JP2004102614A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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森 昭人
Akihiko Noda
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Abstract

【課題】様々な印刷設定を反映したプレビュー表示を可能とする印刷制御装置を提供すること。
【解決手段】処理すべき印刷データと、当印刷データに対して設定された印刷属性情報とに基づいて、印刷制御を行う印刷制御装置であって、印刷属性情報のうち、レイアウトに関する設定が変更された場合、印刷データ及びレイアウトに関する設定に基づいて印刷データのレイアウトプレビューを表示するレイアウトプレビュー表示手段と、印刷データ及び印刷属性情報に基づいて印刷データの出力形態のプレビューを表示する出力形態プレビュー表示手段とを設ける。
【選択図】  図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷制御装置及び印刷制御方法に関し、特に各種の印刷属性を反映したプレビュー表示を実現する印刷制御装置及び印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル方式の複写機やプリンタをはじめとした印刷機器や、印刷サービス等の分野においては、オンデマンドプリントと呼ばれるサービスが注目されている。これは、従来印刷所において大量に行うことを前提としていた印刷、製本等のサービスではなく、より少数かつ簡便な印刷、製本を短時間に提供するサービスである。
【0003】
従来、パーソナルコンピュータで動作するワードプロセッサ(WP)アプリケーションやデスクトップパブリッシング(DTP)アプリケーション等には印刷プレビュー機能が設けられ、ユーザは印刷プレビュー機能を利用して希望するページレイアウト(見開きの右ページ/左ページ等)で印刷されるようにファイルを編集していた。最近では、見開き状態で印刷プレビューし、プレビュー画面でページの配置を変更することができるアプリケーションも存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、製本する場合に表紙を付けたり、合紙を付けたりという作業は本文の出力後にオペレータが別作業で行なっており、また作業効率もオペレータのスキルに依存する部分が大きく、必ずしも効率が良いとは言えない。
【0005】
また、異なるサイズが指定された連続ページに対し、見開きで表示できるようなプレビュー機能もなく、使い勝手という点においても改善の余地があると考えられる。
【0006】
更に、従来提供される印刷プレビュー機能では一部のページレイアウトについて確認可能であるに留まり、全ページ出力後の最終的な出力形態についてはプルーフ印刷等を実施し、試しに出力処理を行わないと確認できなかった。そのため、特にインサータなどを用いた合紙等が設定された処理では、ユーザーが希望している出力形態とは異なる出力がなされる可能性があった。
【0007】
また、ステイプル処理を行う場合であっても実際にステイプルされるとどのような出力形態になるのかを事前に確認することができず、ステイプル出力されたものをユーザーの手により再ステイプルしなければならない場合が発生する等の問題があった。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであって、様々な印刷機能を反映したプレビューを表示することが可能な印刷制御装置及び印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨は、処理すべき印刷データと、当印刷データに対して設定された印刷属性情報とに基づいて、印刷制御を行う印刷制御装置であって、印刷属性情報のうち、レイアウトに関する設定が変更された場合、印刷データ及びレイアウトに関する設定に基づいて印刷データのレイアウトプレビューを表示するレイアウトプレビュー表示手段と、印刷データ及び印刷属性情報に基づいて印刷データの出力形態のプレビューを表示する出力形態プレビュー表示手段とを有することを特徴とする印刷制御装置に存する。
【0010】
また、本発明の別の要旨は、処理すべき印刷データと、当印刷データに対して設定された印刷属性情報とに基づいて、印刷制御を行う印刷制御方法であって、印刷属性情報のうち、レイアウトに関する設定が変更された場合、印刷データ及びレイアウトに関する設定に基づいて印刷データのレイアウトプレビューを表示するレイアウトプレビュー表示ステップと、印刷データ及び印刷属性情報に基づいて印刷データの出力形態のプレビューを表示する出力形態プレビュー表示ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づいて説明する。
■(システム構成)
図5は、本発明に係る印刷制御装置を適用可能なコンピュータネットワークシステムの全体構成例を示す図である。
【0012】
図5において、ネットワーク(701)に接続された、本発明に係る印刷制御装置として機能しうるコンピュータ(702a〜702d)のうち702aはプリンタサーバー、702b〜702dはクライアントである。また、図示されていないがクライアントはこれらのほかにも多数接続されている。以下プリンタサーバー702aあるいはクライアント702b〜702dのいずれかを特定せずに表す場合、ホスト(702)と表記する。
【0013】
さらにネットワーク(701)には、モノクロプリンタ(703)、モノクロMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)(704a,704b,704c)、カラーMFP(705,706)が接続されている。また図示していないが上記以外のプリンタを始め、MFP、スキャナあるいはFAXなどその他の機器も接続されている。
【0014】
ここでホスト(702)上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)を実行するアプリケーションソフトウエアを動作させ、各種文書/図形の作成/編集を行うと共に、作成/編集された文書/図形をPDL(Page Description Language:ページ記述言語)に変換し、ネットワーク(701)を経由してプリンタ(703)、MFP(704〜706)で直接プリントアウトしたり、サーバー(702a)を経由してプリンタ(703)、MFP(704〜706)でプリントする。
【0015】
モノクロMFP(704a,704b,704c)は、モノクロで画像データの読取・印刷を行うことができ、さらに、低解像度や二値の簡易的なカラースキャナーとしても使用できる。また、カラーMFP(705,706)は、高解像度、高階調で画像データの読取・印刷を行うことができる。カラーMFPは、カラーMFP(705)のように直接ネットワーク(701)からデータを受け取り、内部で出力画像に展開することも、カラーMFP(706)のように、プリントコントローラ(707)で展開された出力画像を専用ケーブル(708)を経由して受け取って出力を行うこともできる。
【0016】
MFPを含む各種デバイス(703〜706)はそれぞれネットワーク(701)を介してホスト(702)と情報交換可能な通信装置を有しており、デバイス(703〜706)の情報や状態をホスト(702)に知らせることができる。ホスト(702)は、通知された情報に応じて動作するユーティリティソフトウエアを持っており、デバイス(703〜706)を管理できる。
【0017】
更に、コレータ(709a,709b)がネットワーク(701)に接続されており、ホスト(702)がコレータ(709a,709b)をネットワーク(701)を介して制御することも、図示しないコレータの操作部を使ってコレータ毎に直接制御することもできる。ユーザは例えばカラーMFP(706)、モノクロMFP(704b)からプリントされたシートを取りだし、コレータ(709a)にセットすると、コレータはカラーページおよびモノクロページの丁合処理を行い、ユーザはページ順にソートされた出力結果を得ることができる。
