JP3127923B2 - 画像記録装置のライフ管理システム及びその使用方法 - Google Patents

画像記録装置のライフ管理システム及びその使用方法

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JP3127923B2
JP3127923B2 JP02069244A JP6924490A JP3127923B2 JP 3127923 B2 JP3127923 B2 JP 3127923B2 JP 02069244 A JP02069244 A JP 02069244A JP 6924490 A JP6924490 A JP 6924490A JP 3127923 B2 JP3127923 B2 JP 3127923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、画像記録装置のライフ管理システム及び
その使用方法に係り、特に、ライフ管理基準となる消耗
部品にライフ管理ユニットが取り付けられたタイプにお
いて有効な画像記録装置のライフ管理システムの改良及
びその使用方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、複写機やプリンタ等においては、感光ドラム
等の消耗部品を定期的に交換することが必要であり、従
来におけるこの種の交換作業は、所謂Tech Rep(Techni
cal Repairerの略)が定期的にM/C(Machine)を保守点
検し、M/Cの画像記録回数をM/Cのカウンタ等でチェック
することにより行われていた。
ところが、特に、小型の複写機やプリンタにあって
は、市場に提供されているM/Cの台数がかなり多く、Tec
h Repによる消耗部品の保守点検作業を頻繁には行い難
い状況がでてきている。
このような状況下において、例えば、感光ドラム単
独、あるいは、感光ドラムにクリーナ等を付随させた形
のカートリッジをM/C本体に対して着脱自在に構成し、
このカートリッジの保証ライフを予め設定しておき、顧
客にカートリッジを予め買い取ってもらい、カートリッ
ジの交換を顧客自身に委ねるようにした方式(以下、プ
リペイドCRU方式という)が最近採用されつつある。
このようなプリペイドCRU方式にあっては、上記カー
トリッジの使用頻度を顧客自身に正確に通知することが
必要であり、従来この種の技術的手段としては、例え
ば、画像記録回数格納用の記憶媒体が含まれるライフ管
理ユニットをカートリッジ側に取付け、M/C本体内にカ
ートリッジを装着した際に、ライフ管理ユニットの記憶
媒体中の画像記録回数をM/C側の表示器に表示させるよ
うにしたライフ管理システムが既に提供されている(特
開昭58−195854号公報参照)。
このタイプにあっては、カートリッジが一旦取り外さ
れたとしても、ライフ管理ユニット内には取り外される
前の画像記録回数が保持されているので、カートリッジ
装着時において、上記表示器の表示により、カートリッ
ジの使用頻度を正確に把握することが可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したようなライフ管理システムにおい
て、ライフ管理ユニットの記憶媒体に対する画像記録回
数データの書き込みタイミングとしては、本来的には各
画像記録サイクル毎に行うことが自然であるが、このタ
イプにあっては、カートリッジの保証ライフを大きく設
定する上で問題になる。すなわち、機能保証の観点から
定められている記憶媒体の書き込み可能回数を越える範
囲でカートリッジの保証ライフを大きく設定しようとす
ると、記憶媒体の書き込み不良が生ずる虞れがあり、ラ
イフ管理の信頼性を損なうという課題が生ずる。
このような課題を解決するために、上記ライフ管理ユ
ニットの記憶媒体に対し、各画像記録ジョブ終了毎に画
像記録回数データを書き込むようにすることが考えられ
るが、一つの画像記録ジョブの途中でパワーオンしたよ
うな場合には、画像記録回数データの書き込みが行われ
ないということになり、上記記憶媒体に保持されている
画像記録回数データの信憑性が乏しく、ライフ管理の信
頼性を損なうという課題を生ずる。
また、上述したライフ管理システムにあっては、上記
カートリッジが保証ライフに到達する前段階で、例えば
ライフ管理ユニットの記憶媒体が壊れたような場合に
は、カートリッジの使用頻度が全く不明になってしま
い、ライフ管理の信頼性を損なうという課題も生ずる。
この発明は、上述した第一の技術的課題(ライフ管理
ユニットによる画像記録回数の管理不足)及び第二の技
術的課題(ライフ管理ユニットの壊れに対する対処不
足)を解決するためになされたものであって、比較的大
きな保証ライフの消耗部品に対しても、ライフ管理ユニ
ットに画像記録回数を正確に保持でき、あるいは、ライ
フ管理ユニットの壊れに対しても、消耗部品の使用頻度
を正確に把握でき、もって、消耗部品に対するライフ管
理の信頼性を向上させることが可能な画像記録装置のラ
イフ管理システム及びその使用方法を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、第一の技術的課題を解決するための発明
は、第1図(a)に示すように、ライフ管理基準となる
消耗部品2が含まれる記録モジュール1にて記録シート
3に画像を記録する画像記録装置において、上記ライフ
管理基準となる消耗部品2に取り付けられ、少なくと
も、消耗部品2のライフエンド情報及び画像記録回数情
報が保持される記憶媒体4aを有するライフ管理ユニット
4と、画像記録回数を単位回数毎に順次計数し、パワー
オフ時に計数値を保持する単位カウンタ5と、全画像記
録回数を単位カウンタ5の計数値に基づいて順次計数す
るトータルカウンタ6と、画像記録動作時に単位カウン
タ5の計数値が単位回数に達した条件下にて単位カウン
タ5の計数値に基づいて計数されたトータルカウンタ6
の計数値を上記ライフ管理ユニット4の記憶媒体4aに保
持させると共に、単位カウンタ5をクリア動作させ、更
に、パワーオン時の条件下、あるいは、画像記録動作時
に緊急休止事態が発生する条件下にて単位カウンタ5の
計数値に基づいて計数されたトータルカウンタ6の計数
値を上記ライフ管理ユニット4の記憶媒体4aに保持させ
ると共に、単位カウンタ5をクリア動作させるライフ管
理制御手段7とを備えたことを特徴とするものである
(請求項1)。
このような技術的手段において、上記記録モジュール
1としては、電子写真プロセスにて画像形成するものの
ほか、感熱記録、インクジェット記録等画像を記録し得
るものであれば適宜選択することができる。また、画像
形成システムについても、単色記録、複数カラー個別記
録、フルカラー重ね記録等適宜選択して差し支えない。
また、消耗部品2については、一つの機能部品だけで
もよいし、複数の機能部品を集めたカートリッジ部品で
あってもよい。
更に、上記ライフ管理ユニット4としては、少なくと
も、所定の情報が含まれる記憶媒体4aを備えたものであ
ればよく、記憶媒体4aとしては、EEPROM、不揮発性メモ
リ(NVM:Non Volatile Memory)等書き換え可能で、保
持データが不必要に消去されないものであれば適宜設計
変更することができる。
また、上記記憶媒体4aに最低限保持する情報として
は、ライフエンド情報及び画像記録回数情報である。
ここで、上記ライフエンド情報とは管理対象となる消
耗部品2に対して本来的に保証すべきライフ情報である
が、通常、画像記録装置の製造ライン上では、ある程度
のテスト画像記録が行われるので、このテスト画像記録
回数を本来的に保証すべきライフに加算した形で上記ラ
イフエンド情報を設定することが好ましい(請求項
7)。また、本来的に保証すべきライフを越えても、画
質が良好であれば消耗部品2を使用したいという要請下
においては、本来的に保証すべきライフよりも充分に大
きいものをライフエンド情報として選択するようにすれ
ばよい(請求項8)。
一方、画像記録回数情報とは、画像記録サイクルに対
応し、時々刻々と変化する情報であれば、記録シート3
の枚数、画像形成ユニットの回転数、トナーの消費量、
フューザウエブの消費量、帯電時間等適宜選択すること
ができる。そして、この情報を使って最良の画像記録を
行うためのプロセスが実現されるのである。
また、ライフ管理の性能により向上させるという観点
からすれば、記憶媒体4aには、次の消耗部品2の注文時
期を通知する注文時期情報や、ライフエンドに接近して
いることを警告する警告情報を具備させるようにするこ
とが好ましい(請求項9)。
更にまた、周囲の環境等により、ライフ管理ユニット
2を持てない消耗部品2であって、ライフ管理ユニット
2が取り付けられた消耗部品2と同一交換の対象となる
場合において、ライフ管理ユニットのない消耗部品のラ
イフ管理を確実に行うという観点からすれば、上記ライ
フ管理ユニット4の記憶媒体4aに他の消耗部品2の画像
記録回数情報をも格納するようにすることが好ましい
(請求項10)。
尚、上記記憶媒体4aに消耗部品2の特性情報、例えば
感光体特性(画像記録性能に影響する感光体の物性)等
を含ませておけば、消耗部品2の構成要素のチェック等
を容易に行うことが可能である。
また、単位カウンタ5の単位回数としては10回を始め
適宜選定することができる。また、トータルカウンタ6
としては、上記単位カウンタ5の計数値を基に計数され
るものであれば、アップカウント、ダウンカウントのい
ずれの方式でも差し支えないが、消耗部品2が壊れたよ
うな場合(感光ドラムが損傷した場合等)にてライフ補
償を考慮すると、画像記録回数として、画像記録可能残
り回数をそのまま出せるダウンカウント方式の方が好ま
しい(請求項11)。
また、ライフ管理制御手段7についても適宜設計変更
して差し支えないが、記憶媒体4aへの不要なセーブ動作
を極力回避するという観点からすれば、パワーオン時の
単位カウンタ5の計数値がゼロでないことを条件として
一連の処理を実行するように設計することが好ましい
(請求項2)。
また、記憶媒体4a中でのメモリクラッシュによる画像
記録回数情報の破壊対策としては、例えば、ライフ管理
ユニット4の記憶媒体4a内の所定アドレスに画像記録回
数情報を複数個書き込み、所定アドレスの複数個の画像
記録回数情報を多数決処理して読出すように設計すれば
よい(請求項12)。
また、画像記録回数情報が少なくともローバイト情報
を含む複数バイト情報である場合にあっては、ローバイ
ト情報の書き込み回数が必然的に多くなるため、記憶媒
体4aでの書き込み不良を確実に防止するという観点から
すれば、ローバイト情報が格納されるアドレスを複数ブ
ロックに分散させるようにすることが好ましい(請求項
13)。
この場合において、どのブロックにローバイト情報を
書き込むかの選択方式としては適宜設計変更して差し支
えないが、各ブロックに略均一に書き込むという観点か
らすれば、ローバイト情報の格納アドレスブロックをロ
ーバイト情報の上位バイト情報の上位複数ビットデータ
にて選択するようにすればよい(請求項14)。ここで、
ローバイト情報の上位バイト情報とは、例えば画像記録
回数情報が2バイト情報にて構成される場合はハイバイ
ト情報を指し、画像記録回数情報が3バイト情報にて構
成される場合には、ミドルバイト情報若しくはハイバイ
ト情報を指す。
また、消耗部品2がライフエンドになった際の処理に
ついては適宜選定して差し支えないが、画質低下につな
