JP2002328972A - カスタムメイド商品加工管理システムおよび加工管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザ要求仕様にもとづくカスタムメイド商品
の加工を管理する。 【解決手段】コンピュータに設けたデータベースに、各
カスタムメイド商品をユーザーと所要の特性とに関係づ
けて入力し、階層的に分類し記録し表示するカスタムメ
イド商品記録手段と、統一的基準にもとづく商品コード
を与える商品コード付与手段と、加工商品に係る仕様、
加工方法等の加工データ、および納入実績、加工者リス
ト等の商品情報を入力する商品加工情報記録手段と、加
工依頼書又は見積書を前記商品加工情報を照合して作成
し、加工者又はユーザーにランまたはインターネットを
介して伝達する加工依頼書又は見積書作成手段とを備え
るカスタムメイド商品加工管理システム。商品加工管理
を容易に間違いなく遂行のみならず、重複し近接する仕
様のカスタムメイド商品を整理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、主にユーザーの要
求する規格、仕様にもとづいて加工するカスタムメイド
商品の受注者が、受注商品を加工しユーザーに納入する
ためのカスタムメイド商品加工管理システムおよびその
方法に関する。本発明は、加工者が、不特定多数のユー
ザーのために、あらかじめ商品の一部仕様に複数の選択
肢を用意し、その中からユーザーが好むものを選択し組
み合わせるタイプのカスタムメイド商品の加工管理より
も、ユーザーの要求する仕様にもとづく加工商品を受注
した受注者が、当該ユーザーに繰り返し継続的に納入す
るタイプのカスタムメイド商品の加工管理を目的にする
ものである。

【０００２】例えば、自動車の加工者は、ユーザーに対
し加工者があらかじめ選択可能な部品や表面塗装を複数
種類準備し、ユーザーはその中から望むものを選び組み
合わせて注文する。しかし、一方では、ユーザー自らが
生産する最終商品用の中間素材を、それぞれが独自の仕
様にもとづいて素材供給者に求め、素材供給者はそれぞ
れの仕様に従い素材に加工を施して納入している。例え
ば、プラスチックフィルムにおける表面加工や繊維業界
における染色加工などがこれに当たる。本発明は主に後
者における商品加工管理に適合するものである。従っ
て、自社素材を第三者に継続的に委託加工させて納入す
るような場合にも便利に利用することができる。本発明
において、「加工」の意味には、採取、製造、製作など
が含まれる。

【０００３】

【従来の技術】ユーザーの求める商品仕様にもとづいて
加工し納入する加工商品、いわゆるカスタムメイド商品
では、同じ商品であって仕様が共通するようにみえる場
合であっても、仕様、検査方法、許容範囲などが同じで
あるとは限らずユーザーごとの事情によって決められ、
同種の汎用加工商品に比べて品種構成が複雑である。ま
た、業種によっては、カスタムメイド商品の中でも、受
注量が多く定常的で半ば汎用商品として計画加工に適合
するもの、工業的最小生産単位を超え受注加工に適する
もの、受注量が一般的な経済最小加工単位に満たない少
量のもの等が混在し、加工管理方法もそれぞれに異なる
ので、加工管理はきわめて煩雑、困難な業務になってい
る。

【０００４】カスタムメイド商品の生産・納入管理につ
いては、それぞれの立場により本発明と目的、構成、効
果が異なるが種々の検討がなされていて、例えば、特開
平９−１２０４２４号公報に、加工商品の商品特性と販
売特性に関する情報もとづき、複数の生産タイプ（計画
生産、受注生産、前記両者の混合生産）と複数の販売タ
イプ（在庫販売、受注販売）との組合せの中から当該加
工商品に適する１つを選択し販売生産を効率化するため
の商品販売生産システムが、特開平１０−０４０３０９
号公報には、受注生産加工品の生産作業進行状況を直ち
に把握するための作業進行管理システムが開示されてい
る。また、特開平１０−２５４９６１号公報には、受注
データから親品番を、親品番にもとづく部材構成データ
から子品番を、子品番に基づいて各部材の加工負荷情報
を抽出して部材の生産順を決定し、さらに発注先コード
を得、発注データを作成する受注生産に対応した部材発
注データ作成システムがが開示されている。さらに、特
開２０００−３５３１９０号公報には生産計画立案装置
と納期回答装置とを備え設計変更に対して迅速な納期回
答を行う納期回答システムなどが開示されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記したカ
スタムメイド商品を主たる対象として、煩雑、困難な商
品加工管理業務を容易に、かつ、同時に将来に向かって
仕様を整理し、さらなる改善、合理化を実行しやすい、
カスタムメイド商品加工管理システムおよびその方法を
課題として検討の結果、完成されたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決する手段として以下に説明するカスタムメイド商品
加工管理システム、およびカスタムメイド商品加工管理
方法を提供する。

