JP2004135153A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】データ通信での差別化。
【解決手段】ITUーT勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う。
ここで、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行してもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】ITUーT勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う。
ここで、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行してもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置、特に、ITU−T勧告V.92の通信が可能な通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のITU−T勧告V.92の通信が可能な通信装置は、V.90に対して、モデムオンホールドの機能が新規に追加された。この機能は、相手側からのモデムホールド要求があると、このモデムホールド要求に応答して回線をホールドし、そのモードが終了後、データの送信を再開していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ITU−T勧告V.92では相手側からモデムホールド要求があると、常に、これに対して、肯定応答信号を送信し回線をホールドして、このモードが終了後、再び、データの送信を開始していた。この間、回線は例えば、ボイスモードとなり、通信時間が長くなり、ユーザが急いでいる場合は非常に使い勝手が悪くなり、また、通信費が余分にかかってしまうという欠点があった。ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、モデムホールド要求により回線ホールド状態で通信が待たされるのは非常に迷惑であるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明によれば、ITUーT勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う事が可能になった。第2の本発明によれば、第1の本発明おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHnack信号を送信し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHack信号を送信し回線ホールドモードへの移行を行う事が可能になった。
【0005】
これらにより、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、モデムホールド要求により回線ホールド状態で通信が待たされる事はなく通信を終了でき、一方、特にユーザが早く実行したいと考えていない時には、モデムホールド要求により、回線をホールドして、例えば、ボイスモードを実行しボイスモードが終了後、再び、データの送信を開始でき、確実にボイスモードの実行ができとても使い易くなった。
【0006】
第3の本発明によれば、第1の通信装置において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行する事が可能になった。
【0007】
これにより、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、最初からITU−T勧告V.90にて通信が可能になり、モデムホールド要求がかかる事が無くなり、確実に通信中断のない通信が可能になりとても使い易くなった。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、図面に示す実施の形態に基ずいて、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1には、本発明の実施の形態であるファクシミリ装置がブロック図として図示されている。
【0010】
2は、NCU(網制御装置)で、電話網をデータ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行ったり、データ通信路への切り換えを行ったり、ループの保持を行うものである。また、NCU2は、バス26からの制御により、電話回線側への接続2aを電話機側に接続(CMLオフ)したり、電話回線側への接続2aをファクシミリ装置側に接続(CMLオン)するものである。なお、通常状態では、電話回線側への接続2aは、電話機4側に接続されている。
【0011】
4は、電話機である。
【0012】
6は、ハイブリッド回路であり、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信信号をNCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側からの信号をNCU2経由で受け取り、信号線6a経由で復調器8に送るものである。
【0013】
8は、変復調器であり、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34、V.32、V.32bis、V.90、V.92に基ずいた変調及び復調を行う変復調器であり、バス26の制御により、各伝送モードが指定される。8は、バス26からの送信信号を入力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6aに出力されている受信信号を入力し、復調データをバス26に出力する。
【0014】
10は、発呼回路であり、バス26からの信号により、電話番号情報を入力し、信号線10aにDTMFの選択信号を出力する。
【0015】
12は、加算回路であり、信号線8aの情報と信号線10aの情報を入力し、加算した結果を信号線12aに出力する。
【0016】
14は、読取回路であり、読み取りデータをバス26に出力する。
【0017】
16は、記録回路であり、バス26に出力されている情報を順次1ライン毎に記録する。
【0018】
18は、メモリ回路であり、ワーク用のメモリ(RAM)、さらに、読み取りデータの生情報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受信情報、あるいは、復号化した情報等をバス26を介して格納す
