JP4357096B2 - 移動通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばPDC(Personal Digital Cellular)携帯電話装置などの移動通信端末装置に関し、特に車載用ハンズフリー機能を備えた移動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の運転中に携帯電話機を使用したことによる交通事故が増えている。これに対して昨年、道路交通法が改正され、運転中の携帯電話機の使用に際して車載用ハンズフリー装置を使用することが義務づけられた。このような背景から、ハンズフリー装置の需要が高まっている。
【0003】
しかしながら、多くの車載用ハンズフリー装置は今のところ高価で、また携帯電話機を買い換えた場合には純正品を使用できなくなる場合もあり、ユーザへの負担が大きい。
【0004】
そこで、従来からイヤホンマイクを使用して、手軽にハンズフリー機能を実現させるようにした携帯電話装置が提供されている。
【0005】
この種の携帯電話装置では、ほとんどの機種が備えているイヤホンマイクジャックを利用する。同ジャックにイヤホンマイクを装着すると、本体の送話マイクと受話スピーカとがイヤホンマイク側に切り替わり、以降の通話はイヤホンマイクを介して行なわれる。
【0006】
これによって携帯電話機のユーザ(話者)は、携帯電話機に手を奪われることなく、両手を自由にして、いわゆるハンズフリーでの通話を行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の携帯電話機では、イヤホンマイクを装着することにより本体側の送話マイクと受話スピーカとが内部回路より切り離されてしまい、まとめてイヤホンマイク側に切り替えられてしまう。すなわち通話経路が送受話同時に切り替わるため、通話相手側の音声はイヤホンマイクのイヤホンからしか聞こえなくなる。
【0008】
このため従来の携帯電話装置では、ハンズフリーで使用する際に話者がイヤホンマイクを耳に装着する必要があり、携帯電話装置から延びる信号ケーブルが邪魔になって運転に支障を来す虞があった。
【0009】
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ハンズフリーで使用して使い勝手の良い移動通信端末装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の本発明は、外部機器に接続される例えば接続端子などの接続手段と、話者の音声を音声信号に変換する送話マイクと、通話相手からの音声信号を音響出力する受話スピーカと、この受話スピーカと異なる拡声スピーカと、前記接続手段への前記外部機器の接続の有無に応じて、前記話者および通話相手の音声信号の経路を切り替える例えばスイッチ切り替え制御手段などの通話経路切替手段とを備え、
この通話経路切替手段により、前記接続手段に前記外部機器が接続されていない状態では、話者とその通話相手方との通話を前記送話マイクと前記受話スピーカとを介して行い、前記接続手段に前記外部機器が接続された状態では、前記話者とその通話相手方との通話を前記外部機器のマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく、前記音声信号の経路を切り替えるようにした。
このような手段を講じることにより、外部機器が接続された状態では、外部機器のマイク(送話)と移動通信端末装置の拡声スピーカ(受話)とを用いて通話が行われる。
【0011】
また請求項2記載の本発明では、イヤホンマイクが接続される例えばイヤホンマイクジャックなどの接続端子と、話者の音声を音声信号に変換する送話マイクと、通話相手からの音声信号を音響出力する受話スピーカと、この受話スピーカと異なる拡声スピーカと、前記接続端子への前記イヤホンマイクの接続の有無に応じて、前記話者および通話相手の音声信号の経路を切り替える例えばスイッチ切り替え制御手段などの通話経路切替手段とを備え、
この通話経路切替手段により、前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続されていない状態では、話者とその通話相手方との通話を前記送話マイクと前記受話スピーカとを介して行い、前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続された状態では、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく、前記音声信号の経路を切り替えるようにした。
このような手段を講じることにより、イヤホンマイクを使用したハンズフリー通話の際に、相手方の音声は拡声スピーカから出力され、話者の音声はイヤホンマイクのマイクで採取される。
【0012】
これにより、ハンズフリーで使用する際に話者がイヤホンマイクを耳に装着する必要が無くなる。よって、イヤホンマイクの信号ケーブルが運転者に纏わりつくなどの虞を無くし、運転に支障をきたすことを防止して使い勝手を良くすることが可能となる。なおイヤホンマイクのマイクは、車内の任意の場所(例えばサンバイザー)に固定し、携帯電話機は安価な値段で購入できるホルダーなどでダッシュボードなどに固定するようにすれば良い。
