JP3431582B2 - デスク記憶装置、及び同装置に適用されるハングアップ発生時の処理方法 - Google Patents

デスク記憶装置、及び同装置に適用されるハングアップ発生時の処理方法

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JP3431582B2 JP2000196863A JP2000196863A JP3431582B2 JP 3431582 B2 JP3431582 B2 JP 3431582B2 JP 2000196863 A JP2000196863 A JP 2000196863A JP 2000196863 A JP2000196863 A JP 2000196863A JP 3431582 B2 JP3431582 B2 JP 3431582B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions

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  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Retry When Errors Occur (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストシステムか
ら送られるリード/ライトコマンド等のコマンドを実行
するディスク記憶装置に係り、特にホストシステムから
のコマンド処理時にハングアップ状態となった場合に好
なディスク記憶装置、及び同装置に適用されるハング
アップ発生時の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドによりディスク(ディスク媒体)
を対象とするデータの読み出し/書き込みが行われるデ
ィスク記憶装置、例えば磁気ディスク装置は、一般にパ
ーソナルコンピュータ等のホストシステム(以下、単に
ホストと称する)と所定のインタフェース(ホストイン
タフェース)を介して接続して使用される。
【0003】ホストから送られる磁気ディスク装置に対
するコマンドは、ホストインタフェースを介して当該デ
ィスク装置に与えられる。ホストから磁気ディスク装置
に与えられるコマンドには、ディスクからのデータの読
み出しを指示するリードコマンド、ディスクに対するデ
ータの書き込みを指示するライトコマンド、磁気ディス
ク装置内部のテストを指示するセルフテストコマンド等
がある。
【0004】磁気ディスク装置は、ホストからのコマン
ドをホストインタフェースを介して受け取ると、当該コ
マンドを実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した磁気ディスク
装置(等のディスク記憶装置)では、ホス卜から受け取
ったコマンドの実行時に、何らかの理由、例えばホスト
と磁気ディスク装置のプロトコルの相違などで、装置が
ハングアップ状態となることがある。
【0006】ところが従来の磁気ディスク装置(ディス
ク記憶装置)では、装置がハングアップ状態となった場
合、装置としては何も処理ができないという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ホストから受け取ったコマンドの実行時
に、何らかの理由でハングアップ状態になった場合に、
そのハングアップ状態を解消可能とするディスク記憶装
置、及び同装置に適用されるハングアップ発生時の処理
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト(ホス
トシステム)から送られるコマンドをCPUの制御のも
とで実行するディスク記憶装置に適用され、ホストとの
間のコマンド、データの通信を制御するインタフェース
制御機能と、ディスクとの間のデータ転送を制御するデ
ィスク制御機能とを有するディスクコントローラにおい
て、コマンドの実行時に上記ディスク記憶装置がハング
アップ状態となったことを検出するためのハングアップ
検出回路と、このハングアップ検出回路によるハングア
ップ状態検出に応じて上記CPUに割り込みを発行する
割り込み回路とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成においては、ディスク記憶
装置がハングアップ状態となった場合に、その状態がハ
ングアップ検出回路により検出されてCPUへの割り込
みが発生し、CPUを起動することができる。このた
め、CPUの処理によりハングアップ状態を解消し得る
ようになる。
【0010】ここで、上記ハングアップ検出回路を、コ
マンド処理に要する時間の上限を示す制限時間値が設定
される制限時間レジスタと、コマンド実行時間をカウン
トする監視タイマと、この監視タイマの時間カウント値
を上記制限時間レジスタの設定値と比較し、上記時間カ
ウント値が制限時間レジスタの設定値を超えた場合にハ
ングアップ状態を検出したことを示す比較結果を出力す
る比較回路とで構成するとよい。
【0011】このような構成のハングアップ検出回路で
は、コマンド処理に要する時間が監視タイマで監視さ
れ、比較回路による時間比較の結果、当該監視タイマの
時間カウント値(監視時間)が制限時間値より大きくな
ったことが検出された場合、つまり制限時間を超えても
コマンド処理が終了しないことが検出された場合には、
