JP4866516B2 - 駆動ユニット交換型装置および組み合わせ判定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、駆動ユニットとして交換可能な電子写真プロセスユニットを設けた複写機、プリンタあるいはファクシミリ装置などの駆動ユニット交換型装置と、この種の駆動ユニット交換型装置における組み合わせ判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式で画像形成を行う複写機やプリンタでは、感光ドラムなどの消耗品を用いることが一般的であり、ユーザメンテナンスを容易とするために、このような消耗品をプロセスユニットとしてユニット化して容易に交換できるようになっている。
【0003】
このようなプロセスユニットは、繰り返しの使用にともなって劣化するので、ある程度の使用量に達すると所期の性能を発揮できなくなってしまう。そこで装置の使用状況を、例えば、印刷枚数をカウンタでカウントすることで管理し、サービスマンがユーザを尋ねて装置のカウンタの内容やユーザから使用状態を聞くなどしてその場で装置の使用状況を把握し、トナーカートリッジの交換時期やプロセスユニットの交換時期などを判断するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように装置のカウンタの内容やユーザから使用状態を聞くなどしてその場で装置の使用状況を把握するのでは、充分な解析や調査ができないため装置の使用状況を正確に把握することが困難であった。また、サービスマンの負担も大きくなるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的とするところは、装置の使用状況をサービスマンに負担を掛けること無く、より正確に把握することを可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装置本体に駆動ユニットを着脱自在に設け、ユーザ操作により駆動ユニットを使用して装置本体が所望の動作を行うと共に、駆動ユニットが寿命になると新たな駆動ユニットと交換する駆動ユニット交換型装置において、装置本体および駆動ユニットとは別体を成すとともに装置本体あるいは駆動ユニットに対して着脱自在なキーと、装置本体に装着されている駆動ユニットが未使用品であるか否かを検知する第1の検知手段と、装置本体あるいは駆動ユニットに装着されたキーが未使用品であるか否かを検知する第2の検知手段と、駆動ユニットおよびキーがともに未使用品であることを第1の検知手段および第2の検知手段が検知したことに応じて駆動ユニットとキーとが正規の組み合わせで装着されていると判定する判定手段とを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は本発明を、感光体ドラム等を有するプロセスユニットが装着自在なディジタル複写機に適用したものについて述べる。
【0010】
図1はディジタル複写機の要部構成を示すブロック図で、このディジタル複写機は、複写機本体1、駆動ユニットであるプロセスユニット2およびこのプロセスユニット2と対になっている情報記録ユニットである電子キー3からなる。
【0011】
前記プロセスユニット2は、複写機本体1とは別体を成し、複写機本体1に対して装着自在になっている。また、前記電子キー3は、複写機本体1及びプロセスユニット2とは別体を成し、複写機本体1に対して装着自在になっている。
【0012】
前記複写機本体1は、CPU11、ROM12、RAM13、操作パネル14、スキャナ15、プリンタ本体16、入出力部(以下、I/O部と称する)17、コネクタ18,19,20、符号変換機21,22、照合部23,24およびカバー状態検出部25を設けている。そしてこれらの各部のうち、前記CPU11、ROM12、RAM13、操作パネル14、スキャナ15、プリンタ本体16、I/O部17およびカバー状態検出部24は、システムバス26を介して互いに電気的に接続されている。
【0013】
前記プロセスユニット2は、プロセスユニット本体27、符号変換機28およびコネクタ29,30を有している。前記電子キー3は、メモリ部31およびコネクタ32を有している。
【0014】
前記CPU11は、ROM12に格納された動作プログラムに基づくソフトウェア処理により、ディジタル複写機としての動作を実現するための各部の制御処理を行う。前記ROM12は、CPU11の制御プログラム等を記憶する。前記RAM13は、CPU11が各種の処理を行うために必要となる各種の情報を記憶するために使用される。
【0015】
前記操作パネル14は、ユーザによるCPU11に対する各種の指示入力を受け付けるためのキー入力部や、ユーザに対して報知すべき各種の情報をCPU11の制御の下に表示するための表示部などを有する。
【0016】