【0013】
さらに請求項3記載の本発明では、例えばモード設定制御手段などの通話モード設定手段を備えて前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続された場合に例えば拡声モードとイヤホンモードなどとして区別される第1および第2の通話モードを選択設定できるようにし、
第1の通話モードでの通話を行う場合には、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと前記拡声スピーカとを介して行い、第2の通話モードでの通話を行う場合には、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと当該イヤホンマイクのイヤホンとを介して行えるように、前記通話経路切替手段に音声信号の経路を設定させるようにした。
【0014】
このようにすることで、通話に際してイヤホンマイクと拡声スピーカとを使用するか、イヤホンマイクのみを使用するかを話者の希望により任意に設定できるようになるので、便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の移動通信端末装置を携帯無線電話機に適用した実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係る携帯無線電話機1の要部の構成を示すブロック図である。
この図に示すように本実施形態の携帯無線電話機1は、アンテナANT、アンテナ共用器(DUP)2、受信回路(RX)3、シンセサイザ回路(SYN)4、A/Dコンバータ5、モデム部6、チャネルコーデック7、スピーチコーデック8、D/Aコンバータ9、受話アンプ10、切替スイッチ(SW)52,53,54,55、受話スピーカ11、イヤホンマイクジャック51、送話マイク12、送話アンプ13、A/Dコンバータ14、D/Aコンバータ15、送信回路(TX)16、制御部17、LCD表示器18、キーユニット19、発振回路20、スピーカアンプ42、拡声スピーカ43、ROM27、RAM28を有している。
【0016】
そして、シンセサイザ回路4、モデム部6、チャネルコーデック7、スピーチコーデック8、ROM27およびRAM28は、制御バス32を介して制御部17に接続されている。
【0017】
切替スイッチ(SW)52,53,54,55はいずれも2接点切り替え型のスイッチであり、制御部17の制御のもとに動作する。このうち切替スイッチ52と,53とが連動して動作する。
【0018】
イヤホンマイクジャック51には、例えば図2に示すようなイヤホンマイク100が装着される。
図2に示すように、イヤホンマイク100は、その先端部にイヤホン101を、信号ケーブル(符号付さず)の途中にマイク102を有するものが一般的であり、イヤホン101を耳に装着するとマイク102がちょうど良い位置(口の付近)に来るようになっている。
【0019】
図3に、本実施形態での携帯無線電話機1の使用例を示す。この図では、自動車の室内における使用を想定している。携帯無線電話機1を例えばダッシュボードなどにずり落ちないように置くか、粘着テープ、または図示しないホルダなどで固定する。そして、携帯無線電話機1から延びるイヤホンマイク100のイヤホン101を、運転手側のサンバイザ(符号付さず)に引っかけるようにして固定する。このとき、マイク102がサンバイザからぶら下がるようにして、ドライバーの音声を拾えるようにする。なお、携帯無線電話機1を自動車のAピラー103に取り付け、イヤホンマイク100を室内の内壁に這わせるようにしても良い。
【0020】
さて、図1において無線基地局から無線通話チャネルを介して送られた無線周波信号は、アンテナANTで受けられて電波−電気信号変換がなされたのち、アンテナ共用器2を介して受信回路3に入力される。
【0021】
受信回路3にて無線周波信号は、図示しない前置アンプによりまず増幅される。続いて無線周波信号は受信回路3にて、シンセサイザ回路4から与えられるローカル信号を用いてミキシングダウンされてIF周波信号に変換される。さらにこのIF周波信号は受信回路3にて増幅されたのち、QPSK信号となっているので直交復調される。
【0022】
なおシンセサイザ回路4は、無線チャネル周波数に応じて制御部17から指示される周波数のローカル信号を発生し、受信回路3および送信回路16に与える。
【0023】
受信回路3にて直交復調された後のIF周波信号は、A/Dコンバータ5でディジタル化されたのち、モデム部6に与えられる。
【0024】
受信回路3から出力されたIF周波信号は、モデム部6で遅延検波されるとともに、フレーム同期の確立およびカラーコードの検出が行われ、ディジタル通話信号および制御データが再生される。この再生されたディジタル通話信号はチャネルコーデック7へ、また制御データは制御バス32へと出力される。
【0025】
