JPH09305731A - カード型リーダライタにおける障害復旧制御方式 - Google Patents

カード型リーダライタにおける障害復旧制御方式

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JPH09305731A
JPH09305731A JP8124631A JP12463196A JPH09305731A JP H09305731 A JPH09305731 A JP H09305731A JP 8124631 A JP8124631 A JP 8124631A JP 12463196 A JP12463196 A JP 12463196A JP H09305731 A JPH09305731 A JP H09305731A
Authority
JP
Japan
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card
cpu
writer
type reader
circuit
Prior art date
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JP8124631A
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English (en)
Inventor
Akihiro Mizuguchi
昭浩 水口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害発生後、直ちにカードを排出させて取り
出すことができるカード型リーダライタにおける障害復
旧制御方式を提供する。 【解決手段】 CPU3により一定期間毎にタイマ値が
クリアされるタイマ回路12と、タイマ回路12がタイ
ムアウトするとCPU3をリセットするリセット回路1
3とを備えてCPU3の動作を監視する監視回路10を
設け、リセット回路13によりCPU3がリセットされ
ると、装置が自動的に再起動してカード型媒体が排出さ
れる構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード、磁気
カード等のカード型媒体を装置内部に格納して読み書き
を行うカード型リーダライタにおける障害復旧制御方式
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来におけるカード型リーダライ
タシステムの一例を示すものである。図7において、符
号101はパーソナルコンピュータに代表されるホスト
コンピュータ、102は図示せぬICカード,磁気カー
ド等のカード型媒体(以下、これを単に「ICカード」
と言う)を格納して読み書きを行うカード型リーダライ
タであり、ホストコンピュータ101とカード型リーダ
ライタ102はインタフェース回路(I/F回路)10
8で接続される。なお、このインタフェース回路108
はRS232C等のシリアルインタフェース回路であ
る。
【0003】さらに、カード型リーダライタ102は、
CPU103、メモリ104、カード搬送部105、モ
ータ部106、センサ107で構成されている。このう
ち、CPU103はカード型リーダライタ102の内部
全体を制御するプロセッサであり、例えばインテル社製
ICi8051に代表される1チップマイコン等を使用
している。このマイコンは内部にCPU,プログラムメ
モリ,割り込みコントローラ,タイマ,シリアルポート
等の機能を内蔵しており、ICカードの走行制御、ホス
トコンピュータ101との通信制御、及びモータ部10
6の駆動制御を行う。メモリ104は、ホストコンピュ
ータ101がプログラムを実行する上で必要なバッファ
領域であり、CPU103と接続される。
【0004】カード搬送部105は、ICカードを吸入
し、さらに排出する機能を備えているもので、ICカー
ドは図7中の矢印109の方向から吸入されて内部にセ
ットされる。そして、ICカードが所定の位置まで吸入
されると、カード搬送部105内においてデータが読み
取られ、CPU103を介してホストコンピュータ10
1とデータ送受信が行われる。また、読み書き終了後、
ICカードは吸入時と逆の方向に排出される。モータ部
106はカード搬送部105でICカードを吸入及び排
出するための駆動力を付与するためのもので、センサ1
07はカード搬送部105内のICカードの有無を判別
