JP2004102549A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の意識しないところでコピーのデータを常に蓄積し、コピーデータの再利用を容易に行う画像形成システムを提供する。
【解決手段】コピー機1は、読み取った画像の印刷データおよびその印刷データの履歴情報をコピーサーバ2に送信する。コピーサーバ2は、コピー機1から受信した印刷データおよび履歴情報をジョブIDで管理する。コピー機1は、コピーサーバ2からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDを含む電子メールをユーザ端末3に送信する。コピーサーバ2は、コピー機1からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDに対応する印刷データをコピー機1に送信する。コピー機1は、受信した印刷データを用いて再印刷する。
【選択図】 図1
【解決手段】コピー機1は、読み取った画像の印刷データおよびその印刷データの履歴情報をコピーサーバ2に送信する。コピーサーバ2は、コピー機1から受信した印刷データおよび履歴情報をジョブIDで管理する。コピー機1は、コピーサーバ2からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDを含む電子メールをユーザ端末3に送信する。コピーサーバ2は、コピー機1からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDに対応する印刷データをコピー機1に送信する。コピー機1は、受信した印刷データを用いて再印刷する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成システムに関し、1度読み取った印刷データを蓄積し、再印刷が要求された際に蓄積した印刷データを用いて再印刷を行う画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コピー機には、コピーを行った場合、その履歴を記録しておくものがあった。しかしながら、コピーの履歴を保存しておいても、その際どのような内容のコピーを行ったかを知ることは利用者にとって困難であった。また、利用者が、1度コピーした原稿を再度コピーする際、コピー原稿が手元に残っていない場合があった。
【0003】
上記のような問題を解決する従来技術として、特許文献1に記載されているものがあった。特許文献1では、コピーモード基本操作画面中のスキャンモードボタンが押下されると、スキャンモードが設定される。スキャンモード設定時、コピーサーバは、スキャナ部で読み取った画像データをハードディスクに格納していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−322338号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、画像データをハードディスクに蓄積するためには、画像読取時に、利用者が能動的にスキャンモードボタンを押下する必要があった。従って、利用者がコピー後、突発的に再印刷を行おうとしても、ハードディスクに画像データが蓄積しておらず、再度元の原稿が必要になる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、利用者の意識しないところでコピーのデータを常に蓄積し、コピーデータの再利用を容易に行う画像形成システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、印刷を行う画像形成装置と、印刷に係る情報を管理するコピーサーバと、がネットワークを介して相互接続されている画像形成システムであって、コピーサーバは、画像形成装置が読み取った印刷データを受信した後に格納し、格納した印刷データを履歴管理することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、印刷を行う画像形成装置と、印刷に係る情報を管理するコピーサーバと、がネットワークを介して相互接続されている画像形成システムであって、画像形成装置は、画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段により読み取られた画像を印刷する印刷手段と、画像読取手段により読み取られた画像を印刷データとしてコピーサーバに送信する印刷データ送信手段と、印刷手段による印刷を要求する利用者の識別子であるユーザIDを含む履歴情報を作成し、作成した履歴情報をコピーサーバに送信する履歴情報送信手段と、を有し、コピーサーバは、送信された印刷データおよび履歴情報に対応する識別子であるジョブIDを発行するジョブID発行手段と、ジョブID発行手段により発行されたジョブIDごとに、対応する印刷データおよび履歴情報を格納するジョブ情報格納手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の画像形成システムにおいて、画像形成システムは、ネットワークに接続されるユーザ端末装置をさらに有し、コピーサーバは、ジョブID発行手段により発行されたジョブIDを含む情報をユーザ端末装置に送信する発行ID送信手段を有し、ユーザ端末装置は、発行ID送信手段により送信されたジョブIDを含む情報を受信し、受信した情報に含まれるジョブIDを表示する受信ID表示手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、ジョブIDを入力するジョブID入力手段と、ジョブID入力手段により入力されたジョブIDをコピーサーバに送信する入力ID送信手段と、コピーサーバから送信された印刷データおよび履歴情報を受信し、受信した履歴情報に含まれる印刷設定で、受信した印刷データの印刷を実行する再印刷手段と、を有し、コピーサーバは、入力ID送信手段により送信されたジョブIDを受信し、受信したジョブIDと一致するジョブIDを、ジョブ情報格納手段により格納されたジョブIDから検出するジョブID検出手段と、ジョブID検出手段により検出されたジョブIDに対応する印刷データおよび履歴情報を画像形成装置に送信するジョブ情報送信手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の画像形成システムにおいて、ジョブID入力手段は、画像形成装置に設けられた操作パネル上の操作により、ジョブIDを入力することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6記載の発明によれば、請求項4記載の画像形成システムにおいて、ユーザ端末装置は、サブジェクト欄にジョブIDを含む電子メールを画像形成装置に送信するジョブIDメール送信手段を有し、ジョブID入力手段は、ジョブIDメール送信手段により送信された電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれるジョブIDを入力することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7記載の発明によれば、請求項4から6のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、ユーザIDを入力するユーザID入力手段と、ユーザID入力手段により入力されたユーザIDと、ジョブ情報送信手段により送信された履歴情報に含まれるユーザIDと、を比較し、認証を行う認証手段と、認証手段により入力されたユーザIDと履歴情報に含まれるユーザIDとが一致しなかった場合、再印刷手段による印刷を禁止する印刷禁止手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
また、請求項8記載の発明によれば、請求項4から7のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、印刷手段および再印刷手段により行われた印刷の印刷データのサムネイル画像を含む電子メールをユーザ端末装置に送信するサムネイル送信手段を有することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9記載の発明によれば、請求項2から8のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、履歴情報送信手段は、ユーザID、印刷手段による印刷時期、および印刷手段による印刷設定条件を含む履歴情報を、コピーサーバに送信し、画像形成装置は、ユーザID、印刷時期、および印刷設定条件を示す情報のうちの少なくとも1つを入力し、入力した情報をコピーサーバに送信する検索条件送信手段を有し、コピーサーバは、検索条件送信手段により送信された情報を受信し、受信した情報を含むジョブ情報格納手段により格納された履歴情報に対応する1つ以上のジョブIDを検出するジョブID検索手段と、ジョブID検索手段により検出された1つ以上のジョブIDの一覧情報を画像形成装置に送信する検索ID送信手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項10記載の発明によれば、請求項2から9のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、コピーサーバは、ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報を参照して、ジョブ情報格納手段により印刷データが格納されてから、予め設定された期間以上経過したか否かを判定する格納期間判定手段と、ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報を参照して、ジョブ情報格納手段により格納された印刷データの利用頻度が予め設定された所定頻度よりも低いか否かを判定する利用頻度判定手段と、格納期間判定手段により格納されてから予め設定された期間以上経過していると判断された印刷データ、および利用頻度判定手段により予め設定された所定頻度よりも低い利用頻度であると判定された印刷データを削除する印刷データ削除手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項11記載の発明によれば、請求項10記載の画像形成システムにおいて、コピーサーバは、格納期間判定手段により格納されてから予め設定された期間以上経過していると判断された印刷データ、および利用頻度判定手段により予め設定された所定頻度よりも低い利用頻度であると判定された印刷データをネットワークに接続されている他のコピーサーバに転送する印刷データ転送手段を有することを特徴とする。
【0018】
また、請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の画像形成システムにおいて、コピーサーバは、印刷データ削除手段により削除される印刷データ、および印刷データ転送手段により転送される印刷データに対応する履歴情報に含まれる利用者のメールアドレス宛に、印刷データが削除または転送される旨が示された電子メールを送信する削除転送メール送信手段を有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項13記載の発明によれば、請求項2から12のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、接続されているコピーサーバの機能が停止しているか否かを判定するサーバ機能判定手段を有し、印刷手段は、サーバ機能判定手段によりコピーサーバの機能が停止していると判断された場合、スタンドアロンで印刷を行うことを特徴とする。
【0020】
また、請求項14記載の発明によれば、請求項13記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、サーバ機能判定手段によりコピーサーバの機能が回復したと判断された場合、コピーサーバと接続を行う接続復帰手段を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施形態の概要)
本実施形態において、画像形成システムでは、各コピー機とコピーサーバとが常に接続されている。コピー機は、コピーを行った場合、そのときスキャンしたコピーデータを必ずコピーサーバに転送する。コピーサーバは、コピー機から受信したコピーデータを履歴およびジョブIDで管理する。これにより、誰がどのような設定と時間でコピーを行ったかを把握できる。また、そのジョブIDさえあれば、利用者は、コピーサーバに格納されたコピーデータを用いて再印刷を行うことができる。
【0022】
本実施形態における画像形成システムは、利用者の意識しないところでコピーのデータを常に蓄積し、履歴も管理するため、利用者は、コピー時のジョブごとのIDさえ知っていれば再印刷が可能となる。また、画像形成システムは、そのジョブIDを用いて利用者制限を行うため不正利用を防止することができる。また、コピー機は、電子メールの送受信機能を有し、ジョブIDを利用者の端末に瞬時に送信する。また、利用者の端末が、サブジェクトにジョブIDを含む電子メールをコピー機に送信することにより、利用者は、遠隔から再印刷を要求することが可能となる。
(基本的なコピー動作時の構成)
図1は、本発明の一実施形態において基本的なコピー動作を行う画像形成システムの構成を示す図である。以下、図1を用いて、本実施形態における基本的なコピー動作時の画像形成システムの構成について説明する。
【0023】
画像形成システムは、コピー機1と、コピーサーバ2と、ユーザ端末3と、ネットワーク4と、を有する。
【0024】
ネットワーク4は、コピー機1、コピーサーバ2、およびユーザ端末3を相互接続する通信網であって、インターネットおよびLANの少なくとも一方で構成されるとしてもよい。
【0025】
コピー機1は、コピー機器、またはスキャナ機能のほかにファックスやスキャナ・プリンタなどの複数の機能を持つマルチファンクション機器である。コピー機1は、自身のコンタクトガラスおよびドキュメントフィーダーを使用して、原稿や写真などの紙媒体の画像を光学的にスキャニングして電子データ化し、さらに自身のプロッタ部にて紙に印刷する。
【0026】
また、コピー機1は、ネットワーク4に接続する為の構成(IPアドレスの割り当てや、ネットワーク・インターフェース・カードの装備など)を有する。コピー機1は、インターネットに接続し、FTPなどのファイル転送プロトコルを使用してコピーデータや履歴情報をコピーサーバ2に送信する。
【0027】
また、コピー機1は、機器内部にハードディスク5を持ち、コピーデータおよび利用者(利用者のユーザID)や利用時間や設定などの履歴情報の記録、ならびに電子メール送信のためのエンコードなど、様々な処理の作業領域に使用可能であり、また、そのデータそのものを蓄積することが可能である。
【0028】
また、コピー機1は、電子メールを送受信するためのプロトコル(SMTP/POP)を持ち、メールサーバが受け取れる形式への変換やエンコードを行うことができる。また、利用者からの要求にて、コピーサーバ2におけるジョブIDの検索要求を行う。
【0029】
ハードディスク5は、コピー機1内部に設置されたデータ蓄積デバイスである。コピー時に獲得したコピーデータと履歴情報を保存できる場所であり、また様々な処理のための作業領域をコピー機1に提供する。
【0030】
コピーサーバ2は、サーバとなっているパーソナルコンピュータ(以下PC)である。コピーサーバ2は、FTPなどのファイル転送プロトコルを利用してコピー機1から送信されたコピーデータと履歴情報を保存・管理する。また、コピーサーバ2は、要求があれば自サーバ内にあるコピーデータや履歴情報を送信要求のあったコピー機器に送信する。
【0031】
ユーザ端末3は、パーソナルコンピュータであって、決められたプロトコルを用いてメールサーバに接続することにより、電子メールを送受信する。
【0032】
(基本的なコピーの動作)
図2および図3は、本発明の一実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作の流れを示すフローチャートである。以下、図2および図3に沿って、本実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作について説明する。
【0033】
コピー機1は、自身が利用者制限を行っているか否かを判定する(ステップS101)。
【0034】
利用者制限が行われていない場合(ステップS101/No)、コピー機1は、利用者の操作によりコピー設定の入力を行う(ステップS104)。
【0035】
