JP6674131B2 - 根菜類収穫機 - Google Patents
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Description
これにより、大量の作物を収容したフレコンバッグを安全かつ労力を大きくかけることなく、機外に降ろすことができる。
また、前側にフレコンバッグを降ろしたときは、フレコンバッグが支持台の前方に位置するので、機体を移動してフレコンバッグを回避する必要があり、さらに作業能率が低下する問題がある。
さらに、フレコンバッグが満杯になったときに、フレコンバッグを降ろすことができる空間が周囲にないときは、十分な空間がある場所まで移動する必要があり、さらに作業能率が低下する問題がある。
前記引継搬送装置(3)の搬送終端に臨んで回収容器を支持するとともに、機外に排出移動させる着脱自在な回収容器排出装置(11)を備え、前記回収容器排出装置(11)は、前記機体フレーム(1a)に起立装着する取付マスト(12)と、この取付マスト(12)の上部にスラスト支持した回転支柱(14)と、この回転支柱(14)から傾斜可能に張出す回動アーム(15)と、この回動アーム(15)の先端に昇降ワイヤ(11c)によって支持した吊部材(11e)とによって回収容器を高さ調節可能に吊下げ支持し、前記取付マスト(12)の下部に圃場に接地する複数の接地部材(21…)を設け、これら接地部材(21…)は、圃場面から高く支持した収納状態と圃場面に合わせて支持する接地状態に切替える伸縮機構(22)を備え、前記接地部材(21…)の接地を検知するそれぞれの接地センサ(21a)と、前記引抜搬送装置(2)および前記引継搬送装置(3)の駆動を入切する作業クラッチ機構(5)と、この作業クラッチ機構(5)の入切を検知する作業クラッチセンサ(5a)と、いずれかの接地センサ(21a…)の接地検知および前記作業クラッチセンサ(5a)の入検知を条件に、前記回収容器排出装置(11)の動作を停止制御する制御装置(6)とを備えることを特徴とする。
また、回収容器排出装置(11)を着脱自在に設けたことにより、非作業時等に回収容器排出装置(11)を容易に取り外すことができるので、作業能率が向上すると共に、非作業時の重量が軽減され、走行性が向上する。
加えて、回収容器排出装置(11)は、回転支柱(14)により回動アーム(15)の張出し位置を旋回移動させることができることから、吊部材(11e)に回収容器を吊って排出位置に自在に移動させることができるので、回収容器を圃場の降ろしやすいところに降ろすことができ、作業能率が向上する。
また、昇降ワイヤ(11c)の調節により吊部材(11e)を上下動させることができることから、作物を回収した回収容器を圃場に略垂直方向に降ろすことができるので、回収容器が倒れて作物が圃場に散らばることが防止され、回収作業が不要になり、作業者の労力が軽減される。
また、引継搬送装置(3)の終端から落下した作物が傷付くことが防止され、作物の商品価値の低下が防止される。
加えて、回収容器排出装置(11)に接地部材(21…)を設けたことにより、回収容器の排出作業時に収容容器を移動させる重量を支持することができるので、排出作業時に機体姿勢が乱れることが防止され、回収容器が倒れて作物が周囲に散らばることが防止される。
また、伸縮機構(22…)により圃場面に合わせて複数の接地部材(21…)が支持することにより、圃場面の凹凸に合わせた接地が可能になるので、接地部材(21…)が浮き上がり作用しない状態になることが防止され、排出作業時の走行機体の姿勢の乱れが防止される。
加えて、いずれかの接地センサ(21a)が接地を検知した状態で作業クラッチセンサ(5a)が入状態を検出すると、回収容器排出装置(11)の動作が停止することにより、回収容器を取り外した状態で引継搬送装置(3)から作物が排出されて落下することを防止できるので、作物を拾い集める作業が不要になると共に、落下により作物が傷付いて商品価値が低下することが防止される。
また、上下の起立アーム(12d,12c)が作物回収部の左右幅内に収まることにより、回収容器排出装置(11)を折畳んでも左右幅が広がることを防止できるので、はみ出した回収容器排出装置(11)が畝や圃場に降ろした回収容器等に接触することが防止され、作業能率が向上すると共に、回収容器が倒れて作物が散らばることが防止される。
