JP2013141804A - 印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システム - Google Patents

印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システム Download PDF

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Abstract

【課題】カートリッジを印刷装置に対して着脱する際の操作性を向上させる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】印刷装置は、ホルダーと、ヘッドと、を備える。ホルダーは、底壁と、第1の側壁と、第2の側壁と、レバーと、を有する。第2の側壁は、装着されたカートリッジに対し、第1の側壁から第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、収容室開口を通過するようにカートリッジを回転させて装置側収容室からカートリッジを取り出すための装置側回転支点を有する。レバーは、解除部に対し第1の方向に外力が加えられることで、回転軸を中心に装置側係合部を変位させて係合を解除する。
【選択図】図13

Description

本発明は、印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システムに関する。
印刷装置の一例であるプリンターは、印刷ヘッドからインクを記録対象物(例えば、印刷用紙)に吐出し印刷を行う。印刷ヘッドへのインクの供給技術として、インクを内部に収容したインクカートリッジ(単に「カートリッジ」ともいう。)を利用する技術が知られている(例えば、特許文献1)。具体的には、印刷ヘッドが設けられたホルダーにカートリッジを装着することで、カートリッジから印刷ヘッドに対しインクの供給が行われる。
カートリッジ内のインクが少なくなった時点で、利用者がカートリッジを交換できるようにするために、ホルダーはカートリッジを着脱可能なように構成されている。
特開2006−142483号公報 特開2007−230248号公報 特開2010−23458号公報
しかしながら、カートリッジをホルダーに着脱する際の操作性については、改善する余地があった。例えば、カートリッジをホルダーから取り外す操作が利用者にとって煩雑と感じる場合がある。例えば、装着状態においてカートリッジとホルダーとが係合されている場合は、カートリッジをホルダーから取り外すために、係合を解除した後にホルダーからカートリッジを取り出す必要がある。この操作は利用者にとって煩雑に感じる場合がある。
上記に挙げたような問題は、カートリッジ、及び、カートリッジを着脱可能なプリンターに限らず、インク以外の他の種類の印刷材(例えば、トナー)を外部に供給(噴射)する印刷装置、及び、印刷装置に着脱自在に装着されるカートリッジに共通する問題であった。
従って、本発明は、カートリッジを印刷装置に対して着脱する際の操作性を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することができる。
[適用例1]印刷装置であって、
印刷材を内部に収容するためのカートリッジを着脱可能なホルダーであって、前記カートリッジが収容される凹状形状の装置側収容室を有するホルダーと、
前記カートリッジの前記印刷材を対象物に供給するヘッドと、を備え、
前記装置側収容室は、着脱の際に前記カートリッジを通過させるための収容室開口を有し、
前記ホルダーは、
前記収容室開口と対向し、前記装置側収容室の底部を形成する底壁と、
前記装置側収容室の側部の一部を形成する第1の側壁と、
前記第1の側壁と対向し、前記装置側収容室の側部の一部を形成する第2の側壁と、
前記第1の側壁に設けられ、回転軸を有するレバーであって、前記装置側収容室に収容された前記カートリッジと係合するための装置側係合部と、前記係合を解除するための解除部であって少なくともに一部が前記回転軸を挟んで前記装置側係合部とは反対側に位置する解除部とを有するレバーと、を有し、
前記第2の側壁は、
装着された前記カートリッジに対し、前記第1の側壁から前記第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、前記収容室開口を通過するように前記カートリッジを回転させて前記装置側収容室から前記カートリッジを取り出すための装置側回転支点を有し、
前記レバーは、
前記解除部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで、前記回転軸を中心に前記装置側係合部を変位させて前記係合を解除する、印刷装置。
適用例1に記載の印刷装置によれば、係合を解除するために解除部に加えられる外力の方向と、装置側回転支点を中心にカートリッジを回転させるためにカートリッジに加えられる外力の方向とが同じ第1の方向である。これにより、レバーとカートリッジとの係合を解除する動作と、カートリッジを装置側収容室から取り出す動作とを一連の動作で行なうことが可能となる。すなわち、カートリッジをホルダーから取り外す際の操作性を向上できる。
[適用例2]適用例1に記載の印刷装置であって、
前記底壁と前記収容室開口が対向する方向を上下方向とし、前記装置側収容室に対して前記底壁側を下側とし、前記収容室開口側を上側とした場合に、
前記装置側収容室は、前記係合が解除されたときに、前記カートリッジのうち前記解除部と対向する側の一部が前記解除部よりも上側に位置するように構成される、印刷装置。
適用例2に記載の印刷装置によれば、レバーとカートリッジとの係合が解除されたときに、解除部よりも上側にカートリッジの一部が位置する。これにより、解除部に対し第1の方向成分を含む方向に外力を加える動作の後に、容易にカートリッジに第1の方向成分を含む方向に外力を加える動作を行うことができる。
[適用例3]適用例1又は適用例2に記載の印刷装置であって、
前記第2の側壁は、
前記装置側収容室に面し、一端が前記底壁に接続された対向面と、
前記装置側収容室に面する延伸面であって、前記対向面の他端から前記装置側収容室の外方に向かって延びる延伸面と、を有し、
前記装置側回転支点は、前記対向面と前記延伸面との境界によって規定される、印刷装置。
適用例3に記載の印刷装置によれば、ホルダーの構成である第2の側壁の面を利用して装置側回転支点を容易に形成することができる。
[適用例4]印刷材を内部に収容するためのカートリッジを着脱可能なホルダーであって、前記カートリッジが収容される凹状形状の装置側収容室を有するホルダーと、
前記カートリッジの前記印刷材を対象物に供給するヘッドと、を備え、
前記装置側収容室は、着脱の際に前記カートリッジを通過させるための収容室開口を有し、
前記ホルダーは、
前記収容室開口と対向し、前記装置側収容室の底部を形成する底壁と、
前記装置側収容室の側部の一部を形成する第1の側壁と、
前記第1の側壁と対向し、前記装置側収容室の側部の一部を形成する第2の側壁と、
前記第1の側壁に設けられ、回転軸を有するレバーであって、前記装置側収容室に収容された前記カートリッジと係合するための装置側係合部と、前記係合を解除するための解除部であって少なくとも一部が前記回転軸を挟んで前記装置側係合部とは反対側に位置する解除部とを有するレバーと、を有し、
前記第2の側壁は、
装着された前記カートリッジに対し、前記第1の側壁から前記第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、前記収容室開口を通過するように前記カートリッジを回転させて前記装置側収容室から前記カートリッジを取り出すための装置側回転支点を有し、
前記レバーは、
前記解除部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで、前記回転軸を中心に前記装置側係合部を変位させて前記係合を解除する、印刷装置の前記ホルダーに着脱可能に装着されるカートリッジであって、
前記カートリッジが前記ホルダーに装着された状態において、前記底壁と前記収容室開口が対向する方向を上下方向とし、前記装置側収容室に対して前記底壁側を下側とし、前記収容室開口側を上側とした場合に、
内部に印刷材を収容するための印刷材収容室を形成する容器本体であって、第1面と、前記第1面から立設する第2面と、前記第1面から立設し前記印刷材収容室を挟んで前記第2面と対向する第3面と、を有する容器本体と、
前記第1面から前記容器本体の外方に突出した印刷材供給口であって、前記印刷材収容室と連通し、前記印刷材を前記印刷装置に流通させる印刷材供給口と、を備え、
前記第2面は、
前記装置側係合部と係合する容器側係合部と、
前記容器側係合部よりも上側に位置し、前記カートリッジを前記装置側収容室から取り出すために前記第1の方向に外力が加えられるための力点部であって、前記係合が解除されたときに前記解除部よりも少なくとも一部が上側に位置する力点部と、を有し、
前記第3面は、
前記ホルダーの前記装置側回転支点と接触する容器側回転支点であって、前記力点部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで前記収容室開口を通過させるように前記カートリッジを回転させる容器側回転支点を有する、カートリッジ。
適用例4に記載のカートリッジによれば、回転支点と力点部を有する。また、力点部の少なくとも一部は、係合が解除されたときに解除部よりも上側に位置する。これにより、利用者は、力点部を含む第2面に外力を加えてカートリッジを回転させることで、装置側収容室からカートリッジを容易に取り出すことができる。すなわち、カートリッジをホルダーから取り外す際の操作性を向上できる。