利用者制限が行われている場合(ステップS101/Yes)、コピー機1は、利用者の操作によりユーザIDおよびパスワードを入力すると(ステップS102)、入力したユーザIDおよびパスワードの認証を行う(ステップS103)。
【0036】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものではないと判断した場合(ステップS103/NG)、動作を終了する。
【0037】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものであると判断した場合(ステップS103/OK)、コピーの設定入力を許可する。設定入力許可後、コピー機1は、利用者の操作によりコピーの設定入力を行う(ステップS104)。
【0038】
利用者によるコピー機本体のパネル上の操作により、コピー機1は、画像読み取り設定(コピーのサイズ設定、濃度、枚数、および片面/両面など)、利用者情報(利用者名および利用者のメールアドレスなど)、およびコピーサーバ側設定(転送先アドレスなど)などの各種のコピー設定情報を入力する(ステップS104)。コピー機1は、入力したコピー設定情報をハードディスク5に格納する。
【0039】
コピー機1は、コピー設定入力後に利用者による原稿セットを確認すると、コピージョブをスタートする(ステップS105)。
【0040】
次に、コピー機1は、セットされた原稿をスキャンする(ステップS106)。原稿スキャン後、コピー機1は、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS107)。
【0041】
ハードディスク5の容量がすでに一杯である(残り容量がない)と判断された場合(ステップS107/Yes)、コピー機1は、原稿画像を自身が有するプロッタで印刷する(ステップS109)。
【0042】
ハードディスク5の容量が一杯ではない(残り容量がまだある)と判断された場合(ステップS107/No)、コピー機1は、コピーデータ(原稿画像)をハードディスク5に蓄積した(ステップS108)後、原稿画像を自身が有するプロッタで印刷する(ステップS109)。
【0043】
コピージョブは、全原稿データの蓄積後の印刷または読み取りとの同時動作のどちらでもよい。一連のコピージョブが終了した時点で、利用者は、コピー機1にコピーの終了指示を示す情報を入力する。
【0044】
コピー機1は、利用者によるコピージョブの終了指示入力を確認すると、そのコピージョブの履歴情報を作成する(ステップS110)。その後、コピー機1は、接続可能なコピーサーバが存在するか否かを判断する(ステップS111)。
【0045】
接続可能なコピーサーバが存在しないと判断された場合(ステップS111/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0046】
コピー機1は、接続可能なコピーサーバ(コピーサーバ2)が存在すると判断した場合(ステップS111/Yes)、コピーサーバ2との接続を行い、コピーデータと履歴情報をコピーサーバ2に転送する(ステップS112)。
【0047】
コピー機1は、コピーデータおよび履歴情報転送後、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS113)。
【0048】
コピーサーバ2との通信が失敗したと判断された場合(ステップS113/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0049】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信(コピーデータおよび履歴情報の転送)が成功したと判断した場合(ステップS113/Yes)、コピーサーバ2は、コピー機1から転送されたコピーデータおよび履歴情報を受信し、自サーバ内に格納する(ステップS114)。
【0050】
次に、コピーサーバ2は、格納した履歴情報に基づいて、コピーデ―タおよび履歴情報を自サーバ上で管理するための管理情報を作成する(ステップS115)。
【0051】
次に、コピーサーバ2は、受信したコピーデータと履歴情報に対応するコピージョブに対して、ジョブIDを割り当てる(ステップS116)。これは既にあるジョブIDと重複しない。コピーサーバ2は、ジョブIDの割り当て後、そのジョブの送信元のコピー機1に対して、割り当てたジョブIDを送信する。
【0052】
コピー機1は、コピーサーバ2からジョブIDを受信すると(ステップS117)、事前に利用者のメールアドレスがハードディスク5に格納されているか否かを判断する(ステップS118)。なお、メールアドレスは、利用者制限時(ステップS104)に登録してあるものであってもよいし、その他の機会に事前に入力したものであってもよい。
【0053】
利用者の電子メールアドレスがハードディスク5に格納されていないと判断された場合(ステップS118/No)、コピー機1は、自身に設けられているディスプレイにそのジョブIDを表示し、利用者に通知する(ステップS122)。
【0054】
利用者の電子メールアドレスがハードディスク5に格納されていると判断された場合(ステップS118/Yes)、コピー機1は、電子メールのフォーマットに基づいてコピージョブの内容(設定や枚数など)およびジョブIDをメール本文に含んだデータを作成する(ステップS119)。
【0055】
また、コピー機1は、そのコピー画像が認識できる程度のサムネイル画像(ファイルフォーマットは設定可能)を作成し(ステップS120)、そのサムネイル画像を電子メールに添付して利用者のメールアドレス(ユーザ端末3)に対して送信を行う(ステップS121)。
【0056】
コピー機1は、上記の電子メールの送信成功を確認すると、ハードディスク5に蓄積されていたコピーデータと履歴情報を削除する。また、コピー機1は、電子メールの送信失敗を確認すると、一時的にハードディスク5に残すか、削除するかを利用者に選択させる旨をディスプレイ上に表示する。
【0057】
次に、コピー機1は、自身に設けられているディスプレイに受信したジョブIDを表示し、利用者に通知する(ステップS122)。以上で、画像形成システムは、基本的なコピー動作を終了する。
【0058】
以上説明したように、コピーサーバ2は、コピーしたデータとその利用者や設定、利用時間の履歴を常に蓄積する。従って、利用者が特別な意識をすることなく、コピーの使用状況を管理することができる。
【0059】
また、コピー機1は、コピージョブを完了した時点で、利用者の登録したメールアドレスにジョブIDや読み取りの設定、コピーしたデータのサムネイルを送信する。従って、利用者はどのようなコピーを行ったか、またはそのコピーのジョブIDは何であったかをユーザ端末3上で確認できる。
【0060】
(パネル入力のジョブID指定による再印刷時の構成)
図4は、本発明の一実施形態におけるコピー機1のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムの構成を示す図である。図4では、図1に示される構成におけるユーザ端末3の代わりにコピー機6がネットワーク4に接続されている。コピー機6は、コピー機1と同様の機能を有しているものとする。ただし、コピー機6は、コピー機1と同様の画像読み取り設定機能(コピーのサイズ設定、濃度、枚数、および片面/両面など)を有していなくてもよい。また、コピー機1、コピーサーバ2、ネットワーク4、およびハードディスク5は、図1に示されるものと同様であるとする。
【0061】
(パネル入力のジョブID指定による再印刷時の動作)
図5および図6は、本発明の一実施形態におけるコピー機1のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる動作の流れを示すフローチャートである。以下、図5および図6に沿って、本実施形態において、コピー機1本体のパネルからジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる再印刷動作について説明する。
【0062】
コピー機1は、自身に利用者制限が行われているか否かを判定する(ステップS201)。
【0063】
利用者制限が行われていない場合(ステップS201/No)、コピー機1は、利用者のパネル操作によりジョブID入力を行う(ステップS204)。
【0064】
利用者制限が行われている場合(ステップS201/Yes)、コピー機1は、利用者の操作によりユーザIDおよびパスワードを入力すると(ステップS202)、入力したユーザIDおよびパスワードの認証を行う(ステップS203)。
【0065】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものではないと判断した場合(ステップS203/NG)、動作を終了する。
【0066】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものであると判断した場合(ステップS203/OK)、ジョブID入力を許可する。コピー機1は、入力されたユーザIDを保持する。
【0067】
設定入力許可後、コピー機1は、自身のパネル上における利用者の操作により事前に発行されたジョブIDを入力する(ステップS204)。
【0068】
なお、そのジョブIDを入力するコピー機と、入力するジョブIDに対応するジョブが行われたコピー機とが同じコピーサーバに接続されているのであれば、ジョブIDを入力するコピー機と、入力するジョブIDに対応するジョブが行われたコピー機とは同一でなくてもよい。
【0069】
コピー機1は、ジョブID指定によるジョブをスタートし(ステップS205)、コピーサーバ2との接続を行う(ステップS206)。
【0070】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS207)。
【0071】
コピーサーバ2との通信が失敗したと判断された場合(ステップS207/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0072】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したと判断した場合(ステップS207/Yes)、指定されたジョブIDをコピーサーバ2に送信する(ステップS208)。
【0073】
コピーサーバ2は、コピー機1からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDに基づいて、そのジョブIDに対応しているコピーデータと履歴情報を検索する(ステップS209)。
【0074】
次に、コピーサーバ2は、コピーデータおよび履歴情報の検索が成功したか否かを判断する(ステップS210)。
【0075】
コピーデータおよび履歴情報の検索が失敗したと判断された場合、すなわちコピーサーバ2が、受信したジョブIDを自身に格納していないと判断した場合(ステップS210/No)、コピーサーバ2は、検索失敗を示す情報をコピー機1に送信する。
【0076】
コピー機1は、コピーサーバ2からジョブID検索失敗を示す情報を受信すると(ステップS213)、自身のパネル上にエラー表示を行った(ステップS214)後、動作を終了する。
【0077】
コピーサーバ2は、コピーデータおよび履歴情報の検索が成功したと判断した場合、すなわちコピーサーバ2が、受信したジョブIDを自身に格納していると判断した場合(ステップS210/Yes)、そのジョブIDに対応するコピーデータおよび履歴情報をコピー機1に送信する(ステップS211)。
【0078】
コピー機1は、コピーサーバ2から送信されたコピーデータおよび履歴情報を受信すると(ステップS212)、自身に利用者制限が行われているか否かを判定する(ステップS215)。
【0079】
利用者制限が行われていない場合(ステップS215/No)、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS216)。
【0080】
利用者制限が行われている場合(ステップS215/Yes)、受信した履歴情報に含まれるユーザID(利用者)と、ステップS202において入力されたユーザIDとを比較し、両者が一致したか否かを判断する(ステップS217)。
【0081】
受信した履歴情報に含まれるユーザIDと、ステップS202において入力されたユーザIDとが一致しなかった場合(ステップS217/No)、コピー機1は、履歴情報の利用者と、ステップS202でユーザIDを入力した利用者とが同一の利用者ではないと判断し、入力されたジョブIDによるジョブをキャンセルし、動作を終了する。
【0082】
受信した履歴情報に含まれるユーザIDと、ステップS202において入力されたユーザIDとが一致した場合(ステップS217/Yes)、コピー機1は、履歴情報の利用者と、ステップS202でユーザIDを入力した利用者とが同一の利用者であると判断し、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS216)。
【0083】
ハードディスク5の容量がすでに一杯である(残り容量がない)と判断された場合(ステップS216/Yes)、自身のパネル上にエラー表示を行った(ステップS214)後、動作を終了する。
【0084】
ハードディスク5の容量が一杯ではない(残り容量がまだある)と判断された場合(ステップS216/No)、コピー機1は、コピーサーバ2から受信したコピーデータをハードディスク5に蓄積する(ステップS218)。
【0085】
次に、コピー機1は、受信した履歴情報の中のコピー設定情報を参照し、印刷サイズや片面/両面、および集約などの情報を取得し、印刷時の設定に反映させる(ステップS219)。
【0086】
コピー機1は、ステップS219で参照したコピー設定情報における印刷条件で印刷が可能か否かを判断する(ステップS220)。
【0087】
コピー機1は、ステップS219で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷可能であると判断した場合(ステップS220/Yes)、コピー機1は、自身のプロッタで受信したコピーデータの印刷を実行し(ステップS221)、印刷完了後、動作を終了する。
【0088】
コピー機1は、ステップS219で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷不可能であると判断した場合(ステップS220/No)、自身のディスプレイ上に、印刷条件の再設定を行うか否かを利用者に選択させる旨の表示を行う(ステップS222)。
【0089】
コピー機1は、利用者により印刷条件の再設定を行わない旨の情報が入力されたことを確認すると(ステップS222/CANCEL)、印刷ジョブをキャンセルし、動作を終了する。
【0090】
コピー機1は、利用者により印刷条件の再設定を行う旨の情報が入力されたことを確認すると(ステップS222/OK)、新たな印刷条件を入力するための表示を行い、利用者により再設定された新たな印刷条件(コピー機1が実行可能な印刷条件)に応じて、自身のプロッタで受信したコピーデータの印刷を実行し(ステップS221)、印刷完了後、動作を終了する。このように、以前にコピージョブを行ったコピー機(コピー機6)と、再印刷を行うコピー機(コピー機1)とが異なる機体であり、再印刷を行うコピー機(コピー機1)が以前に設定された印刷条件で印刷を行うことができない場合でも、印刷ジョブを行うことができる。
【0091】
以上説明したように、画像形成システムは、コピーの使用単位をジョブIDとして管理し、それに対応したコピーデータと履歴情報を管理し、ジョブIDの指定だけでそれに対応したコピーデータと履歴情報を容易に呼び出す。従って、利用者は、ジョブIDさえ知っていれば以前コピーした内容は元の原稿がなくても再印刷を行うことができる。
【0092】
また、画像形成システムは、コピーサーバ2と接続しているコピー機1に利用者制限を行い、利用者は、自分のユーザIDとパスワードを入力することでコピー機1を使用できるようになる。コピーサーバ2は、そのときのジョブIDを利用者別に管理する。従って、コピーサーバ2に蓄積したデータが不正利用されることを防ぐことができる。
【0093】
(電子メールのジョブID指定による再印刷時の構成)
図7は、本発明の一実施形態において、電子メールによりジョブIDを指定し、再印刷を行う場合の画像形成システムの構成を示す図である。ユーザ端末3は、ジョブIDを電子メールによりコピー機1に送信し、そのジョブIDによる印刷ジョブ実行をコピー機1に要求する。コピー機1、コピーサーバ2、ユーザ端末3、ネットワーク4、およびハードディスク5は、図1に示されるものと同様であるとする。
【0094】
(電子メールのジョブID指定による再印刷時の動作)
