JP2004103144A - 円盤状記録媒体を備えた記録装置およびサーボ情報処理方法 - Google Patents

円盤状記録媒体を備えた記録装置およびサーボ情報処理方法 Download PDF

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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks

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Abstract

【課題】ヘッドがサーボゲートを通過する毎に発生する演算処理装置への割り込み回数を減らし、演算処理装置の負荷を軽減する。
【解決手段】ヘッド2がサーボゲートを通過する際、ヘッド2が読み取るサーボ情報により、ヘッド駆動装置17はオフトラック判定を行う。判定結果は、ユーザ論理回路20に送信され、オフトラックが発生していなければ、そのまま書き込み動作を続け、オフトラックが発生していれば、演算処理装置16に対して割り込みを発生させる。読み出し処理では、リードエラーの有無により割り込みが発生する。こうして、演算処理装置16が割り込み処理を行うのは、正常な読み出し完了または正常な書き込み完了の場合か、オフトラックまたはリードエラーが発生した場合のどちらかになり、演算処理装置16に対する負荷を軽減することが可能になる。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーボ情報が記録された円盤状記録媒体を備えた記録装置およびそのサーボ情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーボ情報が記録された円盤状記録媒体を備えた記録装置(ディスク装置)においては、円盤状記録媒体(ディスク)に同心円状に複数存在するトラック上を、データを読み書きするためのヘッドを移動させることにより、データの読み書きが行われる。ヘッドをトラックの中心に沿って移動させることが重要であるため、正確にヘッドの位置決めをするためにサーボ情報が使用される。
【0003】
サーボ情報は、セクタサーボ方式の場合、ディスクの表面上トラックに垂直な半径方向に放射状に記録されている。サーボ情報が記録された部分をサーボゲートと呼ぶ。サーボ情報には、トラック番号と、そのトラックにおいていくつめのサーボゲートかを示すサーボゲート番号と、ヘッド位置とトラック中心からのずれを検出するためのバースト信号が含まれている。
【0004】
以上のようなサーボ情報が記録されたディスク装置における従来の書き込みまたは読み出しにおいては、書き込みまたは読み出し中にヘッドがサーボゲートを通過するたびに、サーボ情報を基にヘッドの位置がトラックの中心から外れていないか判定され、判定結果が、ディスク装置全体の制御を行う演算処理装置に割り込みとして送信されていた。
【0005】
ヘッドの位置がトラックの中心から外れる(以降、オフトラックと呼ぶ)場合、目的外のトラックにあるデータを破壊してしまう恐れがあるため、演算処理装置は、判定結果を優先的に確認するため、通常の制御を一時的に中止し、割り込み処理を行い、オフトラックの場合には、書き込みまたは読み出しを中断していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザが扱うデータやアプリケーションサイズが大きくなり、また周辺装置や中央演算処理装置が高速化されるにつれ、ディスク装置もより大容量、より高性能な製品が要求された。
【0007】
同じ容積でより大容量のディスク装置を実現するために、ディスク装置にはトラック間の間隔(トラックピッチ)を狭める高密度化が施された。トラック間の間隔が狭まることで、ヘッドが隣のトラックのデータを誤って操作することで、データの破壊が起きる可能性が増す。これを防ぐためにヘッドをさらに正確に位置決めし、オフトラック判定を厳密に実施することが要求された結果、サーボゲートの数が増加した。
【0008】
また、より高性能なディスク装置を実現するために、ディスクが高速回転化され、単位時間で読み出すデータ量が改善された。高速回転化により、単位時間でヘッドがサーボゲートを通過する回数がそれ以前と比較して増加した。
【0009】