[適用例5]適用例4に記載のカートリッジであって、
前記力点部は、前記容器側回転支点よりも上側に位置する、カートリッジ。
適用例5に記載のカートリッジによれば、力点部に対し第1の方向に外力を加えることで、容器側回転支点を中心にカートリッジを容易に回転させることができる。
[適用例6]適用例4又は適用例5に記載のカートリッジであって、
前記力点部は、前記第2面から外方に突出する形状である、カートリッジ。
適用例6に記載のカートリッジによれば、力点部が第2面から外方に突出した形状であることから、利用者は外力をより確実に力点部に加えることができる。
[適用例7]印刷装置と、印刷材を内部に収容するためのカートリッジとを備える印刷材供給システムであって、
前記印刷装置は、
前記カートリッジを着脱可能なホルダーであって、前記カートリッジが収容される凹状形状の装置側収容室を有するホルダーと、
前記カートリッジの前記印刷材を対象物に供給するヘッドと、を備え、
前記装置側収容室は、着脱の際に前記カートリッジを通過させるための収容室開口を有し、
前記ホルダーは、
前記収容室開口と対向し、前記装置側収容室の底部を形成する底壁と、
前記装置側収容室の側部の一部を形成する第1の側壁と、
前記第1の側壁と対向し、前記装置側収容室の側部の一部を形成する第2の側壁と、
前記第1の側壁に設けられ、回転軸を有するレバーであって、前記装置側収容室に収容された前記カートリッジと係合するための装置側係合部と、前記係合を解除するための解除部であって前記回転軸を挟んで前記装置側係合とは反対側に位置する解除部とを有するレバーと、を有し、
前記第2の側壁は、
装着された前記カートリッジに対し、前記第1の側壁から前記第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、前記収容室開口を通過するように前記カートリッジを回転させて前記装置側収容室から前記カートリッジを取り出すための装置側回転支点を有し、
前記レバーは、
前記解除部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで、前記回転軸を中心に前記装置側係合部を変位させて前記係合を解除するように構成され、
前記カートリッジは、
前記カートリッジが前記ホルダーに装着された状態において、前記底壁と前記収容室開口が対向する方向を上下方向とし、前記装置側収容室に対して前記底壁側を下側とし、前記収容室開口側を上側とした場合に、
内部に印刷材を収容するための印刷材収容室を形成する容器本体であって、第1面と、前記第1面から立設する第2面と、前記第1面から立設し前記印刷材収容室を挟んで前記第2面と対向する第3面と、を有する容器本体と、
前記第1面から前記容器本体の外方に突出した印刷材供給口であって、前記印刷材収容室と連通し、前記印刷材を前記印刷装置に流通させる印刷材供給口と、を備え、
前記第2面は、
前記装置側係合部と係合する容器側係合部と、
前記容器側係合部よりも上側に位置し、前記カートリッジを前記装置側収容室から取り出すために前記第1の方向に外力が加えられるための力点部であって、前記係合が解除されたときに前記解除部よりも少なくとも一部が上側に位置する力点部と、を有し、
前記第3面は、
前記ホルダーの前記装置側回転支点と接触する容器側回転支点であって、前記力点部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで前記収容室開口を通過させるように前記カートリッジを回転させる容器側回転支点を有する、印刷材供給システム。
適用例7に記載の印刷材供給システムによれば、係合を解除するために解除部に加えられる外力の方向と、装置側回転支点及び容器側回転支点を中心にカートリッジを回転させるためにカートリッジに加えられる外力の方向とが同じ第1の方向である。これにより、レバーとカートリッジとの係合を解除する動作と、カートリッジを装置側収容室から取り出す動作とを一連の動作で行なうことが可能となる。すなわち、カートリッジをホルダーから取り外す際の操作性を向上できる。
[適用例8]適用例7に記載の印刷材供給システムであって、
前記力点部は、前記容器側回転支点よりも上側に位置する、印刷材供給システム。
適用例8に記載の印刷材供給システムによれば、力点部に対し第1の方向に外力を加えることで、回転支点を中心にカートリッジを容易に回転させることができる。
[適用例9]適用例7又は適用例8に記載の印刷材供給システムであって、
前記力点部は、前記第2面から外方に突出する形状である、印刷材供給システム。
適用例9に記載の印刷材供給システムによれば、力点部が第2面から外方に突出した形状であることから、利用者はより確実に外力を力点部に対し加えることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、上述した印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システムとしての構成のほか、印刷装置の製造方法、カートリッジの製造方法、印刷材に限らず液体を外部に供給する液体噴射装置、液体を内部に収容するための液体収容体、及び、液体収容体と液体噴射装置とを備える液体噴射システム等の態様で実現することができる。
印刷材供給システム1を説明するための図である。 カートリッジ10が装着されたホルダー20の外観斜視図である。 カートリッジ10の外観斜視図である。 カートリッジ10の正面図である。 カートリッジ10の背面図である。 図2のF2−F2断面図である。 ホルダー20の外観斜視図である。 図2のホルダー20のF2−F2断面図である。 レバー40を説明するための図である。 カートリッジ10をホルダー20に取り付ける様子を示した図である。 カートリッジ10をホルダー20に取り付ける様子を示した図である。 装着された状態を説明するための図である。 カートリッジ10をホルダー20から取り外し様子を示した図である。 カートリッジ10をホルダー20から取り外し様子を示した図である。 第2実施例のホルダー20aを説明するための図である。 図15のF15−F15断面図である。 取り付ける様子を説明するための図である。 他の実施例におけるカートリッジ10cを説明するための図である。 他の実施例におけるカートリッジ10fの構成を示す斜視図である。 他の実施例におけるカートリッジ10gの外観斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A〜C.各種実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A−1.印刷材供給システムの全体構成:
図1は、本発明の第1実施例としての印刷材供給システム1を説明するための図である。図1には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。図1のXYZ軸は他の図のXYZ軸に対応している。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸を付している。印刷材供給システム1は、カートリッジ10と、印刷装置としてのプリンター50とを備える。
印刷材供給システム1のカートリッジ10は、内部に印刷材としてのインクを収容し、ヘッド540にインクを流通させる。本実施例では、プリンター50のホルダー20(「カートリッジ装着部20」ともいう。)には、複数のカートリッジ10が着脱可能に装着される。本実施例では、6色(ブラック、イエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアンおよびライトシアン)のインクに対応して6種類のカートリッジ10が1つずつ、すなわち合計6つのカートリッジ10がホルダー20に装着される。なお、ホルダー60に装着されるカートリッジの数は、6つ以下であっても良いし、6つ以上であっても良い。
印刷材供給システム1のプリンター50は、個人向けの小型インクジェットプリンターである。プリンター50は、キャリッジ520と、制御部510とを備える。キャリッジ520は、インクを紙やラベル等の印刷媒体90に噴射(供給)するヘッド540と、ホルダー20とを備える。ヘッド540は、インクを印刷媒体90に噴射するインク噴射機構を備える。プリンター50は、ホルダー20に装着されたカートリッジ10からヘッド540にインクを流通させ、ヘッド540から印刷媒体90にインクを吐出(供給)する。これにより、ヘッド540を用いて文字、図形および画像などのデータを印刷媒体90に印刷する。
プリンター50の制御部510は、プリンター50の各部を制御する。プリンター50のキャリッジ520は、ヘッド540を印刷媒体90に対して相対的に移動可能に構成されている。制御部510とキャリッジ520との間はフレキシブルケーブル517を介して電気的に接続されており、ヘッド540のインク噴射機構は、制御部510からの制御信号に基づいて動作する。
このように、ヘッド540を移動させるキャリッジ520上のホルダー20にカートリッジ10が装着されるプリンター50のタイプは、「オンキャリッジタイプ」とも呼ばれる。なお、キャリッジ520とは異なる部位にホルダー20を構成し、ホルダー20に装着されたカートリッジ10からのインクを、フレキシブルチューブを介してヘッド540に供給しても良い。
