JP2004114926A - 車両のサンルーフ構造 - Google Patents

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Takumi Sugiura
杉浦 巧
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】車体のルーフ開口廻りの成形性を向上させる。
【解決手段】ルーフ開口3の前端側に回動自在に設けられ、後端側が上方に移動することにより閉塞状態から開放状態となるサンルーフリッド5を備えた車両のサンルーフ構造において、サンルーフリッド5の後端側の上方への移動と連動して、サンルーフリッド5の前端側の回動中心を後方へ移動させる開放機構11を備え、サンルーフリッド5が閉塞状態から回動した際に、その前端がルーフパネル2のフランジ部3aから後方へ離隔するようにした。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフ開口の前端側に回動自在に設けられ、後端側が上方に移動することにより閉塞状態から開放状態となるサンルーフリッドを備えた車両のサンルーフ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両のサンルーフ構造として、ルーフ開口の前端側に回動自在に設けられ、後端側が上方に移動することにより閉塞状態から開放状態となるサンルーフリッドを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、このサンルーフ構造では、サンルーフリッドが開放状態となった後、サンルーフリッドを後方へ移動させることができるよう構成されている。
【0003】
ここで、このサンルーフ構造においては、サンルーフリッドの回動中心はサンルーフリッドの前端より若干後方となっており、閉塞状態から開放状態へと回動する際に、サンルーフリッドの前端は略真下へ移動する。このため、閉塞状態でサンルーフリッドの前端と当接するルーフパネルのフランジ部は、サンルーフリッドの回動時にその前端と干渉しないように、ルーフパネルを下側に略90°以上の角度で曲折して形成されている。
【0004】
【特許文献1】
実公平2−35536号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記車両のサンルーフ構造では、ルーフパネルのフランジ部を略90°以上の比較的大きな角度で曲折するため、ルーフパネルのルーフ開口廻りにしわが発生しやすいという問題点がある。この問題点を回避するため、例えば、フランジ部を段階的に折り曲げたり、ルーフパネルを略平坦な形状とすること等が考えられるが、前者の方法では車両の製造コストが嵩むし、後者の方法では車両の造形自由度が著しく制約されルーフパネルを湾曲形成する車両造形に対応することは不可能となる。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車体のルーフ開口廻りの成形性を向上させることができる車両のサンルーフ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、ルーフ開口の前端側に回動自在に設けられ、後端側が上方に移動することにより閉塞状態から開放状態となるサンルーフリッドを備えた車両のサンルーフ構造において、前記サンルーフリッドの後端側の上方への移動と連動して、前記サンルーフリッドの前端側の回動中心を後方へ移動させる開放機構を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、サンルーフリッドが閉塞状態から開放状態となる際に、ルーフパネルに沿って設けられたサンルーフリッドは、前端側が後方に移動しつつ、後端側が上方に移動する。
ここで、サンルーフリッドは、閉塞状態においては、その前端がルーフ開口にて下側に曲折して成形されるフランジに密着した状態となっている。この状態から、サンルーフリッドの前端が車体側から後方へ離隔しつつ、サンルーフリッドの後端側が上昇することにより、サンルーフリッドは開放状態となる。
【0009】
従って、ルーフ開口のフランジを、下側に大きく曲折して成形せずとも、サンルーフリッドの開放時に、サンルーフリッドの前端とフランジとが干渉することはない。すなわち、ルーフパネルにおけるフランジの曲折角度を小さくすることができ、ルーフパネルの曲折時のしわの発生を抑制して、車体の成形性を向上することができる。また、しわの発生を抑制することによりルーフパネルの湾曲形成が容易となり、車両の造形自由度も飛躍的に向上する。
【0010】
