JP2020120294A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】さまざまな撮影環境において、ユーザの意図した撮影タイミングとユーザの意図した画質の両立を可能とする撮像装置を提供する。【解決手段】被写体を撮像する撮像部と、ユーザが撮像動作を指示する指示部と、撮影環境を検出する検出部と、指示部により撮像動作が指示された時点で、検出部により検出された撮影環境が所定の条件を満たさない場合に、撮像動作が指示されたタイミングに合わせて第1の撮像モードで撮像動作を行い、その後、検出された撮影環境が所定の条件を満たすようになったタイミングに合わせて、第2の撮像モードで撮像動作を行うように、撮像部を駆動する制御部とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、撮影環境を判定して撮像を行う撮像装置に関するものである。
従来より、さまざまな撮影環境に対して、適切な撮影モードまたは適切な撮影タイミングを判断して撮影を行う撮像装置が提案されている。
例えばゴルフ場やコンサート会場のような撮影環境の場合、周囲が静かな状況では撮影動作によるメカシャッター音が鳴るのは禁止されている。そのため、ユーザは静音撮影モードで撮影を行う必要がある。静音撮影モードは、メカシャッターではなく電子シャッターにより撮影を行うため、上述の状況においてもユーザの意図したタイミングでの撮影が可能となる。
また、結婚式や夜間のライトアップイベントのような、被写体が不定期にスポットライトを浴びるような撮影環境の場合、ユーザが意図したタイミングで撮影を指示しても、当該指示に基づく撮影タイミングで被写体にスポットライトが当たるとは限らない。その場合は所望の明るさが得られない。そこでこのような場合には、カメラの自動撮影モードを利用する。自動撮影モードでは、例えばカメラが被写体輝度を判別し、所定の輝度条件となった場合に自動で撮影を行うことができる。
その他にも、輝度の判定に限らず、カメラが撮影タイミングを判断する例としては次のようなものがある。特許文献1では、マイクで集音された音を解析して、ある感情と認識された場合に自動撮影を実行することが開示されている。特許文献2では、顔を認識して自動撮影を行う際に、特定の条件に一致したときのみ撮像を行うことが開示されている。
特開2011−119964号公報 特開2008−78951号公報
しかしながら、上述した静音撮影モードや自動撮影モードでは、ユーザの意図した撮影タイミングとユーザの意図した画質のうち、どちらか一方しか満たすことができない。すなわち、ゴルフ場やコンサート会場における静音撮影モードでは、ユーザの意図したタイミングで撮影は可能だが、電子シャッター撮影ではローリングシャッターによる画像の歪みが発生する。また、結婚式や夜間のライトアップイベントにおける自動撮影モードでは、ユーザの期待する輝度での撮影画像は得られるが、ユーザの意図したタイミングでの撮影とはならない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、さまざまな撮影環境において、ユーザの意図した撮影タイミングとユーザの意図した画質の両立を可能とする撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、ユーザが撮像動作を指示する指示手段と、撮影環境を検出する検出手段と、前記指示手段により撮像動作が指示された時点で、前記検出手段により検出された撮影環境が所定の条件を満たさない場合に、前記撮像動作が指示されたタイミングに合わせて第1の撮像モードで撮像動作を行い、その後、検出された撮影環境が所定の条件を満たすようになったタイミングに合わせて、第2の撮像モードで撮像動作を行うように、前記撮像手段を駆動する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、さまざまな撮影環境において、ユーザの意図した撮影タイミングとユーザの意図した画質の両立を可能とする撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図。 一実施形態の撮像装置の第1の動作を示すフローチャート。 一実施形態の撮像装置の第2の動作を示すフローチャート。 一実施形態の撮像装置の第3の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、撮像装置100は以下のような構成を備える。
まず、システム制御部101は、例えば、CPU(MPU)、メモリ(DRAM、SRAM)などからなり、各種処理(プログラム)を実行して撮像装置100の各ブロックを制御したり、各ブロック間でのデータ転送を制御したりする。また、システム制御部101は、ユーザからの操作を受け付ける操作部102からの操作信号に応じて、撮像装置100の各ブロックを制御する。なお、システム制御部100は、ROM117に記憶されている制御プログラムをRAM119に展開して実行することにより、撮像装置100全体の制御を行う。RAM119は、システム制御部101の作業領域としても使用される。
