JP2004110634A - 画像処理システム、画像処理装置の管理システムおよび画像処理装置の管理方法 - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置の管理システムおよび画像処理装置の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管理対象である画像処理装置が多数存在する場合であっても、これらの画像処理装置の利用状況を管理することができるシステムを提供する。
【解決手段】この画像処理システム100は、管理サーバ101と、管理サーバ101にネットワーク102を介して接続される複数(n個)のネットワークシステム103−1、103−2、103−3……103−nとを備えている。管理サーバ101は、各ネットワークシステム内に存在する画像処理装置の利用状況を管理するが、その管理のための各画像処理装置やクライアントPCとのデータの授受を直接行わず、各ネットワークシステム103−1、103−2、103−3……103−nに設置された中継サーバ203を介して行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の画像処理装置の利用状況を管理することができる画像処理システム、画像処理装置の管理システムおよび画像処理装置の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィスなどにおいては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナまたはこれらの機能を統合した複合機などの画像処理装置は、複数の利用者によって利用されることが多い。このため、画像処理装置の利用者毎または利用する人の所属する部署毎に、画像処理装置の利用状況、例えば印刷枚数等を管理し、その利用状況に応じた課金処理等を行うシステムが提案されている。
【0003】
例えば、特開平11−205498号公報(特許文献1参照)には、画像処理装置の出力枚数を利用者毎に集計するためのシステムが開示されている。このシステムでは、複合機、プリントサーバ、クライアントPC(Personal Computer)および管理装置がネットワークに接続されている。そして、複合機の複写機能を利用した場合の利用者毎の出力枚数が当該複合機において管理されるとともに、複写機のプリンタ機能を利用した場合の利用者毎の出力枚数がプリンタサーバで管理されるようになっている。
【0004】
上記のシステムでは、クライアントPCから複合機への印刷要求は、プリンタサーバを介して行われているが、いわゆるネットワークプリンタが普及した近年では、クライアントPCから直接ネットワークプリンタに印刷要求が供給されるシステムが一般的となっている。このようなシステムでは、プリンタサーバにおいて利用者毎の印刷枚数を集計することができない。したがって、ネットワークプリンタが利用されるシステムにおいては、特開平11ー242576号公報(特許文献2参照)に示されるように、ネットワーク内に課金サーバを設置し、当該課金サーバがネットワークに接続された全ての画像処理装置の印刷枚数等を管理し、印刷枚数等に応じた課金処理を行うのが一般的となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−205498号公報
【特許文献2】
特開平11−242576号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように課金サーバを設置してネットワーク内の全ての画像処理装置の印刷枚数を集中的に管理するシステムでは、画像処理装置やクライアントPCから印刷ログ等のデータを取り込むことにより印刷枚数等の管理を行っている。このため、利用者数や管理する画像処理装置の数が増加すると、画像処理装置やクライアントPCと課金サーバとの間でのデータの授受が頻繁に行われることになり、ネットワーク負荷が増加してしまい、管理可能なユーザ数も制限されてしまう。したがって、従来の管理システムでは、管理対象たる画像処理装置が多数存在するといったネットワーク環境下において、各画像処理装置の利用者毎の利用状況を集中的に管理することは困難であった。
【0007】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、管理対象である画像処理装置が多数存在する場合であっても、これらの画像処理装置の利用状況を効率的に管理することができる画像処理システム、画像処理装置の管理システムおよび画像処理装置の管理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、ユーザによって直接入力された画像処理要求またはクライアント装置から供給された画像処理要求に応じた画像処理を実行する画像処理装置と、前記画像処理装置の利用状況を管理する管理サーバとを備えた画像処理システムであって、前記管理サーバによって管理される前記画像処理装置の中で予め担当するよう決められた前記画像処理装置と、前記管理サーバとにネットワークを介して接続される中継サーバを備え、前記画像処理装置または当該画像処理装置に画像処理要求を出力した前記クライアント装置は、画像処理要求に応じて前記画像処理装置による画像処理が実行された場合に、当該画像処理装置の実行した処理内容および画像処理実行を指示したユーザ情報を含む利用状況データを前記ネットワークを介して当該画像処理装置を担当する前記中継サーバに出力する出力手段を有し、前記中継サーバは、前記画像処理装置または前記クライアント装置から前記利用状況データが供給された場合に当該利用状況データを蓄積する中間蓄積手段と、前記中間蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データを前記ネットワークを介して前記管理サーバに送信する送信手段とを有し、前記管理サーバは、前記中継サーバから前記ネットワークを介して送信される前記利用状況データを蓄積する蓄積手段を有することを特徴とする。
【0009】
この請求項1にかかる発明では、管理サーバは、管理する画像処理装置の利用状況データを蓄積するために直接画像処理装置やクライアント装置とデータの授受を行うのではなく、画像処理装置やクライアント装置から供給される利用状況データを担当する中継サーバに一旦蓄積し、これを中継サーバから管理サーバに送信させることで利用状況データを取得して蓄積している。
【0010】
このような中継サーバを介在させることで、管理対象たる画像処理装置が多数である場合でも、画像処理装置やクライアント装置と管理サーバとの間のネットワーク負荷が増加してシステムの安定運用に支障を来すといった問題が発生することを低減できる。
【0011】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記中継サーバの前記送信手段が、前記利用状況データを圧縮して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバの前記蓄積手段が、前記中継サーバから送信される圧縮された前記利用状況データを解凍して蓄積することを特徴とする。
【0012】
この請求項2にかかる発明によれば、中継サーバからは、圧縮されたログデータが管理サーバに転送されるようになっているので両者を結ぶネットワークへの負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができる。
【0013】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像処理システムにおいて、前記管理サーバが、前記蓄積手段による前記中継サーバから送信された前記利用状況データの蓄積の成否を判定し、その判定結果を前記ネットワークを介して前記中継サーバに通知する通知手段を有し、前記中継サーバの前記蓄積手段が、前記通知手段から前記蓄積手段による蓄積が成功である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積が成功した前記利用状況データを前記中間蓄積手段から削除する一方で、前記送信手段が、前記蓄積手段による蓄積が失敗である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積に失敗した前記利用状況データを再度送信することを特徴とする。
