JP2004127828A - ジョイントコネクタ及びこれを用いた電線ジョイント方法 - Google Patents

ジョイントコネクタ及びこれを用いた電線ジョイント方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数の削減と電線ジョイント作業の簡略化を図ることができるジョイントコネクタを提供する。
【解決手段】主電線W4の中間接続部に他方の電線W5の端部を電気的にジョイントするジョイントコネクタ1であって、主電線W4の中間接続部を圧接により接続する電線圧接部4と他方の電線W5の端部に接続された相手端子22に接続する端子プレート部5とを一体に有するジョイント端子2と、電線圧接部4を収容し、且つ、この収容した電線圧接部4に圧接接続される主電線W4の中間接続部を共に収容する第1キャビティ14と、端子プレート部5を収容し、且つ、相手端子22を収容すると共に、該収容された相手端子22が端子プレート部5に接続される第2キャビティ15とを有するハウジングケース3とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電線を電気的にジョイントするジョイントコネクタ及びこれを用いた電線ジョイント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電線ジョイント方法として図9及び図10に示す方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この電線ジョイント方法は、図9に示すように、接続したい2本の電線W1,W2を交差させて配置し、この交差させた部分を一対の樹脂チップ100,101で挟み、この一対の樹脂チップ100,101の更に両外側に加圧・加熱手段102を配置する。この加圧・加熱手段102で一対の樹脂チップ100,101間を加圧しつつ加熱すると、一対の樹脂チップ100,101及び2本の電線W1,W2の被覆部が加熱により溶融して2本の電線W1,W2の芯線間が接続される。そして、2本の芯線が接続された箇所の外周側には、図10に示すように、一対の樹脂チップ100,101及び被覆部が溶融によって一体化した接続部103が形成される。
【0004】
しかし、この電線ジョイント方法では、加圧・加熱手段102として超音波ホーン等のように大がかりな装置が必要であり、このような大がかりな装置を必要としない従来例としては、ジョイントコネクタを使用する方法がある。
【0005】
この従来のジョイントコネクタ110は、図11及び図12に示すように、コネクタハウジング111とショートプレート112とを備えている。コネクタハウジング111には、3つの端子挿入室111aが形成されており、この各端子挿入室111aには一方側から各端子113が、他方側からショートプレート112がそれぞれ挿入可能に設けられている。ショートプレート112には間隔を置いて平行に3本の端子部112aが設けられている。
【0006】
1本の主電線Wの中間部に他の電線W3を接続する場合を説明すると、主電線Wをその中間部分で切断し、主電線Wを2本の電線W1,W2とする。そして、主電線Wの2本の電線W1,W2の端部と他の電線W3の端部に端子113をそれぞれ接続する。ショートプレート112の端子部112aを挿入した各端子挿入室111aに3本の端子113をそれぞれ挿入する。3本の電線W1,W2,W3は、ショートプレート112を介して電気的に接続される。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−320842号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のジョイントコネクタ110を使用する方法では、接続する電線W1,W2,W3の本数分の端子113が必要であると共に、電線W1,W2,W3の全てに端子113を接続する作業が必要であるため、部品点数が多く、電線ジョイント作業が煩雑であった。
【0009】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、部品点数の削減と電線ジョイント作業の簡略化を図ることができるジョイントコネクタ及びこれを用いた電線ジョイント方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、一方の電線の中間接続部に他方の電線の端部を電気的にジョイントするジョイントコネクタであって、前記一方の電線の中間接続部を圧接により接続する電線圧接部と前記他方の電線の端部に接続された相手端子に接続する端子部とを一体に有するジョイント端子と、このジョイント端子の前記電線圧接部を収容し、且つ、この収容した電線圧接部に圧接接続される一方の電線の中間接続部を共に収容する第1キャビティと、前記ジョイント端子の前記端子部を収容し、且つ、前記相手端子を収容すると共に該収容された相手端子が前記端子部に接続される第2キャビティとを有するハウジングケースとを備えたことを特徴とする。
【0011】
このジョイントコネクタでは、他方の電線の端部の接続には相手端子が必要であり、相手端子の接続作業を行う必要があるが、一方の電線の中間接続部の接続には相手端子が必要なく、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良い。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載のジョイントコネクタであって、前記ハウジングケースは、前記第1キャビティと前記第2キャビティが設けられたハウジングベース部と、このハウジングベース部の前記第1キャビティ及び前記第2キャビティを塞いだり開放するカバーとを備えたことを特徴とする。
