JP2004128752A - ケーブルモデム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1次側31aが商用電源に接続され,トランス31の2次側31bには直流電圧が出力される回路が接続されると共に,当該直流電圧を電子機器に供給するための電源供給線38を具備した電源供給装置30に置いて,前記トランス31の1次側31aの一端と,当該一端に接続される伝送線との間に直列に接続されるヒューズ34と,当該ヒューズ34の出力側において,前記トランス31の1次側31aの両端間に2つ直列に接続された過電圧保護素子35,35と,当該過電圧保護素子の相互接続点と,前記直流電圧出力のグランド線との間に過電圧保護素子37と,を具備した電源供給装置30及び当該電源供給装置30を内蔵させたケーブルモデム。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,主にケーブルモデムに代表される情報端末に利用される電源供給装置に関し,詳しくは商用電源(電源コンセント)から印加されるサージの吸収性能を改良した電源装置を備えたケーブルモデムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より,双方向CATVシステムとして図7に示すようなシステムが知られている。即ち,下り信号と上り信号を伝送する伝送線として,センタ装置となるヘッドエンド(HE)から延長された幹線から,分配増幅器41,タップオフ42を介して分岐された引込線43が保安器20の入力端子に接続され,そして保安器20の出力端子には屋内伝送線44によってテレビ45等の受信端末に配線されており,もう一つの出力端であるデータ端子には屋内伝送線46によってケーブルモデム15等の情報端末に配線されている。
しかしながら,このようなシステムにおいて,上述に示すケーブルモデム15等の情報端末は,前記保安器20によってCATV網からのサージ電圧からは保護できるものの,電源ラインから印加されるサージ電圧によって破壊される恐れがあった。
そこで,電源コンセント51に取り付けできる過電圧保護素子を備えさせた保護装置1が考えられ,ケーブルモデム15等の情報端末と家庭内の電源コンセント51とを,前記保護装置1を介して接続する方法が考えられている(例えば,特許文献1参照)。
つまり,例えばこの保護装置1は図7,図8に示すように,当該保護装置1に備えられた電源コンセント7a,7bにケーブルモデム15に電源供給する電源アダプターの電源プラグ32及びパーソナルコンピューター16の電源プラグ16aを接続すれば,内蔵された電源アレスタ2によって当該ケーブルモデム15及びパーソナルコンピューター16が,電源ラインからのサージ電圧によって破壊される事を防げるのである。
尚,図8において3はテレビ信号線用アレスタ,6は電源プラグ,8a,8bはテレビアンテナ線用F型コネクター,9は接地端子,10は表示ランプ,11はヒューズである。
また,前記保護装置1の代わりに,情報端末側の対策としてケーブルモデム15の電源供給装置20(例えば電源アダプター)の絶縁耐圧の向上,及びイーサネット(R)端子18にサージ保護回路を組み込む対策も考えられた。この場合には,電源コンセント51から印加されるサージ電圧は逃げ場が無くなることになり,パーソナルコンピューター16が当該サージ電圧によって破壊される可能性が残るのである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−92414号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,従来の保護装置を使った電源ラインからのサージ電圧対策方法は,別途に前記保護装置を購入する必要があり,費用がかかると言った問題が有った。また,当該保護装置の設置において,例えばケーブルモデムを設置する場合を考えると,まず家庭内に備えられた電源コンセントに保護装置を接続し,その後に当該保護装置に備えられた電源コンセントにケーブルモデムに電源(直流電圧)供給する電源アダプターを接続し,更には,前記電源アダプターとケーブルモデム本体を接続する必要があり,設置工事の煩雑さと言った点においても問題があった。
また,長期に渡る使用を考えた時には,電源プラグのトラッキングによる事故を防ぐためにも,電源コンセントと電源プラグとの接続点は出来得る限り少ない方が良いといった問題もあった。
更にまた,ケーブルモデムの電源アダプターの絶縁耐圧を向上させる,及びイーサネット(R)端子にサージ保護回路を組み込むといったケーブルモデム側だけのサージ電圧対策の強化だけではパーソナルコンピューターを保護できないといった問題もあった。
