JP2004109790A - データ処理方法、その装置およびカートリッジ - Google Patents

データ処理方法、その装置およびカートリッジ Download PDF

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Takafumi Murayama
村山 尚文
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Abstract

【課題】現像剤を収容したカートリッジの寿命経過の有無を高い信頼性で判断できるデータ処理方法を提供する。
【解決手段】カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となる同じ指標データが、カートリッジに備えられたメモリの複数の記憶領域に記憶される。そのうちの少なくとも一つの記憶領域はトナーエンプティ時に書き込み禁止状態に設定される。カートリッジがセットされると(ST1)、複数の記憶領域に記憶された指標データが比較され(ST2、ST3、ST4、ST5、ST6)、これらが一致している場合に、指標データが適正であるとして、カートリッジの寿命有無の判断が行われる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、プリンタや電子複写装置などの画像形成装置に装着されるカートリッジの寿命経過有無の判断を行うデータ処理方法、その装置およびカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや電子複写装置などの画像形成装置に着脱可能に装着され、トナー収容手段や感光ドラムなどの所定の手段を一体的に収容したプロセスカートリッジがある。
プロセスカートリッジを用いれば、画像形成装置のメインテナンスを容易にできる。
プロセスカートリッジには、トナーの残量や上記所定の手段の寿命経過有無などを判断するための指標となる、例えば、総印字枚数や部品寿命印刷枚数などの指標データを記憶するメモリが設けられている。
当該メモリには、画像形成装置による画像形成処理の過程で指標データが書き込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不正にトナーなどを詰め替えた不適正なプロセスカートリッジには、そのメモリに適正(新品)なプロセスカートリッジから指標データが書き込まれたものがあり、メモリに記憶された指標データの信頼性が低く、プロセスカートリッジの寿命経過有無を正確に判断できない場合があるという問題がある。このような場合には、プロセスカートリッジの部品の寿命が経過したか否かをユーザへ通知できないと共に、プロセスカートリッジがリサイクル可能か否かを正確に判断できない。
【0004】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、現像剤を収容したカートリッジの寿命経過の有無を高い信頼性で判断できるデータ処理方法、その装置およびカートリッジを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発明のデータ処理方法は、カートリッジに収容された現像剤を用いて画像形成が行われる場合に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行うデータ処理方法であって、前記カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となり、前記カートリッジに収容された前記現像剤を用いた前記画像形成の履歴を示す指標データを、前記カートリッジが備える記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ書き込む第1の工程と、前記カートリッジに収容された前記現像剤の有無を検出する第2の工程と、前記第2の工程で前記現像剤が無いと検出された場合に、前記第1の工程で前記指標データが書き込まれた少なくとも一つの前記記憶領域を書き込み禁止状態に設定する第3の工程と、前記複数の記憶領域のそれぞれに記憶されている前記指標データを比較する第4の工程と、前記第4の工程での比較の結果を基に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行う第5の工程とを有する。
【0006】
第1の発明のデータ処理方法では、第1の工程で、カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となる指標データを、前記カートリッジが備える記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ書き込み、第3の工程でカートリッジに備えられた複数の記憶領域の少なくとも一つを書き込み禁止状態にする。
