JP2520678Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2520678Y2
JP2520678Y2 JP1987030270U JP3027087U JP2520678Y2 JP 2520678 Y2 JP2520678 Y2 JP 2520678Y2 JP 1987030270 U JP1987030270 U JP 1987030270U JP 3027087 U JP3027087 U JP 3027087U JP 2520678 Y2 JP2520678 Y2 JP 2520678Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、トナーを用いて感光体上に形成された静電
潜像を現像する電子写真方式の画像形成装置に用いられ
る現像装置のトナー無しを正確に検知し、装置に障害が
発生する以前にトナー無し状態を警告報知し、装置の画
像形成動作を停止させる制御回路を備えた画像形成装置
に関する。
〔従来技術〕
電子写真複写機あるいは電子写真技術を応用したプリ
ンタでは、現像剤が不足すると印字濃度が低下するた
め、現像剤検出用のセンサを設け、このセンサの出力に
より種々の制御が行われている。例えば、現像装置内の
トナーセンサによってトナーが所定量以下になったこと
が検知されると、トナー無しの予告を行うと共に以後の
画像形成動作回数を計数するカウンタ(以下停止制御カ
ウンタと呼ぶ)の計数をスタートさせ、このカウンタが
予め決められた回数をカウント終了すると完全にトナー
が無くなってしまったと判断して装置の画像形成動作を
停止させ、また前記停止制御カウンタが予め決められた
回数を計数する処理の途中で、トナーセンサがトナー有
りを検知すると前記停止制御カウンタをリセットして、
実行中の画像形成停止制御処理を中止するという制御を
行うものがある。
〔従来技術の問題点〕
ところで、この様な方式の画像形成装置では、トナー
補充操作もなされないのに現像装置の振動等により少量
のトナーがトナーセンサ上に被さり、トナーセンサによ
って短期間トナー有り状態が検知されてしまう状態が発
生する。この様な場合、トナーが補充されていないにも
かかわず前記停止制御カウンタがリセットされてしま
い、すぐにトナーセンサによって検知されるトナー無し
信号により再び最初から前記停止制御カウンタがカウン
ト処理を開始することとなり、正確に画像形成停止処理
のためのカウントが行われなくなるので、結果的に画像
不良等の障害を発生させることになっていた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点に鑑み、トナー無しの検知動作
が不安定であっても、正確にトナーなし予告後の所定回
数の印字で動作を停止することができる制御回路を備え
た画像形成装置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は上記目的を達成するために、現像装置内のト
ナーの有無を検知するトナーセンサ(6)を備え、該ト
ナーセンサのトナー無し検知信号に応じて画像形成動作
を停止させる制御回路(16)を備えた画像形成装置にお
いて、前記トナーセンサがトナー無し状態を検知してい
る間画像形成動作の実行毎に積算され、前記トナーセン
サがトナー有り状態を検知すると初期値にリセットされ
る計数処理が行われるカウント手段(トナーカウンタ
[TONRCNT])と、該カウント手段の計数値が所定値に
達すると画像形成動作を禁止する制御手段(ST4、ST6)
と、前記カウント手段の計数結果を所定の画像形成動作
期間遡って記録しておく不揮発性記憶手段(EEPROM19)
とを有し、前記トナーセンサがトナー無し状態を検知し
た際、前記カウント手段は前記計数結果に記録された最
も進んだ計数値を現在の計数値に置き換えて以降の計数
処理を続行することを特徴とする。
換言すれば、本考案の画像形成装置は、停止制御カウ
ンタ(TONRCNT)がカウントを開始した後、停止制御カ
ウンタの過去のカウント値の変遷を所定の画像形成動作
回数の間遡って記憶しておくカウント履歴記憶手段(EE
PROM)を設け、停止制御カウンタが動作開始した際に、
前記カウント履歴記憶手段に記憶されたカウント値の変
遷を確認し、今回の停止制御カウンタ動作指令が出力さ
れる直前に、同様に停止制御カウンタが計数処理をして