ハングアップが発生したものとして、ハングアップ検出
が割り込み回路に通知される。このように、ハードウェ
ア回路によるハングアップ検出を行うことで、高精度の
ハングアップ検出が可能となる。ここで、各種コマンド
を当該コマンドの処理に要する標準的な時間で複数種類
に分類し、実行すべきコマンドに応じて制限時間値を切
り替え設定するならば、ハングアップ検出を一層高精度
に行うことが可能となる。
【0012】また本発明のディスク記憶装置は、上記構
成のディスクコントローラを備えたディスク記憶装置で
あり、ディスク上または不揮発性メモリ上に確保され、
少なくともハングアップが起こったという事象を記録す
るためのログ領域と、CPUに設けられ、上記ディスク
コントローラの割り込み回路からの割り込みに応じて、
ハングアップが起こったという事象を上記ログ領域に記
録する記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】このような構成のディスク記憶装置におい
ては、ハングアップが検出されてCPUへの割り込みが
発生すると、ハングアップが起こったという事象がCP
U(を用いて実現される機能手段としての記録手段)に
よりログ領域に記録されるため、このログ領域の記録内
容をハングアップの原因調査に利用して、ハングアップ
回避のための対策を講じることが可能となる。
【0014】また、上記ディスクコントローラを備えた
本発明のディスク記憶装置は、CPUに設けられ、上記
ディスクコントローラの割り込み回路からの割り込みに
応じて、ハングアップが起こった際に実行されていたコ
マンドを再実行するための制御を行うコマンド再実行制
御手段を備えたことをも特徴とする。
【0015】このような構成のディスク記憶装置におい
ては、ハングアップが検出されてCPUへの割り込みが
発生すると、ハングアップが起こった際に実行されてい
たコマンドが、CPU(を用いて実現される機能手段と
してのコマンド再実行制御手段)の制御により再実行さ
れるため、ハングアップ状態を解消し得る。ここでは、
コマンドを最初の段階から再実行するのではなく、ハン
グアップが起こった時点の直前の段階から再実行すると
よい。
【0016】また、上記ディスクコントローラを備えた
本発明のディスク記憶装置は、ディスク記憶装置がレデ
ィ状態にあるか否かを示すレディビットを含む、ディス
ク記憶装置のステータス情報を保持するための(上記デ
ィスクコントローラに設けられた)ステータスレジスタ
と、CPUに設けられ、上記ディスクコントローラの割
り込み回路からの割り込みに応じ、上記ステータスレジ
スタのレディビットを非レディ状態を示すように設定す
る非レディ状態設定手段とを備えたことをも特徴とす
る。
【0017】このような構成のディスク記憶装置におい
ては、ハングアップが検出されてCPUへの割り込みが
発生すると、ステータスレジスタのレディビットが非レ
ディ状態を示すように設定される。これは、ホストに対
して非レディ状態(NotReady状態)、つまりホ
ストとの間のプロトコルの相違等によりハングアップが
発生して、コマンドの完全な実行ができない状態にある
ことが通知されるのと等価である。これによりホスト側
でハングアップ状態を解消するための処理を行うことが
可能となる。
【0018】また、ディスクコントローラの割り込み回
路からの割り込み時に実行中のコマンドがホストとの間
のデータ転送を伴うリード/ライト系のコマンドである
か否かをチェックするコマンド種類チェック手段と、リ
ード/ライト系コマンドの場合に、ハングアップが起こ
った要因がディスク記憶装置側にあるか否かをもとに、
当該コマンドの再実行によりハングアップ状態が解消さ
れる可能性があるか否かを判断するハングアップ解消可
能性判断手段とを上記CPUに設け、リード/ライト系
のコマンドでない場合と、リード/ライト系のコマンド
で且つ(CPUを用いて実現される機能手段としての)
ハングアップ解消可能性判断手段にて当該コマンドの再
実行によりハングアップ状態が解消される可能性がある
と判断された場合に、当該コマンドを再実行するための
制御が行われる構成とすることをも特徴とする。
【0019】このような構成においては、コマンドの再
実行によりハングアップ状態が解消される可能性がある
と判断された場合だけコマンド再実行が行われるため、
無駄にコマンド再実行が行われることがない。
【0020】ここで、コマンドの再実行によりハングア
ップ状態が解消される可能性があるか否かの判断は次の
ようにするとよい。まず、ディスクコントローラに設け
られるステータスレジスタ中のデータリクエストビット
(DREQビット)がデータ転送要求状態にないことを
示している場合(DREQビットOFF)と、DREQ
ビットがデータ転送要求状態にあることを示し(DRE
QビットON)、且つリード系コマンドで、且つ(ホス
トから転送されてディスクに書き込むべきライトデータ
及びディスクから読み出されてホストに転送すべきリー
ドデータを一時格納するための)バッファメモリにディ
スクに対する所定の記録単位(例えば1セクタ)以上の
リードデータが存在しない場合と、DREQビットがO
Nで、且つライト系コマンドで、且つバッファメモリに
所定の記録単位(例えば1セクタ)以上のライトデータ
が存在する場合には、当該コマンドの再実行によりハン
グアップ状態が解消される可能性があると判断とする。
これに対し、DREQビットがONで、且つリード系コ