がるような消耗部品2の使用を回避し、また、顧客が記
憶媒体4aのデータを書き換えて悪用する事態を回避する
という観点からすれば、消耗部品2を使用不可能にする
ことが好ましい。
ここで、ライフエンド時に消耗部品2の使用を不可能
にする処理としては、ライフ管理ユニット4の記憶媒体
4aに、消耗部品2がライフエンドでないことを示すチェ
ックエリアデータを具備させ、ライフ管理制御手段7に
て、チェックエリアデータが確認された場合のみ消耗部
品の使用を可能にし、ライフエンド時に所定のアドレス
をアクセスすることによりチェックエリアデータの確認
を不可能にする(請求項15)等適宜選択することができ
る。
尚、上記チェックエリアデータの確認を不可能にする
方法としては、チェックエリアデータの読出しを禁止す
るか、あるいは、チェックエリアデータを破壊すること
により本来入っている値とは異なる値にし、チェックエ
リアデータとしては読み出せないようにする等適宜選択
して差し支えない。
一方、第二の技術的手段を解決するための発明は、第
1図(b)に示すように、ライフ管理基準となる消耗部
品2が含まれる記録モジュール1にて記録シート3に画
像を記録する画像記録装置において、上記ライフ管理基
準となる消耗部品2に取り付けられ、少なくとも、消耗
部品2の製品番号、ライフエンド情報及び画像記録回数
情報が保持される記憶媒体8aを有するライフ管理ユニッ
ト8と、全画像記録回数を計数するカウンタ9と、この
カウンタ9の計数値を上記ライフ管理ユニット8の記憶
媒体8aに保持させるライフ管理制御手段10と、画像形成
装置側に設けられ、上記ライフ管理ユニット8の記憶媒
体8a内に格納されている製品番号、画像記録回数情報が
含まれる使用遍歴リストを複数組記憶する使用遍歴記憶
手段11と、パワーオン時にライフ管理ユニット8の記憶
媒体8aから消耗部品2の製品番号及び画像記録回数情報
を読出した後に、消耗部品2が新しいものである場合に
は、新しく使用遍歴リストを追加してこれを選択する一
方、消耗部品2が中古品である場合には、使用遍歴記憶
手段11内の使用遍歴リストを検索し、リストになければ
当該消耗部品2を使用不可能とし、リストにあればそれ
を選択し、選択した使用遍歴リストをライフ管理データ
として採用する使用遍歴判別手段12とを備えたことを特
徴とするものである(請求項3)。
このような技術的手段において、上記記録モジュール
1,消耗部品2については、第1図(a)の発明と同様に
適宜設計変更でき、また、ライフ管理ユニット8につい
ても、記憶媒体8aに必ず格納すべき情報として、消耗部
品2の製品番号が加わっている以外は、第1図(a)に
係る発明のライフ管理ユニット4と同様である。
また、この発明におけるカウンタ9としては、全画像
記録回数を計数し得るものであれば適宜選択して差し支
えないが、第一の技術的課題を解決するという観点から
すれば、第1図(a)に示すような単位カウンタ及びト
ータルカウンタからなるカウンタを用いることが好まし
い。
更に、ライフ管理制御手段10については、カウンタ9
の構成に基づいて、このカウンタ9の計数値を記憶媒体
8aに保持させるものであれば適宜設計変更して差し支え
ない。
また、使用遍歴記憶手段11としては、書き換え可能
で、しかも、不必要に消去されないものであればNVMを
始め適宜選定することができ、また、使用遍歴リストの
数、リストの内容等についても適宜選定することがで
き、特に、同時交換対象となる複数の消耗部品2の使用
遍歴状態を正確に知るという観点からすれば、ライフ管
理対象となる消耗部品2と同じ交換対象となる他の消耗
部品2の使用遍歴をも格納するようにしておくことが好
ましい(請求項4)。
更にまた、使用遍歴判別手段12についても、所定のシ
ーケンスに基づいて使用遍歴リストを作成し、対象とな
る使用遍歴リストを選択し得るものであれば適宜設計変
更して差し支えない。
また、この技術的手段を使用して、ライフ管理対象と
なる消耗部品2がライフ前に破壊された場合のライフ補
償方式として、二つの方式が任意に選択され得る。
その一つは、使用遍歴リストを検索することにより消
耗部品2の使用遍歴を把握し、この使用遍歴に基づく残
りのライフ分をクレジット補償するようにしたものであ
る(請求項5)。
また、他の一つは、使用遍歴リストを検索することに
より消耗部品2の使用遍歴を把握し、この使用遍歴に基
づく残りのライフ分を新たな消耗部品2のライフエンド
情報として、そのライフ管理ユニット8の記憶媒体8a中
に設定し、この新たな消耗部品2にてライフ補償するよ
うにしたものである(請求項6)。
〔作用〕
第1図(a)に示す技術的手段において、ライフ管理
制御手段7の基本的作用は、画像記録動作時に、単位カ
ウンタ5が単位回数に達したタイミングで上記ライフ管
理ユニット4の記録媒体4aに単位カウンタ5の計数値に
基づくトータルカウンタ6の計数値を保持させると共
に、単位カウンタ5をクリア動作させる。
一方、上記ライフ管理制御手段7の例外的作用は、パ
ワーオン時、あるいは、画像記録動作時に緊急休止状態
が発生した際に、上記ライフ管理ユニット4の記録媒体
4aに単位カウンタ5の計数値に基づくトータルカウンタ
6の計数値を保持させると共に、単位カウンタ5をクリ
ア動作させる。
また、第1図(b)に示す技術的手段においては、使
用遍歴判別手段12は、パワーオン時にライフ管理ユニッ
ト8の記憶媒体8aから消耗部品2の製品番号及び画像記
録回数情報を読出した後に、消耗部品2が新品か中古品
であるか否かを判別し、消耗部品2が新しいものである
場合には、新しく使用遍歴リストを追加してこれを選択
する一方、消耗部品2が中古品である場合には、使用遍
歴記憶手段11内の使用遍歴リストを検索し、リストにな
ければ当該消耗部品2を使用不可能とし、リストにあれ
ばそれを選択し、選択した使用遍歴リストをライフ管理
データとして採用する。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳
細に説明する。
目次 I.システムの概要 (1)システムの適用装置全体構成 (2)システムの適用対象 (2−a)プリントカートリッジCRU (2−b)フューザウエブCRU (3)システムの全体構成 II.プリントカートリッジCRUのライフ管理 (1)概要 (2)EEPROM (2−a)基本仕様 (2−b)インタフェースのハードウエア (2−c)ライトシーケンス (2−d)リードシーケンス (2−e)内部データ (3)プリント枚数のカウント方式 (3−a)EEPROMのメモリマップ (3−b)各ByteのRead時の多数決処理 (3−c)Low Byteの選択方式 (3−d)EEPROMへのセーブ処理 (3−e)10枚カウンタの採用 (3−f)ダウンカウント方式の採用 (3−g)EEPROMの破壊処理 (4)ヒストリファイル (4−a)基本構成 (4−b)データ構造 (4−c)リスト選択処理 (5)パワーオン時の処理 (6)プリント時の処理 (7)異常時処理 (8)ダイアグ時の処理 III.フューザウエブCRUのライフ管理 (1)ライフ管理の前提 (1−a)ウエブモータの制御方式 (1−b)ウエブセンサ (2)ライフ管理内容 (2−a)ウェブモータの積算オン時間 (2−b)エンドオブライフ (2−c)ウエブカウンタのリセット方式 (2−d)ヒストリファイル IV.ライフ補償 (1)概要 (2)ライフ補償方式 (2−a)クレジット(CREDIT)方式 (2−b)ライフコンペンセーション(LIFE COMPENSAT
ION)方式 (3)CRUの交換態様 (4)CPU生産時の留意点 V.システムの変形例 (1)RUN−TO−FAILUER方式 (2)フューザウエブCRUのライフ管理変形例 I.システム概要 (1)システムの適用装置全体構成 第2図はこの発明が適用されるリモートプリンタの全
体構成を示すものである。
同図において、リモートプリンタは、ホストコンピュ
ータ21からの通信用言語(例えばPOSTSCRIPT,INTERPRES
S等)からなる転送画像データDT0を所定形式の画像デー
タDTに変換して転送する電子サブシステム(以下、ESS
〔Electronic Sub System]と略す))22と、このESS22
からの画像データDTに基づいて図示外の記録用紙に画像
を再現する画像出力端末(以下、IOT〔Image Output Te
rminal]と略す)23とを備えている。
そして、上記IOT23は、例えば、所謂電子写真方式が
採用され、ESS21からの転送画像が記録用紙にモノカラ
ー(例えば黒)にて記録される記録モジュール30を具備
している。
この記録モジュール30の構成要素を第3図に基づいて
説明すると、同図において、31は感光ドラム、32は感光
ドラム31を予め帯電する帯電コロトロン、33は感光ドラ
ム31上に転送画像に対応した潜像を形成するROSユニッ
ト(Raster Output Scanner Unit)、34はROSユニット3
3からのビームにて感光ドラム31上に形成された潜像を
黒トナーにて現像する例えば磁気ブラシ方式の現像ユニ
ット、35は感光ドラム31上の潜像電位を均一に下げる転
写前処理コロトロン、36は供給される用紙37を帯電して
感光ドラム31上のトナー像を用紙37側へ転写させる転写
コロトロン、38は転写工程後に用紙37側の電荷を除去し
て用紙37を感光ドラム31から剥離させるディタックコロ
トロン、39は感光ドラム31上の残留トナーを除去するク
リーナ、40は感光ドラム31上の残留電荷を除去する除電
ランプ、41は転写工程後の用紙37上の未定着トナー像を
定着するヒートロール方式の定着ユニット(以下、フュ
ーザという)、42はフューザ41のヒートロール41aにフ
ューザオイルを供給するフューザウエブである。
そして、この実施例においては、上記感光ドラム31,
帯電コロトロン32,クリーナ39及び除電ランプ40が一体
化されてプリントカートリッジCRU(Customer Replacea
ble Unitの略)50を構成しており、また、フューザウエ
ブ機構全体が一体化されてフューザウエブCRU60を構成
しており、各CRU50,60は図示外の機器フレームに対して
着脱自在に装着されるようになっている。
(2)システムの適用対象 (2−a)プリントカートリッジCRU この実施例におけるプリントカートリッジCRU50は、
第4図に示すように、感光ドラム31等の各部品が保持さ
れるユニットケース51を有し、このユニットケース51の
取付開口51aにライフ管理ユニット52を付設したもので
ある。
このライフ管理ユニット52は、第5図(a)(b)に
示すように、プリント枚数のエンドオブライフ値やプリ
ント可能枚数等のデータが保持されるEEPROM54を基板53
に取付けたものであり、この基板53にコネクタ55を接続
すると共に、このコネクタ55を上記ユニットケース51の
所定部位に図示外のネジ等で固着したものである。そし
て、上記プリントカートリッジCRU50が第4図の矢印で
示す挿入方向から機体フレームの所定部位に装着された
段階において、上記EEPROM54がコネクタ55を介してIOT2
3のコントロールボード70(第7図参照)に接続される
ようになっている。尚、第5図中、符号56はコネクタ55
の挿入部、57はコネクタ55を機体フレーム側の図示外の
コネクタに接続する際のガイドロッド、58は上記コネク
タ55をユニットケース51に取り付けるための取付孔であ
る。
