JP2004096271A - 移動無線端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力方法を設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供する。
【解決手段】制御部160は、カーキット200が接続される前にハンズフリー通話機能が設定されていたか否かを示すハンズフリー設定データを記憶部150に保存しておき、カーキット200が取り外された場合には、上記ハンズフリー設定データに基づいて、カーキット200が接続される前の運用状態に戻すようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】制御部160は、カーキット200が接続される前にハンズフリー通話機能が設定されていたか否かを示すハンズフリー設定データを記憶部150に保存しておき、カーキット200が取り外された場合には、上記ハンズフリー設定データに基づいて、カーキット200が接続される前の運用状態に戻すようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話システムなどの移動通信システムで用いられる移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、携帯電話システムなどの移動通信システムで用いられる移動無線端末装置は、マイクロホンを口に、そしてスピーカを耳に近づけて使用する。このような通常の使用方法以外に、ハンズフリー通話機能を選択的に利用できるものがある。
【0003】
このハンズフリー通話機能は、マイクロホンの感度を上げるとともに、スピーカからの拡声音量を上げることで、ユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、当該移動無線端末装置を近傍に置いておくだけで、通話が可能となる機能である。この機能を備えることにより、ユーザは何らかの作業を行いながら通話が可能になった。
【0004】
また、近時、移動無線端末装置には、通話相手の映像を観ながら通話を行うテレビ電話機能や、ゲーム機能を備えるものがある。このような機能を利用しながら通話する場合には、顔に近づけることなく、手に持って通話することになるため、このような機能を備える移動無線端末装置にあっては、上記ハンズフリー通話機能は有用なものとなる。
【0005】
ところで、移動通信電話装置は、音声の入出力機能を備えるオプション装置(例えば、カーキットやイヤホンマイク)を接続した場合、オプション装置を用いた設定に自動的に切り替えて、上記オプション装置を用いて通話がなされる。
【0006】
例えば、ハンズフリー通話機能を利用して通話を行っている時に、カーキットに接続した場合、カーキットに内蔵されるマイクロホンとスピーカを使用して通話を設定に自動的に切替えられる。
【0007】
そしてその後、カーキットを用いて通している際に、カーキットから移動無線端末装置を取り外すと、マイクロホンの感度とスピーカの拡声音量は、通常の通話方法に準じた設定に切り換えられる。
【0008】
しかしながら、ユーザがハンズフリー通話機能を多用する者の場合、オプション装置を移動無線端末装置から取り外しても、ハンズフリー通話機能を継続して利用することが多いと考えられる。
【0009】
このため、ハンズフリー通話機能を多用するユーザは、オプション装置を利用して通話し、その後、オプション装置を取り外して通話を継続する場合には、改めて、移動無線端末装置にハンズフリー通話機能を利用する設定を行う必要があり、使い勝手が悪いという問題がある。
【0010】
また逆に、ユーザが通常の通話方法を多用する者の場合には、オプション装置を移動無線端末装置から取り外した場合には、ハンズフリー通話機能ではなく、通常の方法による通話を好むと考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動無線端末装置では、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合、ユーザは音声の入出力レベルを改めて設定し直す必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0012】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力レベルを設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、通信網に接続可能な基地局と無線通信する移動無線端末装置において、音声を拡声出力するスピーカと、音声を入力するマイクロホンと、スピーカから出力される音量を可変する第1の増幅手段と、マイクロホンから入力される音声信号のレベルを可変する第2の増幅手段と、第1の増幅手段の利得と第2の増幅手段の利得をそれぞれ所定の値に設定するための第1の利得情報と、第1の増幅手段の利得と第2の増幅手段の利得をそれぞれ第1の利得情報と異なる値に設定するための第2の利得情報とを記憶する第1の記憶手段と、ユーザから、第1の利得情報と第2の利得情報の内、いずれか一方を指定する指示を受け付ける入力手段と、この入力手段を通じて受け付けた指示を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御する利得制御手段と、音声の入出力が可能な外部機器を接続可能な接続手段と、この接続手段に外部機器が接続されたか否かを検出する検出手段とを備え、この検出手段の検出結果に応じて、スピーカとマイクロホンを通じた音声の入出力と、外部機器を通じた音声の入出力とを切り換える切換制御手段とを備え、利得制御手段は、検出手段の検出結果が、外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御するように構成した。
【0014】
上記構成の移動無線端末装置では、検出手段の検出結果が、外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御するようにしている。