請求項2記載の発明では、請求項1に記載の車両のサンルーフ構造において、前記開放機構は、前記サンルーフリッドの前端側に設けられた回動中心ピン部材と、前記回動中心ピン部材を挿通し、略前後方向に延びる回動中心案内溝と、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、サンルーフリッドは、回動中心ピン部材を中心に回動することにより、閉塞状態及び開放状態となる。このとき、回動中心ピン部材は、サンルーフリッドが閉塞状態であるときは回動中心案内溝の前端側に位置し、開放状態であるときは回動中心案内溝の後端側に位置することとなる。尚、回動中心ピン部材は、前側リッドに直接的に設けてもよいし、前側リッドの下部に固定される部材に設けてもよい。
【0012】
従って、簡単な構成で確実に、サンルーフリッドの後端側の上方への移動と連動して、サンルーフリッドの前端側の回動中心を後方へ移動させることができる。
【0013】
請求項3記載の発明では、請求項2に記載の車両のサンルーフ構造において、前記回動中心案内溝は、前記ルーフ開口の前側周縁を左右に延びるドレン溝部材の下方に形成されることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、回動中心案内溝はドレン溝部材の下方に形成され、ドレン溝部材の下方のスペースを利用して開放機構を構成することができ、サンルーフ装置の小型化を図ることができる。また、サンルーフ装置の小型化により、車両室内の空間を大きく確保することができる。
【0015】
請求項4記載の発明では、請求項2又は3に記載の車両のサンルーフ構造において、前記開放機構は、前記サンルーフリッドの移動方向に延びる移動案内溝と、前記移動案内溝を挿通し、前記サンルーフリッドに設けられる移動案内ピン部材と、を有することを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、請求項2又は3の作用に加え、サンルーフリッドは、回動中心ピン部材及び回動中心案内溝に加え、移動案内ピン部材及び移動案内溝によっても、開放/閉塞状態の位置に案内され、また支持される。
【0017】
従って、サンルーフリッドをより的確に案内することができることは勿論、開放/閉塞状態でサンルーフリッドを確実に支持することができる。特に、サンルーフリッドの開放状態においては、リッドの後端側が車両のルーフパネル側から突出した状態となり、リッドの前端側のみで車両側に支持される。この状態で走行すると、リッドに空気抵抗が加わることに加え、車両の振動等によりリッドの前端側に多大な負荷が生ずる。すなわち、サンルーフリッドが確実に支持されることから、開放機構の強度、耐久性等を確保することができる。
【0018】
請求項5記載の発明では、請求項1から4の何れか一項に記載の車両のサンルーフ構造において、前記開放機構は、前記ルーフ開口の左右周縁に形成され、前後に延びるリッド用スライドレールと、前記リッド用スライドレールに案内されて前後に移動するリッド駆動部材と、前記リッド駆動部材に接続し、前記リッド駆動部材の移動により、前記サンルーフリッドを回動させる駆動力伝達機構と、を有することを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、請求項1から4の何れか一項の作用に加え、サンルーフリッドを回動させるにあたり、リッド駆動部材をリッド用スライドレールを前後に移動させればよく、リッド駆動部材を移動させる駆動手段を簡単に構成することができる。
【0020】
請求項6記載の発明では、請求項5記載の車両のサンルーフ構造において、前記駆動力伝達機構は、前端側が前記サンルーフリッド側に回動自在に接続され、後端側が前記リッド用スライドレール側に回動自在に接続されたリンク部材と、前記リンク部材に設けられた駆動ピン部材と、前記駆動ピン部材を挿通し、後下がりに傾斜する区間を有し、前記リッド駆動部材側に形成された駆動用溝と、を有することを特徴とする。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、請求項5の作用に加え、リッド駆動部材がリッド用スライドレールの前方から後方へ移動すると駆動用溝もまた後方へ移動し、駆動ピン部材が駆動用溝の後下がりに傾斜する区間を通過する際に、駆動ピン部材が上昇する。これにより、リンク部材が後端側を中心として回動してリンク部材の前端側が上昇し、サンルーフリッドが開放状態となる。また、リッド駆動部材がリッド用スライドレールの後方から前方へ移動すると、同様にしてサンルーフリッドが閉塞状態となる。
【0022】
従って、リッド駆動部材が前後方向に移動した際に、滑らかにリンク部材及びサンルーフリッドを回動させることができる。すなわち、リッド駆動部材を移動させるモータ等の負荷を低減しつつ、サンルーフリッドの的確な回動が実現される。
【0023】
請求項7記載の発明では、請求項6記載の車両のサンルーフ構造において、前記駆動用溝は、さらに、略水平の区間を有することを特徴とする。
【0024】
請求項7記載の発明によれば、請求項6の作用に加え、リッド駆動部材が前後に移動した際に、リンク部材の駆動ピン部材が駆動用溝の略水平の区間に位置するとき、駆動ピン部材は上下方向に移動せず、リンク部材及びサンルーフリッドは回動しない。
