JP2004091080A - 自動倉庫の管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの好みに合わせて、入出庫に要する時間が最短になる、あるいは、重量の大きい物品が自動倉庫の収納棚の下部に収納されるような自動倉庫の運用方法を選択できる自動倉庫の管理装置を提供する。
【解決手段】自動倉庫の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置において、制御モード選択手段と、自動倉庫の各収納枠へ物品を入出庫するのに要する時間、及び収納可能な重量を定める重量区分情報の内の少なくとも一方を含む収納枠管理情報を記憶する記憶手段と、サイクル優先モードあるいは下段優先モードのいずれかを実行する在庫管理手段とを備えた構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】自動倉庫の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置において、制御モード選択手段と、自動倉庫の各収納枠へ物品を入出庫するのに要する時間、及び収納可能な重量を定める重量区分情報の内の少なくとも一方を含む収納枠管理情報を記憶する記憶手段と、サイクル優先モードあるいは下段優先モードのいずれかを実行する在庫管理手段とを備えた構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動倉庫を管理する管理装置に関し、特に、効率のよい自動倉庫の枠番号を選定する自動倉庫の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12に示すように、従来の自動倉庫60は個々の物品を収納する収納枠52を多数備えた収納棚51が前後に配列され、当該前後の収納棚51の間をスタッカクレーン53が左右に走行するようになっている。また、上記スタッカクレーン53には入出庫物を積載するキャリッジ54が上昇、下降をするようなっており、更に、キャリッジ54には、延進して上記入庫物を収納枠52に収めるための、あるいは縮退して収納枠52から上記収納物を出庫するためのフォーク59が装着されている。
【0003】
またこのフォーク59は上記前後に配置された収納棚51のいずれの側にも延進、縮退できるようになっており、一つのスタッカクレーン53が前後の収納棚51の両方の入庫、出庫を受け持つことができるようになっている。更に、上記スタッカクレーン53、キャリッジ54、及びフォーク59の動作は地上設定機(制御装置)56によって制御されるようになっており、また、この地上設定機56は図13に示すように、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して接続された管理装置10(例えばパーソナル・コンピュータ)からの指令に基づいて動作するようになっている。ここでいう管理装置10は、自動倉庫60の在庫情報を管理するとともに自動倉庫60に対して制御指令を出力するための装置であるが、以下のように、管理装置10を操作することによって自動倉庫60から物品を入出庫することもできる。
【0004】
図14、及び図15は管理装置10の標準入出庫(以下標準モードという)の動作を示すフロー図である。図14及び図15によれば入出庫動作は以下の通りである。
【0005】
すなわち、自動倉庫60に物品を入庫したい場合は、ユーザは、管理装置10の表示画面である図16(a)に示す入出庫画面30を見てA項の「入庫」を選択する。尚、表示画面はタッチパネル方式になっており、表示画面が入力画面を兼ねているので、表示画面に表示されている項目をタッチするだけで目的の項目が入力できる。ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等を用いて物品を指定する品種コード(または品種名)、数量を入力し当該入出庫画面30の「完了」を入力する(図14、手順S1:Y→S2→S5:N→S6:Y)。
【0006】
これに続いて、管理装置10は空いている収納枠52からランダムかつ自動的に収納枠52を選定し、この選定された収納枠52の識別番号(以下、収納枠52の識別番号のことを単に「枠番号」という)とともに入庫指令を、スタッカクレーン53を制御する地上設定機56に出力する。この入庫指令を受けた地上設定機56は、スタッカクレーン53を作動させてステーション55から、キャリッジ54に設けられているフォーク59を延進・縮退させて収納すべき物品をキャリッジ54に取り込み、このキャリッジ54を上記枠番号で指定された目的の収納枠52に移動させる。キャリッジ54が目的の収納枠52に到達すると、スタッカクレーン53は収納すべき物品を当該収納枠52に下ろし、物品の入庫動作が完了する。
【0007】
更に、管理装置10は、自動倉庫60から入出庫を行なうごとに、図17に示す在庫管理テーブル13を更新して、在庫管理を行なっている(図14、手順S9→S11→S12→S13)。この在庫管理テーブル13は図17に示すように、「枠番号」「品種コード」「品種名」「数量」等の複数のフィールドから成り立っている。もちろん、在庫管理テーブルの構成はこれに限られるものではない。すなわち、ここでいう在庫管理テーブル13は、自動倉庫60の在庫量を管理するためのテーブルであるので、上記した4フィールド「枠番号」「品種コード」「品種名」「数量」だけでなく、「入庫日時」「ロット番号」「入庫者番号」等のフィールドを必要に応じて加えた管理テーブルも存在する(以上が標準の「棚自動選択」動作になる)。
【0008】
また、ユーザは上記入出庫画面30で品種、数量を入力した後に、「完了」を入力せずに、管理装置10が備えるキーボードやマウス等を用いて物品が収納されるべき枠番号を入力し、当該入出庫画面30に表示されている「完了」をタッチパネル方式で入力すると(図14、手順S5:Y→S7:Y)、管理装置10は指定された枠番号とともに入庫指令を地上設定機56に出力する。この入庫指令を受けた地上設定機56は、スタッカクレーン53を作動させ、スタッカクレーン53はステーション55から収納すべき物品を取り込んで指定された収納枠52まで搬送し、物品を当該収納枠52に収納する。この一連の入庫動作を完了すると、管理装置10は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図14、手順S10→SS11→S12→S13)(以上が標準の「棚指定入力」動作になる)。
【0009】
一方、自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、ユーザは管理装置の表示画面、すなわち図16(a)に示す入出庫画面30見てB項の「出庫」選択する。次に、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等を用いて物品を指定する品種コード(または品種名)、数量を入力し、当該入出庫画面30の「完了」をタッチパネル方式で入力する(図14及び図15、手順S1:N→S15→S16:N→S17;Y→S19:Y)。
【0010】
この後、管理装置10は入力された品種コード、数量に該当する収納枠52を自動的に選定し、この選定された収納枠52の枠番号とともに出庫指令を地上設定機56に出力する。そして、この出庫指令を受けた地上設定機56は、上記スタッカクレーン53を作動させ、キャリッジ54に取り込んだ物品をステーション55まで搬送する。この一連の出庫動作を完了すると、管理装置10は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図15、手順S21→S24→S25→S13)(以上が標準の「棚自動割当」動作になる)。
【0011】
一方、入出庫画面30で数量の入力を行なわず「完了」を入力すると、管理装置10の表示画面は図16(b)に示す枠指定画面34に切換わり、上記で入力した品種に該当する物品を収納している枠一覧を表示する。当該枠指定画面34の例では、枠番号161、191の物品が表示されている。ここで、当該枠指定画面34においてタッチパネル方式で枠番号を指定して数量を入力し(例えば、枠番号161、数量1)、「完了」を入力する(図15、手順S16:Y→S18→S20→S22:Y)と、管理装置10は指定された枠番号とともに出庫指令を地上設定機56に出力する。この出力指令を受けた地上設定機56は、スタッカクレーン53を作動させ、このスタッカクレーン53は指定された収納枠52から目的の物品を取り出して、ステーション55まで搬送する。この一連の出庫動作を完了すると、管理装置10は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行ない(図15、手順S23→S24→S25→S13)、この後、管理装置10は元の入出庫画面30を表示する(以上が標準の「棚指定出庫」動作になる)。
【0012】
上記のように、管理装置10は標準入出庫の「棚自動選択」(入庫)、「棚指定入庫」、「棚自動割当」(出庫)、及び「棚指定出庫」動作を行なっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、入庫時に選択できるのは標準の「棚自動選択」動作及び標準の「棚指定入庫」動作のいずれかのみで、標準の「棚自動選択」動作が選択されていると、入庫すべき目的の収納枠52がランダムかつ自動的に選定される。また、出庫時に選択できるのは「棚自動割当」動作及び「棚指定出庫」動作のいずれかのみで、「棚自動割当」が選択されていると、出庫すべき収納枠52として、入力された品種コード及び数量に該当する収納枠52が自動的に選定されていた。
【0014】
従って、入出庫に要する時間をより早くしたいというユーザの要望があってもそれをかなえることはできなかった。また、標準の「棚自動選択」動作では重量の大きい物品が自動倉庫60の最上部のほうに置かれることもあり、これは安全性の点から好ましくないという問題があった。
【0015】
