JP2003348748A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003348748A
JP2003348748A JP2002148295A JP2002148295A JP2003348748A JP 2003348748 A JP2003348748 A JP 2003348748A JP 2002148295 A JP2002148295 A JP 2002148295A JP 2002148295 A JP2002148295 A JP 2002148295A JP 2003348748 A JP2003348748 A JP 2003348748A
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JP
Japan
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lightning
arrester
power supply
line
communication line
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Application number
JP2002148295A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Yano
哲哉 矢野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雷サージの機器内部への侵入を確実に防ぐこ
とが可能な電子機器を提供する。 【解決手段】 電源装置11、及び通信回線とのインタ
ーフェース基板12を有する電子機器において、電源ラ
インと通信ラインとフレームグランドがY字に結線さ
れ、その中心点と前記電源ライン、通信ライン、フレー
ムグランドの間にそれぞれ避雷素子1〜5が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置、及び通
信回線とのインターフェース基板を有するOA機器(事
務機器)等の電子機器に関し、特に雷サージによる機器
の破損を防ぐための避雷回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OA機器等の電子機器において、電源装
置は雷サージの侵入による機器の破壊を防ぐため雷サー
ジ保護回路を設けている。また近年のこれらの電子機器
は通信回線との接続も増えその通信回線(特に電話回
線)より侵入する雷サージの対策も必要となっている。
特開平5−199737号公報、特開平7−39136
号公報等には、交流入力端からの雷サージ対策を施した
電源装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の電子機器
において雷サージの保護は、図3に示すように、電源ラ
インからのサージ保護であれば電源基板、通信回線から
のサージ保護であれば通信回線とのインターフェース基
板とそれぞれ単独で行っていることが多い。図3に示す
電子機器は、電子機器本体110、電源装置111、通
信回線とのインターフェース基板112、電源入力ライ
ン12l、ニュートラルN、通信ラインL10、L2
0、避雷素子20、30、40、50により構成されて
いる。また、避雷方法としては、電源基板(電源装置1
11)も通信回線とのインターフェース基板112もコ
モンモードの雷サージ対策には、ライン(電源ライン1
2l、N、通信ラインL10、L20)とフレームグラ
ンドFG間に酸化亜鉛バリスタ(以下バリスタ)、ガス
チューブアレスタ(以下アレスタ)、またはその両方と
いった避雷素子を配置させていることがほとんどであ
る。
【0004】このような構成にした場合、ユーザーが機
器の接地を行っていれば安全に雷サージから機器を保護
することができる。しかし機器の接地は、FG端子がな
いなどの理由により、とられていないことが多く見受け
られる。この場合、電源ライン、通信ラインのどちらか
一方のラインより雷サージが侵入すると大地へサージを
流せないため、もう片方のラインへサージが流れること
が考えられる。しかしフレームグランドFGをサージが
通過しているため、ユーザーが機器に触れていると感電
するおそれがある。また、電源基板側と通信回線とのイ
ンターフェース基板側で機器が接地されていないことを
考慮した避雷素子の定数決定がされていないと、避雷開
始電圧が遅れ機器が破壊されるおそれもある。本発明
は、このような問題を改善し、雷サージの機器内部への
侵入を確実に防ぐことが可能な電子機器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、電源装置、及び通信回
線とのインターフェース基板を有する電子機器におい
て、電源ラインと通信ラインとフレームグランドがY字
に結線され、その結線中心点と前記電源ライン、通信ラ
イン、フレームグランドの間にそれぞれ避雷素子が設け
られている電子機器を最も主要な特徴とする。請求項2
記載の発明では、前記避雷素子は、酸化亜鉛バリスタ、
ガスチューブアレスタ、もしくは前記酸化亜鉛バリスタ
と前記ガスチューブアレスタの直列回路のいずれか1つ
により構成されている請求項1に記載の電子機器を主要
な特徴とする。請求項3記載の発明では、複数の前記避
雷素子は、酸化亜鉛バリスタ、ガスチューブアレスタ、
もしくは前記酸化亜鉛バリスタと前記ガスチューブアレ
スタの直列回路の組み合わせにより構成されている請求
項1に記載の電子機器を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態に係る電子機器の構成図である。この回路は、請求項
1の発明を示した回路図であり、電子機器本体10、電
源装置11、通信回線とのインターフェース基板12、
電源ライン(電源入力ライン2l、ニュートラルn)、
通信ラインL1、L2、避雷素子1、2、3、4、5、
中心点6により構成される。なお、電源装置11と通信
回線とのインターフェース基板12の避雷回路以外の構
成に関しては図には示していない。避雷素子1は電源入
力ライン2lとニュートラルnの間に配置されており、
電源ラインよりノーマルモードの雷サージが侵入した場
合に、電源入力ライン2l(ニュートラルn)→避雷素
子1→ニュートラルn(電源入力ライン2l)の経路で
雷サージを流し、機器内部への侵入を防ぐ。また、避雷
素子2は通信ラインL1とL2の間に配置されており、
