JP2004086958A - 情報処理装置、この方法、このプログラム、このプログラムを記録する記録媒体、および、再生装置 - Google Patents
情報処理装置、この方法、このプログラム、このプログラムを記録する記録媒体、および、再生装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】読取手段10は、光ディスクに記録された情報を読み取って、読取信号を出力する。DSP20は、この読取信号を検出し、再生可能に処理する。クイックリターンボタンが情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、情報の再生位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を選択する。ここで、再生状況変更部120が、情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識すると、再生制御部52は、クイックリターンボタンにて選択された処理内容に基づいて、DSP20の処理状況を変更させる。変更指示として、処理開始または処理停止に関する処理内容、および、再生位置の変更に関する処理内容を共通化して再生状況変更部120に認識させているので、操作部材を簡略化して情報再生装置1の操作性の向上を図れる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記録された情報を読み取って処理する情報処理装置、この方法、このプログラム、このプログラムを記録する記録媒体、および、再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、音楽を演奏する場合に、再生装置としてのレコードプレーヤを用い、ディスクジョッキ(DJ)と呼ばれる奏者によって、ダンスミュージック等を演奏する奏法が知られている。
【0003】
ディスクジョッキは、ターンテーブル上で回転するレコード盤の回転を手で制御して、再生の開始、停止、同一フレーズの繰り返し再生、および、再生を始めたい位置への頭出し再生等を実施し、ダンスミュージック等を演奏する。
【0004】
ところで、近年では、ディジタル音楽データが記録されたCD(Compact Disc)等の記録媒体を使用して、上記のようなダンスミュージック等を再生する再生装置が注目を集めている。
【0005】
このような再生装置では、アナログレコードプレーヤの操作性を擬似的に再現し、レコード盤を手で制御する感覚を有するタッチセンサが設けられている。CD等の記録媒体の再生中に、奏者がこのタッチセンサに接触することで、再生の停止、および、開始が実施される。
【0006】
また、この情報再生装置において、同一フレーズの繰り返し再生、再生を始めたい位置への頭出し再生等を実施する際には、所定位置(キューポイント)を登録する。そして、再生中適宜、このキューポイントに戻すためのキューボタンを押下することで実施する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のレコードプレーヤでは、再生の停止、開始、繰り返し再生、および、頭出し再生を実施する際、レコード盤の回転を手で制御して実施する。
【0008】
しかしながら、CD等の記録媒体を再生する再生装置では、再生の停止および開始を実施する際には、奏者はタッチセンサに接触することで実施する。また、繰り返し再生または頭出し再生を実施する際には、キューボタンを押下することで実施する。
【0009】
したがって、CD等の記録媒体を再生する再生装置では、レコードプレーヤでの奏法である再生の停止、開始、繰り返し再生、および、頭出し再生を例えばタッチセンサ、キューボタンおよびプレイボタンの3つの操作により実施するため、多数の操作部材を必要とし、片手での操作やリズムに合わせた素早い操作などを困難にするという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、このような点に鑑みて、操作性の向上を図れる情報処理装置、この方法、このプログラム、このプログラムを記録する記録媒体、および、再生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、この情報処理手段における前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を選択する変更条件選択手段と、前記変更指示認識手段にて情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記変更条件選択手段にて選択された処理内容に基づいて、前記情報処理手段の前記処理状況を変更させる処理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の情報処理装置は、記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、この情報処理手段における前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定する変更条件設定手段と、前記変更指示認識手段にて情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記変更条件設定手段にて設定された処理内容に基づいて、前記情報処理手段の前記処理位置を変更させる処理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の情報処理装置は、記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、前記情報を同一位置で再度、処理させるための処理開始位置の指示を認識する位置指示認識手段と、この位置指示認識手段にて処理開始位置の指示が認識されると、前記処理開始位置およびこの処理開始位置の前後の前記情報を記録する位置記録手段と、前記情報処理手段における前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、この変更指示認識手段にて情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記位置記録手段に記録された情報に基づいて前記情報処理手段の処理位置を処理開始位置に変更させる処理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】
請求項13に記載の情報処理装置は、記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、この情報処理手段における前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、前記変更指示認識手段にて情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を前記情報処理手段に実施させる処理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
請求項14に記載の情報処理装置は、記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、この情報処理手段における前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、この変更指示認識手段にて情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を前記情報処理手段に実施させる処理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】
請求項15に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置を情報処理方法に展開したもので、記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちのいずれか一方の処理内容を選択し、前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記選択された処理内容に基づいて、前記情報の処理状況を変更することを特徴とする。
【0017】
請求項16に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置を情報処理方法に展開したもので、記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定し、前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記設定された処理内容に基づいて、前記情報の処理位置を変更することを特徴とする。
【0018】
請求項17に記載の発明は、請求項8に記載の情報処理装置を情報処理方法に展開したもので、記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、前記情報を同一位置で再度、処理させるための処理開始位置の指示が認識されると、前記処理開始位置およびこの処理開始位置の前後の前記情報を記録し、前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記記録された情報に基づいて前記情報の処理位置を処理開始位置に変更することを特徴とする。
【0019】
請求項18に記載の発明は、請求項13に記載の情報処理装置を情報処理方法に展開したもので、記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を実施することを特徴とする。
【0020】
請求項19に記載の発明は、請求項14に記載の情報処理装置を情報処理方法に展開したもので、記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容のうちの双方の処理内容を実施することを特徴とする。
【0021】
請求項20に記載の発明は、情報処理プログラムであって、請求項15ないし19のいずれかに記載の情報処理方法を演算手段に実行させることを特徴とする。
【0022】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の情報処理プログラムが演算手段に読取可能に記録されたことを特徴とした情報処理プログラムを記録する記録媒体である。
【0023】
請求項22に記載の再生装置は、請求項1ないし14のいずれかに記載の情報処理装置と、この情報処理装置にて処理された情報を取得して再生する再生手段とを具備したことを特徴とする。
【0024】
請求項24に記載の再生装置は、請求項13または14に記載の情報処理装置と、この情報処理装置にて処理された情報を取得して再生する再生手段とを具備し、前記情報処理装置の変更指示認識手段は、回動自在に設けられた回転体であり、この回転体に対する回動操作、および、押圧操作または接触操作を検知して、音楽データを再生可能に処理する処理位置を変更する旨の変更指示を認識し、前記情報処理装置の処理制御手段は、前記変更指示認識手段にて非押圧状態または非接触状態から押圧操作または接触操作が検知されると、前記情報処理装置の情報処理手段の処理位置を予め記憶された位置に変更させ、前記変更指示認識手段にて押圧操作または接触操作が検知された状態で、さらに、回動操作が検知されると、その回動方向に従って前記情報処理手段に処理位置を前または後に移動させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
〔情報再生装置の構成〕
図1は、本発明に係る情報再生装置を上方から見た平面図である。図1において、1は情報再生装置であり、ユーザ等が情報再生装置1を操作する際の操作パネル100を詳細に示している。この情報再生装置1は、略直方体状に形成され、CDまたはDVD等の記録媒体(以下、光ディスクと呼ぶ)に記録されたデータを取得して再生する。また、この情報再生装置1は、図1に示すように、一方の側面(図1中下側)には光ディスクを挿入するための挿入口1Aを備えている。また、この挿入口1Aの反対側の側面(図1中上側)には、情報再生装置1の電源をON・OFFと切り換える電源ボタン1Bを備えている。
【0027】
具体的な図示は省略するが、ユーザ等がこの挿入口1Aに光ディスクを挿入すると、オートローディング機構が起動する。そして、光ディスクは、このオートローディング機構により、所定のクランプ位置へ搬入され、スピンドルモータの駆動軸に設けられているハブ部に装填される。この状態で、操作パネル100を操作することにより、スピンドルモータが所定方向に回転するとともに、後述する読取手段10のピックアップが光ディスクに記録されている再生データを読み取る。そして、読み取った再生データを処理して、音声として出力する。
【0028】
また、操作パネル100の操作により、オートローディング機構がアンローディングの状態となって、クランプ位置に存在する光ディスクを挿入口1Aの外へ搬出する。
【0029】
