JP2961927B2 - ドラム周辺ユニットの通信エラー防止装置 - Google Patents

ドラム周辺ユニットの通信エラー防止装置

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JP2961927B2
JP2961927B2 JP3075965A JP7596591A JP2961927B2 JP 2961927 B2 JP2961927 B2 JP 2961927B2 JP 3075965 A JP3075965 A JP 3075965A JP 7596591 A JP7596591 A JP 7596591A JP 2961927 B2 JP2961927 B2 JP 2961927B2
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機やプ
リンタ等の画像記録装置に使用されるドラム周辺ユニッ
トの通信エラー防止装置に関し、更には、感光体ドラム
単独、あるいは感光体ドラムにその周辺の部材を付随さ
せた形でユニット化したドラム周辺ユニットに、画像記
録枚数等のデータを記憶したりする際の通信エラーを防
止するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記電子写真複写機やプリンタ
等の画像記録装置においては、一様に帯電された感光体
ドラムの表面に画像を露光して静電潜像を形成し、この
静電潜像を現像し転写する等のプロセスを経て記録用紙
上に画像を記録するように構成されている。ところで、
上記感光体ドラムは、画像記録動作に伴って帯電・露光
・現像・転写等の各プロセスを繰り返すことによって、
その表面の感光体層が徐々に劣化したり損傷を受け、数
千乃至数万枚の記録用紙に画像記録を行うと所定の画質
を維持した画像記録を行うことができなくなるため、感
光体ドラムを交換する必要性が生じてくる。また、上記
感光体ドラムの周辺に配設される部材、例えば感光体ド
ラムの表面に残留したトナー等を除去するクリーナも、
画像記録動作を繰り返すことによってクリーナブレード
等が劣化し、多数枚の画像記録を行うと所定のクリーニ
ング性能を維持することができなくなるため、クリーナ
を交換する必要性が生じる。
【0003】そこで、上記電子写真複写機やプリンタ等
の画像記録装置においては、サービスエンジニアが定期
的に装置を保守点検し、画像記録枚数を装置本体に設け
られたカウンタ等でチェックすることにより、画像記録
枚数が所定値に達した時点で感光体ドラムやクリーナ等
の消耗部品を交換することが行われている。
【0004】ところが、近年、オフィス等で処理される
画像情報の飛躍的な増大に伴って、市場に提供されてい
る電子写真複写機やプリンタ等の画像記録装置の台数が
飛躍的に増加し、そのすべてに対してサービスエンジニ
アによる消耗部品の保守点検作業を頻繁には行い難い状
況がでてきている。そのため、記録画像の画質が低下し
た状態で画像記録装置が継続して使用されたり、あるい
は感光体ドラム等を交換するまで複写機等を使用するこ
とができなくなる虞れが生じるという状況下にある。
【0005】このような状況下においては、例えば、感
光体ドラム単独、あるいは、感光体ドラムにクリーナ等
を付随させた形でユニット化したドラム周辺ユニット
を、画像記録装置本体に対して着脱自在に構成し、この
交換可能なドラム周辺ユニットに対して保証する画像記
録枚数を予め設定しておき、顧客にドラム周辺ユニット
を予め買い取ってもらい、ドラム周辺ユニットの交換を
顧客自身に委ねることにより、上記の不都合を回避する
ようにした所謂Customer Replaceable Unit方式と
称される方式(以下、CRU方式という)が最近採用さ
れつつある。
【0006】このようなCRU方式にあっては、上記ド
ラム周辺ユニットに対して予め所定の画像記録枚数を保
証する関係上、ドラム周辺ユニットの使用頻度を画像記
録装置本体側で管理するばかりでなく、ドラム周辺ユニ
ット自体で正確に管理することが必要となる。
【0007】従来、この種の技術的手段としては、例え
ば、画像記録枚数格納用の記憶素子をドラム周辺ユニッ
ト側に取付け、画像記録装置本体にドラム周辺ユニット
を装着した際に、ドラム周辺ユニットの記憶素子に記憶
された画像記録枚数を画像記録装置側の表示器に表示さ
せるようにしたシステムが既に提案されている(特開昭
58−195854号公報)。
【0008】このタイプにあっては、ドラム周辺ユニッ
トが一旦取り外されたとしても、記憶素子内には取り外
される前の画像記録枚数が保持されているので、ドラム
周辺ユニット装着時において、上記表示器の表示によ
り、ドラム周辺ユニットの使用頻度を正確に把握するこ
とが可能となっている。
【0009】この種のドラム周辺ユニット側で画像記録
枚数を管理可能とした画像記録装置において、ドラム周
辺ユニットに画像記録枚数を記憶するための構成につい
て、さらに説明すると次の通りである。すなわち、ドラ
ム周辺ユニットは、上述したように、感光体ドラム単
独、あるいは、感光体ドラムにクリーナ等の周辺部材を
付随させた形で一体的に構成されており、このドラム周
辺ユニットは、画像記録装置本体に対して着脱自在とな
っている。上記ドラム周辺ユニットには、画像記録枚数
を記憶するための記憶素子として例えばEEPROMが
設けられており、このEEPROMは、ドラム周辺ユニ