マンドで、且つバッファメモリに所定の記録単位以上の
リードデータが存在する場合と、DREQビットがON
で、且つライト系コマンドで、且つバッファメモリに所
定の記録単位以上のライトデータが存在しない場合に
は、当該コマンドの再実行によりハングアップ状態が解
消される可能性がないと判断する。この場合、ステータ
スレジスタのレディビットを非レディ状態を示すように
設定するとよい。
【0021】なお、以上のディスク記憶装置に係る本発
明は方法(ディスク記憶装置に適用されるハングアップ
発生時の処理方法)に係る発明としても成立する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置の全体構成を示すブロック図である。
【0024】図1において、11はデータが磁気記録さ
れる記録媒体としてのディスク(磁気ディスク)、12
はディスク11へのデータ書き込み(データ記録)及び
ディスク11からのデータ読み出し(データ再生)に用
いられるヘッド(磁気ヘッド)である。ヘッド12は、
ディスク11の各記録面に対応してそれぞれ設けられて
いるものとする。なお、図1の構成では、単一枚のディ
スク11を備えた磁気ディスク装置を想定しているが、
ディスク11が複数枚積層配置された磁気ディスク装置
であっても構わない。
【0025】ディスク11の記録面には、同心円状の多
数のトラック110が形成されている(但し、図示され
ているトラックの数は、作図の都合で実数より著しく少
ない)。各トラック110には、ヘッド12のシーク・
位置決め等に用いられるサーボ情報が記録されたサーボ
領域(図示せず)が等間隔で配置されている。このサー
ボ領域間には記録単位としてのセクタ(データセクタ)
が複数配置されている。各サーボ領域は、ディスク11
上では中心から各トラックを渡って放射状に等間隔で配
置されている。
【0026】ディスク11の記録面の例えば最内周側の
領域は、システム管理情報を保存するためのシステム領
域111に割り当てられている。システム領域111に
は、磁気ディスク装置の故障予知のために収集(モニ
タ)される、使用可能な代替セクタ数、装置使用時から
の通電時間の累計値、エラーレート等の情報(故障予知
情報)を記録するログ領域が確保されている。このログ
領域には、本発明に関係するコマンド実行時のハングア
ップ状態発生も(故障予知情報の1つとして)記録され
る。
【0027】ディスク11はスピンドルモータ(以下、
SPMと称する)13により高速に回転する。ヘッド1
2はヘッド移動機構としてのアクチュエータ(ロータリ
型ヘッドアクチュエータ)14に取り付けられており、
当該アクチュエータ14の回動(角度回転)に従ってデ
ィスク11の半径方向に移動する。これにより、ヘッド
12は、目標トラック上にシーク・位置決めされるよう
になっている。アクチュエータ14は、当該アクチュエ
ータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(以下、V
CMと使用する)15を有しており、当該VCM15に
より駆動される。
【0028】SPM13及びVCM15は、モータドラ
イバ16に接続されている。モータドライバ16は、S
PM13に制御電流を流して当該SPM13を駆動する
他、VCM15に制御電流を流して当該VCM15を駆
動する。このモータドライバ16からSPM13及びV
CM15にそれぞれ供給される制御電流を決定するため
の値(操作量)は、CPU22により決定される。
【0029】ヘッド12は、目標トラック110上にシ
ーク・位置決めされた後、ディスク媒体11の回転動作
により、そのトラック110上を走査する。またヘッド
12は、走査によりそのトラック110上に等間隔を保
って配置されたサーボ領域のサーボ情報を順に読み込
む。またヘッド12は、走査により目標セクタに対する
データの読み書きを行う。
【0030】ヘッド12は例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路(ヘッ
ドIC)17と接続されている。ヘッドアンプ回路17
は、(CPU22からの制御に従う)ヘッド12の切り
替え、ヘッド12との間のリード/ライト信号の入出力
等を司る。ヘッドアンプ回路17は、ヘッド12で読み
取られたアナログ出力(ヘッド12のリード信号)を増
幅すると共に、リード/ライト回路(リード/ライトI
C)18から送られるライトデータに所定の信号処理を
施してこれをヘッド12に送る。
【0031】リード/ライト回路18は、ヘッド12に
よりディスク11から読み出されてヘッドアンプ回路1
7で増幅されたアナログ出力(ヘッド12のリード信
号)を一定の電圧に増幅するAGC(自動利得制御)機
能と、このAGC機能により増幅されたリード信号から
例えばNRZコードのデータに復号するのに必要な信号
処理を行うデコード機能(リードチャネル)と、ディス
ク11へのデータ記録に必要な信号処理を行うエンコー
ド機能(ライトチャネル)と、上記リード信号からのサ
ーボ情報抽出を可能とするために当該リード信号をパル
ス化してパルス化リードデータとして出力するパルス化
機能と、次に述べるゲートアレイ19からのタイミング
信号(バーストタイミング信号)に応じてサーボ情報中
のバーストデータを抽出する機能とを有している。この
バーストデータはCPU22に送られて、ヘッド12を