本発明は、上記従来の事情に基づいて提案されたものであって、ユーザの好みに合わせて、入出庫に要する時間が最短になる、あるいは、重量の大きい物品が自動倉庫の収納棚の下部に収納されるような自動倉庫の運用方法を選択できる自動倉庫の管理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明は、図1に示すように、自動倉庫60の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置59に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置を前提として、この管理装置10は以下のような構成を特徴としている。すなわち、記憶手段14は自動倉庫60の各収納枠へ物品を入出庫するのに要する時間情報を記憶し、在庫管理手段12は当該時間情報に基づいて収納枠を決定するサイクル優先モードを実行する。
【0017】
また、上記管理装置10は以下の構成を特徴としてもよい。すなわち、記憶手段14は収納枠に収納可能な重量を定める重量区分情報を記憶し、在庫管理手段12は当該重量区分情報に基づいて収納枠を決定する下段優先モードを実行する。
【0018】
また、上記管理装置10は上記サイクル優先モード、下段優先モード及び、当該自動倉庫60で従来より使用されている標準モードのそれぞれを必要に応じて選択できる構成とするのが好ましい。
【0019】
このように構成すれば、サイクル優先モード、下段優先モードが選択でき、サイクル優先モードが選択さていると、入出庫に際して入出庫に要する時間が早い収納枠が割り当てられ入出庫に要する時間が短縮される。また、下段優先モードが選択されていると、入庫時には重量区分に従って下段優先で自動的に収納枠が割り当てられ、出庫時には出庫すべき物品に該当する収納枠の中から上段優先で枠が割り当てられる。従って、自動倉庫の収納棚の下段に重量物が置かれることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に従って詳細に説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0021】
まず、自動倉庫60の構成は従来とおなじである。
【0022】
すなわち、図12に示すように、個々の物品を収納する収納枠52を多数備えた収納棚51が前後に配列され、当該前後の収納棚51の間をスタッカクレーン53が左右に走行するようになっている。また、上記スタッカクレーン53には入出庫物を積載するキャリッジ54が上昇、下降をするようなっており、更に、キャリッジ54には、延進して上記入庫物を収納枠52に収めるための、あるいは縮退して収納枠52から上記収納物を出庫するためのフォーク59が装着されている。このフォーク59は上記前後に配置された収納棚51のいずれの側にも延進、縮退できるようになっており、一つのスタッカクレーン53が前後の収納棚51の両方の入庫、出庫を受け持つことができるようになっている。
【0023】
また、上記スタッカクレーン53、キャリッジ54、フォーク59の動作が地上設定機56によって制御される点や、この地上設定機56が、図13に示すように、LAN等のネットワークNを介して接続された管理装置10の命令に基づいて動作する点も従来と同じである。さらに、入出庫時におけるスタッカクレーン53、キャリッジ54、フォーク59の動作も従来と同じである。
【0024】
図1は本発明を適用した管理装置10の概略機能ブロック図であり、図2及び図3は管理装置10の動作を示すフロー図である。以下にその構成を自動倉庫60へ物品を入出庫する手順とともに説明する。なお、以下に説明する管理装置10(すなわち、本発明を適用した管理装置10)と、従来技術で説明した管理装置10とは、その機能は異なるが同じ符号を用いて説明する。また、上記図1、図2、及び図3は以下に述べる実施の形態1から3に共通のものである。
【0025】
尚、従来と同様に、以下の実施の形態では表示はタッチパネル方式になっており、表示手段15が入力画面を兼ねているので、表示手段15に表示されている項目をタッチするだけで目的の項目を入力できる。また、入力方法はタッチパネル方式だけに限られるものではなく表示画面の項目に対応するキースイッチを別に設けそれを押下することによって目的の項目を入力するようにしてもよい。
【0026】
尚、上記したことは以下に述べる実施の形態1〜3に共通した事項である。
【0027】
(実施の形態1)
本実施の形態における管理装置10は、当該管理装置10の在庫管理手段12が実行する「サイクル優先モード」で物品を入出庫すべき自動倉庫60の収納枠52を特定し、入出庫指令を地上設定機56に出力する。その構成及び動作について上記従来と異なる点のみについて説明する。
【0028】
自動倉庫60に「サイクル優先モード」で物品を入庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「サイクル優先」が点燈している図6に示す入庫画面37において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図6に示す入庫画面37上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、入庫画面37から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0029】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は記憶手段14に記憶されている図10に示す枠管理テーブル17(すなわち、収納枠管理情報)に基づいて、空いている収納枠52(以下、収納枠のことを単に「枠」と称す)へ入庫するのに要する時間の早い枠52、すなわち後に説明する基準サイクルの早い枠52を選び出し、在庫管理手段12は、この枠52の枠番号とともに入庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図2、手順S33:Y→S34→S35:Y)。尚、空いている枠番号は例えば図17に示す在庫管理テーブル13によって確認される。
【0030】
図10に示す枠管理テーブル17の例では、枠番号111は基準サイクルが40(sec)枠番号121、112は基準サイクルが41(sec)、枠番号131、122、113は基準サイクルが42(sec)などである。これらの枠52の中から基準サイクルが最も早くかつ空いている枠52が当該枠52の配列順とは関係なくランダムかつ自動的に1つ選ばれることになる。例えば、最も基準サイクルの早い枠52(図10では枠番号111)が既に物品が収納されていると、次に基準サイクルの早い枠52(図10では枠番号121,112の内の空いている枠52)が選ばれる。これを順次、基準サイクルが遅い枠52へと選択を進めていく(図2、手順S36)。
【0031】
尚、上記記憶手段14に記憶されている枠管理テーブル17には、枠番号の基に時間情報としての基準サイクル、枠52の存在する段数、及び後に説明する重量区分などが記憶されている。
【0032】
上記基準サイクルとは、地上設定機56が入出庫指令を受けて、自動倉庫60を起動させ、目的の物品を指定された枠52に収納するに要する時間(または、目的の物品を枠52から取り出すに要する時間)であり、当該基準サイクルは収納棚51の各枠52ごとに求められて、時間情報として記憶手段14の図10に示す枠管理テーブル17の基準サイクルの欄に記憶されている。図11に9連3段(9×3枠)の自動倉庫60の各枠52の基準サイクルの例を示す。例としてあげた基準サイクルの単位は「秒」であり、図11に示す自動倉庫60の枠52に相当する1つの升目には上段に枠番号が下段に基準サイクルが記入されている。これらの基準サイクルは自動倉庫60の構造、スタッカクレーン53あるいはキャリッジ54等の移動速度などによって決まるもので、ここに挙げた例は1例に過ぎないことはいうまでもなく、また、自動倉庫60の構造も3段に限られるものではない。
【0033】
更に、上記入庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、収納すべき物品を上記枠番号で指定された枠52に収納する。この一連の入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行う(図2、手順S37→S38→S39)。
【0034】
一方、「サイクル優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「サイクル優先」が点燈している図7に示す出庫画面38において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図7に示す出庫画面38上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面38から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0035】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は、物品が収納されている枠52の中から、上記入力された品種コード、数量に該当する枠52を見つけ出し、この枠52から、記憶手段14に記憶されている図10に示す管理テーブル17に基づいて基準サイクルの早い枠52を1つ選び出す。次に、在庫管理手段12はこの枠52の枠番号とともに出庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図2、手順S33:N→S40→S41:Y→S42)。
【0036】
更に、上記出庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、上記枠番号で指定された枠52から目的の物品を取り出す。この一連の出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図2、手順S43→S44→S39)。
【0037】