ットを画像記録装置本体に装着した際に、装置本体側に
設けられた画像記録動作を管理するためのCPUとデー
タ等の通信が可能となるよう電気的に接続されるように
なっている。
【0010】そして、上記画像記録装置においてユーザ
ーが画像記録を行う場合には、ユーザーが希望する画像
記録枚数をコンソールパネルによりセットし、スタート
ボタンを押すと、画像記録装置は、所定の画像記録動作
を開始する。すると、画像記録装置は、原稿の画像を走
査露光する光学系の動作あるいは画像が記録された記録
用紙の排出動作によって、画像の記録枚数をカウントす
る。その際、画像記録装置本体のCPUは、1枚の画像
記録動作毎に通信線を介してドラム周辺ユニットのEE
PROMに画像記録枚数を記憶する動作を行う。
【0011】この画像記録枚数の記憶動作は、まず、画
像記録装置本体側のCPUが通信線を介してドラム周辺
ユニットのEEPROMに、画像記録枚数”N”を書き
込む書込動作を行った後、画像記録装置本体側のCPU
が通信線を介してドラム周辺ユニットのEEPROMか
ら、書き込まれた画像記録枚数”N”を読み込む読込動
作を行う。次に、ドラム周辺ユニットのEEPROMに
書き込まれた画像記録枚数とこのドラム周辺ユニットの
EEPROMから読み込んだ画像記録枚数とが一致して
いるか否かを判別する。
【0012】そして、ドラム周辺ユニットのEEPRO
Mに書き込まれた画像記録枚数とこのドラム周辺ユニッ
トのEEPROMから読み込んだ画像記録枚数とが一致
している場合には、画像記録枚数の書き込み動作が正常
に行われたと判断し、次の画像記録装置本体の画像記録
動作及び画像記録枚数の記憶動作とを継続する。一方、
両者の画像記録枚数が一致しない場合には、画像記録枚
数の書き込み動作に通信エラーが発生したと判断し、ド
ラム周辺ユニットのEEPROMを書き込み不可の状態
にしてその旨を表示し、画像記録装置本体の画像記録動
作を停止させる。その際、画像記録装置本体において画
像記録中の記録用紙が存在する場合には、その排出動作
が終了した時点で画像記録装置本体の画像記録動作を停
止する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記のごとく所謂CRU方式を採用して、ドラム周
辺ユニット自体に画像記録枚数を記憶可能とした画像記
録装置においては、ドラム周辺ユニットが画像記録装置
本体に着脱自在となっているとともに、ドラム周辺ユニ
ット自体に画像記録枚数を記憶するEEPROMを設け
なければならないため、画像記録装置本体側のCPUか
らドラム周辺ユニットのEEPROMに画像記録枚数を
記憶するための通信は、線が少なくてすむシリアル通信
が用いられる。また、この通信線は必然的に感光体ドラ
ムの周辺に配設され、且つ高電圧が印加される帯電や転
写あるいは分離用のコロトロンや高電圧印加用の高圧線
の近傍を通らざるを得ない。そのため、画像記録装置本
体のCPUからドラム周辺ユニットのEEPROMに画
像記録枚数を書き込んだり読み出したりする。従って、
動作中にコロトロン等からノイズの影響を受け易く、書
き込みあるいは読み出し動作中に通信エラーが生じる場
合がある。
【0014】ところで、ドラム周辺ユニットのEEPR
OMへの画像記録枚数の記憶動作中に通信エラーが発生
すると、ドラム周辺ユニット側で画像記録枚数の正確な
管理を行なうことが出来なくなる。このため、画像記録
装置の画像記録動作を停止する処置をとらないと金銭上
の問題が起こりえる。
【0015】しかしながら、ドラム周辺ユニットのEE
PROMへの記憶動作中に通信エラーが発生した場合直
ちに画像記録装置本体の画像記録動作を停止すると、サ
ービスエンジニアを呼んで装置の保守点検を行なうま
で、画像記録装置を使用することができなくなる。この
ため、画像記録装置の稼働性が低下するという問題点が
あった。
【0016】この問題点を解決するためには、ドラム周
辺ユニットのEEPROMへの記憶動作中に通信エラー
が発生した場合直ちに画像記録装置本体の画像記録動作
を停止させるのではなく、複数回にわたってドラム周辺
ユニットのEEPROMへの記憶動作をトライし、それ
でも通信エラーが生じた場合にのみ画像記録装置本体の
画像記録動作を停止させるように構成することも考えら
れる。かかる技術的手段は、実際に採用可能であるばか
りか、ある程度の効果を期待できる。
【0017】しかしながらこの場合には、画像記録装置
本体側のCPUからドラム周辺ユニットのEEPROM
に画像記録枚数を記憶するための通信時間が、通信エラ
ー発生時に再トライに要する時間だけ長くなる。この結
果、画像記録装置本体側のCPUが他の画像記録動作を
制御する動作に遅れを生じ、今度は画像記録装置の記録
速度を低下させてしまうという問題点が新たに生じる。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、画像記録装置本体に着脱自在
なドラム周辺ユニットに設けられた記憶素子に、画像記
録データを記憶する際に通信エラーが生じた場合でも、
画像記録装置の稼働性を低下させることなく、しかも画
像記録装置の記録速度等の性能をも低下させることなく
通信エラーを確実に防止可能なドラム周辺ユニットの通
信エラー防止装置を提供することにある。
【0019】 すなわち、この発明の請求項第1項に記
載の発明は、画像記録装置本体に着脱可能なドラム周辺
ユニットに設けられた記憶素子と、この記憶素子に画像
