、ステップS1に進む。
ステップS5では、コントローラ25が通常回転制御としてモータ30を通常の回転速度で回転させる。
このように構成された実施形態3の遮蔽装置21には、遮蔽部材2に装着された赤外線(人感)センサ22およびモイスチャセンサ23が設けられている。赤外線(人感)センサ22またはモイスチャセンサ23は、環境の変化として人の有無や飛沫の発生の有無を検知する。
コントローラ25は、赤外線センサ22およびモイスチャセンサ23から送らてくる検知信号に応じて、モータ30のON,OFFおよび高回転制御を選択する。このため、吸入スリット4に接続された吸排気装置24は、コントローラ25からの制御信号に応じてモータ30を駆動また駆動を停止させることができる。
しがたって、飛沫の発生の有無や人の有無に応じて吸排気装置24を効率よく運転させることができる。
他の構成および作用効果は、実施形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態4]
図8は、実施形態4の遮蔽装置31を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2の遮蔽装置31は、板状体としての二枚の第一透明パンチングパネル32及び第二透明パンチングパネル33が内部空間17を挟んで平行となるように設けられている。第一透明パンチングパネル32及び第二透明パンチングパネル33のそれぞれには、所定の配列で複数の小孔34,35が略全面に形成されている。
これらの小孔34,35は、外部空間9(第一外部空間9a,第二外部空間9b)と、第一透明パンチングパネル32および第二透明パンチングパネル33間の内部空間17との間を連通する連通路として設けられている。
このように構成された実施形態4の遮蔽装置31では、簡易な構成で周辺の飛沫を集めることができる。
すなわち、第一透明パンチングパネル32または第二透明パンチングパネル33は、複数の小孔34,35を設けることにより、内部空間17に連通する連通路を容易に形成できる。よって、簡易な構成で周辺の飛沫を集めることができる遮蔽装置31が提供される。
内部空間17に集められた飛沫を含む空気は、降下して吸入スリット4に吸い込まれる。この際、第一透明パンチングパネル32の小孔34の位置と第二透明パンチングパネル33の小孔35の位置とを面外方向で異ならせることによりさらに確実に飛沫が反対側の外部空間9に飛散しないように遮断できる。
他の構成および作用効果は、実施形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態5]
図9は、実施形態4の遮蔽装置41を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
実施形態5の遮蔽装置41は、正面視略四角枠形状の支持部材47の内側面で、パネル42の両側にそれぞれ一列の吸入孔としての吸入小孔44,44が所定の間隔を置いて多数形成されている。吸入小孔44,44は、支持部材47の内部に枠体延設方向に沿って周状に設けられた図示しない吸入路を介して吸引用ダクト26に接続されている。
このように構成された本実施形態5の遮蔽装置41は、支持部材47を構成する上,下の枠体及び左,右の枠体にそれぞれ複数の吸入小孔44,44を形成することができる。
このため、さらに周辺の飛沫を収集する効率が良好である。
他の構成および作用効果は、実施形態4と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態6]
図10は、実施形態6の遮蔽装置51を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
実施形態6の遮蔽装置51は、パネル42の両側にそれぞれ吸入孔としての吸入スリット54,54が複数形成されている。本実施形態6の遮蔽装置51では、支持部材を構成する上,下の枠体及び左,右の枠体にそれぞれ複数の吸入スリット54,54が形成されている。
そして、支持部材47の内部に枠体延設方向に沿って周状に設けられた図示しない吸入路を介して吸引用ダクト26に吸入スリット54,54は、接続されている。
他の構成および作用効果は、実施形態4と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態7]
図11は、実施形態7の遮蔽装置61を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
