JP2004104429A - 画像記録装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影した画像と、この画像の撮影位置に関する位置情報を対応づけて記録する画像記録装置において、ユーザに理解可能な位置情報を自動的に記録すること。
【解決手段】無線基地局等の外部装置が配信するエリア情報を取得するエリア情報受信部120を設け、画像記録装置が位置するエリアに関する情報を自動的に取得する。そして、撮像した画像信号とエリア情報を関連づけて記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】無線基地局等の外部装置が配信するエリア情報を取得するエリア情報受信部120を設け、画像記録装置が位置するエリアに関する情報を自動的に取得する。そして、撮像した画像信号とエリア情報を関連づけて記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像記録装置に関し、特に撮影時の位置に関する情報を撮像した画像データとともに記録可能な画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど動画像や静止画像のデジタル画像データを記録する機器の普及が進んでいる。
【0003】
デジタルカメラでは記録媒体として小型メモリカードが広く利用されており、静止画像データだけでなく動画像データも記録できるものも登場している。またデジタルビデオカメラでは、記録媒体として小型メモリカードや光磁気ディスクのようなランダムアクセス可能な記録媒体を使用するものが登場してきている。
【0004】
このようなランダムアクセス可能な記録媒体を使用するカメラでは、画像データをファイルの形式で保存する構成となる。また、その際、撮影した時間の日時情報も画像データに付加して記録するのが一般的である。さらに近年では、GPSなどの測位システムを利用することによって、撮影した場所の位置情報を画像データに付加して記録するデジタルカメラやビデオカメラも登場しつつある。位置情報としては、例えば、緯度、経度の情報を持つ。また、特開平10−254746号公報には、撮影場所の情報により画像データを管理する技術が開示されている。
【0005】
画像データとともに記録された位置情報の活用の手段として、位置情報、地名情報などの情報を記録しているデータベースを利用することが一般的である。画像データに記録されている緯度、経度の位置情報に基づいてデータベースを用いて検索することで、その位置情報に対応した地名や地図情報の取得が可能となる。
【0006】
データベースは画像データの再生装置自身が持っている場合もあるし、インターネットなどのネットワーク上でサービスとして提供されているデータベースを再生装置を介して利用する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように画像データに位置情報として緯度と経度を記録した場合、ユーザにとってはそのままでは理解しにくい情報である。そのため、位置情報を活用するには、位置情報を地図や具体的な地名等、ユーザが理解しやすい情報を得るためにデータベースが必要となる。
【0008】
また、データベースは位置情報に対応して地名情報等が記憶されているため、非常にデータサイズが大きく、再生装置自身がデータベースを持つ場合は、大容量の記憶装置を必要とするという問題がある。
【0009】
また再生装置にはデータベースを持たせずに、ネットワーク上にあるデータベースを利用することも考えられるが、この場合には再生装置がネットワークに接続できない環境ではデータベースの利用が出来ないために位置情報の活用ができないという問題が生じる。
【0010】
このように、位置情報だけを画像データとともに記録した場合には、必ずしも位置情報の活用が簡単に出来るとはいえなかった。
また、従来のようなデータベースを利用しただけでは、時間に依存する情報、例えばイベント情報のような情報は取得できなかった。
【0011】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、撮影した画像と、この画像の撮影位置に関する位置情報を対応づけて記録する画像記録装置において、ユーザに理解可能な位置情報を自動的に記録可能とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、画像信号を記録する画像記録装置であって、撮像手段と、画像記録装置の現在位置を含む所定の領域に関連したエリア情報を装置外部より取得するエリア情報取得手段と、撮像手段により得られた画像信号とエリア情報取得手段により取得されたエリア情報とを関連付けて記録媒体に記録する記録手段とを備える画像記録装置に存する。
【0013】
また、本発明の別の要旨は、画像信号を記録する画像記録装置の制御方法であって、撮像ステップと、画像記録装置の現在位置を含む所定の領域に関連したエリア情報を装置外部より取得するエリア情報取得ステップと、撮像ステップにより得られた画像信号とエリア情報取得ステップにより取得されたエリア情報とを関連付けて記録媒体に記録する記録ステップとを備える画像記録装置の制御方法に存する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に従って詳細に説明する。なお、以下の実施形態においては、画像記録再生装置に本発明を適用した場合を説明するが、本発明に係る画像記録装置には再生機能が無くても良い。
【0015】
■(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
図1において、10は被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部(カメラ部)である。20は、アナログ−デジタル変換器である。30は、デジタル画像データを圧縮符号化する(例えば、JPEG方式、GIF方式、DV方式、MPEG方式等)機能を有するエンコーダである。40は、記録媒体50とのデータのやり取りを行うメディアアクセス制御部である。50は、ランダムアクセス可能な記録媒体であり、動画像データや静止画像データ、プレイリストデータなどのデジタルデータをデータファイルとして記録する。60は、ボタンやキーを有する操作パネルやリモコンなどからなる操作部である。70は、本装置の全般的な動作を制御を行うシステムコントローラであり、マイクロコンピュータを有する。80は、圧縮符号化されたデジタルデータを復号化する機能を持つデコーダである。90は、モニタ110に表示するための画面を作成する表示画面作成部である。100は、デジタル−アナログ変換器である。110は、表示部であるモニタである。120は、無線基地局からのエリア情報を取得する受信部である。130は、エリア情報メタデータを作成する作成部である。
【0016】
図1の画像記録再生装置の動作について説明する。本実施形態の画像記録再生装置は、画像データの記録モードと再生モードという、2つのモードがある。記録モードでは、画像データの記録時に、撮影場所のエリア情報をメタデータとして自動的に記録する。本実施形態では、エリア情報を取得するために無線基地局を利用するものとし、従って、無線基地局と通信可能な記録再生装置の例を説明する。しかし、記録再生装置自身は無線基地局との通信手段を持たず、無線基地局と通信可能な他の装置を用いてエリア情報を取得するような構成でも良い。この場合、画像記録再生装置は無線基地局と通信可能な他の装置と接続するためのインタフェース手段を有する。
【0017】
なお、本実施形態において用いる無線基地局は、例えば携帯電話やPHSなどの携帯無線通信端末(以下、単に携帯端末という)を用いる無線通信システムで用いられる無線基地局を流用することが可能である。もちろん、これら既存の無線基地局に加え、あるいは代わりに専用の無線基地局を用いても良い。さらに、その他の無線技術、例えば、無線LANやブルートゥースを用いてエリア情報を取得しても良い。
【0018】
なお、以下の説明においては、記録、再生する画像を動画像であるものとして説明するが、本願発明は静止画像の記録、再生に対しても同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0019】
■(記録モード時の動作)
最初に、記録モードの動作について説明する。
カメラ10は、被写体の光学像を電気信号に変換し、その電気信号をA/D変換器20に供給する。A/D変換器20は、カメラ10から受け取った電気信号をデジタル化し、デジタル化したデジタル画像データをエンコーダ30、D/A変換器100及びエリア情報メタデータ作成部130に送る。
【0020】
エンコーダ30は、デジタル化された画像データのデータ量を圧縮する処理(圧縮符号化)を行い、圧縮した画像データをメディアアクセス制御部40に渡す。ここで、画像データの圧縮方法はMPEG方式などの一般的な方法で行う。
【0021】
操作部60は、画像記録再生装置のユーザインタフェースである。ユーザは操作部60を操作して画像データの記録や停止などの指示を入力することができる。操作部60は、それら指示に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって記録操作が行われた場合は、システムコントローラ70に記録指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。また、記録モードと再生モードの切り替え操作も、この操作部60で行う。
【0022】
システムコントローラ70は装置全体の動作を制御する制御部であり、操作部60からの指示を受信してメディアアクセス部の制御や、エリア情報メタデータ作成部130の制御などの処理を行う。システムコントローラ70は、操作部60から記録指示命令が送られてくると、カメラ10で撮影している画像を保存するためにメディアアクセス制御部40に画像データの記録開始命令を送り、エリア情報の記録を行うためにエリア情報メタデータ作成部130に記録開始命令を送信する。また、システムコントローラ70は、操作部60から停止指示命令を受信すると、メディアアクセス制御部40に記録停止命令を送り、エリア情報メタデータ作成部130に記録停止命令を送信する。
【0023】
またシステムコントローラ70は、画像データ記録開始時からの記録時間を計測しており、エリア情報メタデータ作成部130からの記録時間取得命令を受け取った場合に記録時間を送信する。
【0024】
メディアアクセス制御部40は、システムコントローラ70から画像データの記録開始命令を受け取ると、その時点でエンコーダ30から受信している画像データを記録媒体50に画像データファイルとして記録する。
【0025】
また、メディアアクセス制御部40は、画像データの記録処理を行っている時に、システムコントローラ70から記録停止命令を受け取ると、記録処理を終了する。
【0026】
エリア情報受信部120は、図示しない無線基地局の配信チャネルを周期的に、もしくは連続して監視し、無線基地局から配信されるエリア情報を自動的に受信する。そして、エリア情報を受信した場合はエリア情報メタデータ作成部130にエリア情報を送信する。またエリア情報受信部120は、無線基地局と交信が不可能な状態になった場合には、エリア情報メタデータ作成部130に交信不能情報を送信する。
【0027】
ここで、携帯端末を利用したエリア情報取得について簡単に説明する。