記録データを書込む書込手段と、上記記憶素子に書込ま
れた画像記録データを読出す読出手段と、上記書込手段
によって記憶素子に書込む画像記録データと上記読出手
段によって記憶素子から読出された画像記憶データとを
比較し、画像記録データがドラム周辺ユニットの記憶素
子に正確に書込まれたか否かを確認する確認手段とを具
備したドラム周辺ユニットの通信エラー防止装置におい
て、上記確認手段によって画像記録データの書込みエラ
ーを検出した場合は、次の画像記録時にこのエラーの起
きたデータに替えて次の画像記録データの書込む動作
を、一連の画像記録動作が終了するまで継続し、一連の
画像記録動作における最後の画像記録時における画像記
録データの書込み時に書込みエラーを検出した場合に初
めて書込み動作を中断してその旨を表示する制御手段を
備えるように構成されている。
【0020】 また、この発明の請求項第2項に記載の
発明は、画像記録装置本体に着脱可能なドラム周辺ユニ
ットに設けられた記憶素子と、この記憶素子に画像記録
データを書込む書込手段と、上記記憶素子に書込まれた
画像記録データを読出す読出手段と、上記書込手段によ
って記憶素子に書込む画像記録データと上記読出手段に
よって記憶素子から読出された画像記憶データとを比較
し、画像記録データがドラム周辺ユニットの記憶素子に
正確に書込まれたか否かを確認する確認手段とを具備し
たドラム周辺ユニットの通信エラー防止装置において、
上記確認手段によって画像記録データの書込みエラーを
検出した場合に、画像記録に関する駆動装置を停止する
とともに当該画像記録データの書込み及び読出しは継続
して実行して、上記確認手段による確認動作を行なう制
御手段を備えるように構成されている。
【0021】
【作用】この発明の請求項第1項に記載の発明において
は、確認手段によって画像記録データの書込みエラーを
検出した場合でも、次の画像記録データの書込み時に前
回エラーの起きたデータに替えて次の画像記録データを
記憶素子に書込む動作を、一連の画像記録データの書込
み動作が終了するまで順次行うようにしたので、ドラム
周辺ユニットの記憶素子への記憶動作中に偶発的にノイ
ズが発生して通信エラーが起きた場合でも次の画像記録
データとして書き込まれる確率が高く、直ちに画像記録
装置本体の画像記録動作を停止させなくともよい。従っ
て、通信エラーが発生した場合でも画像記録装置の稼働
性を低下させることがない。また、最後の画像記録デー
タの書込み時は画像記録装置が停止した後に書き込みを
行うので、ノイズ発生源としての駆動装置が停止した状
態にて通信を行うことができる。この結果、ドラム周辺
ユニットの記憶素子への通信において、ノイズの影響に
よる偶発的な通信エラートラブルが生じるのを防止する
ことができる。また、最終的に通信エラーが解消しない
場合には、書込み動作を中断してその旨を表示するの
で、故障を確実に検知できる。
【0022】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0023】図1はこの発明に係るドラム周辺ユニット
の通信エラー防止装置を適用した電子写真複写機の一実
施例を示すものである。
【0024】図1及び図2において、31は感光体ドラ
ムであり、この感光体ドラム31は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に回転可能に配設されている。上記
感光体ドラム31は、その表面が予め帯電コロトロン3
2によって一様に帯電された後、ROSユニット33
(Raster Output Scanner Unit )によって転送画
像に対応した静電潜像が形成される。その際、感光体ド
ラム31上の画像記録サイズ以外の非画像領域は、図示
外のLED等からなるイレーズランプユニットによって
露光を受け、現像されないように電荷が消去される。上
記感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像は、例
えば黒色トナーを有する磁気ブラシ方式の現像ユニット
34によって現像された後、転写前コロトロン35によ
り帯電を受けて潜像電位が均一に低下される。そして、
上記感光体ドラム31上に形成されたトナー像は、同ト
ナー像と同期して感光体ドラム31へと供給される記録
用紙37上に、転写コロトロン36の帯電によって転写
される。トナー像が転写された記録用紙37は、分離コ
ロトロン38によって感光体ドラム31から分離される
とともに、定着ユニット41によって定着され、装置の
外部に排出される。その際、上記定着ユニット41の用
紙排出側には、記録用紙の通過を検出する用紙検出スイ
ッチSWが設けられている。また、トナー像が転写され
た後の感光体ドラム31の表面は、クリーナ39によっ
て残留トナー等が除去された後、除電ランプ40によっ
て残留電荷が除去され、次の画像記録工程に備える。
【0025】そして、この実施例においては、上記感光
体ドラム31、帯電コロトロン32、クリーナ39及び
除電ランプ40が一体的にユニット化されてドラム周辺
ユニット50を構成しており、このドラム周辺ユニット
50は、図示外の機器フレームに対して着脱自在に装着
されるようになっている。上記ドラム周辺ユニット50
は、予め保証される画像記録枚数が設定されており、顧
客にドラム周辺ユニット50を予め買い取ってもらい、
画像記録枚数が所定値に達した時点で、その旨を装置の
