JP2004125175A - 増大した連接角度用のトリポードジョイント - Google Patents

増大した連接角度用のトリポードジョイント Download PDF

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Abstract

【課題】より大きな操作連接角度に適するAARトリポードジョイントを提供する。
【解決手段】第1の長手方向軸線を備えかつ内方凹所14を有する外方ジョイント部材11、第2の長手方向軸線を備えかつハブ17および前記ハブ17で半径方向に配置されかつ各々球状面部分を備えたアームヘッド21を形成する3本トリポードアーム19を有するトリポード星形体12、ならびに 環状ローラキャリヤ23、ベアリングニードル24、およびこのベアリングニードル24上に回転可能に支持されるローラ25からなっているローラ構体13を有するトリポードジョイントにおいて、前記ローラキャリヤ23が、それらの外面上に、各々、前記ニードル接触面を画成し、かつそれらが前記ローラ25に対して失われるのに抗して固定されるように、軸方向固定手段26,27間でローラ軸線の方向に軸方向の移動クリヤランス(SA)をもって保持されるストッパカラーを含んでいる。
【選択図】図1

Description

 本発明は、第1の長手方向軸線を備えかつ内方凹所および前記内方凹所を広げかつ周部で対向の軌道対を形成する3つの均一に周部に分布された凹所を有する外方ジョイント部材、第2の長手方向軸線を備えかつハブおよび前記ハブで半径方向に配置されかつ各々球状面部分を備えたアームヘッドを形成する3本の均一に周部に分布されたトリポードアームを有するトリポード星形体、ならびに環状ローラキャリヤ、このローラキャリヤ上で回転するベアリングニードル、およびこのベアリングニードル上に回転可能に支持されるローラからなっているローラ構体を有し、そのさい前記ローラキャリヤが、それらの内面上に、各々、筒状のアーム接触面、およびそれらの外面に、筒状のニードル接触面を含んでおり、そのさい前記アームヘッドの各々に、ローラ構体が保持されそして前記ローラ構体の各々が前記凹所の一方内に案内され、そのさい前記ローラキャリヤがアーム軸線に沿って枢動可能かつ移動可能であるように前記アームヘッド上に配置されかつ前記ローラが前記第1の長手方向軸線に対して実質上垂直な軸線であるローラ軸線を有する前記軌道上で転動するトリポードジョイントに関する。
 上述した型のトリポードジョイントはAARトリポードジョイントの名称で以前に本出願人によって製造されかつ販売されていた。とくに、それらは自動車の駆動軸、すなわち、差動駆動装置と駆動輪との間に駆動接続を設けるのに役立つ側軸(サイドシャフト)に使用される。車輪端でいわゆる定速度固定ボールジョイントをそして差動装置において突入ジョイントとしていわゆるAARトリポードジョイントを使用するのが一般的な慣例である。これまでは、前記AARトリポードジョイントは23°から26°の範囲にある連接角度で設計されていた。オフロード車両およびSUV車両の増大する流行に関連して、これまでは、いわゆるAARトリポードジョイントがまた軸方向に移動可能である二重オフセットジョイント(DO突入ジョイント)によってまたは定速度固定ボールジョイントおよび軸方向の突入ユニットの組み合わせによって置き換えられることを意味したより大きな操作連接角度に関する増大する要求がある。かかる解決はそれらのNVH(雑音、振動、粗さ)性質(DO突入ジョイント)に関連して利点が少ないかまたは非常に高い製造コスト(追加の突入ユニットを有する固定ボールジョイント)を発生する。
 それゆえ、本発明の目的は、より大きな操作連接角度に適するAARトリポードジョイントを提供することにある。
 本発明による解決によれば、前記ローラキャリヤが、それらの外面上に、各々、前記ニードル接触面を画成し、かつそれらが前記ローラに対して失われるのに抗して固定されるように、軸方向固定手段間でローラ軸線の方向に軸方向の移動クリヤランスをもって保持されるストッパカラーを含んでおり、そして前記ローラキャリヤが、それらの内面上に、前記第1の長手方向軸線に関連して、少なくとも半径方向内側端で、各々、前記ローラ軸線に関連して、前記ニードル接触面の延長部を超えて前記アーム接触面の軸方向長さを増大する筒状突起を含んでいることが提案される。