いたかどうかを識別することによって、一時的なトナー
有りの誤検知であるかどうかを区別し、一時的なカウン
タのリセットであったことが認識されると、停止制御カ
ウンタのカウント値を、リセットされる直前に行ってい
た停止カウント処理の計数値に置き換えて停止カウント
処理を行わせることによって、正確にトナー無し検知後
の所定回数の印字で画像形成動作を停止させることがで
きる制御回路を備えることを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳
述する。
本実施例は、制御回路が設けられた画像形成装置とし
て液晶プリンタを使用している。
第2図において、1は周面に光導電性の薄膜が形成さ
れた感光ドラムであり、図示方向に一定速度で回転する
ようになっている。この感光ドラム1の画像形成動作と
しては、まず感光ドラム1は、帯電器2により帯電され
た後、液晶光シャッタを用いた印字ヘッド3により光書
込みが行われ、感光ドラム1の表面に静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像装置4によりトナーを用いて
現像され、感光ドラム1の表面にトナー像が形成され
る。現像後、感光ドラム1に形成されたトナー像は、転
写器7により、給紙カセット14から給紙コロ15、待機ロ
ール9によって給送される用紙Tに転写され、この後用
紙Tは、定着器11で熱定着が行なわれた後排紙コロ12に
より機外に排出される。また、定着器11と排紙コロ12間
には排紙センサ13が設けられ、用紙Tが排出される毎に
信号を後述する制御回路へ出力している。
一方、転写後に一部の未転写トナーが感光ドラム1の
表面に残留するが、この残留トナーはブレード8を含む
クリーナ10によって除去される。
また、上述の現像器4は現像ロール5、トナー残量を
検出する為のセンサ6等で構成され、現像器4内のトナ
ーaは攪拌棒4aにより攪拌されて摩擦帯電され、現像ロ
ール5によって感光ドラム1の表面に供給される。ま
た、現像器4の下端には、電歪振動子等のトナー検出用
のセンサ6が固定され、現像器4内のトナーaがなくな
るとトナーなし信号を制御部に送出するようになってい
る。センサ6がトナーなしを検出した場合、後述する様
に制御回路によって現像器4にキャップ4bを開きトナー
補給する旨の表示がなされる。トナーの補給表示がなさ
れた場合、トナーを補給しなかったときは、現像ロール
5側に一部のトナーaが残留しているため、後述するよ
うに、センサ6がトナー無しを検出してからほぼ100枚
の印字でき、この100枚を印字すると後述する様に画像
形成動作が停止するように構成されている。
上述の様な構機構成を有する液晶プリンタは図示しな
い部分に第1図に示す様な制御回路を有している。
同図において、16は液晶プリンタの全体動作を制御す
るCPU(プロセッサ回路)であって、プログラムカウン
タPC、スタックS、レジスタX、レジスタA及びB、フ
ラグF、演算論理ユニットALUを有する。ROM17は、CPU1
6の動作を制御する制御プログラムやデータを記憶した
固定メモリであり、RAM18は印字枚数の計数等の各種制
御に用いられるメモリである。また、EE−PROM19は電気
的にデータの消去及び書込みを行うことができる不揮発
性のメモリであって、印字枚数等のデータが記憶され
る。これらのメモリと、CPU16はアドレスデコーダ20を
介してアドレスバス21により接続され、CPU16を各メモ
リをアクセスする場合、アドレスデコーダ20によってデ
コードされる。また、CPU16と各メモリはデータバス22
によって接続されており、このデータバス22を介してデ
ータの授受を行うことにより、印字枚数の計数等の各種
処理が実行される。更に、CPU16はアドレスバス21、デ
ータバス22を介して出力ラッチ23、24及び入力バッファ
25、26に接続されている。出力ラッチ23の出力信号は7
セグメントの表示素子を用いた表示器27に送出され、CP
U16の指令により前記トナーなし表示やセットされた印
字枚数の各種表示が行われる。また、出力ラッチ24の出
力は負荷28に送出されるが、負荷28は電子写真プロセス
を実行する例えば前記感光ドラム1を駆動する駆動装
置、現像器等であって、CPU16の指令に基づいてこれら
の負荷が制御される。他方、センサ部29は、例えば前記
