JP2004124929A - 車両用蓄熱器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ外側タンクと内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、外側タンクと内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、外側タンクの開口と内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、外側タンクの底面において、他の部分よりも剛性の低い部分を設けている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用蓄熱器に関する。とりわけ、本発明は、耐振性を向上させた車両用蓄熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水冷式内燃機関(エンジン)の暖機促進を図るためにエンジンから流出する高温の冷却水をエンジン再始動時にエンジンに導入するために、冷却水を保温貯蔵するタンク状の蓄熱器を冷却水回路に配設するのが一般的である。蓄熱器は、外側タンクと内側タンクの二重構造であり、外側タンクと内側タンクの間を真空に保つことにより、内側タンク内で冷却水の効率的に保温している。より一層効果的に保温するために、蓄熱器の外側タンクと内側タンクの接触面積を可能な限り小さくすることが好ましく、従来では、外側タンクと内側タンクは、各々が有する開口の周縁全体で接合された部分のみで接続されている。
【0003】
ところで、蓄熱器は、例えば、車両のサイドメンバーにブラケットを介して片持ち式や吊り下げ式で取り付けられている。そのため、車両運転中に発生する振動は、比較的に容易にサイドメンバー及びブラケットを介して蓄熱器に伝播する。その結果、外側タンクの内部で内側タンクが振動する結果、両タンクの接合部には、引張り応力が繰り返して発生し、この接合部を起点として疲労破壊が生じて内側タンク内の冷却水が漏れる、すなわち、蓄熱器が破損する危険があるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記問題点を解決するために、本発明は、蓄熱性能を有しかつ耐振性を向上させた車両用蓄熱器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ外側タンクと内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、外側タンクと内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、外側タンクの開口と内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、外側タンクの底面において、他の部分よりも剛性の低い部分を設けている。これにより、車両運転中、外側タンクの内部における内側タンクの振動で生じる慣性力を外側タンクに設けた低剛性部分で受けさせ、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力を低減することができ、接合部を起点とした疲労破壊を防ぎ、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。
【0006】
請求項2に係る車両用蓄熱器によれば、低剛性部分は、接合部を包囲するように内側タンク側に突出している環状突出部分である。これにより、外側タンクの内部における内側タンクの振動で生じる慣性力を環状突出部の環状の頂部で受けさせ、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力を低減することができる。
【0007】
請求項3に係る車両用蓄熱器によれば、低剛性部分は、接合部を包囲するように延びている環状蛇腹部分である。これにより、外側タンクの内部における内側タンクの振動で生じる慣性力を環状蛇腹部の複数の環状の頂部で受けさせ、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力を低減することができる。
【0008】
請求項4に係る車両用蓄熱器によれば、低剛性部分は、接合部を包囲するように延びている環状薄肉部分である。これにより、外側タンクの内部における内側タンクの振動で生じる慣性力を環状薄肉部で受けさせ、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力を低減することができる。
【0009】
請求項5に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ外側タンクと内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、外側タンクと内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、外側タンクの開口と内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、接合部内には、冷却水を内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ内側タンクをシールする栓が挿入されており、車両用蓄熱器は、外側タンクの側面に連結するブラケットを介して車両用ボディに取り付けられ、栓と外側タンクの底面の最外周部分が連結部材によって連結されている。これにより、ブラケットに近い外側タンクの部分と、接合部内の栓を連結することにより、車両ボディからブラケットを介して外側タンクの側面に伝播する振動とほぼ同じ振動を連結部材を介して栓、延いては内側タンクに伝播させ、すなわち、外側タンクの振動と内側タンクの振動を略同期させ、外側タンク内における内側タンクの振幅を低減し、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力を低減し、接合部を起点とした疲労破壊を防ぎ、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。