上記のように、ディスク装置が高密度化され、また高速回転化されることにより、サーボゲート数が増加し、ヘッドがサーボゲートを通過する回数が増加した結果、演算処理装置における割り込み処理の回数も増加した。割り込み処理の増加により、演算処理装置に負荷がかかり、通常の制御が中断される回数が増加したため、割り込み処理以外の処理が遅れることが課題となっていた。
【0010】
本発明の目的は、ヘッドがサーボゲートを通過することで発生する演算処理装置への割り込みの回数を減らし、演算処理装置の割り込み処理にかかる負荷を軽減することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第一の発明によれば、同心円状にトラックを有し、サーボ情報が記録されたサーボゲートが前記トラックに垂直な半径方向に配置された円盤状記録媒体とデータ書き込みおよび読み出しを行うヘッドと前記サーボ情報に基づき前記ヘッドの位置制御を行うヘッド駆動装置と前記ヘッドのデータ送受信を行い、前記円盤状記録媒体への書き込みおよび読み出し制御を行う記録制御装置と前記記録制御装置および前記ヘッド駆動装置を制御する演算処理装置とを備えた記録装置におけるサーボ情報処理方法であって、前記ヘッド駆動装置において、前記ヘッドが読み出した前記サーボ情報を基に前記ヘッドが目的のトラック上にあるかを判定し、前記ヘッド駆動装置において、前記ヘッドが前記目的のトラック上にない場合、前記演算処理装置へエラー情報を通知し、データの書き込みが終了した際、ヘッドがサーボゲートにない場合、前記ヘッドを書き込み終了時と同じトラックにある次のサーボゲートまで移動し、前記次のサーボゲートにて目的の前記トラック上にあるか判定することを特徴とするサーボ情報処理方法を提供することにより達成される。
【0012】
また、上記目的は、本発明第二の発明によれば、上記第一の発明において、前記サーボゲートには、識別のためのサーボゲート番号が振られており、前記エラー情報に、前記サーボゲート番号が含まれることを特徴とするサーボ情報処理方法を提供することにより達成される。
【0013】
また、上記目的は、本発明第三の発明によれば、同心円状にトラックを有し、サーボ情報が記録されたサーボゲートが前記トラックに垂直な半径方向に配置された円盤状記録媒体とデータ書き込みおよび読み出しを行うヘッドと前記サーボ情報に基づき前記ヘッドの位置制御を行うヘッド駆動装置と前記ヘッドのデータ送受信を行い、前記円盤状記録媒体への書き込みおよび読み出し制御を行う記録制御装置と前記記録制御装置および前記ヘッド駆動装置を制御する演算処理装置とを備えた記録装置において、前記ヘッド駆動装置は、前記ヘッドが読み出した前記サーボ情報を基に、前記ヘッドが目的のトラックから外れていないか判定し、前記ヘッドが前記目的のトラックから外れたことを判定した場合、前記演算処理装置にエラー情報を通知し、データの書き込み処理が終了した際、ヘッドが前記サーボゲートにない場合、前記ヘッドを書き込み終了時のトラックにある次のサーボゲートまで移動し、前記次のサーボゲートにて目的の前記トラック上にあるか判定することを特徴とする記録装置を提供することにより達成される。
【0014】
また、上記目的は、本発明第四の発明によれば、上記第三の発明において、前記サーボゲートには、識別のためのサーボゲート番号が振られており、前記エラー情報に、前記サーボゲート番号が含まれることを特徴とする記録装置を提供することにより達成される。
【0015】
上記発明によれば、書き込みまたは読み出し処理において、演算処理装置が行う割り込み処理は、ヘッドがサーボゲートを通過するたびに発生するのではなく、オフトラックが発生した場合か、書き込みまたは読み出し処理が完了した場合のどちらかになる。したがって、演算処理装置の負荷を軽減することが可能となる。
【0016】
また、上記第二の発明によれば、オフトラックにより割り込みが発生した場合、オフトラック判定が実施されたサーボゲート番号が記録されるので、オフトラックが発生した箇所から動作を再開させることができ、それまでに書き込まれた、もしくは読み出されたデータが無駄にならず、再度データを最初から書き込みまたは読み出し処理することに比べ、演算処理装置の負荷を軽減することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる実施の形態によって限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
【0018】
図1は、セクタサーボ方式のディスクを説明するための図である。図1において、書き込みや読み出しは、ディスク1に、同心円状に複数存在するトラック4上をヘッド支持装置3により支持されたヘッド2が、移動することで行われる。
