JP2004085686A - 回転多面鏡モータの制御方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、複数の回転数が設定できる電子写真印刷装置の回転多面鏡モータの制御回路において、全ての回転数において回転ジッタが最適化される制御を提供することを課題とする。
【解決手段】レーザ・ビーム発生手段と、前記レーザ・ビームを走査する回転多面鏡により潜像を感光体に形成する電子写真印刷装置において、印刷解像度または印刷速度、またはその両方によって上記回転多面鏡モータの回転数を切替える手段と、回転多面鏡モータの回転数によりPLL制御回路のループフィルタを切替える手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】レーザ・ビーム発生手段と、前記レーザ・ビームを走査する回転多面鏡により潜像を感光体に形成する電子写真印刷装置において、印刷解像度または印刷速度、またはその両方によって上記回転多面鏡モータの回転数を切替える手段と、回転多面鏡モータの回転数によりPLL制御回路のループフィルタを切替える手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転多面鏡モータをPLL制御する電子写真印刷装置の回転多面鏡モータの制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真印刷装置において、印刷速度によって回転多面鏡モータの回転数を変えること、及び印刷解像度を切替える手段として回転多面鏡モータの回転数を変えることは従来から提案、実用化されている。また、回転多面鏡モータを使用した電子写真印刷装置の印刷品質は、回転多面鏡モータの回転ジッタに左右されるため、回転多面鏡モータを高精度で安定回転させるための手段として、PLL制御を使用することが少なくない。PLL制御回路には、PLLの応答特性、同期特性を決定するループフィルタ部があり、回転多面鏡のサイズ・質量、ステータコイル部の特性等によりループフィルタ部の定数を決めている。
【0003】
従来技術の例を、図2を用いて説明する。回転多面鏡モータ8は、モータ駆動回路7によって駆動され、回転多面鏡モータ8の回転数は、回転多面鏡モータ8と連動する回転検出FGセンサ9によって検出される。回転検出FGセンサ9の信号は、FG増幅器10で増幅され、波形整形11で波形整形される。位相比較器4は、波形整形11から出力された信号と、回転多面鏡モータ8の回転数の基準となる基準発振器12の出力を受け、波形整形11と基準発振器12の位相差を出力する。ループフィルタ14は、位相比較器4の出力に含まれる雑音や高周波成分を取り除き、位相差に対応した直流電圧を生成する。また、ループフィルタ14の特性は、PLLの応答特性、同期特性を決定する。
【0004】
ループフィルタ14の出力は、モータ駆動回路7によって増幅され回転多面鏡モータ8を駆動する。前記一連の流れによって、回転多面鏡モータ8は基準発振器12に応じた回転数で安定回転することになる。回転多面鏡モータ8の回転数が単一の場合、その回転数で回転多面鏡モータ8の回転ジッタが最小になるようにループフィルタ14の定数を決定すれば良いが、回転多面鏡モータ8の回転数が単一でない場合には、全ての回転数で回転ジッタが最小になるようにループフィルタ14の定数を決定しなければならない。
【0005】
しかし、回転多面鏡モータ8の回転数が広範囲に渡る場合、全ての回転数で回転ジッタを最小にするのは困難であり、ある程度妥協したループフィルタ定数を選択せざるを得ない。このため、回転多面鏡モータ8の回転数によっては、回転ジッタが悪化する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
回転多面鏡モータの制御にPLL制御方式を使用する制御回路において、回転多面鏡モータの回転数を変えた場合、回転多面鏡モータの回転数によっては回転ジッタが悪化するという問題があった。
【0007】
本発明は、回転多面鏡モータの回転数によってPLL制御回路のループフィルタを最適な定数に切替え、広範囲に渡る全ての回転数において回転多面鏡モータの回転ジッタを最小にする回転多面鏡モータの制御方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印刷解像度または印刷速度、またはその両方によって上記回転多面鏡モータの回転数を切替える手段と、回転多面鏡モータの回転数によりPLL制御回路のループフィルタを切替える手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1を用いて説明する。なお、図1において図2と同一部分は同一符号で示してある。図1は、回転多面鏡モータ8の回転数が2種類の場合の構成を示しており、回転多面鏡モータ8の回転数は、回転数切替1の信号によって基準発振器A2または基準発振器B3を選択することにより切替えられる。回転多面鏡モータ8は、モータ駆動回路7によって駆動され、回転多面鏡モータ8の回転数は、回転多面鏡モータ8と連動する回転検出FGセンサ9によって検出される。回転検出FGセンサ9の信号は、FG増幅器10で増幅され、波形整形11で波形整形される。位相比較器4は、波形整形11から出力された信号と、回転多面鏡モータ8の回転数の基準となる基準発振器A2または基準発振器B3の出力を受け、波形整形11と基準発振器A2または基準発振器B3の位相差を出力する。ループフィルタA5またはループフィルタB6は、位相比較器4に含まれる雑音や高周波成分を取り除き、位相差に対応した直流電圧を生成する。