JP2004104198A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿をプラテンガラス上の基準位置に通常通りセットすれば、自動的にコピーすべき領域を認識し、原稿の必要な部分のみをコピーすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】通常の読み取り用の緑色光源4bの他に、赤色光源4cを備え、指定領域として緑色マーク22を手書きした原稿を読み取り部にセットし、領域指定コピーキー6aが押下されると(ST1)、緑色光源4bをONし、第1読み取り画像データを得る(ST2、ST3)。次に、赤色光源4cをONし、第2読み取り画像データを得る(ST4、ST5)。次に第1と第2の読み取り画像データからマーク22の画像データを抽出し、このマーク22の画像データに基づき、第1読み取り画像データのうち、マーク22で囲まれた読み取り画像データのみを、コピーすべき指定領域データとして抽出する(ST6、ST7)。
【選択図】 図2
【解決手段】通常の読み取り用の緑色光源4bの他に、赤色光源4cを備え、指定領域として緑色マーク22を手書きした原稿を読み取り部にセットし、領域指定コピーキー6aが押下されると(ST1)、緑色光源4bをONし、第1読み取り画像データを得る(ST2、ST3)。次に、赤色光源4cをONし、第2読み取り画像データを得る(ST4、ST5)。次に第1と第2の読み取り画像データからマーク22の画像データを抽出し、このマーク22の画像データに基づき、第1読み取り画像データのうち、マーク22で囲まれた読み取り画像データのみを、コピーすべき指定領域データとして抽出する(ST6、ST7)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置において、原稿の一部のみを等倍又は拡大/縮小コピーすることができる。この場合、コピー画像が用紙の所定領域に来るように、プラテンガラス上の所定位置に原稿をセットしている。また、原稿の所望の部分のみをコピーできるように、読み取った画像を大画面に表示し、その表示画像に対してタッチペンなどで領域を指定して必要な画像編集をなし得る画像形成装置が文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−121152号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置では、原稿の一部のみを等倍又は拡大/縮小してコピーする場合、コピー画像が用紙の所定領域に来るようにプラテンガラス上の所定位置に原稿をセットする必要がある。このセットを正確に行うのが大変である上、その場合、原稿の一部のみをコピーしたいにも関わらず、その周辺の不要な部分までコピーされてしまうという問題がある。
【0005】
上記文献に開示の技術では、コピーの必要な部分をタッチペン等で指定できるので、上記セットの煩わしさは解消されるが、領域指定のため、表示用の大画面を必要とする。
【0006】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、原稿をプラテンガラス上の基準位置(例:コーナー合わせ位置)に通常通りセットすれば、装置が自動的にコピーすべき領域を認識し、原稿の必要な部分のみをコピーすることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、原稿に光を照射した際の反射光に基づいて、原稿に記述された指定領域を検出する指定領域検出手段と、原稿の画像を読み取って読取画像データを得る画像読取手段と、読取画像データに基づいて記録紙に画像記録を行う画像記録手段と、検出した指定領域の読取画像データを選択的に画像記録するように制御する制御手段と、を備えている。
【0008】
この発明の画像形成装置において、前記画像読取手段は、第1色の光を発光する光源を備え、前記指定領域検出手段は、第2色の光を発光する光源を備え、この指定領域検出手段は、第1色の光を原稿に照射した際の反射光から得た第1読取画像データと、第2色の光を原稿に照射した際の反射光から得た第2読取画像データとの相違点に基づいて指定領域を検出すると良い。
【0009】
また、この発明の画像形成装置は、前記指定領域検出手段は、ブラックライトを原稿に照査した際の反射光から得た読取画像データに基づいて指定領域を検出するものとしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。この発明の画像形成装置の一実施形態である複合機の構成例であるブロック図を図1に示す。この実施形態複合機は、主制御部(CPU)1と、NCU(網制御部)2と、MODEM3と、スキャナ4と、画像処理部5と、操作部6と、表示部(LCD)7と、LANI/F8と、ROM9と、RAM(SRAM等)10と、画像メモリ(DRAM等)11と、CODEC(符号化・復号化器)12と、プリンタ(画像記録部)13と、を備えている。
【0011】
主制御部1は、ROM9に書き込まれている制御プログラムに従い、RAM10を作業領域として装置の全体制御を実行する。NCU2は、主制御部1により制御されて、回線15と当該複合機との接続を制御するとともに、通信相手の電話番号に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。なお回線15は、一般公衆電話回線網(PSTN)に接続されている。MODEM3は、送受信データの変復調、具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して回線15に送出し、また逆に回線15からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0012】
