JP2007062266A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザダイオードの点灯時間を極力短くして寿命を長くでき、磁極数の異なるスキャナモータを使用した場合でも、スキャナモータの回転速度が安定領域に入るまでの時間を同じになるように制御できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】モータスタート信号によりレーザスキャナモータ22を回転させる際に、最初の数回転の間、レーザ光を回転多面鏡に照射し、センサ25の出力パルスを第1のカウンタ49によりカウントするとともに、第1のカウンタ49のパルス数が回転多面鏡の1回転に相当するパルス数になる間、ホール素子45の出力パルスを第2のカウンタ48によりカウントして、第1のカウンタ49のパルス数と第2のカウンタ48のパルス数とを比較することでレーザスキャナモータのロータ43の回転磁界数を検知し、分周回路52の分周比を変更する画像形成装置により前記課題を解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、その回転多面鏡(ポリゴンミラーともいう)のミラー面数が同じで、レーザスキャナモータの磁極数が変化した場合に対応できる画像形成装置に関するものである。
一般にレーザビームプリンタにおいては、コードデータ画像情報を画像信号発生装置でビットデータ画像信号に変換して、レーザ発光を行うレーザ駆動装置に伝送し、この画像信号に基づいてレーザ発光をオン/オフ変調し、変調されたレーザ光を回転多面鏡を備えたレーザ走査装置により、感光体ドラム上に走査して静電潜像を形成している。
その際、回転多面鏡を回転させるスキャナモータ(ポリゴンモータともいう)の回転検知をロータマグネットの磁界を検出することにより行っている。しかし、モータの種類及び製造メーカーによってロータマグネットの磁化パターンが異なる場合が多く、この磁化パターンが異なると、ロータの1回転当りのホール素子等による回転検出パルス数も異なることになる。従って、不慮の事故によるリスクの回避や大量生産への対応のために、複数の製造メーカーのモータを使用した場合に、基準クロックを複数種類設け、モータの製造メーカーを検知して基準クロックを切り替える等の煩雑な処理が必要となる。
この問題を解決するために、レーザ光源とは別にLEDを配置し、LEDの光束が回転多面鏡に反射されて受光素子に入射することで発生する回転検出信号の周期と基準クロックの周期が一致するようにスキャナモータの回転制御を行うように構成することでモータの種類の選択肢を広げる手法が特許文献1に提案されている。
以下にこの提案について説明する。
図6は前記提案のレーザ走査装置の構成図を示す。レーザダイオードを含むレーザ光源ユニット20から出射されるレーザ光の光路上に、4面の反射面を有する回転多面鏡21が配置され、回転多面鏡21はスキャナモータ22により駆動されるようになっている。回転多面鏡21の反射方向には結像レンズ23、感光ドラム24が配列されており、結像レンズ23と感光ドラム24の間に、走査レーザ光の一部を受光するビーム検知ユニット(BDセンサ)25が配置されている。また、回転多面鏡21を挟んでレーザ光源ユニット20とは反対の位置にはLED26が配置され、常時発光しているLED26からのLED光が回転多面鏡21により反射偏向されて走査される範囲内に、フォトトランジスタ27が設けられている。
フォトトランジスタ27の出力と発振器等で構成された基準信号発生回路28の出力は回転数制御回路29に接続され、回転数制御回路29の出力はモータ駆動回路30に接続され、更にスキャナモータ22に接続されている。
レーザ光源ユニット20は図示しないレーザビームプリンタ制御装置から出力された画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光する。レーザ光はスキャナモータ22により回転する回転多面鏡21で反射偏向され、結像レンズ23を通過し、感光ドラム24上を走査される。
また、回転多面鏡21に反射され結像レンズ23を通過したレーザ光の一部はビーム検知ユニット25に入射し、レーザビームプリンタ制御装置にレーザ走査基準信号を出力する。レーザビームプリンタ制御装置はこのレーザ走査基準信号に基づいた所定タイミングで画像信号を出力することにより、感光ドラム24の所定範囲にレーザ光を走査している。