【0014】
この請求項3にかかる発明によれば、管理サーバへの利用状況データの蓄積が何らかの原因で失敗した場合であっても、中継サーバから再度利用状況データが再度送信されるようになっているので、本来管理サーバに蓄積されるべき利用状況データが蓄積されないといった利用状況データの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となる。
【0015】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理システムにおいて、前記中継サーバが、前記画像処理装置または前記クライアント装置から供給される前記利用状況データを識別する識別情報を当該利用状況データに付加する付加手段を有し、前記送信手段が、前記付加手段によって前記識別情報が付加された前記利用状況データを前記管理サーバに送信し、前記管理サーバが、前記利用状況データに付加された前記識別情報を記録する識別情報記録手段を有し、前記蓄積手段が、前記中継サーバから前記利用状況データが送信された際に、当該利用状況データに付加された前記識別情報が既に前記識別情報記録手段に記録されているか否かを判別し、記録されている場合には当該利用状況データを蓄積しないことを特徴とする。
【0016】
この請求項4にかかる発明によれば、管理サーバが受け取った利用状況データを識別する識別情報が識別情報記録手段に記録されているので、識別情報記録手段に記録されている識別情報と同一の識別情報によって識別される利用状況データは既に蓄積されていることとなる。したがって、上記構成のように識別情報記録手段に記録されている識別情報と同一の識別情報によって識別される利用状況データの蓄積を行わないようにすることで、既に管理サーバに蓄積済みの利用状況データの重複蓄積を防止することができる。
【0017】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理システムにおいて、前記管理サーバが、前記蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データに基づいて課金処理を行う課金手段を有することを特徴とする。
【0018】
この請求項5にかかる発明によれば、管理サーバが管理する画像処理装置の利用状況に応じた課金処理を行うことができる。
【0019】
また、請求項6にかかる発明は、ユーザによって直接入力された画像処理要求またはクライアント装置から供給された画像処理要求に応じた画像処理を実行する画像処理装置を管理するシステムであって、前記画像処理装置を管理する管理サーバと、前記管理サーバによって管理される前記画像処理装置の中で予め担当するよう決められた前記画像処理装置と、前記管理サーバとにネットワークを介して接続される中継サーバとを備え、前記中継サーバは、画像処理要求に応じて担当する前記画像処理装置による画像処理が実行された場合に当該画像処理装置の実行した処理内容および画像処理実行を指示したユーザ情報を含む利用状況データを前記ネットワークを介して前記画像処理装置または前記クライアント装置から取り込んで蓄積する中間蓄積手段と、前記中間蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データを前記ネットワークを介して前記管理サーバに送信する送信手段とを有し、前記管理サーバは、前記中継サーバから前記ネットワークを介して送信される前記利用状況データを蓄積する蓄積手段を有することを特徴とする。
【0020】
この請求項6にかかる発明によれば、中継サーバを介在させることで、管理対象たる画像処理装置が多数である場合でも、画像処理装置やクライアント装置と管理サーバとの間のネットワーク負荷が増加してシステムの安定運用に支障を来すといった問題が発生することを低減できる。
【0021】
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の画像処理装置の管理システムにおいて、前記中継サーバの前記送信手段が、前記利用状況データを圧縮して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバの前記蓄積手段は、前記中継サーバから送信される圧縮された前記利用状況データを解凍して蓄積することを特徴とする。
【0022】
この請求項7にかかる発明によれば、中継サーバからは、圧縮されたログデータが管理サーバに転送されるようになっているので両者を結ぶネットワークへの負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができる。
【0023】
また、請求項8にかかる発明は、請求項6または7に記載の画像処理装置の管理システムにおいて、前記管理サーバが、前記蓄積手段による前記中継サーバから送信された前記利用状況データの蓄積の成否を判定し、その判定結果を前記ネットワークを介して前記中継サーバに通知する通知手段を有し、前記中継サーバの前記蓄積手段が、前記通知手段から前記蓄積手段による蓄積が成功である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積が成功した前記利用状況データを前記中間蓄積手段から削除する一方で、前記送信手段が、前記蓄積手段による蓄積が失敗である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積に失敗した前記利用状況データを再度送信することを特徴とする。
【0024】
この請求項8にかかる発明によれば、管理サーバへの利用状況データの蓄積が何らかの原因で失敗した場合であっても、中継サーバから再度利用状況データが再度送信されるようになっているので、本来管理サーバに蓄積されるべき利用状況データが蓄積されないといった利用状況データの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となる。
【0025】
また、請求項9にかかる発明は、請求項6〜8のいずれか一つに記載の画像処理装置の管理システムにおいて、前記中継サーバが、前記画像処理装置または前記クライアント装置から供給される前記利用状況データを識別する識別情報を当該利用状況データに付加する付加手段を有し、前記送信手段が、前記付加手段によって前記識別情報が付加された前記利用状況データを前記管理サーバに送信し、前記管理サーバが、前記利用状況データに付加された前記識別情報を記録する識別情報記録手段を有し、前記蓄積手段が、前記中継サーバから前記利用状況データが送信された際に、当該利用状況データに付加された前記識別情報が既に前記識別情報記録手段に記録されているか否かを判別し、記録されている場合には当該利用状況データを蓄積しないことを特徴とする。
【0026】
この請求項9にかかる発明によれば、管理サーバが受け取った利用状況データを識別する識別情報が識別情報記録手段に記録されているので、識別情報記録手段に記録されている識別情報と同一の識別情報によって識別される利用状況データは既に蓄積されていることとなる。したがって、上記構成のように識別情報記録手段に記録されている識別情報と同一の識別情報によって識別される利用状況データの蓄積を行わないようにすることで、既に管理サーバに蓄積済みの利用状況データの重複蓄積を防止することができる。
【0027】
また、請求項10にかかる発明は、請求項6〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置の管理システムにおいて、前記管理サーバが、前記蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データに基づいて課金処理を行う課金手段を有することを特徴とする。
【0028】
この請求項10にかかる発明によれば、管理サーバが管理する画像処理装置の利用状況に応じた課金処理を行うことができる。