(2−b)フューザウエブのCRU フューザウエブCRU60は、第6図に示すように、フォ
ーザオイルが滲み込んだフューザウエブ42が予め巻き付
けられ、順次供給されるウエブ供給ロール61と、供給さ
れたフューザウエブ42を巻き取るウエブ回収ロール62
と、上記フューザ41のヒートロール41aにフューザウエ
ブ42を押圧する押圧ロール63と、上記ウエブ回収ロール
62を駆動するウェブモータ64と、ウューザウエブCRU60
が所定位置にセットされ、かつ、新品であるか否かを検
知するウエブセンサ65とを備えている。
この実施例において、上記ウエブセンサ65は、所定の
回転軸66に所定の角度関係をもって半径方向に延びる一
対のアーム67,68を所定の角度関係にて突設し、ウエブ
供給ロール61のウエブ外周面に一方のアーム67を押圧接
触させ、また、ウエブ供給ロール61が新品である場合の
みフォトカプラ69の光路を遮るように、フォトカプラ69
の光路中に前記他方のアーム68を配置するようにしたも
のである。
このフューザウエブCRU60は、プリントカートリッジC
RU50のようなライフ管理ユニット52を具備しておらず、
もっぱらIOT23のコントロールボード70側にてライフ管
理されている。
(3)システムの全体構成 第7図において、符号70はIOTコントロールボードで
あり、CPU71,メモリ72,I/Oポート73及びシステムバス74
からなるマイクロコンピュータシステムを構成してい
る。このIOTコントロールボード70は、各種操作を行う
コンソールパネル75、コンソールパネル75上に設けられ
てIOT23の状態に関するメッセージを表示する液晶表示
パネル(以下、LCD[Liquid Crystal Display Panel]
と略記する)76、ROSユニット33、現像ユニット34、フ
ューザ41、プリントカートリッジCRU50(EEPROM54を含
む)、フューザウエブCRU60(ウエブモータ64等)、上
記転写部位へ順次用紙37を供給するための用紙搬送系77
等を制御するものである。
この実施例において、上記メモリ72には、ESS22から
のプリントジョブ指示に従って記録モジュール30の記録
動作過程を制御する記録モジュールコントロールプログ
ラム、ESSからのプリントジョブ指示に従って用紙搬送
系77を制御する用紙搬送プログラム、プリントカートリ
ッジCRU50及びフューザウエブCRU60のライフ管理を行う
ライフ管理プログラム等が予め格納されている。
II.プリントカートリッジCRUのライフ管理 (1)概要 個々のプリントカートリッジCRU50に付設されている
ライフ管理ユニット52のEEPROM54内には、予めエンドオ
ブライフ(End Of Life)値等がセーブされており、こ
のエンドオブライフ値まではプリント可能とし、エンド
オブライフ値に達したプリントカートリッジCRU50につ
いては、エンドオブライフの検知に基づいて上記EEPROM
54内のデータを破壊し、ソフトウエアにてプリントカー
トリッジCRU50の使用を不可能にする。
また、一定の周期でプリント可能残り枚数をEEPROM54
内にセーブし、プリントカートリッジCRU50が取り外さ
れてもどの程度使用したかの使用頻度が把握できるよう
にする。
更に、ライフ前にEEPROM54が壊れたりしたとしても、
どの程度使用したかの使用履歴を見ることができるよう
にする。
(2)EEPROM (2−a)基本仕様 この実施例に係るEEPROM54は、SGS−THOMSON社製ST24
C02のカスタム品である。尚、このST24C02は2K Bit Ser
ial 2 Wire Bus COMS EEPROMである。
Bus Timing Bus Timingは第8図(a)に示すようなタイミングで
ある。同図において、SCLはSerial Clockの略、SDAはSe
rial Dataの略であり、以下同様に省略する。
この場合、ライトサイクル(以下、Write Cycleで示
す)のStop Condition後のStart Conditionは、EEPROM
のErase/Programに最大10msec.かかるため、10msec.以
上間隔をとることが必要である。また、リードサイクル
(以下、Read Cycleで示す)のStop Condition後のStar
t Conditionは4.7usec.以上間隔をとることが必要であ
る。
Data Change Data ChangeはSCLがローレベル(以下、Lowで示す)
の時にのみ行う。
Acknowledge Acknowledge(以下、ACKで略す)はSCLがハイレベル
(以下、Highで示す)の時のSDA Lowで表される。
Start/Stop Condition 第8図(b)に示すように、Start ConditionはSCL H
igh中にSDAがHighからLowに変化した時の信号にて定義
され、Stop ConditionはSCL High中にSDAがLowからHigh
に変化した時の信号にて定義される。
Device Addressing(Slave Address/8Bit) Device Addressingは第8図(c)に示すような信号
にて定義される。
同図において、上位4Bit“1010"はST24C02の識別信号
であり、最下位BitはRead/Write(Read…1,Write…0)
の選別信号であり、残りの3Bit“000"はデバイスアドレ
ス(EEPRMを複数個接続した場合のICを選択するための
アドレス)である。
Write Operations ◎Byte Write これは指定したAddressに1ByteのDataをWriteするも
のであり、第8図(d)に示すような信号の送受信にて
実現される。同図において、Word AddressはWriteする
メモリ内Address(00h〜FFh)であり、Dateは上記Addre
ssにWriteするDateである。
◎Page Write これは指定したAddressより連続した8Byte Dataを連
続してWriteするものであり、第8図(e)に示すよう
な信号の送受信にて実現される。同図において、Word A
ddressは8ByteのDataをWriteするメモリ内の先頭Addres
sであり、Data n〜Data n+7は上記指定されたAddress
にWriteするDateである。
Acknowledge Polling これはWrite Cycleが終了したことを確認するための
ものである。具体的には、ST24C02はWrite時のStop Con
ditionによってメモリへのErage/Programを開始し、Era
ge/Program中にSlave Addressを受信してもACKを送信せ
ず、Erage/Programが終了した段階でACKを送信するよう
になっている。
Read Operations ◎Current Address Read これはWord Addressを指定せずに1回前のアクセス
(Read/write)したAddress+1のDataをReadするため
のものであり、第8図(f)に示すように、ST24C02がS
top Conditionの後にRead Slave Addressを受信するこ
とによりCurrent Address Readを実現する。このとき、
マスタはData受信後にACKの代わりにHigh LevelとStop
Conditionとを送信するようになっている。
◎Randam Read これはマスタが指定したST24C02内のメモリをリード
するものであり、第8図(g)に示すように、ST24C02
がCurrent Address Readプロトコルの前にダミーとして
Write Slave AddressとWord Addressとを受信すること
によりRandam Readを実現する。
◎Sequential Read これはST24C02内のメモリを連続してReadするもので
あり、第8図(h)に示すように、ST24C02がCurrent A
ddress Read/Randam ReadのData送信後にACKを受信する
ことによりSequential Readを実現し、前Word Address
+1のDataを送信し続ける。
(2−b)インタフェースのハードウエア 第9図はEEPROMインタフェースのハードウエアを示
す。
同図において、EEPROM54は、IOTコントロールボード7
0からのSCL(Serial Clock)をCKポートから取り込み、
IOTコントロールボード70とDAポートとの間でSDA(Seri
al Data)の送受信を行うようになっている。この実施
例においては、IOTコントロールボード70には一つのEEP
ROM54が接続されており、EEPROM54との1ByteのDataのや
りとりは“ACK"含めると、9Clock必要である。
また、EEPROM54には所定レベルの電圧VPPが印加され
る共に、EEPROM54のA0〜A3ポート(EEPROM54を複数個接
続する際に使用するポート)は接地されている。
(2−c)ライトシーケンス 第10図はこの実施例に係るEEPROM54のライトシーケン
スを示す。尚、この実施例では、ST24C02のWrite Opera
tionsのByte Write+Page Writeのモードを使用する。
同図において、IOTコントロールボード70は、出力ポ
ートに設定した(ステップ〔以下STと略す〕1)後“St
art Condition"を送信すると共に、“Slave Address Wr
ite Mode"を送信する(ST2,3)。
この後、IOTコントロールボード70は、入力ポートに
設定した(ST4)後、Acknowledge受信チェック(ST5〜S
T10)を行う。
ここでいうAcknowledge受信チェックは、先ず、EEPRO
M54側から“ACK"を受信するか否かをチェックするもの
で、“ACK"を受信すれば、次のステップ(ST11)へ進む
が、“ACK"を受信しなければ、出力ポートに設定した
(ST6)後に、慎重を期して“Stop Condition"を9回送
信し(ST7)、“NACK(Not Acknowledge)”が5回以上
きたか否かをチェックし(ST8)、5回未満であればEEP
ROMの制約から10msec待った(ST9)後にST1へ戻り、ま
た、ST8において5回以上になれば、EEPROMが壊れてい
るとして入力ポートに設定した(ST10)後処理を終了す
る。
ここで、ST7において、“Stop Condition"を9回送信
しているのは以下の理由による。すなわち、EEPROMが
“Stop Condition"を検出できるのは最悪9Clock中の1Cl
ockだけであり、一方、Write Mode(後述するRead Mode
においても同様)は“Stop Condition"でのみ完結する
ので、EEPROMが“Stop Condition"を確実に受信するに
は、9回の受信機会が必要になるためである。
しかる後、IOTコントロールボード70は、ST11におい
て出力ポートに設定した後、Write先Addressを送信し
(ST12)、次いで、入力ポートに設定した後にACK受信
チェックを行う(ST13,14)。
このST14においてACKを受信すると、IOTコントロール
ボード70は連続Data Write処理を行う(ST15〜ST19)。
ここで、連続Data Write処理は、先ず、出力ポートに