そこで本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,サージ電圧の進入を保護する回路を備えた電源供給装置を提供することにある。
他の目的は,ケーブルモデム用の電源であって,電源コンセントからのサージ電圧から保護する回路を備えた電源供給装置を提供することにある。
他の目的は,ケーブルモデムとパーソナルコンピューターが備えられた情報端末が,双方向CATVシステムを介してインターネットと接続されるシステムにおいて,前記ケーブルモデムとパーソナルコンピューターとを,電源コンセントからのサージ電圧から保護する回路を備えたケーブルモデム用の電源供給装置を提供することにある。
他の目的は,電源コンセントからのサージ電圧を保護する回路を備えた電源回路を内蔵したケーブルモデムを提供することに有る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,1次側が商用電源に接続され,トランスの2次側には直流電圧を出力する回路が接続されると共に,当該直流電圧を出力するための電源供給線を有した電源供給装置を備えたケーブルモデムにおいて,
前記トランスの1次側には過電圧保護回路が備えられると共に,当該過電圧保護回路の共通線と前記直流電圧出力の共通線とを接続することで,前記過電圧保護回路の共通線とケーブルモデムの共通線とが接続されるように構成される。
【0006】
請求項2の発明は,1次側が商用電源に接続され,トランスの2次側には直流電圧を出力する回路が接続された電源回路を内蔵するケーブルモデムにおいて,前記トランスの1次側には過電圧保護回路が備えられると共に,当該過電圧保護回路の共通線と前記直流電圧出力回路の共通線とケーブルモデムの共通線とが接続されるように構成される。
【0007】
請求項3の発明は,前記過電圧保護回路は,コモンモード及びノーマルモードのサージ電圧を吸収する過電圧保護素子から構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に,本発明の実施例について,図面を基に詳細に説明する。
図1は本発明の電源供給装置を用いた双方向CATVシステムの全体の構成を表す例である。図2は保安器のブロック図である。図3は本願の電源供給装置の実施例を示すブロック図である。図4,図5は本願の電源供給装置の他の実施例を示すブロック図である。図6は本願の電源供給装置とケーブルモデムを双方向CATVシステムに接続したときのサージの流れを示す略図である。図7は従来の保護装置を用いた双方向CATVシステムの全体の構成を示す例である。図8は従来の保護装置の実施例を示すブロック図である。
【0009】
図1に示すように,本願の双方向CATVシステムでは,下り信号と上り信号を伝送する伝送線として,センタ装置となるヘッドエンド(HE)から延長された幹線から,分配増幅器41,タップオフ42を介して分岐された引込線43が保安器20の入力端子に接続されている。保安器20の出力端子には屋内伝送線44によってテレビ45等の受信端末に配線されており,もう一つの出力端であるデータ端子には屋内伝送線46によってケーブルモデム15等の情報端末に配線されている。
更に,ケーブルモデム15はイーサネット(R)ケーブル19を介してパーソナルコンピューター16と接続されている。
ケーブルモデム15は電源供給器30(例えば電源アダプター)を介して電源コンセント51に接続され,パーソナルコンピューター16も電源コンセント51に接続され,それぞれ電源供給されている。
【0010】
このような双方向CATVシステムにおいては,上記伝送線を介して,ヘッドエンドから受信端末(テレビ45)及び情報端末(ケーブルモデム15)へ,70〜770MHzの周波数帯域の下り信号が送出され,情報端末(ケーブルモデム15)からヘッドエンドへ,10〜55MHzの周波数帯域の上り信号が送出される。
【0011】
次に保安器20の内部構成について図2を用いて説明する。
保安器20は,図2に示すように,入力端子21と受信端末用の出力端子22と情報端末用のデータ端子23を有し,入力端子21から入力された信号が分岐回路25によって2系統の伝送回路を構成して,双方向CATVシステムにおける下り信号用である出力端子22と,下り信号及び上り信号用であるデータ端子23とを構成している。
【0012】