操作パネル100は、ユーザによる操作を認識して後述する制御手段50に操作信号を出力する操作指示部110と、情報再生装置1における再生状況を変更させる旨の操作信号を後述する制御手段50に出力する変更指示認識手段としての再生状況変更部120と、情報再生装置1における再生状況等を表示する表示部130とを備えて構成されている。
【0030】
操作指示部110は、種々の操作ボタンから構成されている。主要な操作ボタンとしては、イジェクトボタン111と、モード調整部112と、テンポ調整部113と、キュー/ループボタン114と、クイックリターンボタン115と、サーチボタン116と、キューボタン117と、再生/停止ボタン118と、ループ操作部119と、を備えている。
【0031】
このうち、モード調整部112は、情報再生装置1の操作モードを切り換えるジョグモードボタン112Aと、このジョグモードボタン112AがON状態の時に、再生開始時および停止時の再生スピードの加減速を設定するスピード調整部112Bとを備えて構成されている。
【0032】
ジョグモードボタン112Aは、後述する再生状況変更部120のタッチセンサ121による再生状況の変更設定を切り換える。すなわち、このジョグモードボタン112Aを押下する(ON状態)と、タッチセンサ121による情報再生装置1の操作を可能にする旨の操作信号を出力する。また、OFF状態にすると、このタッチセンサ121の操作による情報再生装置1の操作を禁止する旨の操作信号を出力する。
【0033】
スピード調整部112Bは、回動可能に構成され、ユーザ等による回動操作の実施により、再生の立ち上がりスピードおよび再生停止過程における減速スピードを可変設定する。
【0034】
また、テンポ調整部113は、再生音のテンポを可変設定する。このテンポ調整部113は、上下に移動自在に構成され、再生音のテンポを所定範囲で可変設定するテンポ調整つまみ113Aと、再生音の音程を変えずにスピードのみを可変設定するマスターテンポボタン113Bと、テンポ調整つまみ113Aのレンジを可変設定するテンポレンジ切換ボタン113Cとを備えて構成されている。
【0035】
キュー/ループボタン114は、例えば、メモリカード等の外部記録媒体と接続し、ユーザ操作による押下に応じて、光ディスクのディスク毎にキューポイントまたはループポイントにおけるデータの記録の指示に基づく操作信号を出力する。このため、このキュー/ループボタン114は、ディスク毎にキューポイントまたはループポイントの記録の指示に基づく操作信号を出力するメモリーボタン114Aと、外部記録媒体に記録されたディスク毎のキューポイントまたはループポイントを選択するコールボタン114Bとを備えている。
【0036】
クイックリターンボタン115は、再生状況変更部120における再生状況の変更に関する処理内容を選択する。例えば、このクイックリターンボタン115は、再生データの処理停止または処理開始、および、再生データの再生位置の変更の少なくともいずれか一方を選択する。すなわち、このクイックリターンボタン115は、本発明にかかる変更条件選択手段に相当する。
【0037】
本実施形態では、クイックリターンボタン115は、以下のように処理内容を選択する。なお、上述したジョグモードボタン112Aは、ON状態であるとして説明する。
【0038】
クイックリターンボタン115が、OFF状態の場合には、再生データの処理停止または処理開始に関する処理内容を選択する。すなわち、奏者は、後述する再生状況変更部120のタッチセンサ121における押圧または接触操作により、再生データの処理停止または処理開始を実施させる。
【0039】
一方、クイックリターンボタン115が、ON状態の場合には、再生データの再生位置をキューポイントに移動する変更に関する処理内容を選択する。すなわち、奏者は、後述する再生状況変更部120のタッチセンサ121における押圧または接触操作により、再生データの再生位置をキューポイントへ移動させる。
【0040】
また、上記ジョグモードボタン112Aおよびこのクイックリターンボタン115は、再生データの再生位置を前または後(詳細については後述する)に移動する変更に関する処理内容、および、再生データの再生位置を後述するキューポイントに移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定する。すなわち、これらジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115が、本発明にかかる変更条件設定手段に相当する。
【0041】
本実施形態では、ジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115は、以下のように処理内容を設定する。
【0042】
ジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115の双方が、ON状態の場合には、上記再生データの再生位置をキューポイントに移動する変更に関する処理内容、および、再生データの処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定する。すなわち、再生データの再生位置をキューポイントに移動する変更に関する処理内容を設定するとともに、後述する再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量に応じて、再生データの処理位置の前または後への移動を変更可能に設定する。具体的には、奏者は、後述する再生状況変更部120のタッチセンサ121における押圧または接触操作をすることにより、再生データの再生位置をキューポイントへ移動させる。さらに、この押圧または接触操作をしつつ、タッチセンサ121における回転操作をすることにより、角速度検出部120Aがこの操作量を検出し、この操作量に応じて、再生データの再生位置を前または後への移動(スクラッチ等)が実施される。
【0043】
なお、ジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115のいずれかがOFFである場合には、再生データの再生位置をキューポイントに移動する変更に関する処理内容、および、再生データの処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容は設定されない。
【0044】
キューボタン117は、主に所定のキューポイントを登録する際に使用されるものであり、光ディスクの一時停止中に、ユーザ操作によりこのボタン117が押下されると、所定のキューポイントの指示に基づく操作信号を出力する。
【0045】
ループ操作部119は、再生データを繰り返し再生するものであり、ループイン/リアルタイムキューボタン119Aと、ループアウト/アウトアジャストボタン119Bと、リループ/イグジットボタン119Cと、タイムモード/オートキュー切換ボタン119Dとを備えて構成されている。
【0046】
ループイン/リアルタイムキューボタン119Aは、再生データを再生している際に、ユーザ操作によりこのボタン119Aが押下されると、繰り返し再生の期間における始点の指示に基づく操作信号を出力する。
【0047】
ループアウト/アウトアジャストボタン119Bは、再生データを再生している際に、ユーザ操作によりこのボタン119Bが押下されると、繰り返し再生の期間における終点の指示に基づく操作信号を出力する。
【0048】
リループ/イグジットボタン119Cは、ユーザ操作によりこのボタン119Cが押下されることで、ループイン/リアルタイムキューボタン119Aおよびループアウト/アウトアジャストボタン119Bにて指示された期間における再生データの繰り返し再生の指示に基づく操作信号を出力する。
【0049】
タイムモード/オートキュー切換ボタン119Dは、このボタン119DがON状態である場合、自動的に再生データの再生音開始位置での無音部分を省略するように設定する。
【0050】
再生状況変更部120は、操作パネル100の略中央部分に位置し、回動自在に略円盤状に形成され、光ディスクに記録された再生データを取得して再生する際の再生状況を可変設定する。この再生状況変更部120は、タッチセンサ121と、ジョグダイヤル外周部122とを備えて構成されている。また、この再生状況変更部120は、回動操作による操作量(回転方向、回転スピード、回転数)を検出する角速度検出部120A(図3)を備えている。
【0051】
タッチセンサ121は、再生状況変更部120の内側に位置し、略円盤状に形成される。そして、このタッチセンサ121は、ユーザ等による押圧操作または接触操作の有無を検知する。例えば、このタッチセンサ121は、シート状の圧力センサにより構成できる。そして、このタッチセンサ121に対して押圧操作または接触操作等が実施されると、光ディスクの再生状況を変更させる指示を認識して操作信号を出力する。
【0052】
ジョグダイヤル外周部122は、再生状況変更部120の外周部分に位置し、略円盤状に形成される。このジョグダイヤル外周部122は、回動操作を容易に実施させるための複数の凹部が形成されている。
【0053】
そして、この再生状況変更部120は、タッチセンサ121に対する押圧操作または接触操作、および、タッチセンサ121またはジョグダイヤル外周部122に対する回動操作を検知することで、光ディスクの再生状況を変更させる指示を認識して操作信号を出力する。
【0054】
表示部130は、後述する制御手段50による制御の下、再生データの各種情報を表示する再生情報表示部131と、再生データの再生状況を表示する再生状況表示部132とを備えて構成されている。
【0055】
再生情報表示部131は、略矩形状のカラー液晶ディスプレイから構成され、後述する制御手段50による制御の下、所定の表示を実施する。例えば、この再生情報表示部131は、再生中の再生データの再生時間、再生曲のタイトル、再生曲のトラック番号、再生曲全体のテンポ等を表示する。
【0056】
再生状況表示部132は、再生状況変更部120のタッチセンサ121の内側に位置し、再生データの再生状況を表示する。図2は、再生状況表示部132の概略構成を示す図である。この再生状況表示部132は、図2に示すように、略円形状のカラー液晶ディスプレイで形成される。この再生状況表示部132は、再生位置表示部132Aと、キューポイント位置表示部132Bと、音声メモリ状態表示部132Cと、ジョグタッチ検出表示部132Dと、モード表示部132Eとを備えて構成されている。
【0057】
再生位置表示部132Aは、再生状況表示部132における外周部分に位置し、幅の狭い扇型の発光素子が略円形状の仮想軌跡に沿って配列している。そして、この再生位置表示部132Aは、アナログレコードの回転速度に対応させて、発光素子を点灯することで、光ディスクの再生位置を表示する。すなわち、回転数が毎分33回転に設定されているアナログレコードが回転するのと同様の速度で、再生位置も略円形状の仮想軌跡に沿って回転を繰り返す。したがって、再生位置は、一回転当たり60/33秒の速さで回転を繰り返す。
【0058】
キューポイント位置表示部132Bは、再生位置表示部132Aの内側に位置し、再生位置表示部132Aと略同様に、幅の狭い扇型の発光素子が略円形状の仮想軌跡に沿って配列している。そして、ユーザ操作により、上述した操作指示部110のキューボタン117が押下されると、キューポイント位置を表示する。
【0059】
音声メモリ状態表示部132Cは、光ディスクにキズ等が形成され、読み取った情報に欠陥があった場合などに、後述する記録手段40のリングメモリ41に記録されたデータ量が所定量以下になると点滅してその状態を表示する。
【0060】
モード表示部132Eは、再生状況表示部132の中央部分に略円盤状に形成され、操作指示部110のモード調整部112にて設定された操作モードがジョグモードである場合に表示を実施する。
【0061】
ジョグタッチ検出表示部132Dは、モード表示部132Eの外周部分に位置し、幅の広い扇型の発光素子が環状に配列している。このジョグタッチ検出表示部132Dは、再生状況変更部120のタッチセンサ121がユーザ等により所定の圧力で押圧または接触されたことを条件として所定の表示を実施する。
【0062】
〔情報再生装置の制御構造〕
次に、情報再生装置1の制御構造について説明する。図3は、情報再生装置1の制御構造を示すブロック図である。情報再生装置1は、図3に示すように、上述した操作パネル100と、読取手段10と、情報処理手段としてのDSP20(Digital Signal Processor)と、再生手段30と、記録手段40と、制御手段50とを備えて構成されている。なお、読取手段10、DSP20、記録手段40、および、制御手段50の他、操作パネル100の再生状況変更部120、および、操作指示部110のクイックリターンボタン115が本発明に係る情報処理装置2を構成する。
【0063】
ここで、光ディスクには、所定の形式により記録された再生データと、この再生データの位置に関する位置情報としてのサブコードデータとが記録されている。
【0064】