し、その情報をCPU103に通知する。
【0005】図8及び図9は図7に示したカード型リー
ダライタシステムにおけるカード処理手順の一例を示す
フローチャートで、図8は正常な状態で処理された場合
におけるフローチャート、図9は障害が発生した状態で
処理された場合におけるフローチャートである。そこ
で、図7に示したカード型リーダライタシステムにおけ
るカード処理方法を図8及び図9と共に次に説明する。
【0006】まず、図8に示す正常時における処理手順
を1)〜5)の順に説明すると、図8で左側半分のフロ
ーはホストコンピュータ101側での処理を示し、右側
半分のフローはカードリーダ102側の処理を示してい
る。 1)ホストコンピュータ101はカード型リーダライタ
102と通信を開始するために、回線接続指示をカード
型リーダライタ102に対して発行する(ステップ20
1A)。すると、カード型リーダライタ102はホスト
コンピュータ101からのコマンドを受信し、回線接続
処理を実行する(ステップ201B)。 2)ホストコンピュータ101では回線接続後、カード
型リーダライタ102に対してカード吸入指示を発行す
る(ステップ202A)。すると、カード型リーダライ
タ102はカード吸入処理を実行する。すなわち、図7
において、矢印109で示す方向よりカード搬送部10
5にICカードが挿入される。また、この挿入がセンサ
107により検出されると、CPU103の制御により
モータ部106が駆動されて、ICカードがカード搬送
部105内に吸入される。さらに、ICカードが所定の
位置まで吸入されて、これが同じくセンサ107で検出
されると、CPU103はモータ部106の駆動を停止
し、カード吸入処理を完了する(ステップ202B)。 3)ホストコンピュータ101は、カード吸入が完了す
ると、ICカードに対してデータ送信要求を発行する
(ステップ203A)。カード型リーダライタ102は
ICカードからデータを受け、そのままインタフェース
回路108を経由してホストコンピュータ101に送信
する(ステップ203B)。 4)ホストコンピュータ101ではICカードからのデ
ータ受信が完了すると、ICカードからのデータ受信カ
ードの排出指示をカード型リーダライタ102に対して
行う(ステップ204A)。カード型リーダライタ10
2ではカード排出指示を受けてICカードの排出処理を
行う。すなわち、図7においてCPU103の制御によ
りモータ部106が駆動を開始し、ICカードをカード
搬送部105から外に排出する。また、ICカードが排
出され、センサ107で検出できなくなると、CPU1
03はモータ部106の駆動を停止し、カード排出処理
を完了する(ステップ204B)。 5)ICカードの排出が完了すると、ホストコンピュー
タ101は回線閉塞処理を行う(ステップ205A)。
これによりカード型リーダライタ102でも、回線閉塞
処理を行い(ステップ205B)、回線は断状態となり
(ステップ206A)、一連の動作は完了する。
【0007】次に、ICカードの通信中にカード型リー
ダライタに障害が発生した場合の動作を図9の動作フロ
ーを用いて処理手順1)〜6)の順に説明する。また、
図9でも左側半分のフローはホストコンピュータ101
側での処理を示し、右側半分のフローはカード型リーダ
ライタ102側の処理を示している。 1)ホストコンピュータ101はカード型リーダライタ
102と通信を開始するために、回線接続指示をカード
型リーダライタ102に対して発行する(ステップ20
1a)。すると、カード型リーダライタ102はホスト
コンピュータ101からのコマンドを受信し、回線接続
処理を実行する(ステップ201b)。 2)ホストコンピュータ101では回線接続後、カード
型リーダライタ102に対してカード吸入指示を発行す
る(ステップ202a)。すると、カード型リーダライ
タ102はカード吸入処理を実行する。すなわち、図7
において、矢印109で示す方向よりカード搬送部10
5にICカードが挿入される。また、この挿入がセンサ
107により検出されると、CPU103の制御でモー
タ部106が駆動され、ICカードがカード搬送部10
5内に吸入される。さらに、ICカードが所定の位置ま
で吸入されて、これが同じくセンサ107で検出される
と、CPU103はモータ部106の駆動を停止し、カ
ード吸入処理を完了する(ステップ202b)。 3)ホストコンピュータ101は、カード吸入が完了す
