JP2004126731A - Cpuの異常動作監視回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インターバルタイマ1は、一定間隔でタイマ要求信号を出力し、カウンタ3及び4は、該要求信号をトリガとして計数を開始し、CPU内のソフトウェア2は正常動作であれば要求信号に基づきSTOP信号を出力する。カウンタ4は、計数開始後、STOP信号を受信するまで計数を継続しm回以上の値のときにCPU異常として判定回路5に出力する。一方、カウンタ3は、計数開始後におけるSTOP信号を計数し2回以上のときにCPU異常として出力する。判定回路では、双方のカウンタの出力が正常のときにCPU正常とし判定し、いずれかが異常出力のときはCPU異常と判定する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CPUの動作異常を検出するためのCPU異常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCPU異常検出回路として特開平11−242617号公報の技術が知られている。
【0003】
このCPU異常検出回路は、一定間隔で割り込み信号を発生するインターバルタイマと、前記インターバルタイマから出力された割り込み信号により割り込みを発生させ、該割り込みに対する応答サイクルを外部に通知するCPUと、前記CPUの割り込み応答サイクルを検出して検出信号を出力する割り込み応答サイクル検出器と、前記インターバルタイマから出力された割り込み信号を入力するとカウントを開始し、前記検出信号を入力すると該カウントを停止し、カウント値が予め定められた規定値を超えた場合に前記CPUが正常に動作していないことを示すための異常検出信号出力するカウンタとから構成されている。
【0004】
次に、このCPU異常検出回路の動作について、図2を参照して説明する。インターバルタイマは、一定間隔で割込信号を出力する事によりCPUへ割込をかけている。また、割込信号が出力されたことによりカウンタではカウントが開始される。
【0005】
そして、CPUが正常に動作している場合には、CPUは割込信号によって発生した割込に対する割込応答サイクルを出力するため、割込応答サイクル検出器は、この割込応答サイクルを検出してカウンタに検出信号を出力する。そのため、カウンタではカウントを停止するので異常検出信号は出力されない。
【0006】
そして、CPUに何らかの異常が発生しインターバルタイマ割込への応答ができない場合には割込応答サイクル検出器は検出信号を出力しないため、カウンタのカウント値は一定の値を超えてしまい、CPUの異常を通知するための異常検出信号が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、図1に示すように、CPUまたは割り込み応答サイクル検出器が誤動作することで予め定められた規定値(時間)内に複数回のカウンタ停止制御が発生した場合、カウンタは予め定められた規定値を超ることが無くなり、CPUの異常が検出できなくなる問題を有する。
【0008】
図4には時間的な要因を含めた従来技術の問題点のフローを示す。ここではカウンタが予め定められた規定値(時間)をカウントする前に複数回のSTOP制御が行われた場合、正常なSTOP制御と誤認識してしまう事を示している。
【0009】
そこで、発明の目的は、S/Wの誤動作によりカウンタが予め定められた規定値(時間)をカウントする前に複数回のSTOP制御が行われた場合であっても、CPUの異常を正確に監視することができるCPU異常検出回路の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明によれば、一定間隔でタイマカウンタ要求信号を発生するインターバルタイマと、前記インターバルタイマから出力されたタイマカウンタ要求信号によりタイマカウンタSTOP信号を出力するCPUと、前記インターバルタイマから出力された要求信号を入力するとカウントを開始し、前記CPUからのタイマカウンタSTOP信号により該カウントを停止し、カウント値が予め定められた規定値を超えた場合にCPUの異常動作を示す異常検出信号を出力する第1のカウンタと、前記インターバルタイマから出力された要求信号を入力するとカウントを開始し、前記CPUからのタイマカウンタSTOP信号の数をカウントし、カウント値が2以上の場合にCPUの異常動作を示す異常検出信号を出力する第2のカウンタと、前記2個のカウンタからの出力がともに正常である場合にCPU正常と判定し、また前記2個のカウンタからの出力の何れか一方が異常検出信号を出力した場合にCPU異常と判定する異常判定回路と、を備えることを特徴とするCPU異常検出回路を得ることができる。
【0011】
前記判定回路は、前記2個のカウンタ出力を入力とする論理和回路で構成してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0013】
図3に、本発明の一実施の形態に係るCPU異常検出回路のブロック図を示し、動作フローを兼ねる。このCPU異常検出回路は、インターバルタイマ1と、CPUの内部ソフトウェアを示すS/W2と、2つのカウンタ3および4と、異常判定回路5とから構成される。
【0014】
インターバルタイマ1は、S/W2に対し周期n(n:任意の整数値、但しn>m)ごとにタイマカウンタSTOP要求信号1aを発生し、ストップ制御の要求を行う。またインターバルタイマ1は、タイマカウンタ4とSTOPカウンタ3にタイマカウンストップ要求信号1aを発生し各カウンタのSTART制御を行う。
【0015】
S/W2は、インターバルタイマ1からのタイマカウンタストップ要求信号1aを受け、正常に動作している場合は、タイマカウンタ4とSTOPカウンタ3に対しSTOP制御を行う。
【0016】
タイマカウンタ4は、インターバルタイマ1からのタイマカウンタSTOP要求信号1aを受け、内部カウンタをスタートさせる。内部カウンタのカウント値がm以上となった場合に「S/W異常」を通知する。S/W2からSTOP制御を受けた場合は、内部カウンタが停止しカウンタ値がmより小さい場合は「S/W正常」を通知する。
【0017】
STOPカウンタ3は、タイマカウンタSTOP要求信号1aの回数をカウントし、カウント値が2以上となった場合に「S/W異常」を通知する。S/W2からSTOP制御を受けた場合は、内部カウンタをクリアし、「S/W正常」を通知する。
【0018】
上記2個のカウンタから通知された判定結果がもとに、共に「S/W正常」の場合にはCPUに対して「S/W正常」を、どちらか一方でも異常の場合は「S/W異常」を通知する。
【0019】
次に、本発明について具体的な実施例を用いて説明する。図6にその回路構成を示す。
【0020】
