JP2004133085A - 鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置 - Google Patents
鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】開蓋時における鍵盤蓋の安定性および安全性を向上させる。
【解決手段】側板8の内側面に係合部23を有する第1の係止部材21を固定する。板ばねからなる第2の係止部材22を鍵盤蓋1の側面に前記第1の係止部材21に対応して固定する。鍵盤蓋1の開蓋時に板ばね22の係合部22cと第1の係止部材21の係合部23との機械的な係合により鍵盤蓋1を係止する。
【選択図】 図2
【解決手段】側板8の内側面に係合部23を有する第1の係止部材21を固定する。板ばねからなる第2の係止部材22を鍵盤蓋1の側面に前記第1の係止部材21に対応して固定する。鍵盤蓋1の開蓋時に板ばね22の係合部22cと第1の係止部材21の係合部23との機械的な係合により鍵盤蓋1を係止する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開蓋時における安定性および安全性をより一層高めるようにした鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鍵盤楽器、特にグランドピアノにおける鍵盤蓋の開閉角度は略90°であり、閉蓋時において略水平に保持され、最大角度開いた開蓋時において略垂直な状態となる。
【0003】
図7(a)、(b)はこのような鍵盤蓋を備えたグランドピアノの鍵盤部を示す断面図および開閉装置を示す側面図で、1は鍵盤蓋、2は棚板、3は口棒、4は前框、5は上口棒、6は屋根板、7はピン板、8は側板で、これらによって楽器本体10を構成し、内部に鍵盤11および図示していないアクション機構、弦等が収納されている。
【0004】
前記鍵盤蓋1は後端側が左右一対の開閉装置12によって上下方向に回動(開閉)自在に軸支され、閉蓋時において実線で示すように先端側の屈曲部1aの下面が口棒3の上面によって支持されることにより略水平な状態に保持される。一方、開蓋時においては、2点鎖線で示すように前框4の表面に近接して立て掛けられることにより略垂直ではあるが若干後方に傾斜した状態に保持される。
【0005】
前記開閉装置12は、鍵盤蓋1の両側面後端部に突設された左右一対の支軸15と、支軸15を回動自在に支持するU字状の軸受溝17を有し、側板8の内面に固定された左右一対の金具16とで構成されている。
【0006】
鍵盤蓋1の背面であって回動中心Oより上方側には重り18が取付けられており、その重量により開蓋時における安定性を高め振動等により鍵盤蓋1が自然に閉じないようにしている。すなわち、開蓋時において、重り18は鍵盤蓋1の回動中心Oより後方に位置することにより、鍵盤蓋1に後方への回動習性を付与し前方への倒れ込みを防止している。
【0007】
重り18の材料としては、通常安価で比重(11.34)が工業用金属中で最も大きい鉛が用いられている。しかしながら、鉛は重金属であり、人体や自然環境に有害な物質であるため、環境保全の観点から使用しないことが望ましい。このため、最近では鉛を用いないで鍵盤蓋1の回動落下を防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1,2)。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−62252号公報
【特許文献2】
実開平5−48238号公報
【0009】
上記特開平9−62252号公報に記載されている鍵盤楽器においては、鍵盤蓋の背面と楽器本体側に磁石を対応してそれぞれ設け、開蓋時に鍵盤蓋側の磁石を楽器本体側の磁石に近接させ、両磁石の磁気的吸引力によって鍵盤蓋を保持することにより振動等による回動落下を防止するようにしている。
【0010】
上記実開平5−48238号公報に記載されている鍵盤楽器では、流体の粘性抵抗を利用した回転型のダンパー(ロータリーダンパー)を鍵盤蓋の開閉装置として用いている。このようなロータリーダンパーによれば、鍵盤蓋を開くときには流体の粘性抵抗が小さく、通常の鍵盤蓋を開くときと略同じ操作力で開くことができ、閉じるときには下降するにしたがって流体の粘性抵抗が徐々に大きくなり鍵盤蓋を制動することから、ゆっくりと回動させて閉じることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の鍵盤蓋においてはいずれも開蓋時における安定性という点で未だ不十分であった。すなわち、磁石を用いた特開平9−62252号公報に示す機構では、磁気的吸引力による保持であるため、鍵盤蓋が動かないように完全に固定することができず、何らかのはずみで外力が加わると鍵盤蓋が回動して閉じてしまうおそれがある。