【0013】
このジョイントコネクタでは、請求項1の発明の作用に加え、カバーを開放することによってジョイント端子のハウジングケースへの収容作業が容易になり、また、カバーを組み付けることによってジョイント端子がハウジングケース内に確実に収容される。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2記載のジョイントコネクタであって、前記カバー或いは前記ハウジンブベース部に、前記電線圧接部に圧接された一方の電線の中間接続部の移動を規制する電線移動規制部を設けたことを特徴とする。
【0015】
このジョイントコネクタでは、請求項2の発明の作用に加え、圧接端子に圧接接続した一方の電線の中間接続部の移動が電線移動規制部によって阻止される。
【0016】
請求項4の発明は、請求項2記載のジョイントコネクタであって、前記カバー或いは前記ハウジングベース部に、前記第1キャビティに収容された前記ジョイント端子の移動を規制する端子移動規制部を設けたことを特徴とする。
【0017】
このジョイントコネクタでは、請求項2の発明の作用に加え、圧接端子に圧接接続した一方の電線の中間接続部の移動が端子移動規制部によって阻止される。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1記載のジョイントコネクタであって、前記ジョイント端子に、前記電線圧接部に圧接された一方の電線の中間接続部の移動を規制する電線移動規制部を設けたことを特徴とする。
【0019】
このジョイントコネクタでは、請求項1の発明の作用に加え、圧接端子に圧接接続した一方の電線の中間接続部の移動が電線移動規制部によって阻止される。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1記載のジョイントコネクタであって、前記カバー或いは前記ハウジングベース部に、前記第2キャビティ内に収容された前記端子部を位置決めする端子位置決め部を設けたことを特徴とする。
【0021】
このジョイントコネクタでは、請求項1の発明の作用に加え、収容される相手端子と端子部とが確実に電線的に接続される。
【0022】
請求項7の発明は、請求項1記載のジョイントコネクタであって、前記ハウジングケースに、前記第2キャビティに収容された前記相手端子の抜け方向の移動を阻止する可撓性係止部を設けたことを特徴とするジョイントコネクタである。
【0023】
このジョイントコネクタでは、請求項1の発明の作用に加え、第2キャビティに挿入された相手端子の抜け移動が可撓性係止部によって阻止される。
【0024】
請求項8の発明は、請求項1記載のジョイントコネクタであって、前記ハウジングケース及び前記第2キャビティに収容された前記相手端子を被うコネクタハウジングに該コネクタハウジングの抜け方向の移動を阻止する係止部をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0025】
このジョイントコネクタでは、請求項1の発明の作用に加え、第2キャビティに挿入された相手端子を被うコネクタハウジングの抜け移動が係止部によって阻止される。
【0026】
請求項9の発明は、一方の電線の中間接続部に他方の電線の端部を電気的にジョイントする電線ジョイント方法であって、電線圧接部及び端子部を一体に有するジョイント端子をハウジングケース内に収容し、このハウジングケースの第1キャビティに前記電線圧接部を、第2キャビティに前記端子部を、それぞれ収容し、次に、前記第1キャビティに収容された前記電線圧接部に一方の電線の中間接続部を圧接接続し、次に、前記第2キャビティに他方の電線の端部に接続された相手端子を収容し、この相手端子を前記端子部に電気的に接続することを特徴とする。
【0027】
この電線ジョイント方法では、他方の電線の端部の接続には相手端子が必要であり、相手端子の接続作業を行う必要があるが、一方の電線の端部の接続には相手端子がなく、また、一方の電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良い。
【0028】
請求項10の発明は、一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部に他方のサブワイヤハーネスの電線の端部を電気的にジョイントする電線ジョイント方法であって、電線圧接部及び端子部を一体に有するジョイント端子をハウジングケース内に収容したジョイントコネクタを用い、前記ハウジングケースの第1キャビティに収容された前記ジョイント端子の電線圧接部に前記一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部を圧接接続し、次に、前記ハウジングケースの第2キャビティに前記他方のサブワイヤハーネスの電線の端部に接続された相手端子を収容し、この相手端子を前記ジョイント端子の端子部に電気的に接続して親サブワイヤハーネスを完成させることを特徴とする。
【0029】