【0025】
従って、駆動ピン部材が駆動用溝の略水平の区間を通過する際には、サンルーフリッドが回動しない状態とすることができる。すなわち、略水平の区間をサンルーフリッドの開放状態、閉塞状態に対応する位置に形成すれば、リッド駆動部材がスライドレールの所定区間を移動してからサンルーフリッドの回動を開始させることができ、モータ等の駆動手段の始動時に、駆動手段に急激な負荷が加わることを防止することができる。また、後が下がりに傾斜する区間の途中に略水平の区間を形成すれば、サンルーフリッドの段階的な回動が可能となる。
【0026】
請求項8記載の発明では、請求項6又は7に記載の車両のサンルーフ構造において、前記サンルーフリッドの回動と連動して、前記サンルーフリッドの後端側と前記リンク部材との間隙を閉塞するよう移動する保護部材を備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7の作用に加え、サンルーフリッドが開放状態となると、サンルーフリッドの後端側とリンク部材との間隙が保護部材により閉塞される。これにより、サンルーフリッドとリンク部材とに障害物が挟まってサンルーフリッドが閉塞不能となることはないし、開放機構内部に障害物が進入して開放機構が損傷することもない。
【0028】
従って、的確に開放機構を保護することができるし、間隙が閉塞されることから、リッド開放時におけるサンルーフリッドの後端側の見栄えを良好なものとすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1から図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1はサンルーフ装置を備えた車両のルーフ廻りの外観斜視図、図2は前側リッド及び後側リッドが閉状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図、図3は前側リッドが半開状態で後側リッドが閉状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図、図4は前側リッド及び後側リッドが開状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図、図5は前側リッドの閉塞状態における開放機構の側面説明図、図6は前側リッドの半開放状態における開放機構の側面説明図、図7は前側リッドの開放状態における開放機構の側面説明図、図8は各スライドレールの互いの上下関係を示すサンルーフ構造の側面説明図である。
【0030】
図1に示すように、この自動車車両1はワゴン車であり、ルーフパネル2のルーフ開口3にサンルーフ装置4が備えられている。このサンルーフ装置4は、ルーフ開口3の前側を開閉する略四角形状の前側リッド5と、ルーフ開口3の後側を開閉する略四角形状の後側リッド6とを隣接して有している。
【0031】
図2に示すように、前側リッド5はルーフパネル2側に対し前端側を中心として回動自在に設けられ、図3に示すように、後端側が上方に移動することによりルーフ開口3の前側を開放するよう構成される。また、図5に示すように、前側リッド5は周縁にウェザストリップ5aを有し、閉塞状態にて、このウェザストリップ5aが、ルーフパネル2のルーフ開口3の端部を下側へ曲折して形成されたフランジ部3aと密着するようになっている。尚、本実施形態においては、前側リッド5の回動中心は、前後方向へ移動するようになっており、前側リッド5の前端が後方へ移動しつつ、後端側が上方へ移動する。
【0032】
図2に示すように、後側リッド6はルーフパネル2側に対して前後にスライド移動するよう設けられ、図4に示すように、後方へスライド移動することによりルーフ開口3の後側を開放するよう構成される。本実施形態においては、図3に示すように前側リッド5が開状態となった後、図4に示すように後側リッド6が開状態となり、また、後側リッド6が閉状態となった後に前側リッド5が閉状態となるようになっている。
【0033】
図2に示すように、このサンルーフ装置4は、ルーフ開口3の左右周縁に沿って前後に延びる一対の左右フレーム部7と、この左右フレーム部7の後端側を連結するクロスメンバ8とを有している。図3及び図4に示すように、左右フレーム部7には、排水用の前後延在ドレン溝部7a、各リッド5,6を駆動するためのリッド用スライドレール7b、サンシェード9を前後に案内するシェード用スライドレール7cが、左右外側からこの順に形成される。
【0034】
前後延在ドレン溝部7a及びリッド用スライドレール7bは、それぞれ断面凹形状に形成される。前後延在ドレン溝部7aは、ルーフ開口3の周縁から室内側へ流入するドレン水を受容し、車両外側へと案内する。また、リッド用スライドレール7bには、前後に移動して前側リッド5及び後側リッド6を駆動するリッド駆動部材10が配される。このリッド駆動部材10は、サンルーフ装置4の後部に設置されたモータにより移動する。