本実施例では、プリンター50は、キャリッジ520と印刷媒体90とを相対的に移動させて印刷媒体90に対する印刷を実現するための主走査送り機構および副走査送り機構を備える。プリンター50の主走査送り機構は、キャリッジモーター522および駆動ベルト524を備え、駆動ベルト524を介してキャリッジモーター522の動力をキャリッジ520に伝達することによって、キャリッジ520を主走査方向に往復移動させる。プリンター50の副走査送り機構は、搬送モーター532およびプラテン534を備え、搬送モーター532の動力をプラテン534に伝達することによって、主走査方向に直交する副走査方向に印刷媒体90を搬送する。主走査送り機構のキャリッジモーター522、および副走査送り機構の搬送モーター532は、制御部510からの制御信号に基づいて動作する。
本実施例では、印刷材供給システム1の使用状態(「使用姿勢」ともいう。)において、印刷媒体90を搬送する副走査方向に沿った軸をX軸とし、キャリッジ520を往復移動させる主走査方向に沿った軸をY軸とし、鉛直方向に沿った軸をZ軸とする。なお、印刷材供給システム1の使用状態とは、水平な面に設置された印刷材供給システム1の状態であり、本実施例では、水平な面はX軸およびY軸に平行な面である。
図2は、カートリッジ10が装着されたホルダー20の外観斜視図である。図2は、ホルダー20に3つのカートリッジ10が装着されている図を示している。ホルダー20は、一側面に開口25dが形成された凹状形状の装置側収容室220を有する。装置側収容室220にカートリッジ10が収容され、ホルダー20の係合部材とカートリッジ10の係合部材とが係合することでカートリッジ10がホルダー20に装着される。開口25dは「収容室開口25d」ともいう。
ホルダー20は、凹状形状の装置側収容室220の底面(底部)を形成する底壁25aと、底壁25aから立設する第1〜第4の側壁25b,25c,25e,25fを有する。底壁25aは、装置側収容室220を挟んで開口25dと対向する。第1の側壁25bは、プリンター50の正面側に位置する。
ここで、ホルダー20に複数のカートリッジ10が装着される際のカートリッジ10の配列方向がY軸方向となり、Y軸直交する方向であって底壁25aと開口25dとが対向する方向がZ軸方向となり、Y軸とZ軸にそれぞれ直交する方向がX軸方向となる。また、Z軸方向のうち、底壁25aから開口25dに向かう方向が+Z軸方向(Z軸正方向)であり、開口25dから底壁25aに向かう方向が−Z軸方向(Z軸負方向)である。また、Y軸方向のうち、第3の側壁25eから第4の側壁25fに向かう方向が−Y軸方向(Y軸負方向)となり、第4の側壁25fから第3の側壁25eに向かう方向が+Y軸方向(Y軸正方向)となる。また、X軸方向にうち、第1の側壁25bから第2の側壁25cに向かう方向が−X軸方向(X軸負方向)となり、第2の側壁25cから第1の側壁25bに向かう方向が+X軸方向(X軸正方向)となる。本実施例では、Z軸方向が鉛直方向となり、Z軸正方向が鉛直上方向となり、Z軸負方向が鉛直下方向となる。よって、本実施例では、底壁25aと開口25dが対向する方向を上下方向とする。また、本実施例では、装置側収容室220に対して底壁25a側を下側とし、装置側収容室220に対して開口25d側を上側とする。また本実施例では、カートリッジ10について、X軸、Y軸、Z軸を用いて説明する場合は、カートリッジ10がホルダー20に装着された装着状態(単に、「装着状態」ともいう。)を基準とする。
装着状態において、ホルダー20の印刷材供給管(図示せず)とカートリッジ10の印刷材供給口(図示せず)とが接続される。これにより、カートリッジ10に収容されているインクが、ホルダー20の印刷材供給管を介してヘッド540(図1)に流通可能となる。
また、ホルダー20には、カートリッジ10の着脱に利用されるレバー40が設けられている。なお、ホルダー20の詳細については後述する。
A−2.カートリッジ10の詳細構成:
図3は、カートリッジ10の外観斜視図である。図4は、カートリッジ10の正面図である。図5は、カートリッジ10の背面図である。図6は、図2のF2−F2断面図である。図3〜図6を用いてカートリッジ10の詳細構成について説明する。
図3に示すように、カートリッジ10の外観は略直方体形状である。カートリッジ10は、内部にインクを収容するための印刷材収容室180を形成する容器本体100(「カートリッジ本体100」ともいう。)と、印刷材収容室180のインクを外部に流通させる印刷材供給口110とを備える。容器本体100と印刷材供給口110は、ポリプロピレン等の合成樹脂により形成されている。
容器本体100は、略直方体形状である。容器本体100は、印刷材収容室180に対して異なる側(例えば、Z軸負方向側)に位置する第1〜第6面100a〜100fを有する。第1〜第6面100a〜100fは、容器本体100の外表面を形成する。また、第1〜第6面100a〜100fは、印刷材収容室180を区画規定する容器本体100の壁部の外表面を形成する。
第1面100aは、印刷材収容室180に対してZ軸負方向側に位置する。第2面100bは、印刷材収容室180に対してX軸正方向側に位置する。第3面100cは、印刷材収容室180に対してX軸負方向側に位置する。第4面100dは、印刷材収容室180に対してZ軸正方向側に位置する。第5面100eは、印刷材収容室180に対してY軸正方向側に位置する。第6面100fは、印刷材収容室180に対してY軸負方向側に位置する。なお、カートリッジ10について、第1面100aと第4面100dとが対向(Z軸方向)する方向を高さ方向とする。また、第2面100bと第3面100cとが対向する方向(X軸方向)を長さ方向とする。また、第5面100eと第6面100fとが対向する方向(Y軸方向)を幅方向とする。
第1面100aは、装着状態において、ホルダー20の装置側収容室220の底面と対向する。よって、第1面100aは、「底面100a」とも言える。第1面100aは平面であり、外形が長方形である。本実施例では、装着状態において第1面100aは水平面となる。なお、他の実施例では、装着状態において第1面100aが鉛直方向に平行な面となっても良い。また、本実施例において「平面」とは、概形が平面であれば良く、面全域が一様に平坦である必要はない。例えば、面の一部に凹凸を有していても良い。
印刷材供給口110は、第1面100aから容器本体100の外方(Z軸負方向)に突出した突起形状である。すなわち、印刷材供給口110は、第1面100aから印刷材収容室180が位置する側とは反対側に突出する。図6に示すように、印刷材供給口110は、容器本体100に形成された流通流路114を介して印刷材収容室180と連通している。また、印刷材供給口110の内側にはスポンジ状のフォーム(発泡樹脂体)112が配置され、印刷材供給口110からインクが漏れ出すことを防止している。
図3に示すように、第4面100dは、印刷材収容室180を挟んで第1面100aと対向する。第4面100dは平面であり、外形が長方形である。本実施例では、装着状態において第4面100dは水平面となる。
第2面100b,第3面100c,第5面100e,第6面100fは、第1面100a及び第4面100dの各辺(4辺)にそれぞれ接続されている。言い換えれば、第2面100b,第3面100c,第5面100e,第6面100fは、第1面100aから立設している。本実施例では、第2面100b,第3面100c,第5面100e,第6面100fは、第1面100a及び第4面100dと垂直に交差している。第3面100c,第5面100e、第6面100fは平面であり、外形が長方形である。本実施例では、第2面100b,第5面100e、第6面100fは、装着状態において水平面と垂直な関係にある。第2面100bと第3面100cとは印刷材収容室180を挟んで互いに対向している。第5面100eと第6面100fとは印刷材収容室180を挟んで互いに対向している。
図3及び図6に示すように、第2面100bは、第1面100aから第4面100dに向かう順に、第1の接続面100b1と、傾斜面100b2(図6)と、第2の接続面100b3とを有する。
装着状態において、第1の接続面100b1は第2面100bのうち最も第1面100a側に位置する面である。第1の接続面100b1は平面である。第1の接続面100b1は外形が長方形状であり、第1面100aと垂直に交差する。第2の接続面100b3は平面である。第2の接続面100b3は外形が長方形状であり、第4面100dと垂直に交差する。X軸方向について、第2の接続面100b3は、第1の接続面100b1よりも第3面100cから離れた位置にある。傾斜面100b2は、第1と第2の接続面100b1,100b3を繋ぐ面である。傾斜面100b2は、第1面100aが位置する側の方向であって印刷材供給口110から離れる方向を向いて傾斜している。すなわち、傾斜面100b2は、Z軸負方向とX軸正方向の成分を含む方向を向いて傾斜している。図6に示すように、傾斜面100b2には、傾斜面100b2から外方に突出する基板設置部108が設けられている。基板設置部108には回路基板130が設けられている。回路基板130の表面には複数の端子が配置されている。装着状態において、回路基板130の各端子と、ホルダー20に設けられた各端子とが電気的に接続されることで、カートリッジ10とプリンター50の制御部510とが電気的に接続される。これにより、インク色等の種々の情報(信号)がプリンターとカートリッジ10との間で伝達される。
図3に示すように、第1の接続面100b1には、一対の規制壁140が設けられている。一対の規制壁140は、第1の接続面100b1から外方(X軸正方向)に突出している。すなわち、一対の規制壁140は、容器本体100の外表面である第1の接続面100b1から突出している。なお、第1の接続面100b1に切り欠きを設け、切り欠きの両側(Y軸方向の両側)を一対の規制壁140としても良い。一対の規制壁140は、ホルダー20と協働して装着状態におけるホルダー20に対するカートリッジ10の幅方向(Y軸方向)の動きを規制する。詳細には、一対の規制壁140の間にホルダー20の一部分が入り込み、カートリッジ10の一対の規制壁140にホルダー20の一部分が当たることでカートリッジ10の幅方向の動きを規制する。