【0018】
■(カラーMFPの構造)
図6はカラーMFP(705,706)の構成例を示す断面図である。
MFP(705)内部あるいはプリントコントローラ(707)により展開され、YMCKの各色成分に分解された画像信号によって図示しないレーザー光源を点灯制御し、画像信号に対応したレーザー光を出力させる。このレーザ光はポリゴンミラー(913)で反射され、各色成分毎に異なる感光ドラム上を操作する。すなわち第1のレーザー光はミラー(914,915,916)を経て感光ドラム(917)を走査し、第2のレーザー光はミラー(918,919,920)を経て感光ドラム(921)を走査し、第3のレーザー光はミラー(922,923,924)を経て感光ドラム(925)を走査し、第4のレーザー光はミラー(926,927,928)を経て感光ドラム(929)を走査する。これにより、各感光ドラム上には画像信号に対応した静電潜像が形成される。
【0019】
各感光ドラム(917、921、925、929)には対応する現像器(930〜933)が設けられており、現像器が有するカラートナーにより感光ドラム上の静電潜像が顕像化される。静電潜像を形成した画像信号の色成分と、現像器(930〜933)の現像剤の色を合わせることにより、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像が生成される。
【0020】
一方、カラーMFPには複数の給紙カセット(図6では第1および第2の給紙カセット934,935のみを表示している)及び手差し用の給紙トレイ(936)を有している。これらいずれかの給紙カセット(934,935)又は給紙トレイ(936)から給紙された記録用紙は、レジストローラ(937)に到達し、感光ドラム(917,921,925,929)の回転と給紙タイミングとの同期が取られ、各感光ドラム上に形成された4色(Y,M,C,K)のトナー像が、転写ベルト(938)に吸着し、搬送されている記録紙に順次転写される。
【0021】
このようにして転写ベルト(938)上を搬送された記録用紙は分離部(962)で分離され、搬送ベルト(939)を経由し、定着器(940)によってトナーが記録用紙に定着され機外に排出される。
【0022】
■(モノクロMFPの構成)
図7はモノクロMFP(704a,704b,704c)の構成例を示す断面図である。図7では、本体部aにフィニッシング装置bを装備したMFP(704a)の構成例を示しているが、704b、704cについても本体部aの構成は同一である。
【0023】
MFP(704a)でPDL(プリンタ(又はページ)記述言語)として受信した画像データをレーザー光に分解し、レーザー光はポリゴンミラー(813)で反射され、ミラー(814,815,816)をへて感光ドラム(817)を走査し、黒現像器(830)では走査されたレーザー光に従い感光ドラム(817)上にトナー像を形成する。
【0024】
モノクロMFP(704)の場合も、カラーMFPと同様に複数の給紙カセット(第1及び第2の給紙カセット834,835)および手差し用の給紙トレイ(836)を有しており、これらいずれかの給紙カセット(834,835)又は給紙トレイ(836)から給紙された記録用紙は、レジストローラ(837)に到達し、感光ドラム(817)と給紙タイミングとの同期が取られ、感光ドラム(817)上で生成された黒色のトナー像が転写ベルト(838)で搬送されている記録用紙に転写され、定着器(840)によって、トナー像は記録紙に定着される。定着器(840)から排出された記録用紙はフラッパ(850)により一旦下方向へ導かれ、記録用紙の後端がフラッパ(850)を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭ページから順にプリントした時に正しいページ順となる。
【0025】
MFP(704a)本体部aから排出された記録用紙はフィニッシャー部bに供給される。フィニッシャー部は2個の排紙トレイ(サンプルトレイ851およびスタックトレイ852)を有し、ジョブの種類や排出される記録用紙の枚数に応じて切替えて排出される。スタックトレイ(852)に排出する場合には、記録用紙が排出される前の記録用紙をジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ(855)にてバインドすることができる。また、排紙トレイ(851,852)に至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機構(854)、ファイル用の穴あけを行うパンチャ(856)を有し、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。サドルステッチャ(857)は、記録用紙の中央部分を2ヶ所バインドした後に、記録用紙の中央部分をローラに噛ませることにより記録用紙を半折し、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ(857)で製本された記録用紙は、ブックレットトレイ(858)に排出される。
【0026】
また、インサータ(853)は給紙トレイ(860)にセットされた記録用紙をプリンタに給紙せずにいずれかの排紙トレイ(851,852,858)に供給するものである。これによってフィニッシャ部に送りこまれる記録用紙と記録用紙の間にインサータ(853)にセットされた記録用紙をインサート(中差し)することができる。インサータ(853)の給紙トレイ(860)はユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラ(861)により最上部の記録用紙から順に給送する。従って、インサータ(853)からの記録用紙はそのまま排紙トレイ(851,852)へ搬送することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ(857)へ送る時には、1度パンチャ(856)へ送りこんだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェイスの向きを合わせる。
【0027】
尚、図示は省略するが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリム(裁断)などを必要に応じて装備することも可能である。
【0028】
図1は、ホスト(702)及びデバイスとしてのMFP(704〜706)の制御に係る構成例を示す図である。これらはネットワーク701及び、それぞれが有する接続部1020(2020)を介して通信可能に接続される。接続部はネットワーク701が図5のようなコンピュータネットワークであればネットワークインタフェースであり、ローカル接続であればシリアル又はパラレルインタフェースである。
【0029】
記憶部1030(2030)は各種記憶装置を有し、制御部1020(2020)が実行するソフトウェアやデータを記憶したり、制御部のワークエリアとしても使用される。図ではRAM、ROM及びHDDに代表されるディスク装置が記載されているが、光ディスク等一般に記憶装置として使用されている任意の記憶装置を利用可能である。
【0030】
ホスト(702)が有する表示部1040は、CRTモニタやLCD等の表示装置であり、ホスト上で稼働するOSやアプリケーション等のGUIが表示される。入力部1070はホスト(702)に指示を与えたり、文字入力等を行う入力装置であり、キーボード、マウス、トラックボール等から構成される。媒体読取部1050はいわゆるリムーバブル記憶媒体(フレキシブルディスク、メモリカード、光(磁気)ディスク)に対応したドライブ装置である。
【0031】
MFP(704〜706)における印刷部2040は、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式等任意の方式に基づくプリントエンジンである。一般に大型のMFPには電子写真方式のプリントエンジンが用いられる。