【0035】
本実施形態においては、リッド駆動部材10は、リッド用スライドレール7bを前後にわたって移動する。図5から図7に示すように、リッド駆動部材10は、リッド用スライドレール7bの前側にて前側リッド5を回動駆動するための開放機構11の係合部材11aと係合し、リッド用スライドレール7bの後側にて後側リッド6側と係合する。
【0036】
リッド駆動部材10は、各リッド5,6側と係合した状態で前後に移動することにより、各リッド5,6を開放・閉塞するよう駆動する。すなわち、リッド駆動部材10が前端側から後端側へ移動すると、前側リッド5、後側リッド6の順で開放され、リッド駆動部材10が後端側から前端側へ移動すると、後側リッド6、前側リッド5の順で閉塞される。
【0037】
また、シェード用スライドレール7cは、左右内側へ略水平に突出するフランジ状に形成される。このフランジ状の部分に、サンシェード9の左右端部が前後方向へ摺動自在に載置される。本実施形態においては、サンシェード9は、乗員が操作することにより、前後方向へ移動する。
【0038】
本実施形態においては、左右フレーム部7は、前後延在ドレン溝部7a及びリッド用スライドレール7bが形成されるリッド用形成部材12と、シェード用スライドレール7cが形成されるシェード用形成部材13とに分割して構成される。本実施形態においては、図5に示すように、クロスメンバ8は左右のリッド用形成部材12及びシェード用形成部材13を連結する。
【0039】
また、図8に示すように、リッド用形成部材12は、シェード用形成部材13よりも前端側が長く形成される。また、各形成部材12,13は、各スライドレール7b,7cの前端側にてリッド用スライドレール7bの高さ位置がシェード用スライドレール7cの高さ位置よりも低くなり、各スライドレール7b,7cの前後中央側にてリッド用スライドレール7bの高さ位置がシェード用スライドレール7cの高さ位置よりも高くなるよう構成される。
【0040】
また、リッド用形成部材12の後方には、モータ及び車体のリヤレールが位置する。すなわち、本実施形態においては、リッド用スライドレール7bの端部の後側にモータが配されている。また、モータは、シェード用形成部材13の後端側の上方に位置する。
【0041】
また、図5から図7に示すように、リッド用スライドレール7bの前端側は、排水用の左右延在ドレン溝部14の下方に配される。また、前側リッド5の開放機構11の一部も、この左右延在ドレン溝部14の下方に配される。ここで、前側リッド5の開放機構11について説明する。
【0042】
開放機構11は、前側リッド5の後端側の上方への移動と連動して、前側リッド5の前端側の回動中心を後方へ移動させる。図5から図7に示すように、開放機構11は、前側リッド5の室内側に固定的に設けられる連結部材11bを有する。この連結部材11bは、左右延在ドレン溝部14の下方へ延びる延在部11b1を有し、この延在部11b1の前端側には回動中心ピン部材11b2が設けられる。また、延在部11b1における回動中心ピン部材11b2の後方には移動案内ピン部材11b3が設けられる。
【0043】
また、図5から図7に示すように、開放機構11は、左右延在ドレン溝部14の下方に略水平となるよう形成され、回動中心ピン部材11b2を挿通する回動中心案内溝11c1を備えている。尚、本実施形態においては、ルーフパネル2のルーフ開口3の前縁部付近が僅かに後上がりに傾斜しているため、この傾斜に対応して、回動中心案内溝11c1もまた僅かに後上がりとなっている。
【0044】
さらに、開放機構11は、回動中心案内溝11c1の後方にて前側リッド5の移動方向へ延び、移動案内ピン部材11b3を挿通する移動案内溝11c2を備えている。尚、本実施形態においては、前側リッド5の開放時に、移動案内ピン部材11b3が後方へ移動しつつ上昇するので、移動案内溝11c2は後上がりに傾斜するよう形成される。
【0045】
また、図5から図7に示すように、開放機構11は、リッド駆動部材10に接続し、リッド駆動部材10の前後方向の移動により、前側リッド5を回動させる駆動力伝達機構15を有している。この駆動力伝達機構15は、前端側が前側リッド5の連結部材11bに連結され、後端側がリッド用スライドレール7b側に回動自在に接続されたリンク部材15aと、リンク部材15aに設けられた駆動ピン部材15bと、駆動ピン部材15bを挿通し前述の係合部材11aに形成される駆動用溝15cとを有している。
【0046】
ここで、係合部材11aは、駆動部材10と同様に前後に移動自在に構成される。係合部材11aは駆動部材10がリッド用スライドレール7bの前側に位置するときに駆動部材10と係合して駆動部材10とともに前後に移動する。尚、駆動部材10がリッド用スライドレール7bの前側から後側へ移動すると、駆動部材10と係合部材11aの係合が解除される。