現像器4内のトナーを検出するセンサ6等より構成さ
れ、これらのセンサの出力信号が入力バッファ25を介し
てCPU16に入力される。CPU16は、これらのセンサの出力
に基づき、トナーなし表示を行なう等の制御を行う。入
力部30は、操作パネル(図示せず)に設けられたキーボ
ードから構成され、印字枚数等がこの入力部30で設定さ
れる。入力部30の出力は入力バッファ26を介してCPU16
に送出され、CPU16は入力部30で設定された指示に基づ
く制御を行う。
一方、CPU16は第3図にアドレスマップとして示す制
御領域を有しており、RAM18はアドレス0000〜0800に、E
E−PROM19はアドレス4000〜4800に位置している。またI
/Oはアドレス8000〜8020に、ROM17はアドレスC000〜FFF
Fに位置し、その他のアドレスは未使用である。
EE−PROM19は、第4図に示すように、エリア1〜エリ
ア512に区分され、その1単位のエリアにはTOTLCNT、TO
NRCNTとして示すデータ記憶エリアを有する。TOTLCNT
(トータルカウンタ)は、液晶プリンタの全体のプリン
ト枚数を記憶するもので、3バイトからなる。また、TO
NRCNT(トナーカウンタ)は現像器4のトナー無しが検
知されてからのプリント枚数を記憶するもので1バイト
で構成されている。
このようにEE−PROM19は、4バイト容量からなる1単
位エリアにTOTLCNT、TONRCNT等の2種のデータの記憶エ
リアを有するが、EE−PROM19の書き替え回数は現在のと
ころ1万回程度が限度である。これに対して、本実施例
の液晶プリンタの耐用プリント枚数は30万枚であるが、
1プリント動作毎にカウントデータをEE−PROM19に書き
替えていった場合30万回の書き替え回数が必要である。
そこで、EE−PROM19の全記憶エリアを512エリアに区分
し、1回のプリント動作毎に順次この記憶エリアをシフ
トすることで、全体で512万回の書き替え、即ち512万枚
まで計数可能とした。この枚数はプリンタを構成する他
の部材の耐用枚数(年数)に比べて充分なものである。
第5図はRAM18のアドレスマップを示したもので、ADD
RMEM(アドレスメモリ)、AREACNT(エリアカウン
タ)、EEPCTW(EE−PROMのカウントライト)、BACMEM
(バックメモリ)として示すエリアを有し、これらは後
述するように、液晶プリンタの印字枚数を計数する際や
トナー無し表示用の印字枚数を計数する際に、一時的な
記憶手段として補助的に使用される。またTMPREG(テン
ポラリーレジスタ)1〜5も同様であり、更にTOTLCN
T、TONRCNTは前述のEE−PROM19の同一記号を付したデー
タを対応し、実際のカウンタ動作はこのカウンタエリア
を用いて行われる。
以上の様な機構、及び回路構成を有する液晶プリンタ
において、以下に全体動作を第6図のフローチャートに
従って説明する。
ステップ(以下、STという)1では、装置の電源が投
入された場合に、液晶プリンタの初期設定の処理が行わ
れる。例えば、定着用ヒータのオンや断線のチェック、
定着部のサーミスタの断線のチェック、印字ヘッドのレ
ディチェック等である。次いで、ST2で詳しく詳述するA
REACHK(エリアチェック)が行われ、EE−PROM19の各記
憶エリアに記憶された各カウンタデータの中で最後に書
込み動作が行なわれているエリアのカウントデータがRA
M18に転送される。ST3では、TONRCHKとして示す如く、
前記トナー検出用のセンサ6の出力に基づき現像器4内
のトナーの有無がチェックされる。この後、TONRCNTが
例えば100カウントしてカウントアップしたか否かが判
定され(但し、本例では後述する様にスタート値を“2
8"としている為、100カウントで“128"の判別がST4で行
なわれる)、カウントアップするまではST5に進みプリ
ンタの通常処理を行なう。他方ST4でトナーカウンタが
カウントアップしていれば、ST6で液晶プリンタ(M/C)
の画像形成動作を強制的に停止する処理が実行される。
ST7では、DTCNTとして示す如く、前記各カウンタの計数
が実行され、後述するように、その各計数値がRAM18に
書込まれる。次いで、ST8でEEPWRT処理が実行される
が、この処理は前記RAM18に書込まれた各カウントデー
タをEE−PROM19に転送する処理であり、詳しくは後述す