入力端子21と分岐回路25との間には避雷装置24が設けられていると共に,コンデンサー27aによって電流は遮断されるように構成されている。本実施例では避雷装置24はアレスタ24aとチョークコイル24bとから構成されている。また,分岐回路25と出力端子22との間にはハイパスフィルタ26(HPF),コンデンサー27bが設けられ,本願では例えば70〜770MHzの下り信号が通過するが電流は遮断するよう構成されている。出力端子22の外部導体はコンデンサー27cを介して高周波的に共通線に接続されるよう構成されているので出力端子22は中心導体も外部導体も電流は遮断されている。
【0013】
分岐回路25とデータ端子23との間にはコンデンサー27dが設けられており,本願では当該データ端子23に接続される情報端末からの例えば10〜55MHzの上り信号及びヘッドエンドから送られてくる70〜770MHzの下り信号を通過するが電流は遮断するよう構成されている。データ端子23の外部導体は共通線と接続されている。
【0014】
前記保安器20のデータ端子23は屋内伝送線46を介して情報端末の例であるケーブルモデム15に接続されると共に,このケーブルモデム15はパーソナルコンピューター16とイーサネット(R)ケーブル19を介して接続され,当該パーソナルコンピューター16は双方向CATVシステムを介してインターネットと接続されるのである。
【0015】
次に図3を用いて,本願の電源供給装置である上記電源アダプター30の詳細について説明する。図3(A)において31はトランスであり1次側31aが商用電源に接続できるよう電源プラグ32が接続されている。尚,本願においてはコード32aが筐体33から導出され伸ばされた先端に電源プラグ32を備えさせた構造を例示しているが,図3(B)に示す本願の電源アダプター30の筐体33に直接的に取り付けた構造でも良い。
【0016】
次に,過電圧保護回路39について説明する。前記電源プラグ32の1端側32aと,前記トランス31の1次側31aの一端との間には直列にヒューズ34が接続されている。さらに当該ヒューズ34の出力側において,前記トランス31の1次側31aの両端間には,図に示すように2つ直列に接続された過電圧保護素子35,35が接続されると共に,当該過電圧保護素子35,35の相互接続点と,後に詳述する前記トランス31の2次側31bに接続される直流電圧出力回路36の共通線との間に過電圧保護素子37とを具備させている。
本願における前記トランス31の1次側31aの両端に接続されている過電圧保護素子35,35は例えばサージアブソーバーであり,当該過電圧保護回路素子35,35の相互接続点と,前記直流電圧出力回路36の共通線との間に接続された過電圧保護素子37は例えばアレスタで構成されている。
尚,上述の過電圧保護回路は一例であり,図3に示すような実施例ばかりでなく適宜変更して構成することも可能である。図4に他の実施例を示す。
【0017】
次に,トランス31の2次側31bには整流回路36aと定電圧回路36bとからなる直流電圧を出力する回路36が接続されると共に,当該直流電圧出力回路36には,直流電圧を電子機器(本願においては例えばケーブルモデム15)に供給するための電源供給線38を具備させてあり,この電源供給線38によって例えばケーブルモデム15に電源供給するのである。またこれによって,この電源供給線38のグランド線38aを介して前記直流電圧出力回路36の共通線と,前記ケーブルモデム15の共通線であるシャーシとが接続されることとなる。
上述の定電圧回路36bは無くてもよく,ケーブルモデム本体に内蔵させても良い。
【0018】
一方,図1に示すようにケーブルモデム15の前記シャーシにはRF端子が備えさせてあり,このRF端子には上述の保安器20のデータ端子23から引き込まれた屋内伝送線46が接続されており,更には,前記保安器20のデータ端子23の外部導体が当該保安器20の筐体からアース線52を通して大地にアースされていることから,これによって前記RF端子の外部導体は前記屋内伝送線46の外部導体,データ端子23の外部導体及び保安器20の筐体を介して大地にアースされているのであり,結局上記電源供給装置である電源アダプター30の共通線(詳しくは,当該電源アダプターのトランス31の1次側31aの両端に接続された過電圧保護素子35,35の相互接続点に一端を接続された過電圧保護素子37の他端)は,上述のシステムにおいて使用されることによって大地に接続されるように構成されているのである。
【0019】
尚,上述の電源保護装置は一例であり,図5に示すようなスイッチングレギュレーターからなる実施例を示す。この実施例において61は整流回路,平滑回路,スイッチング回路からなる構成される回路ブロックである。62は絶縁トランスの出力電圧の整流回路及び平滑回路から構成される回路ブロックである。63は制御回路である。
