JP2004089140A - すし飯 - Google Patents
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Abstract
【課題】生活習慣病の予防に効果的で、かつ、おいしさを充分に発揮できるすし飯の提供を目的とする。
【解決手段】玄米又は3から7分づき米を炊飯し、所定割合の梅酢を混ぜ合わせることにより、砂糖を使用せずにすし飯を造った。
必要に応じて、発芽玄米、黍、粟、稗、豆類、麦類の中から少なくとも一種以上の穀類を加えて炊飯してもよい。
【解決手段】玄米又は3から7分づき米を炊飯し、所定割合の梅酢を混ぜ合わせることにより、砂糖を使用せずにすし飯を造った。
必要に応じて、発芽玄米、黍、粟、稗、豆類、麦類の中から少なくとも一種以上の穀類を加えて炊飯してもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
いわゆる、生活習慣病の予防に効果的なすし飯に関する。
【0002】
【従来の技術】
すしは、日本人に欠かせない食品の1つである。
従来から、すしは玄米を精米した精白米を炊飯し、これにいわゆる、合わせ酢を混ぜ合わせて造られている。
この合わせ酢は、酢に約20%もの砂糖が加えられ、後は必要に応じて塩や化学調味料が加えられている。
このようにして造られたすし飯がすしのシャリとして、あるいは、押しずし等として広く使用されている。
【0003】
一方、現代人の食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒等の生活習慣に起因して、糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、大腸がん等の病気が発症することがあることから、平成8年厚生省「公衆衛生審議会」にて、従来の成人病に対して、いわゆる生活習慣病なる概念が導入され、その予防活動が推進されている。
【0004】
生活習慣病の予防には、食習慣のみならず、運動習慣、休養の取り方、喫煙、飲酒等の生活習慣全体に関わるものではあるが、食生活の改善が大きなウエィトを占めていることも事実である。
特に、糖尿病(成人型)、肥満予防に対しては、糖分の取り過ぎは厳禁であり、大腸がん等の予防には食物繊維の摂取が欠かせない。
また、体質改善にアルカリ性食品の摂取が有効的であるといわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、生活習慣病の予防に効果的で、かつ、おいしさを充分に発揮できるすし飯の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、玄米又は3から7分づき米を炊飯し、所定割合の梅酢を混ぜ合わせることにより、砂糖を使用せずにすし飯を造ったことを特徴とする。
【0007】
ここで、従来の精白米の替わりに、玄米又は3から7分づき米を用いたのは、精米により玄米中の繊維分が糠として取り除かれるからである。
玄米に含まれる繊維分は、腸内における腐敗菌を減らし、ビフィズス菌等の有用菌を増やす作用があるといわれている。
また、3から7分づき米とは、玄米を100%とした場合の搗精歩合が90%のものを精白米といい、その精白度合が中間のものを5分づき米、玄米に近いものを3分づき米、精白米に近いものを7分づき米と称している。
【0008】
また、本発明において梅酢を使用したのは、梅酢はアルカリ性食品であり、従来、合わせ酢として使用されている砂糖の使用をやめるためである。
ここで梅酢とは、梅を塩漬け等して得られたエキスを用いて造られた酢をいう。
【0009】
玄米又は3から7分づき米に、さらに食物繊維や玄米等に足りない必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル類を加えるには、発芽玄米、黍、粟、稗、豆類、麦類の中から必要に応じて、1種以上の穀類を加えて炊飯するのが良い。
【0010】
ここで発芽玄米とは、玄米を1〜2日水に浸しておくことで芽がわずかに出たものをいう。
また豆類とは、小豆、黒豆、大豆、緑豆等をいう。
豆類には、ホルモンの原料であるステロール化合物が豊富に含まれている。
麦類とは、大豆、小麦、ハト麦等をいう。
これらの穀類を混ぜて炊飯することにより、食物繊維のみならず、それらに含まれている必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル類を合わせて摂取することができる。
また、穀類の混合割合も必要に応じて選定されるが、玄米又は3から7分づき米に対して、約20%以下におさえるのが食味上好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
5分づき米等の未精白米に約10質量%(以下%と省略する)の他の穀類を混合し、これらと同量弱の水を加えて炊いた。
このとき、必要に応じて約2%の梅酢、又は柿酢、あるいは、ゆず酢等を入れるのが好ましい。
このようにして炊いた飯に、4〜10%、好ましくは5〜8%位の梅酢又は混合酢を加えてよくかき混ぜてすし飯を造った。
ここで混合酢とは、醸造酢70〜80%に対して、梅酢を20〜30%混合したものをいい、砂糖が加えられていないものをいう。
このすし飯を用いて押しずしを造る場合にはそのままでもよいが、干柿、くるみ、カボチャの種、松の実、枸杞等を少々混ぜ合わせて、重石をして約12時間おき、押しずしにするのが良い。