モデム部6から出力されたディジタル通話信号は、チャネルコーデック7でデインタリーブおよび誤り訂正復号が行われる。そしてこれにより、モデム部6から出力されたディジタル通話信号に含まれる複数チャネル分のディジタル通話信号のうちから自機宛のディジタル通話信号が取り出される。
【0026】
チャネルコーデック7で取り出されたディジタル通話信号は、スピーチコーデック8にて復号化処理が行われて受話音声信号が再生される。
【0027】
そしてこの受話音声信号は、D/Aコンバータ9でアナログ化された後、受話アンプ10により増幅されて切替スイッチ52に与えられる。切替スイッチ52は、アンプ10からの受話音声信号を切替スイッチ54または切替スイッチ53のいずれかに出力する。
【0028】
受話音声信号が切替スイッチ54に与えられた場合、切替スイッチ54はこの受話音声信号を受話スピーカ11またはイヤホンマイクジャック51のいずれかに出力する。
【0029】
すなわち、切替スイッチ54が切替スイッチ52と受話スピーカ11とを繋いでいると、音声信号が受話スピーカ11から出力される。また、切替スイッチ54が切替スイッチ52とイヤホンマイクジャック51とを繋いでいると、音声信号がイヤホンマイク100のイヤホン101から出力される。
【0030】
また、切替スイッチ52が切替スイッチ53側に切り替えられている場合には、切替スイッチ52と連動する切替スイッチ53は切替スイッチ52とスピーカアンプ42とを繋ぐ。すなわち受話アンプ10と拡声スピーカ43とが接続される。これにより通話相手からの音声信号は、拡声スピーカ43から出力される。
【0031】
一方、話者が発声した音声は、送話マイク12、またはイヤホンマイク100のマイク102で送話音声信号に変換される。そしてこの送話音声信号は、送話アンプ13で増幅されたのち、A/Dコンバータ14によってデジタル化される。
【0032】
ディジタル化された送話音声信号は、スピーチコーデック8にてVSELP符号化処理が行われてディジタル通話信号とされる。スピーチコーデック8で得られたディジタル通話信号は、チャネルコーデックにて誤り訂正符号化およびインタリーブ処理が行われる。
【0033】
さらにディジタル通話信号は、モデム部6にてフレーム信号の付加やカラーコード信号の付加が行われる。これにより信号のマッピング処理が施されて得られたIF周波信号は、送信タイミングを設定してD/Aコンバータ15へと与えられる。
【0034】
IF周波信号はD/Aコンバータ15にて、アナログ化されて送信回路16へと与えられる。IF周波信号は送信回路16では、まず直交変調が行われ、さらにシンセサイザ回路4から与えられるローカル信号を用いてミキシングアップして所定の送信周波数の無線周波信号とされる。そしてこの無線周波信号は、送信回路16で増幅されたのち、アンテナ共用器2を介してアンテナANTに供給される。これにより、無線周波信号はアンテナANTより電波として送出される。
【0035】
制御部17は、ROM27に格納されている動作プログラムに基づいて動作して、LCD表示器18、拡声スピーカ43の駆動制御、シンセサイザ回路4の発生周波数の制御や、キーユニット19の出力信号の処理および着信メロディの発生などを行う。そして制御部17は、本携帯電話機の各部を携帯電話機として機能し得るように総括制御する。
【0036】
また制御部17は、制御信号線a,制御信号線b,制御信号線cを介してそれぞれ切替スイッチ53,55,54に切り替え指示信号を与え、各切替スイッチ52,53,54,55の切り替え制御を行う。なお切替スイッチは4つあるが、このうち切替スイッチ52,53が連動して動作するために、制御信号線は3本で良い。例えば制御信号線aを、切替スイッチ52に接続しても良い。
【0037】
LCD表示器18は、制御部17により駆動されて、任意の画像を表示する。キーユニット19は、電話番号、発信、終話、文字入力、あるいは機能設定やモード指定などに関する話者による指示入力を受け付ける。メロディ発生器21は、着信メロディ信号を発生する。
【0038】
スピーカアンプ42には、通話相手からの受話音声信号(受話アンプ10から出力される信号)、または着信メロディ信号(メロディ発生器21から出力される信号)のいずれかか切替スイッチ53を介して与えられる。スピーカアンプ42は、これらのいずれかの信号を拡声スピーカ43を駆動するのに十分なレベルまで増幅した上で、拡声スピーカ43に与える。拡声スピーカ43は、スピーカアンプ42から与えられる信号を音響出力として発生する。
【0039】
発振回路25は、制御部17に所定のクロック信号を供給する。ROM27は、フラッシュROMまたはEEPROMを用いて構成されている。そしてこのROM27は、制御部17の動作プログラムの他に、着信メロディ情報、静止画情報、個別番号、あるいは無線機の調整情報など、永続的に保持しておくべき種々の情報を記憶するために使用する。
【0040】
RAM28は、携帯無線電話機1の設定状態、電話番号、デジタル処理化された録音信号、話者が入力した文字情報、あるいはメロディ情報などのような比較的短期的に保持しておくべき種々の情報を記憶するために使用する。なお、このRAM28は、図示しないバックアップ電池によりバックアップされており、ある程度は長期間に渡って記憶情報を確実に保持しておくことが可能である。