【0010】
請求項6に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ外側タンクと内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、 外側タンクと内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、外側タンクの開口と内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、接合部内において、冷却水を内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ内側タンクをシールする栓が挿入されており、車両用蓄熱器は、外側タンクの側面に連結するブラケットを介して車両ボディに取り付けられ、栓と外側タンクの側面が連結部材によって連結されている。これにより、請求項5と同様であるが、外側タンクのブラケットにさらに近い部分と、接合部内の栓を連結することにより、外側タンクと内側タンクの振動の同期性をさらに高め、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力をより低減し、蓄熱器の耐振性をさらに向上させることができる。
【0011】
請求項7に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ外側タンクと内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、外側タンクと内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、外側タンクの開口と内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、接合部内において、冷却水を内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ内側タンクをシールする栓が挿入されており、車両用蓄熱器は、外側タンクの側面に連結するブラケットを介して車両ボディに吊り下げられ、栓とブラケットは連結部材によって連結されている。これにより、請求項5及び6とほぼ同様であるが、接合部内の栓をブラケットに直接的に連結することにより、外側タンクの振動と内側タンクの振動の同期性をさらに高め、外側タンクと内側タンクの接合部に生じる応力をさらに低減し、蓄熱器の耐振性をより一層向上させることができる。
【0012】
請求項8に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ外側タンクと内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、外側タンクと内側タンクは、それぞれ、底面を有し、底面は、内周縁及び外周縁を有する環状部と、環状部の内周縁から下方に突出しかつ先端において開口を有する筒状部とを有し、外側タンクの開口と内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、接合部内において、冷却水を内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ内側タンクをシールする栓が挿入されており、外側タンク及び内側タンクの底面の環状部は、環状部の内周縁から外周縁に向けて上方に傾斜しており、環状部の水平に対する傾斜角度は、それぞれ、約10〜50度の範囲である。これにより、各タンクの環状部を傾斜させてタンクで発生する応力を低減し、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。その一方で、傾斜角度の上限を制限することにより、タンクの容量を大きくし、蓄熱器の性能を良好にすることができる。
【0013】
請求項9に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクの環状部の傾斜角度は約20〜30度の範囲である。これにより、外側タンクで発生する応力をより一層低減して蓄熱器の耐振性をより一層向上させると共に、内側タンクの容量をより大きくして蓄熱器の性能をより良好にすることができる。
【0014】
請求項10に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンクの底面の環状部の傾斜角度は約25度である。これにより、外側タンクの傾斜角度を、外側タンクで発生する応力の最小化とタンク容量の最大化を両立する角度に特定し、蓄熱器の耐振性と性能を良好にすることができる。
【0015】
請求項11に係る車両用蓄熱器によれば、内側タンクの環状部の傾斜角度は約20〜30度の範囲である。これにより、内側タンクで発生する応力をより一層低減して蓄熱器の耐振性をより一層向上させると共に、内側タンクの容量をより大きくして蓄熱器の性能をより良好にすることができる。