モータ駆動回路30はスキャナモータ22のコイルに回転磁界を発生させるモータ駆動信号を出力する。常時発光しているLED26のLED光が回転多面鏡21に反射されてフォトトランジスタ27に入射すると、回転多面鏡21の1回転当り4パルスの回転検出信号がフォトトランジスタ27から発生する。そして、回転数制御回路29において、フォトトランジスタ27からの回転検出のパルス信号の周期と、基準信号発生回路28から出力された基準クロック信号の周期とが比較されて、両者が一致するようにすなわちスキャナモータ22の回転が所定回転数で一定となるように、モータ駆動回路30に対して加速指示又は減速指示を行う速度制御信号が出力される。
このとき、LED26は回転多面鏡21を挟んでレーザ光源ユニット20と反対側にあるので、LED光による走査範囲とレーザ光による走査範囲とが重なることはなく、本来のレーザ走査に悪影響を及ぼすことはない。
特開平10−142536号公報
しかしながら、図6の構成でスキャナモータの回転制御を行うとすれば、LEDと受光素子をレーザスキャナ内に配置しなければならず、コストアップ要因となる。
また、BD信号により回転制御を行うとすれば、スキャナモータの回転開始時点から、回転速度が安定するまでの間もレーザをフル点灯にしておく必要があるため、レーザダイオードの寿命が短くなるという問題があった。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、レーザスキャナの構成を大きく変えることなく、レーザダイオードの点灯時間を極力短くして寿命を長くでき、磁極数の異なるスキャナモータを使用した場合でも、スキャナモータの回転速度が安定領域に入るまでの時間を同じになるように制御できる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため,本発明では、画像形成装置を次の(1)、(2)のとおりに構成する。
(1)レーザスキャナモータのロータの回転磁界を検出するホール素子と、前記レーザスキャナモータの駆動により回転し、レーザ光源からのレーザ光を複数の反射面で反射する回転多面鏡と、前記回転多面鏡からの反射光を受光し、像担持体上の主走査方向の書き出し開始位置の基準信号を出力するセンサとを備えた画像形成装置において、
前記レーザスキャナモータを回転させる際に、数回転の間、レーザ光を前記回転多面鏡に照射し、前記センサの出力パルス数が前記回転多面鏡の1回転に相当するパルス数になる間、前記ホール素子の出力パルスをカウントすることで前記レーザスキャナモータのロータの回転磁界数を検知し、前記検知した回転磁界数に基づいて前記ホール素子の出力パルスの分周比を変更することで前記レーザスキャナモータを制御する画像形成装置。
(2)レーザ光源を画像信号に応じて駆動するレーザ駆動手段と、レーザスキャナモータの駆動により回転し、前記レーザ駆動手段により駆動されたレーザ光源からのレーザ光を複数の反射面で反射する回転多面鏡と、前記回転多面鏡からの反射光を受光し、像担持体上の主走査方向の書き出し開始位置の基準信号を出力するセンサと、前記センサの出力信号に基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度に応じた回転クロックを生成する第1の回転クロック生成手段と、前記第1の回転クロック生成手段で生成された回転クロックと所定の基準クロックに基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度を目標速度に制御する第1の制御手段と、前記レーザスキャナモータのロータの回転磁界を検出するホール素子の出力に基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度に応じた回転クロックを生成する第2の回転クロック生成手段と、前記第2の回転クロック生成手段で生成された回転クロックと所定の基準クロックとに基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度を所定の速度に制御する第2の制御手段と、画像形成時は前記第1の制御手段により、画像形成時以外は前記第2の制御手段により前記レーザスキャナモータを制御するように切り替える切換え手段とを備えた画像形成装置において、
モータスタート信号により前記レーザスキャナモータを回転させる際に、最初の数回転の間、レーザ光を前記回転多面鏡に照射し、前記センサの出力パルスを第1のカウンタによりカウントするとともに、前記第1のカウンタのパルス数が前記回転多面鏡の1回転に相当するパルス数になる間、前記ホール素子の出力パルスを第2のカウンタによりカウントして、前記第1のカウンタのパルス数と前記第2のカウンタのパルス数とを比較することで前記レーザスキャナモータのロータの回転磁界数を検知し、前記第2の制御手段における回転クロックまたは前記基準クロックの周波数を変更する第3の制御手段を備えた画像形成装置。