【０００７】すなわち、本発明はまず、ユーザーの要求
仕様にもとづいて加工するカスタムメイド商品を管理す
るためのカスタムメイド商品加工管理システムであっ
て、コンピュータに設けたデータベースに、各カスタム
メイド商品をユーザと所要の特性とに関連づけて入力す
ることによって、当該商品をユーザーと前記特性とに従
って階層的に分類し記録し表示するカスタムメイド商品
記録手段と、前記カスタムメイド商品記録手段において
最下位に分類されたカスタムメイド商品に、当該商品を
特定するための統一的基準にもとづく商品コードを与え
て前記データベースに記録し、表示させる商品コード付
与手段と、商品コードを付与された商品に係る、詳細仕
様を含む仕様、加工方法等の加工データ、および納入実
績、加工者リスト、加工実績等の商品情報を当該商品コ
ードに関連づけて入力することによって、データベース
に記録し表示させる商品加工情報記録手段と、商品コー
ドを付与された商品に係る商品の加工依頼書又は見積書
を、前記商品加工情報を照合して作成することによっ
て、加工者又はユーザーにランまたはインターネットを
介して伝達する加工依頼書又は見積書作成手段とを備え
た、ことを特徴とするカスタムメイド商品加工管理シス
テムを提供する。

【０００８】前記商品コード付与手段においては、付与
する商品コードを、さらに、計画的に加工し在庫する計
画加工商品と、ユーザからの受注をまって加工する受注
加工商品と、通常の受注加工単位を下回る少量受注加工
商品とに区別できるものにすることが望ましい。

【０００９】また、前記商品加工情報記録手段におい
て、取り扱うカスタムメイド商品の実体に応じ、さら
に、カスタムメイド商品に係る仕様の変動許容範囲を記
録させ、あるいは加工者に供給して加工させたカスタム
メイド商品における素材の歩留まりを記録させ、あるい
は当該カスタムメイド商品の加工費を算出させるための
算出機能を設け、あるいは在庫管理システム等にリンク
して前記計画加工商品の在庫量を検索させる在庫商品検
索機能を設け、あるいは納入期間を調査する商品納入期
間調査機能を設けたりして、本発明カスタムメイド商品
加工管理システムの活用範囲を広げることにより、さら
に好ましく用いられる。

【００１０】そして、商品加工情報記録手段により記録
した１または複数の仕様項目を、類似カスタム商品間に
おいて横断的に対比し、仕様範囲が重複または所定の範
囲内に近接する加工商品を抽出させるための重複商品検
出手段を備えることによって取り扱うカスタムメイド商
品の種類を統合し、合理化することができる。

【００１１】引き続いて本発明は、ユーザーの要求仕様
にもとづいて加工するカスタムメイド商品を管理するた
めのカスタムメイド商品加工管理方法であって、コンピ
ュータに設けたデータベースに、カスタムメイド商品
を、ユーザと所要の特性とに対応して階層的に分類して
入力し記録させるステップと、前記カスタムメイド商品
記録ステップにおいて最下位に分類された個々のカスタ
ムメイド商品に、当該商品を特定するための統一的基準
にもとづく商品コードを与え、前記データベースに記録
させるステップと、さらに、商品コードを付与された商
品に係る、詳細仕様を含む仕様、加工方法等の加工デー
タ、および納入実績、加工者リスト、加工実績等の商品
情報を当該商品コードに関連づけて入力して、入力した
加工データおよび商品情報をデータベースに当該商品の
商品加工情報として記録させるステップと、記録したカ
スタムメイド商品を階層的分類に従って順次に当該商品
まで選択して当該商品の商品加工情報を表示させ、商品
加工情報を照合して当該商品に係る加工依頼書又は見積
書を作成し、インターネット又はランを介して加工者又
はユーザーに伝達させるステップとからなる、ことを特
徴とするカスタムメイド商品加工管理方法を提供する。