図8および図9は、本発明の一実施形態において、電子メールでコピー機1へ送信されたジョブIDを用いて行われる画像形成システムによるコピーデータの再印刷動作を示すフローチャートである。以下、図8および図9を用いて、本実施形態における電子メールによるジョブID送信時の画像形成システムによる再印刷動作について説明する。
【0095】
まず、利用者は、ユーザ端末3上にインストールされている電子メール作成・送信アプリケーションにて電子メールを作成する(ステップS301)。
【0096】
図10は、本発明の一実施形態におけるジョブIDを指定するための電子メールを示す図である。ステップS301において、ユーザ端末3は、図10に示されているように、利用者が再印刷を希望するジョブIDを電子メールのサブジェクト(件名)部分に入力し、そのジョブIDの印刷を希望する各コピー機に割り当てられているメールアドレスを電子メールの宛先部分に入力して電子メールを作成する。このとき電子メールの本文は不要である。
【0097】
次に、ユーザ端末3は、図10に示されるような電子メールを、ジョブ実行を希望する各コピー機(コピー機1)に対して送信する(ステップS302)。
【0098】
なお、その電子メールを送信するコピー機と、電子メールに入力するジョブIDのジョブが行われたコピー機とが同じコピーサーバに接続されているのであれば、電子メールの送信先のコピー機と、電子メールのジョブIDに対応するジョブが行われたコピー機とは同一でなくてもよい。
【0099】
コピー機1は、ユーザ端末3から電子メールを受信すると(ステップS303)、受信した電子メールの内容を確認する(ステップS304)。
【0100】
コピー機1は、電子メールの内容に有効なジョブIDが含まれているか否かを判断する(ステップS305)。
【0101】
コピー機1は、受信した電子メールから有効なジョブIDを検出しなかった場合(ステップS305/No)、ユーザ端末3が送信した電子メールの入力内容が不十分である旨が示されるエラーメールを、ユーザ端末3に送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0102】
コピー機1は、受信した電子メールから有効なジョブIDを検出した場合(ステップS305/Yes)、コピーサーバ2への接続動作を行う(ステップS308)。
【0103】
コピー機1は、コピーサーバ2への接続を試みた後、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS309)。
【0104】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が失敗したと判断した場合(ステップS309/No)、コピーサーバ2との通信接続が確立できない旨が示されるエラーメールを、ユーザ端末3に送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0105】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したと判断した場合(ステップS309/Yes)、受信した電子メールに含まれるジョブIDをコピーサーバ2に送信する(ステップS310)。
【0106】
コピーサーバ2は、コピー機1からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDを用い、自身に格納しているコピーデータおよび履歴情報のジョブIDを参照して、その受信したジョブIDに対応しているコピーデータと履歴情報を検索する(ステップS311)。
【0107】
コピーサーバ2は、コピーデータおよび履歴情報の検索が成功したか否かを判断する(ステップS312)。
【0108】
コピーサーバ2は、検索が失敗したと判断した場合、つまり受信したジョブIDに該当するジョブIDが自身に格納されていないと判断した場合(ステップS312/No)、検索が失敗した旨の検索結果をコピー機1に送信する。
【0109】
コピー機1は、コピーサーバ2から検索失敗の旨の検索結果を受信すると(ステップS315)、コピーサーバ2による検索が失敗した旨が示されるエラーメールを、ユーザ端末3に送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0110】
コピーサーバ2は、検索が成功したと判断した場合(ステップS312/Yes)、受信したジョブIDに対応するコピーデータおよび履歴情報をコピー機1に送信する(ステップS314)。
【0111】
コピー機1は、コピーサーバ2からコピーデータおよび履歴情報を受信すると(ステップS315)、受信した履歴情報に含まれるユーザID(利用者)と、ジョブ要求のあったメールアドレスに含まれる利用者制限情報を検索して求めることができるユーザID(利用者)とを比較し、両ユーザIDが一致したか否かを判断する(ステップS316)。
【0112】
両ユーザIDが一致しなかったと判断された場合(ステップS316/No)、コピー機1は、電子メールのジョブIDのジョブをキャンセルし、ジョブ要求のあったメールアドレス(ユーザ端末3)に対してエラーメールを送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0113】
コピー機1は、両ユーザIDを比較した結果、同一の利用者だと認証した場合(ステップS316/Yes)、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS317)。
【0114】
ハードディスク5の容量がすでに一杯である(残り容量がない)と判断された場合(ステップS317/Yes)、コピー機1は、電子メールのジョブIDのジョブをキャンセルし、ジョブ要求のあったメールアドレス(ユーザ端末3)に対してエラーメールを送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0115】
ハードディスク5の容量が一杯ではない(残り容量がまだある)と判断された場合(ステップS317/No)、コピー機1は、コピーデータをハードディスク5に蓄積する(ステップS318)。
【0116】
次に、コピー機1は、受信した履歴情報の中のコピー設定情報を参照し、印刷サイズや片面/両面、および集約などの情報を取得し、印刷時の設定に反映させる(ステップS319)。
【0117】
コピー機1は、ステップS319で参照したコピー設定情報における印刷条件で印刷が可能か否かを判断する(ステップS320)。
【0118】
コピー機1は、ステップS319で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷可能であると判断した場合(ステップS320/Yes)、コピー機1は、自身のプロッタで受信したコピーデータの印刷を実行する(ステップS322)。
【0119】
コピー機1は、ステップS319で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷不可能であると判断した場合(ステップS320/No)、コピー設定情報における印刷条件を最適な設定に自動的に設定し直す(ステップS321)。その後、コピー機1は、自身のプロッタでコピージョブを実行する(ステップS322)。
【0120】
コピージョブが終了すると、コピー機1は、そのコピージョブの印刷結果を利用者に通知するための印刷結果メールを作成する(ステップS323)。コピー機1は、作成した印刷結果メールをユーザ端末3に送信する(ステップS324)。ユーザ端末3は、コピー機1から印刷結果メールを受信する(ステップS325)。利用者は、印刷結果メールを送信することで、遠隔のコピー機1で行われている再印刷ジョブの結果を知ることができる。
【0121】
以上説明したように、各コピー機がメールのアドレスを持ち、利用者が任意のコピー機に対して、ジョブIDをサブジェクトに入れた電子メールを送信することで、その電子メールを受信したコピー機がそのジョブIDに対応したコピージョブを行う。従って、ユーザ端末3に電子メールを送信する機能さえあれば、利用者は、遠隔から再印刷を指示することができる。
【0122】
(ジョブID検索動作)
図11は、本発明の一実施形態における画像形成システムによるジョブID検索動作の流れを示すフローチャートである。以下、図11を用いて、本実施形態における画像形成システムによるジョブID検索動作について説明する。
【0123】
コピー機1は、自身に利用者制限が行われているか否かを判定する(ステップS401)。
【0124】
利用者制限が行われていない場合(ステップS401/No)、コピー機1は、利用者のパネル操作によりジョブID検索のための検索条件入力を行う(ステップS404)。
【0125】
利用者制限が行われている場合(ステップS401/Yes)、コピー機1は、利用者の操作によりユーザIDおよびパスワードを入力すると(ステップS402)、入力したユーザIDおよびパスワードの認証を行う(ステップS403)。
【0126】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものではないと判断した場合(ステップS403/NG)、動作を終了する。
【0127】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものであると判断した場合(ステップS403/OK)、ジョブID検索のための検索条件入力を許可する。コピー機1は、入力されたユーザIDを保持する。
【0128】
設定入力許可後、コピー機1は、自身のパネル上における利用者の操作により検索条件を入力する(ステップS404)。検索の条件となるのは、読み取り設定、読み取り時刻、利用者名、ジョブIDの一部などである。
【0129】
コピー機1は、コピーサーバ2との接続を行う(ステップS405)。コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS406)。
【0130】
コピーサーバ2との通信が失敗したと判断された場合(ステップS406/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0131】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したと判断した場合(ステップS406/Yes)、入力した検索条件をコピーサーバ2に送信する(ステップS407)。
【0132】
コピーサーバ2は、コピー機1から検索条件を受信すると、受信した検索条件で自身に格納されているジョブIDの検索を行う(ステップS408)。
【0133】
コピーサーバ2は、検索結果(検索条件に該当する1つ以上のジョブIDを示す情報)をコピー機1に送信する(ステップS409)。
【0134】
コピー機1は、コピーサーバ2から検索結果を受信する(ステップS410)。コピー機1は、検索条件に見合うジョブIDの一覧を取得する。
【0135】
また、ここで利用者制限が行われている場合、コピー機1は、検索されたジョブIDのうち、ステップS402で入力されたユーザIDの利用者以外のジョブIDを対象外とする(ステップS411)。
【0136】
コピー機1は、自身のパネル上に検索結果を表示する(ステップS412)。また、ここで表示されたジョブIDを選択すると、コピー機1は、その選択されたジョブIDの再印刷を行うことも可能である。
【0137】
以上説明したように、コピーサーバ2は、コピー時の設定、コピーを行った時間、利用者などの情報を用いて、ジョブIDの検索を行う。従って、利用者は、ジョブIDを忘れても自分の希望するコピージョブを探し出すことができる。
【0138】
(コピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作)
図12は、本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作の流れを示すフローチャートである。以下、図12に沿って、本実施形態における画像形成システムによるコピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作について説明する。
【0139】
まず、コピーサーバ2は、ある一定の期間ごとに、全ての履歴情報についてそのジョブ(コピーデータ、履歴情報、およびジョブID)が蓄積されてどれほどの期間が経過したか、あるいは利用者に使用されていないかを順次調べる(ステップS501)。
【0140】
また、コピーサーバ2には、事前に蓄積期間の基準値および非アクセス期間の基準値のうち少なくとも1つが格納されている。なお、蓄積期間とは、ジョブが蓄積してから経過した期間を示す。また、非アクセス期間とは、利用者に連続して使用されていない期間を示す。
【0141】
コピーサーバ2は、ジョブの破棄条件に合致しているか否か、自身が格納しているジョブの全履歴情報を順次参照する(ステップS502)。なお、コピーサーバ2は、ジョブが蓄積期間の基準値を超えて蓄積されている場合(所定期間以上蓄積されている場合)、破棄条件に合致していると判断してもよいし、ジョブが非アクセス期間の基準値を超えている場合(所定期間あたりのアクセス頻度が低い場合)、破棄条件に合致していると判断してもよい。また、コピーサーバ2は、上記の両条件を同時に満たすジョブが破棄条件に合致していると判断してもよいし、他の条件に基づいてジョブの破棄を行うようにしてもよい。
【0142】
コピーサーバ2は、履歴情報を参照して、その履歴情報が破棄条件に合致しないと判断した場合(ステップS502/No)、破棄条件に合致しなかった履歴情報のジョブをそのまま格納して、次の履歴情報を参照する(ステップS501)。
【0143】
コピーサーバ2は、履歴情報を参照した結果、その履歴情報が破棄条件に合致したと判断した場合(ステップS502/Yes)、その破棄条件に合致した履歴情報に含まれる処理方法情報を参照して、履歴情報およびそのコピーデータの処理方法を確認する(ステップS503)。
【0144】
処理方法が「削除」であると判断された場合(ステップS503/削除)、その履歴情報に利用者のメールアドレスを示す情報が含まれているか否かを判断する(ステップS504)。
【0145】
履歴情報にメールアドレスが含まれていないと判断された場合(ステップS504/No)、コピーサーバ2は、対象の履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS505)、動作を終了する。
【0146】
履歴情報にメールアドレスが含まれていると判断された場合(ステップS504/Yes)、コピーサーバ2は、対象となる履歴情報およびコピーデータを削除する旨を示す電子メール(ジョブ削除メール)を作成し(ステップS506)、履歴情報に含まれるメールアドレスの端末(ユーザ端末3)にその電子メールを送信する(ステップS507)。ユーザ端末3は、ジョブ削除メールを受信する(ステップS508)。
【0147】
コピーサーバ2は、ジョブ削除メールを送信してから所定期間経過後、対象となる履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS505)、動作を終了する。
【0148】
また、履歴情報およびコピーデータの処理方法が「転送」であると判断された場合(ステップS503/転送)、コピーサーバ2は、その履歴情報に対応するジョブ情報(コピーデータ、履歴情報、およびジョブID)をコピーサーバ7に転送する(ステップS509)。なお、コピーサーバ2が他のコピーサーバと接続され、認識可能な場合にのみ、コピーサーバ2は、ジョブ情報の転送を行う。コピーサーバ2と接続された転送先の他のコピーサーバがない場合、コピーサーバ2は、転送および削除動作を行わない。
【0149】
コピーサーバ7は、ジョブ情報をコピーサーバ2から受信すると(ステップS510)、受信したジョブのジョブID(コピーデータおよび履歴情報に対応するジョブID)が自サーバ上で重複するか否かを判断する(ステップS511)。
【0150】
ジョブIDが重複しないと判断された場合(ステップS511/No)、コピーサーバ7は、受信したジョブ情報を自サーバ上に蓄積する(ステップS513)。
【0151】
ジョブIDが重複すると判断された場合(ステップS511/Yes)、コピーサーバ7は、新しいジョブIDを受信したコピーデータおよび履歴情報に割り当て(ステップS512)、蓄積する(ステップS513)。
【0152】
コピーサーバ7は、そのジョブ情報の蓄積結果を再度送信元のコピーサーバ2に転送する(ステップS514)。コピーサーバ7は、新たなジョブIDを割り当てた場合、その新たなジョブIDを示す情報についてもコピーサーバ2に送信する。
【0153】
コピーサーバ2は、コピーサーバ7からジョブ情報の蓄積結果を受信すると(ステップS515)、そのジョブ情報に対応する履歴情報に利用者のメールアドレスを示す情報が含まれているか否かを判断する(ステップS504)。
