JP2004132571A - 温水暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の温水暖房機を容易に連動して作動させることができる温水暖房システムをコストを抑制して提供することを目的とする。
【解決手段】浴室暖房機3と脱衣室暖房機4を、通信ユニット15,16を介して直接通信可能に接続する。浴室暖房機3は、浴室暖房運転を開始したときに暖房開始信号を通信ユニット15を介して送信する。脱衣室暖房機4は、作動モード切替スイッチ51により「連動モード」に設定された状態で、前記暖房開始信号を受信したときに、連動して脱衣室暖房運転を開始する。また、浴室暖房機3は、浴室暖房運転の実行中に暖房運転中信号を通信ユニット15を介して継続的に送信し、脱衣室暖房機4は、通信ユニット16を介して該暖房運転中信号を受信しなくなったときに所定時間の経過を待って脱衣室暖房運転を停止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源機から供給される温水を熱源として暖房を行う複数の温水暖房機を連動して作動させる温水暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱源機から供給される温水を熱源として室内を暖房する温水式の温風暖房機や床暖房機が広く普及している。そして、浴室内に設置されて熱源機から温水が供給される温水式の浴室暖房機においては、浴室内に設けられた風呂リモコンによる風呂への湯張り運転又は浴槽内の湯の追焚き運転の実行を指示する操作がなされたときに、それに応じて暖房運転を開始するようにしたものが知られている。
【0003】
また、1台の熱源機から供給される温水を熱源とする温水暖房機を浴室と脱衣室に設置する場合に、風呂リモコンによる浴槽への湯張り運転又は浴槽内の湯の追焚き運転の実行の指示操作に応じて、浴室の温水暖房機と共に脱衣室の温水暖房機の暖房運転も開始するようにした温水暖房システムも提案されている(特許文献1)。
【0004】
かかる温水暖房システムによれば、風呂リモコンの操作によって浴室の温水暖房機と脱衣室の温水暖房機が連動して暖房運転を開始し、使用者は浴室の温水暖房機と脱衣室の温水暖房機に対する暖房開始の操作を別個に行う必要がないため、使い勝手が良い。
【0005】
しかし、かかる温水暖房システムにおいては、風呂リモコンと浴室の温水暖房機と脱衣室の温水暖房機とがそれぞれ熱源機と通信可能に接続され、風呂リモコンによる浴槽への湯張運転又は浴槽内の湯の追焚き運転の実行指示を検知した熱源機から、浴室の温水暖房機と脱衣室の温水暖房機に暖房運転の開始を指示するようにしている。そのため、熱源機は、風呂リモコンによる浴槽への湯張運転又は浴槽内の湯の追焚き運転の実行指示を検知したときに、浴室の温水暖房機と脱衣室の暖房機に暖房開始を指示する機能を備えている必要がある。
【0006】
したがって、当初は浴室暖房機しか設置されていなかった場合に、使用者が後から脱衣室暖房機を追加設置して浴室暖房機と連動して作動させることを希望したときに、熱源機が風呂リモコンの操作に応じて浴室暖房機と脱衣室暖房機を連動して作動させる機能を有していなかったときには、熱源機のコントローラを該機能を有するものに交換する必要がある。そして、熱源機のコントローラの交換にはコストと時間を要する。
【0007】
また、熱源機が該機能を有していたときにも、それまでの浴室の温水暖房機を単独で作動させる設定から、浴室の温水暖房機と脱衣室の温水暖房機を連動して作動させる設定に変更するために、例えば熱源機のコントローラに備えられたDipスイッチ等により設定を切替える面倒な作業が必要となる。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−54575号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、複数の温水暖房機を容易に連動して作動させることができる温水暖房システムをコストを抑制して提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、熱源機から供給される温水を熱源として暖房を行う複数の温水暖房機を連動して作動させる温水暖房システムであって、各温水暖房機は他の温水暖房機との間で直接通信を行うための通信手段を有し、いずれか又は特定の温水暖房機が、暖房運転を開始したときに前記通信手段を介して暖房開始信号を送信し、他の温水暖房機は、前記通信手段を介して該暖房開始信号を受信したときに、連動して暖房運転を開始することを特徴とする。