【0016】
請求項12に係る車両用蓄熱器によれば、内側タンクの底面の環状部の傾斜角度は約25度である。これにより、内側タンクの傾斜角度を、内側タンクで発生する応力の最小化とタンク容量の最大化を両立する角度に特定し、蓄熱器の耐振性と性能を良好にすることができる。
【0017】
請求項13に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンク及び内側タンクの環状部は、それぞれ、少なくとも一部分において円錐形状部分を有する。これにより、タンクの底面の環状部を円錐形状とし、タンクを容易に製造することができる。
【0018】
請求項14に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンク及び内側タンクの環状部の断面は、それぞれ、曲線状である。これにより、タンクの底面の環状部の断面形状を曲線状とし、環状部で発生する応力を低減することができる。
【0019】
請求項15に係る車両用蓄熱器によれば、外側タンク及び内側タンクの底面の環状部の傾斜角度は、それぞれ、環状部の内周縁から外周縁に向かうにつれて漸進的に大きくなっている。これにより、タンクの底面の環状部で発生する応力を一層低減することができる。
【0020】
請求項16に係る車両用蓄熱器によれば、内側タンクの環状部の傾斜角度は、外側タンクの環状部の傾斜角度よりも約30度未満の所定角度だけ大きい。これにより、内側タンクで発生する応力は常に外側タンクで発生する応力よりも小さく保たれ、内側タンクが先に疲労破壊して冷却水が漏れることを防ぐことができる。
【0021】
請求項17に係る車両用蓄熱器によれば、所定角度は約5度である。これにより、外側タンク及び内側タンクの底面の環状部の傾斜角度をさらに特定している。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。最初に本発明の第一実施例について説明する。図1は本発明の第一実施例の車両用蓄熱器10の断面図である。蓄熱器10は、外側タンク2と内側タンク3の二重構造である。外側タンク2及び内側タンク3の各々は、底面において開口を有し、これら開口は、例えば溶接によって周全体で接合されて接合部6を形成する。外側タンク2と内側タンク3はこの接合部6のみで接触し、かつ外側タンク2と内側タンク3の間の空間において真空状態を保っているので、内側タンク3内に貯蔵する冷却水の熱を外側タンク2へほとんど伝えないことが保証されている。
【0023】
次に内側タンク3に設ける栓4について説明する。内側タンク3の開口部をシールするために蓄熱器10の接合部6の内部に栓4を圧接させて接合部6の周全体と内側タンク3の間をシールしている。また、より効果的にシールするために、このシール部の上方すなわち内側タンク3と栓4の間にOリング7を挿入する。また、栓4を通して内側タンク3内外へ冷却水を流すために、内燃機関の冷却水回路の一部である流入管8を貫通させるための孔と、冷却水回路の一部である流出管9を貫通させるための孔とが栓4に形成されている。栓4は、栓4を外側タンク2に連結部材11で連結するために、連結部材11をボルト12で留めるための孔を有するフランジ部4aを有している。連結部材11は、栓4にボルト留めされ、外側タンク2の底面に例えば溶接などで接合されている。
【0024】
蓄熱器10の取付方法について説明する。蓄熱器10を車両ボディ1に取り付けるためにブラケット5を用いている。ブラケット5は、その一端で外側タンク2の周縁全体を包囲して蓄熱器10を保持し、その他端で車両ボディ1のサイドメンバー1に取り付けられるように構成されている。図1に示すように、蓄熱器10は、本実施例では二つのブラケット5を介して車両ボディ1に片持ち式で取り付けられている。
【0025】
次に従来の車両用蓄熱器10の振動時の挙動について説明する。車両運転時には主に路面の凹凸により上下動するタイヤを介して車両の各部が振動する。特に、車両用蓄熱器にはサイドメンバー1及びブラケット5を介して振動が伝播する。このような場合において、蓄熱器10の外側タンク2と内側タンク3は前述のように接合部6のみで接合されているために振動剛性が低いので、内側タンク3が外側タンク2の内部で振動し、外側タンク2と内側タンク3の接合部6において引張り応力が繰り返し発生することとなる。この引張り応力の大きさは疲労破壊が起こりうる疲労限度を越えているので、引張り応力の繰り返す数が一定数に達すると疲労破壊が生じて内側タンク3内の冷却水が漏れる、すなわち蓄熱器10が破損する可能性があり、従来の蓄熱器10は耐振性に乏しいという問題がある。
【0026】
これに対して、本発明によれば、第一実施例から第三実施例において、接合部6や外側タンク2の底面の他の部分よりも剛性の低い低剛性部分を外側タンク2に設けることにより、また、第四実施例から第六実施例において、ブラケット5近傍の部分と接合部6内の栓4を連結して外側タンク2と内側タンク3の振動を略同期させることにより、接合部6に生じる引張り応力を常に疲労限度未満に低減することにより、蓄熱器10の接合部6を疲労破壊させない、すなわち蓄熱器10の耐振性を向上させることができる。なお、第一実施例から第三実施例の構成と第四実施例から第六実施例の構成を組み合わせて相乗的な効果を得ることができる。
【0027】
最初に第一実施例について説明する。図1に示すように、本実施例では、外側タンク2の底面において、接合部6を包囲するように内側タンク3側に突出している環状突出部13の形態の低剛性部分を設けている。これにより、車両運転中、外側タンク2内における内側タンク3の振動で生じる慣性力は、環状突出部13の環状の頂部に集中し、接合部6に及ぶ力が低減され、すなわち、接合部6の応力が低減される。