本発明によれば、レーザスキャナの構成を大きく変えることなく、レーザダイオードの点灯時間を極力短くして寿命を長くでき、磁極数の異なるスキャナモータを使用した場合でも、スキャナモータの回転速度が安定領域に入るまでの時間を同じになるように制御できる。
詳しくは、メーカー毎に異なる磁極数をもつスキャナモータを使用した場合でも、スキャナモータの速度が安定するまでの時間を同じにし、速度制御、位相制御を安定して行うことができるので、メーカーの違うスキャナモータが間違って装置に組み込まれないようにメーカー毎に印を付ける等の必要がなくなり生産性が向上する。
また複数メーカーのモータを使えるようになるので、一社でトラブルが発生した際にも別のメーカーのモータを使用でき、リスクの回避を図ることが可能となる。
さらに海外工場で生産する際に、現地メーカーのモータを調達して使用することができるため、部品の現地化およびコストダウンを図ることが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態をレーザビームプリンタの実施例により詳しく説明する。本発明は、レーザビームプリンタに限らず、レーザスキャナを備えた適宜の画像形成装置で実施することができる。
図1は、実施例1である“レーザビームプリンタ”におけるレーザスキャナ制御回路の構成を示している。レーザビームプリンタの一般的な構成,動作はよく知られているので、ここでの説明は省略する。
図1において、31はレーザユニットであり、37はレーザドライバ、38はビデオコントローラ、20は半導体レーザである。半導体レーザ20の内部にはレーザ光の一部を検出するPDセンサが設けられ、PDセンサの検出信号を用いてレーザドライバ37によってレーザダイオードのAPC制御を行う。レーザ20から発したレーザビームはコリメータレンズ35及び絞り32によりほぼ平行光となり、所定のビーム径で回転多面鏡21に入射する。
回転多面鏡21は矢印で示す方向に等角速度の回転を行っており、この回転に伴って、入射した光ビームが連続的に角度を変える偏向ビームとなって反射される。偏向ビームとなった光はf−θレンズ23により集光作用を受ける。一方、f−θレンズ23は同時に走査の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行うために、光ビームは、像担持体としての感光体24上に図の矢印の方向に等速で走査される。
なお、25は回転多面鏡21からの反射光を検出するビームディテクト(以下、BDという)センサであり、BDセンサ25の検出信号は回転多面鏡21の回転とデータの書き込みの同期をとるための同期信号としてビデオコントローラ38で用いられる。
次に、本実施例におけるモータ回転制御回路の動作について詳細を説明する。
図2、図3(図3は図2の変形を示す)は本実施例におけるモータ回転制御回路の構成を示すブロック図である。図2、図3において、20はレーザダイオード、22はスキャナモータ、25はBDセンサ、39はブリッジ回路、40はPWM回路、41はPLL回路、42は回転磁界制御回路、43はロータ、44、45、46はホール素子、47はインダクタ、48はFGパルス数カウンタ、49はBDパルス数カウンタである。50は比率計算回路、51は分周比変更回路、52はFGパルス分周回路、53は切り替え回路、54は主制御回路、55は書き出しタイミング制御回路、56はBDパルス分周回路である。図3における57は速度制御回路である。
図2、図3において、スキャナモータ22としてはブラシレスモータが用いられ、破線の内部はその等価回路を示している。インダクタ47は星型結線され、ブリッジ回路39により励磁され、回転磁界を生成する。ロータ43には磁性パターンが着磁されており、インダクタ47の回転磁界により回転し、回転多面鏡21の回転駆動を行う。ホール素子44〜46はロータ43に着磁されている磁界を検出し、検出された磁界は回転磁界制御回路42に入力される。回転磁界制御回路42はホール素子44〜46の出力信号に基づいてロータ43の回転位置を検出し、常にロータ43が回転運動を行う磁界を発生するようにブリッジ回路39を制御する。