【0015】
すなわち、上記構成の移動無線端末装置では、外部機器が取り外された場合に、外部機器が接続される前に設定されていた利得情報に基づいて、第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得が制御するようにしている。
【0016】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力レベルを設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。
【0018】
この図において、200はカーキットを示しており、BSは移動通信網に収容される基地局装置を示している。そして、残る部分が移動無線端末装置である。
【0019】
移動無線端末装置は、アンテナ101、受信部(RX)102、音声処理部103、D/Aコンバータ(D/A)104、アンプ105、スピーカ106、マイクロホン107、アンプ108、バンドパスフィルタ109、切換スイッチ110a,110b、A/Dコンバータ(A/D)111、送信部(TX)112、外部インターフェイス120、着信報知部130、ユーザインターフェイス部140、記憶部150および制御部160を備える。
【0020】
基地局装置BSは、移動通信システムの移動通信網に収容されるもので、当該移動無線端末装置と上記移動通信網を接続するものである。
アンテナ101は、基地局装置BSから送られる無線信号を受信し、これを受信部102に出力する。
【0021】
受信部102は、受信した無線信号をダウンコンバートした後、復調し、これによって得た復調信号を音声処理部103に出力する。
音声処理部103は、上記復調信号に対して所定の復号処理などを施して、通信相手から送られた音声データを抽出する。
【0022】
D/Aコンバータ104は、上記音声データをアナログ音声信号に変換し、切換スイッチ110aに出力する。
【0023】
切換スイッチ110aは、第1の出力端子と第2の出力端子を備え、第1の出力端子には、アンプ105が接続され、一方、第2の出力端子には、外部インターフェイス120を通じてカーキット200が接続される。
【0024】
そして、切換スイッチ110aは、後述する制御部160により切換制御され、D/Aコンバータ104から入力されるアナログ音声信号を、第1の出力端子と第2の出力端子のうち、いずれかに選択的に出力する。
【0025】
アンプ105は、切換スイッチ110aを通じて入力されるアナログ音声信号を増幅し、スピーカ106より拡声出力する。なお、アンプ105の利得は、制御部160によって制御される。
【0026】
マイクロホン107は、ユーザの送話音声を入力するものである。これより入力された送話音声信号は、アンプ108にて増幅された後、バンドパスフィルタ109に入力される。なお、アンプ108の利得は、制御部160によって制御される。
【0027】
バンドパスフィルタ109は、上記マイクロホン107などの特性を考慮したフィルタ特性を有するものであって、マイクロホン107を通じて入力された送話音声信号に所定の帯域制限を施し、切換スイッチ110bの第1の入力端子に出力する。
【0028】
切換スイッチ110bは、第1の入力端子と第2の入力端子を備え、第1の入力端子にはバンドパスフィルタ109を介した送話音声信号が入力され、一方、第2の入力端子には外部インターフェイス120を通じて後述するカーキット200から送話音声信号が入力される。
【0029】
そして、切換スイッチ110bは、後述する制御部160により切換制御され、第1の入力端子と第2の入力端子のうち、いずれか一方をA/Dコンバータ111の入力端に接続する。
【0030】
A/Dコンバータ111は、切換スイッチ110bを介して送話音声信号が入力され、この信号をディジタルの送話音声データに変換し、音声処理部103に出力する。
【0031】
音声処理部103は、上記送話音声データに所定の符号化処理を施し、この処理によって得られた送信データを送信部112に出力する。
【0032】
送信部112は、音声処理部103から入力される送信データを用いて、搬送波を変調し、所定の無線周波までアップコンバートした後、高周波増幅し、アンテナ101を通じて、基地局装置BSに向けて送信する。
【0033】
外部インターフェイス120は、カーキット200などのオプション装置を物理的かつ電気的に接続する外部インターフェイスであって、検出器121を備えている。
【0034】
検出器121は、外部インターフェイス120に接続されるオプション装置を判別し、オプション機器が接続されているか否かの情報、および接続されるオプション装置の種別を制御部160に通知する。
【0035】
着信報知部130は、当該移動無線端末装置宛てに着信があった場合に、制御部160の制御により稼働し、ユーザに対して着信を報知するもので、可聴音を発して報知を行なう発音体131と、発光により報知を行なう発光体132と、例えば偏心モータなどにより振動を発生して報知を行なう振動体133とからなる。
【0036】
ユーザインターフェイス部140は、表示部141およびキー入力部142とからなる。表示部141は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)などからなりユーザに対して自機の状態(発信/着信、バッテリ残量、受信強度)や記憶部150から読み出したダイヤルデータなどを視覚的に示すためのものである。
【0037】
キー入力部142は、ダイヤル番号入力を行なうためのテンキーなど発着信に関わる通常の通話機能を実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/発光/バイブレータ/報知なし)の切り換えなどの各種設定や種々の機能を利用するためのキーを備えたものである。
【0038】
記憶部150は、例えばROMやRAMなどの半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒体には、名前と電話番号などを対応づけた電話帳データなどを記憶する。