この電線ジョイント方法では、他方のサブワイヤハーネスの電線の端部の接続には相手端子が必要であり、相手端子の接続作業を行う必要があるが、一方のサブワイヤハーネスの電線の端部の接続には相手端子がなく、また、一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良い。
【0030】
請求項11の発明は、一方の電線の中間接続部に他方の電線の端部を電気的にジョイントする電線ジョイント方法であって、ジョイント端子の電線圧接部に一方の電線の中間接続部を圧接接続し、次に、前記ジョイント端子をハウジングケース内に収容し、このハウジングケースの第1キャビティに前記ジョイント端子の電線圧接部を、第2キャビティに前記ジョイント端子の端子部を、それぞれ収容し、次に、前記第2キャビティに他方の電線の端部に接続された相手端子を被うコネクタハウジングを収容し、前記相手端子を前記端子部に電気的に接続することを特徴とする。
【0031】
この電線ジョイント方法では、他方の電線の端部の接続には相手端子が必要であり、相手端子の接続作業を行う必要があるが、一方の電線の端部の接続には 相手端子がなく、また、一方の電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良い。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示し、図1はジョイント端子をハウジングケースに収容する前を示すジョイントコネクタの斜視図、図2(a)はジョイント端子をハウジングケースに収容した状態を示すジョイントコネクタの斜視図、図2(b)は主電線をジョイント端子に接続した状態を示すジョイントコネクタの斜視図、図2(c)はカバーを被ったジョイントコネクタの斜視図、図3は図2(c)中A−A線に沿う断面図、図4は図2(c)中B−B線に沿う断面図である。
【0034】
ジョイントコネクタ1は、図1に示すように、ジョイント端子2と、ハウジングケース3とから構成されている。ジョイント端子2は、所定形状の導電性の金属板を打ち抜きと折り曲げることによって形成され、電線圧接部4と端子部である端子プレート部5とを有する。
【0035】
電線圧接部4は、底板部6とこの底板部6の両側端を上方にそれぞれ折曲された一対の側板部7,7とを有し、この一対の側板部7,7の一部に切り込みを入れ、内側にそれぞれ折り曲げることにより一対の圧接刃部8,8が2箇所に設けられている。この2箇所の一対の圧接刃部8,8の間には主電線W4の中間接続部が収容される間隙が空けられていると共に、各圧接刃部8の対向縁部が刃状に形成されている。また、2箇所の一対の圧接刃部8,8の両外側位置には、主電線W4の中間接続部を加締めによって固定する加締め固定部(電線移動規制部)9がそれぞれ設けられている。従って、各一対の圧接刃部8,8は主電線W4の絶縁被覆W4aを切り裂き、芯線(導体)W4bと電気的に接続されるようになっている。
【0036】
端子プレート部5は、底板部6に一端が接続された連結プレート部10を介して電線圧接部4と同じ方向に延設されており、連結プレート部10の折曲部10aによって底板部6より一段高い位置に配置されている。端子プレート部5は、ストレート形状を有し、後述する相手端子22内に挿入される寸法に設定されている。
【0037】
ハウジングケース3は、合成樹脂等の非導電性部材にて形成され、略長方形状のハウジングベース部11と、このハウジングベース部11にヒンジ部12を介して接続されたカバー13とから構成されている。
【0038】
ハウジングベース部11には、ジョイント端子2の電線圧接部4を収容する第1キャビティ14と、ジョイント端子2の端子プレート部5を収容する第2キャビティ15とが設けられている。第1キャビティ14の上面側はほぼ全面的な開口部14aとされていると共に、第2キャビティ15の上面側は端子プレート部5が通過される程度の開口部15aとされており、ハウジングベース部11には上方よりジョイント端子2を収容できるようになっている。また、第1キャビティ14の前後面側も開口部14bとされており、第1キャビティ14には電線圧接部4に圧接接続された主電線W4を共に収容できるようになっている。
【0039】
ハウジングベース部11には、図4に示すように、第2キャビティ15に収容された端子プレート部5の基部の底面を支持する支持台16が設けられ、この支持台16によって端子プレート部5は第2キャビティ15内の中間位置に配置されている。また、ハウジングベース部11には、第2キャビティ15内に突出する端子係止突起17aを有するランス(可撓性係止部)17が上下に弾性変形自在に設けられている。
【0040】
図1に示すように、カバー13は、第1キャビティ14及び第2キャビティ15を塞ぐ組み付け位置(図2(c)の位置)と、第1キャビティ14及び第2キャビティ15を開放する開放位置(図2(b)の位置)とで揺動変移できるようになっている。カバー13の組み付け位置では、カバー13のロック突起18がハウジングベース部11のロック溝19に係止してロックされるようになっている。また、カバー13の内面には電線移動規制部(端子移動規制部)20が2箇所に突設されていると共に、端子位置決め部21が突設されている。2箇所の電線移動規制部20は、図3に示すように、カバー13の組み付け位置において電線圧接部4の両端に位置し、電線圧接部4の移動並びに主電線W4の移動を規制するものである。尚、各電線移動規制部20により、主電線W4の上面側を押圧することによって主電線W4の規制を更に強化することができ、ガタ付きも防止することができるものである。