読取手段10は、制御手段50による制御の下、挿入口1Aから挿入され、所定位置に装填された光ディスクに記録されたデータを読み取って、所定のデコード処理を実施する。このデコード処理が実施されたデータは、DSP20に出力される。
【0065】
具体的な図示は省略するが、この読取手段10は、光ディスクを所定方向に回転させるスピンドルモータと、光ディスクに記録されているデータを光学的に読み取って読取信号を出力するピックアップと、このピックアップを光ディスクの半径方向へ往復移動させ、適切な読み取りを実施させるサーボ機構と、ピックアップにて出力された読取信号を所定のデコード処理を実施してデータ信号を出力するデコード部とを備えて構成されている。
【0066】
DSP20は、読取手段10から出力されるデータ信号を入力し、この入力したデータ信号から、サブコードデータと再生データとを対応付けてパックデータを生成する。そして、記録手段40にこのパックデータを出力する。そしてまた、制御手段50による制御の下、この記録手段40に記録されたパックデータを読み出し、適宜、再生可能に処理する。このDSP20は、読取手段10からのデータ信号を入力して記録手段40に書き込むデータ入力部21と、記録手段40に記録されたデータを読み出して出力するデータ出力部22とを備えて構成されている。
【0067】
データ入力部21は、入力バッファ回路21Aと、パックデータ生成部21Bと、データ書込み部21Cと、書込みアドレスコントローラ21Dとを備えて構成されている。
【0068】
入力バッファ回路21Aは、読取手段10にて出力されたデータ信号を入力し、パックデータ生成部21Bにデータを出力する。
【0069】
パックデータ生成部21Bは、図4(A)に示すように、入力バッファ回路21Aから取得したデータから、サブコードデータとそのサブコードデータに対応する再生データとを対応付けたパックデータを生成する。すなわち、再生データの経過トラック時間を示す情報をサブコードデータから検出し、検出した情報に対応する再生データとサブコードデータを対応付けることでパックデータを生成する。また、この生成したパックデータは、データ書込み部21Cに出力される。
【0070】
書込みアドレスコントローラ21Dは、制御手段50からの制御信号を入力し、この制御信号に応じた記録手段40の書込みアドレスを設定する。この書込みアドレスコントローラ21Dは、後述する記録手段40のリングメモリ41の書込みアドレスを設定する図示しないリングメモリ用書込みデータアドレスコントローラと、後述する記録手段40のキューメモリ42の書込みアドレスを設定する図示しないキューメモリ用書込みデータアドレスコントローラとを備えて構成されている。
【0071】
データ書込み部21Cは、書込みアドレスコントローラ21Dで設定された書込みアドレスに基づいて、記録手段40の対応するアドレスにパックデータ生成部21Bから取得したパックデータを書き込む。
【0072】
データ出力部22は、読出しアドレスコントローラ22Eと、データ読出し部22Dと、パックデータ分離部22Cと、出力スピード調整部22Bと、出力バッファ回路22Aとを備えて構成される。
【0073】
読出しアドレスコントローラ22Eは、制御手段50からの制御信号を入力し、この制御信号に応じた記録手段40の読出しアドレスを設定する。この読出しアドレスコントローラ22Eは、書込みアドレスコントローラ21Dと同様に、制御手段50からの制御信号に基づいて、後述する記録手段40のリングメモリ41およびキューメモリ42の読出しアドレスを設定する。
【0074】
データ読出し部22Dは、読出しアドレスコントローラ22Eにて設定された読出しアドレスに基づいて、記録手段40の対応するアドレスからパックデータを読み出す。この読み出したパックデータは、パックデータ分離部22Cに出力される。
【0075】
パックデータ分離部22Cは、データ読出し部22Dにて読み出されたパックデータを取得し、このパックデータを再生データおよびサブコードデータに分離する。そして、再生データを出力スピード調整部22Bに出力し、サブコードデータを制御手段50に出力する。
【0076】
出力スピード調整部22Bは、制御手段50からの制御信号に応じて、取得した再生データの出力スピードを調整する。具体的には、ユーザ操作により、操作パネル100の再生状況変更部120が回転された際の回転スピードに応じた制御信号を制御手段50から入力して再生データの出力スピードを調整する。また、操作パネル100のスピード調整部112Bにて設定された調整量に応じた制御信号を制御手段50から入力して、再生の立ち上がりスピードおよび再生停止過程における減速スピードを調整する。
【0077】
出力バッファ回路22Aは、出力スピード調整部22Bにて調整された出力スピードに応じて再生データを取得する。そして、取得した再生データを再生手段30に出力する。
【0078】
再生手段30は、DSP20から出力される再生データを音声として出力する。例えば,この再生手段30は、DSP20から出力される再生データをデジタル/アナログ変換して音声信号を出力するDAC(Digital Analog Converter)と、このDACからの音声信号を増幅する増幅回路(AMP)と、このAMPにて増幅された音声信号を音声として出力するスピーカとで構成することができる。
【0079】
記録手段40は、例えば、SDRAM等から構成され、DSP20のデータ書込み部21Cから出力されるパックデータを記録する。この記録手段40は、リングメモリ41と、位置記録手段としてのキューメモリ42とを備えて構成されている。
【0080】
リングメモリ41は、図4(B)に示すように、論理的先頭アドレスAFWから論理的終端アドレスABWまでのデータ記憶領域に、フロント領域Fと主記憶領域Mが割り当てられている。
【0081】
フロント領域Fは、それぞれn個分のパックデータを記憶する2つの領域FA,FBから構成される。リア領域Rも、フロント領域Fと同様に、それぞれn個分のパックデータを記憶する2つの領域RA,RBから構成される。また、主記憶領域Mは予め決められた所定数mのパックデータを記憶するための記憶容量に設定されている。
【0082】
また、リングメモリ41は、図4(C)に示すように、論理的先頭アドレスAFWと論理的終端アドレスABWとがつながったエンドレスなものとして扱うことで、近接したフロント領域Fおよびリア領域Rを主記憶領域Mでつないだ略リング状の論理構造となる。
【0083】
キューメモリ42は、ユーザ操作による操作指示部110のキューボタン117の押下により出力される操作信号に応じて、キューポイントに対応するパックデータ(図4(A))を記録する。具体的に、キューメモリ42には、キューポイントに対応するパックデータと、このパックデータの前後の位置にあるパックデータを記録する。ここで、前後とは、リングメモリ41における所定のアドレスに対して論理的先頭アドレスAFWに向う側を前とし、論理的終端アドレスABWに向う側を後とする。
【0084】
制御手段50は、情報再生装置1全体の動作を制御する。この制御手段50は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、図示しないROM等に格納される制御プログラムを読み込んで実行する。そして、情報再生装置1の各構成要素に制御信号を出力するとともに、データを入出力する。そのため、具体的な図示は省略するが、内部には、CPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。この制御手段50は、図3に示すように、操作パネル100の各構成要素と電気的に接続し、これら各構成要素から出力される操作信号に基づいて、DSP20、読取手段10、および、操作パネル100の表示部130等を制御する。この制御手段50は、操作指示認識部51と、処理制御手段としての再生制御部52と、読取制御手段としての読取制御部53と、表示制御部54とを備えて構成されている。
【0085】
操作指示認識部51は、操作パネル100の再生状況変更部120および操作指示部110から出力される操作信号を検出し、これら操作信号に対応する操作指示を認識する。そして、制御手段50の各構成要素に操作指示に対応する出力信号を出力する。
【0086】
例えば、この操作指示認識部51は、以下のように操作指示を認識する。
【0087】
再生状況変更部120から出力される操作信号を検出した場合には、操作指示部110のジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115の状態(ONまたはOFF)に基づいて操作指示を認識する。
【0088】
具体的に、ジョグモードボタン112AがOFF状態であり、かつ、クイックリターンボタン115がOFF状態である場合には、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量に基づいて、再生データを再生する際の再生スピードを変更する旨の操作指示として認識する。
【0089】
また、ジョグモードボタン112AがON状態であり、かつ、クイックリターンボタン115がOFF状態である場合には、再生データの処理を停止または開始する旨の操作指示として認識する。
【0090】
ここで、操作指示認識部51は、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量を認識すると、その操作量に応じて、再生データの再生位置を前または後に移動する旨の操作指示として認識する。
【0091】
さらに、ジョグモードボタン112AがON状態であり、かつ、クイックリターンボタン115がON状態である場合には、キューメモリ42に記録されたパックデータを読み出す旨の操作指示として認識する。
【0092】
ここで、操作指示認識部51は、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量を認識すると、その操作量に応じて、再生データの再生位置(キューポイント)を前または後に移動する旨の操作指示として認識する。
【0093】
また、操作指示部110におけるキューボタン117から出力される操作信号を検出した場合には、キューポイントを登録する旨の操作指示として認識する。すなわち、この操作指示認識部51は、本発明における位置指示認識手段に相当する。
【0094】
再生制御部52は、DSP20の動作を制御し、光ディスクに記録されたデータを再生可能にする処理をDSP20に実施させる。この再生制御部52は、データ書込制御部52Aと、データ読出制御部52Bとを備えて構成されている。
【0095】
データ書込制御部52Aは、図示しないROM等に記憶されたプログラムに基づいて、あるいは、操作指示認識部51からの出力信号に基づいて、DSP20から記録手段40にパックデータを記録する際の書込み量を制御する。このデータ書込制御部52Aは、リングメモリ書込制御部52A1と、キューメモリ書込制御部52A2とを備えて構成されている。
【0096】
リングメモリ書込制御部52A1は、DSP20の書込みアドレスコントローラ21Dに書込みアドレスに対応する制御信号を出力する。そして、書込みアドレスコントローラ21Dは、所定の書込みアドレスを設定し、データ書込み部21Cは、この設定された書込みアドレスに基づいて、記録手段40のリングメモリ41に生成したパックデータを出力する。
【0097】
キューメモリ書込制御部52A2は、操作指示認識部51からの出力信号に基づいて、キューポイントを設定し、DSP20の書込みアドレスコントローラ21Dにキューポイントに対応する制御信号を出力する。そして、書込みアドレスコントローラ21Dは、所定の書込みアドレスを設定し、データ書込み部21Cは、この設定された書込みアドレスに基づいて、キューポイントに対応するパックデータを記録手段40のキューメモリ42に出力する。また、このキューメモリ書込制御部52A2は、キューポイントに対応するパックデータの前後のパックデータもキューメモリ42に出力するようにDSP20に制御信号を出力する。
【0098】
データ読出制御部52Bは、図示しないROM等に記憶されたプログラムに基づいて、あるいは、操作指示認識部51からの出力信号に基づいて、DSP20に制御信号を出力する。このデータ読出制御部52Bは、リングメモリ41の所定のアドレスからパックデータの読出しをDSP20に実施させるリングメモリ読出制御部52B1と、キューメモリ42の所定のアドレスからパックデータの読出しをDSP20に実施させるキューメモリ読出制御部51B2とを備えている。
【0099】
例えば、データ読出制御部52Bは、操作指示認識部51からの出力信号として、再生スピードを変更する旨の出力信号、再生データの再生を停止または開始する旨の出力信号、再生データの再生位置を前または後に移動する旨の出力信号、キューメモリ42に記録されたパックデータを読み出す旨の出力信号、および、キューポイントを登録する旨の出力信号を取得する。
【0100】