上記したように、「サイクル優先モード」で自動倉庫60に物品を入出庫する場合、入庫時には自動的に空枠の中で基準サイクルが早い枠52が割り当てられ、また、出庫時には入力された品種コード及び数量に該当する枠52の中で基準サイクルが早い枠52が割り当てられ、物品の入出庫に要する時間すなわち入出庫のサイクルタイムが短縮される。
【0038】
(実施の形態2)
本実施の形態における管理装置10は、当該管理装置10の在庫管理手段12が実行する「下段優先モード」で物品を入出庫すべき自動倉庫60の枠52を特定し、入出庫指令を地上設定機56に出力する。その構成及び動作について上記従来と異なる点のみについて説明する。
【0039】
自動倉庫60に「下段優先モード」で物品を入庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「下段優先」が点燈している図8に示す入庫画面39において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、数量、及び重量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図8に示す入庫画面39上に上記入力された品種コード、数量、及び重量などを表示する。これに続いて、入庫画面39から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0040】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は記憶手段14に記憶されている図10に示す枠管理テーブル17に基づいて、前もって設定されている後に説明する重量区分に従って枠52の下段を優先して、空いている枠52から当該枠52の配列順とは関係なくランダムかつ自動的に1つの枠52を選び出す。続いて、在庫管理手段12はこの枠52の枠番号とともに入庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図3、手順S51:Y→S52→S53:Y→S54)。
【0041】
上記重量区分とは、収納する物品の重量に従って枠52を区分けしたもので、図10に示す枠管理テーブル17の重量区分欄に示すように区分けされている。図10に示す枠管理テーブルの例では、枠番号111、121、131などが段数が1(最下段になる)で重量区分が800kgから1000kgまで、枠番号112、122、132などが段数が2(下から2段目になる)で重量区分が500から790kgまで、枠番号113、123が段数が3(下から3段目になる)で重量区分が490kg以下となる、などである。なお、これらの重量区分は1例であって、他の異なる重量区分であってもよい。
【0042】
今、「下段優先モード」の図8に示す入庫画面39の例に示すように、入庫する物品の重量は「800kg」と入力されていると、最下段の複数個の枠52、すなわち枠番号111、121、131などが選択され、このうち空いている枠52の枠番号から当該枠52の配列順とは関係なくランダムかつ自動的に1つの枠番号が選ばれることになる。もしここで、枠番号111、121、131などの最下段の枠52に既に物品が収納されておれば、次の段数(下から2段目)の枠52、すなわち、図10に示す例では枠番号112、122などの枠52から1つの枠52がランダムかつ自動的に選ばれることになる。さら、2段目が満杯のときは3段目の枠52が選ばれることになる。
【0043】
更に、上記入庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、収納すべき物品を上記枠番号で指定された枠52に収納する。この一連の入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図3、手順S55→S56→S57)。
【0044】
一方、「下段優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「下段優先」が点燈している図9に示す出庫画面40において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図9に示す出庫画面40上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面40から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0045】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は、物品が収納されている枠52の中から、上記入力された品種コード、数量に該当する枠52を見つけ出し、この枠52から、記憶手段14に記憶されている図10に示す枠管理テーブル17に基づいて上段優先(自動倉庫60の上部を軽くするために「下段優先モード」が選択されていると上段から順に出庫することになる)で枠52を選び出し、この枠52の枠番号とともに出庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図3、手順S51:N→S58→S59:Y→S60)。
【0046】
更に、上記出庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、上記枠番号で指定された枠52から目的の物品を取り出す。この一連の出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図3、手順S61→S62→S57)。
【0047】
上記したように、「下段優先モード」で自動倉庫60に物品を入出庫する場合、入庫時には空枠の中で予め設定されている重量区分に従って下段優先で自動的に枠52が割り当てられ、また、出庫時には入力された品種コード及び数量に該当する枠52の中から上段優先で枠52が割り当てられる。従って、自動倉庫60の収納棚51の下段に重量物が収納されることになる。
【0048】
(実施の形態3)
上記管理装置10は上記サイクル優先モード、下段優先モード及び、当該自動倉庫60で従来より使用されている標準モードのそれぞれを必要に応じて選択できる構成とすることができる。
【0049】
すなわち、自動倉庫60に「サイクル優先モード」で物品を入庫したい場合は、ユーザは、管理装置10の表示手段15に表示されている図4に示すモード選択画面35を見てA項の「サイクル優先モード」を選択し、続いて「完了」を入力するか、あるいは、後に説明するように「サイクル優先モード」が継続されていて、モード選択画面35のA項の「サイクル優先モード」が点燈している状態で当該モード選択画面35の「完了」を入力する。尚、当該モード選択画面35でA項目の「サイクル優先」、あるいはB項目の「下段優先」のいずれかを選択できるようになっており、当該モード選択画面を表示する表示手段15が制御モード選択手段を兼ねている。
【0050】
これに続いて、表示手段15に図5に示す入庫/出庫指示画面36が表示され、当該入庫/出庫指示画面36の「モード」の項に「サイクル優先」が点燈する(図2、手順S31:Y)。
【0051】
更に、上記入庫/出庫指示画面36でA項の「入庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は「サイクル優先モード」の図6に示す入庫画面37に切換わり、当該入庫画面37の「モード」の項に「サイクル優先」が点燈する。ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図6に示す入庫画面37上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、入庫画面37から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0052】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「サイクル優先モード」で入庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態1で説明した「サイクル優先モード」での入庫が実行されることになる。
【0053】
この一連の入庫動作及び入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモード選択画面35を表示する。この「サイクル優先モード」は一度選択されると継続されており、元のモード選択画面35が再表示されると、当該モード選択画面35のA項の「サイクル優先モード」が点燈している。この継続の解除は点燈している「サイクル優先モード」を再度選択するか、あるいは後に説明する「下段優先モード」を選択することによって行なわれる。
【0054】
一方、「サイクル優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、ユーザはモード選択画面35から、「サイクル優先モード」が点燈している図5に示す入庫/出庫指示画面36を上記した手順と同様の手順で表示させた後、当該入庫/出庫指示画面36を見てB項の「出庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は図7に示す出庫画面38に切換わり、当該出庫画面38の「モード」の項に「サイクル優先」が点燈している。
【0055】
ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図7に示す出庫画面38上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面38から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0056】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「サイクル優先モード」で出庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態1で説明した「サイクル優先モード」での出庫が実行されることになる。
【0057】