【0154】
履歴情報にメールアドレスが含まれていないと判断された場合(ステップS504/No)、コピーサーバ2は、対象の履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS507)、動作を終了する。
【0155】
履歴情報にメールアドレスが含まれていると判断された場合(ステップS504/Yes)、コピーサーバ2は、対象となる履歴情報およびコピーデータを転送した旨を示す電子メール(ジョブ転送メール)を作成し(ステップS505)、履歴情報に含まれるメールアドレスの端末(ユーザ端末3)にその電子メールを送信する(ステップS506)。ユーザ端末3は、ジョブ転送メールを受信する(ステップS508)。また、コピーサーバ2は、ジョブ転送メールを用いて、コピーサーバ7から受信した新たなジョブIDについてもユーザ端末3に通知する。
【0156】
コピーサーバ2は、ジョブ転送メールを送信後、対象となる履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS507)、動作を終了する。
【0157】
以上説明したように、コピーサーバ2は、コピー時に指定されたコピーサーバ2内での管理期間、コピーサーバ2自身がデフォルトで持つコピーサーバ2内での管理期間、およびアクセスのなかった期間のうちのいずれかを経過したコピージョブのコピーデータおよび履歴情報を自動的に削除、または別のコピーサーバ(コピーサーバ7)やファイルサーバに転送する。従って、不要なジョブをコピーサーバ2の記憶領域から削除し、記憶容量の圧迫を回避することができる。
【0158】
また、画像形成システムは、コピージョブの削除・転送が行われ、その利用者のメールアドレスが特定できる場合には、その利用者に対して削除・転送されたことを電子メールで通知する。従って、利用者が知らない間に自分が認識しているジョブIDが無効になってしまうことを防ぐことができる。
【0159】
(コピーサーバの機能停止・復帰時の動作)
図13は、本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーサーバ復帰・停止に係る動作の流れを示すフローチャートである。以下、図13に沿って、コピー時または再印刷ジョブ時にコピーサーバ2の機能が停止している場合と、その停止した機能が復帰した場合の画像形成システムによる動作について説明する。
【0160】
コピーまたはジョブID指定による再印刷時に、コピー機1は、コピーサーバ2との接続を試行する(ステップS601)。その際、全ての履歴とコピーデータを保存するコピーサーバ2は、機能を停止しており(ステップS602)、コピー機1に対する応答を行わずに(ステップS603)、所定時間が経過すると、コピー機1がタイムアウトを認識する(ステップS604)。
【0161】
ここで、コピー機1は、自身が現在、通常のコピーおよびジョブID入力による再印刷のうちいずれが要求されているかを確認する(ステップS605)。
【0162】
このとき、通常のコピー動作が要求されていると判断された場合(ステップS605/コピー)、コピー機1は、まずハードディスク5にコピーデータと履歴情報を保存し(ステップS606)、その後コピーサーバ2との接続をリトライする(ステップS607)。
【0163】
また、ジョブID入力による再印刷が要求されていると判断された場合(ステップS605/再印刷)、コピー機1は、コピーサーバ2との接続をリトライする(ステップS607)。
【0164】
コピー機1は、接続リトライ後、現在のリトライ回数が、事前に設定されたリトライ回数を超えたか否かを判断する(ステップS608)。
【0165】
まだ、事前に設定されたリトライ回数を超えていないと判断され(ステップS608/No)、コピーサーバ2が機能を停止した状態であった場合(ステップS613)、コピー機1は、コピーサーバ2が機能を復帰したか否かを判断する(ステップS615)。
【0166】
また、事前に設定されたリトライ回数を超えていないと判断され(ステップS608/No)、コピーサーバ2が機能停止状態(ステップS613)後、機能を再開させた(ステップS614)場合、コピー機1は、コピーサーバ2が機能を復帰したか否かを判断する(ステップS615)。
【0167】
コピー機1は、コピーサーバ2がまだ復帰していないと判断した場合(ステップS615/No)、コピーサーバ2に対して接続のリトライを行う(ステップS607)。
【0168】
トライ回数を超えてもコピーサーバ2が復帰しない場合(ステップS608/Yes)、コピー機1は、現在要求されている印刷ジョブがジョブIDによる再印刷であって、その印刷ジョブを要求する利用者のメールアドレス(ユーザ端末3のメールアドレス)を格納しているか否かを判断する(ステップS609)。
【0169】
コピー機1に通常のコピーが要求されていると判断された場合、またはコピー機1にジョブIDによる再印刷が要求され、その再印刷を要求する利用者のメールアドレスがコピー機1に格納されていないと判断された場合(ステップS612/No)、コピー機1は、スタンドアロンモードに移行する(ステップS612)。コピー機1は、スタンドアロンモードに移行すると、自身のパネルにコピーサーバ2と接続が確立していないことを表示する。また、スタンドアロンモード中にコピー機1にコピー動作や再印刷要求があった場合、コピー機1は、再度コピーサーバ2との接続のリトライを行う。また、コピーまたは再印刷要求がなくても、コピー機1は、ある間隔でコピーサーバ2の状況を確認し、機能が復帰した時点でスタンドアロンモードを解除する。
【0170】
コピー機1にジョブIDによる再印刷が要求されており、その再印刷を要求する利用者のメールアドレスがコピー機1に格納されていると判断された場合(ステップS609/Yes)、コピー機1は、コピーサーバへの接続失敗またはサーバダウンの理由で再印刷が失敗したことを通知するエラーメールを作成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS610)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信する(ステップS611)。コピー機1は、スタンドアロンモードに移行し(ステップS612)、動作を終了する。
【0171】
また、コピー機1は、コピーサーバ2の機能が復帰したと判断した場合(ステップS615/Yes)、自身が現在、通常のコピーおよびジョブID入力による再印刷のうちいずれが要求されているかを確認する(ステップS616)。
【0172】
このとき、通常のコピー動作が要求されていると判断された場合(ステップS616/コピー)、コピー機1は、まずハードディスク5に蓄積したコピーデータおよび履歴情報をコピーサーバ2に再送信する(ステップS617)。その後、図5におけるステップS114〜S122の動作が行われ、完了後、画像形成システムは動作を終了する。
【0173】
また、ジョブID入力による再印刷が要求されていると判断された場合(ステップS616/再印刷)、コピー機1は、ジョブIDをコピーサーバ2に送信し、再印刷ジョブ内容(該当するコピーデータおよび履歴情報)を取得する(ステップS618)。その後、図7のステップS215〜S222の動作が行われ、完了後、画像形成システムは、動作を終了する。
【0174】
以上説明したように、コピーサーバ2がトラブルで機能しない場合、コピーサーバ2は、即時にコピー機1との接続を終了し、コピー機1個体はスタンドアロンで動作を再開する。また、コピーサーバ2復帰時には、コピーサーバ2は、コピー機1との接続を再開し、再びコピー履歴の蓄積を行う。従って、コピー機1は、コピーサーバ2との依存関係を絶ち、コピー機単体として速やかにサービスを開始することができる。また、利用者が意識しなくとも、コピーサーバ2の復帰時に自動的に履歴の蓄積を再開できる。
【0175】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0176】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像形成装置は、コピー機能の利用ごとに印刷の履歴および印刷データをコピーサーバに送信し、コピーサーバは、受信した履歴管理とコピーデータの蓄積を行う。従って、利用者は、特別な設定をすることなく、容易に印刷の履歴管理およびコピーデータの保存を行うことが可能となる。また、利用者は、コピー利用時のジョブIDさえ知っておけば、再度印刷をしたい場合にそのIDの指定をするだけで元原稿がなくとも同様のコピーを行うことが可能となる。
【0177】
また、本発明によれば、利用者制限の機能により、ジョブIDが利用者に対応されたものでなければ再印刷することができない。従って、不正な再印刷を防ぐことが可能である。
【0178】
また、本発明によれば、コピーのジョブ終了時に、画像形成装置は、利用者のメールアドレスにジョブIDや読み取り設定、読み込んだ画像の一部(サムネイル)などの情報が付加された電子メールをユーザ端末に送る。従って、利用者は、コピーのジョブIDをいちいちメモに取るという煩わしさを減少させることができ、また自分がどのような設定でどんな画をコピーしたか確認することが可能となる。
【0179】
また、本発明によれば、ジョブIDがサブジェクト(件名)に記述されただけの電子メールを受信する。従って、遠隔から印刷要求された場合であっても、指定されたジョブIDを用いて再印刷することが可能となり、また、送信者のメールアドレスから利用者制限も行うことが可能となる。
【0180】
また、本発明によれば、利用者を特定するもの(ユーザIDやパスワード)や読み取り設定、コピーした時間帯などを画像形成装置に入力すると、コピーサーバは、ジョブIDの検索を行う。従って、利用者がジョブIDを覚えていなくても再印刷用のジョブIDを探すことが可能となる。
【0181】
本発明によれば、あらかじめコピーの時点でそのコピージョブに対して生存期間と非アクセス削除時間(再印刷されなかった時間)を設定する。また、削除されて困るジョブに対しては他のコピーサーバへの転送の設定も可能である。通常、コピーサーバには容量の限界があり、それを超えるとコピーサーバへの履歴やコピーデータの蓄積が行えなくなるが、本発明では、コピーサーバへの容量の負荷を軽減することができ、コピーサーバがデータの蓄積を行えなくなることを防ぐことが可能となる。
【0182】
また、本発明によれば、ジョブ(履歴およびコピーデータ)が削除または転送された場合(または、される直前)、そのジョブの利用者に対して電子メールにてその情報を送信する。従って、利用者が気づかないうちに履歴や再印刷用のコピーデータが削除されてしまうことを防ぐことが可能となる。
【0183】
また、本発明によれば、コピーサーバが何らかのトラブルにより、機能しなくなった場合に、コピーサーバと関連を持つ全画像形成装置に対してサービスを停止する。また画像形成装置本体もコピーサーバ無しで稼動する手段を持っている。従って、コピーサーバの動作状況に振られること無く、画像形成装置は本来の機能を提供し続けることが可能となる。
【0184】
また、本発明によれば、コピーサーバが何らかのトラブルにより、コピーサーバと関連を持つ全画像形成装置がコピー履歴の転送蓄積サービスを停止している場合に、コピーサーバは、復帰した時点で自動的に全画像形成装置との接続を再開し、サービスを稼動させる。従って、スタンドアロンで稼動していた画像形成装置がコピー履歴蓄積サービスを再開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において基本的なコピー動作を行う画像形成システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態におけるコピー機のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムの構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるコピー機のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるコピー機のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態において、電子メールによりジョブIDを指定し、再印刷を行う場合の画像形成システムの構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態において、電子メールでコピー機へ送信されたジョブIDを用いて行われる画像形成システムによるコピーデータの再印刷動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態において、電子メールでコピー機へ送信されたジョブIDを用いて行われる画像形成システムによるコピーデータの再印刷動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態におけるジョブIDを指定するための電子メールを示す図である。
【図11】本発明の一実施形態における画像形成システムによるジョブID検索動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーサーバ復帰・停止に係る動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、6 コピー機
2、7 コピーサーバ
3 ユーザ端末
4 ネットワーク
5 ハードディスク
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成システムに関し、1度読み取った印刷データを蓄積し、再印刷が要求された際に蓄積した印刷データを用いて再印刷を行う画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コピー機には、コピーを行った場合、その履歴を記録しておくものがあった。しかしながら、コピーの履歴を保存しておいても、その際どのような内容のコピーを行ったかを知ることは利用者にとって困難であった。また、利用者が、1度コピーした原稿を再度コピーする際、コピー原稿が手元に残っていない場合があった。
【0003】