【0047】
図5から図7に示すように、リンク部材15aは、リッド用スライドレール7b側に突出形成された軸支部7b1に軸支される。本実施形態においては、軸支部7b1には軸支孔7b2が形成され、リンク部材15aの後端側の軸支ピン15a1が軸支孔7b2を挿通する。また、本実施形態においては、軸支孔7b2は、軸支ピン15a1の前後方向の移動を許容するよう、僅かに前後に延びるよう形成される。また、リンク部材15aの前端側は、連結部材11bに軸支される。
【0048】
図5から図7に示すように、駆動用溝15cは、後下がりに傾斜する第1傾斜区間15c1と、第1傾斜区間15c1の後端から後方へ略水平に延びる水平区間15c2と、略水平区間15c2の後端から後下がりに傾斜する第2傾斜区間15c3とを有している。図5に示すように、リンク部材15aに設けられた駆動ピン部材15bが、第2傾斜区間15c3の後端に位置するとき、リンク部材15aはリッド用スライドレール7bと略平行な状態である。この状態から、駆動ピン部材15bが第2傾斜区間15c3の前方へ移動すると、リンク部材15aの前端側が上昇し、図7に示すように、駆動ピン部材15bが第1傾斜区間15c1の前端に到達すると、リンク部材15aの前端側が上昇限界位置に到達する。
【0049】
また、本実施形態においては、前側リッド5の回動と連動して、前側リッド5の後端側とリンク部材15aとの間隙を閉塞するよう移動する保護部材16が備えられる。図7に示すように、保護部材16は、略三角形状に形成され、リンク部材15aに第1角部16aが軸支される。保護部材16は、リンク部材15aが上昇限界位置となると、第2角部16bが前側リッド5の連結部材11bの後端下部付近に位置し、第3角部16cがリンク部材15aの上部における第2角部16bの略真下付近に位置する。
【0050】
保護部材16は、連結部材15bに軸支されるロッド17により、第2角部16bが支持される。具体的には、ロッド17に設けられたピン17aを挿通する挿通孔16dが保護部材16の第2角部16bに形成され、前側リッド5の後端側の上昇と連動して、保護部材16の第2角部16bもまた上昇するようになっている。
【0051】
本実施形態においては、図5に示すように、前側リッド5が閉塞された状態で、ロッド17は、略水平であり、前端側が連結部材11bに接続され、後端側が保護部材16に接続された状態となっている。また、前側リッド5が閉塞された状態で、挿通孔16dは、ロッド17のピン17aの前後方向の移動を許容するよう、僅かに前後に延びるよう形成される。
【0052】
また、リンク部材15aには、保護部材16に設けられるピン16eを挿通する保護部材案内溝15dが形成される。この保護部材案内溝15dは、保護部材16の移動方向に形成され、保護部材16が的確に案内、支持されるようになっている。
【0053】
以上のように構成された車両のサンルーフ構造によれば、モータを駆動してリッド駆動部材10をリッド用スライドレール7bに沿って前後に移動させることにより、前側リッド5及び後側リッド6が開放/閉塞する。図5に、リッド駆動部材10がリッド用スライドレール7bにおける最前の位置の状態を示す。本実施形態においては、リッド駆動部材10は、この状態で開放機構11の係合部材11aと係合した状態となっている。また、この状態で、前側リッド5は閉塞状態であり、前側リッド5のウェザストリップ5aは、ルーフパネル2のフランジ部3aと当接した状態となっている。
【0054】
この状態から駆動部材10が後方へ移動すると、係合部材11aもまた後方へ移動する。すなわち、駆動用溝15cもまた後方へ移動し、駆動ピン部材15bが第2傾斜区間15c3を通過する際に、駆動ピン部材15bが上昇する。これにより、リンク部材15aは後端側の軸支ピン15a1を中心として回動し、リンク部材15aの前端側が上昇する。尚、このとき、軸支ピン15a1は、軸支孔7b2の前端側から後端側へ移動する。
【0055】
リンク部材15aの前端側が上昇することにより、回動中心ピン部材11b2を中心として前側リッド5は回動する。このとき、回動中心ピン部材11b2は、回動中心案内溝11c1に案内されて後方へ移動する。すなわち、ルーフパネル2に沿って設けられた前側リッド5は、前端側が後方に移動しつつ、後端側が上方に移動する。すなわち、前側リッド5のウェザストリップ5aが車体側のフランジ3aから後方へ離隔しつつ、前側リッド5の後端側が上昇する。また、前側リッド5は、回動中心ピン部材11b2及び回動中心案内溝11c1に加え、移動案内ピン部材11b3及び移動案内溝11c2によっても案内される。尚、本実施形態においては、回動中心ピン部材11b2の設置位置、回動中心案内溝11c1の形成状態、移動案内ピン部材11b3の設置位置、移動案内溝11c2の形成状態、リンク部材15aと連結部材11bとの接続位置等により、図6及び図7に示すように、前側リッド5の後端側の上昇時に、前側リッド5の前端が上側斜め後方へ移動するようになっている。