 この方法において、トリポード星形体と外方ジョイント部材との間の連接運動の場合にかつアームヘッドが凹所内で内方に向かって突進するとき、ローラキャリヤが、アームヘッドの球状面とローラキャリヤの内方に筒状のアーム接触面との間の有効な接触が維持されるような方法においてそれぞれのアームヘッドとともに半径方向に内方に動くことが保証される。ローラキャリヤは、外方に筒状のニードル接触面によって、ジョイントが同時に回転運動を実施しながら連接されるならば、同時にニードルベアリング上の転動接触運動を実施しながらローラ軸線の方向に軸方向に摺動する。ローラ軸線の方向に軸方向にローラキャリヤを移動する摩擦力はローラキャリヤのアーム接触面にアームヘッドの球状面部分によって印加される。相対的な回転運動は球状アームヘッドとローラキャリヤとの間に引き起こされない。続いてジョイントが連接された位置から一直線に整列された位置に動かされるならば、ローラキャリヤは、適用可能ならば、それらが半径方向に外方の軸方向固定手段に対して停止するまでアームヘッドの球状面部分とローラキャリヤのアーム接触面との間の同一の摩擦力によって凹所に半径方向に外方に戻される。
 好都合な実施の形態において、前記軸方向固定手段は、各々、前記ローラの内方環状溝に係合する少なくとも1つの固定リングを含んでいる。第2の軸方向固定手段の形において、ローラは、機能に関連して、固定リングに対応する一体に形成のカラーを含むことができる。この設計はローラ、ベアリングニードルおよびローラキャリヤの容易な軸方向組み立てを保証する。好適な設計によれば、前記軸方向の固定手段は各ローラの2つの同一の内方環状溝に係合する2つの同一の固定リングを各々含みそしてそれらの間に、それが失われることができないように本発明によって本発明による移動クリヤランスによりローラキャリヤを囲んでいる。
 外方ジョイント部材およびトリポード星形体の付与された不変の設計により、連接角度の所定の増加はローラ軸線の方向に軸方向の移動クリヤランスを有するローラ構体の本発明の設計によって十分に達成される。好適な実施の形態によれば、前記ローラ構体において、前記筒状突起の軸方向長さおよび前記軸方向の移動クリヤランスの量は、少なくとも27°、とくに29°のジョイント連接角度により、前記アームヘッドの前記球状面部分が前記ローラキャリヤの前記アーム接触面と支持接触を確立することができるように寸法付けられることが提案される。前記移動クリヤランスSAが前記ベアリングニードルの支持長さの少なくとも5%に、好ましくは、同様に前記長さの10%になりそして、とくに、それは前記ベアリングニードルの支持長さの20〜25%になることができる。
 好適な実施の形態によれば、前記第1の長手方向軸線に関連して、前記ローラキャリヤ上で、それらの半径方向外側端で、これらが前記ローラキャリヤと面一であるように前記アーム接触面および前記ニードル接触面によって接触されることが提案される。この方法において、ローラキャリヤ重量は節約されることができる。
 さらに他の実施の形態によれば、前記第1の長手方向軸線に関連して、前記ローラキャリヤが、前記半径方向外側端で、また、各々、前記ローラ軸線に関連して、前記ニードル接触面の延長部を超えて前記アーム接触面の軸方向長さを増大する筒状突起を含んでいることが提案される。この実施の形態において、ローラキャリヤは組み立てを簡単化するために対称であるように設計されることができる。
 本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて以下で説明する。
 図1は外方ジョイント部材11、いわゆるトリポード星形体12として言及される内方ジョイント部材、ならびに3つのローラ構体13を識別することができる断面図において本発明のトリポードジョイントを示している。また、ジョイントチューリップとして言及される外方ジョイント部材11は内方凹所14およびローラ構体13の1つによって各々占有される3つの均一に周部分に分布された凹所または広げられた領域15を備えている。凹所15は周部に対向のフィレット形状の軌道対16を形成している。トリポード星形体12は軸を挿入するための内方凹所18を備えた環状ハブ部材17を含んでいる。ハブには、各々減少されたアーム首部20および部分球状案内面22を備えたアームヘッド21を含んでいる3つの均一に周部に分布されたトリポードアーム19が配置されている。ローラ構体13は、各々、実質上中空の筒状ローラキャリヤ23、ベアリングニードル24および外方に球状のローラ25を含んでいる。ローラ25に対して、ベアリングニードルおよびローラキャリヤはそれらが失われることができない方法において固定リング26,27によって保持される。