【0012】
一方、ロータリーダンパーを用いた実開平5−48238号公報に示す機構では、急減な落下を防止することができる利点はあるものの、その抑制力はあくまでも鍵盤蓋の回転に伴って発生する負荷抵抗であるため、鍵盤蓋が開いた状態で停止しているときに閉じ方向の外力が加わってもこれを止めることができないという問題があった。
【0013】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構造であるにも拘わらず開蓋時における鍵盤蓋の安定性を高め、振動等によって閉じないようにした鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、後端側が支軸によって上下方向に回動自在に軸支された鍵盤蓋を開蓋時において係止する鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置において、前記鍵盤蓋と楽器本体のいずれか一方に係合部を有する第1の係止部材を設け、他方に鍵盤蓋の開蓋時において前記係合部に係合する第2の係止部材を設けたものである。
【0015】
第1の発明においては、開蓋時に第1、第2の係止部材の機械的な係合によって鍵盤蓋を開蓋位置に係止するので、鍵盤蓋が振動等によって自然に閉じるおそれがなく、開蓋時における安定性を増大させることができる。
一方、閉蓋時においては、第1、第2の係止部材が互いに係合せず鍵盤蓋に対して何等作用しないため、鍵盤蓋を通常の鍵盤蓋と同様な操作力で開くことができる。
【0016】
第2の発明は、上記第1の発明において、第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材が板ばねである。
【0017】
第2の発明においては、第2の係止部材が板ばねであるため安価である。
【0018】
第3の発明は、上記第1の発明において、第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材がボールプランジャである。
【0019】
第3の発明においては、第2の係止部材がボールプランジャであるため市販のものを使用でき安価である。
【0020】
第4の発明は、上記第1の発明において、第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材がソレノイドである。
【0021】
第4の発明において、第2の係止部材がソレノイドであるため市販のものを使用でき、電源を必要とする自動演奏ピアノや消音型ピアノに適用可能である。ソレノイドとしてはラッチ型のものを使用することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る鍵盤蓋の係止装置をグランドピアノに適用した実施の形態を示す鍵盤部の断面図、図2は同係止装置の斜視図、図3は同係止装置による鍵盤蓋の係止状態を示す断面図である。なお、従来技術の欄で示した構造部材と同一または同等のものについては同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
【0023】
これらの図において、全体を符号20で示すものは鍵盤蓋1の係止装置で、楽器本体10の輪郭を形成する側板8の内面に対向して取付けられた左右一対からなる第1の係止部材21と、これらの第1の係止部材21に対応して鍵盤蓋1の両側面後端部にそれぞれ取付けられた左右一対からなる第2の係止部材22とで構成されている。
【0024】
前記第1の係止部材21は、金属によってブロック状に形成され、上面に支軸15を回動自在に軸支するU字状の軸受溝17を設けることにより、図7に示した開閉装置12の金具16を兼用している。また、第1の係止部材21の鍵盤蓋1と対向する内側面で前記軸受溝17より後方側には係合部23が形成されている。係合部23は、左右方向に長い断面矩形の溝からなり、この係合部23より上方部分は上端に向かって厚さが薄くなるように斜面24が形成されている。
【0025】
前記第2の係止部材22は、開蓋時において前記第1の係止部材21とともに鍵盤蓋1を係止するためのもので、鍵盤蓋1の側面後端部に形成した溝25内に配設されている。溝25は支軸115からできるだけ離れた位置に形成されていることが好ましい。
【0026】