ると、ICカードに対してデータ送信要求を発行する
(ステップ203a)。カード型リーダライタ102は
ICカードからデータを受け、そのままインタフェース
回路108を経由してホストコンピュータ101に送信
する(ステップ203b)。 4)その直後に外来ノイズ等の影響によりCPU103
が誤動作し、ハングアップしたとする(ステップ204
b)。 5)ホストコンピュータ101ではICカードからのデ
ータ受信が完了すると、ICカードからのデータ受信カ
ードの排出指示をカード型リーダライタ102に対して
行う(ステップ204a)。ところが、カード型リーダ
ライタ102ではCPU103がハングアップしている
ため、カード排出指示を受けられず、ホストコンピュー
タ101へ応答しない(ステップ205b)。 6)この結果、ホストコンピュータ101ではカード型
リーダライタ102にて異常が発生したと判断し、ホス
トコンピュータ101は回線閉塞処理を行う(ステップ
205a)。これにより回線は断状態となり(ステップ
206a)、システム障害となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カード型リーダライタシステムのカード処理方法では、
次のような問題点があった。 (1)ホストコンピュータ101とインタフェース信号
上で、外来ノイズ等の影響により回線障害が発生する
と、カード型リーダライタ102では、ホストコンピュ
ータ101からの命令が受信できず、ハングアップ状態
になってしまう。そして、ハングアップ状態になると、
装置が使用できないのみならず、カード型リーダライタ
102の内部にICカードが吸入されたままの状態にな
り、ICカードを取り出すことすらできなくなってしま
う。一般に、この処理としては、カード型リーダライタ
102の電源をオン・オフ切り換えをし、電源がオンさ
れたのときに、カード型リーダライタ102の内部にI
Cカードがあると、これを排出するように設定してあ
る。しかし、この処理方法では、電源のオン・オフ操作
が必要であり、また電源をオフするとカード型リーダラ
イタ102の内部に保持されている情報が消えてしま
う。この回線障害の解析のためには、この回線障害が発
生したときの情報が役に立つのであるが、情報が消えて
しまうことによって障害解析がしにくくなっているのが
現状である。 (2)また、カード型リーダライタ102の内部に何ら
かの外来ノイズによりCPU103がハングアップする
と、ホストコンピュータからの命令受信をできなくな
り、カード型リーダライタ102を再立ち上げしなけれ
ばならない。すなわち、この場合でも、障害発生後、カ
ード型リーダライタ102とホストコンピュータ101
は通信ができないため、障害発生原因を究明するための
情報が残されず、発生原因の解析が困難であった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は障害発生後、直ちにカードを排出
させて取り出すことができるカード型リーダライタにお
ける障害復旧制御方式を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、障害発生原因を簡単に知り、障害復
旧を早めることができるカード型リーダライタにおける
障害復旧制御方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、CPUとメモリとカード搬送部とセンサ部と
を備えたカード型リーダライタにおける障害復旧制御方
式において、前記CPUにより一定期間毎にタイマ値が
クリアされるタイマ回路と、該タイマ回路がタイムアウ
トすると前記CPUをリセットするリセット回路とを備
えて前記CPUの動作を監視する回路を設けるととも
に、前記リセット回路により前記CPUがリセットされ
ると、装置が自動的に再起動してカード型媒体を排出さ
れる構成としたものである。
【0011】これによれば、外来ノイズ等によりCPU
が一時的にハングアップした場合でも、監視回路により
リセットされて装置が再起動される。また、この装置の
再起動時には内部にあるカード型媒体が直ちに排出され
るので、障害復旧処理が行われるまでカード型媒体が取
り出せないと言う問題点が解消される。さらに、記録手
段を設けた場合では、後からCPUの動作履歴を見るこ