前記スキャナ15は、イメージセンサや画像処理回路などを有しており、コピー対象の原稿の読取りを行って画像データを生成する。前記プリンタ本体16は、周知の電子写真プロセスによる用紙への画像形成を行う。このプリンタ本体16が画像形成を行うに当たっては、装着されている前記プロセスユニット2を使用する。
【0017】
前記I/O部17には、コネクタ18,19,20、符号変換機21,22および照合部23,24がそれぞれ接続されており、コネクタ18,19,20および符号変換機21,22へ向けての信号出力処理や、コネクタ19を介して入力される信号や、照合部23,24からの出力信号の入力処理を行う。
【0018】
前記コネクタ18,19は、プロセスユニット2が装着されている場合に、そのプロセスユニット2に設けられているコネクタ29,30が結合する。そして前記コネクタ18は、出力ポートおよび入力ポートをそれぞれ有し、前記I/O部17から出力される信号をプロセスユニット2に向けて出力するとともに、プロセスユニット2から出力される信号を照合部23,24へと与える。また、前記コネクタ19は、出力ポートおよび入力ポートを有し、I/O部17から出力される信号をプロセスユニット2に向けて出力するとともに、プロセスユニット2から出力される信号をI/O部17へと与える。
【0019】
前記コネクタ20はバス接続ポートを有し、前記電子キー3が装着されている場合に、その電子キー3に設けられているコネクタ32が結合する。コネクタ32はメモリ部31に接続されている。これにより、コネクタ20のバス接続ポート、コネクタ32のバス接続ポートにより複写機本体1のI/O部17と電子キー3のメモリ部31とがバス接続される。
【0020】
前記符号変換機21,22には、I/O部17からプロセスユニット2に向けて出力される信号がそれぞれ分岐入力されている。そしてこの符号変換機21,22は、この入力信号を所定の規則に従って符号変換する。この符号変換機21,22はいずれも所定の論理演算を行って符号変換を実現するものであるが、その論理演算はそれぞれ異なる第1論理および第2論理で行う。
【0021】
前記照合部23,24は、コネクタ18を介してプロセスユニット2から与えられる信号と、符号変換機21,22で符号変換がなされた後の信号とをそれぞれ照合し、両信号が一致しているか否かを照合結果情報として出力する。
【0022】
前記カバー状態検出部25は、複写機本体1に設けられた開閉カバーの開閉状態を検出し、CPU11からの要求に応じて検出結果をCPU11へと通知する。開閉カバーは、プロセスユニット2の交換などのためにプロセスユニット2の収容空間を複写機本体1の外部に露出するための扉である。
【0023】
前記プロセスユニット本体27は、感光ドラムや現像器などの消耗品を備えたものであって、カートリッジ状を成していてユーザが容易に交換できるようになっている。
【0024】
前記符号変換機28は、プロセスユニット本体27に取り付けられている。またこの符号変換機28はPLD(Programmable Logic Device)を用いてなり、コネクタ30を介しての制御により内部の論理を書き替えることが可能である。そして符号変換機28は、設定されている論理でコネクタ29を介して入力される信号に対する論理演算を行い、演算結果をコネクタ29へと出力する。
【0025】
前記コネクタ29,30は、プロセスユニット2が複写機本体1に装着されている場合に、その複写機本体1のコネクタ18,19に結合する。そしてコネクタ29は、出力ポートおよび入力ポートをそれぞれ有し、複写機本体1から出力される信号を符号変換機28へと与えるとともに、符号変換機28から出力される信号を複写機本体1へと与える。またコネクタ30は、出力ポートおよび入力ポートを有し、複写機本体1から出力されて入力ポートへと与えられる信号を符号変換機28へと与えるとともに、符号変換機28から出力される信号を複写機本体1へ向けて出力ポートより出力する。
【0026】
前記メモリ部31は、複写機本体1のシリアル番号と共に複写機本体1およびプロセスユニット2の使用状況を示す、例えば、複写機本体1のトータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOWの発生回数と発生日、エラー発生回数の使用状況情報を記録するために用いられる。
【0027】
また、前記メモリ部31は、自分が未使用品であるか否かを示す情報(以下、新旧情報と称する)を格納するためにも用いられる。このメモリ部31は、I/O部17を介してCPU11によりアクセスされ、使用状況情報や新旧情報の書込みや読出しが行われる。
【0028】
ところで、前記CPU11がROM12に格納された動作プログラムに基づくソフトウェア処理により実現する制御手段は、ディジタル複写機における周知の一般的な制御手段に加えて、プロセスユニット新旧検知手段および電子キー新旧検知手段を有している。
