JP2004089081A - 根菜収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業用スペースが機体から横や後にはみ出ないようにしながら、機体上に設置される回収部での根菜回収量を増やすす。
【解決手段】根菜を圃場から抜き取って茎葉部を除去する収穫部と、収穫部から送られてくる根菜を上方へ搬送する持上げコンベヤと、持上げコンベヤで搬送されてくる根菜を機体に搭載された容器2に回収するための回収部eとを設け、回収部eに、容器2を支持する昇降台23と、この昇降台23を昇降移動自在で、かつ、その昇降された位置に維持自在な電動油圧シリンダ27と、容器2に回収されて貯留されている根菜の上端部の高さ位置を検出する押しスイッチで成るセンサDとを設け、上端部の高さ位置が設定範囲に維持されるように、センサDの検出情報に基づいて電動油圧シリンダ27を作動させる昇降制御手段を設ける。
【選択図】    図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人参、大根、玉ねぎ等の根菜を圃場から抜き取って回収する根菜収穫機に係り、詳しくは、根菜を傷付けること無く一度に沢山回収できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の根菜収穫機は、特開2001−275431号公報で開示されたもののように、根菜を圃場から抜き取るとともに根菜の茎葉部を除去する収穫部を機体の左側に装備し、その後端部から出てくる茎葉部の除去された根菜を選別コンベヤで右方に送り、運転部後方における機体上に配置された作業デッキに置かれた複数の容器に根菜を回収するように構成されていた。このように、走行機体上において根菜を回収させる構成を採ることにより、機体後方において根菜を回収させる場合に比べて、機体の後方バランスを改善して質量の集中化が図れ、操縦安定性に優れる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術の根菜収穫機では、複数の容器の場所の入れ替え作業や選別を行うための補助者の作業スペースを設けるために、機体から後方に突出する小荷台や、機体から右側方に張り出た前後長さの長い大荷台、及び大荷台から後方突出する補助荷台といった複数の荷台を設けていたので、これら各荷台が折りたたみ格納できるようにされてはいるが、作業走行中では機体が前後左右に大型化する点で好ましくないものであった。
【0004】
また、機体に搭載される各容器は小容量のものであるため、根菜が満載された容器と空の容器との交換作業を頻繁に行う必要があるとともに、機体上に容器を置くための広い載置スペースを要する割には全体としての根菜回収量が少ないので、回収した根菜を、収穫作業を中断して倉庫等の収容箇所に運ぶ頻度も多く、収穫作業効率の点でも改善の余地が残されていた。
【0005】
本発明の目的は、作業用スペースが機体からは横や後にはみ出ないようにしながら、機体上に設置される回収部での根菜回収量を増やすことが可能となるよう、改善された根菜収穫機を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の構成〕
請求項1の構成は、根菜収穫機において、根菜を圃場から抜き取るとともに根菜の茎葉部を除去する収穫部と、収穫部から送られてくる根菜を上方へ搬送する持上げコンベヤと、持上げコンベヤで搬送されてくる根菜を機体に搭載された容器に回収するための回収部とを設け、
回収部に、容器を支持する昇降台と、この昇降台を昇降移動自在で、かつ、その昇降された位置に維持自在な昇降機構と、容器に回収されて貯留されている根菜の上端部の高さ位置を検出するレベル検出手段とを設け、上端部の高さ位置が設定範囲に維持されるように、レベル検出手段の検出情報に基づいて昇降機構を作動させる昇降制御手段を設けてあることを特徴とする。
【0007】
〔請求項1の構成による作用及び効果〕