【0011】
かかる本発明によれば、前記各温水暖房機は、前記通信手段により前記熱源機を介することなく直接他の温水暖房機と通信を行うことができる。そして、いずれか又は特定の温水暖房機が、前記通信手段を介して前記暖房開始信号を送信し、他の温水暖房機は、前記通信手段を介して前記暖房開始信号を受信したときに、連動して暖房運転を開始する。そのため、有線通信による場合は前記いずれか又は特定の温水暖房機と前記他の温水暖房機を通信ケーブルで接続することにより、また、無線通信による場合には前記いずれか又は特定の温水暖房機と前記他の温水暖房機を無線通信の可能な範囲内に設置することにより、該いずれか又は特定の温水暖房機と該他の温水暖房機とを容易に連動させて暖房運転を実行することができる。そして、この場合は、前記他の温水暖房機を追加設置して連動して暖房運転を行うときにも、前記熱源機の仕様や設定を変更する必要がないため、前記熱源機の交換や設定変更のためのコストや作業は発生しない。
【0012】
また、前記他の温水暖房機は、いずれか又は特定の温水暖房機と連動して暖房運転を行う連動モードと、独立して単独で暖房運転を行う単独モードとを切替える作動モード切替手段を備え、前記連動モードであって、前記通信手段を介して前記暖房開始信号を受信したときにのみ、いずれか又は特定の温水暖房機と連動して暖房運転を開始することを特徴とする。
【0013】
かかる本発明によれば、使用者は前記他の温水暖房機に備えられた前記作動モード切替手段により、該他の温水暖房機と前記いずれか又は特定の温水暖房機による暖房運転を連動して実行させるか否かを容易に設定することができる。
【0014】
また、前記他の温水暖房機は、暖房運転の開始/停止を指示するための暖房スイッチを備え、該暖房スイッチが操作されたときには、前記連動モードであっても、該暖房スイッチの操作を優先して該暖房スイッチの操作に応じて暖房運転の開始と停止を行うことを特徴とする。
【0015】
かかる本発明によれば、使用者は、前記連動モードであるときに、前記作動モード切替手段により前記単独モードに切替えることなく、前記暖房スイッチを操作して前記他の温水暖房装置の暖房運転の開始/停止を指示することができるため、使い勝手が良い。
【0016】
また、前記特定の温水暖房機は浴室暖房機であり、前記他の温水暖房機は脱衣室暖房機であって、該浴室暖房機は暖房運転を停止するときに前記通信手段を介して暖房停止信号を送信し、該脱衣室暖房機は、前記通信手段を介して該暖房停止信号を受信したときに所定時間の経過を待って暖房運転を停止することを特徴とする。
【0017】
かかる本発明によれば、前記脱衣室暖房機は、前記浴室暖房機が暖房運転を終了した後も前記所定時間は暖房運転を継続する。そのため、入浴を終えて浴室から脱衣室に移動した使用者が服を着ている間、脱衣室の暖房が継続され、使用者はわざわざ脱衣室暖房機の暖房開始を指示する操作をする必要がない。
【0018】
また、前記特定の温水暖房機は浴室暖房機であり、前記他の温水暖房機は脱衣室暖房機であって、該浴室暖房機は、暖房運転の実行中に前記通信手段を介して暖房運転中信号を継続的に送信し、該脱衣室暖房機は、前記通信手段を介して該暖房運転中信号を受信しなくなったときに所定時間の経過を待って暖房運転を停止することを特徴とする。
【0019】
かかる本発明においても、前記脱衣室暖房機は、前記浴室暖房機が暖房運転を終了した後も前記所定時間は暖房運転を継続する。そのため、入浴を終えて浴室から脱衣室に移動した使用者が服を着ている間、脱衣室の暖房が継続され、使用者はわざわざ脱衣室暖房機の暖房開始操作をする必要がない。
【0020】