【0029】
プロセスユニット新旧検知手段は、装着されているプロセスユニット2が未使用品であるか否かを検知する。電子キー新旧検知手段は、装着されている電子キー3が未使用品であるか否かを検知する。そして、プロセスユニット新旧検知手段による検知結果と電子キー新旧検知手段による検知結果とが不一致である場合にプロセスユニット2と電子キー3の組み合わせが不当である旨をユーザに対して報知するためのメッセージ表示を操作パネル14の表示部に行わせる。
【0030】
次に、以上のように構成されたディジタル複写機の動作につき説明する。なお、複写動作などのディジタル複写機における周知の一般的な動作については従来と同様であるのでその説明は省略し、ここではプロセスユニット2と電子キー3との関係について説明する。
【0031】
複写機本体の電源投入、パワーセーブ状態からの復帰、あるいはカバー状態検出部25による開閉カバーの開放状態から閉塞状態への変化の検出があると、CPU11は図2に示す正当性監視及び情報記録処理を実行する。
【0032】
まず、ステップST1にてプロセスユニット2の装着の有無を検知し、ステップST2にて有無を判断する。そしてプロセスユニット2が装着されていないことを判断すると、ステップST3にてプロセスユニット2の装着をユーザに促すメッセージを操作パネル14の表示部に表示させてこの処理を終了する。
【0033】
また、ステップST2にてプロセスユニット2が装着されていることを判断すると、ステップST4にて装着されているプロセスユニット2の新旧を検知する。なお、プロセスユニット2の新旧とは、未使用品であるか既使用品であるかのことであり、以下では、未使用のプロセスユニット2を新プロセスユニット、既使用のプロセスユニット2を旧プロセスユニットとそれぞれ称する。
【0034】
プロセスユニットの新旧の検知は、具体的には以下のようにして行われる。すなわち、CPU11は、I/O部17を介してコネクタ18の出力ポートおよび符号変換機21,22に所定のビット長で任意のビット配列を持つ識別符号を出力する。I/O部17から出力された識別符号はコネクタ18,29を介して符号変換機28へと与えられる。
【0035】
従って、符号変換機21,22および符号変換機28のそれぞれに同一の識別符号が与えられることとなり、それぞれ符号変換される。そして符号変換機21で符号変換された後の符号(以下、第1正規変換符号と称する)と、符号変換機28で符号変換された後の符号(以下、応答符号と称する)は、共に照合部23に、また符号変換機22で符号変換された後の符号(以下、第2正規変換符号と称する)と応答符号は、共に照合部24に入力され、それぞれ照合される。
【0036】
前記プロセスユニット2の符号変換機28には出荷時に第1論理を設定しておく。従って、装着されているのが新プロセスユニットであるならば、符号変換機28の論理は第1論理に設定されている。このため、装着されたプロセスユニット2がこのような状態であるならば、応答符号は識別符号を第1論理で符号変換したものであって、符号変換機21が出力する第1正規変換符号と一致するはずである。
【0037】
そこでCPU11は、上述のように識別符号を出力したのちに、照合部23での照合の結果(第1論理照合結果)を取り込み、これが一致と判定されていたならば、装着されているのが新プロセスユニットであると判定する。
【0038】
以上がプロセスユニットの新旧検知の具体的な手順であるが、このようにしてプロセスユニット2の新旧検知が終了したならば、続いて、ステップST5にて装着されているのが新プロセスユニットか否かを判断する。そして装着されているのが新プロセスユニットであると判断されると、ステップST6にてその装着されているプロセスユニット2を旧プロセスユニットに変更するための移行処理を実行する。
【0039】
なお、旧プロセスユニット移行処理とは、具体的には、CPU11がI/O部17およびコネクタ19、30を介して符号変換機28にアクセスし、その論理を第1論理から第2論理に書き替える処理である。これにより、一旦使用が開始されたプロセスユニット2における符号変換機27の論理は第2論理に設定される。
【0040】
続いて、ステップST7にて電子キー3の装着の有無を検知し、ステップST8にて電子キー3の有無を判断する。そして電子キー3が装着されていないことを判断すると、ステップST9にて電子キー3の装着をユーザに促すメッセージを操作パネル14の表示部に表示させてこの処理を終了する。
【0041】
また、ステップST8にて電子キー3が装着されていることを判断すると、ステップST10にてその装着されている電子キー3の新旧を検知する。なお、電子キー3の新旧とは、未使用品であるか既使用品であるかのことであり、以下では未使用の電子キー3を新電子キー、既使用の電子キー3を旧電子キーとそれぞれ称する。
【0042】