押し力は、すし飯の重量圧の半分の圧力程度がよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明においては、すし飯として従来の精白米の替わりに、玄米又は3から7分づき米を用い、必要に応じて他の穀類を加え、さらに従来の合わせ酢の替わりに梅酢を単独又は醸造酢と混合して用いたので、従来の食味を同等以上に維持しつつ、砂糖の使用を抑え、食物繊維を多く摂取できることになり、生活習慣病の予防に大きく寄与されることが期待される。
また、本発明に係るすし飯は、押しずしの他、すし弁当、おにぎりすし等、各種すし食品に適用できる。
【発明の属する技術分野】
いわゆる、生活習慣病の予防に効果的なすし飯に関する。
【0002】
【従来の技術】
すしは、日本人に欠かせない食品の1つである。
従来から、すしは玄米を精米した精白米を炊飯し、これにいわゆる、合わせ酢を混ぜ合わせて造られている。
この合わせ酢は、酢に約20%もの砂糖が加えられ、後は必要に応じて塩や化学調味料が加えられている。
このようにして造られたすし飯がすしのシャリとして、あるいは、押しずし等として広く使用されている。
【0003】
一方、現代人の食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒等の生活習慣に起因して、糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、大腸がん等の病気が発症することがあることから、平成8年厚生省「公衆衛生審議会」にて、従来の成人病に対して、いわゆる生活習慣病なる概念が導入され、その予防活動が推進されている。
【0004】
生活習慣病の予防には、食習慣のみならず、運動習慣、休養の取り方、喫煙、飲酒等の生活習慣全体に関わるものではあるが、食生活の改善が大きなウエィトを占めていることも事実である。
特に、糖尿病(成人型)、肥満予防に対しては、糖分の取り過ぎは厳禁であり、大腸がん等の予防には食物繊維の摂取が欠かせない。
また、体質改善にアルカリ性食品の摂取が有効的であるといわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、生活習慣病の予防に効果的で、かつ、おいしさを充分に発揮できるすし飯の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、玄米又は3から7分づき米を炊飯し、所定割合の梅酢を混ぜ合わせることにより、砂糖を使用せずにすし飯を造ったことを特徴とする。
【0007】
ここで、従来の精白米の替わりに、玄米又は3から7分づき米を用いたのは、精米により玄米中の繊維分が糠として取り除かれるからである。
玄米に含まれる繊維分は、腸内における腐敗菌を減らし、ビフィズス菌等の有用菌を増やす作用があるといわれている。
また、3から7分づき米とは、玄米を100%とした場合の搗精歩合が90%のものを精白米といい、その精白度合が中間のものを5分づき米、玄米に近いものを3分づき米、精白米に近いものを7分づき米と称している。
【0008】
また、本発明において梅酢を使用したのは、梅酢はアルカリ性食品であり、従来、合わせ酢として使用されている砂糖の使用をやめるためである。
ここで梅酢とは、梅を塩漬け等して得られたエキスを用いて造られた酢をいう。
【0009】
玄米又は3から7分づき米に、さらに食物繊維や玄米等に足りない必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル類を加えるには、発芽玄米、黍、粟、稗、豆類、麦類の中から必要に応じて、1種以上の穀類を加えて炊飯するのが良い。
【0010】
ここで発芽玄米とは、玄米を1〜2日水に浸しておくことで芽がわずかに出たものをいう。
また豆類とは、小豆、黒豆、大豆、緑豆等をいう。
豆類には、ホルモンの原料であるステロール化合物が豊富に含まれている。
麦類とは、大豆、小麦、ハト麦等をいう。
これらの穀類を混ぜて炊飯することにより、食物繊維のみならず、それらに含まれている必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル類を合わせて摂取することができる。
また、穀類の混合割合も必要に応じて選定されるが、玄米又は3から7分づき米に対して、約20%以下におさえるのが食味上好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
5分づき米等の未精白米に約10質量%(以下%と省略する)の他の穀類を混合し、これらと同量弱の水を加えて炊いた。
このとき、必要に応じて約2%の梅酢、又は柿酢、あるいは、ゆず酢等を入れるのが好ましい。
このようにして炊いた飯に、4〜10%、好ましくは5〜8%位の梅酢又は混合酢を加えてよくかき混ぜてすし飯を造った。
ここで混合酢とは、醸造酢70〜80%に対して、梅酢を20〜30%混合したものをいい、砂糖が加えられていないものをいう。
このすし飯を用いて押しずしを造る場合にはそのままでもよいが、干柿、くるみ、カボチャの種、松の実、枸杞等を少々混ぜ合わせて、重石をして約12時間おき、押しずしにするのが良い。
押し力は、すし飯の重量圧の半分の圧力程度がよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明においては、すし飯として従来の精白米の替わりに、玄米又は3から7分づき米を用い、必要に応じて他の穀類を加え、さらに従来の合わせ酢の替わりに梅酢を単独又は醸造酢と混合して用いたので、従来の食味を同等以上に維持しつつ、砂糖の使用を抑え、食物繊維を多く摂取できることになり、生活習慣病の予防に大きく寄与されることが期待される。