実施形態7の遮蔽装置61は、枠材62の内側面に凹設された吸入路63の幅方向中間部からパネル64の周縁に嵌着する受け凹部65が突設されている。吸入路63および受け凹部65は、枠材62の内側面に環状となるように形成されている。枠材62の内部には、環状の通路が形成されている。環状の通路は、吸引装置に接続されている。
このように構成された実施形態7の遮蔽装置61は、さらに枠材62の周囲の飛沫を含む空気は、パネル64の各側面から外側に廻込むことなく受け凹部65を介して吸入路63に吸引される。このため、さらに周辺の飛沫を収集する効率が良好である。
他の構成および作用効果は、実施形態1または4~6と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態8]
図12~14は、実施形態8の遮蔽装置としてのロールスクリーン装置70を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態8のロールスクリーン装置70は、側面視で略三角枠状に組まれた吊棒72,72と、天井71から吊棒72,72を介して水平に吊下げられる長尺状のフレーム73とを有している。また、ロールスクリーン装置70は、フレーム73の下方に沿って回転自在に設けられる中空巻取パイプ75と、正面カバー76と、操作コード78とを有している。
このうち、中空巻取パイプ75は、遮蔽部材としての透明シート74を巻取って収容する。中空巻取パイプ75には、内部空間75cと外部空間9とを連通する吸気孔としての吸気口75aが複数形成されている。本実施形態8の吸気口75aは、フレーム73の延設方向に長手方向を沿わせた長孔状のスリットで、中空巻取パイプ75の軸方向および周方向に所定の等間隔をおいて複数形成されている(図14参照)。
また、中空巻取パイプ75には、透明シート74の上縁部を接続して、巻取可能とするスクリーン固着部75bが設けられている(図13参照)。
そして、図14に示すように、中空巻取パイプ75の一端75dには、回転リング部材75eが嵌着されている。また、フレーム73の内側壁面には、円筒状の軸受け部材75fが固着されている。
軸受け部材75fには、排気ダクト29の一端29aが挿通されて接続されている。
そして、軸受け部材75fの周囲には、回転リング部材75eが回転可能でかつ気密状態を維持して嵌合されている。
次に、本実施形態8のロールスクリーン装置70の作用効果について説明する。
このように構成されたロールスクリーン装置70では、図12に示すように中空巻取パイプ75を回転させて透明シート74を降下させた状態とする。この状態では、透明シート74によって遮られた飛沫を含む空気が中空巻取パイプ75の内部空間77(図14参照)内に吸気口75aを介して吸引される。
内部空間77内に集められた飛沫を含む空気は、排気ダクト29を通じて排気される。このため、簡易な構成で周辺の飛沫を含む空気を誘導して収集することができる。
また、ロールスクリーン本体は、透明シート74である。このため、図12に示すように透明シート74が降下している状態であっても透明シート74の反対側にいる人物との間でコミュニケーションを取りやすい。
他の構成および作用効果は、実施形態1~7と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施形態9]
図15~18は、実施形態9の遮蔽装置121を示すものである。なお、実施形態1の遮蔽装置1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態9の遮蔽装置121は、支持部材3によって支持される遮蔽部材102が設けられている。 遮蔽部材102は、複数の可変ルーバ15a,16aを有している。可変ルーバ15a,16aは、図示しないルーバ回動機構に接続されていて、可変ルーバ15a,16aの取付角度を可変させるように構成されている。
図15に示す可変ルーバ15a,16aは、上下方向に互いに等間隔の隙間18を空けて、所定のピッチを有してそれぞれ回動軸16b(図16参照)によって回動自在に支持されている。
上下方向で隣接する可変ルーバ15a,15aおよび16a,16aの各隙間18は、各可変ルーバ15a,16aが垂直方向へ回動した状態で最小となるように形成されている。
図15では、説明のため各隙間18を誇張して記載しているが特にこれに限らない。例えば、図16に示すように隙間18は、垂直方向へ回動した状態で約0~1.5cm程度、さらに好ましくは、0.1~0.8cm程度であってもよい。
遮蔽装置121には、さらに外部モイスチャセンサ123aと、内部モイスチャセンサ123bとが設けられている。このうち、外部モイスチャセンサ123aは、支持部材3の外側面で図16に示すように遮蔽装置121の両側に一対配設されている。また、内部モイスチャセンサ123bは、内部空間に面する支持部材3の内側面に配設されている。