【0029】
また、請求項11にかかる発明は、ユーザによって直接入力された画像処理要求またはクライアント装置から供給された画像処理要求に応じた画像処理を実行する画像処理装置と、前記画像処理装置を管理する管理サーバとを備えた画像処理システムにおいて、前記画像処理装置を管理する方法であって、前記管理サーバによって管理される前記画像処理装置の中で予め担当するよう決められた前記画像処理装置と、前記管理サーバとにネットワークを介して接続される中継サーバが、画像処理要求に応じて担当する前記画像処理装置による画像処理が実行された場合に当該画像処理装置の実行した処理内容および画像処理実行を指示したユーザ情報を含む利用状況データを前記ネットワークを介して前記画像処理装置または前記クライアント装置から取り込んで蓄積する第1の蓄積ステップと、前記中継サーバにおいて、蓄積している前記利用状況データを前記ネットワークを介して前記管理サーバに送信する送信ステップと、前記管理サーバにおいて、前記中継サーバから送信される前記利用状況データを蓄積する第2の蓄積ステップと、を含むことを特徴とする。
【0030】
この請求項11にかかる発明によれば、中継サーバを介在させることで、管理対象たる画像処理装置が多数である場合でも、画像処理装置やクライアント装置と管理サーバとの間のネットワーク負荷が増加してシステムの安定運用に支障を来すといった問題が発生することを低減できる。
【0031】
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載の画像処理装置の管理方法において、前記送信ステップは、中継サーバに蓄積されている前記利用状況データを圧縮して前記管理サーバに送信し、前記第2の蓄積ステップは、前記中継サーバから送信される圧縮された前記利用状況データを解凍して蓄積することを特徴とする。
【0032】
この請求項12にかかる発明によれば、中継サーバからは、圧縮されたログデータが管理サーバに転送されるようになっているので両者を結ぶネットワークへの負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができる。
【0033】
また、請求項13にかかる発明は、請求項11または12に記載の画像処理装置の管理方法において、前記管理サーバにおいて、前記中継サーバから送信された前記利用状況データの蓄積の成否を判定し、その判定結果を前記ネットワークを介して前記中継サーバに通知する通知ステップと、前記中継サーバにおいて、前記管理サーバから蓄積が成功である旨の通知を受けた場合に当該蓄積が成功した前記利用状況データを削除する一方で、蓄積が失敗である旨の通知を受けた場合に当該蓄積に失敗した前記利用状況データを再度送信する再送信ステップと、をさらに含むことを特徴とする。
【0034】
この請求項13にかかる発明によれば、管理サーバへの利用状況データの蓄積が何らかの原因で失敗した場合であっても、中継サーバから再度利用状況データが再度送信されるようになっているので、本来管理サーバに蓄積されるべき利用状況データが蓄積されないといった利用状況データの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となる。
【0035】
また、請求項14にかかる発明は、請求項11〜13のいずれか一つに記載の画像処理装置の管理方法において、前記中継サーバにおいて、前記画像処理装置または前記クライアント装置から供給される前記利用状況データを識別する識別情報を当該利用状況データに付加する付加ステップをさらに含み、前記送信ステップは、中継サーバにおいて、前記識別情報が付加された前記利用状況データを前記管理サーバに送信し、前記第2の蓄積ステップは、管理サーバにおいて、前記中継サーバから過去に送信された前記利用状況データに付加された前記識別情報が記録されている識別情報記録手段を参照し、前記中継サーバから前記利用状況データが送信された際に、当該利用状況データに付加された前記識別情報が前記識別情報記録手段に記録されているか否かを判別し、記録されている場合には当該利用状況データを蓄積しないことを特徴とする。
【0036】
この請求項14にかかる発明によれば、管理サーバが受け取った利用状況データを識別する識別情報が識別情報記録手段に記録されているので、識別情報記録手段に記録されている識別情報と同一の識別情報によって識別される利用状況データは既に蓄積されていることとなる。したがって、上記構成のように識別情報記録手段に記録されている識別情報と同一の識別情報によって識別される利用状況データの蓄積を行わないようにすることで、既に管理サーバに蓄積済みの利用状況データの重複蓄積を防止することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.実施形態の構成
まず、図1は本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示す。
同図に示すように、この画像処理システム100は、管理サーバ101と、管理サーバ101にネットワーク102を介して接続される複数(n個)のネットワークシステム103−1、103−2、103−3……103−nとを備えている。
【0038】
各ネットワークシステム103−1、103−2、103−3……103−nは、LANや通信ケーブル等のネットワークによって接続される中継サーバ(ネットワークシステム103−1に設置される中継サーバ203以外は不図示)と、少なくとも1つ以上の管理対象となるの画像処理装置とを備えている。詳細は後述するが、この画像処理システム100では、管理サーバ101が、各ネットワークシステム103−1〜103−n内に存在する画像処理装置の利用状況の管理を行うようになっており、各ネットワークシステムに設けられる中継サーバは、管理サーバ101が画像処理装置の管理を行うために、そのネットワークシステム内に存在する画像処理装置と管理サーバ101との間を中継する機能を有している。
【0039】
すなわち、この画像処理システム100において、各ネットワークシステム103−1〜103−n内にそれぞれ設けられる中継サーバは、そのネットワークシステム内に存在する画像処理装置と管理サーバ101との間の中継を担当する。例えば、当該画像処理システム100を全国規模の企業に適用して当該企業内の画像処理装置の管理を管理サーバ101で集中的に行う場合には、ネットワークシステム103−1はその企業の大阪支店内に構築されたネットワークシステム、ネットワークシステム103−2は名古屋支店内に構築されたネットワークシステムといったように各支店や本社等に構築されたネットワークシステムに1つの中継サーバを設置し、そのネットワークシステム内に存在する画像処理装置と管理サーバ101との間の中継機能を担当させるといった態様が考えられる。
【0040】
本実施形態におけるネットワークシステム103−1は、互いにLAN(Local Area Network)を介して接続される複数のクライアントPC201−1、……201−mと、複数の画像処理装置202−1、202−2、……202−pと、クライアントPC201−1……201−mは、ユーザが利用するコンピュータであり、ユーザが当該ネットワークシステム103−1内のいずれかの画像処理装置、例えば画像処理装置202−1を利用して印刷やスキャンを行うよう指示した場合、当該指示に応じたジョブ(画像処理要求)を生成し、LANを介して画像処理装置202−1にそのジョブを出力する。これにより画像処理装置202−1では、当該ジョブにしたがった画像処理が実行される。例えば、このジョブがプリントジョブである場合には画像処理装置202−1によって印刷が実行される。また、クライアントPC201−1……201−mは、上記のように画像処理装置にジョブを出力して印刷を実行させた際には、そのジョブに対応するログデータをLANを介して中継サーバ203に出力するよう構成されている。
【0041】