インターバルタイマ1は、CPUCLK10−3で動作するカウンタ1−1とカウント値nで「L」を出力するDEC回路1−2で構成される。このカウンタは自走で動作しているためn周期ごとにタイマカウンタSTOP要求信号1aを出力する。
【0021】
タイマカウンタ4は、CPUCLK10−3で動作するカウンタ4−1とカウント値mで「L」を出力するDEC回路4−2で構成される。このカウンタ4−1は、インターバルタイマ1から出力されたタイマカウンタSTOP要求信号1aでカウント動作を開始する。カウント値がmになるとDEC回路4−2から「L」パルスを出力しカウンタ4−1を停止させる。このとき「L」パルスを出力することにより「S/W異常」を外部に通知する。また、タイマカウンタSTOP信号2aがカウント値mとなる前に入力された場合、カウンタ4−1が停止し「S/W正常」を外部に通知する。
【0022】
STOPカウンタ3は、タイマカウンタSTOP信号2aをクロックとして動作するカウンタ3−1とカウント値2で「L」を出力するDEC回路3−2で構成される。タイマカウンタSTOP信号2aが2回以上入力された場合、「S/W異常」を外部に通知する。
【0023】
引伸し回路6はタイマカウンタSTOP信号2aが1回でも入力したら「L」パルスを出力しタイマカウンタ4の動作を停止させる。
【0024】
図7に、以上説明した動作フローをしめす。最初に、異常時におけるS/W2の動作について説明する。タイマカウンタ4のカウント値がmとなる前にタイマカウンタSTOP信号2aが入力されない場合、カウント値がmとなった時点で判定信号5a「L」を出力しS/W2の異常を通知する。S/W2が正常動作している場合には、タイマカウンタ4のカウント値がmとなる前にタイマカウンタSTOP信号2aが入力されると、タイマカウンタが停止し(時間:T4)、判定信号5a「H」を出力し「S/W正常」を通知する。
【0025】
次に、タイマカウンタSTOP信号2aが2回以上入力した場合の動作について図8のタイムチャートを用いて説明する。
【0026】
タイマカウンタ4のカウント値がmとなる前にタイマカウンタSTOP信号2aが2回以上入力した場合、STOPカウンタ3がこれを監視し判定信号5a「L」を出力することで「S/W異常」を通知する。
【0027】
【発明の効果】
インターバルタイマを使用したCPU監視において、S/Wの誤動作によりカウンタが予め定められた規定値をカウントする前に複数回のSTOP制御が行われた場合、これを不正なSTOP制御と認識することでCPUの監視精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCPU異常動作監視回路の問題を指摘するフロー説明図である。
【図2】従来のCPU異常動作監視回路の動作を説明するフロー図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るCPU異常動作監視回路のブロックを示す図である。
【図4】従来のCPU異常動作監視回路の問題を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の効果を示すシーケンス図である。
【図6】本発明の実施例を示す回路構成図である。
【図7】本発明の実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図8】タイマカウンタSTOP信号が2回以上出力された場合の異常検出動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 インターバルタイマ
1−1 カウンタ部
1−2 デコーダ(DEC)
1a タイマカウンタSTOP要求信号
2 S/W
3 STOPカウンタ
3−1 カウンタ部
3−2 デコーダ(DEC)
3a、4a カウント値
4 タイマカウンタ
4−1 カウンタ部
4−2 デコーダ(DEC)
5 異常判定回路
5−1 AND処理
5a 判定信号
Claims (2)
- 一定間隔でタイマカウンタ要求信号を発生するインターバルタイマと、
前記インターバルタイマから出力されたタイマカウンタ要求信号によりタイマカウンタSTOP信号を出力するCPUと、
前記インターバルタイマから出力された要求信号を入力するとカウントを開始し、前記CPUからのタイマカウンタSTOP信号により該カウントを停止し、カウント値が予め定められた規定値を超えた場合にCPUの異常動作を示す異常検出信号を出力する第1のカウンタと、
前記インターバルタイマから出力された要求信号を入力するとカウントを開始し、前記CPUからのタイマカウンタSTOP信号の数をカウントし、カウント値が2以上の場合にCPUの異常動作を示す異常検出信号を出力する第2のカウンタと、
前記2個のカウンタからの出力がともに正常である場合にCPU正常と判定し、また前記2個のカウンタからの出力の何れか一方が異常検出信号を出力した場合にCPU異常と判定する異常判定回路と、
を備えることを特徴とするCPU異常検出回路。 - 前記判定回路を、前記2個のカウンタ出力を入力とする論理和回路で構成したことを特徴とする請求項1記載のCPU異常検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002286614A JP2004126731A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | Cpuの異常動作監視回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002286614A JP2004126731A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | Cpuの異常動作監視回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004126731A true JP2004126731A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32279634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002286614A Pending JP2004126731A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | Cpuの異常動作監視回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004126731A (ja) |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002286614A patent/JP2004126731A/ja active Pending
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