請求項1の構成によれば、収穫されて茎葉の除去された根菜を、上方に持上げてから容器に投入して回収させるので、機体上に載置される容器の高さを高くすることができ、それによって回収根菜量を従来に比べて増大させることができる。これにより、従来と同じ回収量に設定しながら容器数を減らして作業スペースを生み出し、機体から外側にはみ出す荷台を縮小又は不要にするとか、従来よりも回収量を増加しながら容器数も減らして、機体から外側にはみ出す荷台を解消して機体上に作業用スペースを確保するといった構造が可能になる。
【0008】
昇降機構によって容器を支持して昇降自在で、かつ、その昇降された位置に維持自在な昇降台を回収部に設けたので、根菜の収穫開始時には昇降台を上昇させて持上げコンベヤから放出される根菜の落下高さを低くしてそれによる衝撃を軽減させることが可能であるとともに、回収量が増えてきて根菜が容器に溜まってくると昇降台を下降させて、回収された根菜の最上部の高さ位置を下げ、落下高さが高くならないようにしながら根菜の容器への回収を続行させることが可能になる。つまり、回収量を大とすべく高さの高い容器を用いながら、回収量の如何に拘らずに落下衝撃を小さく抑えられるように持上げコンベヤからの落下高さを低くすることができるのである。
【0009】
そして、回収部に回収されて貯留されている根菜の上端部の高さ位置が設定範囲に維持されるように、レベル検出手段の検出情報に基づいて昇降機構を作動させる昇降制御手段を設けたので、根菜が容器に貯まってきてその上端部高さが上がってくると一定量昇降台を下げるという動作が行われて、持上げコンベヤから回収部への根菜放出落差を所定の範囲に維持することが可能になる。つまり、高さの高い容器を用いても、回収開始時には昇降台を上昇させて容器底への落下高さを低めて根菜に与える落下ショックを軽減させることができるとともに、容器での根菜貯留量が増えてくると昇降台を下げて、持上げコンベヤからの良好な根菜放出状態を維持することができるようになる。この昇降台の自動高さ調節機能により、根菜の回収具合を常時把握しておき、適宜に昇降操作具を操作して貯留根菜の上端部高さ位置を設定範囲に維持させるという、人為操作で昇降台を昇降させる場合では必要な作業から解放されるので、その分、他の作業に集中できるようになる。
【0010】
その結果、根菜回収量の増大化と機体のコンパクト化とを両立できるようにしながら、高さの高い容器を用いても、容器への放出ショックに起因した根菜の傷付きおそれを軽減して良好な状態で根菜を回収できて、根菜の品質向上に寄与できるとともに、容器への回収状況に注意を払う必要が無い分、機体操縦等の他の操作に集中できるとか、作業者の負担が軽減されるといった利点もある有用な根菜収穫機を提供することができた。
【0011】
〔請求項2の構成〕
請求項2の構成は、請求項1の構成において、レベル検出手段は、容器の外から上端部の高さ位置を検出できるセンサに構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
〔請求項2の構成による作用及び効果〕
容器に回収されて貯留されている根菜の上端部の高さ位置を検出するレベル検出手段を、容器の外から作用できるセンサに構成したので、昇降台を支持する枠フレームといった機体側にセンサを取付けることができる。容器にセンサを設ける手段では、容器毎にセンサが必要になるとともに、容器を回収部に装脱する度にセンサ用の電位配線も着脱しなければならないが、本請求項2の構成によれば、センサは機体側に1個装備すれば良く、配線の着脱操作が不要になるとともに、配線忘れによる回収不良といった不都合も生じないようになる。
【0013】
その結果、請求項1の構成による前記作用効果を奏するとともに、センサ数を必要最小限度にできて、容器を含めた根菜収穫機全体としての構造のシンプル化、及びコストダウンが図れる利点がある。
【0014】
〔請求項3の構成〕