【００１２】上記のカスタムメイド商品加工管理方法に
おいて、記録したカスタムメイド商品を階層的分類に従
って順次に当該商品まで選択させて当該商品の商品加工
情報を表示させ、少なくとも１項目の仕様を選択するこ
とによって、類似カスタム商品間において選択された各
項目の仕様を対比させて同一又は重複範囲を有するカス
タムメイド商品を抽出させるステップを実施することに
より、加工の合理化に寄与することができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明カスタムメイド商品加工管
理システムおよびカスタムメイド商品加工管理方法につ
いて、具体的に実施形態例をあげながら説明する。本発
明は、前記のようにユーザーが示した仕様にもとづいて
加工するカスタムメイド商品の注文を受けた受注者が、
その商品を当該ユーザーに繰り返し納入する場合のカス
タムメイド商品加工管理システムまたはその方法とし
て、好ましく使用することができる。そして、前記シス
テムまたはその方法は、基本的に次に説明する各手段を
備え、あるいは前記ステップを実行する。

【００１４】まず、本発明カスタムメイド商品加工管理
システムにおいては、同じ範疇に属する商品の中で各カ
スタムメイド商品を特定するため、コンピュータに設け
たデータベースに、前記カスタムメイド商品をそれぞれ
におけるユーザーと所要の特性とに関連づけて入力し、
当該商品をユーザーと特性とに従って階層的に分類し、
データベースとして記録し表示させるためのカスタムメ
イド商品記録手段を備えるものである。前記データベー
スに入力する商品は、同じ範疇に属する商品であれば、
カスタムメイド商品に限定されるものではなく定番商品
が混在していてもよい。定番商品に関しては必ずしもユ
ーザーを記録することを要しない。また、商品の分類項
目となる特性に特別な制限はなく、加工素材、加工素材
の調達、加工方法、商品形態、品質、用途、販売担当な
ど、実情に応じた分類項目を選択し、設定することがで
きる。階層の上下についても実体業務により適宜に編成
すればよい。業務形態によっては商品分類の中間位にお
いてユーザーへの分類を行ってもよい。データベースに
入力する所要の特性には上記の分類項目を含ませる。

【００１５】つぎに、前記カスタムメイド商品記録手段
において、最下位に分類されたカスタムメイド商品を特
定して表示し検索させる便宜のために、統一基準にもと
づく商品コードを与え、前記データベースに記録し表示
させる商品コード付与手段を備える。商品コードは、前
記同じ範疇に属するカスタムメイド商品を総合的、横断
的に管理し検索できるよう、同じ分類構成、共通の規
準、記号にもとづき、受注者が、あるいは自動的に付与
する。類似の定番商品を取り扱っている場合には、定番
商品にもカスタムメイド商品に準じて商品コードを付与
し、データベースに記録させておくと便利である。図１
に示したのは、カスタムメイド商品を商品コードを含め
て階層的に分類し表示させたモデル画面である。

【００１６】そして本発明管理システムでは、商品コー
ドを付与された商品に係る、詳細仕様を含む仕様、加工
方法等の加工データ、および納入実績、加工者リスト、
加工者の加工実績、ユーザーリスト等の商品情報を当該
商品コードに関連づけてデータベース記録し表示させる
ための商品加工情報記録手段を備える。加工者には自社
内の加工部門、社外の加工者をともに対象とすることが
できる。本発明の主たる課題対象たるカスタムメイド商
品においては、同じ仕様等を満足する同一商品コードの
商品であっても、たとえば、分類には組み込めなかった
仕様項目、受注を繰り返すうちに設けられた追加項目、
平均値が同じであってもその許容範囲が相異する場合な
どが少なからず存在するので、同じ商品コードであって
も少々異なる仕様の商品が表示されていることがあり、
これが往々にしてトラブルの原因になる。