リングメモリ読出制御部52B1は、再生スピードを変更する旨の出力信号を操作指示認識部51から取得すると、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量(回転方向、回転スピード、回転数)に応じてDSP20の出力スピード調整部22Bに制御信号を出力する。そして、出力スピード調整部22Bは、その制御信号に応じて再生スピードを調整する。
【0101】
すなわち、ジョグモードボタン112AがOFF状態であり、かつ、クイックリターンボタン115がOFF状態である場合に、ユーザ等によって、再生状況変更部120の回動操作が実施されると、その回転スピードに応じて、スピーカやヘッドフォンで再生される再生音の音調が変化する。なお、ジョグダイヤル外周部122の回動操作では、ジョグモードボタン112およびクイックリターンボタン115の状態に限らず、その回転スピードに応じて再生スピードが変更される。
【0102】
ここで、再生スピードを変更する旨の出力信号としては、再生状況変更部120の回動操作に基づくものの他に、スピード調整部112Bにて設定された再生スピードの加減速に基づくものがある。この場合には、データ読出制御部52Bは、DSP20の出力スピード調整部22Bに制御信号を出力する。そして、出力スピード調整部22Bは、その制御信号に応じて再生の立ち上がりスピードおよび再生停止過程における減速スピードを調整する。
【0103】
また、リングメモリ読出制御部52B1は、再生データの処理を停止および開始する旨の出力信号を操作指示認識部51から取得すると、出力バッファ回路22Aに制御信号を出力する。そして、出力バッファ回路22Aは、その制御信号に応じて再生データの出力を停止および開始する。
【0104】
すなわち、ジョグモードボタン112AがON状態であり、かつ、クイックリターンボタン115がOFF状態であり、再生データの再生中に、ユーザ等によって、タッチセンサ121に対して押圧操作または接触操作が実施されると、再生データの再生が停止される。また、この押圧操作または接触操作が解除されると、再生データの再生が再開される。なお、再生/停止ボタン118による操作でも、同様に、再生データの停止および再開が実施される。
【0105】
さらに、リングメモリ読出制御部52B1は、再生データの再生位置を前または後に移動する旨の出力信号を操作指示認識部51から取得すると、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量(回転方向、回転スピード、回転数)に応じて、DSP20の読み出しアドレスコントローラ22Eに制御信号を出力する。そして、DSP20のデータ読出し部22Dは、読出しアドレスコントローラ22Eにて設定された読出しアドレスに基づいて、リングメモリ41に記録されたパックデータを読出し、フォワード再生、または、リバース再生を実施する。
【0106】
すなわち、タッチセンサ121の押圧操作または接触操作により再生データの再生が停止されている際に、タッチセンサ121に対する回動操作が実施されると、その操作量(回転方向、回転スピード、回転数)に応じて、再生データの再生位置が前または後に変更される。例えば、タッチセンサ121に対する回動操作として、正逆の回動操作を実施すると、再生方向がフォワード方向およびリバース方向と反転し、所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キュキュ」、「ガシャガシャ」等の擬音)が出力される。
【0107】
キューメモリ読出制御部51B2は、キューメモリ42に記録されたパックデータを読み出す旨の出力信号を操作指示認識部51から取得すると、読出しアドレスコントローラ22Eに読出しアドレスに対応する制御信号を出力する。そして、読出しアドレスコントローラ22Eは、制御信号に応じた読出しアドレスを設定する。そしてまた、データ読出し部22Dは、読出しアドレスコントローラ22Eにて設定された読出しアドレスに基づいて、キューメモリ42の対応するアドレスからパックデータを読み出す。
【0108】
すなわち、ジョグモードボタンがON状態であり、かつ、クイックリターンボタンがON状態であり、再生データが再生されている際に、ユーザ等によって、タッチセンサ121に対して押圧操作または接触操作が実施されると、再生データの再生位置がキューポイントに変更される。
【0109】
ここで、キューメモリ読出制御部51B2が、再生データの再生位置を前または後に移動する旨の出力信号を操作指示認識部51から取得すると、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量(回転方向、回転スピード、回転数)に応じて、フォワード再生、または、リバース再生を実施する。すなわち、キューメモリ42からキューポイントの前または後のパックデータを読出して、再生を実施する。
【0110】
読取制御部53は、読取手段10の動作を制御し、光ディスクの適切な位置から、記録された情報を読取手段10に読み取らせる。また、この読取手段10は、記録手段40のリングメモリ41に記録されたパックデータのデータ量を検出し、このパックデータのデータ量が不足してくると、新たなパックデータを更新するために、読取手段10に制御信号を出力する。すなわち、読取手段10は、この制御信号を入力すると、ピックアップを移動させ、光ディスクから更新用のデータを読み取る。そして、所定のデコード処理を実施した後、再生手段30に読み取ったデータを出力し、新たなパックデータを生成させて、リングメモリ41に記憶させる。
【0111】
さらに、読取制御部53は、データ読出制御部52Bのキューメモリ読出制御部51B2によるキューメモリ42からのパックデータの読出し動作が実施されると、このキューポイント近傍の情報を光ディスクから読み出すように読取手段10を制御する。
【0112】
表示制御部54は、DSP20のパックデータ分離部22Cにて順次に出力されるサブコードデータを取得し、表示部130に所定の表示を実施させる。特に、表示部130の再生状況表示部132の表示制御としては、取得したサブコードデータに基づいて、所定の演算処理を実施して再生位置データを算出し、この再生位置データに基づいて再生位置表示部132Aおよびキューポイント位置表示部132Bの所定位置に表示を実施させる。
【0113】
〔情報再生装置の動作〕
次に、情報再生装置1の動作について図5および図6を参照して説明する。図5は、情報再生装置1の再生位置およびキューポイントの表示動作を説明するためのフローチャートである。図6は、情報再生装置1の再生状況の変更動作を説明するためのフローチャートである。なお、図6では、再生状況の変更動作の具体例として、再生中にキューポイントに戻して、さらに、このキューポイントにてスクラッチを実施する奏法について説明する。また、ジョグモードボタン112Aは、ON状態であるとする。
【0114】
ここで、スクラッチとは、再生方向をフォワード方向およびリバース方向と繰り返し反転することで実施され、所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キュキュ」、「ガシャガシャ」等の擬音)を生じさせる奏法である。
【0115】
先ず、情報再生装置1の再生位置およびキューポイントの表示動作を図1ないし図3、および、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0116】
読取手段10が光ディスクに記録された情報を読み取ってデータ信号をDSP20に出力すると、DSP20は、この入力したデータ信号を再生可能に処理する。このDSP20による処理が実施されている際に、表示制御部54は、DSP20のパックデータ分離部22Cから順次、サブコードデータを取得する(ステップS1)。
【0117】
ステップS1の後、表示制御部54は、取得したサブコードデータに基づいて、所定の演算処理を実施して再生位置データを算出する(ステップS2)。演算処理の具体例としては、以下に示すような方法が採用できる。
【0118】
すなわち、表示制御部54は、取得したサブコードデータから、再生中の音楽等の再生開始時点から現在の経過トラック時間までに再生された総フレーム数を算出する。具体的には、取得したサブコードデータに含まれている時間情報である分Min、秒Sec、フレーム数Fnを検出し、下記に示す(数1)により総フレーム数Nを算出する。
【0119】
【数1】
N = (Min×60×75)+(Sec×75)+Fn
【0120】
そして、算出した総フレーム数Nを所定の係数Kで除算し、再生位置データである余りの数Aを算出する。
【0121】
ここで、係数Kは、光ディスクのディスク毎に決められた設定値である。例えば、CDの場合には、CDの1秒間のフレーム数75と、アナログレコードプレーヤの回転数(回転スピード)33RPM(1秒間に0.55回転)より、K=135に設定される。
【0122】
ステップS2において、再生位置データを算出した後、表示制御部54は、再生状況表示部132の再生位置表示部132A(図2)の所謂12時の位置を基準として、再生位置データに相当する時計回りの方向の位置に、発光素子を点灯させて再生位置を表示する(ステップS3)。再生中順次、演算処理される再生位置データは変化するため、再生位置表示部132Aにおける発光素子は、再生位置表示部132Aの略円形状の仮想軌跡を回転するように点灯する。
【0123】
ここで、ユーザ操作により操作指示部110のキューボタン117(図1)が押下されると、この押下に応じた操作信号を操作指示認識部51が検出する。そして、操作指示認識部51は、この操作信号に対応するキューポイントの指示を認識する(ステップS4)。
【0124】
ステップS4において、操作指示認識部51がキューポイントの指示を認識すると、操作指示認識部51は、表示制御部54に出力信号を出力する。そして、表示制御部54は、この出力信号を検出したタイミングで算出した再生位置データをキューポイントデータとする(ステップS5)。
【0125】
そしてまた、表示制御部54は、キューポイント位置表示部(図2)の所謂12時の位置を基準として、キューポイントデータに相当する時計回りの方向の位置に発光素子を点灯させ、キューポイントを表示させる(ステップS6)。
【0126】
次に、情報再生装置1の再生状況の変更動作を図1、図3、および、図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、上述したステップS4等により、キューメモリ42にキューポイントに対応するパックデータが記録されているものとする。
【0127】
DSP20が読取手段10からのデータ信号を再生処理している際に、制御手段50の操作指示認識部51は、再生状況変更部120のタッチセンサ121がユーザ操作により所定の圧力で押圧されたか否かを判断する(ステップS11)。すなわち、ユーザによるタッチセンサ121に対する押圧操作が実施され、この操作に基づく操作信号を検出したか否かを判断する。ここで、所定の圧力で押圧されていない、すなわち、「No」と判断した場合には、再生状況の変更動作を終了する。したがって、DSP20による再生状況は変更されずに継続する。
【0128】
ステップS11において、「Yes」と判断した場合には、操作指示認識部51は、さらに操作指示部110のクイックリターンボタン115(図1)がON状態であるか否かを判断する(ステップS12)。すなわち、操作指示認識部51は、タッチセンサ121による再生状況を変更させる変更内容が、処理の停止または開始に関する変更内容、または、再生位置の変更に関する変更内容のうちのどちらの変更内容であるかを判断する。
【0129】
ステップS12において、「Yes」と判断した場合、すなわち、タッチセンサ121による再生状況の変更内容が、再生位置の変更に関する変更内容であると判断した場合には、操作指示認識部51は、キューメモリ42に記録されたパックデータを読み出す旨の出力信号をキューメモリ読出制御部51B2に出力する。そして、キューメモリ読出制御部51B2は、DSP20に制御信号を出力する。この後、DSP20は、再生データの処理を停止するとともに、パックデータの読出しをキューメモリ42から実施するように設定する(ステップS13)。
【0130】
ステップS13の後、操作指示認識部51は、再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出した操作量を取得し、ユーザ操作により再生状況変更部120が回転したか否かを判断する(ステップS14)。ここで、「No」と判断した場合には、ステップS13における再生処理の停止状態が継続され、ステップS17に移行する。
【0131】
一方、ステップS14において、「Yes」と判断した場合には、操作指示認識部51は、再生状況変更部120の操作量から、再生状況変更部120の回転がフォワード回転(時計回り)であるか否かを判断する(ステップS15)。
【0132】
ステップS15において、「Yes」と判断した場合には、キューメモリ読出制御部51B2は、DSP20の出力スピード調整部22Bに制御信号を出力する。そして、DSP20は、キューメモリ42に記録されたパックデータを読み出し、角速度検出部120Aにて検出され、操作指示認識部51にて認識された再生状況変更部120の回転スピードに応じた再生スピードで、かつ再生状況変更部120の回転量だけ、キューポイントから正方向に再生処理を実施する(ステップS16)。