【0032】
読み取り部2050は、いわゆるスキャナ装置であり、原稿画像を読みとってディジタル信号に変換する。操作部2060はキー、ボタン及び表示装置等を有し、MFPの状態表示装置やユーザとのインタフェースとして機能する。
【0033】
図1におけるホスト(702)の記憶部(1030)に含まれる、HDD等のディスク装置には、本発明に係る制御を実現するソフトウェアモジュールが格納されており、ホスト(702)が起動された時点で記憶部(1030)のRAMに読み込まれ実行されてるものとする。
【0034】
尚、以下の説明において、後述する図32、図33、図34、図35のフローチャートに記載された処理を行うソフトウェアモジュールのうち、図32、図33、図34の処理に対応するモジュールはホスト(702)に、図35の処理に対応するモジュールは図5におけるデバイスに搭載されているものとする。
【0035】
また、図5におけるホスト(702)の記憶部(1030)のディスク装置には、本システムにおいて出力を行う複数の印刷ファイル及び図19に示すような形式であるファイル毎の印刷属性情報テーブルの初期値情報が保存されているものとする。さらに、同ディスク装置には、本システムにおける絞込み項目の初期値の情報として”コスト”が保存されているものとする。
【0036】
尚、図2に示すように、ホスト(702)の媒体読取部(1050)を介し、光ディスクや磁気ディスク等の記憶媒体(1060)に記憶されたソフトウェアモジュール及び関連データを取得し、RAMへロードし実行することも可能である。図4は、記録媒体(1060)に記録されている本発明を実現したモジュール及び関連データの状態を示す図である。図2における媒体読取部(1050)を通してホストにロードすることができる。この記録媒体(1060)をホストの媒体読取部(1050)にセットすると、ホスト(702)で稼働するOS及び基本I/O(BIOS)プログラムの制御のもとに本発明を実現したモジュール及び関連データが記録媒体(1060)から読み出され、ホストの記憶部(1030)のRAMにロードされて動作可能になる。
【0037】
図3は各ソフトウェアモジュールがホストの記憶部(1030)のRAMにロードされて動作可能となった状態のメモリマップを示す。尚、図2における記録媒体(1060)に記録された、本発明に係る制御を実現したモジュール及び関連データを一旦ホストの記憶部(1030)のディスク装置等に格納(インストール)しておき、実行時に必要なモジュールをディスク装置等からホストの記憶部(1030)のRAMにロードしても良い。
【0038】
■(ホスト702の処理)
以下、本発明に係る印刷制御装置としてのホスト(702)の処理の流れを、図32〜図34のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートに記載された処理は図示しないCPU等を含む、図1における制御部(1010)が、ROMやディスク装置等、記憶部に記憶されたソフトウェアモジュールを実行することによって実現される。
【0039】
ユーザがホスト(702)を起動させると、図8に示すような印刷ファイル選択ダイアログを表示部(1040)に表示する(ステップS3201)。ステップS3202では、ユーザが、キーボード、マウス等を有する入力部(1070)を使用し、図8の印刷ファイル選択ダイアログにおいて1つもしくは複数の印刷ファイルを選択するのを待つ。
【0040】
印刷ファイルが選択されると、制御部(1010)は、図9及び図11に示すような印刷属性設定ダイアログ及びレイアウトプレビューダイアログを図1における表示部(1040)に表示する(ステップS3203)。
【0041】
図9はユーザが選択した印刷ファイルに設定されている印刷属性を項目毎に表示したものである。制御部(1010)は図1における記憶部(1030)のディスク装置に保存されている、図19に示すような印刷属性情報テーブルの初期値を参照する。図11はユーザが選択した印刷ファイル及び図19の印刷属性情報テーブルを参照し、印字内容及び設定されているレイアウトに関する印刷属性をプレビューしたものである。ユーザは印刷属性設定画面において設定したレイアウトに関する印刷属性がどのように印刷に反映されるか、図11のレイアウトプレビューを表示させることにより確認することが可能である。図9及び図11に示す印刷属性からA4一種類の用紙に両面印刷されるレイアウト形態を容易に把握することができる。このレイアウトプレビューは、文書あるいは画像ファイル等を出力した時のサンプルイメージを示し、例えば、出力する用紙サイズにあわせて文書ファイルを分割し、それぞれの(用紙の)ページに画像として出力されるイメージをビットマップあるいはPDF形式などに変換し、ホスト画面上に表示される画像サイズ、表示能力に応じてビットマップあるいはPDF画像データを間引くことによりプレビュー表示する。
【0042】
制御部(1010)は、所定のタイミング、例えば所定の周期で、印刷属性設定画面において何らかの項目が設定されたか否かを判断する(ステップS3204)。
【0043】
ここでは何も設定がなされなかったとすると、処理はステップS3208へ移り、制御部(1010)は図9の出力形態確認ボタン91が選択されたか否か判断する(ステップS3208)。出力形態確認ボタン91が選択された場合、処理はステップS3209へ移り、制御部(1010)は図15に示すような出力形態プレビューダイアログを表示部(1040)に表示する(ステップS3209)。
【0044】
ここで、図36に示すフローチャートを用いて、図32のステップS3209における、出力形態プレビューダイアログの作成、表示処理について説明する。まず、制御部(1010)は、図19に示した印刷属性情報テーブルを参照し、各種印刷属性を取得する(ステップS3601)。ここで取得する印刷属性は、すくなくとも印刷出力形態に影響を与える属性であり、例えば出力サイズ(A4)、面付け(両面)、ステイプル(なし)、製本(なし)、Z折り(なし)、インサート(なし)等である。
【0045】
そして、ステップS3603において表紙描画を行う。表示描画は例えば図37に示すような描画データテーブルに格納された描画データを用いて行うことができる。描画データテーブルは記憶部(1030)の例えばディスク装置に記憶しておくことができる。描画データテーブルには表示及びページの描画データが各属性毎に記憶されており、制御部(1010)はステップS3601で取得した印刷属性に基づき、対応する表示描画データを描画データテーブルから取得して描画処理を行う。
【0046】
描画データは例えば画像データであっても、描画コマンド列であっても、それらの組み合わせであっても良い。例えば図15の様にステープル、製本ともに指定されていない場合のページ描画データは、表紙151の画像データであってもよいし、制御部(1010)が解釈して表示151を描画可能なコマンド(例えば複数の直線描画コマンド群)であってもよい。
【0047】
また、図37では描画データが印刷サイズ毎に異なるデータとして格納される場合を示したが、各サイズに共通なデータを用い、予めサイズ毎に定めた倍率を用いてサイズの違いを描画結果に反映させてもよい。また、出力形態では絶対的なサイズを反映させないようにしてもよい。
【0048】
なお、本実施形態では図15に示すように上方から見た斜視図の形式で出力形態を表示するが、他の形式によって表示を行っても良い。
【0049】
表紙の描画が終わると、ステップS3605において制御部(1010)はページ描画を行う。ページ描画は印刷データに含まれる各ページの属性(サイズ、ページ方向等)を参照し、順次ページ毎に行われる。この際、印刷属性情報テーブルに設定された値に応じて用いられる描画データが変化する。
【0050】
すなわち、A3サイズのページが存在した場合、印刷属性情報テーブルにおいて出力サイズがA4+A3、Z折りが「あり」に指定されている場合にはZ折りされたページイメージが、「なし」に指定されている場合にはZ折りされないページイメージが(例えば図18のように)描画される。