この一連の出庫動作及び出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモード選択画面35を表示するのであるが、元のモード選択画面35には「サイクル優先モード」が点燈していて、「サイクル優先モード」が継続されることになる。
【0058】
次に、自動倉庫60に「下段優先モード」で物品を入庫したい場合は、ユーザは、管理装置10の表示手段15に表示されている図4に示すモード選択画面35を見てB項の「下段優先モード」を選択し、当該モード表示画面35に表示されている「完了」を入力するか、あるいは、後で説明する「下段優先モード」が継続されていて、モード選択画面35のB項の「下段優先モード」が点燈している状態で当該モード選択画面35の「完了」を入力する。これに続いて、表示手段15に図5に示す入庫/出庫指示画面36が表示され、当該入庫/出庫指示画面36の「モード」の項に、図5では「サイクル優先」になっているが、「サイクル優先」の表示に替わって「下段優先」が点燈する(図2、手順S31:N→S32:Y)。
【0059】
更に、当該入庫/出庫指示画面36でA項の「入庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は図8に示す入庫画面39に切換わり、当該入庫画面39の「モード」の項に「下段優先」が点燈する。ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、数量、及び重量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図8に示す入庫画面39上に上記入力された品種コード、数量、及び重量などを表示する。これに続いて、入庫画面39から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0060】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「下段優先モード」で入庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態2で説明した「下段優先モード」での入庫が実行されることになる。
【0061】
この一連の入庫動作及び入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモーで選択画面35を表示する。「下段優先モード」は「サイクル優先モード」と同様に一度選択されると継続されており、元のモード選択画面35が再表示されると、当該モード選択画面35のB項の「下段優先モード」が点燈している。この継続の解除は点燈している「下段優先モード」を再度選択するか、あるいは「サイクル優先モード」を選択することによって行なわれる。
【0062】
一方、「下段優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、ユーザはモード選択画面35から、「下段優先モード」が点燈している図5に示す入庫/出庫指示画面36を上記した手順と同様の手順で表示させた後、当該入庫/出庫指示画面36を見てB項の「出庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は図9に示す出庫画面40に切換わり、当該出庫画面40の「モード」の項に「下段優先」が点燈する。
【0063】
ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図9に示す出庫画面40上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面40から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0064】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「下段優先モード」で出庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態2で説明した「下段優先モード」での出庫が実行されることになる。
【0065】
この一連の出庫作及び出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモード選択画面35を表示するのであるが、元のモード選択画面35には「下段優先モード」が点燈していて、「下段優先モード」が継続されることになる。
【0066】
一方、モード選択画面35に「サイクル優先モード」及び「下段優先モード」が点燈していない状態、すなわち、「サイクル優先モード」及び「下段優先モード」のいずれも選択されていない状態で、モード選択画面35から「完了」を入力すると、管理装置10は従来と同様に標準入出庫動作、すなわち、標準入出庫の「棚自動選択」(入庫)、「指定入庫」、「棚自動割当」(出庫)、及び「棚指定出庫」動作を行なうことになる(図2、S31:N→S32:N→S45)。
【0067】
上記したように、本実施の形態では、「サイクル優先モード」、及び「下段優先モード」の制御モードのいずれかを選択できるので、ユーザは物品の入出庫に際して、ユーザの好みに合わせて、制御モードを選択することによって、物品の入出庫をより早く行なったり、あるいは重量物を下段を優先して収納できる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば物品の入出庫に際して自動倉庫の制御モード、すなわち「サイクル優先モード」、「下段優先モード」のいずれかを設定できるようになっており、「サイクル優先モード」が設定されていると、基準サイクルが早い枠が割り当てられ、物品の入出庫に要する時間すなわち入出庫のサイクルタイムが短縮される。このことは自動倉庫のランニングコストの削減につながる。
【0069】
また、「下段優先モード」が設定されていると、入庫時には空枠の中で予め設定されている重量区分に従って下段優先で自動的に枠が割り当てられ、出庫時には入力された品種コード及び数量に該当する枠の中から上段優先で枠が割り当てられる。従って、自動倉庫の収納棚の下段に重量物が収納されることになり、自動倉庫の運用面において安全性が向上するという効果がある。
【0070】
更に、「サイクル優先モード」、及び「下段優先モード」の制御モードのいずれかを選択できるような構成としてもよく、このような構成によれば、ユーザは物品の入出庫に際して、ユーザの好みに合わせて、制御モードを選択することによって、物品の入出庫をより早く行なったり、あるいは重量物を下段を優先して収納できる。従って、自動倉庫の運用面において利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における管理装置の概略機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図3】本発明の実施の形態における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるモード選択画面の図である。
【図5】本発明の実施の形態における入庫/出庫指示画面の図である。
【図6】本発明の実施の形態における入庫画面の図である。
【図7】本発明の実施の形態における出庫画面の図である。
【図8】本発明の実施の形態における入庫画面の図である。
【図9】本発明の実施の形態における出庫画面の図である。
【図10】本発明の実施の形態における枠管理テーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における自動倉庫の基準サイクルの一例を示す図である。
【図12】従来の技術における自動倉庫の斜視図である。
【図13】従来の技術における管理装置と自動倉庫の関係を示す図である。
【図14】従来の技術における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図15】従来の技術における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図16】従来の技術における入出庫画面の図である。
【図17】従来の技術における在庫管理テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 管理装置
11 入力手段
12 在庫管理手段
13 在庫管理テーブル
14 記憶手段
15 表示手段
16 通信手段
17 枠管理テーブル
30 入出庫画面
34 枠指定画面
35 モード選択画面
36 入庫/出庫指定画面
37 入庫画面
38 出庫画面
39 入庫画面
40 出庫画面
51 収納棚
52 収納枠
53 スタッカクレーン
54 キャリッジ
55 ステーション
56 地上設定機
59 フォーク
60 自動倉庫
N ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動倉庫を管理する管理装置に関し、特に、効率のよい自動倉庫の枠番号を選定する自動倉庫の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12に示すように、従来の自動倉庫60は個々の物品を収納する収納枠52を多数備えた収納棚51が前後に配列され、当該前後の収納棚51の間をスタッカクレーン53が左右に走行するようになっている。また、上記スタッカクレーン53には入出庫物を積載するキャリッジ54が上昇、下降をするようなっており、更に、キャリッジ54には、延進して上記入庫物を収納枠52に収めるための、あるいは縮退して収納枠52から上記収納物を出庫するためのフォーク59が装着されている。
【0003】
またこのフォーク59は上記前後に配置された収納棚51のいずれの側にも延進、縮退できるようになっており、一つのスタッカクレーン53が前後の収納棚51の両方の入庫、出庫を受け持つことができるようになっている。更に、上記スタッカクレーン53、キャリッジ54、及びフォーク59の動作は地上設定機(制御装置)56によって制御されるようになっており、また、この地上設定機56は図13に示すように、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して接続された管理装置10(例えばパーソナル・コンピュータ)からの指令に基づいて動作するようになっている。ここでいう管理装置10は、自動倉庫60の在庫情報を管理するとともに自動倉庫60に対して制御指令を出力するための装置であるが、以下のように、管理装置10を操作することによって自動倉庫60から物品を入出庫することもできる。