図2に示すように、印刷を行った際にクライアントPC201−1〜201−mから中継サーバ203に出力される印刷ログデータには、「ユーザ識別子」、「印刷時刻」、「処理機能」、「印刷枚数」、「印刷紙サイズ」、「印刷紙種類」および「印刷カラー」といったプリントジョブにしたがって画像処理装置が実行した処理内容を示す情報や、その処理を指示したユーザを識別するための情報(ユーザ識別子)等が含まされている。したがって、このネットワークシステム103−1において、いずれかのクライアントPCからのプリントジョブに応じていずれかの画像処理装置が印刷を実行すれば、その都度その印刷内容および印刷を指示したユーザ情報が中継サーバ203に供給される。なお、印刷ログデータに、上記以外の情報、例えば「集約」、「両面印刷」、「印刷アプリケーション」等の情報を加えてもよい。また、印刷ログデータに含まれる「ユーザ識別子」は、ユーザ個人を識別する情報であってもよいし、複数人から構成される団体(例えば、企業における部署等)を識別する情報であってもよく、誰が利用すればどのようなユーザ識別子が生成されるかを予めクライアントPC201−1〜201−mに設定しておけばよい。また、本実施形態では、クライアントPCから中継サーバにログデータを送信するようにしているが、印刷枚数等の処理内容と、当該処理を指示したユーザを識別する情報を含む利用状況に関するデータであればよく、ログデータに代えてクライアントPCが別途このような利用状況に関するデータを生成して中継サーバ203に送信するようにしてもよい。
【0042】
図1に戻り、画像処理装置202−1〜202−pは、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能といった画像処理機能の少なくとも1つを有している装置であり、もちろんこれらの機能の複数を備えた複合機であってもよい。例えば画像処理装置202−1がプリント機能のみを有する装置、いわゆるプリンタである場合には、上述したクライアントPC201−1〜202−mからLANを介して供給されるプリントジョブに応じた印刷を実行する。かかる場合には、上述したようにプリントジョブを生成したクライアントPCから中継サーバ203に対して印刷ログデータが供給される。
【0043】
一方、画像処理装置202−1がコピー機能を有する装置、いわゆる複写機である場合には、ユーザが当該複写機の操作ボタン等を操作して複写実行を指示することになり、この場合クライアントPC201−1〜201−mから中継サーバ203に対してジョブに対応するログが供給されることがない。したがって、画像処理装置202−1〜202−pが、複写機のようにその操作パネル等を利用して直接ユーザによって指示され、その指示内容にしたがってジョブに応じた処理を実行する装置である場合には、当該画像処理装置は、実行したジョブに対応したログデータをLANを介して中継サーバ203に送信するように構成されている。
【0044】
ここで、画像処理装置202−1が上記のような自らログデータを中継サーバ203に転送する装置である場合の当該装置の構成例を図3に示す。同図に示すように、この画像処理装置202−1は、操作インターフェース(I/F)300と、画像処理部301と、ユーザ識別部302と、ログ送信部303とを備える。
【0045】
操作インターフェース300は、操作パネル等を有し、ユーザによる操作内容に応じたジョブ指令を生成して画像処理部301に出力する。ユーザ識別部302は、当該装置を利用するユーザが誰であるかを識別し、その識別結果をユーザ識別部302およびログ送信部303に出力する。ユーザを識別するための構成として、例えばカードリーダを設け、当該カードリーダに挿入されたユーザの所持するカードに記録されたユーザ情報を読み取ることによってユーザを識別する構成を採用してもよいし、またバイオメトリクスを利用する構成であってもよく、ユーザを識別できるものであればその構成は任意である。画像処理部301は、コピー等の操作インターフェース300から供給されるジョブにしたがった画像処理を実行する。この際、画像処理部301は、ユーザ識別部302から供給される識別結果により、当該装置を利用しようとしているユーザが正当なユーザである場合のみ画像処理を実行するよう構成されている。また、画像処理部301は、ジョブに応じた画像処理を実行すると、そのジョブに対応するログデータ、すなわちコピー時刻、コピー枚数、コピーカラー(白黒又はフルカラー等)、コピーサイズ、使用した紙の種類などの処理内容を示す情報を含むログデータをログ送信部303に出力する。ログ送信部303は、画像処理部301から供給されたログデータとユーザ識別部302から供給されるユーザ識別結果とをLANを介して中継サーバ203に送信する。
【0046】
したがって、このネットワークシステム103−1においては、いずれかのクライアントPCからのジョブに応じていずれかの画像処理装置が画像処理を実行した場合のみならず、ユーザが直接画像処理装置を操作して画像処理を実行させた場合にも、その都度その処理内容および処理を指示したユーザ情報が中継サーバ203に供給される。
【0047】
次に、中継サーバ203の構成について図4を参照しながら説明する。同図に示すように、中継サーバ203は、ネットワークインターフェース(I/F)400と、中継処理部(送信手段)401と、ログ蓄積部(中間蓄積手段)402とを備える。
【0048】
ネットワークインターフェース400は、LANを介してネットワークシステム103−1(図1参照)内の他の装置(クライアントPCや画像処理装置)とデータの授受を行うとともに、ネットワーク102を介して管理サーバ101(図1参照)との間でデータの授受を行う。
【0049】
中継処理部401は、上述したように画像処理が行われた場合にクライアントPC201−1〜201−mまたは画像処理装置202−1〜202−pから供給されるログデータをネットワークインターフェース400を介して受け取り、これをログ蓄積部402に転送する。また、管理サーバ101(図1参照)からネットワークインターフェース400を介して供給される要求に応じてログ蓄積部402に蓄積されているデータを読み出して管理サーバ101に送信する処理を行う。この送信処理では、中継処理部401は、個々のログデータを識別するための識別情報を生成してそれぞれのログデータに付加するとともに、ログデータを圧縮して送信するよう構成されている。
【0050】
ログ蓄積部402は、ハードディスクドライブ等の記憶装置を有し、中継処理部401から転送されたログデータを蓄積する。したがって、図5に示すように、ログ蓄積部402には、ネットワークシステム103−1内の画像処理装置によって実行された印刷や複写等の画像処理の内容および当該処理を指示したユーザに関する情報を含むデータが全て格納される。なお、ログデータの蓄積方法としては、例えばファイルとして保存する等の方法を用いることができる。
【0051】
以上説明したのがネットワークシステム103−1の構成であり、他のネットワークシステム103−2〜103−nの各々にも上述した中継サーバ203と同様の機能を有する中継サーバと、その中継サーバに対してLAN等のネットワークを介してログデータを送信する画像処理装置やクライアントPCとが設けられている。
【0052】
次に、図6を参照しながら管理サーバ101の構成について説明する。同図に示すように、管理サーバ101は、ネットワークインターフェース(I/F)500と、利用状況取得処理部501と、蓄積部(蓄積手段)502と、識別情報記録部503と、課金処理部504とを備える。
【0053】
ネットワークインターフェース500は、ネットワーク102(図1参照)を介して各ネットワークシステム103−1〜103ーnに設置される中継サーバ203との間でデータの授受を行う。
【0054】
利用状況取得処理部501は所定の時期(例えば、月末等の予め決められた時または管理者の指示があった時など)に各ネットワークシステム103−1〜103−nに設置された中継サーバに対し、蓄積されているログデータを管理サーバ101に転送するよう要求する送信要求指令をネットワークインターフェース500を介して送信する。また、利用状況取得処理部501は、中継サーバから圧縮されたログデータが送信されると、当該ログデータを解凍する。そして、当該ログデータを蓄積部502に蓄積するための処理を行う。なお、蓄積するための処理の詳細については後述する。