また、ホール素子45の出力信号はFGパルス数カウンタ48およびFGパルス分周回路52に入力されている。ホール素子45はスキャナモータ22の回転速度に対応する周波数のパルス信号を出力する。ここではまずロータ43が、1回転当たり4組みの磁性パターンが着磁されているものである場合を考えると、ホール素子45は1回転当たり4個のFGパルスを出力する。FGパルス分周回路52はホール素子45のパルス信号を4分周し、スキャナモータ22の1回転に対し1個のパルスを出力する。従って、このパルス信号はスキャナモータ22の回転速度に対応した回転クロック(回転クロック2)となる。
一方、BDセンサ25のBD信号はBDパルス数カウンタ49およびBDパルス分周回路56に出力される。回転多面鏡21の反射面は装置の仕様によって異なるが、ここでは6面の物であるとすると、BD信号は回転多面鏡21が1回転する間に6個出力される。BDパルス分周回路56はBDセンサ25の出力信号を6分周し、スキャナモータ22の1回転に対し1個のパルスを出力する。このパルス信号もスキャナモータ22の回転速度に対応した回転クロック(回転クロック1)となる。
図2では切り替え回路53は主制御回路54からの切り替え信号によりFGパルス分周回路52、BDパルス分周回路56の出力信号のうち一方を選択し、PLL回路41に出力する。
図3では切り替え回路53は、主制御回路54からの切り替え信号により、FGパルス分周回路52、BDパルス分周回路56の出力信号のうち一方を選択する。FGパルス分周回路52の出力信号を選択する場合は速度制御回路57を介して、BDパルス分周回路56の出力信号を選択する場合はPLL回路41を介してPWM回路40へ出力する。
どちらの信号を選択してもスキャナモータ22の1回転当たり1個のパルスが出力されるが、図2の構成では、画像形成時のレーザ光が感光ドラム24を走査している時はBDセンサ25の出力信号によるBDパルス分周回路56の出力信号を選択し、画像形成時以外のレーザ光が走査していない時はホール素子45の出力信号によるFGパルス分周回路52の出力を選択し、PLL回路41に出力する。
図3の構成では、画像形成時のレーザ光が感光ドラム24を走査している時はBDセンサ25の出力信号によるBDパルス分周回路56の出力信号を選択して、PLL回路41に出力し、画像形成時以外のレーザ光が走査していない時はホール素子45の出力信号によるFGパルス分周回路52の出力を選択し、速度制御回路57に出力する。これについては詳しく後述する。
図2におけるPLL回路41は、BDパルス分周回路56の出力信号を選択する、FGパルス分周回路52の出力を選択するいずれの場合でも、切り替え回路53で選択された回転クロックと基準クロックの位相を比較し、比較結果をPWM回路40に出力する。基準クロックは主制御回路54の水晶発振器を用いて生成された高精度のクロック信号であり、スキャナモータ22の目標とする回転速度に相当する。
PWM回路40は、PLL回路41からの出力信号に応じてパルス幅変調によりブリッジ回路39の出力電圧を制御する。もし、スキャナモータ22の回転速度が上昇すると、ホール素子45の出力パルス、BDセンサ25のBD信号の周波数が高くなるため、切り替え回路53からの回転クロックの位相が変化し、PLL回路41は回転クロックと基準クロックとの位相差が一定となるようにPWM回路40を制御する。この結果、ブリッジ回路39の出力電圧が低下するように制御が働き、スキャナモータ22の回転速度は基準クロックに相当する目標速度に制御される。
また、スキャナモータ22の回転速度が低下すると、ホール素子45の出力パルス、BDセンサ25のBD信号の周波数が低下し、切り替え回路53からの回路クロックの位相が変化する。この時、PLL回路41によりブリッジ回路39の出力電圧が高くなるように制御が働くため、スキャナモータ22の回転速度は目標速度に制御される。このようにしてスキャナモータ22の回転速度は一定に制御され、回転多面鏡21は図1に示す矢印方向に一定の回転速度で回転する。
図3におけるPLL回路41も同様の制御を行うが、速度制御回路57は主制御回路54からの基準クロックの周期とホール素子45の出力パルスつまりFGパルス分周回路52の出力の周期が同じになるようにPWM回路40を制御し、スキャナモータ22の回転速度は基準クロックの周期に相当する目標速度に制御される。この場合、PLL回路40で制御されたのとは異なり、回転クロックと基準クロックの位相差は一定となっていないが、位相制御を行っていない分、目標速度に到達するまでの時間は早くすることができる。