 図1におけるそれらと同一である図2のすべての細部は図1と同一の参照番号が付されている。それゆえ、前記細部が特別に記載されない範囲で図1の説明が参照される。トリポードジョイントの長手方向断面において、外方ジョイント部材11が、軸がそれを通って内方ジョイント部材に挿入され得る開口31を含んでいることが見られ得る。また、ジョイント基部32およびその端部が軸輪郭34を備えている隣接するジャーナル33を見ることができる。外方ジョイント部材の軸線は参照符号A11が付与されている。断面は内部14およびその中心において分割される凹所15の1つを示している。図はローラ構体13の1つおよび軸方向断面において見られ得るトリポードアーム19の1つのみを示している。トリポード星形体12の軸線は参照符号A12が付与され、そしてこの例示において、外方ジョイント部材11の軸線A11に対して同軸に延びている。
 図1および図2は、最初に、内方ジョイント部材および外方ジョイント部材の回転運動の間中、トリポード星形体12が外方ジョイント部材11に対して軸方向に移動可能であり、ローラ25がニードルによって支持されながらローラキャリヤ23上の転動運動を実施することができることを示している。また、見られ得るのは、軸線A12およびA11が互いに対して連接されるとき、ローラ構体13が軸線A11に対してローラ軸線ARの軸線垂直位置に保持され、これに反してアーム軸線AZを有するトリポードアーム19は軸線A12が軸線A11に対して連接される同一角度によって軸線A11およびA12によって形成される連接平面においてローラ軸線ARに対して同時に傾斜されるということである。同時に、ローラキャリヤ23の内部で内方に向けられた半径方向の運動を実施するためのアームヘッド21が必要である。この状況は後の段階で再び言及される。
 図3は第1の実施の形態における本発明のローラ構体のローラ軸線を通る半分の断面図で示している。関連のトリポードアームが、また、見られることができ;図はジョイントが一直線に整列された位置にあるとき取られる相対的な位置を示し、軸線A11およびA12は一致している。WZはアームヘッド21の球状面22がそれによってローラ構体のローラキャリヤ23に作用する有効線に言及している。WRは外方ジョイント部材の軌道16がそれによってローラ25に作用する有効線に言及している。2本の有効線の平行なずれは、トルクが伝達されるとき、傾斜モーメントがローラ構体に印加され、その結果ジョイントが一直線に整列された位置にあるとき、ローラ構体が軌道内で安定した接触位置を取ることを示している。ベアリングニードル24ならびにローラキャリヤ23はそれらが失われることができないようにローラ25に対して2つの固定リング26,27によって保持され、2つの固定リングはローラ25の筒状内面に形成された内方溝36,37に係合している。その外側で、ローラキャリヤ23は固定リング26,27間の軸方向移動クリヤランスにより2つのストッパカラー38,39によって保持され、そしてトリポード星形体の軸線(図示せず)に関連して、半径方向内側端上で、筒状突起42を含んでいる。外側に位置決めされたニードル接触面41の軸方向長さは固定リング26,27間の内方距離より移動クリヤランスSAだけ小さい。内側でアーム接触面40の長さは固定リング26,27間の内方距離に対応している。前記軸方向の移動クリヤランスSAはローラキャリヤ23の内側上のアーム接触面40に対するローラキャリヤ23の外側での短くされたニードル接触面41の結果として得られる。本発明のジョイントの機能に関するかぎり、ローラキャリヤ23が星形体の軸線に関連してローラ25に対して半径方向に内方に移動可能であることが必須であり、その移動可能性は、ジョイントが、アームヘッド21が摩擦力を介してローラキャリヤ23に沿って半径方向に内方に向かって取りかつその過程において、失われないようにヘッド21との接触に十分離れてアーム接触面40を移動することによって連接されるときアームヘッド21のより大きな運動を許容する。結果として可能であるより大きなアームヘッドの運動はジョイントのより大きな連接運動に対応する。
