JP2004088606A - ファクシミリocrシステム - Google Patents

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秋山 秀司
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Abstract

【課題】従来例のファクシミリOCRシステムにおいて、二重発注を防止し発注依頼状のデータの訂正が可能なファクシミリOCRシステムを提供する。
【解決手段】OCR処理装置30は、同一の発注伝票であることを示す符号が付された(実施形態では、同一の店舗からは1枚の発注伝票しかファクシミリ送信されず店舗番号と日付けが同一である場合)複数の発注伝票の画像データを受信した場合に1回目の発注伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の発注伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する。また、OCR処理装置30は、1回目の発注伝票の画像データを受信したときから上記期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発信元からファクシミリ送信された画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムに関する。ここで、OCR処理とは、Optical Character Recognition又はOptical Character Readerの処理の略で、光学的に文字を認識(読み取り)する処理をいう。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置により受信した受注伝票などの画像データをOCR処理することためのファクシミリOCRシステムが実用化されており、その一例を図7に示す。図7に示すように、従来例のファクシミリOCRシステムは、相手先のファクシミリ装置90、ファクシミリサーバ装置20、OCR処理装置30a及び業務システム用コンピュータ50を備えて構成され、ここで、相手先のファクシミリ装置90とファクシミリサーバ装置20とは公衆電話網80を介して接続される一方、ファクシミリサーバ装置20と、OCR処理装置30aと、業務システム用コンピュータ50とはローカルエリアネットワーク(以下、LANという。)70を介して接続されている。
【0003】
図8は、図7のファクシミリOCRシステムにおいて実行される正常処理を示すシーケンス図である。
【0004】
図8において、所定のフォーマット(形式)を有する手書きの発注依頼状の画像データが相手先のファクシミリ装置90から公衆電話網80を介して処理センターにあるファクシミリサーバ装置20に送信され、これに応答して、ファクシミリサーバ装置20は送信された発注依頼状の画像データを受信した後、その画像データをOCR処理装置30aに転送する。そして、OCR処理装置30aは転送された画像データに対してOCR処理を実行して文字認識を実行し、その認識結果を表示部に表示してオペレータに対して示す。オペレータはその内容を確認してOKであれば、文字認識結果のデータを業務システム用コンピュータ50に転送することにより、業務システム用コンピュータ50により発注処理が開始される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来例のファクシミリOCRシステムにおいては、手書きの発注依頼状をOCR処理して発注依頼状のデータを生成しているが、手書きの発注依頼状のファクシミリ送信後に訂正が生じ、再送信しても、受信側のOCR処理装置30aや業務用システム用コンピュータ50では別件として処理するので、二重発注が生じるという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来例のファクシミリOCRシステムにおいて、二重発注を防止し、発注依頼状のデータの訂正が可能なファクシミリOCRシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るファクシミリOCRシステムは、発信元からファクシミリ送信された、所定の項目毎に情報を記入する形式を有する伝票の画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された伝票の画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムにおいて、
同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、上記ファクシミリOCRシステムにおいて、上記制御手段は、好ましくは、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行することを特徴とする。
【0009】
さらに、上記ファクシミリOCRシステムにおいて、上記制御手段は、好ましくは、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するときに、情報が採用された項目については、当該項目の伝票よりも古い伝票の当該項目に対するOCR処理の実行を禁止することを特徴とする。
【0010】
またさらに、本発明に係るファクシミリOCRシステムは、発信元からファクシミリ送信された、所定の項目毎に情報を記入する形式を有する伝票の画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された伝票の画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムにおいて、
伝票の画像データを受信したとき、伝票の全ての項目に対してOCR処理を行い、同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る一実施形態である、相手先のファクシミリ装置90、ファクシミリサーバ装置20、OCR処理装置30及び業務システム用コンピュータ50を備えたファクシミリOCRシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のファクシミリOCRシステムは、相手先のファクシミリ装置90、ファクシミリサーバ装置20、OCR処理装置30及び業務システム用コンピュータ50を備えて構成され、ここで、相手先のファクシミリ装置90とファクシミリサーバ装置20とは公衆電話網80を介して接続される一方、ファクシミリサーバ装置20と、OCR処理装置30と、業務システム用コンピュータ50とはLAN70を介して接続されている。この実施形態のOCR処理装置30は、従来例のOCR処理装置30aに代えて設けられることを特徴としている。