設定した(ST15)後、1Byte Dataを送信し(ST16)、入
力ポートに設定した後にACK受信チェックを行い(ST17,
18)、“ACK"を受信した段階で、次のData送信を行うか
否か判定し(ST19)、次のData送信を行わないと判定す
るまで再度ST15〜ST19の処理を繰り返す。
そして、ST19において次のData送信を行わないと判定
した時点で、IOTコントロールボード70は出力ポートに
設定する(ST20)と共に、“Stop Condition"を送信し
(ST21)、一連の処理を終了する。
(2−d)リードシーケンス 第11図はこの実施例に係るEEPROM54のリードシーケン
スを示す。尚、この実施例では、ST24C02のRead Operat
ionsのRandam Read+Sequential Readのモードを使用す
る。
同図において、IOTコントロールボード70は出力ポー
トに設定した(ST1)後“Start Condition"を送信する
と共に、“Slave Address Write Mode"を送信する(ST
2,3)。
この後、IOTコントロールボード70は、入力ポートに
設定した(ST4)後、ACK受信チェック(ST5〜ST10)を
行う。
そして、ST5において“ACK"を受信すると、IOTコント
ロールボード70は、出力ポートに設定した(ST11)後、
Read先Addressを送信し(ST12)、次いで、入力ポート
に設定した後にACK受信チェックを行う(ST13,14)。
このST14において“ACK"を受信すると、IOTコントロ
ールボード70は出力設定した(ST15)後に“Start Cond
ition"を送信する(ST16)と共に、“Slave Address Re
ad Mode"を送信し(ST17)、次いで、入力ポートに設定
すると共に、ACK受信チェックを行う(ST18,19)。
そして、ST19において“ACK"を受信すると、連続Data
Read処理を行う(ST20〜ST24)。
ここで、連続Data Read処理は、先ず、1Byte Dataを
読み出し(ST20)、次いで、次のDataを読み出すか否か
を判定し(ST21)、次のDataを読み出すのであれば、出
力ポートに設定した後にACK受信チェックを行い(ST22,
23)、“ACK"を受信した段階で、再度入力設定し(ST2
4)、1Byte Dataを読み出す(ST20)。そして、次のDat
aを読み出さないと判定するまで、ST20〜ST24の処理を
繰り返す。
そして、ST21において次のDataを読み出さないと判定
した時点で、IOTコントロールボード70は出力ポートに
設定する(ST25)と共に、“Stop Condition"を送信し
(ST26)、一連の処理を終了する。
(2−e)内部データ この実施例において、EEPROM54は以下のような情報を
記憶している。
プリント可能残り枚数 これはプリント枚数そのものではなく、あと何枚プリ
ントできるかを示すものであり、顧客のプリント使用頻
度を直接的に表示するものである。
Re−Orderプリント枚数(Re−Order Point) これは顧客に“Re−Order(再注文)”を促すもので
あり、この実施例ではEnd Of Lifeプリント枚数までの
プリント残り枚数10K[2710h](具体的にはプリント枚
数40.1Kに相当)がセーブされている。
Warningプリント枚数(Warning Point) これは顧客に“Warning(警告)”を促すものであ
り、この実施例ではEnd Of Lifeプリント枚数までのプ
リント残り枚数5K[1388h](具体的にはプリント枚数4
5.1Kに相当)がセーブされている。
End Of Lifeプリント枚数(End Of Life Point) この実施例ではエンドオブライフ値50.1K[00C364h]
がセーブされている。そして、このエンドオブライフ値
50.1Kは顧客に対する補償ライフ50Kに製造ライン等のテ
ストプリント分0.1Kを考慮したもので設定されている。
CRU Differentiation(OEM別ID Number) これはOEM(Original Equipment Manufacturingの
略)別の識別ナンバ(ID Number)であり、例えば1Byte
Dataとしてセーブされている。
より具体的に述べると、このID Numberは、相手先の
特殊な要求仕様に合致させた製品と一般の製品とを識別
するもので、例えば、寒冷地域向け仕様や高温多湿地域
向け仕様等応じて感光材の感度を異ならせたり、現像剤
の組成を異ならせたりした場合に、これらの製品を識別
する上で用いられるものである。
Batch Nnmber これは製造番号(Serial Number)を意味し、例えば6
Byte Dataとしてセーブされている。
(3)プリント枚数のカウント方式 (3−a)EEPROMのメモリマップ この実施例において、EEPROM内に記憶させるプリント
残り可能枚数のDataはこの実施例では0〜50.1Kである
が、後述するV−(1)RUN TO FAILURE方式では例えば
120Kになるため、これらをも考慮して、3バイトカウン
タ(3Byte Counter)が使用される。
この3バイトカウンタの3Byte(High Byte/Middle By
te/Low Byte)はプリント使用頻度を知る上で重要な値
であり、何らかの原因で破壊された場合を想定し、High
Byte/Middle Byteは同じ値を5個持ち、Low Byteは同
じ値を3個持つようになっている。そして、各Byteを読
み出す際には夫々のDataが異なる場合を想定して多数決
処理が行われる。
また、この実施例で用いられるEEPROMの書き込み可能
カウント値(Write Enable Count)を考慮すると、同じ
アドレス(Address)に1万回以上書き込まないように
することが必要であり、この実施例においては、Low By
teはトータルプリント枚数に応じて16ブロックに分散し
て記憶されるようになっている。
ここで、この実施例において用いられるEEPROMのメモ
リマップを第12図に示す。
同図において、“Low Byte(Counter1〜Counter3)”
がAdr(Addressの略)〜Adrに分散して格納され、
“Middle Byte/High Byte(Counter1〜Counter5)”がA
dr/Adrに格納され、“Re−Order Point",“Warning
Point",“End Of Life Point",“CRU Differention",
“Batch Number"がAdr〜Adrに夫々格納され、更
に、“CRU Check Area"がAdrに格納されている。
ここで、上記“CRU Check Area"はエンドオブライフ
のCRUか否かをチェックするために使用されるものであ
り、初期値として予め決められた値例えば“5Ah"が設定
され、エンドオブライフ時に、EEPROMのデータを破壊す
ることにより結果として“5Ah"でない値が設定されるも
のである。
(3−b)各ByteのRead時の多数決処理 3バイトカウンタの各Byteを複数個(3個あるいは5
個)書き込むことに伴って、各Byteの複数個のDataが異
なることが想定され、この場合において、Read時にどの
Dataを特定すべきかの処理が必要になる。
第13図,第14図はこの実施例において採用されたLow
Byte(3個)及びMiddle Byte/High Byte(5個)の多
数決処理フローである。
第13図において、先ず、Low Byteの3個のData1〜Dat
a3を抽出した(ST1)後、Data1=Data2か否かをチェッ
クし、Data1=Data2であればData1を選択する(ST2,
3)。
一方、Data1≠Data2の場合には、Data1=Data3か否か
をチェックし(ST4)、Data1=Data3であればData1を選
択する(ST3)。そして、Data1≠Data3の場合には、Dat
a2=Data3か否かをチェックし(ST5)、Data2=Data3で
あればData2を選択し(ST6)、また、Data2≠Data3(総
てのDataが異なる場合)であれば先頭のData1を選択す
る(ST3)。
このようにして、選択するDataが決定された段階にお
いて、Low Byte(3個)の多数決処理が終了する。
また、第14図においては、先ず、Middle Byte/High B
yteの5個のData1〜Data5を抽出した(ST1)後、Data1
と残りのDataとを比較する(ST2)。
この場合において、残りのDataの中にData1と同じも
のが2つ以上あるか否かをチェックし(ST3)、2つ以
上あればData1を選択する(ST4)。
同じものが2つ以上ない場合には、Data1=Data2か否
かをチェックし(ST5)、Data1=Data2であればData3=
Data4=Data5か否かをチェックし(ST6)、Data3=Data
4=Data5であればData3を選択する(ST7)。一方、Data
3≠Data4≠Data5であればData1を選択する(ST4)。
また、ST5において、Data1≠Data2であればData1=Da
ta3 or Data4 or Data5か否かをチェックし(ST8)、Da
ta1=Data3 or Data4 or Data5であれば残りの3Dataが
相互に一致するか否かをチェックし(ST9)、残りの3Da
taが相互に一致すればData2を選択する(ST10)。一
方、残りの3Dataが相互に一致しなければData1を選択す
る(ST4)。
更に、ST9において、Data1≠Data3 or Data4 or Data
5であれば、Data2とData3〜Data5とを比較する(ST1
1)。そして、Data3〜Data5の中にData2と同じものが1
以上あるか否かチェックし(ST12)、同じものが1以上
あればData2を選択する(ST10)。もし、同じものが1
以上ない場合にはData3=Data4=Data5か否かをチェッ
クし(ST6)、Data3=Data4=Data5であればData3を選
択する(ST7)一方、Data3≠Data4≠Data5であればData
1を選択する(ST4)。
このようにして、選択するDataが決定された段階にお
いて、Niddle Byte/High Byte(5個)の多数決処理が
終了する。
(3−c)Low Byteの選択方式 第15図はこの実施例で採用されたLow Byteの選択方式
を示す。
同図において、16ブロック(Adr〜Adr)中のどの
ブロックをLow Byteとして使用するかはMiddle Byte(a
0…a7)の上位Nibble(a4…a7)に基づいて選択され
る。
の如くである。
この方式によれば、Low Byteは1ブロック当たり最大
4095回書き込まれることになり、EEPROMの寿命(同一Ad
dressに対し1万回未満のWrite)を充分満足するものに
設定される。
(3−d)EEPROMへのセーブ処理 第16図はEEPROMへのセーブ処理フローを示す。
同図において、先ず、High Byteが変更になるか否か
を判定し(ST1)、High Byteが変更になると判定した際
にはHigh ByteをWriteとした(ST2)後に、そうでない
場合には直ちにST3へ進む。
そして、ST3Tにおいて、Middle ByteからLow Byteの