るために使用する。
【0019】
20は、操作部であり、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*キー、#キー、スタートキー、ストップキー、セットキー、メモリ18への登録キー、データモデムでのモデムオンホールド要求に対する選択キー、その他のファンクションキーがあり、押下されたキー情報はバス26に出力される。
【0020】
操作部には、表示部があり、バス26に出力されている情報を入力し、表示する。
【0021】
22は、CPU(中央処理装置)であり、ファクシミリ全体の制御をしたり、ファクシミリ伝送制御手順を実行するが、その制御プログラムは、ROM24に格納される。
【0022】
26は、バスである。
【0023】
24は、ITUーT勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う。より具体的には、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHnack信号を送信し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHack信号を送信し回線ホールドモードへの移行を行う。ここで、モデムオンホールドの要求を有効にするか否かは操作部上での選択結果に基ずく。
【0024】
以上の制御プログラムが格納されている。
【0025】
図2、図3、図4には、図1の制御の流れ図が図示されている。
【0026】
図2において、S0は、始めを表している。
【0027】
S2は、バス26を介して、メモリ18をイニシャライズする事を表している。
【0028】
S4は、バス26を介して、操作部の表示部をクリアする事を表している。
【0029】
S6では、バス26を介してNCU2のCMLをオフする。
【0030】
S8では、バス26を介して操作部の情報を入力し、データモデムでの通信が選択されたか否かが判断され、YESであるとS14に進み、NOであると、S10に進む。
【0031】
S10では、受信が選択されたか否かが判断され、YESであるとS44に進み、NOであると、S12に進み、その他の処理を実行する。
【0032】
S14では、バス26を介して、NCU2のCMLをオンする。
【0033】
S16は、バス26を介して、発呼回路を使用してサービスプロバイダへ発呼する事を表している。
【0034】
S18は、データモデムでの通信をスタートする事を表している。
【0035】
S20では、相手側は、V.92をサポートしているか否かが判断され、YESであるとS22に進み、NOであると、S40に進む。
【0036】
S22は、ITU−T勧告V.92に基ずいたデータ通信の実行を表している。
【0037】
S24では、通信が終了したか否かが判断され、YESであるとS6に進み、NOであると、S26に進む。
【0038】
S26では、RT信号、MHreq信号を受信したか否かが判断され、YESであるとS28に進み、NOであると、S24に進む。
【0039】
S28では、バス26を介して操作部の情報を入力し、操作部上でモデムオンホールド要求に対しての肯定応答が選択されているか否かが判断され、YESであるとS32に進み、NOであると、S30に進む。
【0040】
S30は、MHnack信号の送信を表している。
【0041】
S32は、MHack信号の送信を表している。
【0042】
S34は、回線をホールド状態とする事を表している。
【0043】
S36は、ボイスモードの実行を表している。
【0044】
S38では、モデムオンホールドモードの解除が実行されたか否かが判断され、YESであるとS22に進み、NOであるとS36に進む。
【0045】
S40は、ITU−T勧告V.90以下に基ずいたデータ通信の実行を表している。
【0046】
S42では、通信が終了したか否かが判断され、YESであるとS6に進み、NOであると、S40に進む。
【0047】
S44では、バス26を介して、NCU2のCMLをオンする。
【0048】
S46は、前手順を表している。
【0049】
S48は、画信号の受信、記録を表している。
【0050】
S50は後手順を表している。
【0051】
(実施例2)
実施例1においては、モデムオンホールドの要求を有効にするか否かは操作部上での選択結果に基ずくものとした。しかしながら、メモリ回路18に、データモデムでの通信時に、モデムオンホールドの要求に対して肯定応答するか否かを登録し、操作部での選択でなく、メモリ18に記憶されている情報に基ずいてもよい。メモリ18への登録は図8に図示されている。
【0052】
図5には、実施例1(図2、図3、図4の制御の流れ図)に対して異なる部分の制御の流れ図が図示されている。
【0053】
図5において、S60はS12を表している。
【0054】
S62では、バス26を介して操作部の情報を入力し、モデムオンホールド要求に対する動作の登録が選択されたか否かが判断され、YESであるとS64に進み、NOであると、S66(S6)に進む。
【0055】
S64は、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールドの要求に対して肯定応答するか否かの情報を登録する事を表している。
【0056】
S66はS26のYESを表している。
【0057】
S68では、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールド要求に対して肯定応答すると記憶されているか否かが判断され、YESであるとS74(S32)に進み、NOであると、S72(S30)に進む。
【0058】
(実施例3)
実施例1において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行してもよい。
【0059】
図6には、実施例1(図2、図3、図4の制御の流れ図)に対して異なる部分の制御の流れ図が図示されている。
【0060】
図6において、S80はS12を表している。
【0061】
S82では、バス26を介して操作部の情報を入力し、操作部上でモデムオンホールド要求に対しての肯定応答が選択されているか否かが判断され、YESであるとS86(S20)に進み、NOであると、S84(S40)に進む。
【0062】
S88はS26のYES、S90はS32を表している。
【0063】
(実施例4)
実施例2において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行してもよい。
【0064】
図7には、実施例1(図2、図3、図4の制御の流れ図)に対して異なる部分の制御の流れ図が図示されている。
