JP4604359B2 - エアバッグ基布およびエアバッグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両衝突時に乗員の衝撃を吸収し、その保護を図るエアバッグに関するものであり、さらに詳しくは、エアバッグとしての機械的特性を保持しつつ、バッグ展開後に乗員がバッグに進入した際に起こる、バッグを構成する基布のガス漏れが少ないエアバッグ基布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種交通機関、特に自動車の事故が発生した際に、乗員の安全を確保するために、種々のエアバッグが開発され、その有効性が認識され、急速に実用化が進んでいる。特に運転席用エアバッグおよび助手席用エアバッグは乗用車にはほぼ100%装着されるようになってきていることもあり、ハンドルやインストルメントパネルのデザインの多様化により、エアバッグは限られたスペース内にコンパクトに収納されることも望まれている。
【0003】
従来、エアバッグには300〜1000dtexのナイロン6・6またはナイロン6フィラメント糸を用いた平織物に、耐熱性、難燃性、空気遮断性などの向上のため、クロロプレン、クロルスルホン化オレフィン、シリコーンなどの合成ゴムなどのエラストマー樹脂を塗布、積層した基布を裁断し、袋体に縫製して作られていた。
【0004】
しかしながら、これらのエラストマー樹脂を塗布、積層する際、一般にナイフコート、ロールコート、リバースコートなどによるコーティング方式が採用されているが、フィラメント織物で構成されているエアバッグ基布に対して、通常、クロロプレンエラストマー樹脂の場合では、基布表面に90〜120g/m2 塗布されており、厚みが厚くなり、収納性の面においてもパッケージボリュームが大きくなる問題があった。またクロロプレンエラストマー樹脂に比べ、より耐熱性、耐寒性の優れたシリコーンエラストマー樹脂の場合では、塗布量が40〜60g/m2 で軽量化しつつ、収納性コンパクト性の面でもかなり向上したがまだ不十分であり、またバッグをパッケージに折り畳んで収納する際に折り畳みにくいという問題があった。またさらにエラストマーの塗布、積層の工程が繁雑で生産性の面にも問題があった。
【0005】
そこで、近年、このような問題点を解消するためにノンコート基布を使用しエアバッグが注目されてきた。その対応技術として、ナイロン6・6、ナイロン6などのポリアミド繊維織物あるいはポリエステル系繊維織物から構成される高密度ノンコートエアバッグの検討が進められている。
【0006】
例えば、特許2950954号公報には、総繊度300〜400dtexの糸を用いたノンコート基布が開示されている。この提案により得られるエアバッグ基布は、バッグ収納性の面でかなり改善されるが、基布に応力がかかった後の通気度においては満足できるものではなかった。また、特開平9−78392号公報には、総繊度300〜500デニール、単糸繊度2.0〜4.0デニールの糸を用いたノンコート基布が開示されているが、この提案のものも、バッグ収納性の面でかなり改善されるが、基布に応力がかかった後の通気度においては満足できるものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来のエアバッグの欠点に鑑み、バッグ展開後に乗員がバッグに進入した際に起こる、バッグを構成する基布のガス漏れが少なく、かつ、バッグ収納性やバッグ耐熱性に優れたエアバッグ基布およびエアバッグを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用する。すなわち、本発明のエアバッグ基布は、合成繊維織物からなるエアバッグ基布において、二酸化ケイ素およびシリコーン樹脂を必須成分とする抗目ズレを向上させる機能性化合物が付着した織糸で構成されており、
前記機能性化合物を構成する二酸化ケイ素とシリコーン樹脂の混合比率(重量比率)が、1対0.01〜0.10であって、
後の欄に規定する方法で測定されたときの、該織物の長さ方向に伸長した後の通気度、および、該織物の幅方向に伸長した後の通気度が、いずれも60cc/cm2/sec以下であることを特徴とするエアバッグ基布で構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、バッグが展開した後、乗員が該バッグに進入した際の、該バッグを構成する基布のガス漏れについて、鋭意検討したところ、本文中に規定する方法で測定したときの、該織物の長さ方向に伸長した後の通気度、および、該織物の幅方向に伸長した後の通気度を、それぞれ60cc/cm2/sec以下に制御することにより、上述課題を達成できることを究明したものである。
【0010】