電子キー3の新旧の検知は、装着された電子キー3のメモリ部31に記憶されている新旧情報を確認することで行う。すなわち、CPU11は、I/O部17を介してメモリ部31に記憶されている新旧情報を読出し、これが未使用品であることを示す情報となっているならば新電子キーとして検知し、そうでない場合には旧電子キーとして検知する。
【0043】
ステップST11にて装着されているのが新電子キーか否かを判断し、新電子キーであれば、ステップST12にてその装着されている電子キー3を旧電子キーに変更するための旧電子キー移行処理を実行する。
【0044】
なお、旧電子キー移行処理とは、具体的には、CPU11がI/O部17を介してメモリ部31にアクセスし、メモリ部31に記憶されている新旧情報を既使用品であることを示す情報に書き替える処理である。
【0045】
このようにして、装着されたのが新プロセスユニットおよび新電子キーであったのならば、CPU11は正規の組み合わせでの装着がなされていると判定し、ステップST13にて電子キー3のメモリ部31に複写機本体のシリアル番号、本体トータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOW発生回数と発生日、エラー発生回数の情報を書込む。そして、ステップST14にて印刷を行うことが可能であることをユーザに報知するためのレディーメッセージを操作パネル14の表示部に表示させる。
【0046】
なお、複写機本体1には電源がバックアップされている内部メモリが設けられており、この内部メモリに、シリアル番号、本体トータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOW発生回数と発生日、エラー発生回数の情報が記憶されており、シリアル番号以外は逐次更新されるようになっている。なお、本体トータルカウンタ値は複写機本体が動作した総回数であり、スキャナトータルカウンタ値はスキャナーが動作した回数であり、コピージョブのカウンタ値はコピー動作が行われた回数であり、プリンタジョブのカウンタ値は印刷動作が行われた回数であり、トナーLOW発生回数はトナーカートリッジにおいてトナーLOWが検知された回数であり、発生日はその発生日であり、エラー発生回数はエラーが発生した回数である。
【0047】
通常、複写機はプロセスユニットが数回交換可能であり、また、1つのプロセスユニットに対して数回のトナーカートリッジの交換が可能であり、従って、プロセスユニットが新しいプロセスユニットと交換するときには上記カウンタ値や回数はすでにある数値になっている。従って、新しいプロセスユニットおよび新しい電子キーが装着されたときには複写機本体から電子キーのメモリ部31にこれらの情報を書込むことになる。
【0048】
ステップST11にて装着されているのが旧電子キーであると判断されると、このときにはプロセスユニットが新しいプロセスユニットに交換されたにも拘らず電子キーが旧電子キーのままであり、プロセスユニットと電子キーとに不当性が判断され、ステップST15にて電子キー3を新電子キーに交換するようユーザに促すメッセージを操作パネル14の表示部に表示させてこの処理を終了する。
【0049】
ステップST14にて印刷を行うことが可能であることをユーザに報知するためのレディーメッセージを表示した後は、終了操作、すなわち、電源のオフ、パワーセーブ状態、カバーオープンがなければ、複写機は印刷動作やコピー動作等ディジタル複写機としての動作を行うことになる。そして、ステップST16にて印刷枚数が100の倍数に達する毎に、ST17にて電子キー3のメモリ部31に複写機本体の本体トータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOW発生回数と発生日、エラー発生回数の情報を書込む。すなわち、以前の情報を新たな情報に書き換えることになる。なお、シリアル番号は変更されることが無いので最初に書き込んだ後は書き込むことはない。
【0050】
また、装着されているプロセスユニット2が既に使用が開始されたものであるならば、前述のように符号変換機28の論理は第2論理になっている。従って、このようなプロセスユニット2が装着された状態での符号変換機28からの応答符号は識別符号を第2論理で変換したものであって第1正規変換符号とは一致せず、第2正規変換符号と一致することになる。従って、CPU11は、ステップST4にて照合部24からの照合結果によって装着されているのが旧プロセスユニットであることを検知し、ステップST5にてそれを判断する。
【0051】
装着されているのが旧プロセスユニットであることを判断すると、ステップST18にて電子キー3の装着の有無を検知し、ステップST19にて装着の有無を判断する。そして電子キー3が装着されていないことを判断すると、ステップ20にて電子キー3の装着をユーザに促すメッセージを操作パネル14の表示部に表示させてこの処理を終了する。