る。ST8の処理が終了すると、再びST3に戻り、同様の動
作が1回の印字動作毎に実行される。
前記AREACHKの詳細な処理について第7図に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。なお、このAREACH
Kは電源投入時にEE−PROM19に記憶された前回までの各
カウントデータをRAM18の各カウントエリアに転送する
処理である。また、この処理は、EE−PROM19に記憶され
た現在カウント値を検索する作業(ST1〜ST3)、検索し
たEE−PROM19のエリアの各データをRAM18に転送する作
業(ST10−ST12)、カウントアップした次の新データを
書込むEE−PROM19のアドレスをセットする作業(ST8〜S
T9)からなる。
詳述すると、まずST1でEE−PROM19のトップアドレス
をRAM18のADDRMEM及びCPU16のレジスタXに書込み、次
いでEE−PROM19の全エリア数から1引いた値(すなわち
511)をRAM18のAREACNTに書込む。次にST2で前記ADDRME
Mで指示されるEE−PROM19のトップアドレスのTOTLCNTデ
ータ(エリア1)を読込み、TMPREG1、2、3へ書込
む。そして、前記CPU16のアドレス用レジスタXの内容
を+4してEE−PROM19の次のエリアを指定する。この
後、ST3で次のエリア2のTOTLCNTのデータをCPU16のA
レジスタに読出し、このデータと、前記ST2のデータ
(エリア1のTOTLCNTデータ)とを比較する。このとき
エリア1のTOTLCNTデータが大きければ、エリア1のデ
ータを現在のカウント値と判断し、FOUND(ST9)に進
む。一方、エリア2のTOTLCNTデータが大きければ、そ
のエリア2のTOTLCNTデータと次のエリア3のTOTLCNTデ
ータを比較する作業を行う。ST2〜ST7はループとなって
おり、エリア2と3のデータを比較し、エリア3のデー
タが大きければ、更にエリア3と4のデータを比較す
る。このようにエリアnとエリアn+1のTOTLCNTデー
タの比較はエリアnのTOTLCNTデータが大きくなるまで
繰り返し行い、EE−PROM19に記憶された印字枚数データ
の現在値(最大値)を検索する。具体的には、ST5でARE
ACNTの値から1を減算し、ST6でその値が0か否かを判
定し、AREACNTの値が0でなければ、ST7でアドレス用レ
ジスタXの内容をADDRMEMに書込み、ST2に戻るという手
法を用いている。この処理を繰り返した結果AREACNTの
値が0となった時は、ST8でEE−PROM19のトップアドレ
スをADDRMEMに書込み、且つ全エリア数から1を減算し
た値をAREACNTに書込む。この場合は次に書込むべきエ
リアはエリア1となりST10に進む。つまり、エリアnと
n+1のTOTLCNTデータを順次比較して行って、最終的
にエリア511と最終エリア512を比較してエリア512のTOT
LCNTデータの方が大きいときは、エリア512の値が現在
値となる。
一方、ST4でYの場合、ST9に進むが、ここではADDRME
Mの内容をCPU16のSTACKヘセーブ、現在のアドレス用レ
ジスタXの値をADDRMEMに書込む、STACKの内容をアドレ
ス用レジスタXに復帰させる等の処理を行い、次に書込
むべきEE−PROM19のアドレスの用意をする。アドレスm
が現在値であった場合には、アドレスm+4がこのアド
レスとなる。このようにして検索されたプリント枚数の
現在値は、ST10〜ST12でRAM18のカウンタエリアに転送
される。即ち、ST10でアドレス用レジスタXの値(すな
わち現在プリント枚数が納められたEE−PROM19のアドレ
ス)をTMPREG1、2ヘストア、RAM18のTOTLCNTの番地をT
MPREG3、4にストア、移動バイト数“4"をBレジスタに
セットして転送の為の準備を行い、次のST11に進む。ST
11では、TMPREG1、2の内容でアドレスされるEE−PROM1
9の内容をAレジスタにロード、このAレジスタの内容
をRAM18にTMPREG3、4でアドレスされる番地にストア、
TMPREG1、2の内容及びTMPREG3、4の内容にそれぞれ1
を加算、Bレジスタの内容から1を減算する処理を行
う。この後でST12でBレジスタが0か否かを判定し、0