操作部102は、例えば、電源ボタン、シャッターボタンなどの撮影に関連する各種操作を入力するスイッチ類を備える。また、モード選択ダイヤル、メニュー表示ボタン、決定ボタン、その他カーソルキー、ポインティングデバイス、タッチパネル等も備え、ユーザによりこれらのキーやボタンが操作されるとシステム制御部101に操作信号を送信する。モード選択ダイヤルでは、様々な環境に応じて最適な撮影動作を行うための各種撮影モードの設定が可能となっており、例えばゴルフ場撮影モードや、コンサート会場撮影モード、結婚式/夜間ライトアップイベント用のスポットライト撮影モード等を備えている。
レンズ103は、撮像素子106に光学像を結像させるためのレンズである。レンズ103は、撮像素子106に結像させる光学像のピントを調整するためのフォーカスレンズ、撮像素子106を露光させる光の量を調整するための絞り、撮像素子106に結像させる光学像の焦点距離を調整するためのズームレンズ等を備える。
メカニカルシャッター(以下、シャッターとする)104は、撮像素子106を露光させる光をメカ的に遮断するために動作する。シャッター制御部105は、システム制御部101からの指示を受けてシャッター104を制御する。静止画撮影の場合、撮像素子106を露光させ、電荷の蓄積を行う期間はシャッター104を開けるように制御し、蓄積電荷の読み出しを行う期間はシャッター104を閉じるように制御する。なお、蓄積電荷の読み出しは、シャッター104を閉じて行う場合と、シャッター104は開けたまま電子式シャッター制御により行う場合がある。シャッター104を動作させると駆動音が生じるため、ゴルフ場やコンサート会場など周囲が静かな環境での撮影には適さない場合がある。そこで、そのような場合は電子式シャッター制御により静止画撮影を行うことにより、シャッター104のみでシャッター動作を行う場合よりも静音で撮影を行う。
撮像素子106は、CMOSセンサとその周辺回路とを備え、レンズ103により結像された被写体の光学像を画像信号に変換し、アナログ/デジタル変換をして画像処理部108に送信する。撮像素子106には複数の駆動方式がある。一つは撮影前にフレーミングを行うために所定のフレームレートで連続的に画像を生成する、スルー画像用センサ駆動である。さらに、ユーザからの撮影指示に応じて記録用の静止画を撮像するための静止画用センサ駆動がある。静止画用センサ駆動には、シャッター104を閉じて蓄積電荷の読み出しを行うメカ式シャッター読み出しモードと、シャッター104を開けたまま電子式シャッター制御により蓄積電荷を読み出す電子式シャッター読み出しモードがある。電子式シャッター読み出しモードでは、撮像素子106の上部と下部での読み出しタイミングの違いにより、画像に歪みが発生する。そのため、特に動体を撮影する際にはメカ式シャッター読み出しモードでの撮影の方が画質の面で有利である。撮像制御部107は、撮像素子106の駆動方式の切り替えや、電荷の蓄積、読み出し等のタイミングを制御する。
画像処理部108は、入力されたデジタル信号に、設定値に基づいてホワイトバランス処理や色、明るさなどを調整する画質調整処理を行う。そして、画像処理部108で処理された画像信号は、表示用画像として表示部109に送信されたり、記録用画像として圧縮され、画像メモリ110に送信されたりする。さらに、画像処理部108は、入力されたデジタル信号に対して所定の画像解析処理を行うことにより、画像内の被写体情報を抽出することも可能である。例えば、画像内に人物(顔)や物体などがあるかどうかを検出し、画像内のどの位置に被写体が存在するかを判別することができる。さらに、被写体の輝度や被写体の特定の動作を検出することができる。検出された被写体情報は、システム制御部101に送信される。
表示部109は、画像処理部108から送信された画像信号や、撮像装置100の操作を行うための操作画面(メニュー画面)等を表示する。表示部109は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー等の表示デバイスであれば何でもよい。画像メモリ110は、記録用として符号化された圧縮画像信号を一時的に記憶し、順次記録部111に書き込んでいく。
記録部111は、画像メモリ110に蓄えられた圧縮画像信号を記録媒体に記録する。記録媒体は、撮像装置100に内蔵された記録媒体でも、取り外し可能な記録媒体でもよく、撮像装置100で生成した圧縮画像信号及び各種データ等を記録することができればよい。例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、DVD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリ、フラッシュメモリ等のあらゆる方式の記録媒体を利用可能である。