第2の接続面100b3には、容器側係合部124と、力点部190とが形成されている。容器側係合部124は、第2の接続面100b3のうち、傾斜面100b2が接続された部分に近接している。容器側係合部124は、第2面100b(詳細には、第2の接続面100b3)から外方(X軸正方向)に突出する突起状である。すなわち、容器側係合部124は、第2面100bから印刷材収容室180が位置する側とは反対側に向けて突出する。また、図4に示すように、容器側係合部124のY軸方向の長さはカートリッジ10の幅よりも短い。容器側係合部124は、レバー40と係合することで装着状態におけるカートリッジ10の動きを規制する。具体的には、装着状態におけるカートリッジ10の上方向(Z軸正方向)への動きを規制する。
図3に示すように、力点部190は、容器本体100の外表面である第2面100b(詳細には、第2の接続面100b3)から外方(X軸正方向)に突出する形状である。力点部190は、容器側係合部124よりも上側に位置する。言い換えれば、力点部190は、容器側係合部124よりも第4面100d側に位置する。本実施例では、力点部190は、第2面100bと第4面100dとの交差部分に形成されている。言い換えれば、力点部190は、第2面100bの上端に形成されている。ここで、カートリッジ10をホルダー20の装置側収容室220から取り出す際には、利用者はカートリッジ10の第2面100b側を第3面100c側に押し付ける方向(第1の方向、X軸負方向)に第2面100bに外力を加える。詳細には、利用者は、第2面100bに対し、カートリッジ10を第2の側壁25c(図2)に押し付けるように外力を加える。そして、第2の側壁25cを支点として第2面100b側が開口25dを通過するようにカートリッジ10を回転させる。力点部190は、利用者がカートリッジ10に対して外力を伝え易くするための部位である。すなわち、利用者は、カートリッジ10を装置側収容室220から取り出す際に、力点部190に対し第1の方向に外力を加える。上記のように力点部190は第2面100bから外方に突出する突起状であることから、利用者はより確実に力点部に対して第1の方向に外力を加えることができる。
図5に示すように、第3面100cは、第2の容器側係合部としての突起部160と、容器側回転支点166wとを有する。ここで、容器側回転支点166wは単に「回転支点166w」とも呼ぶ。突起部160は、ホルダー20の第2の側壁25c(図2)に設けられた孔部に挿入されることで、装着状態におけるカートリッジ10の動きを規制する。詳細には、突起部160は孔部と協働することで、装着状態におけるカートリッジ10の上方向(Z軸正方向)への動きを規制する。
回転支点166wは、ホルダー20の装置側収容室220からカートリッジ10を回転動作によって取り出す際の支点となる。回転支点166wは、ホルダー20の第2の側壁25cと接触することで形成される。すなわち、回転支点166wは、第3面100cの一部分によって形成される。高さ方向について、回転支点166wは、力点部190よりも第1面100a側に位置する。
また、第4面100dには、印刷材収容室180のインクの消費に従い、内部に空気を導入するための大気開放孔(図示せず)が形成されている。なお、大気開放孔の形成位置は第4面100dに限定されるものではなく、例えば第3面100cに形成しても良い。
A−3.ホルダー20の詳細構成:
図7は、ホルダー20の外観斜視図である。図8は、図2のホルダー20のF2−F2断面図である。なお、図7はホルダー20の外枠は模式的に示している。図7及び図8を用いてホルダー20の詳細構成について説明する。
図7に示すように、ホルダー20は、カートリッジ10を着脱可能とするために凹状形状の装置側収容室220を有する。凹状形状の装置側収容室220は、カートリッジ10の着脱の際にカートリッジ10を通過させるための開口25dが形成されている。装置側収容室220は、複数の壁によって区画形成されている。詳細には、ホルダー20は、底壁25aと、第1の側壁25bと、第2の側壁25cと、第3の側壁25eと、第4の側壁25fと、を有する。底壁25aは、開口25dと対向し、凹状形状の装置側収容室220の底面を形成する。第1〜第4の側壁25b,25c,25e,25fは凹状形状の装置側収容室220の側面(側部)を形成する。5つの壁25a,25b,25c,25e,25fは、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)やポリプロピレン(PP)等を用いて形成されている。また、装置側収容室220を区画形成する5つの壁25a,25b,25c,25e,25fをまとめて「収容室形成壁200」とも呼ぶ。
本実施例では、底壁25aはプリンター50の使用状態においてZ軸負方向側に位置する。第1〜第4の側壁25b,25c,25e,25fは、底壁25aから立設している。第1の側壁25bと第2の側壁25cは対向する関係にある。また、第3の側壁25eと第4の側壁25fは対向する関係にある。
底壁25aには、印刷材供給管240とシール部材242とが取り付けられている。印刷材供給管240は、装着されるカートリッジ10の個数(6つ)に対応して6つ設けられている。印刷材供給管240の一端側は、底壁25aの背面(Z軸負方向側の面)に取り付けられているヘッド540(図1)に接続されている。また、印刷材供給管240の他端側は、装置側収容室220内に位置する。印刷材供給管240の他端側は、ホルダー20にカートリッジ10が装着された場合に、カートリッジ10の印刷材供給口110(図3)に接続される。シール部材242は、合成ゴムなどの弾性を有する部材である。シール部材242は印刷材供給管240の周囲に配置され、カートリッジ10がホルダー20に装着された際に、インクが外部に漏れ出すことを防止する。また、図8に示すように、印刷材供給管240の他端側には、印刷材供給口110内のフォーム112(図6)に一部が接触する多孔質の金属製フィルター244が設けられている。このフィルター244としては、例えば、ステンレスメッシュやステンレス不織布を用いることができる。なお、このフィルター244は省略可能である。
また、図7に示すように、底壁25aには、装着されるカートリッジ10の個数(6つ)に対応して、6つの第1の装置側規制部270が設けられている。第1の装置側規制部270は印刷材供給管240よりも第1の側壁25b側に位置する。第1の装置側規制部270は底壁25aから装置側収容室220の内方に突出する突起形状である。装着状態において、第1の装置側規制部270はカートリッジ10の一対の規制壁140の間に位置する。ここで装着状態において、振動や印刷動作によってカートリッジ10が幅方向の外力(慣性力)を受ける場合がある。第1の装置側規制部270は、一対の規制壁140と協働することで、カートリッジ10(詳細には、カートリッジ10の第2面100b側)の幅方向(Y軸方向)の動きを規制する。
図8に示すように、底壁25aと第1の側壁25bによって形成されるコーナー近傍には接点機構280が配置されている。接点機構280は、装着されるカートリッジ10の個数(6つ)に対応して6つ配置されている。接点機構280は、カートリッジ10の回路基板130とプリンター50の制御部510(図1)とを電気的に接続するために用いられる。接点機構280は、回路基板130の複数の端子に接触するための複数の端子を備える。装着状態において、接点機構280とシール部材242とはカートリッジ10に対しZ軸正方向を含む方向に外力を加える。すなわち、装着状態において、接点機構280とシール部材242とはカートリッジ10を底壁25aから遠ざける方向に外力を加える。
図7及び図8に示すように、第1の側壁25bにはレバー40が設けられている。レバー40は、カートリッジ10のホルダー20に対する着脱に利用される。レバー40は、装着されるカートリッジ10の個数(6つ)に対応して6つ配置されている。レバー40は、第1の側壁25bに回動自在に支持されている。レバー40は、Y軸方向(複数のカートリッジ10の配列方向)に平行な回転軸410wを支点として回動する。なお、レバー40の詳細は後述する。
第2の側壁25cには、装置側収容室220に向かって開口する孔部202が形成されている。孔部202は、装着されるカートリッジ10の個数(6つ)に対応して6つ配置されている。孔部202には、カートリッジ10の突起部160(図5)が挿入される。これにより、装着状態におけるカートリッジ10(詳細には、カートリッジ10の第3面100c側)の幅方向(Y軸方向)、及び、高さ方向(Z軸方向)の動きを規制する。
また、図7及び図8に示すように第2の側壁25cは、装置側収容室220に面する側に装置側回転支点216wを有する。装置側回転支点216wは、容器側回転支点166wと接触する部分である。ここで、装置側回転支点216wを単に「回転支点216w」とも呼ぶ。第2の側壁25cは、対向面216uと延伸面216tを有する。対向面216uと延伸面216tとは装置側収容室220に面する。対向面216uは、一端が底壁25aに接続されている。対向面216uは底壁25aに垂直に交差する。延伸面216tは、対向面216uの他端から装置側収容室220の外方(X軸負方向成分を有する方向)に向かって延びる。すなわち、延伸面216tは、第1の側壁25bから離れる方向に向かって延びる。装置側回転支点216wは対向面216uと延伸面216tとの境界によって規定される。言い換えれば、装置側回転支点216wは対向面216uの他端(上端)とも言える。対向面216uの上側には、カートリッジ10を回転させながら装置側収容室220から取り出す際にカートリッジ10の一部分を受け入れ可能な空間部216sp(図8)が形成されている。