スキャナ4は、所定の読み取り線密度で原稿画像を光学的に読み取って画情報を得る。画像処理部5は、スキャナ4で得た画情報に対し、2値化、シェーディング補正等の画像処理を行う。操作部6は、領域指定コピーキー6aの他、FAXモード(通信モード)、コピーモード、スキャナモード等の複数のモードを切り替えるモード切替キー、スタートキー、ワンタッチキー、テンキーなど、各種の操作キーを有する。領域指定コピーキー6aは、原稿の指定された領域のみをコピーする場合に操作するキーである。
【0013】
表示部7は、操作部6のキー操作により入力された電話番号、FAX番号等を表示する。LANI/F8は、装置をLAN14に接続するためのものである。
【0014】
ROM9は、この複合機全体の動作を制御するためのプログラム等を予め格納してある。RAM10は、主制御部1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。画像メモリ11は、スキャナ4で読み取った原稿の画情報をメモリ送信するために一時的に蓄積したり、受信した画情報をプリンタ13により記録するまで一時的に蓄積する。
【0015】
CODEC12は、送信画像データをG3ファクシミリに適合する符号化方式(MH、MR、MMR等)で符号化圧縮し、また受信画像データを所定の復号化方式で復号伸張する。プリンタ13は、受信画データ、スキャナ4が読み取った原稿の画情報、また画像メモリ11に記憶された画データを用紙に印字することにより記録してハードコピー出力を行う。
【0016】
この実施形態(第1の実施形態)では、スキャナ4は、読み取りセンサとしてCCD4aを備えるとともに、光源として、通常備える緑色光源4bの他に、マーキング判別用の赤色光源4cを備えている。通常、モノクロ読取装置では、緑色の光を原稿に照射して読み取りを行う。これは赤色の補色である緑色の光源を使用することにより、赤色部分(朱肉押印部など)を強調して読み取ることができるためである。緑色光源の場合、原稿中の緑色部分はドロップアウトされる。すなわち、緑色部分については、撮像素子(CCD)の出力は、白色部分に近い値となる。
【0017】
この実施形態では、上記のように通常読み取り用の緑色光源4bの他に、マーキング判別用の赤色光源4cを有するので、読み取り前に通常読み取り用の光源4bと同色の緑色で原稿に領域指定(マーキング)を行う。例えば図6の全体原稿21に対し、領域指定用のマーク22を緑色で手書きする。このマーク22を記載した原稿21に、先ず緑色光源4bからの光を照射し、原稿全体の読み取りデータを得る。次に赤色光源4cからの光を照射し、読み取った画像中よりマーク22のデータを抽出する。次に、上記全読み取りデータの中からマーク22に囲まれる部分の読み取りデータをコピーのための領域指定データとして出力する。
【0018】
第1の実施形態で領域指定コピーを行う場合のコピー処理動作を、図2に示すフロー図を参照して説明する。ステップST1においては、領域指定コピーであるか否か判定する。この判定は、操作部6に設けられる領域指定コピーキー6aが押下されたか否かにより行うことができる。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピーが実行される。領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、緑色光源4bをONする。次に、ステップST3へ移行する。ステップST3においては、緑色光源4bからの原稿への照射により、スキャナ4のCCD4aより、第1の読み取り画像データが出力され、RAM10の第1メモリ10aに一時記憶される。この第1の読み取り画像データは、緑色で書かれたマーキング部分(マーク22)がドロップアウトされたものである。次に、ステップST4へ移行する。
【0019】
ステップST4においては、緑色光源4bをOFFし、赤色光源4cをONする。次に、ステップST5へ移行する。ステップST5においては、赤色光源4cからの原稿への照射により、スキャナ4のCCD4aより、第2の読み取り画像データが出力され、RAM10の第2メモリ10bに一時記憶される。この第2の読み取り画像データは、緑色で書かれたマーキング部分も含むが、朱肉押印部分等の赤色部分はドロップアウトされたものである。続いて、ステップST6へ移行する。
【0020】
ステップST6においては、第2読み取り画像データと第1読み取り画像データとを比較し、第2読み取り画像データにあって、第1読み取り画像データにないデータをマーキング部分のデータと判断して、このデータをRAM10の第3メモリ10cに記憶する。続いて、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、第1メモリ10aに記憶してある第1読み取り画像データ中より、マーキング部分で囲まれたデータのみをコピーすべき所望のデータとして抽出する。次に、ステップST8へ移行する。ステップST8においては、プリンタ13で、上記抽出されたマーキング部分による指定領域の読み取り画像データをプリントする。
【0021】
ここでは、緑色光源4bによる読み取りを先にし、赤色光源4cによる読み取りを後にしているが、この読み取り順序はいずれが先であっても良い。
【0022】
マーキング部分の判別後、再度緑色光源4bからの光を照射して読み取りを行う必要はなく、マーキング判別時に既に読み取り済みの、緑色光源4bによる読み取り画像データを利用することにより、迅速なコピーを行うことができる。
【0023】