【0056】
また、このとき、ロッド17は、ピン17aが挿通孔16d内を後方から前方へ移動しつつ、連結部材11b(前側リッド5)に対して回動する。本実施形態においては、前側リッド5が閉塞状態から開放状態へと回動を開始した直後には、前側リッド5とリンク部材15aとの間隙が生じず、保護部材16はリッド用スライドレール7b等に対しては、相対的に略平行に移動する。
【0057】
リッド駆動部材10がさらに後方へ移動し、駆動ピン部材15bが第2傾斜区間15c3を通過して、図6に示すように水平区間15c2に位置するとき、駆動ピン部材15bは上下方向に移動せず、リンク部材15a及び前側リッド5は回動しない。
【0058】
リッド駆動部材10がさらに後方へ移動し、駆動ピン部材15bが水平区間15c2を通過して第1傾斜区間15c1に進入すると、駆動ピン部材15bが再び上昇を開始する。これにより、リンク部材15aは後端側の軸支ピン15a1を中心としてさらに回動し、リンク部材15aの前端側がさらに上昇する。尚、このとき、軸支ピン15a1は、軸支孔7b2の後端側から前端側へ移動する。
【0059】
リンク部材15aの前端側がさらに上昇することにより、回動中心ピン部材11b2を中心として前側リッド5はさらに回動する。このとき、回動中心ピン部材11b2は回動中心案内溝11c1に案内されてさらに後方へ移動し、移動案内ピン部材11b3もまた移動案内溝11c2内さらに移動する。
【0060】
また、このとき、ロッド17は、ピン17aが挿通孔16dの前端と当接した状態で、連結部材11b(前側リッド5)に対して回動する。本実施形態においては、このとき、前側リッド5とリンク部材15aとの間隙が生じ、保護部材16は、この間隙を閉塞するように、リンク部材15aとともに上方へ移動しつつリッド用スライドレール7b等に対しても相対的に回動する。すなわち、前側リッド5が開放状態となると、前側リッド5の後端側とリンク部材15aとの間隙が保護部材16により閉塞される。
【0061】
図7に、駆動ピン部材15bが第1傾斜区間15c1の前端に到達した状態を示す。この状態で、前側リッド5は完全に開放された状態となる。また、この状態からさらにリッド駆動部材10が後方へ移動すると、リッド駆動部材10と係合部材11aとの係合が解除され、リッド駆動部材10は後側リッド6の開放動作へと移行する。
【0062】
尚、リッド駆動部材10が後方から前方へ移動し、駆動ピン部材15bが駆動用溝15cの第1傾斜部15c1の前端から第2傾斜部15c2の後端へ移動する際の開放機構11の動作は、リッド駆動部材10が前方から後方へ移動する際の動作と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0063】
このように、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、前側リッド5の前端が車体側から後方へ離隔しつつ、前側リッド5の後端側が上昇するよう構成したので、ルーフ開口3のフランジ3aを、下側に大きく曲折して成形せずとも、前側リッド5の開放時に、前側リッド5の前端とフランジ3aとが干渉することはない。すなわち、ルーフパネル2におけるフランジ3aの曲折角度を小さくすることができ、ルーフパネル2の曲折時のしわの発生を抑制して、車体の成形性を向上することができる。また、しわの発生を抑制することによりルーフパネル2の湾曲形成が容易となり、車両1の造形自由度も飛躍的に向上する。
【0064】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、前側リッド5の後端側が上昇する際に、前側リッド5の前端が後方へ移動しながら上昇するので、従来のものに比べて後端側の上昇位置を高くすることができる。従って、前側リッド5の後端側と、ルーフ開口3との距離を十分に確保することができ、車両室内における車両走行時の風切り音及びウインドスロッブ音を低減することができる。
【0065】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、回動中心ピン部材11b2が回動中心案内溝11c1を前後に移動するようにしたので、簡単な構成で確実に、前側リッド5の後端側の上方への移動と連動して、前側リッド5の前端側の回動中心を後方へ移動させることができる。
【0066】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、回動中心案内溝11c1は左右延在ドレン溝部17の下方に形成され、左右延在ドレン溝部17の下方のスペースを利用して開放機構11を構成することができ、サンルーフ装置4の小型化を図ることができる。また、サンルーフ装置4の小型化により、車両室内の空間を大きく確保することができる。