【0041】
端子位置決め部21は、図4に示すように、カバー13の組み付け位置において端子プレート部5の基部の上面を押圧することによって端子プレート部5を第2キャビティ15内の所定位置に位置決めするものである。尚、端子プレート部5に溝又は孔をあけ、当該端子位置決め部21を係合させることにより更にガタ付きの防止や位置決め精度を向上させることができるものである。
【0042】
また、図1及び図4に示すように、他方の電線W5の端部には相手端子22が接続され、この相手端子22は電線W5に加締め接続されている。この相手端子22の内部に端子プレート部5が挿入されることによって双方が電気的に接続されるようになっている。この相手端子22の底面側には係止溝22aが形成されている。
【0043】
次に、前記ジョイントコネクタ1を使用して主電線(一方の電線)W4の中間接続部に他方の電線W5の端部を電気的に接続するジョイント作業を説明する。
【0044】
図2(a)に示すように、カバー13が開放位置であるハウジングケース3のハウジングベース部11内に上方よりジョイント端子2を収容する。これにより、ハウジングベース部11の第1キャビティ14に電線圧接部4が、第2キャビティ15に端子プレート部5がそれぞれ収容される。
【0045】
次に、図2(b)に示すように、第1キャビティ14に収容された電線圧接部4に主電線W4を圧接接続し、且つ、各加締め固定部9を主電線W4の外周に密着させるようにそれぞれ加締める。この主電線W4の圧接接続作業を説明する。先ず、電線圧接部4の上方より主電線W4を挿入すると、主電線W4の下面側が各一対の圧接刃部8,8にそれぞれ当接し、この状態より主電線W4をさらに挿入するべく下方に押圧すると、主電線W4の中間接続部の絶縁被覆W4aが各圧接刃部8で切り裂かれつつ下方に挿入される。主電線W4の中間接続部が各一対の圧接刃部8,8の間隙に完全に挿入されると、各圧接刃部8が主電線W4の芯線W4bに圧接され、これによって主電線W4の中間接続部と電線圧接部4、つまり、ジョイント端子2とが電気的に接続される。
【0046】
次に、図2(c)に示すように、ハウジングケース3のカバー13を開放位置から組み付け位置に変移し、カバー13で第1キャビティ14及び第2キャビティ15を塞ぐ。また、カバー13を組み付け位置に変移すると、カバー13の電線移動規制部20によって主電線W4の移動が規制されると共に、カバー13の端子位置決め部21によって端子プレート部5が第2キャビティ15内で位置決めされる。
【0047】
次に、図4に示すように、他方の電線W5の端部に接続された相手端子22を矢印C方向を挿入方向として第2キャビティ15に収容し、相手端子22と端子プレート部5とを電気的に接続する。第2キャビティ15に相手端子22を収容すると、ランス17の端子係止突起17aが相手端子22の係止溝22aに入り込み、これによって相手端子22の抜け方向の移動が阻止される。
【0048】
以上のジョイント作業により、主電線W4の中間接続部と他方の電線W5の端部とがジョイント端子2を介して電気的に接続される。
【0049】
以上、このジョイントコネクタ1では、他方の電線W5の接続には相手端子22が必要であり相手端子22の接続作業を行う必要があるが、主電線W4の接続には相手端子が必要なく、また、主電線W4の中間接続部の絶縁被覆W4aの剥ぎ取りも不要となり、ジョイント端子2に対して圧接作業を行えば良いため、従来例のジョイントコネクタに比べて部品点数の削減と電線ジョイント作業の簡略化になる。
【0050】
前記第1実施形態では、ハウジングケース3は、第1キャビティ14と第2キャビティ15が設けられたハウジングベース部11と、このハウジングベース部11にヒンジ部12を介して接続され、第1キャビティ14及び第2キャビティ14を塞ぐ組み付け位置と第1キャビティ14及び第2キャビティ15を開放する開放位置とで変移するカバー13とを備えたので、カバー13を開放位置とすることによってジョイント端子2のハウジングケース3への収容作業を容易に行うことができ、また、カバー13を組み付け位置とすることによってジョイント端子2をハウジングケース3内に確実に収容することができる。
【0051】
前記第1実施形態では、カバー13に、組み付け位置において電線圧接部4に圧接された主電線W4の移動を規制する電線移動規制部20を設けたので、電線圧接部4に圧接接続した主電線W4の移動を電線移動規制部20によって阻止することができる。このため、主電線W4とジョイント端子2との電気的接続の確実性を向上させることができる。また、カバー13に、組み付け位置において第2キャビティ15内の端子プレート部5を位置決めする端子位置決め部21を設けたので、挿入される相手端子22と端子プレート部5とを確実に電気的に接続することができる。
【0052】
さらに、ハウジングケース3に、第2キャビティ15に収容された相手端子22の抜け方向の移動を阻止するランス17を設けたので、第2キャビティ15に挿入された相手端子22の抜け移動をランス17によって確実に阻止することができる。このため、他方の電線W5とジョイント端子2との電気的接続の確実性を向上させることができる。
【0053】