とによって障害発生原因の究明が簡単に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1形態例として
示すカード型リーダライタシステムの概略構成図であ
る。図1において、符号1はパーソナルコンピュータに
代表されるホストコンピュータ、2は図示せぬICカー
ド,磁気カード等のカード型媒体(以下、これを単に
「ICカード」と言う)を格納して読み書きを行うカー
ド型リーダライタであり、ホストコンピュータ1とカー
ド型リーダライタ2はインタフェース回路(I/F回
路)8で接続される。なお、このインタフェース回路8
はRS232C等のシリアルインタフェース回路であ
る。
【0013】さらに、カード型リーダライタ2は、CP
U(中央処理装置)3、メモリ4、カード搬送部5、モ
ータ部6、センサ7、監視回路10、ログ記録回路11
で構成されている。このうち、CPU3はカード型リー
ダライタ2の内部全体を制御するプロセッサであり、例
えばインテル社製ICi8051に代表される1チップ
マイコン等を使用している。このマイコンは内部にCP
U,プログラムメモリ,割り込みコントローラ,タイ
マ,シリアルポート等の機能を内蔵しており、ICカー
ドの走行制御、ホストコンピュータ1との通信制御、及
びモータ部6の駆動制御を行う。メモリ4は、ホストコ
ンピュータ1がプログラムを実行する上で必要なバッフ
ァ領域であり、CPU3と接続される。
【0014】カード搬送部5は、ICカードを吸入し、
さらに排出する機能を備えているもので、ICカードは
図1中の矢印9の方向から吸入されて内部にセットされ
る。そして、ICカードが所定の位置まで吸入される
と、カード搬送部5内においてデータが読み取られ、C
PU3を介してホストコンピュータ1とデータ送受信が
行われる。また、読み書き終了後、ICカードは吸入時
と逆の方向に排出される。モータ部6はカード搬送部5
でICカードを吸入及び排出するための駆動力を付与す
るためのもので、センサ7はカード搬送部5内のICカ
ードの有無を判別し、その情報をCPU3に通知する。
【0015】ホストコンピュータ1とカード型リーダラ
イタ2を接続するインタフェース回路8は、ホストコン
ピュータ1からデータ受信がある度に、CPU3に通知
する。監視回路10はCPU3の動作を監視するための
回路で、CPU3に接続されている。また、この監視回
路10は、時間を計測するタイマ回路12と、リセット
回路13で構成されており、タイマ回路12がタイムア
ウトすると、このタイマ回路12からの信号によりCP
U3をリセットする。ログ記録回路11は、CPU3に
接続されており、このCPU3の動作を記録し、またC
PU3の指示により記録情報を読み出すことができる。
【0016】図2は図1に示したカード型リーダライタ
システムにおけるカード処理手順の一例を示すフローチ
ャートで、この図2では障害が発生した場合の処理を一
例としている。そこで、図1に示したカード型リーダラ
イタシステムにおけるカード処理方法を図1と共に次に
説明する。なお、図2で左側半分のフローはホストコン
ピュータ1側での処理を示し、右側半分のフローはカー
ド型リーダライタ2側での処理を示している。 1)ホストコンピュータ1はカード型リーダライタ2と
通信を開始するために、回線接続指示をカード型リーダ
ライタ2に対して発行する(ステップ1A)。すると、
カード型リーダライタ2はホストコンピュータ1からの
コマンドを受信し、回線接続処理を実行する(ステップ
1B)。その後、CPU3はタイマ回路12をアクセス
し、タイマ値をクリアする(ステップ2B)。 2)ホストコンピュータ1では回線接続後、カード型リ
ーダライタ2に対してカード吸入指示を発行する(ステ
ップ2A)。すると、カード型リーダライタ2はカード
吸入処理を実行する。すなわち、図1において、矢印9
で示す方向よりカード搬送部5にICカードが挿入され
る。また、この挿入がセンサ7により検出されると、C
PU3の制御によりモータ部6が駆動されて、ICカー
ドがカード搬送部5内に吸入される。さらに、ICカー
ドが所定の位置まで吸入されて、これが同じくセンサ7
で検出されると、CPU3はモータ部6の駆動を停止
し、カード吸入処理を完了する(ステップ3B)。その
後、CPU3はタイマ回路12をアクセスし、タイマ値
をクリアする(ステップ4B)。 3)ホストコンピュータ1は、カード吸入が完了する
と、ICカードに対してデータ送信要求を発行する(ス