【0013】
本実施形態のOCR処理装置30は、同一の発注伝票であることを示す符号が付された(本実施形態においては、同一の店舗からは1枚の発注伝票しかファクシミリ送信されず、図5や図6において、店舗番号と日付けが同一である場合をいう。)複数の発注伝票の画像データを受信した場合に、1回目の発注伝票の画像データを受信したときから所定の期間(例えば、6時間)経過後に、時間的に最新の発注伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御することを特徴としている。また、OCR処理装置30は、1回目の発注伝票の画像データを受信したときから上記期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行することを特徴としている。さらに、OCR処理装置30は、時間的に最新の発注伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するときに、情報が採用された項目については、当該項目の発注伝票よりも古い発注伝票の当該項目に対するOCR処理の実行を禁止することを特徴としている。
【0014】
図2は、図1のOCR処理装置30の構成を示すブロック図である。図2において、OCR処理装置30は、公知のパーソナルコンピュータであって、ファクシミリサーバ装置20とのファクシミリの画像データの送受信、受信したファクシミリの画像データのOCR処理及びOCR処理結果に基づく制御処理(詳細は、図4を参照して説明する処理である。)などの処理を実行する。主制御部101は具体的にはCPUで構成されており、バス113を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。このクライアントPC30において、画像読取部102及び画像記録部103はオプションで設けられ、画像読取部102は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部103は例えば電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリサーバ装置又はファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録したり、文字データを記録する。表示部104は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該OCR処理装置30の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部105は、例えばキーボードであり、文字データや指示コマンドを入力するためのものである。
【0015】
ROM106は、当該OCR処理装置30の動作に必要であって主制御部101によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、図11の発注依頼状である発注伝票に手書きで書かれた文字を、ハードディスクドライブ108内の商品番号テーブル108aを参照して認識し認識結果のデータを出力する、いわゆるOCR処理を実行するための公知のOCRプログラム106aを格納する。また、RAM107は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部101のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。
【0016】
さらに、ハードディスクドライブ108は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムや、ファクシミリの画像データなどのための画像メモリを格納し、ここで、ハードディスクドライブ108は商品番号テーブル108aを格納する。商品番号テーブル108aは、図5や図6の発注伝票において手書きされる発注品目の商品番号(品番)を予め格納し、手書きされた番号が当該商品番号(品番)であるか否かであることを照合するために用いられる。LANインターフェース112は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0017】
図3は、図1のファクシミリサーバ装置20の構成を示すブロック図である。図3において、ファクシミリサーバ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えており、相手先のファクシミリ装置90からファクシミリ受信したファクシミリの画像データをOCR処理装置30に出力する一方、OCR処理装置30から受信した画像データを相手先のファクシミリ装置90に送信する機能を備えている。
【0018】
主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリサーバ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。操作部5は、当該ファクシミリサーバ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0019】
ROM6は、当該ファクシミリサーバ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM7は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。
【0020】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。さらに、LANインターフェース12は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0021】
以上のように構成されたファクシミリサーバ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能などを有している。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0022】