【0019】
ヘッド2が、サーボ情報が記録され、トラック4の垂直方向に放射状に配置されたサーボゲート5を通過する際、記録されたサーボ情報が読み取られる。読み取られたサーボ情報は、ヘッドを目的のトラックに移動させるのに使用され、またヘッドを目的のトラックの中心に沿って移動させるのに使用される。
【0020】
通常ディスク装置においては、複数枚のディスクが、層状に配置され、スピンドル6により回転される。また、図1には、2つのトラックしか描かれていないが、実際は多数存在している。
【0021】
図2は、トラックとサーボゲートを説明する図である。図2は、図1の一部7を拡大したものである。図2には、図1に対応し、トラック4−1および4−2とサーボゲート5−1および5−2が描かれている。実際は、サーボゲート5−1および5−2は、平行ではなく、トラック4−1および4−2は弧状である。
【0022】
トラック4は、さらに同じデータ容量を持つブロックであるセクタ8に分割されている。セクタ8は書き込みまたは読み込みを行う際の動作単位になる。ヘッド2は、その中心がトラックの中心11と一致するよう制御され、トラック上を移動させられる。トラック4は、互いに重ならないように、トラックの中心11間の距離(トラックピッチ9)が取られている。
【0023】
図3は、オフトラック判定を説明するためにサーボゲートを拡大した図である。図3は、図2の一部10を拡大したものである。図2に対応し、トラック4−1および4−2、セクタサーボ5−1が描かれている。図3には、2種類のバースト信号12および13が記録されており、それぞれトラックの中心11を越えないように交互に位置している。
【0024】
ヘッド2がバースト信号上を通過すると、ヘッドが再生する信号が波形となって検出される。ヘッド2がバースト信号12から得られる再生信号の振幅と、バースト信号13から得られる再生信号の振幅を比較した場合、ヘッド2がトラックの中心11を通過しているのであれば、振幅に差は生じない。従って、振幅差が一定の基準値を超えた場合、ヘッド2がトラックの中心11から外れていることを意味し、オフトラックと判定される。
【0025】
図示はしないが、他にサーボゲートには、サーボ情報として、サーボデータの開始を示す、サーボマーク、トラックデータ、何番目のサーボゲートか表すサーボゲート番号等が記録されている。
【0026】
図4は、本発明の実施形態にかかるディスク装置の構成を示すブロック図である。図4において、IDE(IntegratedDriveElectronics)またはSCSI(SmallComputerSystemInterface)などのインタフェースを介して、ディスク装置18と接続されるホスト19により発行される書き込み命令または読み出し命令が、CPUおよびその周辺装置で実現される記録制御装置14で受信される。
【0027】
記録制御装置14が受信した書き込みまたは読み出し命令には、動作を開始すべきディスク1の位置情報およびディスク1に書き込むデータもしくは読み出すセクタ数が含まれている。この位置情報はホスト19が管理する形式になっており、トラック、セクタを指定するものになっていない。
【0028】
そこで演算処理装置16は、位置情報をホスト19が管理する形式から、トラック、セクタ形式に変換し、ヘッド駆動装置17に対し、ヘッド2を目的のトラック、セクタに移動するよう命令する。ヘッド2の移動が完了すると、演算処理装置16は、記録制御装置14に、書き込みまたは読み出しを開始させる。
【0029】
記録制御装置14は、書き込み命令の場合、受信した書き込みデータをバッファメモリ15に一時格納する。そして、記録制御装置14は、ヘッドの移動が目的のトラック、セクタへ完了していることから、書き込み処理を開始するよう命令する。記録制御装置14はバッファメモリ15から書き込みデータを、ヘッド2に送信する。ヘッド2は受信した書き込みデータをディスク1に記録する。
【0030】
記録制御装置14は、読み出し命令の場合、読み出し処理を開始し、ヘッド2が読み出したデータを受信し、バッファメモリ15に格納する。記録制御装置14は、バッファメモリ15に一定量データが蓄積されると、当該データをインタフェースを介してホスト19に転送する。
【0031】