選択ブロック(Adr)を計算した後、Middle Byteが変更
になるか否かを判定し(ST4)、Middle Byteが変更にな
ると判定した際にはMiddle ByteをWriteした(ST5)後
に、そうでない場合には直ちに、ST3にて計算された選
択ブロックにLow ByteをWriteする(ST6)。
この後、ST7において書き込んだDataをReadし(ST
7)、読出したDataが書き込んだDataと同じか否かをチ
ェックし(ST8)、同じであればセーブ処理を終了す
る。
一方、ST8において、読出したDataが書き込んだData
と異なる場合には、NGとして再度ST1〜ST8までの処理を
繰り返し、連続5回NGが続いた場合には、M/C(Machine
の略)内の用紙を排出してサイクルダウン処理し(ST9,
10)、しかる後、EEPROMが壊れていることを示す“EEPR
OM壊れ表示”を行い(ST11)、一連の処理を終了する。
(3−e)10枚カウンタの採用 IOTは、第17図に示すように、プリント残り可能枚数
を計数するトータルカウンタ81のほかに、プリント枚数
を10枚毎に計数する10枚カウンタ82をメモリ72の不揮発
性メモリ(以下、NVM[Non Volatile Memory]と略記す
る)領域に備えている。
この10枚カウンタの使用目的は、 EEPROM54に10枚毎にセーブするタイミングをとり、 セーブ前にパワーオフされたときの補正を行うためで
ある。
尚、NVMの壊れ等により10枚カウンタの値が11以上で
あった場合は10とする。
この実施例においては、10枚カウンタを用いて以下の
処理が行われる。
◎パワーオン時(第20図参照) パワーオン時に10枚カウンタ82の値が0でなかった場
合、トータルカウンタ81から10枚カウンタ82の値を引
き、この値をEEPROM54にセーブする。
模式的に書くと、 トータルカウンタ−10枚カウンタ(≠0) →トータルカウンタ →EEPROM となる。
ここで、10枚カウンタ82が0でない状態は、EEPROMに
カウント値がセーブされた場合に発生する。尚、10枚カ
ウンタの0クリアタイミングは、EEPROMへのセーブ処理
(第16図参照)のST7,8の処理で“Verify OK"の時であ
る。従って、EEPROMへのセーブ処理が完了した時点で10
枚カウンタ82は0クリアされる。
◎プリント時(第21図参照) プリントを開始して10枚カウンタ82が10になった場
合、あるいは、サイクルダウン/シャットダウン発生時
にトータルカウンタ81から10枚カウンタ82の値を引き、
この値をEEPROM54へセーブする。
模式的に書くと、 トータルカウンタ−10枚カウンタ →トータルカウンタ →EEPROM となる。
(3−f)カウントダウン方式の採用 これはプリントボリュームをカウントダウンする方式
である。
この方式は、第21図に示すように、プリントを開始し
てフューザ出口スイッチSW(フューザ41の出口部位に配
設されて用紙が通過することを検知するスイッチ:第3
図参照)のオフタイミングで10枚カウンタ82をインクリ
メントし(ST1,2)、トータルカウンタ81から計算のみ
減算し(ST3)、この計算値が“End of Life"“Warnin
g"“Re−Order"か否かをチェックし(ST4,9,11)する。
そして、10枚カウンタ82が10になった時(ST13)、あ
るいは、サイクルダウン/シャットダウン時(ST17)
に、トータルカウンタ81から10枚カウンタ82の値を引き
(カウントダウン)(ST15,18)、この値をEEPROMにセ
ーブする(ST16,19)。
(3−g)EEPROMの破壊処理 IOTコントロールボード70は、CRUがエンドオブライフ
に達した段階で、EEPROM内の所定のアドレス(TBD Addr
ess)をアクセスし、EEPROMを使用不可にする(第20図S
T24,第21図ST7参照)。
この実施例においては、EEPROM内の所定のアドレスを
アクセスすることにより、EEPROM内のデータが破壊され
る。すると、EEPROMのSerial Dataは全て“Low Level"
出力になるため、例えば、“CRU Check Area"を読み出
しても、“00h"という値になり、決して“5Ah"と読むこ
とはできない。これによって、このカートリッジはライ
フエンドのもの、すなわち、既に壊されたものであると
判断されるようになっている(第21図ST11,12参照)。
(4)ヒストリファイル(History File) (4−a)基本構成 このヒストリファイル100は、第18図に示すように、
顧客がどのCRUをどの程度使用したかを知るために、プ
リントカートリッジCRU50及びフューザウエブCRU60の使
用遍歴データを記憶するものである。
このヒストリファイル100はIOTコントロールボード70
上のNVM上に作成されるものであり、EEPROM54、プリン
トカウンタ80(トータルカウンタ81,10枚カウンタ82に
相当)、ウエブカウンタ(フューザウエブCRUのウエブ
モータオン可能残り時間を計数するカウンタ)90及びEE
PROM54に格納されている使用遍歴データをファイルでき
るようになっている。尚、上記ウエブカウンタの詳細に
ついてはIII(2)において詳述する。
ここで、上記使用遍歴データとしては、プリントカー
トリッジCRUの製造番号(Serial No.),プリント可能
残り枚数及びフューザウエブCRUのウエブモータオン可
能残り時間が用いられている。
(4−b)データ構造 第19図は上記ヒストリファイルのデータ構造例を示
す。
この実施例において、ヒストリファイルのリスト数は
最大10個であり、オーバした場合は最も古いリストを消
去して使用する(First−In−first−Out)。
そして、各リスト(List1〜List10)は、夫々“Seria
l No.(6Byte)”“プリント可能残り枚数(3Byte)”
“Web Motor On可能残り時間(4Byte)”のデータを具
備している。
(4−c)リスト選択処理 このリスト選択処理は以下の通りである(につい
ては第20図(a)、については第21図参照)。
パワーオン時(フロントインターロック開閉時)に
EEPROM内のBatch No.(Serial No.)及び プリント可
能残り枚数を読み出す(ST2,7)。
そして、プリントカートリッジCRUが新しいか否か
をチェックし(ST13)、新しいものであれば、先ず、ウ
エブカウンタをエンドオブライフ値にリセットする(ST
14)と共に、EEPROM内のカウンタをエンドオブライフ値
に書き換えた(ST15)後、リストが全て埋まっているか
否かをチェックし(ST16)、空いていれば空いているリ
ストを選択する(ST17)一方、全て埋まっていれば一番
古いリストを消去して選択し(ST18)、新たにリスト
(Batch No./プリント可能残り枚数(Print Count)/
ウエブモータオン可能残り時間(Web Count))を登録
する(ST19)。
ST13において、中古品であると判定された場合には、
ヒストリファイルをサーチし、リストアップされていれ
ばそのリストを選択する(ST20)。一方、リストになか
ったら、他のマシーンで使用されたものであることか
ら、使用禁止にする(ST21)。
このようにして選択したリストのプリント可能残り
枚数(Print Count)値/ウエブモータオン可能残り時
間(Web Count)値に基づいてプリント時制御が行われ
る。
この場合、EEPROMにPrint Count値をセーブするタイ
ミングでヒストリファイルにもPrint Count値及びWeb C
ount値を書き込む(ST15,16,19,20)。
また、エンドオブライフが発生した場合にはそのプリ
ントカートリッジCRUのリストを削除する(ST16)。
(5)パワーオン時の処理 パワーオン時(フロントインタロック開閉時を含む)
の処理フローを第20図(a)(b)に示す。
第20図(a)において、パワーオン時には、先ず、EE
PROM内から“Check Area Data"“Batch No."“OEM別ID
No."“End of Life値”“Warning値”“Re−Order値”
“Print Count値”を読出した(ST1〜ST7)後、“ID−N
O−COME flagがセットされたか否かをチェックするST
8)。このとき、IOTは、第20図(b)に示すように、ES
SからID Numberがきたか否かを常時チェックし(ST
1)、ID Numberを受信した際に“ID−NO−COME flag"を
セットする。
よって、IOTがID Numberを受信した段階において、ST
8において“ID−NO−COME flag"のセット状態を判定
し、この後、ID Numberが正しいか否かをチェックし(S
T9)、正しくなければ、ID Number未登録表示をして(S
T10)処理を終了する。
また、ID Numberが正しいと判定された場合には、上
記“Check Area Data"が“5Ah"であるか否かをチェック
し(ST11)、“5Ah"でなければEnd of Life表示を行っ
て(ST12)処理を終了する。
そして、ST11において、“5Ah"であることが判定され
た場合には、ヒストリファイルのリスト選択処理(ST13
〜ST21)が行われた後、ヒストリファイル中で現在装着
されているプリントカートリッジCRUのリストを指すポ
インタを設定する(ST22)。
この後、CRUが“End of Life"か否かをチェックし(S
T23)、“End of Life"であれば、EEPROMの破壊処理(S
T24)を行うと共に、End of Life表示を行って(ST25)
処理を終了する。
ST23において、End of Lifeでなければ、次に10枚カ
ウンタが0か否かをチェックし(ST26)、0でなけれ
ば、EEPROM内にトータルカウント値をセーブすると共
に、ヒストリファイルのリストにプリントカウント値を
書き込む(ST27,28)。この後、ST23,ST26の判断処理を
経て、次に、プリントカウント値が“Warning"か否かを
チェックし、“Warning"であればWarning表示を行い(S
T29,30)、“Warning"でなければ次に“Re−Order"か否
かをチェックし、“Re−Order"であればRe−Order表示
を行い(ST31,32)、Warning表示、Re−Order表示を行
った後、あるいは、“Warning"及び“Re−Order"でない
場合には、CRUがReady状態にあると設定し(ST33)、一
連の処理を終了する。
(6)プリント時の処理 プリント動作時の処理フローを第21図に示す。
同図において、プリントが開始されると、先ず、フュ
ーザ出口スイッチSWのオフタイミングに従って10枚カウ
ンタをインクリメントし(ST1,2)、現在のトータルカ
ウントの計算をする(ST3)。
この後、上記計算値に基づいて“End of Life"か否か
をチェックし(ST4)、“End of Life"であれば、M/C内
の用紙を排出してサイクルダウンする(ST5)と共に、
ヒストリファイルのリストを削除し(ST6)、しかる
後、EEPROMの破壊処理を行い、End of Life表示を行う
(ST7,8)。
ST4において、“End of Life"でなければ、次に、上
記計算値が“Warning"か否かをチェックし、“Warning"