さらに第2の係止部材22の構造を詳述すると、この第2の係止部材22は折曲加工された板ばねで形成することにより、固定部22aと、弾性変形部22bと円弧状(またはV字状)の係合部22cとからなり、固定部22aが溝25の底面に2本の木ねじ26によって固定され、弾性変形部22bが表面側に所要角度折り曲げられて前記係合部22cとともに前記溝25から突出している。
なお、前記溝25は鍵盤蓋1の支軸15を中心として円弧状に湾曲して形成されていることから、第2の係止部材22もこの溝25と略同形状となるように湾曲している。また、第2の係止部材22は、鍵盤蓋1の開蓋時において前記支軸15の後方に位置し、閉蓋時において支軸15の上方に位置するように取付けられている。なお、26は拍子木である。
【0027】
このような第2の係止部材22は、鍵盤蓋1の閉蓋時において支軸15の上方に位置し、第1の係止部材21とは非接触状態にある。したがって、鍵盤蓋1を開き始めたときには第2の係止部材22が鍵盤蓋1の開動作に対して負荷になることはない。鍵盤蓋1を徐々に開いていくと、第2の係止部材22は鍵盤蓋1とともに支軸15を中心として後方に回動し、係合部22cの頂部が第1の係止部材21の斜面24を摺動しながら下降する。このため、第2の係止部材22は弾性変形部22bが板厚方向に徐々に弾性変形して係合部22cの斜面24に対する接触圧を増大させていく。そして、鍵盤蓋1が最大角度後方に回動して前端部が前框4の表面に当接すると、第2の係止部材22は略垂直な状態となり、係合部22cが第1の係止部材22の係合部23に係合して弾性変形部22bが弾性復帰し、これらの係合部22cと23の機械的な係合により鍵盤蓋1を開蓋位置に係止する。係合部22cが係合部23に係合して弾性変形部22bが弾性復帰すると、鍵盤蓋1に対する負荷が若干減少し鍵盤蓋1を保持している指先に節度感として感じられると同時にカクッという音がするため、第1、第2の係止部材21,22が互いに係合したことを感知することができる。なお、係合部22cの下端を係合部23の下縁23aに上方または斜め上方から圧接して下方への分力を発生させると、支軸15を中心とする開方向の回転モーメントを鍵盤蓋1に生じさせることができるため、鍵盤蓋1の安定性をより一層高めることができる。
【0028】
このように、本発明においては第1、第2の係止部材21,22の機械的な係合によって鍵盤蓋1を開蓋位置に係止するように構成したので、簡単な構造にも拘わらず鍵盤蓋1の係止が確実で、振動等によって鍵盤蓋1が自然に閉じてしまうのを防止することができる。
【0029】
図4は本発明の他の実施の形態を示す係止装置の斜視図、図5は同係止装置の鍵盤蓋を係止した状態を示す断面図である。
この実施の形態は、開蓋時に鍵盤蓋1を係止する係止装置30を第1の係止部材31と、第2の係止部材32とで構成し、第1の係止部材31を側板8の内面に配設し、第2の係止部材32を鍵盤蓋1の側面後端部に埋設したものである。
【0030】
前記第1の係止部材31は、長溝の代わりに小さな円形の凹部からなる係合部33を有している点で、上記した実施の形態における第1の係止部材21と異なるだけで、その他の構成は全く同一である。
【0031】
第2の係止部材32としては、市販のボールプランジャが用いられる。ボールプランジャ32は、一端が開放する筒状のケース34と、このケース34内に収納したボール35および圧縮コイルばね36の3部材で構成されている。前記ケース34は外周面に雄ねじ37が形成されており、鍵盤蓋1の側面後端部に形成したねじ孔38に、開口端面が鍵盤蓋1の側面と略同一面を形成するようにねじ込まれている。ケース34の開口部は前記ボール35の径より若干小さくなるように絞り加工されており、ボール35の脱落を防止している。ボール35は圧縮コイルばね36によってケース34から突出する方向に付勢されることにより、球面の一部がケース34の開口部から外部に突出している。ここで、本実施の形態においてはボールプランジャ32の可動自在な係合子がボール35である例を示したが、必ずしもボールに限らず図6に示す鍔付のピン39であってもよい。
【0032】
このような構造においても、係合部33とボール35(または鍔付きピン39)との機械的な係合によって鍵盤蓋1を係止しているので、開蓋時における鍵盤蓋1の安定性を高めることができることは明らかであろう。
【0033】