上記のような問題を解決する従来技術として、特許文献1に記載されているものがあった。特許文献1では、コピーモード基本操作画面中のスキャンモードボタンが押下されると、スキャンモードが設定される。スキャンモード設定時、コピーサーバは、スキャナ部で読み取った画像データをハードディスクに格納していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−322338号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、画像データをハードディスクに蓄積するためには、画像読取時に、利用者が能動的にスキャンモードボタンを押下する必要があった。従って、利用者がコピー後、突発的に再印刷を行おうとしても、ハードディスクに画像データが蓄積しておらず、再度元の原稿が必要になる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、利用者の意識しないところでコピーのデータを常に蓄積し、コピーデータの再利用を容易に行う画像形成システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、印刷を行う画像形成装置と、印刷に係る情報を管理するコピーサーバと、がネットワークを介して相互接続されている画像形成システムであって、コピーサーバは、画像形成装置が読み取った印刷データを受信した後に格納し、格納した印刷データを履歴管理することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、印刷を行う画像形成装置と、印刷に係る情報を管理するコピーサーバと、がネットワークを介して相互接続されている画像形成システムであって、画像形成装置は、画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段により読み取られた画像を印刷する印刷手段と、画像読取手段により読み取られた画像を印刷データとしてコピーサーバに送信する印刷データ送信手段と、印刷手段による印刷を要求する利用者の識別子であるユーザIDを含む履歴情報を作成し、作成した履歴情報をコピーサーバに送信する履歴情報送信手段と、を有し、コピーサーバは、送信された印刷データおよび履歴情報に対応する識別子であるジョブIDを発行するジョブID発行手段と、ジョブID発行手段により発行されたジョブIDごとに、対応する印刷データおよび履歴情報を格納するジョブ情報格納手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の画像形成システムにおいて、画像形成システムは、ネットワークに接続されるユーザ端末装置をさらに有し、コピーサーバは、ジョブID発行手段により発行されたジョブIDを含む情報をユーザ端末装置に送信する発行ID送信手段を有し、ユーザ端末装置は、発行ID送信手段により送信されたジョブIDを含む情報を受信し、受信した情報に含まれるジョブIDを表示する受信ID表示手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、ジョブIDを入力するジョブID入力手段と、ジョブID入力手段により入力されたジョブIDをコピーサーバに送信する入力ID送信手段と、コピーサーバから送信された印刷データおよび履歴情報を受信し、受信した履歴情報に含まれる印刷設定で、受信した印刷データの印刷を実行する再印刷手段と、を有し、コピーサーバは、入力ID送信手段により送信されたジョブIDを受信し、受信したジョブIDと一致するジョブIDを、ジョブ情報格納手段により格納されたジョブIDから検出するジョブID検出手段と、ジョブID検出手段により検出されたジョブIDに対応する印刷データおよび履歴情報を画像形成装置に送信するジョブ情報送信手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の画像形成システムにおいて、ジョブID入力手段は、画像形成装置に設けられた操作パネル上の操作により、ジョブIDを入力することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6記載の発明によれば、請求項4記載の画像形成システムにおいて、ユーザ端末装置は、サブジェクト欄にジョブIDを含む電子メールを画像形成装置に送信するジョブIDメール送信手段を有し、ジョブID入力手段は、ジョブIDメール送信手段により送信された電子メールを受信し、受信した電子メールに含まれるジョブIDを入力することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7記載の発明によれば、請求項4から6のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、ユーザIDを入力するユーザID入力手段と、ユーザID入力手段により入力されたユーザIDと、ジョブ情報送信手段により送信された履歴情報に含まれるユーザIDと、を比較し、認証を行う認証手段と、認証手段により入力されたユーザIDと履歴情報に含まれるユーザIDとが一致しなかった場合、再印刷手段による印刷を禁止する印刷禁止手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
また、請求項8記載の発明によれば、請求項4から7のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、印刷手段および再印刷手段により行われた印刷の印刷データのサムネイル画像を含む電子メールをユーザ端末装置に送信するサムネイル送信手段を有することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9記載の発明によれば、請求項2から8のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、履歴情報送信手段は、ユーザID、印刷手段による印刷時期、および印刷手段による印刷設定条件を含む履歴情報を、コピーサーバに送信し、画像形成装置は、ユーザID、印刷時期、および印刷設定条件を示す情報のうちの少なくとも1つを入力し、入力した情報をコピーサーバに送信する検索条件送信手段を有し、コピーサーバは、検索条件送信手段により送信された情報を受信し、受信した情報を含むジョブ情報格納手段により格納された履歴情報に対応する1つ以上のジョブIDを検出するジョブID検索手段と、ジョブID検索手段により検出された1つ以上のジョブIDの一覧情報を画像形成装置に送信する検索ID送信手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項10記載の発明によれば、請求項2から9のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、コピーサーバは、ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報を参照して、ジョブ情報格納手段により印刷データが格納されてから、予め設定された期間以上経過したか否かを判定する格納期間判定手段と、ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報を参照して、ジョブ情報格納手段により格納された印刷データの利用頻度が予め設定された所定頻度よりも低いか否かを判定する利用頻度判定手段と、格納期間判定手段により格納されてから予め設定された期間以上経過していると判断された印刷データ、および利用頻度判定手段により予め設定された所定頻度よりも低い利用頻度であると判定された印刷データを削除する印刷データ削除手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項11記載の発明によれば、請求項10記載の画像形成システムにおいて、コピーサーバは、格納期間判定手段により格納されてから予め設定された期間以上経過していると判断された印刷データ、および利用頻度判定手段により予め設定された所定頻度よりも低い利用頻度であると判定された印刷データをネットワークに接続されている他のコピーサーバに転送する印刷データ転送手段を有することを特徴とする。
【0018】
また、請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の画像形成システムにおいて、コピーサーバは、印刷データ削除手段により削除される印刷データ、および印刷データ転送手段により転送される印刷データに対応する履歴情報に含まれる利用者のメールアドレス宛に、印刷データが削除または転送される旨が示された電子メールを送信する削除転送メール送信手段を有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項13記載の発明によれば、請求項2から12のいずれか1項に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、接続されているコピーサーバの機能が停止しているか否かを判定するサーバ機能判定手段を有し、印刷手段は、サーバ機能判定手段によりコピーサーバの機能が停止していると判断された場合、スタンドアロンで印刷を行うことを特徴とする。
【0020】
また、請求項14記載の発明によれば、請求項13記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置は、サーバ機能判定手段によりコピーサーバの機能が回復したと判断された場合、コピーサーバと接続を行う接続復帰手段を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施形態の概要)
本実施形態において、画像形成システムでは、各コピー機とコピーサーバとが常に接続されている。コピー機は、コピーを行った場合、そのときスキャンしたコピーデータを必ずコピーサーバに転送する。コピーサーバは、コピー機から受信したコピーデータを履歴およびジョブIDで管理する。これにより、誰がどのような設定と時間でコピーを行ったかを把握できる。また、そのジョブIDさえあれば、利用者は、コピーサーバに格納されたコピーデータを用いて再印刷を行うことができる。
【0022】
本実施形態における画像形成システムは、利用者の意識しないところでコピーのデータを常に蓄積し、履歴も管理するため、利用者は、コピー時のジョブごとのIDさえ知っていれば再印刷が可能となる。また、画像形成システムは、そのジョブIDを用いて利用者制限を行うため不正利用を防止することができる。また、コピー機は、電子メールの送受信機能を有し、ジョブIDを利用者の端末に瞬時に送信する。また、利用者の端末が、サブジェクトにジョブIDを含む電子メールをコピー機に送信することにより、利用者は、遠隔から再印刷を要求することが可能となる。
(基本的なコピー動作時の構成)
図1は、本発明の一実施形態において基本的なコピー動作を行う画像形成システムの構成を示す図である。以下、図1を用いて、本実施形態における基本的なコピー動作時の画像形成システムの構成について説明する。
【0023】
画像形成システムは、コピー機1と、コピーサーバ2と、ユーザ端末3と、ネットワーク4と、を有する。
【0024】
ネットワーク4は、コピー機1、コピーサーバ2、およびユーザ端末3を相互接続する通信網であって、インターネットおよびLANの少なくとも一方で構成されるとしてもよい。
【0025】
コピー機1は、コピー機器、またはスキャナ機能のほかにファックスやスキャナ・プリンタなどの複数の機能を持つマルチファンクション機器である。コピー機1は、自身のコンタクトガラスおよびドキュメントフィーダーを使用して、原稿や写真などの紙媒体の画像を光学的にスキャニングして電子データ化し、さらに自身のプロッタ部にて紙に印刷する。
【0026】
また、コピー機1は、ネットワーク4に接続する為の構成(IPアドレスの割り当てや、ネットワーク・インターフェース・カードの装備など)を有する。コピー機1は、インターネットに接続し、FTPなどのファイル転送プロトコルを使用してコピーデータや履歴情報をコピーサーバ2に送信する。
【0027】
また、コピー機1は、機器内部にハードディスク5を持ち、コピーデータおよび利用者(利用者のユーザID)や利用時間や設定などの履歴情報の記録、ならびに電子メール送信のためのエンコードなど、様々な処理の作業領域に使用可能であり、また、そのデータそのものを蓄積することが可能である。
【0028】
また、コピー機1は、電子メールを送受信するためのプロトコル(SMTP/POP)を持ち、メールサーバが受け取れる形式への変換やエンコードを行うことができる。また、利用者からの要求にて、コピーサーバ2におけるジョブIDの検索要求を行う。
【0029】
ハードディスク5は、コピー機1内部に設置されたデータ蓄積デバイスである。コピー時に獲得したコピーデータと履歴情報を保存できる場所であり、また様々な処理のための作業領域をコピー機1に提供する。
【0030】
コピーサーバ2は、サーバとなっているパーソナルコンピュータ(以下PC)である。コピーサーバ2は、FTPなどのファイル転送プロトコルを利用してコピー機1から送信されたコピーデータと履歴情報を保存・管理する。また、コピーサーバ2は、要求があれば自サーバ内にあるコピーデータや履歴情報を送信要求のあったコピー機器に送信する。
【0031】
ユーザ端末3は、パーソナルコンピュータであって、決められたプロトコルを用いてメールサーバに接続することにより、電子メールを送受信する。
【0032】
(基本的なコピーの動作)
図2および図3は、本発明の一実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作の流れを示すフローチャートである。以下、図2および図3に沿って、本実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作について説明する。
【0033】
コピー機1は、自身が利用者制限を行っているか否かを判定する(ステップS101)。
【0034】
利用者制限が行われていない場合(ステップS101/No)、コピー機1は、利用者の操作によりコピー設定の入力を行う(ステップS104)。
【0035】
利用者制限が行われている場合(ステップS101/Yes)、コピー機1は、利用者の操作によりユーザIDおよびパスワードを入力すると(ステップS102)、入力したユーザIDおよびパスワードの認証を行う(ステップS103)。
【0036】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものではないと判断した場合(ステップS103/NG)、動作を終了する。
【0037】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものであると判断した場合(ステップS103/OK)、コピーの設定入力を許可する。設定入力許可後、コピー機1は、利用者の操作によりコピーの設定入力を行う(ステップS104)。
【0038】
利用者によるコピー機本体のパネル上の操作により、コピー機1は、画像読み取り設定(コピーのサイズ設定、濃度、枚数、および片面/両面など)、利用者情報(利用者名および利用者のメールアドレスなど)、およびコピーサーバ側設定(転送先アドレスなど)などの各種のコピー設定情報を入力する(ステップS104)。コピー機1は、入力したコピー設定情報をハードディスク5に格納する。
【0039】
コピー機1は、コピー設定入力後に利用者による原稿セットを確認すると、コピージョブをスタートする(ステップS105)。
【0040】
次に、コピー機1は、セットされた原稿をスキャンする(ステップS106)。原稿スキャン後、コピー機1は、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS107)。
【0041】
ハードディスク5の容量がすでに一杯である(残り容量がない)と判断された場合(ステップS107/Yes)、コピー機1は、原稿画像を自身が有するプロッタで印刷する(ステップS109)。
【0042】
ハードディスク5の容量が一杯ではない(残り容量がまだある)と判断された場合(ステップS107/No)、コピー機1は、コピーデータ(原稿画像)をハードディスク5に蓄積した(ステップS108)後、原稿画像を自身が有するプロッタで印刷する(ステップS109)。
【0043】
コピージョブは、全原稿データの蓄積後の印刷または読み取りとの同時動作のどちらでもよい。一連のコピージョブが終了した時点で、利用者は、コピー機1にコピーの終了指示を示す情報を入力する。
【0044】
コピー機1は、利用者によるコピージョブの終了指示入力を確認すると、そのコピージョブの履歴情報を作成する(ステップS110)。その後、コピー機1は、接続可能なコピーサーバが存在するか否かを判断する(ステップS111)。
【0045】
接続可能なコピーサーバが存在しないと判断された場合(ステップS111/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0046】
コピー機1は、接続可能なコピーサーバ(コピーサーバ2)が存在すると判断した場合(ステップS111/Yes)、コピーサーバ2との接続を行い、コピーデータと履歴情報をコピーサーバ2に転送する(ステップS112)。
【0047】
コピー機1は、コピーデータおよび履歴情報転送後、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS113)。
【0048】
コピーサーバ2との通信が失敗したと判断された場合(ステップS113/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0049】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信(コピーデータおよび履歴情報の転送)が成功したと判断した場合(ステップS113/Yes)、コピーサーバ2は、コピー機1から転送されたコピーデータおよび履歴情報を受信し、自サーバ内に格納する(ステップS114)。
【0050】
次に、コピーサーバ2は、格納した履歴情報に基づいて、コピーデ―タおよび履歴情報を自サーバ上で管理するための管理情報を作成する(ステップS115)。
【0051】
次に、コピーサーバ2は、受信したコピーデータと履歴情報に対応するコピージョブに対して、ジョブIDを割り当てる(ステップS116)。これは既にあるジョブIDと重複しない。コピーサーバ2は、ジョブIDの割り当て後、そのジョブの送信元のコピー機1に対して、割り当てたジョブIDを送信する。
【0052】
コピー機1は、コピーサーバ2からジョブIDを受信すると(ステップS117)、事前に利用者のメールアドレスがハードディスク5に格納されているか否かを判断する(ステップS118)。なお、メールアドレスは、利用者制限時(ステップS104)に登録してあるものであってもよいし、その他の機会に事前に入力したものであってもよい。
【0053】
利用者の電子メールアドレスがハードディスク5に格納されていないと判断された場合(ステップS118/No)、コピー機1は、自身に設けられているディスプレイにそのジョブIDを表示し、利用者に通知する(ステップS122)。