また、浴槽への湯張り運転の実行を指示する湯張り指示手段と浴槽内の湯の追焚き運転の実行を指示する追焚き指示手段とのうちの少なくともいずれか一方を備え、前記特定の温水暖房機は浴室暖房機であり、前記他の温水暖房機は脱衣室暖房機であって、前記浴室暖房機は、前記湯張り指示手段により前記湯張り運転の実行が指示されたとき又は前記追焚き指示手段により追焚き運転の実行が指示されたときに、暖房運転を開始することを特徴とする。
【0021】
かかる本発明によれば、前記湯張り指示手段により湯張り運転の実行が指示されたとき又は前記追焚き指示手段により追焚き運転の実行が指示されたときに、前記浴室暖房機が暖房運転を開始する。そして、このとき、上述したように、前記浴室暖房機から前記通信手段を介して前記暖房開始信号が送信され、前記通信手段を介して該暖房開始信号を受信した前記脱衣室暖房機も暖房運転を開始する。そのため、使用者は前記浴室暖房機及び前記脱衣室暖房機の暖房運転の開始指示のための操作を別個に行う必要がなく、使い勝手が良い。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の温水暖房システムの全体構成図、図2は図1に示した浴室暖房機の作動フローチャート、図3,図4は図1に示した脱衣室暖房機の作動フローチャートである。
【0023】
図1を参照して、本発明の温水暖房システムは、給水管(図示しない)から供給される水を給湯用熱交換器(図示しない)により加熱して浴室や台所等まで連通した給湯管(図示しない)に出湯する給湯機能と、暖房用熱交換器(図示しない)で加熱した温水をポンプ(図示しない)により温水供給管(図示しない)を介して温水暖房機に供給する暖房機能とを有する熱源機1と、浴室内に設置されて熱源機1を遠隔操作する風呂リモコン2と、浴室に設置された浴室暖房機3(本発明の特定の温水暖房機に相当する)と、脱衣室に設置された脱衣室暖房機4(本発明の他の温水暖房機に相当する)とにより構成される。
【0024】
熱源機1は、熱源機1の全体的な作動を制御するコントローラ10と、温水暖房機を通信ケーブルを介して接続するための接続端子ユニット11とを備えている。接続端子ユニット11には、10個の接続端子C1〜C10が配置されており、図1では、3番目の接続端子C3に通信ケーブルT3を介して浴室暖房機3が接続され、10番目の接続端子C10に通信ケーブルT10を介して脱衣室暖房機4が接続されている。
【0025】
ここで、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4は、熱源機1から温水供給管を介して供給される温水を熱源として室内を暖房する温水暖房機である。そして、熱源機1は、各温水暖房機から暖房運転の開始信号を通信ケーブルを介して受信したときに、該開始信号を送信した温水暖房機に対する温水の供給を開始する。
【0026】
また、熱源機1は、浴槽(図示しない)に自動湯張りをする機能、及び浴槽内の湯水を追焚きする機能を有している。そして、熱源機1は、熱源機1を遠隔操作するために浴室内に設けられた風呂リモコン2とリモコンケーブル20を介して通信可能に接続されている。
【0027】
風呂リモコン2には、熱源機1の運転状況等を表示するディスプレイ25、浴槽への湯張り運転の実行を指示する自動湯張りスイッチ26(本発明の湯張り指示手段に相当する)、浴槽内の湯の追焚き運転の実行を指示する追焚きスイッチ27(本発明の追焚き指示手段に相当する)、給湯温度を設定する給湯温度スイッチ28、湯張りの運転により浴槽に供給する湯量を設定する湯量スイッチ29、自動湯張りの湯温を設定する風呂温度スイッチ30、熱源機1を運転状態と運転待機状態とに切替える運転スイッチ31、自動湯張りスイッチ26や追焚きスイッチ27の操作に応じて、浴室暖房機3を連動して作動させる「浴室暖房連動モード」と連動して作動させない「浴室暖房非連動モード」とを切替える連動スイッチ32、及び浴室暖房機3の暖房運転の開始/停止を指示する暖房スイッチ33を備えている。
【0028】