請求項3の構成は、請求項2の構成において、容器が収容袋であり、センサを、収容袋が外側に膨らみ変位することによって押込み操作される押しスイッチで構成してあることを特徴とするものである。
【0015】
〔請求項3の構成による作用及び効果〕
容器を収容袋としたので、袋上端部を機体側のフレームに吊下げる等によって固定支持させた状態で袋底部を昇降台に載せることにより、回収開始時には昇降台を上昇させ、収容袋を上下に圧縮させて根菜ショックを減らすべく袋底部を上昇させるとともに、回収量が増えるに従って昇降台を下げて、収容袋に根菜回収用空間を確保しながら落下ショック少なく根菜を回収させることができる。そして、収容袋は回収される根菜量が増えるに従って外方に膨張するから、その収容袋の膨み移動を利用することにより、押込み操作される押しスイッチをレベル検出手段として用いることが可能になった。
【0016】
その結果、請求項2の構成による前記作用効果を奏するとともに、容器を収容袋とすることにより、不使用時には袋を折り畳んで場所を取らずに格納でき、使用時には大容量の根菜回収が可能になって便利であり、しかも、それによって機体側に装備されるレベル検出手段を廉価な押しスイッチで構成できるというすぐれた経済性も得ることができた。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に、根菜収穫機の一例である人参収穫機Aが示されている。すなわち、走行機台28に支持された左右のクローラ走行装置3,3で走行自在な機体1に、圃場から人参を収穫する収穫部a、運転部d、原動部f等に各種の機械装置類を配置して、1条用の人参収穫機Aを構成してある。
【0018】
機体1上における各部のレイアウトは、人参を圃場から抜き取るとともに人参の茎葉部を除去する収穫部aを機体1の左側に配備し、収穫部aで収穫された人参を機体1の右側へ向けて横送り搬送する選別コンベヤbを機体1の後部に配備し、選別コンベヤbで送られてくる人参を上方へ搬送する持上げコンベヤcを機体1の右側の後部に、かつ、運転部dを機体1の右側の前部にそれぞれ配備し、運転部dの後に、持上げコンベヤcで搬送されてくる人参を収容袋(容器の一例)2に回収するための回収部eを設けて構成されている。エンジンEを有する原動部fは、運転座席4の下部に配置されている。
【0019】
収穫部aは、人参の抜取りに先立って圃場を切り崩して柔らかくするためのソイラ機構5、及び人参の茎葉部を上方に引き上げる左右一対の引上げ機構6,6、引き上げられた人参の茎葉部を左右一対のベルト7,7で挟持して圃場から抜き取って後方上方に持上げる抜取り機構8、左右一対の回転刃によって茎葉部をその根元部位で切断する葉切り機構9、および抜取り機構8で運ばれる人参を持ち換えて歯切り機構9に好適な姿勢で送るために左右一対の挟持ベルトで成る位置揃え搬送機構10等から構成されている。80は切断された茎葉を機外に排出するための茎葉排出機構である。
【0020】
選別コンベヤbは、前後方向の軸心を有する左右のスプロケット11,12に巻回された前後一対のチェーン13,13に、多数のコンベヤバー14を架設して構成されており、収穫部aの後端部から排出されてくる人参をやや持上げながら右に横送りさせるよう機能する(図6参照)。
【0021】
持上げコンベヤcは、図5にも示すように、選別コンベヤbから送られてきた人参をほぼ水平に若干距離前方に搬送する下部前送り部15と、この下部前送り部15からの人参を垂直に近い急角度で上方に搬送する持上げ部16と、この持上げ部16からの人参をほぼ水平に若干距離前方に搬送する上部前送り部17とから構成されている。左右に配置されたスプロケット29〜34とガイド19とで側面視で略Z形状に巻掛けされた左右の搬送チェーン20,20に亘って、前後方向に適宜の間隔を空けて起伏自在な受け板21を多数取付けてある。
【0022】
