JP2004114702A - インクカートリッジ - Google Patents

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ゼン ヤン ユン
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Abstract

【課題】 ホルダから取外した後も机の上などに置いたり、そのまま手で持ったりしておく必要のないインクカートリッジを提供する。
【解決手段】 薄厚の箱状に形成されインクを収容可能とした容器本体1から構成され、インクジェットプリンタのホルダ40に対して着脱自在に装着されるインクカートリッジにおいて、
 上記容器本体1は一側面上端部に把手体30を取付けるものであって、
 上記把手体30はループ状に形成される本体部31と、該本体部31の基端部に形成される掛止部32と、上記本体部31の下端から下方に延出する垂下片33とから構成され、
 上記本体部31はループ状部31aを吊掛け可能としてなり、上記掛止部32は上記容器本体1に着脱自在に取付固定され、上記垂下片33は下端部外側に上記ホルダと係合する突起34を有する。
【選択図】 図1

Description

 本発明はインクジェットプリンタに用いられるインクを収容するインクカートリッジに関し、より詳細にはインクジェットプリンタのホルダに対して着脱自在に装着されるインクカートリッジに関する。
 現在、インクを被記録媒体に噴射して印字や画像形成を行うインクジェットプリンタには、例えば特許文献1に記載されているような、インクが収容されたインクカートリッジを、記録ヘッドを備えたホルダ上に着脱自在に装着する構造のものがある。このようなインクジェットプリンタに使用されるインクカートリッジには、ホルダに対する着脱機構として、係合部を備えたラッチレバーがインクを収容するインクタンクの一側面に設けられており、着脱動作はこのラッチレバーを弾性変位させ、係合部をホルダに係脱させることにより行われる。
特許第2801149号公報
 ところで従来のインクカートリッジは、ホルダから取外した後は机の上などに置くか、そのまま手で持っておくほかなかった。一方、使用途中のインクカートリッジをホルダから取外すと、インクタンク内のインクを外部に供給するインク供給部に残留したインクが漏れ出すことがあり、これにより机や手などが汚れてしまうという問題があった。
 本発明は以上の問題点を鑑みてなされたものであり、ホルダから取外した後も机の上などに置いたり、そのまま手で持ったりしておく必要のないインクカートリッジを提供することを目的とする。
 上記の課題を解決するため本発明に係るインクカートリッジは、薄厚の箱状に形成されインクを収容可能とした容器本体から構成され、インクジェットプリンタのホルダに対して着脱自在に装着されるインクカートリッジにおいて、上記容器本体は一側面上端部に把手体を取付けるものであって、上記把手体はループ状に形成される本体部と、該本体部の基端部に形成される掛止部と、上記本体部の下端から下方に延出する垂下片とから構成され、上記本体部はループ状部を吊掛け可能とし、上記掛止部は上記容器本体に着脱自在に取付け固定され、上記垂下片は下端部外側に上記ホルダと係合する突起を有することを特徴として構成されている。
 また本発明に係るインクカートリッジは、上記把手体の本体部は掛止部から上記容器本体の一側面に対して略垂直方向外方に延出し下方内側に屈曲するループ状に形成されてなることを特徴として構成されている。
 また本発明に係るインクカートリッジは、上記把手体の垂下片は上記本体部の下端から下方に向かって容器本体に近づく傾斜状に形成され、下端部が上記容器本体に近接してなることを特徴として構成されている。
 また本発明に係るインクカートリッジは、上記容器本体の一側面上端部には受部を形成し、該受部に上記把手体の掛止部を差込んで係止状に取付け固定することを特徴として構成されている。
 本発明に係るインクカートリッジによれば、容器本体は一側面上端部に把手体を取付けるものであって、この把手体はループ状に形成される本体部と、掛止部と、垂下片とから構成され、本体部はループ状部を吊掛け可能としてなることから、インクカートリッジはホルダから取外した後も紐等の支持体に対してループ状部を吊掛けることが可能となり、机の上などに置いたり、そのまま手で持ったりしておく必要が無くなる。