【0133】
ステップS16の後、操作指示認識部51は、ユーザ操作によるタッチセンサ121の押圧状態が継続しているか否かを判断する(ステップS17)。ここで、「Yes」と判断した場合には、制御手段50は、再度、ステップS14からの工程を再開する。すなわち、タッチセンサ121がユーザ操作により押圧された状態が継続している間は、ステップS14からステップS16の工程が繰り返し実施される。
【0134】
このようにステップS14からステップS16の工程が繰り返し実施されている際に、ステップS15において、「No」と判断した場合、すなわち、再生状況変更部120の回転方向が、フォワード回転ではなく、リバース回転(反時計回り)であると判断した場合には、キューメモリ読出制御部51B2は、読出しアドレスコントローラ22E(図3)および出力スピード調整部22B(図3)に制御信号を出力する。そして、DSP20は、キューメモリ42に記録されたパックデータを逆方向に読み出す。そしてまた、DSP20は、角速度検出部120Aにて検出され、操作指示認識部51にて認識された再生状況変更部120の回転スピードに応じた再生スピードで、かつ再生状況変更部120の回転量だけ、キューポイントから逆方向に再生処理を実施する(ステップS18)。
【0135】
すなわち、ステップS16にてフォワード再生、および、ステップS18にてリバース再生が実施されることにより、キューポイントにて所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キュキュ」、「ガシャガシャ」等の擬音)を生じさせるスクラッチ奏法が実施される。
【0136】
また、ステップS12に戻って、操作指示認識部51が、「No」と判断した場合、すなわち、タッチセンサ121による再生状況の変更内容が、処理の停止または開始に関する変更内容であると判断した場合には、リングメモリ読出制御部52B1は、DSP20の出力スピード調整部22B(図3)に制御信号を出力する。そして、DSP20は、操作指示部110のスピード調整部112B(図1)にて設定され、操作指示認識部51にて認識された再生停止過程における減速スピードに応じて、再生スピードを徐々に0%にして処理を停止する(ステップS19)。
【0137】
ステップS19の後も同様に、ステップS17において、タッチセンサ121がユーザ操作により押圧された状態が継続している間は、ステップS14からの工程が繰り返し実施される。この場合には、ステップS16およびステップS18において、リングメモリ読出制御部52B1が、DSP20に、リングメモリ41に記録されたパックデータを読み出させ、ステップS19における処理の停止位置から再生処理を実施させる。
【0138】
そして、ステップS17において、「No」と判断した場合、すなわち、タッチセンサ121がユーザ操作により押圧された状態が解除された場合には、再生制御部52は、出力スピード調整部22Bに制御信号を出力する。そして、DSP20は、操作指示部110のスピード調整部112B(図1)にて設定され、操作指示認識部51にて認識された再生の立ち上がりスピードに応じて、再生スピードを100%にして処理を開始する(ステップS20)。
【0139】
ここで、ステップS12において、操作指示部110のクイックリターンボタン115(図1)がON状態である場合には、DSP20は、キューメモリ42に記録されたパックデータを読み出して再生処理を実施する。一方、ステップS12において、操作指示部110のクイックリターンボタン115がOFF状態である場合には、DSP20は、リングメモリ41に記録されたパックデータを読み出して処理を実施する。
【0140】
〔実施形態の効果〕
上述した本実施形態の情報処理装置2では、記録媒体としての光ディスクに記録された情報を読み取る読取手段10と、この読取手段10にて読み取った情報を処理する情報処理手段としてのDSP20と、このDSP20における情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段としての再生状況変更部120と、情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、情報の処理位置としての再生位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を選択する変更条件選択手段としてのクイックリターンボタン115と、再生状況変更部120にて情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、クイックリターンボタン115にて選択された処理内容に基づいて、DSP20の処理状況を変更させる処理制御手段としての再生制御部52とを具備したことを特徴とする。
【0141】
そして、本実施形態では、読取手段10は、光ディスクに記録された情報を読み取って、読取信号を出力する。また、DSP20は、この読取信号を検出し、再生可能に処理する。そして、クイックリターンボタン115が、情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、情報の再生位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を選択する。ここで、再生状況変更部120が、DSP20における情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識すると、再生制御部52は、クイックリターンボタン115にて選択された処理内容に基づいて、DSP20の情報の処理状況を変更する。このことにより、処理状況を変更する旨の変更指示として、処理開始または処理停止に関する処理内容、および、再生位置の変更に関する処理内容を共通化して再生状況変更部120に認識させているので、操作部材を簡略化して情報再生装置1の操作性の向上を図れる。
【0142】
ここで、再生状況変更部120のタッチセンサ121は、押圧操作または接触操作により、処理開始または処理停止、および、再生位置の変更の2つの再生状況を変更する旨の変更指示を認識する。したがって、タッチセンサ121に対する操作により、処理開始または処理停止、および、再生位置の変更の2つの処理を実施させることができ、情報再生装置1の操作性を向上できる。
【0143】
本実施形態の情報処理装置2では、光ディスクに記録された情報を読み取る読取手段10と、この読取手段10にて読み取った情報を処理するDSP20と、このDSP20における情報の再生位置を変更する旨の変更指示を認識する再生状況変更部120と、情報の再生位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、情報の再生位置を予め設定した処理開始位置としてのキューポイントに移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定する変更条件設定手段と、再生状況変更部120にて情報の再生位置を変更する旨の変更指示が認識されると、変更条件設定手段にて設定された処理内容に基づいて、DSP10の再生位置を変更させる再生制御部52とを具備したことを特徴とする。
【0144】
そして、本実施形態では、読取手段10は、光ディスクに記録された情報を読み取って、読取信号を出力する。また、DSP20は、この読取信号を検出し、再生可能に処理する。そして、変更条件設定手段が、情報の再生位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、情報の再生位置を予め設定したキューポイントに移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定する。ここで、再生状況変更部120が、DSPにおける情報の再生位置を変更する旨の変更指示を認識すると、再生制御部52は、変更条件設定手段にて設定された処理内容に基づいて、DSP20の再生位置を変更する。このことにより、再生位置を変更する旨の変更指示として、再生位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、再生位置をキューポイントに移動する変更に関する処理内容を共通化して再生状況変更部120に認識させているので、操作部材を簡略化して情報再生装置1の操作性の向上を図れる。
【0145】
ここで、変更条件設定手段は、ジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115に相当する。そして、ジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115の双方が、ON状態の場合には、再生データの再生位置をキューポイントに移動する変更に関する処理内容を設定するとともに、後述する再生状況変更部120の角速度検出部120Aにて検出された操作量に応じて、再生データの処理位置の前または後への移動を変更可能に設定する。そして、再生状況変更部120は、タッチセンサ121に対する押圧操作または接触操作、および、タッチセンサ121に対する回動操作により、再生位置をキューポイントに移動する変更、および、再生位置を前または後に移動する変更の2つの再生位置を変更する旨の変更指示を認識する。したがって、タッチセンサ121に対する操作により、再生位置を前または後に移動する変更、および、再生位置をキューポイントに移動する変更の双方の処理を実施させることができ、情報再生装置1の操作性を向上できる。また、再生位置をキューポイントに変更した後に、スクラッチ等の奏法を実施することができ、再生位置を変更した後であっても、幅の広い奏法を実施できる。
【0146】
本実施形態の情報処理装置2では、情報を同一位置で再度、処理させるためのキューポイントの指示を認識する位置指示認識手段としての操作指示認識部51を具備し、再生制御部52は、操作指示認識部51にて認識した指示に基づいてDSP20の再生位置をキューポイントに変更させることを特徴とする。
【0147】
そして、本実施形態では、操作指示認識部51は、情報を同一位置で再度、処理させるためのキューポイントの指示を認識する。この後、再生制御部52は、操作指示認識部51にて認識した指示に基づいてDSP20の再生位置をキューポイントに変更させる。このことにより、操作指示認識部51にて認識した指示に基づいて、再生位置をキューポイントに適切に変更させることができる。
【0148】
本実施形態の情報処理装置2では、光ディスクに記録された情報は、データとしての再生データおよびこの再生データの位置に関する位置情報としてのサブコードデータを有し、操作指示認識部51にてキューポイントの指示が認識されると、キューポイントおよびこのキューポイントの前後の情報を記録する位置記録手段としてのキューメモリ42を具備し、再生制御部52は、キューメモリ42に記録された情報のサブコードデータに基づいてDSP20の再生位置をキューポイントに変更させることを特徴とする。
【0149】
そして、本実施形態では、光ディスクに記録された情報は、再生データおよびこの再生データの位置に関するサブコードデータを有している。キューメモリ42は、操作指示認識部51にてキューポイントの指示が認識されると、キューポイントおよびこのキューポイントの前後の情報を記録する。そして、再生制御部52は、キューメモリ42に記録された情報のサブコードデータに基づいてDSP20の再生位置をキューポイントに変更させる。このことにより、キューメモリ42に記録されたキューポイントのサブコードデータに基づいて、再生位置をさらに適切に変更させることができる。また、キューメモリ42は、キューポイントの情報のみならず、キューポイントの前後の情報も記録するので、再生位置を変更した後に、キューポイントにてスクラッチ等の奏法を実施できる。
【0150】
本実施形態の情報処理装置2では、再生制御部52は、DSP20の再生位置をキューポイントに変更させた際に、キューメモリ42に記録された情報の再生データをDSP20に処理させることを特徴とする。このことにより、再生位置を変更すると、即座に再生できる。
【0151】
本実施形態の情報処理装置2では、再生状況変更部120は、押圧操作または接触操作の有無を検知し、再生制御部52は、再生状況変更部120にて押圧操作または接触操作が検知された際に、DSP20に情報の処理状況の変更または情報の再生位置をキューポイントに移動する変更を実施させることを特徴とする。
【0152】
そして、本実施形態では、再生状況変更部120は、タッチセンサ121を具備し、押圧操作または接触操作の有無を検知する。そして、再生制御部52は、タッチセンサ121にて押圧操作または接触操作が検知された際に、DSP20に情報の処理状況の変更または情報の再生位置をキューポイントに移動する変更を実施させる。このことにより、簡単な構成で処理状況を変更する旨の指示または情報の再生位置をキューポイントに移動する旨の指示を認識でき、情報再生装置1の操作性を向上できる。
【0153】