【0039】
この他に、記憶部150は、アンプ105に設定される利得を示す音量設定データ、アンプ108に設定される利得を示すマイク感度データ、ハンズフリー通話機能を実施する場合にアンプ105,108に設定すべき利得を示すハンズフリー利得データ、ハンズフリー通話機能が設定されているか否かを示すハンズフリー設定データを記憶する。これらの情報は制御部160によって読み書きされる。
【0040】
制御部160は、CPU、ROMおよびRAMなどを有してなるものであり、上記CPUが上記ROMに記憶される制御プログラムや制御データに従って、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものである。
【0041】
制御部160の制御機能の一つに、ハンズフリー通話機能を実現する制御機能がある。この制御機能は、キー入力部142を通じてハンズフリー通話機能が求められると、制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー利得データに基づいて、アンプ105,108の利得を制御し、スピーカ106からの拡声音量を上げるとともに、マイクロホン107の感度を上げ、これによりユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、通話が可能となる。
また制御部160は、カーキット200の着脱に応じて、ハンズフリー設定データを参照し、アンプ105,108の利得を制御する機能を備える。
【0042】
次に、カーキット200について説明する。カーキット200は、自動車などに搭載されるオプション装置であって、マイクロホン201とスピーカ206を備え、移動無線端末装置のスピーカ106とマイクロホン107に代わって、音声の入出力を行うためのものである。
【0043】
また、この図では説明を簡明にするために省略するが、カーキット200は、自動車から取得した電力を移動無線端末装置に供給したり、外部アンテナを移動無線端末装置に接続する機能を備える。
【0044】
マイクロホン201は、ユーザの送話音声を入力するものである。これより入力された送話音声信号は、アンプ202にて増幅された後、バンドパスフィルタ203に入力される。
【0045】
バンドパスフィルタ203は、上記マイクロホン201などの特性を考慮したフィルタ特性を有するものであって、マイクロホン201を通じて入力された送話音声信号に所定の帯域制限を施し、エコーキャンセル回路204に出力する。
【0046】
エコーキャンセル回路204は、カーキット200のスピーカ(図示しない)からの拡声音声に起因するエコー成分を除去するエコーキャンセラである。ここで、エコー成分を除去された送話音声信号は、外部インターフェイス120を通じて、切換スイッチ110bの第2の入力端子に出力される。
【0047】
アンプ205は、外部インターフェイス120を通じて入力されるアナログ音声信号を増幅し、スピーカ206より拡声出力する。
【0048】
次に、上記構成の移動無線端末装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、ハンズフリー通話の設定/解除とカーキット200を着脱する場合の動作について説明する。図2は、この動作を説明するためのフローチャートである。この図に示す制御は、制御部160によってなされ、電源が投入されると開始され、電源が切れるまで繰り返し行われる。
【0049】
まず、ステップ2aにおいて制御部160は、キー入力部142を通じてユーザからハンズフリー通話機能を設定する要求がなされたか否かを判定する。
ここで、ハンズフリー通話機能を設定する要求がなされた場合には、ステップ2bに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2cに移行する。
【0050】
ステップ2bにおいて制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー設定データに、ハンズフリー通話機能が設定されていることを示す情報を記録する。
【0051】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー利得データに基づいて、アンプ105,108の利得を制御し、スピーカ106からの拡声音量を上げるとともに、マイクロホン107の感度を上げ、ステップ2cに移行する。これによりユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、通話が可能となる。
【0052】
ステップ2cにおいて制御部160は、キー入力部142を通じてユーザからハンズフリー通話機能の設定を解除する要求がなされたか否かを判定する。
ここで、ハンズフリー通話機能の設定を解除する要求がなされた場合には、ステップ2dに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、再びステップ2eに移行する。
【0053】
ステップ2dにおいて制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー設定データに、ハンズフリー通話機能が設定されていないことを示す情報を記録する。
【0054】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶される音量設定データに基づいて、アンプ105の利得を制御するとともに、記憶部150に記憶されるマイク感度データに基づいて、アンプ108の利得を制御し、ステップ2eに移行する。
【0055】
これにより、スピーカ106の音量とマイクロホン107の感度は、通常の状態に設定されるので、ユーザは移動無線端末装置を手に持って通話を行うことになる。
【0056】
ステップ2eにおいて制御部160は、検出器121から通知される情報に基づいて、カーキット200が接続されているか否かを判定する。
ここで、カーキット200が接続されていると判定した場合には、ステップ2fに移行し、一方、接続されていないと判定した場合には、再びステップ2aに移行する。