次に、第2の実施形態について説明する。この実施形態では、スキャナ4において、通常の読み取り用光源に加えて、マーキング部分の検出用光源として、近紫外線(長波長の紫外線:300〜400nm)光であるブラックライトを有する(図1、図9に示す赤色光源4cに代えて使用する)。ブラックライトは蛍光色の物体を明るく光らせる青っぽい光である。この実施形態では、読み取り前に、例えば図6に示す原稿21にブラックライト照射時に明るく発光するような蛍光ペンによりマーク22を記入する。つまり、蛍光ペンにより領域指定(マーキング)を行う。
【0024】
この実施形態における領域指定のコピー処理動作を図3に示すフロー図を参照して説明する。ステップST11においては、領域指定コピーか否か判定する。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピー処理が実行される。操作部6の領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST12へ移行する。ステップST12においては、ブラックライトをONする。次に、ステップST13へ移行する。
【0025】
ステップST13においては、ブラックライトを原稿21に照射し、ブレスキャンを行う。ここでは、原稿21に対してブラックライトを照射し、その読み取り画像データを記憶する。次に、ステップST14へ移行する。このステップST14においては、マーキング部分データを抽出する。原稿21にブラックライトを照射すると、蛍光ペンでマーキングした部分22のみが反射光を強く発生するので、図7に示すように、受光レベルが閾値TH1以上の領域をマーキング部分(指定領域の周囲)と判断する。図7は(a)に示す原稿21のA−Aで走査した場合のCCDの出力レベルを(b)に示している。その後、ステップST15へ移行する。
【0026】
ステップST15においては、ブラックライトをOFFし、通常読み取り用の緑色光源をONにする。次に、ステップST16へ移行する。ステップST16においては、緑色光源を原稿に照射し、本スキャンを行う。ここでは、通常の緑色光源の照射によるスキャナ4からの読み取り出力となるが、プレスキャンによりマーキング部分(図7のマーク22)を抽出しているので、このマーキング部分に囲まれる部分のみ、読み取り画像データを出力する。ステップST17へ移行し、プリンタ13において、指定領域の読み取り画像データのみをプリントする。
【0027】
この実施形態では、スキャナ4の撮像素子(CCD)は、指定領域検出(プレスキャン)と通常読み取り(本スキャン)とで共通して使用する〔図9に示すものと同様〕。
【0028】
なお、上記実施形態1では、原稿上に緑色のマークが残るという若干の問題があるが、この第2の実施形態では、目にほとんど見えないような白色蛍光ペンでマーキングすることにより、マーキング済みの原稿をマーキング無しの原稿と同様に取り扱うことができるという利点がある。
【0029】
次に、第3の実施形態について説明する。
【0030】
この実施形態は、カラー読み取り装置を備え、原稿をカラー読み取りし、指定領域検出手段は、色判別手段を備え、指定された色であると判断した部分をマーキング部分と判断する。例えば、緑色の指定領域を記載してある原稿をカラー読み取りした際、緑色であると読み取られた部分はマーキング部分、つまり指定領域であると判断する。
【0031】
この実施形態における領域指定コピー処理動作を図4に示すフロー図を参照して説明する。ステップST21においては、領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST22へ移行する。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピー処理が実行される。ステップST22においては、スキャナ4で、緑色でマーク22を手書きした原稿21のR、G、Bカラー画像信号を読み取る。次に、ステップST23へ移行する。ステップST23においては、3色に分離して読み取ったR、G、Bカラー信号のうち、R、G、B信号の値がそれぞれ所定の範囲に入っている緑色成分を抽出する。続いて、ステップST24へ移行する。
【0032】
ステップST24においては、抽出した緑色部分データから緑色で構成されるマークを抽出する。続いて、ステップST25へ移行する。ステップST25においては、抽出したマークが閉じた線であるか否か判定する。閉じた線でなければステップST24へ戻り、次の緑色のマークを抽出する。一方、閉じた線であれば、ステップST26へ移行する。緑色のマークが閉じた線であれば、ステップST26において、そのマークをマーキング部分と決定する。次に、ステップST27へ移行する。ステップST27においては、マーキング部分内の読み取り画像データをプリントする。
【0033】
ここでは、色のみの判別のみならず、緑色部分の形状を解析し、閉じた線であるときのみ、マーキング部分であるとしているので、マーキング部分の判別精度がより向上する。つまり、マーキング部分以外の緑色部分をマーキング部分であると判断する可能性が減少する。
【0034】
続いて、第4の実施形態について説明する。この実施形態は、光源は通常読み取り用のみの1つで良い。特徴とするところは、濃い読み取り濃度で読み取った際の第1読み取り画像データと、薄い読み取り濃度で読み取った際の第2読み取り画像データとの相違点(差分)に基づいてマーキング部分(指定領域)を判別する点である。
【0035】