本実施形態の情報処理装置2では、光ディスクに記録された情報を読み取る読取手段10と、この読取手段10にて読み取った情報を処理するDSP20と、情報を同一位置で再度、処理させるためのキューポイントの指示を認識する操作指示認識部51と、この操作指示認識部51にてキューポイントの指示が認識されると、キューポイントおよびこのキューポイントの前後の情報を記録するキューメモリ42と、DSP20における情報の再生位置を変更する旨の変更指示を認識する再生状況変更部120と、この再生状況変更部120にて情報の再生位置を変更する旨の変更指示が認識されると、キューメモリ42に記録された情報に基づいてDSP20の再生位置をキューポイントに変更させる再生制御部52とを具備したことを特徴とする。
【0154】
そして、本実施形態では、読取手段10は、光ディスクに記録された情報を読み取って、読取信号を出力する。また、DSP20は、この読取信号を検出し、再生可能に処理する。そして、操作指示認識部51は、情報を同一位置で再度、処理させるためのキューポイントの指示を認識する。この後、キューメモリ42は、キューポイントおよびこのキューポイントの前後の情報を記録する。また、再生状況変更部120は、DSP20における情報の再生位置を変更する旨の変更指示を認識する。この後、再生制御部52は、キューメモリ42に記録された情報に基づいてDSP20の再生位置をキューポイントに変更させる。このことにより、キューメモリ42は、キューポイントおよびこのキューポイントの前後の情報を記録することで、従来の再生位置をキューポイントに変更する機能に加えて、キューポイントにて再生方向を変更することができ、情報再生装置1の操作性を向上できる。
【0155】
本実施形態の情報処理装置2では、光ディスクに記録された情報は、再生データおよびこの再生データの位置に関するサブコードデータを有し、キューメモリ42は、操作指示認識部51にて認識された指示に対応するキューポイントおよびこのキューポイントの前後の情報を記録し、再生制御部52は、キューメモリ42に記録された情報のサブコードデータに基づいてDSP20の再生位置を変更させることを特徴とする。
【0156】
そして、本実施形態では、光ディスクに記録された情報は、再生データおよびこの再生データの位置に関するサブコードデータを有している。キューメモリ42は、操作指示認識部51にて認識された指示に対応するキューポイントおよびこのキューポイントの前後の再生データおよびサブコードデータを記録する。そして、再生制御部52は、キューメモリ42に記録されたサブコードデータに基づいてDSP20の再生位置を変更させる。このことにより、再生位置の変更および再生方向の変更を適切に実施できる。
【0157】
本実施形態の情報処理装置2では、再生制御部52は、DSP20の再生位置をキューポイントに変更させた際に、キューメモリ42に記録された情報のデータをDSP20に処理させることを特徴とする。このことにより、再生位置を変更した際に、即座にキューポイントにて再生でき、さらに、キューポイントからその前後へ再生方向を変更する際に、即座に変更して再生できる。
【0158】
本実施形態の情報処理装置2では、再生状況変更部120は、回動自在に設けられ、その回動方向を検出し、再生制御部52は、再生状況変更部120にて検出された回動方向に基づいてDSP20の再生位置を前または後に移動させることを特徴とする。
【0159】
そして、本実施形態では、再生状況変更部120は、回動自在に略円盤状に形成される。また、再生状況変更部120は、角速度検出部120Aを備え、その操作量(回転方向、回転スピード、回転数)を検出する。そして、再生制御部52は、再生状況変更部120にて検出された操作量に基づいてDSP20の再生位置を前または後に移動させる。このことにより、ユーザにLP等のアナログレコードを手で制御して再生音を再生させるのと略同様な操作感覚を実施させることができる。また、再生位置を変更した後に、スクラッチ等の奏法を実施することができ、再生位置を変更した後であっても、幅の広い奏法を実施できる。
【0160】
本実施形態の情報処理装置2では、読取手段10の動作を制御する読取制御手段としての読取制御部53を具備し、読取制御部53は、再生制御部52にてDSP20における再生位置の変更が実施されると、変更された再生位置近傍の情報を読取手段10に読み取らせる制御をすることを特徴とする。
【0161】
そして、本実施形態では、読取制御部53は、読取手段10の動作を制御する。そして、読取制御部53は、再生制御部52にてDSP20における再生位置の変更が実施されると、変更された再生位置近傍の情報を読取手段10に読み取らせる制御をする。本実施形態では、DSP20における再生位置が変更された場合、DSP20は、キューメモリ42に記録されたキューポイントに対応する再生データを再生する。すなわち、再生処理の経過に応じてキューメモリ42に記録された再生データが不足した場合でも、読取手段10にて読み取った情報に基づいてDSP20は再生処理を継続して実施できる。
【0162】
本実施形態の情報処理プログラムは、情報処理装置2の情報処理動作を演算手段に実行させることを特徴とする。このことにより、例えば、汎用のコンピュータを用いれば、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0163】
本実施形態の記録媒体は、情報処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする。このことにより、情報処理装置2の情報処理動作を実行させるための情報処理プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易で、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0164】
なお、演算手段は、例えば1台のパーソナルコンピュータとしたり、複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成や、マイクロコンピュータ等のICやCPU等である素子、複数の電気部品が搭載された回路基板等も含む意味として定義される。
【0165】
本実施形態の情報再生装置1は、情報処理装置2と、この情報処理装置2にて処理された情報を取得して再生する再生手段30とを具備したことを特徴とする。このことにより、適切に処理された情報を再生手段30にて再生することができる。
【0166】
本実施形態の情報再生装置1は、DSP20は、光ディスクに記録された音楽データを再生可能に処理するものであり、再生状況変更部120は、回動自在に設けられた回転体であり、この回転体に対する回動操作、および、押圧操作または接触操作を検知して、音楽データを再生可能に処理する再生位置を変更する旨の変更指示を認識し、再生制御部52は、再生状況変更部120にて検知された押圧操作または接触操作により、DSP20の再生位置を予め記憶された位置に変更させ、さらに、再生状況変更部120にて検知された回動操作により、DSP20の再生位置を前または後に変更させるものであり、再生手段30は、DSP20にて処理された情報を音声出力するものであることを特徴とする。
【0167】
そして、本実施形態では、DSP20は、光ディスクに記録された音楽データを再生可能に処理する。そして、再生状況変更部120は、回動自在に設けられた回転体として構成される。また、再生状況変更部120は、回転体に対する回動操作、および、回転体に対する押圧操作または接触操作を検知して、音楽データを再生可能に処理する再生位置を変更する旨の変更指示を認識する。そして、再生制御部52は、再生状況変更部120にて検知された押圧操作または接触操作により、DSP20の再生位置を予め記憶された位置に変更させる。さらに、再生制御部52は、再生状況変更部120にて検知された回動操作により、DSP20の再生位置を前または後に変更させる。この後、再生手段30は、DSP20にて処理された情報を音声出力する。このことにより、再生制御部52は、再生状況変更部120における操作に基づいて、2つの処理を実施でき、操作部材を省略して、情報再生装置1の小型化を図れる。また、再生状況変更部120における操作により、再生位置の予め記憶された位置への変更、および、再生位置の前または後への変更の2つの処理を実施でき、情報再生装置1の操作性を向上できる。
【0168】
以上のように、情報再生装置1は、ディスクジョッキ(DJ)用のディスクプレーヤとして機能させることができる。すなわち、奏者は、レコードプレーヤを用いてダンスミュージック等を演奏する奏法と略同様の操作感覚で演奏できる。また、奏者は、情報再生装置1にて再生される曲を聴きながら、片手で再生状況変更部120の回転操作または押圧操作を実施して、スクラッチ、ピッチベンド(再生スピードの変更)、バックキュー(キューポイントへの再生位置の変更)、および、これらの組み合わせ等の操作を容易に実施できる。
【0169】
ところで、本実施形態の情報処理装置2では、光ディスクに記録された情報を読み取る読取手段10と、この読取手段10にて読み取った情報を処理するDSP20と、情報の所定位置の指示を認識する位置指示認識手段としての操作指示認識部51と、この操作指示認識部51により位置の指示が認識されると、指示された情報に対応する指示位置を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0170】
そして、本実施形態では、読取手段10は、光ディスクに記録された情報を読み取って、読取信号を出力する。また、DSP20は、この読取信号を検出し、再生可能に処理する。そして、操作指示認識部51は、情報の所定位置の指示を認識する。この後、表示手段は、指示された情報に対応する指示位置を表示する。このことにより、所定の指示位置を容易に認識できる。また、例えば、情報処理装置2をレコードプレーヤに採用した場合には、奏者は、所定の指示位置を認識できる。そして、適宜、再生位置である再生針の位置とこの指示位置を例えばマニュアル操作により一致させることで、頭出し再生または繰り返し再生などを実施できる。また、所定の指示位置の設定を再生中でも容易に実施できる。
【0171】
本実施形態の情報処理装置2では、所定位置は、情報を同一位置で再度、処理させるための処理開始位置としてのキューポイントであることを特徴とする。このことにより、表示手段からキューポイントを認識できる。そして、再生位置をキューポイントに戻す機能を併用すれば、認識したキューポイントに再生位置を変更できる。
【0172】
ここで、表示手段は、再生位置表示部132A、キューポイント位置表示部132B、および、表示制御部54から構成される。そして、ユーザ操作により操作指示部110のキューボタン117が押下され、この押下に応じた操作信号を操作指示認識部51が検出し、所定のキューポイントの指示が認識される。そしてさらに、この指示を認識した後、表示制御部54は、指示されたキューポイントをキューポイント位置表示部132Bに表示させる。このため、キューポイント位置表示部132Bからキューポイントを認識することができる。そして、奏者は、キューポイントが登録されたか否かを判断できる。また、ユーザ等により再生状況変更部120を操作することで、再生位置をキューポイントに変更する。したがって、表示手段にて認識したキューポイントに再生位置を変更できる。
【0173】
本実施形態の情報処理装置2では、表示手段は、DSP20による処理の経過に応じて情報の処理位置としての再生位置を表示し、操作指示認識部51により所定位置の指示が認識されると、再生位置に基づいて指示位置を表示することを特徴とする。
【0174】
そして、本実施形態では、表示手段は、DSP20による処理の経過に応じて情報の再生位置を表示する。そしてまた、操作指示認識部51により所定位置の指示が認識されると、再生位置に基づいて指示位置を表示する。このことにより、再生位置および指示位置の相対位置を正確に認識できる。
【0175】
ここで、表示制御部54は、再生位置表示部132Aに再生位置の表示を実施させる。そして、ユーザ操作により操作指示部110のキューボタン117が押下され、この押下に応じた操作信号を操作指示認識部51が検出し、所定のキューポイントの指示が認識される。この指示を認識した後、表示制御部54は、再生位置に基づいて指示されたキューポイントをキューポイント位置表示部132Bに表示させる。このため、奏者は、再生位置表示部132Aから再生位置を、また、キューポイント位置表示部132Bからキューポイントを認識できる。特に、再生位置およびキューポイントが別々の表示部により表示されているので、再生位置およびキューポイントの相対位置を容易に認識できる。また、再生状況変更部120の操作により再生位置を変更する場合に、相対位置を認識できるので、キューポイントに戻す位置を微妙に変更したり、戻す速度(回転速度)を変更するなど、幅の広い操作手法を実現できる。
【0176】
