JP2004120575A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に記録メディアを使用することができ、かつ被写体の動きに応じて適応的に撮影を行なうことができるデジタルカメラを提供すること。
【解決手段】被写体の動きとその被写体が発する音声のレベルとを対応づけて、その被写体が発する音声のレベルが所定の値以上であった場合に被写体が激しく動いているとして全押しされた時を境に、前後に撮影時間を設定して連写撮影を行なう。所定のレベル未満であった場合には被写体が静止しているものとして静止画撮影を行なう。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画撮影あるいは連写も行うことができ、かつその動画撮影あるいは連写により得られた画像データを記録・再生可能なデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より様々なタイプのデジタルカメラが知られているが、その中に動画撮影モードあるいは連写モードを有するデジタルカメラがある。以下では動画撮影を含めて連写という用語で代表させる。連写モード(動画撮影モードの概念を含む)を有するデジタルカメラではたとえば撮影モードダイヤルなどで連写と単写とが切り替えられ、連写に切り替えられたときにはレリーズ釦が押されている間中、連写が行なわれる。レリーズ釦が押されて連写が行なわれている間は撮影により得られた画像データが所定の間隔ごとに次々と記録メディアに記録される。最近では被写体に動きがあったときにカメラが被写体の動きを捉え自動的に連写を行なうものもある。このようなカメラとしては車両監視用のカメラがあり、このカメラは車両の音量のレベルを検出して一定レベル以上の音量を出している車両を撮影するものもある(たとえば特許文献1)。
【0003】
また動きの速い被写体を撮影するときは、レリーズ釦が押されたときを境にした前後の撮影時間が自在に設定され、その設定された撮影時間内の被写体の動きが連写されるカメラも提案されている(たとえば特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−92783号公報
【特許文献2】
特開平10−257365号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では車両から所定の音量以上の音が発せられた場合にカメラでその車両の撮影を行なうという特許であり、車両の騒音監視カメラには有効であるが、通常の人物や風景撮影には向かない。
【0006】
特許文献2のものでは、被写体に動きがなくても、設定された時間内で連写が行なわれてしまうので、被写体に動きがなかった場合には、ほぼ同じ画像信号が次々と記録メディアにメモリに記録され、記録メディアの記録領域が無駄に使用されるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、効率的に記録メディアの記録領域を使用することができ、かつ被写体の動きに応じて適応的に撮影を行なうことができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のカメラは、被写体からの光を撮影光学系で結像させて被写体画像をあらわす画像信号を得るデジタルカメラにおいて、
半押し、全押しの二つの操作態様を持つレリーズ釦と、
被写体側からの音声を検出する音センサとを備えるとともに、
前記レリーズ釦半押し以降連写撮影を行ない、全押しのタイミングで所定のレベル以上のレベルの音声が検出された場合に静止画撮影を行なうとともに該静止画撮影後再び連写撮影を行ない、全押しのタイミングで前記所定レベル未満のレベルの音声が検出された場合には全押し前の連写撮影をキャンセルして前記レリーズ釦全押しでの静止画撮影のみを有効とする撮影モードを有することを特徴とする。
【0009】
上記発明のカメラによれば、全押しされたときに音センサで検出された音声のレベルが所定のレベル未満であった場合には全押しされたときの静止画像のみを有効にして記録メディアに記録が行なわれる。今までのように被写体に動きがないにも拘わらず連写が行なわれて、その連写された、一連の画像信号がすべて記録メディアに記録されるといったことがなくなる。したがって、被写体の動きに応じて撮影を行なうことができ、効率的に記録メディアの記録領域を使用することができる。
【0010】
ここで、音声の特徴を登録する音声登録部と、
撮影時に前記音センサで得られた音声の特徴と前記音声登録部に登録された音声の特徴とが合致するか否かを検出する音声分析部とを備え、