本発明における合成繊維織物としては、ナイロン6・6、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン4・6およびナイロン6とナイロン6・6の共重合、ナイロン6にポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミンなどを共重合したポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのホモポリエステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成する酸成分にイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを共重合したポリエステル繊維、パラフェニレンテレフタルアミドおよび芳香族エーテルとの共重合に代表されるアラミド繊維、レーヨン繊維、ポリサルフォン系繊維、超高分子量ポリエチレン繊維および上記合成繊維を主体とする海島構造を有する高分子配列体繊維から構成される合成繊維布帛が用いられる。これらの中でもポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維が好ましく、さらにはナイロン6・6、ナイロン6などのポリアミド繊維が耐衝撃性の面から好ましい。かかる繊維には、原糸の製造工程や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されている各種添加剤を含んでもよい。たとえば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有せしめることができる。
【0011】
また、該織物の長さ方向に伸長した後の通気度、および、該織物の幅方向に伸長した後の通気度が、いずれも60cc/cm2/sec以下であることが、バッグ展開後に乗員がバッグに進入した際の、バッグ内圧を保持するという面から必須となる。該長さ方向に伸長した後の通気度の測定方法は、以下の方法で実施したものである。
【0012】
図1に示すようなタテ20cm、ヨコ15cmのサンプルを採取し、該サンプルを、両端5cmを余して、5cmのチャックで保持して、引張試験機にセットし、引張速度200mm/minで、1764Nの引っ張り力を加えたあと、該引っ張り力を解除し、そのサンプルの中央部分について、流体(空気)を19.6kPaの圧力に調整して流し、その時通過する空気流量を測定した。
【0013】
また、該幅方向に伸長した後の通気度の測定方法は、該長さ方向に伸長した後の通気度の測定時のタテとヨコを反対にした方法を採用したものである。
【0014】
該通気度が60cc/cm2/secより大きいと、エアバッグ展開後に乗員が該バッグに進入した際に、基布からのインフレーターから発生するガスが、基布から大きく漏れ、該バッグ内圧が保持できなくなり、乗員の衝撃をバッグが吸収できない。また、該ガスは高温であることから、基布を通過したガスが顔面に接触すると、乗員が火傷をする恐れもある。
【0015】
また、該織物の、いずれの通気度についても、それぞれ30cc/cm2/sec以下、さらに好ましくは20cc/cm2/sec以下であることが、エアバッグ展開時の該バッグ内圧を保持する上でよい。該通気度が30cc/cm2/secより大きいと、エアバッグが展開する際に、該バッグを構成する基布からガスが漏れ、該バッグ内圧が上がらなくなる。
【0016】
かかる機能を縫製部目ズレからみると、かかるエアバッグ基布の縫製部目ズレが、好ましくは2.0mm以下であることが判明した。かかる縫製部目ズレ性を有する基布は、バッグ展開性の面からも好ましい。該縫製部目ズレの測定は、以下の方法で実施したものである。
【0017】
タテ方向およびヨコ方向に7cm幅のサンプルを採取し、タテ方向同志およびヨコ方向同志を重ね合わせて、上糸、下糸とも、ナイロン6・6繊維の1400dtex/1から構成される縫糸で、二重環縫い方式によるミシン縫製した。該縫製サンプルを、両端1cmを余して、5cm幅のチャックで保持して、引張試験機にセットし、1274Nの引っ張り力を加えたときの、縫糸と基布間に生ずる隙間をメジャーで読みとり、隙間の大きい5カ所を測定して、その平均値を求めて表したものである。
【0018】
該縫製部目ズレが2.0mmより大きいと、バッグ展開時に縫製部が目ズレをおこし、該目ズレ部分からガスが吹き出し、縫糸を焼き切ったり、基布が引き裂かれる危険性がでるため、エアバッグ基布としては適さない。
【0019】