目標トラックの目標位置に位置決めするための位置決め
制御に用いられる。
【0032】ゲートアレイ19は、リード/ライト回路
18から出力されるリードパルスからサーボ情報を取得
するための、バーストタイミング信号を含む各種タイミ
ング信号を生成する機能と、サーボ情報中のシリンダコ
ードを抽出する機能とを有している。このシリンダコー
ドは、CPU22に送られて、ヘッド12を目標トラッ
クに移動するシーク制御に用いられる。
【0033】HDC(ディスクコントローラ)20は、
ホストとの間のコマンド(ライトコマンド、リードコマ
ンド等)、データの通信を制御するインタフェース制御
機能と、ディスク1lとの間のデータ転送を制御するデ
ィスク制御機能と、後述するバッファRAM21を制御
するバッファ制御機能とを有する。
【0034】HDC20はまた、コマンド実行時のハン
グアップを検出してCPU22への割り込み(ハングア
ップ検出割り込み)INTを発生するハングアップ検出
・割り込み回路201と、ホストから受け取ったコマン
ド(の実行等)に関する情報(以下、タスクファイルと
称する)を記憶するタスクファイルレジスタ部202と
を備えている。
【0035】HDC20には、ホストから転送されてデ
ィスク1lに書き込むべきデータ(ライトデータ)及び
ディスク1lから読み出されてホストに転送すべきデー
タ(リードデータ)を一時格納するのに用いられるバッ
ファRAM(Random AccessMemory)21が接続されて
いる。
【0036】CPU22は、制御プログラムに従う磁気
ディスク装置(HDD)全体の制御、例えばゲートアレ
イ19により抽出されたシリンダコード及びリード/ラ
イト回路18により抽出されたバーストデータに基づく
ヘッド12のシーク・位置決め制御、ホストからのリー
ド/ライトコマンドに従うHDC20によるディスクア
クセス制御(リード/ライトアクセス制御)等を実行す
る。
【0037】CPU22はまた、HDC20内のハング
アップ検出・割り込み回路201からの割り込みINT
により磁気ディスク装置がハングアップ状態となったこ
とを認識して、コマンドの再実行により当該ハングアッ
プ状態から脱出できる可能性があるか否かを判断し、そ
の判断結果に応じてコマンドの再実行を制御する。
【0038】CPU22には、上記制御プログラムが予
め格納されているROM(Read Only Memory)23と、
CPU22のワーク領域等を提供するRAM24とが接
続されている。これらROM23及びRAM24をCP
U22に内蔵させることも可能である。
【0039】ホストインタフェース25は、ホストとの
インタフェースをなし、HDC20と接続されている。
【0040】図2はハングアップ検出・割り込み回路2
01の内部構成を示す。ハングアップ検出・割り込み回
路201は、磁気ディスク装置のBUSY監視の制限時
間値(コマンド処理に要する時間の上限を示す基準時間
値)が設定される制限時間レジスタ201aと、ホスト
からのコマンドの実行開始時(コマンドの再実行開始時
も含む)からBUSY監視のための時間カウントを行う
タイマ(BUSY監視タイマ)201bと、タイマ20
1bの値(時間カウント値)を制限時間レジスタ201
aの設定値(制限時間値)と比較する比較回路201c
と、比較回路201cの比較結果が制限時間を超えたこ
と(つまりタイムオーバー)を示している場合に、CP
U22にハングアップ状態検出を通知するための割り込
みINTを発行する割り込み回路201dとから構成さ
れる。
【0041】図3はタスクファイルレジスタ部202の
内部構成を示す。タスクファイルレジスタ部202は、
磁気ディスク装置の状態を示すステータスレジスタ20
2aと、実行中のコマンドを保持するコマンドレジスタ
202bと、当該コマンドがリード/ライト系コマンド
の場合のスタートアドレスとブロック数(セクタ数)と
からなるアドレス情報を保持するアドレスレジスタ20
2cとから構成される。ステータスレジスタ202aは
例えば8ビットレジスタであり、磁気ディスク装置のコ
マンド処理がBUSY(ビジー)状態にあるか否かを示
すBUSYビット(ビット7)、磁気ディスク装置がR
eady(レディ)状態にあるか否かを示すReady
ビット(ビット6)、及びホストに対するデータ要求
(磁気ディスク装置からホストへのデータ転送要求また
はホストから磁気ディスク装置へのデータ転送要求)状
態にあることを示すDREQ(データリクエスト)ビッ
ト(ビット3)を含んでいる。
【0042】次に、本実施形態の動作について、図4乃
至図7のフローチャートを参照して説明する。 [立ち上げ時の動作]まずCPU22は、磁気デイスク
装置の立ち上げ時に、HDC20に設けられたハングア
ップ検出・割り込み回路201内の制限時間レジスタ2
01aに、デフォルトの制限時間値T0をセットする。
この制限時間値T0(を示す時間情報)は、磁気ディス
ク装置内のテストを行うためのセルフテストコマンドな
ど、実行に長時間を要する特別のコマンドを除く通常の
コマンド(リードコマンド、ライトコマンド等)に対応
して用意されている。
【0043】[コマンド実行開始時の動作]CPU22
は、ホストからホストインタフェース25を介してコマ
ンドが送られ、そのコマンドがHDC20で受け取られ
て当該HDC20から渡されると、当該HDC20に設
けられたタスクファイルレジスタ部202内のステータ