携帯端末は、通話をしていない状態の時でも近くにある無線基地局と頻繁に交信を行っている。この交信の際に無線基地局に端末に固有の識別信号(例えば電話番号)を送信することで、各端末が現在どの無線基地局のサービス提供区域に存在するかが各無線基地局を統括している統括局に登録され、他の無線基地局からもこの登録情報が利用可能になる。このような仕組みによって、例えばある携帯端末に電話をかけた場合には、統括局でその端末の電話番号を元に現在その端末にサービスを提供している無線基地局を検索し、その無線基地局と回線を接続することによって通話が可能となる。このように、常に携帯端末は特定の無線基地局と対応付けがされているので、その無線基地局の位置によって、携帯端末のおおよその位置を把握できることとなる。
【0028】
また携帯端末は、通話だけでなくさまざまな情報通信に利用されている。各無線基地局がプッシュ型の情報配信方法によって、基地局存在するエリア独自のエリア情報を配信することも行われている。配信されるエリア情報としては、位置情報、地名、天気、気温、イベント情報、広告など、さまざまなものが考えられている。このプッシュ型の情報配信により、エリア情報の取得のために手間のかかる特別なユーザ操作は不要となり、携帯端末側では自動的にエリア情報を取得することが可能となる。たとえば、プッシュ型の情報配信を利用することにより、無線端末が別のエリアに移動した場合でも自動的に新しい無線基地局からエリア情報を取得できるし、また、同じ場所にずっと滞在していた場合でも新しいイベントが始まった場合などには自動的に新しいエリア情報を取得できる。
【0029】
エリア情報の例を図2に示す。図2に示すエリア情報は、「地名、天気、気温、イベント、URL」で構成されている。さらにこの例では、地名とURL情報は複数で構成されている。このように複数用意することで、同じ項目に関してもより多くの情報を利用することが可能となる。例えば地名に関して言えば、目的によって必要となる地名の範囲が異なることも考えられるので、複数の領域に対応する地名をエリア情報に記述できるようになっている。ここで示したエリア情報は、あくまで例であり、その他の情報でも良いことは言うまでも無い。
【0030】
エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120からエリア情報を受信するとエリア情報を図示しない内部メモリに保存する。また、エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120から交信不能情報を受け取ると、内部メモリからエリア情報をクリアする処理を行う。
【0031】
またエリア情報メタデータ作成部130は、システムコントローラ70から記録開始や記録停止命令や記録時間を受け取り、エリア情報メタデータの記録に関する処理を行う。エリア情報メタデータの構成例を図3に示す。
【0032】
エリア情報メタデータの項目としては、図3に示すように、区間情報とサムネイルとエリア情報で構成される。区間情報は開始時間と終了時間で構成されており、この区間情報は、エリア情報が動画像データの中のどの時間帯に関連があるかを指し示す情報となる。ここでは、開始時間と終了時間は時分秒のデータを持つが、さらに細かい時間データを持つような構成でも良い。エリア情報は、図2で示したような構成となっており、ここでは「地名、天気、気温、イベント、URL」の情報で構成されている。サムネイルに関しては、サムネイルの画像データで構成される。図3では便宜上Thumb1と記述しているが、実際にはサムネイルの画像データが記録される。
【0033】
本実施形態のエリア情報メタデータは、画像データ自身にヘッダまたはフッタという形で記録される。このエリア情報メタデータ作成部130の動作については、後でフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0034】
D/A変換器100は、A/D変換器20から受信したデータをD/A変換する。また、モニタ110は、D/A変換器100から供給されたアナログ画像信号を表示する。これは、撮影中の画像をモニタに表示するための処理である。また、D/A変換器100は再生モード時には記録媒体50から再生した画像データをD/A変換し、モニタ110へ出力する。
このような構成とすることで、記録モード時に、カメラからで撮影した画像をメタデータ付きのファイルとして記録することができる。
【0035】
ここで、エリア情報の記録処理について図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図4のフローチャートは、図1の操作部60から画像データの記録指示がなされた際に実行される処理を示す。
【0036】
ステップS10は、エリア情報メタデータ作成部130がシステムコントローラ70から記録開始命令を受け取った時に、既に現在のエリアのエリア情報を受信していたどうかを判断する処理を行う。エリア情報メタデータ作成部130の内部メモリにエリア情報があれば、エリア情報を受信していたと判断し処理を図4のステップS20に移す。内部メモリにエリア情報が無い場合は、エリア情報を受信していないと判断し処理をステップS30に移す。
【0037】
ステップS20では、エリア情報メタデータの作成を行う。エリア情報メタデータの作成において、エリア情報はメモリ内のエリア情報を使用し、区間情報の開始時間は0に設定する。これは、これから記録する動画像データの先頭を意味する。また区間情報の終了時間はこの時点ではまだ決まらないので、ここでは開始時間にそろえて設定しておく。
【0038】
ステップS25は、開始時間に対応するサムネイル画像データを作成するために、A/D変換器20から画像データを取得し、その画像データを縮小処理してサムネイル画像データを作成する。その後で、作成したサムネイル画像データをエリア情報メタデータのサムネイルデータとして設定する。ここでは、サムネイルを撮影している画像データから作成するような構成としたが、エリア情報に画像データが含まれている場合は、その画像データからサムネイルを作成するような構成にしても良い。
【0039】
ステップS30からステップS90までが、画像データの記録中の処理ループである。
ステップS30は、エリア情報の変更があったかどうか判断する。エリア情報の変更が生じる条件としては、例えば、
(1) 別の無線基地局のエリアへ移動することで新しいエリア情報を受信した時
(2) 同じ無線基地局エリア内で新しいエリア情報を受信した時
(3) 無線基地局と交信不可能になりエリア情報が取得できなくなった時
(4) 無線基地局と交信不能な状態から交信可能な状態になりエリア情報が取得できた時
などがある。ステップS30は、エリア情報に変更があった場合は処理をステップS40に移動し、変更が無かった場合は処理をステップS80に移動する。
【0040】
ステップS40では、エリア情報の変更前に別のエリア情報を保持していたかどうか、つまり上述のエリア情報変更条件のうち(1)、(2)、(3)のいずれかであるかどうかの判断を行う。以前にエリア情報を保持していた場合は処理をステップS50に移し、無かった場合は処理をステップS60に移す。
【0041】
ステップS50では、エリア情報メタデータの終了時間の設定を行う。図1のシステムコントローラ70は画像データの記録をはじめた時からの記録時間を計っており、エリア情報メタデータ作成部130はエリア情報が変更した時に、記録時間取得命令をシステムコントローラ70に送信することで記録時間を取得し、ステップS50でその値を終了時間として設定する。終了時間を設定した時点で、一つのエリア情報メタデータの作成は終了となるが、動画像データに付加する処理を行うまでは、内部メモリで保存して管理しておく。エリア情報を複数取得した場合は、複数のエリア情報メタデータが作成され、内部メモリに保存されていることになる。
【0042】
ステップS60は、エリア情報が変更時に新しいエリア情報があるかどうか、つまりエリア情報変更条件で(1)、(2)、(4)のいずれかであるかどうかの判断を行う。新しいエリア情報がある場合は処理をステップS70に移し、無かった場合((3)の場合)は処理をステップS80に移す。
【0043】
ステップS70は、エリア情報の変更の後に新たなエリア情報がある場合、つまり前記のエリア情報変更条件で(1)、(2)、(4)の場合にこの処理に移ってくる。ステップS70は、新しいエリア情報メタデータの作成を行う。エリア情報は新しく取得したエリア情報を設定する。区間情報は、記録時間取得命令をシステムコントローラ70に送信して記録時間を取得し、その値を開始時間として設定する。また区間情報の終了時間はこの時点ではまだ決まらないので、ここでは開始時間にそろえて設定しておく。
【0044】
ステップS75は、新しいエリア情報メタデータのサムネイル画像データを作成するために、A/D変換器20から画像データを取得し、その画像データを縮小処理してサムネイル画像データを作成する。その後で、作成したサムネイル画像データを新しいエリア情報メタデータのサムネイルデータとして設定する。
【0045】
ステップS80は、画像データの記録処理である。図1の記録媒体50に画像データを記録する。
ステップS90は、撮影終了かどうかの判断を行う。ユーザが操作部60を操作することで、記録の停止指示を出すと、システムコントローラ70を経て、エリア情報メタデータ作成部130に停止命令が送られてくることになる。停止命令が送られてきた場合は、処理をステップS100に移し、送られてこない場合は処理をステップS30に移す。
【0046】
ステップS100は、画像データ記録終了時に、エリア情報があったかどうかの判断である。もしエリア情報があった場合は処理をステップS110に移し、無かった場合は処理をステップS120に移す。
【0047】
ステップS110は、画像データ記録終了時の、エリア情報メタデータの終了時間の設定を行う。エリア情報メタデータ作成部130は停止命令取得時に、記録時間取得命令をシステムコントローラ70に送信することで記録時間を取得し、ステップS110でその値を終了時間として設定する。
【0048】
ステップS120は、ステップS10からステップS110で作成し、内部メモリに保存しておいた全てのエリア情報メタデータを画像データに付加して記録する処理を行う。複数のエリア情報メタデータが内部メモリにあった場合も、全て画像データに付加して記録する。エリア情報メタデータは、画像データのヘッダまたはフッタという形で記録される。本実施形態ではエリア情報の全ての項目を記録する構成としたが、ユーザがエリア情報の中の記録する項目を設定できるような構成でも良い。
【0049】
このような処理を行うことで、動画像データに複数のエリア情報メタデータを、区間情報が重なることなく記録できるようになる。
【0050】
図5の概略図を用いて、区間情報メタデータの作成についての説明を行う。
図5は、基地局Aと基地局Bのエリアを移動しながら撮影した場合の例である。この例では基地局Aのエリアで時刻(0:00:00)に撮影を開始し、そこで最初に基地局Aが配信するエリア情報1を取得し、その10分後(0:10:00)に基地局Aから別のエリア情報2を取得し、さらに撮影開始から30分後(0:30:00)に、基地局Bのエリアへ移動し、基地局Bが配信するエリア情報3を取得したとする。ここで取得するエリア情報の例として、エリア情報1を図2に、エリア情報2と3を図6に示す。
【0051】
この例では、撮影している場所は水族館で、特に基地局Aのエリアは水族館のステージで、基地局Bのエリアはサメの水槽がある。ステージでは定期的にイベントが行われているので、図2にあるようなイルカショーのイベント情報が配信されてくる。また同じ場所であっても時間によってイベントが変更になるので、次のイベントが始まると新しいエリア情報が配信されてくる。ここではイルカショーの後にアシカショーが始まったので、そのイベント情報がエリア情報2として配信されてくるのである。ここでは、撮影を開始してから10分後にエリア情報2を取得している。
【0052】