 図4は図3にすでに例示されたような本発明のローラ構体を、変更された実施の形態においてローラ軸線を通る半分の断面図において示している。関連のトリポードアーム19が再び見られることができ、図はジョイントが一直線に整列された位置にあるとき取られる相対的な位置を示し、軸線A11およびA12は一致している。WRは外方ジョイント部材の軌道16がそれによってローラ25に作用する有効線に言及している。2本の有効線の平行なずれは、トルクが伝達されるとき、傾斜モーメントがローラ構体に印加され、その結果ジョイントが一直線に整列された位置にあるとき、ローラ構体が軌道内で安定した接触位置を取ることを示している。ベアリングニードル24ならびにローラキャリヤ23はそれらが失われることができないようにローラ25に対して2つの固定リング26,27によって保持され、2つの固定リングはローラ25の筒状内面に形成された内方溝36,37に係合している。その外側で、ローラキャリヤ23は固定リング26,27間の軸方向移動クリヤランスにより2つのストッパカラー38,39によって保持され、そしてトリポード星形体の軸線(図示せず)に関連して、半径方向内側端上で、筒状突起42を、そして半径方向外側端上で、筒状突起43を含んでいる。外側に位置決めされたニードル接触面41の軸方向長さは固定リング26,27間の内方距離より移動クリヤランスSAだけ小さい。内側でアーム接触面40の長さは固定リング26,27間の内方距離に対応している。前記軸方向の移動クリヤランスSAはローラキャリヤ23の内側上のアーム接触面40に対して、両側で量SA/2だけ短くされている、ローラキャリヤ23の外側での、ニードル接触面41の結果として得られる。本発明のジョイントの機能に関するかぎり、ローラキャリヤ23が星形体の軸線に関連してローラ25に対して半径方向に内方に移動可能であることが必須であり、その移動可能性は、ジョイントが連接されるとき、アームヘッド21のより大きな運動を許容する。他の方法では、機能過程は図3によるローラ構体の機能過程に実質上対応している。
 図5は図1のジョイントに類似の例示において図1によるジョイントを断面図において示しているが、外方ジョイント部材11の軸線A11に対して、その軸線は通常図面の平面上に位置決めされ、トリポード星形体12の軸線A12は17°だけ下方に連接されている。結果として、上方に向いているトリポードアーム19は図面の平面に対して中央断面位置から前方に動き、或る角度で下方に向いている2本のトリポードアームは図面の平面に対して中央断面位置から後方に動いた。この連接運動の結果として、アームヘッド21の球状面22の中心(図示せず)かつしたがって、また、アームヘッド21の接触点は各々ローラキャリヤ23に対して断面において半径方向内方に動いた。その結果は拡大された細部において見られることができる。ローラキャリヤに作用しているアームヘッドの有効線WZはローラ25の対称平面に位置決めされるローラ25に対する外方ジョイント部材の不変の有効線WRの内側に今や明らかに半径方向に位置決めされる。この例示において、ローラキャリヤ23はローラ25およびベアリングニードル24に対して半径方向に最も外方の位置、トルクから自由であり、遠心力の影響により半径方向に外方に動くときローラキャリヤ23が取る位置において連続線で示されている。アームヘッド21が、トルク負荷により、最も外方位置から半径方向に内方に動くとき、ローラキャリヤ23はその最も外方の位置を去りかつ半径方向内側の末端位置に向かって動き、その末端位置は点線で示される。トルクが負荷されるときローラキャリヤの実際の位置は2つの例示された位置間にすべきである。