【0051】
このように、本実施形態においては、ユーザが印刷ファイル選択ダイアログにおいて選択した印刷ファイルと、印刷属性情報テーブルとを参照し、出力形態に関する印刷属性をプレビューするため、ユーザは図9の印刷属性設定画面における、出力形態の欄に設定された各印刷属性がどのように印刷結果に反映されるかを確認することが可能である。
【0052】
制御部(1010)は、出力形態プレビューダイアログにおいてOKボタンが選択されるまで待機する(ステップS3210)。OKボタンが選択されると、ステップS3211へ移り、制御部(1010)は出力形態プレビューダイアログを消去する(ステップS3211)。
【0053】
制御部(1010)は入力部(1070)によって印刷属性設定ダイアログの印刷属性設定完了ボタン93が選択されたか否か判断する(ステップS3212)。ここでは制御部(1010)は印刷属性設定完了ボタンが選択されていないと判断する。そして、制御部(1010)の処理はステップS3213へ移る。制御部(1010)は印刷属性設定ダイアログのキャンセルボタン92が選択されたか否か判断する(ステップS3213)。制御部(1010)はキャンセルボタンが選択されたと判断した場合、印刷処理を終了する。キャンセルボタン92が選択されていない場合、制御部(1010)の処理はステップS3204へ戻る。
【0054】
■(ステイプル指定時のプレビュー処理)
次に、ステップS3204におけるチェック時に、ユーザが出力形態におけるステイプルの項目を”しない”から”する”に設定したことが検出された場合の処理を説明する。
【0055】
制御部(1010)は設定された項目があると判断し、処理はステップS3205へ移る。制御部(1010)は設定された項目の情報を記憶部(1030)のディスク装置に格納された、図19に示すような形式を有する、ファイル毎の印刷属性情報テーブルへ保存する(ステップS3205)。その結果、図19における印刷属性情報テーブルの”ステイプル”の項目が”する”になる。
【0056】
制御部(1010)は図19の印刷属性情報テーブルを参照し、レイアウトに関係する項目が設定されたか否か判断する(ステップS3206)。ステップS3205で保存した内容(ステイプル)はレイアウトに関係する項目ではなく出力形態に関係する項目であるため、制御部(1010)はレイアウトに関係する項目が選択されていないと判断する。そして、処理はステップS3208へ移る。
【0057】
制御部(1010)は印刷属性設定ダイアログにおいて出力形態確認ボタン91が選択されたか否か判断する(ステップS3208)。ここで出力形態確認ボタンが選択されると、ステップS3209へ移り、制御部(1010)は図16に示すような出力形態プレビューダイアログを表示部(1040)に表示する。図16はステップS3205において保存された印刷属性情報テーブルのステイプルの項目”する”が反映された出力形態プレビューである。
【0058】
このように、ステイプル処理が設定されている場合には、ステイプル処理がなされること及びステイプルの位置を明確にするため、ステイプル針160を表す描画データが表紙描画データ中に含まれる。また、表紙161及び各ページ162の背163が共通になるよう描画を行うことにより、ステイプルによって各ページが綴じられるというイメージをユーザに明確に与えることが可能である。なお、プレビュー画面の描画処理自体は図36及び図37を用いて説明した通りであるので説明を省略する。
【0059】
このように、本実施形態においては、印刷属性の変更が直ちに反映されたプレビューが表示されるため、ユーザは設定の変更がどのように出力形態に反映されるかを容易に把握することができる。以後のステップS3210〜S3213の処理は上述したとおりである。
【0060】
■(製本指定時のプレビュー処理)
次に、ステップS3204におけるチェック時に、ユーザが出力形態における製本の項目を”しない”から”する”に設定したことが検出された場合の処理を説明する。
【0061】
制御部(1010)は任意の項目が設定されたと判断し、処理はステップS3205へ移る。制御部(1010)は設定された項目の情報を上述した印刷属性情報テーブルへ保存する(ステップS3205)。その結果、印刷属性情報テーブルの”製本”の項目が”する”になる。
【0062】
制御部(1010)は印刷属性情報テーブルを参照し、レイアウトに関係する項目がステップS3205で選択されたか否か判断する(ステップS3206)。ステップS3205で保存した内容(製本)はレイアウトに関係する項目であるため、制御部(1010)の処理はステップS3207へ移る。制御部(1010)は表示内容を更新するために図19の印刷属性情報テーブルを参照し、図12に示すようなレイアウトプレビューダイアログを表示部(1040)に表示する(ステップS3207)。
【0063】
図12に示すように、レイアウトプレビューダイアログには設定の変更が直ちに反映されるため、ユーザは図9において設定した製本の項目がどのようにレイアウトに反映されるかを容易に確認することが可能である。そして、制御部(1010)の処理はステップS3208へ移る。
【0064】
ステップS3208で印刷属性設定ダイアログの出力形態確認ボタン91が選択された場合、制御部(1010)はステップS3209で図17に示すような出力形態プレビューダイアログを表示する。図17はステップS3205において保存された印刷属性情報テーブルの製本の項目”する”が反映された出力形態プレビューである。なお、プレビュー画面の描画処理自体は図36及び図37を用いて説明した通りであるので説明を省略する。
【0065】
このように、本実施形態においては、印刷属性の変更が直ちに反映されたプレビューが表示されるため、ユーザは設定の変更がどのように出力形態に反映されるかを容易に把握することができる。以後のステップS3210〜S3213の処理は上述したとおりである。
【0066】
■(インサート指定時のプレビュー処理)
次に、ステップS3204におけるチェック時に、ユーザが出力形態におけるインサートの項目を”しない”から”する”に設定したことが検出された場合の処理を説明する。
【0067】
インサート(表紙挿入)の機能は出力ページの任意の個所に任意の用紙を差し込む機能である。インサート機能には出力ページの先頭に差し込む表紙差し込み機能や出力ページの任意のページに白紙を差し込む合紙機能、出力ページの任意のページにタブ紙を差し込むタブ紙機能等がある。
【0068】
制御部(1010)はステップS3205で、設定された項目の情報をファイル毎の印刷属性情報テーブルへ保存する。その結果、図19における印刷属性情報テーブルの”インサート”の項目が”する”になる。制御部(1010)は印刷属性情報テーブルを参照し、ステップS3205で保存した情報の内容(インサート)がレイアウトに関係する項目が選択されたか否か判断する(ステップS3206)。ステップS3205で保存した内容はレイアウトに関係する項目であるため、ステップS3207へ移り、印刷属性情報テーブルを参照して図14に示すようなレイアウトプレビューダイアログを表示部(1040)に表示する。
【0069】
図14はステップS3205において保存された印刷属性情報テーブルを参照し、レイアウトに関する印刷属性をプレビューしたものであり、インサート機能を”する”に設定したことによりダイアログ右上部にインサート機能を選択するメニュー141を表示する。ユーザがメニュー141からインサート機能として”表紙印刷”を設定したとすると、制御部(1010)は図14に示すように表紙を含めてレイアウトプレビューを表示する。ユーザは図9において設定したインサートの項目がどのようにレイアウトに反映されるかレイアウトプレビューダイアログを参照することにより確認することが可能である。そして、制御部(1010)の処理はステップS3208へ移る。
【0070】
