JP2004091942A - エアバッグ用基布およびエアバッグ - Google Patents

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Tomomichi Fujiyama
藤山 友道
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Abstract

【課題】エアバッグとしての低通気性、収納性、かつ折畳み癖付き性に優れたエアバッグ用基布およびエアバッグを提供する。
【解決手段】合成繊維織物からなるノンコートエアバッグにおいて、織物を構成している織糸の単糸は、横断面のアスペクト比が1.5〜6の範囲内にある扁平糸であり、その織物のKES−FB2−Sにより測定した曲げヒステリシスは、織物の経糸方向の曲げと緯糸方向の曲げとの平均で、5×10−3〜3×10−2N・cm/cmの範囲内にあることを特徴とする。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両にあって衝突等の衝撃から乗員を保護するエアバッグに関するものであり、さらに詳しくは、エアバッグとして収納性および低通気性に優れ、とりわけ折畳み癖付き性に優れたノンコートエアバッグ用基布およびノンコートエアバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグは、一般に、自動車等の車両のステアリングホイールの中央部やインストルメントパネル内に配された収納部に折畳まれた状態で収納され、車両衝突時に、インフレータの発するガスにより車両室内に展開膨脹して乗員を受け止めるものである。そのようなエアバッグにおいては、通気性が低いことや限られたスペース内にコンパクトに収納されることが望まれている。また、そのようなエアバッグを折り畳む収納作業性が高いことも望まれている。
【0003】
そのようなエアバッグには、従来、繊度が330〜1,100dtexのナイロン66またはナイロン6マルチフィラメント糸の平織物にクロロプレンやシリコーン等のエラストマー樹脂を塗布することによって、エアバッグとして要求される耐熱性、耐寒性、難燃性、空気遮断性等の特性を向上させた基布が使われている。しかしながら、クロロプレンエラストマー樹脂を用いるものにあっては、上述した特性を満足するためには塗布量を90〜120g/m程度としなければならず、厚くなって収納性が悪くなるという問題がある。耐熱性や耐寒性により優れるシリコーンエラストマー樹脂を用いるものにあっては、塗布量を40〜60g/m程度に低くでき、クロロプレンエラストマー樹脂を用いるものよりも軽量、コンパクトにできるものの、なお十分であるとはいえない。またコート基布は、コーティング層のゴム弾性により折り畳み癖がつきにくく、エアバッグの折り畳み収納作業性が低いという問題がある。
【0004】
そこで、近年、このような問題点を解消するためにノンコート基布を使用したエアバッグが注目されてきた。その対応技術として、ナイロン6・6、ナイロン6などのポリアミド繊維織物あるいはポリエステル系繊維織物から構成される高密度ノンコートエアバッグの検討が進められている。しかし、上記はいずれも通常の丸断面の糸を用いた基布を意識したものであり、これら丸断面糸を用いた基布の場合、単糸繊度を細くすることで柔軟性、収納性はある程度改善されるものの、エアバッグの通気性を考慮すると基布を高密度に織る必要があり、目付が増えた結果、基布の柔軟性はほとんど改善されず、収納性が満足できるものではなかった。さらに、柔軟性を向上させるためにカレンダー加工や化学収縮による方法が行われているが、このような加工であると基布に皺が入り、品位面で問題が生じることや、コスト的にも安価なエアバッグを製造することができなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来の技術の上述した問題点を解決し、低通気性と優れた収納性を有し、しかも、折畳み癖付き性に優れたノンコートエアバッグを構成することができるノンコートエアバッグ用基布を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための本発明は、合成繊維織物からなるノンコートエアバッグにおいて、織物を構成している織糸の単糸は、横断面のアスペクト比が1.5〜6の範囲内にある扁平糸であり、その織物のKES−FB2−Sにより測定した曲げヒステリシスは、織物の経糸方向の曲げと緯糸方向の曲げとの平均で、5×10−3〜3×10−2N・cm/cmの範囲内にあることを特徴とするものである。ここで、アスペクト比は、単糸の横断面をみたときの長径と短径の比として表される。曲げヒステリシスの測定はKES−FB2−Sにより測定し、布の低荷重域での基本的な力学特性と表面特性を測定するシステムであるKES(Kawabata Evaluation System)における曲げ特性に関するものである。