JP2004130478A - ワークのクランプ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】プーリ毎のクランプ治具を必要とせず、又ロット毎に調整する必要もなしにロータのプーリへの振れの小さい圧入を可能にしたプーリのクランプ機構を提供する。
【解決手段】ロータをプーリ1に圧入する際のプーリのクランプ機構が、プーリの溝1a内に突入する少なくとも左右一対の前後に摺動するクランプ爪4を有していて、クランプ爪4が基準クランプ爪6と求心爪7とにより構成され、求心爪7が基準クランプ爪6に対して前後に摺動可能に配置されている。求心爪7と基準クランプ爪6との間にコイルバネ5が介在している。従って基準クランプ爪6が前進してプーリ1をクランプするとき、求心爪7が前後に可動し、基準クランプ爪6をプーリ1に密着させることができる。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータをプーリに圧入する際のプーリのクランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
プーリにロータを圧入したときのプーリの振れ量を抑えるために、従来よりプーリを強制的にクランプして求心を行っている。即ち、図1に示すようにプーリ1を挿入しているワーク受け治具A上にロータBを芯合わせをした状態で保持する。次いでクランプ機構Cのクランプ爪4が左右から前進してプーリ1を挟持する。このプーリ1をクランプした状態で、圧入パンチDが降下してロータBを押圧しながらワーク受け治具Aを下降させることで、ロータBをプーリ1内に圧入している。
【0003】
この場合、従来技術のクランプ機構Cのクランプ爪4は、図2(a)に示されるように、プーリ1のV溝形状に合わせた爪形状に形成されたものを使用していた。なお、図2(a)においてクランプ爪4は、上部カバー2とベース3の間を前後に摺動する。
【0004】
しかしながら、この従来技術のクランプ機構では、クランプ爪寸法とプーリ寸法(形状)とが同一であればプーリ1の求心は可能であるが、プーリ寸法は製造上のロット差によって寸法にバラツキが生じる。そのためプーリ寸法がクランプ爪寸法より大きいとクランプ時にプーリに負荷が生じ、またプーリ寸法が小さいと隙間ができ、圧入したときの振れ量が増大するという問題があり、プーリ毎に専用のクランプ治具を設けて対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、プーリ毎のクランプ治具を必要とせず、またロット毎に調整する必要もなしに、ロータのプーリへの振れの小さい圧入を可能にしたプーリのクランプ機構を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載のプーリのクランプ機構を提供する。
請求項1に記載のプーリのクランプ機構は、プーリの溝内に突入する、少なくとも左右一対の前後に摺動するクランプ爪を有していて、このクランプ爪が、基準クランプ爪と、基準クランプ爪に対して摺動可能な求心爪とから構成されているものであり、これにより、プーリの製品寸法にバラツキがあっても、基準クランプ爪が前進してプーリをクランプするときに、求心爪が基準クランプ爪に対して前後に可動して基準クランプ爪をプーリに密着させることができる。したがって、プーリとクランプ爪との隙間が解消され、圧入時の振れを防止できる。
【0007】
請求項2の該クランプ機構は、基準クランプ爪の先端と求心爪の先端とを略同様の断面山形状に形成したものであり、これにより、プーリの基準クランプ爪及び求心爪が突入するV溝のそれぞれの面に基準クランプ爪及び求心爪のそれぞれの面をしっかりと密着させることができる。
請求項3の該クランプ機構は、求心爪がコイルバネにより基準クランプ爪に対して付勢されていることを特定したものである。
【0008】
請求項4の該クランプ機構は、クランプ爪が円周上に多数配置されているものであり、これにより、円筒状のプーリを多数のクランプ爪によってしっかりと保持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態のプーリのクランプ機構を図面に基づいて説明する。図1は、プーリにロータを圧入する方法を概略的に説明する図である。即ち、ワーク受け治具Aは、プーリ1を受け入れる円筒部A1とロータBを受け入れる突出部A2とを同軸上に有している。このワーク受け治具Aにプーリ1とロータBとが受け入れられた状態で、クランプ機構Cを作動してプーリ1を左右から又は周方向から挟持する。この状態で圧入パンチDを降下させて、ロータBとワーク受け治具Aとを押し下げて、ロータBをプーリ1内に圧入する。
【0010】
このクランプ機構Cのクランプ爪4の構造が、図2に示されている。図2(a)は、従来構造のクランプ爪4を使用してプーリ1をクランプしている状態を示している。この従来構造のクランプ爪4では、その先端にプーリ1の溝1aの形状に略適合する断面山形状の突起4aが2つ連続して形成されている。これらの突起4aがプーリ1の溝1aに突入することで、プーリ1をクランプしている。しかしながら、このクランプ爪4では、プーリ1の寸法のバラツキ(溝形状のバラツキ)によって、プーリ1とクランプ爪4との間に隙間ができ、圧入時にその隙間分の振れが発生する恐れがある。