【0054】
利用者の電子メールアドレスがハードディスク5に格納されていると判断された場合(ステップS118/Yes)、コピー機1は、電子メールのフォーマットに基づいてコピージョブの内容(設定や枚数など)およびジョブIDをメール本文に含んだデータを作成する(ステップS119)。
【0055】
また、コピー機1は、そのコピー画像が認識できる程度のサムネイル画像(ファイルフォーマットは設定可能)を作成し(ステップS120)、そのサムネイル画像を電子メールに添付して利用者のメールアドレス(ユーザ端末3)に対して送信を行う(ステップS121)。
【0056】
コピー機1は、上記の電子メールの送信成功を確認すると、ハードディスク5に蓄積されていたコピーデータと履歴情報を削除する。また、コピー機1は、電子メールの送信失敗を確認すると、一時的にハードディスク5に残すか、削除するかを利用者に選択させる旨をディスプレイ上に表示する。
【0057】
次に、コピー機1は、自身に設けられているディスプレイに受信したジョブIDを表示し、利用者に通知する(ステップS122)。以上で、画像形成システムは、基本的なコピー動作を終了する。
【0058】
以上説明したように、コピーサーバ2は、コピーしたデータとその利用者や設定、利用時間の履歴を常に蓄積する。従って、利用者が特別な意識をすることなく、コピーの使用状況を管理することができる。
【0059】
また、コピー機1は、コピージョブを完了した時点で、利用者の登録したメールアドレスにジョブIDや読み取りの設定、コピーしたデータのサムネイルを送信する。従って、利用者はどのようなコピーを行ったか、またはそのコピーのジョブIDは何であったかをユーザ端末3上で確認できる。
【0060】
(パネル入力のジョブID指定による再印刷時の構成)
図4は、本発明の一実施形態におけるコピー機1のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムの構成を示す図である。図4では、図1に示される構成におけるユーザ端末3の代わりにコピー機6がネットワーク4に接続されている。コピー機6は、コピー機1と同様の機能を有しているものとする。ただし、コピー機6は、コピー機1と同様の画像読み取り設定機能(コピーのサイズ設定、濃度、枚数、および片面/両面など)を有していなくてもよい。また、コピー機1、コピーサーバ2、ネットワーク4、およびハードディスク5は、図1に示されるものと同様であるとする。
【0061】
(パネル入力のジョブID指定による再印刷時の動作)
図5および図6は、本発明の一実施形態におけるコピー機1のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる動作の流れを示すフローチャートである。以下、図5および図6に沿って、本実施形態において、コピー機1本体のパネルからジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる再印刷動作について説明する。
【0062】
コピー機1は、自身に利用者制限が行われているか否かを判定する(ステップS201)。
【0063】
利用者制限が行われていない場合(ステップS201/No)、コピー機1は、利用者のパネル操作によりジョブID入力を行う(ステップS204)。
【0064】
利用者制限が行われている場合(ステップS201/Yes)、コピー機1は、利用者の操作によりユーザIDおよびパスワードを入力すると(ステップS202)、入力したユーザIDおよびパスワードの認証を行う(ステップS203)。
【0065】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものではないと判断した場合(ステップS203/NG)、動作を終了する。
【0066】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものであると判断した場合(ステップS203/OK)、ジョブID入力を許可する。コピー機1は、入力されたユーザIDを保持する。
【0067】
設定入力許可後、コピー機1は、自身のパネル上における利用者の操作により事前に発行されたジョブIDを入力する(ステップS204)。
【0068】
なお、そのジョブIDを入力するコピー機と、入力するジョブIDに対応するジョブが行われたコピー機とが同じコピーサーバに接続されているのであれば、ジョブIDを入力するコピー機と、入力するジョブIDに対応するジョブが行われたコピー機とは同一でなくてもよい。
【0069】
コピー機1は、ジョブID指定によるジョブをスタートし(ステップS205)、コピーサーバ2との接続を行う(ステップS206)。
【0070】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS207)。
【0071】
コピーサーバ2との通信が失敗したと判断された場合(ステップS207/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0072】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したと判断した場合(ステップS207/Yes)、指定されたジョブIDをコピーサーバ2に送信する(ステップS208)。
【0073】
コピーサーバ2は、コピー機1からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDに基づいて、そのジョブIDに対応しているコピーデータと履歴情報を検索する(ステップS209)。
【0074】
次に、コピーサーバ2は、コピーデータおよび履歴情報の検索が成功したか否かを判断する(ステップS210)。
【0075】
コピーデータおよび履歴情報の検索が失敗したと判断された場合、すなわちコピーサーバ2が、受信したジョブIDを自身に格納していないと判断した場合(ステップS210/No)、コピーサーバ2は、検索失敗を示す情報をコピー機1に送信する。
【0076】
コピー機1は、コピーサーバ2からジョブID検索失敗を示す情報を受信すると(ステップS213)、自身のパネル上にエラー表示を行った(ステップS214)後、動作を終了する。
【0077】
コピーサーバ2は、コピーデータおよび履歴情報の検索が成功したと判断した場合、すなわちコピーサーバ2が、受信したジョブIDを自身に格納していると判断した場合(ステップS210/Yes)、そのジョブIDに対応するコピーデータおよび履歴情報をコピー機1に送信する(ステップS211)。
【0078】
コピー機1は、コピーサーバ2から送信されたコピーデータおよび履歴情報を受信すると(ステップS212)、自身に利用者制限が行われているか否かを判定する(ステップS215)。
【0079】
利用者制限が行われていない場合(ステップS215/No)、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS216)。
【0080】
利用者制限が行われている場合(ステップS215/Yes)、受信した履歴情報に含まれるユーザID(利用者)と、ステップS202において入力されたユーザIDとを比較し、両者が一致したか否かを判断する(ステップS217)。
【0081】
受信した履歴情報に含まれるユーザIDと、ステップS202において入力されたユーザIDとが一致しなかった場合(ステップS217/No)、コピー機1は、履歴情報の利用者と、ステップS202でユーザIDを入力した利用者とが同一の利用者ではないと判断し、入力されたジョブIDによるジョブをキャンセルし、動作を終了する。
【0082】
受信した履歴情報に含まれるユーザIDと、ステップS202において入力されたユーザIDとが一致した場合(ステップS217/Yes)、コピー機1は、履歴情報の利用者と、ステップS202でユーザIDを入力した利用者とが同一の利用者であると判断し、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS216)。
【0083】
ハードディスク5の容量がすでに一杯である(残り容量がない)と判断された場合(ステップS216/Yes)、自身のパネル上にエラー表示を行った(ステップS214)後、動作を終了する。
【0084】
ハードディスク5の容量が一杯ではない(残り容量がまだある)と判断された場合(ステップS216/No)、コピー機1は、コピーサーバ2から受信したコピーデータをハードディスク5に蓄積する(ステップS218)。
【0085】
次に、コピー機1は、受信した履歴情報の中のコピー設定情報を参照し、印刷サイズや片面/両面、および集約などの情報を取得し、印刷時の設定に反映させる(ステップS219)。
【0086】
コピー機1は、ステップS219で参照したコピー設定情報における印刷条件で印刷が可能か否かを判断する(ステップS220)。
【0087】
コピー機1は、ステップS219で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷可能であると判断した場合(ステップS220/Yes)、コピー機1は、自身のプロッタで受信したコピーデータの印刷を実行し(ステップS221)、印刷完了後、動作を終了する。
【0088】
コピー機1は、ステップS219で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷不可能であると判断した場合(ステップS220/No)、自身のディスプレイ上に、印刷条件の再設定を行うか否かを利用者に選択させる旨の表示を行う(ステップS222)。
【0089】
コピー機1は、利用者により印刷条件の再設定を行わない旨の情報が入力されたことを確認すると(ステップS222/CANCEL)、印刷ジョブをキャンセルし、動作を終了する。
【0090】
コピー機1は、利用者により印刷条件の再設定を行う旨の情報が入力されたことを確認すると(ステップS222/OK)、新たな印刷条件を入力するための表示を行い、利用者により再設定された新たな印刷条件(コピー機1が実行可能な印刷条件)に応じて、自身のプロッタで受信したコピーデータの印刷を実行し(ステップS221)、印刷完了後、動作を終了する。このように、以前にコピージョブを行ったコピー機(コピー機6)と、再印刷を行うコピー機(コピー機1)とが異なる機体であり、再印刷を行うコピー機(コピー機1)が以前に設定された印刷条件で印刷を行うことができない場合でも、印刷ジョブを行うことができる。
【0091】
以上説明したように、画像形成システムは、コピーの使用単位をジョブIDとして管理し、それに対応したコピーデータと履歴情報を管理し、ジョブIDの指定だけでそれに対応したコピーデータと履歴情報を容易に呼び出す。従って、利用者は、ジョブIDさえ知っていれば以前コピーした内容は元の原稿がなくても再印刷を行うことができる。
【0092】
また、画像形成システムは、コピーサーバ2と接続しているコピー機1に利用者制限を行い、利用者は、自分のユーザIDとパスワードを入力することでコピー機1を使用できるようになる。コピーサーバ2は、そのときのジョブIDを利用者別に管理する。従って、コピーサーバ2に蓄積したデータが不正利用されることを防ぐことができる。
【0093】
(電子メールのジョブID指定による再印刷時の構成)
図7は、本発明の一実施形態において、電子メールによりジョブIDを指定し、再印刷を行う場合の画像形成システムの構成を示す図である。ユーザ端末3は、ジョブIDを電子メールによりコピー機1に送信し、そのジョブIDによる印刷ジョブ実行をコピー機1に要求する。コピー機1、コピーサーバ2、ユーザ端末3、ネットワーク4、およびハードディスク5は、図1に示されるものと同様であるとする。
【0094】
(電子メールのジョブID指定による再印刷時の動作)
図8および図9は、本発明の一実施形態において、電子メールでコピー機1へ送信されたジョブIDを用いて行われる画像形成システムによるコピーデータの再印刷動作を示すフローチャートである。以下、図8および図9を用いて、本実施形態における電子メールによるジョブID送信時の画像形成システムによる再印刷動作について説明する。
【0095】
まず、利用者は、ユーザ端末3上にインストールされている電子メール作成・送信アプリケーションにて電子メールを作成する(ステップS301)。
【0096】
図10は、本発明の一実施形態におけるジョブIDを指定するための電子メールを示す図である。ステップS301において、ユーザ端末3は、図10に示されているように、利用者が再印刷を希望するジョブIDを電子メールのサブジェクト(件名)部分に入力し、そのジョブIDの印刷を希望する各コピー機に割り当てられているメールアドレスを電子メールの宛先部分に入力して電子メールを作成する。このとき電子メールの本文は不要である。
【0097】
次に、ユーザ端末3は、図10に示されるような電子メールを、ジョブ実行を希望する各コピー機(コピー機1)に対して送信する(ステップS302)。
【0098】
なお、その電子メールを送信するコピー機と、電子メールに入力するジョブIDのジョブが行われたコピー機とが同じコピーサーバに接続されているのであれば、電子メールの送信先のコピー機と、電子メールのジョブIDに対応するジョブが行われたコピー機とは同一でなくてもよい。
【0099】
コピー機1は、ユーザ端末3から電子メールを受信すると(ステップS303)、受信した電子メールの内容を確認する(ステップS304)。
【0100】
コピー機1は、電子メールの内容に有効なジョブIDが含まれているか否かを判断する(ステップS305)。
【0101】
コピー機1は、受信した電子メールから有効なジョブIDを検出しなかった場合(ステップS305/No)、ユーザ端末3が送信した電子メールの入力内容が不十分である旨が示されるエラーメールを、ユーザ端末3に送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0102】
コピー機1は、受信した電子メールから有効なジョブIDを検出した場合(ステップS305/Yes)、コピーサーバ2への接続動作を行う(ステップS308)。
【0103】
コピー機1は、コピーサーバ2への接続を試みた後、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS309)。
【0104】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が失敗したと判断した場合(ステップS309/No)、コピーサーバ2との通信接続が確立できない旨が示されるエラーメールを、ユーザ端末3に送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0105】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したと判断した場合(ステップS309/Yes)、受信した電子メールに含まれるジョブIDをコピーサーバ2に送信する(ステップS310)。
【0106】
コピーサーバ2は、コピー機1からジョブIDを受信すると、受信したジョブIDを用い、自身に格納しているコピーデータおよび履歴情報のジョブIDを参照して、その受信したジョブIDに対応しているコピーデータと履歴情報を検索する(ステップS311)。
【0107】
コピーサーバ2は、コピーデータおよび履歴情報の検索が成功したか否かを判断する(ステップS312)。
【0108】
コピーサーバ2は、検索が失敗したと判断した場合、つまり受信したジョブIDに該当するジョブIDが自身に格納されていないと判断した場合(ステップS312/No)、検索が失敗した旨の検索結果をコピー機1に送信する。
【0109】
コピー機1は、コピーサーバ2から検索失敗の旨の検索結果を受信すると(ステップS315)、コピーサーバ2による検索が失敗した旨が示されるエラーメールを、ユーザ端末3に送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0110】
コピーサーバ2は、検索が成功したと判断した場合(ステップS312/Yes)、受信したジョブIDに対応するコピーデータおよび履歴情報をコピー機1に送信する(ステップS314)。
【0111】
コピー機1は、コピーサーバ2からコピーデータおよび履歴情報を受信すると(ステップS315)、受信した履歴情報に含まれるユーザID(利用者)と、ジョブ要求のあったメールアドレスに含まれる利用者制限情報を検索して求めることができるユーザID(利用者)とを比較し、両ユーザIDが一致したか否かを判断する(ステップS316)。
【0112】