回収部eは、収容袋2を吊下げる枠体22と、収容袋2を載置支持して昇降自在で、かつ、その昇降された位置に維持自在な昇降台23とを、持上げコンベヤcにおける上部前送り部17の下方に配置して構成されている。布製の収容袋2の底部分2aが載置される昇降台23は、電動油圧シリンダ27によって駆動昇降されるようになっている。収容袋2は、その上端の開口部2bを、枠体22や枠体70に吊設された前後左右の計4箇所に配置されたクリップ(大きな洗濯バサミのようなもの)83で挟持することで吊下げられている。
【0023】
運転部dは、原動部f上に配置された運転座席4、機体1の右側前端に立設された操縦塔24、及び、運転座席4と操縦塔24との前後間に形成されたフロアステップ25等から構成されている。そして、機体1における選別コンベヤbの前側で、かつ、収穫部aと回収部eの左右間には作業用スペース26が形成してある(図2参照)。この作業用スペース26は、機体1に形成された作業デッキであって、補助作業者が、選別コンベヤb上で横送りされる人参の選別作業、選別された非回収用の人参(形の歪な人参、傷が付いた人参、未生育の人参等)を専用の回収箱(図示省略)に回収する作業等を行うために形成されている。
【0024】
ここで、人参収穫機Aによる一連の人参収穫作用について概略説明しておく。ソイラ機構5で圃場を切り崩して柔らかくした状態で、左右の引き上げ機構6,6によって上方に引き上げられた茎葉部を抜取り機構8で挟持して人参を圃場から抜き取るとともに後方上方に搬送し、葉切り機構9で茎葉部を除去した人参を選別コンベヤbによって右に送るとともに、切断された茎葉部は、突起付きチェン81と摺動レール82とで成る茎葉排出機構80によって後方に挟持搬送され、機体1の後方に落下排出される。
【0025】
選別コンベヤbでは、不良人参等の非回収人参が取り除かれて回収すべき人参を持上げコンベヤcに向けて横送りし、持上げコンベヤcで前方上方に持上げられた人参を、持上げコンベヤcの終端下方の回収部eに配置された収容袋2に落下させて回収するようになる。運転部dでは、運転座席4に運転者が着座して機体進行の操縦を行い、作業用スペース26では、補助作業者が選別コンベヤb上での人参選別作業や非回収人参の回収作業等が行われる。
【0026】
次に、持上げコンベヤについて詳細説明する。図5〜図8に示すように、搬送チェーン20を、下部前送り部15部位に装備された駆動スプロケット29及び緊張輪体30と、位置固定の第1〜第4円板状輪体31〜34と、ガイド19とに亘って巻回させて、側面視で略Z状の搬送経路(図5では略逆Z形状である)を形成してある。緊張輪体30は、第1円板状輪体31の回転軸31aを中心として揺動自在で、かつ、巻バネ36で引張り付勢されたテンションアーム30aに支承されている。
【0027】
左右の搬送チェーン20,20には、人参を載せて移動可能とするためのコンベヤバー20bが架設されるとともに、搬送方向に適宜の間隔を空けた状態で搬送チェーン20の構成部品であるピンを左右つないだ形状のロングピン20aに、屈曲板材製のブラケット37を揺動自在に支持してある。そして、ブラケット37には、受け板21がリベットやボルト止め等の連結手段によって架設装備してあるとともに、ブラケット37の左右量端部にはベアリング38が取付けてある。ベアリング38は、ガイド部材39に摺接案内されて受け板21の姿勢を制御するためのものであり、ガイド部材39は、下部前送り部15から持上げ部16の終端に亘って配設されている。
【0028】
これにより、図5及び図8(イ)に示すように、受け板21は、ガイド部材39によってベアリング38が案内される区間では、人参を乗せ付けるに適した緩い後上がり姿勢に維持され、選別コンベヤbからの人参を的確に受け板21に乗せ付けて持上げ搬送する。この緩い後上がり姿勢により、選別コンベヤbからの人参を受け板21の後端部で人参を引っ掛けてしまう場合に、人参に与えるダメージを小さくできる利点がある。また、下部前送り部15の始端部には、後端部が枠体70に取付けられて前下がり傾斜する姿勢のゴム板71を設けてあり、選別コンベヤbから送られてくる人参をソフトに受けるクッション機能と、その人参をコンベヤバー20bに乗るように滑らせて前送りするガイド機能とが発揮されるように構成してある。