また、図5に示すように、例えば、主電線W4側のサブワイヤハーネスSW/HAの製造工程と、その主電線W4の中間接続部に接続される他方の電線W5の端部に相手端子22を組み付けたサブワイヤハーネスSW/HBの製造工程とが異なる場所で行われる場合には、主電線W4側のサブワイヤハーネスSW/HAの製造工程において、ハウジングケース3内にジョイント端子2を収容したセット納入状態で製品出荷される。
【0054】
そして、両端にコネクタC1,C2を組み付けたサブワイヤハーネスSW/HAの例えば一つの主電線W4の中間接続部をジョイント端子2の電線圧接部4に圧接接続し、カバー13で被う。
【0055】
また、別のハーネス工場にて、両端にコネクタC1,C2を組み付けたサブワイヤハーネスSW/HBの他方の電線W5の端部に相手端子22を接続する。そして、主電線W4の中間接続部と他方の電線W5の端部を組み付ける親サブワイヤハーネスの組付工程において、相手端子22をハウジングケース3の第2キャビティ15内に収容して親サブワイヤハーネスSW/Hを完成させる。このように、主電線W4側のサブワイヤハーネスSW/HA及び他方の電線W5側のサブワイヤハーネスSW/HBの各製造工程と、主電線W4の中間接続部と他方の電線W5の端部を組み付ける親サブワイヤハーネスSW/Hの製造工程とが異なる場所で行われる場合においても、無駄がなく効率的な作業を行うことができる。特に、主電線W4の中間接続部と他方の電線W5の端部を組み付ける親サブワイヤハーネスSW/Hの組付工程の作業を単純化することができ、作業性をより一段と向上させることができる。
【0056】
図6〜図8は本発明の第2実施形態を示し、図6はジョイント端子をハウジングケースに収容する前を示すジョイントコネクタの斜視図、図7は第2キャビティに相手端子を収容する過程を示す断面図、図8は図7のE方向から見た図である。
【0057】
図6に示すように、ジョイントコネクタ30は、前記第1実施形態のジョイントコネクタ1と同様に、ジョイント端子31と、ハウジングケース32とから構成されている。
【0058】
ジョイント端子31は、その連結プレート部10がストレート形状であり、電線圧接部4の底板部6と端子プレート部5とがほぼ同じ高さ位置に配置されている。端子プレート部5には矩形の係止孔(係止部)33が形成されている。ジョイント端子31の他の構成は、前記第1実施形態のジョイント端子2と同様であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0059】
ハウジングケース32の第2キャビティ15の上面側には、カバー13の端子位置決め部21を収容するための切欠部34が形成されているのみであり、端子プレート部5を上方より収容できるように大きく開放されていない。その代わりに、第2キャビティ15の前方壁には、第1キャビティ14の底面側と連通し、端子プレート部5を収容するためのプレート挿入孔35が形成されており、ジョイント端子31は矢印D方向を収容方向として収容するようになっている。
【0060】
また、図7に示すように、第2キャビティ15の上面壁には、第2キャビティ15内に突設するランス(可撓性係止部)36が弾性変形自在に設けられている。図7及び図8に示すように、第2キャビティ15の下面壁の一部は弾性変形自在な弾性プレート片部(可撓性係止部)37として形成され、この弾性プレート片部37には矩形の係止孔(係止部)38が形成されている。ハウジングケース32の他の構成は、前記第1実施形態のハウジングケース3と同様であるため、同一構成部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0061】
また、図7に示すように、他方の電線W5の端部には相手端子22が接続され、この相手端子22は電線W5に加締め接続されている。この相手端子22の内部に端子プレート部5が収容されることによって双方が電気的に接続されるようになっている。また、この相手端子22には前面側を除いて外周を被う雄型コネクタハウジング39が固定される。この雄型コネクタハウジング39の底面には係止突起(係止部)40が設けられている。
【0062】
次に、前記ジョイントコネクタ30を使用して主電線(一方の電線)W4の中間接続部に他方の電線W5の端部を電気的に接続するジョイント作業を説明する。
【0063】
まず、図6に示すように、ジョイント端子31の電線圧接部4に主電線W4の中間接続部を圧接接続し、2箇所の加締め固定部(電線移動規制部)9,9を主電線W4の中間接続部の外周に密着させるようにそれぞれ加締める。主電線W4の中間接続部の圧接接続の詳細は、前記第1実施形態の箇所で説明したので省略する。
【0064】
次に、カバー13が開放位置であるハウジングケース32のハウジングベース部11内に前方よりジョイント端子31を収容する。これにより、ハウジングベース部11の第1キャビティ14に電線圧接部4が、第2キャビティ15に端子プレート部5が、それぞれ収容されるて保持される。また、図7に示すように、端子プレート部5の係止孔33にランス36が係止され、これにより、ジョイント端子31の抜けが規制される。
【0065】
次に、ハウジングケース32のカバー13を開放位置から組み付け位置に変移し、カバー13で第1キャビティ14及び第2キャビティ15を塞ぐ。また、カバー13を組み付け位置に変移すると、カバー13の電線移動規制部20及び2箇所の加締め固定部9,9によって主電線W4の移動が規制されると共に、カバー13の端子位置決め部21によって端子プレート部5が第2キャビティ15内で位置決めされると共に、ガタ付きが防止される。