テップ3A)。カード型リーダライタ2はICカードか
らデータを受け、そのままインタフェース回路8を経由
してホストコンピュータ1に送信する(ステップ5
B)。
【0017】4)そして、この第1形態例では、その直
後に外来ノイズ等の影響によりCPU3が誤作動し、ハ
ングアップした場合である。このため、これまでステッ
プ2B及びステップ4Bのように、CPU3から一定時
間毎にクリアしていたタイマ回路12がステップ6Bで
タイムアウトを検出し、リセット回路13を起動する
(ステップ6B,7B)。すると、リセット回路13は
CPU3をリセットし、CPU3の初期化と装置の再起
動となる。また、装置の再起動時、CPU3はセンサ7
によりカード搬送部5内にICカードがあることを検出
し、モータ部6を駆動してカード排出処理の実行を行
い、ICカードを排出する(ステップ8B)。 5)ホストコンピュータ1ではICカードからのデータ
受信が完了すると、ICカードからのデータ受信カード
の排出指示をカード型リーダライタ2に対して行う(ス
テップ4A)。ところが、カード型リーダライタでは、
ステップ8BにおけるCPU3の初期化処理によりIC
カードは排出済みのため、コマンド無効としてホストコ
ンピュータ1に応答を返す(ステップ9B)。 6)この結果、ホストコンピュータ1ではカード型リー
ダライタ2にて異常が発生したと判断し、回線閉塞処理
を行う(ステップ5A)。これによりカード型リーダラ
イタ2でも、回線閉塞処理を行い(ステップ10B)、
回線は断状態となり(ステップ6A)、一連の動作は完
了する。
【0018】なお、上記フローは障害が発生した場合に
ついて説明したが、障害が発生しなかった場合は、ステ
ップ5B以降における処理は、図8に示したステップ2
02B以降の処理と同じ処理手順で処理される。
【0019】したがって、第1形態例によれば、外来ノ
イズ等によりCPU3が一時的にハングアップした場合
でも、監視回路10によりリセットされて再起動し、ま
た再起動時にカード型リーダライタ2の内部にあるIC
カードが排出され、再びホストコンピュータ1と電文の
送受信が可能となる。さらに、ハングアップ後、直ちに
ICカードが排出されるので、障害復旧処理が行われる
までICカードが取り出せないと言う問題点が解消され
る。
【0020】図3は本発明の第2形態例として示すカー
ド型リーダライタシステムの概略構成図である。図3に
おいて、図1と同じ符号を示したものは図1と同一のも
のを示している。そして、この図3に示す構成では、カ
ード型リーダライタ2のログ記録回路11を、アドレス
管理回路14とメモリ15と該メモリ15の内容を保持
しておくバッテリ16とで構成したものである。このう
ち、アドレス管理回路14はメモリ15のアドレス線に
接続され、さらにメモリ15を介してCPU3に接続さ
れている。バッテリ16はリチウム電池等であり、メモ
リ15に電源を供給している。
【0021】図4は図3に示したカード型リーダライタ
システムにおけるカード処理手順の一例を示すフローチ
ャートで、この図4では図2の場合と同様に障害が発生
した場合の処理を一例としている。そこで、図3に示し
たカード型リーダライタシステムにおけるICカード処
理方法を図4と共に次に説明する。なお、図4でも左側
半分のフローはホストコンピュータ1側での処理を示
し、右側半分のフローはカード型リーダライタ2側での
処理を示している。 1)ホストコンピュータ1はカード型リーダライタ2と
通信を開始するために、回線接続指示をカード型リーダ
ライタ2に対して発行する(ステップ11A)。する
と、カード型リーダライタ2はホストコンピュータ1か
らのコマンドを受信し、回線接続処理を実行する(ステ
ップ11B)。その後、CPU3はタイマ回路12をア
クセスし、タイマ値をクリアする(ステップ12B)。 2)ホストコンピュータ1では回線接続後、カード型リ
ーダライタ2に対してカード吸入指示を発行する(ステ
ップ12A)。すると、カード型リーダライタ2はカー
ド吸入処理を実行する。すなわち、図3において、矢印
9で示す方向よりカード搬送部5にICカードが挿入さ
れる。また、この挿入がセンサ7により検出されると、
CPU3の制御によりモータ部6が駆動されて、ICカ
ードがカード搬送部5内に吸入される。さらに、ICカ
ードが所定の位置まで吸入されて、これが同じくセンサ
7で検出されると、CPU3はモータ部6の駆動を停止