薄い蛍光ペンでマーキングを施した場合、薄い読み取り濃度では読み取ることができない(読み取り画像データに出現しない)が、濃い読み取り濃度であれば、読み取ることができる(読み取り画像データに出現する)。図8には(a)に示す原稿21のB−Bで走査した場合の読み取りレベルを(b)、(c)に示している。(b)は濃い読み取り濃度の場合であり、(c)は薄い読み取り濃度の場合である。薄い読み取り濃度ではマーク22の部分の読み取りレベルが閾値TH2を越えないが、濃い読み取り濃度ではマーク22の部分の読み取りレベルが閾値TH2を越えている。ここでは、この差が出る現像を利用して、指定領域を判別する。
【0036】
この実施形態における領域指定コピー処理動作を図5に示すフロー図を参照して説明する。ステップST31においては、領域指定コピーか否か判定する。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピー処理が実行される。操作部6の領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST32へ移行する。ステップST32においては、薄い読み取り濃度で第1の読み取り画像データを得る。このデータをメモリに一時記憶する。薄い読み取り濃度なので、マーク22の部分では、受光レベルが低く、画像データとして出現しない(背景部分と同様の出力となる)。次に、ステップST33へ移行する。ステップST33においては、濃い読み取り濃度で第2の読み取り画像データを得る。このデータをメモリに一時記憶する。濃い読み取り濃度なので、マーク22の部分では、読み取り受光レベルが閾値TH2を越え、画像データとして出現する(背景部分とは区別された出力となる)。続いて、ステップST34へ移行する。
【0037】
ステップST34においては、第2読み取り画像データと第1読み取り画像データとの差分を求め、差分をマーキング部分として抽出する。次に、ステップST35へ移行する。ステップST35においては、第1読み取り画像データと第2読み取り画像データのいずれかから、マーキング領域のデータを抽出する。続いて、ステップST36へ移行する。ステップST36においては、プリンタ13で指定領域の読み取り画像データをプリントする。
【0038】
この実施形態において、マーキング部分の抽出後は、第1読み取り画像データと第2読み取り画像データのいずれかから、指定領域の読み取り画像データを抽出しているが、これに代えて、再度通常の読み取り濃度によりマーキング領域を選択的に読み取って、プリント用画像データを得るようにしても良い。
【0039】
また、本発明は、指定領域の画像のみを選択的にコピーできる点に特徴がある。上記各実施形態において、拡大/縮小コピーする場合だけでなく、等倍する場合も含むものである。拡大/縮小コピーが設定された場合、指定領域の画像のみを拡大/縮小て記録紙にプリント(記録)させる。
【0040】
また、制御手段(主制御部1)は、等倍コピー及び拡大/縮小コピーのいずれにおいても指定領域についての記録画像が記録紙の中央部に位置するように画像記録手段(プリンタ13)を制御する。すなわち、指定領域が原画像の端の方にあった場合でも、その指定領域の画像を記録紙の中央部に設定倍率でプリント(コピー)することができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明によれば、原稿に光を照射した際の反射光に基づいて、原稿に記述された指定領域を検出する指定領域検出手段と、原稿の画像を読み取って読取画像データを得る画像読取手段と、読取画像データに基づいて記録紙に画像記録を行う画像記録手段と、検出した指定領域の読取画像データを選択的に画像記録するように制御する制御手段と、を備えているので、領域指定コピーを行う際、原稿にマーキングを施して指定を行うだけで、余分な領域を含むことなくコピーができる。また、原稿のセット位置を特に意識しなくても、マーキングを施した原稿を普通にセットすれば、指定領域のみを等倍又は拡大/縮小コピーできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施される複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図3】この発明の第2の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図4】この発明の第3の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図5】この発明の第4の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図6】指定領域コピーのための原稿の領域指定を説明する図である。
【図7】第2の実施形態装置のマーキング部分(指定領域)の抽出を説明する図である。
【図8】第4の実施形態装置のマーキング部分(指定領域)の抽出を説明する図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 スキャナ
4a CCD
4b 緑色光源
4c 赤色光源
5 画像処理部
6 操作部
6a 指定領域記録キー
7 表示部
8 LANI/F
9 ROM
10 RAM
11 画像メモリ
12 CODEC
13 プリンタ
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置において、原稿の一部のみを等倍又は拡大/縮小コピーすることができる。この場合、コピー画像が用紙の所定領域に来るように、プラテンガラス上の所定位置に原稿をセットしている。また、原稿の所望の部分のみをコピーできるように、読み取った画像を大画面に表示し、その表示画像に対してタッチペンなどで領域を指定して必要な画像編集をなし得る画像形成装置が文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−121152号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置では、原稿の一部のみを等倍又は拡大/縮小してコピーする場合、コピー画像が用紙の所定領域に来るようにプラテンガラス上の所定位置に原稿をセットする必要がある。このセットを正確に行うのが大変である上、その場合、原稿の一部のみをコピーしたいにも関わらず、その周辺の不要な部分までコピーされてしまうという問題がある。