その測定は以下の手法による。すなわち、1cm間隔のチャックに試料(試料の長さは、10cmとする。)を把持し、一方のチャックを移動させて、曲率K=−2.5〜+2.5cm−1の範囲内で等速度曲率の純曲げを行い、試料の単位長さ当りの曲げモーメントM(N・cm/cm)を計測して、曲率K=0.5〜1.5および−0.5〜−1.5の範囲における曲げモーメントMのヒステリシス幅2HBの平均値を求める。これを、試料の直交する2方向の曲げ、本発明においては、基布の経糸方向の曲げと緯糸方向の曲げの双方で測定し、両者の平均を計算する。ここで、基布の経糸方向の曲げとは、経糸が曲がる方向に曲げることをいう。このノンコートエアバッグ用基布によれば、曲げヒステリシスが5×10−3N・cm/cm以上であることから、折畳み癖が付き易く、従って、エアバッグの折畳み作業及び収納作業が容易になり、曲げヒステリシスが3×10−2N・cm/cm以下であることから、エアバッグの展開時には開きやすい。
【0007】
上記の織糸は、繊度が130〜700dtexの範囲内にあることが好ましい。また、織糸を構成する単糸は、繊度が2〜7dtexの範囲内にあることが好ましい。
【0008】
織糸は、引張強度が6.5〜9cN/dtexの範囲内にあり、伸度が12〜35%の範囲内にあることが好ましい。カバーファクターは1,800〜2,150の範囲内にあることが好ましい。ここで、カバーファクターとは、経糸繊度をD1(dtex)、経糸密度をN1(本/2.54cm)とし、緯糸繊度をD2(dtex)、緯糸密度をN2(本/2.54cm)とすると(D1×0.9)1/2×N1+(D2×0.9)1/2×N2で表される。
【0009】
本発明のノンコートエアバッグ用基布は、引張強力が少なくとも400N/cmであり、引裂強力が少なくとも100Nであることが好ましい。ここで、ノンコートエアバッグ用基布の引張強力および引裂強力はそれぞれJIS L 1096(8.12.1A法)、JIS L 1096(8.15.2A−2法)に準じて測定した経方向と緯方向との平均値である。
【0010】
また、本発明のノンコートエアバッグ用基布は、通気度が0.1cc/cm/sec以下であることが好ましい。ここで、通気度とは、JIS L 1096(8.27.1A法)に規定される方法で測定したものである。
【0011】
また、本発明は、上記のいずれかに記載のノンコートエアバッグ用基布を有するノンコートエアバッグを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のノンコートエアバッグ用基布において、合成繊維としては、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維、レーヨン繊維、ポリサルホン系繊維、超高分子量ポリエチレン繊維等が用いられる。ポリアミド繊維とは、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46や、ナイロン6とナイロン66の共重合ポリアミド繊維、ナイロン6にポリアルキレングリコール、ジカルボン酸、アミン等を共重合させた共重合ポリアミド繊維等である。また、ポリエステル繊維とは、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維等である。ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートに酸成分としてイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸や、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸を共重合させた共重合ポリエステル繊維であってもよい。なかでも、大量生産性やコスト性に優れたポリアミド繊維やポリエチレンテレフタレート繊維が好ましい。ナイロン6繊維、ナイロン66繊維は耐衝撃性に特に優れており、好ましい。なお、上述した合成繊維は、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤等の添加剤を含んでいてもよい。
【0013】
織糸は、総繊度が130〜700dtexの範囲内にあるのが好ましい。より好ましい範囲は、200〜550dtexである。総繊度が130dtex未満では、ノンコートエアバッグ基布としての引張強力や引裂強力といった物理的特性が十分でなくなることがある。また、総繊度が大きくなるほど嵩高になり、エアバッグとしたときの収納性の低下や重量の増大につながるので、700dtexまでとするのが好ましい。
【0014】
また、織糸を構成する単糸の単糸繊度は、2〜7dtexの範囲内にあるのが好ましい。より好ましい範囲は、3〜5dtexである。7dtexよりも太くなると、総繊度を抑えても収納性がそれほど改善されない。また、2dtex未満と細いものは、紡糸自体が困難であり、糸の生産性の点から好ましくない。