【0028】
接合部6の応力の低減について図2を参照しつつ説明する。図2は内側タンク3の振動の周波数fに対する接合部6の引張り応力σの関係を示したグラフである。従来の蓄熱器では、点線に示す応力曲線Aに示すように、特定の周波数域において疲労限度σwを越えているので疲労破壊が生じる可能性があるが、本発明の蓄熱器では、実線に示す応力曲線Bは、低剛性部分に力が集中することにより、任意の周波数域において疲労限度σwよりも小さな値に低減することができる。すなわち、接合部を起点とした疲労破壊を防ぐことができる。また、仮に低剛性部分を起点として疲労破壊が起こるとしても、栓4による接合部6のシールを維持することが保証されている、すなわち、内側タンク3内で貯蔵している冷却水を漏らさないことが保証されているので、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。
【0029】
次に第二実施例について説明する。図3は本発明の第二実施例の車両用蓄熱器の断面図である。図3に示すように、第二実施例では、外側タンク2の底面において、接合部6を包囲するように延びている環状蛇腹部分14の形態の低剛性部分を設けている。これにより、第一実施例と同様に、車両運転中において外側タンク2内における内側タンク3の振動で生じる慣性力は、環状蛇腹部分14の複数の環状頂部に集中するので、接合部6の応力をより一層低減することができ、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。
【0030】
次に第三実施例について説明する。図4は本発明の第三実施例の車両用蓄熱器の外側タンクの拡大断面図である。図4に示すように、第三実施例では、外側タンク2の底面において、接合部6を包囲するように延びている環状薄肉部分15の形態の低剛性部分を設けている。環状薄肉部分15は、外側タンク2の内面及び外面の一方又は両方において急激に又は緩やかに窪んでいる。これにより、車両運転中において外側タンク2内における内側タンク3の振動で生じる慣性力は、環状薄肉部分15に集中するので、接合部6の応力を低減することができ、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。
【0031】
次に第四実施例について説明する。図5は本発明の第四実施例の車両用蓄熱器の断面図である。本実施例では、外側タンク2と内側タンク3の振動を同期させることにより、外側タンク2内の内側タンク3の振動の低減を図っている。本実施例では、図5に示すように、連結部材11により栓4と外側タンク2の底面の最外周部分を連結している。これにより、車両ボディからブラケット5を介して外側タンク2に伝播する振動とほぼ同じ振動を連結部材11を介して接合部6内の栓4、延いては内側タンク3に伝播する。すなわち、外側タンク2の振動と内側タンク3の振動を略同期させ、外側タンク2内の内側タンク3の振動を低減することができ、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。なお、この連結部材11の形態は、外側タンク2の全周を覆う円錐台形状部材であっても、複数の線状部材であってもよい。
【0032】
次に第五実施例について説明する。図6は本発明の第五実施例の車両用蓄熱器の断面図である。第五実施例は、図6に示すように、第四実施例とほぼ同様であるが、連結部材11が外側タンク2の側面に連結されている点のみが異なっている。このように連結部材11をブラケット5により近い位置に連結することにより、外側タンク2の振動と内側タンク3の振動の同期性をさらに高めて外側タンク2内の内側タンク3の振動をより低減し、蓄熱器の耐振性をさらに向上させることができる。
【0033】
次に第六実施例について説明する。図7は本発明の第六実施例の車両用蓄熱器の断面図である。図7に示すように、本実施例では、車両用蓄熱器10は、外側タンク2の側面に連結するブラケット5を介して車両ボディ1に吊り下げられている。接合部6に挿入された栓4とブラケット5が連結部材11によって直接的に連結されている。このように、接合部6内の栓4がブラケット5に直接的に連結されているので、外側タンク2の振動と内側タンク3の振動の同期性をさらに高めて外側タンク2内の内側タンク3の振動をより一層低減することができ、蓄熱器の耐振性を向上させることができる。
【0034】
最後に第七実施例について説明する。図8は本発明の第七実施例の車両用蓄熱器の断面図である。本実施例の車両用蓄熱器は、以下に詳細に説明するように、第一から第六の実施例の蓄熱器とは、外側タンク2と内側タンク3のみが異なっているので、図8において、外側タンク2及び内側タンク3のみを示している。本実施例では、外側タンク2及び内側タンク3の剛性を高めることにより、蓄熱器の耐振性を向上させている。図8に示すように、外側タンク2及び内側タンク3は、それぞれ、上面2a、3aと、側面2b、3bと、底面とを有する。これら底面は、それぞれ、側面2b、3bに隣接する外周縁と内周縁を有する環状部2c、3cと、環状部2c、3cの内周縁から下方に突出しかつ先端において開口を有する筒状部2d、3dとを有している。従来では、環状部2cは水平であるので、車両運転中に蓄熱器10に振動が伝播する時に環状部2c、3cがうねって振動してしまう可能性があるが、本実施例では、環状部2c、3cは、内周縁から外周縁に向けて、すなわち半径外方向に向けて上方に傾斜した形状、例えば円錐形状となっている。それゆえ、この環状部2c、3cの水平に対する傾斜角度θとタンクに発生する応力の関係を示す図9のグラフを参照すると、点線で示す外側タンクと実線で示す内側タンクは、共にその傾斜角度θが増すにつれて各タンクに発生する応力が小さくなる傾向があるということが理解される。すなわち、傾斜角度θを10度以上とすれば、タンクに発生する応力が疲労限度を下回り、タンク2、3が疲労破壊に至らないことが保証される。このように、環状部2c、3cを傾斜させることにより、環状部2c、3cの剛性を高め、タンク2、3、すなわち蓄熱器10の耐振性を向上させることができる。なお、さらなる応力緩和のために、環状部2cと筒状部2dの間の環状の境界部分2eと、環状部2cと側面2bの間の環状の境界部分2fは、比較的に大きな曲率の湾曲形状の断面を有してもよい。
