JP2004135477A - 同期電動機の運転制御方法 - Google Patents

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Akira Kariya
假谷 晃
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Abstract

【課題】圧延ラインの圧延機用同期電動機の運転制御方法に関する。
【解決手段】材料の圧延スケジュールに基づき、同期電動機で駆動する圧延ロールへの材料の噛み込み時の必要トルクを算出する工程と、該必要トルクのV特性から力率1となる界磁電流値を決定する工程と、を有し、該界磁電流値を基に同期電動機の運転界磁電流値を算出し、前記同期電動機の界磁フォーシングを行なう。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄鋼の熱間圧延機等に適用する同期電動機(以下、単に電動機ともよぶ。)の運転制御方法に関し、特に、噛み込みトルクの大きい粗圧延機や仕上げ圧延機前段の圧延機に好適に適用するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延ラインでは、圧延対象材(単に、 材料ともよぶ。)を間欠的に圧延処理する。そのため、圧延機は、材料を圧延する負荷運転と、空転状態となる無負荷運転を間欠的に繰り返している。
本圧延機に適用する同期電動機では、速度、トルク制御を実施しており、負荷運転時は高トルクとし、無負荷運転時はメカロス分に相当する低トルクとすることから運転中に大きな負荷トルク変動が発生する。同期電動機のトルクは、内部相差角、電機子電流トルク方向成分、磁束にほぼ比例する。また、磁束は界磁電流にほぼ比例する。
【0003】
従来は、材料が噛み込む際の負荷増大時に電機子電流が増大し、過電流、脱調といった現象が発生することを回避するため、同期電動機の最大トルクが出せるように、材料の噛み込み前にあらかじめ界磁電流を増加させ、噛み込み時の電機子電流増加分を抑止する制御方法が採用されている(例えば、特許文献1参照)。この制御方式は、界磁フォーシングと呼ばれている。
【0004】
従来の界磁フォーシングでは、内部相差角の制約を満たす範囲内で充分に余裕のあるトルクを発生させる界磁電流に設定することが必要であった。
従来手法の界磁フォーシングの適用例を、図3と表1に基づいて説明する。図3は同期電動機のV特性(電機子電流−界磁電流特性)を示すグラフであり、従来の界磁フォーシングの制御の推移を表1に対応させて示している。
【0005】
なお、ここでは、電動機の最大トルクが300 %であり、実際の噛み込み時トルクが200 %である場合を例示する。
【0006】
【表1】
Figure 2004135477
【0007】
従来は、内部相差角の制約を満たし、最大トルク時に同期電動機の力率1を満足させるような界磁電流が設定されていた。すなわち、界磁フォーシング時(B)における界磁電流IK1をトルク300 %のV特性で力率1となる値としていた。そして、噛み込み時(C)の力率0.8 の状態から、力率1となるように界磁電流と電機子電流を再計算し、省エネ運転(D)に移行する。そして、最終的に力率1での定常トルクのV特性から定常運転時(E)の界磁電流、電機子電流を決定する。
【0008】
【特許文献1】
特開昭55−23750号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、材料を圧延する際の実際の必要トルクは、通常、最大トルクの数十%程度であるので、同期電動機の力率は1よりも小さくなり、大きな電力損失を発生させることになる。また、必要以上の界磁電流を通電することから、界磁電流回路においても損失が発生することになる。
【0010】
本発明は、従来のように必要以上の界磁電流を流すことを不要とし、噛み込み直後の力率も1となる同期電動機の運転制御方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、材料の圧延スケジュールに基づき、同期電動機で駆動する圧延ロールへの材料の噛み込み時の必要トルクを算出する工程と、該必要トルクのV特性から力率1となる界磁電流値を決定する工程と、を有し、該界磁電流値を基に同期電動機の運転界磁電流値を算出し、前記同期電動機の界磁フォーシングを行なうことを特徴とする同期電動機の運転制御方法によって上記課題を解決した。
【0012】