本実施形態の情報処理装置2では、光ディスクに記録された情報は、再生データおよびこの再生データの位置に関するサブコードデータを有し、表示手段は、サブコードデータに基づいて再生データの再生位置を表示し、操作指示認識部51により所定位置の指示が認識されると、再生位置のサブコードデータに基づいて指示位置を表示することを特徴とする。
【0177】
そして、本実施形態では、光ディスクに記録された情報は、再生データおよびこの再生データの位置に関する位置情報としてのサブコードデータを有している。表示手段は、このサブコードに基づいて再生データの再生位置を表示する。ここで、操作指示認識部51により所定位置の指示が認識されると、再生位置のサブコードデータに基づいて指示位置を表示する。このことにより、再生位置および指示位置の位置表示が適切に実施でき、再生位置および指示位置の相対位置をさらに正確に認識できる。
【0178】
本実施形態の情報処理装置2では、表示手段は、仮想軌跡に沿って所定の表示を実施し、指示位置を仮想軌跡上に固定するとともに、再生位置を仮想軌跡に沿って移動するように表示することを特徴とする。
【0179】
そして、本実施形態では、表示手段は、仮想軌跡に沿って所定の表示を実施する。ここで、表示手段は、指示位置を仮想軌跡上に固定するとともに、再生位置を仮想軌跡に沿って移動するように表示する。このことにより、再生位置および指示位置を容易に認識できる。
【0180】
ここで、表示制御部54は、略円形状の仮想軌跡を有する再生状況表示部132に所定の表示を実施させる。そして、指示位置としてのキューポイントをキューポイント位置表示部132Bの仮想軌跡上に固定するとともに、再生位置を再生位置表示部132Aの仮想軌跡に沿って移動するように表示する。このことにより、再生位置およびキューポイントを略円形状の仮想軌跡に表示することで、再生位置およびキューポイントの相対位置を容易に認識できる。また、ジョグダイヤル121の操作方向と再生状況表示部132の仮想軌跡の方向が略同一方向にあるので、再生位置およびキューポイントの相対位置を認識した後、再生状況変更部120を操作することで容易に再生位置およびキューポイントを一致させることができる。
【0181】
本実施形態の表示プログラムは、情報処理装置2の表示動作を演算手段に実行させることを特徴とする。このことにより、例えば、汎用のコンピュータを用いれば、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0182】
本実施形態の記録媒体は、表示プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする。このことにより、情報処理装置2の表示動作を実行させるための表示プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易で、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0183】
〔実施形態の変形〕
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能である。
【0184】
前記実施形態の情報処理装置2では、クイックリターンボタン115が処理内容を選択する。そして、再生制御部52は、タッチセンサ121にて変更指示が認識されると、クイックリターンボタン115にて選択された処理内容に基づいて、DSP20の処理状況または処理位置を変更させていたが、これに限らない。例えば、クイックリターンボタン115を設けない以下のような構成であってもよい。
【0185】
すなわち、再生制御部52は、タッチセンサ121にて変更指示が認識されると、情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容をDSP20に実施させる。このような構成では、例えば、予め、再生制御部52による処理を上記処理内容のうちのいずれか一方の処理を実施するように設定しておけば、クイックリターンボタン115を不要とし、奏者による操作を迅速に実施できる。また、情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、情報の処理位置の変更に関する処理内容を交互に実施するように設定しておけば、奏者はタッチセンサ121の操作により、双方の処理内容を実施できる。
【0186】
また、再生制御部52は、タッチセンサ121にて変更指示が認識されると、情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容、および、情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容をDSP20に実施させる。このような構成では、例えば、予め、再生制御部52による処理を上記設定された処理内容を実施するように設定しておけば、ジョグモードボタン112Aおよびクイックリターンボタン115を不要とし、奏者による操作を迅速に実施できる。また、情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容、および、情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容を交互に実施するように設定しておけば、奏者はタッチセンサ121の操作により、幅の広い奏法を実施できる。
【0187】
また、情報再生装置1では、上述したクイックリターンボタン115を設けない構成である情報処理装置2と、この情報処理装置2にて処理された情報を取得して再生する再生手段30とを具備する。ここで、タッチセンサ121は、回動自在に設けられた回転体であり、この回転体に対する回動操作、および、押圧操作または接触操作を検知して、音楽データを再生可能に処理する処理位置を変更する旨の変更指示を認識する。そして、再生制御部52は、タッチセンサ121にて非押圧状態または非接触状態から押圧操作または接触操作が検知されると、DSP20の処理位置を予め記憶された位置に変更させる。そしてまた、再生制御部52は、タッチセンサ121にて押圧操作または接触操作が検知されている状態で、さらに、回動操作が検知されると、その回動方向にしたがってDSP20に処理位置を前または後に移動させる。このような構成では、クイックリターンボタン121を設けない構成であっても、奏者は、タッチセンサ121を押圧または接触することで、再生位置をキューポイントに移動することができるとともに、押圧または接触したタッチセンサ121を回動することで、移動したキューポイントにてスクラッチを実施できる。すなわち、奏者は、情報再生装置1にて再生される曲を聴きながら、片手でタッチセンサ121操作することで、バックキュー(キューポイントへの再生位置の変更)およびスクラッチの組み合わせ等の複雑な操作を容易に実施できる。
【0188】
前記実施形態では、読取手段10が読み取る情報として、光ディスクに記録された情報を採用して説明したが、これに限らない。例えば、コンピュータとLANケーブル等で接続し、ネットワークを介して情報を取得するように構成してもよく、または、この情報が保存された外部のサーバから無線通信により取得するように構成してもよい。このような無線通信では、例えば、情報再生装置1に内蔵した無線ユニット、あるいは、情報再生装置1に接続し、外部のサーバと無線通信を実施する携帯電話機等が読取手段10に相当する。
【0189】
また、読取手段10が読み取る情報として、音声情報を採用して説明したが、これに限らない。例えば、音声情報の他、映像情報、文字情報等を採用してもよい。
【0190】
前記実施形態では、読取手段10にて読み取る情報として、再生データおよびこの再生データの位置に関する位置情報としてのサブコードデータを有している構成を説明したが、これに限らない。その他の構成を採用してもよい。
【0191】
前記実施形態では、光ディスクとしてCDおよびDVDを採用して説明したが、これに限らない。その他、情報を記録できるMO、メモリーカード等の記録媒体を採用してもよい。
【0192】
前記実施形態では、表示制御部54は、指示位置としてのキューポイントをキューポイント位置表示部132Bの所定位置に固定して表示させ、再生位置を再生位置表示部132Aの仮想軌跡に沿って移動するように表示させる構成を説明したが、これに限らない。例えば、再生位置を再生位置表示部132Aの所定位置に固定して表示させ、キューポイントをキューポイント位置表示部132Bの仮想軌跡に沿って移動するように表示させる構成としてもよい。このような構成でも、奏者は、再生位置およびキューポイントの相対位置を正確に認識できる。
【0193】
前記実施形態では、再生状況表示部132の再生位置表示部132Aおよびキューポイント位置表示部132Bは、略円形状の仮想軌跡に沿って発光素子が配列する構成を説明したが、これに限らない。例えば、略直線状の仮想軌跡に沿って発光素子を配列して構成してもよい。また、再生位置表示部132Aおよびキューポイント位置表示部132Bを一つの仮想軌跡上に表示するように構成してもよい。さらに、仮想軌跡として、同心円状に複数構成してもよく、スパイラル状に構成してもよい。このように同心円状に複数形成した仮想軌跡、あるいは、スパイラル状に形成した仮想軌跡であれば、再生位置およびキューポイントの相対位置をより正確に認識できる。
【0194】
また、仮想軌跡を同心円状に複数構成する際、あるいは、スパイラル状に構成する際に、再生位置およびキューポイントが仮想軌跡の周方向と直交する方向に離間した場合に、再生位置およびキューポイントを互いに異なる表示形態で表示するように構成してもよい。例えば、この表示形態としては、再生位置およびキューポイントを互いに異なる色光で表示してもよく、再生位置およびキューポイントのうちの一方を点滅させて表示してもよい。このような表示形態では、キューポイントを複数登録した場合等でも、再生位置および複数のキューポイントの相対位置を正確に認識できる。
【0195】
前記実施形態では、タッチセンサ121は、ユーザ操作により押圧または接触の有無を検知し、DSP20における再生処理状況の変更指示を認識していた。ここで、このタッチセンサ121を複数のブロックに区分けし、再生制御手段が、このタッチセンサ121にて所定のブロックへの押圧または接触が検知された場合に、所定のブロックに対応するキューポイントに基づいてDSP20に再生位置を変更させてもよい。
【0196】
具体的には、図7に示すように、タッチセンサ121を4つのブロック122A,122B,122C,122Dに区分けする。そして、複数のキューポイントP1,P2,P3,P4が登録された場合に、再生制御手段が、押圧または接触が検知された所定のブロックに対応するキューポイントに基づいてDSP20に再生位置を変更させる。また、図7に示す4つのブロックの区分けに限らず、さらに多くのブロックに区分けしてもよい。このような構成では、奏者は、キューポイントが複数登録された場合に、所望のキューポイントに再生位置を変更できる。
【0197】
また、再生位置表示部132A、キューポイント位置表示部132B、および、タッチセンサ121を一体的に構成し、例えば、タッチパネルのような構成としてもよい。このような構成であれば、奏者は、表示されたキューポイントに接触するだけで、所望のキューポイントに再生位置を変更させることができ、操作性を向上できる。また、このような構成であれば、複数のキューポイントが登録された場合においても対応することができる。
【0198】
前記実施形態では、再生状況変更部120は、再生状況の処理内容(処理の停止または開始、再生位置の変更)および、再生位置の処理内容(処理位置を前または後に移動する変更、処理位置をキューポイントに移動する変更)の指示を認識する構成を説明したが、これに限らない。例えば、再生状況変更部120にさらに別の指示を認識させるように構成してもよい。このような構成では、情報再生装置1のさらなる小型化が図れる。
【0199】
前記実施形態では、キューボタン117の押下により、キューポイントをキューメモリ42に記録し、キューポイントをキューポイント位置表示部132Bに表示させる構成を説明したが、これに限らない。さらに別の操作部材により、所定位置を指示して、この指示位置を表示手段に表示させるような構成としてもよい。
【0200】
前記実施形態では、情報再生装置1は、クイックリターンボタン115を具備した構成を説明したが、これに限らない。このクイックリターンボタン115を有しない構成としてもよい。ここで、キューメモリ42がキューポイントおよびキューポイントの前後の情報を記録するように構成していれば、従来のキュー機能に加えて、キューポイントにてスクラッチする奏法も実施でき、簡単な構成で、種々の奏法を実施できる。
【0201】
前記実施形態では、情報再生装置1を説明したが、これに限らない。例えば、コンピュータにソフトをインストールして使用するような構成を採用してもよい。
【0202】
また、情報再生装置1による再生位置およびキューポイントの表示動作としては、図5のフローチャートに示す表示動作限らない。さらに、情報再生装置1の再生状況の変更動作としては、図6のフローチャートに示す変更動作に限らない。
【0203】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る再生装置としての情報再生装置を上方から見た平面図である。