スレジスタ202aのBUSYビットをセット(ON)
し、当該コマンドの実行制御を開始する。
【0044】このとき、つまりコマンドの実行開始時に
は、CPU22は、対象コマンドが、BUSYの制限時
間値としてデフォルトの制限時間値T0を適用するリー
ドコマンド、ライトコマンド等の通常コマンドである
か、それより値の大きい(長い時間の)特別の制限時間
値T0を適用するセルフテストコマンド等の、通常コマ
ンド以外のコマンドであるかを判断する(ステップS
1)。
【0045】もし、通常コマンドであるならば、ハング
アップ検出・割り込み回路201の制限時間レジスタ2
01aには、既に当該通常コマンド用の制限時間値T0
が設定されていることから、CPU22はそのままハン
グアップ検出・割り込み回路201のBUSY監視用の
タイマ201bを起動する(ステップS2)。
【0046】これに対し、通常コマンド以外であるなら
ば、CPU22は制限時間レジスタ201aの内容を通
常コマンド用の制限時間値T0から通常コマンド以外の
コマンド用の制限時間値T1に設定し直す(ステップS
3)。この場合、CPU22は制限時間レジスタ201
aの設定内容がT1に変更されていること、つまりデフ
ォルト値でないことを示すために、変更フラグ(図示せ
ず)をONする(ステップS4)。そしてCPU22
は、ステップS2に進んでハングアップ検出・割り込み
回路201のタイマ201bを起動する。なお、ホスト
からのコマンドがHDC20で受け取られた時点でタイ
マ201bがCPU22の制御によらずに起動される構
成とし、通常コマンド以外のコマンドの場合には、CP
U22が介在して制限時間レジスタ201aの設定内容
をT0からT1に変更した後に、当該タイマ201bを再
起動するようにしても構わない。
【0047】ハングアップ検出・割り込み回路201の
比較回路201cは、コマンド実行中にタイマ201b
の時間カウント値(つまりBUSY監視時間)を制限時
間レジスタ201aの設定値(制限時間)と比較する。
そして比較回路201cは、タイマ201bの値が制限
時間レジスタ201aの設定値を超えた場合、つまりタ
イムオーバーが起こった場合に例えば論理“1”の比較
結果を出力する。この論理“1”の比較結果は、制限時
間を超えてもBUSY状態が解消されない状態、即ち制
限時間を超えてもコマンド処理が終了しないハングアッ
プ状態を検出していることを示す。この比較結果が論理
“1”の状態は、例えばタイマ201bの値が制限時間
レジスタ201aの設定値を超えている期間継続され
る。
【0048】ハングアップ検出・割り込み回路201の
割り込み回路201dは、比較回路201cの比較結果
が論理“1”になると、制限時間を超えてもBUSY状
態が解消されず、コマンド処理が終了しないハングアッ
プ状態が起こったことが検出されたとして、CPU22
に対する割り込み(ハングアップ検出割り込み)INT
を発行する。
【0049】これに対し、タイマ201bの値が制限時
間レジスタ201aの設定値を超える前にコマンド処理
が終了した場合には、(ハングアップ検出・割り込み回
路201の)割り込み回路201dからの割り込みIN
Tの発行は行われず、ステータスレジスタ202a中の
BUSYビットがリセット(OFF)される。
【0050】[コマンド実行終了時の動作]さて、コマ
ンド実行の終了時には、CPU22はタイマ201bを
停止する(ステップS11)。そしてCPU22は、変
更フラグがONされているか否かを調べる(ステップS
12)。もし、変更フラグがONされているならば、即
ち制限時間レジスタ201aの値がT1に変更されてい
るならば、CPU22は制限時間レジスタ201aの値
をデフォルト値T0に戻し(ステップS13)、変更フ
ラグをOFF(リセット)する(ステップS14)。こ
れに対し、変更フラグがONされていないならば、即ち
制限時間レジスタ201aの値がデフォルト値T0のま
まであるならば、CPU22はそのまま何もせずに処理
を終了する。
【0051】[ハングアップ検出割り込み時の動作]C
PU22は、HDC20に設けられたハングアップ検出
・割り込み回路201(内の割り込み回路201d)か
ら自身に対する割り込み(ハングアップ検出割り込み)
INTが発行されて、当該割り込みINTを受け付ける
と、ディスク11上のシステム領域111に確保されて
いるログ領域に、コマンド実行においてハングアップ状
態が発生したという事象を対応するコマンド共に記録す
る(ステップS21)。なお、このログ領域を、ディス
ク11以外の不揮発性記憶手段、例えばEEPROM
(Electrically Erasable and Programmable Read Only
Memory)等の書き換え可能な不揮発性メモリ上に確保
するようにしてもよい。
【0052】次にCPU22は、ハングアップ状態とな
ったコマンドの種類をチェックして(ステップS2
2)、ホストとの間でデータの授受が必要なコマンド、
例えばリード/ライト系のコマンドであるか否かを判断
する(ステップS23)。
【0053】もし、リード/ライト系のコマンドでない
場合には、つまりホストとの間でデータの授受が行われ
ないコマンドの場合には、CPU22は当該コマンドの
実行でハングアップ状態となった要因が磁気ディスク装
置内にあると判断する。この場合、CPU22はコマン
ドの再実行によりハングアップ状態から脱出できる可能
性があるものとして、当該コマンドを再実行する(ステ