【0067】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、前側リッド5は、回動中心ピン部材11b2及び回動中心案内溝11c1に加え、移動案内ピン部材11b3及び移動案内溝11c2によっても、開放/閉塞状態の位置に案内され、また支持される。従って、前側リッド5をより的確に案内することができることは勿論、開放/閉塞状態で前側リッド5を確実に支持することができる。
特に、前側リッド5の開放状態においては、リッド5の後端側が車両1のルーフパネル2側から突出した状態となり、リッド5の前端側のみで車両1側に支持される。この状態で走行すると、リッド5に空気抵抗が加わることに加え、車両1の振動等によりリッド5の前端側に多大な負荷が生ずる。従って、前側リッド5が確実に支持されることから、開放機構11の強度、耐久性等を確保することができる。
【0068】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、リッド駆動部材10の移動により前側リッド5を回動させる構成としたので、前側リッド5を回動させるにあたり、リッド駆動部材10をリッド用スライドレール7b上にて前後に移動させればよく、リッド駆動部材10を移動させるモータ、ワイヤ等の駆動手段を簡単に構成することができる。
【0069】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、駆動ピン部材15bが駆動用溝15cの第1・第2傾斜区間15c1,15c3内を移動すると、リンク部材15aが回動するようにしたので、リッド駆動部材10が前後方向に移動した際に、滑らかにリンク部材15及び前側リッド5を回動させることができる。すなわち、リッド駆動部材10を移動させるモータの負荷を低減しつつ、前側リッド5の的確な回動が実現される。
【0070】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、駆動ピン部材15bが駆動用溝15cの水平区間15c2を通過する際には、前側リッド5が回動しないので、前側リッド5を段階的に回動させることができる。また、駆動ピン部材15bが水平区間15c2内で停止するようリッド駆動部材10を制御することにより、前側リッド5を半開状態で安定的に停止させることができる。例えば、雨天時に走行する場合、車両1から運転者が立ち去る場合等のように、前側リッド5を完全に開放する必要がない場合に、極めて便利である。
【0071】
また、本実施形態の車両1のサンルーフ構造によれば、前側リッド5が開放状態となると、前側リッド5の後端側とリンク部材15aとの間隙が保護部材16により閉塞されるので、前側リッド5とリンク部材15aとに障害物が挟まって前側リッド5が閉塞不能となることはないし、開放機構11の内部に障害物が進入して開放機構11が損傷することもない。従って、的確に開放機構11を保護することができるし、間隙が閉塞されることから、リッド開放時における前側リッド5の後端側の見栄えを良好なものとすることができる。
【0072】
尚、前記実施形態においては、サンルーフリッドとして前側リッド5と後側リッド6の2つのリッドを隣接して有するものを示したが、前端側が回動自在の1つのリッドから構成されるものであってもよいことは勿論である。
【0073】
また、前記実施形態においては、開放機構11が移動案内ピン部材11b3と移動案内溝11c2とを備えたものを示したが、これらを備えずとも、回動中心ピン部材11b2と回動中心案内溝11c1とが備えられたものであれば、前側リッド5を、その前端側を前後に移動させつつ回動させることができる。
【0074】
また、前記実施形態においては、駆動用溝15cの水平区間15c2が1つのものを示したが、2以上の水平区間を形成したものであってもよい。この場合、閉塞状態から開放状態までの間に、多段階の角度で前側リッド5を安定的に停止させることができる。
さらに、駆動用溝15cの水平区間15c2を、傾斜する区間の途中に形成したものを示したが、略水平の区間を前側リッド5の開放状態、閉塞状態に対応する位置に形成してもよい。この場合、リッド駆動部材10がスライドレール7bの所定区間を移動してから前側リッド5の回動を開始させることができ、モータ等の駆動手段の始動時に、駆動手段に急激な負荷が加わることを防止することができる。
【0075】
また、前側リッド5の後端側の上方への移動と連動して、前側リッド5の前端側の回動中心を後方へ移動させるものであれば、開放機構11の構成は任意である。さらに、リッド駆動部材10の移動により、前側リッド5を回動させるものであれば、駆動力伝達機構15の構成も任意であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の車両のサンルーフ構造によれば、ルーフ開口のフランジを、下側に大きく曲折して成形せずとも、サンルーフリッドの開放時に、サンルーフリッドの前端とフランジとが干渉することはない。すなわち、ルーフパネルにおけるフランジの曲折角度を小さくすることができ、ルーフパネルの曲折時のしわの発生を抑制して、車体の成形性を向上することができる。また、しわの発生を抑制することによりルーフパネルの湾曲形成が容易となり、車両の造形自由度も飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、サンルーフ装置を備えた車両のルーフ廻りの外観斜視図である。