【0011】
そこで本発明の実施形態では、図2(b)に示されるように、クランプ爪4を基準クランプ爪6と求心爪7の分割構造としている。基準クランプ爪6の先端6aは断面山形状に形成されており、求心爪7の先端7aも同様に断面山形状に形成されている。これらの先端6a,7aの山形状が連なるように基準クランプ爪6と求心爪7とは当接して配置されている。また、求心爪7が基準クランプ爪6に対して前後方向に摺動可能に配置され、求心爪7と基準クランプ爪6との間にコイルバネ5が介在していて、求心爪7を付勢している。
更に、求心爪7が基準クランプ爪6よりも極端に突出しないように、求心爪7の移動を規制する手段7bが設けられている。
【0012】
基準クランプ爪6と求心爪7とから構成されるクランプ爪4は、従来構造のクランプ爪と同様に上部カバー2とベース3間に前後方向に摺動可能に配置されている。クランプ爪4は、図示しない適宜の駆動機構により駆動される。
【0013】
このクランプ爪4の駆動機構の1つの例が図3に示されている。
図3は、1つの実施例であるクランプ機構Cの部分断面斜視図である。このクランプ機構Cでは、上部カバー2は環状の平板であり、ベース3は外周に歯が形成された環状のカム歯車9である。この上部カバー2とカム歯車9との間に介在して円周上に多数のクランプ爪4が配置されている。クランプ爪4は上記したように基準クランプ爪6と求心爪7とから構成されている。この基準クランプ爪6の後部下方にはピン状のカムフォロワ8が取り付けられている。このカムフォロワ8は、カム歯車9に一定の角度で形成されたクランプ爪4と同数のカム溝9aにそれぞれ係合して、拘束されている。
【0014】
サーボモータ10に直結した駆動歯車11が、カム歯車9に噛合している。したがって、サーボモータ10の特定方向の回転により、カムフォロワ8がカム溝9aに沿って前進し、クランプ爪4(6,7)を中心方向に前進させる。またサーボモータ10を逆方向に回転することでクランプ爪4(6,7)を後退させることができる。このように、カム歯車9はサーボモータ10の回転を受け、カム溝9aによりこの回転力をクランプ爪4の推力に、回転量をクランプ爪4の移動量に同時に変換している。
【0015】
上記のように構成された本発明のクランプ爪4(6,7)においては、基準クランプ爪6が前進してプーリ1をクランプするとき、求心爪7がプーリ1の製品寸法のバラツキ(溝形状のバラツキ)に応じて前後に可動し、基準クランプ爪6をプーリ1の溝1aに隙間が形成されることなく密着させることができる。したがって、求心とクランプとが同時に行われる。
このようにして、本発明においては、従来技術では必要とされる専用クランプ爪が不要となり、プーリ径・プーリ形状の異なる製品をひとつのクランプ治具で対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータをプーリに圧入する方法を概略的に説明する図である。
【図2】(a)は従来構造のクランプ爪を使用したプーリのクランプ状態を示す図であり、(b)は本発明の実施の形態のクランプ爪を使用したプーリのクランプ状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のクランプ爪を円周上に配置したクランプ機構の部分断面斜視図である。
【符号の説明】
1…プーリ
2…上部カバー
3…ベース
4…クランプ爪
5…コイルバネ
6…基準クランプ爪
7…求心爪
8…カムフォロワ
9…カム歯車
9a…カム溝
10…サーボモータ
11…駆動歯車
A…ワーク受け治具
B…ロータ
C…クランプ機構
D…圧入パンチ

Claims (4)

  1. ロータをプーリに圧入する際のプーリのクランプ機構において、
    前記クランプ機構が、プーリの溝内に突入する、少なくとも左右一対の前後に摺動するクランプ爪を有していて、前記クランプ爪が、基準クランプ爪と求心爪とより構成され、前記求心爪が前記基準クランプ爪に対して前後に摺動可能に配置されていることを特徴とするプーリのクランプ機構。
  2. 前記基準クランプ爪の先端と前記求心爪の先端とが、略同様の断面山形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプーリのクランプ機構。
  3. 前記求心爪がコイルバネにより、前記基準クランプ爪に対して付勢されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプーリのクランプ機構。
  4. 前記クランプ爪が円周上に多数配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のプーリのクランプ機構。
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