例えば図12や図14のような見開きページ表示は、先に述べた各ページ毎のプレビュー表示に対し、製本等が指定された時は、出力されるページの偶数ページを左側、奇数ページを右側になるように、それぞれ出力イメージを繋げて見開き表示する。ここで、インサート機能による表紙印刷が指定された時、レイアウトプレビュー画面上の1ページ目(裏面は2ページ目になる)に表紙が追加される。この表示プレビューイメージは、画像指定あるいはファイル指定等が無い場合は白紙画像イメージが表示される。これにより表紙指定前のプレビューイメージを2ページ分全体的に後ろにずらして表示する。例えば、ここで表紙画像として図8に示す印刷ファイル選択ダイアログからファイル選択した場合は、そのファイル内の画像イメージをビットマップ化し、図14の1ページ(裏面は2ページ)に画像プレビュー表示される。
【0071】
制御部(1010)は印刷属性設定ダイアログで出力形態確認ボタン91が選択されたか否か判断する(ステップS3208)。ここでは出力形態確認ボタン91が選択されていないとする。従って、処理はステップS3212へ移り、以後上述したように処理が行われる。
【0072】
■(インサート指定時のプレビュー処理)
これまでは1つの項目のみが設定された場合の処理を説明したが、次に、ステップS3204におけるチェック時に、レイアウトの項目として原稿用紙サイズにA4とA3の二種類、出力用紙サイズにA4とA3の二種類が設定され、出力形態の項目として製本、Z折り、裁断が設定されていることが検出された場合の処理を説明する。
【0073】
Z折りはA3等の大きいサイズの用紙を排紙後、長辺に対して1/2、1/4に折り用紙上部からZに見える形態で折る機能である。裁断は製本後に綴じていない辺(例えば三方裁断の場合は上辺、左開きの右辺、下辺)を裁断機で裁断しページ毎の大きさをそろえる機能である。
【0074】
制御部(1010)はステップS3204において、レイアウトにおける原稿サイズ及び出力サイズの項目が”A4”から”A4+A3”に、出力形態における製本の項目が”しない”から”する”に、Z折りの項目が”しない”から”する”に、裁断の項目が”しない”から”する”に設定されたことを検出したとする。このような設定がなされた場合の印刷属性設定ダイアログは図10に示すようになる。制御部(1010)は任意の項目が設定されたと判断し処理はステップS3205へ移る。
【0075】
制御部(1010)は設定された項目の情報を印刷属性情報テーブルへ保存する(ステップS3205)。その結果、印刷属性情報テーブルの内容が図20に示すようになる。制御部(1010)は図20に示す印刷属性情報テーブルを参照し、ステップS3205で保存した情報の内容がレイアウトに関係する項目が選択されたか否か判断する(ステップS3206)。ステップS3205で保存した内容はレイアウトに関係する項目であるため、ここで制御部(1010)はレイアウトに関係する項目が選択されたと判断する。そして、制御部(1010)は表示内容を更新するために図20の印刷属性情報テーブルを参照し、図13に示すようなレイアウトプレビューダイアログを表示部(1040)に表示する。
【0076】
図13はステップS3205において保存された印刷属性情報テーブルを参照し、レイアウトに関する印刷属性をプレビューしたものである。ユーザは図10のようなA4とA3が混在する設定とした原稿用紙サイズの項目がどのようにレイアウトに反映されるかを、レイアウトプレビューダイアログを参照することにより確認することが可能である。そして、制御部(1010)の処理はステップS3208へ移る。
【0077】
制御部(1010)は図10の印刷属性設定ダイアログにおいて、出力形態確認ボタン91が選択されたか否か判断する(ステップS3208)。出力形態確認ボタン91が選択されたものとすると、処理はステップS3209へ移り、制御部(1010)は図18に示すような出力形態プレビューダイアログを表示部(1040)に表示する。なお、プレビュー画面の描画処理自体は図36及び図37を用いて説明した通りであるので説明を省略する。
【0078】
図18はステップS3205において保存された印刷属性情報テーブルの製本の項目”する”、Z折りの項目”する”が反映された出力形態プレビューである。出力形態プレビューダイアログにユーザの変更が迅速かつ具体的に反映されるため、変更内容を容易に把握することができる。
【0079】
制御部(1010)は出力形態プレビューダイアログにおいてOKボタンが選択されたか否か判断する(ステップS3210)。OKボタンが選択されると、処理はステップS3211へ移り、制御部(1010)は出力形態プレビューダイアログを消去する。
【0080】
制御部(1010)は図10に示す属性設定ダイアログにおいて印刷属性設定完了ボタン93が選択されたか否か判断する(ステップS3212)。ここでは印刷属性設定完了ボタンが選択されたものとする。そして、制御部(1010)の処理はステップS3301(図33)へ移る。
【0081】
■(デバイス情報の収集)
印刷属性の設定が終わると、制御部(1010)は、接続部(1020)を介し、ネットワーク301(図5)に問い合わせコマンドブロードキャストする等の方法により、利用可能なデバイスのアドレス情報を取得する。取得したアドレス情報は、例えば図21に示すような形式で記憶部(1030)のRAMにデバイス情報テーブルを保存する(ステップS3301)。
【0082】
制御部(1010)は取得したアドレス情報を用いて各デバイスと通信し、各デバイスの能力情報を取得する。具体的にはデバイスの記憶部2030のROMに保存している能力情報(モノクロ/カラー、エンジンスピード、両面/製本/ステイプル機能の有無等)を取得する制御コマンドを、図1におけるホストの接続部(1020)、デバイスの接続部(2020)を経由してプリンタの制御部(2010)に転送する。
【0083】
取得した各デバイスの能力情報は、例えば図22に示すような形式で記憶部(1030)のRAMにデバイス情報テーブル保存する(ステップS3302)。この際、各デバイスの能力情報にコスト情報(例えば、1ページあたりの処理コスト(カラー/モノクロ)、ステープル、製本等の付加処理に対するコスト等)が無ければ、予めデバイスの機種毎に定めたコスト情報を付加する。このコスト情報は例えばディスク装置に記憶しておくことができる。また、ユーザがコスト情報を編集することを可能としても良い。また、装置の設置場所に関する情報についても同様にデバイス情報テーブルに追加することができる。設置場所に関する情報も予めディスク装置等に記憶しておいても良い。制御部(1010)は記憶部(1030)のディスク装置にある印刷属性情報テーブルを参照し、設定された印刷属性の情報を取得する(ステップS3303)。
【0084】
■(デバイスの絞込み処理)
次に、制御部(1010)はホストの記憶部(1030)のディスク装置を参照し、本システムにおける絞込み項目の初期値である”コスト”の情報を取得する。この絞込み項目を基準に、先に取得したデバイス情報テーブル及び印刷属性情報テーブルから図25に示すような適応環境テーブルを作成し、記憶部(1030)のディスク装置に保存する(ステップS3304)。
【0085】
すなわち、印刷属性テーブルに含まれる各種条件とデバイス情報テーブルの内容から、印刷処理を実行可能なデバイスの組み合わせを抽出し、次に絞込み項目を条件にソートする。今の例では絞込み項目が”コスト”なので、各デバイスがこの印刷処理中に担当する処理とそのコスト情報とから各デバイスの組み合わせ(環境)について総コストを算出し、総コストが最も低いデバイスの組み合わせから順に並べるとともに、各デバイスの能力を「能力」欄に書き込んだ適応環境テーブルを作成する。
【0086】
また、絞込み項目として「場所」が選択された場合には、ホストから近い場所にある装置が多く含まれる環境から順に並べた適応環境テーブルを作成する。場所での絞込みは任意の方法に基づいて実施することができるが、例えば設置場所に関する情報として、システム内のホスト及びデバイスが設置されている場所を複数の領域に分割し、どの領域に設定されているかを示す番号を用いられている場合には、ホストが存在する領域番号と同じ領域番号を有するデバイスを多く含む装置の組み合わせから順に並べることができる。