図9は、レバー40を説明するための図である。図9(A)は、レバー40の第1の外観斜視図である。図9(B)は、レバー40の第2の外観斜視図である。プリンター50の使用姿勢において、図9(A),(B)の上下方向が鉛直方向となり、下方向が鉛直下方向となる。レバー40は、収容室形成壁200(図7)とは別体である。レバー40は、ポリアセタール(POM)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂により形成されている。レバー40と収容室形成壁200とを別体とすることで、レバー40を形成する材料の選択の自由度を向上できる。例えば、収容室形成壁200はカートリッジ10を受け入れるために、強度の高い部材で形成され、レバー40は利用者により外力が加えられるために滑りにくい部材で形成できる。
図9(A),(B)に示すように、レバー40は、凹状形状の案内部420と、案内部420の両側面に設けられた突起状の一対の軸部410と、案内部420よりも下方に形成された切欠状のホルダー側係合部(装置側係合部)440と、案内部420の上端部に接続されると共に下方に延び、外力が加えられるためのホルダー側解除部(装置側解除部)402と、案内部420の上端側部分から下方に延び弾性変形する腕部450と、を備える。レバー40は、案内部420の凹状形状の凹部が装置側収容室220を向くようにホルダー20に設けられている。ホルダー側解除部402を単に「解除部402」とも呼ぶ。
案内部420の両側面から外方に突出した一対の軸部410は、第1の側壁25bに形成された凹部(図示せず)に回転自在に保持されている。例えば、第1の側壁25bを第1と第2の部材から構成し、第1の部材に設けられた2方向(例えば、X軸負方向とY軸正方向)が開口した収納部に軸部410を収納し、収納部の開口のうちの1つ(例えばX軸負方向)を第2の部材で塞ぐように第1と第2の部材を組み付けることで、一対の軸部410は第1の側壁25bに保持される。収納部の開口のうち1方向が塞がれることで凹部が形成される。軸部410によって、レバー40が回動する回転軸410wが形成される。すなわち、レバー40は回転軸410wを有する。回転軸410wは、第1と第2の側壁25b,25c(図7)とが対向する方向(X軸方向)に垂直な方向であって、装置側収容室220の底面と平行な方向(Y軸方向、複数のカートリッジ10の配列方向)に延びる。
案内部420は、カートリッジ10をホルダー20に装着する際に、カートリッジ10がホルダー20内の所望とする位置に正しく装着されるように、カートリッジ10を導く。すなわち、装着動作の際には、利用者は凹状形状の案内部420の底面に容器側係合部124を当接させて、カートリッジ10をホルダー20の装置側収容室220に収容する。
装置側係合部440は、装置側収容室220に収容されたカートリッジ10と係合する。すなわち、装置側係合部440は、装着状態において、カートリッジ10の容器側係合部124と係合することでカートリッジ10aの上下方向(高さ方向)の動きを規制する。
装置側解除部402の少なくとも一部は、回転軸410wを挟んで装置側係合部440とは反対側に位置する。詳細には、レバー40を第2の側壁面部25cに沿った平面(Y軸とZ軸に平行な平面、図8)に垂直投影した場合に、装置側係合部440、回転軸410w、装置側解除部402の上端部がこの順番で下から順に並ぶ。なお、上述の装置側解除部402、回転軸410w、装置側係合部440との位置関係は、装着状態におけるレバー40の位置関係である。本実施例では、ホルダー解除部402の上端部と、装置側係合部440とは回転軸410wを挟んだ位置関係にある。装置側解除部402は、外力が加えられることで回転軸410wを中心にレバー40を回転させて、装置側係合部440を変位させる。装置側係合部440が回転軸410wを中心に変位することで、装置側係合部440と容器側係合部124との係合が解除される。すなわち、装置側解除部402は、装置側係合部440と容器側係合部124との係合を解除するために用いられる。腕部450は、回転軸410wを中心にレバー40が回転した際に、第1の側壁25baと当接し、弾性変形する。
A−4.カートリッジ10の脱着動作:
図10及び図11を用いてカートリッジ10をホルダー20に取り付ける様子について説明する。図10及び図11は、カートリッジ10をホルダー20に取り付ける様子を示した図である。図10(A)は、取り付けの様子を示した第1の図である。図10(B)は、取り付けの様子を示した第2の図である。図11(A)は、取り付けの様子を示した第3の図である。図11(B)は、取り付けの様子を示した第4の図である。また図10及び図11は、図2のF2−F2断面に相当する図である。なお、図10及び図11のホルダー20の断面図は、レバー40近傍以外の部分は簡略化して図示している。
図10(A)に示すように、利用者は、第3面100cが第2面100bよりも下方になるようにカートリッジ10を傾斜させて、カートリッジ10を装置側収容室220に収容する。詳細には、利用者は、第3面100cの突起部160をホルダー20の孔部202に挿入する。
次に、図10(B)に示すように、利用者はカートリッジ10の第2面100b側を下方に押し進める。詳細には、利用者は、レバー40の案内部420の底面に容器側係合部124を当接させた状態で、第2面100bを下方に押し進める。第2面100bが下方に押し進められることで、容器側係合部124が案内部420を装置側収容室220の外方(X軸正方向側)に押す。これにより腕部450が第1の側壁25bに当接する。この状態で、さらに案内部420が外方に押されることで、腕部450が弾性変形する。
図11(A)に示すように、さらに利用者は案内部420の底面に容器側係合部124を当接させてカートリッジ10を下方に押し進める。これにより、図11(B)に示すように、容器側係合部124が装置側係合部440に到達し、無負荷状態の形状にレバー40が戻ろうとする。すなわち、装置側係合部440が腕部450によりカートリッジ10側に押し出され、装置側係合部440と容器側係合部124とが係合する。本実施例では、装着状態において、腕部450は弾性変形していない状態であり、レバー40は無負荷状態の形状である。装着状態において、力点部190は回転支点166w,216wよりも高さ方向について上側に位置する。また、装着状態において、解除部402が第2面100bの一部(力点部190)よりも下側に位置するように装置側収容室220はカートリッジ10を収容する。また、装着状態において、カートリッジ10は、ホルダー20に設けられたシール部材242(図8)と接点機構280(図8)からそれぞれ外力Ft,Fvを受ける。外力Ftの向きはZ軸正方向であり、外力Fvの向きはZ軸正方向とX軸負方向とを含む方向である。
装着状態において、突起部160と孔部202とが協働してカートリッジ10の第3面100c側の上方向への動きを規制し、容器側係合部124と装置側係合部440とが協働してカートリッジ10の第2面100b側の上方向への動きを規制する。また、第1の装置側規制部270と一対の規制壁140とが協働して、カートリッジ10の幅方向(Y軸方向)の動きを規制する。これにより、カートリッジ10のホルダー20に対する位置ずれを抑制できる。特に、カートリッジ10の幅方向の動きを規制するための一対の規制壁140が、印刷材収容室180に対して回路基板130と同じ側に設けられている。すなわち、一対の規制壁140と回路基板130とが第2面100bに設けられている。よって、一対の規制壁140が、例えば第1面100a等の他の面に設けられている場合に比べ、装着状態における回路基板130の接点機構280に対する幅方向(Y軸方向)の動きを抑制できる。これにより、回路基板130の各端子と接点機構280(図8)の各端子との接触を良好に維持できる。
上記のように、レバー40が凹状形状の案内部420を有すると共に、カートリッジ10が突起状の容器側係合部124を有する。これにより、案内部420の凹部に容器側係合部124を当接させながらカートリッジ10を下方に押し進めることで、利用者はホルダー20内の正確な位置にカートリッジ10を容易に装着できる。すなわち、カートリッジをホルダーに取り付ける際の操作性を向上できる。また、レバー40は弾性を有する腕部450を有することで、装置側係合部440をカートリッジ10との係合位置まで確実に変位させることができる。
図12は、カートリッジ10がホルダー20に装着された状態を説明するための図である。図12には、カートリッジ10とホルダー20のうち、レバー40近傍の構成を図示している。カートリッジ10をホルダー20から取り外す際には、まず利用者は解除部402に対し外力Fsを加えることで、回転軸410wを中心に装置側係合部440を変位させる。詳細には、装置側係合部440を容器側係合部124から離れる方向Rtに変位させる。これにより、装置側係合部440と容器側係合部124の係合が解除される。ここで、外力Fsは、第1の側壁25bと第2の側壁25c(図11)とが対向する方向(X軸方向)であって、第1の側壁25bから第2の側壁25cに向かう方向(X軸負方向)である。ここで、X軸負方向を「第1の方向」とも呼ぶ。なお、外力Fsは少なくとも第1の方向成分を含む方向であれば良い。