コンソールパネルにメッセージとして表示し、ドラム周
辺ユニットの交換を顧客自身に委ねるようにしたいわゆ
るCRU方式を採用しているものである。
【0026】この実施例におけるCRU方式のドラム周
辺ユニット50は、図3に示すように、感光体ドラム3
1等の各部品が保持されるユニットケース51を有し、
このユニットケース51の装着側における先端面には、
取付開口51aが形成されており、この取付開口51a
に記憶素子ユニット52を付設したものである。
【0027】この記憶素子ユニット52は、図4
(a),(b)に示すように、画像記録枚数等のデータ
が記憶されるEEPROM54を基板53に取付けたも
のであり、この基板53にコネクタ55を接続するとと
もに、このコネクタ55を上記ユニットケース51の所
定部位に図示外のネジ等で固着したものである。そし
て、上記ドラム周辺ユニット50が図3の矢印で示す挿
入方向から機体フレームの所定部位に装着された段階に
おいて、上記EEPROM54がコネクタ55を介して
電子写真複写機本体側のコントロールボード70に接続
されるようになっている。尚、図4中、符号56はコネ
クタ55の挿入部、57はコネクタ55を機体フレーム
側の図示外のコネクタに接続する際のガイドロッド、5
8は上記コネクタ55をユニットケース51に取り付け
るための取付孔である。
【0028】ところで、この実施例では、ドラム周辺ユ
ニットに設けられた記憶素子に画像記録データを書込む
書込手段と、上記記憶素子に書込まれた画像記録データ
を読出す読出手段と、上記書込手段によって記憶素子に
書込む画像記録データと上記読出手段によって記憶素子
から読出された画像記録データとを比較し、画像記録デ
ータがドラム周辺ユニットの記憶素子に正確に書込まれ
たか否かを確認する確認手段とを具備しているととも
に、上記確認手段によって画像記録データの書込みエラ
ーを検出した場合でも、次の画像記録データの書込み時
に次の画像記録データを記憶素子に書込む動作を、一連
の画像記録データの書込み動作が終了するまで継続し、
最後の画像記録データの書込み時に書き込みエラーを検
出した場合に初めて書込み動作を中断してその旨を表示
する制御手段を備えるように構成されている。
【0029】図5は上記電子写真複写機のコントロール
ボードを示すものであり、このコントロールボード70
は、CPU71、ROM・RAM及びNVRAM(不揮
発性RAM)等からなるメモリ72、I/Oポート73
及びシステムバス74からなるマイクロコンピュータシ
ステムを構成している。このコントロールボード70
は、各種操作を行うコンソールパネル75、コンソール
パネル75上に設けられて複写機の状態に関するメッセ
ージを表示する液晶表示パネル76、ROSユニット3
3、現像ユニット34、定着ユニット41、ドラム周辺
ユニット50(EEPROM54を含む)、上記転写部
位へ順次記録用紙37を供給するための用紙搬送系77
等の動作を制御するものである。
【0030】この実施例において、上記メモリ72のR
OMには、転送されて来る画像情報に応じて画像記録動
作を制御する画像記録制御プログラム、複写動作指示に
従って用紙搬送系77を制御する用紙搬送プログラム、
ドラム周辺ユニット50に画像記録枚数等のデータを記
憶する画像記録動作管理プログラム等が予め格納されて
いる。また、上記メモリ72のNVRAMには、保守用
調整値、顧客による制御情報設定値や積算カウンタ等が
記憶されている。
【0031】上記CRU方式のドラム周辺ユニット50
に付設されているEEPROM54内には、予め保守枚
数を示すエンドオブライフ値や警告を表示する第1のラ
イフ値及び第2のライフ値が予め記憶されているととも
に、当該ドラム周辺ユニット50によって記録可能な残
りの枚数すなわち使用可能枚数カウンタ値(ユーザカウ
ンタ値)が記憶されるようになっている。そして、残り
の使用可能枚数を表示すると共に上記EEPROM54
内に予め記憶されたエンドオブライフ値まではプリント
可能とする。エンドオブライフ値に達したCRU方式の
ドラム周辺ユニット50については、エンドオブライフ
の検知に基づいてソフトウエアにてドラム周辺ユニット
50のそれ以上の使用を不可能とするように構成されて
いる。また、再び使用できないように記憶内容を破壊し
てもよい。
【0032】また、一回の画像記録動作毎に画像記録枚
数をEEPROM54内に記憶し、ドラム周辺ユニット
50が途中で機器本体から取り外されてもどの程度使用
したかの使用頻度が把握できるようになっている。
【0033】上記ドラム周辺ユニット50のEEPRO
M54内に記憶されるデータについて、個々に説明すれ
ば次の通りである。
【0034】図6は上記EEPROM54内に記憶され
る8種類のデータのアドレスマップを示すものである。
各データは2バイトのデータにて構成されており、上位
及び下位バイトの順に分けて記憶されている。
【0035】なお、コントロールボードのメモリ72に
は、EEPROM54内のアドレスマップに対応した記
憶領域が設けられている。
【0036】1.使用可能枚数(ユーザカウンタ(C
A)) このデータに基づい
て、コンソールパネル75上の操作に応じて画像を記録
したプリント枚数そのものの表示のみではなく、あと何
枚プリントできるかを示して、顧客のプリント使用頻度
を直接的に表示することもできるものである。
【0037】2.エンドオブライフプリント枚数(EO