【0004】
図14、及び図15は管理装置10の標準入出庫(以下標準モードという)の動作を示すフロー図である。図14及び図15によれば入出庫動作は以下の通りである。
【0005】
すなわち、自動倉庫60に物品を入庫したい場合は、ユーザは、管理装置10の表示画面である図16(a)に示す入出庫画面30を見てA項の「入庫」を選択する。尚、表示画面はタッチパネル方式になっており、表示画面が入力画面を兼ねているので、表示画面に表示されている項目をタッチするだけで目的の項目が入力できる。ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等を用いて物品を指定する品種コード(または品種名)、数量を入力し当該入出庫画面30の「完了」を入力する(図14、手順S1:Y→S2→S5:N→S6:Y)。
【0006】
これに続いて、管理装置10は空いている収納枠52からランダムかつ自動的に収納枠52を選定し、この選定された収納枠52の識別番号(以下、収納枠52の識別番号のことを単に「枠番号」という)とともに入庫指令を、スタッカクレーン53を制御する地上設定機56に出力する。この入庫指令を受けた地上設定機56は、スタッカクレーン53を作動させてステーション55から、キャリッジ54に設けられているフォーク59を延進・縮退させて収納すべき物品をキャリッジ54に取り込み、このキャリッジ54を上記枠番号で指定された目的の収納枠52に移動させる。キャリッジ54が目的の収納枠52に到達すると、スタッカクレーン53は収納すべき物品を当該収納枠52に下ろし、物品の入庫動作が完了する。
【0007】
更に、管理装置10は、自動倉庫60から入出庫を行なうごとに、図17に示す在庫管理テーブル13を更新して、在庫管理を行なっている(図14、手順S9→S11→S12→S13)。この在庫管理テーブル13は図17に示すように、「枠番号」「品種コード」「品種名」「数量」等の複数のフィールドから成り立っている。もちろん、在庫管理テーブルの構成はこれに限られるものではない。すなわち、ここでいう在庫管理テーブル13は、自動倉庫60の在庫量を管理するためのテーブルであるので、上記した4フィールド「枠番号」「品種コード」「品種名」「数量」だけでなく、「入庫日時」「ロット番号」「入庫者番号」等のフィールドを必要に応じて加えた管理テーブルも存在する(以上が標準の「棚自動選択」動作になる)。
【0008】
また、ユーザは上記入出庫画面30で品種、数量を入力した後に、「完了」を入力せずに、管理装置10が備えるキーボードやマウス等を用いて物品が収納されるべき枠番号を入力し、当該入出庫画面30に表示されている「完了」をタッチパネル方式で入力すると(図14、手順S5:Y→S7:Y)、管理装置10は指定された枠番号とともに入庫指令を地上設定機56に出力する。この入庫指令を受けた地上設定機56は、スタッカクレーン53を作動させ、スタッカクレーン53はステーション55から収納すべき物品を取り込んで指定された収納枠52まで搬送し、物品を当該収納枠52に収納する。この一連の入庫動作を完了すると、管理装置10は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図14、手順S10→SS11→S12→S13)(以上が標準の「棚指定入力」動作になる)。
【0009】
一方、自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、ユーザは管理装置の表示画面、すなわち図16(a)に示す入出庫画面30見てB項の「出庫」選択する。次に、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等を用いて物品を指定する品種コード(または品種名)、数量を入力し、当該入出庫画面30の「完了」をタッチパネル方式で入力する(図14及び図15、手順S1:N→S15→S16:N→S17;Y→S19:Y)。
【0010】
この後、管理装置10は入力された品種コード、数量に該当する収納枠52を自動的に選定し、この選定された収納枠52の枠番号とともに出庫指令を地上設定機56に出力する。そして、この出庫指令を受けた地上設定機56は、上記スタッカクレーン53を作動させ、キャリッジ54に取り込んだ物品をステーション55まで搬送する。この一連の出庫動作を完了すると、管理装置10は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図15、手順S21→S24→S25→S13)(以上が標準の「棚自動割当」動作になる)。
【0011】
一方、入出庫画面30で数量の入力を行なわず「完了」を入力すると、管理装置10の表示画面は図16(b)に示す枠指定画面34に切換わり、上記で入力した品種に該当する物品を収納している枠一覧を表示する。当該枠指定画面34の例では、枠番号161、191の物品が表示されている。ここで、当該枠指定画面34においてタッチパネル方式で枠番号を指定して数量を入力し(例えば、枠番号161、数量1)、「完了」を入力する(図15、手順S16:Y→S18→S20→S22:Y)と、管理装置10は指定された枠番号とともに出庫指令を地上設定機56に出力する。この出力指令を受けた地上設定機56は、スタッカクレーン53を作動させ、このスタッカクレーン53は指定された収納枠52から目的の物品を取り出して、ステーション55まで搬送する。この一連の出庫動作を完了すると、管理装置10は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行ない(図15、手順S23→S24→S25→S13)、この後、管理装置10は元の入出庫画面30を表示する(以上が標準の「棚指定出庫」動作になる)。
【0012】
上記のように、管理装置10は標準入出庫の「棚自動選択」(入庫)、「棚指定入庫」、「棚自動割当」(出庫)、及び「棚指定出庫」動作を行なっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、入庫時に選択できるのは標準の「棚自動選択」動作及び標準の「棚指定入庫」動作のいずれかのみで、標準の「棚自動選択」動作が選択されていると、入庫すべき目的の収納枠52がランダムかつ自動的に選定される。また、出庫時に選択できるのは「棚自動割当」動作及び「棚指定出庫」動作のいずれかのみで、「棚自動割当」が選択されていると、出庫すべき収納枠52として、入力された品種コード及び数量に該当する収納枠52が自動的に選定されていた。
【0014】
従って、入出庫に要する時間をより早くしたいというユーザの要望があってもそれをかなえることはできなかった。また、標準の「棚自動選択」動作では重量の大きい物品が自動倉庫60の最上部のほうに置かれることもあり、これは安全性の点から好ましくないという問題があった。
【0015】
本発明は、上記従来の事情に基づいて提案されたものであって、ユーザの好みに合わせて、入出庫に要する時間が最短になる、あるいは、重量の大きい物品が自動倉庫の収納棚の下部に収納されるような自動倉庫の運用方法を選択できる自動倉庫の管理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明は、図1に示すように、自動倉庫60の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置59に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置を前提として、この管理装置10は以下のような構成を特徴としている。すなわち、記憶手段14は自動倉庫60の各収納枠へ物品を入出庫するのに要する時間情報を記憶し、在庫管理手段12は当該時間情報に基づいて収納枠を決定するサイクル優先モードを実行する。
【0017】
また、上記管理装置10は以下の構成を特徴としてもよい。すなわち、記憶手段14は収納枠に収納可能な重量を定める重量区分情報を記憶し、在庫管理手段12は当該重量区分情報に基づいて収納枠を決定する下段優先モードを実行する。
【0018】
また、上記管理装置10は上記サイクル優先モード、下段優先モード及び、当該自動倉庫60で従来より使用されている標準モードのそれぞれを必要に応じて選択できる構成とするのが好ましい。
【0019】
このように構成すれば、サイクル優先モード、下段優先モードが選択でき、サイクル優先モードが選択さていると、入出庫に際して入出庫に要する時間が早い収納枠が割り当てられ入出庫に要する時間が短縮される。また、下段優先モードが選択されていると、入庫時には重量区分に従って下段優先で自動的に収納枠が割り当てられ、出庫時には出庫すべき物品に該当する収納枠の中から上段優先で枠が割り当てられる。従って、自動倉庫の収納棚の下段に重量物が置かれることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に従って詳細に説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0021】
まず、自動倉庫60の構成は従来とおなじである。
【0022】
すなわち、図12に示すように、個々の物品を収納する収納枠52を多数備えた収納棚51が前後に配列され、当該前後の収納棚51の間をスタッカクレーン53が左右に走行するようになっている。また、上記スタッカクレーン53には入出庫物を積載するキャリッジ54が上昇、下降をするようなっており、更に、キャリッジ54には、延進して上記入庫物を収納枠52に収めるための、あるいは縮退して収納枠52から上記収納物を出庫するためのフォーク59が装着されている。このフォーク59は上記前後に配置された収納棚51のいずれの側にも延進、縮退できるようになっており、一つのスタッカクレーン53が前後の収納棚51の両方の入庫、出庫を受け持つことができるようになっている。