なお、上記した実施の形態ではいずれも第1の係止部材21,31を側板8に取付け、第2の係止部材22,32を鍵盤蓋1に取付けた例を示したが、要は鍵盤蓋1が最大角度開いた開蓋時において第1、第2の係止部材の係合によって鍵盤蓋1を動かないように機械的に係止すればよいので、鍵盤蓋1側に第1の係止部材を取付け、楽器本体10側に第2の係止部材を取付けるようにしてもよい。また、第2の係止部材として電源を必要とするプランジャ、望ましくはラッチ型のプランジャを用いると、自動演奏ピアノや消音型ピアノに適用して好適である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置は、第1、第2の係止部材の機械的な係合によって開蓋時において鍵盤蓋を係止するように構成したので、振動等によって鍵盤蓋が自然に閉じてしまうことがなく、開蓋時における安定性、安全性を向上させることができ、特に開閉角度が90°程度で開蓋時に略垂直な状態に保持されるグランドピアノの鍵盤蓋に適用して好適である。
【0035】
また、閉蓋時においては鍵盤蓋に対して何等作用しないため、通常の鍵盤蓋を開くときと同じ操作力で開くことができる。さらに、第1、第2の係止部材の構造も簡単で安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鍵盤蓋の係止装置をグランドピアノに適用した実施の形態を示す鍵盤部の断面図である。
【図2】同係止装置の斜視図である。
【図3】同係止装置による鍵盤蓋の係止状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す係止装置の斜視図である。
【図5】同係止装置の鍵盤蓋を係止した状態を示す断面図である。
【図6】係合子の他の実施の形態を示す図である。
【図7】(a)はグランドピアノの鍵盤部を示す断面図、(b)は鍵盤蓋の開閉装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1…鍵盤蓋、2…棚板、3…口棒、4…前框、5…上口棒、6…屋根板、7…ピン板、8…側板、10…楽器本体、11…鍵盤、12…開閉装置、15…支軸、20…係止装置、21…第1の係止部材(板ばね)、22…第2の係止部材、23…係合部、30…係止装置、31…第1の係止部材、32…第2の係止部材(ボールプランジャ)、33…係合部、34…ケース、35…ボール、36…圧縮コイルばね。
【発明の属する技術分野】
本発明は、開蓋時における安定性および安全性をより一層高めるようにした鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鍵盤楽器、特にグランドピアノにおける鍵盤蓋の開閉角度は略90°であり、閉蓋時において略水平に保持され、最大角度開いた開蓋時において略垂直な状態となる。
【0003】
図7(a)、(b)はこのような鍵盤蓋を備えたグランドピアノの鍵盤部を示す断面図および開閉装置を示す側面図で、1は鍵盤蓋、2は棚板、3は口棒、4は前框、5は上口棒、6は屋根板、7はピン板、8は側板で、これらによって楽器本体10を構成し、内部に鍵盤11および図示していないアクション機構、弦等が収納されている。
【0004】
前記鍵盤蓋1は後端側が左右一対の開閉装置12によって上下方向に回動(開閉)自在に軸支され、閉蓋時において実線で示すように先端側の屈曲部1aの下面が口棒3の上面によって支持されることにより略水平な状態に保持される。一方、開蓋時においては、2点鎖線で示すように前框4の表面に近接して立て掛けられることにより略垂直ではあるが若干後方に傾斜した状態に保持される。
【0005】
前記開閉装置12は、鍵盤蓋1の両側面後端部に突設された左右一対の支軸15と、支軸15を回動自在に支持するU字状の軸受溝17を有し、側板8の内面に固定された左右一対の金具16とで構成されている。
【0006】
鍵盤蓋1の背面であって回動中心Oより上方側には重り18が取付けられており、その重量により開蓋時における安定性を高め振動等により鍵盤蓋1が自然に閉じないようにしている。すなわち、開蓋時において、重り18は鍵盤蓋1の回動中心Oより後方に位置することにより、鍵盤蓋1に後方への回動習性を付与し前方への倒れ込みを防止している。
【0007】
重り18の材料としては、通常安価で比重(11.34)が工業用金属中で最も大きい鉛が用いられている。しかしながら、鉛は重金属であり、人体や自然環境に有害な物質であるため、環境保全の観点から使用しないことが望ましい。このため、最近では鉛を用いないで鍵盤蓋1の回動落下を防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1,2)。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−62252号公報
【特許文献2】
実開平5−48238号公報
【0009】
上記特開平9−62252号公報に記載されている鍵盤楽器においては、鍵盤蓋の背面と楽器本体側に磁石を対応してそれぞれ設け、開蓋時に鍵盤蓋側の磁石を楽器本体側の磁石に近接させ、両磁石の磁気的吸引力によって鍵盤蓋を保持することにより振動等による回動落下を防止するようにしている。