であればWarning表示を行い(ST9,10)、“Warning"で
なければ次に“Re−Order"か否かをチェックし、“Re−
Order"であればRe−Order表示を行う(ST11,12)。
そして、Warning表示、Re−Order表示を行った後、あ
るいは、“Warning"及び“Re−Order"でない場合には、
次に、10枚カウンタが10であるか否かをチェックし(ST
13)、10であれば、トータルカウンタから10をカウント
ダウンし(ST14)、EEPROMにプリントカウント値をセー
ブすると共に、ヒストリファイルのリストを書き換え
(ST15,16)、次のST17へ進む。
一方、ST13において、10でないと判定された場合もST
17へ進み、サイクルダウン/シャットダウンされない限
り、ST1〜ST16までの処理を繰り返し、サイクルダウン
/シャットダウンされた時点で、トータルカウンタから
10枚カウンタの値をカウントダウンし(ST18)、EEPROM
にプリントカウント値をセーブすると共に、ヒストリフ
ァイルのリストを書き換える(ST19,20)。
この段階において、プリンタはスタンバイ状態に復帰
している。
(7)異常時処理 EEPROMセーブ中にパワーオフされた時の処理。
この場合、プリントカウント値はセーブされないが、
10枚カウンタ及びトータルカウンタの値は保持される。
次のパワーオン時において、10枚カウンタの値が0で
なかったら、トータルカウンタから10枚カウンタの値を
引いた値をEEPROMにセーブする処理が行われるため、特
に問題にはならない。
EEPROMアクセス中にフロントインタロックを開放した
時の処理 この場合、シャットダウン処理によりプリント動作は
禁止されるが、EEPROMとIOTコントロールボードとの間
の信号の送受信は継続して行われるので、特に問題には
ならない。
(8)ダイアグ時の処理 ダイアグ時の処理を第22図に示す。
同図において、IOTダイアグを開始し、DIAG〜DIAG
までのいずれかを選択する(ST1,3,5,7,9,11)と、夫
々のDIAG〜に対応して、Print Count残り枚数表示
(ST2)、ID Number表示(ST4)、Serial Number表示
(ST6)、End of Life値表示(ST8)、Web motor On可
能残り時間表示(ST10)、HISTORY FILE表示(ST12)を
行う。
そして、HISTORY FILE表示を見て、End of Life値設
定キーを操作したか否かを判定し(ST13)、End of Lif
e値設定キーを操作すれば、後述する“CRU LIFE COMPEN
SATION"を実行し(ST14)、そうでない場合には処理がS
T1へ再度戻る。
尚、上記DIAG〜のいずれもが選択されない場合に
は、他の選択されたダイアグ処理が行なわれる(ST1
5)。
III.フューザウエブCRUのライフ管理 (1)ライフ管理の前提 (1−a)ウエブモータの制御方式 第6図において、ウエブモータ64は一定速度で回転す
るため、巻取り側のシャフト径が太くなり、ヒートロー
ル41a上のフューザウエブ32の速度が速くなり、供給す
るフューザオイルの量が増加している。従って、ヒート
ロール41a上に適切な量のフューザオイルを供給するた
めに、ウエブモータ64がオンしている間にチョッピング
制御を行うことが必要になる。
◎ウエブモータオンオフタイミング オンタイミング 用紙先端がフューザニップより所定寸法手前に来た時
(転写部位直前に配設された用紙の位置合せ用レジゲー
トオープンより所定時間T1経過した時点)。
オフタイミング 用紙後端がフューザニップ直後の所定寸法分だけ通過
した時(フューザ出口スイッチオフより所定時間T2経過
した時点)。
◎チョッピング制御方法 この実施例において、チョッピングは3.17secを1周
期T0とし、その間でオンオフを行い、ウエブモータ通算
オン時間と連続プリント枚数によってオンオフタイミン
グを変更する。
ウエブモータのチョッピングタイムの設定リストの一
部を第23図に示す。
尚、同図において、93882秒はWaning時間、95736秒は
End of Life時間である。
また、レジゲート(Registration Gate),フューザ
出口スイッチ(Fuser Exit Switch)のオンオフ,ウエ
ブモータ(Web Motor)のオンオフ制御,ウエブモータ
のチョッピング制御のタイミングチャート例を第24図に
示す。尚、同図において、ウエブカウンタ(Web Counte
r)はウエブモータのチョッピングのオン時間(格子状
のハッチング領域)のみをカウントするものである。
(1−b)ウエブセンサ これは、フューザユニット内にフューザウエブCRUが
セットされているか否かのチェック及びフューザウエブ
CRUが新しいか否かのチェックを行うためのものであ
る。
このウエブセンサの検知タイミングは、フロントイン
タロックが閉じていて、かつ、プリントカートリッジCR
Uが新しい時である。
このとき、フューザユニット内にフューザウエブCRU
がセットされ、かつ、新しいものである場合には、ウエ
ブセンサはオンし、フューザユニット内にフューザウエ
ブCRUがセットされていないか、あるいは、セットされ
ていても、中古品である場合には、ウエブセンサはオフ
になる。
(2)ライフ管理内容 フューザウエブCRUは残量を検知するセンサ等がない
ため、ウエブモータをオンした時間を積算していき(DI
AG中も含む)、ウエブの消費具合を検知するようにして
いる。
(2−a)ウエブモータの積算オン時間 ◎計算方法 ウエブモータの積算オン時間はIOTのNVM4Byte(ウエ
ブカウンタ90:第18図参照)にBCDで記憶し、カウントは
10msec単位で行う。よって、カウンタの最大値は99999
9.99secである。
◎ウエブの消費具合のチェック方法 実際にウエブモータの積算オン時間のカウントは10ms
ec単位であるが、ウエブモータのオンオフ制御はウエブ
カウンタ4Byteの内、上位3Byteを使用して行う(1sec精
度)。
(2−b)エンドオブライフ ◎Warning時間 ウエブモータの積算時間が1564.7分(93882sec)にな
った時点(ウエブモータのオン可能残り時間が1854[95
736−93882]sec)でWarning検知する。
◎End of Life時間 ウエブモータの積算時間が1595.6分(95736sec)にな
った時点(ウエブモータのオン可能残り時間が0)でWe
b End of Lifeを検知し、M/Cをサイクルダウンさせる。
Web End of Life検知のクリア方法は、プリントカー
トリッジCRUとフューザウエブCRU(ペアのもの)を交換
し、フロントインタロックを閉じるか、パワーオフ/オ
ンする。
(2−c)ウエブカウンタのリセット方法 ウエブカウンタのリセットは新しいプリントカートリ
ッジCRUがセットされたときに行う(第20(a)ST13,14
参照)。
ここで、ウエブカウンタのリセット動作としては、ウ
エブカウンタにEnd of Life値(95736.00sec)をセット
することが行われる。以後、ウエブカウンタ10msec単位
でカウントダウンしていく。
(2−d)ヒストリファイル フューザウエブCRUはプリントカートリッジCRUと異な
りDataを保持する媒体を持たない。従って、交換された
ときのカウンタの値を保持できない上に交換されたこと
すら検知できない。
このため、このフューザウエブCRUについては、プリ
ントカートリッジCRUと同時交換を基本とし、必ずペア
で使用するようにすれば、第19図で示すようなヒストリ
ファイルを用いることにより、ウエブモータオンオフ制
御を個別制御することが可能である。
IV.ライフ補償 (1)概要 プリントカートリッジCRU等は予め顧客に買い取って
もらうユニットであるため、プリントカートリッジCRU
のEEPROMがライフ前に壊れたり、ドラムに傷が入ったり
したような場合には、必然的に、残りのライフ分を補償
することが必要である。
(2)ライフ補償方式 (2−a)クレジット(CREDIT)方式 これは残りのライフ分をキャシュで支払うことにより
補償する方式である。
より具体的には、例えば第22図において、Tech Rep
(Technical Repairer)が“DIAG”を選択すると、例
えば第25図に示すように、LCDメッセージは“CRU HISTO
RY FILE"となる。ここで、所定の機能キーを操作するこ
とにより、Tech Repがヒストリファイルをサーチし、ク
レジット対象となるリストをチェックする。そして、見
つかった場合には、第25図に示すように、プリントカウ
ント値(実施例では2000)から補償金を計算して支払
う。このとき、プリントカートリッジCRUの不良が確認
できた場合のみ有効とし、補償後は、再使用を禁止させ
るために、Tech Repが不良プリントカートリッジCRU及
びフューザウエブCRUを持ち帰る。
また、ヒストリファイルをサーチした際に、リストが
見つからなかった場合は新しいプリントカートリッジCR
Uを代わりに与える。
(2−b)ライフコンペンセーション(LIFE COMPENSAT
ION)方式 これは新しいプリントカートリッジCRUと交換するこ
とにより残りのライフ分をプリントという形で補償する
方式である。
今、Serial No.100のプリントカートリッジCRUが残り
20KでEEPROMの壊れにより使用できなくなった場合を想
定し、Serial No.200の新しいプリントカートリッジCRU
を補償用CRUに設定するものとする。
この場合のTech Repの具体的な実行態様は以下の〜
である。
クレジット方式と同様に、LCD上でHISTORY FILEを
サーチし、対象となるリストをLCD上にに表示させる。
このとき、プリントカウント値として20000が表示され
ていたとする。
現在使用中のプリントカートリッジCRUとフューザ
ウエブCRUとM/C(Machineの略)から引き出す。
交換用の新しいプリントカートリッジCRUをM/Cにセ
ットする。
End of Life値設定キーを適宜操作し、上記残りの
ライフ分(20K)をEnd of Life値として設定する。
設定終了後のプリントカートリッジCRUを引き出
す。
で引き出したプリントカートリッジCRU及びフュ
ーザウエブCRUをセットする。
パワーオンする(終了)。
この場合、新しいプリントカートリッジCRUとペアに
なるフューザウエブCRUも交換用として置いていくこと
が必要である。
尚、においては、プリントカートリッジCRUの不良
が確認できた場合のみ有効とし、補償後は、再使用を禁
止させるために、Tech Repが不良プリントカートリッジ
CRU及びフューザウエブCRUを持ち帰る。また、リストが
見つからなかった場合は新しいプリントカートリッジCR
Uを代わりに与える。
(3)CRUの交換態様 プリントカートリッジCRU/フューザウエブCRUは必
ず同じSerial No.のものをペアで使用する。
使用の途中でプリントカートリッジCRUを交換する
場合はフューザウエブCRUは必ず同じSerial No.のもの
と交換する。
プリントカートリッジCRU/フューザウエブCRUのど
ちらがEnd of Lifeになった場合でも、両方新品と交換
する。
フューザウエブCRUがライフ前に壊れた場合は新品
と交換し、プリントカートリッジCRUも同じSerial No.