 図6は図5のジョイントに類似する例示において図5によるジョイントを断面図において示しているが、図面の平面上に通常位置決めされる外方ジョイント部材の軸線A11に対して、トリポード星形体の軸線A12は31°だけ下方に向かって垂直に連接されている。結果として、上方に向いているトリポードアーム19は図面の平面に対してさらに前方に動き、或る角度で下方に向いている2本のトリポードアームは図面の平面に対してさらに後方に動いた。この連接運動の結果として、アームヘッド21の球状面22の中心かつしたがって、また、アームヘッド21の接触点は各々ローラキャリヤ23に対して断面においてさらに半径方向内方に動いた。その結果は拡大された細部において見られることができる。ローラキャリヤに作用しているアームヘッドの有効線WZはローラ25の対称平面に位置決めされるローラに対する外方ジョイント部材の不変の有効線WRの内側に半径方向によりおきな距離において今や位置決めされる。この例示において、ローラキャリヤ23はローラ25およびベアリングニードル24に対して半径方向に内方の末端位置、ローラキャリヤ23が、アーム接触面40に作用する球状面22の摩擦力を介して、ジョイントが同軸の軸線A11,A12と一直線に整列された位置から最大の連接された位置に動くとき半径方向に内方に向かって押されるとき取る位置において連続線で示されている。結果として、アームヘッド21の球状面22はローラキャリヤ23のアーム接触面40との固定接触を有し続ける。
 以下に本発明の実施の形態を要約して列挙する。
 <1> 第1の長手方向軸線(A11)を備えかつ内方凹所(14)および前記内方凹所(14)を広げかつ周部で対向の軌道対(16)を形成する3つの均一に周部に分布された凹所(15)を有する外方ジョイント部材(11)、第2の長手方向軸線(A12)を備えかつハブ(17)および前記ハブ(17)で半径方向に配置されかつ各々球状面部分(22)を備えたアームヘッド(21)を形成する3本の均一に周部に分布されたトリポードアーム(19)を有するトリポード星形体(12)、ならびに環状ローラキャリヤ(23)、このローラキャリヤ(23)上で回転するベアリングニードル(24)、およびこのベアリングニードル(24)上に回転可能に支持されるローラ(25)からなっているローラ構体(13)を有するトリポードジョイントにおいて、そのさい前記ローラキャリヤ(23)が、それらの内面上に、各々、筒状のアーム接触面(40)、およびそれらの外面に、筒状のニードル接触面(41)を含んでおり、そのさい前記アームヘッド(21)の各々に、ローラ構体(13)が保持されそして前記ローラ構体(13)の各々が前記凹所(15)の一方内に案内され、
 そのさい前記ローラキャリヤ(23)がアーム軸線(AZ)に沿って枢動可能かつ移動可能であるように前記アームヘッド(21)上に配置されかつ前記ローラ(25)が前記第1の長手方向軸線(A11)に対して実質上垂直な軸線であるローラ軸線(AR)を有する前記軌道(16)上で転動し、そのさい前記ローラキャリヤ(23)が、それらの外面上に、各々、前記ニードル接触面(41)を画成し、かつそれらが前記ローラ(25)に対して失われるのに抗して固定されるように、軸方向固定手段(26,27)間でローラ軸線(AR)の方向に軸方向の移動クリヤランス(SA)をもって保持されるストッパカラー(38,39)を含んでおり、そしてそのさい前記ローラキャリヤ(23)が、それらの内面上に、前記第1の長手方向軸線(A11)に関連して、少なくとも半径方向内側端で、各々、前記ローラ軸線(AR)に関連して、前記ニードル接触面(41)の延長部を超えて前記アーム接触面(40)の軸方向長さを増大する筒状突起(42)を含んでいるトリポードジョイント。
 <2> 前記第1の長手方向軸線(A11)に関連して、前記ローラキャリヤ(23)上で、それらの半径方向外側端で、前記アーム接触面(40)および前記ニードル接触面(41)が互いに面一である上記<1>に記載のトリポードジョイント。
 <3> 前記第1の長手方向軸線(A11)に関連して、前記ローラキャリヤ(23)が、前記半径方向外側端で、また、各々、前記ローラ軸線(AR)に関連して、前記ニードル接触面(41)の延長部を超えて前記アーム接触面(40)の軸方向長さを増大する筒状突起(43)を含んでいる上記<1>に記載のトリポードジョイント。
 <4> 前記軸方向固定手段が、各々、前記ローラ(25)の内方環状溝(36,37)に係合する少なくとも1つの固定リング(26,27)を含んでいる上記<1>ないし<3>のいずれか1つに記載のトリポードジョイント。