【0057】
ステップ2fにおいて制御部160は、切換スイッチ110a,110bを切り換え制御し、これにより、D/Aコンバータ104をアンプ205に接続するとともに、エコーキャンセル回路204をA/Dコンバータ111に接続する。そして、制御部160は、アンプ105,108の利得を予め設定した低い利得に設定し、ステップ2gに移行する。
【0058】
ステップ2gにおいて制御部160は、検出器121から通知される情報に基づいて、カーキット200が取り外されたか否かを判定する。
ここで、カーキット200が取り外されたと判定した場合には、ステップ2hに移行し、一方、取り外されていないと判定した場合には、再びステップ2gに移行する。
【0059】
ステップ2hにおいて制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー設定データを参照し、カーキット200が接続される前に、ハンズフリー通話機能が設定されていたか否か判定する。
【0060】
ここで、ハンズフリー通話機能が設定されていたと判定した場合には、ステップ2iに移行し、一方、設定されていなかった(解除されていた)と判定した場合には、ステップ2jに移行する。
【0061】
ステップ2iにおいて制御部160は、切換スイッチ110a,110bを切り換え制御し、これにより、D/Aコンバータ104をアンプ105に接続するとともに、バンドパスフィルタ109をA/Dコンバータ111に接続する。
【0062】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー利得データに基づいて、アンプ105,108の利得を制御し、ステップ2aに移行する。これによりユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、通話が可能となる。
【0063】
一方、ステップ2jにおいて制御部160は、切換スイッチ110a,110bを切り換え制御し、これにより、D/Aコンバータ104をアンプ105に接続するとともに、バンドパスフィルタ109をA/Dコンバータ111に接続する。
【0064】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶される音量設定データに基づいて、アンプ105の利得を制御するとともに、記憶部150に記憶されるマイク感度データに基づいて、アンプ108の利得を制御し、ステップ2aに移行する。
【0065】
これにより、スピーカ106の音量とマイクロホン107の感度は、通常の状態に設定されるので、ユーザは移動無線端末装置を手に持って通話を行うことになる。
【0066】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、カーキット200が接続される前にハンズフリー通話機能が設定されていたか否かを示すハンズフリー設定データを保存しておき、カーキット200が取り外された場合には、上記ハンズフリー設定データに基づいて、カーキット200が接続される前の運用状態に戻すようにしている。
【0067】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、ハンズフリー通話機能が設定されていた状態でカーキット200が接続され、後にカーキット200が取り外されても、ハンズフリー通話機能が設定された状態となるので、ユーザは改めてハンズフリー通話機能を設定する必要がなく、使い勝手がよい。
【0068】
また、ハンズフリー通話機能が設定されていない状態でカーキット200が接続され、後にカーキット200が取り外された場合には、ハンズフリー通話機能が設定されていない状態となるので、ユーザはハンズフリー通話機能を解除する設定を行う必要がなく、使い勝手がよい。
【0069】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、カーキット200を例に挙げて説明したが、これに変わって例えば、イヤホンマイクなどを着脱する場合にも適用することができ、この場合にも、同様の効果が得られる。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、検出手段の検出結果が、外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御するようにしている。
【0071】
すなわち、この発明では、外部機器が取り外された場合に、外部機器が接続される前に設定されていた利得情報に基づいて、第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得が制御するようにしている。
【0072】
したがって、この発明によれば、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力レベルを設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
101…アンテナ
102…受信部(RX)
103…音声処理部
104…D/Aコンバータ(D/A)
105…アンプ
106…スピーカ
107…マイクロホン
108…アンプ
109…バンドパスフィルタ
110a,110b…切換スイッチ
111…A/Dコンバータ(A/D)
112…送信部(TX)
120…外部インターフェイス
121…検出器
130…着信報知部
140…ユーザインターフェイス部
141…表示部
142…キー入力部
150…記憶部
160…制御部
200…ハンズフリーユニット
201…マイクロホン
202…アンプ
203…バンドパスフィルタ
204…エコーキャンセル回路
205…アンプ
206…スピーカ
BS…基地局装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話システムなどの移動通信システムで用いられる移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、携帯電話システムなどの移動通信システムで用いられる移動無線端末装置は、マイクロホンを口に、そしてスピーカを耳に近づけて使用する。このような通常の使用方法以外に、ハンズフリー通話機能を選択的に利用できるものがある。