そのため、記憶手段に記憶された指標データを不正に書き換えようとした場合に、書き込み禁止状態でない記憶領域の指標データは書き換えられるが、書き込み禁止状態の記憶領域に記憶された指標データは書き換えられない。
従って、これらの記憶領域に記憶された指標データを比較することで、指標データが不正に書き換えられたか否かを検出でき、その結果を基に、前記カートリッジの寿命有無経過を判断できる。
【0007】
また、本発明のデータ処理方法は、好ましくは、前記第4の工程での比較の結果が前記複数の記憶領域に記憶されている前記指標データが異なることを示す場合に、前記複数の記憶領域に記憶されている、前記カートリッジを用いた前記画像形成の回数を加算し、当該加算の結果を基に前記カートリッジの寿命経過有無を判断する第6の工程をさらに有する。
また、本発明のデータ処理方法は、好ましくは、前記第6の工程において、前記カートリッジの寿命が経過したと判断した場合に、寿命が経過したことを示す前記指標データを、前記カートリッジの前記複数の記憶領域のそれぞれに書き込む。
また、本発明のデータ処理方法は、好ましくは、前記第3の工程において、前記第2の工程で前記現像剤が無いと検出された場合に、その旨を示す前記指標データを前記複数の記憶領域に書き込み、続いて、少なくとも一つの前記記憶領域を書き込み禁止状態に設定する。
【0008】
また、本発明のデータ処理方法は、好ましくは、前記指標データは、前記カートリッジが収容する現像剤の有無、前記カートリッジを用いた前記画像形成の回数、前記カートリッジが収容する現像剤が無くなるまでに行われた前記画像形成の回数、並びに前記カートリッジを構成する部品の寿命経過の有無の少なくとも一つを示している。
【0009】
第2の発明のデータ処理装置は、カートリッジに収容された現像剤を用いて画像形成が行われる場合に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行うデータ処理装置であって、前記カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となり、前記カートリッジに収容された前記現像剤を用いた前記画像形成の履歴を示す指標データを、前記カートリッジが備える記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ書き込む書き込み手段と、前記カートリッジに収容された前記現像剤の有無を検出する現像剤有無検出手段と、前記現像剤有無検出手段によって前記現像剤が無いと検出された場合に、前記書き込み手段によって前記指標データが書き込まれた少なくとも一つの前記記憶領域を書き込み禁止状態に設定する設定手段と、前記複数の記憶領域のそれぞれに記憶されている前記指標データを比較する比較手段と、前記比較手段による前記比較の結果を基に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行う寿命判断手段とを有する。
【0010】
第3の発明のカートリッジは、画像形成装置に着脱自在に装着可能で、前記画像形成装置による画像形成に用いられる現像剤を収容するカートリッジであって、前記現像剤を収容する収容手段と、前記カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となり、前記収容手段に収容された前記現像剤を用いた前記画像形成装置による画像形成の履歴を示す指標データを記憶する記憶手段とを有し、前記記憶手段は、前記画像形成装置によって前記指標データがそれぞれ書き込まれる複数の記憶領域を有し、前記収容手段に前記現像剤が無いと判断された場合に、少なくとも一つの前記記憶領域が書き込み禁止状態に設定される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる電子複写装置について説明する。
図1は、本実施形態の電子複写装置1の構成図である。
図1に示すように、電子複写装置1は、例えば、プロセスカートリッジ8、給紙部10、給紙ローラ11,12、レジストローラ13、転写ローラ17、定着ローラ18、排出ローラ19およびデータ処理部20を有する。
ここで、プロセスカートリッジ8が本発明のカートリッジに対応し、データ処理部20が本発明のデータ処理装置に対応している。
【0012】
プロセスカートリッジ8は、電子複写装置1に対して着脱可能であり、図1に示すように、トナー収容部14、帯電部15および感光ドラム16をケース内に収容している。
また、プロセスカートリッジ8は、図2に示すように、データ処理部20によってデータが読み書きされるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) 30を有する。
ここで、EEPROM30が本発明の記憶手段に対応している。
【0013】
電子複写装置1では、給紙部12に収容された用紙が、給紙ローラ11,12によってレジストローラ13に向けて搬送された後、レジストローラ13によってプロセスカートリッジ8に向けて搬送される。