【0010】
上記実開平5−48238号公報に記載されている鍵盤楽器では、流体の粘性抵抗を利用した回転型のダンパー(ロータリーダンパー)を鍵盤蓋の開閉装置として用いている。このようなロータリーダンパーによれば、鍵盤蓋を開くときには流体の粘性抵抗が小さく、通常の鍵盤蓋を開くときと略同じ操作力で開くことができ、閉じるときには下降するにしたがって流体の粘性抵抗が徐々に大きくなり鍵盤蓋を制動することから、ゆっくりと回動させて閉じることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の鍵盤蓋においてはいずれも開蓋時における安定性という点で未だ不十分であった。すなわち、磁石を用いた特開平9−62252号公報に示す機構では、磁気的吸引力による保持であるため、鍵盤蓋が動かないように完全に固定することができず、何らかのはずみで外力が加わると鍵盤蓋が回動して閉じてしまうおそれがある。
【0012】
一方、ロータリーダンパーを用いた実開平5−48238号公報に示す機構では、急減な落下を防止することができる利点はあるものの、その抑制力はあくまでも鍵盤蓋の回転に伴って発生する負荷抵抗であるため、鍵盤蓋が開いた状態で停止しているときに閉じ方向の外力が加わってもこれを止めることができないという問題があった。
【0013】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構造であるにも拘わらず開蓋時における鍵盤蓋の安定性を高め、振動等によって閉じないようにした鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、後端側が支軸によって上下方向に回動自在に軸支された鍵盤蓋を開蓋時において係止する鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置において、前記鍵盤蓋と楽器本体のいずれか一方に係合部を有する第1の係止部材を設け、他方に鍵盤蓋の開蓋時において前記係合部に係合する第2の係止部材を設けたものである。
【0015】
第1の発明においては、開蓋時に第1、第2の係止部材の機械的な係合によって鍵盤蓋を開蓋位置に係止するので、鍵盤蓋が振動等によって自然に閉じるおそれがなく、開蓋時における安定性を増大させることができる。
一方、閉蓋時においては、第1、第2の係止部材が互いに係合せず鍵盤蓋に対して何等作用しないため、鍵盤蓋を通常の鍵盤蓋と同様な操作力で開くことができる。
【0016】
第2の発明は、上記第1の発明において、第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材が板ばねである。
【0017】
第2の発明においては、第2の係止部材が板ばねであるため安価である。
【0018】
第3の発明は、上記第1の発明において、第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材がボールプランジャである。
【0019】
第3の発明においては、第2の係止部材がボールプランジャであるため市販のものを使用でき安価である。
【0020】
第4の発明は、上記第1の発明において、第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材がソレノイドである。
【0021】
第4の発明において、第2の係止部材がソレノイドであるため市販のものを使用でき、電源を必要とする自動演奏ピアノや消音型ピアノに適用可能である。ソレノイドとしてはラッチ型のものを使用することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る鍵盤蓋の係止装置をグランドピアノに適用した実施の形態を示す鍵盤部の断面図、図2は同係止装置の斜視図、図3は同係止装置による鍵盤蓋の係止状態を示す断面図である。なお、従来技術の欄で示した構造部材と同一または同等のものについては同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
【0023】
これらの図において、全体を符号20で示すものは鍵盤蓋1の係止装置で、楽器本体10の輪郭を形成する側板8の内面に対向して取付けられた左右一対からなる第1の係止部材21と、これらの第1の係止部材21に対応して鍵盤蓋1の両側面後端部にそれぞれ取付けられた左右一対からなる第2の係止部材22とで構成されている。
【0024】