【0087】
制御部(1010)は記憶部(1030)のディスク装置にある図25に示すような適応環境テーブルを参照し、図23に示すような適応環境リストダイアログを表示部(1040)に表示する(ステップS3305)。図23の適応環境リストダイアログは、ユーザが設定したレイアウト、出力処理を実行するために利用可能なデバイスの組み合わせを本システムにおける絞込み項目の初期値である”コスト”を基準に表示している。具体的には図10に示す印刷属性により図18に示すような出力形態で印刷をコスト優先で行うためには、”環境−01”が最も適しており”環境−10”が最も適していないことを意味する。
【0088】
次に、制御部(1010)は図23の適合環境リストダイアログにおいて、絞込み項目が変更されたか否か判断する(ステップS3306)。ここでユーザが絞込み項目選択ボタン231を選択することにより、初期値である”コスト”から”速度”に絞込み項目を変更したとすると、ステップS3707において制御部(1010)は、変更された絞込み項目の情報を記憶部(1030)のRAMに保存し、ステップS3304へ戻る。
【0089】
制御部(1010)はホストの記憶部(1030)のディスク装置を参照し、本システムにおける絞込み項目の現在の値である”速度”の情報を取得する。この絞込み項目を基準に、先に取得したデバイス情報テーブル及び印刷属性情報テーブルから図25に示すようなデータ形式で適応環境テーブルを作成し記憶部(1030)のディスク装置に保存する(ステップS3304)。制御部(1010)は記憶部(1030)のディスク装置にある図25に示すようなデータ形式の適応環境テーブルを参照し、図24に示すような適応環境リストダイアログを表示部(1040)に表示する(ステップS3305)。
【0090】
図24の適応環境リストダイアログは、ユーザが設定したレイアウト、出力処理を実行するために利用可能なデバイスの組み合わせを本システムにおける絞込み項目の現在値である”速度”を基準に表示している。具体的には図10に示す印刷属性により図18に示すような出力形態で印刷を速度優先で行うためには、”環境−03”が最も適しており”環境−10”が最も適していないことを意味する。
【0091】
次に、制御部(1010)は図24の適合環境リストダイアログにおいて絞込み項目が変更されたか否か判断する(ステップS3306)。ここでユーザが絞込み項目を”速度”から”コスト”に変更した場合、再び制御部(1010)は図23に示す適応環境リストダイアログを生成し、表示部(1040)に表示する(ステップS3305)。また、”画質”、”場所”に変更された場合も、同様にして、デバイス情報テーブル及び印刷属性情報テーブルから適応環境リストダイアログを生成、表示する。
【0092】
■(処理フロー生成処理)
ステップS3306で絞り込み項目の変更がない場合、制御部(1010)は図23の適合環境リストダイアログにおいて、リスト表示中の環境のうちいずれかが選択されたか否かを判断する(ステップS3308)。環境の選択がなされていない場合はステップS3306に戻る。ここではユーザが図23の適合環境リストダイアログにおいて”環境−10”を選択したとすると、処理がステップS3309に移る。
【0093】
ステップS3309では、図23の適合環境リストダイアログの詳細ボタン232が選択されたか否かを判断する。ここではユーザが図23の適合環境リストダイアログにおいて”詳細ボタン”を選択したものとすると、処理はステップS3310へ移行する。
【0094】
制御部(1010)は記憶部(1030)のディスク装置を参照し、図20の状態の印刷属性情報テーブルと図25の状態の適合環境テーブルの情報を取得する。そして、”環境−10”に関して図26に示すようなデータ形式の処理フローテーブルを作成し記憶部(1030)のディスク装置に保存する(ステップS3310)。そして、このフローテーブルに格納された処理フローに対応する処理フローダイアログ(図28)を表示部(1040)に表示する(ステップS3311)。
【0095】
ステップS3310における処理フローテーブル生成に必要なデータ、すなわち手順を示すメッセージは、各デバイスに持たせておいて、”詳細”ボタンの押下に応答して取得しても良いし、ホスト側に予め登録しておいても、それらを組み合わせても良い。
【0096】
例えば、デバイスに依存するメッセージはデバイスに持たせておき、デバイスに依存しないメッセージ、例えばあるデバイスで出力した印刷物を他のデバイスへ移動させる手順や、定型的な処理手順に関するメッセージ等はホスト側に登録しておくことができる。
【0097】
デバイスに依存するメッセージについてもホスト側に登録することも可能であるが、新機種への対応等のメンテナンスに手間がかかるため、デバイスに依存する手順のメッセージは各デバイスが有することが好ましい。
【0098】
手順を示すメッセージは例えば「事前準備工程」「印刷処理工程」「製本工程」等、各デバイスで処理可能な工程単位で用意され、各工程に対して1つ以上のメッセージが時系列的に登録されている。また、印刷処理工程のように様々な種類が存在する工程については、例えば「印刷処理工程(カラー)」「印刷処理工程(モノクロ)」「印刷処理工程(両面)」等、さらに工程を細分化することも可能である。
【0099】
従って、制御部(1010)は、適合環境リストダイアログで選択された環境で使用するデバイスからこれら各工程のメッセージを取得した後、印刷属性情報テーブルの情報から、各デバイスにどのような工程を担当させるかを決定する。そして、各工程に対応する処理手順のメッセージを用いて処理フローテーブルを作成する。
【0100】
この際、処理の開始、終了は”¥¥”に続けて記載する、各手順のメッセージは〔〕でくくり、手順間のセパレータとして”/”を用いる等、予め定めた記述規則に従って処理フローを生成する。
【0101】
そして、この記述規則を解釈して処理フローダイアログを生成する。
【0102】
このように、ユーザは実際の印刷処理を開始する以前に、処理フローダイアログにて作業手順を確認することができるため、効率的に作業を行うことができる。特に図28に示すように作業開始時はモノクロのデバイス(Dev−D)とカラーのデバイス(Dev−B)を並行して稼動させ、任意の時点でそれぞれの出力を集め混交製本等の作業を行う場合、その作業手順を容易に把握することが可能になる。また、処理手順の観点から設定作業に立ち戻りレイアウト、出力処理の設定を変更することも可能になる。
【0103】
制御部(1010)は図28において、OKボタンが選択されたか否か判断する(ステップS3312)。制御部(1010)はOKボタンが選択されていないと判断した場合、ステップS3312に戻る。ここではOKボタンが選択されたものとすると、制御部(1010)の処理はステップS3313へ移る。制御部(1010)は図28に示すような処理フローダイアログを表示部(1040)から消去し(ステップS3313)、ステップS3314へ移る。
【0104】
ステップS3314では、図23の適合環境リストダイアログにおいて環境設定完了ボタン234が選択されたか否か判断する(ステップS3314)。ここでは環境設定完了ボタンが選択されていないとすると、処理はステップS3315へ移り、キャンセルボタン233が選択されたか否かを判断する。
【0105】
キャンセルボタンが選択された場合、制御部(1010)は図23に示すような適合環境リストダイアログを表示部(1040)から消去し(ステップS3316)、ステップS3204へ戻る。キャンセルボタンが選択されていない場合
【0106】
、処理はステップS3306へ戻る。
図26及び図27は、図23に示す適合環境リストダイアログにおいて、”環境−01”が選択され、かつ”詳細ボタン”が選択された場合に、ステップS3310及びS3311で生成される処理フローテーブル及び処理フローダイアログを示す図である。
【0107】