一方、図示しないイメージスキャナーで読み取られた画像信号、あるいは図示しないコンピュータ等の外部装置から転送された画像信号は、主制御回路54を通って、書き出しタイミング制御回路55に供給される。また、BDセンサ25のBD信号も書き出しタイミング制御回路55に供給される。書き出しタイミング制御回路55では、BD信号を基準として感光ドラム24の主走査方向の書き出し開始位置のタイミングを決定し、その後、レーザダイオード20を画像信号に応じて駆動する。レーザダイオード20からのレーザ光は、前述のように回転多面鏡21により感光ドラム24に照射され、画像が形成される。
ここで、一般にホール素子の出力は数百ボルト程度で、ノイズ等に弱いため、BDセンサ25による回転数検出方式に比較して検出精度は低いと考えてよい。
図2では、画像形成時のレーザ光走査時はBDセンサ25による信号を用いてスキャナモータ22の回転速度を制御しているので、ジッターの悪化を防ぎ、スキャナモータ22の回転速度を高精度で制御することができる。また、レーザダイオード20には寿命があるため、画像形成時以外の期間であるスタンバイ時や前回転時はレーザダイオード20の発光を停止させることがある。但し、BDセンサ25の出力を用いてスキャナモータ22の回転速度を制御すると、レーザダイオード20を点灯しなければBD信号が得られないが、画像形成時以外はホール素子45の出力信号を用いてスキャナモータ22の回転速度を制御しているので、レーザダイオード20を消灯した状態で制御することができ、レーザダイオード20の寿命の低下を防止できる。また、回転多面鏡21の反射面の角度(隣接する反射面間の角度)は高精度に形成されているが、必ずわずかな誤差があるため、BDセンサ25の出力信号はこの角度の誤差を含み、反射面毎に位相が異なる信号となる。この誤差も、BDパルス分周回路56によりBDセンサ25の出力信号を反射面の数だけ分周し、回転多面鏡21の1回転に対し1個のパルスとしているので、必ずいずれか1つの反射面で得られたBD信号をもとに回転クロックが得られ、角度の誤差を含まない安定した回転クロックを得ることができる。
図3では画像形成時には図2の場合と同様に、レーザ光走査時はBDセンサ25による信号を用いてスキャナモータ22の回転速度を制御し、BDパルス分周回路56によりBDセンサ25の出力信号を反射面の数だけ分周し、回転多面鏡21の1回転に対し1個のパルスとしているので、ジッターの悪化を防ぎ、角度の誤差を含まない安定した回転クロックによりスキャナモータ22の回転速度を高精度で制御することができる。画像形成時以外はホール素子45の出力信号を用いて位相制御を行うことなく、速度制御回路57によりスキャナモータの速度制御を行っているので、スキャナモータの安定速度に達するまでの時間を短くすることができる。
次に、本発明の要部について説明する。前述した例では、回転多面鏡21の面数が6面で、ロータ43に1回転あたり4組の磁性パターンが着磁されている場合について説明している。回転多面鏡21の面数は装置の仕様が決定した時点で変わることがないが、スキャナモータ22のロータ43の着磁パターンはメーカーによって異なる場合がある。
そこで、BDセンサ25の出力信号をBDパルス数カウンタ49で少なくとも1回転分(例えば6面の場合、6発のパルス)カウントすると共に、ホール素子45の出力信号をFGパルス数カウンタ48でカウントし、比率計算回路50においてBDセンサ25の7発目のパルスがカウントされる前にFGパルス数カウンタ48でカウントされたパルス数を1回転分の磁性パターンであると判断し、その数に基づいて分周比変更回路51によりFGパルス分周回路52の分周比を変更する。例えば、BDパルス数カウンタ49で7発目のパルスをカウントする前に、FGパルス数カウンタ48でカウントされたFGパルスが6発である時に分周比変更回路51により分周比が6分周に変更され、FGパルス分周回路52によりFGパルスが6分周されて、スキャナモータ22の1回転に対し1個のパルスを出力する。従って、このパルス信号がスキャナモータ22の回転速度に対応した回転クロックとなり、スキャナモータ22のロータ43の着磁パターンが前述した4パターンの物から6パターンの物に変わっても、同様の速度制御、位相制御が可能となる。
スキャナモータの回転スタート信号が入ってから数回転(例えば1〜2回転)の間だけ、レーザダイオード20を点灯させ、BD信号が1回転分カウントされる間にFG信号をカウントすることで、1回転分のFGパルス数を確定させることができるので、レーザダイオード20の点灯時間をほとんど増やすことなく寿命の低下を防止できる。