【0055】
蓄積部502は、ハードディスクドライブ等の記憶装置を有しており、各中継サーバから送信されたログデータを蓄積する。上記のように各中継サーバからは、各々の中継サーバが担当するネットワークシステム内の画像処理装置が行った印刷等の画像処理に対応するログデータが管理サーバ101に供給される。したがって、蓄積部502には、図7に示すように、各ネットワークシステム103−1〜103−n内に存在する画像処理装置の利用内容およびユーザ情報といった利用状況に関する情報が蓄積される。
【0056】
識別情報記録部503は、中継サーバから送信される各ログデータに付加される識別情報を記録する。かかる記録はログデータを蓄積部502に蓄積する処理の際に行われ、その詳細は後述する。
【0057】
課金処理部504は、処理部505と、単価テーブル506とを有している。
処理部505は、所定の時期(例えば、毎月末等の予め決められた時または管理者の指示があった時など)に蓄積部502に蓄積されているログデータと、単価テーブル506とを参照し、各ネットワークシステム103−1〜103−n内に存在する画像処理装置を利用したユーザに対し、利用状況に応じた課金処理を行う。
【0058】
図8に示すように、単価テーブル506には、印刷に使用する紙のサイズおよび種類毎に1枚あたりの課金単価が記憶されている。この単価テーブル506に記憶された使用する紙の単価に、その紙で印刷した枚数を乗算することで課金額を求めることができる。
【0059】
より具体的には、次のようにして課金額を求める。上述したように蓄積部502には、各中継サーバから送信されたログデータが蓄積されている。すなわち、図7に示すように蓄積部502には、「ユーザ識別子」、「印刷時刻」、「処理機能」、「印刷枚数」、「印刷紙サイズ」、「印刷紙種類」、「印刷カラー」といった利用状況に関する情報が蓄積されているので、この情報をユーザ単位で管理することで各ユーザが画像処理装置をどのように利用したかを判別することができる。したがって、これらの情報に基づいて各ユーザに対して利用状況に応じた課金処理を行うことができる。例えば、あるユーザがA4サイズの普通紙30枚、B5サイズの再生紙20枚に対して印刷を行った場合、そのユーザに対する課金額は4円×30枚+3.2円+20枚=184円といったように求められる。
【0060】
なお、単価テーブル506には、紙の単価のみが記憶されており、印刷した紙のサイズ、種類、枚数によってのみ価格が導出されるが、印刷がカラーであるか白黒であるかによって異なる単価を設定したり、利用する機能が印刷であるか、複写であるか、ファクシミリであるかなどによって異なる単価を設定し、これらの設定された単価に基づいて課金額を導出するようにしてもよい。
【0061】
B.実施形態の動作
次に、上記構成の画像処理システム100の動作について説明する。この画像処理システム100では、システム内に存在する画像処理装置の利用状況を各ネットワークシステム103−1内に設置された中継サーバを介して管理サーバ101が管理している。以下、ネットワークシステム103−1に存在するクライアントPC201−1〜201−m(または画像処理装置202−1〜202−p、以下クライアントPC201−1とする)と中継サーバ203との間で行われるログデータの転送動作と、中継サーバ203と管理サーバ101との間で行われるログデータの転送動作とに分けて説明する。
【0062】
B−1.クライアントPCと中継サーバとの間のログデータ転送動作
まず、クライアントPC201−1と中継サーバ203との間でのログデータの転送動作について図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。かかる転送動作は、クライアントPC201−1によって生成されたジョブに応じ、ネットワークシステム103−1内の画像処理装置202−1〜202−pの中のいずれかの画像処理装置によって画像処理が行われたことをトリガーとしてその都度実行される。
【0063】
まず、ユーザがクライアントPC201−1のキーボードやマウス等を操作することにより、クライアントPC201−1に対してネットワークシステム103−1内のいずれかの画像処理装置(以下、画像処理装置202−1とする)を利用してプリントを行う等の指令を入力すると、当該指令に応じたジョブがクライアントPC201−1において生成される(ステップSa1)。クライアントPC201−1は、生成したジョブをLANを介して画像処理装置202−1に送信するとともに、当該ジョブに対応するログデータをLANを介して中継サーバ203に送信する(ステップSa2)。
【0064】
ここで、クライアントPC201−1から中継サーバ203に送信されるログデータは、上記のように画像処理装置に実行させる処理内容や指示したユーザ情報を含んでおり(図2参照)、かかる情報を含むログデータが中継サーバ203に供給される。
【0065】
一方、中継サーバ203は、クライアントPC201−1〜201−mまたは画像処理装置202−1〜202−pからログデータが送信されるのを常時待ち受けている。そして、中継サーバ203は、上記のようにクライアントPC201−1からログデータが送信されると(ステップSa2)、当該ログデータを受信してログ蓄積部402に蓄積する(ステップSa3)。
【0066】
以上のようなログデータ転送動作が、中継サーバ203が担当する画像処理装置、つまりネットワークシステム103−1内に存在するいずれかの画像処理装置202−1〜202−pによって画像処理が行われる毎に実行される。この結果、中継サーバ203のログ蓄積部402には、図5に示すように、画像処理装置202−1〜202−pを利用して行われた画像処理に対応するログデータが全て蓄積される。
【0067】
なお、他のネットワークシステム103−2〜103−nにおいても、各ネットワークシステム内に存在する中継サーバと、クライアントPCまたは画像処理装置との間で同様のログデータ転送動作が行われ、各々の中継サーバのログ蓄積部にログデータが蓄積される。
【0068】
B−2.中継サーバと管理サーバとの間のログデータ転送動作
次に、中継サーバ203と管理サーバ101との間でのログデータの転送動作について図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。かかる転送動作は、毎月末の午後5時といったように予め決められた時期もしくは管理者から管理サーバ101に対して指示が行われ時等の所定のタイミングで実行される。
【0069】
まず、所定のタイミングが到来すると、管理サーバ101は、中継サーバ203に対してネットワーク102を介してログデータの送信要求を送信する(ステップSb1)。
【0070】
中継サーバ203は、管理サーバ101からのログデータ送信要求を受信すると、その時点でログ蓄積部402に蓄積されているログデータを管理サーバ101に対して送信するための処理を行う。まず、中継サーバ203は、ログ蓄積部402に蓄積されている個々のログデータを識別するための識別情報を生成する(ステップSb2)。図5に示すようなログデータが蓄積されている場合には、例えば1段目の「ユーザA」の「印刷時刻:2002/5/20」のログデータを識別するための識別情報「abcdefghijkl」を生成し、2段目の「ユーザA」の「印刷時刻:2002/6/16」のログデータを識別するために識別情報「bcdefghijklm」を生成するといった具合に各ログデータに対する識別情報を生成する。ここで、生成される識別情報は、各ログデータを一義的に特定できるものである必要があるので、重複した識別情報が存在してはならないが、重複した情報が生成されないものであればその内容は任意である。例えば、ログデータの送信元であるクライアントPCのIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレス、処理日付、処理時刻などのデータに基づいて識別情報を作成することができる。
【0071】
ログ蓄積部402に蓄積されているログデータを識別する識別情報を生成すると、中継サーバ203は、各々のログデータを圧縮する処理を行い、圧縮したログデータに対応する識別情報を付加し、これをネットワーク102を介して管理サーバ101に送信する(ステップSb3)。