またその後で、撮影しながら基地局Aのエリアから基地局Bのエリアにあるサメの水槽に移動したので、基地局Bが配信するエリア情報3を取得することになる。基地局Bのエリアではイベントが行われていないので、イベント情報は含まれていない。ここでは、撮影開始から30分後にエリア情報3を取得したとする。
【0053】
図2及び図6に示したエリア情報を元に作成されたエリア情報メタデータをそれぞれ図3と図7に示す。図3はエリア情報1のエリア情報メタデータである。図7(a)はエリア情報2、図7(b)はエリア情報3のエリア情報メタデータである。このように、先ほど取得したエリア情報にそれぞれ区間情報とサムネイルを付加することによって、エリア情報メタデータが作成されるのである。
【0054】
これらのエリア情報メタデータを動画像データに付加することで、エリア情報が重なることがない区間情報をもったメタデータとして記録される。また、エリア情報の変更の時にサムネイル画像も付加されるようになるのである。
以上が記録モード時の動作についての説明である。
【0055】
■(再生モード時の動作)
つぎに、本実施形態に係る画像記録再生装置の再生モード時の動作について説明する。
ユーザが操作部60を用いて、再生モードへの切り替え指示を行うと、システムコントローラ70は画像記録再生装置を再生モードへと切り替える。再生モード時には、操作部60では、ユーザが画像データの再生や停止などの操作を行うことができ、それらの操作に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって再生操作が行われた場合は、システムコントローラ70に再生指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。
【0056】
システムコントローラ70は再生指示命令を受け取ると、再生の対象となる画像データの再生処理を行うために、メディアアクセス部40に再生命令を送る。
メディアアクセス部40は再生命令を取得すると、記録媒体50から画像データを読み込み、デコーダ80に送信する。
デコーダ80は、メディアアクセス部40から受け取った画像データをデコードし、デコードしたデータを表示画面作成部90にわたす。
【0057】
またこの時、エリア情報メタデータ解析部140はメディアアクセス部40を通して画像データのエリア情報メタデータを取得し、区間情報を元に作成画面作成部90にエリア情報メタデータを送る。
【0058】
表示画面作成部90は、デコーダ80から送られてくるデコード済みの画像データと、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータを元に、表示画面の作成を行う。表示画面作成部90は、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータの区間情報を元に、表示する画像データに対応するエリア情報を表示するように表示画面データを作成する。例えば、図5で説明したエリア情報を記録した画像データを再生する場合は、再生開始から10分まではエリア情報1のデータを使用し、10分から30分まではエリア情報2のデータを使用し、30分から1時間まではエリア情報3のデータを使用して表示画面データを作成する。
【0059】
また表示画面作成部90は、表示画面データを作成した後に、作成した表示画面データをD/A変換器100に送信する。
D/A変換器100は、表示画面作成部90から受け取った画像データをアナログ変換し、モニタ110に送って表示する。
【0060】
上記動作を繰り返し行うことで、動画像がモニタ110に表示される。ここで、再生画面の例を図8に示す。図8で示すように、本実施形態では、画像データとエリア情報を合成して表示する。この例では、エリア情報として、画像データの右側に地名、イベント、天気の情報を表示しており、また画像データの下にURLを表示する構成となっている。もちろん、記録されているエリア情報の全ての項目を表示しても、より少ない項目を表示してもよい。また、他の任意のレイアウトを用いることが可能である。
【0061】
また、ここで示した再生画面以外にも、ユーザが操作を行った時にその時点に対応するエリア情報を表示するような他の表示方法でも良いことは言うまでもない。また、画像記録再生装置がインターネット等のコンピュータネットワークに接続可能な場合は、再生画面に表示されるエリア情報のURLを選択することでそのサイトに接続するような構成も考えられる。
【0062】
このような構成とすることによって、撮影時の場所や時間に対応した地名やイベントなどのエリア情報を、動画像データのメタデータとして自動的に記録することが可能となる。また、新しいエリア情報を取得した場合には、別のエリア情報として記録媒体に記録するので、場所を移動しながら撮影した場合でも、常に撮影場所に対応したエリア情報が記録される。また、各エリア情報メタデータにサムネイルを記録するような構成としたので、再生装置の構成によっては、頭出しや検索に利用可能となる。
【0063】
さらに、記録されるエリア情報はユーザが見て意味が理解しやすい情報なので、再生時に簡単に利用できるという利便性がある。
【0064】
■(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態にかかる画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態における画像記録再生装置はエリア情報を画像データ自身に付加したが、本実施形態に係る画像記録再生装置はエリア情報を画像データとは別のファイルとして記録する。
【0065】
図9において、10〜140は図1と同様の構成となるので、同一の参照数字を付して説明を省略する。図9において、900はプレイリスト作成部。910がプレイリスト解析部である。
【0066】
図9の画像記録再生装置の動作について説明する。本実施形態の画像記録再生装置は、動画像データの記録モードと再生モードという、2つのモードがある。記録モードでは動画像データの記録時に、撮影場所のエリア情報を含むプレイリストを自動的に記録する。
【0067】
プレイリストには、画像データの再生位置、再生時間、再生順序などを記録することが可能である。本実施形態では、更に、プレイリストにエリア情報メタデータを記録できるものとする。また本実施形態でも第1の実施形態と同様、携帯電話やPHSなどの携帯端末の無線基地局を利用する構成となっている。さらに、本実施形態では、無線基地局との通信が可能な記録再生装置の例を説明するが、画像記録再生装置に接続した携帯端末を介して無線基地局との更新を行う構成であっても良い。
【0068】
最初に、記録モードの動作について説明する。
カメラ10は、被写体の光学像を電気信号に変換し、その電気信号をA/D変換器20に供給する。A/D変換器20は、カメラ10から受け取った電気信号をデジタル化し、デジタル化したデジタル画像データをエンコーダ30、D/A変換器100及びエリア情報メタデータ作成部130に送る。
【0069】
エンコーダ30は、デジタル化された画像データのデータ量を圧縮する処理(圧縮符号化)を行い、圧縮した画像データをメディアアクセス制御部40に渡す。ここで、画像データの圧縮方法はMPEG方式などの一般的な方法で行う。
【0070】
操作部60は、画像記録再生装置のユーザインタフェースである。ユーザは操作部60を操作して画像データの記録や停止などの指示を入力することができる。操作部60は、それら指示に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって記録操作が行われた場合は、システムコントローラ70に記録指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。また、記録モードと再生モードの切り替え操作も、この操作部60で行う。
【0071】
システムコントローラ70は装置全体の動作を制御する制御部であり、操作部60からの指示を受信してメディアアクセス部の制御や、エリア情報メタデータ作成部130の制御などの処理を行う。システムコントローラ70は、操作部60から記録指示命令が送られてくると、カメラ10で撮影している画像を保存するためにメディアアクセス制御部40に画像データの記録開始命令を送り、エリア情報の記録を行うためにエリア情報メタデータ作成部130に記録開始命令を送信する。またこの時、システムコントローラ70は記録する画像データのファイル名をプレイリスト作成部900に送る。
【0072】
またシステムコントローラ70は、操作部60から停止指示命令を受信すると、メディアアクセス制御部40に記録停止命令を送り、エリア情報メタデータ作成部130に記録停止命令を送信する。
【0073】
またシステムコントローラ70は、画像データ記録開始時からの記録時間を計測しており、エリア情報メタデータ作成部130からの記録時間取得命令を受け取った場合に記録時間を送信する。
【0074】
メディアアクセス制御部40は、システムコントローラ70から画像データの記録開始命令を受け取ると、その時点でエンコーダ30から受信している画像データを記録媒体50に画像データファイルとして記録する。
【0075】
また、メディアアクセス制御部40は、画像データの記録処理を行っている時に、システムコントローラ70から記録停止命令を受け取ると、記録処理を終了する。
【0076】
エリア情報受信部120は、図示しない無線基地局から配信されるエリア情報を自動的に受信することができ、エリア情報を受信した場合はエリア情報メタデータ作成部130にエリア情報を送信する。またエリア情報受信部120は、無線基地局と交信が不可能な状態になった場合には、エリア情報メタデータ作成部130に交信不能情報を送信する。
【0077】
エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120からエリア情報を受信するとエリア情報を図示しない内部メモリに保存する。また、エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120から交信不能情報を受け取ると、内部メモリからエリア情報をクリアする処理を行う。
【0078】
またエリア情報メタデータ作成部130は、システムコントローラ70から記録開始や記録停止命令や記録時間を受け取り、エリア情報メタデータの作成に関する処理を行う。なお、エリア情報メタデータの構造は第1の実施形態の場合と同様とする。
【0079】
さらに、エリア情報メタデータの作成処理についても、第1の実施形態で図4のフローチャートを用いて説明した処理と同様の処理を行う。ただし本実施形態では、エリア情報メタデータを動画像データとは別のプレイリストファイルのメタデータとして記録するので、エリア情報メタデータを動画像データに記録する処理は行わずに、作成したエリア情報メタデータをプレイリスト作成部900に送信する処理が行われる。つまり、図4のステップS120でエリア情報メタデータを動画像データに付加して記録する処理を行う代わりに、エリア情報メタデータをプレイリスト作成部900に送信する処理が行われる。
【0080】
プレイリスト作成部900は、システムコントローラ70から記録している動画像データのファイル名を受け取り、その動画像データファイルだけ登録したプレイリストを作成する。通常プレイリストは複数の動画像データファイルの再生順序を記述するが、ここで作成するプレイリストは1つの動画像データファイルだけを再生するような記述となる。プレイリスト作成部900は、エリア情報メタデータが全く無かった場合はプレイリストを作成しない。
【0081】
またプレイリスト作成部900は、エリア情報メタデータ作成部130からエリア情報メタデータを受け取ると、先ほど作成したプレイリストにエリア情報メタデータを付加する処理を行う。エリア情報メタデータを付加したプレイリストを作成した後で、プレイリスト作成部900はメディアアクセス部40を通して記録媒体50にプレイリストを記録する処理を行う。