また、該織物を構成する糸の総繊度は、400〜500dtexであることが、耐熱性およびバッグ収納性の面から好ましい。総繊度が400dtex未満であると、バッグ収納性の面では良いが、耐熱性面で問題が生じる。つまり、エアバッグが展開する際、インフレーターから発生するガスによって、バッグが膨らむが、該ガスや該インフレーターから放出されるミストの温度が高温のため、エアバッグに用いる織物の糸の総繊度が細すぎると、該ガスによって該糸が切断される危険性がある。また、逆に総繊度が500dtexより大きいと、耐熱性面では良いが、バッグ収納性面で問題が生じる。
【0020】
また、該織物を構成する糸の単糸繊度は、好ましくは4.0dtex以下、さらに好ましくは3.3dtex以下であるのが、低通気性およびバッグ収納性の面から好ましい。かかる細い単糸繊度のものを使用することで、糸を構成する単糸間の隙間が減少し、低通気性をもたらすとともに、糸の柔軟性が増すことから、バッグを折り畳む際に、折り畳んだ部分の屈曲部がつぶれ易くなり、バッグ収納性も向上する。
【0021】
また、該織物の構造としては、平織、綾織、朱子織およびこれらの変化織、多軸織などの組織のものが好ましく使用されるが、これらの中でも、機械的特性に優れることから、特に平織物が好ましく使用される。また、該織物のカバーファクターは、1800〜2150であることが、低通気性およびバッグ収納性面から好ましい。カバーファクターが1800より小さいと、バッグ収納性面では好ましいが、機械的特性が低下するとともに、通気度が高くなる。また、カバーファクターが2150より大きいと、低通気性や機械的特性の面では好ましいが、織物が硬くなり、柔軟性が悪くなり、バッグ収納性面で問題が生じる。
【0022】
ここで、カバーファクターとは、タテ糸総繊度をD1(dtex) 、タテ糸密度をN1(本/2.54cm)とし、ヨコ糸総繊度をD2(dtex) 、ヨコ糸密度をN2(本/2.54cm) とすると(D1*0.9 )1/2 ×N1 +(D2*0.9 )1/2 ×N2 で表される。
【0023】
また、製織工程で用いられる織機としては、ウォータージェットルーム、エアージェットルーム、レピアルームなどが用いられる。
【0024】
また、バッグ収納性面については、エアバッグはエアバッグ用基布をある所定の形に折り畳み、ある大きさのパッケージに収納されることから、基布の折り畳み性と収納した後のバッグボリュームが重要となってくる。そこで本発明における該織物は、収納性試験での10N荷重時のバッグの厚さが、40mm以下であり、かつ、該荷重解除時のバッグの厚さが50mm以下であることが好ましい。
【0025】
ここで、かかる収納試験については、以下の方法で実施したものである。
【0026】
エアバッグ基布から直径725mmの円状布帛2枚を打ち抜き法にて裁断し、一方の円状布帛の中央に、同一布帛からなる直径200mmの円状補強布帛を、3枚積層して、直径110mm、145mm、175mm線上を、上下糸とも、ナイロン6・6繊維の470dtex/1×3から構成される縫糸で、本縫いによるミシン縫製し、直径90mmの孔を設け、インフレーター取り付け口とする。さらに中心部より、バイアス方向に255mmの位置に、相反して、同一基布からなる直径75mmの円状補強布帛を1枚当て、直径50mm、60mmの線上を、上下糸とも、ナイロン6・6繊維の470dtex/1×3から構成される縫糸で、本縫いによるミシン縫製し、直径40mmの孔を設けたベントホールを2カ所設置する。次いで、このベントホールを設けた円状布帛の補強布帛側を外にし、残りの円状布帛と経軸を45度ずらして重ね合わせ、直径700mm、710mmの円周上を、上下糸とも、ナイロン6・6繊維の1400dtex/1から構成される縫糸で、二重環縫いによるミシン縫製した後、出来上がった袋体を裏返して、60L容量のエアバッグを作成した。
【0027】
このエアバッグを、図1で示すように、バッグを150×150mmになるように、まず、左右から、それぞれ4回蛇腹に折り畳んだ後、次いで上下から4回蛇腹に折り畳んで、出来上がった該折り畳みバッグに、図2で示すように、10Nの荷重をかけ、その時のバッグの厚さを測定する。その後、該荷重を取り除いた後のバッグの厚さを測定する。
【0028】
10N荷重時のバッグの厚さが、40mmより大きいと、折り畳んだバッグのボリュームが大きいということから、コンパクトにバッグを収納しにくくなる。また、該荷重解除後のバッグの厚さが、50mmより大きいと、バッグの折り畳んだ後の反発性が大きいということから、バッグ収納作業性面で好ましくない。
【0029】
次に、該織物の伸長した後の通気度を小さくする手段としては、該織物を構成する織糸に、抗目ズレを向上させる機能性化合物を付着させることが好ましい。そうすることで、該織物を構成する織糸の糸−糸摩擦が大きくなり、該織物に外力がかかっても、織物構造が変化しにくくなることから、伸長後の通気度も大きくなりにくくなる。また、縫製部目ズレの点から見ても、該織物を構成する織糸の糸−糸摩擦が大きくなり、縫製部において、縫糸と織物間に外力がかかっても、織物構造が保持され、縫製部目ズレをおこしにくくなることから、有効な手段といえる。