そして、外部モイスチャセンサ123aおよび内部モイスチャセンサ123bは、ルーバ回動機構の制御部にそれぞれ接続されている。外部モイスチャセンサ123aおよび内部モイスチャセンサ123bは、検知した湿度を湿度信号として制御部(図示せず)に出力する。制御部は、ルーバ回動機構を用いて可変ルーバ15a,16aの取付角度を変更する。
次に、実施形態9の遮蔽装置121の作用効果について説明する。実施形態9の遮蔽装置121は、実施形態1の遮蔽装置1の作用効果に加えてさらに、外部空間9の湿度が外部モイスチャセンサ123aによって検知されるとともに、内部モイスチャセンサ123bによって遮蔽装置121の内部空間の湿度が検知される。
制御部では、検知された湿度に応じて可変ルーバ15a,16aの取付角度をルーバ回動機構にて変更する。例えば、図16に示すように垂直の閉じた状態(約0度)から開いた状態(約30~45度)まで、可変ルーバ15a,16aの取付角度を変更する。
図17は、遮蔽装置121の可変ルーバ15a,16aの角度を制御する制御フロー図である。
制御をスタートすると、遮蔽装置121の周囲で外部空間の湿度が外部モイスチャセンサ123aによって検知されるとともに、内部モイスチャセンサ123bによって内部空間の湿度が検知される。
ステップS10では、内部モイスチャセンサ123bによって高い湿度が検出されているとともに、外部モイスチャセンサ123aによって低い湿度が検出されているかが制御部によって判定される。
ステップS10で、内部空間の湿度が高く外部空間の湿度が低いと判定されると(ステップS10でYes)、ステップS11に進む。また、ステップS10で内部空間の湿度もしくは外部空間の湿度のうち少なくとも何れか一方が相違する場合(ステップS10でNo)、処理を繰返す。
ステップS11では、可変ルーバ15a,16aの取付角度がルーバ回動機構によって変更されて、図16に示すように垂直の閉じた状態(約0度)となる。これにより、上下の隙間18が減少して、高い湿度の内部空間の空気が外部空間に逆流する虞を減少させることができる。
ステップS12では、内部モイスチャセンサ123bによって低い湿度が検出されているとともに、外部モイスチャセンサ123aによって低い湿度が検出されているかが制御部によって判定される。
ステップS12で、内部空間の湿度が低く、外部空間の湿度が低いと判定されると(ステップS12でYes)、ステップS13に進む。また、内部空間の湿度もしくは外部空間の湿度のうち少なくとも何れか一方が相違する場合(ステップS12でNo)、処理を繰返す。
ステップS13では、可変ルーバ15a,16aの取付角度がルーバ回動機構によって変更されて、比較的広く開いた状態(例えば約45度)となる。これにより、連通孔となる上下の隙間18が増大して外部空間の空気を内部空間に流入させることができる。
図18は、実施形態9の遮蔽装置121で、外部,内部モイスチャセンサ123a,123bによって検出された湿度と、制御されるルーバの位置により隙間の大きさとの関係を状態A~Dごとに示す表図である。
状態Aは、外部,内部モイスチャセンサ123a,123bによって検出された湿度がともに高い状態を示している。状態Aでは、可変ルーバ15a,16aの取付角度を比較的広く開いた状態(例えば約45度)とする。これにより、上下の隙間18が増大して、外部空間の空気を内部空間に円滑に流入させることができる。
状態Bは、外部モイスチャセンサ123aによって検出された湿度が低く、内部モイスチャセンサ123bによって検出された湿度が高い状態を示している。状態Aでは、可変ルーバ15a,16aの取付角度を垂直に閉じた狭い状態(約0度)とする。これにより、内部空間の空気が外部空間に逆流しにくく(または逆流不可)なり、飛沫が外部に飛散する虞を減少させることができる。
状態Cは、外部モイスチャセンサ123aによって検出された湿度が高く、内部モイスチャセンサ123bによって検出された湿度が低い状態を示している。状態Cでは、可変ルーバ15a,16aの取付角度を比較的広く開いた状態(例えば約45度)とする。これにより、上下の隙間18が増大して、外部空間の空気を内部空間に円滑に流入させることができる。
状態Dは、外部モイスチャセンサ123aによって検出された湿度が低く、内部モイスチャセンサ123bによって検出された湿度が高い状態を示している。状態Dでは、可変ルーバ15a,16aの取付角度を比較的広く開いた状態(例えば約45度)とする。これにより、上下の隙間18が増大して、外部空間の空気を内部空間に円滑に流入させることができる。
他の作用効果については、他の実施形態1~8と同一乃至均等であるので説明を省略する。