【００１７】そこで本発明では、最下位分類に係るカス
タムメイド商品の仕様範囲内において不特定に発生する
加工要件に対処するために、これらの情報を加工データ
として記録させ、商品コードに関連づけて表示させる商
品加工情報記録手段を備えるのである。上記の要件は、
受注者の入力により随時にオプション加工要件として付
加することができる。とくに、加工仕様についての変動
許容範囲を記録させておくことが好ましい。付加要件が
存在することは商品コードの記号付記により表示するこ
とができる。図１の例示では商品コード末尾のａ，ｂが
これに当たる。商品加工情報記録手段を備えることによ
って、欠かせない仕様、加工条件を加工者に確実、かつ
容易に伝達することができる。

【００１８】さらに、商品加工情報記録手段では、加工
データ以外に、ユーザーからの商品受注や引合いに際
し、受注者が自社内、外の加工者に対し加工依頼書、加
工仕様書、加工見積書等を正確かつ容易に作成すること
ができるよう、当該ユーザに係る納入実績、当該商品の
加工依頼先リスト、加工実績、加工費決済条件、引合記
録等の商品情報を、データベース中に当該商品コードに
関連づけて記録し表示させる。

【００１９】そして、本発明においては、前記の商品加
工情報を参照して、商品コードを付与された商品に係る
商品の加工依頼書、加工仕様書、見積書等を作成し、ユ
ーザーに伝達する加工依頼書、加工仕様書、見積書等の
作成手段を備える。たとえば、加工依頼書を作成するに
際しコンピュータに当該カスタムメイド商品の加工依頼
書基本様式を記載したテンプレートを準備して表示さ
せ、ユーザーからの注文書に基づき必要に応じ加工デー
タもしくは商品情報データを、好ましくは上記基本様式
に並べて表示させて参照し、加工量や納期、さらに当該
カスタムメイド商品の加工に必要となる仕様等を入力し
て加工依頼書を作成することができる。作成した加工依
頼書は、インターネットやランによってユーザーに伝達
することができる。図２は加工依頼書例のモデル表示画
面、図３は加工仕様書例のモデル表示画面である。

【００２０】本発明カスタムメイド商品加工管理システ
ムは、コンピュータならびにランまたはインターネット
を利用して前記の各手段を備えさせ、かつ容易に具体化
することができる。

【００２１】さて、上記の本発明カスタムメイド商品加
工管理システムにさらに、事前の受注予想等に拠って計
画的に加工され在庫される計画加工商品、そのときどき
のユーザーからの受注をまって加工する受注加工商品、
および例えば新製品の試験生産目的になされる、通常の
受注加工単位を下回る特殊受注加工商品に区別して入力
して記録させ、必要があれば表示させるとよい。そし
て、商品コードによってその区別を判断できるように付
与しておくことが望ましく実際的でもある。前記カスタ
ムメイド商品と同じ範疇に属する定番商品がある場合に
は、統一した管理を行うために定番商品として上記区分
に加えておくとよい。

【００２２】また、商品加工情報記録手段においては、
仕様についての変動許容範囲があればそれを記録させて
おくことが望ましい。カスタムメイド商品は、各ユーザ
ーがそれぞれの事情に応じて仕様を決めるのでその値は
異なるが、その範囲では重複する部分の存在することが
少なくない。このようなケースが判明した場合にはユー
ザーに事情を説明して許される範囲でカスタムメイド商
品の種類を統一し削減することができる。

【００２３】同様に、カスタムメイド商品においては、
ユーザーの要求によって自社素材又は自社が購入した素
材にユーザーの要求する仕様の加工を施してから納入す
る場合も少なくない。このような場合には、商品加工情
報記録手段により加工者に素材を供給して加工させたカ
スタムメイド商品の素材歩留まりを記録しておくことに
より、その歩留まりの改善を図ることができる。