【0041】
ところで、制御部17がROM27に格納された動作プログラムに基づいて動作することにより実現される制御手段は、音声通話を可能とするための制御手段などのような携帯無線電話機における周知の一般的な制御手段に加えて、スイッチ切り替え制御手段17aと、モード設定制御手段17bとを有している。
【0042】
スイッチ切り替え制御手段17aは、イヤホンマイクジャック51へのイヤホンマイク100の装着の有無に応じて、また話者のキーユニット19を介したモード設定に応じて、切替スイッチ52,53,54,55の切り替え制御を行う。
【0043】
モード設定制御手段17bは、イヤホンマイクジャック51にイヤホンマイク100が装着された状態において、話者に二つのモードを選択指定させる。本実施形態では、これらのモードを[イヤホンモード]、および[拡声モード]と称して区別する。
【0044】
イヤホンモードでは、通話相手方からの受話音声信号はイヤホン101から出力される。拡声モードでは、通話相手方からの受話音声信号は拡声スピーカ43から出力される。いずれのモードにおいても、話者からの送話音声信号はマイク102を介して携帯無線電話機1に与えられる。いずれのモードを選択するかは、キーユニット19を介した話者の選択に応じて制御部17が判断する。
【0045】
次に、以上のように構成された携帯無線電話機1の動作につき、図4のフローチャートに示す制御部17の処理手順に従って説明する。
図4のステップS1で、制御部17は切替スイッチ52,53,54,55を制御して、メロディ発生器21をスピーカアンプ42に、受話アンプ10を受話スピーカ11に、送話マイク12を送話アンプ13にそれぞれ接続する。これによりデフォルトでの通話経路が設定される。
【0046】
ステップS1が完了すると、制御部はステップS2の待ち受け状態に入る。このステップで通話相手からの着呼信号が到来するか、または話者により発呼操作がなされると、制御部17はステップS3に移行する。
【0047】
ステップS3では、制御部17はイヤホンマイクジャック51にイヤホンマイク100が装着されているか否かを判定する。ここで装着されていなければ(No)、そのままステップS7に移行して制御部17は通話処理を開始する。ここでは話者の音声はマイク12で採取されて送話アンプ13に送られ、通話相手方の音声は受話アンプ10から受話スピーカ11を介して出力される。すなわち受話スピーカ11と送話マイク12とを用いた通話が実現される。そして通話が終了すると、制御部17はステップS8でこの終話を検出してステップS1に戻る。
【0048】
一方、ステップS3でイヤホンマイクジャック51にイヤホンマイク3が装着されていたとする。この場合、制御部17はステップS3からステップS4に移行して、この時の通話モードが[拡声モード]であるか、または[イヤホンモード]のいずれであるかを判定する。
【0049】
ここで[拡声モード]であれば、制御部17はステップS5に移行する。このステップS5において、制御部17は切替スイッチ55を制御してイヤホンマイクジャック51を送話アンプ13に接続する。これに伴い送話マイク12は送話アンプ13から切り離される。また、それとともに制御部17は切替スイッチ52,53を制御して、受話アンプ10をスピーカアンプ42に接続する。これに伴いメロディ発生器21はスピーカアンプ42から切り離される。このようにして、拡声モードでの通話経路が設定される。
【0050】
したがって、この状態で通話が開始されると、話者の音声はイヤホンマイク100のマイク102で採取されて送話アンプ13に送られる。通話相手方の音声は、受話アンプ10からスピーカアンプ42および拡声スピーカ43を介して出力される。かくして、話者はマイク102と、拡声スピーカ43とを使用したハンズフリー通話を行うことが可能となる。
【0051】
一方、[イヤホンモード]が設定されていれば、制御部17はステップS4からステップS6に移行する。このステップS6において、制御部17は、切替スイッチ55を制御してイヤホンマイクジャック51を送話アンプ13に接続する。またそれとともに、切替スイッチ52,54を制御して、受話アンプ10をイヤホンマイクジャック51に接続する。このようにして、イヤホンモードでの通話経路が設定される。
【0052】
したがって、この状態で通話が開始されると、話者の音声はイヤホンマイク100のマイク102で採取されて送話アンプ13に送られる。通話相手方の音声は、受話アンプ10からイヤホン101を介して出力される。かくして、話者はマイク102と、イヤホン101とを使用したハンズフリー通話を行うことが可能となる。
【0053】
なお拡声モードおよびイヤホンモードのいずれのモードでも、通話が終了すると制御部17は、ステップS8からステップS1に戻り、通話経路を先に述べたデフォルトの状態に再設定する。
【0054】