 <5> 前記ローラ構体において、前記筒状突起(42)の軸方向長さおよび前記軸方向の移動クリヤランス(SA)の量は、少なくとも27°、とくに29°のジョイント連接角度により、前記アームヘッド(21)の前記球状面部分(22)が前記ローラキャリヤ(23)の前記アーム接触面(40)と支持接触を確立することができるように寸法付けられることである上記<1>ないし<4>のいずれか1つに記載のトリポードジョイント。
 <6> 前記移動クリヤランス(SA)が前記ベアリングニードル(24)の支持長さの少なくとも5%になることである上記<1>ないし<5>のいずれか1つに記載のトリポードジョイント。
 前記移動クリヤランス(SA)が、前記ベアリングニードル(24)の支持長さの少なくとも10%、とくに20%より多くなることである上記<6>に記載のトリポードジョイント。
本発明のトリポードジョイントを示すトリポード星形体を通る断面図である。 図1による本発明のトリポードジョイントを示す脚星形体を通る長手方向断面図である。 第1の実施の形態における本発明のローラ構体を示すローラ軸線に沿う半分の断面図である。 第2の実施の形態における本発明のローラ構体を示すローラ軸線に沿う半分の断面図である。 図4によるローラの実施の形態を有するトリポードジョイントを拡大された細部とともに17°の連接角度において示す断面図である。 図4によるローラの実施の形態を有するトリポードジョイントを拡大された細部とともに31°の連接角度において示す断面図である。
符号の説明
 11 外方ジョイント部材
 12 トリポード星形体
 13 ローラ構体
 14 内方凹所
 15 凹所
 16 軌道
 17 ハブ
 18 内方開口
 19 トリポードアーム
 20 アーム首部
 21 アームヘッド
 22 球状面
 23 ローラキャリヤ
 24 ベアリングニードル
 25 ローラ
 26 固定リング
 27 固定リング
 31 開口
 32 基部
 33 軸ジャーナル
 34 軸輪郭
 36 内方溝
 37 内方溝
 38 カラー面
 39 カラー面
 40 アーム接触面
 41 ニードル接触面
 42 筒状突起
 43 筒状突起

Claims (1)

  1.  第1の長手方向軸線(A11)を備えかつ内方凹所(14)および前記内方凹所(14)を広げかつ周部で対向の軌道対(16)を形成する3つの均一に周部に分布された凹所(15)を有する外方ジョイント部材(11)と、
     第2の長手方向軸線(A12)を備えかつハブ(17)および前記ハブ(17)で半径方向に配置されかつ各々球状面部分(22)を備えたアームヘッド(21)を形成する3本の均一に周部に分布されたトリポードアーム(19)を有するトリポード星形体(12)と、
     環状ローラキャリヤ(23)と、
     前記ローラキャリヤ(23)上で回転するベアリングニードル(24)と、
     前記ベアリングニードル(24)上に回転可能に支持されるローラ(25)とを含むローラ構体(13)と、
     を有するトリポードジョイントであって、
     前記ローラキャリヤ(23)が、内面上に各々筒状のアーム接触面(40)と、外面に筒状のニードル接触面(41)を含んでおり、
     前記アームヘッド(21)の各々に、ローラ構体(13)が保持され、前記ローラ構体(13)の各々が前記凹所(15)の一方内に案内され、
     前記ローラキャリヤ(23)がアーム軸線(AZ)に沿って枢動可能かつ移動可能に前記アームヘッド(21)上に配置され、かつ、前記ローラ(25)が前記第1の長手方向軸線(A11)に対してほぼ垂直な軸線であるローラ軸線(AR)を有する前記軌道(16)上で転動し、
     前記ローラキャリヤ(23)が、外面上に各々前記ニードル接触面(41)を画成し、かつ、前記ローラ(25)に対して失われるのに抗して固定可能に、軸方向固定手段(26,27)間でローラ軸線(AR)の方向に軸方向の移動クリヤランス(SA)をもって保持されるストッパカラー(38,39)を含んでおり、
     前記ローラキャリヤ(23)が、内面上に前記第1の長手方向軸線(A11)に対し、少なくとも半径方向内側端で、各々、前記ローラ軸線(AR)に対し、前記ニードル接触面(41)の延長部を超えて前記アーム接触面(40)の軸方向長さを増大する筒状突起(42)を含んでいることを特徴とするトリポードジョイント。

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