上述してきたように、本実施形態の遮蔽装置1では、簡易な構成で周辺の飛沫含む空気を誘導して収集することができる。
すなわち、本実施形態の遮蔽装置1は、図1に示すように外部空間9を仕切る遮蔽部材2と、遮蔽部材2を支持する支持部材3と、支持部材3に設けられた吸入スリット4とを備えている。
このため、飛沫を含む空気は、遮蔽部材2で遮られて支持部材3に設けられた吸入スリット4から吸入される。
したがって、たとえばテーブル10の上に遮蔽装置1を載置する際、テーブル10を挟んで向かい合って座った二人の間に容易に遮蔽部材2を支持部材3によって支持して立てることができる。
これにより、外部空間9は仕切られて遮蔽部材2の反対側に飛沫が飛散することがない。
また、図2に示すように、遮蔽部材2は、第一遮蔽部材5と、第一遮蔽部材5に対して内部空間7を隔てて配置された第二遮蔽部材6と、を備える。第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6は、内部空間7に連通する連通路5b,6aを有している。支持部材3は、内部空間7の周囲を囲うように設けられ、吸入スリット4は、内部空間7内の気体を吸入する。
このように構成された本実施形態1の遮蔽装置1では、飛沫を含む空気は、内部空間7の両側に位置する第一遮蔽部材5および第二遮蔽部材6によって何れの第一,第二外部空間9a,9bからも反対側に到達しないように遮られる。
飛沫を含む空気は、連通路5b,6aから内部空間7内に流入する。内部空間7内の気体は、支持部材3に設けられた吸入スリット4から吸入される。したがって、遮蔽部材2の反対側に飛沫が飛散することがない。
第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6は、上下方向に互いに隙間を空けて水平方向に延設された複数の水平ルーバ5a,6aを有している。そして、上下の水平ルーバ5a,5a同士または水平ルーバ6a,6a同士の隙間によって連通路5b,6bが構成されている。
このため、第一,第二外部空間9a,9bに面する第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6の各部位から連通路5b,6bを介して内部空間7に飛沫を含む空気を効率よく集めることができる。
また、複数の水平ルーバ5a,6aは、図2に示す断面視で、水平方向に対して互いに平行に傾斜している。
このため、外部空間9の飛沫を含む空気は、平行に設けられた水平ルーバ5a,6aの傾斜に沿って、連通路5b,6bを通過して内部空間7内に円滑に導かれる。
さらに、図4に示すように、第一遮蔽部材5及び第二遮蔽部材6との間には、透明パネル面材12が介装されている。
透明パネル面材12によって、良好なコミュニケーション性を維持しながらさらに確実に遮蔽装置11の反対側に飛沫を含む空気を飛散させることがない。
図8に示すように、第一透明パンチングパネル32または第二透明パンチングパネル33は、複数の小孔34,35が設けられた板状体からなり、複数の小孔34,35が連通路を構成している。
このため、簡易な構成で周辺の飛沫を含む空気を誘導して収集することができる。
すなわち、第一透明パンチングパネル32または第二透明パンチングパネル33は、内部空間17に連通する連通路を複数の小孔34,35によって容易に形成できる。よって、簡易な構成で周辺の飛沫を集めることができる遮蔽装置31が提供される。
図9に示すように、遮蔽装置41の支持部材43は、パネル42の外周を囲うように配置され、吸入小孔44は、パネル42の外周に沿ってパネル42の両側に複数設けられている。
このため、飛沫を含む空気は、パネル42で遮られて吸入小孔44,44から支持部材43の内部に収集される。
したがって、パネル42の反対側に飛沫を含む空気が飛散することがない。
さらに、遮蔽部材2は、透明材料を有して形成されている。このため、遮蔽部材2を透過して反対側にいる人物と顔を見ながらコミュニケーションをとることができる。
そして、支持部材3は、遮蔽部材2を自立させる脚部8,8を有している。このため、設置場所の自由度が向上している。
また、図5に示すように、吸入スリット4には、吸引装置としての吸排気装置24が接続されている。遮蔽部材2には、赤外線(人感)センサ22およびモイスチャセンサ23が装着されている。そして、吸排気装置24は、赤外線(人感)センサ22またはモイスチャセンサ23によって環境の変化が検知されるとON,OFF制御される。
このため、飛沫の発生に応じて吸排気装置24を効率よく運転させることができる。