続いて、本発明におけるサーボ情報処理について、データの書き込み処理および読み出し処理の場合それぞれについて説明する。図5は、書き込み処理における本発明のサーボ情報処理を説明するフローチャートである。書き込み処理において、ヘッド2がサーボゲート5を通過する際、ヘッド駆動装置17はサーボ情報を基にオフトラック判定を行い、判定結果をユーザ論理回路20に送信する。ユーザ論理回路20は判定結果を確認し、オフトラックと判定された場合は、演算処理装置16に対する割り込みが発生するものである。
【0032】
図5ではまず、記録制御装置14が、すべてのデータを書き終えたかを判定する(S51)。通常、ホスト19から転送される書き込み命令には、書き込むべきデータの量を示す情報が含まれており、書き込んでいるデータが、書き込み命令のデータ量を超えるかを判定すればよい。
【0033】
ステップS51において、すべてのデータを書き終えていなければ、記録制御装置14は、ヘッド2に書き込みを命令する。記録制御装置14は、バッファメモリ15からデータを読み出し、ヘッド2に送信する。ヘッド2は、受信したデータを基にディスク1に記録する。また、この書き込みにより、バッファメモリ15のすべてのデータを書き終えた場合、記録制御装置14は、残りの書き込みデータ転送要求をホスト19に行う。こうして、記録制御装置14は、書き込みデータが残っているうちは、常にバッファメモリ15に格納されるようバッファメモリ15を管理する。
【0034】
次に、ヘッド駆動装置17は、ヘッド2がサーボゲート5を通過するか判定する(S52)。ヘッド2がサーボゲート5を通過する場合、ヘッド駆動装置17に対し、サーボ情報が送信されるので、その受信の有無で判定すればよい。サーボゲート5を通過しないならば、ステップS51に戻り、書き込みを続ける。
【0035】
ステップS52でサーボゲートを通過する場合、ヘッド駆動装置17は、オフトラック判定を行い、判定結果およびサーボゲート番号をユーザ論理回路20へ送信する(S53)。オフトラック判定は、図3で説明したように行い、受信したサーボ情報から、ヘッド2の中心位置がトラック4の中心位置から外れていないかを判定する。オフトラックでない場合は、ステップS51に戻り、書き込みを続ける。
【0036】
ユーザ論理回路20は、受信した判定結果がオフトラックの場合、対応するサーボゲート番号を保存する(S54)。受信した判定結果にはサーボゲート番号が追加されており、内部にレジスタのような記憶装置を持つユーザ論理回路20内部に記録する。ステップS54にて、オフトラックが発生したサーボゲートを特定することが可能になる。
【0037】
そして、ユーザ論理回路20は、演算処理装置16に対し、エラー割り込みを発生させ(S55)、書き込み処理は終了する。エラー割り込みで送信される情報には、書き込みの動作中にオフトラックが発生したことおよびステップS54で保存された、オフトラックが発生したサーボゲート番号が記録されている。
【0038】
演算処理装置16は、エラー割り込みを受け、割り込み処理を行う。割り込み処理の内容は、装置によって異なるが、例えば、最初から書き込みをやり直すか、エラーが発生した箇所の続きから書き込みをやり直すか、別の新たなデータを上書きするか、新たなデータのために、既に書き込まれたデータを削除するか、書き込み以外の処理を行う等の選択肢から動作を決定すればよい。
【0039】
ステップS51で、すべてのデータを書き終えた場合、ヘッド駆動装置17は、その時点でヘッド2がサーボゲート5にあるかを判定する(S56)。これは、ステップS52と同じく、最後のデータの書き込みによる、サーボ情報受信の有無を判定すればよい。
【0040】
図6は、書き込み処理終了時にヘッドがサーボゲート間にある場合の図である。図6のように、書き込み終了した時点でヘッド2がトラック4−1上サーボゲート5−1とサーボゲート5−2の間にある場合、サーボゲート5−1と書き込み終了時ヘッド位置との間でオフトラックが起きているか判定できない。
【0041】
そこで、書き込み終了時点でヘッド2が、サーボゲート上になければ、ヘッド駆動装置17は、終了時と同じトラックを次のサーボゲート5まで移動させる命令を出す(S57)。例えば、図6の場合、ヘッド2は、トラック4−1上をサーボゲート5−2まで移動される。
【0042】