前記撮影モードは、音声のレベルの判定に代わり、もしくは音声のレベルの判定とともに音声の特徴の判定に応じて全押し前の連写撮影を有効とするか否かおよび静止画撮影後の連写撮影を行なうかを決定すものであることが好ましい。
【0011】
このように予め音声の特徴を音声登録部に登録しておき、音センサで得られた音声の特徴が、その登録された音声の特徴と合致するかどうかを音声分析部で判定して、その音声分析部の判定に応じて全押し前の連写撮影を有効とするか否かおよび静止画撮影後の連写撮影を行なうかを決定すると、レリーズ操作時に音センサで得られた音声の特徴が、登録された音声の特徴と合致したときだけ、撮影が行なわれるので無駄な撮影が自粛され、記録メディアの記録領域が無駄に使用されるといったことがなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
図1に本発明の実施形態を示すデジタルカメラの外観図である。図1(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。
【0014】
図1(a)〜(c)に示すレンズ101からカメラ100内部に配備されているCCD固体撮像素子まで被写体の像が導かれるようになっている。また、夜間撮影も行えるように閃光発光部104も配備されている。この閃光発光部104で所定の光量の閃光が発光されるように調光センサ104aも備えられている。
【0015】
また外部で発せられた音声をこのデジタルカメラ内の信号処理部に入力することができるように音センサ110も備えられている。
【0016】
また図1(d)に示すように本実施形態のデジタルカメラの背面にはユーザがこのデジタルカメラを使用するときにいろいろな操作を行うための操作部が設けられている。
【0017】
この操作部には操作用のスイッチ群と表示器としてLCDパネル105aが設けられている。操作スイッチ群にはデジタルカメラを作動させるための電源投入用のパワースイッチ102、撮影と再生とを切替自在にする撮影・再生切替レバー103、ズームスイッチ106、十字キー107および閃光発光部104をポップアップさせるためのポップアップスイッチ109などがある。この十字キーの内側には表示部107aが設けられていてその表示部には十字キー107の操作が簡単に行なわれるように操作内容が表示される。またこのデジタルカメラ100では撮影・再生切替レバー103によって撮影と再生とが切替自在になっていて、撮影を行うときにはユーザによって撮影・再生切替レバー103が撮影側103aに切り替えられて再生を行うときには撮影・再生切替レバー103が再生側103bに切り替えられる。この撮影・再生切替レバー103が撮影側に切り替えられて、図1(b)に示すレリーズ釦108が押下されると、撮影の開始指示がカメラ内部の信号処理部へと伝えられる
また、このデジタルカメラには撮影モードダイヤル111が配備されており、この撮影モードダイヤルには5つの撮影モードが用意されている。
【0018】
図2は撮影モードダイヤルの5つの撮影モードを示す図である。
【0019】
この5つの撮影モードとはオート撮影を行なうAモード、マニュアル撮影を行なうMモード、被写体の動きに応じて連写(動画)/静止画をカメラ側で自動的に切り替えることが自在なP1モード、被写体から発せられる音声に応じて連写(動画)/静止画をカメラ側で自動的に切り替えることが自在なP2モード、高速連写(動画)撮影モードのMVモードの5つである。また、デジカメの内部設定を変更することが可能なSモードも備えている。ここでP2モードが選択された場合にはレリーズ操作されたときの被写体側から発せられる音声のレベルに応じて連写あるいは静止画撮影が行なわれ、撮影された画像信号が記録メディアに記録されるようになっている。
【0020】
図3はデジタルカメラ100の内部に配備された信号処理部の構成ブロック図である。図3を参照してデジタルカメラ100内にある信号処理部の構成を説明する。
【0021】