また、ループフィルタA5またはループフィルタB6の特性は、PLLの応答特性、同期特性を決定する。ループフィルタA5は、基準発振器A2が選択された時に同時に選択され、基準発振器A2に基づいて回転する回転多面鏡モータ8の回転ジッタが最小となるように定数を設定してある。ループフィルタB6は、基準発振器B3が選択された時に同時に選択され、基準発振器B3に基づいて回転する回転多面鏡モータ8の回転ジッタが最小となるように定数を設定してある。ループフィルタA5またはループフィルタB6の出力はモータ駆動回路7によって増幅され、回転多面鏡モータ8を駆動する。前記一連の流れによって、本PLL制御回路は、回転多面鏡モータ8の回転数に応じて回転ジッタが最小となるループフィルタを使用するため、全ての回転数において回転ジッタは常に最適化される。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば複数の回転数が設定できる回転多面鏡モータの制御回路において、回転多面鏡モータの回転数に応じたループフィルタを複数回路設け、回転多面鏡モータの回転数に応じてループフィルタを切替える手段を設けたので、上記のように構成された回転多面鏡モータの制御回路では、全ての回転数において回転ジッタは常に最適化される。従って、印刷解像度を変化させる手段として回転多面鏡モータの回転数を変化させても、回転多面鏡モータの回転ジッタは最適化されているため、全ての解像度において高画質化を図ることができる。また、印刷速度が切替えられる電子写真印刷装置において、印刷速度によって回転多面鏡モータの回転数を切替える場合においても、上記手段は有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】従来の技術を示す説明図。
【符号の説明】
1…回転数切替、2…基準発振器A、3…基準発振器B、4…位相比較器、5…ループフィルタA、6…ループフィルタB、7…モータ駆動回路、8…回転多面鏡モータ、9…回転検出FGセンサ、10…FG増幅器11…波形整形、12…基準発振器。
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転多面鏡モータをPLL制御する電子写真印刷装置の回転多面鏡モータの制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真印刷装置において、印刷速度によって回転多面鏡モータの回転数を変えること、及び印刷解像度を切替える手段として回転多面鏡モータの回転数を変えることは従来から提案、実用化されている。また、回転多面鏡モータを使用した電子写真印刷装置の印刷品質は、回転多面鏡モータの回転ジッタに左右されるため、回転多面鏡モータを高精度で安定回転させるための手段として、PLL制御を使用することが少なくない。PLL制御回路には、PLLの応答特性、同期特性を決定するループフィルタ部があり、回転多面鏡のサイズ・質量、ステータコイル部の特性等によりループフィルタ部の定数を決めている。
【0003】
従来技術の例を、図2を用いて説明する。回転多面鏡モータ8は、モータ駆動回路7によって駆動され、回転多面鏡モータ8の回転数は、回転多面鏡モータ8と連動する回転検出FGセンサ9によって検出される。回転検出FGセンサ9の信号は、FG増幅器10で増幅され、波形整形11で波形整形される。位相比較器4は、波形整形11から出力された信号と、回転多面鏡モータ8の回転数の基準となる基準発振器12の出力を受け、波形整形11と基準発振器12の位相差を出力する。ループフィルタ14は、位相比較器4の出力に含まれる雑音や高周波成分を取り除き、位相差に対応した直流電圧を生成する。また、ループフィルタ14の特性は、PLLの応答特性、同期特性を決定する。
【0004】
ループフィルタ14の出力は、モータ駆動回路7によって増幅され回転多面鏡モータ8を駆動する。前記一連の流れによって、回転多面鏡モータ8は基準発振器12に応じた回転数で安定回転することになる。回転多面鏡モータ8の回転数が単一の場合、その回転数で回転多面鏡モータ8の回転ジッタが最小になるようにループフィルタ14の定数を決定すれば良いが、回転多面鏡モータ8の回転数が単一でない場合には、全ての回転数で回転ジッタが最小になるようにループフィルタ14の定数を決定しなければならない。
【0005】
しかし、回転多面鏡モータ8の回転数が広範囲に渡る場合、全ての回転数で回転ジッタを最小にするのは困難であり、ある程度妥協したループフィルタ定数を選択せざるを得ない。このため、回転多面鏡モータ8の回転数によっては、回転ジッタが悪化する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
回転多面鏡モータの制御にPLL制御方式を使用する制御回路において、回転多面鏡モータの回転数を変えた場合、回転多面鏡モータの回転数によっては回転ジッタが悪化するという問題があった。
【0007】