【0082】
D/A変換器100は、A/D変換器20から受信したデータをD/A変換する。また、モニタ110は、D/A変換器100から供給されたアナログ画像信号を表示する。これは、撮影中の画像をモニタに表示するための処理である。
【0083】
このような構成とすることで、動画像データの記録時に、記録した動画像データと関連付けされ、かつエリア情報メタデータが付加されたプレイリストファイルを自動的に記録することが可能となる。
【0084】
つぎに、本実施形態に係る画像記録再生装置の再生モード時の動作について説明する。
ユーザが操作部60を用いて、再生モードへの切り替え指示を行うと、システムコントローラ70は画像記録再生装置を再生モードへと切り替える。再生モード時には、操作部60では、ユーザが画像データやプレイリストの再生や停止などの操作を行うことができ、それらの操作に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって再生操作が行われた場合は、システムコントローラ70に再生指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。
【0085】
システムコントローラ70は再生指示命令を受け取ると、再生の対象となるデータの再生処理を行うために、メディアアクセス部40に再生命令を送る。
【0086】
メディアアクセス部40は再生命令を取得した際に、再生の対象となるファイルが画像データであった場合には、記録媒体50から画像データを読み込みデコーダ80に送信する。メディアアクセス部40は再生命令を取得した際に、再生の対象となるファイルがプレイリストであった場合には、記録媒体50からプレイリストを読み込み、プレイリスト解析部910に送信する。
【0087】
プレイリスト解析部910はプレイリストデータを受け取ると、プレイリストの解析処理を行い、プレイリストに登録されている動画像データのファイル名を取得する。その後で、そのファイル名を持つ画像データをメディアアクセス制御部40を通して記録媒体50から読み込み、デコーダ80に送信する。
【0088】
またこの時、プレイリストに記録されているエリア情報メタデータをエリア情報メタデータ解析部140に送信する。
エリア情報メタデータ解析部140はエリア情報メタデータを取得し、区間情報を元に作成画面作成部90にエリア情報メタデータを送る。
【0089】
表示画面作成部90は、デコーダ80から送られてくるデコード済みの画像データと、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータを元に、表示画面の作成を行う。表示画面作成部90は、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータの区間情報を元に、表示する画像データに対応するエリア情報を表示するように表示画面データを作成する。
【0090】
また表示画面作成部90は、表示画面データを作成した後に、作成した表示画面データをD/A変換器100に送信する。
D/A変換器100は、表示画面作成部90から受け取った画像データをアナログ変換し、モニタ110に送って表示する。
【0091】
上記動作を繰り返し行うことで、動画像がモニタに表示される。再生画面は、第1の実施形態の場合と同様に表示される。
【0092】
このような構成とすることによって、撮影時の場所や時間に対応した地名やイベントなどのエリア情報を、動画像データに関連付けされたプレイリストのメタデータとして自動的に記録することが可能となる。
【0093】
エリア情報は動画像データファイル自身には記録されず、動画像データとは別のプレイリストファイルに記録されるので、動画像データそのものは特殊なフォーマットにする必要が無い。そのため、エリア情報メタデータを認識できない再生装置においても、動画像データは問題なく再生可能となる。
【0094】
さらに、記録されるエリア情報はユーザが見て意味が理解しやすい情報なので、再生時に簡単に利用できるという利便性がある。
【0095】
【他の実施形態】
なお、上述の実施形態においては、動画像を記録、再生する場合についてのみ説明したが、本願発明は静止画の記録、再生時にも同様に適用可能である。ただし、静止画の場合には開始時間、終了時間が同一時刻になること、画像データとともに(第1の実施形態)、又は画像データと対応付けされて(第2の実施形態)記録されるエリア情報メタデータは撮影時にエリア情報メタデータ作成部130の内部メモリに存在しているエリア情報メタデータとなる点が異なる。
【0096】
具体的には、図10に示すように、ステップS25でサムネイルデータを設定した後、ステップS80で画像を記録し、エリア情報があればステップS110で開始時間と同じ終了時間を設定し、ステップS120でエリア情報メタデータを記録する。なお、サムネイルデータの設定は、ステップS80で画像データを記録した後で行っても良い。
【0097】
第1の実施形態において静止画を撮影した場合には、ステップS120において画像データのヘッダ又はフッタとしてエリア情報メタデータを記録する。また、第2の実施形態において静止画を撮影した場合には、ステップS120においてプレイリストを作成し、静止画ファイルと対応づけて記録する。
【0098】
また、上述の実施形態においては、1つの機器から構成される画像記録再生装置についてのみ説明したが、同等の機能を複数の機器から構成されるシステムによって実現しても良い。
【0099】
尚、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図4に示すフローチャートに対応したプログラム)を、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行することによって同等の機能が達成される場合も本発明に含む。
【0100】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0101】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0102】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
【0103】
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
【0104】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
【0105】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0106】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0107】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影した画像と、この画像の撮影位置に関する位置情報を対応づけて記録する画像記録装置において、ユーザに理解可能な位置情報を自動的に記録可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】エリア情報の構成を示す図である。
【図3】エリア情報メタデータの構成を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるエリア情報メタデータ作成処理を説明するフローチャートである。
【図5】エリア情報取得に関する説明を行うための概略図である。
【図6】エリア情報の構成を示す図である。
【図7】エリア情報メタデータの構成を示す図である。
【図8】再生画面の例を示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係る画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】静止画撮影時の記録処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10. 撮影部(カメラ)
20. A/D変換器
30. エンコーダ
40. メディアアクセス制御部
50. 記録媒体
60. 操作部
70. システムコントローラ
80. デコーダ
90. 表示画面作成部
100. D/A変換器
110. 表示部(モニタ)
120. エリア情報受信部
130. エリア情報メタデータ作成部
140. エリア情報メタデータ解析部
【発明の属する技術分野】
本発明は画像記録装置に関し、特に撮影時の位置に関する情報を撮像した画像データとともに記録可能な画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど動画像や静止画像のデジタル画像データを記録する機器の普及が進んでいる。
【0003】
デジタルカメラでは記録媒体として小型メモリカードが広く利用されており、静止画像データだけでなく動画像データも記録できるものも登場している。またデジタルビデオカメラでは、記録媒体として小型メモリカードや光磁気ディスクのようなランダムアクセス可能な記録媒体を使用するものが登場してきている。
【0004】
このようなランダムアクセス可能な記録媒体を使用するカメラでは、画像データをファイルの形式で保存する構成となる。また、その際、撮影した時間の日時情報も画像データに付加して記録するのが一般的である。さらに近年では、GPSなどの測位システムを利用することによって、撮影した場所の位置情報を画像データに付加して記録するデジタルカメラやビデオカメラも登場しつつある。位置情報としては、例えば、緯度、経度の情報を持つ。また、特開平10−254746号公報には、撮影場所の情報により画像データを管理する技術が開示されている。
【0005】
画像データとともに記録された位置情報の活用の手段として、位置情報、地名情報などの情報を記録しているデータベースを利用することが一般的である。画像データに記録されている緯度、経度の位置情報に基づいてデータベースを用いて検索することで、その位置情報に対応した地名や地図情報の取得が可能となる。
【0006】
データベースは画像データの再生装置自身が持っている場合もあるし、インターネットなどのネットワーク上でサービスとして提供されているデータベースを再生装置を介して利用する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように画像データに位置情報として緯度と経度を記録した場合、ユーザにとってはそのままでは理解しにくい情報である。そのため、位置情報を活用するには、位置情報を地図や具体的な地名等、ユーザが理解しやすい情報を得るためにデータベースが必要となる。
【0008】
また、データベースは位置情報に対応して地名情報等が記憶されているため、非常にデータサイズが大きく、再生装置自身がデータベースを持つ場合は、大容量の記憶装置を必要とするという問題がある。
【0009】
また再生装置にはデータベースを持たせずに、ネットワーク上にあるデータベースを利用することも考えられるが、この場合には再生装置がネットワークに接続できない環境ではデータベースの利用が出来ないために位置情報の活用ができないという問題が生じる。
【0010】
このように、位置情報だけを画像データとともに記録した場合には、必ずしも位置情報の活用が簡単に出来るとはいえなかった。
また、従来のようなデータベースを利用しただけでは、時間に依存する情報、例えばイベント情報のような情報は取得できなかった。