音声入力部112は、例えば、内蔵された無指向性のマイクまたは音声入力端子を介して接続された外部マイク等により、撮像装置100の周囲の音声を集音(収音)し、アナログ/デジタル変換をして音声処理部113に送信する。音声処理部113は、入力されたデジタル音声信号のレベルの識別、適正化処理、パターン認識等の音声に関する処理を行い、識別結果をシステム制御部101へ送信する。
次に、本実施形態の撮像装置100の動作について説明する。本実施形態の撮像装置100は、さまざまな撮影環境に対して、ユーザの意図した撮影タイミングとユーザの意図した画質の両方を実現できるという特徴的な動作を実行することが可能である。
以下に、本実施形態の撮像装置100の第1の動作について説明する。図2は、撮像装置100の第1の動作を示すフローチャートである。なお、図2に図示するフローは、ゴルフ場での撮影を意図したゴルフ場撮影モードが設定される場合の処理について例示的に説明している。
操作部102に含まれるモード選択ダイヤルがユーザによりゴルフ場撮影モードに変更されると、システム制御部101は撮像装置100の各ブロックに指示を出し、ゴルフ場撮影モードとして動作を開始する。
S200では、システム制御部101は、音声入力部112による環境音の集音、及び音声処理部113による音声信号のレベルの識別を開始する。
S201では、システム制御部101は、被写体がゴルフクラブのスウィングを行ったかどうかをスルー画像から判定する処理を開始する。ここでは、まず撮像素子106をスルー画像用センサ駆動で駆動し、所定のフレームレートで連続的に画像を生成し、画像処理部108へ送信する。画像処理部108は、入力されたスルー画像に対して特定の画像解析処理を行うことにより、被写体がゴルフクラブのスウィングを行ったかどうかを判定する。例えば、あらかじめ被写体のスウィング動作のパターンをROMに記憶しておき、入力されたスルー画像と比較するパターンマッチング処理により、スウィング判定を行うようにしてもよい。画像処理部108は、被写体のスウィング判定結果をシステム制御部101に送信する。
S202では、操作部102に含まれるシャッターボタンがユーザにより押されたかどうか(撮像動作が指示されたかどうか)を判別し、シャッターボタンが押された場合はS203へ進み、シャッターボタンが押されていない場合はそのまま待機する。
S203では、システム制御部101は、音声処理部113による音声信号のレベルの識別結果が、所定のレベル以上になったかどうかを判別し、所定のレベル以上の場合はS204へ進み、所定のレベル以上でない場合はS205へ進む。ここで、所定のレベルとは、撮像装置100がシャッター104を動作させて静止画撮影した場合に発生する駆動音の音声レベルに対して、それより高いレベルである。
S204では、システム制御部101は、シャッター104を動作させるとともに、メカ式シャッター読み出しモードで撮像素子106から蓄積電荷を読み出す。つまり、メカ式シャッター撮影モードで撮像装置100全体を動作させ、静止画撮影処理を行う。
S205では、画像処理部108は、被写体のスウィングが終了したかどうかを判別し、スウィングが終了した場合はS204へ進み、スウィングが終了していない場合はS206へ進む。なお、S205の処理として、ユーザによりSW2が指示されたタイミングが被写体のスイングが継続中の期間(スイング期間と称する)であるか否かを判定する構成であってもよい。この場合、SW2の指示タイミングがスイング期間に含まれていない場合はS204の処理に進み、スイング期間に含まれている場合は、S206の処理に進めばよい。
S206では、システム制御部101は、シャッター104を動作させずに、電子式シャッター読み出しモードで撮像素子106から蓄積電荷を読み出す。つまり、電子式シャッター撮影モードで撮像装置100全体を動作させ、静止画撮影処理を行う。
S207では、システム制御部101は、操作部102に含まれるシャッターボタンがユーザにより継続して押され続けているかどうかを判別し、シャッターボタンが押されている場合はS208へ進み、シャッターボタンが押されていない場合はS202へ戻る。
S208では、システム制御部101は、音声処理部113による音声信号のレベルの識別結果が、所定のレベル以上になったかどうかを判別し、所定のレベル以上の場合はS204へ進み、所定のレベル以上でない場合はS209へ進む。
S209では、画像処理部108は、被写体のスウィングが終了したかどうかを判別し、スウィングが終了した場合はS204へ進み、スウィングが終了していない場合はS207へ戻る。なお、前述したS205の処理と同様に、スイング期間に基づいて、S209の処理として、当該スイング期間が終了したか否かを判定する構成であってもよい。