本実施形態のデジタルカメラ100ではすべての処理が制御部120たとえばCPUによって制御されていてこの制御部120には図1(d)で示した操作部の各種スイッチが接続されている。図3にはその各種スイッチが操作スイッチ1000として表記されている。またこの制御部120にはカメラとして作動するために必要なプログラムが格納されているROMおよびワーキングエリアとして働くRAMを備えるRAM・ROM部130が備えられている。このROMに格納されているプログラムの手順にしたがって制御部120ではカメラ制御部140、調光センサ104a、表示制御部150、メモリ制御部160、外部インタフェース部170各部が制御される。カメラ制御部140ではCCD固体撮像素子141およびその固体撮像素子に被写体像を結像させるレンズ142の位置などが制御され、表示制御部150ではLCD105が制御され、メモリ制御部160ではカードメモリ161への記録処理およびカードメモリからの再生処理が制御される。なお、操作スイッチにはレリーズ釦108も含まれており、このレリーズ釦108には半押し、全押しという二つの操作態様を持たせてある。レリーズ釦108に二つの操作態様をもたせてあるので、以降の説明では、半押しのタイミングに符合S1を付加して半押しタイミングS1と記載し、全押しのタイミングに符合S2を付加して全押しタイミングS2と記載してそれらの操作態様を区別する。撮影ダイヤルでP2モードが選択されたときにはレリーズ釦108の半押しのタイミングS1で連写撮影が開始されるが、レリーズ釦108の全押しのタイミングS2のときに音センサ110で得られた音声のレベルに応じて半押しのタイミングS1から全押しのタイミングS2までの間の連写撮影が無効となって静止画のみが記録メディアに記録されるか、あるいはその連写撮影が有効となって連写撮影された一連の画像信号がメモリカード(記録メディア)に記録されるかが決定される。
【0022】
また、この制御部120内には音検出・登録部121が備えられており、撮影モードダイヤル111でP2が選択されたときには、この音検出・音登録部121では全押しタイミングS2のときに音センサ110で得られた音声が、予め登録された音声であるかどうかが判定される。この音センサ110で得られた音声が、登録された音声であると判定された場合には、その音声の音量がどの程度であるかがこの音検出・音登録部121でさらに検出される。この音検出・音登録部121で検出された音声のレベルが所定のレベル以上であった場合には、全押しされる前の画像信号がリングバッファからメモリ制御部160を介してメモリカード161に記録されるとともに、全押しされた後の所定の期間の画像信号も続けて記録メディア161に記録される。このリングバッファとは連写撮影開始の指示となるレリーズ釦108の半押しが行なわれたときから全押しされるまでの間に連写された一連の画像信号を、メモリカード161に記録するまで一時蓄えておくバッファであり、このリングバッファは制御部120内の連写制御部122に備えられている。撮影モードP2で連写撮影が行なわれる場合には、半押しのタイミングS1から全押しのタイミングS2までの一連の画像信号が連写制御部122内のリングバッファに蓄えられ、音センサで得られた音声のレベルに応じて全押しのタイミングS2でこのリングバッファから一連の画像信号が順に出力され、記録制御部160を介してメモリカード161への記録が行なわれる。
【0023】
なおレリーズ釦108の半押しのタイミングS1から一連の画像信号がリングバッファに順に記録されていき、このリングバッファが有する容量を超えたら、最も古い時刻に記録された画像信号の領域に新しい画像信号が次々と上書きされていく。ここではリングバッファとしてレリーズ釦108の全押しのタイミングS2の前3秒、あるいは全押しのタイミングS2の前5秒の一連の画像信号を蓄えておくことができるようなリングバッファが備えられている。
【0024】
図4は音検出・音登録部で行なわれる音声の登録処理の手順を示すフローチャートである。
【0025】
ステップS41で音の登録モードであるかどうかが判定される。この音の登録モードにおいては、たとえば撮影モードダイヤルをSモードにし、デジカメの内部設定を行なうための様々な項目を表示画面に表示させ、それらの項目の中の1つとして音声登録モードを設けておいても良い。ここで音登録モードが選択されていると、ステップS42で音センサを通して音声がカメラ内部の信号処理部に入力され、制御部内の音登録・音検出部にその入力された音声が登録される。この音声の登録は、撮影時に音声のレベルに応じて連写撮影/静止画撮影のいずれかをこのデジタルカメラに選択させるために行なわれるものである。音センサで得られた音声が音検出・音登録部内の音声分析部で分析され、その分析された音声データの中からたとえば特徴として声紋を表わすデータが抽出され、音登録・音検出部121が備える記憶部にその声紋を表わすデータが登録される。
【0026】