【0005】
上記文献に開示の技術では、コピーの必要な部分をタッチペン等で指定できるので、上記セットの煩わしさは解消されるが、領域指定のため、表示用の大画面を必要とする。
【0006】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、原稿をプラテンガラス上の基準位置(例:コーナー合わせ位置)に通常通りセットすれば、装置が自動的にコピーすべき領域を認識し、原稿の必要な部分のみをコピーすることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、原稿に光を照射した際の反射光に基づいて、原稿に記述された指定領域を検出する指定領域検出手段と、原稿の画像を読み取って読取画像データを得る画像読取手段と、読取画像データに基づいて記録紙に画像記録を行う画像記録手段と、検出した指定領域の読取画像データを選択的に画像記録するように制御する制御手段と、を備えている。
【0008】
この発明の画像形成装置において、前記画像読取手段は、第1色の光を発光する光源を備え、前記指定領域検出手段は、第2色の光を発光する光源を備え、この指定領域検出手段は、第1色の光を原稿に照射した際の反射光から得た第1読取画像データと、第2色の光を原稿に照射した際の反射光から得た第2読取画像データとの相違点に基づいて指定領域を検出すると良い。
【0009】
また、この発明の画像形成装置は、前記指定領域検出手段は、ブラックライトを原稿に照査した際の反射光から得た読取画像データに基づいて指定領域を検出するものとしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。この発明の画像形成装置の一実施形態である複合機の構成例であるブロック図を図1に示す。この実施形態複合機は、主制御部(CPU)1と、NCU(網制御部)2と、MODEM3と、スキャナ4と、画像処理部5と、操作部6と、表示部(LCD)7と、LANI/F8と、ROM9と、RAM(SRAM等)10と、画像メモリ(DRAM等)11と、CODEC(符号化・復号化器)12と、プリンタ(画像記録部)13と、を備えている。
【0011】
主制御部1は、ROM9に書き込まれている制御プログラムに従い、RAM10を作業領域として装置の全体制御を実行する。NCU2は、主制御部1により制御されて、回線15と当該複合機との接続を制御するとともに、通信相手の電話番号に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を有する。なお回線15は、一般公衆電話回線網(PSTN)に接続されている。MODEM3は、送受信データの変復調、具体的には本来はデジタル信号である送信データをアナログの音声信号に変調してNCU2を介して回線15に送出し、また逆に回線15からNCU2を介して受信したアナログの音声信号をデジタル信号に復調する。
【0012】
スキャナ4は、所定の読み取り線密度で原稿画像を光学的に読み取って画情報を得る。画像処理部5は、スキャナ4で得た画情報に対し、2値化、シェーディング補正等の画像処理を行う。操作部6は、領域指定コピーキー6aの他、FAXモード(通信モード)、コピーモード、スキャナモード等の複数のモードを切り替えるモード切替キー、スタートキー、ワンタッチキー、テンキーなど、各種の操作キーを有する。領域指定コピーキー6aは、原稿の指定された領域のみをコピーする場合に操作するキーである。
【0013】
表示部7は、操作部6のキー操作により入力された電話番号、FAX番号等を表示する。LANI/F8は、装置をLAN14に接続するためのものである。
【0014】
ROM9は、この複合機全体の動作を制御するためのプログラム等を予め格納してある。RAM10は、主制御部1による制御に必要なデータ及び制御動作時に一時記憶が必要なデータ等を記憶する。画像メモリ11は、スキャナ4で読み取った原稿の画情報をメモリ送信するために一時的に蓄積したり、受信した画情報をプリンタ13により記録するまで一時的に蓄積する。
【0015】
CODEC12は、送信画像データをG3ファクシミリに適合する符号化方式(MH、MR、MMR等)で符号化圧縮し、また受信画像データを所定の復号化方式で復号伸張する。プリンタ13は、受信画データ、スキャナ4が読み取った原稿の画情報、また画像メモリ11に記憶された画データを用紙に印字することにより記録してハードコピー出力を行う。
【0016】
この実施形態(第1の実施形態)では、スキャナ4は、読み取りセンサとしてCCD4aを備えるとともに、光源として、通常備える緑色光源4bの他に、マーキング判別用の赤色光源4cを備えている。通常、モノクロ読取装置では、緑色の光を原稿に照射して読み取りを行う。これは赤色の補色である緑色の光源を使用することにより、赤色部分(朱肉押印部など)を強調して読み取ることができるためである。緑色光源の場合、原稿中の緑色部分はドロップアウトされる。すなわち、緑色部分については、撮像素子(CCD)の出力は、白色部分に近い値となる。
【0017】