またこの着磁パターンの検出からFGパルスの分周比の変更までの動作は、スキャナモータ22のロータ43の着磁パターンが異なった物、つまりスキャナモータメーカーの異なる物が投入された時以外は行う必要がないため、装置本体の電源が投入された時に1回だけ行うように構成すればよい。
本実施例のように構成することで、モータメーカー毎に異なる磁極数をもつスキャナモータを使用した場合でも、レーザの点灯時間をほとんど増やすことなく簡単にスキャナモータの磁極数を検知することが可能となり、スキャナモータの速度が安定するまでの時間を同じにすることができるため、安定した速度制御、位相制御が可能となる。
実施例2である“レーザビームプリンタ”について説明する。レーザビームプリンタの一般的な構成,動作はよく知られているので、ここでの説明は省略する。
図4、図5(図5は図4の変形を示す)は本実施例2におけるモータ回転制御回路の構成を示すブロック図である。基本的なブロック構成は実施例1と同じであるので、違いについて詳細に述べていく。
本実施例の特徴的な点は、FGパルスの数と、BDパルスの数を主制御回路54でカウントし、その比に応じて基準クロックを切り替えているところが特徴である。
図4では、ホール素子45の出力パルスおよびBDセンサ25の出力パルスを主制御回路54に入力し、主制御回路54内のCPU(図示せず)で両出力パルスの数をカウントし、回転多面鏡21が1回転する間のBDセンサの出力パルス数(例えば6面として6発)と、ホール素子45の出力パルスの数(例えばロータ43に1回転あたり6組の磁性パターンが着磁されているとして、6発)をカウントすることで、FGパルス分周回路52で決められた固定のFGパルスの分周比(例えば分周比4)と、現在装着されているスキャナモータのFGパルス数から目標速度における基準クロックの周期を演算し変更する。つまりBDセンサの出力パルスにより回転制御する際の基準クロックとは異なる、FGパルス数により回転制御を行う基準クロックを持ち、主制御回路54により画像形成時は、BDセンサの出力パルスを分周した回転クロックと、それに対応した基準クロックをPLL回路41に供給し回転制御を行う。画像形成時以外はFGパルスを分周した回転クロックとFGパルス数により変更された基準クロックをPLL回路41に供給し回転制御を行う。
図5では、ホール素子45の出力パルスおよびBDセンサ25の出力パルスを主制御回路54に入力し、主制御回路54内のCPU(図示せず)で両出力パルスの数をカウントし、回転多面鏡21が1回転する間のBDセンサの出力パルス数(例えば6面として6発)と、ホール素子45の出力パルスの数(例えばロータ43に1回転あたり6組の磁性パターンが着磁されているとして、6発)をカウントすることで、FGパルス分周回路52で決められた固定のFGパルスの分周比(例えば分周比4)と、現在装着されているスキャナモータのFGパルス数から目標速度における基準クロックの周期を演算し変更する。つまりBDセンサの出力パルスにより回転制御する際の基準クロックとは異なるFGパルス数により回転制御を行う基準クロックを持ち、主制御回路54により画像形成時は、BDセンサの出力パルスを分周した回転クロックと、それに対応した基準クロックをPLL回路41に供給し回転制御を行う。画像形成時以外はFGパルスを分周した回転クロックとFGパルス数により変更された基準クロックを速度制御回路41に供給し回転制御を行う。なお、CPUにより基準クロックの周期を変更するかわりに、実施例1と同様に、CPUによりFGパルス分周回路52の分周比を変更する形で実施することもできる。
本実施例のように構成することで、回路構成を大きく変更することなく基準クロックの周期に相当する高速カウンタのレジスタ値を変更するようにCPUのソフトを変更することにより実現することが可能となるため、コストダウンを図ることができる。
実施例1におけるレーザスキャナ制御回路の構成図 実施例1におけるモータ回転制御回路の構成を示すブロック図 図2のモータ回転制御回路の変形を示す図 実施例2におけるモータ回転制御回路の構成を示すブロック図 図4のモータ回転制御回路の変形を示す図 従来のレーザスキャナの構成を示す図
符号の説明
37 レーザドライバ
21 回転多面鏡
25 BDセンサ
56 BDパルス分周回路
41 PLL回路
45 ホール素子
52 FGパルス分周回路
53 切り換え回路
49 BDパルス数カウンタ
48 FGパルス数カウンタ
50 比率計算回路
51 分周比変更回路

Claims (8)

  1. レーザスキャナモータのロータの回転磁界を検出するホール素子と、前記レーザスキャナモータの駆動により回転し、レーザ光源からのレーザ光を複数の反射面で反射する回転多面鏡と、前記回転多面鏡からの反射光を受光し、像担持体上の主走査方向の書き出し開始位置の基準信号を出力するセンサとを備えた画像形成装置において、