図13及び図14を用いてカートリッジ10をホルダー20から取り外す様子について説明する。図13及び図14は、カートリッジ10をホルダー20から取り外す様子を示した図である。図13(A)は、取り外す様子を示した第1の図であり、容器側係合部124と装置側係合部440との係合が解除される直前の様子を示している。図13(B)は、取り外す様子を示した第2の図であり、容器側係合部124と装置側係合部440との係合が解除された直後の様子を示している。図14は、カートリッジ10をホルダー20から取り外す様子を説明するための第2の図である。図13及び図14は、図2のF2−F2断面に相当する図である。なお、図13及び図14のホルダー20の断面図は、レバー40近傍以外の部分は簡略化して図示している。
図13(A)に示すように、カートリッジ10をホルダー20から取り外す際には、利用者は、まず装置側解除部402に外力Fsを加える。これにより、腕部450が第1の側壁面部25bに当接し弾性変形すると共に、装置側係合部440が第2の側壁面部25cから離れるように変位する。そして、容器側係合部124と装置側係合部440との係合が解除される。
図13(B)に示すように、容器側係合部124と装置側係合部440との係合が解除された直後の状態では、第2面100b側は接点機構280等により押し上げられる。ここで、図13(B)に示すように、少なくとも係合が解除されたときに、力点部190は装置側解除部402よりも上側に位置するようにホルダー20(詳細には装置側収容室220)はカートリッジ10を収容している。また、図13(B)に示すように、少なくとも係合が解除された直後の状態では、力点部190は装置側解除部402に近接している。例えば、力点部190と装置側解除部402とは、カートリッジ10の長さ方向(X軸方向)について、5cm内に位置していることが好ましく、3cm以内に位置していることがより好ましい。すなわち、利用者が装置側解除部402に外力を加え係合を解除した直後に、一連の動作によって力点部190に対し確実に外力を加えることができる程度に、装置側解除部402と力点部190とは近接していることが好ましい。
図14に示すように、利用者は、力点部190に対し第1の側壁25bから第2の側壁25cに向かう方向(X軸負方向)に外力Ftを加える。これにより、回転支点166w、216wを中心に、カートリッジ10は上方向成分を含む所定方向Rdに回転する。図14に示す状態では、カートリッジ10の第2面100b側を利用者が容易に掴んで取り上げられる程度に、第2面100b側がホルダー20に対して鉛直上方に持ち上げられている。以上のように、カートリッジ10は開口25dを通過して装置側収容室220から取り出される。
A−5.効果:
上記のように、第1の側壁25bに対し、第1の側壁25bから第2の側壁25cに向かう方向に外力Ftを加えることで、回転支点166w,216wを中心にカートリッジ10を所定方向Rdに容易に回転できる。これにより、利用者は装置側収容室220からカートリッジ10を容易に取り出すことができる。
また、容器側係合部124と装置側係合部440との係合を解除するために装置側解除部402に加えられる外力Fsの方向(図13(A))と、ホルダー20からカートリッジ10を取り出すために力点部190に加えられる外力Ftの方向(図14)とが同じ第1の方向(X軸負方向)である。よって、利用者は、係合を解除する動作(解除動作)とカートリッジ10aを回転させる動作(取り出し動作)とを一連の動作で行うことができる。すなわち、利用者は動作の向きを切り換えることなく、解除動作と取り出し動作とを一連の動作で行うことができる。よって、カートリッジ10をホルダー20から取り外す際の操作性を向上できる。
また、装置側係合部440と容器側係合部124との係合が解除されたときに、力点部190は装置側解除部402よりも上側に位置している(図13(B))。よって、利用者は、係合を解除する動作の後に、容易に力点部190に第1の方向(X軸負方向)を含む方向に外力を加えることができる。
また、カートリッジ10は、力点部190は突起状である(図14)。よって、利用者は外力Ftを力点部190により確実に加えることができる。言い換えれば、ホルダー20からカートリッジ10を取り出すための外力Ftをカートリッジ10に対しより確実に伝達できる。また、装着状態において、力点部190は回転支点166w,216wよりも上側に位置する(図11(B))。よって、力点部190に対し第2面100bから第3面100cに向かう方向(第1の方向、X軸負方向)に外力を加えることでカートリッジ10を容易に回転できる。
また、カートリッジ10の着脱に利用されるレバー40がホルダー20側に設けられている(図14)。これにより、カートリッジ10の小型化を図ることができる。また、カートリッジ10に弾性変形するレバーを設ける必要がないため、カートリッジ10の運搬時等にカートリッジ10が破損する可能性を低減できる。
B.第2実施例:
図15は、第2実施例のホルダー20aを説明するための図である。図14(A)はホルダー20aのレバー40a近傍の外観斜視図である。図14(B)は、レバー40aの外観斜視図である。なお、図14(A)には、ホルダー20aに1つのカートリッジ10が装着されている図を示している。第1実施例の印刷材供給システム1との違いは、第2実施例の印刷材供給システム1aのうち、レバー40aと、レバー40aの第1の側壁25baの構成である。その他の印刷材供給システム1aの構成(例えば、カートリッジ10)については、第1実施例と同一の構成である。よって、第1実施例と同一の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図15(A)に示すように、第1実施例と同様にレバー40aは第1の側壁25baに回動自在に保持されている。図15(B)に示すようにレバー40aは、装置側解除部402aを有する。装置側解除部402aは、第1実施例の装置側解除部402(図9(B))と異なり、下方に延びることなく案内部420の上端側部分に設けられている。また、レバー40aは、第1実施例と異なり、弾性変形する腕部450を有さない。
図16は、図15のF15−F15断面図である。図16は、レバー40a近傍の断面を図示している。図16に示すように、第1の側壁25baは壁面腕部234を有する。壁面腕部234は弾性変形可能に形成され、レバー40aに外力を加えるための部材である。壁面腕部234は、先端部234aが装置側収容室220の内方(X軸負方向)に向かって延びる。カートリッジ10をホルダー20aに装着する際に、レバー40aが壁面腕部234の先端部234aに当接することで、レバー40aに外力を加える。これにより、外力が加えられたレバー40aは係合位置に容易に変位し、レバー40aの装置側係合部440とカートリッジ10の容器側係合部124が係合する。
図17は、取り付ける様子を説明するための図である。上記第1実施例と同様に、利用者はまず、第3面100cの突起部160をホルダー20aの孔部202に挿入する(図10(A))。そして、図17に示すように、利用者は、レバー40aの案内部420の底面に容器側係合部124を当接させた状態で、第2面100bを下方に押し進める。すると、レバー40aは回転軸410wを中心に回転し、装置側係合部440の背面側が先端部234aに当接し、壁面腕部234が弾性変形する。壁面腕部234が弾性変形することで、先端部234aはレバー40aの装置側係合部440に対し、外力Fvを加える。外力Fvは、装置側係合部440をカートリッジ10側に向けて変位させる力である。容器側係合部124が案内部420よりも下方になるまで第2面100bが下方に押し進められると、装置側係合部440が先端部234aによって押し出される。これにより、回転軸410wを中心にレバー40aが回転し、装置側係合部440が係合位置まで変位して容器側係合部124と係合する(図16)。
また、第2実施例において、カートリッジ10をホルダー20aから取り外す際には、第1実施例と同様に、装置側解除部402aをカートリッジ10に近づける方向(X軸負方向、第1の方向)に押し進め、回転軸410wを中心にして装置側係合部440を容器側係合部124から離れる方向(X軸正方向)に変位させる。これにより、容器側係合部124と装置側係合部440との係合が解除される。そして、利用者は、力点部190に対し第1の側壁25baから第2の側壁(図示せず)に向かう方向(X軸負方向、第1の方向)に外力を加える。これにより、カートリッジ10は、上方向成分を含む所定方向Rdに回転し、ホルダー20aの装置側収容室220から取り出される。
上記のように第2実施例は、第1実施例と同様に、容器側係合部124と装置側係合部440との係合を解除するために装置側解除部402に加えられる外力の方向(X軸負方向)と、ホルダー20aからカートリッジ10を取り出すために力点部190に加えられる外力の方向(X軸負方向)とが同じ向きである。よって、利用者は、係合を解除する動作(解除動作)とカートリッジ10aを回転させるための動作(取り出し動作)とを一連の動作で行うことができる。すなわち、利用者は動作の向きを切り換えることなく、解除動作と取り出し動作とを行うことができる。よって、カートリッジ10をホルダー20aから取り外す際の操作性を向上できる。また、第2実施例は、カートリッジ10の小型化を図ることができる等の第1実施例と同様の効果を奏する。
C.その他の実施例:
C−1.その他の実施例A:
カートリッジ10の形状は上記第1,第2実施例に限定されるものではなく、種々の形状を採用できる。図18は、他の実施例におけるカートリッジ10cを説明するための図である。図18(A)は、カートリッジ10dの側面図であり、第5面100e側からカートリッジ10dを見た図である。図18(B)は、カートリッジ10dの面について説明するための図である。図18(A)に示すように、カートリッジ10dのカートリッジ本体100dfは、側面が楕円形又は長円形である。また、印刷材収容室180fも側面が楕円形又は長円形である。また、カートリッジ10dは、第1と第2実施例のカートリッジ10と同様に、力点部190,容器側係合部124,突起部160,印刷材供給口110、一対の規制壁140を有する。また、このカートリッジ10dを正面側から見ると、一定の幅を有している。さらに、印刷材収容室180fも一定の幅を有している。これにより、カートリッジ10dは、第1と第2実施例のカートリッジ10と互換性を確保することが可能であり、カートリッジ10dはホルダー20,20a(図7,図15(B))に脱着可能である。