図4は図1のファクシミリOCRシステムにおいて実行される受発注処理を示すシーケンス図である。また、図5は図4の受発注処理において用いられる1回目の発注伝票の一例を示す図であり、図6は図4の受発注処理において用いられる2回目の発注伝票の一例を示す図である。
【0023】
まず、図5及び図6を参照して、本実施形態で用いる発注伝票の形式(フォーマット)について説明する。当該発注伝票は1枚からなり、その右上に、9桁の店舗番号の記載欄が設けられるとともに、当該記載欄の右側に、4桁の日付けの記載欄が設けられる。さらに、これら2つの記載欄の下側に、品番と個数の対からなる14個の発注情報の記載欄が設けられている。
【0024】
1回目の発注伝票では、図5に示すように、店舗番号と、日付けを記入するとともに、発注したい品番と個数の対の情報を記入する。同一の日であって所定の時間以内(例えば、6時間の期限)に送信する訂正変更のための2回目の発注伝票では、図6に示すように、品番についてはすべての品番を記入するが、個数の変更したい品番の個数のみを記入する。
【0025】
図4において、手書きの発注依頼状である1回目の発注伝票の画像データが相手先のファクシミリ装置90から公衆電話網80を介して処理センターにあるファクシミリサーバ装置20に送信され、これに応答して、ファクシミリサーバ装置20は送信された発注伝票の画像データを受信した後、その画像データをOCR処理装置30に転送する。そして、OCR処理装置30は転送された画像データを受信してハードディスクドライブ108に記憶し、当該画像データのうち店舗番号と日付けに対してOCR処理を実行し、受信した第1回目の発注伝票の店舗番号と日付けを特定して、第1回目の発注伝票の情報としてハードディスクドライブ108内の受信管理テーブルに記憶する。次いで、追加訂正された2回目の発注伝票の画像データが相手先のファクシミリ装置90から公衆電話網80を介して処理センターにあるファクシミリサーバ装置20に送信され、これに応答して、ファクシミリサーバ装置20は送信された発注伝票の画像データを受信した後、その画像データをOCR処理装置30に転送する。そして、OCR処理装置30は転送された画像データを受信してハードディスクドライブ108に記憶し、当該画像データのうち店舗番号と日付けに対してOCR処理を実行し、受信した第1回目の発注伝票の店舗番号と日付けを特定して、第1回目の発注伝票の情報としてハードディスクドライブ108内の受信管理テーブルに記憶する。さらに、OCR処理装置30は、1回目の発注伝票を受信したときから所定の期間(例えば、6時間)経過するまでは、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を実行せず禁止して、当該期間経過後、当該データ確定処理を実行する。このとき、情報が採用された項目については、当該項目の伝票よりも古い伝票の当該項目に対するOCR処理をしない。データ確定処理が終了すれば、OCR処理装置30は発注伝票の確定データを業務システム用コンピュータ50に送信する。これに応答して、業務システム用コンピュータ50により発注処理が開始される。
【0026】
すなわち、ファクシミリを用いた受発注業務を行う中では、店舗からの発注訂正が発生する。人手であれば変更内容を書面より判断し対応可能であるが、ファクシミリOCRシステムにおいての運用およびシステムにその機能を持たせる必要がある。この必要性を実現するために、本実施形態においては、発注時も訂正時も、同一帳票が店舗より送付されるものとし、受注伝票は後優先として、後にきた伝票の記載内容を尊重し、後に来た伝票に記載していない項目は、前の伝票の記載内容を尊重するように処理している。また、例えば、後の発注伝票において発注個数を「0」にしたければ、後の伝票に「0」を記載して送信する。ここで、発注伝票は記載されている店舗番号によって、判別が可能である。
【0027】
以上説明したように、本実施形態によれば、OCR処理装置30は、店舗番号と日付けが同一である複数の発注伝票の画像データを受信した場合に、1回目の発注伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の発注伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用し、ここで、1回目の発注伝票の画像データを受信したときから上記期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行する。また、OCR処理装置30は、時間的に最新の発注伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するときに、情報が採用された項目については、当該項目の伝票よりも古い伝票の当該項目に対するOCR処理の実行を禁止する。従って、新しい発注伝票から処理することにより、訂正前のデータを処理する必要がなくなり、二重発注の防止や処理時間の短縮が可能となる。
【0028】
<変形例>
以上の実施形態においては、ファクシミリサーバ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網やインターネットに接続された、例えばファクシミリ装置、電話機、データ通信装置、サーバ装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0029】
以上の実施形態においては、同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御し、ここで、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行する。また、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するときに、情報が採用された項目については、当該項目の伝票よりも古い伝票の当該項目に対するOCR処理の実行を禁止する。本発明はこれに限らず、伝票の画像データを受信したとき、伝票の全ての項目に対してOCR処理を行い、同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御するように構成してもよい。従って、新しい発注伝票から処理することにより、訂正前のデータを処理する必要がなくなり、二重発注の防止が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係るファクシミリOCRシステムによれば、発信元からファクシミリ送信された、所定の項目毎に情報を記入する形式を有する伝票の画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された伝票の画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムにおいて、同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する制御手段を備える。従って、新しい発注伝票から処理することにより、訂正前のデータを処理する必要がなくなり、二重発注の防止や処理時間の短縮が可能となる。