し、カード吸入処理を完了する(ステップ13B)。そ
の後、CPU3はタイマ回路12をアクセスし、タイマ
値をクリアする(ステップ14B)。 3)ホストコンピュータ1は、カード吸入が完了する
と、ICカードに対してデータ送信要求を発行する(ス
テップ13A)。カード型リーダライタ2はICカード
からデータを受け、そのままインタフェース回路8を経
由してホストコンピュータ1に送信する(ステップ15
B)。
【0022】4)そして、この第2の形態例では、その
直後に外来ノイズ等の影響によりCPU3が誤作動し、
ハングアップした場合である。このため、これまでステ
ップ12B及びステップ14Bのように、CPU3から
一定時間毎にクリアしていたタイマ回路12がステップ
16Bでタイムアウトを検出し、リセット回路13を起
動する(ステップ16B,17B)。すると、リセット
回路13はCPU3をリセットし、CPU3の初期化と
装置の再起動となる。また、装置の再起動時、CPU3
はセンサ7によりカード搬送部5内にICカードがある
ことを検出し、モータ部6を駆動してカード排出処理の
実行を行い、ICカードを排出する(ステップ18
B)。 5)ホストコンピュータ1ではICカードからのデータ
受信が完了すると、ICカードからのデータ受信カード
の排出指示をカード型リーダライタ2に対して行う(ス
テップ14A)。ところが、カード型リーダライタ2で
は、ステップ18BにおけるCPU3の初期化処理によ
りICカードは排出済みのため、コマンド無効としてホ
ストコンピュータ1に応答を返す(ステップ19B)。 6)この結果、ホストコンピュータ1ではカード型リー
ダライタ2にて異常が発生したと判断しログ情報の送信
要求を発行する(ステップ15A)。これによりカード
型リーダライタ2は命令を受け、CPU3がログ記録回
路11をアクセスする。ここでのログ記録回路11で
は、電源投入直後からアドレス管理回路14の出力する
アドレスにしたがってCPU3の実行するコマンド情報
をメモリ15に蓄積しており、またカード型リーダライ
タ2の電源系統の異常発生時にも記録内容を破壊されな
いよう、バッテリー16により電源供給している。 7)そして、CPU3は、ホストコンピュータ1からの
指示によりアドレス管理回路14の示すアドレスにより
メモリ15からログ情報を読み込み、インタフェース回
路8を経由してホストコンピュータ1に通知する(ステ
ップ20B)。すると、ホストコンピュータ1はログ情
報を受信し、処理完了となる(ステップ16A)。これ
により一連の動作は完了する。
【0023】なお、上記フローは障害が発生した場合に
ついて説明したが、障害が発生しなかった場合は、ステ
ップ15B以降における処理は、図8に示したステップ
202B以降の処理と同じ処理手順で処理される。
【0024】したがって、この第2形態例によれば、外
来ノイズ等によりCPU3が一時的にハングアップした
場合でも、監視回路10によりリセットされて再起動
し、また再起動時にカード型リーダライタ2の内部にあ
るICカードが排出され、再びホストコンピュータ1と
電文の送受信が可能となる。さらに、ログ記録回路11
に蓄積されているCPU3の動作履歴がホストコンピュ
ータ1に送信可能となるので、障害発生前後にのCPU
3の動作が解析可能となり、障害発生原因究明を可能と
することができる。また、ハングアップ後、直ちにIC
カードが排出されるので、障害復旧処理が行われるまで
ICカードが取り出せないと言う問題点も解消される。
【0025】図5は本発明の第3形態例として示すカー
ド型リーダライタシステムの概略構成図である。なお、
図5におけるハード構成は図1に示したハード構成と同
じである。したがって、図1に示す部材と対応している
部材は同じ番号を付して重複説明は省略する。
【0026】図6は図5に示したカード型リーダライタ
システムにおけるカード処理手順を示すフローチャート
で、この図6では障害が発生した場合の処理を一例とし
ている。そこで、図5に示したカード型リーダライタシ
ステムにおけるICカード処理方法を図6と共に次に説
明する。なお、本例では、回線障害発生時、CPU3自
体正常に動作しているが、ホストコンピュータ1とカー
ド型リーダライタ間の通信ができない状態となってい
る。また、図6で左側半分のフローはホストコンピュー
タ1側での処理を示し、右側半分のフローはカード型リ
ーダライタ2側での処理を示している。 1)ホストコンピュータ1はカード型リーダライタ2と