であれば終了、0でなければST11に戻り、0になるまで
繰り返す。このようにして、EE−PROM19の現在値記憶エ
リアにあるTOTLCNT、TONRCNTのデータはそれぞれRAM18
の同一記号が付されたカウンタエリアに転送され、液晶
プリンタの電源投入時の印字枚数の計数待機状態とな
る。
次に、TONRCHKの動作を第8図に示すフローチャート
を参照して説明する。
まず、ST1でRAM18のTONRCNTの内容が0か否かが判定
され、0であればST2で現像器4内にトナーがあるか否
かが判定される。トナーの有無は、前記センサ6の出力
信号によって検出され、ST2でトナーがあれば、ST3でト
ナー無しタイマがストップされる。センサ6は、その性
能上、トナーがなくなってくると、トナー無しを検出し
たり、トナー有りを検出したりし、動作が不安定となる
ことがあり、また、詳しく後述するが、トナー補給以外
のメンテナンスの為、モータを停止している際にトナー
無しを検知してトナー欠乏後のプリンタ可能枚数が正確
でなくなる場合がある。そこで、これを、防止する為、
ST4以降により処理する。
すなわち、RAM18内のBACKMEMとCPU16内のXレジスタ
とを用い、先ず上述の様に検索した、現在のプリンタの
トータルカウント値を内蔵するEE−PROM19のエリアアド
レスがセットされたADDRMEMの内容をXレジスタへロー
ドし、Xレジスタの内容をBACKMEMにストアする。この
処理により、現在のプリンタのトータルカウント値を内
蔵するエリアのアドレス値がXレジスタ及びBACKMEMに
書込みまれたことになる。
例えばこの時のアドレス値を後の説明上“4010"とす
る。また、詳しく後述するバックカウント値(BACKCN
T)としてCPU16のBレジスタへ、例えば“10"の値を書
込む。このバックカウント値は、後にトナー無しを検出
した際EE−PROM19内のエリアをいくつさかのぼって検索
するかを設定するものである。
その後、ST5によりBACKMEMの内容とEE−PROMのトップ
アドレスを比較する。すなわち、EE−PROM19内の現在の
トータルカウント値が書込まれているエリアのアドレス
が先端エリア1(アドレス“4000")であるかを判断す
るのである。
ここで、上述の例に示す様にこの時BACKMEM内のアド
レス値が“4010"(エリア5を示すアドレス)であると
すればST5はNとなる。ST5がNであれば、BACKMEMの内
容を−4し、その一つ前のエリア(エリア4)のアドレ
スをBACKMEMの内容に書換える。そして、ST8により、BA
CKMEMの内容、すなわち上述の例ではエリア4のアドレ
スをXレジスタにロードし、さらに、エリア4内のトナ
ーカウンタのアドレスを指示する様にXレジスタの内容
に+3し、エリア4内のトナーカウンタのデータを読出
し、Aレジスタへロードする。
この処理により、エリア4内のトナーカウンタの内容
は、Aレジスタへ書込まれる。一方、ST5がY、すなわ
ち、BACKMEMの内容が上述の例と異なりエリア1(アド
レス“4000")であればST7により最終エリア(エリア51
2)のアドレス“47FC"がBACKMEMにロードされ、ST8によ
り、上述と同様に、エリア512内のトナーカウンタの内
容がAレジスタへ書込まれる。
上述の様にして、例えばエリア4あるいは、エリア51
2内のトナーカウンタの値、すなわち、Aレジスタへロ
ードされたデータが“0"であるかST9で判断され、“0"
であれば、その前のプリント動作の際センサ6が現像器
4内のトナー21の有無を検知した結果がトナー無しでな
かったと判断し、前述の様に“10"が設定されたBレジ
スタの内容を−1と、Bレジスタが“0"となるまで、フ
ローの技Aを介して、ST5〜ST12を繰返す。すなわち、
順次BACKMEM内容を−4し、例えばエリア4→エリア3
→・・・・エリア1→エリア512→エリア511・・・・と
該各エリアのトナーカウンタのデータの確認を繰返す。
この間、トナーカウンタの“0"以外のデータを検知した
場合には(ステップ9がN)が、ST10へ進みAレジスタ
の内容をRAM18内のトナーカウンタにストアし、トナー
無し表示を行なう。すなわち現在より前のプリント動作
が10回実施された間に、トナー無し状態をセンサ6が検
知しトナーカウンタが動作していたか否かを上述のフロ
ーで確認しているのである。そして、上述の様にST10で