のものと交換する。
不良フューザウエブCRU及びプリントカートリッジCRU
はTech Repが回収する。
(4)CPU生産時の留意点 プリントカートリッジCRUの製造ラインでのチェッ
ク後は未使用状態のカウント値(FFFFFFh)にする。こ
れにより、ソフトウエアはカウント値“FFFFFFh"でカー
トリッジを新品と検知し得るのである。
M/C製造ラインでのテストプリントは100枚以内に収
めるようにする。100枚以上サンプリングした場合には
新しいCRU(プリントカートリッジ/フューザウエブ)
と交換した後に出荷する。
この場合、本来顧客に補償するライフを50Kとすれ
ば、テストプリントを考慮し、End of Life値を予め50.
1Kに設定し、顧客には50Kを確実に確保するようにす
る。
プリントカートリッジCRU及びフューザウエブのCRU
には同一のSerial No.のラベルを付けパッケージ化す
る。
V.システムの変形例 (1)RUN−TO−FAILUER方式 これは、本来の感光ドラムの寿命(物性的な寿命)よ
りもカートリッジのEnd of Life値を充分大きく設定し
ておき、ソフトウエアでEnd of Lifeを検知するよりも
先にドラムの寿命が来るようにしたものである。尚、本
方式を採用する上でソフトウエアについては全く変更を
要しない。
このような方式においては、顧客は感光ドラムの程度
が良好なうちはプリントをとることが可能であり、画質
が悪くなった時点でカートリッジを交換するようにすれ
ばよい。そして、この方式においては、プリペイドCRU
方式と異なり、プリントを取った分だけ事後的に精算す
るという形が採用される。
尚、この実施例にあっては、EEPROMのカウンタが3Byt
e構成になっているため、50Kよりも大きい値(例えば12
0K)をEnd of Life値として設定することが可能になる
のである。
(2)フューザウエブCRUのライフっ管理変形例 この実施例においては、フューザウエブのCRUはプリ
ントカートリッジCRUのような記憶媒体(EEPROM)を有
していないが、プリントカートリッジCRUと必ず同時に
交換されるものである。
よって、フューザウエブCRUのウエブカウンタ値を上
記EEPROM内に合わせて格納するようにすれば、複数のCP
Uを一つのライフ管理ユニットにて確実にライフ管理す
ることが可能になる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、請求項1記載の画像記録装
置のライフ管理システムによれば、ライフ管理ユニット
の記憶媒体に対する画像記録回数のセーブ動作を単位回
数毎に行い、かつ、単位回数毎のセーブ動作がなされな
い状態でパワーオンされたり、緊急休止状態がなされた
場合には、例外的に画像記録回数のセーブ動作を行うよ
うにしたので、記憶媒体に対するセーブ回数を不必要に
増大させることなく、記憶媒体に対して画像記録回数を
正確にセーブすることができ、その分、ライフ管理の信
頼性を向上されることができる。
特に、請求項2記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、パワーオン時、単位カウンタの計数値が
ゼロでない場合にのみ画像記録回数をセーブするように
したので、記憶媒体への不要なセーブ動作を確実に回避
することができる。
また、請求項3記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、画像記録装置で使用された複数の消耗部
品の使用遍歴リストを具備しているので、仮に、ライフ
管理ユニットが壊れたりしたとしても、上記使用遍歴リ
ストを参照することにより、ライフ管理ユニットが壊れ
た消耗部品の使用頻度を把握することができ、その分、
ライフ管理の信頼性を向上させることができる。
特に、請求項4記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、ライフ管理対象となる消耗部品と同じ交
換対象となる他の消耗部品の使用遍歴をも格納するよう
にしたので、同時交換対象となる複数の消耗部品の使用
遍歴状態を正確に把握することができる。
また、請求項5あるいは6記載の画像記録装置のライ
フ管理システムの使用方法によれば、壊れた消耗部品の
残りのライフを正確に把握でき、そのライフ分をクレジ
ット補償あるいは新しい消耗部品で代替補償するように
したので、ライフ補償を確実なものにすることができ
る。
また、請求項7記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、顧客に提供される前段階のテスト画像記
録回数をライフ保証分から排除できるので、本来的に保
証すべきライフ分を確実に確保することができる。
また、請求項8記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、本来的に保証すべきライフよりも充分に
大きいものをライフエンド情報として選択するようにし
たので、本来的に保証すべきライフを越えても、画質が
良好であれば消耗部品を継続して使用することが可能に
なる。
また、請求項9記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、顧客に次の消耗部品の注文時期を通知し
たり、ライフエンドに接近していることを警告すること
ができるので、ライフ管理の性能をより向上させること
ができる。
更にまた、請求項10記載の画像記録装置のライフ管理
システムによれば、同時交換対象となる複数の消耗部品
に対し、一つ消耗部品のライフ管理ユニットの記憶媒体
に他の消耗部品の画像記録回数情報をも格納するように
たしので、周囲の環境等により、ライフ管理ユニットを
持てない消耗部品のライフ管理を確実に行うことができ
る。
また、請求項11記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、画像記録枚数をダウンカウントするよう
にしたので、消耗部品が壊れたような場合にて画像記録
可能残り回数をそのまま表示することが可能になり、ラ
イフ補償が極めて簡単である。
また、請求項12記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、ライフ管理ユニットの記憶媒体中でのメ
モリクラッシュによる画像記録回数情報が一部破壊され
たとしても、正しい画像記録回数情報を読出し得るよう
にしたので、記憶媒体中の画像記録回数情報の信憑性を
向上させることができる。
また、請求項13記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、画像記録回数情報が複数バイト情報であ
る場合、ローバイト情報が格納されるアドレスを複数ブ
ロックに分散させるようにしたので、ローバイト情報の
書き込み回数が必然的に多くなるとしても、記憶媒体で
の書き込み不良を確実に防止することができる。
特に、請求項14の画像記録装置のライフ管理システム
によれば、ローバイト情報の格納アドレスブロックをロ
ーバイト情報の上位バイト情報の上位複数ビットデータ
にて選択するようにしたので、各ブロックに対するロー
バイト情報の書き込み回数を略均一に設定することがで
きる。
また、請求項15記載の画像記録装置のライフ管理シス
テムによれば、ライフ管理ユニットの記憶媒体に、消耗
部品がライフエンドでないことを示すチェックエリアデ
ータを具備させ、ライフ管理制御手段にて、ライフエン
ド時に所定のアドレスをアクセスすることによりライフ
管理ユニットを破壊し、チェックエリアデータの読出し
を禁止するようにしたので、比較的簡単な手法で、ライ
フエンド時に消耗部品を確実に使用不可能にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの発明に係る画像記録装置のラ
イフ管理システムの構成を示すブロック図、第2図は実
施例で用いられる画像記録装置の概略構成を示す説明
図、第3図は実施例で用いられる記録モジュールの一例
を示す説明図、第4図はこの実施例で用いられるプリン
トカートリッジCRUの概略構成を示す斜視図、第5図
(a)は第4図中V部矢視図、同(b)はその底面図、
第6図はフューザウエブCRUの概略構成を示す説明図、
第7図は実施例で用いられるIOTの制御ブロック図、第
8図(a)〜(h)は実施例で用いられるEEPROMの基本
仕様を示す説明図、第9図はEEPROMのインタフェースの
ハードウエアを示すブロック図、第10図はEEPROMのライ
トシーケンスを示すフローチャート、第11図はEEPROMの
リードシーケンスを示すフローチャート、第12図はEEPR
OMのメモリマップを示す説明図、第13図はこの実施例で
用いられるLow Byteの多数決処理を示すフローチャー
ト、第14図はこの実施例で用いられるMiddle Byte/High
Byteの多数決処理を示すフローチャート、第15図はこ
の実施例で用いられるLow Byteの選択方法を示す説明
図、第16図はEEPROMへのセーブ処理を示すフローチャー
ト、第17図はこの実施例で用いられるプリント枚数計数
用のカウンタ構成を示す説明図、第18図はこの実施例で
用いられるヒストリファイル構成を示す説明図、第19図
はヒストリファイルのデータ構造例を示す説明図、第20
図(a)(b)はパワーオン時の処理過程を示すフロー
チャート、第21図はプリント時の処理過程を示す説明
図、第22図はダイアク時の処理過程わ示す説明図、第23
図はウエブモータチョッピングタイムのテーブル例を示
す説明図、第24図はウエブモータの制御動作過程を示す
タイミングチャート、第25図はライフ補償としてのクレ
ジット方式を示す説明図、第26図はライフ補償としての