【図2】本実施形態における表示部の再生状況表示部の概略構成を示す図である。
【図3】本実施形態における情報再生装置の制御構造を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における記録手段のリングメモリの構成を示す図である。
【図5】本実施形態における情報再生装置の再生位置およびキューポイントの表示動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本実施形態における情報再生装置の再生状況の変更動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 再生装置としての情報再生装置
2 情報処理装置
10 読取手段
20 情報処理手段としてのDSP
30 再生手段
42 位置記録手段としてのキューメモリ
52 処理制御手段としての再生制御部
53 読取制御手段としての読取制御部
54 位置指示認識手段としての操作指示認識部
112A 変更条件設定手段であるジョグモードボタン
115 変更条件選択手段としてのクイックリターンボタン
120 変更指示認識手段としての再生状況変更部
Claims (24)
- 記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、
この情報処理手段における前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、
前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を選択する変更条件選択手段と、
前記変更指示認識手段にて情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記変更条件選択手段にて選択された処理内容に基づいて、前記情報処理手段の前記処理状況を変更させる処理制御手段と
を具備したことを特徴とした情報処理装置。 - 記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、
この情報処理手段における前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、
前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定する変更条件設定手段と、
前記変更指示認識手段にて情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記変更条件設定手段にて設定された処理内容に基づいて、前記情報処理手段の前記処理位置を変更させる処理制御手段と
を具備したことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
情報を同一位置で再度、処理させるための処理開始位置の指示を認識する位置指示認識手段を具備し、
処理制御手段は、前記位置指示認識手段にて認識した指示に基づいて前記情報処理手段の処理位置を処理開始位置に変更させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項3に記載の情報処理装置において、
記録媒体に記録された情報は、データおよびこのデータの位置に関する位置情報を有し、
位置指示認識手段にて処理開始位置の指示が認識されると、前記処理開始位置およびこの処理開始位置の前後の前記情報を記録する位置記録手段を具備し、
処理制御手段は、前記位置記録手段に記録された情報の前記位置情報に基づいて前記情報処理手段の処理位置を処理開始位置に変更させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項4に記載の情報処理装置において、
処理制御手段は、情報処理手段の処理位置を処理開始位置に変更させた際に、位置記録手段に記録された情報のデータを前記情報処理手段に処理させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理装置において、
変更指示認識手段は、押圧操作または接触操作の有無を検知し、
処理制御手段は、前記変更指示認識手段にて押圧操作または接触操作が検知された際に、情報処理手段に情報の処理状況の変更または情報の処理位置を処理開始位置に移動する変更を実施させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項6に記載の情報処理装置において、
変更指示認識手段は、複数のブロックに区分けされたものとし、
処理制御手段は、前記変更指示認識手段にて所定のブロックへの押圧または接触が検知されると、前記所定のブロックに対応する処理開始位置に基づいて前記情報処理手段の処理位置を変更させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、
前記情報を同一位置で再度、処理させるための処理開始位置の指示を認識する位置指示認識手段と、
この位置指示認識手段にて処理開始位置の指示が認識されると、前記処理開始位置およびこの処理開始位置の前後の前記情報を記録する位置記録手段と、
前記情報処理手段における前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、
この変更指示認識手段にて情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記位置記録手段に記録された情報に基づいて前記情報処理手段の処理位置を処理開始位置に変更させる処理制御手段と
を具備したことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項8に記載の情報処理装置において、
記録媒体に記録された情報は、データおよびこのデータの位置に関する位置情報を有し、
位置記録手段は、位置指示認識手段にて認識された指示に対応する処理開始位置およびこの処理開始位置の前後の前記情報を記録し、
処理制御手段は、前記位置記録手段に記録された情報の前記位置情報に基づいて前記情報処理手段の処理位置を変更させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項9に記載の情報処理装置において、
処理制御手段は、情報処理手段の処理位置を処理開始位置に変更させた際に、位置記録手段に記録された情報のデータを前記情報処理手段に処理させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載の情報処理装置において、
変更指示認識手段は、回動自在に設けられ、その回動方向を検出し、
処理制御手段は、前記変更指示認識手段にて検出された回動方向に基づいて情報処理手段の処理位置を前または後に移動させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし11のいずれかに記載の情報処理装置において、
読取手段の動作を制御する読取制御手段を具備し、
前記読取制御手段は、処理制御手段にて情報処理手段における処理位置の変更が実施されると、前記変更された処理位置近傍の情報を前記読取手段に読み取らせる制御をする
ことを特徴とした情報処理装置。 - 記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、
この情報処理手段における前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、
前記変更指示認識手段にて情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を前記情報処理手段に実施させる処理制御手段と
を具備したことを特徴とした情報処理装置。 - 記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段と、
この読取手段にて読み取った情報を処理する情報処理手段と、
この情報処理手段における前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示を認識する変更指示認識手段と、
この変更指示認識手段にて情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を前記情報処理手段に実施させる処理制御手段と
を具備したことを特徴とした情報処理装置。 - 記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、
前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を選択し、
前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記選択された処理内容に基づいて、前記情報の処理状況を変更する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、
前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を設定し、
前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記設定された処理内容に基づいて、前記情報の処理位置を変更する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、
前記情報を同一位置で再度、処理させるための処理開始位置の指示が認識されると、前記処理開始位置およびこの処理開始位置の前後の前記情報を記録し、
前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記記録された情報に基づいて前記情報の処理位置を処理開始位置に変更する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、
前記情報の処理状況を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理開始または処理停止に関する処理内容、および、前記情報の処理位置の変更に関する処理内容のうちの少なくともいずれか一方の処理内容を実施する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 記録媒体に記録された情報を読み取って処理し、
前記情報の処理位置を変更する旨の変更指示が認識されると、前記情報の処理位置を予め設定した処理開始位置に移動する変更に関する処理内容、および、前記情報の処理位置を前または後に移動する変更に関する処理内容の双方の処理内容を実施する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項15ないし19のいずれかに記載の情報処理方法を演算手段に実行させる
ことを特徴とした情報処理プログラム。 - 請求項20に記載の情報処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
ことを特徴とした情報処理プログラムを記録する記録媒体。 - 請求項1ないし14のいずれかに記載の情報処理装置と、
この情報処理装置にて処理された情報を取得して再生する再生手段と
を具備したことを特徴とした再生装置。 - 請求項22に記載の再生装置において、
情報処理手段は、記録媒体に記録された音楽データを再生可能に処理するものであり、
変更指示認識手段は、回動自在に設けられた回転体であり、この回転体に対する回動操作、および、押圧操作または接触操作を検知して、音楽データを再生可能に処理する処理位置を変更する旨の変更指示を認識し、
処理制御手段は、前記変更指示認識手段にて検知された押圧操作または接触操作により、前記情報処理手段の処理位置を予め記憶された位置に変更させ、さらに、前記変更指示認識手段にて検知された回動操作により、前記情報処理手段の処理位置を前または後に変更させるものであり、
再生手段は、前記情報処理手段にて処理された情報を音声出力するものである
ことを特徴とした再生装置。 - 請求項13または14に記載の情報処理装置と、
この情報処理装置にて処理された情報を取得して再生する再生手段とを具備し、
前記情報処理装置の変更指示認識手段は、回動自在に設けられた回転体であり、この回転体に対する回動操作、および、押圧操作または接触操作を検知して、音楽データを再生可能に処理する処理位置を変更する旨の変更指示を認識し、
前記情報処理装置の処理制御手段は、前記変更指示認識手段にて非押圧状態または非接触状態から押圧操作または接触操作が検知されると、前記情報処理装置の情報処理手段の処理位置を予め記憶された位置に変更させ、前記変更指示認識手段にて押圧操作または接触操作が検知された状態で、さらに、回動操作が検知されると、その回動方向に従って前記情報処理手段に処理位置を前または後に移動させる
ことを特徴とする再生装置。
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