【0030】
かかる機能性化合物とは、抗目ズレを向上させるものであれば特に限定されないが、無機系ケイ素化合物が好ましく使用される。かかる無機系ケイ素化合物としては、一酸化ケイ素、二酸化ケイ素等のケイ素酸化物、ケイ酸塩、水素化ケイ素、ハロゲン化ケイ素、窒素化ケイ素等が好ましく使用される。これらの中でも、加工性、安定性、低コスト性の上から、二酸化ケイ素が好ましく用いられる。また、無機系ケイ素化合物と織物の接着性を向上させるために、バインダー樹脂を併用するのもよい。かかる樹脂としては、特に限定されないが、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂およびフッ素樹脂から選ばれた少なくとも1種が好ましく使用される。その中でもシリコーン樹脂が好ましく使用される。
【0031】
かかるバインダー樹脂と無機系ケイ素化合物とからなる樹脂組成物としては、二酸化ケイ素とシリコーン樹脂の混合物が、織物の柔軟性や、引裂強力を悪化させることなく、抗目ズレ性を向上させることができることから好ましく使用される。かかる二酸化ケイ素とシリコーン樹脂の混合比率については、二酸化ケイ素1に対して、シリコーン樹脂が0.01〜0.10であることが、抗目ズレ性はもとより、柔軟性、引裂強力、難燃性の面から必要である。該シリコーン樹脂の比率が、該二酸化ケイ素に対して0.01より小さいと、織物が柔軟にはならず、しかも引裂強力が低下する場合がある。つまり0.01以上混合させることで、織物の柔軟性の維持および引裂強力の低下を防ぐことができる。また、該比率が0.10より大きいと、難燃性が悪化する場合がある。
【0032】
また、かかる機能性化合物(無機系ケイ素化合物)の付着量については、該織物に対して0.1〜3.0重量%であることが好ましく、0.4〜1.0重量%であることがさらに好ましい。該付着量が0.1重量%より少ないと、縫製部の抗目ズレ性の効果が小さすぎ、逆に1.0重量%より多いと、抗目ズレ性にはよいが、織物が硬くなったり、引裂強力や難燃性にも悪影響を及ぼす。
【0033】
かかる機能性化合物を該織物の少なくとも片面に、付着させる方法としては、該機能性化合物からなる樹脂希釈液または樹脂発泡液を、該織物に付与した後、熱処理を施す方法が好ましく採用される。その付与方法としては、含浸処理、例えば、浸漬する槽と、均一に含浸させるためのマングル、また、キュームなどから構成される装置や、スプレー装置、フォーミング装置、コーティング装置などが使用できるが、特に制約を受けるものではない。なお、スプレー、フォーミング装置、コーティング装置を採用する場合は、織物の片面あるいは両面に付与してもよい。
【0034】
かかる機能性化合物からなる樹脂希釈液および樹脂発泡液としては、固形分で0.1〜10重量%の機能性化合物を含有させることが好ましい。また、機能性化合物からなる樹脂希釈液または樹脂発泡液は、粒子径0.5〜100mμの無水ケイ酸を、水中に分散せしめた二酸化ケイ素粒子のコロイド溶液に、水系のシリコーン樹脂を混合させた溶液が好ましく用いられる。
【0035】
次に、熱処理としては、該機能性化合物を付与した後、100〜200℃の熱処理が好ましく、120〜160℃の熱処理がさらに好ましい。なお、機能性化合物の付与は、生機、精練後、乾燥後、あるいは、熱セット後の、いずれにおいても施すことができる。
【0036】
また、さらなる低通気性やほつれ防止性を付与させるために、該織物に樹脂加工を施してもよい。樹脂加工に用いる合成樹脂としては、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、シリコーン系、ポリエチレン系、スチレンブタジエン系、ニトリルブタジエン系などを用いることができる。また該樹脂は、溶剤系、水系、水分散系樹脂液または発泡樹脂液が適宜使用できるが、作業性の面から水系または水分散系樹脂液または発泡樹脂液が好ましく用いられる。一方、これらの合成樹脂は3〜20g/m2 付与するのが好ましい。あまり少なすぎると、安定的に低通気性が得られにくくなるとともに、ほつれ防止効果も得られにくくなり、また、必要以上に多いと、織物が粗硬になり、収納性に劣るので好ましくない。
【0037】
また、該織物の目付が250g/m2 以下であることが、軽量化の面で好ましく、該織物の厚さについては、0.35mm以下であることが、バッグ収納性の面で好ましく、剛軟度については、タテ糸方向およびヨコ糸方向ともに、100mm以下であることが、柔軟性の面で好ましく、また、引張強力が500N/cm以上、引張伸度が20%以上、引裂強力が100N以上であることが、機械的特性面から好ましい。