Aレジスタの内容、すなわち、過去のトナーカウントデ
ータが記憶されたエリア2のトナーカウンタに例えば
“28"が書込まれていればこのトナーカウント値をトナ
ーカウンタにストアする。したがって、短期間、誤って
センサ6がトナー有りを検知し、トナーカウンタの値が
“0"となっていても、これに影響されることなく、ほぼ
正確にトナー欠乏後のプリンタ枚数をカウンタに書込む
ことができる。
また、Aレジスタの内容をトナーカウンタにストアす
る際、上述のST11でBレジスタの内容を−1した回数を
図示しないカウンタによりカウントし、このカウント値
をAレジスタの内容に加えて、トナーカウンタにストア
すればその間のエリアに誤って書込まれたトナーカウン
タのカウント数を補正でき、さらに正確にトナー欠乏後
の所定枚数で印字動作を停止できる。
一方、前10回のプリント動作中にもトナー無し検出が
ない場合、すなわち、トナーカウンタが“0"である場合
には、モータの回転を判断して、(ST13)、モータ回転
中であればトナー用タイマがタイムアップするのを待っ
て、トナーカウンタに初期値として“28"をセットし、
トナー無し表示を行なう(ST14〜ST17)。すなわち、こ
の時点で初めて、現像器4内のトナー無しが検知された
としてトナー無し表示と共に初期値“28"をトナーカウ
ンタにセットするのである。一方、モータが回転中でな
ければトナー用タイマをクリアする(ST18)。ここで所
定時間(約5秒)タイマーにより、センサ6からのトナ
ー無しの検知を待つのは、センサ上のトナー有無を確実
に確認する為であり、5秒間トナー無し検出が連続した
場合に、ST17によりトナーカウンタへ初期値“28"をセ
ットする為である。したがって、トナー無し検出が5秒
間連続しなかった時は、前述の様にST3によりタイマー
をクリアし、また、モータが停止した時にはST18により
タイマーをクリアし、いずれも初期値はセットされな
い。
説明は、前後するが、前述のST1でトナーカウンタの
値が“0"でない時、すなわちすでにトナー無しを検出し
て前のプリント動作から続行してトナーカウントがされ
ている場合(“28"〜“128"の間の値である場合)に
は、ST19によりモータの回転を判断し、モータが回転中
は既にセットされているトナー無し表示を継続して行な
う(ST22)。一方、モータの回転が停止している時はト
ナーの有無をセンサ6により行ないトナーが有ればトナ
ーカウンタを“0"にセットし、トナー無し表示をクリア
し(ST22)トナーが無ければトナー無し表示を行なう。
この処理は、どういうことかというと、トナーカウン
タが“0"でない時というのは、すでにトナー無しの状態
をセンサ6が検知し、以降トナーカウンタのカウント動
作を行なっている場合である。また、トナーはモータを
停止している間でなければ補給できない構成になってい
る為ST19でモータの停止を判断して、しかもトナー有り
を検知する場合はトナー補給をモータを停止して行なっ
た後でセンサ6がトナー有りを検知した場合であり、ト
ナーは補給されたのであると判断できるので上述のST21
の処理により再度の印字が可能とする為、上述の処理を
行なうものである。
また、トナーカウンタが“28"〜“128"の間の値でモ
ータ回転中はトナー補給はあり得ず必ずST22でトナー無
し表示を行ない、またモータ停止中であってもトナー無
しの場合にも、まだトナー補給されていないものと判断
しトナー無し表示を行なう(ST22)。なお、上述の様に
新たにトナーが補給された後には、トナーカウンタの値
は“0"にセットされるので、後述するDTCNTの処理時に
は、トナーカウンタには+1はセットされない。
次に、前記第6図に説明したDTCNTの動作を第9図に
示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、DT
CNTは、各カウント動作を実行する処理である。
第9図において、まずST1で液晶プリンタの用紙排出
口に配設された排紙スイッチ13がオンしたか否かの判定
を行う。排紙スイッチ13は、一枚の印字が終了する毎に
オンするスイッチであって、この排紙スイッチ13がオン
すると、一枚の印字が終了したことが検出される。従っ
て、排紙スイッチ13がオンすると、ST2でTOTLCNTに+1
イクリメントされ、次いで、ST3でTONRCNTデータが0か