【0035】
このような円錐形状の環状部2c、3cは、製造が比較的に容易であるという利点があるが、環状部2c、3cの形状は、内周縁から外周縁まで一定の傾斜角度θである円錐形状でなく、環状部2c、3cの曲率を大きくとって応力緩和させることができるように環状部の断面を曲線状にしてもよい。例えば、図10に示すように、内周縁から外周縁に向かうにつれて傾斜角度θが漸進的に大きくなる形状でもよい。このように環状部2c、3cが大きく傾斜していることにより、環状部2c、3cで発生する応力を一層低減させることができるという利点がある。
【0036】
一方、タンク2、3の環状部2c、3cの傾斜角度θを著しく大きくすると、冷却水を貯蔵する内側タンク3の容量が小さくなって蓄熱器の性能を制限してしまうという不利な点がある。そこで、内側タンク3の環状部3cの傾斜角度θとタンク容量の関係を示す図11のグラフを参照して、必要容量を満たす傾斜角度θの最大値を確定する必要がある。本実施例では、必要容量2500mm3に対して傾斜角度θの最大値が50度に確定される。これにより、タンク2、3の強度及び容量の確保の点から、環状部2c、3cの傾斜角度θを10〜50度の範囲で定めることができる。
【0037】
さらに、タンク2、3の強度及び容量をさらに高めるために、安全率を約2程度となる発生応力に低減し、かつタンク2、3の容量をより大きくするべく、環状部2c、3cの傾斜角度θを好ましくは約20〜30度、さらに好ましくは約25度に定めることができる。
【0038】
次に本発明の車両用蓄熱器のフェイルセーフ構造について説明する。以上のように、タンク2、3の底面の環状部2c、3cを傾斜させることにより、タンク2、3の疲労破壊を防止することを保証しているが、仮にタンク2、3に疲労破壊が起きる事態に備えて蓄熱器をフェイルセーフ構造とすることがより一層好ましい。そのため、内側タンク3が先に疲労破壊して冷却水が漏れてしまう事態の危険度よりも、外側タンク2が先に疲労破壊すると外側タンク2と内側タンク3の間で真空が保持されなくなる事態の危険度の方が著しく小さいことを考慮して、仮に疲労破壊するとしても、内側タンク3よりも先に外側タンク2が先となるようにする。内側タンク3に発生する応力を外側タンク2に発生する応力よりも小さくする。図9を参照して、外側タンク2の傾斜角度θは、10〜50度の範囲内で、内側タンク3の傾斜角度θよりも30度未満の所定角度、好ましくは5度だけ大きい角度とする。これにより、仮に外側タンク2が疲労破壊した場合でも、冷却水が漏れる事態にはならず、外側タンク2と内側タンク3の間に真空が保たれなくなった状態を検出した信号が車両の計器盤に表示され、車両運転手は蓄熱器の故障を認識して修理する機会を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の車両用蓄熱器の断面図である。
【図2】内側タンクの振動周波数fに対する接合部の引張り応力σの関係を示したグラフである。
【図3】本発明の第二実施例の車両用蓄熱器の断面図である。
【図4】本発明の第三実施例の車両用蓄熱器の外側タンク部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の第四実施例の車両用蓄熱器の断面図である。
【図6】本発明の第五実施例の車両用蓄熱器の断面図である。
【図7】本発明の第六実施例の車両用蓄熱器の断面図である。
【図8】本発明の第七実施例の車両用蓄熱器の断面図である。
【図9】各タンクの底面の環状部の水平に対する傾斜角度と各タンクに発生する応力の関係を示すグラフである。
【図10】本発明の第七実施例の車両用蓄熱器のタンクの断面図である。
【図11】内側タンクの底面の環状部の水平に対する傾斜角度と内側タンクの容量の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2…外側タンク
3…内側タンク
6…接合部
13…低剛性部分
14…低剛性部分
15…低剛性部分
Claims (17)
- 外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ前記外側タンクと前記内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、
前記外側タンクと前記内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、前記外側タンクの開口と前記内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、前記外側タンクの底面において、他の部分よりも剛性の低い部分を設けたことを特徴とする車両用蓄熱器。 - 前記低剛性部分は、前記接合部を包囲するように前記内側タンク側に突出している環状突出部分であることを特徴とする請求項1に記載の車両用蓄熱器。