【0003】
このハンズフリー通話機能は、マイクロホンの感度を上げるとともに、スピーカからの拡声音量を上げることで、ユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、当該移動無線端末装置を近傍に置いておくだけで、通話が可能となる機能である。この機能を備えることにより、ユーザは何らかの作業を行いながら通話が可能になった。
【0004】
また、近時、移動無線端末装置には、通話相手の映像を観ながら通話を行うテレビ電話機能や、ゲーム機能を備えるものがある。このような機能を利用しながら通話する場合には、顔に近づけることなく、手に持って通話することになるため、このような機能を備える移動無線端末装置にあっては、上記ハンズフリー通話機能は有用なものとなる。
【0005】
ところで、移動通信電話装置は、音声の入出力機能を備えるオプション装置(例えば、カーキットやイヤホンマイク)を接続した場合、オプション装置を用いた設定に自動的に切り替えて、上記オプション装置を用いて通話がなされる。
【0006】
例えば、ハンズフリー通話機能を利用して通話を行っている時に、カーキットに接続した場合、カーキットに内蔵されるマイクロホンとスピーカを使用して通話を設定に自動的に切替えられる。
【0007】
そしてその後、カーキットを用いて通している際に、カーキットから移動無線端末装置を取り外すと、マイクロホンの感度とスピーカの拡声音量は、通常の通話方法に準じた設定に切り換えられる。
【0008】
しかしながら、ユーザがハンズフリー通話機能を多用する者の場合、オプション装置を移動無線端末装置から取り外しても、ハンズフリー通話機能を継続して利用することが多いと考えられる。
【0009】
このため、ハンズフリー通話機能を多用するユーザは、オプション装置を利用して通話し、その後、オプション装置を取り外して通話を継続する場合には、改めて、移動無線端末装置にハンズフリー通話機能を利用する設定を行う必要があり、使い勝手が悪いという問題がある。
【0010】
また逆に、ユーザが通常の通話方法を多用する者の場合には、オプション装置を移動無線端末装置から取り外した場合には、ハンズフリー通話機能ではなく、通常の方法による通話を好むと考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動無線端末装置では、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合、ユーザは音声の入出力レベルを改めて設定し直す必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0012】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力レベルを設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、通信網に接続可能な基地局と無線通信する移動無線端末装置において、音声を拡声出力するスピーカと、音声を入力するマイクロホンと、スピーカから出力される音量を可変する第1の増幅手段と、マイクロホンから入力される音声信号のレベルを可変する第2の増幅手段と、第1の増幅手段の利得と第2の増幅手段の利得をそれぞれ所定の値に設定するための第1の利得情報と、第1の増幅手段の利得と第2の増幅手段の利得をそれぞれ第1の利得情報と異なる値に設定するための第2の利得情報とを記憶する第1の記憶手段と、ユーザから、第1の利得情報と第2の利得情報の内、いずれか一方を指定する指示を受け付ける入力手段と、この入力手段を通じて受け付けた指示を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御する利得制御手段と、音声の入出力が可能な外部機器を接続可能な接続手段と、この接続手段に外部機器が接続されたか否かを検出する検出手段とを備え、この検出手段の検出結果に応じて、スピーカとマイクロホンを通じた音声の入出力と、外部機器を通じた音声の入出力とを切り換える切換制御手段とを備え、利得制御手段は、検出手段の検出結果が、外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御するように構成した。
【0014】
上記構成の移動無線端末装置では、検出手段の検出結果が、外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御するようにしている。
【0015】
すなわち、上記構成の移動無線端末装置では、外部機器が取り外された場合に、外部機器が接続される前に設定されていた利得情報に基づいて、第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得が制御するようにしている。
【0016】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力レベルを設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。
【0018】
この図において、200はカーキットを示しており、BSは移動通信網に収容される基地局装置を示している。そして、残る部分が移動無線端末装置である。
【0019】
移動無線端末装置は、アンテナ101、受信部(RX)102、音声処理部103、D/Aコンバータ(D/A)104、アンプ105、スピーカ106、マイクロホン107、アンプ108、バンドパスフィルタ109、切換スイッチ110a,110b、A/Dコンバータ(A/D)111、送信部(TX)112、外部インターフェイス120、着信報知部130、ユーザインターフェイス部140、記憶部150および制御部160を備える。
【0020】
基地局装置BSは、移動通信システムの移動通信網に収容されるもので、当該移動無線端末装置と上記移動通信網を接続するものである。