そして、プロセスカートリッジ8において、帯電部15によって感光ドラム16が帯電され、データ処理部20からの制御に基づいて図示しないLDユニット部が、印刷(複写)を行う画像信号に応じたパターンで感光ドラム16にレーザビームを照射する。
そして、レーザビームによって感光ドラム16に形成された静電パターンに対して、トナー収容部14に収容されたトナー(本発明の現像剤)が付着され、当該トナーが転写ローラ17によって用紙に転写(付着)される。
その後、定着ローラ18において、上記転写されたトナーが用紙に熱定着され、当該用紙が排出ローラ19によって電子複写装置1の外部に排出される。
【0014】
図3は、プロセスカートリッジ8のEEPROM30の記憶領域および記憶データについて説明するための図である。
図3に示すように、EEPROM30は、データ処理部20によって所定の条件で書き込み禁止状態に設定される記憶領域であるプロテクトエリア31と、常に書き込み可能状態に設定されている非プロテクトエリア32とを有する。
ここで、プロテクトエリア31および非プロテクトエリア32が、本発明の記憶領域にそれぞれ対応している。
【0015】
プロテクトエリア31および非プロテクトエリア32には、データ処理部20の制御に基づいた電子複写装置1の複写処理の過程あるいは一連の複写処理が終了した後に、データ処理部20によって同じ所定の指標データが書き込まれる。当該指標データは、プロセスカートリッジ8の寿命経過有無の判断の指標となり、トナー収容部14に収容されたトナーを用いた電子複写装置1による複写(画像形成)の履歴を示している。
図3に示すように、プロテクトエリア31および非プロテクトエリア32は、それぞれプロセスカートリッジ8のトナー収容部14が収容するトナーの有無を示す指標データE,E’、プロセスカートリッジ8を用いた複写の回数(総印字枚数)を示す指標データN,N’,トナー収容部14が収容するトナーが無くなるまでに行われた複写の回数(トナーエンプティ時印字枚数)を示す指標データE1,E1’、並びにプロセスカートリッジ8を構成する部品の寿命経過の有無(部品寿命有無)を示す指標データL,L’を記憶している。
【0016】
プロテクトエリア31には、プロセスカートリッジ8の出荷時に、部品寿命設定枚数を示す指標データLNのみが記憶されている。
また、非プロテクトエリア32には、プロセスカートリッジ8の出荷時にはデータは記憶されていない。
【0017】
電子複写装置1では、プロセスカートリッジ8が電子複写装置1に装着されると、データ処理部20が以下に示す処理を行う。
ここで、データ処理部20は、例えば、所定のプログラムを実行して以下の処理を行い、これにより、本発明のデータ処理装置の書き込み手段(ステップST8,ST12,ST24,ST25,ST28,ST32,ST33に対応)、現像剤有無検出手段(ステップST6に対応)、設定手段(ステップST13に対応)、比較手段(ステップST2〜ST5,ST21に対応)、寿命判断手段(ステップST23,ST31に対応)が構成される。
【0018】
図4〜図7は、データ処理部20の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
ユーザが、電子複写装置1にプロセスカートリッジ8をセットする。
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8がセットされたことを検出すると、ステップST2の処理が行われる。
【0019】
ステップST2:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8のEEPROM30のプロテクトエリア31から、トナーの有無を示す指標データEを読み出し、非プロテクトエリア32から指標データE’を読み出す。
そして、データ処理部20が、指標データEとE’とを比較し、これらが一致している場合にはステップST3の処理に進み、不一致の場合には図6に示すステップST21の処理に進む。
【0020】
ステップST3:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8のEEPROM30のプロテクトエリア31から、プロセスカートリッジ8を用いた複写の回数(総印字枚数)を示す指標データNを読み出し、非プロテクトエリア32から指標データN’を読み出す。
そして、データ処理部20が、指標データNとN’とを比較し、これらが一致している場合にはステップST4の処理に進み、不一致の場合には図6に示すステップST21の処理に進む。
【0021】
ステップST4:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8のEEPROM30のプロテクトエリア31から、トナー収容部14が収容するトナーが無くなるまでに行われた複写の回数(トナーエンプティ時印字枚数)を示す指標データE1を読み出し、非プロテクトエリア32から指標データE1’を読み出す。