【００２４】さらに、商品加工情報記録手段に商品コー
ドを付与した商品ごとに、加工者と事前に行った価格算
出方法等にもとづいて加工費を算出させ、表示、記録す
る、加工費算出機能を設けておくと、加工依頼書やユー
ザーに対する見積書を迅速、かつ簡易に作成することが
可能になり有用である。

【００２５】また、在庫管理手段又は在庫管理システム
を併用して日常的に前記計画加工商品の在庫量を記録し
ている場合には、商品加工情報記録手段に前記在庫管理
システム等にリンクし、在庫量を検索させる在庫検索機
能を設けることによって、受注又は見積り時に当該商品
の納期を容易、かつ迅速に知ることができる。前記受注
加工商品や少量受注加工商品、計画加工商品であっても
在庫のない場合には、商品加工情報記録手段において、
納入期間を調査する商品納入期間調査機能を設けて、た
とえば、当該カスタムメイド商品の加工データを利用し
て所要の加工依頼書と加工仕様書とを作成し、ランやイ
ンターネットを介して加工者に伝達し、その納期の回答
を受けることが望ましい。

【００２６】さて、カスタムメイド商品の種類は、通
常、時間とともに増大し、そのまま放置すると管理に多
大の費用や煩雑さを発生させることになる。通常は期間
を定めてその期間内に新たな受注がないと、その商品を
廃番整理することによって商品種類の増加を防止してい
る。しかし、前記の方法では商品の受注がある限り、そ
の商品コードは残り続けることになる。実務上あまり意
味のない仕様項目や数値が若干ずれているために、商品
コードは異なるが実質的な仕様は重複する商品も少なく
ない。このような商品を整理し統一することによって加
工費や管理費を削減することができる。

【００２７】上記の課題を解決するため本発明カスタム
メイド商品加工管理システムにおいては、商品加工情報
記録手段により記録した１または複数の加工仕様項目
を、類似するカスタム商品間において横断的に対比し、
仕様範囲が重複または所定の範囲内で近接する加工商品
を検出する重複使用商品検出手段を備えることが望まし
い。重複又は近接する仕様のカスタムメイド商品を検出
させ、必要があればユーザーと話し合い、仕様の整理、
統一を行ってこれらの商品の加工、販売を合理化するこ
とができる。

【００２８】

【発明の効果】本発明を利用することによって、それぞ
れのユーザーが個々に設定した仕様に基づいて加工す
る、煩雑、困難な商品加工管理業務を容易に間違いなく
遂行することができる。かつ、受注者の立場を利用し
て、重複し近接する仕様のカスタムメイド商品を整理
し、さらなる改善、合理化をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 カスタムメイド商品を商品コードを含めて階
層的に分類し表示させたモデル画面