【0023】
また、上記スタッカクレーン53、キャリッジ54、フォーク59の動作が地上設定機56によって制御される点や、この地上設定機56が、図13に示すように、LAN等のネットワークNを介して接続された管理装置10の命令に基づいて動作する点も従来と同じである。さらに、入出庫時におけるスタッカクレーン53、キャリッジ54、フォーク59の動作も従来と同じである。
【0024】
図1は本発明を適用した管理装置10の概略機能ブロック図であり、図2及び図3は管理装置10の動作を示すフロー図である。以下にその構成を自動倉庫60へ物品を入出庫する手順とともに説明する。なお、以下に説明する管理装置10(すなわち、本発明を適用した管理装置10)と、従来技術で説明した管理装置10とは、その機能は異なるが同じ符号を用いて説明する。また、上記図1、図2、及び図3は以下に述べる実施の形態1から3に共通のものである。
【0025】
尚、従来と同様に、以下の実施の形態では表示はタッチパネル方式になっており、表示手段15が入力画面を兼ねているので、表示手段15に表示されている項目をタッチするだけで目的の項目を入力できる。また、入力方法はタッチパネル方式だけに限られるものではなく表示画面の項目に対応するキースイッチを別に設けそれを押下することによって目的の項目を入力するようにしてもよい。
【0026】
尚、上記したことは以下に述べる実施の形態1〜3に共通した事項である。
【0027】
(実施の形態1)
本実施の形態における管理装置10は、当該管理装置10の在庫管理手段12が実行する「サイクル優先モード」で物品を入出庫すべき自動倉庫60の収納枠52を特定し、入出庫指令を地上設定機56に出力する。その構成及び動作について上記従来と異なる点のみについて説明する。
【0028】
自動倉庫60に「サイクル優先モード」で物品を入庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「サイクル優先」が点燈している図6に示す入庫画面37において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図6に示す入庫画面37上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、入庫画面37から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0029】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は記憶手段14に記憶されている図10に示す枠管理テーブル17(すなわち、収納枠管理情報)に基づいて、空いている収納枠52(以下、収納枠のことを単に「枠」と称す)へ入庫するのに要する時間の早い枠52、すなわち後に説明する基準サイクルの早い枠52を選び出し、在庫管理手段12は、この枠52の枠番号とともに入庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図2、手順S33:Y→S34→S35:Y)。尚、空いている枠番号は例えば図17に示す在庫管理テーブル13によって確認される。
【0030】
図10に示す枠管理テーブル17の例では、枠番号111は基準サイクルが40(sec)枠番号121、112は基準サイクルが41(sec)、枠番号131、122、113は基準サイクルが42(sec)などである。これらの枠52の中から基準サイクルが最も早くかつ空いている枠52が当該枠52の配列順とは関係なくランダムかつ自動的に1つ選ばれることになる。例えば、最も基準サイクルの早い枠52(図10では枠番号111)が既に物品が収納されていると、次に基準サイクルの早い枠52(図10では枠番号121,112の内の空いている枠52)が選ばれる。これを順次、基準サイクルが遅い枠52へと選択を進めていく(図2、手順S36)。
【0031】
尚、上記記憶手段14に記憶されている枠管理テーブル17には、枠番号の基に時間情報としての基準サイクル、枠52の存在する段数、及び後に説明する重量区分などが記憶されている。
【0032】
上記基準サイクルとは、地上設定機56が入出庫指令を受けて、自動倉庫60を起動させ、目的の物品を指定された枠52に収納するに要する時間(または、目的の物品を枠52から取り出すに要する時間)であり、当該基準サイクルは収納棚51の各枠52ごとに求められて、時間情報として記憶手段14の図10に示す枠管理テーブル17の基準サイクルの欄に記憶されている。図11に9連3段(9×3枠)の自動倉庫60の各枠52の基準サイクルの例を示す。例としてあげた基準サイクルの単位は「秒」であり、図11に示す自動倉庫60の枠52に相当する1つの升目には上段に枠番号が下段に基準サイクルが記入されている。これらの基準サイクルは自動倉庫60の構造、スタッカクレーン53あるいはキャリッジ54等の移動速度などによって決まるもので、ここに挙げた例は1例に過ぎないことはいうまでもなく、また、自動倉庫60の構造も3段に限られるものではない。
【0033】
更に、上記入庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、収納すべき物品を上記枠番号で指定された枠52に収納する。この一連の入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行う(図2、手順S37→S38→S39)。
【0034】
一方、「サイクル優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「サイクル優先」が点燈している図7に示す出庫画面38において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図7に示す出庫画面38上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面38から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0035】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は、物品が収納されている枠52の中から、上記入力された品種コード、数量に該当する枠52を見つけ出し、この枠52から、記憶手段14に記憶されている図10に示す管理テーブル17に基づいて基準サイクルの早い枠52を1つ選び出す。次に、在庫管理手段12はこの枠52の枠番号とともに出庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図2、手順S33:N→S40→S41:Y→S42)。
【0036】
更に、上記出庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、上記枠番号で指定された枠52から目的の物品を取り出す。この一連の出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図2、手順S43→S44→S39)。
【0037】
上記したように、「サイクル優先モード」で自動倉庫60に物品を入出庫する場合、入庫時には自動的に空枠の中で基準サイクルが早い枠52が割り当てられ、また、出庫時には入力された品種コード及び数量に該当する枠52の中で基準サイクルが早い枠52が割り当てられ、物品の入出庫に要する時間すなわち入出庫のサイクルタイムが短縮される。
【0038】
(実施の形態2)
本実施の形態における管理装置10は、当該管理装置10の在庫管理手段12が実行する「下段優先モード」で物品を入出庫すべき自動倉庫60の枠52を特定し、入出庫指令を地上設定機56に出力する。その構成及び動作について上記従来と異なる点のみについて説明する。
【0039】
自動倉庫60に「下段優先モード」で物品を入庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「下段優先」が点燈している図8に示す入庫画面39において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、数量、及び重量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図8に示す入庫画面39上に上記入力された品種コード、数量、及び重量などを表示する。これに続いて、入庫画面39から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0040】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は記憶手段14に記憶されている図10に示す枠管理テーブル17に基づいて、前もって設定されている後に説明する重量区分に従って枠52の下段を優先して、空いている枠52から当該枠52の配列順とは関係なくランダムかつ自動的に1つの枠52を選び出す。続いて、在庫管理手段12はこの枠52の枠番号とともに入庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図3、手順S51:Y→S52→S53:Y→S54)。
【0041】
上記重量区分とは、収納する物品の重量に従って枠52を区分けしたもので、図10に示す枠管理テーブル17の重量区分欄に示すように区分けされている。図10に示す枠管理テーブルの例では、枠番号111、121、131などが段数が1(最下段になる)で重量区分が800kgから1000kgまで、枠番号112、122、132などが段数が2(下から2段目になる)で重量区分が500から790kgまで、枠番号113、123が段数が3(下から3段目になる)で重量区分が490kg以下となる、などである。なお、これらの重量区分は1例であって、他の異なる重量区分であってもよい。
【0042】