【図2】前側リッド及び後側リッドが閉状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図である。
【図3】前側リッドが半開状態で後側リッドが閉状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図である。
【図4】前側リッド及び後側リッドが開状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図である。
【図5】前側リッドの閉塞状態における開放機構の側面説明図である。
【図6】前側リッドの半開放状態における開放機構の側面説明図である。
【図7】前側リッドの開放状態における開放機構の側面説明図である。
【図8】各スライドレールの互いの上下関係を示すサンルーフ構造の側面説明図である。
【符号の説明】
1      自動車車両
2      ルーフパネル
3      ルーフ開口
3a     フランジ部
4      サンルーフ装置
5      前側リッド
5a     ウェザストリップ
7b     リッド用スライドレール
10     リッド駆動部材
11     開放機構
11b2   回動中心ピン部材
11b3   移動案内ピン部材
11c1   回動中心案内溝
11c2   移動案内溝
14     左右延在ドレン溝部
15     駆動力伝達機構
15a    リンク部材
15b    駆動ピン部材
15c    駆動用溝
15c1   第1傾斜区間
15c2   水平区間
15c3   第2傾斜区間
16     保護部材

Claims (8)

  1. ルーフ開口の前端側に回動自在に設けられ、後端側が上方に移動することにより閉塞状態から開放状態となるサンルーフリッドを備えた車両のサンルーフ構造において、
    前記サンルーフリッドの後端側の上方への移動と連動して、前記サンルーフリッドの前端側の回動中心を後方へ移動させる開放機構を備えたことを特徴とする車両のサンルーフ構造。
  2. 前記開放機構は、
    前記サンルーフリッドの前端側に設けられた回動中心ピン部材と、
    前記回動中心ピン部材を挿通し、略前後方向に延びる回動中心案内溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車両のサンルーフ構造。
  3. 前記回動中心案内溝は、前記ルーフ開口の前側周縁を左右に延びるドレン溝部材の下方に形成されることを特徴とする請求項2に記載の車両のサンルーフ構造。
  4. 前記開放機構は、
    前記サンルーフリッドの移動方向に延びる移動案内溝と、
    前記移動案内溝を挿通し、前記サンルーフリッドに設けられる移動案内ピン部材と、
    を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両のサンルーフ構造。
  5. 前記開放機構は、
    前記ルーフ開口の左右周縁に形成され、前後に延びるリッド用スライドレールと、
    前記リッド用スライドレールに案内されて前後に移動するリッド駆動部材と、
    前記リッド駆動部材に接続し、前記リッド駆動部材の移動により、前記サンルーフリッドを回動させる駆動力伝達機構と、
    を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の車両のサンルーフ構造。
  6. 前記駆動力伝達機構は、
    前端側が前記サンルーフリッド側に回動自在に接続され、後端側が前記リッド用スライドレール側に回動自在に接続されたリンク部材と、
    前記リンク部材に設けられた駆動ピン部材と、
    前記駆動ピン部材を挿通し、後下がりに傾斜する区間を有し、前記リッド駆動部材側に形成された駆動用溝と、
    を有することを特徴とする請求項5記載の車両のサンルーフ構造。
  7. 前記駆動用溝は、さらに、略水平の区間を有することを特徴とする請求項6記載の車両のサンルーフ構造。
  8. 前記サンルーフリッドの回動と連動して、前記サンルーフリッドの後端側と前記リンク部材との間隙を閉塞するよう移動する保護部材を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の車両のサンルーフ構造。
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