続いて、ヘッド駆動装置17は、ヘッドが読み出したサーボ情報を基にオフトラック判定を行い、判定結果とサーボゲート番号をユーザ論理回路20に送信する(S58)。オフトラック判定は、図3で説明したとおりである。ステップS58で、オフトラックと判定された場合、最後に通過したサーボゲートから書き込み完了した位置までの間でオフトラックが発生したと考えられ、ステップS54、S55と進み、エラー割り込み処理が発生する。ステップS58でオフトラックが発生していなければ、書き込みは正常終了しており、記録制御装置14から書き込み完了の信号を受けているユーザ論理回路20は、演算処理装置16に書き込み動作完了割り込みを発生させ(S59)、書き込み処理は終了する。
【0043】
書き込み処理における本発明のサーボ情報処理により、ヘッド2がサーボゲート5を通過しても、オフトラックでなければ、演算処理装置16に対する割り込みが発生しないので、演算処理装置16は、頻発する割り込みに処理を中断されることなく通常の処理を続行することが可能である。
【0044】
また、演算処理装置16は、オフトラックが発生した場合、発生した際のサーボゲート番号を記録しており、例えば、記録されたサーボゲート番号の数個前のサーボゲートから書き込み動作を再開させることにより、迅速にエラー処理を行うことが可能となる。
【0045】
次に、読み出し処理における本発明のサーボ情報処理を説明する。図7は、読み出し処理における本発明のサーボ情報処理を説明するフローチャートである。読み出し処理においては、オフトラックをチェックする必要は無く、リードエラーせずに読めれば、そのデータの妥当性が保証されている。リードエラーと判定された場合は、演算処理装置16に対する割り込みが発生するものである。
【0046】
図7ではまず、記録制御装置14は、すべてのデータを読み終えたかを判定する(S71)。これは、例えば、記録制御装置14において、読み出し命令を受けてからホスト19に転送した読み出しデータのデータ量を記録しておき、読み出し命令に指定されたセクタ数に達したかで判定すればよい。
【0047】
すべてのデータを読み出していないならば、記録制御装置14はヘッド駆動装置17に、読み出しを命令する。ヘッド2は、データを読み出し、読み出されたデータは記録制御装置14に送信される。記録制御装置14は、受信したデータをバッファメモリ15に格納し、所定量のデータが蓄積されると、ホスト19へのデータ転送を行う。こうして、記録制御装置14は、バッファメモリ17を管理する。
【0048】
次に、ステップS71での読み出しにより、リードエラーが発生するか判定する(S72)。ステップS72で、リードエラーが発生していなければ、ステップS71に戻り、読み出しを続ける。ステップS72で、リードエラーと判定されれば、ユーザ論理回路20は、演算処理装置16にエラー割り込みを発生させ(S73)、読み出し処理を終了する。
【0049】
ステップS71ですべてのデータを読み終えていれば、記録制御装置14は、ユーザ論理回路20を通じて、演算処理装置16に読み出し動作完了割り込みを行い(S74)、読み出し処理は終了する。読み出し動作の場合、読み出すデータには、データが記録されていたトラックやセクタ情報が含まれており、サーボゲート以外でも、目的のトラックを外れているオフトラックの検知が可能であるため、書き込み処理と異なり動作終了時のオフトラック判定を行う必要がない。
【0050】
本発明における読み込み処理により、ホストからの読み出し命令に対し、ヘッドがサーボゲートを通過するたびに演算処理装置16に割り込みが発生していた事態が改善され、オフトラックによるエラー発生の場合もしくは読み出し動作が終了した場合に割り込みが発生することになる。
【0051】
したがって、演算処理装置16がサーボ情報確認のために割り込み処理を行う負荷が軽減され、他の制御へ与える影響を少なくし、演算処理装置16の処理効率を高めることが可能となる。
【0052】
また、図4にて図示はしないが、ユーザ論理回路20はレジスタを有し、当該レジスタには、書き込みまたは読み出し処理を示すビットが記録されていてもよい。レジスタは、演算処理装置16から受信した命令が書き込み処理か読み出し処理かにより設定され、指定された処理をユーザ論理回路20が行うものである。
【0053】
これにより、ユーザ論理回路20が行う処理を切り替えることができ、単一の装置で書き込み処理および読み出し処理を両方実現することができる。
【0054】
なお、本実施の形態例におけるユーザ論理回路20の機能を、例えば、ヘッド駆動装置17にて実施することも可能である。
【0055】
【発明の効果】
書き込みまたは読み出し処理において、演算処理装置16が行う割り込み処理は、オフトラックが発生した場合のエラー割り込み処理または動作完了割り込みのどちらか1回で済み、演算処理装置16の負荷を軽減することが可能で、通常の制御が割り込み処理により中断されることによる、処理の遅れを発生させることがなくなる。