アンテナ101は、基地局装置BSから送られる無線信号を受信し、これを受信部102に出力する。
【0021】
受信部102は、受信した無線信号をダウンコンバートした後、復調し、これによって得た復調信号を音声処理部103に出力する。
音声処理部103は、上記復調信号に対して所定の復号処理などを施して、通信相手から送られた音声データを抽出する。
【0022】
D/Aコンバータ104は、上記音声データをアナログ音声信号に変換し、切換スイッチ110aに出力する。
【0023】
切換スイッチ110aは、第1の出力端子と第2の出力端子を備え、第1の出力端子には、アンプ105が接続され、一方、第2の出力端子には、外部インターフェイス120を通じてカーキット200が接続される。
【0024】
そして、切換スイッチ110aは、後述する制御部160により切換制御され、D/Aコンバータ104から入力されるアナログ音声信号を、第1の出力端子と第2の出力端子のうち、いずれかに選択的に出力する。
【0025】
アンプ105は、切換スイッチ110aを通じて入力されるアナログ音声信号を増幅し、スピーカ106より拡声出力する。なお、アンプ105の利得は、制御部160によって制御される。
【0026】
マイクロホン107は、ユーザの送話音声を入力するものである。これより入力された送話音声信号は、アンプ108にて増幅された後、バンドパスフィルタ109に入力される。なお、アンプ108の利得は、制御部160によって制御される。
【0027】
バンドパスフィルタ109は、上記マイクロホン107などの特性を考慮したフィルタ特性を有するものであって、マイクロホン107を通じて入力された送話音声信号に所定の帯域制限を施し、切換スイッチ110bの第1の入力端子に出力する。
【0028】
切換スイッチ110bは、第1の入力端子と第2の入力端子を備え、第1の入力端子にはバンドパスフィルタ109を介した送話音声信号が入力され、一方、第2の入力端子には外部インターフェイス120を通じて後述するカーキット200から送話音声信号が入力される。
【0029】
そして、切換スイッチ110bは、後述する制御部160により切換制御され、第1の入力端子と第2の入力端子のうち、いずれか一方をA/Dコンバータ111の入力端に接続する。
【0030】
A/Dコンバータ111は、切換スイッチ110bを介して送話音声信号が入力され、この信号をディジタルの送話音声データに変換し、音声処理部103に出力する。
【0031】
音声処理部103は、上記送話音声データに所定の符号化処理を施し、この処理によって得られた送信データを送信部112に出力する。
【0032】
送信部112は、音声処理部103から入力される送信データを用いて、搬送波を変調し、所定の無線周波までアップコンバートした後、高周波増幅し、アンテナ101を通じて、基地局装置BSに向けて送信する。
【0033】
外部インターフェイス120は、カーキット200などのオプション装置を物理的かつ電気的に接続する外部インターフェイスであって、検出器121を備えている。
【0034】
検出器121は、外部インターフェイス120に接続されるオプション装置を判別し、オプション機器が接続されているか否かの情報、および接続されるオプション装置の種別を制御部160に通知する。
【0035】
着信報知部130は、当該移動無線端末装置宛てに着信があった場合に、制御部160の制御により稼働し、ユーザに対して着信を報知するもので、可聴音を発して報知を行なう発音体131と、発光により報知を行なう発光体132と、例えば偏心モータなどにより振動を発生して報知を行なう振動体133とからなる。
【0036】
ユーザインターフェイス部140は、表示部141およびキー入力部142とからなる。表示部141は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)などからなりユーザに対して自機の状態(発信/着信、バッテリ残量、受信強度)や記憶部150から読み出したダイヤルデータなどを視覚的に示すためのものである。
【0037】
キー入力部142は、ダイヤル番号入力を行なうためのテンキーなど発着信に関わる通常の通話機能を実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/発光/バイブレータ/報知なし)の切り換えなどの各種設定や種々の機能を利用するためのキーを備えたものである。
【0038】
記憶部150は、例えばROMやRAMなどの半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒体には、名前と電話番号などを対応づけた電話帳データなどを記憶する。
【0039】
この他に、記憶部150は、アンプ105に設定される利得を示す音量設定データ、アンプ108に設定される利得を示すマイク感度データ、ハンズフリー通話機能を実施する場合にアンプ105,108に設定すべき利得を示すハンズフリー利得データ、ハンズフリー通話機能が設定されているか否かを示すハンズフリー設定データを記憶する。これらの情報は制御部160によって読み書きされる。
【0040】
制御部160は、CPU、ROMおよびRAMなどを有してなるものであり、上記CPUが上記ROMに記憶される制御プログラムや制御データに従って、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものである。
【0041】
制御部160の制御機能の一つに、ハンズフリー通話機能を実現する制御機能がある。この制御機能は、キー入力部142を通じてハンズフリー通話機能が求められると、制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー利得データに基づいて、アンプ105,108の利得を制御し、スピーカ106からの拡声音量を上げるとともに、マイクロホン107の感度を上げ、これによりユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、通話が可能となる。