そして、データ処理部20が、指標データE1とE1’とを比較し、これらが一致している場合にはステップST5の処理に進み、不一致の場合には図6に示すステップST21の処理に進む。
【0022】
ステップST5:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8のEEPROM30のプロテクトエリア31から、プロセスカートリッジ8を構成する部品の寿命経過の有無(部品寿命有無)を示す指標データLを読み出し、非プロテクトエリア32から指標データL’を読み出す。
そして、データ処理部20が、指標データLとL’とを比較し、これらが一致している場合にはステップST6の処理に進み、不一致の場合には図6に示すステップST21の処理に進む。
【0023】
ステップST6:
データ処理部20が、所定の基準に従って、トナー収容部14に収容されたトナーが空(エンプティ)か否かを検出し、空であると検出した場合には図5に示すステップST11の処理に進み、空ではないと検出した場合にはステップST7の処理に進む。
プロセスカートリッジ8にトナーが空になったことを検出する手段がある場合には、データ処理部20は当該手段から入力した検出信号を基に、上記検出を行う。
【0024】
ステップST7:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8、給紙ローラ11,12、レジストローラ13、転写ローラ17、定着ローラ18および排出ローラ19等を制御して、複写(印刷)動作を行う。
【0025】
ステップST8:
データ処理部20が、ステップST3で読み出した指標データN,N’が示す複写回数に、ステップST8で行った複写回数を加算した値を、新たな指標データN,N’としてEEPROM30に書き込む。
【0026】
以下、図4に示すステップST6で、データ処理部20が、所定の基準に従って、トナー収容部14に収容されたトナーが空であると検出した場合の処理を図5を参照して説明する。
ステップST11:
データ処理部20が、電子複写装置1に備えられた図示しない表示手段等に、トナーが空であることを示すアラームを表示するなどの処理を行う。
【0027】
ステップST12:
データ処理部20が、トナーが無いことを示す指標データEおよびE’をそれぞれプロテクトエリア31および非プロテクトエリア32に書き込む。
また、データ処理部20が、トナー収容部14に収容されたトナーが無くなるまでに行われた複写の回数を特定し、その特定した回数を示す指標データE1およびE1’をプロテクトエリア31および非プロテクトエリア32にそれぞれ書き込む。
【0028】
ステップST13:
データ処理部20が、プロテクトエリア31を書き込み禁止状態に設定する。
【0029】
次に、データ処理部20が、図4に示すステップST2〜ST5の比較の結果、不一致であると判断した場合に行う処理を、図6を参照して説明する。
ステップST21:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8のEEPROM30のプロテクトエリア31から、プロセスカートリッジ8を用いた複写の回数(総印字枚数)を示す指標データNを読み出し、非プロテクトエリア32から指標データN’を読み出す。
そして、データ処理部20が、指標データNとN’とを比較し、非プロテクトエリア指標N’がプロテクトエリア指標Nよりも大きければ書き換えられた不適正な指標データである為ステップST22の処理へ進み、前記以外であれば適正な指標データであるため、図7に示すステップST31の処理へ進む。
【0030】
ステップST22:
データ処理部20が、指標データNとN’とを加算する。
【0031】
ステップST23:
データ処理部20が、EEPROM30のプロテクトエリア31から、部品寿命設定枚数を示す指標データLNを読み出す。
そして、データ処理部20が、ステップST22の加算結果(N+N’)と、指標データLNとを比較し、加算結果(N+N’)が指標データLN以上の場合にプロセスカートリッジ8の部品の寿命が経過していると判断してステップST24以降の処理を進み、そうでない場合にプロセスカートリッジ8の部品の寿命が未経過であると判断してステップST28以降の処理に進む。
【0032】
ステップST24:
データ処理部20が、加算結果(N+N’)を新たな指標データN,N’としてそれぞれプロテクトエリア31及び非プロテクトエリア32に書き込む。
【0033】
ステップST25:
データ処理部20が、プロセスカートリッジ8を構成する部品の寿命経過の有りを示す指標データLおよびL’を、それぞれプロテクトエリア31および非プロテクトエリア32に書き込む。
【0034】
ステップ26:
データ処理部20が、電子複写装置1に備えられた図示しない表示手段等に、プロセスカートリッジ8の部品寿命が経過したことを示すアラームを表示するなどの処理を行う。
【0035】
ステップ27:
データ処理部20が、例えば、電子複写装置1に備えられた図示しない表示手段、あるいは、電子複写装置1に複写指示を出すコンピュータの表示手段などに、複写を継続するかを問い合わす表示を行い、継続しない旨の指示を受けた場合に図4に示すステップST1に戻り、ユーザによるプロセスカートリッジ8の交換が行われる。
一方、データ処理部20は、複写を継続する旨の指示を受けた場合に、ステップST6の処理に戻る。
【0036】
ステップ28:
ステップST24と同じくデータ処理部20が、加算結果(N+N’)を新たな指標データN,N’としてそれぞれプロテクトエリア31及び非プロテクトエリア32に書き込み、ステップST6の処理に戻る。
【0037】
次に、データ処理部20が図6に示すステップST21の結果、指標データNよりも指標データN’の方が大きい為、N’が適正指標データであると判断した場合に行う処理を図7を参照して説明する。
ステップ31:
データ処理部20が、EEPROM30のプロテクトエリア31から、部品寿命設定枚数を示す指標データLNを読み出す。
そして、データ処理部20が、指標データN’と指標データLNとを比較し、指標データN’が指標データLN以上の場合にプロセスカートリッジ8の部品の寿命が経過していると判断して図6のステップST25以降の処理を進み、そうでない場合にプロセスカートリッジ8の部品の寿命が未経過であると判断して図4のステップST6の処理に進む。
【0038】
以上説明したように、電子複写装置1では、プロセスカートリッジ8のEEPROM30のプロテクトエリア31をトナーエンプティ時に書き込み禁止状態にし、プロセスカートリッジ8が装着された後に、プロテクトエリア31および非プロテクトエリア32に記憶されている指標データを比較する。
そのため、電子複写装置1によれば、プロセスカートリッジ8がトナー収容部14のトナーを詰め替えて、EEPROM30に記憶されている指標データN’を不正に書き換えた不適正なものである場合に、プロテクトエリア31に記憶された指標データと非プロテクトエリア32に記憶された指標データとの比較の結果、不一致になり、その不正を検出できる。
【0039】
また、電子複写装置1では、上記比較の結果、一致している場合には通常の複写動作を行い、これらが一致していない場合には図6に示される部品寿命の経過有無の判断を行う。
そして、電子複写装置1では、図6に示すように、加算結果(N+N’)と指標データLNとを比較し、加算結果(N+N’)が指標データLN以上の場合にプロセスカートリッジ8の部品の寿命が経過していると判断する。
そのため、電子複写装置1によれば、上記不正を検出した場合に、実際の複写回数を特定でき、その結果を基に、プロセスカートリッジ8の部品の寿命が経過したか否かを正確に判断でき、その旨をユーザに通知できる。
これにより、電子複写装置1でプロセスカートリッジ8を使用中に、プロセスカートリッジ8が壊れて、不具合を起こすことを回避できると共に、リサイクル可能なプロセスカートリッジ8を正確に特定できる。
【0040】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、現像剤を収容したカートリッジの寿命経過の有無を高い信頼性で判断できるデータ処理方法、その装置およびカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の電子複写装置の構成図である。
【図2】図2は、図1に示すプロセスカートリッジの外観図である。
【図3】図3は、図2に示すプロセスカートリッジのEEPROMの記憶領域および記憶データについて説明するための図である。
【図4】図1に示すデータ処理部の制御の基に行われる電子複写装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示すデータ処理部の制御の基に行われる電子複写装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示すデータ処理部の制御の基に行われる電子複写装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1に示すデータ処理部の制御の基に行われる電子複写装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子複写装置、10…給紙部、11,12…給紙ローラ、13…レジストローラ、14…トナー収容部、15…帯電部、16…感光ドラム、17…転写ローラ、18…定着ローラ、19…排出ローラ、20…データ処理部、30…EEPROM、31…プロテクトエリア、32…非プロテクトエリア

Claims (7)