今、「下段優先モード」の図8に示す入庫画面39の例に示すように、入庫する物品の重量は「800kg」と入力されていると、最下段の複数個の枠52、すなわち枠番号111、121、131などが選択され、このうち空いている枠52の枠番号から当該枠52の配列順とは関係なくランダムかつ自動的に1つの枠番号が選ばれることになる。もしここで、枠番号111、121、131などの最下段の枠52に既に物品が収納されておれば、次の段数(下から2段目)の枠52、すなわち、図10に示す例では枠番号112、122などの枠52から1つの枠52がランダムかつ自動的に選ばれることになる。さら、2段目が満杯のときは3段目の枠52が選ばれることになる。
【0043】
更に、上記入庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、収納すべき物品を上記枠番号で指定された枠52に収納する。この一連の入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図3、手順S55→S56→S57)。
【0044】
一方、「下段優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、表示手段15に表示されている画面上のモードの項に「下段優先」が点燈している図9に示す出庫画面40において、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図9に示す出庫画面40上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面40から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0045】
すなわち、管理装置10の在庫管理手段12は、物品が収納されている枠52の中から、上記入力された品種コード、数量に該当する枠52を見つけ出し、この枠52から、記憶手段14に記憶されている図10に示す枠管理テーブル17に基づいて上段優先(自動倉庫60の上部を軽くするために「下段優先モード」が選択されていると上段から順に出庫することになる)で枠52を選び出し、この枠52の枠番号とともに出庫指令を通信手段16を介して地上設定機56に出力する(図3、手順S51:N→S58→S59:Y→S60)。
【0046】
更に、上記出庫指令を受けた地上設定機56は自動倉庫60を起動させると、従来と同様に、スタッカクレーン53は、キャリッジ54、フォーク59を作動させ、上記枠番号で指定された枠52から目的の物品を取り出す。この一連の出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は在庫管理テーブル13を参照して在庫管理テーブル13の更新を行なう(図3、手順S61→S62→S57)。
【0047】
上記したように、「下段優先モード」で自動倉庫60に物品を入出庫する場合、入庫時には空枠の中で予め設定されている重量区分に従って下段優先で自動的に枠52が割り当てられ、また、出庫時には入力された品種コード及び数量に該当する枠52の中から上段優先で枠52が割り当てられる。従って、自動倉庫60の収納棚51の下段に重量物が収納されることになる。
【0048】
(実施の形態3)
上記管理装置10は上記サイクル優先モード、下段優先モード及び、当該自動倉庫60で従来より使用されている標準モードのそれぞれを必要に応じて選択できる構成とすることができる。
【0049】
すなわち、自動倉庫60に「サイクル優先モード」で物品を入庫したい場合は、ユーザは、管理装置10の表示手段15に表示されている図4に示すモード選択画面35を見てA項の「サイクル優先モード」を選択し、続いて「完了」を入力するか、あるいは、後に説明するように「サイクル優先モード」が継続されていて、モード選択画面35のA項の「サイクル優先モード」が点燈している状態で当該モード選択画面35の「完了」を入力する。尚、当該モード選択画面35でA項目の「サイクル優先」、あるいはB項目の「下段優先」のいずれかを選択できるようになっており、当該モード選択画面を表示する表示手段15が制御モード選択手段を兼ねている。
【0050】
これに続いて、表示手段15に図5に示す入庫/出庫指示画面36が表示され、当該入庫/出庫指示画面36の「モード」の項に「サイクル優先」が点燈する(図2、手順S31:Y)。
【0051】
更に、上記入庫/出庫指示画面36でA項の「入庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は「サイクル優先モード」の図6に示す入庫画面37に切換わり、当該入庫画面37の「モード」の項に「サイクル優先」が点燈する。ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図6に示す入庫画面37上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、入庫画面37から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0052】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「サイクル優先モード」で入庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態1で説明した「サイクル優先モード」での入庫が実行されることになる。
【0053】
この一連の入庫動作及び入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモード選択画面35を表示する。この「サイクル優先モード」は一度選択されると継続されており、元のモード選択画面35が再表示されると、当該モード選択画面35のA項の「サイクル優先モード」が点燈している。この継続の解除は点燈している「サイクル優先モード」を再度選択するか、あるいは後に説明する「下段優先モード」を選択することによって行なわれる。
【0054】
一方、「サイクル優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、ユーザはモード選択画面35から、「サイクル優先モード」が点燈している図5に示す入庫/出庫指示画面36を上記した手順と同様の手順で表示させた後、当該入庫/出庫指示画面36を見てB項の「出庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は図7に示す出庫画面38に切換わり、当該出庫画面38の「モード」の項に「サイクル優先」が点燈している。
【0055】
ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図7に示す出庫画面38上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面38から「完了」を入力すると、「サイクル優先モード」が起動する。
【0056】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「サイクル優先モード」で出庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態1で説明した「サイクル優先モード」での出庫が実行されることになる。
【0057】
この一連の出庫動作及び出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモード選択画面35を表示するのであるが、元のモード選択画面35には「サイクル優先モード」が点燈していて、「サイクル優先モード」が継続されることになる。
【0058】
次に、自動倉庫60に「下段優先モード」で物品を入庫したい場合は、ユーザは、管理装置10の表示手段15に表示されている図4に示すモード選択画面35を見てB項の「下段優先モード」を選択し、当該モード表示画面35に表示されている「完了」を入力するか、あるいは、後で説明する「下段優先モード」が継続されていて、モード選択画面35のB項の「下段優先モード」が点燈している状態で当該モード選択画面35の「完了」を入力する。これに続いて、表示手段15に図5に示す入庫/出庫指示画面36が表示され、当該入庫/出庫指示画面36の「モード」の項に、図5では「サイクル優先」になっているが、「サイクル優先」の表示に替わって「下段優先」が点燈する(図2、手順S31:N→S32:Y)。
【0059】
更に、当該入庫/出庫指示画面36でA項の「入庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は図8に示す入庫画面39に切換わり、当該入庫画面39の「モード」の項に「下段優先」が点燈する。ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、数量、及び重量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図8に示す入庫画面39上に上記入力された品種コード、数量、及び重量などを表示する。これに続いて、入庫画面39から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0060】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「下段優先モード」で入庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態2で説明した「下段優先モード」での入庫が実行されることになる。
【0061】
この一連の入庫動作及び入庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモーで選択画面35を表示する。「下段優先モード」は「サイクル優先モード」と同様に一度選択されると継続されており、元のモード選択画面35が再表示されると、当該モード選択画面35のB項の「下段優先モード」が点燈している。この継続の解除は点燈している「下段優先モード」を再度選択するか、あるいは「サイクル優先モード」を選択することによって行なわれる。
【0062】