【0038】
また、本発明のエアバッグ基布は、運転席用、助手席用、後部席用、サイド用、インフレータブルカーテンなど各種エアバッグに使用することができる。
【0039】
本発明のエアバッグ基布およびエアバッグの特徴は、機械的特性を保持しつつ、バッグ展開時のガス漏れが少ないという点にある。
【0040】
【実施例】
次に実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。
【0041】
なお、実施例中における各種評価は、下記の方法に従って行なった。
目付(重量) :JIS L1096 (6.4.2法)により求めた。
厚さ :JIS L1096 (6.5法)により求めた。
剛軟度 :JIS L1096(6.19.1A法)により求めた。
残留油分 :JIS Lー1096(6.36.2B法)により求めた。
引張強力 :JIS L1096(6.12.1A法)に基づき、織物幅は3cm、引張つかみ間隔15cm、引張速度200mm/minで引っ張った時の破断強力を測定した。
破断伸度 :JIS L1096(6.12.1A法)に基づき、織物幅は3cm、引張つかみ間隔15cm、引張速度200mm/minで引っ張った時の破断伸度を測定した。
引裂強力 :JIS L1096(6.15.2A−2法)に基づき、引張速度200mm/minで引っ張ったときの引裂強力を求めた。
織物の通気度 :流体(空気)を19.6kPaの圧力に調整して流し、その時通過する空気流量を測定した。
織物の長さ方向伸長後の通気度: 図1に示すようなタテ20cm、ヨコ15cmのサンプルを採取し、該サンプルを両端5cmを余して5cmのチャックで保持して引張試験機にセットし、引張速度200mm/minで1764Nの引っ張り力を加えたあと、該引っ張り力を解除し、そのサンプルの中央部分について、流体(空気)を19.6kPaの圧力に調整して流し、その時通過する空気流量を測定した。
織物の幅方向伸長後の通気度:織物の長さ方向伸長後の通気度の測定時のタテとヨコを反対にした方法で、サンプル採取および引っ張り力を加えたあと、そのサンプルの中央部分について、流体(空気)を19.6kPaの圧力に調整して流し、その時通過する空気流量を測定した。
縫製部目ズレ :タテ方向およびヨコ方向に7cm幅のサンプルを採取し、タテ方向同志およびヨコ方向同志を重ね合わせて上糸、下糸ともナイロン6・6繊維の1 400dtex/1から構成される縫糸で二重環縫いによるミシン縫製した。該縫製サンプルを両端1cmを余して5cm幅のチャックで保持して引張試験機にセットし1274Nの引っ張り力を加えたときの縫糸と基布間に生ずる隙間をメジャーで読みとり、隙間の大きい5カ所を測定し平均値を求めた。
収納性試験 :60L容量のエアバッグを図2で示すようにバッグを150×150mmになるようにまず左右からそれぞれ4回蛇腹に折り畳んだ後、上下から4回蛇腹に折り畳み、該折り畳んだバッグに図3で示すように10Nの荷重をかけ、その時のバッグの厚さを測定した。その後、該荷重を取り除いた後のバッグの厚さを測定した。
バッグ展開性試験(1):200kPa出力の電気着火式インフレータにて展開させた時のバッグ最大内圧を測定し、該バッグ最大内圧が20kPa以上の場合を○、20kPaより低い場合を×とした。
バッグ展開性試験(2):図4に示すように、展開前のモジュールカバーから20cmの位置に鉄板を置き、200kPa出力の電気着火式インフレーターにて60L容量のエアバッグを展開させ、エアバッグを鉄板に当てた時のバッグ内圧を測定し、該バッグ内圧が30kPa以上の場合を○、30kPaより低い場合を×とし、あわせてバッグの損傷具合も調べた。
実施例1(参考例)
総繊度が470dtex、144フィラメント、強度が7.3cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにて、タテ糸およびヨコ糸の織り密度が51本/2.54cmの平織物を得た。次いで、該織物を160℃で1分間ヒートセットした。
【0042】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0043】
較例1
総繊度が470dtex、72フィラメント、強度が7.3cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにてタテ糸およびヨコ糸の織り密度が51本/2.54cmの平織物を得た。次いで、該織物を160℃で1分間ヒートセットした。
【0044】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0045】
表1から明らかなように、通気度が高く、縫製部目ズレが大きいためバッグ展開性面で劣っており、また、基布が硬くバッグ収納性面でも劣っていた。