この実施形態では、上記のように通常読み取り用の緑色光源4bの他に、マーキング判別用の赤色光源4cを有するので、読み取り前に通常読み取り用の光源4bと同色の緑色で原稿に領域指定(マーキング)を行う。例えば図6の全体原稿21に対し、領域指定用のマーク22を緑色で手書きする。このマーク22を記載した原稿21に、先ず緑色光源4bからの光を照射し、原稿全体の読み取りデータを得る。次に赤色光源4cからの光を照射し、読み取った画像中よりマーク22のデータを抽出する。次に、上記全読み取りデータの中からマーク22に囲まれる部分の読み取りデータをコピーのための領域指定データとして出力する。
【0018】
第1の実施形態で領域指定コピーを行う場合のコピー処理動作を、図2に示すフロー図を参照して説明する。ステップST1においては、領域指定コピーであるか否か判定する。この判定は、操作部6に設けられる領域指定コピーキー6aが押下されたか否かにより行うことができる。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピーが実行される。領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST2へ移行する。ステップST2においては、緑色光源4bをONする。次に、ステップST3へ移行する。ステップST3においては、緑色光源4bからの原稿への照射により、スキャナ4のCCD4aより、第1の読み取り画像データが出力され、RAM10の第1メモリ10aに一時記憶される。この第1の読み取り画像データは、緑色で書かれたマーキング部分(マーク22)がドロップアウトされたものである。次に、ステップST4へ移行する。
【0019】
ステップST4においては、緑色光源4bをOFFし、赤色光源4cをONする。次に、ステップST5へ移行する。ステップST5においては、赤色光源4cからの原稿への照射により、スキャナ4のCCD4aより、第2の読み取り画像データが出力され、RAM10の第2メモリ10bに一時記憶される。この第2の読み取り画像データは、緑色で書かれたマーキング部分も含むが、朱肉押印部分等の赤色部分はドロップアウトされたものである。続いて、ステップST6へ移行する。
【0020】
ステップST6においては、第2読み取り画像データと第1読み取り画像データとを比較し、第2読み取り画像データにあって、第1読み取り画像データにないデータをマーキング部分のデータと判断して、このデータをRAM10の第3メモリ10cに記憶する。続いて、ステップST7へ移行する。ステップST7においては、第1メモリ10aに記憶してある第1読み取り画像データ中より、マーキング部分で囲まれたデータのみをコピーすべき所望のデータとして抽出する。次に、ステップST8へ移行する。ステップST8においては、プリンタ13で、上記抽出されたマーキング部分による指定領域の読み取り画像データをプリントする。
【0021】
ここでは、緑色光源4bによる読み取りを先にし、赤色光源4cによる読み取りを後にしているが、この読み取り順序はいずれが先であっても良い。
【0022】
マーキング部分の判別後、再度緑色光源4bからの光を照射して読み取りを行う必要はなく、マーキング判別時に既に読み取り済みの、緑色光源4bによる読み取り画像データを利用することにより、迅速なコピーを行うことができる。
【0023】
次に、第2の実施形態について説明する。この実施形態では、スキャナ4において、通常の読み取り用光源に加えて、マーキング部分の検出用光源として、近紫外線(長波長の紫外線:300〜400nm)光であるブラックライトを有する(図1、図9に示す赤色光源4cに代えて使用する)。ブラックライトは蛍光色の物体を明るく光らせる青っぽい光である。この実施形態では、読み取り前に、例えば図6に示す原稿21にブラックライト照射時に明るく発光するような蛍光ペンによりマーク22を記入する。つまり、蛍光ペンにより領域指定(マーキング)を行う。
【0024】
この実施形態における領域指定のコピー処理動作を図3に示すフロー図を参照して説明する。ステップST11においては、領域指定コピーか否か判定する。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピー処理が実行される。操作部6の領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST12へ移行する。ステップST12においては、ブラックライトをONする。次に、ステップST13へ移行する。
【0025】
ステップST13においては、ブラックライトを原稿21に照射し、ブレスキャンを行う。ここでは、原稿21に対してブラックライトを照射し、その読み取り画像データを記憶する。次に、ステップST14へ移行する。このステップST14においては、マーキング部分データを抽出する。原稿21にブラックライトを照射すると、蛍光ペンでマーキングした部分22のみが反射光を強く発生するので、図7に示すように、受光レベルが閾値TH1以上の領域をマーキング部分(指定領域の周囲)と判断する。図7は(a)に示す原稿21のA−Aで走査した場合のCCDの出力レベルを(b)に示している。その後、ステップST15へ移行する。
【0026】
ステップST15においては、ブラックライトをOFFし、通常読み取り用の緑色光源をONにする。次に、ステップST16へ移行する。ステップST16においては、緑色光源を原稿に照射し、本スキャンを行う。ここでは、通常の緑色光源の照射によるスキャナ4からの読み取り出力となるが、プレスキャンによりマーキング部分(図7のマーク22)を抽出しているので、このマーキング部分に囲まれる部分のみ、読み取り画像データを出力する。ステップST17へ移行し、プリンタ13において、指定領域の読み取り画像データのみをプリントする。
【0027】
この実施形態では、スキャナ4の撮像素子(CCD)は、指定領域検出(プレスキャン)と通常読み取り(本スキャン)とで共通して使用する〔図9に示すものと同様〕。