通信を開始するために、回線接続指示をカード型リーダ
ライタ2に対して発行する(ステップ21A)。する
と、カード型リーダライタ2はホストコンピュータ1か
らのコマンドを受信し、回線接続処理を実行する(ステ
ップ21B)。 2)ホストコンピュータ1では回線接続後、カード型リ
ーダライタ2に対してカード吸入指示を発行する(ステ
ップ22A)。すると、カード型リーダライタ2はカー
ド吸入処理を実行する。すなわち、図5において、矢印
9で示す方向よりカード搬送部5にICカードが挿入さ
れる。また、この挿入がセンサ7により検出されると、
CPU3の制御によりモータ部6が駆動されて、ICカ
ードがカード搬送部5内に吸入される。さらに、ICカ
ードが所定の位置まで吸入されて、これが同じくセンサ
7で検出されると、CPU3はモータ部6の駆動を停止
し、カード吸入処理を完了する(ステップ22B)。
【0027】3)ホストコンピュータ1は、カード吸入
が完了すると、本来はICカードに対してデータ送信要
求を発行するところであるが、本例では、このとき回線
障害が発生しコマンド送信が無効となった場合としてい
る。したがって、本例のカード型リーダライタ2は、ホ
ストコンピュータ1からのコマンド受信を待っている
(ステップ23B)。この受信待ち状態は、回線障害の
ために解消されない。そして、コマンド受信待ち時間の
監視を行っているCPU3はタイムアウトを検出する
(ステップ24B)。これにより、CPU3は回線障害
が発生したと判断してリセット回路13を起動し、CP
U3自身をリセットし、再立ち上げを行う(ステップ2
5B)。 4)一方、ホストコンピュータ1では、ステップ23A
にてコマンドが無効になったことから回線障害が発生し
たと判断し、回線再接続指示を発行する(ステップ24
A)。カード型リーダライタ2では、リセット、再立ち
上げ後、回線接続指示を受信して再び回線を接続する
(ステップ26B)。 5)ホストコンピュータ1では、回線障害により中断し
ていた処理を継続するために、ICカードに対してデー
タの送信要求を行い(ステップ25A)、ICカードか
らホストコンピュータ1に対してデータ送信がされる
(ステップ27B)。 6)ホストコンピュータ1ではICカードからのデータ
受信が完了すると、ICカードからのデータ受信カード
の排出指示をカード型リーダライタ2に対して行う(ス
テップ26A)。これにより一連の動作は完了する。
【0028】したがって、この第3形態例によれば、外
来ノイズ等により回線上のデータが破壊され回線障害と
なった場合に、CPU3によるコマンド受信タイム検出
及びタイムアウト後にリセット起動し、再びホストコン
ピュータ1と回線接続を可能としたことによって電文の
送受信が実行でき、これによって処理の継続を可能とし
たので、回線障害に対する信頼性を高めることができ
る。さらに、ハングアップ後、直ちにICカードが排出
されるので、障害復旧処理が行われるまでICカードが
取り出せないと言う問題点が解消される。
【0029】なお、上記各形態例では、カード処理にI
Cカードを媒体とした例を説明したが、ICカード以外
の、例えばID磁気カード、プリペードカード等のカー
ド型媒体を取り扱う自走式カードリーダライタにも適用
できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
外来ノイズ等によりCPUが一時的にハングアップした
場合でも、監視回路によりリセットされて装置が再起動
される。また、この装置の再起動時には内部にあるカー
ド型媒体が排出されるので、障害復旧処理が行われるま
でカード型媒体が取り出せないと言う問題点が解消され
る。さらに、記録手段を設けた場合では、CPUの動作
履歴を見ることによって障害発生原因の究明が簡単に行
える等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態例のシステム概略構成図であ
る。
【図2】本発明の第1形態例のカード処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2形態例のシステム概略構成図であ
る。
【図4】本発明の第2形態例のカード処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第3形態例のシステム概略構成図であ
る。