本発明は、回転多面鏡モータの回転数によってPLL制御回路のループフィルタを最適な定数に切替え、広範囲に渡る全ての回転数において回転多面鏡モータの回転ジッタを最小にする回転多面鏡モータの制御方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印刷解像度または印刷速度、またはその両方によって上記回転多面鏡モータの回転数を切替える手段と、回転多面鏡モータの回転数によりPLL制御回路のループフィルタを切替える手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1を用いて説明する。なお、図1において図2と同一部分は同一符号で示してある。図1は、回転多面鏡モータ8の回転数が2種類の場合の構成を示しており、回転多面鏡モータ8の回転数は、回転数切替1の信号によって基準発振器A2または基準発振器B3を選択することにより切替えられる。回転多面鏡モータ8は、モータ駆動回路7によって駆動され、回転多面鏡モータ8の回転数は、回転多面鏡モータ8と連動する回転検出FGセンサ9によって検出される。回転検出FGセンサ9の信号は、FG増幅器10で増幅され、波形整形11で波形整形される。位相比較器4は、波形整形11から出力された信号と、回転多面鏡モータ8の回転数の基準となる基準発振器A2または基準発振器B3の出力を受け、波形整形11と基準発振器A2または基準発振器B3の位相差を出力する。ループフィルタA5またはループフィルタB6は、位相比較器4に含まれる雑音や高周波成分を取り除き、位相差に対応した直流電圧を生成する。また、ループフィルタA5またはループフィルタB6の特性は、PLLの応答特性、同期特性を決定する。ループフィルタA5は、基準発振器A2が選択された時に同時に選択され、基準発振器A2に基づいて回転する回転多面鏡モータ8の回転ジッタが最小となるように定数を設定してある。ループフィルタB6は、基準発振器B3が選択された時に同時に選択され、基準発振器B3に基づいて回転する回転多面鏡モータ8の回転ジッタが最小となるように定数を設定してある。ループフィルタA5またはループフィルタB6の出力はモータ駆動回路7によって増幅され、回転多面鏡モータ8を駆動する。前記一連の流れによって、本PLL制御回路は、回転多面鏡モータ8の回転数に応じて回転ジッタが最小となるループフィルタを使用するため、全ての回転数において回転ジッタは常に最適化される。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば複数の回転数が設定できる回転多面鏡モータの制御回路において、回転多面鏡モータの回転数に応じたループフィルタを複数回路設け、回転多面鏡モータの回転数に応じてループフィルタを切替える手段を設けたので、上記のように構成された回転多面鏡モータの制御回路では、全ての回転数において回転ジッタは常に最適化される。従って、印刷解像度を変化させる手段として回転多面鏡モータの回転数を変化させても、回転多面鏡モータの回転ジッタは最適化されているため、全ての解像度において高画質化を図ることができる。また、印刷速度が切替えられる電子写真印刷装置において、印刷速度によって回転多面鏡モータの回転数を切替える場合においても、上記手段は有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】従来の技術を示す説明図。
【符号の説明】
1…回転数切替、2…基準発振器A、3…基準発振器B、4…位相比較器、5…ループフィルタA、6…ループフィルタB、7…モータ駆動回路、8…回転多面鏡モータ、9…回転検出FGセンサ、10…FG増幅器11…波形整形、12…基準発振器。
Claims (1)
- レーザ・ビーム発生手段と、前記レーザ・ビームを走査する回転多面鏡により潜像を感光体に形成する電子写真印刷装置において、印刷解像度または印刷速度、またはその両方によって上記回転多面鏡モータの回転数を切替える手段と、回転多面鏡モータの回転数によりPLL制御回路のループフィルタを切替える手段とを有することを特徴とする回転多面鏡モータの制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002243410A JP2004085686A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 回転多面鏡モータの制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002243410A JP2004085686A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 回転多面鏡モータの制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004085686A true JP2004085686A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32052179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002243410A Pending JP2004085686A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 回転多面鏡モータの制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004085686A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11330137B2 (en) | 2019-05-24 | 2022-05-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002243410A patent/JP2004085686A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11330137B2 (en) | 2019-05-24 | 2022-05-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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