さらに、図12に示すように、遮蔽部材は、ロールスクリーン本体である。また、支持部材は、ロールスクリーン本体を巻取る中空巻取パイプ75である。さらに、吸気口75aは、中空巻取パイプ75の内部空間77と外部とを連通する。なお、吸気口75aは透明シート74で仕切られた外部空間9a側と外部空間9b側の双方に少なくとも一か所設けられている。
このように構成された遮蔽装置では、ロールスクリーン本体で遮られた飛沫を含む空気が中空巻取パイプ75の内部空間77bに吸気口75aを介して吸引される。このため、簡易な構成で周辺の飛沫を集めることができる。
そして、図14に示すように、内部空間77は、中空巻取パイプ75の端縁部に接続された排気ダクト29に連通されている。
このため、中空巻取パイプ75の内部空間77内に集められた飛沫を含む空気は、排気ダクト29を通じて排気される。
また、ロールスクリーン本体は、透明シート74である。このため、透明シート74の一方側にいるに人物は、反対側にいる人物との間でコミュニケーションを取りやすい。
そして、図15および図16に示すように、遮蔽装置121に外部,内部モイスチャセンサ123a,123bが設けられている。これにより、検出された湿度に応じて可変ルーバ15a,16aの回転位置が変更されて上下の隙間18の大きさを調整できる。
たとえば、内部空間の湿度が高く、外部空間9の湿度が低い場合は、可変ルーバ15a,16aの回転位置を垂直に変更して上下の隙間18の大きさを狭い状態とする(図17参照)。これにより、飛沫を含む内部空間の空気が隙間18から外部空間9へ逆流しにくい(図18中状態B参照)。
そして、外部モイスチャセンサ123aで検出されている湿度が高くなる(図18中状態A,C参照)か、あるいは内部モイスチャセンサ123bで検出されている湿度が低くなる(図18中状態D参照)と、可変ルーバ15a,16aの回転位置を変更して上下の隙間18の大きさが広くなるように調整できる。
このため、内外の湿度状態に応じて、上下の隙間18の大きさを変更して、きめ細やかな連通路の調整が可能となる。
図19は、実施形態の遮蔽装置107を示している。遮蔽装置107は、一枚のパネルによって構成されている。
一般に一枚パネルで遮蔽を行うと、飛沫がパネルの反対側に廻込んでしまう虞があった。ここでは、図19中×印にて好ましくない空気の流れを示す。本実施形態の遮蔽装置107は、周囲の飛沫を含む空気を周縁の支持部材に設けられた吸入スリットによって吸込むことができる。したがって、飛沫がパネルの周囲に飛散することがない。
図20に示す他の実施形態の遮蔽装置31では、一旦遮蔽部材の内部空間に侵入した飛沫を含む空気は、図20中×印にて示す空気の流れとなることなく、周縁の支持部材に設けられた吸入スリットによって吸込まれる。このため、本実施形態の遮蔽装置31では、パネルの周縁の空気が反対側に廻込む虞がない。
上述してきたように、本発明の実施形態の遮蔽装置では、簡易な構成で周辺の飛沫を含む空気を誘導して収集することができる、といった実用上有益な作用効果を発揮する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態では、各水平ルーバ5a,6aは、透明材料で長尺平板状に形成されているが特にこれに限らない。たとえば、不透明であってもよく、形状も短辺方向に湾曲する円弧状を呈していてもよい。すなわち、水平ルーバ5a,6aは、外部空間9を二つの第一,第二外部空間9a,9bに仕切ることができるものであればよい。
また、実施形態1の各水平ルーバ5a,6aは、図2に示すように、左,右に対となるように内部空間7を挟んで略対称となるようにそれぞれ配置されているが特にこれに限らない。たとえば、上下方向で交互に設けられている等、3枚以上の複数枚が水平方向に重複するように構成されていてもよい。すなわち、上下方向に互いに隙間を空けて水平方向に延設された複数のルーバであれば、ルーバの形状、数量および配列が特に限定されるものではない。
さらに、実施形態3の遮蔽装置21では、外側面に赤外線(人感)センサ22およびモイスチャセンサ23が上下方向に所定の距離をおいて配置されている。しかしながら特にこれに限らず、たとえば、超音波センサや感熱センサ等どのようなセンサであってもよい。すなわち、センサによって環境の変化が検知されると、吸排気装置24をON,OFF制御することができるものであればよく、センサの種類、装着位置および数量が特に限定されるものではない。
そして、実施形態8の吸気口75aは、フレーム73の延設方向に長手方向を沿わせた長孔状のスリットにより形成されているが特にこれに限らない。たとえば、中空巻取パイプ75の内部空間77と外部空間とを連通する連通孔であれば、丸穴、長円形、楕円形や四角形の孔等、他の形状やこれらの組み合わせであってもよい。すなわち、吸気口75aの形状、数量および配列が特に限定されるものではない。