比較例2
総繊度が350dtex、72フィラメント、強度が7.3cN/dtex、伸度が22.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにてタテ糸およびヨコ糸の織り密度が59本/2.54cmの平織物を得た。次いで、該織物を160℃で1分間ヒートセットした。
【0046】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0047】
表1から明らかなように、バッグ収納性は優れているが、通気度が高く、また総繊度が細いため、バッグ展開性面で劣っていた。
実施例2
総繊度が470dtex、136フィラメント、強度が8.4cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにてタテ糸およびヨコ糸の織り密度が50本/2.54cmの平織物を得た。次いで、該織物の片面に粒径80mμの二酸化ケイ素を固形分で3.0重量%、水性シリコーン樹脂を、固形分で0.1重量%、アニオン系起泡剤1.5重量%に調整し、発泡倍率10倍とした樹脂発泡希釈液で、ロータリースクリーン装置にて、該樹脂発泡希釈液の塗工量が20g/m2になるようコーティングし、130℃で2分間処理し、エアバッグ基布を得た。
【0048】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0049】
表1から明らかなように、低通気性で縫製部目ズレも小さくバッグ展開性に優れ、かつバッグ収納性にも優れていた。
比較例3
総繊度が470dtex、72フィラメント、強度が8.4cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにてタテ糸およびヨコ糸の織り密度が50本/2.54cmの平織物を得た。次いで該織物を実施例2と同様の方法にて、コーティングし、エアバッグ基布を得た。
【0050】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0051】
表1から明らかなように、通気度が高いためバッグ展開性面で劣っており、また、基布が硬くバッグ収納性面でも劣っていた。
実施例3(参考例)
総繊度が470dtex、120フィラメント、強度が8.4cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにてタテ糸およびヨコ糸の織り密度が48本/2.54cmの平織物を得た。次いで、該織物の片面に粒径80mμの二酸化ケイ素を、固形分で4.0重量%、アニオン系起泡剤1.5重量%に調整し、発泡倍率10倍とした樹脂発泡希釈液で、ロータリースクリーン装置にて、該樹脂発泡希釈液の塗工量が20g/m2になるようコーティングし、160℃で2分間処理し、エアバッグ基布を得た。
【0052】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0053】
較例4 総繊度が470dtex、96フィラメント、強度が8.4cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメント糸を用い、ウォータージェットルームにてタテ糸およびヨコ糸の織り密度が48本/2.54cmの平織物を得た。次いで該織物を160℃で1分間ヒートセットし、エアバッグ基布を得た。
【0054】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0055】
表1から明らかなように、通気度が高く、縫製部目ズレが大きいためバッグ展開性面で劣っており、また、基布が硬くバッグ収納性面でも劣っていた。
実施例4 (参考例)
総繊度が470dtex、192フィラメント、強度が8.6cN/dtex、伸度が22.5%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメントを用い、エアージェットルームにて、タテ糸の織り密度が48本/2.54cm、ヨコ糸の織り密度が46本/2.54cmの平織物を得た。次いで、該織物を、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含んだ80℃温水浴中に3分間浸漬した後、130℃で3分間乾燥させた後、粒径10mμの二酸化ケイ素を固形分で3.2重量%、エポキシ樹脂を固形分で2.5重量%、メラミン樹脂を固形分で2.5重量%含んだ樹脂希釈液に含浸し、マングルにて、200kPaの圧力にて絞り、160℃で2分間処理し、エアバッグ基布を得た。
【0056】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0057】