とにより、接地部材(21…)を引き摺りながら走行することを防止できるので、走行速度が制限されて作業能率が低下することが防止されると共に、接地部材の破損が防止される。
回収容器排出装置11は、機体フレーム1aに起立装着する取付マスト12と、この取付マスト12の上部にスラスト支持した回転支柱14と、この回転支柱14から傾斜可能に張出す回動アーム15と、この回動アーム15の先端に昇降ワイヤ11cによって支持した吊部材11eとによって回収容器を高さ調節可能に吊下げ支持可能に構成する。
また、取付マスト12の下部に圃場に接地する幅広タイヤ等による複数の接地部材21…を設け、これら接地部材21…は、圃場面から高く支持した収納状態と圃場面に合わせて支持する接地状態に切替える伸縮機構22を設け、左右の接地部材21,21の上部に補助者用の延長ステップ23を設けて両者を連結することにより、アウトリガ付きのクレーンをオプション仕様として選択対応が可能に構成する。また、接地部材21…は、それぞれ接地によって作動する駐車ブレーキを設ける。
接地部材21…は、それぞれの接地を検知する接地センサ21aと、引抜搬送装置2および引継搬送装置3の駆動を入切する作業クラッチ機構5と、この作業クラッチ機構5の入切を検知する作業クラッチセンサ5aと、いずれかの接地センサ21a…の接地検知および作業クラッチセンサ5aの入検知を条件に、回収容器排出装置11の動作を規制する制御装置6とを設け、また、駐車ブレーキが作動していないときは、回収容器排出装置11の作動を規制可能に構成し、さらに、回収容器排出装置11の作動中に駐車ブレーキの解除、または、作業クラッチ機構5の「入」を検知すると緊急停止する制御を設ける。
機体フレーム1a等に機体傾斜を検知する傾斜センサ9aを設け、この傾斜センサ9aが機体の左右方向の所定角度(例えば、5〜10度)以上の傾斜を検知した状態で、いずれかの接地センサ21aが接地を検知すると異常を報知する異常傾斜報知装置9を操縦部Bに設ける。
次に、回収容器排出装置11の折畳み構成について説明する。
取付マスト12は、機体フレーム1aに連結する連結アーム12aと、この連結アーム12aから起立する折畳式起立アーム12bとで構成し、この折畳式起立アーム12bは、連結アーム12aに回動自在に装着する下部起立アーム12cと、この下部起立アーム12cに回動自在に装着する上部起立アーム12dとで構成し、これら下部起立アーム12cと上部起立アーム12dとを作物回収部4の左右幅内に、操縦部Bのスイッチ操作で電動、油圧によって展開可能に折畳んでバケット後方でバケットフレームに重なるように、収納可能に構成し、また、吊部材11eを固定するとともに、上面をステップとして利用できるように後述の滑り止め付きプレート15aを設ける。
機体走行を操作する走行操作レバー7と、この走行操作レバー7の操作から走行状態を検知する走行センサ7aと、いずれかの接地センサ21aが接地検知中に走行センサ7aが走行を検知すると異常を報知する異常走行報知装置8を操縦部Bに設ける。
次に、回収容器排出装置11の収納制御について説明する。
回収容器の上部に装着した回収容器支持機構16を回収容器排出装置11の吊部材11eによって支持するとともに、回収容器の下部を支持する回収容器載置台4aを作物回収部4に収納可能に設け、回収容器載置台4aが収納状態か否かを検知する収納検知部材4bと、下部起立アーム12cを起立位置と折畳み位置に切替える切替アクチュエータ12eと、起立アーム12bが折畳み状態か否かを検知にする折畳検知部材12fとを設け、収納検知部材4bが収納状態を検知すると共に、折畳検知部材12fが検知状態になると切替アクチュエータ12eを作動させて下部起立アーム12cを収納方向に回動制御可能に構成する。
コンテナボックスは、その構成例の側面図および平面図を順に図5、図6に示すように、補助者席フレーム31aにコンテナボックス搭載部32を設け、コンテナボックスの落下防止のために、後ろ上がりに約2〜5°の傾斜を設け、また、作物に対して引っ掛かりが無いように、下面高さHを走行部Aの走行フレーム以上(約200〜300mm)で、予備フレコンバッグを収容可能に構成する。
次に、上記構成の作物回収部に関連する機器について、本発明の適用対象となる根菜類収穫機の構成例により説明する。