一方、「下段優先モード」で自動倉庫60から物品を出庫したい場合は、ユーザはモード選択画面35から、「下段優先モード」が点燈している図5に示す入庫/出庫指示画面36を上記した手順と同様の手順で表示させた後、当該入庫/出庫指示画面36を見てB項の「出庫」を入力すると、表示手段15の表示画面は図9に示す出庫画面40に切換わり、当該出庫画面40の「モード」の項に「下段優先」が点燈する。
【0063】
ここで、ユーザは管理装置10が備えるキーボードやマウス等の入力手段11を用いて品種コード(または品種名)、及び数量を入力すると、管理装置10の在庫管理手段12はこの結果を表示手段15に表示されている図9に示す出庫画面40上に上記入力された品種コード及び数量などを表示する。これに続いて、出庫画面40から「完了」を入力すると、「下段優先モード」が起動する。
【0064】
これに続いて、管理装置10の在庫管理手段12は「下段優先モード」で出庫動作を行なうのであるが、上記実施の形態2で説明した「下段優先モード」での出庫が実行されることになる。
【0065】
この一連の出庫作及び出庫作業が完了すると、管理装置10の在庫管理手段12は表示手段15に元のモード選択画面35を表示するのであるが、元のモード選択画面35には「下段優先モード」が点燈していて、「下段優先モード」が継続されることになる。
【0066】
一方、モード選択画面35に「サイクル優先モード」及び「下段優先モード」が点燈していない状態、すなわち、「サイクル優先モード」及び「下段優先モード」のいずれも選択されていない状態で、モード選択画面35から「完了」を入力すると、管理装置10は従来と同様に標準入出庫動作、すなわち、標準入出庫の「棚自動選択」(入庫)、「指定入庫」、「棚自動割当」(出庫)、及び「棚指定出庫」動作を行なうことになる(図2、S31:N→S32:N→S45)。
【0067】
上記したように、本実施の形態では、「サイクル優先モード」、及び「下段優先モード」の制御モードのいずれかを選択できるので、ユーザは物品の入出庫に際して、ユーザの好みに合わせて、制御モードを選択することによって、物品の入出庫をより早く行なったり、あるいは重量物を下段を優先して収納できる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば物品の入出庫に際して自動倉庫の制御モード、すなわち「サイクル優先モード」、「下段優先モード」のいずれかを設定できるようになっており、「サイクル優先モード」が設定されていると、基準サイクルが早い枠が割り当てられ、物品の入出庫に要する時間すなわち入出庫のサイクルタイムが短縮される。このことは自動倉庫のランニングコストの削減につながる。
【0069】
また、「下段優先モード」が設定されていると、入庫時には空枠の中で予め設定されている重量区分に従って下段優先で自動的に枠が割り当てられ、出庫時には入力された品種コード及び数量に該当する枠の中から上段優先で枠が割り当てられる。従って、自動倉庫の収納棚の下段に重量物が収納されることになり、自動倉庫の運用面において安全性が向上するという効果がある。
【0070】
更に、「サイクル優先モード」、及び「下段優先モード」の制御モードのいずれかを選択できるような構成としてもよく、このような構成によれば、ユーザは物品の入出庫に際して、ユーザの好みに合わせて、制御モードを選択することによって、物品の入出庫をより早く行なったり、あるいは重量物を下段を優先して収納できる。従って、自動倉庫の運用面において利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における管理装置の概略機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図3】本発明の実施の形態における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるモード選択画面の図である。
【図5】本発明の実施の形態における入庫/出庫指示画面の図である。
【図6】本発明の実施の形態における入庫画面の図である。
【図7】本発明の実施の形態における出庫画面の図である。
【図8】本発明の実施の形態における入庫画面の図である。
【図9】本発明の実施の形態における出庫画面の図である。
【図10】本発明の実施の形態における枠管理テーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における自動倉庫の基準サイクルの一例を示す図である。
【図12】従来の技術における自動倉庫の斜視図である。
【図13】従来の技術における管理装置と自動倉庫の関係を示す図である。
【図14】従来の技術における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図15】従来の技術における管理装置の動作を示すフロー図である。
【図16】従来の技術における入出庫画面の図である。
【図17】従来の技術における在庫管理テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 管理装置
11 入力手段
12 在庫管理手段
13 在庫管理テーブル
14 記憶手段
15 表示手段
16 通信手段
17 枠管理テーブル
30 入出庫画面
34 枠指定画面
35 モード選択画面
36 入庫/出庫指定画面
37 入庫画面
38 出庫画面
39 入庫画面
40 出庫画面
51 収納棚
52 収納枠
53 スタッカクレーン
54 キャリッジ
55 ステーション
56 地上設定機
59 フォーク
60 自動倉庫
N ネットワーク
Claims (5)
- 自動倉庫の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置において、
上記自動倉庫の各収納枠へ物品を入出庫するのに要する時間情報を記憶する記憶手段と、
上記時間情報に基づいて収納枠を決定するサイクル優先モードを実行する在庫管理手段と、
を備えたことを特徴とする自動倉庫の管理装置。 - 自動倉庫の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置において、
上記収納枠に収納可能な重量を定める重量区分情報を記憶する記憶手段と、
上記重量区分情報に基づいて収納枠を決定する下段優先モードを実行可能な在庫管理手段と、
を備えたことを特徴とする自動倉庫の管理装置。 - 自動倉庫の在庫情報を管理するとともに物品を入出庫する収納枠を特定し、上記物品の搬送を担う制御装置に物品の入出庫に必要な指示を出力する自動倉庫の管理装置において、
上記収納枠を決定するための複数の制御モードの内の特定の制御モードを選択する制御モード選択手段と、
上記制御装置が自動倉庫の各収納枠へ物品を入出庫するのに要する時間、及び上記収納枠に収納可能な重量を定める重量区分情報の内の少なくとも一方を含む収納枠管理情報を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された時間に基づいて収納枠を決定するサイクル優先モードと、上記記憶手段に記憶された重量区分情報に基づいて収納枠を決定する下段優先モードとの少なくともいずれか一方を、上記選択手段の選択に基づいて実行可能な、在庫管理手段と、
を備えたことを特徴とする自動倉庫の管理装置。 - 上記サイクル優先モードは、上記収納枠管理情報に記憶されている上記各収納枠への入出庫に要する時間に基づき、入出庫に要する時間が最短になるように上記収納枠を決定することを特徴とする請求項1または請求項3記載の自動倉庫の管理装置。
- 上記下段優先モードは、上記収納枠管理に記憶されている重量区分情報に基づき、物品の入庫時には上記自動倉庫の下段の収納枠を優先し出庫時には上段を優先して上記収納枠を決定することを特徴とする請求項2または請求項3記載の自動倉庫の管理装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002252123A JP2004091080A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 自動倉庫の管理装置 |
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JP2002252123A JP2004091080A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 自動倉庫の管理装置 |
Publications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004091080A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290622A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-10-26 | Nippon Filing Co Ltd | 図書保管管理装置 |
JP2013237520A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫設備 |
JP2017095225A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 株式会社ナック | 自動倉庫の保管棚割付システム |
JP6918259B1 (ja) * | 2021-02-05 | 2021-08-11 | Dmg森精機株式会社 | 搬送システム、制御方法、および制御プログラム |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002252123A patent/JP2004091080A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022168362A1 (ja) * | 2021-02-05 | 2022-08-11 | Dmg森精機株式会社 | 搬送システム、制御方法、および制御プログラム |
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