【図6】本発明の第3形態例のカード処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来システムの概略構成図である。
【図8】従来システムのカード処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】従来システムのカード処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 カード型リーダライタ 3 CPU(中央処理装置) 4 メモリ 5 カード搬送部 6 モータ部 7 センサ 8 インタフェース回路(I/F回路) 10 監視回路 11 ログ記録回路 12 タイマ回路 13 リセット回路 14 アドレス管理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUとメモリとカード搬送部とセンサ
    部とを備えたカード型リーダライタにおける障害復旧制
    御方式において、 前記CPUにより一定期間毎にタイマ値がクリアされる
    タイマ回路と該タイマ回路がタイムアウトすると前記C
    PUをリセットするリセット回路とを備えて前記CPU
    の動作を監視する回路を設けるとともに、 前記リセット回路により前記CPUがリセットされる
    と、装置が自動的に再起動してカード型媒体が排出され
    るようにしたことを特徴とするカード型リーダライタに
    おける障害復旧制御方式。
  2. 【請求項2】 前記CPUの動作を記録し、前記装置の
    再立ち上げ後に読み出すことができる記録手段を設けた
    請求項1に記載のカード型リーダライタにおける障害復
    旧制御方式。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、アドレス管理回路とメ
    モリと該メモリの内容を保持しておくバッテリとを備え
    たログ記録回路とでなる請求項2に記載のカード型リー
    ダライタにおける障害復旧制御方式。
  4. 【請求項4】 CPUとメモリとカード搬送部とセンサ
    部とを備えたカード型リーダライタにおける障害復旧制
    御方式において、 前記CPUにより一定期間毎にタイマ値がクリアされる
    タイマ回路と、 前記タイマ回路がタイムアウトすると前記CPUをリセ
    ットするリセット回路と、 前記CPUをホストコンピュータに接続しているインタ
    フェース回路とを備え、 前記CPUが前記ホストコンピュータからのコマンド受
    信を監視し、一定時間内にコマンド受信がないときに通
    信回線障害と認識して前記リセット回路を起動させて前
    記CPUをリセットし、前記CPUがリセットされると
    装置が自動的に再起動してカード媒体が排出されるよう
    にしたことを特徴とするカード型リーダライタにおける
    障害復旧制御方式。
  5. 【請求項5】 前記CPUの動作を記録し、前記装置の
    再立ち上げ後に読み出すことができる記録手段を設けた
    請求項4に記載のカード型リーダライタにおける障害復
    旧制御方式。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は、アドレス管理回路とメ
    モリと該メモリの内容を保持しておくバッテリとを備え
    たログ記録回路でなる請求項5に記載のカード型リーダ
    ライタにおける障害復旧制御方式。
JP8124631A 1996-05-20 1996-05-20 カード型リーダライタにおける障害復旧制御方式 Withdrawn JPH09305731A (ja)

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Cited By (3)

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US6710963B2 (en) 2000-06-29 2004-03-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk controller for detecting hang-up of disk storage system
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