【0052】
また、ステップST19にて電子キー3の装着を判断すると、続いて、ステップST21にて装着されている電子キー3の新旧を検知し、ステップST22にて装着されているのが新電子キーか否かを判断する。
【0053】
そして、装着されているのが旧電子キーであると判断すると、装着されているのが旧プロセスユニットおよび旧電子キーであるから正規の組み合わせでの装着がなされていると判断する。この状態では終了操作、すなわち、電源のオフ、パワーセーブ状態、カバーオープンがなければ、複写機は印刷動作やコピー動作等ディジタル複写機としての動作を行うことになる。そして、ステップST16にて印刷枚数が100の倍数に達する毎に、ST17にて電子キー3のメモリ部31に複写機本体のシリアル番号、本体トータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOW発生回数と発生日、エラー発生回数の情報を書込む。すなわち、以前の情報を新たな情報に書き換えることになる。
【0054】
しかしながら、ステップST22にて装着されている電子キー3が新電子キーであると判断すると、電子キーが新電子キーに交換されたにも拘らずプロセスユニットが交換されていないと判断し、ステップS23にてプロセスユニット2を新プロセスユニットに交換するようユーザに促すメッセージを操作パネル14の表示部に表示させてこの処理を終了する。
【0055】
以上のように本実施形態によれば、プロセスユニット2とこれに対になっている電子キー3が同時に交換されたときには正規のプロセスユニット2と電子キー3が装着された判断して、電子キー3のメモリ部31に複写機本体1のメモリから複写機本体のシリアル番号、本体トータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOW発生回数と発生日、エラー発生回数の情報を読み出して書込む。そして、その後は、印刷枚数が100の倍数に達する毎にメモリ部31の情報が複写機本体1に記憶してある最新の情報に書き換えられる。
【0056】
このようにして、電子キー3のメモリ部31には複写機の使用状況が本体トータルカウンタ値、スキャナトータルカウンタ値、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値、トナーLOW発生回数と発生日、エラー発生回数のデータとして記録されるので、プロセスユニット2を交換するときに同時に電子キー3も交換するので、この電子キー3をユーザから送付してもらうかサービスマンが取りに行くかして販売側で取得すれば、販売側は電子キー3のメモリ部31に記録されている情報をコンピュータに取り込んでユーザが複写機をどのように使用しているかなどを容易に分析することができる。
【0057】
すなわち、シリアル番号でユーザを特定でき、本体トータルカウンタ値およびスキャナトータルカウンタ値の情報によってメンテナンスの時期を予想できる。これによりユーザ管理ができる。
【0058】
また、コピージョブおよびプリンタジョブのカウンタ値によってユーザがどの機能を主に使用するかなどの傾向を知ることができ、次の製品の売り込みに活用することができる。
【0059】
また、トナーLOW発生回数と発生日によってユーザのトナー交換時期を予想することが可能になり、交換時期が近くなるとユーザにトナーカートリッジの交換時期になったことを知らせトナーカートリッジの購入製品を宣伝することでユーザが海賊版トナーカートリッジを購入するのを未然に防止できる。さらに、エラー発生回数によって複写機の動作状態を把握することができる。
【0060】
そして、これらはサービスマンが複写機の設置場所で行う必要はなく、販売側のコンピュータで行うことができるので、サービスマンの負担を軽減でき、しかも、より正確に装置の使用状況を把握できる。
【0061】
また、プロセスユニット2とこれに対になっている電子キー3との正当性をこれらの交換時に判断して交換時には常に新しいプロセスユニットと新しい電子キーが装着されたことを確認してから電子キーのメモリ部に複写機の動作状態の情報を書込むようにしているので、プロセスユニット2の使用状況も正しく管理することができる。
【0062】
なお、この実施の形態は本発明を、感光体ドラム等を有するプロセスユニットが装着自在なディジタル複写機に適用したものについて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、プリンタやファクシミリ装置、あるいはその他の相値にも適用できるものであり、要は、プロセスユニットのような駆動ユニットが交換できるタイプの装置であれば適用できるものである。
【0063】