両ユーザIDが一致しなかったと判断された場合(ステップS316/No)、コピー機1は、電子メールのジョブIDのジョブをキャンセルし、ジョブ要求のあったメールアドレス(ユーザ端末3)に対してエラーメールを送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0113】
コピー機1は、両ユーザIDを比較した結果、同一の利用者だと認証した場合(ステップS316/Yes)、自身が有するハードディスク5の容量が一杯か否かを判断する(ステップS317)。
【0114】
ハードディスク5の容量がすでに一杯である(残り容量がない)と判断された場合(ステップS317/Yes)、コピー機1は、電子メールのジョブIDのジョブをキャンセルし、ジョブ要求のあったメールアドレス(ユーザ端末3)に対してエラーメールを送信する(ステップS306)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信し(ステップS307)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0115】
ハードディスク5の容量が一杯ではない(残り容量がまだある)と判断された場合(ステップS317/No)、コピー機1は、コピーデータをハードディスク5に蓄積する(ステップS318)。
【0116】
次に、コピー機1は、受信した履歴情報の中のコピー設定情報を参照し、印刷サイズや片面/両面、および集約などの情報を取得し、印刷時の設定に反映させる(ステップS319)。
【0117】
コピー機1は、ステップS319で参照したコピー設定情報における印刷条件で印刷が可能か否かを判断する(ステップS320)。
【0118】
コピー機1は、ステップS319で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷可能であると判断した場合(ステップS320/Yes)、コピー機1は、自身のプロッタで受信したコピーデータの印刷を実行する(ステップS322)。
【0119】
コピー機1は、ステップS319で参照したコピー設定情報における印刷条件で自身が印刷不可能であると判断した場合(ステップS320/No)、コピー設定情報における印刷条件を最適な設定に自動的に設定し直す(ステップS321)。その後、コピー機1は、自身のプロッタでコピージョブを実行する(ステップS322)。
【0120】
コピージョブが終了すると、コピー機1は、そのコピージョブの印刷結果を利用者に通知するための印刷結果メールを作成する(ステップS323)。コピー機1は、作成した印刷結果メールをユーザ端末3に送信する(ステップS324)。ユーザ端末3は、コピー機1から印刷結果メールを受信する(ステップS325)。利用者は、印刷結果メールを送信することで、遠隔のコピー機1で行われている再印刷ジョブの結果を知ることができる。
【0121】
以上説明したように、各コピー機がメールのアドレスを持ち、利用者が任意のコピー機に対して、ジョブIDをサブジェクトに入れた電子メールを送信することで、その電子メールを受信したコピー機がそのジョブIDに対応したコピージョブを行う。従って、ユーザ端末3に電子メールを送信する機能さえあれば、利用者は、遠隔から再印刷を指示することができる。
【0122】
(ジョブID検索動作)
図11は、本発明の一実施形態における画像形成システムによるジョブID検索動作の流れを示すフローチャートである。以下、図11を用いて、本実施形態における画像形成システムによるジョブID検索動作について説明する。
【0123】
コピー機1は、自身に利用者制限が行われているか否かを判定する(ステップS401)。
【0124】
利用者制限が行われていない場合(ステップS401/No)、コピー機1は、利用者のパネル操作によりジョブID検索のための検索条件入力を行う(ステップS404)。
【0125】
利用者制限が行われている場合(ステップS401/Yes)、コピー機1は、利用者の操作によりユーザIDおよびパスワードを入力すると(ステップS402)、入力したユーザIDおよびパスワードの認証を行う(ステップS403)。
【0126】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものではないと判断した場合(ステップS403/NG)、動作を終了する。
【0127】
コピー機1は、認証の結果、ユーザIDおよびパスワードを正当なものであると判断した場合(ステップS403/OK)、ジョブID検索のための検索条件入力を許可する。コピー機1は、入力されたユーザIDを保持する。
【0128】
設定入力許可後、コピー機1は、自身のパネル上における利用者の操作により検索条件を入力する(ステップS404)。検索の条件となるのは、読み取り設定、読み取り時刻、利用者名、ジョブIDの一部などである。
【0129】
コピー機1は、コピーサーバ2との接続を行う(ステップS405)。コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したか否かを判断する(ステップS406)。
【0130】
コピーサーバ2との通信が失敗したと判断された場合(ステップS406/No)、画像形成システムは、動作を終了する。
【0131】
コピー機1は、コピーサーバ2との通信が成功したと判断した場合(ステップS406/Yes)、入力した検索条件をコピーサーバ2に送信する(ステップS407)。
【0132】
コピーサーバ2は、コピー機1から検索条件を受信すると、受信した検索条件で自身に格納されているジョブIDの検索を行う(ステップS408)。
【0133】
コピーサーバ2は、検索結果(検索条件に該当する1つ以上のジョブIDを示す情報)をコピー機1に送信する(ステップS409)。
【0134】
コピー機1は、コピーサーバ2から検索結果を受信する(ステップS410)。コピー機1は、検索条件に見合うジョブIDの一覧を取得する。
【0135】
また、ここで利用者制限が行われている場合、コピー機1は、検索されたジョブIDのうち、ステップS402で入力されたユーザIDの利用者以外のジョブIDを対象外とする(ステップS411)。
【0136】
コピー機1は、自身のパネル上に検索結果を表示する(ステップS412)。また、ここで表示されたジョブIDを選択すると、コピー機1は、その選択されたジョブIDの再印刷を行うことも可能である。
【0137】
以上説明したように、コピーサーバ2は、コピー時の設定、コピーを行った時間、利用者などの情報を用いて、ジョブIDの検索を行う。従って、利用者は、ジョブIDを忘れても自分の希望するコピージョブを探し出すことができる。
【0138】
(コピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作)
図12は、本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作の流れを示すフローチャートである。以下、図12に沿って、本実施形態における画像形成システムによるコピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作について説明する。
【0139】
まず、コピーサーバ2は、ある一定の期間ごとに、全ての履歴情報についてそのジョブ(コピーデータ、履歴情報、およびジョブID)が蓄積されてどれほどの期間が経過したか、あるいは利用者に使用されていないかを順次調べる(ステップS501)。
【0140】
また、コピーサーバ2には、事前に蓄積期間の基準値および非アクセス期間の基準値のうち少なくとも1つが格納されている。なお、蓄積期間とは、ジョブが蓄積してから経過した期間を示す。また、非アクセス期間とは、利用者に連続して使用されていない期間を示す。
【0141】
コピーサーバ2は、ジョブの破棄条件に合致しているか否か、自身が格納しているジョブの全履歴情報を順次参照する(ステップS502)。なお、コピーサーバ2は、ジョブが蓄積期間の基準値を超えて蓄積されている場合(所定期間以上蓄積されている場合)、破棄条件に合致していると判断してもよいし、ジョブが非アクセス期間の基準値を超えている場合(所定期間あたりのアクセス頻度が低い場合)、破棄条件に合致していると判断してもよい。また、コピーサーバ2は、上記の両条件を同時に満たすジョブが破棄条件に合致していると判断してもよいし、他の条件に基づいてジョブの破棄を行うようにしてもよい。
【0142】
コピーサーバ2は、履歴情報を参照して、その履歴情報が破棄条件に合致しないと判断した場合(ステップS502/No)、破棄条件に合致しなかった履歴情報のジョブをそのまま格納して、次の履歴情報を参照する(ステップS501)。
【0143】
コピーサーバ2は、履歴情報を参照した結果、その履歴情報が破棄条件に合致したと判断した場合(ステップS502/Yes)、その破棄条件に合致した履歴情報に含まれる処理方法情報を参照して、履歴情報およびそのコピーデータの処理方法を確認する(ステップS503)。
【0144】
処理方法が「削除」であると判断された場合(ステップS503/削除)、その履歴情報に利用者のメールアドレスを示す情報が含まれているか否かを判断する(ステップS504)。
【0145】
履歴情報にメールアドレスが含まれていないと判断された場合(ステップS504/No)、コピーサーバ2は、対象の履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS505)、動作を終了する。
【0146】
履歴情報にメールアドレスが含まれていると判断された場合(ステップS504/Yes)、コピーサーバ2は、対象となる履歴情報およびコピーデータを削除する旨を示す電子メール(ジョブ削除メール)を作成し(ステップS506)、履歴情報に含まれるメールアドレスの端末(ユーザ端末3)にその電子メールを送信する(ステップS507)。ユーザ端末3は、ジョブ削除メールを受信する(ステップS508)。
【0147】
コピーサーバ2は、ジョブ削除メールを送信してから所定期間経過後、対象となる履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS505)、動作を終了する。
【0148】
また、履歴情報およびコピーデータの処理方法が「転送」であると判断された場合(ステップS503/転送)、コピーサーバ2は、その履歴情報に対応するジョブ情報(コピーデータ、履歴情報、およびジョブID)をコピーサーバ7に転送する(ステップS509)。なお、コピーサーバ2が他のコピーサーバと接続され、認識可能な場合にのみ、コピーサーバ2は、ジョブ情報の転送を行う。コピーサーバ2と接続された転送先の他のコピーサーバがない場合、コピーサーバ2は、転送および削除動作を行わない。
【0149】
コピーサーバ7は、ジョブ情報をコピーサーバ2から受信すると(ステップS510)、受信したジョブのジョブID(コピーデータおよび履歴情報に対応するジョブID)が自サーバ上で重複するか否かを判断する(ステップS511)。
【0150】
ジョブIDが重複しないと判断された場合(ステップS511/No)、コピーサーバ7は、受信したジョブ情報を自サーバ上に蓄積する(ステップS513)。
【0151】
ジョブIDが重複すると判断された場合(ステップS511/Yes)、コピーサーバ7は、新しいジョブIDを受信したコピーデータおよび履歴情報に割り当て(ステップS512)、蓄積する(ステップS513)。
【0152】
コピーサーバ7は、そのジョブ情報の蓄積結果を再度送信元のコピーサーバ2に転送する(ステップS514)。コピーサーバ7は、新たなジョブIDを割り当てた場合、その新たなジョブIDを示す情報についてもコピーサーバ2に送信する。
【0153】
コピーサーバ2は、コピーサーバ7からジョブ情報の蓄積結果を受信すると(ステップS515)、そのジョブ情報に対応する履歴情報に利用者のメールアドレスを示す情報が含まれているか否かを判断する(ステップS504)。
【0154】
履歴情報にメールアドレスが含まれていないと判断された場合(ステップS504/No)、コピーサーバ2は、対象の履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS507)、動作を終了する。
【0155】
履歴情報にメールアドレスが含まれていると判断された場合(ステップS504/Yes)、コピーサーバ2は、対象となる履歴情報およびコピーデータを転送した旨を示す電子メール(ジョブ転送メール)を作成し(ステップS505)、履歴情報に含まれるメールアドレスの端末(ユーザ端末3)にその電子メールを送信する(ステップS506)。ユーザ端末3は、ジョブ転送メールを受信する(ステップS508)。また、コピーサーバ2は、ジョブ転送メールを用いて、コピーサーバ7から受信した新たなジョブIDについてもユーザ端末3に通知する。
【0156】
コピーサーバ2は、ジョブ転送メールを送信後、対象となる履歴情報およびコピーデータを破棄し(ステップS507)、動作を終了する。
【0157】
以上説明したように、コピーサーバ2は、コピー時に指定されたコピーサーバ2内での管理期間、コピーサーバ2自身がデフォルトで持つコピーサーバ2内での管理期間、およびアクセスのなかった期間のうちのいずれかを経過したコピージョブのコピーデータおよび履歴情報を自動的に削除、または別のコピーサーバ(コピーサーバ7)やファイルサーバに転送する。従って、不要なジョブをコピーサーバ2の記憶領域から削除し、記憶容量の圧迫を回避することができる。
【0158】
また、画像形成システムは、コピージョブの削除・転送が行われ、その利用者のメールアドレスが特定できる場合には、その利用者に対して削除・転送されたことを電子メールで通知する。従って、利用者が知らない間に自分が認識しているジョブIDが無効になってしまうことを防ぐことができる。
【0159】
(コピーサーバの機能停止・復帰時の動作)
図13は、本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーサーバ復帰・停止に係る動作の流れを示すフローチャートである。以下、図13に沿って、コピー時または再印刷ジョブ時にコピーサーバ2の機能が停止している場合と、その停止した機能が復帰した場合の画像形成システムによる動作について説明する。
【0160】
コピーまたはジョブID指定による再印刷時に、コピー機1は、コピーサーバ2との接続を試行する(ステップS601)。その際、全ての履歴とコピーデータを保存するコピーサーバ2は、機能を停止しており(ステップS602)、コピー機1に対する応答を行わずに(ステップS603)、所定時間が経過すると、コピー機1がタイムアウトを認識する(ステップS604)。
【0161】
ここで、コピー機1は、自身が現在、通常のコピーおよびジョブID入力による再印刷のうちいずれが要求されているかを確認する(ステップS605)。
【0162】
このとき、通常のコピー動作が要求されていると判断された場合(ステップS605/コピー)、コピー機1は、まずハードディスク5にコピーデータと履歴情報を保存し(ステップS606)、その後コピーサーバ2との接続をリトライする(ステップS607)。
【0163】
また、ジョブID入力による再印刷が要求されていると判断された場合(ステップS605/再印刷)、コピー機1は、コピーサーバ2との接続をリトライする(ステップS607)。
【0164】
コピー機1は、接続リトライ後、現在のリトライ回数が、事前に設定されたリトライ回数を超えたか否かを判断する(ステップS608)。
【0165】
まだ、事前に設定されたリトライ回数を超えていないと判断され(ステップS608/No)、コピーサーバ2が機能を停止した状態であった場合(ステップS613)、コピー機1は、コピーサーバ2が機能を復帰したか否かを判断する(ステップS615)。
【0166】
また、事前に設定されたリトライ回数を超えていないと判断され(ステップS608/No)、コピーサーバ2が機能停止状態(ステップS613)後、機能を再開させた(ステップS614)場合、コピー機1は、コピーサーバ2が機能を復帰したか否かを判断する(ステップS615)。
【0167】
コピー機1は、コピーサーバ2がまだ復帰していないと判断した場合(ステップS615/No)、コピーサーバ2に対して接続のリトライを行う(ステップS607)。
【0168】
トライ回数を超えてもコピーサーバ2が復帰しない場合(ステップS608/Yes)、コピー機1は、現在要求されている印刷ジョブがジョブIDによる再印刷であって、その印刷ジョブを要求する利用者のメールアドレス(ユーザ端末3のメールアドレス)を格納しているか否かを判断する(ステップS609)。
【0169】