【0065】
図7において、S100はS12を表している。
【0066】
S102では、バス26を介して操作部の情報を入力し、モデムオンホールド要求に対する動作の登録が選択されたか否かが判断され、YESであるとS104に進み、NOであると、S106(S6)に進む。
【0067】
S104は、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールドの要求に対して肯定応答するか否かの情報を登録する事を表している。
【0068】
S108はS18を表している。
【0069】
S110では、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールド要求に対して肯定応答すると記憶されているか否かが判断され、YESであるとS114(S20)に進み、NOであると、S112(S40)に進む。
【0070】
S116はS26のYES、S118はS32を表している。
【0071】
【発明の効果】
第1、2の本発明によれば、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、モデムホールド要求により回線ホールド状態で通信が待たされる事はなく通信を終了でき、一方、特にユーザが早く実行したいと考えていない時には、モデムホールド要求により、回線をホールドして、例えば、ボイスモードを実行しボイスモードが終了後、再び、データの送信を開始でき、確実にボイスモードの実行ができとても使い易くなった。
【0072】
第3の本発明によれば、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、最初からITU−T勧告V.90にて通信が可能になり、モデムホールド要求がかかる事が無くなり、確実に通信中断のない通信が可能になりとても使い易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファクシミリ装置の実施例のブロック図。
【図2】本発明による制御の流れ図。
【図3】本発明による制御の流れ図。
【図4】本発明による制御の流れ図。
【図5】本発明による制御の流れ図。
【図6】本発明による制御の流れ図。
【図7】本発明による制御の流れ図。
【図8】メモリ18の具体例。
【符号の説明】
2 NCU
4 電話機
6 ハイブリッド回路
8 変復調器
10 発呼回路
12 加算回路
14 読み取り回路
16 記録回路
18 メモリ回路
20 操作部
22 CPU
24 ROM
26 バス
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置、特に、ITU−T勧告V.92の通信が可能な通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のITU−T勧告V.92の通信が可能な通信装置は、V.90に対して、モデムオンホールドの機能が新規に追加された。この機能は、相手側からのモデムホールド要求があると、このモデムホールド要求に応答して回線をホールドし、そのモードが終了後、データの送信を再開していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ITU−T勧告V.92では相手側からモデムホールド要求があると、常に、これに対して、肯定応答信号を送信し回線をホールドして、このモードが終了後、再び、データの送信を開始していた。この間、回線は例えば、ボイスモードとなり、通信時間が長くなり、ユーザが急いでいる場合は非常に使い勝手が悪くなり、また、通信費が余分にかかってしまうという欠点があった。ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、モデムホールド要求により回線ホールド状態で通信が待たされるのは非常に迷惑であるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明によれば、ITUーT勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う事が可能になった。第2の本発明によれば、第1の本発明おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHnack信号を送信し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHack信号を送信し回線ホールドモードへの移行を行う事が可能になった。
【0005】
これらにより、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、モデムホールド要求により回線ホールド状態で通信が待たされる事はなく通信を終了でき、一方、特にユーザが早く実行したいと考えていない時には、モデムホールド要求により、回線をホールドして、例えば、ボイスモードを実行しボイスモードが終了後、再び、データの送信を開始でき、確実にボイスモードの実行ができとても使い易くなった。
【0006】
第3の本発明によれば、第1の通信装置において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行する事が可能になった。
【0007】
これにより、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、最初からITU−T勧告V.90にて通信が可能になり、モデムホールド要求がかかる事が無くなり、確実に通信中断のない通信が可能になりとても使い易くなった。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、図面に示す実施の形態に基ずいて、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1には、本発明の実施の形態であるファクシミリ装置がブロック図として図示されている。
【0010】
2は、NCU(網制御装置)で、電話網をデータ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行ったり、データ通信路への切り換えを行ったり、ループの保持を行うものである。また、NCU2は、バス26からの制御により、電話回線側への接続2aを電話機側に接続(CMLオフ)したり、電話回線側への接続2aをファクシミリ装置側に接続(CMLオン)するものである。なお、通常状態では、電話回線側への接続2aは、電話機4側に接続されている。
【0011】
4は、電話機である。
【0012】