否かが判定されるが、このTONRCNTは前述の如く、トナ
ーカウンタに初期値“28"がセットされているか、又は
順次、この初期値が更新されている時、(トナーカウン
タは“0"でない時)、トナーカウンタの値が+1される
(ST4)。その後、上述の処理によって書き替えられた
各カウントデータをEE−PROM19に格納する書込み処理を
行う為にEEPCTWの数値を4にセットする(ST5)。
次に前記第6図で説明したEEPWRTの動作について第10
図を参照しながら説明する。なお、このEEPWRTはRAM18
に記憶された各カウントデータをEE−PROM19に書込む処
理である。
第10図において、RAM18のEEPCTWには、前述の如く1
印字動作が終わるとEE−PROM19への書込要求を示す数値
4がセットされる。従ってEEPCTWの内容をチェックし
(ST1)、4が書込まれた場合は、書込要求有りと判定
し、ST2に進む。他方、0であった場合は書込要求はな
いものと判定する。ST2では、EE−PROM19の性能上、1
バイトのデータ書込みにつき約10〜20msの時間を要する
ため、1バイトのデータを書込んだ後の書込動作を遅ら
せるためのタイマが動作中であるか否かを判定する。従
って、タイマが動作中でないときに、ST3でEE−PROM19
に印字枚数の書込みを行う。この書込みとしては、1バ
イトのデータ書込みであって、EEPCTWの内容から1を減
算した値をBレジスタにセット、ADDRMEMの内容をXレ
ジスタにロード、XレジスタとBレジスタを加算してEE
−PROM19のストア先アドレスを求めスタックにセーブ、
RAM18のTOTLCNTアドレスとBレジスタの値を加算してRA
M18のロード側アドレスを求め、このアドレス内のデー
タをAレジスタにロード、Aレジスタの内容をスタック
内のデータで指示されるEE−PROM19のアドレスにライト
することにより書込まれる。ST4、5は前述の如く1バ
イト毎のデータを順次書込むためのものである。
ST6では、1バイトのデータ書込み毎にEEPCTWの内容
から1が減算され、次いでST7でEEPCTWの内容が0か否
かを判定する。このとき0であれば(ST7がY)、AREAC
NTの内容から1を減算し(ST8)、この後そのAREACNTの
内容が0か否かを判定する(ST9)。そして、AREACNTの
内容が0でなければ(ST9がN)、ST10で次の書込アド
レスを指示するようADDRMEMに+4して内容を書き替え
る。一方、AREACNTの内容が0であれば(ST9がY)、エ
リア512に書込んだことになるので、ST11でEE−PROM19
のトップアドレスをADDRMEMにストア、全エリア数から
1を減算した値をAREACNTにストアし、再度エリア1か
ら書込むように、ADDRMEM、AREACNTをセットする。
本実施例では以上の様に処理して、EE−PROM19内のト
ータルカウンタにプリント枚数を書込み、トナー無し検
出後の100枚までのプリント枚数をトナーカウンタへ書
込み、電源のオフ等によっても、トナー無し検知数100
枚で印字を停止させるものである。
尚、トナー補給が行なわれたあとは、第8図でTONRCN
Tの値は“0"リセットされ、印字動作が可能となる。従
ってこの後は、第10図のEEPWRTの実行により1カウント
動作毎にTONRCNT“0"のデータがEE−PROM19内に書込ま
れて行き512カウント動作するとTONCNTの値は“0"とな
る。512カウントするまでの間は、EE−PROM19にTONRCNT
“0"以外のデータが残っているが、現像器4に補充され
るトナーの量は充分多量(512枚程度のプリント動作で
はトナー無しにならない量)である為、トナー無し状態
になって過去のTONRCNTデータを判別する処理(第8図
のST5〜ST12)が行われる可能性はないので問題は生じ
ない。なお、電源投入時や現像器にトナー補給後一定時
間モータを回転させるようにすれば、印字動作の開始前
にトナーの状態が確実に検出でき、トナー無し状態で印
字動作に入ることを未然に防止できる。トナー無し検出
後(すなわちTONRCNTの値が“0"以外になったら)は、T
ONRCNTの値は表示装置に表示して、あとどの位のプリン
ト動作で停止してしまうか表示するようにしても良い。
従来方式では、次第にトナーが消費され、初めてトナー
センサーが“トナー無し”を検出したのか、トナーが以