ップS24)。
【0054】これに対し、リード/ライト系のコマンド
の場合には、つまりホストとの間でデータの授受が行わ
れるコマンドの場合には、CPU22は当該コマンドの
実行でハングアップ状態となった要因がホスト側にある
可能性もあり得ると判断する。この場合、CPU22
は、ハングアップ状態となった要因が磁気ディスク装置
側またはホスト側のいずれにあるかを判断することで、
コマンドの再実行によりハングアップ状態から脱出でき
る可能性があるか否かを判断する処理(ステップS2
5)を行う。このステップS25の詳細は次の通りであ
る。
【0055】CPU22はまず、タスクファイルレジス
タ部202内のステータスレジスタ202aのDREQ
ビットを参照し、当該DREQビットがON(セット)
されているか否かをチェックする(ステップS31)。
このDREQビットは、リードコマンド系、例えばリー
ドコマンドであれば、ディスク11から1セクタ単位で
読み出されたデータ(つまりホストに転送すべきデー
タ)がバッファRAM21に一時格納されている期間O
Nされる。DREQビットはまた、ライトコマンド系、
例えばライトコマンドであれば、当該コマンドで指定さ
れるブロック(セクタ)数のライトデータのホストから
磁気ディスク装置への転送が完了せず、且つバッファR
AM21に1セクタ分以上の未書き込みのライトデータ
が存在しない場合にONされる。
【0056】もし、DREQビットがOFFされている
場合、CPU22はハングアップ状態となった要因が磁
気ディスク装置側にあり、したがってコマンドの再実行
によりハングアップ状態から脱出できる可能性があると
判断する(ステップS32)。
【0057】これに対し、DREQビットがONされて
いる場合、CPU22はコマンドがリード系またはライ
ト系のいずれであるかをチェックする(ステップS3
3)。もし、リード系コマンドの場合、即ちバッファR
AM21からホストへのデータ(リードデータ)転送を
伴うコマンドの場合、CPU22は当該バッファRAM
21に1セクタ分以上の(未転送の)リードデータがあ
るか否かをチェックする(ステップS34)。
【0058】もし、バッファRAM21に1セクタ分以
上のリードデータがあるならば、つまりDREQビット
がONされているにも拘わらずにバッファRAM21か
らホストに転送されていないデータが当該バッファRA
M21に残されているならば、CPU22はハングアッ
プ状態となった要因がホスト側にあり、したがってコマ
ンドの再実行ではハングアップ状態から脱出することが
できないものと判断する(ステップS35)。一方、
(DREQビットがONされているにも拘わらずに)バ
ッファRAM21に1セクタ分以上のリードデータがな
いならば、CPU22はハングアップ状態となった要因
が磁気ディスク装置側にあり、したがってコマンドの再
実行によりハングアップ状態から脱出できる可能性があ
ると判断する(ステップS32)。
【0059】次に、ライト系コマンドの場合、即ちホス
トからバッファRAM21へのデータ転送を伴うコマン
ドの場合、CPU22は当該バッファRAM21に1セ
クタ分以上の(未書き込みの)ライトデータがあるか否
かをチェックする(ステップS36)。
【0060】もし、バッファRAM21に1セクタ分以
上のライトデータがないならば、つまりDREQビット
がONされているにも拘わらずにホストからバッファR
AM21に新たなライトデータが転送されていないなら
ば、CPU22はハングアップ状態となった要因がホス
ト側にあり、したがってコマンドの再実行ではハングア
ップ状態から脱出することができないものと判断する
(ステップS35)。一方、バッファRAM21に1セ
クタ分以上のライトデータがあるならば、つまりバッフ
ァRAM21に1セクタ分以上の未書き込みのデータが
ありながら、DREQがONされているならば、CPU
22はハングアップ状態となった要因が磁気ディスク装
置側にあり、したがってコマンドの再実行によりハング
アップ状態から脱出できる可能性があると判断する(ス
テップS32)。
【0061】さてCPU22は、コマンドの再実行によ
りハングアップ状態から脱出できる可能性があると判断
した場合、当該コマンドの現在の実行状態、つまり当該
コマンドで指定されたリード/ライト系の動作が(ハン
グアップが起こる前に)どのセクタまで済んでいるかと
いう実行状態をHDC20のバッファ制御機能(バッフ
ァ制御部)から取得して、後続のセクタ(つまりハング
アップが起こる直前の段階)からのコマンドの再実行を
行う(ステップS24)。
【0062】これに対し、ハングアップ状態となった要
因がホスト側にあるために、コマンドを再実行してもハ
ングアップ状態から脱出できないと判断した場合、CP
U22はタスクファイルレジスタ部202のステータス
レジスタ202aのReadyビットをOFF(リセッ
ト)する(ステップS26)。このときBUSYビット
もOFF(リセット)する。このようにすると、ホスト
側でステータスレジスタ202aの内容を読み込むこと
により、磁気ディスク装置が“Not Ready”状
態にあること、即ちプロトコルの相違等が発生して、ホ
ストからのコマンドの完全な実行ができない状態にある
ことを認識することができる。つまり、ステータスレジ
スタ202aの少なくともReadyビットをOFF
(リセット)することで、磁気ディスク装置が“Not