「浴室暖房連動モード」においては、熱源機1のコントローラ10は、暖房スイッチ33がON操作されたことを風呂リモコン2との通信により検知したときに、通信ケーブルT3を介して浴室暖房運転の開始を指示する信号を浴室暖房機3に送信し、該信号を受信した浴室暖房機3は浴室暖房運転を開始する。
【0029】
また、浴室暖房機3には使用者が浴室暖房機3の作動を指示するための浴室リモコン7が備えられ、脱衣室暖房機4には使用者が脱衣室暖房機4の作動を指示するための脱衣室リモコン8が備えられている。
【0030】
浴室暖房機3は、浴室に送風する循環ファン(図示しない)と浴室内の空気を屋外に送出する換気ファン(図示しない)とを備え、温水により加熱された空気を循環ファンにより浴室内に送出する浴室暖房運転の他に、温水により加熱された空気を循環ファンにより浴室内に送出すると共に換気ファンにより浴室内の空気を屋外に排気する浴室乾燥運転と、換気ファンにより浴室内の空気を屋外に排気する浴室換気運転と、温水が供給されていない状態で循環ファンにより浴室内に送風する浴室涼風運転とを実行する機能を有している。
【0031】
そのため、浴室リモコン7には、浴室暖房機3の作動状況等を表示するディスプレイ40と浴室暖房運転の開始/停止を指示する暖房スイッチ44の他に、浴室乾燥運転の開始/停止を指示する乾燥スイッチ41、浴室換気運転の開始/停止を指示する換気スイッチ42、及び浴室涼風運転の開始/停止を指示する涼風スイッチ43が備えられている。さらに、浴室リモコン7には、予め設定された時間に浴室暖房運転を開始するタイマ暖房運転をセットするための暖房予約スイッチ45が備えられている。
【0032】
また、脱衣室リモコン8には、脱衣室暖房機4の作動状況等を表示するディスプレイ50と、脱衣室暖房運転の開始/停止を指示する暖房スイッチ52と、浴室暖房機3による浴室暖房運転の実行に連動して脱衣室暖房運転を実行する「連動モード」と、浴室暖房機3よる浴室暖房運転の実行の有無に拘わらず独立して単独で脱衣室暖房運転を実行する「単独モード」とを切替える作動モード切替スイッチ51(本発明の作動モード切替手段に相当する)とが備えられている。
【0033】
さらに、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4には、両者間で直接通信を行うための通信ユニット15,16(本発明の通信手段に相当する)がそれぞれ備えられており、通信ユニット15と通信ユニット16は通信ケーブル17を介して接続されている。
【0034】
そして、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4は、通信ユニット15,16を介して直接通信を行うことによって、連動して暖房運転を実行する。以下、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4とによる連動した暖房運転の実行について、図2〜図4に示したフローチャートに従って説明する。
【0035】
図2は浴室暖房機3の作動フローチャートであり、浴室暖房機3は、STEP1で浴室暖房の開始条件が成立すると、STEP2に進んで浴室暖房運転を開始すると共に、次のSTEP3で通信ユニット15を介して暖房開始信号を送信する。
【0036】
なお、STEP1における浴室暖房の開始条件としては、▲1▼:風呂リモコン2の暖房スイッチ33がON操作されたとき、▲2▼:風呂リモコンの連動スイッチ32により「浴室暖房連動モード」に設定された状態で、自動湯張りスイッチ26又は追焚きスイッチ27がON操作されたとき、▲3▼:浴室リモコン7の暖房スイッチ44がON操作されたとき、▲4▼:浴室リモコン7の暖房予約スイッチ45によりセットされたタイマ暖房運転が開始されたとき、という4つが挙げられる。また、上記▲1▼,▲2▼の場合は、熱源機1から浴室暖房機3に対して、暖房運転の開始を指示する信号が送信される。
【0037】
そして、浴室暖房機3は、STEP5で浴室暖房運転の停止条件が成立するまで、STEP4で通信ユニット15を介して暖房運転中信号を継続的に送信する。
【0038】