【0072】
中継サーバ203から送信される圧縮ログデータを受信した管理サーバ101では、図11に示すように、送信されてきた各々の圧縮ログデータに付加されている識別情報と識別情報記録部503に記録されている識別情報とを比較し、同一の識別情報が識別情報記録部503に既に記録されているか否かを判別する(ステップSb4)。
【0073】
ここで、識別情報記録部503に同一の識別情報が記録されていない圧縮ログデータがあると判断した場合には(ステップSb4の判別「No」)、管理サーバ101は、当該識別情報が付加された圧縮ログデータを解凍する(ステップSb5)。そして、解凍したログデータを蓄積部502に蓄積するとともに(ステップSb6)、その識別情報を識別情報記録部503に記録する(ステップSb7)。
【0074】
そして、管理サーバ101は、上記ステップSb5〜ステップSb7までの処理を経てログデータの蓄積が成功したか否かを判別し(ステップSb8)、成功した場合にはその旨をネットワーク102を介して中継サーバ203に通知する(ステップSb9)。一方ログデータの蓄積が失敗した場合には、失敗した旨の通知をネットワーク102を介して中継サーバ203に送信する(ステップSb10)。
【0075】
一方、上記ステップSb4の判別において、識別情報記録部503に同一の識別情報が記録されている場合には(ステップSb4の判別「Yes」)、ステップSb9に進み、管理サーバ101は送信されてきたログデータの蓄積等は行わずに、ログデータの蓄積に成功した旨を中継サーバ203に通知する。
【0076】
このように識別情報が記録されている場合に直ちに成功通知を送信するのは次の理由による。上述したように識別情報記録部503には、中継サーバ203から送信される各ログデータに付加された識別情報が記録されることとなり(ステップSb7)、それによって識別されるログデータは蓄積部502に蓄積される(ステップSb6)。すなわち、識別情報記録部503に既に記録されている識別情報によって識別されているログデータは既に蓄積されているので、これと同一の識別情報によって識別される同一のログデータを再度蓄積する必要がないからである。また、既に記録されている同一識別情報によって識別されるログデータを蓄積すると、同一のログデータを重複蓄積してしまうこととなり、現実にはあるユーザが1回しか画像処理装置を利用して印刷等を行っていない場合であっても、2回利用したように管理されてしまう等、正確な管理の妨げになり、これを防止するためである。なお、識別情報記録部503に記録された識別情報は、上記のような同一ログデータの重複蓄積を防止するためのものであるため、当該ログデータに基づく課金処理部504による課金処理等が終了した場合等不要になった場合には消去してもよく、例えば、一定期間毎(数ヶ月毎等)や記録する識別情報の数が一定数以上になった場合に消去するようにすればよい。
【0077】
以上のように管理サーバ101におけるログデータの蓄積のための処理が終了し、その成否通知が送信された後(ステップSb9,ステップSb10)、当該通知を受け取った中継サーバ203では以下のような処理が行われる。まず、203は、管理サーバ101からの通知を受け取ると、その通知が蓄積成功を示すものであるか否かを判別する(ステップSb11)。
【0078】
通知が蓄積成功を示すものである場合には(ステップSb11の判別「Yes」)、中継サーバ203は、ログ蓄積部402に蓄積されているログデータを削除する(ステップSb12)。一方、通知が蓄積失敗を示すものである場合には、中継サーバ203はログ蓄積部402に蓄積されているログデータの消去を行わず、当該ログデータ転送処理を終了する。
【0079】
このように蓄積が失敗である場合には、ログデータをそのまま残し、蓄積が成功である場合に消去することでログ蓄積部402に蓄積されているログデータを確実に管理サーバ101の蓄積部502に転送することができる。すなわち、蓄積の成否にかかわらず、転送処理後にログ蓄積部402に蓄積されたログデータを消去した場合には、その後蓄積に失敗したログデータを管理サーバ101に転送することができなくなる。これに対し、本実施形態のように蓄積の成否を中継サーバ203に通知し、失敗した場合にはログ蓄積部402に蓄積されたログデータを消去せずに残すようにすれば、この後管理サーバ101からの要求があった場合には、消去されずにログ蓄積部402に残されたログデータは、その後にログ蓄積部402に蓄積されたログデータとともに再度送信されることになる(ステップSb3参照)。この結果、一旦管理サーバ101への蓄積に失敗した場合であっても、中継サーバ203のログ蓄積部402に蓄積されているログデータをより確実に管理サーバ101に転送し、蓄積部502に蓄積することができる。したがって、本来管理サーバ101に蓄積されるべきログデータが蓄積されないといったログデータの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となる。
【0080】
以上説明したのが中継サーバ203と管理サーバ101との間でのログデータの転送動作である。なお、他のネットワークシステム103−2〜103−nにおける中継サーバと管理サーバ101との間でも同様のログデータ転送動作が行われ、これにより管理サーバ101はネットワークシステム103−2〜103−nに存在する全ての画像処理装置のログデータを取得し蓄積することができる。ここで、各々の中継サーバと管理サーバ101との間でログデータ転送動作を行うタイミングをずらすことで、各中継サーバと管理サーバ101とを結ぶネットワーク102の負荷を低減することができ、より安定したシステム運用が可能となる。
【0081】
以上説明したように本実施形態に係る画像処理システム100では、管理サーバ101が、各ネットワークシステム103−1〜103−n内に存在する全ての画像処理装置が行った画像処理に対応するログデータを取得して蓄積することができる。したがって、ログデータに含まれる印刷枚数等の画像処理内容および利用したユーザに関する情報といった各画像処理装置の利用状況を集中的に管理することができ、また利用状況に応じてユーザ毎に課金処理を行うことができる。
【0082】
また、画像処理システム100では、上記のような管理サーバ101による集中管理を行うために、各画像処理装置やクライアントPCと管理サーバ101との間に中継サーバを設けることで、より多数の画像処理装置の管理を管理サーバ101で行うことを可能としている。すなわち、中継サーバを介さずに管理を行う場合には、管理サーバ101と多数の画像処理装置またはクライアントPCがログデータ等の授受を行わなければならず、それらの間のネットワークに対する負荷が大きくなってしまいシステムに支障を来すおそれがある。このため、中継サーバを用いないシステムにおいて、多数の画像処理装置の集中管理を安定して行うのは困難である。これに対し、本実施形態のように画像処理装置やクライアントPCからのログデータを取得して蓄積し、要求があった場合等に管理サーバに送信する中継サーバを介在させることで、ネットワーク負荷が増加するといった問題を抑制することができる。したがって、例えば、全国規模の大企業などのように企業内に構築されたネットワークに多数の画像処理装置が存在している企業等が、画像処理装置の利用状況管理等を行う場合であっても、各支店に構築されたネットワーク内に中継サーバを設ける等することで、全国の支店に存在する全ての画像処理装置の利用状況を管理サーバ101で集中的に管理することができる。
【0083】
また、中継サーバからは、圧縮されたログデータが管理サーバ101に転送されるようになっているので両者を結ぶネットワーク102への負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、管理対象たる画像処理装置が多数である場合でも、画像処理装置やクライアント装置と管理サーバとの間のネットワーク負荷が増加してシステムの安定運用に支障を来すといった問題が発生することを低減できるという効果を奏する。