また、本発明に係るすし飯は、押しずしの他、すし弁当、おにぎりすし等、各種すし食品に適用できる。
Claims (2)
- 玄米又は3から7分づき米を炊飯し、所定割合の梅酢を混ぜ合わせることにより、砂糖を使用せずに製造したことを特徴とするすし飯。
- 玄米又は3から7分づき米に、発芽玄米、黍、粟、稗、豆類、麦類の中から少なくとも一種以上の穀類を加えて炊飯し、これに所定割合の梅酢を混ぜ合わせることにより、砂糖を使用せずに製造したことを特徴とするすし飯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002258302A JP2004089140A (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | すし飯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002258302A JP2004089140A (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | すし飯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004089140A true JP2004089140A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32062945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002258302A Pending JP2004089140A (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | すし飯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004089140A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008113566A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Asahi Shuzo Kk | 清酒の製造方法 |
JP2010220538A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Q P Corp | サラダ |
JP2011254808A (ja) * | 2010-05-08 | 2011-12-22 | Shigetetsu Asai | 玄米炊飯用天然調味液ならびにその粕を用いての液体肥料および発酵肥料製造法。 |
IT201800008064A1 (it) * | 2018-08-10 | 2020-02-10 | Mister Bio Food Srl | Preparati alimentari vegani a base di cereali integrali privi di glutine |
CN111773334A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-10-16 | 南开大学 | 一种用于预防和/或治疗炎症性肠病或结直肠癌的饮食品 |
-
2002
- 2002-09-03 JP JP2002258302A patent/JP2004089140A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008113566A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Asahi Shuzo Kk | 清酒の製造方法 |
JP2010220538A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Q P Corp | サラダ |
JP2011254808A (ja) * | 2010-05-08 | 2011-12-22 | Shigetetsu Asai | 玄米炊飯用天然調味液ならびにその粕を用いての液体肥料および発酵肥料製造法。 |
IT201800008064A1 (it) * | 2018-08-10 | 2020-02-10 | Mister Bio Food Srl | Preparati alimentari vegani a base di cereali integrali privi di glutine |
WO2020031143A1 (en) * | 2018-08-10 | 2020-02-13 | Mister Bio Food Srl | Food preparations based on whole grain gluten-free cereals and method for preparation thereof |
CN111773334A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-10-16 | 南开大学 | 一种用于预防和/或治疗炎症性肠病或结直肠癌的饮食品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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