【0066】
次に、図7に示すように、他方の電線W5の端部に接続された相手端子22及び雄型コネクタハウジング39を矢印C方向として第2キャビティ15に収容し、相手端子22と端子プレート部5とを電気的に接続する。第2キャビティ15に相手端子22及び雄型コネクタハウジング39を収容すると、雄型コネクタハウジング39の係止突起40が係止部である係止孔38に係止され、これによって雄型コネクタハウジング39及び相手端子22の抜け方向の移動が阻止される。
【0067】
以上のジョイント作業により、主電線W4の中間接続部と他方の電線W5の端部とがジョイント端子31を介して電気的に接続される。
【0068】
以上、このジョイントコネクタ30では、前記第1実施形態の場合と同様に、他方の電線W5の接続には相手端子22が必要であり、相手端子22の接続作業を行う必要があるが、主電線W4の接続には相手端子が必要なく、ジョイント端子31に対して圧接作業を行えば良く、また、主電線W4の中間接続部の絶縁被覆W4aの剥ぎ取りも不要となるため、従来例のジョイントコネクタに比べて部品点数の削減と電線ジョイント作業の大幅な簡略化になる。
【0069】
尚、前記第2実施形態では、相手端子22の外周に雄型コネクタハウジング39を設けたが、第1実施形態のように相手端子22の単体としても良い。
【0070】
また、前記第1及び第2実施形態では、ジョイント端子2,31に端子プレート部5が1つで、ハウジングケース3,32に第2キャビティ15が1つであるが、それぞれ2以上設けても良く、このように複数設けることにより他方の電線W5が複数である場合のジョイントに対応することができる。また、同様にジョイント端子2,31において電線圧接部4を複数設けても良い。
【0071】
さらに、前記第1及び第2実施形態では、一方の電線が主電線W4であり、この主電線W4の中間接続部と他方の電線W5の端部とを電気的にジョイントする場合を示したが、本発明のジョイントコネクタ1,30を使用すれば複数の電線を電気的にジョイントする全てのジョイントパターンに適用可能であることは勿論であり、前記第1及び第2実施形態のパターンに限定されないことは勿論である。また、相手端子22及びそれを被う雄型コネクタハウジング39を共に雄雌逆に形成しても良い。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明のジョイントコネクタによれば、一方の電線の中間接続部を圧接により接続する電線圧接部と他方の電線の端部に接続された相手端子に接続する端子部とを一体に有するジョイント端子と、このジョイント端子の電線圧接部を収容し、且つ、この収容した電線圧接部に圧接接続される一方の電線の中間接続部を共に収容する第1キャビティと、ジョイント端子の端子部を収容し、且つ、相手端子を収容すると共に該収容された相手端子が端子部に接続される第2キャビティとを有するハウジングケースとを備えたので、他方の電線の端部の接続には端子が必要であり、端子の接続作業を行う必要があるが、一方の電線の中間接続部の接続には端子が必要なく、また、一方の電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良い。これにより、部品点数の削減と電線ジョイント作業の簡素化を大幅に図ることができる。
【0073】
請求項2の発明のジョイントコネクタによれば、ハウジングベース部の第1及び第2キャビティを塞いだり解放するカバーを備えたので、このカバーを開放することによってジョイント端子のハウジングケースへの収容作業を容易に行うことができ、また、カバーを組み付けることによってジョイント端子をハウジングケース内に確実に収容することができる。
【0074】
請求項3の発明のジョイントコネクタによれば、圧接端子に圧接接続した一方の電線の中間接続部の移動を電線移動規制部によって阻止することができるため、一方の電線の中間接続部とジョイント端子との電気的接続の確実性を向上させることができる。
【0075】
請求項4の発明のジョイントコネクタによれば、圧接端子に圧接接続した一方の電線の中間接続部の移動を端子移動規制部によって阻止することができるため、一方の電線の中間接続部とジョイント端子との電気的接続の確実性を向上させることができる。
【0076】
請求項5の発明のジョイントコネクタによれば、圧接端子に圧接接続した一方の電線の中間接続部の移動を電線移動規制部によって阻止することができるため、一方の電線の中間接続部とジョイント端子との電気的接続の確実性を向上させることができる。
【0077】
請求項6の発明のジョイントコネクタによれば、カバーに端子位置決め部を設けたので、収容される相手端子とジョイント端子の端子部とを確実に電線的に接続することができる。
【0078】
請求項7の発明のジョイントコネクタによれば、第2キャビティに収容された相手端子の抜け移動を可撓性係止部によって阻止することができるため、他方の電線の端部とジョイント端子との電気的接続の確実性をより一段と向上させることができる。
【0079】
請求項8の発明のジョイントコネクタによれば、第2キャビティに挿入された相手端子を被うコネクタハウジングの抜け移動を係止部によって阻止することができるため、他方の電線の端部とジョイント端子との電気的接続の確実性をより一段と向上させることができる。
【0080】