ステップS3312でOKボタンが選択されると、制御部(1010)は処理フローダイアログを消去し、ステップS3314へ移る。ステップS3314において、図23の適合環境リストダイアログの環境設定完了ボタン234が選択された場合、処理はステップS3401(図34)に移る。
【0108】
ステップS3401で制御部(1010)は、この時点においては既にステップS3311で表示した処理フローダイアログにおける「事前準備」処理に対応する作業は終了したものと見なし、図29に示すような処理フローステータスダイアログを表示部(1040)に表示する。この際、処理フローステータスダイアログに含まれる工程のうち、ユーザが最初に行うべき処理が強調表示する。強調表示の方法は、その工程のみ色を変える、大きく又は太く表示する、点滅させる等様々な方法が使用可能であるが、ここでは点滅表示するものとする。図29では「処理フローステータスダイアログの”印刷開始”ボタンを押下する」の部分が点滅表示されていることを示し、ユーザへ現在の処理ステータスを通知するとともに次に行うべき作業を促している。
【0109】
ステップS3402で、制御部(1010)は図29の処理フローダイアログで印刷開始ボタンが選択されたか否か判断する。印刷開始ボタン291が選択されていなければ、ステップS3403でキャンセルボタン292が選択されたか否か判断する。ステップS3403でキャンセルボタンの選択が検出された場合、制御部(1010)は図29の処理フローステータスダイアログを表示部(1040)から消去し(ステップS3404)、ステップS3304(図33)へ戻って、適合環境リストダイアログを表示する。キャンセルボタンの選択が検出されなければ、ステップS3402へ戻る。
【0110】
ステップS3402で印刷開始ボタンの選択が検出された場合、制御部(1010)は印刷処理を開始する(ステップS3405)。そして、記憶部(1030)のディスク装置に保存されている印刷ファイルを参照し、デバイスへ送信する印刷データを作成し、記憶部(1030)のディスク装置に保存する(ステップS3406)。次に、制御部(1010)は自らが稼働するシステム(OS)からホストのネットワークのアドレスを取得し、イベント通知先アドレスの情報として記憶部(1030)のRAMに保存する(ステップS3407)。
【0111】
このイベント通知先アドレスの情報はデバイスが処理経過をイベントとして通知する際に使用する。制御部(1010)はイベント通紙先アドレスの情報を記憶部(1030)のディスク装置に保存されている印刷データに付加し(ステップS3408)、印刷データをデバイスに送信する(ステップS3409)。そして、ステップS3410で、デバイスからのジョブ処理終了イベントの受信を待つ。
【0112】
後述するデバイス側の処理によりジョブ終了イベントが送信され、このジョブ終了イベントの受信を検出すると、制御部(1010)は処理をステップS3411へ移す。そして、受信したジョブ処理終了イベントの内容を解析し(ステップS3411)、印刷処理が全て終了したか否か判断する(ステップS3412)。印刷処理が全て終了した場合、出力処理を終了する。
【0113】
一方、印刷処理の終了以外を示すジョブ終了イベントを受信した場合、ステップS3411での解析結果に従い、処理フローステータスダイアログの強調表示を行う工程を更新して(ステップS3413)、ステップS3410に戻る。
【0114】
以降、1つもしくは複数のデバイスからイベントを受信する度にステップS3410からステップS3413を繰り返し実行する。そして、処理フローステータスダイアログにおいてデバイスが行っている処理又はユーザが行うべき処理の強調表示部分が順次移動する。図30は、図29の状態から処理が進行し、強調表示部分が移動した状態を示している。このようにデバイスより逐次イベントを受領しその情報を処理フローステータスダイアログに反映することにより、ユーザはリアルタイムの処理ステータスを認識することが可能となる。
【0115】
なお、図34においては、説明を簡単にするため、印刷データの送信が1回しか行われない場合について説明したが、印刷データを複数のデバイスに送信したり、複数回送信する場合であっても、ジョブ終了イベントの受信結果に応じて印刷データの生成、送信処理を行う等、処理フローに従って順次処理を行うことにより対応可能であることは言うまでもない。
【0116】
■(デバイス側の処理)
次に、図35に示すフローチャートを用いて、本実施形態におけるデバイスの処理について説明する。このフローチャートに記載された処理は図示しないCPU等を含む、図1におけるデバイスの制御部(2010)が、ROMやディスク装置の記憶部に記憶されたソフトウェアモジュールを実行することによって実現される。
【0117】
まず、デバイスの制御部(2010:図1)は、印刷データを受信したか否か判断する(ステップS3501)。印刷データを受信していなければ、ステップS3504で、問い合わせを受けたか否かを判断する。例えば、上述のホストの処理におけるステップS3302で、ホストがデバイスに対して能力の問い合わせを行った場合、このステップで検出される。
【0118】
問い合わせを受けたことが検出された場合、ステップS3504において、デバイスの制御部(2010)は受信した制御データを解析し問い合わせに対する内容を処理する。問い合わせの内容が能力情報の問い合わせであれば、デバイスの制御部(2010)はデバイスの記憶部(2030)のROMに保存してある能力情報を問い合わせへの応答としてホストに送信する(ステップS3506)。
【0119】
ステップS3504で問い合わせを受けていなければ、デバイスの制御部(2010)は処理すべき未処理ジョブが存在するか否か判断する(ステップS3507)。例えば、デバイスの記憶部(2030)のディスク装置に印刷データが保存されていなければ処理すべきジョブが存在しないと判断し、デバイスの制御部(2010)はステップS3509に移行する。ステップS3509では、ジョブの処理が終了したか否か判断する。ジョブを行っていない場合や、処理中であればステップS3501に戻る。
【0120】
ステップS3501で、ホストから印刷データを受信していることが検出された場合、デバイスの制御部(2010)は受信した印刷データをデバイスの記憶部(2030)のディスク装置に一時保存する(ステップS3502)。そして、一時保存した印刷データを解析し、イベント通知先アドレスを図31に示すようなイベント通知先アドレステーブルの形態でデバイスの記憶部(2030)のディスク装置に保存する(ステップS3503)。
【0121】
以後、上述のようにステップS3504以降の処理が行われ、この印刷データはステップS3507において処理すべきジョブとして検出される。制御部(2010)はステップS3508において、この印刷データを出力処理する。出力処理の終了はステップS3509において検出され、ステップS3510でデバイスの制御部(2010)はデバイスの記憶部(2030)のディスク装置に保存されているイベント通知先アドレステーブルを参照することによってイベント通知先アドレスを取得する(ステップS3510)。そして、イベント通知先アドレスのホストへジョブ処理終了のイベントを送信する(ステップS3511)。
【0122】
このように、本実施形態によれば、ユーザが希望する印刷処理と、優先する条件に応じて最適な装置の組み合わせを提示するとともに、実際の処理手順を視覚的に与えるため、不慣れなユーザでも確実に効率的な印刷作業を行うことが可能になる。
【0123】
特に、印刷実行前の準備処理として、消耗品の点検、補充を促すため、印刷処理の開始直後に消耗品が無くなり、設定をやり直したり、処理を中断するような状況の発生を抑制することができる。
【0124】
また、コスト、速度等の条件を一旦選択したフローをキャンセルすることができるため、ユーザーは時間あるいは距離、処理時間など自由にユーザーに最適と思われるプリント方法を見つけ出すことができるのである。
【0125】
さらに、処理フローに現れる複数機器に対する個別の処理方法も表示されるため、詳しい個々の機器操作方法を調べる必要無く所望の最終出力形態が得られるのである。