  1. カートリッジに収容された現像剤を用いて画像形成が行われる場合に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行うデータ処理方法であって、
    前記カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となり、前記カートリッジに収容された前記現像剤を用いた前記画像形成の履歴を示す指標データを、前記カートリッジが備える記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ書き込む第1の工程と、
    前記カートリッジに収容された前記現像剤の有無を検出する第2の工程と、
    前記第2の工程で前記現像剤が無いと検出された場合に、前記第1の工程で前記指標データが書き込まれた少なくとも一つの前記記憶領域を書き込み禁止状態に設定する第3の工程と、
    前記複数の記憶領域のそれぞれに記憶されている前記指標データを比較する第4の工程と、
    前記第4の工程での比較の結果を基に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行う第5の工程と
    を有する請求項1に記載のデータ処理方法。
  2. 前記第4の工程での比較の結果が前記複数の記憶領域に記憶されている前記指標データが異なることを示す場合に、前記複数の記憶領域に記憶されている、前記カートリッジを用いた前記画像形成の回数を加算し、当該加算の結果を基に前記カートリッジの寿命経過有無を判断する第6の工程
    をさらに有する請求項1に記載のデータ処理方法。
  3. 前記第6の工程において、前記カートリッジの寿命が経過したと判断した場合に、寿命が経過したことを示す前記指標データを、前記カートリッジの前記複数の記憶領域のそれぞれに書き込む
    請求項2に記載のデータ処理方法。
  4. 前記第3の工程において、前記第2の工程で前記現像剤が無いと検出された場合に、その旨を示す前記指標データを前記複数の記憶領域に書き込み、続いて、少なくとも一つの前記記憶領域を書き込み禁止状態に設定する
    請求項1〜3のいずれかに記載のデータ処理方法。
  5. 前記指標データは、前記カートリッジが収容する現像剤の有無、前記カートリッジを用いた前記画像形成の回数、前記カートリッジが収容する現像剤が無くなるまでに行われた前記画像形成の回数、並びに前記カートリッジを構成する部品の寿命経過の有無の少なくとも一つを示している
    請求項1〜4のいずれかに記載のデータ処理方法。
  6. カートリッジに収容された現像剤を用いて画像形成が行われる場合に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行うデータ処理装置であって、
    前記カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となり、前記カートリッジに収容された前記現像剤を用いた前記画像形成の履歴を示す指標データを、前記カートリッジが備える記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ書き込む書き込み手段と、
    前記カートリッジに収容された前記現像剤の有無を検出する現像剤有無検出手段と、
    前記現像剤有無検出手段によって前記現像剤が無いと検出された場合に、前記書き込み手段によって前記指標データが書き込まれた少なくとも一つの前記記憶領域を書き込み禁止状態に設定する設定手段と、
    前記複数の記憶領域のそれぞれに記憶されている前記指標データを比較する比較手段と、
    前記比較手段による前記比較の結果を基に、前記カートリッジの寿命経過有無を判断する処理を行う寿命判断手段と
    を有するデータ処理装置。
  7. 画像形成装置に着脱自在に装着可能で、前記画像形成装置による画像形成に用いられる現像剤を収容するカートリッジであって、
    前記現像剤を収容する収容手段と、
    前記カートリッジの寿命経過有無の判断の指標となり、前記収容手段に収容された前記現像剤を用いた前記画像形成装置による画像形成の履歴を示す指標データを記憶する記憶手段と
    を有し、
    前記記憶手段は、
    前記画像形成装置によって前記指標データがそれぞれ書き込まれる複数の記憶領域を有し、
    前記収容手段に前記現像剤が無いと判断された場合に、少なくとも一つの前記記憶領域が書き込み禁止状態に設定される
    カートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017146446A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム

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