請求項9の発明の電線ジョイント方法によれば、電線圧接部及び端子部を一体に有するジョイント端子をハウジングケース内に収容し、このハウジングケースの第1キャビティに電線圧接部を、第2キャビティに端子部をそれぞれ収容し、次に、第1キャビティに収容された電線圧接部に一方の電線の中間接続部を圧接接続し、次に、第2キャビティに他方の電線の端部に接続された相手端子を収容し、この相手端子を端子部に電気的に接続したので、他方の電線の端部の接続には端子が必要であり、端子の接続作業を行う必要があるが、一方の電線の中間接続部の接続には端子が必要なく、また、一方の電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良く、その分、部品点数を削減することができると共に、電線ジョイント作業を容易に行うことができる。
【0081】
請求項10の発明の電線ジョイント方法によれば、電線圧接部及び端子部を一体に有するジョイント端子をハウジングケース内に収容したジョイントコネクタを用い、ハウジングケースの第1キャビティに収容されたジョイント端子の電線圧接部に一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部を圧接接続し、次に、ハウジングケースの第2キャビティに他方のサブワイヤハーネスの電線の端部に接続された相手端子を収容し、この相手端子をジョイント端子の端子部に電気的に接続して親サブワイヤハーネスを完成させたので、他方のサブワイヤハーネスの電線の端部の接続には端子が必要であり、端子の接続作業を行う必要があるが、一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部の接続には端子が必要なく、また、一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良く、その分、部品点数を削減することができると共に、電線ジョイント作業を容易に行うことができる。
【0082】
請求項11の発明の電線ジョイント方法によれば、ジョイント端子の電線圧接部に一方の電線の中間接続部を圧接接続し、次に、ジョイント端子をハウジングケース内に収容し、このハウジングケースの第1キャビティにジョイント端子の電線圧接部を、第2キャビティにジョイント端子の端子部を、それぞれ収容し、次に、第2キャビティに他方の電線の端部に接続された相手端子を被うコネクタハウジングを収容し、相手端子を前記端子部に電気的に接続したので、他方の電線の端部の接続には端子が必要であり、端子の接続作業を行う必要があるが、一方の電線の中間接続部の接続には端子が必要なく、また、一方の電線の中間接続部の絶縁被覆の剥ぎ取りが不要となり、ジョイント端子に対して圧接作業を行えば良く、その分、部品点数を削減することができると共に、電線ジョイント作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ジョイント端子をハウジングケースに収容する前を示すジョイントコネクタの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、(a)はジョイント端子をハウジングケースに収容した状態を示すジョイントコネクタの斜視図、(b)は主電線をジョイント端子に接続した状態を示すジョイントコネクタの斜視図、(c)はカバーを被ったジョイントコネクタの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、図2(c)中A−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、図2(c)中B−B線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態のジョイントコネクタの使用例を示す概略説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、ジョイント端子をハウジングケースに収容する前を示すジョイントコネクタの斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、第2キャビティに相手端子を収容する過程を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示し、図6のE−E線から見た図である。
【図9】従来例の電線ジョイント装置の概略斜視図である。
【図10】従来例の電線ジョイント装置によって作成された電線ジョイント構造を示す斜視図である。
【図11】他の従来例を示し、ジョイントコネクタによる電線ジョイント前の平面図である。
【図12】他の従来例を示し、ジョイントコネクタによる電線ジョイント状態の断面図である。
【符号の説明】
1,30 ジョイントコネクタ
2,31 ジョイント端子
3,32 ハウジングケース
4 電線圧接部
5 端子プレート部(端子部)
9 加締め固定部(電線移動規制部)
11 ハウジングベース部
12 ヒンジ部
13 カバー
14 第1キャビティ
15 第2キャビティ
17 ランス(可撓性係止部)
20 電線移動規制部(端子移動規制部)
21 端子位置決め部
22 相手端子
37 弾性プレート片部(係止部)
40 係止突起(係止部)
W4 主電線(一方の電線)
W5 他方の電線
SW/HA,SW/HB サブワイヤハーネス
SW/H 親サブワイヤハーネス