【0029】
上部前送り部17では、持上げ部16を上りきった直後にガイド部材39の後端が位置するように設定してあるので、受け板21は、重力によって後上がり姿勢からコンベヤバー20bにもたれ掛る水平姿勢に変化するから、第3輪体33に巻き付いて回動移動する際の受け板21の先端を、極力第3輪体33の軸心33aに近づけることができ、旋回移動する経路では受け板21の先端側程増速されることを最小限度に抑制できるようにしてある。これにより、持上げコンベヤc終端にて受け板21で放出される人参に極力勢いが付かないようになり、下方に配置された収容袋2に向けてソフトに人参を落下供給できるようにしてある。
【0030】
ガイド部材39は、下部前送り部15の始端部に位置する第1輪体31の直ぐ前方の位置から、上部前送り部17の始端に位置する第2輪体32部位に亘る範囲に設けてあり、受け板21の作用姿勢は、下部前送り部15のほぼ始端位置から上部前送り部17の始端部に架けて維持されるように構成してある。下部前送り15においても受け板21を作用姿勢に設定することにより、選別コンベヤbの終端から落ちてくる前後向き姿勢の人参は、後上がり傾斜した受け板21の後端に当たる不安定な状態になり、それによって人参の姿勢変動が促され、持上げ部16での受け板21に載置されるに適した左右向き姿勢に迅速に姿勢変更される、という好ましい作用が発揮されるようになる。
【0031】
また、受け板21の作用姿勢が上部前送り部17の始端部位まで維持されるので、持上げ部16で持上げられてきた人参を、上部前送り部17における水平移動するコンベヤバー20b部位に確実に送り届けることができ、上部前送り部17に到達した後に後方移動して、持上げ部17に逆戻りするとか落下するといった不都合が生じないように設定されている。
【0032】
図7に示すように、終端輪体である第3輪体33から前方(根菜移動方向)に少し離れた箇所に、縦向き姿勢で幅広なゴム板製の衝立て(弾性部材の一例)72を吊下げ支持してある。これにより、持上げコンベヤcの終端から前方下方に向けて放出された人参は、衝立て72に衝突してその移動方向がほぼ真下の向きに変更され、第3輪体33から前方に所定距離離れた位置に一定して落下されるようになる。その結果、収容袋2の前後及び左右の中央位置に人参を落下供給し続けることが可能になり、前後又は左右に偏った位置で落下供給し続ける場合に比べて、人参が収容袋2から零れ出る寸前の状態、すなわち満タンになったときの収容量を最大にできる点で有利である。
【0033】
また、第3輪体33から下方に若干距離離れた箇所に、左右に長い帯状のゴム板製のクッションシート73を前後に適宜の間隔を空けて複数個架設してある。これにより、持上げコンベヤcの終端から放出されて落下する人参をクッションシート73で一旦受止めてから、これらクッションシート73前後間から収容袋2内へと落下するように、すなわち、上下中間位置にて人参の落下速度が、一旦零又はほぼ零にリセットされるようになる。その結果、収容袋2内における落下による衝撃を軽減することができ、極力人参を傷つけない良好な状態で回収できるように構成してある。
【0034】
次に、回収部eについて詳細説明する。図9〜図12に示すように、平面視で矩形を呈する回収部eは、左右方向で機体内側で前後一対の主支柱40,40と、機体外側で前後一対のガイド支柱41,41とを基にした枠体22を有するとともに、昇降台23は、主支柱40,40に対して昇降移動自在に支持される台本体23Aと、これに前後移動可能に支持された載せ台23Bとで構成されている。
【0035】