なお、STEP6における浴室暖房運転の停止条件としては、STEP1における浴室暖房運転の開始条件に対応して、▲1▼:風呂リモコン2の暖房スイッチ33がOFF操作されたとき、▲2▼:風呂リモコンの連動スイッチ32により「浴室暖房連動モード」に設定された状態で、自動湯張りスイッチ26又は追焚きスイッチ27がOFF操作されたとき、▲3▼:浴室リモコン7の暖房スイッチ44がOFF操作されたとき、▲4▼:浴室リモコン7の暖房予約スイッチ45によりセットされたタイマ暖房運転が終了したとき、という4つが挙げられる。また、上記▲1▼,▲2▼の場合は、熱源機1から浴室暖房機3に対して、暖房運転の停止を指示する信号が送信される。
【0039】
そして、STEP5で浴室暖房運転の停止条件が成立したときに、STEP6に進んで、浴室暖房機3は浴室暖房運転を停止する。このとき、暖房運転中信号の送信も終了する。
【0040】
次に、図3〜図4は脱衣室暖房機4の作動フローチャートであり、脱衣室暖房機4は、STEP20で脱衣室リモコン8の操作(暖房スイッチ52のON/OFF操作等)がなされると、STEP25に分岐して脱衣室リモコン8の操作内容に応じた処理を実行する。
【0041】
また、脱衣室リモコン8の作動モード切替スイッチ51により「連動モード」に設定された状態であるときはSTEP21からSTEP30に分岐し、STEP30で浴室暖房機3から送信された「暖房開始信号」を通信ユニット16を介して受信したときに、STEP31に進んで、脱衣室暖房機4は脱衣室暖房運転を開始する。
【0042】
そして、脱衣室暖房機4は、続くSTEP32〜STEP34のループを実行し、STEP32で浴室暖房機3から送信される浴室暖房中信号を受信しなくなったときは、STEP40に分岐し、所定時間の経過を待って脱衣室暖房運転を停止する。
【0043】
このように、所定時間の経過を待って脱衣室暖房運転を停止することにより、浴室の暖房が停止した後も所定時間は脱衣室の暖房が継続される。そのため、該所定時間を、入浴を終了して脱衣室に移動した使用者が服を着る時間を想定して設定することにより、使用者が脱衣室リモコン8の暖房スイッチ52をON操作して脱衣室暖房機4の脱衣室暖房運転の開始を指示することを不要とすることができる。
【0044】
また、使用者が脱衣室リモコン8を操作したときには、STEP33から図4のSTEP50に分岐し、脱衣室暖房機4は、該操作を優先して脱衣室リモコン8の操作に応じた処理を実行する。これにより、例えば入浴を終えて浴室から脱衣室に移動した使用者が暑さを感じたときに、暖房スイッチ52をOFF操作して脱衣室暖房機4による脱衣室暖房運転を停止することができる。
【0045】
この場合、使用者は作動モード切替スイッチ51を操作して「連動モード」から「単独モード」に切替える必要はない。そして、STEP52で浴室暖房機3からの暖房中信号を受信しなくなったとき、すなわち、浴室暖房機3が浴室暖房運転を停止したときは、「連動モード」のままSTEP52から図3のSTEP20に分岐する。
【0046】
そのため、次に浴室暖房機3が浴室暖房運転を開始して暖房開始信号が送信されたときには、該暖房開始信号を受信した脱衣室暖房機4は、STEP30からSTEP31に進んで脱衣室暖房運転を開始する。これにより、使用者が作動モード切替スイッチ51により「連動モード」から「単独モード」に切替えて暖房スイッチ52をOFF操作した後に、「連動モード」に戻すのを忘れ、次に浴室暖房機3が浴室暖房運転を開始したときに、脱衣室暖房機4が連動して脱衣室暖房運転を開始しない状況となることを未然に防止することができる。
【0047】
なお、使用者が作動モード切替スイッチ51を操作して「連動モード」から「単独モード」に切替えたときは、STEP53から図3のSTEP20に分岐する。
【0048】
なお、本実施の形態では、通信ケーブル17を介した有線通信により、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4間で直接通信を行うようにしたが、無線通信により、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4間で直接通信を行うようにしてもよい。