【0085】
また、請求項2にかかる発明によれば、中継サーバと管理サーバを結ぶネットワークへの負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができるという効果を奏する。
【0086】
また、請求項3にかかる発明によれば、管理サーバへの利用状況データの蓄積が何らかの原因で失敗した場合であっても、本来管理サーバに蓄積されるべき利用状況データが蓄積されないといった利用状況データの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となるという効果を奏する。
【0087】
また、請求項4にかかる発明によれば、既に管理サーバに蓄積されている画像処理装置の利用状況データと同一の利用状況データの重複蓄積を防止することができるという効果を奏する。
【0088】
また、請求項5にかかる発明によれば、管理サーバが管理する画像処理装置の利用状況に応じた課金処理を行うことができるという効果を奏する。
【0089】
また、請求項6にかかる発明によれば、管理対象たる画像処理装置が多数である場合でも、画像処理装置やクライアント装置と管理サーバとの間のネットワーク負荷が増加してシステムの安定運用に支障を来すといった問題が発生することを低減できるという効果を奏する。
【0090】
また、請求項7にかかる発明によれば、中継サーバと管理サーバを結ぶネットワークへの負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができるという効果を奏する。
【0091】
また、請求項8にかかる発明によれば、管理サーバへの利用状況データの蓄積が何らかの原因で失敗した場合であっても、本来管理サーバに蓄積されるべき利用状況データが蓄積されないといった利用状況データの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となるという効果を奏する。
【0092】
また、請求項9にかかる発明によれば、既に管理サーバに蓄積されている画像処理装置の利用状況データと同一の利用状況データの重複蓄積を防止することができるという効果を奏する。
【0093】
また、請求項10にかかる発明によれば、管理サーバが管理する画像処理装置の利用状況に応じた課金処理を行うことができるという効果を奏する。
【0094】
また、請求項11にかかる発明によれば、管理対象たる画像処理装置が多数である場合でも、画像処理装置やクライアント装置と管理サーバとの間のネットワーク負荷が増加してシステムの安定運用に支障を来すといった問題が発生することを低減できるという効果を奏する。
【0095】
また、請求項12にかかる発明によれば、中継サーバと管理サーバを結ぶネットワークへの負荷をより低減することができ、安定したシステム運用に資することができるという効果を奏する。
【0096】
また、請求項13にかかる発明によれば、管理サーバへの利用状況データの蓄積が何らかの原因で失敗した場合であっても、本来管理サーバに蓄積されるべき利用状況データが蓄積されないといった利用状況データの抜け落ちが抑制され、より正確な画像処理装置の利用状況の管理が可能となるという効果を奏する。
【0097】
また、請求項14にかかる発明によれば、既に管理サーバに蓄積されている画像処理装置の利用状況データと同一の利用状況データの重複蓄積を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】画像処理システムの構成要素であるクライアントPCから中継サーバに送信される印刷ログデータの一例を示す図である。
【図3】画像処理システムの構成要素である画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】中継サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図5】中継サーバのログ蓄積部に蓄積されるログデータの一例を示す説明図である。
【図6】画像処理システムの構成要素である管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図7】管理サーバの蓄積部に蓄積されるログデータの一例を示す説明図である。
【図8】管理サーバの単価テーブルの一例を示す図である。
【図9】画像処理システムにおいてクライアントPCと中継サーバとの間で行われるログデータ転送動作を示すフローチャートである。
【図10】画像処理システムにおいて中継サーバと管理サーバとの間で行われるログデータ転送動作を示すフローチャートである。
【図11】中継サーバと管理サーバとの間で行われるログデータ転送動作において実行される処理であって、同一識別情報の有無を判別するための処理を説明するための概念図である。
【符号の説明】
100 画像処理システム
101 管理サーバ
102 ネットワーク
103−1〜103−n ネットワークシステム
201ー1〜201−m クライアントPC
202−1〜202−p 画像処理装置
203 中継サーバ
401 中継処理部
402 ログ蓄積部
501 利用状況取得処理部
502 蓄積部
503 識別情報記録部
504 課金処理部

Claims (14)

  1. ユーザによって直接入力された画像処理要求またはクライアント装置から供給された画像処理要求に応じた画像処理を実行する画像処理装置と、前記画像処理装置の利用状況を管理する管理サーバとを備えた画像処理システムであって、
    前記管理サーバによって管理される前記画像処理装置の中で予め担当するよう決められた前記画像処理装置と、前記管理サーバとにネットワークを介して接続される中継サーバを備え、
    前記画像処理装置または当該画像処理装置に画像処理要求を出力した前記クライアント装置は、画像処理要求に応じて前記画像処理装置による画像処理が実行された場合に、当該画像処理装置の実行した処理内容および画像処理実行を指示したユーザ情報を含む利用状況データを前記ネットワークを介して当該画像処理装置を担当する前記中継サーバに出力する出力手段を有し、
    前記中継サーバは、前記画像処理装置または前記クライアント装置から前記利用状況データが供給された場合に当該利用状況データを蓄積する中間蓄積手段と、前記中間蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データを前記ネットワークを介して前記管理サーバに送信する送信手段とを有し、
    前記管理サーバは、前記中継サーバから前記ネットワークを介して送信される前記利用状況データを蓄積する蓄積手段を有する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記中継サーバの前記送信手段は、前記利用状況データを圧縮して前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバの前記蓄積手段は、前記中継サーバから送信される圧縮された前記利用状況データを解凍して蓄積することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記管理サーバは、前記蓄積手段による前記中継サーバから送信された前記利用状況データの蓄積の成否を判定し、その判定結果を前記ネットワークを介して前記中継サーバに通知する通知手段を有し、
    前記中継サーバの前記蓄積手段は、前記通知手段から前記蓄積手段による蓄積が成功である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積が成功した前記利用状況データを前記中間蓄積手段から削除する一方で、前記送信手段は、前記蓄積手段による蓄積が失敗である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積に失敗した前記利用状況データを再度送信することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記中継サーバは、前記画像処理装置または前記クライアント装置から供給される前記利用状況データを識別する識別情報を当該利用状況データに付加する付加手段を有し、