断面が略C形状のチャンネル材で成る主支柱40の内部には、台本体23Aに装備された上下一対の計4個のベアリング42を配置してあるとともに、下端が機体1に取付けられた電動油圧シリンダ(昇降機構の一例)27の伸縮ロッド27a先端に装備されたスプロケット43に、一端が台本体23Aに、かつ、他端が左右の主支柱40,40に架設された横フレーム材44にそれぞれ連結されたチェーン45を巻掛けてあり、これによって台本体23Aを駆動昇降及びその昇降位置にて維持自在な昇降装置46を構成してある。伸縮ロッド27aのスプロケット43は動滑車として機能するから、台本体23Aは、電動油圧シリンダ27の伸縮量の倍の量でもって昇降移動される。
【0036】
図11、図17に示すように、主支柱40に、上下に長い接触片74aを有した押込み感知型の押しスイッチ(レベル検出手段D及びセンサの一例)74を、取付支柱76を介する等して取付け、接触片74aが押込まれて押しスイッチ74がONされたら一定高さだけ昇降台23が下降するように、昇降制御手段である制御装置75が電動型油圧シリンダ27を駆動する自動昇降装置Cを回収部eに設けてある。すなわち、収容袋2に人参が回収されて行き、袋の底から積層された人参が開口部2bに達すると、開口部2bが平面視で本来の形状である矩形状に広がるので、その開口部2bの広がりによって接触片74aが押込まれて押しスイッチ74がONとなり、一定距離昇降台23が下降移動するのである。
【0037】
昇降台23の昇降操作状況は次のようである。収穫作業開始時は、昇降台23を最も上昇させた開始位置に上昇させて、空の収容袋2を上下に圧縮した状態で昇降台23に載せ付けておく。人参の回収が進んで収容袋2が次第に膨らみ、人参の積層高さも高くなって行くので、頃合いを見て図示しない昇降スイッチを操作し、電動型油圧シリンダ27を駆動させて昇降第23を所定高さ分下降させる。そして、回収された人参の最上部が収容袋2上端の開口部2bに達しそうになると、また昇降スイッチを操作して昇降台23を下げる、という操作を繰り返すことで、収容袋2に人参が満タンになるまで回収させるのである。つまり、電動型油圧シリンダ27と図示しない昇降スイッチとで昇降装置Bが構成されている。
【0038】
台本体23Aを構成する前後一対の横枠部材47,48のそれぞれに支承された左右一対のベアリング68,69は、載せ台23Bを構成するべく前後一対の断面が略C形状のチャンネル材で成る横フレーム49,50に内装されている。従って、載せ台23Bは所定範囲内で台本体23Aに対して横移動自在であり、機体1の横外方に突出した排出位置(図10参照)と、左右方向で機体1の内側に退入した回収位置(図11参照)とに切換え自在である。
【0039】
載せ台23Bは、前述の横フレーム49,50と、これらを連結一体化する内側パイプ51及び外側パイプ52とで成る枠体上に固着された主載置板53と、外側パイプ52に前後軸心52aで上昇揺動自在に枢支された延長載置板54とで構成されている。内側パイプ51の前後両端にはベアリング55が支持してあり、これらベアリング55は、主支柱40とガイド支柱41とに亘って固着された前後の仕切り壁56,57の外側(前仕切り壁56の前側と、後仕切り壁57の後側)に位置している。但し、前後の仕切り壁56,57には、内側パイプ51の自由な昇降移動を許容するための上下に長い縦切欠き56a,57aを形成してあり、載せ台23Bが回収位置にある状態(図11参照)においてのみ、昇降台23が自由に昇降移動できるように構成してある。
【0040】
図11〜図13に示すように、載せ台23Bが排出位置にあるときには、台本体23Aに対して載せ台23Bの外側端が下がる方向へ所定角度揺動自在に構成してある。すなわち、前後の仕切り壁56,57には、縦切欠き56a,57aの下端部から続く左右方向の横切り欠き56b、57b、及びこれらに続く横外で上方に向かう斜め切り欠き56c,57cを形成してある。載せ台23Bが排出位置に移動された状態では、前後の横フレーム49,50は、横枠部材47,48に支持された機体左右方向で内側のベアリング68から左右方向で外れた状態に設定されている[図13(イ)参照]。