【0028】
なお、上記実施形態1では、原稿上に緑色のマークが残るという若干の問題があるが、この第2の実施形態では、目にほとんど見えないような白色蛍光ペンでマーキングすることにより、マーキング済みの原稿をマーキング無しの原稿と同様に取り扱うことができるという利点がある。
【0029】
次に、第3の実施形態について説明する。
【0030】
この実施形態は、カラー読み取り装置を備え、原稿をカラー読み取りし、指定領域検出手段は、色判別手段を備え、指定された色であると判断した部分をマーキング部分と判断する。例えば、緑色の指定領域を記載してある原稿をカラー読み取りした際、緑色であると読み取られた部分はマーキング部分、つまり指定領域であると判断する。
【0031】
この実施形態における領域指定コピー処理動作を図4に示すフロー図を参照して説明する。ステップST21においては、領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST22へ移行する。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピー処理が実行される。ステップST22においては、スキャナ4で、緑色でマーク22を手書きした原稿21のR、G、Bカラー画像信号を読み取る。次に、ステップST23へ移行する。ステップST23においては、3色に分離して読み取ったR、G、Bカラー信号のうち、R、G、B信号の値がそれぞれ所定の範囲に入っている緑色成分を抽出する。続いて、ステップST24へ移行する。
【0032】
ステップST24においては、抽出した緑色部分データから緑色で構成されるマークを抽出する。続いて、ステップST25へ移行する。ステップST25においては、抽出したマークが閉じた線であるか否か判定する。閉じた線でなければステップST24へ戻り、次の緑色のマークを抽出する。一方、閉じた線であれば、ステップST26へ移行する。緑色のマークが閉じた線であれば、ステップST26において、そのマークをマーキング部分と決定する。次に、ステップST27へ移行する。ステップST27においては、マーキング部分内の読み取り画像データをプリントする。
【0033】
ここでは、色のみの判別のみならず、緑色部分の形状を解析し、閉じた線であるときのみ、マーキング部分であるとしているので、マーキング部分の判別精度がより向上する。つまり、マーキング部分以外の緑色部分をマーキング部分であると判断する可能性が減少する。
【0034】
続いて、第4の実施形態について説明する。この実施形態は、光源は通常読み取り用のみの1つで良い。特徴とするところは、濃い読み取り濃度で読み取った際の第1読み取り画像データと、薄い読み取り濃度で読み取った際の第2読み取り画像データとの相違点(差分)に基づいてマーキング部分(指定領域)を判別する点である。
【0035】
薄い蛍光ペンでマーキングを施した場合、薄い読み取り濃度では読み取ることができない(読み取り画像データに出現しない)が、濃い読み取り濃度であれば、読み取ることができる(読み取り画像データに出現する)。図8には(a)に示す原稿21のB−Bで走査した場合の読み取りレベルを(b)、(c)に示している。(b)は濃い読み取り濃度の場合であり、(c)は薄い読み取り濃度の場合である。薄い読み取り濃度ではマーク22の部分の読み取りレベルが閾値TH2を越えないが、濃い読み取り濃度ではマーク22の部分の読み取りレベルが閾値TH2を越えている。ここでは、この差が出る現像を利用して、指定領域を判別する。
【0036】
この実施形態における領域指定コピー処理動作を図5に示すフロー図を参照して説明する。ステップST31においては、領域指定コピーか否か判定する。領域指定コピーが指示されていない場合、通常の全領域コピー処理が実行される。操作部6の領域指定コピーキー6aが押下されていると、ステップST32へ移行する。ステップST32においては、薄い読み取り濃度で第1の読み取り画像データを得る。このデータをメモリに一時記憶する。薄い読み取り濃度なので、マーク22の部分では、受光レベルが低く、画像データとして出現しない(背景部分と同様の出力となる)。次に、ステップST33へ移行する。ステップST33においては、濃い読み取り濃度で第2の読み取り画像データを得る。このデータをメモリに一時記憶する。濃い読み取り濃度なので、マーク22の部分では、読み取り受光レベルが閾値TH2を越え、画像データとして出現する(背景部分とは区別された出力となる)。続いて、ステップST34へ移行する。
【0037】
ステップST34においては、第2読み取り画像データと第1読み取り画像データとの差分を求め、差分をマーキング部分として抽出する。次に、ステップST35へ移行する。ステップST35においては、第1読み取り画像データと第2読み取り画像データのいずれかから、マーキング領域のデータを抽出する。続いて、ステップST36へ移行する。ステップST36においては、プリンタ13で指定領域の読み取り画像データをプリントする。
【0038】
この実施形態において、マーキング部分の抽出後は、第1読み取り画像データと第2読み取り画像データのいずれかから、指定領域の読み取り画像データを抽出しているが、これに代えて、再度通常の読み取り濃度によりマーキング領域を選択的に読み取って、プリント用画像データを得るようにしても良い。
【0039】
また、本発明は、指定領域の画像のみを選択的にコピーできる点に特徴がある。上記各実施形態において、拡大/縮小コピーする場合だけでなく、等倍する場合も含むものである。拡大/縮小コピーが設定された場合、指定領域の画像のみを拡大/縮小て記録紙にプリント(記録)させる。
【0040】