更に,ここに示すのは実施例でありこれらに限定されるものでなく各部の構成や,回路方式を適宜変更して構成することも可能である。
【0020】
次に,サージ電圧の流れについて説明する。
図1に示す如くパーソナルコンピューター16とケーブルモデム15はイーサネット(R)ケーブル19で接続されている。それぞれの機器は電源を電源コンセント51から得ている。
まず,双方向CATV網から侵入するサージ電圧について考えると,双方向CATVシステムから侵入したサージ電圧は上述のごとく保安器20の入力端子21の中心導体と共通線の間に接続された避雷装置24により吸収されアース線52を介して大地へ流れるため宅内への侵入が防止される。また,引込線43の外部導体は保安器20の共通線がアース線52を介して大地に接地されているため,誘導雷による被害も防止できる。
【0021】
次に電源ラインからの侵入ルートについて説明する。
図1においてサージ電圧はグランドワイヤー53を通して大地へ流れる。この時電柱54に取り付けられた柱状トランス55のAC100Vの中立線が,グランドワイヤー53と接続されているため,サージ電圧がグランドワイヤー53に印加した瞬間,柱状トランスにおけるAC100Vの中立線のアース電位が上昇し,これによって宅内のAC100Vは中立線以外の配電線も同時に接地電位があがる。
【0022】
このサージ電圧は電源コンセント51を通してパーソナルコンピューター16およびケーブルモデム15に印加されるが,この時サージ電圧は,電源アダプター30に内蔵させたサージ保護回路39をバイパスして流れるのである。
即ち,前記サージ保護回路である過電圧保護回路39は,電源アダプター30に備えられたトランス31の1次側31aの両端に接続された2つの電圧保護素子35,35と,当該過電圧保護素子35,35の相互接続点に一端を接続された過電圧保護素子37とからなり,この後者の過電圧保護素子37の他端は,前記電源アダプター30の2次側に接続された直流電圧出力回路36の共通線と接続され,更に当該共通線は,電源供給線38のグランド線38aを介してケーブルモデム15の共通線と接続されている。
【0023】
更にケーブルモデム15の共通線は,当該ケーブルモデム15に備えさせたRF端子の外部導体から,双方向CATVシステムからの屋内伝送線46である同軸ケーブルの外部導体を通して,保安器20のデータ端子23の外部導体に接続される。更に,保安器20のデータ端子23の外部導体は保安器20の共通線からアース線52を通して大地に接地されているので,ケーブルモデム15の電源アダプター30に印加されたサージ電圧は過電圧保護素子35,35,37とからなる前記過電圧保護回路によっていち早く吸収され大地に流れていくので,ケーブルモデム15ばかりではなくパーソナルコンピューター16をも破壊することが無いのである。
更にこの時,パーソナルコンピューター16とケーブルモデム15のシャーシ間に電位差を生じないよう,ケーブルモデム15とパーソナルコンピューター16のシャーシ間を例えばアース線等でもって接続することで,より確実にケーブルモデム15もパーソナルコンピューター16も,電源コンセント51からのサージ電圧による故障が防止できるのである。この時のサージの流れを示す略図を図6に示す。
【0024】
また別の実施例として上述の電源供給器30をケーブルモデム15に内蔵させたものでも良い。
上述の如く,過電圧保護回路の共通線とケーブルモデム15の本体部の共通線とが接続されるように構成することで,サージ電圧を双方向CATVシステムのアース線にバイパスすることができ,ケーブルモデム15及びパーソナルコンピューター16の破壊を防止するのである。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で過電圧保護回路の構成や電源供給器の構造等,各部適宜に変更して実施することも可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように,請求項1の発明によれば,上記課題を解決するために,1次側が商用電源に接続され,1次側が商用電源に接続され,トランスの2次側には直流電圧を出力する回路が接続されると共に,当該直流電圧を出力するための電源供給線を有した電源供給装置を備えたケーブルモデムにおいて,
前記トランスの1次側には過電圧保護回路が備えられると共に,当該過電圧保護回路の共通線と前記直流電圧出力の共通線とを接続することで,前記過電圧保護回路の共通線とケーブルモデムの共通線とが接続されるように構成したので,電源ラインから印加されるサージ電圧は,当該過電圧保護回路で吸収されると共に,この保護回路の共通線が,電源供給装置に備えられた電源供給線のグランド線,ケーブルモデムのシャーシ,ケーブルモデムに備えられたRF端子の外部導体,屋内伝送線の外部導体,保安器の外部導体,保安器の筐体,アース線を介して大地に吸収されるので,電源コンセントに接続されたケーブルモデムだけで無くパーソナルコンピューターに印加されるサージ電圧をもバイパスする事になり,これらの情報端末をサージ電圧による故障から保護できるのである。