【0031】
また、上記ファクシミリOCRシステムにおいて、上記制御手段は、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行する。従って、新しい発注伝票から処理することにより、訂正前のデータを処理する必要がなくなり、二重発注の防止や処理時間の短縮が可能となる。
【0032】
さらに、上記ファクシミリOCRシステムにおいて、上記制御手段は、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するときに、情報が採用された項目については、当該項目の伝票よりも古い伝票の当該項目に対するOCR処理の実行を禁止する。従って、複数の伝票についてすべてOCR処理をする場合に比較して、OCR処理をする時間を短縮することができる。
【0033】
またさらに、本発明に係るファクシミリOCRシステムによれば、発信元からファクシミリ送信された、所定の項目毎に情報を記入する形式を有する伝票の画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された伝票の画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムにおいて、伝票の画像データを受信したとき、伝票の全ての項目に対してOCR処理を行い、同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する制御手段を備える。従って、新しい発注伝票から処理することにより、訂正前のデータを処理する必要がなくなり、二重発注の防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態である、相手先のファクシミリ装置90、ファクシミリサーバ装置20、OCR処理装置30及び業務システム用コンピュータ50を備えたファクシミリOCRシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のOCR処理装置30の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のファクシミリサーバ装置20の構成を示すブロック図である。
【図4】図1のファクシミリOCRシステムにおいて実行される受発注処理を示すシーケンス図である。
【図5】図4の受発注処理において用いられる1回目の発注伝票の一例を示す図である。
【図6】図4の受発注処理において用いられる2回目の発注伝票の一例を示す図である。
【図7】従来例である、相手先のファクシミリ装置90、ファクシミリサーバ装置20、OCR処理装置30a及び業務システム用コンピュータ50を備えたファクシミリOCRシステムの構成を示すブロック図である。
【図8】図7のファクシミリOCRシステムにおいて実行される正常処理を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
8…画像メモリ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…LANインターフェース、
13…バス、
20…ファクシミリサーバ装置、
30…OCR処理装置、
50…業務システム用コンピュータ、
80…公衆電話網、
90…相手先のファクシミリ装置
101…主制御部、
102…画像読取部、
103…画像記録部、
104…表示部、
105…操作部、
106…ROM、
106a…OCRプログラム、
107…RAM、
108…ハードディスクドライブ、
108a…商品番号テーブル、
112…LANインターフェース、
113…バス、
L…公衆電話回線。

Claims (4)

  1. 発信元からファクシミリ送信された、所定の項目毎に情報を記入する形式を有する伝票の画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された伝票の画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムにおいて、
    同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリOCRシステム。
  2. 上記制御手段は、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間内には、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するデータ確定処理を禁止し、当該期間経過後に、当該データ確定処理を実行することを特徴とする請求項1記載のファクシミリOCRシステム。
  3. 上記制御手段は、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するときに、情報が採用された項目については、当該項目の伝票よりも古い伝票の当該項目に対するOCR処理の実行を禁止することを特徴とする請求項1又は2記載のファクシミリOCRシステム。
  4. 発信元からファクシミリ送信された、所定の項目毎に情報を記入する形式を有する伝票の画像データを受信するファクシミリ装置と、受信された伝票の画像データのOCR処理を実行するOCR処理装置とを備えたファクシミリOCRシステムにおいて、
    伝票の画像データを受信したとき、伝票の全ての項目に対してOCR処理を行い、同一の伝票であることを示す符号が付された複数の伝票の画像データを受信した場合に、1回目の伝票の画像データを受信したときから所定の期間経過後に、時間的に最新の伝票の画像データから新しい順に項目毎の情報を採用するように制御する制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリOCRシステム。
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