【0011】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、撮影した画像と、この画像の撮影位置に関する位置情報を対応づけて記録する画像記録装置において、ユーザに理解可能な位置情報を自動的に記録可能とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、画像信号を記録する画像記録装置であって、撮像手段と、画像記録装置の現在位置を含む所定の領域に関連したエリア情報を装置外部より取得するエリア情報取得手段と、撮像手段により得られた画像信号とエリア情報取得手段により取得されたエリア情報とを関連付けて記録媒体に記録する記録手段とを備える画像記録装置に存する。
【0013】
また、本発明の別の要旨は、画像信号を記録する画像記録装置の制御方法であって、撮像ステップと、画像記録装置の現在位置を含む所定の領域に関連したエリア情報を装置外部より取得するエリア情報取得ステップと、撮像ステップにより得られた画像信号とエリア情報取得ステップにより取得されたエリア情報とを関連付けて記録媒体に記録する記録ステップとを備える画像記録装置の制御方法に存する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に従って詳細に説明する。なお、以下の実施形態においては、画像記録再生装置に本発明を適用した場合を説明するが、本発明に係る画像記録装置には再生機能が無くても良い。
【0015】
■(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
図1において、10は被写体の光学像を電気信号に変換する撮像部(カメラ部)である。20は、アナログ−デジタル変換器である。30は、デジタル画像データを圧縮符号化する(例えば、JPEG方式、GIF方式、DV方式、MPEG方式等)機能を有するエンコーダである。40は、記録媒体50とのデータのやり取りを行うメディアアクセス制御部である。50は、ランダムアクセス可能な記録媒体であり、動画像データや静止画像データ、プレイリストデータなどのデジタルデータをデータファイルとして記録する。60は、ボタンやキーを有する操作パネルやリモコンなどからなる操作部である。70は、本装置の全般的な動作を制御を行うシステムコントローラであり、マイクロコンピュータを有する。80は、圧縮符号化されたデジタルデータを復号化する機能を持つデコーダである。90は、モニタ110に表示するための画面を作成する表示画面作成部である。100は、デジタル−アナログ変換器である。110は、表示部であるモニタである。120は、無線基地局からのエリア情報を取得する受信部である。130は、エリア情報メタデータを作成する作成部である。
【0016】
図1の画像記録再生装置の動作について説明する。本実施形態の画像記録再生装置は、画像データの記録モードと再生モードという、2つのモードがある。記録モードでは、画像データの記録時に、撮影場所のエリア情報をメタデータとして自動的に記録する。本実施形態では、エリア情報を取得するために無線基地局を利用するものとし、従って、無線基地局と通信可能な記録再生装置の例を説明する。しかし、記録再生装置自身は無線基地局との通信手段を持たず、無線基地局と通信可能な他の装置を用いてエリア情報を取得するような構成でも良い。この場合、画像記録再生装置は無線基地局と通信可能な他の装置と接続するためのインタフェース手段を有する。
【0017】
なお、本実施形態において用いる無線基地局は、例えば携帯電話やPHSなどの携帯無線通信端末(以下、単に携帯端末という)を用いる無線通信システムで用いられる無線基地局を流用することが可能である。もちろん、これら既存の無線基地局に加え、あるいは代わりに専用の無線基地局を用いても良い。さらに、その他の無線技術、例えば、無線LANやブルートゥースを用いてエリア情報を取得しても良い。
【0018】
なお、以下の説明においては、記録、再生する画像を動画像であるものとして説明するが、本願発明は静止画像の記録、再生に対しても同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0019】
■(記録モード時の動作)
最初に、記録モードの動作について説明する。
カメラ10は、被写体の光学像を電気信号に変換し、その電気信号をA/D変換器20に供給する。A/D変換器20は、カメラ10から受け取った電気信号をデジタル化し、デジタル化したデジタル画像データをエンコーダ30、D/A変換器100及びエリア情報メタデータ作成部130に送る。
【0020】
エンコーダ30は、デジタル化された画像データのデータ量を圧縮する処理(圧縮符号化)を行い、圧縮した画像データをメディアアクセス制御部40に渡す。ここで、画像データの圧縮方法はMPEG方式などの一般的な方法で行う。
【0021】
操作部60は、画像記録再生装置のユーザインタフェースである。ユーザは操作部60を操作して画像データの記録や停止などの指示を入力することができる。操作部60は、それら指示に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって記録操作が行われた場合は、システムコントローラ70に記録指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。また、記録モードと再生モードの切り替え操作も、この操作部60で行う。
【0022】
システムコントローラ70は装置全体の動作を制御する制御部であり、操作部60からの指示を受信してメディアアクセス部の制御や、エリア情報メタデータ作成部130の制御などの処理を行う。システムコントローラ70は、操作部60から記録指示命令が送られてくると、カメラ10で撮影している画像を保存するためにメディアアクセス制御部40に画像データの記録開始命令を送り、エリア情報の記録を行うためにエリア情報メタデータ作成部130に記録開始命令を送信する。また、システムコントローラ70は、操作部60から停止指示命令を受信すると、メディアアクセス制御部40に記録停止命令を送り、エリア情報メタデータ作成部130に記録停止命令を送信する。
【0023】
またシステムコントローラ70は、画像データ記録開始時からの記録時間を計測しており、エリア情報メタデータ作成部130からの記録時間取得命令を受け取った場合に記録時間を送信する。
【0024】
メディアアクセス制御部40は、システムコントローラ70から画像データの記録開始命令を受け取ると、その時点でエンコーダ30から受信している画像データを記録媒体50に画像データファイルとして記録する。
【0025】
また、メディアアクセス制御部40は、画像データの記録処理を行っている時に、システムコントローラ70から記録停止命令を受け取ると、記録処理を終了する。
【0026】
エリア情報受信部120は、図示しない無線基地局の配信チャネルを周期的に、もしくは連続して監視し、無線基地局から配信されるエリア情報を自動的に受信する。そして、エリア情報を受信した場合はエリア情報メタデータ作成部130にエリア情報を送信する。またエリア情報受信部120は、無線基地局と交信が不可能な状態になった場合には、エリア情報メタデータ作成部130に交信不能情報を送信する。
【0027】
ここで、携帯端末を利用したエリア情報取得について簡単に説明する。
携帯端末は、通話をしていない状態の時でも近くにある無線基地局と頻繁に交信を行っている。この交信の際に無線基地局に端末に固有の識別信号(例えば電話番号)を送信することで、各端末が現在どの無線基地局のサービス提供区域に存在するかが各無線基地局を統括している統括局に登録され、他の無線基地局からもこの登録情報が利用可能になる。このような仕組みによって、例えばある携帯端末に電話をかけた場合には、統括局でその端末の電話番号を元に現在その端末にサービスを提供している無線基地局を検索し、その無線基地局と回線を接続することによって通話が可能となる。このように、常に携帯端末は特定の無線基地局と対応付けがされているので、その無線基地局の位置によって、携帯端末のおおよその位置を把握できることとなる。
【0028】
また携帯端末は、通話だけでなくさまざまな情報通信に利用されている。各無線基地局がプッシュ型の情報配信方法によって、基地局存在するエリア独自のエリア情報を配信することも行われている。配信されるエリア情報としては、位置情報、地名、天気、気温、イベント情報、広告など、さまざまなものが考えられている。このプッシュ型の情報配信により、エリア情報の取得のために手間のかかる特別なユーザ操作は不要となり、携帯端末側では自動的にエリア情報を取得することが可能となる。たとえば、プッシュ型の情報配信を利用することにより、無線端末が別のエリアに移動した場合でも自動的に新しい無線基地局からエリア情報を取得できるし、また、同じ場所にずっと滞在していた場合でも新しいイベントが始まった場合などには自動的に新しいエリア情報を取得できる。
【0029】
エリア情報の例を図2に示す。図2に示すエリア情報は、「地名、天気、気温、イベント、URL」で構成されている。さらにこの例では、地名とURL情報は複数で構成されている。このように複数用意することで、同じ項目に関してもより多くの情報を利用することが可能となる。例えば地名に関して言えば、目的によって必要となる地名の範囲が異なることも考えられるので、複数の領域に対応する地名をエリア情報に記述できるようになっている。ここで示したエリア情報は、あくまで例であり、その他の情報でも良いことは言うまでも無い。
【0030】
エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120からエリア情報を受信するとエリア情報を図示しない内部メモリに保存する。また、エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120から交信不能情報を受け取ると、内部メモリからエリア情報をクリアする処理を行う。
【0031】
またエリア情報メタデータ作成部130は、システムコントローラ70から記録開始や記録停止命令や記録時間を受け取り、エリア情報メタデータの記録に関する処理を行う。エリア情報メタデータの構成例を図3に示す。
【0032】
エリア情報メタデータの項目としては、図3に示すように、区間情報とサムネイルとエリア情報で構成される。区間情報は開始時間と終了時間で構成されており、この区間情報は、エリア情報が動画像データの中のどの時間帯に関連があるかを指し示す情報となる。ここでは、開始時間と終了時間は時分秒のデータを持つが、さらに細かい時間データを持つような構成でも良い。エリア情報は、図2で示したような構成となっており、ここでは「地名、天気、気温、イベント、URL」の情報で構成されている。サムネイルに関しては、サムネイルの画像データで構成される。図3では便宜上Thumb1と記述しているが、実際にはサムネイルの画像データが記録される。
【0033】
本実施形態のエリア情報メタデータは、画像データ自身にヘッダまたはフッタという形で記録される。このエリア情報メタデータ作成部130の動作については、後でフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0034】
D/A変換器100は、A/D変換器20から受信したデータをD/A変換する。また、モニタ110は、D/A変換器100から供給されたアナログ画像信号を表示する。これは、撮影中の画像をモニタに表示するための処理である。また、D/A変換器100は再生モード時には記録媒体50から再生した画像データをD/A変換し、モニタ110へ出力する。
このような構成とすることで、記録モード時に、カメラからで撮影した画像をメタデータ付きのファイルとして記録することができる。
【0035】