以上のように本実施形態では、切替スイッチ54,55をそれぞれ独立して動作させ、それぞれ制御部17からの制御信号線c,bを接続して、別々に切り替え制御を行えるようにする。そして、イヤホンマイク100が装着されていない状態では、スイッチ切り替え制御手段17aによる各切替スイッチ52,53,54,55への制御のもと、メロディ発生器21をスピーカアンプ42に、受話アンプ10を受話スピーカ11に、送話マイク12を送話アンプ13にそれぞれ接続する。
【0055】
また本実施形態では、モード設定制御手段17bを備え、イヤホンマイク100が装着された状態において[拡声モード]または[イヤホンモード]なる二つのモードを選択指定できるようにする。
【0056】
拡声モードでは、イヤホンマイクジャック51を送話アンプ13に、受話アンプ10をスピーカアンプ42にそれぞれ接続する。これは、切替スイッチ52,53,55を切り替えることにより行なわれる。
【0057】
イヤホンモードでは、イヤホンマイクジャック51を送話アンプ13に、受話アンプ10をイヤホンマイクジャック51にそれぞれ接続する。これは、切替スイッチ52,54,55を切り替えることにより行なわれる。
【0058】
このように、切替スイッチ54、55を個々に独立して制御できるようにしたので、拡声スピーカ43とイヤホンマイク100のマイク102とを選択的に組み合わせて使用することが可能となる。
【0059】
すなわち、ハンズフリー通話時に拡声モードにすると、受話を拡声スピーカ43を用いて、送話をマイク102を用いて行うことができるので、話者はイヤホン101を耳に装着する必要が無くなる。その結果、ハンズフリーでの使用時における使い勝手を良くすることが可能となる。
【0060】
さらに本実施形態に係わる携帯無線電話機1では、イヤホンモードも選択できるようになっている。このため、話者が希望すればイヤホンマイク100のイヤホン101とマイク102とを用いた通話も行える。これは、例えば停車時や携帯無線電話機1を車外に持ち出した時などには便利に使える機能であり、モード設定によりこのモードを使えるようにすることで、使い勝手をさらに良くすることが可能となる。
【0061】
ちなみに、従来では切替スイッチ54,55が互いに連動して動作するようになっており、これに伴って制御信号線も切替スイッチ54に接続される制御信号線cか、あるいは切替スイッチ55に接続される制御信号線bのいずれかしか無かった。このため拡声スピーカ43とマイク102とを組み合わせて使用することができず、マイク102を使用する際には必然的にイヤホン101を使用せざるを得なかった。
【0062】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えばイヤホンマイク100の設置の仕方は上記の限りではなく、例えばマイク102に吸盤を設け、この吸盤で自動車のガラス面に取り付けるようにしても良い。または粘着テープでマイク102を任意の場所に取り付けるなど、様々な手法が考えられる。
【0063】
また本実施形態では、イヤホン101とマイク102とを備えたイヤホンマイク100を使用したが、マイクのみを本体に接続しても、本発明の特徴である拡声モードでの通話を行うことは可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の本発明では、外部機器に接続される例えば接続端子などの接続手段と、話者の音声を音声信号に変換する送話マイクと、通話相手からの音声信号を音響出力する受話スピーカと、この受話スピーカと異なる拡声スピーカと、前記接続手段への前記外部機器の接続の有無に応じて、前記話者および通話相手の音声信号の経路を切り替える例えばスイッチ切り替え制御手段などの通話経路切替手段とを備え、
この通話経路切替手段により、前記接続手段に前記外部機器が接続されていない状態では、話者とその通話相手方との通話を前記送話マイクと前記受話スピーカとを介して行い、前記接続手段に前記外部機器が接続された状態では、前記話者とその通話相手方との通話を前記外部機器のマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく、前記音声信号の経路を切り替えるようにした。
また請求項2に記載の本発明では、イヤホンマイクが接続される接続端子と、話者の音声を音声信号に変換する送話マイクと、通話相手からの音声信号を音響出力する受話スピーカと、この受話スピーカと異なる拡声スピーカと、前記接続端子への前記イヤホンマイクの接続の有無に応じて、前記話者および通話相手の音声信号の経路を切り替える例えばスイッチ切り替え制御手段などの通話経路切替手段とを備え、
この通話経路切替手段により、前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続されていない状態では、話者とその通話相手方との通話を前記送話マイクと前記受話スピーカとを介して行い、前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続された状態では、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく、前記音声信号の経路を切り替えるようにした。
【0065】