また、図16に示すように、実施形態9の遮蔽装置121は、支持部材3に内部モイスチャセンサ123bと、一対の外部モイスチャセンサ123aとを有しているが特にこれに限らない。たとえば、内部モイスチャセンサ123bが2つ以上の複数であってもよく、可変ルーバ15aまたは16aに設けてもよい。
すなわち、内部モイスチャセンサ123bおよび外部モイスチャセンサ123aの形状、数量および装着箇所が特に限定されるものではなく、検出された湿度の変化を環境の変化として可変ルーバ15a,16aの回転位置を変更して上下の隙間の大きさを調整することができればよく、いずれの箇所にどのような検知方式のセンサを用いてもよい。
1 遮蔽装置
2 遮蔽部材
3 支持部材
4 吸入スリット(吸気孔)

Claims (15)

  1. 外部空間を仕切る遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられた吸入孔と、を備えることを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記遮蔽部材は、第一遮蔽部材と、
    前記第一遮蔽部材に対して内部空間を隔てて配置された第二遮蔽部材と、を備え、
    前記第一遮蔽部材及び前記第二遮蔽部材は、前記内部空間に連通する連通路を有し、
    前記支持部材は、前記内部空間の周囲を囲うように設けられ、
    前記吸入孔は、前記内部空間内の気体を吸入することを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記第一遮蔽部材及び前記第二遮蔽部材は、上下方向に互いに隙間を空けて水平方向に延設された複数のルーバを有し、
    前記ルーバ同士の隙間が前記連通路を構成していることを特徴とする請求項2に記載の遮蔽装置。
  4. 複数の前記ルーバは、断面視で、水平方向に対して互いに平行に傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の遮蔽装置。
  5. 前記第一遮蔽部材及び前記第二遮蔽部材との間に、透明パネル面材を介装させることを特徴とする請求項2~4の何れか一項に記載の遮蔽装置。
  6. 前記第一遮蔽部材または前記第二遮蔽部材は、複数の小孔が設けられた板状体からなり、
    複数の前記小孔が前記連通路を構成していることを特徴とする請求項2に記載の遮蔽装置。
  7. 前記支持部材は、前記遮蔽部材の外周を囲うように配置され、
    前記吸入孔は、前記遮蔽部材の外周に沿って、前記遮蔽部材の両側に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  8. 前記遮蔽部材は、透明材料を有して形成されていることを特徴とする請求項1~7のうち何れか一項に記載の遮蔽装置。
  9. 前記支持部材は、前記遮蔽部材を自立させる脚部を有していることを特徴とする請求項1~7のうち何れか一項に記載の遮蔽装置。
  10. 前記吸入孔には、吸引装置が接続されているとともに、前記遮蔽部材には、センサが装着されていて、前記吸引装置は、前記センサによって環境の変化が検知されるとON,OFF制御されることを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  11. 前記ルーバは、回動により隙間の大きさを変更可能な可変ルーバであり、環境の変化に応じて、前記可変ルーバの回動位置を変更することを特徴とする請求項3に記載の遮蔽装置。
  12. 内部空間の湿度を検出する内部モイスチャセンサと、外部空間の湿度を検出する外部モイスチャセンサとを備え、検出された湿度の変化を前記環境の変化として前記可変ルーバの回転位置を変更して上下の隙間の大きさを調整することを特徴とする請求項11に記載の遮蔽装置。
  13. 前記遮蔽部材は、ロールスクリーンであり、
    前記支持部材は、前記ロールスクリーンを巻取る中空の巻取パイプであり、
    前記吸入孔は、前記巻取パイプの内部空間と外部とを連通する連通孔であることを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  14. 前記内部空間は、前記巻取パイプの端縁部に接続された排気ダクトに連通されていることを特徴とする請求項13に記載の遮蔽装置。
  15. 前記ロールスクリーンは、透明シートを有していることを特徴とする請求項13または14に記載の遮蔽装置。
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