またこの実施の形態では、電子キーを複写機本体1に直接的に装着する構成としたが必ずしもこれに限定するものではなく、電子キーをプロセスユニットに装着してプロセスユニットと電子キーを一体にしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように、各請求項記載の発明によれば、装置の使用状況をサービスマンに負担を掛けること無く、より正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタル複写機の要部構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態における正当性監視及び情報記録処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1…複写機本体
2…プロセスユニット
3…電子キー
11…CPU
12…ROM
16…プリンタ本体
17…入出力部(I/O部)
18,19,20,29,30,32…コネクタ
21,22,28…符号変換機
23,24…照合部
26…プロセスユニット本体
31…メモリ部
Claims (7)
- 装置本体に駆動ユニットを着脱自在に設け、ユーザ操作により前記駆動ユニットを使用して前記装置本体が所望の動作を行うと共に、前記駆動ユニットが寿命になると新たな駆動ユニットと交換する駆動ユニット交換型装置において、
前記装置本体および前記駆動ユニットとは別体を成すとともに前記装置本体あるいは駆動ユニットに対して着脱自在なキーと、
前記装置本体に装着されている前記駆動ユニットが未使用品であるか否かを検知する第1の検知手段と、
前記装置本体あるいは前記駆動ユニットに装着された前記キーが未使用品であるか否かを検知する第2の検知手段と、
前記駆動ユニットおよび前記キーがともに未使用品であることを前記第1の検知手段および前記第2の検知手段が検知したことに応じて前記駆動ユニットと前記キーとが正規の組み合わせで装着されていると判定する判定手段とを設けたことを特徴とする駆動ユニット交換型装置。 - 前記装置本体の動作状況を示す情報を記憶する内部メモリと、
前記装置本体が前記所望の動作を行うのに伴って前記内部メモリが記憶する情報を更新する更新手段と、
前記判定手段により前記駆動ユニットと前記キーとが正規の組み合わせで装着されていると判定されたことに応じて、前記内部メモリに記憶された情報の少なくとも一部を前記キーに備えられたメモリ部に書き込む書込手段とをさらに具備する請求項1に記載の駆動ユニット交換型装置。 - 前記書込手段は、前記判定手段により前記駆動ユニットと前記キーとが正規の組み合わせで装着されていると判定されたことに応じて、前記装置本体に付けられたマ
シン番号を前記メモリ部に書き込む請求項2記載の駆動ユニット交換型装置。 - 前記書込手段は、前記駆動ユニットおよび前記キーがともに未使用品ではないことを前記第1の検知手段および前記第2の検知手段が検知した場合には、前記内部メモリに記憶された情報の少なくとも一部を前記メモリ部に定期的に書き込む請求項2記載の駆動ユニット交換型装置。
- 表示部と、
前記第1および第2の検知手段の一方のみが未使用品であることを検知したことに応じて、前記第1または第2の検知手段により未使用品ではないと検知された前記駆動ユニットまたは前記キーの交換を促すメッセージを表示するように前記表示部を制御する制御手段とをさらに具備する請求項1記載の駆動ユニット交換型装置。 - 別体で着脱自在な駆動ユニットを使用して所望の動作を行う装置本体と、
前記装置本体に装着されている前記駆動ユニットが未使用品であるか否かを検知する第1の検知手段と、
前記装置本体および前記駆動ユニットとは別体を成すとともに前記装置本体あるいは駆動ユニットに対して着脱自在なキーが前記装置本体あるいは前記駆動ユニットに装着されているときに当該キーが未使用品であるか否かを検知する第2の検知手段と、
前記駆動ユニットおよび前記キーがともに未使用品であることを前記第1の検知手段および前記第2の検知手段が検知したことに応じて前記駆動ユニットと前記キーとが正規の組み合わせで装着されていると判定する判定手段とを具備した駆動ユニット交換型装置。 - 駆動ユニット交換型装置に備えられたプロセッサが、
前記駆動ユニット交換型装置の装置本体とは別体で着脱自在であり、かつ前記装置本体が所望の動作を行うために使用される駆動ユニットが前記装置本体に装着されている場合に、当該駆動ユニットが未使用品であるか否かを検知し、
前記装置本体および前記駆動ユニットとは別体を成すとともに前記装置本体あるいは前記駆動ユニットに対して着脱自在なキーが前記装置本体あるいは前記駆動ユニットに装着されているときに当該キーが未使用品であるか否かを検知し、
前記駆動ユニットおよび前記キーがともに未使用品であることを検知したことに応じて前記駆動ユニットと前記キーとが正規の組み合わせで装着されていると判定する組み合わせ判定方法。
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