 また、把手体を容器本体に着脱自在に取付固定する構造とすることにより、インクカートリッジを吊掛け、またはホルダに対して固定する場合に、必要に応じて容器本体に対して取付けることができる。また容器本体と把手体が別部材となるので、インクカートリッジの製造に用いる金型の形状が平易となり、インクカートリッジの製造が容易となる。
 さらに、把手体は本体部の下端から下方に延出する垂下片を有し、この垂下片が下端部外側にホルダと係合する突起を有し、また本体部がループ状部を備えていることで弾性を有することにより、本体部のループ状部の弾性変位に伴って垂下片が容器本体と近づく方向または遠ざかる方向に弾性変位し突起がホルダに係脱するので、ホルダへの脱着を容易に行うことができると共に、ホルダ内において確実に位置決めをすることができる。
 また本発明に係るインクカートリッジによれば、把手体の本体部は掛止部から容器本体の一側面に対して略垂直方向外方に延出し下方内側に屈曲するループ状に形成されてなることから、本体部においてインクカートリッジの自重に対する支持体からの反力が、ループ状部の先端方向よりも基端部側に向くことになる。これによって垂下片側にかかる荷重が小さくなるので、インクカートリッジの自重によって垂下片が容器本体から離れる方向に変位して把手体が支持体から外れることを防ぐことができる。加えて、把手体がインクカートリッジの上端部より上方に膨出しないので、プリンタ側においてインクカートリッジ上方に余分な空間が必要なくなる。
 また本発明に係るインクカートリッジによれば、把手体の垂下片は本体部の下端から下方に向かって容器本体に近づく傾斜状に形成されることから、インクカートリッジを支持体に吊掛けた状態において、輸送等における衝撃によって支持体が垂下片の位置に移動しても本体部のループ状部側に誘導され、また下端部が容器本体に近接して支持体の出口が狭くなっているので、インクカートリッジが支持体から外れにくくなる。
 また本発明に係るインクカートリッジによれば、容器本体の一側面上端部には受部を形成し、この受部に把手体の掛止部を差込んで係止状に取付け固定することから、把手体を容器本体に対して容易にかつ確実に取付け固定することができる。
 本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態におけるインクカートリッジの正面図、図2はインクカートリッジの底面図である。また、図3は図2におけるA−A断面図、図4は図2におけるB−B断面図である。これら各図において本実施形態におけるインクカートリッジは、容器本体1を薄厚の箱状に形成し、この容器本体1はインクを収容するインク収容室2と、インク収容室2の下部に設けられインク収容室2内のインクを外部に供給するインク供給部3と、インク収容室2とは別室として形成された圧力調整室5とを備えてなるものである。また、容器本体1の一側面にはインクカートリッジを手で持ち、または吊り掛けるための把手体30を備えている。
 まず、インクカートリッジの外形状について説明する。容器本体1は、上述のように薄厚の箱状に形成されており、図1に示すように一側面にはインクジェットプリンタ本体のホルダ40に係合される係合部6、6を備えている。また、係合部6、6を備えた面と対向する側面に差込部7が突出しており、この差込部7に把手体30が差し込まれ、固定される。把手体30の構造及び取付構造については後述する。
 また、容器本体1の底面からは、インク供給部3の一部である可動体15が突出している。可動体15は、後述するように容器本体1の内部に挿入自在な構造とされている。インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に取付ける際には、容器本体1の係合部6、6及び把手体30の先端部分がホルダ40に係合して固定されると共に、可動体15が容器本体1の内部に略収納され、プリンタのヘッドに対してインクを供給可能な状態とされる。
 次に、インクカートリッジの内部構造について説明する。図3に示すように、容器本体1の略半分の領域にはインク収容室2及びインク供給部3が配置され、残りの略半分の領域には圧力調整室5が配置される。インク収容室2は空洞状に形成され、内部にはインクが収容される。インク収容室2の下部壁2aは容器本体1の内部に形成されており、下部壁2aのさらに下部にはインク供給部3が配置される。また、下部壁2aの下部におけるインク供給部3以外の部分は空間部4とされる。