F) この実施例ではエンドオブライフ値が記憶されている。
そして、このエンドオブライフ値は顧客に対する補償ラ
イフに製造ライン等のテストプリント分を考慮したもの
で設定されている。
【0038】3.警告を表示する第2のライフ値(PL
S) これは顧客に装置の停止が間近になったことを警告する
ためのものであり、この実施例ではエンドオブライフプ
リント枚数までのプリント残り枚数が記憶されている。
【0039】4.警告を表示する第1のライフ値(PL
F) これは顧客にドラム周辺ユニット50の再注文を促すも
のであり、この実施例ではエンドオブサイフプリント枚
数までのプリント残り枚数が記憶されている。
【0040】5.製品コード(PRCD)、製造ロット
NO.(LTNO)、対応機種コード(AVMC)、製
造年月日(PDTE) これらはドラム周辺ユニット50を識別したりするため
のナンバーであり、同型であっても他の装置のものや他
のメーカー品等の誤挿入を防止するためのものである。
【0041】上記ドラム周辺ユニット50のEEPRO
M54としては、例えばXicor社製のX2404が
用いられる。このEEPROM54は、図7に示すよう
に、電源ラインを除いてデータ線(DAT)61と、ク
ロック線(CLK)62との2本の通信線を介して、コ
ントロールボード70のCPU71と接続されており、
このCPU71との間でデータの書き込みや読み取り等
を双方向のシリアル通信によって行うようになってい
る。
【0042】上記2本の通信線は、図7に示すように、
コントロールボード70にあるI/Oポート73の端子
P1、P2にそれぞれ接続されている。そして、データ
を送る側は、データ線(DAT)61と、クロック線
(CLK)62との2本の通信線を介してクロック信号
とデータ信号を出力し、データを受ける側は、送られた
クロック信号に同期してデータを取り込む。また、双方
向にデータが送られる即ち読み取り及び書き込みの両方
が行われるので、I/Oポート73の端子P1、P2
は、データの送受に応じて出力ポートと入力ポートに適
宜機能が設定される。なお、I/OポートP1,P2は
図示しない抵抗にてプルアップされ、通信線が接続不良
の場合はこの抵抗にて高レベルに維持される。
【0043】上記読み取り/書き込み動作は、アドレス
及びデータの各情報を1本のデータ線を用いてシリアル
に送るための送信手順が予め決められており、この送信
手順に基づいて通信が行われる。情報は、スタートビッ
トとストップビット間に挟まれた一群のデータビットに
て送られる。
【0044】図8はデータ信号とクロック信号との関係
によりスタートビット、ストップビット及びデータビッ
トとなることを示すものである。クロック信号(CL
K)が”1”の間にデータ信号が立ち下がるとスタート
ビット、立ち上がるとストップビットとなり、スタート
ビット及びストップビットの間は、クロック信号に同期
してデータビットとして受信側に取り込まれる。なお、
この情報は8ビット(1バイト)のデータビットを単位
として送られる。
【0045】図9はEEPROM54への読み取り/書
き込みの操作を設定するモード設定情報(1バイト)を
示すものである。最下位のビットは、読み取り/書き込
み動作を各々設定するためのものであり、”1”は読み
取りモードを、”0”は書き込みモードをそれぞれ示し
ている。また、その上位の3ビット(A0〜A2)は、
記憶領域サイズに応じて任意に設定することができる
が、本実施例においては全て0に固定されている。な
お、最上位の4ビットは、”1010”に設定された固
定ビットとなっている。
【0046】図10はEEPROM54から1バイトの
情報を読み取る際の読み取りシーケンスを示すものであ
る。最初に、スタートビットに続いてEEPROM54
へ書き込みモードを設定し、アドレスデータ(1バイ
ト)を送った後、スタートビットに続いて読み取りモー
ドに設定してEEPROM54から送られる読み取りデ
ータ(1バイト)を受けるものである。この際にI/O
ポート73の端子P1、P2は、データの送受に応じて
出力ポートと入力ポートに適宜機能が設定される。ま
た、このシーケンスに引き続いて受信信号(ACK)と
読み取りモードの設定をEEPROM54へ送ると、E
EPROM54からは次のアドレスの読み取りデータ
(1バイト)が送られてくるので、隣接したアドレス領
域を順次連続して読み取ることができる。なお、EEP
ROM54へビット情報を順次送ると、EEPROM5
4からは1バイトごとに受信信号(ACK)が送られ
る。本実施例においては採用していないが、この信号
(ACK)を用いて通信時の異常を検知することもでき
る。
【0047】図11はEEPROM54へ1バイトの情
報を記憶する書き込みシーケンスを示すものである。最
初に、スタートビットに続いてEEPROM54へ書き
込みモードを設定し、アドレスデータ(1バイト)を送
った後、そのままのモードで書き込みデータ(1バイ
ト)を与えるものである。
【0048】以上の構成において、この実施例に係るド
ラム周辺ユニットの通信エラーが適用された電子写真複
写機では、次のようにしてドラム周辺ユニットの通信エ
ラーが防止される。
【0049】まず、電子写真複写機の電源オンと共に図
12に示すような制御動作が開始される。すなわち、複
写機の電源をオン状態にすると、コントロールボード7
0のCPU71は、複写機の動作の制御に用いられる各