前記第1の係止部材21は、金属によってブロック状に形成され、上面に支軸15を回動自在に軸支するU字状の軸受溝17を設けることにより、図7に示した開閉装置12の金具16を兼用している。また、第1の係止部材21の鍵盤蓋1と対向する内側面で前記軸受溝17より後方側には係合部23が形成されている。係合部23は、左右方向に長い断面矩形の溝からなり、この係合部23より上方部分は上端に向かって厚さが薄くなるように斜面24が形成されている。
【0025】
前記第2の係止部材22は、開蓋時において前記第1の係止部材21とともに鍵盤蓋1を係止するためのもので、鍵盤蓋1の側面後端部に形成した溝25内に配設されている。溝25は支軸115からできるだけ離れた位置に形成されていることが好ましい。
【0026】
さらに第2の係止部材22の構造を詳述すると、この第2の係止部材22は折曲加工された板ばねで形成することにより、固定部22aと、弾性変形部22bと円弧状(またはV字状)の係合部22cとからなり、固定部22aが溝25の底面に2本の木ねじ26によって固定され、弾性変形部22bが表面側に所要角度折り曲げられて前記係合部22cとともに前記溝25から突出している。
なお、前記溝25は鍵盤蓋1の支軸15を中心として円弧状に湾曲して形成されていることから、第2の係止部材22もこの溝25と略同形状となるように湾曲している。また、第2の係止部材22は、鍵盤蓋1の開蓋時において前記支軸15の後方に位置し、閉蓋時において支軸15の上方に位置するように取付けられている。なお、26は拍子木である。
【0027】
このような第2の係止部材22は、鍵盤蓋1の閉蓋時において支軸15の上方に位置し、第1の係止部材21とは非接触状態にある。したがって、鍵盤蓋1を開き始めたときには第2の係止部材22が鍵盤蓋1の開動作に対して負荷になることはない。鍵盤蓋1を徐々に開いていくと、第2の係止部材22は鍵盤蓋1とともに支軸15を中心として後方に回動し、係合部22cの頂部が第1の係止部材21の斜面24を摺動しながら下降する。このため、第2の係止部材22は弾性変形部22bが板厚方向に徐々に弾性変形して係合部22cの斜面24に対する接触圧を増大させていく。そして、鍵盤蓋1が最大角度後方に回動して前端部が前框4の表面に当接すると、第2の係止部材22は略垂直な状態となり、係合部22cが第1の係止部材22の係合部23に係合して弾性変形部22bが弾性復帰し、これらの係合部22cと23の機械的な係合により鍵盤蓋1を開蓋位置に係止する。係合部22cが係合部23に係合して弾性変形部22bが弾性復帰すると、鍵盤蓋1に対する負荷が若干減少し鍵盤蓋1を保持している指先に節度感として感じられると同時にカクッという音がするため、第1、第2の係止部材21,22が互いに係合したことを感知することができる。なお、係合部22cの下端を係合部23の下縁23aに上方または斜め上方から圧接して下方への分力を発生させると、支軸15を中心とする開方向の回転モーメントを鍵盤蓋1に生じさせることができるため、鍵盤蓋1の安定性をより一層高めることができる。
【0028】
このように、本発明においては第1、第2の係止部材21,22の機械的な係合によって鍵盤蓋1を開蓋位置に係止するように構成したので、簡単な構造にも拘わらず鍵盤蓋1の係止が確実で、振動等によって鍵盤蓋1が自然に閉じてしまうのを防止することができる。
【0029】
図4は本発明の他の実施の形態を示す係止装置の斜視図、図5は同係止装置の鍵盤蓋を係止した状態を示す断面図である。
この実施の形態は、開蓋時に鍵盤蓋1を係止する係止装置30を第1の係止部材31と、第2の係止部材32とで構成し、第1の係止部材31を側板8の内面に配設し、第2の係止部材32を鍵盤蓋1の側面後端部に埋設したものである。
【0030】
前記第1の係止部材31は、長溝の代わりに小さな円形の凹部からなる係合部33を有している点で、上記した実施の形態における第1の係止部材21と異なるだけで、その他の構成は全く同一である。
【0031】
第2の係止部材32としては、市販のボールプランジャが用いられる。ボールプランジャ32は、一端が開放する筒状のケース34と、このケース34内に収納したボール35および圧縮コイルばね36の3部材で構成されている。前記ケース34は外周面に雄ねじ37が形成されており、鍵盤蓋1の側面後端部に形成したねじ孔38に、開口端面が鍵盤蓋1の側面と略同一面を形成するようにねじ込まれている。ケース34の開口部は前記ボール35の径より若干小さくなるように絞り加工されており、ボール35の脱落を防止している。ボール35は圧縮コイルばね36によってケース34から突出する方向に付勢されることにより、球面の一部がケース34の開口部から外部に突出している。ここで、本実施の形態においてはボールプランジャ32の可動自在な係合子がボール35である例を示したが、必ずしもボールに限らず図6に示す鍔付のピン39であってもよい。