 インク収容室2の下部壁2aには、インク連通口11が形成されており、その下部に配置されたインク供給部3と連通している。インク供給部3は、インク収容室2とインク連通口11を介して連通し、インクの出口となる連通部10と、この連通部10の下方に設けられ、インクを供給するための中空状の供給針16を保持した可動体15と、連通部10と可動体15の間に介在するコイルバネからなる弾性体19とから構成されている。ただし、弾性体19はコイルバネに限らず、他の種類のバネやゴムなどを用いてもよい。
 インク供給部3の連通部10は、インク収容室2の下部壁2aから垂下された筒状に形成される内筒10aを備え、内筒10aの内部には弾性状の密閉部材12が設けられている。この密閉部材12は、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に取付けていない状態において、インク収容室2のインクが外部に漏洩しないようにする蓋として機能している。本実施形態では、密閉部材12として弾性を有した樹脂材を用いている。密閉部材12としては樹脂材に限らず、弾性を有したゴムなどを用いてもよい。
 また、連通部10は、内筒10aの外周にインク収容室2の下部壁2aから垂下された保持部13を備えている。保持部13は、容器本体1内から突出しないようにその内部に配置され、可動体15の動作を案内する機能を有している。図2に示すように、保持部13は可動体15を左右から挟持し、保持するように左右2つの垂下片からなっている。
 可動体15は外形状を略筒状に形成され、保持部13の内周面を摺動自在に移動できるように配置される。また、可動体15には、その内部における中間部に形成された供給針保持部15aに中空状の供給針16を保持している。供給針16の上端面は密閉部材12を貫通できるように傾斜状に形成されており、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に取付けていない状態において、連通部10の密閉部材12の内部に突き刺さった状態とされている。一方、供給針16の下端面は水平状に形成されており、ここからインクジェットプリンタ本体のヘッドに対してインクを供給する。なお、供給針16の下端面付近には、シールリング17が設けられており、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に取付けた状態において、インクジェットプリンタ本体のヘッドに圧接して、インクの漏洩を防ぐ。
 さらに、図4に示すように連通部10の保持部13には縦長の案内溝14が形成され、一方で可動体15の上端部には案内溝14に挿入されスライド自在とされた突部18が形成されている。これにより可動体15は案内溝14によって可動範囲が規制されると共に、動作時には安定して保持部13内を摺動することができる。したがって、インクカートリッジをホルダ40に対して容易に取付けることができる。そして、弾性体19は、連通部10の内筒10aの外周面に設けられた段部10bと、可動体15の供給針保持部15aとの間に設けられる。
 次に、インク供給部3の動作について説明する。図5には、インクカートリッジの装着前後の状態を示したインク供給部3付近の拡大図を示す。図5(a)はインクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に装着する前の状態であり、図5(b)はインクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に装着した後の状態を示している。
 まず図5(a)に示すように、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に装着する前の状態において、可動体15の突部18は案内溝14の下端に位置している。この状態で可動体15は、弾性体19によって下方に付勢されており、また供給針16の先端部16aは密閉部材12の内部に位置している。したがって、図5(a)の状態では、インク収容室2は外部と連通しておらず、密閉部材12によって密閉されている。
 インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に装着すると、可動体15は弾性体19の付勢力に抗して容器本体1内部に挿入される。このとき、可動体15の突部18は、保持部13の案内溝14によって案内される。そして突部18が案内溝14の上端に位置するまで可動体15が上方に移動し、図5(b)に示すような装着状態となる。この状態では、供給針16の先端部16aは密閉部材12を貫通し、インク収容室2内に配置される。すなわち、インク収容室2は供給針16の内部を介して外部と連通し、インクジェットプリンタ本体のヘッドに対してインクが供給される。
 インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体から取り外すと、可動体15は弾性体19の付勢力によって下方に押し下げられ、再び図5(a)の状態となる。すなわち、供給針16の先端部16aはインク収容室2内に貫通した状態から、貫通状態が解除され密閉部材12の内部に位置した状態となる。ここで、密閉部材12は弾性を有しているので、供給針16の貫通によって生じた貫通孔は、その供給針16が抜けることで密閉部材12の復元力によって閉塞し、インク収容室2内は再び密閉された状態となる。したがって、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体から取り外しても、インクが漏洩することがない。
 このように、インク収容室2が弾性を有した密閉部材12によって密閉され、供給針16の貫通によってインク収容室2を外部と連通させると共に、供給針16の貫通状態を解除することによってインク収容室2を外部に対して密閉することにより、インク収容室2内に多孔質材や繊維等の負圧発生部材を設ける必要がなく、インクを多く収容でき、またインクの無駄も生じさせないようにすることができる。また、インク供給部3を構成する連通部10は容器本体1内部に形成され、可動体15もインクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に装着した状態では容器本体1内部に略収納された状態となることから、インク供給部3を容器本体1の外部にほとんど突出させることがなく、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体に対してコンパクトに装着することができる。
 次に、圧力調整室5について説明する。圧力調整室5は、図3に示すように容器本体1の略半分の領域に渡って、インク収容室2とは別室として形成され、内部にはインクを収容している。圧力調整室5は上部に大気連通孔22を有しており、したがって圧力調整室5内に収容されたインクの水面には常に大気圧がかかった状態となっている。インク収容室2内のインクが使用され減少すると、圧力調整室5内のインクはインク収容室2に供給される。以下そのための機構について説明する。
 インク収容室2と圧力調整室5の上部には、互いを連通させる中間部20が形成されている。また、圧力調整室5内にはその下端近傍から中間部20に至る吸引針21が設けられている。インク収容室2内のインクが減少すると、インク収容室2内の圧力は低下する一方、圧力調整室5は上述のように大気連通孔22によって常に大気圧の状態であるので、インク収容室2よりも圧力の高い圧力調整室5内のインクが、吸引針21及び中間部20を介して、インク収容室2に供給される。
 このように、圧力調整室5内にその下端近傍から中間部20に至る吸引針21を設け、この吸引針21及び中間部20を介して、圧力調整室5からインク収容室2にインクを供給するようにしたことにより、圧力調整室5内においてインク収容室2の下部壁2aよりも下方に位置するインクも、インク収容室2と圧力調整室5の圧力差によって吸引することができるので、圧力調整室5を大きく形成することができ、インクカートリッジにおけるインクの収容量をより大きくすることができる。また、インク収容室2内の圧力変動を抑えることができるので、インク供給部3からのインクの供給を安定的に行うことができる。
 続いて、本実施形態におけるインクカートリッジの把手体30について説明する。図1に示すように、容器本体1の一側面には突起状の係合部6、6が形成され、それと対向する側面には把手体30が取付固定される。把手体30は、インクカートリッジを支持体50に対して吊り掛け可能にすると共に、インクジェットプリンタ本体のホルダ40に対する固定部として機能する。
 図6には、把手体30の容器本体1に対する取付図を示す。この図に示すように、把手体30は、容器本体1の一側面上端部に取付けるものであって、ループ状に形成される本体部31と、この本体部31の基端部31bに形成される掛止部32と、本体部31の下端から下方に延出する垂下片33とから構成されている。
 容器本体1の一側面上端部には差込部7が形成されており、その内部は中空状とされると共に、内面には突起状の被係止部7aを備えている。一方、把手体30の掛止部32は差込部7に差込めるように、本体部31に対して鉛直下方に延出し、さらにその側面には差込部7の被係止部7aに係止される凹状の係止部32aを備えている。把手体30は、図6に示すように容器本体1の差込部7に対して、上方から掛止部32を差込み、掛止部32の係止部32aを差込部7の被係止部7aに係止させることによって取付固定される。