Claims (11)

  1. 一方の電線の中間接続部に他方の電線の端部を電気的にジョイントするジョイントコネクタであって、
    前記一方の電線の中間接続部を圧接により接続する電線圧接部と前記他方の電線の端部に接続された相手端子に接続する端子部とを一体に有するジョイント端子と、
    このジョイント端子の前記電線圧接部を収容し、且つ、この収容した電線圧接部に圧接接続される一方の電線の中間接続部を共に収容する第1キャビティと、前記ジョイント端子の前記端子部を収容し、且つ、前記相手端子を収容すると共に該収容された相手端子が前記端子部に接続される第2キャビティとを有するハウジングケースとを備えたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 請求項1記載のジョイントコネクタであって、
    前記ハウジングケースは、前記第1キャビティと前記第2キャビティが設けられたハウジングベース部と、このハウジングベース部の前記第1キャビティ及び前記第2キャビティを塞いだり開放するカバーとを備えたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  3. 請求項2記載のジョイントコネクタであって、
    前記カバー或いは前記ハウジングベース部に、前記電線圧接部に圧接された一方の電線の中間接続部の移動を規制する電線移動規制部を設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  4. 請求項2記載のジョイントコネクタであって、
    前記カバー或いは前記ハウジングベース部に、前記第1キャビティに収容された前記ジョイント端子の移動を規制する端子移動規制部を設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  5. 請求項1記載のジョイントコネクタであって、
    前記ジョイント端子に、前記電線圧接部に圧接された一方の電線の中間接続部の移動を規制する電線移動規制部を設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  6. 請求項1記載のジョイントコネクタであって、
    前記カバー或いは前記ハウジングベース部に、前記第2キャビティ内に収容された前記端子部を位置決めする端子位置決め部を設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  7. 請求項1記載のジョイントコネクタであって、
    前記ハウジングケースに、前記第2キャビティに収容された前記相手端子の抜け方向の移動を阻止する可撓性係止部を設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  8. 請求項1記載のジョイントコネクタであって、
    前記ハウジングケース及び前記第2キャビティに収容された前記相手端子を被うコネクタハウジングに該コネクタハウジングの抜け方向の移動を阻止する係止部をそれぞれ設けたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  9. 一方の電線の中間接続部に他方の電線の端部を電気的にジョイントする電線ジョイント方法であって、
    電線圧接部及び端子部を一体に有するジョイント端子をハウジングケース内に収容し、このハウジングケースの第1キャビティに前記電線圧接部を、第2キャビティに前記端子部を、それぞれ収容し、
    次に、前記第1キャビティに収容された前記電線圧接部に一方の電線の中間接続部を圧接接続し、
    次に、前記第2キャビティに他方の電線の端部に接続された相手端子を収容し、この相手端子を前記端子部に電気的に接続することを特徴とする電線ジョイント方法。
  10. 一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部に他方のサブワイヤハーネスの電線の端部を電気的にジョイントする電線ジョイント方法であって、
    電線圧接部及び端子部を一体に有するジョイント端子をハウジングケース内に収容したジョイントコネクタを用い、前記ハウジングケースの第1キャビティに収容された前記ジョイント端子の電線圧接部に前記一方のサブワイヤハーネスの電線の中間接続部を圧接接続し、
    次に、前記ハウジングケースの第2キャビティに前記他方のサブワイヤハーネスの電線の端部に接続された相手端子を収容し、この相手端子を前記ジョイント端子の端子部に電気的に接続して親サブワイヤハーネスを完成させることを特徴とする電線ジョイント方法。
  11. 一方の電線の中間接続部に他方の電線の端部を電気的にジョイントする電線ジョイント方法であって、
    ジョイント端子の電線圧接部に一方の電線の中間接続部を圧接接続し、
    次に、前記ジョイント端子をハウジングケース内に収容し、このハウジングケースの第1キャビティに前記ジョイント端子の電線圧接部を、第2キャビティに前記ジョイント端子の端子部を、それぞれ収容し、
    次に、前記第2キャビティに他方の電線の端部に接続された相手端子を被うコネクタハウジングを収容し、前記相手端子を前記端子部に電気的に接続することを特徴とする電線ジョイント方法。
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