ライフコンペンセーション方式わ示す説明図である。 〔符号の説明〕 1……記録モジュール 2……消耗部品 3……記録シート 4……ライフ管理ユニット 4a……記憶媒体 5……単位カウンタ 6……トータルカウンタ 7……ライフ管理制御手段 8……ライフ管理ユニット 8a……記憶媒体 9……カウンタ 10……ライフ管理制御手段 11……使用遍歴記憶手段 12……使用遍歴判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 喜代美 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−212956(JP,A) 特開 平2−7074(JP,A) 特開 昭62−102259(JP,A) 特開 昭54−29643(JP,A) 特開 平1−263662(JP,A) 特開 昭62−40471(JP,A) 特開 昭62−152053(JP,A) 特開 昭63−299612(JP,A) 特開 昭64−57272(JP,A) 特開 昭62−27757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/00 550 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14 - 21/20 B41J 3/04 102 B41J 29/38 G06F 12/16 G11C 29/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライフ管理基準となる消耗部品(2)が含
    まれる記録モジュール(1)にて記録シート(3)に画
    像を記録する画像記録装置において、 上記ライフ管理基準となる消耗部品(2)に取り付けら
    れ、少なくとも、消耗部品(2)のライフエンド情報及
    び画像記録回数情報が保持される記憶媒体(4a)を有す
    るライフ管理ユニット(4)と、 画像記録回数を単位回数毎に順次計数し、パワーオフ時
    に計数値を保持する単位カウンタ(5)と、 全画像記録回数を単位カウンタ(5)の計数値に基づい
    て順次計数するトータルカウンタ(6)と、 画像記録動作時に単位カウンタ(5)の計数値が単位回
    数に達した条件下にて単位カウンタ(5)の計数値に基
    づいて計数されたトータルカウンタ(6)の計数値を上
    記ライフ管理ユニット(4)の記憶媒体(4a)に保持さ
    せると共に、単位カウンタ(5)をクリア動作させ、更
    に、パワーオン時の条件下、あるいは、画像記録動作時
    に緊急休止事態が発生する条件下にて単位カウンタ
    (5)の計数値に基づいて計数されたトータルカウンタ
    (6)の計数値を上記ライフ管理ユニット(4)の記憶
    媒体(4a)に保持させると共に、単位カウンタ(5)を
    クリア動作させるライフ管理制御手段(7)とを備えた
    ことを特徴とする画像記録装置のライフ管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、 ライフ管理制御手段(7)は、パワーオン時に単位カウ
    ンタ(5)の計数値がゼロでないことを条件として、単
    位カウンタ(5)の計数値に基づいて計数されたトータ
    ルカウンタ(6)の計数値を上記ライフ管理ユニット
    (4)の記憶媒体(4a)に保持させると共に、単位カウ
    ンタ(5)をクリア動作させるという一連の処理を実行
    することを特徴とする画像記録装置のライフ管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】ライフ管理基準となる消耗部品(2)が含
    まれる記録モジュール(1)にて記録シート(3)に画
    像を記録する画像記録装置において、 上記ライフ管理基準となる消耗部品(2)に取り付けら
    れ、少なくとも、消耗部品(2)の製品番号、ライフエ
    ンド情報及び画像記録回数情報が保持される記憶媒体
    (8a)を有するライフ管理ユニット(8)と、 全画像記録回数を計数するカウンタ(9)と、 このカウンタ(9)の計数値を上記ライフ管理ユニット
    (8)の記憶媒体(8a)に保持させるライフ管理制御手
    段(10)と、 画像形成装置側に設けられ、上記ライフ管理ユニット
    (8)の記憶媒体(8a)内に格納されている消耗部品
    (2)の製品番号、画像記録回数情報が含まれる使用遍
    歴リストを複数組記憶する使用遍歴記憶手段(11)と、 パワーオン時にライフ管理ユニット(8)の記憶媒体
    (8a)から製品番号及び画像記録回数情報を読出した後
    に、消耗部品(2)が新しいものである場合には、新し
    く使用遍歴リストを追加してこれを選択する一方、消耗
    部品(2)が中古品である場合には、使用遍歴記憶手段
    (11)内の使用遍歴リストを検索し、リストになければ
    当該消耗部品(2)を使用不可能とし、リストにあれば
    それを選択し、選択した使用遍歴リストをライフ管理デ
    ータとして採用する使用遍歴判別手段(12)とを備えた
    ことを特徴とする画像記録装置のライフ管理システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載のもののうち、ライフ管理ユ
    ニット(8)が取り付けられた消耗部品(2)と同時に
    交換対象となる他の消耗部品(2)を備えたものにおい
    て、 上記使用遍歴リストに当該他の消耗部品(2)の画像記
    録回数情報を含ませていることを特徴とする画像記録装
    置のライフ管理システム。
  5. 【請求項5】請求項3記載のもののうち、ライフ管理対
    象となる消耗部品(2)がライフ前に破壊されたものに
    おいて、 使用遍歴リストを検索することにより消耗部品(2)の
    使用遍歴を把握し、この使用遍歴に基づく残りのライフ
    分をクレジット補償するようにしたことを特徴とする画
    像記録装置のライフ管理システムの使用方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載のもののうち、ライフ管理対
    象となる消耗部品(2)がライフ前に破壊されたものに
    おいて、 使用遍歴リストを検索することにより消耗部品(2)の
    使用遍歴を把握し、この使用遍歴に基づく残りのライフ
    分を新たな消耗部品(2)のライフエンド情報として、
    そのライフ管理ユニット(8)の記憶媒体(8a)中に設
    定し、この新たな消耗部品(2)にてライフ補償するよ
    うにしたことを特徴とする画像記録装置のライフ管理シ
    ステムの使用方法。
  7. 【請求項7】請求項1若しくは3記載のものにおいて、 ライフ管理ユニット(4,8)の記憶媒体(4a,8a)に格納
    すべきライフエンド情報として、本来的に保証すべきも
    のに予め設定されたテスト画像記録回数が加算されたも
    のを選択したことを特徴とする画像記録装置のライフ管
    理システム。
  8. 【請求項8】請求項1若しくは3記載のものにおいて、 ライフ管理ユニット(4,8)の記憶媒体(4a,8a)に格納
    すべきライフエンド情報として、本来的に保証すべきも
    のより大きいものを選択したことを特徴とする画像記録
    装置のライフ管理システム。
  9. 【請求項9】請求項1若しくは3記載のものにおいて、 ライフ管理ユニット(4,8)の記憶媒体(4a,8a)には、
    次の消耗部品(2)の注文時期を通知する注文時期情報
    及びライフエンドに接近していることを警告する警告情
    報の少なくともいずれか一方を具備していることを特徴
    とする画像記録装置のライフ管理システム。
  10. 【請求項10】請求項1若しくは3記載のもののうち、
    ライフ管理ユニット(4,8)が取り付けられた消耗部品
    (2)と同時に交換対象となる他の消耗部品(2)を備
    えたものにおいて、 ライフ管理ユニット(4,8)の記憶媒体(4a,8a)には、
    上記他の消耗部品(2)の画像記録回数情報をも格納し
    ていることを特徴とする画像記録装置のライフ管理シス
    テム。
  11. 【請求項11】請求項1若しくは3記載のものにおい
    て、 トータルカウンタ(6)若しくはカウンタ(9)は画像
    記録回数をダウンカウントし、画像記録残り回数を計数
    値として具備していることを特徴とする画像記録装置の
    ライフ管理システム。
  12. 【請求項12】請求項1、3又は10記載のものにおい
    て、 ライフ管理制御手段(7,10)は、ライフ管理ユニット
    (4,8)の記憶媒体(4a,8a)内の所定アドレスに画像記
    録回数情報を複数個書き込み、所定アドレスの複数個の
    画像記録回数情報を多数決処理して読出すようになって
    いることを特徴とする画像記録装置のライフ管理システ
    ム。
  13. 【請求項13】請求項1、3又は10記載のもののうち、
    画像記録回数情報が少なくともローバイト情報を含む複
    数バイト情報である場合において、 上記ライフ管理制御手段(7,10)は上記ライフ管理ユニ
    ット(4,8)の記憶媒体(4a,8a)のローバイト情報が格
    納されるアドレスを複数ブロックに分散させたことを特
    徴とする画像記録装置のライフ管理システム。
  14. 【請求項14】請求項13記載のものにおいて、 ローバイト情報の格納アドレスブロックは、ローバイト
    情報の上位バイト情報の上位複数ビットデータにて選択
    されることを特徴とする画像記録装置のライフ管理シス
    テム。
  15. 【請求項15】請求項1若しくは3記載のものにおい
    て、 ライフ管理ユニット(4,8)の記憶媒体(4a,8a)は消耗
    部品(2)がライフエンドでないことを示すチェックエ
    リアデータを具備しており、ライフ管理制御手段(7,1
    0)はチェックエリアデータが確認された場合のみ消耗
    部品の使用を可能にし、ライフエンド時に所定のアドレ
    スをアクセスすることによりチェックエリアデータの確
    認を不可能にするようにしたことを特徴とする画像記録
    装置のライフ管理システム。
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