また、制御手段(主制御部1)は、等倍コピー及び拡大/縮小コピーのいずれにおいても指定領域についての記録画像が記録紙の中央部に位置するように画像記録手段(プリンタ13)を制御する。すなわち、指定領域が原画像の端の方にあった場合でも、その指定領域の画像を記録紙の中央部に設定倍率でプリント(コピー)することができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明によれば、原稿に光を照射した際の反射光に基づいて、原稿に記述された指定領域を検出する指定領域検出手段と、原稿の画像を読み取って読取画像データを得る画像読取手段と、読取画像データに基づいて記録紙に画像記録を行う画像記録手段と、検出した指定領域の読取画像データを選択的に画像記録するように制御する制御手段と、を備えているので、領域指定コピーを行う際、原稿にマーキングを施して指定を行うだけで、余分な領域を含むことなくコピーができる。また、原稿のセット位置を特に意識しなくても、マーキングを施した原稿を普通にセットすれば、指定領域のみを等倍又は拡大/縮小コピーできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施される複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図3】この発明の第2の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図4】この発明の第3の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図5】この発明の第4の実施形態装置の指定領域コピー処理動作を説明するフロー図である。
【図6】指定領域コピーのための原稿の領域指定を説明する図である。
【図7】第2の実施形態装置のマーキング部分(指定領域)の抽出を説明する図である。
【図8】第4の実施形態装置のマーキング部分(指定領域)の抽出を説明する図である。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 NCU
3 MODEM
4 スキャナ
4a CCD
4b 緑色光源
4c 赤色光源
5 画像処理部
6 操作部
6a 指定領域記録キー
7 表示部
8 LANI/F
9 ROM
10 RAM
11 画像メモリ
12 CODEC
13 プリンタ
Claims (3)
- 原稿に光を照射した際の反射光に基づいて、原稿に記述された指定領域を検出する指定領域検出手段と、
原稿の画像を読み取って読取画像データを得る画像読取手段と、
読取画像データに基づいて記録紙に画像記録を行う画像記録手段と、
検出した指定領域の読取画像データを選択的に画像記録するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像読取手段は、第1色の光を発光する光源を備え、前記指定領域検出手段は、第2色の光を発光する光源を備え、この指定領域検出手段は、第1色の光を原稿に照射した際の反射光から得た第1読取画像データと、第2色の光を原稿に照射した際の反射光から得た第2読取画像データとの相違点に基づいて指定領域を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記指定領域検出手段は、ブラックライトを原稿に照査した際の反射光から得た読取画像データに基づいて指定領域を検出するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002259557A JP2004104198A (ja) | 2002-09-05 | 2002-09-05 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002259557A JP2004104198A (ja) | 2002-09-05 | 2002-09-05 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2004104198A true JP2004104198A (ja) | 2004-04-02 |
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ID=32260524
Family Applications (1)
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JP2002259557A Pending JP2004104198A (ja) | 2002-09-05 | 2002-09-05 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2004104198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011004356A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2013043401A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | Dainippon Printing Co Ltd | ページずれ検査システム、印刷システム、印刷物、ページずれ検査方法 |
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2002
- 2002-09-05 JP JP2002259557A patent/JP2004104198A/ja active Pending
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