Ready”状態にあることをホストに通知すること
になる。
【0063】以上に述べた実施形態では、コマンド種類
に応じて切り替え設定される制限時間値は2種だけであ
ったが、各コマンドを、コマンド実行に要する標準的な
時間によって3種類以上に分類し、それぞれ対応する制
限時間値を用意して切り替えて用いることで、ハングア
ップ状態の検出を更に高精度に行うことも可能である。
【0064】また、以上に述べた実施形態では、ハング
アップ検出・割り込み回路201が常に動作可能(有
効)な状態となっているが、当該ハングアップ検出・割
り込み回路201の状態(有効/無効状態)をホスト側
から適宜切り替え設定可能な構成としてもよい。
【0065】また、以上に述べた実施形態では、ハング
アップ検出・割り込み回路201(内の割り込み回路2
01d)からCPU22への割り込みに応じて、ハング
アップが起きたという事象のログ領域への記録(以下、
第1の処理と称する)と、リード/ライト系コマンドの
場合、コマンド再実行によりハングアップ状態が解消で
きる可能性があるか否かの判断(以下、第2の処理と称
する)と、(この判断の結果に基づく)コマンドの再実
行(以下、第3の処理と称する)と、(上記判断の結果
に基づく)「Not Ready」通知(以下、第4の
処理と称する)とが行われる場合について説明したが、
これに限るものではない。例えば、上記第1の処理、ま
たは上記第2乃至第4の処理のいずれか一方だけが行わ
れるものであってもよい。また、第2の処理を省略し
て、第3または第4の処理が行われる構成としてもよ
い。
【0066】また、以上に述べた実施形態では、本発明
を磁気ディスク装置に適用した場合について説明した
が、本発明は、フロッピー(登録商標)ディスク装置、
CD−ROM装置、光磁気ディスク装置など磁気ディス
ク装置以外のディスク記憶装置にも同様に適用できる。
【0067】また、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ホ
ストから受け取ったコマンドの処理時に、何らかの理由
でハングアップ状態になった場合に、そのハングアップ
状態をHDC側で時間監視により検出してCPUへ割り
込みをかけるようにしたので、ハングアップ状態にある
にも拘わらずにCPUを起動することができ、このCP
Uの処理によりディスク記憶装置のハングアップ状態を
解消し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
全体構成を示すブロック図。
【図2】図1中のハングアップ検出・割り込み回路20
1の内部構成を示すブロック図。
【図3】図1中のタスクファイルレジスタ部202の内
部構成と、当該レジスタ部202内のステータスレジス
タ202aの主要なステータスビット例を示す図。
【図4】同実施形態におけるコマンドの実行開始時のC
PU処理を説明するためのフローチャート。
【図5】同実施形態におけるコマンドの実行終了時のC
PU処理を説明するためのフローチャート。
【図6】同実施形態におけるハングアップ検出割り込み
受け付け時のCPU処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図7】図6中のステップS25の詳細手順を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
11…ディスク 12…ヘッド 20…HDC(ディスクコントローラ) 21…バッファRAM(バッファメモリ) 22…CPU(記録手段、コマンド再実行制御手段、非
レディ状態設定手段、コマンド種類チェック手段、ハン
グアップ解消可能性判断手段) 23…ROM 111…システム領域(ログ領域) 201…ハングアップ検出・割り込み回路 201a…制限時間レジスタ 201b…タイマ(監視タイマ) 201c…比較回路 201d…割り込み回路 202…タスクファイルレジスタ部 202a…ステータスレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 - 3/08 G06F 11/14 G06F 12/00 - 12/16 G11B 20/10 - 20/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストシステムとの間のコマンド、デー
    タの通信を制御するインタフェース制御機能と、ディス
    クとの間のデータ転送を制御するディスク制御機能とを
    有するディスクコントローラを備え、前記ホストシステ
    ムから送られるコマンドをCPUの制御のもとで実行す
    るディスク記憶装置において、 前記ディスクコントローラは、 コマンドの実行時に前記ディスク記憶装置がハングアッ
    プ状態となったことを検出するためのハングアップ検出
    回路と、 前記ハングアップ検出回路によるハングアップ状態検出
    に応じて前記CPUに割り込みを発行する割り込み回路
    とを備え、 前記CPUは、 前記ディスクコントローラの前記割り込み回路からの割
    り込み時に実行中のコマンドが前記ホストシステムとの
    間のデータ転送を伴うリード/ライト系のコマンドであ
    るか否かをチェックするコマンド種類チェック手段と、 前記リード/ライト系のコマンドである場合に、前記ハ
    ングアップが起こった要因が前記ディスク記憶装置側に