S210では、システム制御部101は、操作部102に含まれるモード選択ダイヤルがユーザによりゴルフ場撮影モード以外に変更されたかどうかを判別する。そして、ゴルフ場撮影モードを終了する場合はS211へ進み、ゴルフ場撮影モードを終了しない場合はS202へ戻る。
S211では、システム制御部101は、S201で開始したスウィング判定処理を停止する。S212では、システム制御部101は、S200で開始した環境音測定処理を停止し、ゴルフ場撮影モードを終了する。
なお、S204でメカ式シャッター撮影モードによる静止画撮影処理を行った後、さらに継続してユーザによりシャッターボタンが押され続けている場合は、環境音もしくは被写体のスウィング判定条件が満たされている期間、メカ式シャッター撮影モードによる連続撮影を行うようにしてもよい。
以上の第1の動作によれば、ユーザがシャッターボタンを押したタイミング(撮像動作が指示された時点)で、環境音の方が撮像装置100のシャッター音よりも十分に大きければ(環境音の音量が所定以上であれば)、シャッター音による周囲への影響がないと判断できるため、メカ式シャッター撮影モード(撮像モード)で撮影を行う。これにより、歪みのない画像を得ることができる。また、ユーザがシャッターボタンを押したタイミングで、被写体がゴルフクラブのスウィングを終えていると確認できていれば、シャッター音によるスウィングへの影響がないと判断できるため、メカ式シャッター撮影モードで歪みのない画像を得ることができる。
また、ユーザがシャッターボタンを押したタイミングで、環境音が小さく、かつ被写体もスウィングを終えていなければ、電子式シャッター撮影モードにより静音で撮影した画像を得ることができる。そして、その後ユーザによりシャッターボタンが継続して押され続けていれば、環境音、もしくは被写体のスウィング判定条件が満たされたタイミングで、メカ式シャッター撮影モードによる歪みのない画像も得ることができる。
したがって、ゴルフ場という撮影環境に対して、ユーザの意図した撮影タイミングでの画像と、ユーザの意図した画質での画像の両方を得ることが可能となる。なお、図2に図示した例では、環境音の判定とスイング判定の双方の結果に基づいて、電子式シャッター撮影を行うか否かを判定したが、これらのうち、何れか一方のみを判定要素とする構成であってもよい。
次に、撮像装置100の第2の動作について説明する。図3は、撮像装置100の第2の動作を示すフローチャートである。なお、図3に図示するフローは、コンサート会場などでの撮影を意図したコンサート会場撮影モードが設定される場合の処理について例示的に説明している。
操作部102に含まれるモード選択ダイヤルがユーザによりコンサート撮影モードに変更されると、システム制御部101は撮像装置100の各ブロックに指示を出し、コンサート撮影モードとして動作を開始する。
S200〜S212は、S201、S205、S209、S211のステップがないことと、S210がS213に置き換えられていること以外は、図1のS200〜S212と同様である。
S213では、操作部102に含まれるモード選択ダイヤルがユーザによりコンサート撮影モード以外に変更されたかどうかを判別し、コンサート撮影モードを終了する場合はS212へ進み、コンサート撮影モードを終了しない場合はS202へ戻る。
本実施形態は、上述したゴルフ場撮影モードに対して、被写体のスウィング判定処理がない動作と同様である。したがって本実施形態によれば、ユーザがシャッターボタンを押したタイミングで、環境音の方が撮像装置100のシャッター音よりも十分に大きければ、シャッター音による周囲への影響がないと判断できるため、メカ式シャッター撮影モードで撮影を行う。これにより、歪みのない画像を得ることができる。
また、ユーザがシャッターボタンを押したタイミングで、環境音が小さければ、電子式シャッター撮影モードにより静音で撮影した画像を得ることができる。そして、その後ユーザによりシャッターボタンが継続して押され続けていれば、環境音判定条件が満たされたタイミングで、メカ式シャッター撮影モードによる歪みのない画像も得ることができる。
したがって、上記の第2の動作によれば、コンサート会場という撮影環境に対して、ユーザの意図した撮影タイミングでの画像と、ユーザの意図した画質での画像の両方を得ることが可能となる。
次に、撮像装置100の第3の動作について説明する。図4は、撮像装置100の第3の動作を示すフローチャートである。なお、図4に図示するフローは、ライトアップイベントなどでの撮影を意図したスポットライト撮影モードが設定される場合の処理について例示的に説明している。
操作部102に含まれるモード選択ダイヤルがユーザによりスポットライト撮影モードに変更されると、システム制御部101は撮像装置100の各ブロックに指示を出し、スポットライト撮影モードとして動作を開始する。