 このように把手体30を着脱自在としたことにより、インクカートリッジを吊り掛け、またはホルダ40に対して固定する場合に、必要に応じて容器本体1に対して取付けることができる。なお、本実施形態では係止部32aを凹状に、被係止部7aを突起状に形成しているが、逆の形状でもよい。すなわち、係止部32aを突起状に、被係止部7aを凹状としてもよい。いずれにしても、把手体30の掛止部32を容器本体1の差込部7に差し込んで係止できる構造とされていればよい。
 本体部31は、図1に示すように容器本体1から外方に向かって略水平状に形成された基端部31bと、下方内側に向かってループ状に屈曲するループ状部31aとからなっている。ループ状部31aは、基端部31bから約180度の角度を有するように屈曲しており、この部分を支持体50に支持させることでインクカートリッジの吊り掛けが可能とされている。なお、本実施形態で基端部31bは容器本体1の側面に対し略垂直となる水平面に形成されているが、外方に向かって上り傾斜状の斜面となるように形成してもよい。また、本体部31はループ状部31aを備えていることにより、弾性を有している。
 また、本体部31の下端から連続して下方に垂下される垂下片33が形成されている。垂下片33は、本体部31の下端から下方に向かって容器本体1に近づく傾斜状に形成されると共に、その下端が容器本体1に近接した位置に配置されるように形成される。これによって、本体部31のループ状部31aによってインクカートリッジを吊り掛けた場合に、輸送等における衝撃によっても把手体30が支持体50から外れにくいようにすることができる。
 図7は、本体部31を支持体50に吊り掛けた状態を示す斜視図である。この図に示すように、本体部31のループ状部31aを紐状や棒状からなる支持体50に支持させることにより、インクカートリッジを吊り掛けた状態としている。なお、把手体30は掛止部32一個所のみで支持体に吊り掛けられているので、インクカートリッジはその自重によってバランスする角度に傾斜する。
 把手体30の本体部31における基端部31bは、容器本体1の側面に対して略垂直となる水平面に形成されていることにより、本体部31においてインクカートリッジの自重に対する支持体50からの反力が、ループ状部31aの先端方向よりも基端部31b側に向くことになる。これによって垂下片33側にかかる荷重が小さくなるので、インクカートリッジの自重によって垂下片33が容器本体1から離れる方向に変位して把手体30が支持体50から外れることを防ぐことができる。これは、基端部31bを外方に向かって上り傾斜状の斜面となるように形成した場合でも同様である。
 さらに、垂下片33の下端部外側には、インクカートリッジをインクジェットプリンタ本体のホルダ40に取付ける際に、ホルダ40の係合爪43と係合し固定される突起34を形成している。上述したように本体部31はループ状部31aを備えていることによって弾性を有しているので、本体部31から連続する垂下片33もループ状部31aの弾性に伴って、容器本体1と近づく方向または遠ざかる方向に弾性変位することができる。この弾性変位によって、インクカートリッジをホルダ40に対して確実に固定する。以下その固定構造について説明する。
 図8は、インクカートリッジをホルダ40に取付ける直前の状態を示した断面図である。ホルダ40は、箱形のインクカートリッジに略適合した凹形状に形成されており、その底面にはインクジェットプリンタ本体のヘッダに連通するインク供給口41を備えている。インクカートリッジは、インク供給部3がホルダ40のインク供給口41に当接し、インク収容室2のインクがインクジェットプリンタ本体に供給される状態となるように取付けられる。また、ホルダ40の一側面には係合孔42が形成され、それと対向する側面には係合爪43が形成されている。
 ここで、図8に示すように、ホルダ40に対してインクカートリッジをやや傾けた状態で挿入する。各部について説明すると、容器本体1の側面に形成された係合部6をホルダ40の係合孔42に対して斜め上方から挿入し、把手体30の垂下片33に形成された突起34をホルダ40の係合爪43に対して上方から差し込む。この際、垂下片33は本体部31の弾性によって容器本体1側に一旦変位し、突起34が係合爪43に係合されると元の位置に戻る。すなわち、突起34は係合爪43に対して弾発係合することによって、インクカートリッジをホルダ40に対して確実に固定する。