コピー機1に通常のコピーが要求されていると判断された場合、またはコピー機1にジョブIDによる再印刷が要求され、その再印刷を要求する利用者のメールアドレスがコピー機1に格納されていないと判断された場合(ステップS612/No)、コピー機1は、スタンドアロンモードに移行する(ステップS612)。コピー機1は、スタンドアロンモードに移行すると、自身のパネルにコピーサーバ2と接続が確立していないことを表示する。また、スタンドアロンモード中にコピー機1にコピー動作や再印刷要求があった場合、コピー機1は、再度コピーサーバ2との接続のリトライを行う。また、コピーまたは再印刷要求がなくても、コピー機1は、ある間隔でコピーサーバ2の状況を確認し、機能が復帰した時点でスタンドアロンモードを解除する。
【0170】
コピー機1にジョブIDによる再印刷が要求されており、その再印刷を要求する利用者のメールアドレスがコピー機1に格納されていると判断された場合(ステップS609/Yes)、コピー機1は、コピーサーバへの接続失敗またはサーバダウンの理由で再印刷が失敗したことを通知するエラーメールを作成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS610)。ユーザ端末3は、コピー機1からエラーメールを受信する(ステップS611)。コピー機1は、スタンドアロンモードに移行し(ステップS612)、動作を終了する。
【0171】
また、コピー機1は、コピーサーバ2の機能が復帰したと判断した場合(ステップS615/Yes)、自身が現在、通常のコピーおよびジョブID入力による再印刷のうちいずれが要求されているかを確認する(ステップS616)。
【0172】
このとき、通常のコピー動作が要求されていると判断された場合(ステップS616/コピー)、コピー機1は、まずハードディスク5に蓄積したコピーデータおよび履歴情報をコピーサーバ2に再送信する(ステップS617)。その後、図5におけるステップS114〜S122の動作が行われ、完了後、画像形成システムは動作を終了する。
【0173】
また、ジョブID入力による再印刷が要求されていると判断された場合(ステップS616/再印刷)、コピー機1は、ジョブIDをコピーサーバ2に送信し、再印刷ジョブ内容(該当するコピーデータおよび履歴情報)を取得する(ステップS618)。その後、図7のステップS215〜S222の動作が行われ、完了後、画像形成システムは、動作を終了する。
【0174】
以上説明したように、コピーサーバ2がトラブルで機能しない場合、コピーサーバ2は、即時にコピー機1との接続を終了し、コピー機1個体はスタンドアロンで動作を再開する。また、コピーサーバ2復帰時には、コピーサーバ2は、コピー機1との接続を再開し、再びコピー履歴の蓄積を行う。従って、コピー機1は、コピーサーバ2との依存関係を絶ち、コピー機単体として速やかにサービスを開始することができる。また、利用者が意識しなくとも、コピーサーバ2の復帰時に自動的に履歴の蓄積を再開できる。
【0175】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0176】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像形成装置は、コピー機能の利用ごとに印刷の履歴および印刷データをコピーサーバに送信し、コピーサーバは、受信した履歴管理とコピーデータの蓄積を行う。従って、利用者は、特別な設定をすることなく、容易に印刷の履歴管理およびコピーデータの保存を行うことが可能となる。また、利用者は、コピー利用時のジョブIDさえ知っておけば、再度印刷をしたい場合にそのIDの指定をするだけで元原稿がなくとも同様のコピーを行うことが可能となる。
【0177】
また、本発明によれば、利用者制限の機能により、ジョブIDが利用者に対応されたものでなければ再印刷することができない。従って、不正な再印刷を防ぐことが可能である。
【0178】
また、本発明によれば、コピーのジョブ終了時に、画像形成装置は、利用者のメールアドレスにジョブIDや読み取り設定、読み込んだ画像の一部(サムネイル)などの情報が付加された電子メールをユーザ端末に送る。従って、利用者は、コピーのジョブIDをいちいちメモに取るという煩わしさを減少させることができ、また自分がどのような設定でどんな画をコピーしたか確認することが可能となる。
【0179】
また、本発明によれば、ジョブIDがサブジェクト(件名)に記述されただけの電子メールを受信する。従って、遠隔から印刷要求された場合であっても、指定されたジョブIDを用いて再印刷することが可能となり、また、送信者のメールアドレスから利用者制限も行うことが可能となる。
【0180】
また、本発明によれば、利用者を特定するもの(ユーザIDやパスワード)や読み取り設定、コピーした時間帯などを画像形成装置に入力すると、コピーサーバは、ジョブIDの検索を行う。従って、利用者がジョブIDを覚えていなくても再印刷用のジョブIDを探すことが可能となる。
【0181】
本発明によれば、あらかじめコピーの時点でそのコピージョブに対して生存期間と非アクセス削除時間(再印刷されなかった時間)を設定する。また、削除されて困るジョブに対しては他のコピーサーバへの転送の設定も可能である。通常、コピーサーバには容量の限界があり、それを超えるとコピーサーバへの履歴やコピーデータの蓄積が行えなくなるが、本発明では、コピーサーバへの容量の負荷を軽減することができ、コピーサーバがデータの蓄積を行えなくなることを防ぐことが可能となる。
【0182】
また、本発明によれば、ジョブ(履歴およびコピーデータ)が削除または転送された場合(または、される直前)、そのジョブの利用者に対して電子メールにてその情報を送信する。従って、利用者が気づかないうちに履歴や再印刷用のコピーデータが削除されてしまうことを防ぐことが可能となる。
【0183】
また、本発明によれば、コピーサーバが何らかのトラブルにより、機能しなくなった場合に、コピーサーバと関連を持つ全画像形成装置に対してサービスを停止する。また画像形成装置本体もコピーサーバ無しで稼動する手段を持っている。従って、コピーサーバの動作状況に振られること無く、画像形成装置は本来の機能を提供し続けることが可能となる。
【0184】
また、本発明によれば、コピーサーバが何らかのトラブルにより、コピーサーバと関連を持つ全画像形成装置がコピー履歴の転送蓄積サービスを停止している場合に、コピーサーバは、復帰した時点で自動的に全画像形成装置との接続を再開し、サービスを稼動させる。従って、スタンドアロンで稼動していた画像形成装置がコピー履歴蓄積サービスを再開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において基本的なコピー動作を行う画像形成システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態における画像形成システムによる基本的なコピー動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態におけるコピー機のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムの構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるコピー機のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるコピー機のパネルに直接入力してジョブIDを指定する場合の画像形成システムによる動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態において、電子メールによりジョブIDを指定し、再印刷を行う場合の画像形成システムの構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態において、電子メールでコピー機へ送信されたジョブIDを用いて行われる画像形成システムによるコピーデータの再印刷動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態において、電子メールでコピー機へ送信されたジョブIDを用いて行われる画像形成システムによるコピーデータの再印刷動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態におけるジョブIDを指定するための電子メールを示す図である。
【図11】本発明の一実施形態における画像形成システムによるジョブID検索動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーデータおよび履歴情報の破棄・転送動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態における画像形成システムによるコピーサーバ復帰・停止に係る動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、6 コピー機
2、7 コピーサーバ
3 ユーザ端末
4 ネットワーク
5 ハードディスク
Claims (14)
- 印刷を行う画像形成装置と、前記印刷に係る情報を管理するコピーサーバと、がネットワークを介して相互接続されている画像形成システムであって、
前記コピーサーバは、
前記画像形成装置が読み取った印刷データを受信した後に格納し、該格納した印刷データを履歴管理することを特徴とする画像形成システム。 - 印刷を行う画像形成装置と、前記印刷に係る情報を管理するコピーサーバと、がネットワークを介して相互接続されている画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像を印刷する印刷手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像を印刷データとして前記コピーサーバに送信する印刷データ送信手段と、
前記印刷手段による印刷を要求する利用者の識別子であるユーザIDを含む履歴情報を作成し、該作成した履歴情報を前記コピーサーバに送信する履歴情報送信手段と、を有し、
前記コピーサーバは、
前記送信された印刷データおよび履歴情報に対応する識別子であるジョブIDを発行するジョブID発行手段と、
前記ジョブID発行手段により発行されたジョブIDごとに、前記対応する印刷データおよび履歴情報を格納するジョブ情報格納手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成システムは、前記ネットワークに接続されるユーザ端末装置をさらに有し、
前記コピーサーバは、
前記ジョブID発行手段により発行されたジョブIDを含む情報を前記ユーザ端末装置に送信する発行ID送信手段を有し、
前記ユーザ端末装置は、
前記発行ID送信手段により送信されたジョブIDを含む情報を受信し、該受信した情報に含まれるジョブIDを表示する受信ID表示手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、
前記ジョブIDを入力するジョブID入力手段と、
前記ジョブID入力手段により入力されたジョブIDを前記コピーサーバに送信する入力ID送信手段と、
前記コピーサーバから送信された前記印刷データおよび履歴情報を受信し、該受信した履歴情報に含まれる印刷設定で、前記受信した印刷データの印刷を実行する再印刷手段と、を有し、
前記コピーサーバは、
前記入力ID送信手段により送信されたジョブIDを受信し、該受信したジョブIDと一致するジョブIDを、前記ジョブ情報格納手段により格納されたジョブIDから検出するジョブID検出手段と、
前記ジョブID検出手段により検出されたジョブIDに対応する前記印刷データおよび前記履歴情報を前記画像形成装置に送信するジョブ情報送信手段と、
を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成システム。 - 前記ジョブID入力手段は、
前記画像形成装置に設けられた操作パネル上の操作により、前記ジョブIDを入力することを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。 - 前記ユーザ端末装置は、
サブジェクト欄に前記ジョブIDを含む電子メールを前記画像形成装置に送信するジョブIDメール送信手段を有し、
前記ジョブID入力手段は、
前記ジョブIDメール送信手段により送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールに含まれるジョブIDを入力することを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、
前記ユーザIDを入力するユーザID入力手段と、
前記ユーザID入力手段により入力されたユーザIDと、前記ジョブ情報送信手段により送信された履歴情報に含まれるユーザIDと、を比較し、認証を行う認証手段と、
前記認証手段により前記入力されたユーザIDと前記履歴情報に含まれるユーザIDとが一致しなかった場合、前記再印刷手段による印刷を禁止する印刷禁止手段と、
を有することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、
前記印刷手段および前記再印刷手段により行われた印刷の印刷データのサムネイル画像を含む電子メールを前記ユーザ端末装置に送信するサムネイル送信手段を有することを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記履歴情報送信手段は、
前記ユーザID、前記印刷手段による印刷時期、および前記印刷手段による印刷設定条件を含む前記履歴情報を、前記コピーサーバに送信し、
前記画像形成装置は、
前記ユーザID、前記印刷時期、および前記印刷設定条件を示す情報のうちの少なくとも1つを入力し、該入力した情報を前記コピーサーバに送信する検索条件送信手段を有し、
前記コピーサーバは、
前記検索条件送信手段により送信された情報を受信し、該受信した情報を含む前記ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報に対応する1つ以上の前記ジョブIDを検出するジョブID検索手段と、
前記ジョブID検索手段により検出された1つ以上のジョブIDの一覧情報を前記画像形成装置に送信する検索ID送信手段と、
を有することを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記コピーサーバは、
前記ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報を参照して、前記ジョブ情報格納手段により前記印刷データが格納されてから、予め設定された期間以上経過したか否かを判定する格納期間判定手段と、
前記ジョブ情報格納手段により格納された履歴情報を参照して、前記ジョブ情報格納手段により格納された印刷データの利用頻度が予め設定された所定頻度よりも低いか否かを判定する利用頻度判定手段と、
前記格納期間判定手段により格納されてから前記予め設定された期間以上経過していると判断された前記印刷データ、および前記利用頻度判定手段により前記予め設定された所定頻度よりも低い利用頻度であると判定された前記印刷データを削除する印刷データ削除手段と、
を有することを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記コピーサーバは、
前記格納期間判定手段により格納されてから前記予め設定された期間以上経過していると判断された前記印刷データ、および前記利用頻度判定手段により前記予め設定された所定頻度よりも低い利用頻度であると判定された前記印刷データを前記ネットワークに接続されている他のコピーサーバに転送する印刷データ転送手段を有することを特徴とする請求項10記載の画像形成システム。 - 前記コピーサーバは、
前記印刷データ削除手段により削除される印刷データ、および前記印刷データ転送手段により転送される印刷データに対応する履歴情報に含まれる前記利用者のメールアドレス宛に、前記印刷データが削除または転送される旨が示された電子メールを送信する削除転送メール送信手段を有することを特徴とする請求項11記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、
前記接続されているコピーサーバの機能が停止しているか否かを判定するサーバ機能判定手段を有し、
前記印刷手段は、
前記サーバ機能判定手段により前記コピーサーバの機能が停止していると判断された場合、スタンドアロンで印刷を行うことを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、
前記サーバ機能判定手段により前記コピーサーバの機能が回復したと判断された場合、前記コピーサーバと接続を行う接続復帰手段を有することを特徴とする請求項13記載の画像形成システム。
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