較例5 総繊度が470dtex、72フィラメント、強度が8.4cN/dtex、伸度が23.0%からなるナイロン6・6繊維からなるフィラメントを用い、エアージェットルームにて、タテ糸の織り密度が48本/2.54cm、ヨコ糸の織り密度が46本/2.54cmの平織物を得た。次いで該織物を160℃でヒートセットし、エアバッグ基布を得た。
【0058】
このようにして得られたエアバッグ基布およびエアバッグの特性を評価し、表1に示した。
【0059】
表1から明らかなように、通気度が高く、縫製部目ズレが大きいためバッグ展開性面で劣っており、また、基布が硬くバッグ収納性面でも劣っていた。
【0060】
【表1】
Figure 0004604359
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、エアバッグ用基布としての必要な機械的特性を保持しつつ、低通気性やバッグ収納性やバッグ耐熱性に優れ、かつ、縫製部目ズレの小さいエアバッグ基布を提供でき、エアバッグによる乗員保護システムを普及促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、織物の長さ方向伸長後の通気度測定用サンプル図である。
【図2】この図は、収納性試験のエアバッグの折り畳み方法を示す概略図である。
【図3】この図は、収納性試験時のエアバッグに荷重をかけた時のバッグ厚さの測定方法を示す概略図である。
【図4】この図はバッグ展開特性(2)を測定する装置概略図である。
【符号の説明】
1:サンプル
2:通気度測定部分
3:チャック
4:60L容量エアバッグ
5:折り畳み方向
6:左右から折り畳んだエアバッグ
7:上下から折り畳んだエアバッグ
8:上下、左右から折り畳んだエアバッグ
9:荷重
10:荷重をかけた時のエアバッグの厚さ
11:モジュールカバー
12:鉄板
13:エアバッグ

Claims (9)

  1. 合成繊維織物からなるエアバッグ基布において、二酸化ケイ素およびシリコーン樹脂を必須成分とする抗目ズレを向上させる機能性化合物が付着した織糸で構成されており、
    前記機能性化合物を構成する二酸化ケイ素とシリコーン樹脂の混合比率(重量比率)が、1対0.01〜0.10であって、
    発明の詳細な説明中に規定する方法で測定されたときの、該織物の長さ方向に伸長した後の通気度、および、該織物の幅方向に伸長した後の通気度が、いずれも60cc/cm2/sec以下であることを特徴とするエアバッグ基布。
  2. 該織物の、発明の詳細な説明中に規定する方法で測定されたときの長さ方向に伸長した後の通気度、および、該織物の幅方向に伸長した後の通気度がいずれも30cc/cm2/sec以下であることを特徴とする請求項1記載のエアバッグ基布。
  3. 該織物が、発明の詳細な説明中に規定する方法で測定したときの、縫製部目ズレが2.0mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ基布。
  4. 該織物が、総繊度400〜500dtex、単糸繊度4.0dtex以下の合成繊維フィラメントから構成されたカバーファクターが1800〜2150の織物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグ基布。
  5. 該織物が、単糸繊度3.3dtex以下の合成繊維フィラメント糸から構成された織物であって、かつ、発明の詳細な説明中に規定する方法で測定されたときの長さ方向に伸長した後の通気度、および、該織物の幅方向に伸長した後の通気度が、いずれも20cc/cm2/sec以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアバッグ基布。
  6. 該織物を用いてエアバッグを作成したときに、発明の詳細な説明中で規定する収納性試験での10N荷重時のバッグの厚さが40mm以下であり、かつ、該荷重解除時のバッグ厚さが50mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエアバッグ基布。
  7. 該機能性化合物の付着量が、0.1〜3.0重量%であることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載のエアバッグ基布。
  8. 該機能性化合物の付着量が、0.4〜1.0重量%であることを特徴とする請求項に記載のエアバッグ基布。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のエアバッグ基布で構成されていることを特徴とするエアバッグ。
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