以下に、カートリッジ10dの面の規定方法について説明する。図18(B)に示すように、第1面100aは、印刷材収容室180fに対してZ軸負方向側の面であり、装着状態において底面を形成する。第2面100bは、印刷材収容室180fに対してX軸正方向側の面である。また第2面100bは、第1面100aに接続され、立設状態となる。第3面100cは、印刷材収容室180fに対してX軸負方向側の面である。また第3面100cは、印刷材収容室180fを挟んで第2面100bと対向する。第4面100dは、印刷材収容室180fに対してZ軸正方向側の面であり、装着状態において上面を形成する。また第4面100dは、第1面100aと印刷材収容室180fを挟んで対向する。第5面100eは、印刷材収容室180fに対してY軸正方向側の面である。第6面100fは、印刷材収容室180fに対してY軸負方向側の面であり、印刷材収容室180fを挟んで第5面100eと対向する。なお、理解の容易の為に、第1〜第4面100a〜100dを形成する壁には、それぞれ異なるハッチングを付している。
ここで、印刷材収容室180fの形状やカートリッジ10dの形状が複雑な場合、以下の方法で壁を規定できる。すなわち、印刷材収容室180fに収容される仮想筐体180fgであって、最も容積が大きくなる略直方体の仮想筐体180fgを規定する。仮想筐体180fgを基準にどちら側に位置するかにより各壁は規定できる。各壁の外表面が第1〜第6面100a〜100fとなる。なお、カートリッジが複数の印刷材収容室を備える場合は、複数の印刷材収容室を収容する略直方体の空間部のうち、最小の容積を有する最小空間部を規定する。そして、最小空間部を単一の印刷材収容室と仮定して、仮想筐体180fgを規定すれば良い。
また、カートリッジの形状が略直方体以外の形状の場合でも、図18(A)に点線で示したように、略直方体の6つの面、すなわち、底面(第1面)100fa、正面(第2面)100fb、背面(第3面)100fc、上面(第4面)100fd、左側面(第5面)100fe,右側面(第6面)100ff、を仮想的に考えることが可能である。ここで、各面(第1面〜第6面)100fa〜100ffは、それぞれ図3の第1面〜第6面部100a〜100fの外面に相当する。略直方体の6つの面100fa〜100ffは、カートリッジ本体100dfを収容する略直方体のうち最小容積の略直方体を形成する面である。本明細書において、「面(プレーン)」は、このような仮想的な面(仮想面、非実在面とも呼ぶ)と、図3に記載したような実在面と、の両方を包含した意味で使用することができる。また、「面」という用語は、平面と曲面の両方を包含した意味で使用される。
C−2.その他の実施例B:
図19は他の実施例におけるカートリッジ10fの構成を示す斜視図である。このカートリッジ10fは、収容部材150と、アダプター199とに分離されている。このカートリッジ10fは、図3のカートリッジ10と互換性を有するものである。収容部材150は、インクを収容する印刷材収容室180と流通流路114とスポンジ状のフォーム112とを有する。
アダプター199は、その上部に開口198が設けられており、その内部に収容部材150を受け入れる空間が形成されている。その他の構成については、第1実施例のカートリッジ10(図3)とほぼ同じ外形を有している。上記のように、収容部材150とアダプター199とによってカートリッジ10fを構成しても良い。
C−3.その他の実施例C:
図20は他の実施例におけるカートリッジ10gの外観斜視図である。第1実施例のカートリッジ10(図3)との違いは、カートリッジ10gの寸法である。その他のカートリッジの構成については第1実施例と同様の構成であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。また、実施例Cのプリンターのうち、ホルダー20とホルダー20に設けられた部材(例えば、レバー40)は同様の構成である。但し、ホルダー20のうち、装置側収容室220(図7)の寸法は、カートリッジ10gの寸法に対応している。
カートリッジ10gは、第1実施例のカートリッジ10よりも寸法が大きく、多くの量のインクを内部に収容できる。カートリッジ10gは、大判の用紙(A2〜A0サイズ等)の印刷を実行可能な大型インクジェットプリンターのカートリッジ装着部(ホルダー)に装着できる。実施例Cでは、ホルダーにカートリッジ10gが装着された装着状態では、X軸方向が鉛直方向となる。詳細には、X軸正方向が鉛直上方向となり、X軸負方向が鉛直下方向となる。また、第4面100dがプリンターの正面となる。実施例Cでは、ホルダーとヘッドがチューブを介して連通し、ホルダー及びカートリッジ10gは、主走査方向等に移動しない。
D.変形例:
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば以下のような変形が可能である。
D−1.第1変形例:
上記実施例では、力点部190は突起状であったが(図3)、形状はこれに限定されるものではない。力点部190は、容器側係合部124よりも上側(第4面100d側)に位置すれば良く、例えば、第2面100b自体でも良い。ここで、力点部190は、利用者により外力が加えられやすい構成であることが好ましい。例えば、第2の接続面100b3に横溝を複数形成した溝部分を力点部として設け、他の部分よりも摩擦を生じやすくしても良い。なお、力点部190は第1の方向(X軸負方向)への外力が加えられることで回転支点166wを中心にカートリッジを容易に回転させるために、回転支点166よりも上側に位置することが好ましい。
D−2.第2変形例:
上記実施例では、カートリッジ10の第2面100bが、第1の接続面100b1、傾斜面100b2、第2の接続面100b3を有する形状であったが(図3)、カートリッジ10の形状は任意の形状を採用可能である。例えば、第2面100bが単一の平面により形成されていても良い。また、各面100a〜100fを任意の角度に傾斜させて良いし、各面100a〜100fが交差する角度を90度以外の角度にしても良い。すなわち、内部にインクが収容可能な印刷材収容室180を形成できれば、インクカートリッジは任意の形状を採用可能である。
D−3.第3変形例:
上記実施例では、カートリッジ10の第3面100cにホルダー20と係合するための突起部160を設けていたが(図3)、これに限定されるものではなく、第3面100c側がホルダー20によって動きが規制される構成であれば良い。例えば、第3面100cの外表面自体を第2の側壁面部25cに当接させても良い。また、例えば、第3面100cにゴムなどの弾性部材を設け、第2の側壁面部25cと弾性部材との摩擦によって第3面100c側の+Z軸方向側への動きを規制しても良い。この場合、第2の側壁面部25cの孔部202(図7)は省略できる。
D−4.第4変形例:
上記実施例及び変形例では、カートリッジとしてプリンター50に用いられるカートリッジを例に説明を行ったが、これに限定されるものではなく、例えば液晶ディスプレー等の色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等の液体噴射装置(液体供給装置)に液体を供給可能な液体収容容器に本発明は適用できる。また、インクカートリッジに限らず、各種液体収容容器を着脱自在に装着可能なホルダーを有する液体噴射装置に本発明は適用できる。上記の各種の液体噴射装置に液体収容容器を使用する際には、各種の液体噴射装置が噴射する液体の種類に応じた液体(色材,導電ペースト,生体有機物等)を、液体収容容器内部に収容すれば良い。また、ホルダーを備える各種液体噴射装置と、各種液体噴射装置に対応した液体収容容器とを備える液体噴射システムとしても本発明は適用可能である。
1,1a…印刷材供給システム
10〜10g…カートリッジ
20,20a…ホルダー
25a…底壁
25b,25ba…第1の側壁
25c…第2の側壁
25d…開口
25e…第3の側壁
25f…第4の側壁
40,40a…レバー
50…プリンター
60…ホルダー
90…印刷媒体
100…容器本体
100a…第1面
100b…第2面
100c…第3面
100d…第4面
100e…第5面
100f…第6面
100b1…第1の接続面
100b2…傾斜面
100b3…第2の接続面
100df…カートリッジ本体
108…基板設置部
110…印刷材供給口
112…フォーム
114…流通流路
124…容器側係合部
130…回路基板
140…規制壁
150…収容部材
160…突起部
166w…容器側回転支点
180…印刷材収容室
180f…印刷材収容室
180fg…仮想筐体
190…力点部
198…開口
199…アダプター
200…収容室形成壁
202…孔部
216t…延伸面
216u…対向面
216w…装置側回転支点
216sp…空間部
220…装置側収容室
234…壁面腕部
234a…先端部
240…印刷材供給管
242…シール部材
244…フィルター
270…第1の装置側規制部
280…接点機構
402,402a…ホルダー側解除部
410…軸部
410w…回転軸
420…案内部
440…装置側係合部
450…腕部
510…制御部
517…フレキシブルケーブル
520…キャリッジ