種レジスタ、フラッグ類を初期値にセットする初期化サ
ブルーチンを実行する(ステップ1)。次に、ドラム周
辺ユニット50のEEPROM54からは、複写動作の
管理に必要な全ての8種類の情報(図6)を読み出し、
コントロールボード70のメモリ72に記憶するEEP
ROM読み取りサブルーチンを行う(ステップ2)。そ
の後、読み出された情報をチェックし、EEPROM5
4へのコネクタの接続不良(読み取り情報がFFFFの
場合)やユーザーカウンタの内容を調べ(使用枚数が残
っているか)、その内容に応じて警告や複写動作禁止の
処置をするエラーチェックサブルーチンを行う。残り枚
数がある場合、EEPROMのユーザカウンタの値(C
A)を読み込んだ値(CAR)はメモリー72のユーザ
カウンタ(CA)に移される(ステップ3)。その後、
複写機のコンソールパネル75からのキー入力に対応し
て複写機の設定枚数(COS)や動作モード等の操作設
定を行う入力キー処理サブルーチンを行う(ステップ
4)。
【0050】そして、上記電子写真複写機においてユー
ザーがスタートキーを操作すると(ステップ5)、コピ
ーカウンタ(COC)の値を0に設定した後(ステップ
6)、複写動作を実行するコピー実行サブルーチンを行
う(ステップ7)。その際、1枚複写を行うとユーザカ
ウンタの値(CA)を1だけ減じた後(ステップ8)、
EEPROMへの書き込みサブルーチン及びEEPRO
Mへの読み込みサブルーチンを行う(ステップ9、1
0)。この書き込み及び読み込みはシリアル通信で時間
を要するため、CPU71の複写機制御の余裕のあるタ
イミングで行われる。本実施例においては最終複写紙に
ついてはその排出時に行い、それ以外の複写機について
は露光ランプが原稿走査を終えて戻る時に行った。
【0051】その後、メモリー72のユーザカウンタの
値(CA)とEEPROMから読み込んだユーザカウン
タの値(CAR)が等しいか否かを判別し(ステップ1
1)、等しい場合には、エラーフラッグEFを0とおい
て(ステップ11’)エラーチェックサブルーチンを行
い(ステップ12)、複写枚数カウンタ値(COC)に
1を加算する(ステップ14)。一方、等しくない場合
には、エラーフラッグEF1を1とおいて(ステップ1
3)複写枚数カウンタ値(COC)に1を加算する(ス
テップ14)。
【0052】次に、セット枚数カウンタ値(COS)と
複写枚数カウンタ値(COC)とを比較し、等しくない
場合には、ステップ7に戻る。また、セット枚数カウン
タ値(COS)と複写枚数カウンタ値(COC)が等し
い場合には、次にエラーフラッグEF1が1か否かを判
別し(ステップ16)、0の場合はステップ3に戻って
複写動作を終了する。EF1が1の場合には、ステップ
17に進み、再度EEPROM54への書き込みを行な
う。
【0053】ステップ17〜19にて再度更新及びチェ
ックを行い、更新できなかった場合は複写機の動作の停
止フラッグ(MCC)を検知する(ステップ20)まで
ステップ17に戻ってこの動作を繰り返す。
【0054】また、複写機の動作停止フラッグMCCが
1の場合すなわち複写機の動作停止を検知すると、エラ
ーフラッグEF2をセットして(ステップ21〜22)
ステップ17に戻り、この停止状態で1回だけ再度更新
及びチェックを行う(ステップ17〜19)。この結果
やはりうまくいかない場合は、本当の故障が起きたと判
断して、「故障です」をコンソールパネル75のLCD
76に表示する故障表示を行い(ステップ23)、ステ
ップ3に戻る。
【0055】図13は上記EEPROM54への読み込
みサブルーチンを示すものである。このEEPROM5
4への読み込みサブルーチンにおいては、まず、コンソ
ールパネル75に設けられたメモリ72のユーザカウン
タ(CA)の上位バイトアドレスをアドレスポインタ
(ADPT)にセットする(ステップ201)。次に、
I/OポートP2を出力ポートに設定した後(ステップ
202)、EEPROM54へEEPROMに設定され
ているユーザカウンタ(CA)の記憶アドレスを出力す
る(ステップ203〜205)。その後、電源オン時の
最初のデータ読み取りか否かを示すフラッグ(DRF)
を調べ(ステップ206)、最初のデータ読み取りの場
合(DRFが0の場合)は、8種類の情報(16バイ
ト)の読み取り回数16をループカウンタ(LPC)に
設定し、1バイトごとに順次読み取った16バイトのデ
ータを、メモリ72のユーザカウンタ(CA)の上位バ
イトアドレスから順次連続した領域に記憶させる(ステ
ップ207〜218)。
【0056】一方、2回目以降のデータ読み取りの場合
(DRFが1の場合)は、ユーザカウンタ(CA)の情
報(2バイト)の読み取り回数2をループカウンタLP
Cに設定し(ステップ208)、ユーザカウンタ(C
A)のみを読み出す。
【0057】このループステップ209〜217におい
ては、EEPROM54へ読み取りモードを出力し(ス
テップ209)、I/OポートP2を入力ポートに設定
し(ステップ210)、8ビットのデータ(DIN)を
取り込む(ステップ211)。
【0058】次に、アドレスポインタ(ADPT)の示
す番地にEEPROM54から読み取ったデータ(DI
N)を移した後(ステップ212)、I/OポートP2
を出力ポートに設定し(ステップ213)、EEPRO
M54へ受信信号(ACK)を送る(ステップ21
4)。そして、アドレスポインタ(ADPT)を1つイ