    前記送信手段は、前記付加手段によって前記識別情報が付加された前記利用状況データを前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記利用状況データに付加された前記識別情報を記録する識別情報記録手段を有し、
    前記蓄積手段は、前記中継サーバから前記利用状況データが送信された際に、当該利用状況データに付加された前記識別情報が既に前記識別情報記録手段に記録されているか否かを判別し、記録されている場合には当該利用状況データを蓄積しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理システム。
  5. 前記管理サーバは、前記蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データに基づいて課金処理を行う課金手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理システム。
  6. ユーザによって直接入力された画像処理要求またはクライアント装置から供給された画像処理要求に応じた画像処理を実行する画像処理装置を管理するシステムであって、
    前記画像処理装置を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバによって管理される前記画像処理装置の中で予め担当するよう決められた前記画像処理装置と、前記管理サーバとにネットワークを介して接続される中継サーバとを備え、
    前記中継サーバは、画像処理要求に応じて担当する前記画像処理装置による画像処理が実行された場合に当該画像処理装置の実行した処理内容および画像処理実行を指示したユーザ情報を含む利用状況データを前記ネットワークを介して前記画像処理装置または前記クライアント装置から取り込んで蓄積する中間蓄積手段と、前記中間蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データを前記ネットワークを介して前記管理サーバに送信する送信手段とを有し、
    前記管理サーバは、前記中継サーバから前記ネットワークを介して送信される前記利用状況データを蓄積する蓄積手段を有する
    ことを特徴とする画像処理装置の管理システム。
  7. 前記中継サーバの前記送信手段は、前記利用状況データを圧縮して前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバの前記蓄積手段は、前記中継サーバから送信される圧縮された前記利用状況データを解凍して蓄積することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置の管理システム。
  8. 前記管理サーバは、前記蓄積手段による前記中継サーバから送信された前記利用状況データの蓄積の成否を判定し、その判定結果を前記ネットワークを介して前記中継サーバに通知する通知手段を有し、
    前記中継サーバの前記蓄積手段は、前記通知手段から前記蓄積手段による蓄積が成功である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積が成功した前記利用状況データを前記中間蓄積手段から削除する一方で、前記送信手段は、前記蓄積手段による蓄積が失敗である旨の判定結果を受けた場合に当該蓄積に失敗した前記利用状況データを再度送信することを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置の管理システム。
  9. 前記中継サーバは、前記画像処理装置または前記クライアント装置から供給される前記利用状況データを識別する識別情報を当該利用状況データに付加する付加手段を有し、
    前記送信手段は、前記付加手段によって前記識別情報が付加された前記利用状況データを前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記利用状況データに付加された前記識別情報を記録する識別情報記録手段を有し、
    前記蓄積手段は、前記中継サーバから前記利用状況データが送信された際に、当該利用状況データに付加された前記識別情報が既に前記識別情報記録手段に記録されているか否かを判別し、記録されている場合には当該利用状況データを蓄積しない
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の画像処理装置の管理システム。
  10. 前記管理サーバは、前記蓄積手段に蓄積されている前記利用状況データに基づいて課金処理を行う課金手段を有する
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置の管理システム。
  11. ユーザによって直接入力された画像処理要求またはクライアント装置から供給された画像処理要求に応じた画像処理を実行する画像処理装置と、前記画像処理装置を管理する管理サーバとを備えた画像処理システムにおいて、前記画像処理装置を管理する方法であって、
    前記管理サーバによって管理される前記画像処理装置の中で予め担当するよう決められた前記画像処理装置と、前記管理サーバとにネットワークを介して接続される中継サーバが、画像処理要求に応じて担当する前記画像処理装置による画像処理が実行された場合に当該画像処理装置の実行した処理内容および画像処理実行を指示したユーザ情報を含む利用状況データを前記ネットワークを介して前記画像処理装置または前記クライアント装置から取り込んで蓄積する第1の蓄積ステップと、
    前記中継サーバにおいて、蓄積している前記利用状況データを前記ネットワークを介して前記管理サーバに送信する送信ステップと、
    前記管理サーバにおいて、前記中継サーバから送信される前記利用状況データを蓄積する第2の蓄積ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理装置の管理方法。
  12. 前記送信ステップは、中継サーバに蓄積されている前記利用状況データを圧縮して前記管理サーバに送信し、
    前記第2の蓄積ステップは、前記中継サーバから送信される圧縮された前記利用状況データを解凍して蓄積することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置の管理方法。
  13. 前記管理サーバにおいて、前記中継サーバから送信された前記利用状況データの蓄積の成否を判定し、その判定結果を前記ネットワークを介して前記中継サーバに通知する通知ステップと、
    前記中継サーバにおいて、前記管理サーバから蓄積が成功である旨の通知を受けた場合に当該蓄積が成功した前記利用状況データを削除する一方で、蓄積が失敗である旨の通知を受けた場合に当該蓄積に失敗した前記利用状況データを再度送信する再送信ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項11または12に記載の画像処理装置の管理方法。
  14. 前記中継サーバにおいて、前記画像処理装置または前記クライアント装置から供給される前記利用状況データを識別する識別情報を当該利用状況データに付加する付加ステップをさらに含み、
    前記送信ステップは、中継サーバにおいて、前記識別情報が付加された前記利用状況データを前記管理サーバに送信し、
    前記第2の蓄積ステップは、管理サーバにおいて、前記中継サーバから過去に送信された前記利用状況データに付加された前記識別情報が記録されている識別情報記録手段を参照し、前記中継サーバから前記利用状況データが送信された際に、当該利用状況データに付加された前記識別情報が前記識別情報記録手段に記録されているか否かを判別し、記録されている場合には当該利用状況データを蓄積しないことを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の画像処理装置の管理方法。
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