【0041】
従って、斜め切り欠き56c,57cの存在により、外側のベアリング69を支点として載せ台23Bを、内側パイプ51のベアリング55が斜め切り欠き56c,57cの上限に接当する位置まで、載せ台23Bを、その先端側が下がる方向に揺動移動する排出揺動が可能である。それによって図16や図13(ロ)に示すように、載せ台23Bを傾いた取出し姿勢にすることができ、人参の収容された重い収容袋2を昇降台23から楽に取り出せるように構成してある。
図12〜図14に示すように、前仕切り壁56部位には、回収位置にある載せ台23Bの排出位置へ向けての移動を阻止するロック機構rを設けてある。すなわち、前仕切り壁56における縦切欠き56aの右側近傍に、横切り欠き56bに干渉しないように、上下長さの長い上筒58と上下長さの短い下筒59とを固着してあるとともに、これら上下の筒58,59に抜き差し自在なロックロッド60と、これを天秤アーム61と連動部材62とを介して昇降操作自在な操作ハンドル63とを設けて、ロック機構rを構成してある。天秤アーム61は、操作ハンドル63に固着されたピン軸63bに枢支連結されている。
【0042】
つまり、支点63aで揺動操作自在な操作ハンドル63を、その前側の被操作部63Aを上昇揺動させたロック位置(図14に実線で示す位置)に操作すると、上筒58に挿通されているロックロッド60を下筒59に挿通することができ、内側パイプ51の移動を阻止することで載せ台23Bを回収位置に維持することができる。そして、被操作部63Aが下降する方向に操作ハンドル63を揺動させてロック解除位置(図14に仮想線で示す位置)に操作すると、ロックロッド60を持上げ移動して、その下端が横切り欠き56bよりも上昇した状態になる(図13参照)。従ってこのロック解除位置では、ロックロッド60が退避移動してベアリング55の横外への移動が許容されるから、内側パイプ51の左右移動が自在となり、載せ台23Bを回収位置から右方に引き出した排出位置に移動自在なロック解除状態が得られるのである。
【0043】
図9、図12、図13に示すように、載せ台23Bの排出揺動を穏やかに行わせるためのダンパ機構64を装備してある。すなわち、前仕切り壁56の下端部における左右中間部位に、前後方向の支点Pで揺動するアーム部材65を、その先端側が機体1の左右方向で支点Pの内側に位置させて設けるとともに、このアーム部材65の先端側部分と前側のガイド支柱41とに亘って架設される第1及び第2ダンパユニット66,67を設けてダンパ機構64が構成されている。
【0044】
アーム部材65は、前仕切り壁56の前側に配置されており、その最先端側の第1ダンパユニット66を、通常は伸長付勢されて短縮側にダンパ作用する圧縮型に、かつ、第2ダンパユニット67を、通常は短縮付勢されて伸長側にダンパ作用する引張り型にそれぞれ構成してある。第1ダンパユニット66による伸長付勢力は、第2ダンパユニット67による短縮付勢力よりも強いので、自由状態ではアーム部材65を最も下方に揺動した待機位置(図12に示す位置)に維持している。
【0045】
載せ台23Bを突出移動させると、その状態では載せ台23Bの重心位置が外側のベアリング69よりも外側に位置しており、従って、重力によって排出揺動しようとするが、第1ダンパユニット66の伸張付勢力が強いので、アーム部材65に形成された凹入部65aにベアリング55が接当した状態、すなわち、実質的に排出揺動しない状態[図示しないが、図13(イ)に描かれた姿勢から僅かに載せ台23Bが傾いた状態]に載せ台23Bが維持される。
【0046】
これに対して、収容袋2に人参が沢山収容された状態(図15参照)において載せ台23Bを突出移動させると、その重い状態では載せ台23Bが排出揺動しようとする力が第1ダンパユニット66の伸張付勢力に十分勝り、第1ダンパユニット66のダンパ作用が発揮されることによって載せ台23Bが排出揺動する状態となり、重力によってアーム部材65と共に載せ台23Bの排出揺動がゆっくりと行われて取出し姿勢(図16参照)に移行する。