ここで、エリア情報の記録処理について図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図4のフローチャートは、図1の操作部60から画像データの記録指示がなされた際に実行される処理を示す。
【0036】
ステップS10は、エリア情報メタデータ作成部130がシステムコントローラ70から記録開始命令を受け取った時に、既に現在のエリアのエリア情報を受信していたどうかを判断する処理を行う。エリア情報メタデータ作成部130の内部メモリにエリア情報があれば、エリア情報を受信していたと判断し処理を図4のステップS20に移す。内部メモリにエリア情報が無い場合は、エリア情報を受信していないと判断し処理をステップS30に移す。
【0037】
ステップS20では、エリア情報メタデータの作成を行う。エリア情報メタデータの作成において、エリア情報はメモリ内のエリア情報を使用し、区間情報の開始時間は0に設定する。これは、これから記録する動画像データの先頭を意味する。また区間情報の終了時間はこの時点ではまだ決まらないので、ここでは開始時間にそろえて設定しておく。
【0038】
ステップS25は、開始時間に対応するサムネイル画像データを作成するために、A/D変換器20から画像データを取得し、その画像データを縮小処理してサムネイル画像データを作成する。その後で、作成したサムネイル画像データをエリア情報メタデータのサムネイルデータとして設定する。ここでは、サムネイルを撮影している画像データから作成するような構成としたが、エリア情報に画像データが含まれている場合は、その画像データからサムネイルを作成するような構成にしても良い。
【0039】
ステップS30からステップS90までが、画像データの記録中の処理ループである。
ステップS30は、エリア情報の変更があったかどうか判断する。エリア情報の変更が生じる条件としては、例えば、
(1) 別の無線基地局のエリアへ移動することで新しいエリア情報を受信した時
(2) 同じ無線基地局エリア内で新しいエリア情報を受信した時
(3) 無線基地局と交信不可能になりエリア情報が取得できなくなった時
(4) 無線基地局と交信不能な状態から交信可能な状態になりエリア情報が取得できた時
などがある。ステップS30は、エリア情報に変更があった場合は処理をステップS40に移動し、変更が無かった場合は処理をステップS80に移動する。
【0040】
ステップS40では、エリア情報の変更前に別のエリア情報を保持していたかどうか、つまり上述のエリア情報変更条件のうち(1)、(2)、(3)のいずれかであるかどうかの判断を行う。以前にエリア情報を保持していた場合は処理をステップS50に移し、無かった場合は処理をステップS60に移す。
【0041】
ステップS50では、エリア情報メタデータの終了時間の設定を行う。図1のシステムコントローラ70は画像データの記録をはじめた時からの記録時間を計っており、エリア情報メタデータ作成部130はエリア情報が変更した時に、記録時間取得命令をシステムコントローラ70に送信することで記録時間を取得し、ステップS50でその値を終了時間として設定する。終了時間を設定した時点で、一つのエリア情報メタデータの作成は終了となるが、動画像データに付加する処理を行うまでは、内部メモリで保存して管理しておく。エリア情報を複数取得した場合は、複数のエリア情報メタデータが作成され、内部メモリに保存されていることになる。
【0042】
ステップS60は、エリア情報が変更時に新しいエリア情報があるかどうか、つまりエリア情報変更条件で(1)、(2)、(4)のいずれかであるかどうかの判断を行う。新しいエリア情報がある場合は処理をステップS70に移し、無かった場合((3)の場合)は処理をステップS80に移す。
【0043】
ステップS70は、エリア情報の変更の後に新たなエリア情報がある場合、つまり前記のエリア情報変更条件で(1)、(2)、(4)の場合にこの処理に移ってくる。ステップS70は、新しいエリア情報メタデータの作成を行う。エリア情報は新しく取得したエリア情報を設定する。区間情報は、記録時間取得命令をシステムコントローラ70に送信して記録時間を取得し、その値を開始時間として設定する。また区間情報の終了時間はこの時点ではまだ決まらないので、ここでは開始時間にそろえて設定しておく。
【0044】
ステップS75は、新しいエリア情報メタデータのサムネイル画像データを作成するために、A/D変換器20から画像データを取得し、その画像データを縮小処理してサムネイル画像データを作成する。その後で、作成したサムネイル画像データを新しいエリア情報メタデータのサムネイルデータとして設定する。
【0045】
ステップS80は、画像データの記録処理である。図1の記録媒体50に画像データを記録する。
ステップS90は、撮影終了かどうかの判断を行う。ユーザが操作部60を操作することで、記録の停止指示を出すと、システムコントローラ70を経て、エリア情報メタデータ作成部130に停止命令が送られてくることになる。停止命令が送られてきた場合は、処理をステップS100に移し、送られてこない場合は処理をステップS30に移す。
【0046】
ステップS100は、画像データ記録終了時に、エリア情報があったかどうかの判断である。もしエリア情報があった場合は処理をステップS110に移し、無かった場合は処理をステップS120に移す。
【0047】
ステップS110は、画像データ記録終了時の、エリア情報メタデータの終了時間の設定を行う。エリア情報メタデータ作成部130は停止命令取得時に、記録時間取得命令をシステムコントローラ70に送信することで記録時間を取得し、ステップS110でその値を終了時間として設定する。
【0048】
ステップS120は、ステップS10からステップS110で作成し、内部メモリに保存しておいた全てのエリア情報メタデータを画像データに付加して記録する処理を行う。複数のエリア情報メタデータが内部メモリにあった場合も、全て画像データに付加して記録する。エリア情報メタデータは、画像データのヘッダまたはフッタという形で記録される。本実施形態ではエリア情報の全ての項目を記録する構成としたが、ユーザがエリア情報の中の記録する項目を設定できるような構成でも良い。
【0049】
このような処理を行うことで、動画像データに複数のエリア情報メタデータを、区間情報が重なることなく記録できるようになる。
【0050】
図5の概略図を用いて、区間情報メタデータの作成についての説明を行う。
図5は、基地局Aと基地局Bのエリアを移動しながら撮影した場合の例である。この例では基地局Aのエリアで時刻(0:00:00)に撮影を開始し、そこで最初に基地局Aが配信するエリア情報1を取得し、その10分後(0:10:00)に基地局Aから別のエリア情報2を取得し、さらに撮影開始から30分後(0:30:00)に、基地局Bのエリアへ移動し、基地局Bが配信するエリア情報3を取得したとする。ここで取得するエリア情報の例として、エリア情報1を図2に、エリア情報2と3を図6に示す。
【0051】
この例では、撮影している場所は水族館で、特に基地局Aのエリアは水族館のステージで、基地局Bのエリアはサメの水槽がある。ステージでは定期的にイベントが行われているので、図2にあるようなイルカショーのイベント情報が配信されてくる。また同じ場所であっても時間によってイベントが変更になるので、次のイベントが始まると新しいエリア情報が配信されてくる。ここではイルカショーの後にアシカショーが始まったので、そのイベント情報がエリア情報2として配信されてくるのである。ここでは、撮影を開始してから10分後にエリア情報2を取得している。
【0052】
またその後で、撮影しながら基地局Aのエリアから基地局Bのエリアにあるサメの水槽に移動したので、基地局Bが配信するエリア情報3を取得することになる。基地局Bのエリアではイベントが行われていないので、イベント情報は含まれていない。ここでは、撮影開始から30分後にエリア情報3を取得したとする。
【0053】
図2及び図6に示したエリア情報を元に作成されたエリア情報メタデータをそれぞれ図3と図7に示す。図3はエリア情報1のエリア情報メタデータである。図7(a)はエリア情報2、図7(b)はエリア情報3のエリア情報メタデータである。このように、先ほど取得したエリア情報にそれぞれ区間情報とサムネイルを付加することによって、エリア情報メタデータが作成されるのである。
【0054】
これらのエリア情報メタデータを動画像データに付加することで、エリア情報が重なることがない区間情報をもったメタデータとして記録される。また、エリア情報の変更の時にサムネイル画像も付加されるようになるのである。
以上が記録モード時の動作についての説明である。
【0055】
■(再生モード時の動作)
つぎに、本実施形態に係る画像記録再生装置の再生モード時の動作について説明する。
ユーザが操作部60を用いて、再生モードへの切り替え指示を行うと、システムコントローラ70は画像記録再生装置を再生モードへと切り替える。再生モード時には、操作部60では、ユーザが画像データの再生や停止などの操作を行うことができ、それらの操作に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって再生操作が行われた場合は、システムコントローラ70に再生指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。
【0056】
システムコントローラ70は再生指示命令を受け取ると、再生の対象となる画像データの再生処理を行うために、メディアアクセス部40に再生命令を送る。
メディアアクセス部40は再生命令を取得すると、記録媒体50から画像データを読み込み、デコーダ80に送信する。
デコーダ80は、メディアアクセス部40から受け取った画像データをデコードし、デコードしたデータを表示画面作成部90にわたす。
【0057】
またこの時、エリア情報メタデータ解析部140はメディアアクセス部40を通して画像データのエリア情報メタデータを取得し、区間情報を元に作成画面作成部90にエリア情報メタデータを送る。
【0058】
表示画面作成部90は、デコーダ80から送られてくるデコード済みの画像データと、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータを元に、表示画面の作成を行う。表示画面作成部90は、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータの区間情報を元に、表示する画像データに対応するエリア情報を表示するように表示画面データを作成する。例えば、図5で説明したエリア情報を記録した画像データを再生する場合は、再生開始から10分まではエリア情報1のデータを使用し、10分から30分まではエリア情報2のデータを使用し、30分から1時間まではエリア情報3のデータを使用して表示画面データを作成する。
【0059】
また表示画面作成部90は、表示画面データを作成した後に、作成した表示画面データをD/A変換器100に送信する。
D/A変換器100は、表示画面作成部90から受け取った画像データをアナログ変換し、モニタ110に送って表示する。
【0060】
上記動作を繰り返し行うことで、動画像がモニタ110に表示される。ここで、再生画面の例を図8に示す。図8で示すように、本実施形態では、画像データとエリア情報を合成して表示する。この例では、エリア情報として、画像データの右側に地名、イベント、天気の情報を表示しており、また画像データの下にURLを表示する構成となっている。もちろん、記録されているエリア情報の全ての項目を表示しても、より少ない項目を表示してもよい。また、他の任意のレイアウトを用いることが可能である。
【0061】