S220では、システム制御部101は、撮像面内のどの部分が被写体なのかをスルー画像から判定する処理を開始する。ここでは、まず撮像素子106がスルー画像用センサ駆動で駆動され、所定のフレームレートで連続的に画像が生成され、画像処理部108へ送信される。画像処理部108は、入力されたスルー画像に特定の画像解析処理を行うことにより、撮像面内のどの部分が被写体なのかを判別する。
S221では、システム制御部101は、被写体の輝度が所定値以上となったかどうかをスルー画像から判定する処理を開始する。ここでは、S210で判別された被写体部分に関して、輝度が所定値以上かどうかを画像処理部108により判別する。
S222では、システム制御部101は、操作部102に含まれるシャッターボタンがユーザにより押されたかどうかを判別し、シャッターボタンが押された場合はS223へ進み、シャッターボタンが押されていない場合はそのまま待機する。
S223では、システム制御部101は、画像処理部108による被写体輝度の判別結果が、所定のレベル以上になったかどうかを判別し、所定のレベル以上の場合はS224へ進み、所定のレベル以上でない場合はS225へ進む。ここで、所定のレベルとは、撮像装置100が基本動作で静止画撮影した場合に十分な露出が得られるレベルである。
S224では、システム制御部101は、画像処理部108による被写体輝度の判別結果に応じて、適正な露出制御を行う。例えば、シャッタースピード、絞り値、ISO感度等を所定の値に調整する。
S225では、システム制御部101は、低輝度用撮影モードで撮像装置100全体を動作させ、静止画撮影する。低輝度用撮影モードとは、例えば超高感度撮影や画像合成撮影等の動作で静止画撮影を行うモードである。超高感度撮影の場合は、撮像素子106を基本動作時よりも高いISO感度設定として駆動させ、ノイズレベルが悪化する代わりに所望の露出が得られるように動作させる。画像合成撮影の場合は、低輝度の露出での撮影を複数回行い、画像処理部108において複数の画像を位置合わせして合成することにより、所望の露出が得られるようにする。画像合成撮影は、上述した超高感度撮影に比べてノイズレベルは低く抑えられるが、複数回の撮影や合成処理により撮影処理時間が増加する。
S226では、システム制御部101は、操作部102に含まれるシャッターボタンがユーザにより継続して押され続けているかどうかを判別し、シャッターボタンが押されている場合はS227へ進み、シャッターボタンが押されていない場合はS222へ戻る。
S227では、システム制御部101は、画像処理部108による被写体輝度の判別結果が、所定のレベル以上になったかどうかを判別し、所定のレベル以上の場合はS224へ進み、所定のレベル以上でない場合はS226へ戻る。
S228では、システム制御部101は、基本動作である通常輝度用撮影モードで撮像装置100全体を動作させ、静止画撮影処理を行う。
S229では、システム制御部101は、操作部102に含まれるモード選択ダイヤルがユーザによりスポットライト撮影モード以外に変更されたかどうかを判別する。そして、スポットライト撮影モードを終了する場合はS230へ進み、スポットライト撮影モードを終了しない場合はS222へ戻る。
S230では、S221で開始した被写体輝度測定処理を停止する。S231では、S220で開始した被写体判別処理を停止し、スポットライト撮影モードを終了する。
上記の第3の動作によれば、ユーザがシャッターボタンを押したタイミングで、被写体輝度が十分に明るければ、ノイズレベルや処理時間等のデメリットのない通常輝度用撮影モードで画像を得ることができる。また、ユーザがシャッターボタンを押したタイミングで、被写体輝度が暗ければ、低輝度用撮影モードにより所望の露出での画像を得ることができる。そして、その後ユーザによりシャッターボタンが継続して押され続けていれば、被写体輝度条件が満たされたタイミングで、通常輝度用撮影モードによる画像も得ることができる。
したがって、結婚式や夜間のライトアップイベントのような、被写体が不定期でスポットライトを浴びるような撮影環境に対して、ユーザの意図した撮影タイミングでの画像と、ユーザの意図した画質での画像の両方を得ることが可能となる。
なお、図4に図示するフローにおいて、被写体へのスポットライトの照射をより明確に判断するために、画像における所定領域の輝度に基づいて、露出制御を行う構成であってもよい。例えば、S223の処理において、主被写体領域と判断される画像内の領域の輝度が所定のレベル以上か否かを判定する構成であってもよい。また、例えば、S223の処理において、画面内の局所領域と他の領域との輝度差が所定のレベル以上か否かを判定する構成であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、前述した実施形態では、ゴルフ場撮影モード、コンサート会場撮影モード、スポットライト撮影モードについて言及したが、その他、ユーザの撮影指示と撮影に最適なタイミングが異なるシーンであれば、どのようなシーンに適用してもよい。