次にステップS43でその登録された声紋を表わすデータの他、さらにその声紋を有する音声の音量レベルの設定が行なわれる。ここでは被写体の動きと音量との間に相関があるとして、たとえば所定のレベル以上であれば被写体が動いているとして連写撮影が行なれ、所定のレベル未満であれば被写体が動いていないとして静止画撮影が行なわれるといった判断がデジタルカメラ内で行なわれるように音声のレベルが設定される。図4のフローチャートではステップS44でレベル1、ステップS45でレベル2という二つのレベル設定が行なわれている。レベル2はレベル1よりも大きな値になっており、この二つのレベルそれぞれと、レリーズ操作に同期して音センサで得られた音声のレベルとが比較され、音センサで得られた音声のレベルが大きければレリーズ操作の前後に連写の撮影時間が設定される。
【0027】
図5は、図4のフローチャートに基づいて登録された音声のレベルに応じてレリーズ釦の全押し前後の撮影が行なわれるときの状況を示す図である。
【0028】
登録された音声のレベル、すなわちレベル1、レベル2によって3つの撮影状態が実現され、音センサで得られた音声のレベルがレベル1未満であったら静止画撮影が行なわれ、レベル1以上レベル2未満であったら全押しタイミングS2の前後3秒づつ連写撮影が行なわれ、レベル2以上であったら全押しタイミングS2の前後5秒づつ連写撮影が行なわれる。
【0029】
そうすると、たとえばレリーズ釦の全押しタイミングS2に子供が大きな音声を発したら、半押しのタイミングS1から開始された連写が全押しタイミングS2後にも続けられ、大きな音声を発している子供が活発に動いているシーンが6秒あるいは10秒間連続して撮影される。このように大きな音声を発しているときには被写体が活発に動いているとして連写撮影を行なうと、シャッターチャンスを逃さず、かつ思い出の残るシーンを撮影することが可能になる。また、結婚式や同窓会などの集まりで、誰かが不意に大声を上げて動くときなどにもこのような撮影モードP2の効果が発揮される。このときにはその集まりの中で音センサを作動させて登録を行なっておき、その後で撮影モードをP2に設定してレリーズ釦を半押しから全押しすると、全押ししたとき大きな声を発して陽気に動き回っている被写体が撮影される。この撮影モードP2では全押しタイミングS2のときに被写体が音声を発していないときには、半押しタイミングS1のときから連写撮影されていたとしても、その連写撮影された画像信号が記録メディアには記録されずに、静止画のみが記録されるので記録メディアここではメモリカードが効率的に使用される。このように被写体の状況に応じて連写あるいは静止画を適宜選択して撮影することができるので、シャッターチャンスを逃さずに、より一層思い出に残るシーンを撮影することが可能になる。また、被写体から音声が発せられないときには、全押しS2が行なわれたときの静止画が記録メディアに記録されるだけなので、記録メディアが無駄に使用されるといったこともなくなる。
【0030】
図6は音センサで得られた音声のレベルに応じて全押しタイミングS2の前後に撮影時間が設定されるときの処理の手順を示すフローチャートである。
【0031】
図2に示した撮影モードダイヤルがP2に設定されて連写(動画)/静止画撮影モードになって、レリーズ操作が行われたら、図6のフローチャートの処理が行なわれる。ステップS61ではレリーズ釦の半押し(S1)が行なわれたかどうかが判定される。ここで半押し(S1)が行なわれていたらYと判定されて、ステップS62で連写撮影が開始される。次のステップS63ではレリーズ釦の全押し(S2)が行なわれているかどうかが判定され、全押し(S2)が行なわれていたら、Yと判定されて、次のステップS64では登録音量検出が行なわれる。この登録音量検出とは、被写体から発せられた音声に基づいて音量の検出を行なうということを指しており、ここではまず音センサで得られた音声から声紋が抽出され、その声紋が登録された声紋と合致した場合にステップS65でその音声の音量に応じた制御が行なわれる。なおこのステップS64では、音センサを通して短時間にサンプリングされた音声から得られた声紋と登録された声紋とが比較され適合率が演算され、この演算で所定の適合率が得られたら音声を発した人が登録された人と同一人であると判定した後で音量の検出が行なわれる。音量の方は、やはり音登録・音検出部121に記憶されているレベル1、レベル2それぞれの音量レベルと音センサ110で得られた音声のレベルとの比較が行なわれ、その比較結果に応じて全押しタイミングS2前後の撮影時間が定められる。
【0032】
音量の二つのレベル1,レベル2は被写体の動きに相関があるものとして設定されているので、ステップS65でレベル2以上の大きな音声が発せられたと判定されたら、被写体の動きが激しいものとしてステップS67で全押しタイミングS2を境にして5秒づつの撮影時間が設定されて10秒間の連写撮影が行なわれ、ステップS65でレベル1からレベル2の間の音声が発せられたと判定されたらステップS66で被写体が動いてはいるものの激しさはないとして全押しタイミングS2を境にして3秒つづの撮影時間が設定されて撮影が行なわれる。そして次のステップS68で連写により得られた画像信号が記録メディアに次々と記録される。