また、本発明は、前記運転界磁電流値を前記力率1となる界磁電流値の100 〜120 %の範囲の値に設定することを好適とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図2に基づき、本発明の同期電動機の運転制御方法を熱間圧延設備に適用するに際しての運転制御の処理フローを説明する。
まず、上位計算機(図示せず)等からの圧延材料情報を入力として、圧延設定計算部において圧延モデルに基づく設定計算を行ない、噛み込み時の必要トルクを算出する(110 )。
【0014】
次に、その必要トルクに基づいて所要の界磁電流値を算出し(120 )、同期電動機の界磁電流制御部(140 )への設定を行なう。一方、材料トラッキング用制御部(130 )からのトラッキング情報も界磁電流制御部(140 )に取り込み、界磁電流制御機(150 )を介して、界磁フォーシングの開始タイミングに応じた同期電動機(160 )の界磁電流制御を行なう。これにより、材料噛み込み時の界磁電流を最適に制御することができる。
【0015】
次に、図1のV特性図と表2に基づき、本発明の同期電動機の運転制御方法の詳細についてさらに説明する。本運転制御方法は、上述の界磁電流算出部での算出処理(120 )に適用するものである。ここで、噛み込み時トルクは200 %とする。なお、図3におけるV特性と表1においてすでに説明した従来の運転制御と同一となる箇所についての再度の説明は省略する。
【0016】
【表2】
Figure 2004135477
【0017】
本発明は、上述の圧延設定計算部(110 )において噛み込み時の必要トルクを算出し、その必要トルクから同期電動機の界磁電流値を決定するようにしたことを特徴とするものである。すなわち、噛み込み時の必要トルクに基づき、界磁フォーシング(b)時の界磁電流IK2を設定するようにしたので、過大な電流を流す必要がなくなる。
【0018】
材料の噛み込み時には、実際にトルク200 %がかかって電機子電流がID2となり(c)、さらに定常運転時の界磁電流IKSと電機子電流IDSへと移行する(d)。なお、界磁フォーシングや材料噛み込み後の電動機制御については、従来と同様である。
ところで、実際の界磁フォーシング時の運転界磁電流値の算出に際しては、操業上の安全をみて、必要トルクを力率1で与える界磁電流値の100 〜120 %の範囲の値に設定することを好適とする。このように設定することで、材料噛み込み時の噛み込み不良等を解消することが可能となる。
【0019】
【実施例】
本発明の同期電動機の運転制御方法を、熱間圧延ラインの粗圧延機に適用し、従来の同期電動機の運転制御方法との比較検討を行なった。
本発明方法では、界磁フォーシング時の必要トルクを算出し、その値に基づく界磁電流値による界磁フォーシングを行なっている。これを本発明例とする。
【0020】
一方、従来の同期電動機の運転制御方法では、電動機の最大トルクに基づく界磁電流値による界磁フォーシングを実施した。これを従来例とする。
以上の本発明例と従来例のそれぞれに基づく操業を実施し、両者の比較検討を行なった。なお、圧延間隔は1分、フォーシング時間は5sec とした。
その結果、本発明例では、従来例に対して、電力損失が2%低減することを確認した。また、同期電動機の効率は2%向上した。
【0021】
【発明の効果】
本発明によって、界磁フォーシング時の適正な界磁電流決定が可能となり、必要以上の界磁電流を流すことが不要となり、電動機の効率を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運転方法を説明する同期電動機のV特性図である。
【図2】本発明の運転方法を説明する処理フロー図である。
【図3】従来の運転方法を説明する同期電動機のV特性図である。

Claims (2)

  1. 材料の圧延スケジュールに基づき、同期電動機で駆動する圧延ロールへの材料の噛み込み時の必要トルクを算出する工程と、
    該必要トルクのV特性から力率1となる界磁電流値を決定する工程と、
    を有し、
    該界磁電流値を基に同期電動機の運転界磁電流値を算出し、前記同期電動機の界磁フォーシングを行なうことを特徴とする同期電動機の運転制御方法。
  2. 前記運転界磁電流値を前記力率1となる界磁電流値の100 〜120 %の範囲の値に設定することを特徴とする請求項1に記載の同期電動機の運転制御方法。
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