ンクリメントするとともに(ステップ215)、ループ
カウンタ(LPC)を1つデクリメントし(ステップ2
16)、読出が終了したかどうかを判断し(ステップ2
17)、終了していない場合(LPCが0以上の場合)
は、ステップ209に戻る。また、全てのデータ読み出
しが終了すると(LPCが0の場合)、ストップビット
を送る(ステップ218)。
【0059】図14はEEPROM54への書き込みサ
ブルーチンを示すものである。このEEPROM54へ
の書き込みサブルーチンにおいては、コンソールパネル
75に設けられたメモリ72のユーザカウンタ(CA)
記憶領域の更新された2バイトのデータをEEPROM
54へ書き込むものである。
【0060】まず、I/OポートP1、P2を出力ポー
トに設定した後(ステップ101)、EEPROM54
へ同EEPROM上のユーザカウンタ(CA)のアドレ
スを出力する(ステップ102〜104)。次に、更新
されたユーザカウンタ(CA)の上位バイトのデータを
出力した後(ステップ105)、ストップビットを送っ
て(ステップ106)上位バイトデータの書き込みを終
了する。
【0061】同様に、ユーザカウンタ(CA)のアドレ
スを1つインクリメントして送り(ステップ107〜1
09)、ユーザカウンタ(CAT)の下位バイトのデー
タを書き込む(ステップ110〜111)。
【0062】図15はEEPROM54から読み出され
てメモリ72へ書き込まれたデータをチェックするサブ
ルーチンを示すものである。
【0063】このサブルーチンにおいては、まず、電源
オン時の最初のデータ読み取りか否かを示すフラッグ
(DRF)を調べ(ステップ301)、DRFが1(2
回目以降の読取りである)場合は、ステップ305に進
む。一方、DRFが0に等しい場合(最初のデータの場
合)DRFを1にセットした(ステップ301’)後
は、最初にデータが正しく読まれたか否かを調べる(ス
テップ302〜305)。
【0064】すなわち、最初のデータ読み取りの場合
は、読み込んだ8種類の2バイト情報のうちの4種類の
データ(PLF、PLS、EOL、CA)をFFFFと
比較し(ステップ302〜305)、データが正しく読
まれたか否かを調べる。
【0065】一方、2回目以降のデータ読み取りの場合
は、ステップ305に飛びユーザカウンタ(CA)のデ
ータのみFFFFと比較する。
【0066】この比較においてデータがFFFFであっ
た場合は、コネクタが外れていると判断し、「ドラムユ
ニットを正しく装着して下さい」との警告表示を行う
(ステップ306)と共に、エラーがあった場合は、複
写枚数カウンタ(COC)を複写設定枚数(COS)に
して以降のコピー動作継続を禁止する(ステップ30
9)。
【0067】次に、EEPROM54のユーザカウンタ
(CA)から読み取ったデータ(CAR)から残り枚数
及び消耗品手配の警告をする必要があるか否かを調べる
(ステップ307〜314)。すなわち、エンドオブラ
イフ値(EOL)からユーザカウンタ(CAR)の値を
減算した値が、0より小さいか0以上かが判別され(ス
テップ307)、0以上の場合には、複写可能な「残り
枚数がありません」との警告を表示する(ステップ30
8)。
【0068】一方、エンドオブライフ値(EOL)から
ユーザカウンタ(CAR)の値を減算した値が0より小
さい場合には、ユーザカウンタ(CAR)の値と第2の
ライフ値(PLS)とを比較して(ステップ310)、
0以上の場合には、「新しいドラムユニットを手配して
下さい」との警告を点灯して表示する(ステップ31
1)。
【0069】また、ユーザカウンタ(CAR)の値が第
2のライフ値(PLS)以下の場合には、ユーザカウン
タ(CAR)の値と第1のライフ値(PLF)とが比較
される(ステップ312)。そして、0以上の場合に
は、「新しいドラムユニットを手配して下さい」との警
告を点滅して表示し(ステップ313)、0より小さい
場合には、読み取ったデータ(CA)をメモリ72のユ
ーザカウンタ(CAT)にセットする。
【0070】以上のように、CPU71が複写枚数デー
タの書込みエラーを検出した場合でも、次の画像記録デ
ータの書込み時に前回エラーの起きたデータに替えて次
の画像記録データをEEPROM54に書込むという動
作を、一連の複写作業に伴う画像記録データの書込み動
作が終了するまで順次行うようにした。この結果、ドラ
ム周辺ユニット50のEEPROM54への記憶動作中
ノイズ発生等によって偶発的に通信エラーが発生した場
合でも、次の画像記録データとして書き込まれる確率が
高く、通信エラーが発生した場合でも複写機の稼働性を
低下させることがない。また、最後の画像記録データの
書込みは複写機が停止した後に行なうようにし、この書
き込みにおいてエラーを検出した場合に初めて故障と判
断してその旨を表示するとともにそれ以降の複写動作を
禁止する(ステップ23)ようにしたので、最終の書込
み動作をノイズ発生源としての駆動装置が停止した状態
にて行うことができ、ドラム周辺ユニット50のEEP
ROM54へのノイズの影響による偶発的な通信エラー
トラブルが生じるのを防止することができる。
【0071】なお、上記の実施例において、EEPRO
M54の記憶データを必要に応じて任意の値に書き替え
ることも可能であり、例えばサービスエンジニアが特定
の保守モードに設定し、複写機のテンキー等の入力手段
から書き替えることができる。この場合、保守調整用に