6は、ハイブリッド回路であり、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信信号をNCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側からの信号をNCU2経由で受け取り、信号線6a経由で復調器8に送るものである。
【0013】
8は、変復調器であり、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34、V.32、V.32bis、V.90、V.92に基ずいた変調及び復調を行う変復調器であり、バス26の制御により、各伝送モードが指定される。8は、バス26からの送信信号を入力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6aに出力されている受信信号を入力し、復調データをバス26に出力する。
【0014】
10は、発呼回路であり、バス26からの信号により、電話番号情報を入力し、信号線10aにDTMFの選択信号を出力する。
【0015】
12は、加算回路であり、信号線8aの情報と信号線10aの情報を入力し、加算した結果を信号線12aに出力する。
【0016】
14は、読取回路であり、読み取りデータをバス26に出力する。
【0017】
16は、記録回路であり、バス26に出力されている情報を順次1ライン毎に記録する。
【0018】
18は、メモリ回路であり、ワーク用のメモリ(RAM)、さらに、読み取りデータの生情報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受信情報、あるいは、復号化した情報等をバス26を介して格納す
るために使用する。
【0019】
20は、操作部であり、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*キー、#キー、スタートキー、ストップキー、セットキー、メモリ18への登録キー、データモデムでのモデムオンホールド要求に対する選択キー、その他のファンクションキーがあり、押下されたキー情報はバス26に出力される。
【0020】
操作部には、表示部があり、バス26に出力されている情報を入力し、表示する。
【0021】
22は、CPU(中央処理装置)であり、ファクシミリ全体の制御をしたり、ファクシミリ伝送制御手順を実行するが、その制御プログラムは、ROM24に格納される。
【0022】
26は、バスである。
【0023】
24は、ITUーT勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う。より具体的には、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHnack信号を送信し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHack信号を送信し回線ホールドモードへの移行を行う。ここで、モデムオンホールドの要求を有効にするか否かは操作部上での選択結果に基ずく。
【0024】
以上の制御プログラムが格納されている。
【0025】
図2、図3、図4には、図1の制御の流れ図が図示されている。
【0026】
図2において、S0は、始めを表している。
【0027】
S2は、バス26を介して、メモリ18をイニシャライズする事を表している。
【0028】
S4は、バス26を介して、操作部の表示部をクリアする事を表している。
【0029】
S6では、バス26を介してNCU2のCMLをオフする。
【0030】
S8では、バス26を介して操作部の情報を入力し、データモデムでの通信が選択されたか否かが判断され、YESであるとS14に進み、NOであると、S10に進む。
【0031】
S10では、受信が選択されたか否かが判断され、YESであるとS44に進み、NOであると、S12に進み、その他の処理を実行する。
【0032】
S14では、バス26を介して、NCU2のCMLをオンする。
【0033】
S16は、バス26を介して、発呼回路を使用してサービスプロバイダへ発呼する事を表している。
【0034】
S18は、データモデムでの通信をスタートする事を表している。
【0035】
S20では、相手側は、V.92をサポートしているか否かが判断され、YESであるとS22に進み、NOであると、S40に進む。
【0036】
S22は、ITU−T勧告V.92に基ずいたデータ通信の実行を表している。
【0037】
S24では、通信が終了したか否かが判断され、YESであるとS6に進み、NOであると、S26に進む。
【0038】
S26では、RT信号、MHreq信号を受信したか否かが判断され、YESであるとS28に進み、NOであると、S24に進む。
【0039】
S28では、バス26を介して操作部の情報を入力し、操作部上でモデムオンホールド要求に対しての肯定応答が選択されているか否かが判断され、YESであるとS32に進み、NOであると、S30に進む。
【0040】
S30は、MHnack信号の送信を表している。
【0041】
S32は、MHack信号の送信を表している。
【0042】
S34は、回線をホールド状態とする事を表している。
【0043】
S36は、ボイスモードの実行を表している。
【0044】
S38では、モデムオンホールドモードの解除が実行されたか否かが判断され、YESであるとS22に進み、NOであるとS36に進む。
【0045】
S40は、ITU−T勧告V.90以下に基ずいたデータ通信の実行を表している。
【0046】
S42では、通信が終了したか否かが判断され、YESであるとS6に進み、NOであると、S40に進む。
【0047】
S44では、バス26を介して、NCU2のCMLをオンする。
【0048】
S46は、前手順を表している。
【0049】
S48は、画信号の受信、記録を表している。
【0050】
S50は後手順を表している。
【0051】
(実施例2)
実施例1においては、モデムオンホールドの要求を有効にするか否かは操作部上での選択結果に基ずくものとした。しかしながら、メモリ回路18に、データモデムでの通信時に、モデムオンホールドの要求に対して肯定応答するか否かを登録し、操作部での選択でなく、メモリ18に記憶されている情報に基ずいてもよい。メモリ18への登録は図8に図示されている。
【0052】
図5には、実施例1(図2、図3、図4の制御の流れ図)に対して異なる部分の制御の流れ図が図示されている。
【0053】
図5において、S60はS12を表している。
【0054】