【0056】
また、エラー割り込み処理が発生した場合、最後に通過したサーボゲート番号を記録することで、エラー発生箇所が特定でき、動作の再開をそのエラー発生箇所の前後から行うことで、それまでに行った書き込みや読み出しのデータが無駄にならずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】セクタサーボ方式のディスクを説明するための図。
【図2】トラックとサーボゲートを説明する図。
【図3】オフトラック判定を説明するためにサーボゲートを拡大した図。
【図4】本発明の実施形態にかかるディスク装置の構成を示すブロック図。
【図5】書き込み処理における本発明のサーボ情報処理を説明するフローチャート。
【図6】書き込み処理終了時にヘッドがサーボゲート間にある場合の図。
【図7】読み出し処理における本発明のサーボ情報処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1  ディスク
2  ヘッド
3  ヘッド支持装置
4  トラック
5  サーボゲート
6  スピンドル
7  拡大箇所
8  セクタ
9  トラックピッチ
10 拡大箇所
11 トラックの中心
12 バースト信号
13 バースト信号
14 記録制御装置
15 バッファメモリ
16 演算処理装置
17 ヘッド駆動装置
18 ディスク装置
19 ホスト
20 ユーザ論理回路

Claims (4)

  1. 同心円状にトラックを有し、サーボ情報が記録されたサーボゲートが前記トラックに垂直な半径方向に配置された円盤状記録媒体とデータ書き込みおよび読み出しを行うヘッドと前記サーボ情報に基づき前記ヘッドの位置制御を行うヘッド駆動装置と前記ヘッドのデータ送受信を行い、前記円盤状記録媒体への書き込みおよび読み出し制御を行う記録制御装置と前記記録制御装置および前記ヘッド駆動装置を制御する演算処理装置とを備えた記録装置におけるサーボ情報処理方法であって、
    前記ヘッド駆動装置において、前記ヘッドが読み出した前記サーボ情報を基に前記ヘッドが目的のトラック上にあるかを判定し、
    前記ヘッド駆動装置において、前記ヘッドが前記目的のトラック上にない場合、前記演算処理装置へエラー情報を通知し、
    データの書き込みが終了した際、ヘッドがサーボゲートにない場合、前記ヘッドを書き込み終了時と同じトラックにある次のサーボゲートまで移動し、前記次のサーボゲートにて前記目的のトラック上にあるか判定することを特徴とするサーボ情報処理方法。
  2. 請求項1において、
    前記サーボゲートには、識別のためのサーボゲート番号が振られており、
    前記エラー情報に、前記サーボゲート番号が含まれることを特徴とするサーボ情報処理方法。
  3. 同心円状にトラックを有し、サーボ情報が記録されたサーボゲートが前記トラックに垂直な半径方向に配置された円盤状記録媒体とデータ書き込みおよび読み出しを行うヘッドと前記サーボ情報に基づき前記ヘッドの位置制御を行うヘッド駆動装置と前記ヘッドのデータ送受信を行い、前記円盤状記録媒体への書き込みおよび読み出し制御を行う記録制御装置と前記記録制御装置および前記ヘッド駆動装置を制御する演算処理装置とを備えた記録装置において、
    前記ヘッド駆動装置は、前記ヘッドが読み出した前記サーボ情報を基に、前記ヘッドが目的のトラックから外れていないか判定し、
    前記ヘッドが前記目的のトラックから外れたことを判定した場合、前記演算処理装置にエラー情報を通知し、
    データの書き込み処理が終了した際、ヘッドが前記サーボゲートにない場合、前記ヘッドを書き込み終了時のトラックにある次のサーボゲートまで移動し、前記次のサーボゲートにて前記目的のトラック上にあるか判定することを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3において、
    前記サーボゲートには、識別のためのサーボゲート番号が振られており、
    前記エラー情報に、前記サーボゲート番号が含まれることを特徴とする記録装置。
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Cited By (1)

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