図7、図8で示すように、機体フレーム1の下方に機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右従動輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右従動輪3,3との間に取り付けた複数の転輪4,4・・・の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右のクローラ6L,6Rを構成する。そして、該左右クローラ6L,6Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジン7の動力が伝動されるミッションケース8から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト9,9に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ6L,6Rを該機体フレーム1に取り付ける。
図7、図8で示すように、前記機体フレーム1の右側上部に操縦部フレーム10を取り付け、該操縦部フレーム10には操縦座席11を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル12を取り付ける。そして、該操縦パネル12に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー13を取り付けると共に、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する昇降操作レバー14を取り付ける。
図7、図8で示すように、左右引抜フレーム15,15の機体前側に左右従動プーリ16,16を回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリ17,17を装着し、該左右従動プーリ16,16と左右駆動プーリ17,17との間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト18,18を巻き掛けると共に、複数のテンションローラ19…によって該左右挟持搬送ベルト18,18を張圧し、左右挟持搬送ベルト18,18の機体内側面を互いに圧接させて人参の引抜搬送経路Rを構成する。そして、前記機体フレーム1の上方に左右横軸21を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレーム20を取り付け、該回動フレーム20の後端部に前記左右駆動プーリ17,17に駆動力を伝動する伝動ケース22を、回動支点Xを中心として上下回動自在に取り付ける。また、前記機体フレーム1と回動フレーム20とを昇降シリンダ23で連結し、該昇降シリンダ23を操縦部Bで操作可能に取り付けて引抜搬送装置24を構成する。
そして、前記引抜搬送通路Rの下方に引抜搬送装置24で搬送中の人参のひげ根を切断する尻尾切装置35を取り付けて、収穫部Cを構成する。
そして、ハンドル29を回すと上下伸縮する伸縮ロッド30の下端部にゲージ輪31を設けたことによって、ゲージ輪31を圃場面に接地させるとそれ以上引抜搬送装置24が下降しなくなるので、操縦者の操縦ミスや予期せぬ地面の凹凸によって引抜搬送装置24の下端部が圃場面に接触して破損することが防止される。
図7及び図13〜図17で示すように、前記伝動ケース22に駆動力を伝道する左右の伝動軸36,36を取り付け、該左右の伝動軸36,36の上部に左右伝動ケース37,37を取り付けると共に、該左右の伝動ケース37,37内に複数のギアを噛み合わせて構成する左右の第1ギアユニット38,38を機体前側に向かって取り付ける。また、前記伝動ケース22内部の左右の伝動軸36,36に左右の第2ギアユニット39,39を機体後側に向かって取り付け、該左右の第2ギアユニット39,39の後端部に左右の第1出力軸40,40を機体上方に向けて軸着する。
そして、前記伝動ケース37,37に左右の受け板49,49を前後方向に位置調節可能に取り付け、該受け板49,49と位置揃えフレーム43,43との間に、前記位置揃え従動スプロケット45,45を張圧して位置揃えチェーン48,48に生じる弛みを吸収させる左右の張圧バネ50,50を取り付ける。該張圧バネ50,50は、受け板49,49を前後に移動させることにより、位置揃え従動スプロケット47,47にかかる張圧力を変更することができ、人参の種類や生育状態、茎葉部の平均的な太さに応じて変更することで、様々な作業条件に対応することができる。