【0049】
また、本実施の形態では、浴室暖房機3は浴室暖房運転の実行中に暖房運転中信号を継続的に送信し、脱衣室暖房機4は該暖房中信号を受信しなくなったときに脱衣室暖房運転を停止したが、浴室暖房機3が浴室暖房運転を停止したときに暖房停止信号を送信し、脱衣室暖房機4は該暖房停止信号を受信したときに脱衣室暖房運転を停止するようにしてもよい。
【0050】
また、本実施の形態では、本発明の特定の温水暖房機が浴室暖房機であり、本発明の他の温水暖房機が脱衣室暖房機である例を示したが、本発明の適用はこれに限られない。例えば本発明の特定の温水暖房機をリビングに設置された温水式の床暖房機とし、本発明の他の温水暖房機をリビングの壁面に設置された温水式の温風暖房機とした場合にも、本発明の適用により両者の暖房運転を連動して実行することができる。
【0051】
さらに、複数の温水暖房機(例えば、リビングに設置された温水式の床暖房機と温風暖房機)のいずれかが暖房運転を開始したときに、他の温水暖房機が連動して暖房運転を開始する場合にも、本発明の適用が可能である。
【0052】
また、本実施形態では、脱衣室リモコン8の作動モード切替スイッチ51により、浴室暖房機3による浴室暖房運転の実行に連動して脱衣室暖房運転を実行する「連動モード」と、浴室暖房機3よる浴室暖房運転の実行の有無に拘わらず独立して単独で脱衣室暖房運転を実行する「単独モード」とを切替えたが、作動モード切替スイッチ51を有しない場合であっても本発明の利益を得ることができる。
【0053】
この場合、浴室暖房機3の通信ユニット15と脱衣室暖房機4の通信ユニット16間を接続した通信ケーブル17を外すことにより、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4を独立して単独で作動させる仕様に容易に変更することができる。
【0054】
また、熱源機1に浴室暖房機3のみが接続された温水暖房システムに、脱衣室暖房機4を増設する場合には、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4間を通信ケーブル17で接続すれば、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4の暖房運転を連動させることができる。この場合、熱源機1のコントローラ10の仕様を変更する必要はないため、脱衣室暖房機4の増設作業は容易である。
【0055】
また、図1を参照して、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4の双方あるいはいずれか一方に、「連動モード」と「単独モード」のどちらに設定された状態であるかを使用者に知らせるためのランプ60,61を設けてもよい。
【0056】
さらに、上述したように、浴室暖房機3の通信ユニット15と脱衣室暖房機4の通信ユニット16間を通信ケーブル17で接続するか否かにより、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4とを連動して作動させるか単独で作動させるかを設定する場合には、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4間で通信線17による接続の有無を確認するために所定の通信シーケンスを実行してもよい。そして、通信線17の接続が確認されたときに、ランプ60,61の双方又はいずれか一方を点灯させて、浴室暖房機3と脱衣室暖房機4が連動して暖房運転を行う状態に設定されていることを使用者に知らせるようにしてもよい。
【0057】
また、本実施の形態では、風呂リモコン2に備えられた自動湯張りスイッチ26及び追焚きスイッチ27の操作に応じて、浴室暖房機3による浴室暖房運転が開始される例を示したが、自動湯張りスイッチ26及び追焚きスイッチ27を備えていない場合であっても本発明の利益を得ることができる。
【0058】