【図２】 加工依頼書のモデル表示画面

【図３】 加工仕様書のモデル表示画面

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ユーザーの要求仕様にもとづいて加工する
   カスタムメイド商品を管理するためのカスタムメイド商
   品加工管理システムであって、 コンピュータに設けたデータベースに、各カスタムメイ
   ド商品をユーザと所要の特性とに関連づけて入力するこ
   とによって、当該商品をユーザーと前記特性とに従って
   階層的に分類し記録し表示するカスタムメイド商品記録
   手段と、 前記カスタムメイド商品記録手段において最下位に分類
   されたカスタムメイド商品に、当該商品を特定するため
   の統一的基準にもとづく商品コードを与えて前記データ
   ベースに記録し、表示させる商品コード付与手段と、 商品コードを付与された商品に係る、詳細仕様を含む仕
   様、加工方法等の加工データ、および納入実績、加工者
   リスト、加工実績等の商品情報を当該商品コードに関連
   づけて入力することによって、データベースに記録し表
   示させる商品加工情報記録手段と、 商品コードを付与された商品に係る商品の加工依頼書、
   加工仕様書、見積書等を、前記商品加工情報を照合して
   作成することにより、加工者又はユーザーにランまたは
   インターネットを介して伝達する加工依頼書、加工仕様
   書、見積書等の作成手段とを備えた、ことを特徴とする
   カスタムメイド商品加工管理システム。
2. 【請求項２】前記商品コード付与手段において、付与す
   る商品コードを、さらに、計画的に加工し在庫する計画
   加工商品と、ユーザーからの受注をまって加工する受注
   加工商品と、通常の受注加工単位を下回る少量受注加工
   商品とに区別できるものにする、ことを特徴とする請求
   項１記載のカスタムメイド商品加工管理システム。
3. 【請求項３】前記商品加工情報記録手段において、さら
   に、カスタムメイド商品の仕様の変動許容範囲を記録す
   る、ことを特徴とする請求項１または２記載のカスタム
   メイド商品加工管理システム。
4. 【請求項４】商品加工情報記録手段において、さらに、
   加工者に供給して加工させたカスタムメイド商品に係る
   素材の歩留まりを求めて記録する、ことを特徴とする請
   求項１、２または３に記載のカスタムメイド商品加工管
   理システム。
5. 【請求項５】商品加工情報記録手段において、さらに、
   当該カスタムメイド商品の加工費を算出させるための算
   出機能を設けた、ことを特徴とする請求項１〜４のいず
   れかに記載のカスタムメイド商品加工管理システム。
6. 【請求項６】商品加工情報記録手段において、さらに、
   在庫管理システム等にリンクして前記計画加工商品の在
   庫量を検索させる在庫商品検索機能を設けた、ことを特
   徴とする請求項１〜５のいずれかに記載のカスタムメイ
   ド商品加工管理システム。
7. 【請求項７】商品加工情報記録手段において、さらに、
   納入期間を調査する商品納入期間調査機能を設けた、こ
   とを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載のカスタ
   ムメイド商品加工管理システム。
8. 【請求項８】さらに、商品加工情報記録手段により記録
   した１または複数の仕様項目を、類似カスタム商品間に
   おいて横断的に対比し、仕様範囲が重複または所定の範
   囲内に近接する加工商品を抽出させるための重複商品検
   出手段を備えた、ことを特徴とする請求項１〜７のいず
   れかに記載のカスタムメイド商品加工管理システム。
9. 【請求項９】ユーザーの要求仕様にもとづいて加工する
   カスタムメイド商品を管理するためのカスタムメイド商
   品加工管理方法であって、 コンピュータに設けたデータベースに、カスタムメイド
   商品を、ユーザと所要の特性とに対応して階層的に分類
   して入力し記録させるステップと、 前記カスタムメイド商品記録ステップにおいて最下位に
   分類された個々のカスタムメイド商品に、当該商品を特
   定するための統一的基準にもとづく商品コードを与え、
   前記データベースに記録させるステップと、 さらに、商品コードを付与された商品に係る、詳細仕様
   を含む仕様、加工方法等の加工データ、および納入実
   績、加工者リスト、加工実績等の商品情報を当該商品コ
   ードに関連づけて入力して、入力した加工データおよび
   商品情報をデータベースに当該商品の商品加工情報とし
   て記録させるステップと、 記録したカスタムメイド商品を階層的分類に従って順次
   に当該商品まで選択して当該商品の商品加工情報を表示
   させ、商品加工情報を照合して当該商品に係る加工依頼
   書又は見積書を作成し、インターネット又はランを介し
   て加工者又はユーザーに伝達させるステップとからな
   る、ことを特徴とするカスタムメイド商品加工管理方
   法。
10. 【請求項１０】さらに、記録したカスタムメイド商品を
    階層的分類に従って順次に当該商品まで選択させて当該
    商品の商品加工情報を表示させ、少なくとも１項目の仕
    様を選択することによって、類似カスタム商品間におい
    て選択された各項目の仕様を対比させて同一又は重複範
    囲を有するカスタムメイド商品を抽出させるステップを
    有する、ことを特徴とする請求項９記載のカスタムメイ
    ド商品加工管理方法。