そして、前記位置揃えチェーン48,48の巻回域内で且つ位置揃え従動スプロケット45,45と位置揃えテンションスプロケット47,47との間に、位置揃えチェーン48,48を巻回域内から茎葉部接触面に向かって押圧する左右のテンションプレート53L,53Rを機体左右方向に位置調節自在に取り付けることにより、左右の位置揃え装置54L,54Rが引抜搬送装置24の搬送方向後側の下方位置に構成される。
そして、前記左右第1ギアユニット38,38の位置揃え装置54L,54Rの後方位置に左右の切断刃回転軸56,56を軸着し、該切断刃回転軸56,56に左右のベアリング57,57を回転自在に取り付ける。そして、前記左右のベアリング57,57に左右の支持プレート59,59を取り付け、該支持プレート59,59に左右の茎葉切断刃60,60を取り付けて、茎葉切断装置61が構成される。
上記構成により、左右の位置揃え駆動スプロケット42,42が、茎葉部が通過する位置揃え装置54L,54Rの左右間隔部から離間する位置に配置されることにより、位置揃え駆動スプロケット42,42や第2出力軸41,41に茎葉部が絡み付いて位置揃え装置54L,54Rを停止させてしまうことを防止できるので、収穫作業が中断されず、作業能率が向上する。
さらに、ガイドカバー51の着脱は、工具を必要とせず手作業で行なえるので、交換作業を容易に行なうことができる。
図7、図13で示すように、前記茎葉切断装置61の下方に前後残葉処理フレーム72,72を設け、該残葉処理フレーム72,72の機体左右一側の前後間に第1残葉処理ローラ73aを回転自在に取り付ける。また、前記残葉処理フレーム72,72の機体左右他側の前後間で且つ第1残葉処理ローラ73aよりも下方位置に第2残葉処理ローラ73bを回転自在に取り付ける。そして、該第1残葉処理ローラ73aと第2残葉処理ローラ73bとにゴムやウレタン等の弾性体で構成する残葉処理ベルト74を無端状に巻回する。さらに、該残葉処理ベルト74の上部に人参の根部に残った残葉を残葉処理ベルト74と共に挟み込んで回転して切除する残葉処理ローラ75を取り付けて、茎葉切断部Dから引き継いだ人参の残葉を処理しながら機体外側方向から左右内側方向に搬送する残葉処理コンベア76を構成することにより、残葉処理部Eが構成される。
これにより、落下した人参は残葉処理ベルト74の駆動と傾斜による移動により移動するので、残葉処理コンベア76上で人参の移動が停止することがなく、手作業で停止した人参を動かす必要がなく、作業能率が向上する。また、残葉処理コンベア76が若干(約2〜5度)傾斜していることにより、機体が圃場の状態等により機体左右一側方向に傾斜しても残葉処理コンベア76は地面に対して略水平状態となるに留まるので、人参が残葉処理コンベア76上に停滞したり、残葉処理コンベア76の搬送方向とは逆方向に移動することがなく、こうした人参を手作業で搬送経路に戻す必要がなく、作業能率が向上する。
図8〜図12で示すように、前記残葉処理コンベア76よりも機体前側で且つ下方位置に前後の第1搬送フレーム77,77を前後方向に所定間隔を開けて配置し、該第1搬送フレーム77,77の機体内側端部(機体左右他側端部)で且つ外側に前後の第2搬送フレーム78,78を前後方向に所定間隔を空けて且つ搬送終端部側が上下回動自在に配置する。そして、該第1搬送フレーム77,77の機体左右一側端部に前後の駆動スプロケット79,79を夫々回転自在に取り付け、第1搬送フレーム77,77の機体左右他側端部に前後の中継スプロケット80,80を夫々回転自在に且つ駆動スプロケット79,79よりも下方位置に取り付けると共に、第2搬送フレーム78,78の機体左右他側端部に前後の従動スプロケット81,81を夫々回転自在に取り付ける。
そして、前記第2搬送フレーム78,78の左右間に支持プレート86を取り付け、該支持プレート86と機体フレーム1との間に選別搬送コンベア87の搬送終端部側を上下動させる昇降シリンダ88を伸縮自在に取り付けて、機体左右一側から左右他側に亘って人参を搬送する選別搬送コンベア87を構成する。さらに、該選別搬送コンベア87の搬送終端部の下部に、選別搬送コンベア87の搬送終端部から排出される人参を滑らせて移動させる、ゴム板や塩ビ板等の軟質部材で構成する排出シュータ89を端部が下方に垂れ下がる姿勢で取り付ける。