    前記レーザスキャナモータを回転させる際に、数回転の間、レーザ光を前記回転多面鏡に照射し、前記センサの出力パルス数が前記回転多面鏡の1回転に相当するパルス数になる間、前記ホール素子の出力パルスをカウントすることで前記レーザスキャナモータのロータの回転磁界数を検知し、前記検知した回転磁界数に基づいて前記ホール素子の出力パルスの分周比を変更することで前記レーザスキャナモータを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. レーザ光源を画像信号に応じて駆動するレーザ駆動手段と、レーザスキャナモータの駆動により回転し、前記レーザ駆動手段により駆動されたレーザ光源からのレーザ光を複数の反射面で反射する回転多面鏡と、前記回転多面鏡からの反射光を受光し、像担持体上の主走査方向の書き出し開始位置の基準信号を出力するセンサと、前記センサの出力信号に基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度に応じた回転クロックを生成する第1の回転クロック生成手段と、前記第1の回転クロック生成手段で生成された回転クロックと所定の基準クロックに基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度を目標速度に制御する第1の制御手段と、前記レーザスキャナモータのロータの回転磁界を検出するホール素子の出力に基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度に応じた回転クロックを生成する第2の回転クロック生成手段と、前記第2の回転クロック生成手段で生成された回転クロックと所定の基準クロックとに基づいて前記レーザスキャナモータの回転速度を所定の速度に制御する第2の制御手段と、画像形成時は前記第1の制御手段により、画像形成時以外は前記第2の制御手段により前記レーザスキャナモータを制御するように切り替える切換え手段とを備えた画像形成装置において、
    モータスタート信号により前記レーザスキャナモータを回転させる際に、最初の数回転の間、レーザ光を前記回転多面鏡に照射し、前記センサの出力パルスを第1のカウンタによりカウントするとともに、前記第1のカウンタのパルス数が前記回転多面鏡の1回転に相当するパルス数になる間、前記ホール素子の出力パルスを第2のカウンタによりカウントして、前記第1のカウンタのパルス数と前記第2のカウンタのパルス数とを比較することで前記レーザスキャナモータのロータの回転磁界数を検知し、前記第2の制御手段における回転クロックまたは前記基準クロックの周波数を変更する第3の制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記第1の制御回路は、前記センサの出力に基づいた前記レーザスキャナモータの回転クロックと前記基準クロックの位相関係も調整する位相制御と、速度制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記第2の制御回路は、前記ホール素子の出力に基づいた前記レーザスキャナモータの回転クロックと前記基準クロックの位相関係も調整する位相制御と、速度制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記第2の制御回路は、前記ホール素子の出力に基づいた前記レーザスキャナモータの回転クロックと前記基準クロックの速度関係を調整する速度制御のみ行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記ロータの1回転分の回転磁界数を検知し、検知結果により前記ホール素子の出力パルスの分周比を変更することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記ロータの1回転分回転磁界数を検知し、検知結果により前記基準クロックの出力パルスの周期を変更することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記センサの出力および前記ホール素子の出力をCPUにより検知し演算して、演算結果により前記ホール素子の出力パルスの分周比または前記基準クロックの周期を変更することを特徴とする画像形成装置。
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