また、本実施の形態では、図3のSTEP32,STEP40で、脱衣室暖房機4は、浴室暖房機3から暖房運転中信号を受信しなくなったときに、所定時間の経過を待ってから脱衣室暖房運転を停止するようにしたが、浴室暖房機3から暖房運転中信号を受信しなくなったときに、直ちに脱衣室暖房運転を停止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温水暖房システムの全体構成図。
【図2】図1に示した浴室暖房機の作動フローチャート。
【図3】図1に示した脱衣室暖房機の作動フローチャート。
【図4】図1に示した脱衣室暖房機の作動フローチャート。
【符号の説明】
1…熱源機、2…風呂リモコン、3…浴室暖房機、4…脱衣室暖房機、7…浴室リモコン、8…脱衣室リモコン、15,16…通信ユニット、26…自動湯張りスイッチ、27…追焚きスイッチ、51…作動モード切替スイッチ

Claims (6)

  1. 熱源機から供給される温水を熱源として暖房を行う複数の温水暖房機を連動して作動させる温水暖房システムであって、
    各温水暖房機は他の温水暖房機との間で直接通信を行うための通信手段を有し、
    いずれか又は特定の温水暖房機が、暖房運転を開始したときに前記通信手段を介して暖房開始信号を送信し、他の温水暖房機は、前記通信手段を介して該暖房開始信号を受信したときに、連動して暖房運転を開始することを特徴とする温水暖房システム。
  2. 前記他の温水暖房機は、いずれか又は特定の温水暖房機と連動して暖房運転を行う連動モードと、独立して単独で暖房運転を行う単独モードとを切替える作動モード切替手段を備え、
    前記連動モードであって、前記通信手段を介して前記暖房開始信号を受信したときにのみ、いずれか又は特定の温水暖房機と連動して暖房運転を開始することを特徴とする請求項1記載の温水暖房システム。
  3. 前記他の温水暖房機は、暖房運転の開始/停止を指示するための暖房スイッチを備え、該暖房スイッチが操作されたときには、前記連動モードであっても、該暖房スイッチの操作を優先して該暖房スイッチの操作に応じて暖房運転の開始と停止を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の温水暖房システム。
  4. 前記特定の温水暖房機は浴室暖房機であり、前記他の温水暖房機は脱衣室暖房機であって、
    該浴室暖房機は暖房運転を停止するときに前記通信手段を介して暖房停止信号を送信し、該脱衣室暖房機は、前記通信手段を介して該暖房停止信号を受信したときに所定時間の経過を待って暖房運転を停止することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の温水暖房システム。
  5. 前記特定の温水暖房機は浴室暖房機であり、前記他の温水暖房機は脱衣室暖房機であって、
    該浴室暖房機は、暖房運転の実行中に前記通信手段を介して暖房運転中信号を継続的に送信し、該脱衣室暖房機は、前記通信手段を介して該暖房運転中信号を受信しなくなったときに所定時間の経過を待って暖房運転を停止することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の温水暖房システム。
  6. 浴槽への湯張り運転の実行を指示する湯張り指示手段と浴槽内の湯の追焚き運転の実行を指示する追焚き指示手段とのうちの少なくともいずれか一方を備え、前記特定の温水暖房機は浴室暖房機であり、前記他の温水暖房機は脱衣室暖房機であって、
    前記浴室暖房機は、前記湯張り指示手段により前記湯張り運転の実行が指示されたとき又は前記追焚き指示手段により追焚き運転の実行が指示されたときに、暖房運転を開始することを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項記載の温水暖房システム。
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JP2016125735A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室暖房システム

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