また制御部160は、カーキット200の着脱に応じて、ハンズフリー設定データを参照し、アンプ105,108の利得を制御する機能を備える。
【0042】
次に、カーキット200について説明する。カーキット200は、自動車などに搭載されるオプション装置であって、マイクロホン201とスピーカ206を備え、移動無線端末装置のスピーカ106とマイクロホン107に代わって、音声の入出力を行うためのものである。
【0043】
また、この図では説明を簡明にするために省略するが、カーキット200は、自動車から取得した電力を移動無線端末装置に供給したり、外部アンテナを移動無線端末装置に接続する機能を備える。
【0044】
マイクロホン201は、ユーザの送話音声を入力するものである。これより入力された送話音声信号は、アンプ202にて増幅された後、バンドパスフィルタ203に入力される。
【0045】
バンドパスフィルタ203は、上記マイクロホン201などの特性を考慮したフィルタ特性を有するものであって、マイクロホン201を通じて入力された送話音声信号に所定の帯域制限を施し、エコーキャンセル回路204に出力する。
【0046】
エコーキャンセル回路204は、カーキット200のスピーカ(図示しない)からの拡声音声に起因するエコー成分を除去するエコーキャンセラである。ここで、エコー成分を除去された送話音声信号は、外部インターフェイス120を通じて、切換スイッチ110bの第2の入力端子に出力される。
【0047】
アンプ205は、外部インターフェイス120を通じて入力されるアナログ音声信号を増幅し、スピーカ206より拡声出力する。
【0048】
次に、上記構成の移動無線端末装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、ハンズフリー通話の設定/解除とカーキット200を着脱する場合の動作について説明する。図2は、この動作を説明するためのフローチャートである。この図に示す制御は、制御部160によってなされ、電源が投入されると開始され、電源が切れるまで繰り返し行われる。
【0049】
まず、ステップ2aにおいて制御部160は、キー入力部142を通じてユーザからハンズフリー通話機能を設定する要求がなされたか否かを判定する。
ここで、ハンズフリー通話機能を設定する要求がなされた場合には、ステップ2bに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2cに移行する。
【0050】
ステップ2bにおいて制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー設定データに、ハンズフリー通話機能が設定されていることを示す情報を記録する。
【0051】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー利得データに基づいて、アンプ105,108の利得を制御し、スピーカ106からの拡声音量を上げるとともに、マイクロホン107の感度を上げ、ステップ2cに移行する。これによりユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、通話が可能となる。
【0052】
ステップ2cにおいて制御部160は、キー入力部142を通じてユーザからハンズフリー通話機能の設定を解除する要求がなされたか否かを判定する。
ここで、ハンズフリー通話機能の設定を解除する要求がなされた場合には、ステップ2dに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、再びステップ2eに移行する。
【0053】
ステップ2dにおいて制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー設定データに、ハンズフリー通話機能が設定されていないことを示す情報を記録する。
【0054】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶される音量設定データに基づいて、アンプ105の利得を制御するとともに、記憶部150に記憶されるマイク感度データに基づいて、アンプ108の利得を制御し、ステップ2eに移行する。
【0055】
これにより、スピーカ106の音量とマイクロホン107の感度は、通常の状態に設定されるので、ユーザは移動無線端末装置を手に持って通話を行うことになる。
【0056】
ステップ2eにおいて制御部160は、検出器121から通知される情報に基づいて、カーキット200が接続されているか否かを判定する。
ここで、カーキット200が接続されていると判定した場合には、ステップ2fに移行し、一方、接続されていないと判定した場合には、再びステップ2aに移行する。
【0057】
ステップ2fにおいて制御部160は、切換スイッチ110a,110bを切り換え制御し、これにより、D/Aコンバータ104をアンプ205に接続するとともに、エコーキャンセル回路204をA/Dコンバータ111に接続する。そして、制御部160は、アンプ105,108の利得を予め設定した低い利得に設定し、ステップ2gに移行する。
【0058】
ステップ2gにおいて制御部160は、検出器121から通知される情報に基づいて、カーキット200が取り外されたか否かを判定する。
ここで、カーキット200が取り外されたと判定した場合には、ステップ2hに移行し、一方、取り外されていないと判定した場合には、再びステップ2gに移行する。
【0059】
ステップ2hにおいて制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー設定データを参照し、カーキット200が接続される前に、ハンズフリー通話機能が設定されていたか否か判定する。
【0060】
ここで、ハンズフリー通話機能が設定されていたと判定した場合には、ステップ2iに移行し、一方、設定されていなかった(解除されていた)と判定した場合には、ステップ2jに移行する。
【0061】
ステップ2iにおいて制御部160は、切換スイッチ110a,110bを切り換え制御し、これにより、D/Aコンバータ104をアンプ105に接続するとともに、バンドパスフィルタ109をA/Dコンバータ111に接続する。