- 前記低剛性部分は、前記接合部を包囲するように延びている環状蛇腹部分であることを特徴とする請求項1に記載の車両用蓄熱器。
- 前記低剛性部分は、前記接合部を包囲するように延びている環状薄肉部分であることを特徴とする請求項1に記載の車両用蓄熱器。
- 外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ前記外側タンクと前記内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、
前記外側タンクと前記内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、前記外側タンクの開口と前記内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、前記接合部内には、冷却水を前記内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ前記内側タンクをシールする栓が挿入されており、前記車両用蓄熱器は、前記外側タンクの側面に連結するブラケットを介して車両用ボディに取り付けられ、前記栓と前記外側タンクの底面の最外周部分が連結部材によって連結されていることを特徴とする車両用蓄熱器。 - 外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ前記外側タンクと前記内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、
前記外側タンクと前記内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、前記外側タンクの開口と前記内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、前記接合部内において、冷却水を前記内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ前記内側タンクをシールする栓が挿入されており、前記車両用蓄熱器は、前記外側タンクの側面に連結するブラケットを介して車両ボディに取り付けられ、前記栓と前記外側タンクの側面が連結部材によって連結されていることを特徴とする車両用蓄熱器。 - 外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ前記外側タンクと前記内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、
前記外側タンクと前記内側タンクはそれぞれの底面において開口を有し、前記外側タンクの開口と前記内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、前記接合部内において、冷却水を前記内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ前記内側タンクをシールする栓が挿入されており、前記車両用蓄熱器は、前記外側タンクの側面に連結するブラケットを介して車両ボディに吊り下げられ、前記栓と前記ブラケットは連結部材によって連結されていることを特徴とする車両用蓄熱器。 - 外側タンクと内側タンクの二重構造を有しかつ前記外側タンクと前記内側タンクの間が真空である車両用蓄熱器において、
前記外側タンクと前記内側タンクは、それぞれ、底面を有し、前記底面は、内周縁及び外周縁を有する環状部と、前記環状部の前記内周縁から下方に突出しかつ先端において開口を有する筒状部とを有し、
前記外側タンクの開口と前記内側タンクの開口がそれらの周全体で共に接合されており、前記接合部内において、冷却水を前記内側タンクの内外へ通すための冷却水通路を有しかつ前記内側タンクをシールする栓が挿入されており、
前記外側タンク及び前記内側タンクの前記底面の前記環状部は、前記環状部の前記内周縁から前記外周縁に向けて上方に傾斜しており、前記環状部の水平に対する傾斜角度は、それぞれ、約10〜50度の範囲であることを特徴とする車両用蓄熱器。 - 前記外側タンクの前記環状部の傾斜角度は約20〜30度の範囲であることを特徴とする請求項8に記載の車両用蓄熱器。
- 前記外側タンクの前記環状部の傾斜角度は約25度であることを特徴とする請求項9に記載の車両用蓄熱器。
- 前記内側タンクの前記環状部の傾斜角度は約20〜30度の範囲であることを特徴とする請求項8に記載の車両用蓄熱器。
- 前記内側タンクの前記環状部の傾斜角度は約25度であることを特徴とする請求項9に記載の車両用蓄熱器。
- 前記外側タンク及び前記内側タンクの環状部は、それぞれ、少なくとも一部分において円錐形状部分を有することを特徴とする請求項8に記載の車両用蓄熱器。
- 前記外側タンク及び前記内側タンクの環状部の断面は、それぞれ、曲線状であることを特徴とする請求項8に記載の車両用蓄熱器。
- 前記外側タンク及び前記内側タンクの底面の環状部の傾斜角度は、それぞれ、前記環状部の前記内周縁から前記外周縁に向かうにつれて漸進的に大きくなっていることを特徴とする請求項14に記載の車両用蓄熱器。
- 前記内側タンクの環状部の傾斜角度は、前記外側タンクの環状部の傾斜角度よりも約30度未満の所定角度だけ大きいことを特徴とする請求項8に記載の車両用蓄熱器。
- 前記所定角度は約5度であることを特徴とする請求項8に記載の車両用蓄熱器。
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