前からなくなりかけているのにたまたま、トナーセンサ
ー上にトナーがのって“トナー無し”がリセットされそ
の後また“トナー無し”になったのか区別することが不
可能であったが本実施例によれば正確にトナーの有無が
判別出来る。
なお、実施例では、センサがトナー無しを検出してか
ら、100枚の印字を行ったときに画像形成動作を停止す
る例を示したが、印字枚数は任意に設定できることは勿
論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、センサーがトナ
ー無しを検知すると、以後所定回数の画像形成動作が実
行される間にトナーが補給されない場合、画像形成処理
を禁止する制御を行う制御処理において、トナー無し検
知以降の画像形成実行回数(印刷枚数)を予め決められ
た制限回数まで計数するトナーカウンタを有すると共
に、このトナーカウンタの過去の計数値を所定の画像形
成処理実行回数分保持記憶しておく記憶手段を備え、セ
ンサーがトナー無しを検知すると前記トナーカウンタが
計数処理を実行していなかったかどうか前記記憶手段を
遡って確認し、計数処理実行の履歴が直前に残っていれ
ばその時の計数値をカウンタにセットし直し、計数処理
実行の履歴が直前に残っていなければ、そのまま新規の
計数処理を行う様に処理するようにして、センサー出力
の短期間の出力変動(誤検知)を吸収(なかったもの
に)してしまうことができる。従って、この様な手法を
採用することにより、現像装置の振動等の原因によりト
ナーセンサがトナー有りを検出し、停止制御カウンタが
リセットされてしまったとしても、その後実施される停
止制御カウンタのカウント開始時に先に途中まで停止制
御カウントした値を再セットして継続カウントできるの
で、極めて正確な停止カウント制御が出来、不良画像を
形成する様なことがない画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す回路ブロック図、 第2図は本考案に係る液晶プリンタの断面図、 第3図はCPUのアドレスマップを示す説明図、 第4図はEE−PROMのアドレスマップを示す説明図、 第5図はRAMのアドレスマップを示す説明図、 第6図は液晶プリンタの全体動作を示すフローチャー
ト、 第7図はAREACHKの動作を示すフローチャート、 第8図はTONRCHKの動作を示すフローチャート、 第9図はDTCNTの動作を示すフローチャート、 第10図はEEPWRTの動作を示すフローチャートである。 1……感光ドラム、4……トナーセット、6……セン
サ、16……CPU、18……RAM、19……EE−PROM

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像装置内のトナーの有無を検知するトナ
    ーセンサを備え、該トナーセンサのトナー無し検知信号
    に応じて画像形成動作を停止させる制御回路を備えた画
    像形成装置において、 前記トナーセンサがトナー無し状態を検知している間画
    像形成動作の実行毎に積算され、前記トナーセンサがト
    ナー有り状態を検知すると初期値にリセットされる計数
    処理が行われるカウント手段と、 該カウント手段の計数値が所定値に達すると画像形成動
    作を禁止する制御手段と、 前記カウント手段の計数結果を所定の画像形成動作期間
    遡って記録しておく不揮発性記憶手段とを有し、 前記トナーセンサがトナー無し状態を検知した際、前記
    カウント手段は前記計数結果に記録された最も進んだ計
    数値を現在の計数値に置き換えて以降の積算処理を続行
    することを特徴とする画像形成装置。
JP1987030270U 1987-03-02 1987-03-02 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2520678Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60129763A (ja) * 1983-12-17 1985-07-11 Sharp Corp 電子写真複写機
JPS61235870A (ja) * 1985-04-11 1986-10-21 Canon Inc 現像装置

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