522…キャリッジモーター
524…駆動ベルト
532…搬送モーター
534…プラテン
540…ヘッド

Claims (9)

  1. 印刷装置であって、
    印刷材を内部に収容するためのカートリッジを着脱可能なホルダーであって、前記カートリッジが収容される凹状形状の装置側収容室を有するホルダーと、
    前記カートリッジの前記印刷材を対象物に供給するヘッドと、を備え、
    前記装置側収容室は、着脱の際に前記カートリッジを通過させるための収容室開口を有し、
    前記ホルダーは、
    前記収容室開口と対向し、前記装置側収容室の底部を形成する底壁と、
    前記装置側収容室の側部の一部を形成する第1の側壁と、
    前記第1の側壁と対向し、前記装置側収容室の側部の一部を形成する第2の側壁と、
    前記第1の側壁に設けられ、回転軸を有するレバーであって、前記装置側収容室に収容された前記カートリッジと係合するための装置側係合部と、前記係合を解除するための解除部であって少なくとも一部が前記回転軸を挟んで前記装置側係合部とは反対側に位置する解除部とを有するレバーと、を有し、
    前記第2の側壁は、
    装着された前記カートリッジに対し、前記第1の側壁から前記第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、前記収容室開口を通過するように前記カートリッジを回転させて前記装置側収容室から前記カートリッジを取り出すための装置側回転支点を有し、
    前記レバーは、
    前記解除部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで、前記回転軸を中心に前記装置側係合部を変位させて前記係合を解除する、印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記底壁と前記収容室開口が対向する方向を上下方向とし、前記装置側収容室に対して前記底壁側を下側とし、前記収容室開口側を上側とした場合に、
    前記装置側収容室は、前記係合が解除されたときに、前記カートリッジのうち前記解除部と対向する側の一部が前記解除部よりも上側に位置するように構成される、印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記第2の側壁は、
    前記装置側収容室に面し、一端が前記底壁に接続された対向面と、
    前記装置側収容室に面する延伸面であって、前記対向面の他端から前記装置側収容室の外方に向かって延びる延伸面と、を有し、
    前記装置側回転支点は、前記対向面と前記延伸面との境界によって規定される、印刷装置。
  4. 印刷材を内部に収容するためのカートリッジを着脱可能なホルダーであって、前記カートリッジが収容される凹状形状の装置側収容室を有するホルダーと、
    前記カートリッジの前記印刷材を対象物に供給するヘッドと、を備え、
    前記装置側収容室は、着脱の際に前記カートリッジを通過させるための収容室開口を有し、
    前記ホルダーは、
    前記収容室開口と対向し、前記装置側収容室の底部を形成する底壁と、
    前記装置側収容室の側部の一部を形成する第1の側壁と、
    前記第1の側壁と対向し、前記装置側収容室の側部の一部を形成する第2の側壁と、
    前記第1の側壁に設けられ、回転軸を有するレバーであって、前記装置側収容室に収容された前記カートリッジと係合するための装置側係合部と、前記係合を解除するための解除部であって少なくとも一部が前記回転軸を挟んで前記装置側係合部とは反対側に位置する解除部とを有するレバーと、を有し、
    前記第2の側壁は、
    装着された前記カートリッジに対し、前記第1の側壁から前記第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、前記収容室開口を通過するように前記カートリッジを回転させて前記装置側収容室から前記カートリッジを取り出すための装置側回転支点を有し、
    前記レバーは、
    前記解除部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで、前記回転軸を中心に前記装置側係合部を変位させて前記係合を解除する、印刷装置の前記ホルダーに着脱可能に装着されるカートリッジであって、
    前記カートリッジが前記ホルダーに装着された状態において、前記底壁と前記収容室開口が対向する方向を上下方向とし、前記装置側収容室に対して前記底壁側を下側とし、前記収容室開口側を上側とした場合に、
    内部に印刷材を収容するための印刷材収容室を形成する容器本体であって、第1面と、前記第1面から立設する第2面と、前記第1面から立設し前記印刷材収容室を挟んで前記第2面と対向する第3面と、を有する容器本体と、
    前記第1面から前記容器本体の外方に突出した印刷材供給口であって、前記印刷材収容室と連通し、前記印刷材を前記印刷装置に流通させる印刷材供給口と、を備え、
    前記第2面は、
    前記装置側係合部と係合する容器側係合部と、
    前記容器側係合部よりも上側に位置し、前記カートリッジを前記装置側収容室から取り出すために前記第1の方向に外力が加えられるための力点部であって、前記係合が解除されたときに前記解除部よりも少なくとも一部が上側に位置する力点部と、を有し、
    前記第3面は、
    前記ホルダーの前記装置側回転支点と接触する容器側回転支点であって、前記力点部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで前記収容室開口を通過させるように前記カートリッジを回転させる容器側回転支点を有する、カートリッジ。
  5. 請求項4に記載のカートリッジであって、
    前記力点部は、前記容器側回転支点よりも上側に位置する、カートリッジ。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のカートリッジであって、
    前記力点部は、前記第2面から外方に突出する形状である、カートリッジ。
  7. 印刷装置と、印刷材を内部に収容するためのカートリッジとを備える印刷材供給システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記カートリッジを着脱可能なホルダーであって、前記カートリッジが収容される凹状形状の装置側収容室を有するホルダーと、
    前記カートリッジの前記印刷材を対象物に供給するヘッドと、を備え、
    前記装置側収容室は、着脱の際に前記カートリッジを通過させるための収容室開口を有し、
    前記ホルダーは、
    前記収容室開口と対向し、前記装置側収容室の底部を形成する底壁と、
    前記装置側収容室の側部の一部を形成する第1の側壁と、
    前記第1の側壁と対向し、前記装置側収容室の側部の一部を形成する第2の側壁と、
    前記第1の側壁に設けられ、回転軸を有するレバーであって、前記装置側収容室に収容された前記カートリッジと係合するための装置側係合部と、前記係合を解除するための解除部であって前記回転軸を挟んで前記装置側係合とは反対側に位置する解除部とを有するレバーと、を有し、
    前記第2の側壁は、
    装着された前記カートリッジに対し、前記第1の側壁から前記第2の側壁に向かう方向である第1の方向に外力が加えられることで、前記収容室開口を通過するように前記カートリッジを回転させて前記装置側収容室から前記カートリッジを取り出すための装置側回転支点を有し、
    前記レバーは、
    前記解除部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで、前記回転軸を中心に前記装置側係合部を変位させて前記係合を解除するように構成され、
    前記カートリッジは、
    前記カートリッジが前記ホルダーに装着された状態において、前記底壁と前記収容室開口が対向する方向を上下方向とし、前記装置側収容室に対して前記底壁側を下側とし、前記収容室開口側を上側とした場合に、
    内部に印刷材を収容するための印刷材収容室を形成する容器本体であって、第1面と、前記第1面から立設する第2面と、前記第1面から立設し前記印刷材収容室を挟んで前記第2面と対向する第3面と、を有する容器本体と、
    前記第1面から前記容器本体の外方に突出した印刷材供給口であって、前記印刷材収容室と連通し、前記印刷材を前記印刷装置に流通させる印刷材供給口と、を備え、
    前記第2面は、
    前記装置側係合部と係合する容器側係合部と、
    前記容器側係合部よりも上側に位置し、前記カートリッジを前記装置側収容室から取り出すために前記第1の方向に外力が加えられるための力点部であって、前記係合が解除されたときに前記解除部よりも少なくとも一部が上側に位置する力点部と、を有し、
    前記第3面は、
    前記ホルダーの前記装置側回転支点と接触する容器側回転支点であって、前記力点部に対し前記第1の方向に外力が加えられることで前記収容室開口を通過させるように前記カートリッジを回転させる容器側回転支点を有する、印刷材供給システム。
  8. 請求項7に記載の印刷材供給システムであって、
    前記力点部は、前記容器側回転支点よりも上側に位置する、印刷材供給システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の印刷材供給システムであって、
    前記力点部は、前記第2面から外方に突出する形状である、印刷材供給システム。
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