S62では、バス26を介して操作部の情報を入力し、モデムオンホールド要求に対する動作の登録が選択されたか否かが判断され、YESであるとS64に進み、NOであると、S66(S6)に進む。
【0055】
S64は、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールドの要求に対して肯定応答するか否かの情報を登録する事を表している。
【0056】
S66はS26のYESを表している。
【0057】
S68では、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールド要求に対して肯定応答すると記憶されているか否かが判断され、YESであるとS74(S32)に進み、NOであると、S72(S30)に進む。
【0058】
(実施例3)
実施例1において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行してもよい。
【0059】
図6には、実施例1(図2、図3、図4の制御の流れ図)に対して異なる部分の制御の流れ図が図示されている。
【0060】
図6において、S80はS12を表している。
【0061】
S82では、バス26を介して操作部の情報を入力し、操作部上でモデムオンホールド要求に対しての肯定応答が選択されているか否かが判断され、YESであるとS86(S20)に進み、NOであると、S84(S40)に進む。
【0062】
S88はS26のYES、S90はS32を表している。
【0063】
(実施例4)
実施例2において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行してもよい。
【0064】
図7には、実施例1(図2、図3、図4の制御の流れ図)に対して異なる部分の制御の流れ図が図示されている。
【0065】
図7において、S100はS12を表している。
【0066】
S102では、バス26を介して操作部の情報を入力し、モデムオンホールド要求に対する動作の登録が選択されたか否かが判断され、YESであるとS104に進み、NOであると、S106(S6)に進む。
【0067】
S104は、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールドの要求に対して肯定応答するか否かの情報を登録する事を表している。
【0068】
S108はS18を表している。
【0069】
S110では、バス26を介してメモリ18にモデムオンホールド要求に対して肯定応答すると記憶されているか否かが判断され、YESであるとS114(S20)に進み、NOであると、S112(S40)に進む。
【0070】
S116はS26のYES、S118はS32を表している。
【0071】
【発明の効果】
第1、2の本発明によれば、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、モデムホールド要求により回線ホールド状態で通信が待たされる事はなく通信を終了でき、一方、特にユーザが早く実行したいと考えていない時には、モデムホールド要求により、回線をホールドして、例えば、ボイスモードを実行しボイスモードが終了後、再び、データの送信を開始でき、確実にボイスモードの実行ができとても使い易くなった。
【0072】
第3の本発明によれば、ITU−T勧告V.92にて通信を実行中に、相手側からモデムホールド要求があると、ユーザがある通信を早く実行したいと考えている時に、最初からITU−T勧告V.90にて通信が可能になり、モデムホールド要求がかかる事が無くなり、確実に通信中断のない通信が可能になりとても使い易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファクシミリ装置の実施例のブロック図。
【図2】本発明による制御の流れ図。
【図3】本発明による制御の流れ図。
【図4】本発明による制御の流れ図。
【図5】本発明による制御の流れ図。
【図6】本発明による制御の流れ図。
【図7】本発明による制御の流れ図。
【図8】メモリ18の具体例。
【符号の説明】
2 NCU
4 電話機
6 ハイブリッド回路
8 変復調器
10 発呼回路
12 加算回路
14 読み取り回路
16 記録回路
18 メモリ回路
20 操作部
22 CPU
24 ROM
26 バス
Claims (3)
- ITU−T勧告V.92に対応した通信が可能な通信装置おいて、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのモデムホールド要求を否定して通信を続行し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側のモデムオンホールドに応答して回線ホールドモードへの移行を行う事を特徴とする通信装置。
- 請求項1において、モデムオンホールドを有効とするか否かを選択する手段を有し、モデムオンホールドの無効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHnack信号を送信し、モデムオンホールドの有効が選択されている時には相手側からのRT信号に続いたMHreq信号を受信するとMHack信号を送信し回線ホールドモードへの移行を行う事を特徴とする通信装置。
- 請求項1において、モデムオンホールドの無効が選択されている時には、ITU−T勧告V.92の通信を実行せずにITU−T勧告V.90の通信を実行する事を特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004135153A true JP2004135153A (ja) | 2004-04-30 |
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ID=32288196
Family Applications (1)
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JP2002298918A Withdrawn JP2004135153A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 通信装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004135153A (ja) |
-
2002
- 2002-10-11 JP JP2002298918A patent/JP2004135153A/ja not_active Withdrawn
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