    あるか否かをもとに、当該コマンドの再実行によりハン
    グアップ状態が解消される可能性があるか否かを判断す
    るハングアップ解消可能性判断手段と、 前記リード/ライト系のコマンドでない場合と、前記リ
    ード/ライト系のコマンドで且つ前記ハングアップ解消
    可能性判断手段にて当該コマンドの再実行によりハング
    アップ状態が解消される可能性があると判断された場合
    に、当該コマンドを再実行するための制御を行うコマン
    ド再実行制御手段とを備える ことを特徴とするディスク
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ハングアップ検出回路は、コマンド
    処理に要する時間の上限を示す制限時間値が設定される
    制限時間レジスタと、コマンド実行時間をカウントする
    監視タイマと、前記監視タイマの時間カウント値を前記
    制限時間レジスタの設定値と比較し、前記時間カウント
    値が前記制限時間レジスタの設定値を超えた場合にハン
    グアップ状態を検出したことを示す比較結果を出力する
    比較回路とを備えていることを特徴とする請求項1記載
    のディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクコントローラは、 前記ディスク記憶装置がレディ状態にあるか否かを示す
    レディビットと前記ホストシステムに対するデータ転送
    要求状態にあることを示すデータリクエストビットとを
    含む、前記ディスク記憶装置のステータス情報を保持す
    るステータスレジスタと、 前記ホストシステムから転送されてディスクに書き込む
    べきライトデータ及び前記ディスクから読み出されて前
    記ホストシステムに転送すべきリードデータを一時格納
    するためのバッファメモリとを更に備え、 前記ハングアップ解消可能性判断手段は、前記データリ
    クエストビットがデータ転送要求状態にないことを示し
    ている場合と、前記データリクエストビットがデータ転
    送要求状態にあることを示し、且つ前記コマンドがリー
    ド系コマンドで、且つ前記バッファメモリに前記ディス
    クに対する所定の記録単位以上のリードデータが存在し
    ない場合と、前記データリクエストビットがデータ転送
    要求状態にあることを示し、且つ前記コマンドがライト
    系コマンドで、且つ前記バッファメモリに所定の前記記
    録単位以上のライトデータが存在する場合には、当該コ
    マンドの再実行によりハングアップ状態が解消される可
    能性があると判断し、前記データリクエストビットがデ
    ータ転送要求状態にあることを示し、且つ前記コマンド
    がリード系コマンドで、且つ前記バッファメモリに前記
    所定の記録単位以上のリードデータが存在する場合と、
    前記データリクエストビットがデータ転送要求状態にあ
    ることを示し、且つ前記コマンドがライト系コマンド
    で、且つ前記バッファメモリに前記所定の記録単位以上
    のライトデータが存在しない場合には、当該コマンドの
    再実行によりハングアップ状態が解消される可能性がな
    いと判断するように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の ディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記CPUは、前記ハングアップ解消可
    能性判断手段にてコマンドの再実行によりハングアップ
    状態が解消される可能性がないと判断された場合に、前
    記ステータスレジスタの前記レディビットを非レディ状
    態を示すように設定する非レディ状態設定手段を更に備
    えることを特徴とする請求項3記載のディスク記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 ホストシステムから送られるコマンドを
    CPUの制御のもと で実行するディスク記憶装置に適用
    されるハングアップ発生時の処理方法であって、 コマンドの実行時に前記ディスク記憶装置がハングアッ
    プ状態となったことを検出するステップと、 前記ハングアップ状態の検出に応じて前記CPUに割り
    込みを発行するステップと、 前記割り込みに応じ、当該割り込み時に実行中のコマン
    ドが前記ホストシステムとの間のデータ転送を伴うリー
    ド/ライト系のコマンドであるか否かを判定するステッ
    プと、 前記リード/ライト系のコマンドである場合に、前記ハ
    ングアップの要因が前記ディスク記憶装置側にあるか否
    かをもとに、当該コマンドの再実行によりハングアップ
    状態が解消される可能性があるか否かを判定するステッ
    プと、 前記リード/ライト系のコマンドでない場合と、前記リ
    ード/ライト系のコマンドで且つ当該コマンドの再実行
    によりハングアップ状態が解消される可能性がある場合
    に、当該コマンドを再実行するための制御を行うステッ
    プと を具備することを特徴とするハングアップ発生時の
    処理方法。
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