【0033】
さらにレベル1以下であったら被写体に全く動きがないものとして全押しタイミングS2時の静止画の撮影が行なわれ、リングバッファに記憶されていた一連の画像が記録メディアには記録されずに消去される。
【0034】
以上説明したように本発明のデジタルカメラによれば、被写体から発せられる音声のレベルに応じて動画あるいは連写撮影と、静止画撮影とが選択され、撮影が行なわれる。予め被写体の動きを被写体が発する音声のレベルと結び付けてあるため、被写体が発する音声のレベルに応じた撮影を行なうことができる。また、リングバッファが設けられているので、音声が発せられずに静止画撮影が選択されたときにはリングバッファの内容が記録メディアには記録されず消去され、メモリが無駄遣いされるといったことがなくなる。また、音声が発せられ、被写体に動きがある判定されたときにはリングバッファの内容が記録メディアに記録される。このリングバッファの容量は所定の値に定められているので、その容量を超えて一連の画像信号が記憶されるときにはそのリングバッファが持つ記憶領域の中で最も古い時刻に記憶された画像領域が書き込まれている領域に、最新の画像信号が上書きされていくので、記録メディアに書き込まれる画像信号は最新版の画像信号になる。
【0035】
また、本実施形態のデジタルカメラにはメモリを効率的に使用することができるようにメモリ制御部160に圧縮・解凍部が備えられており、その圧縮部で圧縮された画像データが画像ファイルとしてメモリカードに記録される。この画像ファイルはヘッダ部を有しており、このヘッダ部には一連の画像信号が圧縮されて画像ファイルとして記録されるときの圧縮情報や撮影情報や記録情報などが書き込まれている。したがってメモリカードに記録された画像ファイルが再生がされるときにはまずそのヘッダ部が読み出され、そのヘッダ部の内容に応じて再生が行なわれる。そのヘッダ部の中にはサムネイル領域と呼ばれる領域があり、そのサムネイル領域にはサムネイル画つまり代表画がファイル情報として記録されている。したがってファイル情報としてそのサムネイル画をLCD画面に表示すれば、多数あるファイルの中のいずれに、どのような撮影記録があるかが一目で分かる。
【0036】
なお、連写撮影が行なわれた場合には上記ヘッダ部のサムネイル領域には連写撮影された一連の画像信号の先頭の画像信号のサイズが縮小され、圧縮された画像信号が記録される。このときにはヘッダの記録領域とは別の記録領域に、一連の画像信号が画像データとして記録される。また、静止画撮影が行なわれた場合にはその静止画像のサイズが縮小され、圧縮されてサムネイル領域に記録されるとともに静止画像がJPEGファイルとして記録メディアに記録される。したがって、連写撮影(動画)が行なわれたときにはレリーズ釦の全押しタイミングS2前の数秒間の連写ファイルが記録メディアに記録され、全押しタイミングS2のときの静止画ファイルが記録メディアに記録され、全押しタイミングS2後の数秒間の連写ファイルが記録メディアに記録される。
【0037】
図7は撮影された画像の縦横比が縮小され、圧縮されたサムネイル画を示す図である。
【0038】
図1(d)に示した撮影・再生切り替えスイッチが再生側に倒され、再生モードになり選択メニューでメモリカード161に記録されている画像ファイルのファイルリストが選択されると、図7のサムネイル画とともにファイルネームがLCDパネル105aにフォルダの形で表示される。
【0039】
図8はそのフォルダとそのフォルダの下層にある動画ファイル、静止画ファイルの階層を示す図である。ヘッダ部にあるサムネイル領域に記録されたサムネイル画がフォルダとして使用され、そのフォルダがカーソルなどにより指定されると、そのカーソルで指定された連写(動画)ファイルあるいは静止画ファイルが再生される。
【0040】
また画像ファイルのヘッダのサムネイル領域には連写撮影であったら先頭の画像の縦横比を縮めさらに圧縮した画像信号が、静止画撮影であったら静止画の画像の縦横比を縮めて圧縮した画像信号がそれぞれ記録されている。したがって、メモリ制御部が制御部の指示に基づいて記録メディア内の各ファイルにアクセスしてそれらのファイルのヘッダをそれぞれ読み取ってファイルのリストをLCDパネル上に表示するときには、各ファイルのサムネイル画をヘッダから読み出してフォルダとしてLCDパネル上に表示することができる。このときには多数のファイルのサムネイル画それぞれをLCDパネルに並べで表示することができ、多数のサムネイル画のいずれかがカーソルで選択されると、そのサムネイル画をヘッダ部に持つ連写(動画)ファイルあるいは静止画ファイルが再生される。