また、ここで示した再生画面以外にも、ユーザが操作を行った時にその時点に対応するエリア情報を表示するような他の表示方法でも良いことは言うまでもない。また、画像記録再生装置がインターネット等のコンピュータネットワークに接続可能な場合は、再生画面に表示されるエリア情報のURLを選択することでそのサイトに接続するような構成も考えられる。
【0062】
このような構成とすることによって、撮影時の場所や時間に対応した地名やイベントなどのエリア情報を、動画像データのメタデータとして自動的に記録することが可能となる。また、新しいエリア情報を取得した場合には、別のエリア情報として記録媒体に記録するので、場所を移動しながら撮影した場合でも、常に撮影場所に対応したエリア情報が記録される。また、各エリア情報メタデータにサムネイルを記録するような構成としたので、再生装置の構成によっては、頭出しや検索に利用可能となる。
【0063】
さらに、記録されるエリア情報はユーザが見て意味が理解しやすい情報なので、再生時に簡単に利用できるという利便性がある。
【0064】
■(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態にかかる画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態における画像記録再生装置はエリア情報を画像データ自身に付加したが、本実施形態に係る画像記録再生装置はエリア情報を画像データとは別のファイルとして記録する。
【0065】
図9において、10〜140は図1と同様の構成となるので、同一の参照数字を付して説明を省略する。図9において、900はプレイリスト作成部。910がプレイリスト解析部である。
【0066】
図9の画像記録再生装置の動作について説明する。本実施形態の画像記録再生装置は、動画像データの記録モードと再生モードという、2つのモードがある。記録モードでは動画像データの記録時に、撮影場所のエリア情報を含むプレイリストを自動的に記録する。
【0067】
プレイリストには、画像データの再生位置、再生時間、再生順序などを記録することが可能である。本実施形態では、更に、プレイリストにエリア情報メタデータを記録できるものとする。また本実施形態でも第1の実施形態と同様、携帯電話やPHSなどの携帯端末の無線基地局を利用する構成となっている。さらに、本実施形態では、無線基地局との通信が可能な記録再生装置の例を説明するが、画像記録再生装置に接続した携帯端末を介して無線基地局との更新を行う構成であっても良い。
【0068】
最初に、記録モードの動作について説明する。
カメラ10は、被写体の光学像を電気信号に変換し、その電気信号をA/D変換器20に供給する。A/D変換器20は、カメラ10から受け取った電気信号をデジタル化し、デジタル化したデジタル画像データをエンコーダ30、D/A変換器100及びエリア情報メタデータ作成部130に送る。
【0069】
エンコーダ30は、デジタル化された画像データのデータ量を圧縮する処理(圧縮符号化)を行い、圧縮した画像データをメディアアクセス制御部40に渡す。ここで、画像データの圧縮方法はMPEG方式などの一般的な方法で行う。
【0070】
操作部60は、画像記録再生装置のユーザインタフェースである。ユーザは操作部60を操作して画像データの記録や停止などの指示を入力することができる。操作部60は、それら指示に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって記録操作が行われた場合は、システムコントローラ70に記録指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。また、記録モードと再生モードの切り替え操作も、この操作部60で行う。
【0071】
システムコントローラ70は装置全体の動作を制御する制御部であり、操作部60からの指示を受信してメディアアクセス部の制御や、エリア情報メタデータ作成部130の制御などの処理を行う。システムコントローラ70は、操作部60から記録指示命令が送られてくると、カメラ10で撮影している画像を保存するためにメディアアクセス制御部40に画像データの記録開始命令を送り、エリア情報の記録を行うためにエリア情報メタデータ作成部130に記録開始命令を送信する。またこの時、システムコントローラ70は記録する画像データのファイル名をプレイリスト作成部900に送る。
【0072】
またシステムコントローラ70は、操作部60から停止指示命令を受信すると、メディアアクセス制御部40に記録停止命令を送り、エリア情報メタデータ作成部130に記録停止命令を送信する。
【0073】
またシステムコントローラ70は、画像データ記録開始時からの記録時間を計測しており、エリア情報メタデータ作成部130からの記録時間取得命令を受け取った場合に記録時間を送信する。
【0074】
メディアアクセス制御部40は、システムコントローラ70から画像データの記録開始命令を受け取ると、その時点でエンコーダ30から受信している画像データを記録媒体50に画像データファイルとして記録する。
【0075】
また、メディアアクセス制御部40は、画像データの記録処理を行っている時に、システムコントローラ70から記録停止命令を受け取ると、記録処理を終了する。
【0076】
エリア情報受信部120は、図示しない無線基地局から配信されるエリア情報を自動的に受信することができ、エリア情報を受信した場合はエリア情報メタデータ作成部130にエリア情報を送信する。またエリア情報受信部120は、無線基地局と交信が不可能な状態になった場合には、エリア情報メタデータ作成部130に交信不能情報を送信する。
【0077】
エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120からエリア情報を受信するとエリア情報を図示しない内部メモリに保存する。また、エリア情報メタデータ作成部130は、エリア情報受信部120から交信不能情報を受け取ると、内部メモリからエリア情報をクリアする処理を行う。
【0078】
またエリア情報メタデータ作成部130は、システムコントローラ70から記録開始や記録停止命令や記録時間を受け取り、エリア情報メタデータの作成に関する処理を行う。なお、エリア情報メタデータの構造は第1の実施形態の場合と同様とする。
【0079】
さらに、エリア情報メタデータの作成処理についても、第1の実施形態で図4のフローチャートを用いて説明した処理と同様の処理を行う。ただし本実施形態では、エリア情報メタデータを動画像データとは別のプレイリストファイルのメタデータとして記録するので、エリア情報メタデータを動画像データに記録する処理は行わずに、作成したエリア情報メタデータをプレイリスト作成部900に送信する処理が行われる。つまり、図4のステップS120でエリア情報メタデータを動画像データに付加して記録する処理を行う代わりに、エリア情報メタデータをプレイリスト作成部900に送信する処理が行われる。
【0080】
プレイリスト作成部900は、システムコントローラ70から記録している動画像データのファイル名を受け取り、その動画像データファイルだけ登録したプレイリストを作成する。通常プレイリストは複数の動画像データファイルの再生順序を記述するが、ここで作成するプレイリストは1つの動画像データファイルだけを再生するような記述となる。プレイリスト作成部900は、エリア情報メタデータが全く無かった場合はプレイリストを作成しない。
【0081】
またプレイリスト作成部900は、エリア情報メタデータ作成部130からエリア情報メタデータを受け取ると、先ほど作成したプレイリストにエリア情報メタデータを付加する処理を行う。エリア情報メタデータを付加したプレイリストを作成した後で、プレイリスト作成部900はメディアアクセス部40を通して記録媒体50にプレイリストを記録する処理を行う。
【0082】
D/A変換器100は、A/D変換器20から受信したデータをD/A変換する。また、モニタ110は、D/A変換器100から供給されたアナログ画像信号を表示する。これは、撮影中の画像をモニタに表示するための処理である。
【0083】
このような構成とすることで、動画像データの記録時に、記録した動画像データと関連付けされ、かつエリア情報メタデータが付加されたプレイリストファイルを自動的に記録することが可能となる。
【0084】
つぎに、本実施形態に係る画像記録再生装置の再生モード時の動作について説明する。
ユーザが操作部60を用いて、再生モードへの切り替え指示を行うと、システムコントローラ70は画像記録再生装置を再生モードへと切り替える。再生モード時には、操作部60では、ユーザが画像データやプレイリストの再生や停止などの操作を行うことができ、それらの操作に応じてシステムコントローラ70に操作指示命令を送る。例えば、操作部60は、ユーザによって再生操作が行われた場合は、システムコントローラ70に再生指示命令を送信する。また、停止操作が行われた場合には、システムコントローラ70に停止指示命令を送信する。
【0085】
システムコントローラ70は再生指示命令を受け取ると、再生の対象となるデータの再生処理を行うために、メディアアクセス部40に再生命令を送る。
【0086】
メディアアクセス部40は再生命令を取得した際に、再生の対象となるファイルが画像データであった場合には、記録媒体50から画像データを読み込みデコーダ80に送信する。メディアアクセス部40は再生命令を取得した際に、再生の対象となるファイルがプレイリストであった場合には、記録媒体50からプレイリストを読み込み、プレイリスト解析部910に送信する。
【0087】
プレイリスト解析部910はプレイリストデータを受け取ると、プレイリストの解析処理を行い、プレイリストに登録されている動画像データのファイル名を取得する。その後で、そのファイル名を持つ画像データをメディアアクセス制御部40を通して記録媒体50から読み込み、デコーダ80に送信する。
【0088】
またこの時、プレイリストに記録されているエリア情報メタデータをエリア情報メタデータ解析部140に送信する。
エリア情報メタデータ解析部140はエリア情報メタデータを取得し、区間情報を元に作成画面作成部90にエリア情報メタデータを送る。
【0089】
表示画面作成部90は、デコーダ80から送られてくるデコード済みの画像データと、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータを元に、表示画面の作成を行う。表示画面作成部90は、エリア情報メタデータ解析部140から受け取ったエリア情報メタデータの区間情報を元に、表示する画像データに対応するエリア情報を表示するように表示画面データを作成する。
【0090】
また表示画面作成部90は、表示画面データを作成した後に、作成した表示画面データをD/A変換器100に送信する。
D/A変換器100は、表示画面作成部90から受け取った画像データをアナログ変換し、モニタ110に送って表示する。
【0091】
上記動作を繰り返し行うことで、動画像がモニタに表示される。再生画面は、第1の実施形態の場合と同様に表示される。
【0092】
このような構成とすることによって、撮影時の場所や時間に対応した地名やイベントなどのエリア情報を、動画像データに関連付けされたプレイリストのメタデータとして自動的に記録することが可能となる。
【0093】
エリア情報は動画像データファイル自身には記録されず、動画像データとは別のプレイリストファイルに記録されるので、動画像データそのものは特殊なフォーマットにする必要が無い。そのため、エリア情報メタデータを認識できない再生装置においても、動画像データは問題なく再生可能となる。
【0094】
さらに、記録されるエリア情報はユーザが見て意味が理解しやすい情報なので、再生時に簡単に利用できるという利便性がある。
【0095】
【他の実施形態】