【0032】
このような構造においても、係合部33とボール35(または鍔付きピン39)との機械的な係合によって鍵盤蓋1を係止しているので、開蓋時における鍵盤蓋1の安定性を高めることができることは明らかであろう。
【0033】
なお、上記した実施の形態ではいずれも第1の係止部材21,31を側板8に取付け、第2の係止部材22,32を鍵盤蓋1に取付けた例を示したが、要は鍵盤蓋1が最大角度開いた開蓋時において第1、第2の係止部材の係合によって鍵盤蓋1を動かないように機械的に係止すればよいので、鍵盤蓋1側に第1の係止部材を取付け、楽器本体10側に第2の係止部材を取付けるようにしてもよい。また、第2の係止部材として電源を必要とするプランジャ、望ましくはラッチ型のプランジャを用いると、自動演奏ピアノや消音型ピアノに適用して好適である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置は、第1、第2の係止部材の機械的な係合によって開蓋時において鍵盤蓋を係止するように構成したので、振動等によって鍵盤蓋が自然に閉じてしまうことがなく、開蓋時における安定性、安全性を向上させることができ、特に開閉角度が90°程度で開蓋時に略垂直な状態に保持されるグランドピアノの鍵盤蓋に適用して好適である。
【0035】
また、閉蓋時においては鍵盤蓋に対して何等作用しないため、通常の鍵盤蓋を開くときと同じ操作力で開くことができる。さらに、第1、第2の係止部材の構造も簡単で安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鍵盤蓋の係止装置をグランドピアノに適用した実施の形態を示す鍵盤部の断面図である。
【図2】同係止装置の斜視図である。
【図3】同係止装置による鍵盤蓋の係止状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す係止装置の斜視図である。
【図5】同係止装置の鍵盤蓋を係止した状態を示す断面図である。
【図6】係合子の他の実施の形態を示す図である。
【図7】(a)はグランドピアノの鍵盤部を示す断面図、(b)は鍵盤蓋の開閉装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1…鍵盤蓋、2…棚板、3…口棒、4…前框、5…上口棒、6…屋根板、7…ピン板、8…側板、10…楽器本体、11…鍵盤、12…開閉装置、15…支軸、20…係止装置、21…第1の係止部材(板ばね)、22…第2の係止部材、23…係合部、30…係止装置、31…第1の係止部材、32…第2の係止部材(ボールプランジャ)、33…係合部、34…ケース、35…ボール、36…圧縮コイルばね。
Claims (4)
- 後端側が支軸によって上下方向に回動自在に軸支された鍵盤蓋を開蓋時において係止する鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置において、
前記鍵盤蓋と楽器本体のいずれか一方に係合部を有する第1の係止部材を設け、他方に鍵盤蓋の開蓋時において前記係合部に係合する第2の係止部材を設けたことを特徴とする鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置。 - 請求項1記載の鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置において、
第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材が板ばねであることを特徴とする鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置。 - 請求項1記載の鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置において、
第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材がボールプランジャであることを特徴とする鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置。 - 請求項1記載の鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置において、
第1の係止部材の係合部が凹部で、第2の係止部材がソレノイドであることを特徴とする鍵盤楽器における鍵盤蓋の係止装置。
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