【0015】
本発明において、織糸を構成する単糸は、横断面形状がアスペクト比1.5〜6の範囲内にある楕円形等の形状を有する扁平断面糸を選択、使用する。好ましいのはアスペクト比2〜5の範囲である。このような扁平断面糸の使用は、基布の表面を平滑にするとともに、厚みを薄くしてエアバッグを軽量、コンパクトにするのに有効である。また、織物を構成する織糸(マルチフィラメント)中の単糸間の隙間が、アスペクト比が1である丸断面糸を用いた織物よりも少なくなるので、樹脂加工等の繁雑な工程を付与しなくても低通気性の織物が得られる。アスペクト比が1.5未満であると、織物としたときに、その横断面でみた単糸の姿勢、すなわち、長径の方向や短径の方向が揃いにくくなり、空隙が必ずしも小さくならない。一方、アスペクト比が6を超えると製糸性や製織性が悪化する。扁平断面糸は通常は楕円形であるが、アスペクト比1.5〜6を満足するならば、楕円形以外の形状であってもよい。たとえば、長方形、菱形、繭形のような左右対称形は勿論、左右非対称形でもよく、あるいは、それらの組み合わせ形でもよく、さらに、上記を基本形として突起や凹み、あるいは部分的に中空部があってもよい。
【0016】
また、織物を構成する織糸は無撚り糸であることが好ましい。無撚り糸であると基布を構成したとき、織糸の糸幅が増大することで、低通気性に有利に働く。
【0017】
織糸は、また、引張強度が6.5〜9cN/dtexの範囲内、好ましくは7〜8.5cN/dtexの範囲内にあり、伸度は12〜35%の範囲内、好ましくは18〜30%の範囲内にあるものがよい。これらの強度特性および伸度特性を有する織糸を選択、使用することにより、上述の繊度構成においてノンコートエアバッグ用基布に要求される物理的特性、とりわけ衝撃強度、引裂強度、引張強度をより向上させることができる。
【0018】
さて、上述した糸を用い、ウォータジェットルームやエアジェットルーム、レピア織機等を用いて製織し、基布を得る。この時に製織時のタテ糸張力は200cN/本より大きいと、タテ糸のクリンプが小さくなり、低通気性の面ではよいが、タテ糸方向の柔軟性が損なわれることや製織性が悪化することから好ましくない。タテ糸張力が、200cN/本以下であれば、より高ければ高いほど(より200cN/本に近いほど)、扁平単糸が水平方向へ向き、より平滑性が増すのでよい。基布構造としては、平織、綾織、朱子織やこれらの変化織、多軸織等、いずれも採り得るが、引張強力や引裂強力といった物理的特性に優れるという点から平織物とするのが好ましい。
【0019】
また、ノンコートエアバッグ用基布のカバーファクターは1,800〜2,150であることが好ましい。このカバーファクターが1,800より小さいと布の物理的特性が低下する傾向がある。また、カバーファクターが2,150より大きいと基布が硬くなり、収納性が悪くなる傾向がある。
【0020】
また、本発明のノンコートエアバッグ用基布を構成する織物の曲げヒステリシスについては、5×10−3N・cm/cm以上であることが重要である。好ましくは6×10−3N・cm/cm以上である。5×10−3N・cm/cmより小さいと、エアバッグの折畳み作業性およびケースへの収納作業性が低くなる。
【0021】
曲げヒステリシスを特定な範囲になるように制御する方法としては、低密度織物の表面に織布の凹凸に沿って樹脂被膜を形成させるような樹脂加工やカレンダー加工が一般的には考えられるが、これらの加工を適用すると、たとえば、引裂強力の低下といった強力面で問題が生ずるだけでなく、加工工程が繁雑になりコスト面でも不利になることから、好ましくない。そこで、強力低下もなく、コスト面でも不利にならずに織物の曲げヒステリシスを特定な範囲になるように制御する方法としては、断面形状のアスペクト比が1.5〜6の範囲内にある単糸を有する合成繊維マルチフィラメント糸を織糸に用い、織り工程での糸張力を適宜調整することにより、アスペクト比が1の丸断面糸を用いた織物よりも、製織後の織糸断面を扁平化させることが効果的である。
【0022】
本発明のノンコートエアバッグ用基布の特性としては、引張強力が好ましくは400N/cm以上、さらに好ましくは500N/cm以上、引裂強力が好ましくは100N以上、さらに好ましくは150N以上である。
【0023】
また、通気度については、JIS L 1096(8.27.1A法)に規定される方法で測定し0.1cc/cm/sec以下であることが好ましい。通気度が0.1cc/cm/secより大きいと、エアバッグが展開する際にバッグを構成する基布からガスが漏れ、内圧が低くなるとともに、ガスが顔面に接触するとそのガスは高温であることから乗員が火傷をする恐れがある。
【0024】