【0026】
請求項2の発明によれば,1次側が商用電源に接続され,トランスの2次側には直流電圧を出力する回路が接続されるよう構成された電源回路を内蔵するケーブルモデムにおいて,
前記トランスの1次側には過電圧保護回路が備えられると共に,当該過電圧保護回路の共通線と前記直流電圧出力の共通線とケーブルモデムの共通線とが接続されるように構成したので,さらにケーブルモデムの設置場所の省スペース化及び設置の容易性において優れたケーブルモデムを提供できるのである。
【0027】
請求項3の発明によれば,前記過電圧保護回路は,コモンモード及びノーマルモードのサージ電圧を吸収する過電圧保護素子から構成されるから,従来からある電源供給器に内蔵させることで,安価でしかも小型のサージ電圧保護回路を内蔵した電源供給器ができ,ケーブルモデムの設置場所の省スペース化及び設置の容易性において優れたケーブルモデムを提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の電源供給装置を用いた双方向CATVシステムの全体の構成を表す例である。
【図2】図1に示す保安器のブロック図である。
【図3】本願の電源供給装置の実施例を示すブロック図である。
【図4】本願の電源供給装置の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】本願の電源供給装置の他の実施例を示すブロック図である。
【図6】本願の電源供給装置とケーブルモデムを双方向CATVシステムに接続したときのサージの流れを示す略図である。
【図7】従来の保護装置を用いた双方向CATVシステムの全体の構成を示す例である。
【図8】従来の保護装置の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…保護装置,2…電源用アレスタ,3…テレビ信号用アレスタ,4…,5…,6…電源プラグ,7a,7b…電源コンセント,8a,8b…テレビアンテナ用F型コネクター,9…接地端子,10…動作表示ランプ,11…ヒューズ,15…ケーブルモデム,16…パーソナルコンピューター,16a…電源プラグ,18…イーサネット(R)端子,19…イーサネット(R)ケーブル,20…保安器,21…入力端子,22…出力端子,23…データ端子,24…避雷装置,24a…アレスタ,24b…チョークコイル,25…分岐回路,26…ハイパスフィルタ(HPF),27a,27b,27c,27d…コンデンサー,30…電源アダプター,31…トランス,31a…1次側,31b…2次側,32…電源プラグ,32a…コード,33…匡体,34…ヒューズ,35…過電圧保護素子,36…直流電圧出力回路,37…過電圧保護素子,38…電源供給線,38a…グランド線,41…分配増幅器,42…タップオフ,43…引込線,44…屋内伝送線,45…テレビ,46…屋内伝送線,51…電源コンセント,52…アース線,53…グランドワイヤー,54…電柱,55…柱状トランス,61…整流・平滑及びスイッチング回路,62…整流・平滑回路,63…制御回路。
Claims (3)
- 1次側が商用電源に接続され,トランスの2次側には直流電圧を出力する回路が接続されると共に,当該直流電圧を出力するための電源供給線を有した電源供給装置を備えたケーブルモデムにおいて,
前記トランスの1次側には過電圧保護回路が備えられると共に,当該過電圧保護回路の共通線と前記直流電圧出力の共通線とを接続することで,前記過電圧保護回路の共通線とケーブルモデムの共通線とが接続されるように構成されたことを特徴としたケーブルモデム。 - 1次側が商用電源に接続され,トランスの2次側には直流電圧を出力する回路が接続された電源回路を内蔵するケーブルモデムにおいて,
前記トランスの1次側には過電圧保護回路が備えられると共に,当該過電圧保護回路の共通線と前記直流電圧出力の共通線とケーブルモデムの共通線とが接続されるように構成されたことを特徴としたケーブルモデム。 - 前記過電圧保護回路は,コモンモード及びノーマルモードのサージ電圧を吸収する過電圧保護素子から成ることを特徴とした請求項1及び請求項2のいずれかに記載のケーブルモデム。
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