少数の複写を行ってもユーザの残り枚数を保証すること
ができる。
【0072】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、画像記録装置本体に着脱自在なドラム周辺ユ
ニットに設けられた記憶素子に、画像記録データを記憶
する際に通信エラーが生じた場合でも、画像記録装置の
稼働性を低下させることなく、しかも画像記録装置の記
録速度等の性能をも低下させることなく通信エラーを確
実に防止可能なドラム周辺ユニットの通信エラー防止装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係るドラム周辺ユニットの
通信エラー防止装置の一実施例を適用した電子写真複写
機を示す概略構成図である。
【図2】 図2は同電子写真複写機の画像記録部を示す
構成図である。
【図3】 図3はドラム周辺ユニットを示す斜視図であ
る。
【図4】 図4(a)、(b)はドラム周辺ユニットの
記憶素子をそれぞれ示す平面図及び正面図である。
【図5】 図5は電子写真複写機の制御回路を示すブロ
ック図である。
【図6】 図6はEEPROMの記憶内容を示す説明図
である。
【図7】 図7はEEPROMとコントロールボードの
接続状態を示す概略図である。
【図8】 図8はEEPROMへのデータの読み込み及
び書き込みを行う際のスタートビット等を示すタイムチ
ャートである。
【図9】 図9はEEPROMへのモード設定を示す説
明図である。
【図10】 図10はEEPROMへの読み取りモード
を示すタイミングシーケンスを示す図である。
【図11】 図11はEEPROMへの書き込みモード
を示すタイミングシーケンスを示す図である。
【図12】 図12はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフローチャートである。
【図13】 図13はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフローチャートである。
【図14】 図14はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフローチャートである。
【図15】 図15はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフローチャートである。
【図16】 図16はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフローチャートである。
【図17】 図17はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフロ ーチャートである。
【図18】 図18はこの発明の一実施例に係る装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
50 ドラム周辺ユニット、54 記憶素子、71 C
PU、72 メモリ、73 入出力ポート。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置本体に着脱可能なドラム周
    辺ユニットに設けられた記憶素子と、この記憶素子に画
    像記録データを書込む書込手段と、上記記憶素子に書込
    まれた画像記録データを読出す読出手段と、上記書込手
    段によって記憶素子に書込む画像記録データと上記読出
    手段によって記憶素子から読出された画像記憶データと
    を比較し、画像記録データがドラム周辺ユニットの記憶
    素子に正確に書込まれたか否かを確認する確認手段とを
    具備したドラム周辺ユニットの通信エラー防止装置にお
    いて、上記確認手段によって画像記録データの書込みエ
    ラーを検出した場合は、次の画像記録時にこのエラーの
    起きたデータに替えて次の画像記録データの書込む動作
    を、一連の画像記録動作が終了するまで継続し、一連の
    画像記録動作における最後の画像記録時における画像記
    録データの書込み時に書込みエラーを検出した場合に初
    めて書込み動作を中断してその旨を表示する制御手段を
    備えたことを特徴とするドラム周辺ユニットの通信エラ
    ー防止装置。
  2. 【請求項2】 画像記録装置本体に着脱可能なドラム周
    辺ユニットに設けられた記憶素子と、この記憶素子に画
    像記録データを書込む書込手段と、上記記憶素子に書込
    まれた画像記録データを読出す読出手段と、上記書込手
    段によって記憶素子に書込む画像記録データと上記読出
    手段によって記憶素子から読出された画像記憶データと
    を比較し、画像記録データがドラム周辺ユニットの記憶
    素子に正確に書込まれたか否かを確認する確認手段とを
    具備したドラム周辺ユニットの通信エラー防止装置にお
    いて、上記確認手段によって画像記録データの書込みエ
    ラーを検出した場合に、画像記録に関する駆動装置を停
    止するとともに当該画像記録データの書込み及び読出し
    は継続して実行して、上記確認手段による確認動作を行
    なう制御手段を備えたことを特徴とするドラム周辺ユニ
    ットの通信エラー防止装置。
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