また、ノンコートエアバッグ基布の収納性は、10N荷重時のバッグの厚さが40mm以下であるという条件を満足するものが好ましい。40mmより大きいと、折り畳んだバッグのボリュームが大きいということからコンパクトにバッグを収納しにくくなる。
【0025】
ノンコートエアバッグ用基布の収納性は、60L容量のエアバッグを150×150mmになるようまず左右からそれぞれ4回蛇腹に折り畳んだ後、上下から4回蛇腹に折り畳み、その折り畳んだバッグに10Nの荷重をかけ、その時のバッグ厚さを測定して評価したものである。
【0026】
また、かかるノンコートエアバッグ用基布を用いたノンコートエアバッグは、運転席用エアバッグ、助手席用エアバッグ、後部座席用エアバッグ、側面衝突用エアバッグ、およびカーテンエアバッグなどに使用することができる。
【0027】
【実施例】
次に本発明を実施例と比較例により具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〜5、比較例1〜4〕
エクストルーダ型紡糸機を用い、25℃での98%硫酸相対粘度3.7のナイロン66チップを295℃で溶融紡糸した。各紡糸機とも口金は扁平率、形状および孔数のそれぞれ異なる口金を用い、この口金を擁する紡糸パックから糸条を紡出し、直接紡糸延伸プロセスでエアバッグ原糸470dtex、350dtexおよび235dtexの糸条を製糸した。
【0028】
その織糸を無撚りで用いて、タテ糸張力を170cN/本に調整し、ウォータージェットルームにて平織物を製織した。次いで得られた織物をピンテンター式熱処理機にて、該織物を表1記載の織密度になるように160℃で30秒間熱セットし、ノンコートエアバッグ用基布を得た。
【0029】
しかる後、そのエアバッグ用基布から直径725mmの円状布2枚を打ち抜き法にて裁断し、一方の円状布の中央に、同一布からなる直径200mmの円状補強布を3枚積層して、直径110mm、145mm、175mm線上を上下糸ともナイロン6・6繊維の1400dtexの縫糸で、本縫いによるミシン縫製し、直径90mmの孔を設け、インフレータ取り付け口とした。さらに中心部よりバイアス方向に、255mmの位置に、相反して、同一布からなる直径75mmの円状補強布を1枚当て、直径50mm、60mmの線上を、上下糸とも、ナイロン6・6繊維の1400dtexの縫糸で、本縫いによるミシン縫製し、直径40mmの孔を設けたベントホールを2カ所設置した。
【0030】
次いで、この円状布の補強布側を外にし、他方の円状布と経軸を45度ずらして重ね合わせ、直径700mm、710mmの円周上を上下糸とも、ナイロン6・6繊維の1400dtexの縫糸で、二重環縫いによるミシン縫製した後、袋体を裏返し、60L容量のノンコートエアバッグを作成した。
【0031】
表1より明らかなように、実施例1〜5のものは、比較例1〜4のものに比較し、エアバッグとしての低通気性、収納性、かつ折畳み癖付き性に優れ、エアバッグ用基布として優れていることがわかる。
【0032】
【表1】
Figure 2004091942
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、エアバッグとしての低通気性、収納性、かつ折畳み癖付き性に優れたエアバッグ用基布を提供することができる。

Claims (8)

  1. 合成繊維織物からなるノンコートエアバッグにおいて、織物を構成している織糸の単糸は、横断面のアスペクト比が1.5〜6の範囲内にある扁平糸であり、その織物のKES−FB2−Sにより測定した曲げヒステリシスは、織物の経糸方向の曲げと緯糸方向の曲げとの平均で、5×10−3〜3×10−2N・cm/cmの範囲内にあることを特徴とするノンコートエアバッグ用基布。
  2. 織糸は、総繊度が130〜700dtexの範囲内にある、請求項1に記載のノンコートエアバッグ用基布。
  3. 織糸を構成する単糸は、繊度が2〜7dtexの範囲内にある、請求項1または2に記載のノンコートエアバッグ用基布。
  4. 織糸は、引張強度が6.5〜9cN/dtexの範囲内にあり、伸度が12〜35%の範囲内にある、請求項1〜3のいずれかに記載のノンコートエアバッグ用基布。
  5. カバーファクターが1,800〜2,150の範囲内にある、請求項1〜4のいずれかに記載のノンコートエアバッグ用基布。
  6. 引張強力が少なくとも400N/cmであり、引裂強力が少なくとも100Nである、請求項1〜5のいずれかに記載のノンコートエアバッグ用基布。
  7. 通気度が0.1cc/cm/sec以下である、請求項1〜6のいずれかに記載のノンコートエアバッグ用基布。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のノンコートエアバッグ用基布を有するエアバッグ。
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