そして、前記機体フレーム1の機体左右他側の後部で且つ選別搬送コンベア87よりも機体後側に、前記選別搬送コンベア87で搬送中の人参の選別作業や選別搬送コンベア87の操作を行なう補助作業者が搭乗する搭乗ステップ90を配置し、該搭乗ステップ90上で且つ選別搬送コンベア88の中継スプロケット80,80を配置した近傍位置に補助作業座席91を取り付ける。
そして、該搭乗ステップ90上で且つ補助作業座席91に着座した補助作業者が足で踏んで操作できる位置に配置することによって、選別搬送部Fが構成される。
1a 機体フレーム
2 引抜搬送装置
3 引継搬送装置
4 作物回収部
4a 回収容器載置台
4b 収納検知部材
5 作業クラッチ機構
5a 作業クラッチセンサ
6 制御装置
7 走行操作レバー
7a 走行センサ
8 異常走行報知装置
9 異常傾斜報知装置
9a 傾斜センサ
11 回収容器排出装置
11c 昇降ワイヤ
11e 吊部材
12 取付マスト
12a 連結アーム
12b 起立アーム
12c 下部起立アーム
12d 上部起立アーム
12e 切替アクチュエータ
12f 折畳検知部材
14 回転支柱
15 回動アーム
16 回収容器支持機構
21 接地部材
21a 接地センサ
22 伸縮機構
Claims (4)
- 作物を引抜搬送する引抜搬送装置(2)および作物を回収容器に回収する作物回収部(4)を機体フレーム(1a)の両側部に分けて構成し、両者間を引き継ぐ引継搬送装置(3)を間に配置して圃場走行可能に構成した根菜類収穫機において、
前記引継搬送装置(3)の搬送終端に臨んで回収容器を支持するとともに、機外に排出移動させる着脱自在な回収容器排出装置(11)を備え、
前記回収容器排出装置(11)は、前記機体フレーム(1a)に起立装着する取付マスト(12)と、この取付マスト(12)の上部にスラスト支持した回転支柱(14)と、この回転支柱(14)から傾斜可能に張出す回動アーム(15)と、この回動アーム(15)の先端に昇降ワイヤ(11c)によって支持した吊部材(11e)とによって回収容器を高さ調節可能に吊下げ支持し、
前記取付マスト(12)の下部に圃場に接地する複数の接地部材(21…)を設け、これら接地部材(21…)は、圃場面から高く支持した収納状態と圃場面に合わせて支持する接地状態に切替える伸縮機構(22)を備え、
前記接地部材(21…)の接地を検知するそれぞれの接地センサ(21a)と、前記引抜搬送装置(2)および前記引継搬送装置(3)の駆動を入切する作業クラッチ機構(5)と、この作業クラッチ機構(5)の入切を検知する作業クラッチセンサ(5a)と、いずれかの接地センサ(21a…)の接地検知および前記作業クラッチセンサ(5a)の入検知を条件に、前記回収容器排出装置(11)の動作を停止制御する制御装置(6)とを備えることを特徴とする根菜類収穫機。 - 前記取付マスト(12)は、機体フレーム(1a)に連結する連結アーム(12a)と、この連結アーム(12a)から起立する起立アーム(12b)とで構成し、この起立アーム(12b)は、前記連結アーム(12a)に回動自在に装着する下部起立アーム(12c)と、この下部起立アーム(12c)に回動自在に装着する上部起立アーム(12d)とで構成し、これら下部起立アーム(12c)と上部起立アーム(12d)とを前記作物回収部(4)の左右幅内に折畳み可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の根菜類収穫機。
- 機体走行を操作する走行操作レバー(7)と、この走行操作レバー(7)の操作から走行状態を検知する走行センサ(7a)と、いずれかの接地センサ(21a)が接地検知中に前記走行センサ(7a)が走行を検知すると異常を報知する異常走行報知装置(8)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の根菜類収穫機。
- 機体傾斜を検知する傾斜センサ(9a)を設け、この傾斜センサ(9a)が機体の左右方向の所定角度以上の傾斜を検知した状態で、いずれかの接地センサ(21a)が接地を検知すると異常を報知する異常傾斜報知装置(9)を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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