なお、上述の実施形態においては、動画像を記録、再生する場合についてのみ説明したが、本願発明は静止画の記録、再生時にも同様に適用可能である。ただし、静止画の場合には開始時間、終了時間が同一時刻になること、画像データとともに(第1の実施形態)、又は画像データと対応付けされて(第2の実施形態)記録されるエリア情報メタデータは撮影時にエリア情報メタデータ作成部130の内部メモリに存在しているエリア情報メタデータとなる点が異なる。
【0096】
具体的には、図10に示すように、ステップS25でサムネイルデータを設定した後、ステップS80で画像を記録し、エリア情報があればステップS110で開始時間と同じ終了時間を設定し、ステップS120でエリア情報メタデータを記録する。なお、サムネイルデータの設定は、ステップS80で画像データを記録した後で行っても良い。
【0097】
第1の実施形態において静止画を撮影した場合には、ステップS120において画像データのヘッダ又はフッタとしてエリア情報メタデータを記録する。また、第2の実施形態において静止画を撮影した場合には、ステップS120においてプレイリストを作成し、静止画ファイルと対応づけて記録する。
【0098】
また、上述の実施形態においては、1つの機器から構成される画像記録再生装置についてのみ説明したが、同等の機能を複数の機器から構成されるシステムによって実現しても良い。
【0099】
尚、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図4に示すフローチャートに対応したプログラム)を、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行することによって同等の機能が達成される場合も本発明に含む。
【0100】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0101】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0102】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
【0103】
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
【0104】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
【0105】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0106】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0107】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影した画像と、この画像の撮影位置に関する位置情報を対応づけて記録する画像記録装置において、ユーザに理解可能な位置情報を自動的に記録可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】エリア情報の構成を示す図である。
【図3】エリア情報メタデータの構成を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるエリア情報メタデータ作成処理を説明するフローチャートである。
【図5】エリア情報取得に関する説明を行うための概略図である。
【図6】エリア情報の構成を示す図である。
【図7】エリア情報メタデータの構成を示す図である。
【図8】再生画面の例を示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係る画像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】静止画撮影時の記録処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10. 撮影部(カメラ)
20. A/D変換器
30. エンコーダ
40. メディアアクセス制御部
50. 記録媒体
60. 操作部
70. システムコントローラ
80. デコーダ
90. 表示画面作成部
100. D/A変換器
110. 表示部(モニタ)
120. エリア情報受信部
130. エリア情報メタデータ作成部
140. エリア情報メタデータ解析部
Claims (26)
- 画像信号を記録する画像記録装置であって、
撮像手段と、
前記画像記録装置の現在位置を含む所定の領域に関連したエリア情報を装置外部より取得するエリア情報取得手段と、
前記撮像手段により得られた画像信号と前記エリア情報取得手段により取得されたエリア情報とを関連付けて記録媒体に記録する記録手段とを備える画像記録装置。 - 前記エリア情報は前記外部装置より無線で送信されており、前記エリア情報取得手段は前記無線送信されたエリア情報を受信する受信手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記外部装置は携帯端末の無線基地局を含むことを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
- 前記画像信号が動画像信号であり、前記記録手段は更に、動画像信号の記録中に前記エリア情報取得手段により複数種のエリア情報が取得された場合、当該複数種のエリア情報を前記動画像信号と対応付けて記録することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記記録手段は、動画像信号の記録中に前記複数種のエリア情報が取得された場合、エリア情報の各々を、前記動画像信号の対応する時間区分と関連づけて記録することを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
- 前記記録手段は、前記エリア情報取得手段が、新しいエリア情報を取得したか、前記外部装置からエリア情報の受信ができなくなった場合、以前受信した前記エリア情報と前記動画像信号の対応する時間区分を決定することを特徴とする請求項5記載の画像記録装置。
- さらに、撮像した画像信号又は前記エリア情報に含まれる画像データのサムネイルを生成するサムネイル生成手段を有し、
前記記録手段が、前記サムネイルを前記エリア情報とともに前記画像信号と関連づけて記録することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記画像信号が動画像信号である場合、前記エリア情報取得手段が新しく前記エリア情報を受信した都度、前記サムネイル生成手段がサムネイルを生成することを特徴とする請求項7記載の画像記録装置。
- 前記記録手段が、前記サムネイルを前記エリア情報の一部として記録することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像記録装置。
- 前記記録手段が、前記エリア情報を、前記画像信号のヘッダ又はフッタとして記録することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記記録手段が、前記エリア情報を、前記画像信号とは別ファイルとして記録することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記エリア情報取得手段が分離可能な無線通信端末であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記エリア情報は、複数の項目からなり、
前記記録手段が、前記複数の項目のうち選択された項目のみを記録することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 画像信号を記録する画像記録装置の制御方法であって、
撮像ステップと、
前記画像記録装置の現在位置を含む所定の領域に関連したエリア情報を装置外部より取得するエリア情報取得ステップと、
前記撮像ステップにより得られた画像信号と前記エリア情報取得ステップにより取得されたエリア情報とを関連付けて記録媒体に記録する記録ステップとを備える画像記録装置の制御方法。 - 前記エリア情報は前記外部装置より無線で送信されており、前記エリア情報取得ステップは前記無線送信されたエリア情報を受信する受信ステップを有することを特徴とする請求項14記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記外部装置は携帯端末の無線基地局を含むことを特徴とする請求項15記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記画像信号が動画像信号であり、前記記録ステップは更に、動画像信号の記録中に前記エリア情報取得ステップにより複数種のエリア情報が取得された場合、当該複数種のエリア情報を前記動画像信号と対応付けて記録することを特徴とする請求項14記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記記録ステップは、動画像信号の記録中に前記複数種のエリア情報が取得された場合、エリア情報の各々を、前記動画像信号の対応する時間区分と関連づけて記録することを特徴とする請求項17記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記記録ステップは、前記エリア情報取得ステップが、新しいエリア情報を取得したか、前記外部装置からエリア情報の受信ができなくなった場合、以前受信した前記エリア情報と前記動画像信号の対応する時間区分を決定することを特徴とする請求項18記載の画像記録装置の制御方法。
- さらに、撮像した画像信号又は前記エリア情報に含まれる画像データのサムネイルを生成するサムネイル生成ステップを有し、
前記記録ステップが、前記サムネイルを前記エリア情報とともに前記画像信号と関連づけて記録することを特徴とする請求項14乃至請求項19のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方法。 - 前記画像信号が動画像信号である場合、前記エリア情報取得ステップが新しく前記エリア情報を受信した都度、前記サムネイル生成ステップがサムネイルを生成することを特徴とする請求項20記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記記録ステップが、前記サムネイルを前記エリア情報の一部として記録することを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記記録ステップが、前記エリア情報を、前記画像信号のヘッダ又はフッタとして記録することを特徴とする請求項14乃至請求項22のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記記録ステップが、前記エリア情報を、前記画像信号とは別ファイルとして記録することを特徴とする請求項14乃至請求項22のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記エリア情報取得ステップが前記画像記録装置と分離可能な無線通信端末において行われることを特徴とする請求項14乃至請求項24のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方法。
- 前記エリア情報は、複数の項目からなり、
前記記録ステップが、前記複数の項目のうち選択された項目のみを記録することを特徴とする請求項14乃至請求項25のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方法。
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