【0047】
そして、重い収容袋2が載せ台23Bから除去されて軽くなると、第1ダンパユニット66の伸長付勢力によって載せ台23Bの基端側のベアリング55に、アーム部材65を介して下降付勢力が作用し、載せ台23Bが、アーム部材65が待機位置に戻る方向に復帰揺動される。この場合には、第2ダンパユニット67による伸び側のダンパ作用が発揮されるので、排出姿勢にある載せ台23Bはゆっくりと戻り揺動して水平姿勢に自動復帰されるのである。
【0048】
〔別実施形態〕
容器2を透明なもので構成し、レベル検出手段として光センサを用いる構造も可能である。そして、容器にレベル検出手段を取付け、容器を昇降台23(すなわち、回収部e)にセットする際に、レベル検出手段用のリード線を機体側のリード線とをギボシ接続させるという構造も可能である。また、容器側に装備されたレベル検出手段をワイヤレスで信号の授受が行えるものに構成し、容器の回収部へのセット時にレベル検出手段の接続操作を不要とすることも可能である。
【0049】
容器2としては、前述した布製の収容袋の他、金属板や合成樹脂板等の剛性を有した材料から成る上下の伸縮ロッド構造を有した回収箱等でも良く、要は、開口部等の容器上部の根菜受入れ部と底面との上下長さが変動できるものであれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】人参収穫機の左側面図
【図2】人参収穫機の平面図
【図3】人参収穫機の背面図
【図4】人参収穫機の右側面図
【図5】持上げコンベヤを示す側面図
【図6】持上げコンベヤ下部の構造を示す拡大側面図
【図7】持上げコンベヤ上部の構造を示す拡大側面図
【図8】(イ)は受け板のチェーンへの取付構造を示す背面図、(ロ)はコンベヤバーの取付構造を示す背面図
【図9】回収部の構造を示す側面図
【図10】回収部の平面図
【図11】昇降台の昇降構造を示す側面図
【図12】ダンパ機構の構造を示す回収部の正面図
【図13】載せ台の揺動構造を示し、(イ)は排出揺動前の状態を示す側面図、(ロ)は排出揺動した状態を示す側面図
【図14】ロック機構の構造を示す要部の側面図
【図15】収容袋が満タンになった状態を示す人参収穫機の側面図
【図16】満タン収容袋の機外排出状態を示す作用図
【図17】自動昇降装置の制御ブロック図
【符号の説明】
1       機体
2       容器
23      昇降台
27      昇降機構
74      押しスイッチ
75      昇降制御手段
a       収穫部
c       持上げコンベヤ
e       回収部
D       レベル検出手段

Claims (3)

  1. 根菜を圃場から抜き取るとともに根菜の茎葉部を除去する収穫部と、前記収穫部から送られてくる根菜を上方へ搬送する持上げコンベヤと、前記持上げコンベヤで搬送されてくる根菜を機体に搭載された容器に回収するための回収部とを設け、
    前記回収部に、前記容器を支持する昇降台と、この昇降台を昇降移動自在で、かつ、その昇降された位置に維持自在な昇降機構と、前記容器に回収されて貯留されている根菜の上端部の高さ位置を検出するレベル検出手段とを設け、前記上端部の高さ位置が設定範囲に維持されるように、前記レベル検出手段の検出情報に基づいて前記昇降機構を作動させる昇降制御手段を設けてある根菜収穫機。
  2. 前記レベル検出手段は、前記容器の外から前記上端部の高さ位置を検出できるセンサに構成されている請求項1に記載の根菜収穫機。
  3. 前記容器が収容袋であり、前記センサを、前記収容袋が外側に膨らみ変位することによって押込み操作される押しスイッチで構成してある請求項2に記載の根菜収穫機。
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