また請求項3に記載の本発明では、例えばモード設定制御手段などの通話モード設定手段を備えて前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続された場合に第1および第2の通話モードを選択設定できるようにし、
第1の通話モードでの通話を行う場合には、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと前記拡声スピーカとを介して行い、第2の通話モードでの通話を行う場合には、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと当該イヤホンマイクのイヤホンとを介して行えるように、前記通話経路切替手段に音声信号の経路を設定させるようにした。
【0066】
これらのことから、ハンズフリーで使用して使い勝手の良い移動通信端末装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係わる携帯無線電話機1の構成を示すブロック図。
【図2】 イヤホンマイク100の例を示す外観図。
【図3】 本発明の実施形態に係わる携帯無線電話機1と、イヤホンマイク100とを自動車の車内に装備した状態の例を示す図。
【図4】 本発明の実施の形態における制御部17の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…携帯無線電話機
ANT…アンテナ
2…アンテナ共用器(DUP)
3…受信回路(RX)
4…シンセサイザ回路(SYN)
5…A/Dコンバータ
6…モデム部
7…チャネルコーデック
8…スピーチコーデック
9…D/Aコンバータ
10…受話アンプ
11…受話スピーカ
12…送話マイク
13…送話アンプ
14…A/Dコンバータ
15…D/Aコンバータ
16…送信回路(TX)
17…制御部
a,b,c…制御信号線
17a…スイッチ切り替え制御手段
17b…モード設定制御手段
18…LCD表示器
19…キーユニット
20…発振回路
21…メロディ発生器
27…ROM(FROM)
28…RAM
32…制御バス
42…スピーカアンプ
43…拡声スピーカ
51…イヤホンマイクジャック
52,53,54,55…切替スイッチ(SW)
100…イヤホンマイク
101…イヤホン
102…マイク
103…自動車のAピラー

Claims (3)

  1. 外部機器に接続される接続手段と、
    話者の音声を音声信号に変換する送話マイクと、
    通話相手からの音声信号を音響出力する受話スピーカと、
    この受話スピーカと異なる拡声スピーカと、
    前記接続手段への前記外部機器の接続の有無に応じて、前記話者および通話相手の音声信号の経路を切り替える通話経路切替手段とを備え、
    この通話経路切替手段は、
    前記接続手段に前記外部機器が接続されていない状態では、話者とその通話相手方との通話を前記送話マイクと前記受話スピーカとを介して行い、前記接続手段に前記外部機器が接続された状態では、前記話者とその通話相手方との通話を前記外部機器のマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく、前記音声信号の経路を切り替えることを特徴とする移動通信端末装置。
  2. イヤホンマイクが接続される接続端子と、
    話者の音声を音声信号に変換する送話マイクと、
    通話相手からの音声信号を音響出力する受話スピーカと、
    この受話スピーカと異なる拡声スピーカと、
    前記接続端子への前記イヤホンマイクの接続の有無に応じて、前記話者および通話相手の音声信号の経路を切り替える通話経路切替手段とを備え、
    この通話経路切替手段は、
    前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続されていない状態では、話者とその通話相手方との通話を前記送話マイクと前記受話スピーカとを介して行い、前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続された状態では、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく、前記音声信号の経路を切り替えることを特徴とする移動通信端末装置。
  3. さらに、前記接続端子に前記イヤホンマイクが接続された場合の通話モードを、互いに異なる第1および第2の通話モードのいずれかに選択設定する通話モード設定手段を備え、
    前記通話経路切替手段は、
    前記通話モード設定手段で前記第1の通話モードが選択された場合に、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと前記拡声スピーカとを介して行うべく前記音声信号の経路を設定し、
    前記通話モード設定手段で前記第2の通話モードが選択された場合に、前記話者とその通話相手方との通話を前記イヤホンマイクのマイクと当該イヤホンマイクのイヤホンとを介して行うべく音声信号の経路を設定することを特徴とする請求項に記載の移動通信端末装置。
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