通信回線よりノーマルモードの雷サージが侵入した場合
に、通信ラインL1(L2)→避雷素子2→通信ライン
L2(L1)の経路で雷サージを流し、機器内部への侵
入を防ぐ。そして、避雷素子3、5は電源入力ライン2
lとフレームグランドFGの間に直列に配置されてお
り、電源ラインよりコモンモードの雷サージが侵入した
場合に、電源ライン→避雷素子3→避雷素子5→フレー
ムグランドFGの経路で雷サージを流し、機器内部への
侵入を防ぐ。更に避雷素子4が通信ラインと電源装置1
1の避雷素子3−5間の中心点6の間に配置されてお
り、通信回線よりコモンモードの雷サージが侵入した場
合に、通信ライン→避雷素子4→避雷素子5→フレーム
グランドFGの経路で雷サージを流し、機器内部への侵
入を防ぐ。
【0007】以上の雷サージ保護は、機器自体が接地さ
れていることを前提としたものである。しかし本構成を
用いることで、機器が接地されていなくても、電源ライ
ンから雷サージが侵入した場合は、電源ライン→避雷素
子3→避雷素子4→通信ラインの経路で雷サージを流
し、通信回線から雷サージが侵入した場合は、通信ライ
ン→避雷素子4→避雷素子3→電源ラインの経路で雷サ
ージを流すことができ、機器内部への侵入を防ぐことが
できる。またフレームグランドFGはユーザーの触れら
れる機器の外側に剥き出しにされていることが多いが、
前記の通りこの避雷経路はフレームグランドFGを通過
していないことから、雷サージ侵入時ユーザーが機器に
触れていても感電するおそれもなく安全である。なお、
図1に示すように避雷素子3は、基本的には電源ライン
の片側の電源入力ライン2l(あるいはニュートラル
n)と避雷素子5の間に配置されていればよいのだが、
必要に応じて図2に示すように、電源入力ライン2l及
びニュートラルn両側と避雷素子5の間に配置してもよ
い。また避雷素子4についても同様に通信ラインL1及
びL2両側と中心点6の間に配置してもよい。
【0008】図2は本発明の第2の実施の形態に係る電
子機器の構成図である。同じ構成要素には同じ参照番号
が付されているので、重複する説明は省略する。上述し
たように第2の実施の形態においては、電源入力ライン
21とニュートラルnとの間に避雷素子3a、3bを設
け、その中間点に避雷素子5の一端を接続している。ま
た同様に、通信ラインL1とL2の間に避雷素子4aと
4bを設け、その中間点に避雷素子5の一端を接続して
いる。また、上記本発明の構成は、図3に示す従来の構
成と比較すると、避雷素子数が大変多くなっているよう
に見えるが、以下に示す避雷素子3、4、5の組み合わ
せにより、従来構成の素子数と同等あるいはそれ以下に
抑えることができる。
【0009】次に、使用する避雷素子について説明す
る。図1、2に示される避雷素子3、4、5はバリス
タ、アレスタ、あるいはバリスタとアレスタの直列回路
により構成する。なお、その組み合わせとしては、避雷
素子3、4、5をすべてバリスタ、あるいはすべてアレ
スタで構成してもよいのだが、アレスタの特性にある続
流現象、あるいはバリスタの特性にあるリーク電流とい
ったものを考慮し、避雷素子3、4でバリスタ(アレス
タ)を使用したなら、避雷素子5ではアレスタ(バリス
タ)を使用すると、フレームグランドFGへのリーク電
流を抑えることができると共に、アレスタの続流現象を
防止することができる。また、この構成にすることでそ
れぞれの避雷素子でバリスタとアレスタの直列回路を使
用しなくても同等の機能性を持たせることができるので
コストの面で有効である。更に、電源ラインと通信回線
間の続流、及びリーク電流を防止するためには、避雷素
子3、4のどちらか一方で、アレスタとバリスタ両方を
使用するとよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の電子機
器においては、電源ライン、通信ライン、フレームグラ
ンドFGがY字に結線され、その中心点とそれぞれのラ
インの間に避雷素子が設けられているので、機器の接地
の有無に関わらず電源ライン、及び通信ラインからの雷
サージの機器内部への侵入を防ぐことができる。請求項
2の電子機器においては、避雷素子がバリスタ、アレス
タ、あるいはバリスタとアレスタの直列回路のいずれか
1つにより構成されているので、確実にサージ電圧を吸
収し、機器内部への雷サージの侵入を防ぐことができ
る。請求項3の電子機器においては、複数の避雷素子が
バリスタ、アレスタ、あるいはバリスタとアレスタの直
列回路の組み合わせにより構成されているので、コスト
を抑え、機能性、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子機器の構
成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る電子機器の構
成図である。
【図3】従来例に係る電子機器の構成図である。
【符号の説明】
1〜5 避雷素子、10 電子機器本体、11 電源装
置、12 通信回線とのインターフェース回路、21
電源入力ライン、n ニュートラル、L1、L2 通信
ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置、及び通信回線とのインターフ
    ェース基板を有する電子機器において、電源ラインと通
    信ラインとフレームグランドがY字に結線され、該結線
    中心点と前記電源ライン、通信ライン、フレームグラン
    ドの間にそれぞれ避雷素子が設けられていることを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記避雷素子は、酸化亜鉛バリスタ、ガ
    スチューブアレスタ、もしくは前記酸化亜鉛バリスタと
    前記ガスチューブアレスタの直列回路のいずれか1つに
    より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 複数の前記避雷素子は、酸化亜鉛バリス
    タ、ガスチューブアレスタ、もしくは前記酸化亜鉛バリ
    スタと前記ガスチューブアレスタの直列回路の組み合わ
    せにより構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の電子機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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