【0126】
【他の実施形態】
上述の実施形態においては、デバイスとしてMFPを用いた場合のみ説明したが、プロッタ、複写機、FAX等に対しても同様に取り扱うことが可能である。これまで述べてきた実施例において一例として記述したものは、以下に示すものに置き換えても有効である。
【0127】
また、上述の実施形態においては、1つの機器から構成されるホストについてのみ説明したが、本発明のホストと同等の機能を複数の機器から構成されるシステムによって実現しても良い。
【0128】
尚、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(各フローチャートに対応したプログラム)を、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行することによって同等の機能が達成される場合も本発明に含む。
【0129】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0130】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0131】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
【0132】
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
【0133】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
【0134】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0135】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0136】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0137】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ユーザが設定した印刷属性を反映したプレビューを表示するため、実際に印刷を行う前にどのような印刷結果が得られるのかについて確認することが可能となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るホスト及びMFPの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したホストに、記録媒体に記録されたソフトウェアモジュールを読み込ませる動作を説明する模式図である。
【図3】動作中のホストのメモリマップ例を示す図である。
【図4】本発明に係るソフトウェアモジュールを記憶した記憶媒体のメモリマップ例を示す図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置を適用可能なコンピュータネットワークシステムの例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態におけるデバイスとして使用可能なカラーMFPの構成例を示す垂直断面図である。
【図7】本発明の実施形態におけるデバイスとして使用可能なモノクロMFP及びフィニッシング装置の構成例を示す垂直断面図である。
【図8】印刷ファイル選択ダイアログの例を示す図である。
【図9】印刷属性設定ダイアログの例を示す図である。
【図10】印刷属性設定ダイアログの例を示す図である。
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】本発明の実施形態に係る印刷制御装置としてのホストが表示するレイアウトプレビューダイアログの例を示す図である。
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】本発明の実施形態に係るホストが表示する出力形態プレビューダイアログの例を示す図である。
【図19】
【図20】本発明の実施形態に係るホストが表示する印刷属性情報テーブルの例を示す図である。
【図21】
【図22】本発明の実施形態に係るホストで用いるデバイス情報テーブルの例を示す図である。
【図23】
【図24】本発明の実施形態に係るホストが表示する適合環境リストダイアログの例を示す図である。
【図25】本発明の実施形態に係るホスト生成する適合環境テーブルの例を示す図である。
【図26】本発明の実施形態に係るホストが生成する処理フローテーブルの例を示す図である。
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】本発明の実施形態に係るホストが生成・表示する処理フローダイアログの例を示す図である。
【図31】本発明の実施形態に係るホストが生成するイベント通知先アドレステーブルの例を示す図である。
【図32】
【図33】
【図34】本発明の実施形態に係るホストの処理を説明するフローチャートである。
【図35】本発明の実施形態に係るデバイスの処理を説明するフローチャートである。
【図36】本発明の実施形態に係るデバイスにおける最終形態のプレビュー生成処理を説明するフローチャートである。
【図37】本発明の実施形態に係るデバイスで用いる描画データテーブルの例を説明する図である。
【符号の説明】
10   ‥‥ホスト
1010 ‥‥ホストの制御部
1020 ‥‥ホストの接続部
1030 ‥‥ホストの記憶部
1040 ‥‥ホストの表示部
1050 ‥‥ホストの媒体読取部
1060 ‥‥ホストの記録媒体
1070 ‥‥ホストの入力部
20   ‥‥デバイス
2010 ‥‥デバイスの制御部
2020 ‥‥デバイスの接続部
2030 ‥‥デバイスの記憶部
2040 ‥‥デバイスの印刷部
2050 ‥‥デバイスの読み取り部
2060 ‥‥デバイスの操作部

Claims (4)

  1. 処理すべき印刷データと、当該印刷データに対して設定された印刷属性情報とに基づいて、印刷制御を行う印刷制御装置であって、
    前記印刷属性情報のうち、レイアウトに関する設定が変更された場合、前記印刷データ及び前記レイアウトに関する設定に基づいて前記印刷データのレイアウトプレビューを表示するレイアウトプレビュー表示手段と、
    前記印刷データ及び印刷属性情報に基づいて前記印刷データの出力形態のプレビューを表示する出力形態プレビュー表示手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記出力形態プレビュー表示手段が、前記印刷データに設定された両面印刷、製本処理、ステイプル処理、Z折り処理、インサート処理、パンチ処理及び裁断処理の少なくとも1つについて、前記出力形態プレビューから視覚的に設定の有無が理解できるように表示することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記レイアウトプレビュー表示手段が、前記印刷データに設定された両面印刷、製本処理、インサート処理及び、異なるサイズの混在の少なくとも1つについて、前記レイアウトプレビューから視覚的に設定の有無が理解できるように表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 処理すべき印刷データと、当該印刷データに対して設定された印刷属性情報とに基づいて、印刷制御を行う印刷制御方法であって、
    前記印刷属性情報のうち、レイアウトに関する設定が変更された場合、前記印刷データ及び前記レイアウトに関する設定に基づいて前記印刷データのレイアウトプレビューを表示するレイアウトプレビュー表示ステップと、
    前記印刷データ及び印刷属性情報に基づいて前記印刷データの出力形態のプレビューを表示する出力形態プレビュー表示ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法。
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