 図9は、インクカートリッジをホルダ40に取付けた状態を示した断面図である。この図に示すように、インクカートリッジをホルダ40に取付けた状態では、容器本体1の係合部6はホルダ40の係合孔42に係合し、把手体30の先端近傍に形成された突起34はホルダ40の係合爪43に弾発係合している。また、インク供給部3の可動体15はホルダ40のインク供給口41を略塞いでおり、可動体15の先端付近に設けられているシールリング17がインク供給口41に当接し、インクの漏洩を防いでいる。
 さらに、可動体15は容器本体1内に押し込まれ、これによって可動体15に保持された供給針16は、連通部10に設けられた密閉部材12を貫通し、インク収容室2と連通していることにより、インク収容室2からホルダ40のインク供給口41までは連通しており、インク収容室2に収容されたインクがインクジェットプリンタ本体に対して供給される。
 インクカートリッジをホルダ40から取外す場合には、図9の状態から図8の状態となるようにインクカートリッジを移動させる。すなわち、把手体30の垂下片33を、本体部31のループ状部31aにおける弾性を利用して、容器本体1側に変位させ、それによって突起34の係合爪43に対する係合状態を解除する。その状態で把手体30を上方に持上げ、さらに容器本体1を斜め上方に引き上げることで、ホルダ40の係合孔42に係合した容器本体1の係合部6の係合状態も解除され、インクカートリッジをホルダ40から取外すことができるようになる。
 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこの実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
本実施形態におけるインクカートリッジの正面図である。 本実施形態におけるインクカートリッジの底面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図3におけるインク供給部付近の拡大図であって、インクカートリッジの装着前後の状態を示した図である。 把手体の容器本体に対する取付図である。 インクカートリッジを支持部材に吊り掛けた状態を示す斜視図である。 インクカートリッジをホルダに取付ける直前の状態を示した断面図である。 インクカートリッジをホルダに取付けた状態を示した断面図である。
符号の説明
  1  容器本体
  2  インク収容室
  3  インク供給部
  4  空間部
  5  圧力調整室
  6  係合部
  7  差込部
 10  連通部
 11  インク連通口
 12  密閉部材
 13  保持部
 14  案内溝
 15  可動体
 16  供給針
 17  シールリング
 18  突部
 19  弾性体
 20  中間部
 21  吸引針
 22  大気連通孔
 30  把手体
 31  本体部
 31a ループ状部
 31b 基端部
 32  掛止部
 33  垂下片
 34  突起
 40  ホルダ
 50  支持体

Claims (4)

  1.  薄厚の箱状に形成されインクを収容可能とした容器本体から構成され、インクジェットプリンタのホルダに対して着脱自在に装着されるインクカートリッジにおいて、
     上記容器本体は一側面上端部に把手体を取付けるものであって、
     上記把手体はループ状に形成される本体部と、該本体部の基端部に形成される掛止部と、上記本体部の下端から下方に延出する垂下片とから構成され、
     上記本体部はループ状部を吊掛け可能とし、上記掛止部は上記容器本体に着脱自在に取付け固定され、上記垂下片は下端部外側に上記ホルダと係合する突起を有することを特徴とするインクカートリッジ。
  2.  上記把手体の本体部は掛止部から上記容器本体の一側面に対して略垂直方向外方に延出し下方内側に屈曲するループ状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  3.  上記把手体の垂下片は上記本体部の下端から下方に向かって容器本体に近づく傾斜状に形成され、下端部が上記容器本体に近接してなることを特徴とする請求項1又は2記載のインクカートリッジ。
  4.  上記容器本体の一側面上端部には受部を形成し、該受部に上記把手体の掛止部を差込んで係止状に取付け固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
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