【0062】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶されるハンズフリー利得データに基づいて、アンプ105,108の利得を制御し、ステップ2aに移行する。これによりユーザは移動無線端末装置を手に持たなくても、通話が可能となる。
【0063】
一方、ステップ2jにおいて制御部160は、切換スイッチ110a,110bを切り換え制御し、これにより、D/Aコンバータ104をアンプ105に接続するとともに、バンドパスフィルタ109をA/Dコンバータ111に接続する。
【0064】
そして、制御部160は、記憶部150に記憶される音量設定データに基づいて、アンプ105の利得を制御するとともに、記憶部150に記憶されるマイク感度データに基づいて、アンプ108の利得を制御し、ステップ2aに移行する。
【0065】
これにより、スピーカ106の音量とマイクロホン107の感度は、通常の状態に設定されるので、ユーザは移動無線端末装置を手に持って通話を行うことになる。
【0066】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、カーキット200が接続される前にハンズフリー通話機能が設定されていたか否かを示すハンズフリー設定データを保存しておき、カーキット200が取り外された場合には、上記ハンズフリー設定データに基づいて、カーキット200が接続される前の運用状態に戻すようにしている。
【0067】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、ハンズフリー通話機能が設定されていた状態でカーキット200が接続され、後にカーキット200が取り外されても、ハンズフリー通話機能が設定された状態となるので、ユーザは改めてハンズフリー通話機能を設定する必要がなく、使い勝手がよい。
【0068】
また、ハンズフリー通話機能が設定されていない状態でカーキット200が接続され、後にカーキット200が取り外された場合には、ハンズフリー通話機能が設定されていない状態となるので、ユーザはハンズフリー通話機能を解除する設定を行う必要がなく、使い勝手がよい。
【0069】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、カーキット200を例に挙げて説明したが、これに変わって例えば、イヤホンマイクなどを着脱する場合にも適用することができ、この場合にも、同様の効果が得られる。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、検出手段の検出結果が、外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得を制御するようにしている。
【0071】
すなわち、この発明では、外部機器が取り外された場合に、外部機器が接続される前に設定されていた利得情報に基づいて、第1の増幅手段と第2の増幅手段の利得が制御するようにしている。
【0072】
したがって、この発明によれば、音声の入出力機能を備えたオプション装置を着脱した場合でも、ユーザが改めて音声の入出力レベルを設定し直す必要がなく、使い勝手のよい移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
101…アンテナ
102…受信部(RX)
103…音声処理部
104…D/Aコンバータ(D/A)
105…アンプ
106…スピーカ
107…マイクロホン
108…アンプ
109…バンドパスフィルタ
110a,110b…切換スイッチ
111…A/Dコンバータ(A/D)
112…送信部(TX)
120…外部インターフェイス
121…検出器
130…着信報知部
140…ユーザインターフェイス部
141…表示部
142…キー入力部
150…記憶部
160…制御部
200…ハンズフリーユニット
201…マイクロホン
202…アンプ
203…バンドパスフィルタ
204…エコーキャンセル回路
205…アンプ
206…スピーカ
BS…基地局装置
Claims (1)
- 通信網に接続可能な基地局と無線通信する移動無線端末装置において、
音声を拡声出力するスピーカと、
音声を入力するマイクロホンと、
前記スピーカから出力される音量を可変する第1の増幅手段と、
前記マイクロホンから入力される音声信号のレベルを可変する第2の増幅手段と、
前記第1の増幅手段の利得と前記第2の増幅手段の利得をそれぞれ所定の値に設定するための第1の利得情報と、前記第1の増幅手段の利得と前記第2の増幅手段の利得をそれぞれ前記第1の利得情報と異なる値に設定するための第2の利得情報とを記憶する第1の記憶手段と、
ユーザから、前記第1の利得情報と前記第2の利得情報の内、いずれか一方を指定する指示を受け付ける入力手段と、
この入力手段を通じて受け付けた指示を記憶する第2の記憶手段と、
この第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を前記第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて前記第1の増幅手段と前記第2の増幅手段の利得を制御する利得制御手段と、
音声の入出力が可能な外部機器を接続可能な接続手段と、
この接続手段に前記外部機器が接続されたか否かを検出する検出手段とを備え、
この検出手段の検出結果に応じて、前記スピーカと前記マイクロホンを通じた音声の入出力と、前記外部機器を通じた音声の入出力とを切り換える切換制御手段とを備え、
前記利得制御手段は、前記検出手段の検出結果が、前記外部機器が接続された状態にあることを示すものから取り外された状態を示すものに変化した場合に、前記第2の記憶手段が記憶する指示に対応する利得情報を前記第1の記憶手段から読み出し、この読み出した利得情報に基づいて前記第1の増幅手段と前記第2の増幅手段の利得を制御することを特徴とする移動無線端末装置。
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