また、上述した実施形態では、メカシャッターと電子式シャッターとを区分けした例について説明したが、所謂電子先幕とメカ後幕(電子先幕シャッターと称す)を用いたシャッター動作などを採用する構成であってもよい。例えば、電子式シャッターを選択できない撮像装置であれば、前述した実施形態における電子式シャッターに対応する動作を、電子先幕シャッターに代替する構成であってもよい。一般的に、電子式シャッターと比較すると、電子先幕シャッターの駆動音は大きくなるが、メカシャッターの駆動音よりは小さいため、駆動音の大きさを踏まえて、使用するシャッターを選択的に切り替える構成であればよい。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:撮像装置、101:システム制御部、102:操作部、103:レンズ、104:シャッター、105:シャッター制御部、106:撮像素子、107:撮像制御部、108:画像処理部、109:表示部、110:画像メモリ、111:記録部、112:音声入力部、113:音声処理部

Claims (13)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    ユーザが撮像動作を指示する指示手段と、
    撮影環境を検出する検出手段と、
    前記指示手段により撮像動作が指示された時点で、前記検出手段により検出された撮影環境が所定の条件を満たさない場合に、前記撮像動作が指示されたタイミングに合わせて第1の撮像モードで撮像動作を行い、その後、検出された撮影環境が所定の条件を満たすようになったタイミングに合わせて、第2の撮像モードで撮像動作を行うように、前記撮像手段を駆動する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記指示手段により撮像動作が指示された時点で、前記検出手段により検出された撮影環境が前記所定の条件を満たす場合には、前記撮像動作が指示されたタイミングに合わせて前記第2の撮像モードで撮像動作を行うように、前記撮像手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記検出手段は、環境音を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮影環境が所定の条件を満たすとは、前記環境音の音量が所定以上となることであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮影環境が所定の条件を満たすとは、被写体が所定の動作を行っていない状況であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の撮像モードは、電子式シャッター撮影モードであり、前記第2の撮像モードは、メカ式シャッター撮影モードであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記検出手段は、被写体の輝度を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  8. 前記撮影環境が所定の条件を満たすとは、前記被写体の輝度が所定以上となることであることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記第1の撮像モードは低輝度用撮影モードであり、前記第2の撮像モードは通常輝度用撮影モードであることを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
  10. ユーザによる前記撮像動作の指示が継続されている間、前記撮影環境が所定の条件を満たす期間において、前記第2の撮像モードでの撮像動作を繰り返すことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 被写体を撮像する撮像手段と、ユーザが撮像動作を指示する指示手段とを備える撮像装置を制御する方法であって、
    撮影環境を検出する検出工程と、
    前記指示手段により撮像動作が指示された時点で、前記検出工程において検出された撮影環境が所定の条件を満たさない場合に、前記撮像動作が指示されたタイミングに合わせて第1の撮像モードで撮像動作を行い、その後、検出された撮影環境が所定の条件を満たすようになったタイミングに合わせて、第2の撮像モードで撮像動作を行うように、前記撮像手段を駆動する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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