【0041】
以上説明したようにレリーズ釦が全押しされたときに音声が検出されず、被写体に動きがないと推定される場合にはレリーズ釦が全押しされたときの静止画像の画像信号が記録メディアに記録されるので、記録メディアに無駄な記録が行なわれずに効率的に記録メディアの記録領域が使用される。
【0042】
また音声のレベルに応じて撮影期間が設定され撮影がその期間中行なわれるので、大きな音声を発しながら激しく動いている被写体に対しては、できうる限り長い期間、被写体像を撮影することができ、より一層思い出に残る画像を得ることができる。
【0043】
さらに、サムネイル画をフォルダとして用いて、記録メディアに記録された画像ファイルを効率的に管理することができる。また記録メディアから画像ファイルの再生を行なうときにもサムネイル画で表示されるフォルダが指定されると記録メディアからそのフォルダに対応する画像ファイルが再生されるので簡単に再生を行なうことができる。
【0044】
なお、本実施形態では、声紋と音声のレベル双方で撮影条件の判別を行なっているが、本発明はこれに拠らず、声紋、音声のレベルいずれか一方で撮影条件の判別を行なっても良い。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のカメラによれば、効率的に記録メディアを使用することができ、かつ被写体の動きに応じて適応的に撮影を行なうことができるデジタルカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデジタルカメラの外観図である。
【図2】図1の撮影モードダイヤルを示す図である。
【図3】図1のデジタルカメラの信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】音検出・音登録部で行なわれる音声の登録処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに基づいて登録された音声のレベルに応じてレリーズ釦の全押し前後の撮影が行なわれるときの状況を示す図である。
【図6】音センサで得られた音声のレベルに応じて全押しタイミングS2の前後に撮影時間が設定されるときの処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】撮影された画像の縦横比が縮小され、圧縮されたサムネイル画を示す図である。
【図8】フォルダとそのフォルダの下層にある動画ファイル、静止画ファイルの階層を示す図である。
【符号の説明】
100  デジタルカメラ
110  音センサ
111  撮影モードダイヤル
120  制御部
121  音検出・音登録部
122  動画・連写制御部
130  RAM・ROM部
140  カメラ制御部
150  表示制御部
160  メモリ制御部
161  メモリカード(記録メディア)
170  外部インタフェース

Claims (2)

  1. 被写体からの光を撮影光学系で結像させて被写体画像を表わす画像信号を得るデジタルカメラにおいて、
    半押し、全押しの二つの操作態様を持つレリーズ釦と、
    被写体側からの音声を検出する音センサとを備えるとともに、
    前記レリーズ釦半押し以降動画あるいは連写撮影を行ない、全押しのタイミングで所定のレベル以上のレベルの音声が検出された場合に静止画撮影を行なうとともに該静止画撮影後再び動画あるいは連写撮影を行ない、全押しのタイミングで前記所定レベル未満のレベルの音声が検出された場合には全押し前の動画あるいは連写撮影をキャンセルして前記レリーズ釦全押しでの静止画撮影のみを有効とする撮影モードを有することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 音声の特徴を登録する音声登録部と、
    撮影時に前記音センサで得られた音声の特徴と前記音声登録部に登録された音声の特徴とが合致するか否かを検出する音声分析部とを備え、
    前記撮影モードは、音声のレベルの判定に代わり、もしくは音声のレベルの判定とともに音声の特徴の判定に応じて全押し前の動画あるいは連写撮影を有効とするか否かおよび静止画撮影後の動画撮影あるいは連写撮影を行なうかを決定すものであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
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